橘純一「相手に尿意を催させる」

2013-09-07 (土) 21:01  その他二次創作SS アマガミ   3コメント  
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 10:49:27.76 ID:yyEojxMK0

純一「という選択肢が出てるけど…」

純一(つまりどういうことなんだろう? 試しに誰かにやってみるか)

純一「>>3にやってみよう!」



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 10:50:23.02 ID:fKbqyUuM0





5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 10:55:00.49 ID:yyEojxMK0

純一「ストコ…スノコの親戚かな?」


>スト子ちゃんに尿意を催させてみよう


純一(あ、でもちゃんと選択肢は出てる。よし選択っと)

ピロロリン!

純一「さてどうなるかな?」わくわく

物陰

裡沙(さっきから橘くん…なにしてるんだろう?)

裡沙(廊下の真ん中で立ちっぱなしだけれど。うん?)ぶるっ…

裡沙(あ、あれ…? 急にお腹が……うっ…んんっ…)くねっ

裡沙(お、おしっこがしたい…)



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 10:59:23.41 ID:yyEojxMK0

裡沙(さっき行ってきたばかりなのに…どうしてっ…ううっー!)ぎゅっ…

純一「……」キョロキョロ

裡沙(ふっ…ふぁっ…だ、だめ! もう出ちゃう! ひぁー!)たたたっ

純一「何も起きないなぁ…うん?」

裡沙「っ…っ…!」たたっ

純一(誰かこっちに走ってくるぞ。見かけない子だ、というか何故か何よりも必死な顔している)

裡沙(ど、どいてどいて橘くんっ! そっちにトイレがあるから…!)だだだ!

裡沙(って、だめだよ裡沙! た、橘くんが目の間にいるのにっ…トイレなんて入れないよ!)ぶるっ

純一「?」



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 11:01:04.93 ID:cLXTECP+i

アニメ見返してる俺にはタイムリーなスレ



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 11:04:13.54 ID:yyEojxMK0

純一(目の前で止まった。もしかして僕に用事かな?)

裡沙「ぁっ…ぅっ…」モジモジ

純一「あの、なにか僕に用事でもあるの?」

裡沙「ひぇっ?!」

純一「ひえ?」

裡沙(い、あっ、うっ…橘くんがっ…あたしに話しかけてくれてるっ…!?)ビクビク

純一(大丈夫かなこの子、顔が真っ赤だけれども)

裡沙(こんな嬉しい事なんて無いのにっ! ないけどっ…おしっこが、我慢、できなくてっ)ギュッ

純一「具合でも悪いの…?」

裡沙「しょっ! しょりゃろこないれふっ!」



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 11:09:01.07 ID:yyEojxMK0

純一「うん、わかった。結構具合悪いんだね」コクリ

裡沙「ふぇっ?」

純一(明らかに呂律が回っていない。それに顔も赤い、これは重症だ)すっ

純一「さぁ僕に乗って! おんぶして保健室まで連れってあげるから!」バーン!

裡沙「………」

裡沙(…おんぶ……橘くんの……おんぶ……?)

純一「さあ早く!」

裡沙(何を言ってるの…? 橘くんそれは…なんて、えっ? どうしよう、あたし)

裡沙(ものすごくおんぶされたい! けど、あっ! あっ! もう限界来て、うううっ!?)ビクン!



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 11:14:33.01 ID:yyEojxMK0

裡沙(でもトイレに行きたくって、けど、橘くんの匂いを直に嗅げるチャンスで、お、おしっこが…)ぶるる

純一「………」キリッ

裡沙(どうするのよ裡沙───ッ!!)

裡沙「………っ」

裡沙(お、おんぶ…されよっかな、えへへ)ぎゅっ

純一「よし、しっかり捕まってるんだよ! 揺れるかも知れないから!」だだっ

裡沙「えへへ~橘くんの匂い~ぐふふ……え、揺れるって」

ぐぅいん! ギュン!(脳内効果音)

裡沙「っ~~~~~!!??」ビクンビクン

裡沙(じ、じかにっ…揺れが響いて、くるっ)



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 11:18:04.27 ID:yyEojxMK0

純一(保健室は一階、ここは二階だ。少し遠いけどがんばろうっ)たったっ

裡沙「いっ! えぁっ!?」ビクン!

純一「だ、大丈夫? 苦しいっ?」

裡沙「っ……!!」ぎゅうっ

純一(こんなに必死そうに僕の肩を掴んで…早くしないと!)だだっ

裡沙「きゅううううううううっ!?」ぱしっ

純一(叫び声を上げている! 大変だ!)

裡沙「っ…っ…!」



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 11:22:14.10 ID:yyEojxMK0

純一「はぁっ…はぁっ…」

裡沙(なん、てっ…あたしってばかなんだろ!? どうして欲望に負けちゃったの!? だめだめだめだめ!)ぎゅっ

裡沙(このままじゃフツーにも、漏らしちゃうよぉ! しかもっ…しかもっ…た、橘くんの背中でっ…このままじゃ…!)

裡沙(ばかばかー! あたしのばかー! ひっ!?)ビクン!

純一「もう少しだっ」だっだっだっ

裡沙(あ──だめ──これ、もう限界──)

純一「ふぅ! やっと着いたよ! 後はベッドで寝て安静に……」

裡沙「………」

純一「あれ? どうかしたの?」

ぱたた…ぱた…



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 11:23:21.89 ID:cLXTECP+i

お漏らしキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 11:27:36.39 ID:yyEojxMK0

純一「……」

裡沙「ひっ……あっ……ひっぐ……ご、ごめ…なさっ…」ブルブル…

パタタタ ピシャピシャ

純一「えっ?」

純一(背中熱いけど、これって、あれ、もしかして)

裡沙「あ、あたしっ………違うのっ……そうじゃ、なくっ……ああぁっ…ごめんなさいっ…」ぶるるっ

純一「これ、おしっこ…」

裡沙「っ………」ぎゅっ

ちょろちょろ…ちょろ!

純一「………」

裡沙「ひっぐ…うわぁあああんっ…! びぇええっ!」



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 11:31:56.37 ID:yyEojxMK0

純一「えっと、その…」

裡沙「ごめんなさい橘くっ…ん……あたしっ…あたしっ……」

純一「…あたたかいね」

裡沙「ひっく、えぐっ……えっ?」

純一「人のおしっこって。こんなにも暖かいんだね」

裡沙(何を……言ってるの……?)

純一「僕が小さいころ。小学生ぐらいかな、よくお漏らししたものだよ」すっ

裡沙「……」すとん

純一「そして毎回、母親には怒られた。でもね、僕は思うんだ」

純一「──おしっこって、温かいものなんだよ」

裡沙「あたたかい…」



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 11:36:04.97 ID:yyEojxMK0

純一「人の暖かさっていうのかな、勿論身体から出るんだから暖かに決まってるけれど」

純一「それきっとね、心の暖かさにも繋がっていると僕は思うんだ」

裡沙「たち、ばなくん…………」

純一「君は優しい子なんだ、背中に感じるこの暖かさが…そう伝えてくれている」

裡沙「そ、そんなっ……あたしはもっと卑しい人間でっ……」

純一「……」フルフル

裡沙「えっ……」

純一「いや、僕が言ってあげるよ。君は優しくて、とてもあたたかくて…」

純一「──まるでヒマワリのような可愛い女の子なんだ、黄色い、大きなヒマワリのような……ね」キリ

裡沙(橘くん……)キュン



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 11:40:57.03 ID:IxWLYDLa0

ただのスカトロプレイですやん



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 11:42:52.18 ID:yyEojxMK0

純一「………」

裡沙「その…えっと、えへへ…ごめんなさい、あたし……」

純一「ううん、良いんだ。人はそうやって大きくなるものなんだから」

裡沙「…そうかな?」

純一「うん。だから乗り越えよう、きっと大丈夫さ」

裡沙「…うんっ」ぎゅっ



ぴちょん!



>今朝に戻る


純一「………あれ?」

純一(何か凄いことがあったような? 気のせいかな…うん、気のせいってことにしよう!)

純一「じゃあ次は>>30にしよう」



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 11:43:49.81 ID:Y6GepFLS0

森島先輩



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 11:48:33.91 ID:yyEojxMK0

純一「なるほど森島先輩かぁ、よし! やってみよう!」

トュルルルン!

純一「選択肢は選ばれたぞ。後は確認しに行くだけだね」すたすた


三年教室階


純一(森島先輩は居るかな? この時間は廊下に居そうだけれど)キョロキョロ

「むむむ? その後姿はー…えいっ!」ぎゅっ

純一「うわあ!?」

森島「ハロー! わおわお! 元気ぃー? 橘くんっ!」

純一「も、森島先輩っ」

森島「こんな所でなにしてるのかな? もしかして、私に会いに来てくれたの?」



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 11:52:30.70 ID:yyEojxMK0

純一「は、はい! そんな感じと言えばそんな感じです!」

森島「んー? つまりどういうこと?」

純一(尿意を催しているか確認しに来たなんて言えない…)

森島「んふふ。けど橘くんも中々抱き心地いいわよねーまるでワンちゃんみたいっ」

純一「わんちゃんだなんて…僕は立派な人間ですよ!」

森島「冗談よ、じょーだん」

純一(見た限りだと、どうも普通っぽいぞ。まだ効果は出ないのかな)

森島「あ、そーだ橘くん。これから暇かな?」

純一「えっ? どうしてですか?」

森島「ちょっと付き合ってくれないかしら? 一人だと不安でしょうがいないの…良いかな?」



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 11:56:36.41 ID:yyEojxMK0

ポンプ小屋

純一「…どうしてここに来たんですか」

森島「前に来た時にね、ここで落し物しちゃったの~探すの大変で手伝ってくれないかしら?」

純一「そうなんですか…全然僕は構わないですよ」

森島「わお! さっすが橘くん! じゃあお願い~」キョロキョロ

純一(…随分と余裕そうだ。何故だろう、確かに選択肢は選ばれたはずなのに)

森島「う~ん、ここかしら。違うわー…うーん…」

純一(僕も探そう。というか何を落としたか聞いてないぞ、聞いておかなくちゃ)

純一「森島先輩、それで何を落としたんですか?」

森島「……ぇっ…?」ビクン!

純一「…森島先輩?」



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:00:42.44 ID:yyEojxMK0

森島「っ……あ、あれ……?」ぶるるっ

純一「どうかしたんですか?」

森島「へっ? あ、ううん! な、なんでもないわっ……う、うん……」モジモジ

純一「?」

森島「…ど、どうしよ……どうして急にこんな…うそ…」

純一「えっと森島先輩、それで落し物って何ですか?」トントン

森島「ひゃあ!?」ビクン!

純一「うわぁっ!?」

森島「っ……っ……な、なになにっ? なにかな橘くんっ!?」

純一「だ、大丈夫ですか? 具合でも悪いとか…」



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:05:13.35 ID:yyEojxMK0

森島「大丈夫よ! う、うん! 平気平気!」ふりふり

純一「そ、そうですか?」

森島「落としたものよねっ…それは、うん、首輪なの」

純一「首輪? それって犬とかがつける奴の?」

森島「そ、そおなの。ひびきちゃんに見せることになってて、それで、見せたんだけど落としちゃって…」

純一(先輩の口調が段々と怪しく…まさか、これは…)

森島「それでそれで此処に落としちゃったかなー? なんて、それで橘くんに手伝ってもらおうかしらって!」

純一「…わかりました、そうなんですね。じゃあ探しましょう」キョロキョロ

森島「あ、ありがと……っ……えっと、そのね、橘くん…」

純一「はい?」

森島「ちょ、ちょっと……用事を思い出したから…少し教室に戻ってもいい、かしらっ?」



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:08:09.07 ID:H2s5QWlg0

先輩のおしっこ直のみしたい
http://www.amazon.co.jp/dp/4887744870/




40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:10:20.75 ID:yyEojxMK0

純一「ええ、大丈夫ですけど」

森島「ごめんなさいっ…んっ……えっと、すぐに戻るから、うん」トコトコ

純一「あ、森島先輩」

森島「っ……なにかしらっ?」

純一「そういえば首輪は何色なんですか? 詳細を聞いておこうかなって」

森島「い、いろ……いろはーえっと、黄色だったかしら、うん、確かそう、黄色だったわ…!」ぶるぶる

純一「黄色ですね。了解しました」

森島「そ、そう…後はよろしくね…」くるっ

純一「ごめんなさい先輩、最後にひとつだけ」

森島「っ……!!」



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:15:30.31 ID:yyEojxMK0

純一「…やっぱりなんでもないです、すみません。行っても大丈夫ですよ」

森島「も、もおー…橘くんっ? じゃあ行くからね…っ?」がちゃっ

純一(やはり先輩、尿意を催しているみたいだ。そして、この身体に起こる感覚……)

純一(まるで森島先輩の身体を制御するような…ちょっぴり危ない甘美な行為…)

純一(ごめんなさい、先輩。でも僕はこれで十分満足しました───)

森島「………嘘」

純一「ん? どうかしたんですか?」くるっ

ガチャガチャ! ガチャガチャ!

森島「あ、あかない……ドアがあかないわ………」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:18:35.78 ID:yyEojxMK0

純一「えっ?」

森島「どうして……入るときは普通に開いたのに…っ…!」

純一「ちょっと僕にやらせてください」ガチャ! ガチャ!

森島「ど、どお?」

純一「…駄目ですね。完全に壊れてるみたいです」

森島「そんなっ……!」

純一「壊して開けるのも良いでしょうけど。一応、これって学校のものだし…」

森島「だ、だめよ…橘くんそんなことしちゃ…!」

純一「わかってます。仕方ないですね、そしたら誰か通りかかるまで待ちましょうか」

森島「………うん……」

もじ…



43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:22:20.38 ID:yyEojxMK0

純一(とは言ったものの…これは大変なことになったぞ)

森島「…………」もじもじ

純一(明らかに森島先輩は……トイレに行きたそうにしている。我慢できるのだろうか)

森島「んっ!」びくん

純一「大丈夫ですか? 具合でも…」

森島「だ…大丈夫よ…平気だから…その、ごめんなさいね…」

純一「森島先輩…」

純一(こんな時、僕は何をシてあげたらいいのだろう。先輩に何かやってあげたいよ…)

純一「って、あれ? あのまあるい輪っかはもしかして──見つけだぞ!」ひょい

森島「えっ?」

純一「首輪です、首輪! これじゃないですか? 黄色いですし、きっとそうですよね」



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:25:26.47 ID:yyEojxMK0

森島「わお! 探してたのはそれ! っ……あ、ありがと橘くん…!」ぎゅっ…

純一(一瞬危なそうな表情になったぞ…!)

森島「でも、見つかったのはいいけれど…あ、あれよね…」

純一「そうですね…ここから出ないと話にならないです…」

純一(誰か来てくれ。お願いだ!)


一時間後


純一「………」チラッ

森島「……………………………」ぎゅううう

純一(さっきから僕の腕を必死に掴んでる森島先輩…)



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:28:55.65 ID:yyEojxMK0

純一「あの森島先輩…?」

森島「………………………………」

純一「えっと、その、大丈夫ですか? キツイんでしたら、頑張ってドア壊しますけど…」

森島「………だめ」

純一「えっ? なんですか?」

森島「だめ、だめだめだめ……もう、だめ──」

森島「──もうだめぇえええええっ!!」ばばっ

純一「うわっ!?」

森島「はぁっ…もう、だめなのよ…橘くん…だめだめ…ごめんなさいっ…私…何言ってるのかわからないと思うけどっ…」

純一「お、落ち着いてください! どうしたんですか!?」

森島「………ば、ばかにしないでっ……きいてくれる?」



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:31:58.97 ID:yyEojxMK0

純一「そりゃ勿論…」

森島「ほ、本当にっ!? ぜったいぜったい…軽蔑しないで聞いてくれる…っ?」

純一「は、はい」

森島「っ……その、ね。あの、ね……」もじもじ

森島「お、お花を……摘みたい……の」

純一「…何処にも咲いてないですけど?」

森島「ち、ちがうの! そうじゃなくって!」

純一「…? …?」

森島「わ、わたしはねっ……あのねっ……あぅぅ…あっ…その、ね……」コソ

純一「わわっ」

森島(……トイレが…したいの…)ボソボソ



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:35:12.66 ID:yyEojxMK0

純一(耳に息が、あふぅ)

森島「………」ばっ

純一「え、えっと。トイレがしたいんですか?」

森島「お、大きな声で言わないでっ」

純一「すみませんっ!」

森島「ああっ…もうっ…なんてことを言っちゃったのかしらっ…ああ、私のばかぁ!」

純一「仕方ないですよ、人間ですし…」

森島「…………」

純一「じゃあもうぶち破るしか無いですね…離れててください、破片が飛び散るかもしれませんし」

森島「……違うの」ボソ

純一「えっ?」

ぎゅっ

森島「……ここ、で…するの…」



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:37:32.96 ID:yyEojxMK0

純一「……はいっ!?」

森島「………」かぁああ

純一「な、なに何を言ってるんですか!? 本気で言ってるんですか…っ?」

森島「…うん」コクリ

純一「ぽ、ポンプ小屋でっ?」

森島「…………」コクリ

純一「ぼ……僕が近くにいますけど…?」

森島「……っ…」ぎゅっ

森島「うん……する……」

純一(顔が真っ赤だ!)



53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:42:17.38 ID:yyEojxMK0

純一「い、良いんですか!? 森島先輩はそれで大丈夫なんですか!?」

森島「…だ、大丈夫なわけ…ないじゃない……」

純一「じゃ、じゃあ…」

森島「だけどね、あなたなら…橘くんの…橘くんの前なら……平気、かも」

純一(森島先輩にとって僕っていったい…っ!)

森島「もうねっ……そろそろねっ……限界、なのっ」ぶるるっ

純一「あわわっ!」

森島「……いいかな、平気…かな?」

純一「っ……」gokuri

森島「ううっ……ごめんなさい……本当にごめんなさい…けど、もうがまん出来なくてっ…」

純一「あ、謝らないでください! その、えっと……わかりました! やってください!」



54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:45:17.20 ID:yyEojxMK0

森島「………っ……」すっ

純一(腕から手を離した……す、するのかっ? やっちゃうのか!?)

森島「できるだけ……その、離れててっ」

純一「は、はいっ」じぃー

森島「み、見てるっ! 橘くん見てる!」

純一「すみません!」くるっ

森島「…見てない? こっち見てない?」

純一「見てません!」

森島「本当に…? 信じてる、からね?」モゾモゾ

純一「……!」



55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:49:26.88 ID:yyEojxMK0

純一(わわっ!? 何だこれ!? 一体なにが起こっているんだ!? 僕の後ろで!?)

森島「…っ…」

純一(どのタイミングで振り向けばいいんだっ? 終わったって言われたらっ?)

森島「ッ……やっぱり、だめ! 出来ないわっ…!」

純一「っ…!? 森島先輩!?」

森島「出来ないわよっ…そんなこと高校生にもなって…私…私…ひっぐ…うわぁああんっ」

純一「森島先輩……」

純一(こんなにも苦しんで…そうだよな、出来るわけがない。こんな状況でも羞恥心が勝ってしまう)

純一(それは仕方なのないことなんだ。人間として、それは超えられない壁がある………)

純一「……先輩」くるっ

森島「ひっぐ…ぐしゅっ……え…?」

カチャ…

純一「──犬になりましょう」



57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:53:18.67 ID:xXDfi84G0

流石変態紳士



58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:54:17.09 ID:IdIafNzg0

お前は何を言っているんだ



59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 12:56:12.53 ID:yyEojxMK0

森島「どういう、こと……これって…首輪……」チャリ…

純一「壁を超えるためには、それなりの覚悟が必要です」

純一「人間としてやってはいけないこと。無意識に起こる衝動には勝てない…」

純一「…しかし、人間じゃなければ超えられる!」

森島「人間じゃ…なければ…」

純一「人間のように制約だらけではなくて! 自由を基本とした犬になるんです!」

純一「以前、このポンプ小屋でやってみせた……この僕のように!!!!」

森島「あの…膝の裏の時ね…!」

純一「そうです! 僕は自力で暗示によって犬になりきりました! しかし…」

純一「…今は〝首輪〟というオプションがついている! 先輩にならこれで可能なはずです!」

純一「犬になりきることを! そして、犬となって──トイレをすることも!!!!」



63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 13:02:51.67 ID:yyEojxMK0

森島「……っ……私に……」

純一「はい…!」

森島「私にっ……出来る、のかしら……キミのように……犬になりきるこが……」

純一「疑わないでください。自分の実力を…貴女にはそのチカラがある」

森島「私に…あるっていうの…?」

純一「ええ、確かに感じるんです。森島先輩には──」

純一「──淑女《スパイス・ガール》に……!!」

森島「……一味違うのね…」

純一「はい!!」

森島「………わかったわ、やってみる…橘くん…私、やってみるわ…」



65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 13:08:40.45 ID:yyEojxMK0

純一「…頑張ってください」

森島「わんっ」

純一(ッ…既になりきっているだと…ッ?)

森島「きゅーんきゅーん」

純一(なんていう光景だ…森島先輩がしゃがんで犬のモノマネしてるよ…)

森島「わん!」

純一「あ、えっと…森島先輩…?」

森島「くぅーん?」

純一(かわいい、じゃなくって! ここは…なんだ…言わなくちゃ駄目なのか…?)

純一「……マーキングしていいよ?」



66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 13:11:33.66 ID:yyEojxMK0

森島「わ、わんっ…」かぁああ

純一(あ、照れてる)

森島「………」キョロキョロ

純一「っ…っ…」ドッドッドッドッ

森島「……」チラリ

純一「あ……い、一応あっちの方見ときますね!」

森島「…くぅん」

パサリ

純一「うっ…今のは…」

森島「……っ…」


ちょろ…ちょろろろ…



68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 13:15:23.44 ID:yyEojxMK0

純一(うおおっ……! こ、この音……うわぁああああ!!)

森島「…わぅん」

ジョロロロロ…

純一(だ、ダメだ! 勝手に目線が──横にズレて──見ては駄目だと──)チラリ


森島「っ……」ジョロロ…


純一(四つん這いで、片足上げ──)

純一「──ブッハァ!!」ドタリ!


森島「んっ……きゃあああ!? た、橘くん!?」

純一「」

森島「橘くぅ────ん!!!」





>今朝に戻る



70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 13:17:07.99 ID:yyEojxMK0

純一「………………」

純一「なにか凄い光景を見た気がするんだ…全然憶えてないけど……」

純一「じゃあ次……>>75です」



75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 13:19:31.02 ID:3sAugeLG0

麻耶ちゃん



79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 13:24:33.71 ID:yyEojxMK0

純一「高橋先生だって? なるほど、それは何だか不思議な気分だよ」トュルルルン!

純一「さて、どうなるのかな」


保健室 放課後


高橋「ひっく…」

純一「え? なんで酔っ払ってるんですか?」

高橋「ふぇー? あーん、橘くっんじゃない。おはよー」

純一「もう放課後ですけど…」

高橋「えー? そおなのー? 先生、それはびっくりーひっく」

純一「………」

高橋「なんかねー先生ねー甘酒? 飲んだんだけどねーうっひゃひゃひゃ」

高橋「それから気分よくってサイコーなんだけど、あれ? 橘くん増えた?」



80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 13:28:42.24 ID:yyEojxMK0

純一(確か茶道部で甘酒出すって言ってたな…それを飲んでこんなへべれけに…)

高橋「あー熱いよもぉー!」ぬぎっ

純一「ちょ、ちょっと! 先生!? 駄目駄目!」がっ

高橋「…………」じっ

純一「駄目ですって! こんな所で脱いじゃ問題になりますよ!」

高橋「…なに橘くん、先生の胸みたいの?」ひっく

純一「……っ……ち、違います! 止めようとしてるんです!」

高橋「やだぁーもぉー先生は教師ですからっ! だーめ、わかる?」

純一(普段の威厳が微塵たりすらない!)

高橋「ふぁーあ…」

純一「と、とりあえず先生…このままゆっくり寝ててくださいね」



81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 13:31:02.92 ID:SQ36opTT0

泥酔お漏らしか?


最高だな



83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 13:33:29.11 ID:yyEojxMK0

高橋「はふぅん……どーしてー?」

純一「出歩かないほうがいいからですよ…その状態だと危ないですから…」

高橋「んー? じゃあ先生のお話し相手になってよ! いいでしょっ?」

純一「は、はい?」

高橋「せんせいねー眠くなるまでお人形さんとおしゃべりしてるんだけど~」

純一(何言ってるんだこの人…!)

高橋「今日はどーしてだか居ないし、ねぇねぇだから! だめっ?」

純一「…い、いいですけど。五分間だけですよ?」

高橋「うんうんっ!」

純一(どうしてこうなった…)



84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 13:37:39.83 ID:yyEojxMK0

五分後

高橋「すぅー……すぅー……」

純一「寝てしまった…」

高橋「むにゃむにゃ…ふへへ…」ジュルル

純一(こんな一面が高橋先生にあるなんて。この人、本当に恋人出来るのかな…?)

高橋「う、うーん」モゾモゾ!

純一「寝相悪い…毛布をかけ直してあげよう」すっ

高橋「ん!」ぎゅっ

純一「うん? ちょっと先生離してくださいよ」ぐいっ

高橋「……」ぎゅうううう

純一「頑固として離さない……仕方ない、無理やり剥がすか」ぐぃいいいいいい

高橋「……あ…むにゃ…」ギチギチ!

純一「ふんぐぅううううううう!!!」ぐいいいいいいい



86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 13:42:39.12 ID:ZY+RzvYj0

高橋「すー…すー…」ギチギチ!

純一(なんだこのチカラはっ!? 本当に眠っているのか!? うぐぐっ! そりゃー!)ぐい!

バサァ!!

純一「…っはぁ! …はぁ…はぁ…取れた…なんだって言うんだ…」

高橋「むにゃ…」

純一「えらく気合が入ってたけれど…一体どんな夢を見てるんだ先生は…」


夢のなか


高橋「きゃああああ!! 吸い込まれるー! 水流に吸い込まれちゃうー!!」

高橋「何かに捕まってないと…ああ、だめだわ! 離れちゃう!」

高橋「せっかくお給料溜めて買ったスーツが濡れちゃう! ああ!」


現実


高橋「だ、だめ……濡れるから……ううっ……」

純一「?」



87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 13:47:29.48 ID:ZY+RzvYj0

純一「なにか寝言を言ってる。あんまり聞いちゃ駄目なんだっけ、ねごと……って……」

高橋「だめ……吸い込まれる……」ビクビク

純一「えっ…あっ…んっ?」

じわわわ…

純一「なにかシーツの上を広がっていくけれど──黒いシミが───」

高橋「……あふっ……」じわわわ…

純一「先生の身体から──というか腰の当たりから───えっ!?」ぱしっ!

純一(こ、これって! あれ!? もしかして……!? えっ!? えっ!?)

高橋「えへへ…むにゃむにゃ…」

純一「お……おもらし、してるの……か?」 



90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 13:53:36.24 ID:SQ36opTT0

起きた時が楽しみですなあ



91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 13:54:12.12 ID:H2s5QWlg0

いい年した女が漏らすってのが興奮する



93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 14:04:55.12 ID:ZY+RzvYj0

純一「っ…どうしよう! これどうしよう!」

高橋「すやすや」

純一(先生はまだ眠っている! 毛布を掛けて知らないふりするかっ? しかし、誰かに見られた場合───)

純一「──今はまだ僕だけだっ……何とかして、この事実を隠滅させるしかない…!!」

純一「っ…どうする!」キョロキョロ

純一(シーツを変えるにも予備が何処にあるのか、いや、まずはベッドを移せばいい!)ぐいっ

高橋「ん…」

純一「うぐっ…重ッ…」

純一(これなら先生が起きた後も、自分の過ちに気づくことはない! あ、ああ…手が濡れた…!)

純一「…………くんくん」

高橋「はれ…ここは…?」パチリ

純一「っ~~~!!?」



94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 14:10:09.60 ID:ZY+RzvYj0

高橋「……橘くん? あれ、先生…」

純一「ッ………ッッ……」

高橋「どうしてこんな所で寝てるのかしら……うっ…なに? 腰がちょっと冷たい……」

純一(もうダメだ)

高橋「って……あれ……なにこれ……濡れて……」チラリ

高橋「ベッド……濡れてるけど……」

純一「…先生っ…」

高橋「えっ? 待って、先生よくわからなくって、どういうこと」

純一「…………」

高橋「…………………え?」

高橋「っ~~~!!?~~~!!」



96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 14:15:24.78 ID:ZY+RzvYj0

高橋「た、橘くん下ろして! ちょっと、きゃあ! 下ろして!」バタバタ

純一「っ…」すっ

高橋「えっ…あっ…ちが、違うのこれは! 先生じゃなくてっ…ち、ちがうの!」

純一「はい…」

高橋「わたしっ……違うのよっ……これっ……私……先生はっ……」ブンブンブン!

純一「………」

高橋「先生は本当はっ…もらして、なくって……違うの……」

ぴちょん!

高橋「あ……うっ……うそ……本当に私……」

純一「せ、先生……」

高橋「っ……見ないで!!」ばばっ



99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 14:23:06.34 ID:ZY+RzvYj0

高橋「お願いですからっ……見ないでっ……お願いっ……」ぐすっ

純一「…はい」くる

高橋(こんなの嘘よ…この歳になって……なんで、なんで…)

純一「高橋先生…すみません…出来れば隠してあげたかったんですが…力及ばずでした…」

高橋「っ……うわぁあああんっ」

純一「先生…っ」

高橋「うぁああんっ……生徒にっ……私っ…私がっ…粗相したのを…いやああー!!」

純一「すみません…」

高橋「うっ…ひっく……ぐすっ…こちらこそ、ごめんなさい……貴方に嫌な思いをさせてっ…ひっぐ…」

純一「…そんなことないですよ」

高橋「せ、先生ねっ…貴方にとても大変なことを……させようとしたわよねっ…ごめんなさい…っ」



101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 14:26:04.74 ID:ZY+RzvYj0

純一(なんて人だ…この状況で自分よりも僕のことを心配するなんて…!)

高橋「ううっ…ぐすっ…」

純一(なんてすごい人なんだ。本当に高橋先生は、生粋の教師なんだ…)

高橋「…あ、後はっ…先生がどうにかします…橘くんはもう帰っていいわ…」すっ

ぐっ…

高橋「…え?」ストン

純一「──実は漏らしたのは僕なんです、先生」



103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 14:31:03.52 ID:ZY+RzvYj0

高橋「えっ? なにを言って……」

純一「聞いてください。とにかく」

高橋「…う、うん」

純一「実は本当のことをいうと、先生が寝ていたベッドに潜り込んでたんです。僕は」

高橋「……」

純一「気持よさそうに寝ている先生と寝てみたいなぁーって。そしたらですよ、そうしたらですよ」

純一「変な夢を見て漏らしてしまったんですよ、これが」

高橋「た、橘くん? 一体キミは何を言っているの…?」

純一「すみません先生。僕はまだ子供で…高橋先生みたいにカッコいい大人になれない、高校生なんです」すたすた

純一「──だから僕が漏らしました。そうしておきましょうよ、先生」


バシャァ!!



104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 14:34:17.13 ID:ZY+RzvYj0

高橋「きゃあ!?」ポタポタ…

純一「あ、すみません! 間違って花瓶の水を零しちゃいました!」ポタポタ…

高橋「……」

純一「あれ、でもこれで二人共びしょぬれですね。あはは」

高橋「橘…くん……」

純一「でも僕はあんまり濡れてないや…今度はバケツでいってみようかな」くるっ

高橋「っ…待って!」だっ

ぎゅうっ

純一「せ、先生ッ?」

高橋「待って…橘くん…」ぎゅっ



105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 14:35:44.97 ID:fntSZ9hx0

濡れた



108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 14:37:45.90 ID:ZY+RzvYj0

純一「…どうしたんですか?」

高橋「っ……先生は…なにもそこまで…」

純一「いいじゃないですか。これで皆、納得できますって」

高橋「だ、だって……これは…先生が…やってしまったことで…!」

純一「違いますよ、僕がやってしまったんです」

純一「──先生は何も悪く無い」

高橋「橘くん……私……」

純一「……」

高橋「……ありがと」

純一「はいっ!」



ぴっちょん!


>今朝に戻る



110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 14:40:31.06 ID:ZY+RzvYj0

純一「また記憶がないけど、紳士的に動けた気がするよ」

純一「さて、次だけど……>>120にしようと思うよ」

純一「ふぅー疲れた」



120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 14:46:00.48 ID:5PgNuT/i0

みゃー



126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 14:53:24.28 ID:ZY+RzvYj0

純一「なるほど! 美也ね」トュルルルン!

純一「はてさてどうなるかなぁ」


自宅 トイレ


純一「ふーんふん…ビーバー三国志は面白いなぁ!」

純一「今度、七咲にまた貸してあげよう。ふむふむ」

ドンドンドン!!

『にぃにー! まだ入ってるのー!?』

純一「うん? 美也か、ああまだ入ってるよー」



127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 14:58:39.43 ID:ZY+RzvYj0

美也「いつまではいってるの!! もう二時間は入ってるよ!?」

純一「察してくれよー」

美也「みゃっ…みゃーもちょっと大変なんだよ! はやく出てきてよっ!」ドンドン!

純一「そうだなー」

美也「うっ…うぅー!? ねぇって聞いてるのにぃに!?」じたばた

純一「あはは」シャカシャカ

美也(この音っ……中でウォークマン聞いてる! 何でもかんでもトイレに持ち込むんだから…っ)

美也(だけどっ…あぅう…もう我慢出来ないよっ…もう、おしっこ出ちゃう…!)ぎゅっ

美也「にぃに! お願いはやく出て! お願いだから…! にぃに…!」ドンドン…ドン…

美也「っ……ふっ…ううんっ…んんっ…」ぶるぶる



129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 15:02:45.82 ID:ZY+RzvYj0

美也「もうダメェ……出ちゃう、よっ……にぃに…出ちゃうってば…っ」トン…

純一「あーみやー」

美也「っ!」パァアア!

純一「紙がない。押し入れから取ってきてくれー」

美也「え…む、無理だよ…! そんなことしたらも、もれ…」

純一「もれ?」

美也「っ……わ、わかった! とってくればいいんでしょ!?」ぐぐっ…

美也(ううっ…頑張って我慢しなきゃ…押し入れはすぐそこだから…)

すた…すたすた…

美也「もうちょっと…もうちょっとで…」ずりっ

美也「あ」

すとん!



132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 15:06:46.79 ID:ZY+RzvYj0

美也「はっ──にゃ──っ~~~~!!」ビクビクン!

美也「ひゃっ…あうっ…あっあっ…!!」

美也「うぎぃっ、だめっ……漏らしちゃ……だめっ……!!」ギュウウ!!

美也(あぶ、あぶなかった…もうちょっとで出ちゃうところだった…)

美也「みゃーはっ………絶対に漏らさないんだからっ……!」ずりずり

ガラリ

美也「やっと着いた──」

からっぽ!

美也「──え……?」

『美也ー! トイレの中にあったよ! すまん!』



133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 15:09:22.85 ID:GZprQE8Q0

これは嫌われるわ



134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 15:10:53.25 ID:ZY+RzvYj0

美也「………そ、そうなんだ……」プルプル

『もうすぐでるぞー』

美也「………」ずり…ずりずり…

美也「はぁ……はぁ……みゃーは…みゃーは絶対に……」ずり…

びくん!

美也「あ……だめ……うそ……」ぶるるっ

美也「だ、だめ! がまんだ!」ぎゅっ

純一「出たぞー、なにやってんだ?」

美也「っ…っ…」プルプル

純一(大の字にうつ伏せになって、畳に爪立ててるぞ)



136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 15:15:48.99 ID:ZY+RzvYj0

純一「だ、大丈夫か?」

美也「イマハナシカケナイデ」

純一「えっ? なんだって?」

美也「……」ずり…ずり…

純一(動き出した…)

美也(もうちょっとで…もうちょっとなんだよ…ううっ…)ずりっ

美也(あとでにぃにっ…絶対に仕返しするんだからっ! まんま肉まんいっぱい買わせる…絶対にっ…)

ずりずり…

美也「やっと、ついた──」

純一「あ、すまん。ちょっとウォークマン取り忘れてた」ガチャ



137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 15:20:02.09 ID:ZY+RzvYj0

美也「っ……!?」びくぅ!

純一「あれ? 何処に置いたっけ? うーん?」

美也(うそ……もうだめだよみゃーは……ここの所まで来ちゃってるんだよ……?)

純一「ちょっと待っててくれ。見つけたらすぐに退くから───」

美也「……だよ」

純一「えっ?」

美也「もうっ…無理だよばかにぃに!!」がばぁ!

ガチャ!

純一「ちょっ…!? 何閉めてるんだよ僕がまだ…!」

美也「あっちむいてて! いいからっ!」ぬぎっ

純一「えっ!?」

美也「うっ……うううううっ…!」


ちょろちょろろろろろr



138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 15:24:04.81 ID:ZY+RzvYj0

純一「えっ…えっ…お前……!」

美也「…ううっ……」チョロロロ

じょろっ! じょろ! じょろろ…

純一「………」

美也「……ひっぐ…」

純一「お、おい…美也…」

美也「どうじでっ…高校生にもなって…にぃに、に…おしっこの音聞かれなくちゃいけないの…っ」

純一「泣くなよ…そんなに切羽詰ってたとは思わなかったんだ…うん…」

美也「うぇぇんっ…ばかぁ! にぃにのばかぁ! もうしらないっ! ひっぐっ…!」ぐしぐし

純一「ごめん…とりあえずその、パンツを履いてくれ…目のやり場に困る…」



140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 15:29:33.33 ID:ZY+RzvYj0

美也「ひっぐ…ぐすっ…」

純一「…正直すまなかった、こんなに大変だったんだな」

美也「………ばか」

純一「じゃ、じゃあこうしよう! 今度は僕のおしっこの音を!」

美也「がぶぅ!」

純一「ぎゃあー!? お、おまえ!? やめろやめろ! というか手を洗え!」

美也「まぐまぐ!!」

純一「てかパンツも履いてないじゃないか! ちょ、本当にやめろって…!」ぐいっ

美也「──あ」キュポン


ちょろろ…ぴしゃぴしゃ



142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 15:34:04.08 ID:ZY+RzvYj0

純一「あ…出て…る」

美也「いっ、にゃ、にゃっ…」ちょろ

ぴちょん

純一「…すまん、直で見」

美也「」ブチン!

純一「ま、待て! そうだまんま肉まんをあげよう! 望む限りの量をお前に…!」

美也「でっ……」

純一「で? …まだ出る?」

美也「出てけぇ───!!」ガスガスガス!!

純一「うわぁあ!?」




>今朝に戻る



143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 15:35:10.31 ID:ZY+RzvYj0

純一「うん! 紳士的に行動は心がけたいよね! 心がけたいものだよね…」

純一「次は>>150かな。あと三人はやりたいね」



150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 15:38:22.60 ID:67JLY1CQ0

梨穂子



158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 15:49:18.02 ID:ZY+RzvYj0

純一「梨穂子か。了解した」

トュルルルン!



茶道部 部室


梨穂子「……」ずずっ

純一「……」ずずっ

コト…

梨穂子「ん~いい味がでてますなぁ~」

純一「だな。段々とお茶の入れ方もうまくなってきてるな、梨穂子」

梨穂子「でしょぉ? ふふふ、これでも部長さん頑張ってるからね~」

純一「いい心がけだ。これで部員も増えればいいんだけどな…」

梨穂子「うっ、それは言わないでよ…ううむ…」



159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 15:53:36.27 ID:ZY+RzvYj0

純一「頑張ってるには頑張ってるんだろう?」

梨穂子「そりゃもちろん。けれど、中々上手くはいかなくってね…」

純一「じゃあもっと頑張らなくっちゃな」ずず

梨穂子「るっこ先輩に愛歌先輩に顔見世できないよ~」

純一「…お?」

梨穂子「ふぇえ~……ん、どーしたの?」

純一「あれ見てみろ。あの庭に生えてる桜の木…その枝の所」

梨穂子「んー? あ、あれって…猫!」

純一「猫だな。降りれなくなったのかもしれない」ガタ…

梨穂子「かもねぇ」がた…



161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 15:56:57.76 ID:5dMW3aMX0

>>159
顔見世wwいつから歌舞伎役者になったんだよ



160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 15:56:09.90 ID:ZY+RzvYj0




純一「おーい、猫やーい」

にゃーん

梨穂子「黒猫さんだね。やっぱり降りれなくなってるみたい」

純一「仕方ないな。よし、梨穂子肩車だ!」ザザッ!

梨穂子「へっ?」

純一「へ、じゃないよ。肩車だ、肩車」

梨穂子「…んーと、どして?」

純一「猫を助けるために決まってるじゃないか! あのままでイイっていうのか?」

梨穂子「そ、そんなことないよ! で、でも他の方法があるんじゃないかなぁって…」

純一「いや、これが一番手っ取り早い。さぁ! はやく乗るんだ梨穂子!」



162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 16:00:40.94 ID:ZY+RzvYj0

梨穂子「ほ、ほんとにするの…?」

純一「うむ」

梨穂子「うぅ…やだなぁ…こわいよぉ…ぜったいぜったい落とさない?」

純一「任せろ!」

梨穂子「じゃ、じゃあ……よいしょっと」ぐいっ


純一「ッ~~~~~~~!!!??」ギチィ!


梨穂子「い、いいよ? 乗ったよ?」

純一「あ、ああ…十分感じてる…っ…!」

梨穂子「そ、そお?」

純一(なんっ──だって、いうんだ? これは、嘘だろう、一切動かない!)

純一(まるで薫からチョークスリーパー決められた時のようにっ…決め技なのかこれは!?)



163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 16:03:40.83 ID:3sAugeLG0

つまり桜の木が黄金に染まるわけですね



164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 16:05:12.77 ID:ZY+RzvYj0

梨穂子「…?」ドキドキ

純一「はぁぁぁぁああ……ふぅぅぅぅうううう……」

純一(いや、ここは度胸を見せろ純一! 紳士としてやるべきことは一つだ!)キラン!

ぐぐっ…ぐぐぐぅ…

梨穂子「うわわっ!」

純一「どぉぉぉぉぉぉおっこいしょっぉおおおおおおおおおお!!!」ズバァ!

梨穂子「わぁあっ!?」ぎゅっ

純一「むぁ!?」ぽにょん

純一(この頭に乗っかった柔らかき弾力……お腹か! …胸より先にお腹か…)

梨穂子「高いよ高いよぉ~~~~!! こわいこわいこわい!!」ぶるぶる

純一「だ、大丈夫だ。そんなに怖くない! 平気平気!」



166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 16:08:18.47 ID:ZY+RzvYj0

梨穂子「こ、怖いよ! やっぱり下ろして! むりむりっ!」

純一「あ、暴れるなって! ほら! もうちょっとで猫に手が届くから!」ガクガクガクガク

梨穂子「えっ……あ、ほんとだ……」

にゃーん

梨穂子「ほら~…にゃんにゃん、猫さーん…こっちにおいで?」

純一「いい子だ…こっちにこい…」ガクガクガクガク

にゃん…にゃん!

梨穂子「あ、きた」



168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 16:12:32.30 ID:ZY+RzvYj0

にゃーん

梨穂子「えへへ、ほら純一ぃ! ちゃんと届いたよ!」

純一「そ、そうか…そりゃ良かったよ…」

梨穂子「うん! じゃあ後はゆっくり下ろしてね…こわいから、ってきゃあ!?」

純一「ど、どうした!? なにがあった!?」

梨穂子「えっ? あ、ううん! ちょっと黒猫さんが私の顔をなめて…あはは! くすぐったいよぉ!」

純一「…そうなのか…んんっ…梨穂子ぉ? そろそろ良いかなぁ…ッ?」

梨穂子「あ、うん…だけどねっ…黒猫さんが……あはは! やめてやめて!」ケタケタ

純一「っ………」ブルブルブル

梨穂子「んふふっ…もーそんなに舐めたらだめだよ───」

梨穂子「──え……」ぶるるっ



170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 16:17:25.73 ID:ZY+RzvYj0

梨穂子「…っ……」ぶる…

純一「?」

梨穂子「え、あれ…今の……」きゅん!

梨穂子「ッ~~~~!!?」ビクビク!

純一「ちょ、梨穂子? どうした急にっ? 変に震えてるけど…!」

梨穂子「ま、待って…純一…ちょっと、だけ…待って……」ぎゅっ

純一「な、なんだ? どうしたっ?」

梨穂子「………」

純一「…梨穂子?」

梨穂子(い、言えない! お、おしっこがしたいなんて…っ!)



171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 16:20:58.40 ID:ZY+RzvYj0

純一「おい大丈夫か? すぐに下ろすから待ってろ…」

梨穂子「ま、待って純一!」

純一「ど、どうした?」

梨穂子「っ……えっとね、そのね……下ろしちゃうとね…?」

純一「降ろしちゃうと?」

梨穂子「わ、わたし…その衝撃ていうのかなっ…それが来ちゃうとね…っ?」ブルブル

純一「……?」

梨穂子「……ムリイエナイ」

純一「なんだよ! 衝撃が来ちゃうと何なんだ!?」

梨穂子「ご、ごめんなさいぃい~~~!! で、でもっ…言えないのっ…言ったら恥ずかしくてっ…その…っ」



172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 16:25:08.47 ID:ZY+RzvYj0

純一「恥ずかしい!? な、なんだ恥ずかしいって!」

梨穂子「は、恥ずかしいものは恥ずかしいのっ! だ、だから…純一…えっと…だからねっ?」

梨穂子(あ、あれっ? でもどうしたらいいんだろー!? トイレに行くためには降りなきゃ駄目…)

梨穂子(でも降りたら…衝撃でも、もらしちゃう…!)

純一「…梨穂子」

梨穂子「ひゃいっ!?」びくぅ!

純一「なにか大変なことが起きたんだな?」

梨穂子「え…そ、それは…」

純一「僕と梨穂子の仲じゃないか。分かるよ、それぐらい」

梨穂子「じゅ、純一……わ、私……」



173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 16:29:05.86 ID:ZY+RzvYj0

純一「言ってみろ。大丈夫だ、僕はちゃんと真面目に聞いてやる」

梨穂子「真面目にって…」

純一「任せろ。お前の幼馴染は……やるときはやるんだ!」

梨穂子「純一……」

梨穂子「……あ、あのね。その、ね?」

純一「おう」

梨穂子「………といれしたいの…」ぼそっ

純一「うん?」

梨穂子「と、ととと……おといれ……したい、の」かぁあああ

純一「な、なんだって…? それは本当か、梨穂子!?」

梨穂子「ううっ……」

純一「それで衝撃は駄目だと…なるほどな、わかった。じゃあこのまま担いでトイレにいくか」



175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 16:32:15.06 ID:ZY+RzvYj0

梨穂子「え…だけどそれじゃあ純一が…!」

純一「平気平気…大丈夫だ! トイレまで運べるって!」

梨穂子「純一ぃ…!!」

純一「じゃ、じゃあ行くぞ」すた

梨穂子「う、うんっ! ありがとじゅ──」


ドクン!!!


梨穂子「──だめぇ!」ぎゅっ

純一「うわぁ!? な、なんでだ!」

梨穂子「はぁっ…はぁっ…い、今の……危なかった……」

純一「え……? 歩く衝撃も駄目なの、か?」



176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 16:37:29.71 ID:ZY+RzvYj0

梨穂子「…………」

純一「そんな…それじゃあ打つ手なしじゃないか……」

梨穂子「…純一、いいんだよ」ぼそ

純一「え…?」

梨穂子「このまま…私を地面に放り投げて、いいよ」ぎゅっ

純一「ば、馬鹿なことを言うなよ! そんな危険なことするわけ無いだろ!」

梨穂子「で、でもっ…それじゃあ純一が……純一が…私の……」

純一「っ……」

梨穂子「もう…我慢の限界…なんだよ…純一には汚れてほしくない…」ぶるるっ

純一「………」

梨穂子「ほら…黒猫さん…地面に降りて…」

にゃーん シュタ!



183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 17:21:29.95 ID:ZY+RzvYj0

純一「梨穂子…」

梨穂子「純一…んっ…はやくして、お願いだから…私のがまんもそろそろっ…ひぁあ!?」びくぅ!

純一「………」

梨穂子「はやくして純一…っ! 純一はなにも悪く無いからっ! 私が全部悪いから…っ」ぶるっる

梨穂子「私を放り投げてよぉ……」びくん!

純一「…ああ、わかった」

梨穂子「っ! そ、そっか…うん…ありがと純一…ぐすっ…」

純一「僕は死んでも離さない」

梨穂子「……えっ…?」

純一「もう一度言うぞ梨穂子」ぐいっ

純一「──僕は死んでも、お前を離したりはしないっ!」



185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 17:29:54.55 ID:ZY+RzvYj0

梨穂子「なにを…言ってるの…?」

純一「……」ぎゅっ

梨穂子「だめっ…駄目なんだってばぁ! このままじゃっ…もうっ、でちゃ…うっ…」ぶるるっ

純一「良いんだ…梨穂子…」

パタタ ポタポタ…

梨穂子「ぁ…ぅ…」ふるふる

純一「これでいいんだ…」

梨穂子「ごめ…なさい……こんな、ひぐっ……ごめん…なさい…」チョロョロ…

純一「──これで良いんだ、梨穂子」


ちょろろろろ……ぴしゃぴしゃっ


純一「これで全てが解決だ…」きりっ



187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 17:34:54.91 ID:ZY+RzvYj0

(──これは……なんていうことだ……)

サラサラ…

(──冬間近という空に…花が散っておる…)

サラサラ…キラキラ…

(なんて儚く、そして綺羅びやかに散る花だろう……そして)


純一「……」にっこり


(あの少年の笑顔──全てを受け入れた者だけが出来る笑みだ──)

(──ふふふ、私も年をとるわけだ…)すたすた…

黒猫(アデュー…Gentleman…)




>今朝に戻る



189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 17:37:22.85 ID:ZY+RzvYj0

純一「不思議な出会いをしたような気がするよ。じゃあ次だね、後二人!」

純一「遠目で>>200にしよう。おさるさんが怖いんだ、うん」



200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 17:42:57.32 ID:SQ36opTT0

七咲



208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 17:46:58.78 ID:ZY+RzvYj0

純一「…七咲か、少し予感していたんだ。この子じゃないかなって」

トュルルルン!

純一「さて、心して挑むとするか───」


市民プール


七咲「せんぱーい」

純一「ん?」

七咲「さっきから何、ボーッとしてるんですか。早く泳ぎに行きましょうよ」ウズウズ

純一「ちょっと考え事をね…それにしても七咲、早く泳ぎたそうだね」

七咲「勿論です。水泳部として、泳げるものなら何時でも泳ぎたいですから」

純一「なんていうプロ根性だ…」

七咲「プロじゃないですけどね、さて、行きましょうよ先輩」



211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 17:50:40.37 ID:ZY+RzvYj0

純一「う、うん」すたすた

七咲「それにしても…ここ人が少ないですね」

純一「そうだね。近くに温水プールの凄い所があるみたいだし、皆そっちに言ってるんじゃないかな」

七咲「そういうことですか。じゃあ今日は貸し切りですね、ふふっ」ぐいっ

純一「ちょ! 七咲走ったら危ないって…!」

七咲「へーきです! ほら、先輩もはやくー!」たたたっ

ばっ! ばっしゃーん!

七咲「ぷはぁ! ほら、先輩も!」

純一「水泳部の風上も置けないな…よいしょっと」ザッポーン!



212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 17:55:00.00 ID:ZY+RzvYj0

純一「ぶはっ! はぁ…はぁ…あれ? 七咲?」

七咲「こっちでーす! 先輩ぃー!」ふりふり

純一「もうあんな所に…泳いでいったのか…」ざばざば…

七咲「凄いですね。本当に人が居なくて、泳ぎ放題ですっ」

純一(嬉しそう)

七咲「先輩、どうします? なにか泳ぎ方でも教えましょうか?」

純一「おお、いいね。出来ればバタフライとか教えて欲しい!」

七咲「ふふ、先輩らしいですね。いいですよ、じゃあみっちり教えてあげますから覚悟してください?」

純一「お、おおう!」


二時間後


純一「ぶくぶくぶく」

七咲「もーなんで拗ねるんですか」



215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 17:59:10.41 ID:ZY+RzvYj0

純一「…だって全然泳げないからさ」

七咲「筋は悪くないんですけど……うーん」

純一「はぁーでも楽しかったよ。結構、こういうのも楽しいもんだね」

七咲「本当ですか? たのし…かったですか?」

純一「うん!」

七咲「そうですか…えへへ」

純一(嬉しそうだ)

七咲「だいぶ時間も過ぎたようですし…そろそろ上がりませんか?」

純一「そう? じゃあ上がろっか」ざぱざぱ…

七咲「はい」

ぶるるるっ

七咲「っ……!」ぴくん



216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 18:03:18.19 ID:ZY+RzvYj0

純一「うん? どうかした七咲?」

七咲「え? いや…別になにも…」もじもじ

純一「…もしかして足でも攣ったのかな?」

七咲「そんなワケありません! これでも水泳部ですよっ?」

純一「あはは。冗談だよ、でもどうしたの?」

七咲「……えっと…」

純一「あ、もしかして──トイレしたくなったとかかな?」

七咲「!」びくん

純一「あれ? あたり?」

七咲「……そ、その…ハイ、少し…」かぁああ



217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 18:06:49.40 ID:ZY+RzvYj0

純一(顔が赤いや。というか本当にトイレに行きたかったんだ…)

七咲「へ、変なコト言ってしまってすみません…ちょっと急いで上がりますねっ」ざぱざぱ!

純一「待って七咲!」

七咲「…はい?」

純一「大丈夫じゃないか、七咲。平気だよ全然」

七咲「な、なんですか? いきなり何を…?」

純一「ここはプールだよ。それに誰も人が居ない…それって好都合じゃないかな?」

七咲「あの、先輩、それって」

純一「あはは。よく小学生の頃とかやっちゃってたんだよね、七咲も経験ない?」

七咲「あっ…ありません! なんてことしてるんですかっ!」



220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 18:08:37.37 ID:x8jWamLl0

七咲はアマガミ一漏らすのが似合うキャラだと思う



221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 18:09:17.68 ID:5Mieaa+1i

七咲は痴女かわいい



223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 18:13:37.05 ID:ZY+RzvYj0

純一「昔の話だって、それで七咲はどうするの?」

七咲「えっ?」

純一「やってみる? 意外と気持ちいいもんだよ」

七咲「………」

純一(なんておちょくってみたけれど。ふふふ、流石に七咲でもこれは──)

七咲「……いいですよ」

純一「へっ?」

七咲「ここで……するんですよね、プールの中で」

純一「ちょ、ちょっと待って!」

七咲「……どうかしましたか?」ちらっ

純一「うーんっと、良いの?」

七咲「先輩が…やれっていうなら……」



226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 18:16:47.59 ID:ZY+RzvYj0

純一(えぇー! 確かにやってほしいけど…いやいや! 違うよ!)

七咲「……」モジモジ

純一「その、僕はー……別に構わないっていうか、でも、その」

七咲「先輩」ずいっ

純一「うわっ」

七咲「…もうちょっと近くに来てもらえますか、その、他の人に見られたら恥ずかしくて」

純一「えっ! あ、うん!」

七咲「…はい、いい感じです。ありがとうございます」

純一(近い! 七咲の肌が何度もこすれあって…ううっ!)

七咲「先輩? 大丈夫ですか?」

純一「うんっ! 平気だよ!」



228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 18:21:20.88 ID:ZY+RzvYj0

七咲「それと…もう1つだけ」

純一「うんっ? なにかなっ?」

七咲「腕を掴まさせてもらっても……いいですか?」

純一「おっ…お安いご用さ!」

七咲「…はい」ぎゅっ

純一「っ……」ドッドッドッドッ

七咲「……んっ」

純一「えっ? あ、今でてる……の?」

七咲「い、いえっ……あの……ちょっと恥ずかしくて……すみません…」

純一「そ、そうなんだ……」

七咲「……あ…」

純一「っ!」

七咲「んんっ……んあっ……」



229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 18:26:23.62 ID:ZY+RzvYj0

純一「…出てるの…?」

七咲「んっ……はい…出てます…」

純一「そ、そうなんだ……うん…!」

七咲「あっ…っ…ぁ……」ぴく…ぴくぴく…

純一(なんていうことだ…気のせいだろうけど…暖かい水流が僕の腕に…)

七咲「……終わりました」すっ

純一「う、うん! そ、それでそのー……どうだったかな?」

七咲「………」もじっ

純一「七咲?」

七咲「ちょっとだけ……きもち、よかったですね、ハイ」かぁぁあ

純一(この子凄いよ)



231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 18:31:29.97 ID:ZY+RzvYj0

七咲「………」ぱしゃぱしゃ!

純一(あ、かき混ぜてる)

七咲「こ、これで十分ですかっ? 先輩は満足しましたっ?」

純一「ま、満足だよ…いや満足ってのはおかしいけど…」

七咲「……もうこんなこと、恥ずかしいんですからやらせないでくださいねっ」

純一(最初は冗談のつもりだったけどね…)

七咲「あっ…っ……えっと、その、先輩……」チョンチョン

純一「な、なにかなっ?」

七咲「…すみません、まだ、少しだけ」ぶるるっ

純一「えっ? ま、まだするのっ?」



232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 18:33:57.40 ID:rUJlNmKJ0

朝からこのスレだけで三回抜いた



233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 18:35:16.57 ID:ZY+RzvYj0

七咲「は、はい…」ぴくん

純一「えぇー!? じゃ、じゃあ早くトイレに…!」ばしゃっ

七咲「先輩っ」ぐいっ

純一「ふぇっ?」

ぎゅっ!

七咲「っ……」ぎゅううう

純一「ちょ、七咲!? こんな抱きついてたら、流石に───」

七咲「ん…っ」

純一「…あ」

じわわ…

純一(海パンに何か染みて、きて、これはっ)

七咲「ぁ……っ……ぅ……」ブルブル…

純一(七咲の身体が小刻みに揺れてる…)



239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 18:41:19.53 ID:ZY+RzvYj0

七咲「……おわりました…これで終わりです…」ぶるっ

純一「ご、ご苦労さまです」

七咲「その…」ぱしゃぱしゃ

純一「う、うん」

七咲「……ふふ、気持ちいいですね。本当に」

純一「だ、だよね! 僕もしよっかなーなんて…」

七咲「……」じっ

純一「冗談だってば! うんっ! 冗談冗談!」

七咲「いいですよ、先輩」ぎゅっ

純一「えっ?」

七咲「こうやって…私が見てますから、どうぞ、してみてください」

七咲「ねっ? 先輩?」


>今朝に戻る



240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 18:42:50.66 ID:ZY+RzvYj0

純一「ンハァッ!? な、なんだ…今までで一番凄いことをしてしまった気がするよ…!!」

純一「ん? 予定を確認すると……どうも後、四人は行けるみたいだね」

純一「>>250にしようかな、次は」



250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 18:47:24.00 ID:VE7gYL1E0

田中さん



253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 18:51:44.22 ID:ZY+RzvYj0

純一「たんぽ、田中さんだね! よし分かった…」トュルルルン!

純一「さて、どうなるのだろうか…」


教室


田中(あ。トイレしたい…)ぶるっ

田中(また変なタイミングだよ…はぁーあ、今授業中なのに…)

田中(でも、救いなのは──今が自習時間ってところかな?)

田中「で、でも……」もじもじ


シーン


田中(この静けさの中で…トイレ行くなんて無理だよぉ!)



259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 18:57:23.45 ID:ZY+RzvYj0

田中(ど、どうしよおー……もうちょっとだけなら我慢できそうだけど…)キョロキョロ

田中(だ、誰か私の異変に気づいてっ…お願い…っ!)

純一「うん?」

田中「…あ」

田中(た、橘くん! 良かったなんて奇跡だろー…橘くん! お願い気づいて!)パチッ パチッ

純一(なんでウィンクしてるんだろう…目にゴミが入ったのかな)

田中(あ、あれー? 気づいてくれない…合図が足りないのかな…)

純一「……」てへぺろ

田中(…? なんで変顔してるんだろう橘くん…? 出来れば保健室に連れてって欲しいのだけど…)

純一(あれ? 可愛さ勝負じゃなかったのかな? ふーむ、じゃあ一体なんだろうか…)



263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 19:02:37.11 ID:ZY+RzvYj0

田中(じゃあ…こうやってみるとか!)ぐぃい…

田中(お腹を抑えるポーズ! うっく、地味に…お腹に響いちゃった…限界がきちゃう…気づいてお願い!)

純一「……ッ!」

田中(おー? あの表情、気づいてくれたかなっ?)

純一「……」すっ…

田中(立ち上がったー!)


純一「フン!」ピッシィィィイイ!


田中「…え」

純一「よし」ガタタン

田中(なにが、よしっ! なのかなっ?! 今のポーズはなんなのー!? えっ!?)

純一(マッスル見せてよ橘くん…その合図、しかと受け取ったよ!)グッ!



265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 19:08:28.31 ID:ZY+RzvYj0

田中(駄目だ何も分かってない顔してる! くぅうっ…あっ…だめっ…お腹が……)きゅううんっ

田中(ど、どおしよっ……だめ、声をだせばそれでいいんだろうけどっ…)

田中(──既に歩くことすら困難になりかけてるっ…!)モジモジ

田中(えっ? えっ? 本気でどおしよっ!? 授業が終わる時間は……っ)

田中(あと……十分……?)サー…


純一「……ふーむ」

純一(ここまで乗ってみたものの、授業中におふざけする性格かな? 田中さんって)

純一(薫じゃあるまいし…もしかして何か別の意味があったとか)

純一「……もう少しだけ観察してみよう」


田中「っ……んぐっ……!」プルプル

田中(今…どれだけたったの…? え……二分しかたってない……?)

田中(うそでしょ……そんなの…あと八分も…もつわけ無いよぉ…)



296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 20:36:20.13 ID:sXsiJ8vE0

田中「ううっ…」

コトリ…

田中「…う? なんだろ何か転がってきた…?」

田中(これって消しゴム…?)

「──田中さん…田中さん……」ぼそっ

田中「ひゃっ…え…橘くん…?」

純一「やあ、どうも」こっそり

田中(どうしたのっ? こんな所まで来て…っ)

純一(消しゴムを拾うとみせかけて、田中さんの様子を見に来たんだ)

田中(橘くん…っ…ありがと…なんてお礼言ったらいいのかなっ…!)

純一(もう大丈夫だよ、安心してね)グッ!

田中(うん…うん…っ)コクコクッ

純一「──僕が皆に助けを呼んであげるから!」



297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 20:40:20.36 ID:sXsiJ8vE0

田中「…え?」

純一「皆聞いて欲しい! 田中さんの具合が悪いみたいなんだ…!」

「え、ホントに?」

「マジかよ。誰か保険委員は?」

薫「へっ? 恵子! 大丈夫なの!?」

梅原「そりゃマジか橘? はやく保健室連れってやらねーとな…」

純一「うん! だから絢辻さん! 田中さんを連れってあげないと!」


田中「はわわわ…!!」


田中(た、橘くん騒ぎを大きくさせすぎっ! ち、違うんだよおっ! そうじゃなくって、ただ、保健室に連れって…そこから……っ)ぶるるっ

田中「あ……でっ…」

チョロロ…



300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 20:42:40.42 ID:cLXTECP+i

皆の注目を集めた上で漏らすところを見せるなんて流石…!



301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 20:44:09.56 ID:fedW9yto0

公開お漏らしキタコレ



302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 20:44:31.15 ID:sXsiJ8vE0

純一「……ん?」

薫「ほらほら! アンタ達退きなさいよ! 恵子が通るのに邪魔じゃない!」

「んだようるせーなもじゃんこが」

薫「…あ”?」

梅原「ちょっと待って! 何喧嘩になりかけてんだお前ら! 前の1件はもう済んだ話だろ!」

「ちょ、押さないでよ! 足踏んでるんだけどぉ!?」

「お、おい! やめろって! 破けるから教科書!」

薫「アンタまだアタシに喧嘩売ってるわけ? 良い度胸じゃない、きなさいよ」

梅原「だぁーっもう! やめろって棚町! おい大将! こっち止めてくれ!」


ガヤガヤ ざわざわ! ざわ!


純一「た、田中さん…」

田中「ひっく…ひっく……」ぶるぶる



305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 20:51:10.30 ID:sXsiJ8vE0

田中「もうおわりだよぉっ…こんなっ…こんなっ…教室の真ん中でわたしっ…」ちょろろろ…

ちょろろ…ぴちょん!

田中「こんなことして、学校生活送れないっ……うわぁあああんっ…!」

純一「……」

十年前


『ネットで跳ねたボールはどちらに落ちるか…それは神しかしらないんだ』

純一「どーいうことおとーさん?」

『そこからは神の領域だ。私達では知ることが出来ない領域なんだ』

純一「へぇー」

『という風に漫画に書いてあった。かっこいい言葉だったから使いたかっただけだ、すまん』

純一「ふーん」



純一「……漏らしてしまったのか…」

田中「ううっ…」



311:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 20:55:45.28 ID:sXsiJ8vE0

純一「………田中さん…」すっ

田中「ひっ! あっ…橘くん…コレは違うんだよっ…これは…っ」ぎゅっ

純一「まだ…わからない…わからないんだ、どうなるかは」すっ

がばぁ!

田中「ふぇっ!?」

純一「──行くよ田中さん……ネットにはねたボールは……アッチ側に落ちてもらうんだ!」

田中(おひめさま、だっこ?)

純一「みんな落ち着くんだ! これがっ…この田中さんの涙が見えないのかい!?」

薫「え…」

梅原「田中さん…っ」

田中「…え、えっ…?」



313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 20:59:03.26 ID:sXsiJ8vE0

純一「これは…みんなが争ったために起こった涙なんだよ…! なのに皆はまだ争うっていうのかい!?」

田中「……」


「──とりあえず落ち着いて、みんな」


田中「あ…」


「授業は後五分で終わるけれど、それでも、ちゃんと真っ当に過ごさなきゃ駄目なの」


絢辻「──そうでしょう? 橘くん?」

純一「うん、そうだよ! みんな争ってちゃだめだ! いいかいっ? 田中さんは僕がつれいていく!」だだっ

田中「きゃっ」

純一「みんなはちゃんと反省しておくんだ! …それでは絢辻さん、後はよろしくね」


たったった…



314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:02:09.25 ID:sXsiJ8vE0

薫「そ、そうよね……なにを争ってたのかしらアタシ達…」

梅原「ほら、お前ら。乱れた机片付けるぞ」

ガタガタ…

「…あれ? あそこ何か濡れてね?」

「あー確かに、でもあれって…確か田中さんが座ってた所じゃ…」

「もしかして──……」

絢辻「…涙よ」

「涙!? あの量の!?」

絢辻「そう、涙──田中さんの涙よ」

「…そんなに泣いてたのか田中さん…」

「わかってあげられなくて…ごめんなさい…」

絢辻(案外騙せるものね)



319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:06:58.82 ID:sXsiJ8vE0

キーンコーンカーンコーン

絢辻「…チャイムね、次の授業は移動教室よ! 後はもういいからみんな、ほら! 移動する!」パンパン

絢辻「……橘くん、戻ってきたらちゃんと後片付けよろしくね」

~~~

純一「ごめんね、本当にごめん…田中さん…」

田中「あ、うん…えっと…私こそごめんなさい…」

純一「…わかってあげられなくて、その」

田中「勝手に頼った私も悪いよぉ……うん…ぐすっ…」

純一「…じゃあトイレ行こうか?」

田中「えっ? あ、そっかトイレに行こうとしてたんだっけ…いろいろあったから忘れて──」キュウン!

田中「あ…」

純一「と、トイレー! トイレはやく!」

ぴちょん!                         >今朝に戻る



320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:08:26.55 ID:sXsiJ8vE0

純一「あれ? 何も記憶に残ってない…どうしてだ? うん? だけど謝りたい気分だ…とってもね…」

純一「次にいこうかな…>330です>」



330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:11:25.76 ID:5resUNVq0

塚原先輩



333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:12:04.78 ID:fNzkYlCl0

響鬼さんキターッ



335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:13:34.01 ID:fKbqyUuM0

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
塚原先輩踏んでくださいお願いします



337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:16:34.15 ID:Td45fJPf0

響ちゃんが漏らすならぼくも漏らす!!



339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:19:19.71 ID:sXsiJ8vE0

純一「塚原先輩か…なるほどね」トュルルルン!

純一「これは大荒れの予感だぞぉ!」



卒業式 当日 三年教室廊下


純一「……」そわそわ

塚原「あら。キミは…」

純一「あ、塚原先輩!」たたっ

塚原「どうしたの、こんなところで。はるかに用事?」

純一「い、いえ! 違います! つ、塚原先輩に用事があってきました!」

塚原「私? へぇーなにかしら…ボタンならあげないわよ? 全部はるかに上げる予定だから」

純一「………」じっ

塚原「…結構大事な話みたいね」



340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:22:46.38 ID:sXsiJ8vE0

校舎裏


塚原「それで、一体何の用事なのかしら」

純一「……塚原先輩」

塚原「うん?」

純一「ぼ、僕と付き合ってください! 結婚前提で!」ばばっ

塚原「……へ?」

純一「貴女と出会ってから! 僕は…ずっと塚原先輩のことばかり考えてました!」

塚原「っ……」

純一「何時かちゃんと告白する、なんて決めてたのに…卒業式当日にまで出来なくて…」ぐっ

塚原「橘くん…」

純一「だけど決めたんです! 先輩…僕と付き合ってください!!」



342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:24:17.88 ID:ysm4vX4l0

なんという一大シチュエーション



345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:25:05.49 ID:61iMCShIi

ここまで良い話



346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:27:20.05 ID:sXsiJ8vE0

塚原「えっと……」

純一「っ…!」ぐぐっ

塚原「その、どうして私なの? はるかとか、七咲とか、もっといい子で可愛い子は知り合いでいるのに…」

純一「何言ってるんですか! 先輩は可愛いです! 一番です!」

塚原「い、一番っ? 私が…?」

純一「はい! そのスラッとした目つきとか、繊細でサラサラな髪質とか…あと、後輩思いで優しいところもあって…」

塚原「ま、待って橘くん…! それ以上は言わないで…!」かぁぁ

純一「は、はい? そうですか? まだ言い足りないんですけど…」

塚原「…キミの気持ちは十分伝わったわ。えっと、それで…」もじっ

純一「はい! なんですか!?」

塚原「…つ、付き合いたいってのは…私と…本気でってこと…?」



350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:31:59.48 ID:sXsiJ8vE0

純一「本気以外にありません! 不純な気持ちなんて…!」

塚原「あ……ごめんなさい、違うの、ただ少し不安で」

純一「不安ですか…?」

塚原「キミのね、気持ちは凄く分かったわ。けれど、私はもう…卒業するの」

純一「っ…はい」

塚原「キミは…この学校から居なくなる私を…す、好きでいられるのかなって…」

純一「そんなのっ…」

塚原「え?」

純一「そんなの決まってるじゃないですか! 僕は覚悟のうえです! どんなに離れてても、先輩のことを好きで居ます!」

塚原「………」ドキン

純一「絶対にです!!」



352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:35:09.77 ID:sXsiJ8vE0

数分後


たったったった……

塚原「はぁ…はぁ…どうしよ…私…」

塚原(答え言わずに逃げて来ちゃった──!)ズーン…


数分前


純一「だから僕と…付き合ってください!」

塚原「っ……橘くん、でもね私は…!」

純一「………」ぐぐっ

塚原「その、えっと、でも……ええー…なんで私なのっ…?」わたわた

純一「…塚原先輩?」チラッ

塚原「っ!!」ドキン

くるっ だだだっー!



353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:39:35.18 ID:sXsiJ8vE0

純一「つ、塚原先輩!? 何処に行くんですか!?」

塚原「っ!」ビューン!

純一「速いっ……僕は待ってます!! ここで卒業式の後に!! 待ってますから!!」


現在


塚原「なんて…なんて私は酷いことを…ううっ…やっちゃったわ…っ」

塚原(待ってるって、言ってたわね彼。卒業式の後、校舎裏で)

塚原「…覚悟決めなくちゃダメよ、ひびきっ」パンパン!

塚原「ふぅ…」キリ!

塚原「…少し落ち着くために、お茶でも飲んどこう…」ゴクゴク


卒業式


『卒業生、入場…』パーンパカパーン



356:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:44:01.25 ID:sXsiJ8vE0

塚原「……」すたすた

塚原(この体育館に入るのはこれでオシマイ──学生としての最後の瞬間…)

塚原(そして次の段階へと進むための儀式。私はそれを受け入れるために──ここに居る)

塚原「ここに…いるのだけれど…」

ぶるるっ

塚原(っ……と、といれ…したい…っ)ぎゅっ

塚原(こ、このタイミングで…うそでしょう…ほんっと…なんでこうなるの…!)ぶるぶる

塚原(これも…橘くんの告白をキチンと答えなかった罰なのかしら…)

塚原「んっ…!」ぴくん

森島「あっれー? ひびきちゃん、もう泣きそうなのー?」



357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:45:22.56 ID:cLXTECP+i

卒業証書貰ってまさかの嬉しょん



358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:45:55.25 ID:SQ36opTT0

伝説になるな



360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:47:26.24 ID:sXsiJ8vE0

塚原「…はるか。ちゃんと列に戻りなさい、みんな見てるわよ…」

森島「変わってもらったの! ふふふ、みんなやっぱり最後は仲がいい人といたいじゃない?」

塚原「はぁー…」

森島「あ、ほら! 橘くんがいるよっ? あそこあそこっ」

塚原「えっ?」


純一「あ…!」フリフリ!


森島「必死に腕振って…ああ、もう! ワンちゃんみたいよね~」

塚原(橘くん…)

塚原「……」フリフリ


純一「っ!」ブンブン!


塚原(凄く嬉しそうね…)



363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:53:36.32 ID:sXsiJ8vE0

数十分後

塚原「……っ」モジモジ

塚原(…だいぶ抑えることが出来たみたいね。衝動も低くなって、安定している)

塚原(けれど、ああっ…もう……あれがあるのよね…!)

『卒業証書授与』

塚原「…やるしかないわ」ゴゴゴゴ

森島(わお! ひびきちゃんの気合凄いわあ~!)


『──塚原響』


塚原「はい」すっ

塚原(ひあっ……あっ…うっ…! き、来たわ…この衝動……いっ…)ぶるぶる

塚原「…我慢よひびき…」ぎゅっ

すたすた

塚原(──イケる! このまま何も無ければ……!!)



367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 21:58:01.83 ID:sXsiJ8vE0

『──卒業を認める』

塚原「はい!」すっ

塚原(いいわ! あとは降りて席に座るだけ──)


森島「ひっびきちゃ──ん!! かっこいいわよ───!!」


塚原「っ……ぇ…?」びくん

塚原(はる、か? なに声に驚いて、気が緩ん)チョロ…


塚原「ッ──!!」ギュンッ!


ロ…きゅっ!

塚原(た、保った…! セーフよ! 今のはセーフ!)ぶるるっ

塚原(だ、大丈夫…んっ……平気、出てない! 平気大丈夫!)ガクガク



371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 22:03:23.27 ID:sXsiJ8vE0

純一「塚原先輩…震えてるよ…」

純一(やっぱり来るものがあるんだろうな…しっかりして、かっこいい人だけど)

純一(ああやって泣きそうになって、女の子なんだ…)ホロリ


塚原「はぁっ…はぁっ…うっ…」ストン

塚原(あぶ、なかったわーっ……堪えた、ちゃんと堪えた……後で確認しなくちゃ…ううっ…)かぁぁ

塚原(で、でもこれで大丈夫のハズよ! 後は終わるまで待ってれば───)


『──卒業生代表の言葉、塚原響さんにお願いします』


塚原「………………あ」

塚原(わ、忘れてた───!)ドーン!



374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 22:07:51.25 ID:sXsiJ8vE0

塚原「っ……どう、しよ…」ふるふる

森島「ひびきちゃん? 呼ばれてるよ?」

塚原「えっ…あっ…う、うんっ」ガタタ!

森島「?」

塚原「は、はいっ!」スタスタ


「塚原のやつテンパってるな…鉄仮面の塚原も泣くのか…うっ…なにか貰い泣きを…」

「おい、やめろよ…俺だってこらえてたのに…ひっぐ…うっぐ…」

「うわああんっ…ひっく…」

「凄いよ…あんなしっかりとして歩いてる…顔真っ赤なのに…塚原さん…」


塚原(と、といれ…がしたい…っ)



377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 22:09:40.42 ID:cLXTECP+i

恥はかき捨てだからね
盛大な卒業式にしよう



378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 22:10:28.87 ID:Z4QhllFa0

これは語り継がれるな



380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 22:14:04.30 ID:sXsiJ8vE0

塚原「……卒業生代表、塚原響…」

キィーン…

塚原(──予めの謝辞を言って、その次は文面を読み、そして終わる…)

塚原(それだけ、それだけよ響! こらえるのよっ…ここを超えれば全てが終わるんだから!)


塚原『──……学び舎として過ごしてきた三年間、それは私にとって多くの経験と知識を得ることが出来ました』


塚原(私ならやれる! 三年間、部長としてやってきた実力と…その精神力を持って!)きゅっ

塚原(この困難を乗り切って…みせ……)

塚原(る……)


純一「……っ……」


塚原(橘…くん……)ズキン…



386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 22:20:54.81 ID:sXsiJ8vE0

塚原「………」


(そんなの決まってるじゃないですか! 僕は覚悟のうえです! どんなに離れてても、先輩のことを好きで居ます!)


塚原(……私は逃げたのよね…)

塚原(この三年間で…自分なりに頑張ってきた…けれど、私は最後の最後で…キミから逃げてしまった…)

塚原(私には、胸を晴れるほどの実力は……本当は……ただの虚構に過ぎなかった…?)

塚原(大きな想いを受け止めることも出来ずに、なのに、私は立派な肩書を背負って…卒業生代表なんて)


森島「ひびきちゃん…?」


塚原『私は……』

塚原(なにも強くない…私は弱い人間……)


ぶるるっ! ぶるっ!


塚原「っ……!!?」びくっ



387:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 22:25:39.40 ID:sXsiJ8vE0

塚原(こ、これはっ…だめ! 今まで無いほどの波が…!)ぶるるっ

塚原『ひっ…あっ…んんっ!』キィーン


森島「ひびきちゃん…っ」ポロポロ

「泣いてるぞ…あの塚原が泣いてる…!」

「うぉー! やだー! そつぎょうしたくねぇーよぉー!」


塚原(ああっ…! だめだめだめ! もう、限界がっ…! いっ…あっ? うそ、こんなのって──)チラリ

塚原(ここは壇上──前には机があって…下半身は見えない、それに…っ)すっ

塚原(何故か持ってきてしまったっ……卒業証書を入れる筒がある……!!)

塚原(前方からは見えない……筒……衝動……)

塚原(……もうやるしかないっ)

すぽん!



390:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 22:31:16.50 ID:sXsiJ8vE0

『──すぽん!』

純一「うっ…うっ…塚原先輩ぃ…!」

「今の音なんだ? なにか抜ける音がしたけど?」

「さ、さあ?」


塚原(や、やるしかないのよっ…ここです、するしかない…の…っ)プルプル

塚原『わ、私はっ…全ての出来事に感謝します…』

塚原(バレないように、パンツをずらして…落とす…)ストン

塚原『この学校に出会えたこと、素晴らしい教師の方々と会えたこと…っ』

塚原(す、スースーする……が、がまんよ…そして……そして…)

塚原『そしてっ…そして、かけがえのない友人達に……出会えたことを…!』

塚原(あとは──あてがって、する……だけ……)

ぶるるっ



399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 22:35:10.89 ID:sXsiJ8vE0

『…ストン』

純一「うわぁあ! 先輩ぃー!」

「…なぁ? 今なにか落ちる音しなかったか?」

「うん…なんだろう…小さい音でも拾ってるのかな…」



塚原『……そして』ぶるっ…

塚原(もうっ! だめ……我慢の限界─────)


ちょろ…


塚原『……………………』


森島「ひびきちゃーん…!」

「うぉおおー! 塚原がんばれぇー!」


塚原『……私は』



402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 22:39:08.81 ID:sXsiJ8vE0

塚原『私は……この学校を卒業できて……』



ろろ…ギュァァァ!!!



塚原『とってもとっても、幸せですっ』ポロ…



純一「っ……先輩!」ガタン!

パチパチパチ!! ワァー!! パチパチパチ!!

「…今何か滴り落ちる音しなかった?」

「うん! だけど…すげーかんどうしてるぜ俺!」パチパチ!!


塚原「………」すっ しゅっ!

すたすた


塚原(───我慢、しきったわ!!!)グッ!!



404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 22:40:26.94 ID:cLXTECP+i

我慢してないwww



405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 22:43:02.39 ID:Z4QhllFa0

Congratulation!



406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 22:43:13.30 ID:61iMCShIi

私は卒業証書になりたい



407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 22:43:17.03 ID:sXsiJ8vE0

塚原(あてがった瞬間、堪えきった! 私は我慢出来たのよ…!)

塚原(何を言おうが、我慢したの! た、多少! …なにかちょっぴり出てしまったかもしれない…)

塚原(けれど! だ、大丈夫! す、数滴だから! …数滴だから……うん…)ホロリ

『それでは…ん? なにか濡れて…ごほん、いえ、校長からの話です』

塚原「っ~~~~!!」カァァ

塚原(…これで私の勝手な問題は…99%クリアできた)

塚原(後は……後は、一%だけ)チラリ


純一「……」


塚原「…待ってて、すぐに行くから」



414:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 22:50:15.81 ID:sXsiJ8vE0

卒業式 終了後

塚原「…」

森島「んー! 良い卒業式だったわ! あとは教室に戻ってお別れを…ひびきちゃん?」

塚原「…行かなくちゃだめなのよ」

森島「えっ? どうしたの?」

塚原「きっと彼はもう居るハズだから。私は彼に答えを言いに行かなくちゃ…いけないわ」くるっ

塚原「──どんな用事よりも早く、彼に会うの…」たったっ!

森島「ひ、ひびきちゃんっ!?」


校舎裏


純一「…あ」

塚原「はぁ…はぁ…」

純一「来てくれたんですね。しかも、こんなにも早く…」



420:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 22:53:49.87 ID:sXsiJ8vE0

塚原「…ええ、それが最優先だと思ったから」

純一「ありがとうございます。そんな風に想って頂けてたなんて…てっきり僕は…」

塚原「ち、違うのっ」

純一「…え?」

塚原「それはっ! 私の…私の身勝手な考えで…キミが悪いわけじゃないの、決して…!」

純一「そ、そうなんですか?」

塚原「…うん、だから」すっ

純一「え…」

塚原「──もう一度だけ、告白して……私にもう一度だけ…キミから…」

純一「っ……僕は塚原先輩のことが大好きです!」

塚原「…うん」コク



425:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 22:57:37.02 ID:sXsiJ8vE0

純一「僕はずっと先輩のことを見てきました! だから、どうか僕と…付き合ってください!」ばばっ

塚原「………」

純一「っ……」

塚原「…うんっ」ぎゅっ

純一「え…」

塚原「…むしろ、私の方こそよろしくお願い…こんな不器用な私で…よかったら…」



塚原「──どうかもらってください…」ニコ



純一「あっ…えっと、ハイッ! 喜んで貰い受けます! ありがとうございます!」

塚原「………」

純一「や、やったー! よしよしよし! やっと伝わった…この想いが…ううっーよし! ……ん?」

塚原「……………」



429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 23:02:02.30 ID:sXsiJ8vE0

純一「先輩? どうかしたんですか?」

塚原「…………」ダラダラ

純一「…脂汗が凄いですけど…」

塚原「た、たちっ、たちばなくんっ?」プルプル

純一「は、はい…?」

塚原「その、ちょっとあっちに行ってくれない、かしらっ?」

純一「な、なんでですか? あっ……その……やっぱり嫌だったんですか…?」

塚原「ち、違うわ! そんなことない!」ぶるっ

純一「じゃあ…どうして…?」

塚原「あっ…ちがくて、だめ…ごめんなさっ…いやっ…み、みないでっ」




ポタポタポタ…パタタ!



430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 23:03:32.39 ID:e6l9kSA50

ほう、嬉ションってやつか



433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 23:06:42.04 ID:sXsiJ8vE0

塚原「ッ~~~~~!!」ぎゅっ ストン!

純一「え……」

塚原「お願い……違うのっ…これはっ……お願いだから見ないでっ…」ぶるるっ

ちょろろろろろ…

純一「これ…おしっこ…じゃ…?」

塚原「だめだめだめ…っ! 橘くんあっち向いてなさい…!」

ろろろ…

純一「………」

塚原「っ…こんなタイミングで…ごめんな、さい…ずっと…我慢、してて…ひっぐ」

純一「塚原先輩…」

塚原(こんな汚いこと…私っ…私っ…見られた、軽蔑された、もうっ…好きだなんて、思ってくれない…っ)


純一「──平気ですよ、それぐらい」ぎゅっ



435:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 23:10:19.32 ID:sXsiJ8vE0

塚原「えっ…! あっ! ダメよ橘くん…! き、汚いから…!」

純一「汚くなんかありません。先輩が流すものに、汚いものなんてありませんよ」

塚原「なに、それ…本気で…?」

純一「ええ、本気です。先輩…本当に何よりも早く来てくれたんですね、僕の所に」

塚原「あ……うん……」かぁぁ

純一「我慢って言ってましたけど、するタイミングならあったはずなのに…それでも」

塚原「…ごめんなさい」

純一「だから、僕は平気です。むしろ本気で嬉しいですよ、塚原先輩」

塚原「……」すっ

純一「──僕は貴女の…この光景を見れて、幸せに思っています」

塚原「たち…ばなくん…」

純一「先輩、ずっとずっと幸せにしますから──」すっ

塚原「あ……」

…ぴちょん…ぴちょん……ちゅっ


>今朝に戻る



437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 23:11:31.87 ID:sXsiJ8vE0

純一「何故戻ってきたんだろう。あのままで居たほうが良かった…気がする」

純一「後二人だよ! 頭ももはや正常に動いてない! >>445だ!」



445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 23:16:00.14 ID:5PgNuT/i0





461:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 23:24:55.68 ID:sXsiJ8vE0

純一「薫…だと…」トュルルルン!

純一「…が、頑張ろうか」グッ



ファミレス


純一「うだぁー」

薫「…なにその腑抜けた声。こっちも士気下がるんだけど」

純一「おー薫じゃないかー」

薫「ええそうですとも棚町さんですとも。絶賛バイト中のね」

純一「うん。知ってる、ドリンクバー一つで」

薫「あっいかわらずシケてるわねーはいはい、ドリンクバーひとーつ」

純一「…今日バイト何時に終わるの?」

薫「十時よ」

純一「じゃあー待ってるー」



462:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 23:28:20.36 ID:sXsiJ8vE0

薫「はぁ? なんでよ、居座る気?」

純一「暇なんだよ。帰りに本屋寄りたいし」

薫「一人で行きなさいよーなんでアタシが着いていかなくちゃいけないわけ?」

純一「暇だろ?」

薫「暇だけど」

純一「じゃあいいじゃないか」

薫「…なんかムカつくわね、このっ」げしっ

純一「あいたっ!?」

薫「ふんっ」すたすた

純一「客になんてことを…!」



463:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 23:33:20.07 ID:sXsiJ8vE0

純一(にしても客が少ないなここ、本当にやっていけてるのか?)キョロキョロ

純一「ふわぁ~眠い…」


キッチン


薫「ええっ~!? 子供が生まれる!?」

「そうなんだ…すまん棚町くん。レジと注文は任せたよ!」

薫「ちょ、ちょっと本気で言ってるんですかぁ!? ムリムリ!絶対に無理ですって!」

「だ、大丈夫だって! この時間帯は暇だし、それにバイトの子もそろそろ出先から帰ってくるよ!」バタバタ

薫「で、でもぉ…!」

「じゃ、じゃあね! この埋め合わせはまたこんどに! じゃ!」だだだっ

薫「ちょ、待って! てんちょぉおおおおおおお!!」

薫「はぁっ…はぁっ…行っちゃった…」


純一「ズズズ…」

薫「…ちょっと純一、こっち向きなさい」



465:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 23:36:02.99 ID:sXsiJ8vE0

純一「…なんだよ」コトリ

薫「立ち上がって。良いから早く」

純一「う、うん」すっ

薫「ふんふん、なるほどね…」チラチラ

純一「…なんだよ」

薫「サイズは合うわよね。きっと大丈夫、んふふ、じゃあこれ着てよ純一ぃ」バン!

純一「なにそれ? タキシード…?」

薫「そそそ。なんとね、男性店員クリスマス仕様の制服よ! さ、これ着なさい!」

純一「は、はぁ?」

薫「良いから早く! こっちきて!」ぐいぐいっ



469:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 23:38:51.30 ID:sXsiJ8vE0

純一「ちょ、待て薫なんだっていうんだ!?」ずりりぃ

薫「いいからいいから~」


~~~


純一「……」ブッスー

薫「むくれないの。良いじゃな…うん、似合ってるわよ?」

純一「…なんだよ店の手伝いをしろって」

薫「人手が少ないのよー皆色々と休養ができちゃってさ~」

純一「だからってどうして僕なんだ! 電話してヘルプ呼べよ!」

薫「呼んだじゃない」

純一「だから僕じゃなくて!」

薫「いーからいーから、給料弾むわよっ? にひっ」

純一「……ほ、本当か?」



470:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 23:42:42.33 ID:sXsiJ8vE0

薫「棚町さんは嘘つかなーい。ホントホント、マジのマジ」

純一「…期待するからな」びっ!

薫「それなりに仕事こなしなさいよ? んふふ、じゃあさっそく……何喋ろっか?」

純一「おい! どういうことだよ!」

薫「暇だもん。掃除も終わってるし、客は…居なくなったし」

純一「消したもんな。お前が消したんだもんな」

薫「あははー」

純一「…ったく、まぁいいけど。あーそういえば、クリスマス仕様の制服って言ってたけど」

薫「うん? 勿論女性用もあるわよ?」

純一「どんなの? ちょっと薫着てみてみよ」



472:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 23:45:25.62 ID:sXsiJ8vE0

薫「イヤだ」

純一「どうしてだ、まさかサイズが合わないとか…?」

薫「フンッ」ドゴ!

純一「ふっ…くっ…!?」ビクビク

薫「ちっがーう、そうじゃないのよ。普通に着ちゃ駄目なの」

純一「な、なんで…?」

薫「まだ袋に閉じてるから。クリスマスに使うようにとってある感じ…あんたのは去年のやつよ」

純一「なるほど…」

カランカラーン

薫「あ、お客さん着たわよ! 行って行って! ほらはやく!」ぐいぐいっ

純一「ぼ、僕が!? わ、わかったよ…!」



473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 23:48:50.21 ID:sXsiJ8vE0

薫「こっちは料理手伝うから! ほら、ね? 行った行った!」

薫「……ふぅ」

薫「あのお客さんから見て…飲み物飲んだらすぐに帰るわね、純一でも平気か」くるっ

薫「ちょっと軽く店長に電話でもしてみようかしら…」キィ…


更衣室


薫「……あら?」

『クリスマス仕様制服・ミニスカサンタ』

薫(これって…確かしまったはずだったのに、誰か出したのかしら)パカリ

薫(うわっ…すっごいキワいどいじゃない…これ着させるって店長…)

薫「……ふーん、生地はいいの使ってるんだー」

薫「…………」うずっ



474:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 23:52:27.43 ID:sXsiJ8vE0

数分後

純一「千九百円になりまーす、ありがとうございましたー」

純一(薫の奴何やってるんだ? くそっ、まさかサボってるんじゃないだろうな…)スタスタ

純一「更衣室…ここか?」コンコン

純一「おい薫ー! ここに居るんだろう? なにサボってんだー!」

『ひ、人聞きの悪い子と言うなっ』

純一「…やっぱり居たな。何やってるんだよ、早くこっち来いって」

『……く、来るわよ。だからあっち行ってなさい、しっしっ!』

純一「なんだその態度は…じゃあ早くコイよ! ったく」

『……ま、待って! やっぱり待って純一!』

純一「えっ? どうした?」

『い、行かないで…その……少し……話を聞いてくれないかしら……』



477:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/04(水) 23:55:24.76 ID:sXsiJ8vE0

純一「ああ、いいぞ。なんだ」

『……脱げなくなったの』

純一「はい? なにが?」

『ぬ、脱げなくなっちゃったの! せ、制服が…っ!』

純一「……太ったの?」

薫「ちっがーう!」バン!

純一「うわぁっ……おっ?」

薫「そうじゃなくてっ……この制服が…ミニスカサンタの制服がっ…」ぎゅうう

純一「脱げなくなった、のか?」

薫「…そそそ~」ショボン

純一(やっぱり太ったんじゃないか。いや、ここは言わないでおこう)

薫「ううっ…どうしよう…これじゃあ怒られる…っ」



482:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 00:04:09.56 ID:zc+rjuYT0

変態紳士はVIPにいたんだな



484:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 00:05:28.02 ID:THzrwGMB0

純一「ああ、着ちゃ駄目だったな確か。なんで着たんだよ薫……」

薫「ちょ、ちょっとした好奇心に……負けたのよ…」

純一「どうするんだ。破くわけにもいかないし…というか」

純一(凄い際どいな…う、うむ…この辺とか凄いんじゃあないか?)

薫「純一ぃ~……」ぎゅっ

純一「お、おうっ?」

薫「……お願い、助けて…」

純一「珍しく本気でお願いしてくるんだな…びっくりした」

薫「これでもけっこうテンパってるのよっ……どうしたら良いと思う!?」

純一「うん、気合だな!」

薫「き、気合っ?」



487:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 00:14:04.30 ID:THzrwGMB0

純一「もうそれしかないだろ。お前の十八番だろ、気合で解決は」

薫「普段のアタシのことどんな風に見てるのよ…」

純一「とりあえず、閉めるぞドア」パタン

薫「…あ、うん」

純一「よし。まずはどっちから脱がす? 上? 下?」

薫「…う、上からでお願い」

純一「了解」

薫「う、うん」

純一「んー? チャックか、んっ? なにか噛んで降りないみたいだな」

薫(なによ純一…ちょっと頼もしい所あるじゃない、んふふ)

薫(こんなにも真面目に考えてくれるなんて。少しだけ見なおしたわ)ぶるるっ

薫「……え?」ぴくん



489:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 00:18:56.45 ID:THzrwGMB0

純一「生地を噛んでるみたいだな。何かちょっと切るものがあれば…」

薫「……」ピクピク

純一「うん? どうした?」

薫「……えっ? あ、ううん! 何でもない何でもない! 気にしないで続けてっ」

純一「そっか、わかった」

薫(うそっ!? ちょ、ちょっと~~! なんで急に…おしっこに行きたくなるのよっ)

薫(で、でも! この制服は…そう簡単に脱げない! それに…)チラ

薫(このスカートの中身、実はタイツと連結してるのよね……これじゃあ……)

薫(確実に、濡れる)

純一「うーん。傷つけないように取るためには…うーん」

薫「じゅ、じゅんいちぃ…その、えっと…どれくらい掛かりそお?」



492:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 00:23:48.60 ID:THzrwGMB0

純一「えっ? おいおいまだ全然だろ? 上すら取れてないし」

薫「そ、そうよねっ…そうだったわねぇ…う、うん…」ぴくぴく

純一「…なんか震えてない? 寒いのか?」

薫「へっ!? 寒くないわよーぉ!? 全然へいきぃっ!」

純一(震え声なんだけど…)

薫「それよりもチャッチャとやってよっ…もう、時間もないから…!」

純一「時間がないって、ああ、そうかバイト中だったか」

薫(ど、どうにかして制服を脱がないと! かくなる上は…破く! おもいっきし破く!)

純一「駄目だな。ちょっと切らないと無理っぽいぞ薫」ぽんっ

薫「ひっ……」ビクン!



493:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 00:25:14.47 ID:THzrwGMB0

純一「か、薫?」

薫「あ……くっ…くぅうう……」ギリリ

純一「一体何と戦っているんだ薫…!!」

薫「だ、黙ってなさい」



494:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 00:28:06.88 ID:THzrwGMB0

純一「お、おう。お前が平気そうなら僕はイイケド…」

薫(今の危なかったわー! ふぅっ…アタシのど根性なめないでよ…っ!)ぎゅっ

純一「もうさ、勢い良く脱がしたほうが良いんじゃないか?」

薫「え……」

純一「そのほうがスッポリ行けそうだと思うぞ。どれ、ちょっと引っ張るから…」ぐいっ

薫「うひぃ!」

純一「うひぃ…?」

薫「あっ、やっ…やめなさい! そんなことしたら破けるじゃない…!」

純一「だけどさ…」

「おい棚町さーん」

純一&薫「っ……!?」



496:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 00:31:39.61 ID:THzrwGMB0

「あれ? 居ない?」

純一「あ、アレ誰!? 薫のこと呼んでるぞ!?」

薫「て、店長よ! 様子を見に来たんだわ!」

純一「ど、どうするんだよ! 僕もお前の姿もアウトだぞ!?」

薫「っ……脱がして純一!」バッ!

純一「は?」

薫「脱がすのよ上半身だけ! それならまだ──」

『…更衣室にいるのかな、どれ』コンコン

純一「っ…!」

薫「純一! は、はやく!」ぎゅっ

「…棚町さん? ちょっと入るけど、平気?」きぃ

薫「……は、はーい店長? 奥さん大丈夫でしたぁ?」



498:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 00:36:50.42 ID:THzrwGMB0

「うん。今安定してるみたいでね…それで今日はもう上がるから、大変だけどよろしくね」

薫「は、はーい」

薫(の、乗り切ったー! 脱げた上着、後は本来の制服をきてカバー!)

薫(下半身は机に隠して、純一はロッカーの中! やるわねアタシ…)

薫「けど、代償は…あった…」ふらふら

薫(これ以上動いたら──うん、出るわコレ…)

純一「…もう出ても平気か薫?」きぃ

薫「っ!? あ、うん…!」

純一「いやーびっくりした、見つかったら怒られるですまないことになりそうだよな」

薫「………」

純一「さて、どうする薫? 下半身、行くか?」

薫「……ちょっと待って」



499:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 00:40:48.19 ID:THzrwGMB0

純一「おう」

薫「……1つだけ言いたいことがあるのよ、良いかしら」

純一「な、なんだ?」

薫「…もし仮に、仮によ。この制服が脱げなくて…それでも脱がなくちゃいけない理由があったとするじゃない…」

純一「…」コクリ

薫「そ、そのときって……どうしたらいい、のかなぁ?」ポロポロ…

純一「ちょっ…薫!? なんで泣いてるんだ!?」

薫「え…あ、ホントだ…ごめん泣いちゃったわアタシ…ううっ…ふぇええっ…」ぐしぐし

純一「お、おい! なんだよ急にどうしたっていうんだ!」

薫「もうっ…駄目なのよっ…これじゃあアタシ終わっちゃう…ここでバイトできなくなっちゃう…」

純一「どういうことだよ?」

薫「っ…言えないっ…アンタには言えない…!」



558:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 07:59:52.02 ID:ZSfpCvyT0

薫「ごめん、ホントにごめん純一っ……こればっかりは…アタシでなんとかするから…」がた…

純一「お、おい」

薫「…もう帰っていいわよ、純一…」フラフラ

純一「……」


トイレ前


薫「なんっ……とか、ここまでこれたわ……っ」ぶるるっ

薫(チカラを振り絞って破く! できるだけ綺麗に破いて、後で縫合して綺麗にする…! それしかない!)

薫「い、行くわよっ……せーので破く、せーの…!」ぎゅっ

薫「……あれ?」ぐいぐいっ

薫(破けない!? タイツ破くなんてそんな力いらないはずなのに…!)

ブルブル…

薫「手が…震えて…?」



560:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 08:05:33.11 ID:ZSfpCvyT0

薫「あ……ああっ…!」ビクビク!

薫(力を込めたせいでっ…限界、が来ちゃった…もう…)ぶるっ!

薫「っ……だ、だめぇー!」ぎゅっ


「──薫っ!! こっちにおしりを向けるんだ!!」


薫「え…この声…純一…っ?」

純一「早く! 壁に両手をついて! こっちにお尻を!」ババッ!

薫「え…あ、うんっ!」トン くいっ

純一「行くぞ!!」ぐいっ

薫「きゃっ!?」

純一「ふんっ!!」ビリッ! ビィィィィイイイ!!

薫「んっ…!」



562:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 08:11:46.70 ID:ZSfpCvyT0

純一「や、破けたぞ! …なんだか凄いことしちゃったけど…これで大丈夫だ!」

薫「……っ…」ぶるるっ

純一「後はトイレに……行けばいい……だけ……」

薫「…んっ…あっ…」チョロ…


チョロロロロ…パタタタ…


純一「…か、薫…?」

薫「っ……っ……」ブルブル

ぴしゃぴしゃっ

純一「トイレはここじゃ…ないけど…それにパンツまだ履いて…」

純一(お、お尻を突き出したまま…スカートの中からで、出てる…)



564:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 08:19:48.67 ID:ZSfpCvyT0

薫「っ……ほんと……見ないで純一………」ギュッ

ちょろろっ

純一「……あ…」じっ

ろろろ…ぴちょん!

薫「…………」

純一「…お、終わったのか?」

薫「…終わったわ……アタシの人生がね……ひっく…」ずりり…ずり…

ストン…ぴしゃっ!

純一「薫…」ゴクリ

薫「もう、なんでよっ…目の前にあったのに…馬鹿みたいっ…あたしほんっと馬鹿…ぐすっ」

純一「……」

薫(制服も破けるし…お、おしっこでびしょ濡れ…最悪…ううっ…最悪最悪…ッ)



567:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 08:30:29.48 ID:ZSfpCvyT0

薫「うわぁあああんっ…ばかぁー! なによこれもうやだぁー! あああんっ…!」

純一「…薫」

薫「なによっ! もうっ…あっち行ってなさいよ! 見ないでってば!!」

純一「違うんだ、見てごらん。窓の外を…」

薫「え…?」

ふわふわ…ふわ…

純一「雪が降っているよ」

薫「雪が…?」

ふわわー

純一「この時期に雪だ。このままだとホワイトクリスマスになりそうだね」

薫「………」



568:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 08:31:27.74 ID:ZPZcrdN+0

えっなにこの感動的なシチュエーション



569:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 08:36:06.89 ID:ZSfpCvyT0

純一「…そろそろ寒くなる」パサ…

薫「!」ふぁさ

純一「何時までもその姿じゃ、風邪引くぞ薫」

薫「あ、アンタ…」

純一「…バイトだ」

薫「えっ?」

純一「今はバイト中だぞ薫。僕もお前もだ」すっ

純一「…まだ仕事という仕事をしてない、例えばそうだな」カチャッ

純一「──雪で濡れた床を拭き掃除、ぐらいはやっておかなくちゃな」がたがた…

薫「なにを…言ってるのよアンタは…?」

純一「薫もこれから大変だろ。破けた制服の修理、立派な仕事じゃないか」



572:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 08:41:17.30 ID:ZSfpCvyT0

薫「………」

純一「ああ! 破いてしまったのは僕だっけ!」ぽんっ

純一「じゃあ薫。僕の働き分を使って、その弁償代をまかなうか。うん、そうしたほうが良いな」パタン

薫「…純一」

純一「さて、後数時間だ。大丈夫、僕は暇だし終わりまで付いていてあげるよ」ニコッ

薫「……ばか、ほんっとばかね」

純一「おい、馬鹿ってなんだよ。素敵な親友さんだろ?」

薫「ばーか」ぎゅっ

純一「あはは」

薫「……ほんっと、ばか」

ふわふわ…ふわふわ…


薫「──てんきゅ、純一」


ふわふわ…ぴちょん…しゅわわ…

>今朝に戻る



490:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 00:18:58.11 ID:0nvPchcS0

でもこの橘さん、「相手に尿意を催させる」コマンドを選択して故意にやってるんだよな……



573:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 08:45:04.68 ID:ZSfpCvyT0

純一(>>490そのこと既に忘れてたとは言えない…)

純一「…後一人とか言ってた気がするけど、うーむ」

純一「とりあえず最後に>>584だよ」



584:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 08:53:57.67 ID:WAs6icX00

絢辻さんとお姉さん二人同時



587:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 08:56:37.44 ID:WAs6icX00

やったああああ二人同時OKなんですねえええええ
ありがとうございまあああああす



594:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 09:42:22.04 ID:ZSfpCvyT0

純一「…絢辻姉妹だって? な、なんだそれ」トュルルルン!

純一「ど、どうなるっていうんだそれは…」


創設祭当日 準備室


純一「ふぅ疲れた」

絢辻「何言ってるの。まだあと少し、最後まで頑張りなさい」

純一「そうなんだけどね…」

絢辻「ガッツが足りないわよ。ほら、これ運んで」ドス!

純一「…りょ、了解しました」たったった…

絢辻「ふー…運び出しはこれぐらいかしら? うんうん、今のところ順調ね」

絢辻(このまま何事も無く創設祭が終わってくれれば良いのだけれど…)

絢辻「…平気、詞は頑張ってるじゃない。うんうん」すたすた

がらり… ぴしゃっ



595:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 09:47:37.83 ID:ZSfpCvyT0

廊下


純一「はぁっ…はぁっ…疲れた、ここに置いておけば良いのかなっと」ドシン

純一(今となっては今更だけど、創設祭実行員は大変だよ)

純一「まあ絢辻さんとお近づきになれただけでも…儲けモンか」


「あれ? 呼んだかしら~?」


純一「あ、絢辻さん!? いや! 今のは別になにも! …あれ?」

縁「うん~?」

純一「あ、貴女は…! 確か絢辻さんのお姉さんじゃあ…?」

縁「絢辻さん? あ! もしかしてぇ詞ちゃんのお友達ぃっ? きゃー! 詞ちゃんは何処に居るのっ?」ずいずい

純一「えっ? あ、はいっ! えっと…近くにいると思いますけど」

縁「ほんとぉっ? やった~! もう逢えないんじゃないかなって思ってたけど、ありがとねぇ…えっと~?」



598:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 09:52:13.30 ID:ZSfpCvyT0

純一「あ、橘純一です。以前に土手でお会いしたと思うんですけど…」

縁「う~ん?」こてんっ

純一「…い、いいですよ! 無理に思い出そうとしなくてっ。あ、呼んできましょうか?」

縁「あ、ホントにぃ? ありがとぉ~! 田所くん!」

純一「橘です…で、では」くるっ

純一(ひゃー絢辻さんのお姉さん来てるよ! 相変わらず凄い美人さんだった…)

純一「あ、絢辻さんだ。おーい絢辻さーん」

絢辻「橘くん。荷物は運び終わった?」

純一「うん、終わったよ。それと報告があってね」

絢辻「なにか問題でも起こった?」



599:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 09:59:17.79 ID:ZSfpCvyT0

純一「あはは、違うよ。問題は起こってないから、大丈夫」

絢辻「そう、良かった。それで? なにか、し……ら……」ピシィ!

純一「うんとね、絢辻さんにお客さんだよ。ずっと探してたらしくて…絢辻さん?」

絢辻「……姉さん…?」

純一「えっ?」くるっ

縁「もぐもぐ…はりょ~! もぐ、ごくん。こんばんわぁ詞ちゃーん!」ふりふり

絢辻「…どうしてここに居るの」

縁「えぇ~? だって、詞ちゃんが頑張ってる所みたくてねぇ。お姉ちゃん来ちゃった!」

純一(付いてきてたんだ…いつの間にかイカ焼きも買ってるし…それに、なんだろう?)チラッ

絢辻「…そう、そうなの」

純一(この絢辻さんの表情…凄く硬いっていうか、その、表現しにくいけど)



600:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 10:04:40.62 ID:ZSfpCvyT0

絢辻「それで、楽しんで頂けたかしら」

縁「うんうん~! 凄いわぁ! 特にあのクリスマスツリー! すっごくきれい~!」キラキラ

絢辻「…頑張ったもの、凄くね」

縁「そうなんだ~! ふーんっ」

絢辻「………」イラッ

純一(あ、一瞬表情にヒビが)

縁「ふふふっ…詞ちゃんは今日もかっこいいね、自慢の妹さんだよぉ」

絢辻「そう、ありがとう。じゃあ私はこれで…行くわ橘くん」くるっ

純一「えっ」

絢辻「良いから早く」すたすた

純一「で、でも…」チラリ

縁「……」フリフリ

純一「っ……」ペコリ



601:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 10:08:02.92 ID:ZSfpCvyT0

絢辻「………」すたすた

純一「い、良いのあれだけで? もっと話すこともあるんじゃ…」

絢辻「無いわ」ぴたり

純一「お、おっと」

絢辻「…気にしないで実行委員の仕事に集中しなさい、ただえさえ散漫なんだから」

純一「すみません…」

絢辻「……コホン」

純一「?」

絢辻「あ、貴方は…あたしを気にしないでいいから…頑張りなさいって言ってるの!」ぷいっ

純一「う、うん! わかった!」

絢辻「…そう、なら任せたわよ。あたしは準備室に忘れ物しちゃったから、取り行ってくるわ」すた…



602:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 10:13:49.80 ID:ZSfpCvyT0

純一「うん、わかったよ。じゃあ色々と見まわってくるからね」すたすた

絢辻「……」チラリ

絢辻(変な所を見られてしまった…ううん、気にしない気にしない。気を抜いちゃダメよっ)ぎゅっ

ガチャ パタン

絢辻「さっさと忘れ物を見つけて、仕事に戻らないと。えっと…資料は何処に置いたかしら…」ガサゴソ


きぃ…


絢辻「!! だ、誰っ?」くるっ

縁「…えへへ、来ちゃった」

絢辻「っ…姉さん、ここは一般の人は立入禁止だけど」

縁「ん~? そおなの?」パタン

絢辻(なんで入ってくるのよ…)



603:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 10:17:35.17 ID:ZSfpCvyT0

縁「ほぇーここが詞ちゃんが頑張ってる場所なんだ~ふーん…」キョロキョロ

絢辻「良いから出て行って、見つかったら怒られるわよ」

縁「まあまあ。そんな固いこと言わないで、ね?」

絢辻「………………おとなしくしてて、すぐに私も出るから」ガサガサ

縁「はぁ~い」

絢辻「………」ガサッ…

縁「ねぇ詞ちゃん?」

絢辻「…なに」

縁「あの子は詞ちゃんの彼氏なの?」

絢辻「は、はぁ? 何言って…!」

縁「えへへ~だって、詞ちゃんが凄く信頼してるように見えたからねぇ」



605:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 10:21:42.94 ID:ZSfpCvyT0

絢辻「何を知ったようなことをっ……」ブツブツ

縁「えぇ? 何て言ったの?」

絢辻「なんでも、ないっ。とにかく黙ってそこに座ってて、いいから」

縁「…うん」ショボン

絢辻(落ち着いて落ち着いて、わたし。乱しちゃ駄目、精神統一よ)

絢辻「どうしてこうも…っ」イラッ…

…ぶるるっ

絢辻「!」ぴくん

絢辻(なに、急に──うそ、このタイミングで……)ぶるっ

縁「ふーんふん♪」

絢辻「…姉さん。少し席を外すから、ここで大人しく座ってて」



606:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 10:24:48.15 ID:ZSfpCvyT0

縁「えっ? どこにいくの~?」とててっ

絢辻「つ、付いて来ないでいいから。とにかくすぐに戻ってくるわよ…」

縁「ほんとに?」

絢辻「本当に。だから待ってて───」


ガタタン! ドシン!!


絢辻「──……えっ? なに今の音?」

縁「わっ」

絢辻「ま、まさか…っ」ガチャガチャ

ギギギギギッ…

絢辻「うそ…ドアが開かない…重くてッ…後ろになにかつっかえてる…っ?」



608:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 10:30:22.88 ID:ZSfpCvyT0

縁「おー?」

絢辻「何かが崩れ落ちて──まさか、運ぶ予定だった荷物が倒れたの…?」

縁「あ~たぶんそうだねぇ、この部屋にはいるときにぃ…ちょっと危ないなぁって思ったもん」

絢辻(……この脳天気…っ)ぶるるっ

絢辻「ひっ!」ビクン!

縁「ふぇ? どうかしたの?」

絢辻「な、なんでもないわっ……とにかく声を出して助けを呼ぶわ。誰かー! 居ませんかー!?」

縁「ここに人が居ますよぉ~!」

絢辻「…駄目ね、ここら一帯は人気が少ないからっ」

縁「あわわ! これって大変じゃないのかなぁ…?」

絢辻「だから言ってるじゃないっ…ああもう、他に出れる場所はあるかしら…!」キョロキョロ



609:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 10:35:13.08 ID:ZSfpCvyT0

縁「あっ! あそこに窓があるよ! 詞ちゃん!」

絢辻「ほんとうにっ? そこから出れば──」

縁「でもぉ、ちょっと高すぎるかな」

絢辻(──天井近くにあるじゃない……あれじゃあ頑張っても届かない、だけど足場があれば)

縁「机とか使って登ってみるぅ? そうすれば届くかも…」ガタタ

絢辻「そ、そうね」ブルブル

絢辻(そろそろっ……限界、が来てる……早くしないとっ)ぴくん

縁「んっ!」ぶるっ

絢辻「ど、どうかしたの?」

縁「……つ、詞ちゃん」

絢辻「っ?」

縁「おトイレしたくなっちゃった、てへへ」ぺろ



610:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 10:38:31.48 ID:ZSfpCvyT0

絢辻「は、はぁっ? なんで急に…!」

縁「これまた実は~前から我慢してたんだぁ~忘れてたんだけど、今思い出しちゃって~」

絢辻「と、トイレって…じゃあ早くここから出ないとっ」

縁「そ、そうだねぇ。はやく机で…」

絢辻「う、うん」

縁「…どっちが先にいこっか?」

絢辻「…姉さんから先に」

縁「……」モジモジ

絢辻「なにやってるのっ? はやく先に──」

縁「ご、ごめん詞ちゃん…ちょっと無理かもぉ…」きゅっ

絢辻「ええっ? 限界、なの…?」



611:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 10:42:48.08 ID:ZSfpCvyT0

縁「……うん」かぁぁ

絢辻(照れてる場合じゃないわよ!) 

縁「ど、どおしよっか?」ぴくぴく

絢辻「と、とにかく気合を入れて登るの!」

縁「だめぇ~! そんなことしたら…絶対に出ちゃうもん!」

絢辻「出ちゃうって…じゃあ私がもう行くから!」すっ

絢辻「私が回ってドアを開ける…歩けるぐらいは出来るでしょ?」ガタタ

縁「うんっ…ごめんねぇ…」もじもじ

絢辻(本当に最悪ッ…なんでこうなるのよ…ッ)ガタン!

絢辻「…え」


──どしんっ



612:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 10:44:14.47 ID:N6aCesR10

実に素晴らしい



613:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 10:54:19.76 ID:zbVIVCMF0

良かった。安価を取って本当に良かった。



620:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 11:42:14.02 ID:ZSfpCvyT0

縁「つ、詞ちゃん!? 大丈夫!?」

絢辻「ぁ……」ちょろ

絢辻(だ、だめぇっ───!!)ぎゅっ


ろろ…きゅっ!


絢辻「ッ……ハァッ…ハァッ…!」

縁「け、怪我してないっ? 平気っ?」

絢辻「へ、平気よっ。なにも、ない……大丈夫っ……!」ぐぐぐっ

縁「本当にっ? どこも痛い所無いよねぇっ?」

絢辻(危なかった…危なかったけど、ああっ…もう! やだやだやだ!)ふるふる

縁「うぇえんっ」

絢辻「この状況…どうしたらいいのよッ…」

縁「…ぁ…」ぶるるっ



621:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 11:48:41.82 ID:ZSfpCvyT0

絢辻(もう一度登るチャンスは…くっ…この状態じゃどうやら…!)ぶるぶる

縁「……つかさちゃん…」ぼそっ

絢辻「…え? なに?」

縁「ど、どおしよ…もうダメかも…っ」ぴくぴくっ

絢辻「えっ? うそっ、待って! もう少しだから我慢して!」

縁「ううっ」へたり…

絢辻(が、頑張るの私! まだ、まだイケるはずよ…!)ガクガク

絢辻「んっ…と、届いて…!」ぐぐぐ…

絢辻「あ…」ぶるる!

絢辻(うそ──ここにきて──なんでっ)

絢辻「あっ…ああっ…!!」びくぅ!


「──絢辻さんっ!!」ぱしっ



622:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 11:49:42.60 ID:ZSfpCvyT0

絢辻「…っ…ぇ…?」ふる…

純一「良かった…! やっぱりここに居たんだね!」

絢辻「たち…ばなくん…」



623:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 11:52:37.39 ID:ZSfpCvyT0

絢辻「…っ…ぇ…?」ふる…

純一「良かった…! やっぱりここに居たんだね!」

絢辻「たち…ばなくん…?」

純一「何時までも姿が見えないから探してたんだよ!」

絢辻「どうして窓から…」

純一「そっちのドアに荷物が倒れこんでて、今、皆が退かしてる途中だよ!」

絢辻「え…」


「ほらそっちに! 次はこれだ!」

「はいよー! これ壊れ物だからやさしくね!」

「早く実行委員長を助けるぞ! 急げ急げ!」


純一「…僕が助けを呼んだんだ、一人じゃどうにかなる量じゃなかったからね」

絢辻「…あ、ありがと」



625:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 11:57:10.46 ID:ZSfpCvyT0

純一「それに」チラッ

縁「っ……っ……」フルフル

純一「お姉さんまで…早くここから出よう! さあ捕まって絢辻さん!」ぐいっ

絢辻「う、うん」きゅぅん

絢辻「あ、いやっ…待ってちょうだい! だめっ!」ぱしっ

純一「えっ? そ、そうだよね。時期にドアが開くから待ってればいいか…!」

絢辻「あ、違うのよ、そうじゃなくって、あの、気持ちは嬉しいのだけれど」ぶるっ

純一「どうしたの? それにお姉さんの様子も…」

縁「つ、詞ちゃん…」ぎゅっ

絢辻「姉さん…ほらもう少しだから我慢して…」

純一「具合でも悪いのかな──うぉおおっ!?」ぐらっ

どっしーん!

絢辻「きゃあ!?」



626:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 12:01:08.46 ID:ZSfpCvyT0

純一「痛たた…あーびっくりした、いきなり後ろから押されて…」

絢辻「あれは…」

純一「え? あ! 窓の外になにか置かれてる……木の板…?」

絢辻「出し物の看板だわ…誰かが貴方に気づかずに、立てかけたのよ…」

純一「それに押し出されたのか…えっと、大丈夫? ぶつかってないよね?」

絢辻「私は平気だけど…ね、姉さん?」

縁「…………」

純一「えっ? どうしましたっ!?」

絢辻「……嘘」

純一「絢辻さん? どうしたの──」


ちょろろろろ…じわわ…



628:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 12:06:53.44 ID:ZSfpCvyT0

純一「え、暗くてよく見えないんだけど何が」

絢辻「見ないでっ」ぱしんっ

純一「あいたぁっ!?」

縁「っ……っ……っ……」ぽたぽた…ぴちょん…

絢辻(え、え、え、うそ、うそうそ、姉さん、本当に…?)

純一(後ろから目を塞がれて! 絢辻さんむ、胸が!)ドキドキ

縁「…ぁふ…」ぶるるっ

絢辻「姉さん…それは…」

縁「…ごめんね…我慢できなくって…えへへ…」

絢辻「なに、笑ってるのよっ! そんなっ…そんな、ことして」

縁「……うん」ぎゅっ

縁「…ごめんね、本当に、ごめんね…」ポロポロ



629:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 12:13:14.48 ID:ZSfpCvyT0

絢辻「姉さん…」

純一「っ!? っ……あれ、この匂いってもしかして…」

絢辻「嗅ぐなっ」メキィ!

純一「うひぃッ!?」

絢辻(どうしよどうしよどうしよ──こんなの、私はどうしたらいいのよ……!)


ガタタ!


絢辻「!! この音…もしかして荷物が退かし終わってる…?」

純一「そろそろ助かるかもだけど…絢辻さん…どうしたの? そろそろ手を外して欲しいんだけど…」

絢辻「……っ…!」ドッドッドッドッ

純一「絢辻さん? 一体何が起こってるの? 僕は何が何だがわからないよっ?」

絢辻(どう……するの、これ、人が入ってきたら確実に姉さんの恥態が見られる、はずよね?)

絢辻(声を出して止める? いや、もうだめ、そもそも騒音で声が届かない、沢山の人がいる中で、無理よ)



630:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 12:18:29.57 ID:ZSfpCvyT0

純一「絢辻さん…?」

絢辻(どうする──考えて、考えなさい絢辻詞! どう切り抜けるか考えて考えて考えて──)

絢辻「ふぁっ…!?」びくんびくん

純一「っ?」

絢辻「えっ…あっ…?」へたり

純一「絢辻さん…? ちょっと、絢辻さん!?」

絢辻「そんなまさか……そう、だった…私も限界だった…っ」ぶるるっ

純一「えっ!? 限界だったって何を……それ、縁さん……その水たまりは…」

縁「ひっぐ…えぐえぐっ…」ぐしぐし

純一「……絢辻さん、これって…」

絢辻「た、橘くん…はやくっ……ここから逃げなさい……」ぎゅっ



631:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 12:23:18.56 ID:ZSfpCvyT0

純一「何を言ってるんだよ…! 逃げるってどうして!」

絢辻「ば、ばかっ…この状況を大勢に見られたら…なんて思われるかわかってるの…っ」プルプル

純一「あ…!」

絢辻「一発で…貴方の学園生活は…百八十度変わったものとなるわよっ…そんなの、いやでしょっ?」

純一「で、でも」

絢辻「いいの、よ。平気、私は優等生だから、どうにか切り抜けられるわ…橘くん、貴方は逃げて」ぐいっ

純一「絢辻さん…」

絢辻「…この窓の外は、確か校舎裏。人気も少ない、あの看板を倒して窓から逃げなさい…っ」

純一「………」

絢辻「早く…! 皆が来る前に…! わ、私も…あたしももう我慢の限界、なのよ…!」ぶるっ


純一「──いいや、僕は出ないよ」



637:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 12:59:13.49 ID:I6L3eBkfi

お、おい焦らしプレイか…?



638:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 13:00:37.41 ID:gd9ROGCL0

カッコよすぎて濡れる



639:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 13:02:43.13 ID:ZSfpCvyT0

絢辻「なにをっ…いって!」

純一「絢辻さん…お姉さんの近くに来て、できるだけ近くに」ガタタ…ガタン!

純一「これでドアからは見えない、机と荷物で上手く隠して…それから」

絢辻「え……」


ガチャガチャ


純一「…そろそろ皆が入ってくる…っ…時間がない、頑張れよ僕の拳っ…!!」ぐぐっ

純一「え、えぇえいいっ!!」ガツン!!

絢辻(看板を殴って、倒し──あ………)ぶるるっ

純一「痛ッ…早く隠れて絢辻さん! 僕の足元に早く!」


ガチャ!


高橋「だ、大丈夫みんな!? 怪我はしてない!?」だだっ

純一「…あ、高橋先生。大丈夫ですよ、二人は窓から無事に出ました」



642:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 13:09:37.58 ID:ZSfpCvyT0

ちょろろろろ…


高橋「橘くん! 二人って…絢辻さんの他にも居たの?」

純一「はい。他の実行委員が居ましたけど…二人共大丈夫です」


ぴしゃぴしゃ…ぽたぽた…


絢辻「んッ…んんッ…!」ちょろろ…

縁「……ひっぐ…」ちょろろろ


純一「後は実行委員の僕に任せてください──」

純一(ふ、二人共…僕の足を掴んで…出てるのか…? 上履きがだんだんと湿ってきている、これって…)

純一「──ご、ごほん! 後片付けは僕がしますから! 皆、どうもありがとうね!」


絢辻「…ごめ、んなさい…ごめんなさい…」ぶるるっ

縁「ぐすっ…えっく…えっく…」ちょろろ…ろん!



644:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 13:15:13.95 ID:ZSfpCvyT0

パタン

純一「…ふぅ」

絢辻「………」ぎゅっ

縁「ぐすっ…」ぎゅうううっ

純一「えっと、二人共? そろそろ僕の足を離してくれたら…」

絢辻「だ、だめっ! どいたらっ…み、みえちゃうじゃないっ」ぎゅう!

縁「ううっ…ううっ…」ぎゅううううう

純一(既に上履きが湿っている時点で色々と…あはは)ポリポリ

絢辻「……ぐすっ…」

純一「…絢辻さん、これでよかったんだよ。ばれずにすんだ、まぁ僕が知ってるけれど…」

絢辻「せっ…責任とって…」ぐしっ

純一「えっ?」

絢辻「あたしをこんな辱めた責任取りなさいっ! ばかばかばかっ!」ぽかぽかぽか



646:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 13:17:03.61 ID:NuxQo4Lr0

さすが紳士!おれたちにできない事を平然とやってのけるッそこにシビれる!あこがれるゥ!



648:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 13:20:14.60 ID:ZSfpCvyT0

純一「責任取りなさいって…」

絢辻「あ、あなたがもっと早く駆けつけてくれたらっ! こんなことにっ…ならなかったのに…っ」

純一「えっと、ごめんね…」

縁「…お嫁さんにしてくれるのぉ…?」

純一「ええっ!?」

絢辻「な、何を言ってるのっ?」

縁「わたしも恥ずかしくてお嫁にいけないよぉ~もうこの子にもらってもらうしかないよぉ~えーんっ」ポロポロ

純一「が、頑張ります!」

絢辻「何を頑張るのよあなたはっ! もうっ…もうっ…ほんっとに……」ぎゅっ

純一「あ…」

絢辻「血が出てるじゃないっ…ばかばかっ…殴ったら血が出るに決まってるじゃないの…!」ポロポロ

純一「…気にしないで、僕が勝手にしたことだから」



650:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 13:26:27.37 ID:ZSfpCvyT0

絢辻「ほんっと馬鹿ね…何を考えてるのよ、全部全部貴方が背負い込んでるじゃない…」

純一「あはは、大丈夫。絢辻さんの…お、おしっこぐらい飲めるよ僕?」

絢辻「へっ?……~~~ッ!!」カァァ

縁「すごぉ~い! キミっておしっこ飲めるのぉ?」

純一「えっ? あー……ええ、いけます」きりっ

絢辻「ばかじゃないの…っ」

純一「そうかな? けっこう本気で言ってるけど、前に鼻血もなめてるし」

縁「へぇー!」

絢辻「ッ~~~!!!」ボスボス!

純一「うぐッ! さ、さて! ほら後片付けをしましょう皆!」

絢辻「い、いいから貴方は何処かへ行きなさい! 後は私達がするから…!」

純一「着替えはどうするの?」

絢辻「えっ? あ、そっか…」



651:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 13:31:26.43 ID:ZSfpCvyT0

純一「僕が教室に戻って取ってくるよ。あと、お姉さんのは…すみません僕のジャージでいいですか?」

縁「おっけ~!」グッ

純一「わかりました。それじゃあ、すぐに戻ってくるよ」くるっ

絢辻「ま、待って!」ぎゅっ

純一「うん?」

絢辻「あ、あのっ…その…」モジモジ

純一「うんっ」

絢辻「……あ、ありがと。私……あ、あたし…」

絢辻「──わたし、本当に感謝してるから」

純一「! …いいよ。絢辻さんが助かるなら、なんだってするつもりだからね」ニコ

絢辻「っ……」

たったった

縁「いいこだねぇ~…」ほのぼの

絢辻「……ばか」

>今朝に戻る



656:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 13:35:47.30 ID:ZSfpCvyT0

ということで終わり
途中寝てしまってすみませんっした。


ご支援ご保守ありがとう
質問あったら聞くよ なかったら落としてくれたら


それではではノシ


紗江ちゃん…



661:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 13:38:47.78 ID:FiOrOfWA0

乙なんだよ
書きたいなら書いてもいいんだぞ



674:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 14:17:26.24 ID:jJYyWJTz0

id変わったのか すまぬのぉ
最後のヒロインぐらい終わらせよう

純一「>>682だ…」



682:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 14:21:44.24 ID:xoBePnD00

伊藤香苗!誰がなんと言おうと伊藤香苗!



688:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 14:30:19.87 ID:jJYyWJTz0

純一「香苗さんか」トュルルルン!

純一「…これで最後だ、がんばろう!」



木の上


香苗(これ降りられないわ)ぶるぶる

香苗(しくじったわー…子供の頃思い出して、安易に登ってみたものの)

香苗「…なんて馬鹿なあたし」がくっ

香苗(すっごく高い…飛び降りたら絶対に怪我する。あわわ…どうしよ…)

純一「ふーんふーん」すたすた

香苗(あ! 橘くんじゃん!)パァア!

香苗「おーい! そこのキミキミ! あんたよあんた!」

純一「うん? この声は…香苗さんか?」



691:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 14:34:41.79 ID:jJYyWJTz0

香苗(ハッ!? で、でも待って……この状態を見られたらどう思われる…っ?)

香苗(完全に阿呆まるだしじゃない!)

純一「?」

香苗「どうしよ…ごまかさないと…」

純一「何処に居るんだろう? あ、もしかして木の上とか──」

「にゃーん」

純一「ん? なんだ猫か」

香苗「にゃ、にゃーん」ドキドキ

香苗(ご、誤魔化せた? いけたかしらっ? ふぃー…危なかった…)

香苗(でも状況は変わんないのよね…うん…)ぶるっ

香苗「あ、あれっ?」ぴくん!



698:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 14:56:20.02 ID:jJYyWJTz0

香苗「えっ…うそ…どうして、あれ…」

香苗(これってもしかして…お、おしっこしたい…感じ?)

香苗「え、さっき済ませたばかりなのに…はあぅっ」ぶるっ

純一「ん? なんだろうまた声が…」

香苗「うっ」ぱしっ

香苗(ま、まだ下に居たのね橘くん…あーもう…どうしてこうなっちゃうのかなぁーっ)

純一「? ?」キョロキョロ

香苗(我慢できるのも…時間の問題ね、しかも降りるためにの手立てもなし)

香苗(詰んじゃってるじゃない…)

純一「うん、よし」

純一「香苗さん? 近くにいるんでしょ? 隠れてないで出てきてよ!」

香苗(た、橘くん…それは無理なのよ…ううっ…ごめんね、本当に…)



700:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 15:02:55.06 ID:jJYyWJTz0

純一「……反応なしか」

香苗(というか橘くん…樹の下で何してるのかしら。こんな人気も少ない場所で)

純一「よし! 確認は取れた!」ごそごそ!

香苗「?」

純一「さァーて、お宝本お宝本っと…」ペラ

香苗(あーそういう……なるほどねぇ、えっちな本を読むために…)

純一「おぉー! なんだこれ、さすがだよ! ローアングル探検隊!」

香苗「楽しそうね…はぁ~」

香苗(それにしても、どうしようかしら。このままじゃ膠着状態でなんの解決にもなんないわ…)

香苗「っ…え、あっ……!!」ぶるるっ

香苗(波がっ…来て、来てる…! だめだめ、収まりなさい! うっくぅ…!)きゅううう

香苗「はぁっ…はぁっ……」たらり

香苗「んっ…ちょ、ちょっとヨダレが出て…あっ」たら…

ヒューン



701:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 15:09:15.38 ID:jJYyWJTz0

純一「ん?」ぽたり

香苗(きゃー! や、やっちゃったっ…橘くんの首辺りに…!)

純一「雨でも降ってるのかな? 晴れてるけど、んー?」

香苗(凄くこっち見てる…お願いお願い気づかないで…!)ドキドキ

純一「まさか──やっぱり香苗さんが……」

「にゃーん」

純一「…なんだ猫か…」ストン

香苗「にゃーん…助かった…」

香苗(あとで沢山謝るわ、本当に…だけど今だけは許してね橘くん)

香苗(──さて、どうしましょうか)ぶるぶるぶる

香苗「そ、そろそろっ……限界よ私ぃ……んんっ」

香苗(このままじゃ…いえ、考えたら駄目じゃない香苗…その時点で負け確定よ…っ)

香苗「だから乗り切ってみせる、絶対に───」きゅん!



703:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 15:12:41.73 ID:jJYyWJTz0

香苗「──……ぁ…」ぶるっ

香苗(いっ……で、出るかも……しれな、い…?)

香苗「……だ、だめっ…」ぎゅっ


じわわ…


香苗(お願いだから止まってッ…だめだめ…止まりなさいっ、止まって!)


ちょろ…ちょろろろ…


香苗「ぁ…で、ちゃ…」


ぴしゃぴしゃ…


香苗「っ……~~~~!!」ぎゅっ



純一「ふむふむ、なるほどスカートの中身は…うん?」ぽたぽた



704:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 15:18:00.00 ID:jJYyWJTz0

香苗「うそ…でしょ……っ」ちょろろろろ


ぴしゃぴしゃ ぱたた ぱた


純一(なんだ? 上から何か降ってきてる…水滴?)


香苗「ううっ…ああっ……あっ……」ちょろ…


純一「葉っぱに雨露でもたまってたのかな、んっ! 今……」

純一「……口に入っちゃったよ、ったくもう」ぺっぺっ


香苗「ッ……」カァァ


純一「ん? なんだろう、少し…すっぱい?」


香苗(ばっ…ばかばか、なに感想述べてんのよっ)ぼっ!



707:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 15:23:25.26 ID:jJYyWJTz0

純一「ここじゃもうお宝本は読めないな。うん、いつもの隠し部屋に行こう」ゴソゴソ

香苗「はぁ…はぁ…んっ…はぁ……」

香苗(ごめんアンタに…なんてことしちゃったのかしら…私……)

香苗(おしっ、……飲ませちゃうなんて…ううっ…)

香苗「もういいわ…どうにでもなればいいのよ…」すっ

香苗(なんかこう、飛び降りても大丈夫な気がしてきた、そうよ、平気よきっと)

香苗「人におしっこかけるぐらいだしね……うん…」

香苗「もう飛び降りて終わろう──」

ずるりっ

香苗「──え……滑っ、液で…あっ!」



710:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 15:27:33.87 ID:jJYyWJTz0

香苗「ひゃあああ!!?」

ヒューン! ボスン!

香苗「あああ……ああっ…あ、あれ?」

香苗「痛く、ない?」

純一「…僕は痛いけどね」

香苗「っ!? あ、あんた! 橘くん!?」

純一「ああ、そうだよ。やっぱり木の上に居たんだね…」

香苗「ど、どうして…いつから気づいてたの…?」

純一「さっきだよ。とある部屋から見えたんだ、香苗さんの姿さ」

香苗「あ、そう……なんだ」かぁぁ

純一「それよりも香苗さん、その…」ポリポリ

香苗「えっ? な、なにっ?」

純一「怒らないで聞いて欲しいんだけどね、さっきからスカート捲れてて……」

純一「……どうしてだか、その、う、うん?」チラチラッ



712:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 15:37:19.22 ID:jJYyWJTz0

香苗「え……スカートって…」チラリ

香苗(この体制──私が仰向けの橘くんに乗っかって、顔の近くにパンツを見せてる──)

純一「…あの香苗さん?」

香苗「ひっ」びくん!

純一「えっ?」

香苗(あ…うそ、ちょっとまって…びっくりしすぎて、また)ぶるっ

純一「かな…え…さ…ん?」

香苗「あっ! だめっ! みない、でっ………」じわわ~

純一(え? なんだ、胸のあたりがだんだんと湿って、えっ!?)ぱしゃ!

香苗「んんんっ……」ぎゅっ

純一「…これって…もしかして…おし、」



714:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 15:42:24.62 ID:jJYyWJTz0

香苗「………」

純一「……もしかして、さっきのも…」

香苗「………」

純一「…そう、なんだ」

香苗「…もう最悪だわ…本当に…こんなのありえない…ぐすっ…」

純一「……」

香苗「ごめんなさいっ…私、あんたに何度怒らせるようなことすれば…いいのかしらねっ…ひっぐ…」ぐしぐし

純一「うーんと、とりあえずね香苗さん」すっ

香苗「ひっぐ…ううっ…」

純一「…色々と大変だったのは分かるけど、なんとなくだけどね」

香苗「うん…ぐす…」

純一「──おしっこって、ちょっと不思議な味がするもんだね」



717:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 16:10:35.19 ID:jJYyWJTz0

香苗「ぐしゅ…ひっぐ……え…?」

純一「いやー初めてだったけど、いい経験になったよ。うんうん」

香苗「は、はい? あんた何言ってんの…?」

純一「普段の生活からじゃ得られない経験! …ありがとう、僕は香苗ちゃんに感謝するよ」

香苗「あ、あんた馬鹿…じゃないの…っ?」

純一「え、えーと…とりあえずね香苗さん」ぬぎっ

香苗「ぇ…」ふさぁ

純一「今日のことは誰にも言わないでおくよ。二人だけの秘密ってことにしとこう」

香苗「この上着…よ、汚れちゃうわよ…?」

純一「それも経験だよ! うん、そんな感じで…何時でも良いから上着、それじゃ」ふりふり

香苗「……」ポツーン



718:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 16:13:39.97 ID:jJYyWJTz0

香苗「…フツー…味の感想とか言う? こんな時に…」

香苗「ふふっ、なによそれ。本当にあんたっておかしいやつね…」

純一「ふーんふーん」すたすた

香苗「ありがと…橘くん、でもさ」

香苗「…上着貸してくれたら隠せてないわよ、えっちな本」


すぐに高橋先生にお宝本は没収されました




>今朝に戻る



719:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 16:15:23.66 ID:jJYyWJTz0

純一「とても貴重な経験をしたと思う。さて…」

純一「そして、次だ。本当にこれで最後、これで──彼女が現れてくれたら…」

純一「僕は負われる気がするんだ…」

純一「>>725にしようよ」



725:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 16:21:25.96 ID:MYDY1XTX0

紗江ちゃん



726:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 16:21:58.39 ID:QlE38iyOi

でかした



727:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 16:25:02.88 ID:02e+KL+b0

よくやった



728:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 16:26:16.06 ID:o5xsT1e40

それでこそ男や!



729:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 16:31:18.81 ID:jJYyWJTz0

純一「…さて紗江ちゃんだ」トュルルルン!

純一「最後に頑張っていこう!」



橘家 自室


純一「さて紗江ちゃん、どうだい調子は」

紗江「せ、せんぱい…」ぴくっ

純一「うん?」

紗江「ほ、ほんとうにっ…これでいいんでしょうか…?」

純一「一体どうしたっていうんだい。君もきちんと了解してくれたはずだよ?」

紗江「はい…」モジモジ

純一「じゃあがんばろう。これは紗江ちゃん、君のためなんだから」

純一(──そう、これは特訓だ。紗江ちゃんの人見知りの克服…)

純一(…尿意を催しても我慢するという、ね)



741:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 17:28:11.55 ID:jJYyWJTz0

純一「どんな展開、場所であったとしても──常に緊張感を持って行動する!」

純一「日頃から他人に対して謙遜の心をもつ紗江ちゃんには…まずは己に対する心構えを変える必用があるんだ!」

紗江「な、なるほど…」

純一「君が人と会話するとき、何を思う? それは自分の弱さを再確認するはずだ! それは違うんだ紗江ちゃん…」

紗江「は、はいっ!」びしっ

純一「…君は本来、強い子だ。誰にも負けないほどの精神力を持っている、それは僕が保証しよう」

純一「しかしそれを引き出さなければチカラにはならない!! そう、僕はその手助けがしたいんだ!!」ぎゅっ

紗江「せんぱい……!」キラキラキラ

純一「…頑張って、くれるね?」

紗江「な、中多紗江! 頑張りますっ!」



742:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 17:32:36.12 ID:jJYyWJTz0

純一「さて、予定通り。昨日から水分を多くとってるみたいだね」

紗江「は、はい。言われたとおりに…牛乳をいっぱい飲みました…!」

純一「ベネ! では少し確認させてもらおうか」すっ

紗江「え…確認ですか…?」

純一「ああ、そうだよ」ぴとっ

紗江「ひぁあ!?」びくぅ

純一「…うん、お腹越しにたまっているのを感じるよ、いいね」

紗江「あ、ありがとう…ございますぅ…」かぁぁ

純一「確認は終わったから、次は──この計画表通りに事を進めよう」パラリ

紗江「計画表ですか…?」

純一「そう! まずは自宅で軽いストレッチを行う、次に外にお出かけだ!」

紗江「そとに…行くんですか…?」



743:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 17:37:56.38 ID:jJYyWJTz0

純一「ああ、そうともさ。軽いお出かけだよ、遠出はしないから安心してね」

紗江「…わかりました…」

純一「では、まずはストレッチから始める! 紗江ちゃん、その場でジャンプしようか」

紗江「え…でもストレッチじゃ…」

純一「軽く身体を暖めるんだ。それからストレッチは行うんだよ…わかるね?」

紗江「は、はいっ」

純一「じゃあどうぞ」

紗江「じゃ、ジャンプですよね………こう、ですかっ?」ぴょん

純一「もっとだよ! もっと連続でジャンプするんだ!」

紗江「はいぃっ! んっ! んっ! あっ…ふぅ…!」ぴょんぴょん

純一「……」じっ

紗江(み、見てる…せんぱいが真剣な表情で私のことを…が、がんばらなくちゃっ)ぴょんぴょん



744:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 17:42:12.13 ID:jJYyWJTz0

純一(いいね、凄くイイ。なにがいいって、もう言葉にする必要がないぐらいに、イイ)

紗江「ひぁっ…あっ…んっ! んひっ!」ぴょんぴょん

紗江(お、お腹がちょっと辛くなってきた…で、でも…んんっ)

紗江(せんぱいが私の為にやってくれてることだし…やらなくちゃ、紗江、頑張るんだよっ)

純一「ストップだ、紗江ちゃんいい感じだったよ…」

紗江「はぁ…はぁ…本当ですか…?」

純一「良いジャンプだった。これほどまで言いジャンプは見たことがない、誓うよ」

紗江「あ…ありがとうございます!」ぺこり

純一「さて、お腹の調子はどうかな…?」

紗江「え…あ、えっと…少しだけ辛くなってきました…」

純一「我慢だ。乗り越えられれば、もっと先にある自分に…なれるんだよ」



747:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 17:46:44.24 ID:jJYyWJTz0

紗江「りょ、了解です! せんぱい!」

純一「次はストレッチだ。前屈をしてみよう、紗江ちゃん」

紗江「はいっ」ぐぐっ

純一「…どうだい? どんな気分かな?」

紗江「気分ですか…? ちょっと…だけ、足が震えてます!」

純一「よし! そのまま何度か続けるんだ!」

紗江「はい!」ぐっぐっ

紗江(んんっ! ひっ、あっ……ちょっと危なくなってきたっ)

紗江(どうしよう…本当に限界だった時…せんぱいに報告したほうがいいのかな…っ?)

紗江(だめだよそれじゃあ…がまん、がまんしなきゃ…ううっ…でも恥ずかしい…)



748:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 17:49:27.42 ID:jJYyWJTz0

紗江「せ、せんぱいっ! 一つだけ…ご報告が…!」

純一「どうしたのかね」

紗江「げ、限界だったときは…どうすればいいのでしょうか…っ?」

純一「……」

純一「──おしっこをしたいと、言いたまえ」

紗江「えっ……?」

純一「したいので行かせてくださいと、言うんだ紗江ちゃん」

紗江「そ、そんなっ」

純一「言えないのかな? 君は……『おしっこがしたい』と言えないほどに、臆病なのかい?」

紗江「っ……!」ズキン



750:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 17:52:38.78 ID:jJYyWJTz0

純一「堂々と言えるからこそ、それこそが君が望む──自分じゃないのかな?」

紗江「私が…望む…?」

純一「ああ、そうだよ」

純一(ごめん、紗江ちゃん。こんな酷いことを言ってしまって──けれど僕は鬼になると決めたんだ!)カッ!

紗江「………せんぱい」

純一「な、なにかね?」

紗江「私はまだ…おしっこをしたくありません!!」

純一「!! よ、よくぞ……よくぞ言った紗江ちゃん!」

紗江「……」キリ

純一(あの表情…既に完成は近づいてるに違いない…)



751:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 17:53:46.17 ID:N6aCesR10

鬼教官や



753:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 17:57:26.51 ID:jJYyWJTz0

紗江「せんぱい…私はまだ覚悟が決まってなかったみたいです…!」ぎゅっ

紗江「──なんでも言ってください! なんでもやってみせます…!」

純一「紗江ちゃん…!」

紗江「……」

純一「そうか、そこまでの…覚悟を持っていたんだね」パチパチ…

紗江「…ありがとうございます…」

純一「じゃあ僕も本気で行くよ。うん、紗江ちゃん…」

紗江「…えっと、本気ですね! 頑張ります!」

純一「じゃあこれをつけるんだ…」チャリ…

紗江「え、これって…首輪…!」

純一「そう、そして…」すっ

紗江(スクール水着が懐から…っ?)



755:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 18:02:56.87 ID:jJYyWJTz0

純一「最後にネコミミと、もうひとつ最後にサンタの上着もお願いするね」

紗江「えっ…えっ…?」

純一「靴下はこの学校のやつを。後は上履きもあったかな、うーんと」

紗江「せ、せんぱい…? これ全部着るんですか…?」

純一「うん、そうだよ。以前に創設祭で余ったやつを貰ってたんだ、いつか役に立つかなって」

紗江「は、はあ…」

純一「よし、上履き見つけたよ。それじゃあ数分後にまた来るから、着替えておくんだ! 紗江ちゃん!」

紗江「…わ、わかりましたっ」

パタン

紗江「っ……え、え──……これ全部着ないとだめ…っ?」ドキドキ

紗江「とりあえず…服を脱がなくちゃ…」ぬぎ…



756:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 18:06:05.45 ID:jJYyWJTz0

数分後


純一「…大丈夫? 紗江ちゃん?」コンコン

『ひゃいぃっ!? だ、だいりょぶれふっ!』

純一「じゃあ開けるよ──」ガチャ

純一「──うおおおっ! 凄い、可愛いよ紗江ちゃん!」

紗江「本当ですか…?」

純一「うん、そのネコミミも髪の色と会ってるし。それにスクール水着もぴったりだね!」

紗江「は、はい…」かぁぁ

純一「サンタの上着も中々のアクセントになってるし、靴下も上履きも…イイね」

紗江「そ、そのぉ~……せんぱい?」

純一「うん?」

紗江「この…首輪だけがつけ方がわからなくて…その、せんぱいにお願いしたいなって…」



762:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 18:37:34.75 ID:jJYyWJTz0

純一「僕がつけるの? いいよ、貸してみて」

紗江「はいっ! …よ、宜しくお願いします…」

純一「顔を上げて、紗江ちゃん」すっ

紗江「……冷たっ」カチャ

純一「時期に体温で暖かくなるよ、よし。これで完璧だね…うんうん最高に似合ってるよ」

紗江「えへへ、ありがとうございます…」

純一(やはり、この堂々たる佇まい…既に彼女は淑女としてのフィールドに達しているに違いないよこれは…)ゴクリ

紗江「……せんぱい?」

純一「あ、うん! えっと…良く着替えてくれたねっ? じゃあ次は…」

紗江「お、お出かけですねっ」

純一「えっ? いやいや! 流石にこの姿じゃ…」

紗江「ふぇっ? あ……そう、です…よねっ……スミマセン…ゴメンナサイ…」かぁぁぁ

純一(この格好で出かけると思ってたのか…!)



765:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 18:41:39.05 ID:jJYyWJTz0

純一「…いや、出かけよう」

紗江「…え?」

純一「勿論、外じゃないけど。歩き回れることは出来るじゃないか…」すっ

純一「──この家の中をね」


居間


紗江「はわわっ…ひゃ~っ」ドキドキ

純一「どうだい、緊張するだろう」

紗江「は、はいっ……水着で…しかもせんぱいのお家でこんな、格好で…っ」

純一「そうだね。普段は美也だって過ごしてる」

紗江「美也ちゃんも…ここで…」

純一「だけど紗江ちゃん、君はそんな場所で水着姿なんて…」ボソッ

紗江「ッ~~~~!!!」びくん!

純一「…恥ずかしい?」

紗江「は、はずかしい…ですっ…」



766:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 18:42:00.11 ID:wmhuXucBO

淑女、淑女って何だ?



768:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 18:45:54.15 ID:ZS4DQLa40

>>766
紳士の対だろ



767:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 18:45:02.05 ID:jJYyWJTz0

純一「いいよ、恥ずかしがることが大切なんだ…そして」

紗江「あ…」

純一「…この〝我慢〟もすることにより、君は成長できるんだ」

紗江「…はい、がんばります」

純一「よし、じゃあ次はキッチンに行こう」

紗江「ふぇっ?」

純一「軽く玉子焼きを作ってもらおうかなって、えへへ」

紗江「たまごやき、ですか?」

純一「うん! できるかな?」

紗江「で、できます! やってみせます…!」



769:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 18:48:55.85 ID:jJYyWJTz0

キッチン

紗江「で、できました…」コト

純一「どれどれ、ぱくっ」

紗江「…ど、どおですか?」チラチラ

純一「もぐもぐ…うん、うまい!」

紗江「よかったです…! わぁい!」

純一「うんうん、その姿で動くのも慣れてきたようだね」

紗江「はい! これも…せんぱいのお陰です…!」

純一「いいや、君がもつチカラなんだ。僕だけの力じゃないよ」

紗江「そうなんですか?」

純一(ああ、これで完璧だ! もう紗江ちゃんは…淑女としての心構えを手に入れている)

純一「頑張ったね…紗江ちゃん、僕は凄く感動している…!」ぐすっ

紗江「……あの」モジ



770:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 18:53:51.81 ID:jJYyWJTz0

純一「うんっ?」

紗江「そのぉ~……えっと、あのですね……」チョンチョン

純一「どうしたんだい?」

紗江「こ、こ、これだけ……なのかなぁって…思い、まして」チラッ

純一「へっ?」

紗江「っ…っ……」テレテレ モジモジ

純一「えっとー、どういうことかなっ?」

紗江「もっと……せんぱいから、ですね…教えてほしい欲しいなって…思うんです…けど」

純一(…いったい何を言い出したんだ紗江ちゃん!?)

紗江「だめ、ですか?」モジ…

純一「で、でもね? もう既に色々と計画は終わってるし…」

紗江「…お出かけ」ぼそっ



772:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 18:58:12.70 ID:jJYyWJTz0

純一「…えっ? お出かけ?」

紗江「お出かけって、まだ…してませんよね…」

純一「す、するの?」

紗江「……えっと、したいです…」チラチラッ

純一(何を…言ってるんだこの子…)

紗江「で、でもですねっ! あのっ……流石に外は怖い、ので…」

純一「ので?」

紗江「…お庭に出ませんか…?」





純一「……」

紗江「ちょっと寒いですね」

純一「あ、じゃあ戻ろうよ! 風邪引いちゃうよ紗江ちゃん!」

紗江「へ、平気です! 頑張ります…!」

純一「そ、そっか」



774:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 19:01:32.29 ID:jJYyWJTz0

純一(何だか変な展開になってきたぞ。どうなるんだこれ…)

紗江「よいしょっと」とん

純一「って、紗江ちゃん!? 庭に出ちゃ…!」

紗江「……」とててて ぴたっ

紗江「あ、せんぱい! 見てください…星がキレイですよ…!」

純一「え? 星って…ああ、もうそんな時間なんだ」

紗江「せんぱいもはやくきてください…! わぁー……」

純一「ちょ、待ってて。サンダル探してくるから!」

紗江「……せんぱい」

純一「えっ?」

紗江「えへへ」ニコリ

純一(っ! なん──だろう…えっ? その笑顔を見てると…)フラフラ…



775:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 19:05:27.83 ID:jJYyWJTz0

紗江「……はい、到着ですね」

純一「う、うん。あれ? おかしいな…裸足なんて汚いのに…紗江ちゃんも裸足じゃないか…」

紗江「そう、ですね。おかしいですね、なんだか…ふふふっ」

純一(なんだろう…頭がくらくらするけど…)

紗江「あ、流れ星」

純一「え? あ、本当だ…」

きらっ きらっ

紗江「……」

純一「何か願い事をしたの?」

紗江「…はい、その、せんぱいの事でお願いしました」

純一「僕のことで? 一体なんだろう?」

紗江「…しりたいですか?」

純一「教えてくれるなら、紗江ちゃんが良いって言ってくれるならね」



777:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 19:08:36.14 ID:jJYyWJTz0

紗江「あの、ですね。せんぱいともっと近くに居たいなって…」ぎゅっ

純一「っ」

紗江「私はそうお願いしました……だけどもう、叶ってます」

純一「紗江ちゃん…」

紗江「……」ニコ

純一(なんていい子なんだろうか…この子は本当に、可愛い子だ)

紗江「…せんぱい」

純一「うん?」

紗江「これを…どうぞ…」チャラ

純一「…なんでリードを渡すの?」



779:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 19:11:42.99 ID:jJYyWJTz0

紗江「つけてください、お願いします」

純一「何処からこんなの見つけたのっ!? え、つけるって首輪に…?」

紗江「もちろんです」

純一「ま、待って! 僕状況が上手くつかめなくて、」カチャ

紗江「きゃっ」

純一(なんだっ? 勝手に動いて…リードを付けてしまったぞ!?)

紗江「…これでもっと近くになれましたね」

純一「ふぇっ!?」

紗江「う~わんっ…なんちゃって」

純一(ぐぉぉぉ?! だ、ダメだ押されるな僕…!)



780:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 19:15:28.95 ID:jJYyWJTz0

純一(先程から紗江ちゃんの…なんていうか魅力に押されて、身体が勝手に動いてる気がする!)

純一(負けるな純一! 紳士だ、紳士になれ。さすればいかなる状況も対応できる…!)

純一「…じゃ、じゃあ僕のペットは…お家に帰らないとな…」くいっ

純一(恥ずかしいよこれ!!)ドッドッドッ

紗江「…わぅん」ぐぐっ

純一「え? て、抵抗しちゃだめだよ!」

紗江「……」フルフル

純一「え、なんで首を振るの…?」

紗江「……」すっ

純一「紗江ちゃん君は一体──」

紗江「…しぇんぱい、その…」



紗江「…おしっこが出ます…っ」ちょろろろ



781:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 19:18:41.61 ID:jJYyWJTz0

純一「え………」

紗江「んんっ……あっ…ふぁ……」ぶるるっ


じょろろろろ


純一「さ、紗江ちゃん…えっ…なにして……」

紗江「うっ…んんっ」プルプル


ちょろろ…ろ…


純一「………」じっ

紗江「っはぁ……えっと、ちゃんとでました…しぇんぱい…」ウルウル

純一「あ……うん」

紗江「その、どーでしたか…?」

純一「…良かったと思い、ます」



785:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 19:27:40.00 ID:jJYyWJTz0

紗江「…本当ですか?」チャリ…

純一(この光景…僕はもしや、凄い人物を作り上げてしまったんじゃ──)

紗江「…わんわん」チラチラッ

純一「あっ…えっと…」

紗江「……」じっ

純一(期待された瞳で見られてる! わかる、彼女はそう望んでることがわかってしまうんだ…僕は…)

純一「…行くぞ、付いてくるんだ」ぐいっ

紗江「はいっ」とてて

純一「どこに行こうか、紗江ちゃん」

紗江「……それはもちろん…外にですっ」

紗江「ずっとずっとせんぱいと側にいられるなら…何処にでも、付いていきます!」



今朝に戻る ぴっ


>タイトルへ 



787:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 19:29:15.70 ID:jJYyWJTz0

ヒロイン制覇というわけで終わりです
ご支援ご保守ありがとでした


終わってよかった 


ではノシ



799:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 20:13:07.70 ID:Zupx7B4z0

この>>1は黄金水男爵と脳内で呼ぶことにした



793:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 19:42:36.56 ID:UcyOu7dn0

梅原がなかったのは残念だが
乙なんだよ



798:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 20:08:07.63 ID:QlE38iyOi


最後まで書き切ったのは出来る>>1だな
あ、梅原は結構です



789:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/05(木) 19:29:56.39 ID:uQ2ZU14K0

ふぅ、お疲れ様。

出来る>>1で良かった



関連記事

その他二次創作SS アマガミ   コメント:3   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
38142. 名前 : …◆- 投稿日 : 2013/09/08(日) 09:47 ▼このコメントに返信する
大興奮
38249. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2013/09/12(木) 23:39 ▼このコメントに返信する
安価といいつつ全員分とは素晴らしい
43698. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2014/07/07(月) 23:08 ▼このコメントに返信する
出来る>>1だなぁ、素晴らしい物だこれは
コメントの投稿