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妹「もうね、バカかと」
2013-02-09 (土)
00:32
1：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 00:27:23.37 ID:1xANzxXSO
妹「兄に恋する妹？ハッ」
妹「そんなのいるわけないでしょ？妄想の世界だけですよ、そんなの」
妹「いい加減、目を覚ませばいいんですよ、哀れな男どもは」
ｶﾞﾁｬ…ﾊﾞﾀﾝｯ
兄「おーいアイス買ってきたぞ、食べるかー？」
妹「食べりゅー！」
反抗期の妹を魔王の力で支配してみた。3 (GA文庫)
6：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 00:29:35.41 ID:LmMQANHT0
エロありなら続き読む
7：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 00:29:52.08 ID:CQyBUJ8t0
エロなしでも読む
22：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 00:42:34.20 ID:+n0/klTh0
いい
すごく良い
11：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 00:33:34.59 ID:1xANzxXSO
兄「美味いかー？」
妹「うんっ、ありがとうお兄ちゃん！」
兄「どういたしまして」
妹「お礼にアイス一口どうぞー！」
兄「えっ、いいのか？サンキュ」
ﾊﾟｸｯ
兄「うん、ホントだ美味いな」
妹「でへへへ……お兄ちゃんと間接キッスしちゃった」
13：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 00:36:48.11 ID:1xANzxXSO
兄「なにいってんだか……」
兄「さて、俺は部屋にいって勉強でもしてくるかな」
妹「がんばって！お兄ちゃん」
兄「おう」
ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ
妹「……ふぅ」
妹「お兄ちゃんを好きなフリをするのは相変わらずキツイよ」
妹「まったくわたしみたいな優しい妹じだから」
妹「お兄ちゃんの幻想を守ってあげている、ということを説明してあげたいですね、まったく」
14：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 00:37:43.04 ID:CQyBUJ8t0
ヘ(^o^)ヘ いいぜ
|∧
／ /
(^o^)／ てめえが何でも
／( ) 思い通りに出来るってなら
(^o^) 三 ／ ／ ＞
＼ (＼＼ 三
(／o^) ＜ ＼ 三
( ／
／ く まずはそのふざけた
幻想をぶち殺す
18：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 00:39:28.63 ID:vJ229Ft00
>>14
はえーよ
20：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 00:41:17.42 ID:1xANzxXSO
ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ
妹「さて、引き続きお兄ちゃんの幻想を守るために演技を続けますかね」
妹「というわけで、勉強中のお兄ちゃんにお菓子でも持っていってあげますか」
ｺﾝｺﾝｯｶﾞﾁｬ
妹「お兄ちゃーん！」
兄「わっ！バカいきなり開けんじゃねぇよ！」
兄「ごめん……また後でかけ直すね、うん……」
ﾋﾟｯ
妹「電話してたの？」
28：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 00:45:35.43 ID:1xANzxXSO
兄「うん」
妹「勉強は？」
兄「今からするところだよ！早く部屋から出てけよ」
妹「……ぶぅ」
ﾊﾞﾀﾝｯ……
妹「あぁ？」
妹「なんですか、あの態度」
妹「さすがに優しい妹であるわたしでもイラッときましたね」
兄『ごめんごめん、妹がいきなり部屋に入ってきてさ』
妹「また、電話してる……」
妹「誰と電話してるんでしょうねぇ……でへへ」
32：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 00:48:31.19 ID:qg0E/vupO
なんだよでへへって・・・
33：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 00:50:23.36 ID:1xANzxXSO
兄『明日、休日だろ？どっか行かない？』
妹「ふむふむ」
兄『うん……じゃあ明日、駅前に午後一時ね』
妹「友達との電話か……まったく、明日わたしをほったらかすつもりかね」
兄『あぁ……わかった、それじゃあね……』
兄『愛してるよ』
妹「アイヤァ！？」
35：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 00:51:08.35 ID:bb3YbNIL0
ファッ！？
37：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 00:52:25.87 ID:O0bKYSja0
アイヤァ！？にアイヤァ！？だよ
43：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 00:55:31.76 ID:1xANzxXSO
ｶﾞﾁｬｯ
兄「変な声が聞こえたと思ったら……おまえ、立ち聞きしてたのか…？」
妹「ア、アイヤァ……ちゃうよぉ？聞いてないよぉ…？」
兄「……ならいいけど」
ﾊﾞﾀﾝｯ
妹「お兄ちゃんが愛してるよ、って……」
妹「あれ？いまさっきの電話はわたしとしてたわけじゃないですよね？」
妹「あれ！ということはわたし以外に、お兄ちゃんが愛している人がいると！？」
妹「……明日の駅前、午後一時か」
47：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:01:13.79 ID:1xANzxXSO
翌日駅前にて
ｺｿｺｿ
妹「やってまいりました！ザ！駅前！」
妹「昨日一晩中考えた結果」
妹「お兄ちゃんはわたしと妄想電話をしていた、という結果に至りましたので」
妹「お兄ちゃんの幻想を守ってあげるために、妄想どおりにデートしてあげることにしましたよ」
妹「まったく、貴重な休日が潰れちゃいましたよ！……でへへ」
妹「へ……へっくちっ！寒い……」
妹「早くこないかな……」
48：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:03:22.86 ID:qg0E/vupO
なんかこの妹怖いよぉ
49：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:06:26.25 ID:1xANzxXSO
妹「うぅ……お兄ちゃんと一緒に出てくればよかったかなぁ」
妹「でもそれじゃデートって感じじゃないし」
妹「なによりサプライズにならないですよね！早く驚かせたいなぁ……へっくち！」
ﾀﾀﾀﾀﾀｯ
兄「はぁはぁ……待ったか？」
妹「あ、お兄ちゃん！でへへ……いまきたとこだよ！」
女「ううん、いまきたとこよ」
妹「……あれれぇ？」
兄「えっ、おまえなんでここにいるんだ…？」
52：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:11:28.88 ID:1xANzxXSO
妹「えっ、いや、あれ？お兄ちゃんとデートですが？」
兄「はぁ…？」
女「この子、あなたの妹さん？」
兄「……あぁ、そうだよ」
女「あらじゃあちょうどいいじゃない、ね？今日は三人で遊ばない？」
兄「え、ええぇぇ……」
妹「えっ、お姉さんがわたしたちのデートについてくるんですか？」
女「え？」
53：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:11:38.11 ID:MS+SVZnn0
54：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:16:23.14 ID:1xANzxXSO
女「うふふふ！面白いわねこの子」
兄「えっ、あ、そう？」
女「うん！さ、行きましょ！」
兄「あぁ、うんそうだな」
妹「……わたし帰りますね」
女「え？そんな、一緒に遊ぼうよ」
兄「（グッジョブ！）」
妹「いえ、ほんと大丈夫なんで、はい……」
ｽﾀｽﾀｽﾀ
兄「さ、妹も、そういってるし俺達は遊ぼうよ」
女「うん……」
56：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:25:03.03 ID:1xANzxXSO
ｺｿｺｿｺｿ
妹「さて、これぐらいでノックアウトされるわたしじゃありませんよ」
妹「このままお兄ちゃん観察に作戦移行しますよ、えぇ」
ｺｿｺｿｺｿ
妹「まったく、きっと妄想電話をし終わったあとに、お姉さんと遊びの約束をしたんでしょうね」
妹「だから、お兄ちゃんはお姉さんに愛している、と言ったわけではなく、あくまでわたしに言ったんですよね！」
ｺｿｺｿｺｿｺｿ
57：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:28:57.78 ID:684ZmHLZ0
狂気
58：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:30:26.18 ID:1xANzxXSO
兄「…………」
女「…………」
ｺｿｺｿｺｿ
妹「ぶぅ……楽しそうですね、あの二人」
妹「なんて話してるんだろ……」
女「…………」
兄「…………」
妹「えっ、なに、えっ、なんで二人距離が縮まってるん！？」
妹「ま、まさかキスする……気じゃ」
妹「……ア」
妹「アイヤァァァァァァァァッ！！」
ﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀｯ!
59：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:30:46.62 ID:vSrrsnN00
なにこの子怖い
63：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:35:38.02 ID:1xANzxXSO
兄「え、なんの声……」
妹「アイヤァ！？」
ﾄﾞｶﾞｧｯ!
兄「ぐふっ！！」
妹「はぁ…はぁ…」
妹「なんでっ！？」
兄「こっちが聞きたいわ！」
女「うふふ……」
妹「おかしいでしょ！？妹が大好きなお兄ちゃんはいずこ！？」
兄「人に飛びヒザ蹴りしといて、なにわけわからないこと言ってんだよ！」
女「やっぱりこの子面白いなぁ……」
64：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:36:39.10 ID:qbX7kaIrO
アイヤーのおかげでヤンデレ臭が消えてていいな
65：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:41:43.90 ID:1xANzxXSO
妹「だって……お兄ちゃん、むかしわたしに好きだって言ってくれたでしょ！？」
妹「それから、わたしは別に好きじゃなかったお兄ちゃんを変に意識しはじめて……それで」
妹「その、好きになったのに！なんなんですか！？いまのは！くそったれ！」
妹「お兄ちゃんはずっとわたしが好きだっていう設定を守っていればよかったのに！」
兄「（……そんなことあったっけ…？）」
67：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:43:18.13 ID:ab8EkCOv0
とんだくそったれ野郎だな
68：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:45:44.87 ID:rx8jEP740
これはくそったれ
69：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:45:51.50 ID:1xANzxXSO
兄「あ、あのな？そのでもおれ彼女いるしさ」
女「（あ、わかったわ私の役割が……それは…！」
女「（かっこよく彼氏から身を引いて妹ちゃんの長年の想いを叶えさせるカッコイイウーマンの役だ……）」
女「別れましょう、あなた」
兄「えっ？」
女「ほんとうは気づいているんでしょ？自分の気持ちに」
兄「え、えぇ…？」
70：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:46:00.79 ID:IW4uSXAr0
アホの子だった
71：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:46:39.58 ID:RzH/taR70
彼女もアホだった
72：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:46:41.97 ID:FN/j1k590
あなたってもう妻気取りかよ
73：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:46:42.38 ID:EjSHX5zm0
阿保しかいねぇぞ！！
75：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:51:22.78 ID:hB/dRJHX0
これはよいでござる
76：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:52:42.92 ID:1xANzxXSO
女「あなたは妹さんと幸せに生きるべきなのよ！」
女「……好きだったわ、さよなら」
ﾀﾀﾀﾀﾀﾀｯ!
兄「お、おい！待てよ！好きなら別れなくていいじゃないかよぉ！」
妹「お兄ちゃん！」
兄「なんだよ！」
妹「いまはわたしを見てよっ！」
兄「もういやぁ……」
兄「（……あれ、なんかわかったぞ！自分の役割が）」
兄「（おれは妹とのトゥルーラブに目覚める主人公の役だ！）」
77：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:53:31.75 ID:EjSHX5zm0
ツッコミがいなくなったんですがそれは
79：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:54:00.49 ID:oEdvlw6m0
全員アホだった
81：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:56:07.46 ID:7kh29QHc0
わろた
84：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:57:09.46 ID:1xANzxXSO
兄「まったく……お前のせいで妻とも別れちまうし」
妹「うっ…うぅ…」
兄「まったく今日は最悪の日だよ！」
妹「ご…ごめんなさ…」
兄「だから責任もって……最悪の日を最高の日に変えさせてくれよ」
ﾁｭｯ
妹「ふぇ…ふぇぇぇえイヤァァァアッ！？」
兄「お前のくちびるは……甘いな」ﾄﾞﾔｧ
86：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:58:23.49 ID:yeXMtXXZ0
どんな顔して家帰るんだよ
91：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 02:04:59.67 ID:1xANzxXSO
妹「お、お兄ちゃん！」
ｷﾞｭｩｯ
妹「でへ……でへへっ…！大好き！」
兄「あぁ、俺も大好きだよ」
兄「（あぁ……いまこのシーンでエンダァァアの曲が流れるんだろうなぁ……）」
ｴﾝﾀﾞｧｧｧｧｧｧｧｧ!!!ｲﾔｧｧｧｧｧｧｱ!!!ｵﾙｳｨｲｽﾞｲｩｲｩｩｩｳ!ｲﾔｧｧｧｧｧｧｯ!!
女「ぐすっ……泣かせてくれるじゃない」
おしまい
92：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 02:05:10.32 ID:XxjsJzrV0
おつ
97：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 02:08:15.98 ID:4TgYb9ue0
面白かったぜ
おつ
89：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 02:03:44.63 ID:MJEhEiLx0
もう全員ダメだわこれ
88：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 02:00:25.31 ID:RzH/taR70
全体を通した感想がスレタイになるな
93：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 02:05:28.98 ID:oEdvlw6m0
もうね、バカかと
乙
妹「兄に恋する妹？ハッ」
妹「そんなのいるわけないでしょ？妄想の世界だけですよ、そんなの」
妹「いい加減、目を覚ませばいいんですよ、哀れな男どもは」
ｶﾞﾁｬ…ﾊﾞﾀﾝｯ
兄「おーいアイス買ってきたぞ、食べるかー？」
妹「食べりゅー！」
反抗期の妹を魔王の力で支配してみた。3 (GA文庫)
エロありなら続き読む
エロなしでも読む
いい
すごく良い
兄「美味いかー？」
妹「うんっ、ありがとうお兄ちゃん！」
兄「どういたしまして」
妹「お礼にアイス一口どうぞー！」
兄「えっ、いいのか？サンキュ」
ﾊﾟｸｯ
兄「うん、ホントだ美味いな」
妹「でへへへ……お兄ちゃんと間接キッスしちゃった」
兄「なにいってんだか……」
兄「さて、俺は部屋にいって勉強でもしてくるかな」
妹「がんばって！お兄ちゃん」
兄「おう」
ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ
妹「……ふぅ」
妹「お兄ちゃんを好きなフリをするのは相変わらずキツイよ」
妹「まったくわたしみたいな優しい妹じだから」
妹「お兄ちゃんの幻想を守ってあげている、ということを説明してあげたいですね、まったく」
ヘ(^o^)ヘ いいぜ
|∧
／ /
(^o^)／ てめえが何でも
／( ) 思い通りに出来るってなら
(^o^) 三 ／ ／ ＞
＼ (＼＼ 三
(／o^) ＜ ＼ 三
( ／
／ く まずはそのふざけた
幻想をぶち殺す
>>14
はえーよ
ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ
妹「さて、引き続きお兄ちゃんの幻想を守るために演技を続けますかね」
妹「というわけで、勉強中のお兄ちゃんにお菓子でも持っていってあげますか」
ｺﾝｺﾝｯｶﾞﾁｬ
妹「お兄ちゃーん！」
兄「わっ！バカいきなり開けんじゃねぇよ！」
兄「ごめん……また後でかけ直すね、うん……」
ﾋﾟｯ
妹「電話してたの？」
兄「うん」
妹「勉強は？」
兄「今からするところだよ！早く部屋から出てけよ」
妹「……ぶぅ」
ﾊﾞﾀﾝｯ……
妹「あぁ？」
妹「なんですか、あの態度」
妹「さすがに優しい妹であるわたしでもイラッときましたね」
兄『ごめんごめん、妹がいきなり部屋に入ってきてさ』
妹「また、電話してる……」
妹「誰と電話してるんでしょうねぇ……でへへ」
なんだよでへへって・・・
兄『明日、休日だろ？どっか行かない？』
妹「ふむふむ」
兄『うん……じゃあ明日、駅前に午後一時ね』
妹「友達との電話か……まったく、明日わたしをほったらかすつもりかね」
兄『あぁ……わかった、それじゃあね……』
兄『愛してるよ』
妹「アイヤァ！？」
ファッ！？
アイヤァ！？にアイヤァ！？だよ
ｶﾞﾁｬｯ
兄「変な声が聞こえたと思ったら……おまえ、立ち聞きしてたのか…？」
妹「ア、アイヤァ……ちゃうよぉ？聞いてないよぉ…？」
兄「……ならいいけど」
ﾊﾞﾀﾝｯ
妹「お兄ちゃんが愛してるよ、って……」
妹「あれ？いまさっきの電話はわたしとしてたわけじゃないですよね？」
妹「あれ！ということはわたし以外に、お兄ちゃんが愛している人がいると！？」
妹「……明日の駅前、午後一時か」
翌日駅前にて
ｺｿｺｿ
妹「やってまいりました！ザ！駅前！」
妹「昨日一晩中考えた結果」
妹「お兄ちゃんはわたしと妄想電話をしていた、という結果に至りましたので」
妹「お兄ちゃんの幻想を守ってあげるために、妄想どおりにデートしてあげることにしましたよ」
妹「まったく、貴重な休日が潰れちゃいましたよ！……でへへ」
妹「へ……へっくちっ！寒い……」
妹「早くこないかな……」
なんかこの妹怖いよぉ
妹「うぅ……お兄ちゃんと一緒に出てくればよかったかなぁ」
妹「でもそれじゃデートって感じじゃないし」
妹「なによりサプライズにならないですよね！早く驚かせたいなぁ……へっくち！」
ﾀﾀﾀﾀﾀｯ
兄「はぁはぁ……待ったか？」
妹「あ、お兄ちゃん！でへへ……いまきたとこだよ！」
女「ううん、いまきたとこよ」
妹「……あれれぇ？」
兄「えっ、おまえなんでここにいるんだ…？」
妹「えっ、いや、あれ？お兄ちゃんとデートですが？」
兄「はぁ…？」
女「この子、あなたの妹さん？」
兄「……あぁ、そうだよ」
女「あらじゃあちょうどいいじゃない、ね？今日は三人で遊ばない？」
兄「え、ええぇぇ……」
妹「えっ、お姉さんがわたしたちのデートについてくるんですか？」
女「え？」
54：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/02/08(金) 01:16:23.14 ID:1xANzxXSO
女「うふふふ！面白いわねこの子」
兄「えっ、あ、そう？」
女「うん！さ、行きましょ！」
兄「あぁ、うんそうだな」
妹「……わたし帰りますね」
女「え？そんな、一緒に遊ぼうよ」
兄「（グッジョブ！）」
妹「いえ、ほんと大丈夫なんで、はい……」
ｽﾀｽﾀｽﾀ
兄「さ、妹も、そういってるし俺達は遊ぼうよ」
女「うん……」
ｺｿｺｿｺｿ
妹「さて、これぐらいでノックアウトされるわたしじゃありませんよ」
妹「このままお兄ちゃん観察に作戦移行しますよ、えぇ」
ｺｿｺｿｺｿ
妹「まったく、きっと妄想電話をし終わったあとに、お姉さんと遊びの約束をしたんでしょうね」
妹「だから、お兄ちゃんはお姉さんに愛している、と言ったわけではなく、あくまでわたしに言ったんですよね！」
ｺｿｺｿｺｿｺｿ
狂気
兄「…………」
女「…………」
ｺｿｺｿｺｿ
妹「ぶぅ……楽しそうですね、あの二人」
妹「なんて話してるんだろ……」
女「…………」
兄「…………」
妹「えっ、なに、えっ、なんで二人距離が縮まってるん！？」
妹「ま、まさかキスする……気じゃ」
妹「……ア」
妹「アイヤァァァァァァァァッ！！」
ﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀｯ!
なにこの子怖い
兄「え、なんの声……」
妹「アイヤァ！？」
ﾄﾞｶﾞｧｯ!
兄「ぐふっ！！」
妹「はぁ…はぁ…」
妹「なんでっ！？」
兄「こっちが聞きたいわ！」
女「うふふ……」
妹「おかしいでしょ！？妹が大好きなお兄ちゃんはいずこ！？」
兄「人に飛びヒザ蹴りしといて、なにわけわからないこと言ってんだよ！」
女「やっぱりこの子面白いなぁ……」
アイヤーのおかげでヤンデレ臭が消えてていいな
妹「だって……お兄ちゃん、むかしわたしに好きだって言ってくれたでしょ！？」
妹「それから、わたしは別に好きじゃなかったお兄ちゃんを変に意識しはじめて……それで」
妹「その、好きになったのに！なんなんですか！？いまのは！くそったれ！」
妹「お兄ちゃんはずっとわたしが好きだっていう設定を守っていればよかったのに！」
兄「（……そんなことあったっけ…？）」
とんだくそったれ野郎だな
これはくそったれ
兄「あ、あのな？そのでもおれ彼女いるしさ」
女「（あ、わかったわ私の役割が……それは…！」
女「（かっこよく彼氏から身を引いて妹ちゃんの長年の想いを叶えさせるカッコイイウーマンの役だ……）」
女「別れましょう、あなた」
兄「えっ？」
女「ほんとうは気づいているんでしょ？自分の気持ちに」
兄「え、えぇ…？」
アホの子だった
彼女もアホだった
あなたってもう妻気取りかよ
阿保しかいねぇぞ！！
これはよいでござる
女「あなたは妹さんと幸せに生きるべきなのよ！」
女「……好きだったわ、さよなら」
ﾀﾀﾀﾀﾀﾀｯ!
兄「お、おい！待てよ！好きなら別れなくていいじゃないかよぉ！」
妹「お兄ちゃん！」
兄「なんだよ！」
妹「いまはわたしを見てよっ！」
兄「もういやぁ……」
兄「（……あれ、なんかわかったぞ！自分の役割が）」
兄「（おれは妹とのトゥルーラブに目覚める主人公の役だ！）」
ツッコミがいなくなったんですがそれは
全員アホだった
わろた
兄「まったく……お前のせいで妻とも別れちまうし」
妹「うっ…うぅ…」
兄「まったく今日は最悪の日だよ！」
妹「ご…ごめんなさ…」
兄「だから責任もって……最悪の日を最高の日に変えさせてくれよ」
ﾁｭｯ
妹「ふぇ…ふぇぇぇえイヤァァァアッ！？」
兄「お前のくちびるは……甘いな」ﾄﾞﾔｧ
どんな顔して家帰るんだよ
妹「お、お兄ちゃん！」
ｷﾞｭｩｯ
妹「でへ……でへへっ…！大好き！」
兄「あぁ、俺も大好きだよ」
兄「（あぁ……いまこのシーンでエンダァァアの曲が流れるんだろうなぁ……）」
ｴﾝﾀﾞｧｧｧｧｧｧｧｧ!!!ｲﾔｧｧｧｧｧｧｱ!!!ｵﾙｳｨｲｽﾞｲｩｲｩｩｩｳ!ｲﾔｧｧｧｧｧｧｯ!!
女「ぐすっ……泣かせてくれるじゃない」
おしまい
おつ
面白かったぜ
おつ
もう全員ダメだわこれ
全体を通した感想がスレタイになるな
もうね、バカかと
乙
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コメント一覧
31332. 名前 : 名無し◆- 投稿日 : 2013/02/09(土) 00:57 ▼このコメントに返信する
SSで初めて笑ったわwwなんだこれwww
31333. 名前 : 名無し＠SS好き◆- 投稿日 : 2013/02/09(土) 01:17 ▼このコメントに返信する
センスを感じた
31338. 名前 : 名無し＠SS好き◆- 投稿日 : 2013/02/09(土) 07:45 ▼このコメントに返信する
もうね、バカかと
女ちゃん俺によこせ
女ちゃん俺によこせ
31350. 名前 : 名無し◆oWe3P4HM 投稿日 : 2013/02/09(土) 20:57 ▼このコメントに返信する
もうね、バカかと。
すっきり笑わせてもらった。いいセンスしてるなこの>>1。
すっきり笑わせてもらった。いいセンスしてるなこの>>1。
31367. 名前 : 名無し＠SS好き◆- 投稿日 : 2013/02/10(日) 01:34 ▼このコメントに返信する
エンダーマン「呼んだ？」
31372. 名前 : 名無し＠SS好き◆- 投稿日 : 2013/02/10(日) 05:41 ▼このコメントに返信する
違う、お前じゃない
31883. 名前 : 名無し＠SS好き◆- 投稿日 : 2013/02/28(木) 01:36 ▼このコメントに返信する
タイトル落ちワロタ
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"楽しすぎて狂っちまいそうだ！"
一方通行「なンでも屋さンでェす」 可愛い一方通行をたくさん見よう
インデックス「ご飯くれるとうれしいな」一方通行「あァ？」 "一方禁書"凄まじいクオリティ
フレンダ「麦野は今、恋をしているんだね」 通称"麦恋"、有名なSS
キャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」 珍しい魔術側メイン、見るといーの！
垣根「初春飾利…かぁ…」 新ジャンル定温物質ウヒョオオ！！
美琴「……レベル5になった時の話ねえ………どうだったかしら」 御坂美琴のレベル5に至る努力の経緯
上条「食蜂って可愛いよな」御坂「え？」 ストレートに上食。読めて良かった
一方通行「もっと面白い事してモリモリ盛り上がろォぜ」 こんなキャラが強い作者は初めて見た
美琴「週末は アイツの部屋で しっぽりと」 超かみことを見てみんなで悶えましょう
ミサカ「たまにはMNWを使って親孝行しようぜ」 御坂美琴のDNAは究極に可愛くて凄い
番外個体「 」 番外通行SSの原点かな？
佐天「対象のアナルを敏感にする能力か……」 ス、スタイリッシュアクションだった！
麦野「どうにかして浜面と付き合いたい」 レベル5で楽しくやっていく
ミサカ「俺らのこと見分けつく奴なんていんの？」 蒼の伝道師によるドタバタラブコメディ
一方通行「あァ！？ 意味分からねェことほざいてンじゃねェ！！」 黄泉川ァアアアアアアアアアア！！
さやか「さやかちゃんイージーモード」 オナ禁中のリビドーで書かれた傑作
まどかパパ「百合少女はいいものだ……」 君の心は百合ントロピーを凌駕した！
澪「徘徊後ティータイム」 静かな夜の雰囲気が癖になるよね
とある暗部の軽音少女（バンドガールズ）【禁書×けいおん！】 舞台は禁書、主役は放課後ティータイム
ルカ子「きょ、凶真さん……白いおしっこが出たんです」岡部「」 これは無理だろ(抗う事が)
岡部「フゥーハッハッハッハ！」 しんのすけ「わっはっはっはっは！」 ゲェーッハッハッハッハ！
紅莉栖「とある助手の１日ヽ(*ﾟдﾟ)ノ 」 全編AAで構成。か、可愛い……
岡部「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！！！」 SUGEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
遊星「またD-ホイールでオナニーしてしまった」 ……サティスファクション!!
遊星「どんなカードにも使い方はあるんだ」龍亞「本当に？」 パワーカードだけがデュエルじゃないさ
ヲタ「初音ミクを嫁にしてみた」 ただでさえ天使のミクが感情という翼を
アカギ「ククク・・・残念、きあいパンチだ」 小僧・・・！
クラウド「……臭かったんだ」 ライトニングさんのことかああああ！！
ハーマイオニー「大理石で柔道はマジやばい」 ビターンビターン！ｗｗｗｗｗ
僧侶「ひのきのぼう……？」 話題作
勇者「旅の間の性欲処理ってどうしたらいいんだろ……」 いつまでも使える 読めるSS
肛門「あの子だけずるい・・・・・・・・・・」 まさにVIPの天才って感じだった
男「男同士の語らいでもしようじゃないか」女「何故私とするのだ」 壁ドンが木霊するSS
ゾンビ「おおおおお・・・お？あれ？アレ？人間いなくね？」 読み返したくなるほどの良作
犬「やべえｗｗｗｗｗｗなにあいつｗｗｗｗ」ライオン「……」 面白いしかっこいいし可愛いし！
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