憂「野良梓の観察日記!」

2010-09-08 (水) 23:01  けいおん!SS   0コメント  
wwwwwwwwwwww.jpg

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 10:17:51.52 ID:Gmw+xom10

ピョン

「ゲコ…ゲコゲコ…」

「ゲコゲコ…にゃん」


梓ガエルです。

体長は約10cm程度で、薄いピンク色をしています。

関西圏の水の綺麗な池、その一部にしか生息せず、

あたまにツインテールと猫耳がついた、

とても珍しいカエルです。

「ゲコ…ゲコゲコ…ケロ…ケ…にゃん」ピョン

カエル本来の鳴き声に加えて、語尾に「にゃん」と

猫のような鳴き声も付け加えるという、

とても変わった生態をしています。






2 名前:文章中に、若干グロテスクな表現が出てきます。[] 投稿日:2010/09/07(火) 10:19:31.68 ID:Gmw+xom10
「ゲコッ……にゃん」ピョン

バシャン

スイー  スイー

泳ぐのがとても上手です。

カサカサ… カサカサ

「………」ジーッ

カサカサ… カサカサ ピタッ

「ゲコにゃっ!」

パシッ!!

カエルにしては珍しく、舌ではなく

頭部についているツインテール状の触手(?)を伸ばして獲物を捕食します。

モグモグ……

「…にゃん。ゲコッ」




4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 10:22:31.04 ID:Gmw+xom10
主に小魚や、小さな黒い謎の虫を食べて生活しています。

この太い触角が2本生えた、黒光りする虫は俗に梓虫と呼ばれ、

梓ガエルの生息地に多くみられるることが知られています。



梓ガエルは天敵や危険を感じると、体色を黒く変えて、敵を威嚇します。

「ゲコッ!ゲコ!にゃん!」

ピョンピョンピョンピョン

そして逃げます。逃げ足は結構速いです。




5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 10:26:09.50 ID:Gmw+xom10
ジュー パチパチパチ  

パチパチ…ピチパチ

カラッ

内臓を取って、約170℃でカラッと揚げると美味しいです。

鶏肉に似た味がすると言われており、

精力増強効果もある珍味として珍重されています。

「うい~♪ うい~♪」

「はいはい。お姉ちゃん。もうすぐ全部揚がるからね♪」




6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 10:30:35.99 ID:Gmw+xom10
「うう~♪うい~♪」

コソコソ

「う~~♪」

ハム  サクッ


「うい~~~~~!うい~~♪」

「あっこらお姉ちゃん!ダメだよつまみ食いは!めっ」

「うぃ~……」シュン

「うふふ。お姉ちゃん可愛い。」

梓ガエルのから揚げは、お姉ちゃんの大好物です。

私の作ったから揚げを、嬉しそうに食べているお姉ちゃんはとっても可愛いです♪




7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 10:35:14.06 ID:Gmw+xom10
チャプチャプ  チャプチャプ

パシャン

梓魚です。

梓魚は、水の綺麗な川に住む魚です。

一般的な大きさは約20~30cm。水流になびく黒い髪と

白と黒のツートンカラーの模様が綺麗な魚で、

鑑賞用にも人気があります。




8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 10:39:35.20 ID:Gmw+xom10
ゴボゴボ…… ゴボゴボ…

スイーー

ヒュッ

「はむ。」

スイー  

ゴボゴボ……

普段は川底や、沈んだ石等に生えるコケを食べています。

スイー スイー

「!」

「!!」

また梓魚はとても縄張り意識が強く、

自分の縄張りに入ってきたほかの魚を体当たりで追い出すこともあるという、

たくましい一面も持っています。

ドカッ!

「ぷくぷく」 スイーー




11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 10:43:21.31 ID:Gmw+xom10
そうした習性を利用して、生きた魚に針を多めにかけ、

梓魚のテリトリーに泳がせ、

攻撃してくる梓魚を、体当たりしてきた瞬間にひっかけて釣るという

「梓魚の友釣り」と呼ばれる手法が有名です。

「おねえちゃん。もうすぐ釣れるから、ちょっとまっててね♪」

「うい~…あいす……」グゥー

「ふふ、ごはん食べてから~」

「う~……」ジー




12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 10:47:12.11 ID:Gmw+xom10
「あ……!」ピクン

グググッ!

ビーン!  ググッ! ググ!

「おねえちゃん!釣れた!釣れたよ!」

「う~?ううういいいい!!」ピョンピョン

ググッ……!

パシャパシャパシャ

ヒョイッ

「ぱくぱく。ぱくぱく」

ピチピチピチ

「ほらぁ!お姉ちゃん~♪おっきいのが釣れたよ~!」




13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 10:51:14.82 ID:Gmw+xom10
「うい!うい!うい!」ジュルリ ソワソワ

「ぱく…ぱくぱく…ぱ……」クタッ

「あれ…?なんだかこの魚元気ないよ…?」

「……」ダラーン

「あっ!針が頭を突き抜けちゃってるよぉ」

「うい…」

「可哀相だねー…」

メラメラ… パチパチ……

「あっ。ほらお姉ちゃん焼けるよ。もうすぐだよ。」

「う~~い~~~…」ゴローン

やっぱり、釣ったその場で塩焼きにするのが一番美味しい梓魚の食べ方です。

もちろん、お姉ちゃんもこれが大好きです。




14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 10:55:20.62 ID:Gmw+xom10
「はい。お姉ちゃん。」

「うい~♪」

ハグハグ

「あっお姉ちゃん!急いで食べるとやけどするよ!」

「うっ!!あうい……!」ヒリヒリ

「ほらぁ…もう…気をつけて食べないと…」

「う~……」

慌てて食べて、やけどしちゃうお姉ちゃんも可愛いです。

8月頃の梓魚は骨が柔らかく、頭まで食べられます。

また、普段コケしか食べていないので、

お姉ちゃんでも肝を食べることができます。




16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 10:59:14.34 ID:Gmw+xom10
「おねえちゃん、はい。あ~~ん」

「あ~~~~ん♪」

ピチピチッ

「ぴち!ぴちぴちぴち! ぴち!」

「あむっ」

((ぴちぴち!ぴちぴちぴちぴち!!!))

「ん~~~♪」

「んくっ」

ゴクン

「うー♪うい~♪」

いまお姉ちゃんに食べさせたのは、梓白魚です。




17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 11:03:09.54 ID:Gmw+xom10
梓魚の亜種で、体長は大体3~4cmと、とても小さい魚です。

全身は半透明で白く、比較的流れの緩やかな河川に住みます。

手足のように見える小さいヒレを駆使してすばやく泳ぐ姿が可愛らしいです。

普段は群れを作って生活しており、投網漁などが盛んで、毎年夏ごろに

まとまった数が水揚げされます。

この魚は、新鮮なうちに頂くととても美味しいということで、

地元の漁師さん達のなかで考案された食べ方

「梓白魚の踊り食い」が有名です。




19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 11:07:11.86 ID:Gmw+xom10
「「「ぴちぴち!ぴちぴちぴっち!ぴちぴち!」」」

ピチピチピチ チャプン

「はーいお姉ちゃん。次はこの器の中の全部いっちゃおうか♪」

「ういい~~♪あ~~~~~ん!」

大口をあけて待っているお姉ちゃんも、

餌を待つひな鳥みたいでとても可愛いです♪

「いくよ~~」

チュルチュルチュルチュルー

「「「ぴちぴち!!!!!!!!」」」

チュッ……

「あむぅ♪」

「んふぅ~~♪」




20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 11:10:15.24 ID:Gmw+xom10
踊り食いは、口の中でその跳ねる感触を楽しめて、

なおかつ飲み込むと食道で、

さらにそのあとはまた胃の中でピチピチ跳ねる感触が楽しめるという、

2度どころか3度おいしい食べ方です。

お姉ちゃんはこの食べ方が大好きです。私も大好きです。

「ん……んー…んくっ」

ゴク…ゴクッ……

また、そのあとお姉ちゃんの胃の辺りに耳を寄せると……




21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 11:14:14.89 ID:Gmw+xom10
ピト

「? うい?」

((ぴきゃ!!ぴちぴちぴち!!ぴきゃぁ!))

まだ生きている梓白魚の最後のか細い鳴き声が聞こえてきます。

生きたまま溶かされるって、どんな気持ちなんでしょうね。

私もいつか体験してみたいです。

「う~♪  けぷっ」

「はーい。ごちそうさま、ね♪お姉ちゃん」

「あいす~~♪」

「はいはい♪」

今日もお姉ちゃんはごきげんです♪




23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 11:19:03.78 ID:Gmw+xom10
「お姉ちゃん!ほら!こっちだよ~」

「うー!ういー!」トテトテ

今日はお姉ちゃんと牧場に来ています。

「もぉ~~~……  です」

モシャ…モシャ

梓牛を見るために!

梓牛は、普通の牛よりもふた回りほど体躯が小さい牛です。

角の変わりに、猫耳が生えており、なんか可愛いのが特徴です。

普段は白い、綺麗な毛並みをしていますが、

長時間牧舎から出ているとすぐ茶色くなってしまいます。不思議ですね。




24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 11:23:46.66 ID:Gmw+xom10
「んもぉ~~~~……  です」

モリッ  モリッ

梓牛の草を食む軽やかな音は不思議と心地よく、

私も草を食べてみたくなります

モリッ  モリッ

シッポペチッ

梓牛は食べた草の消化を良くする為に、一度飲み込んだ草を、

一度口まで戻してまた食べるという変わった習性を持っています。

「んもっ  うぷっ  です……」

モリモリ…モリモリ……




25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 11:27:25.61 ID:Gmw+xom10
この牛の最も変わった特徴は、どういうわけか

メスしか生まれないということです。

でも、お乳は出ないので、乳牛には適していません。

どうやって繁殖させているのかは企業秘密らしいです。

「う~ういっ♪」ナデナデ

「梓牛かわいいねぇ~♪」ナデナデ

「もぉ~~~  ……です」モシャモシャ

でもやっぱり、梓牛を可愛がってるお姉ちゃんのほうが可愛いです♪

「うい?」ガサゴソ  ブチッ

「ん?お姉ちゃん?何?それ」

「うぃ~~~!」

バフッ モグモグ

「わあああお姉ちゃん草食べちゃだめええ!!!」




26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 11:31:08.65 ID:Gmw+xom10
「うぎゅ……う”い”い”い”」

「ぺっして!ぺっ!」

やっぱりお姉ちゃんもつられて草を食べてみたくなっちゃったみたいです。

ほんとに梓牛は美味しそうに草を食べます。

「もう…だめだよ?私たちは草なんて食べられないんだよ?」

「うう~」ペッペッ



「はい!おねえちゃんのはこれだよ!」カチャ

ホッカホッカ 

「ふわぁあああああ~~♪」

梓牛のステーキです。




27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 11:36:26.08 ID:Gmw+xom10
体の小さい梓牛からほんの少ししか採れない部位を使った、貴重なステーキです。

高級品ですが、お肉をほおばる笑顔のお姉ちゃんを見るためなら安いものです。

「あひゅ…あひゅ…あぐ」

お姉ちゃんはミディアムレアが好きです。

また、この牧場では他に梓豚という猫耳のついた変わった豚も飼育しています。

その猫耳は「ネコミミガー」と言われ、

コリコリとした食感のおいしいおつまみとして人気があります。

コラーゲンも豊富です。

食後はおねえちゃんを梓牛にのせてあげます。

「もぉ~~……です」

「うい~♪ういうい~!」トコトコ

「おねえちゃ~ん!こっちむいて~!」

パシャッ!




29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 11:40:06.37 ID:Gmw+xom10
「にゃぁ。にゃ…にゃぁ」ゴロゴロ

「よしよし♪」ナデナデ

うちの近所に住んでいる、あず猫(にゃん)です。

白黒のブチのついた可愛い猫です。

「にゃあ。」と、短い声で鳴きます。

いつも学校帰りに、私を見つけて足元に擦り寄ってきます。

「……にゃぁ」スリスリ

「……ふぁあぁ」アングリ

ヒョイ ハム

「にゃっ!?にゃ…にゃぁ…」

「うふふ♪」

あくびをしたときに、口の中に指を挟むとびっくりして、慌てます。

そこがまた可愛いです。




32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 11:44:06.81 ID:Gmw+xom10
首とかあごの下をなでてあげると目を細めて気持ちよさそうにします。

この間、近所に住むおじさんが不意打ちをして。タバコの匂いをかがせてびっくり

させていました。

あず猫は基本的に人懐っこいので、ちょっと意地悪されても、次の日には忘れてまたすりすりしてきます。

「にゃぁ。にゃぁ。」ヒョイ

「にゃぐっ」キュッ

モフ ギュッ

「ふふっ。暖かいなぁ」

今日はだっこして連れて帰ることにしました。

あず猫は首の後ろをつまんでもちあげるととてもおとなしくなります。

でも、あまり長時間持ち上げていると、息がつまって死んでしまうかもしれないの

で、

慣れない人はやらないほうがいいみたいです。




35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 11:47:30.28 ID:Gmw+xom10
ガチャ

「おねえちゃーん。ただいまぁ~♪」

「うい~」ガチャ トテトテトテ

「ほらぁお姉ちゃん。あず猫だよ~♪」

「にゃっ…にゃぁ。」

「わぁああああ~~~!」

「あずにゃぁーーん!!」ギュッ!!

「にゃ?!にゃぁ?!!」ギュウ

「あずにゃん!あずにゃん!」ナデナデナデナデ

お姉ちゃんはあず猫が大好きです。

あず猫をひたすら可愛がっているお姉ちゃんも、やっぱり可愛いです♪

普通の猫なら過度のスキンシップはストレスの原因になり、猫も引っかいたりしてきますが、

あず猫はむしろ過度なスキンシップが嫌がってるフリをしても好きみたいで、

家に連れて帰るとお姉ちゃんから離れようとしなくなります。




36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 11:51:11.62 ID:Gmw+xom10
「にゃぁ。にゃぁ。にゃぁ」

「ふにゃぁ~~~♪」ゴロゴロ

「あずにゃ~~ん♪」ナデナデ

「うふふ♪」

「あ、うい~?あずにゃん~」

「お姉ちゃん、いま晩御飯作るからまっててね♪」

カチャカチャ



お姉ちゃんは本当にあず猫が大好きです。




38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 11:55:04.44 ID:Gmw+xom10
「お姉ちゃん~。ごはんできたよー」

「うい~うい~♪」トテトテトテ

「今日もお姉ちゃんの大好きなメニューだよ♪」

今日のおかずはお姉ちゃんの大好きな揚げ物。ちょっと量は少ないけど、

いつもお姉ちゃんは幸せそうな顔で食べてくれます。

「うー!うい!うぐうぐ」モグモグ

「ほらおねえちゃん。ほっぺについてるよ。」フキフキ

「うい~♪」サクッ サクサク

あず猫は、楽器の素材としても優秀です。

座敷で飼い、家からまったく出さないで育てたあず猫の革で作った三味線は

傷もなく、綺麗で丈夫なため、高価です。

野良のあず猫だと喧嘩して革に傷がついたりしていて、

ピンと張ったときに破れる原因になります。

「はーい、お姉ちゃん。ごちそうさま!」

「あずにゃんごちそうさま~♪」




40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 11:58:04.30 ID:Gmw+xom10
ここで、今まであげたものとは一風変わった生物をご紹介します。

世界に1匹しかいないという希少種です。

未だにその生態の殆どは謎に包まれており、

これからのより詳細な研究が待たれています。




41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 12:00:17.70 ID:Gmw+xom10
テクテクテク…

「あ!」

「憂ー!おはよっ」フリフリ

「おはよ。梓ちゃん。」

「どうしたの?憂、なんか今日ニコニコしてる」

「えっそ、そうかな?そんなことないよ」アセアセ

「唯先輩と何かあったの?」

「え?お姉ちゃん?お姉ちゃんは今日も可愛いよ♪」

「あー…憂も普段どおりか」ヤレヤレ

「ふふふ」

テクテクテク

野良梓です。




43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 12:05:54.91 ID:Gmw+xom10
体長は約150cm。表皮を覆う体毛が殆ど無く、つるっとしています。

寒さに弱く、小柄な体にいつもなんらかの布をまとっています。

頭部にだけ黒くて綺麗な髪のような体毛があり、二つに結んでいます。


稀に猫耳のようなものを露出させているという目撃例があるようですが、

まだ私は確認していません。


主な生息地は、私立桜が丘女子高等学校の敷地内です。

研究の結果、毎朝決まった時間に、決まったルートを通って

テリトリーに通う事が判っています。


また、野良梓は、日本語を介してコミュニケーションを取れることがわかっており、

知能指数がとても高いと予測されます。下手な刺激は警戒される原因となるため、

研究の姿勢も慎重にならざるを得ません。




44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 12:09:22.50 ID:Gmw+xom10
授業中。

「じゃあ、ここの問題を、中野さん」

「はい」

ガタン

「えと……そこの答えは、2と2/97xです。」

「はい、正解ですね。」

驚いた事に、野良梓は日本語のテキストを理解し、問題を解く事が可能なようです。

その知能の高さに改めて驚かされます。




45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 12:12:08.01 ID:Gmw+xom10
「……ふぅ…」ガタン


ギィ

「………?」チラ

あ、今目が合いました。

じーっ

「っ……」プイ

…向こうが目を逸らしました。

目を合わせ続けると、場合によっては襲い掛かってくるという

野生動物もいるらしいので、一種の賭けでしたが。大丈夫だったようです。




46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 12:17:10.93 ID:Gmw+xom10
休み時間。

ガタッ トトト…

「ちょっと!憂!さっきなんでこっち見てたの?」

「え?ああ…ごめんね。へへ」

「じっと見てたら、梓ちゃんどうするかなって気になっちゃって」

「……?なにそれ?」

「やっぱり憂もちょっと変わってるよ……」プイ

すこし積極的に観察しすぎたようです。

今後はもうすこし慎重にしないと。

でもさっき、頬がすこし赤かったのは見逃しませんでした。

野良梓は、視線を長く合わせられると、頬が紅潮する。

少しずつ生態が明らかになっていきます。




47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 12:23:07.23 ID:Gmw+xom10
お昼休み。

「………」モグモグ

野良梓は食物を良く噛んで食べます。

今のところ食物を反芻しているところは目撃されていません。

今日のメニューは学校内で発見し、日本国貨幣を使用(!!)、調達してこれた

菓子パンと紙パックのジュースです。

野良梓の食べることが出来るものは、私たち人間とかなり似ている事がわかりました。

「あの……憂…」

野良梓はその体の大きさに見合って、かなり小食な様です。

調査の結果、パンでも中に餡子の入ったものを頻繁に食していることがわかりました。

「憂……憂ってば!」

「…あ!何?梓ちゃん」

「そんなに見られてると…食べづらいんだけど……」ジトー




49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 12:27:09.62 ID:Gmw+xom10
「あ、ごめんね梓ちゃん!今日の梓ちゃんはどんなのを食べてるのかなって!」

「憂…やっぱり変だよ~」

「えへへへ」

あまりに熱心に観察しすぎて、警戒されてしまいました。

夢中になりすぎると周りが見えなくなる、悪い癖です。

私も警戒されないように、自然に自分の昼食を食べます。

パカ

「あ~っ憂のお弁当おいしそう!!」ヒョコ

「ちょっと味見させてよう♪」

クラスメイトの野村…吉田…?

なんとかさんが来てくれたので、うまく野良梓の警戒心を紛らわせることが出来たようです。

「あれ?梓なんか顔赤くない?」

「………////」モグモグ

「ごはんおいしいね~♪」ニコニコ

引き続き午後も調査を決行します。




50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 12:31:26.95 ID:Gmw+xom10
放課後。

野生動物の一部には、今まで自分の通ってきたルートに出来た足跡を正確に踏みなおし、

その足跡を偽装し住処に戻る(これをバックステップという)ものがいることがわかっています。

野良梓はバックステップを使うのでしょうか?

テク…  テクテク……

「…………」

普通に歩いて住処に戻るようです。




51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 12:32:15.12 ID:Gmw+xom10
そこで私は、朝通ったルートを逆流していこうとするターゲットをそのまま尾行して、

思い切ったアプローチに出ました。

トトトト……

「梓ちゃん」

「わっ!憂!?」

「どうしたのこんなところで!?」

「えへへ。ちょっと寄り道してて……梓ちゃんの姿が見えたから」

「憂が寄り道なんて珍しいね……?」

「あのね?今日、晩御飯うちで食べない?」

「…えっ…?どうしたの?きゅうに」

「うん…お姉ちゃん、今日、ちょっといないから。」

「さみしくって……えへへ」




52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 12:36:34.03 ID:Gmw+xom10
「あ、あー…今日は唯先輩、律先輩のうちで勉強するって言ってたっけ」

「だめ……かな?」ホロリ

「うっ……?!」

「うん!大丈夫大丈夫!!いくよ!いきます!」

野良梓は泣き落としに弱いようです。

「えへへ。梓ちゃんありがとう♪」

「もう…憂は寂しがりやだなぁ」

「そうだ。じゃあ一緒に買い物して帰ろっか♪」

「うん♪」

テクテクテク……

作戦成功です。



お姉ちゃん、喜んでくれるかな?




54 名前:グロ注意[] 投稿日:2010/09/07(火) 12:42:10.85 ID:Gmw+xom10
「うい~♪」ハムハム

「おねえちゃん。おいしい?」

「うい~あずにゃん♪あずにゃん♪」ハムハム

ペロペロ

「よかったぁ!おねえちゃん♪」

お姉ちゃんはとても喜んでいます。

喜んでいるお姉ちゃんを見ると、私もとても嬉しくなります。

ひたすら野良梓をむさぼるお姉ちゃんも可愛いです♪

ゾリゾリ……

「はい。お姉ちゃん!」

「うう!うい~!はむっ」ングング

お姉ちゃんに野良梓の体の一部を与えると、とても喜びます。




57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 12:47:12.15 ID:Gmw+xom10
野良梓は制服の姿のまま、壁にもたれさせて置いてあります。

あんまり美味しそうにしているので、私も少し、味見することにしました。

ス…  ペロッ

「あむ、ちゅっ…ん」チュゥ

野良梓の唇は、デザートで食べたアイスクリームの味がしました。

「おいしい」

「うい~♪うひゅひゅ」ハムハム

さっきからお姉ちゃんは野良梓の太ももにしゃぶりつきっぱなしです。

お姉ちゃんのお気に入りがまた一つ、増えたみたいで私も嬉しいです。

私は今度は首筋に顔を近づけ、うなじから耳を味見します。

「……………」

そのまま、また今度も唇の味をじっくり確かめます。

料理でもなんでも、温かいうちに味を確かめないといけません。




59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 12:50:47.62 ID:Gmw+xom10
クチュクチュ

「………」スッ

ファサ

ぐっ…スルスルスルスル

スカートをめくり、野良梓の足の付け根を覆うために装着している布を、

一気に下げ、取り払ってしまいます。

すると、野良梓の生殖器が露出します。そこは、すでにしっとりと濡れていました。




61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 12:53:34.94 ID:Gmw+xom10
クチ…

呼吸に合わせて、静かに息づいている感触がします。

本当はもっと野良梓の味をお姉ちゃんに味合わせてあげたいのですが、

世界に1匹しかいない貴重な生物なので、と殺してお姉ちゃんに与える事は許されません。

精々その頭部に生えている二つに分けられた体毛の一部をそぎとってあげるくらいです。

「すぅー…すぅー…」

食事に混ぜた睡眠薬で、今、野良梓は静かに寝息を立てています。

お姉ちゃんにも、「噛んじゃめっだよ」と言い聞かせてあります。

研究対象の命を危険にさらす事は、研究者としては絶対にやってはいけないことなのです。

すこし、間近で野良梓の生殖器を観察してみましょう。




62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 12:58:31.69 ID:Gmw+xom10
スゥ… グイッ

壁にもたれかかるようにして座っている姿勢から、

両膝を持ち上げ、足を大きく開く姿勢に直します。

やはり、野良梓の主な体毛は頭皮にのみ集中しているらしく、生殖器の回りには見られません。

その回りは全体的につるっとしていて、染み出した分泌液が蛍光灯の光を反射してつやつやしてい

ます。

とてもやわらかそうです。

形状は、縦に小さくすじが入っているばかりで、体表面にはほぼ突起が見られません。

このままでは内部の観察がしにくいので、指を使って少しそこを広げます。

クチッ クパァ…

「んっ……」

今、小さく声をあげました。私に緊張が走ります。

一応まだ薬は効いているはずなので大丈夫だと思いますが……

この部分の刺激には敏感なようです。




63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 13:03:28.67 ID:Gmw+xom10
ニチャァ

もう少し近距離から観察します。

その内部は表皮の色よりも綺麗なピンク色をしており、つやがあって、時々ひくひくと脈打っています。

ヒク…  ヒクヒクッ

チュバッ チュバッ

「あれ…?」

私が気づくと、すでにお姉ちゃんは太ももから離れており、今度は野良梓の靴下を脱がせて足の指をしゃぶっていました。

「ん~~~♪♪」チュバチュバ

野良梓の生殖器は、お姉ちゃんが足の指をしゃぶるのにあわせて、ひくひく…と静かに蠢いているようでした。

その中は、およそ穴と呼べる穴は開いておらず、小さな、ほんの小さな小指の先くらいのくぼみがぽっかりあるだけのようです。

人間の女性器でいうところの処女膜に似たもの、にも見えます。

また、生殖器である裂け目の一番上部にはこれもまた非常に小さい、可愛らしい突起があることに気が付きました。

すこし充血しているようです。




64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 13:07:14.74 ID:Gmw+xom10
先ほどからすごく間近で観察しているので、

野良梓の生殖器から立ち上る香りを私は頻繁に吸い込んでしまっていました。

その香りには人間に性的興奮をもたらす効果も少なからずあるようです。

「はぁっ…はぁっ…はっ…」ペロリ

私は気づくと舌なめずりをしていました。

未知の生態を持つ生物の、最も純粋なその肉体の持つ味。

と殺してそのお肉を食べることが出来ない今、

私は研究者として、せめてその部分の味を確かめなければなりません。

「はぁっ………あーー……ん」

ツ……

ピチャッ

下部の少し開いたくぼみに被せるようにして、私は舌を這わせます。




65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 13:11:10.40 ID:Gmw+xom10
「ああっ!!!……!!」ビクゥ

「わっ」

「うゆぅ?!」

その瞬間、野良梓の体が大きく跳ねました。

やはり、生殖器は非常に敏感なようです。

すこし舐めただけで味の確認は中断せざるを得ませんでした。

でも、一瞬舐めただけでもその鮮烈な味は、私の舌の上に新鮮で濃厚な刺激を残していってくれました。

野良梓のそこは、すこし鉄の味がして、少しだけアンモニアの香りがするすっぱい液が分泌されていました。

「おいしい……♪」チュル

私は舌の上に残った味の余韻を反芻します。

「はぁ…はぁ…」

野良梓の呼吸は若干荒く、また、体が全体的に赤みがかかってきているようです。

とりあえず生殖器の味の確認は終了しました。




67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 13:15:30.31 ID:Gmw+xom10
次は生殖器の下にある、これまた小さいすぼまりの確認です。

先ほどから小さく、か細くですがこちらも収縮を繰り返しており、私の探究心に火をつけてしまったようです。

野良梓の足を持って壁から部屋の中心に引っ張り、仰向けにします。

そして、ひっくり返し、両ひざを折り、お尻を持ち上げるような、観察しやすい体勢にします。

ゴロン  グッ…

そうすることで野良梓のすべては余すところなく私の眼前にさらされました。

お姉ちゃんは今度は反対の足指をしゃぶっています。

また私は顔を静かに近づけていきます。

「……んっ」ソーーッ

スン…  スン……

そこからは特に分泌物はでていないようで、すぐ近くの生殖器のにおいしか判りませんでした。

次は味です。




68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 13:18:49.88 ID:Gmw+xom10
ギュゥ……ニチ

両手の親指を使い、深いところにあるその窪みを広げ、観察しやすくします。

スンスン…

ペロッ

「んやぁっ……!!!っ!!」ガク

野良梓の体がまた大きくゆらぎます。

今度は身構えていたので、手や顔を振りほどかれる事なく味見を続けます。

チュッ チュルッ ペロペロ

「あっ!あっ…!ああぅ…っ!」

すぼまりの周囲から、円を描くように舐めまわし、次第に中心へと近づきます。

ツーーーー……

ツン ツン

その中心を舌でノックすることで、新鮮な刺激を与えることができます。

新鮮な刺激を与えることで、なにか新たな分泌物が出てくるかもしれません。

「んぁぅ!あっあっあっ…はぁ…はぁはぁ」




69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 13:22:45.49 ID:Gmw+xom10
チュゥウウウウウウ………

とがらせた唇で完全に蓋をし、強く、強く吸います。

さっきの動きでお姉ちゃんをびっくりさせた事への仕返しの意味もあります。

「あっ…あああああああ!!」ビクゥビクッ

野良梓の動きが激しくなってきます。

そこで、舌をその中へ、ゆっくりと、力強く差し込んでゆきます。

ニュゥ……

「あっ!?」


ニュゥゥウゥウゥ  チュプッ

「きゃぁああっ!?  あっ?!」

しっかりと舌が入った所で、中の味もしっかりと確かめるため、満遍なく内部も嘗め回します。

グニィ… グチュッ チュッニュチ

中の味は、他のどこよりも濃厚な味がしました。

「あぁぁあああぁあ!!!」




70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 13:26:56.08 ID:Gmw+xom10
ツルッ  ドサッ

「あ!ぅ…ふっ」

「あっ…あれ?」クチュッ

と、野良梓のおしりが急にがくっと下がりました。

野良梓の両膝の近くに水溜りが出来ています。

下半身を支えていたこの膝が、生殖器から分泌された液体で出来た水溜りによりすべって支えを失ってしまったようです。

「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…んくっ…はぁ」

ますます野良梓は呼吸を激しくしています。

足を嘗め尽くしたお姉ちゃんは、すこし物足りなさそうにしています。

「…お姉ちゃん。ちょっとこっちきて♪」

「!…うい~」スリスリ

今度はまた、野良梓を仰向けに転がし、

両膝を折って生殖器を露にさせます。




72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 13:32:26.91 ID:Gmw+xom10
そうしている間にも、そこから分泌される液は留まることなく溢れ出してきていました。

「おねえちゃん。ここ、おいしいよ?」

お姉ちゃんを、存分に下ごしらえの出来たそこへ促します。

クチッ… トロトロ……

「ほら♪……ね?」

「うー、うい~♪あずにゃん!あずにゃん!」

ガバッ!!

すこし焦らされていたお姉ちゃんは、一心不乱にそこへかぶりつきます。

グチュ チュウウウウ!! 

ペロペロペロチュルッ チュッ ジュルルウ

「!!はぁっ!!!ひゃぁあああああああ!!!!!!」

野良梓はひときわ高く声をあげ、びくびくとのた打ち回ります。

私はそこで上半身に覆いかぶさるようにして押さえつけます。




73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 13:36:55.30 ID:Gmw+xom10
ジュルジュルジュルジュル ペロペロッ ぐちゅぐちゅ

「はぁあ!ああん!ああん!!ああっ…!!んむ…ぷ」

そして三たび野良梓の唇をふさぎ、強く吸います。

チュウウウウ 

「んむ…んんんんん!んん!」

ジュルジュルジュル グチュグチュ ゴクッ ゴクッ

お姉ちゃんは喋ることも忘れ、野良梓の味を貪り続けていました。

と、そのとき、押さえつけている私の体を大きく揺さぶるような、

とても大きい衝撃が来ました。

「あっ!!んむ…やぁああああああ!!」ガクン!

お姉ちゃんの舌が。

敏感な部分の中でもさらに敏感な突起を探り当ててしまったようでした。




74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 13:40:57.25 ID:Gmw+xom10
「あんっ!あん!あんっ!あうっはぁはぁはぁ」

ジュルッ ジュルッ ジュルッ クチクチクチクチクチ……

「あっあっあっあっあああ」

チュゥウゥゥウウゥウウゥ

クチュゥッ!チュルルルル

「っ…!!」

「はぁっぁああっ………!!!!!!」

がくんっ

野良梓は大きく、体を仰け反らせると、数秒後にぐったりと体の力を抜きました。

「はぁはぁはぁはぁは……はぁはぁ…あうっ」

チュルチュルチュルチュル  ……チュウチュウ

チュゥ… チュウ… ゴク ゴク ペロッ

チュルチュル………




76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 13:44:37.54 ID:Gmw+xom10
野良梓の動きが鈍くなって、しばらくしてからやっとお姉ちゃんは顔を上げました。

「ちゅ…ぷはぁ…ごくっ」

ツウッ  ムクリ

「うい~~♪あずにゃんおいしいよぉ♪」パァァァ

お姉ちゃんが。とてもとても幸せそうな。

いままでで一番嬉しそうな顔で私に話しかけました。

お姉ちゃんの顔は、分泌液でびしょびしょになっていました。

野良梓の生殖器は、お姉ちゃんの舌によって、完全にとろとろにされていました。

すこし…少しだけ窪みの入り口が広がって、小さく血がにじんでいました。

その血を見て、私は私の中で何かがはちきれそうな感覚を味わいました。

分泌液は、まだ、少しずつあふれてきているようでした。




77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 13:47:54.95 ID:Gmw+xom10
「おねえちゃん♪とってもおいしかったの?よかったね♪」

「うん!うい~♪ありがとう♪」

「っ!!! おねえちゃん……」ウルウル

こんなにお姉ちゃんに喜んでもらえるなんて。

お姉ちゃんの笑顔は、いつにもまして眩しく、私を最高に幸せな気分にさせてくれました。

「うい~♪だいすき~♪」

「おねえちゃん!私も…だいすき!」

ぎゅっ

お姉ちゃんの大好物が、またひとつ増えました。



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 13:51:06.46 ID:Gmw+xom10
野良梓が目を覚まして、何も気付く事なく帰ったあと、私の本当の晩御飯が始まりました。

「うい~♪うい~♪」トテトテ

「おねえちゃん♪ちょっとこっち…こっちきて♪」

平沢家には私以外誰も知らない、秘密の部屋があります。

ゴゴゴゴ…  ガチャッ

ギシ…ギシ…ギシ…

トテトテトテ……

ギイィイ バタン   カチャッ

「う?うい?」

ゴソゴソ ファサッ シュルッ

二人だけでその薄暗い部屋へ入り、カギを閉めます。

そして、お姉ちゃんの前で、私は生まれたままの姿になります。




81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 13:56:02.21 ID:Gmw+xom10
「お姉ちゃん……きて……」

もう、我慢が出来ませんでした。

「うー?うい!」

トテトテトテ  ぎゅっ

私はしゃがんで、いつものようにお姉ちゃんを力いっぱい抱きしめます。

身長が1mにも満たないお姉ちゃんはちいさく、やわらかくて、強く抱きしめすぎると形が変わってしまいそ

うでした。

「うぎゅう」

「お姉ちゃん…ごめんね…ごめんね?私…」

「私もう……ね?」ハァハァ

「はぁっ…がまん…うふふ」

お姉ちゃんはわけもわからず目をパチクリさせていました。

「お姉ちゃんのこと……はぁはぁ…ね?」

「いいよね……?」




82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 13:58:33.37 ID:hH7dNbZr0
> 身長が1mにも満たないお姉ちゃんは




???



85 名前:改行が…申し訳ない  ここから本当にグロ注意[] 投稿日:2010/09/07(火) 14:00:34.35 ID:Gmw+xom10
「…うい?…んむっ」

チュゥウウゥ

「ぷはぁ」ツゥッ…

「ぷはっ…うう?うっうい?」パチクリ


お姉ちゃんの感触、お姉ちゃんのにおい、おねえちゃんのぬくもり。

もうすべてが限界でした。

「あー………ん」

私は、お姉ちゃんのそのぷにぷにした首筋に、歯を突き立てました。




87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 14:04:15.76 ID:Gmw+xom10
ブシュッ

「……!?きゃぅううううわああああ!」

ブチュウウウ…  ギュチ

「うぎゅうう!?ういいいあああ?!」

お姉ちゃんの味が、一気に迸り、口の中を満たします。

私にとっての最高のご馳走が、ここにありました。

ジタバタジタバタジタバタ!!

「うい!うい!ういいいいい!!」

ぎゅううううう

暴れるお姉ちゃんを、さらにきつく抱きしめます。

ブシュウウウ  ごく…ごく…ごくっ

お姉ちゃんの血はとても甘くて美味しいです。




89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 14:09:21.85 ID:Gmw+xom10
「う……うぃぃ……うぃ…」ピクッピクッ

ごくっ ごくっ ごくっ

「う……」

私がお姉ちゃんを吸えば吸うほど、おねえちゃんは静かになってゆきます。

「……う………い……うい…」

くたっ

「………う………」


お姉ちゃんが完全に静かになりました。

最初に首筋に噛み付いたのは、なるべくなら痛みを感じさせたくないという、私なりの気遣いでした。

あとはしずかに…お姉ちゃんのお肉を。




90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 14:13:34.48 ID:Gmw+xom10
ブシュ ブチッ  

もぐもぐもぐもぐ…

ごくん

「……………」

ブシュッ  ブチュ プチッ コリ

いままでの食生活で存分に肥えたお姉ちゃんのお肉は、脂がのっていて舌の上でとろけるようです。

また、今の時期のお姉ちゃんは、骨が柔らかくなっていて、簡単に噛み砕くことができます。

お姉ちゃんには、野生の梓ガエル、梓牛等を与えて飼育すると、お肉がやわらかくなり、

味にコクが出るということが私の調査によってわかっています。

私はお肉と一緒に、生きる喜びをかみ締めます。




93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 14:17:41.85 ID:Gmw+xom10
もぐもぐもぐ…

もぐもぐもぐ………ごくん

「おねえちゃん。おいしいよぉ♪ありがとう♪」

ガブッ  クチ コリッ もぐもぐ

手塩にかけて育てたお姉ちゃんの味は、格別です。

お姉ちゃんは、私の大好物です。


………………




94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 14:21:04.60 ID:Gmw+xom10
「お姉ちゃんは……わたしの…だいこうぶつです。……っと」

カキカキカキ

ペラッ

「今回の野良お姉ちゃんは…かなり発育が良く…体長は80cmを越え……」カキカキ


「次回は希少種でない方の野良梓との交配を実践……」サラサラ


  『………ガチャッ』

  『憂~ただいま帰ったよ~♪』


「あ、お姉ちゃんだ」パタム




95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 14:25:34.67 ID:Gmw+xom10
キィ……ガタッ  トトトトト……バタン

トットットットッ……

  『お姉ちゃん、おかえり~♪』

  『憂~♪お腹減ったよう…』

  『あれ?律先輩のうちで食べてきたんじゃないの?』

  『うん!ご馳走になったよ!』

  『でもまたお腹すいちゃった!』

  『もう…おねえちゃんったら♪ 今何か作るね~』

  『いつもすまないねぇ憂…ありがとう♪』

  『うふふふ♪』


キィ……キィ……

ペラッ 

    『 ~野良お姉ちゃんの飼育日記~ 』


                       おしまい




96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 14:28:16.38 ID:Gmw+xom10
野良お姉ちゃん 参考画像

06.jpg




97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 14:30:40.90 ID:Gmw+xom10
番外編!!


カサカサ  カサカサ  カサカサ

「…………」

カサカサカサ  カサカサ

「………ヤッテヤルデス」ボソッ

カサカサカサ モグモグ  カサカサ…


「……うい~?」ツンツン

お姉ちゃんがそでを引っ張ってきました。

この生き物に興味があるようです。

私としては、あまり興味を持って欲しくはないのですが……。

これは、「ヤッテヤルデス」です。




101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 14:35:19.10 ID:Gmw+xom10
この水槽の中で飼われているものは、愛玩用に品種改良されたものですが、

野生のものは非常に凶暴で、攻撃的です。

……私は正直、この生き物が好きではありません。

なので、身体的特徴の記述はここでは割愛させて頂きます。


「うい…………」ジーーーッ

カサカサ…カサカサ……

「お姉ちゃん……」

お姉ちゃんがさっきから歩みを止めたまま、動こうとしません。

指をくわえて一点を見つめ続けるお姉ちゃん。

この生き物が……気になって仕方がない…のでしょう…。

「はぁ……」ガクッ




102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 14:40:22.09 ID:Gmw+xom10
「お姉ちゃん。仕方ないから、買ったげるね」ゲンナリ

「……!!!」

「うい~~~!!!!!」

トテトテトテ

カサカサカサ……ゴツン

「!?!?」

水槽の中で、今、お姉ちゃんについてこようとしました。この生き物。

ぎゅっ

「うい~~~♪だいすき♪」

全く気乗りはしないのですが、お姉ちゃんのこの感触を家に帰ってもまた味わいたい

そんなお姉ちゃんへの愛で、私は購入へ踏み切りました。




104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 14:44:24.14 ID:Gmw+xom10
「1280円になりま~す♪」

「………」

バリバリッ  パサ チャリチャリン

「丁度お預かりしま~す♪」

「ありがとうございました!」

テクテク… ヒョコヒョコ…  ガーッ テクテク…

ヤッテヤルデスの値段は、専用の軽防音虫かごと合わせて1匹1280円でした。

カサカサカサカサ  カサカサ カサカサカサ

どうやら、新しい環境に戸惑っているようで、さっきからやたらと動き回っていま

す。

とても可愛らしくないです。

「……うう…きもちわるい…」

「う~~い~♪う~い~♪」ヒョコヒョコヒョコ




105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 14:49:27.46 ID:Gmw+xom10
カチャカチャ ガチャッ  …バタン

家に着くなりお姉ちゃんは虫かごをもって走り出しました。

「うふふう~ういうい~♪」トテトテトテ

嫌だったけど、買ってあげて良かったです。

こんなにはしゃいでいるお姉ちゃんを見られるのですから。

…と、思った矢先。大変な事が起こりました。


トテトテトテ

バターーーン!!    カランカランカラン

お姉ちゃんがカゴを持ったまま転びました。

「うぎゅ…うぃいいぃああーーーん!!」

「あわわあわわおねえちゃん!!」ダダダ

「おねえちゃん!おねえちゃん!だだいじょうぶ!?」

ナデナデサスリサスリ

「痛かった!痛かったね!ほーらほらよしよしよし」ヨシヨシサスサス

「ひっく…ひっく…う…うい~」グスグス




106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 14:54:19.24 ID:Gmw+xom10
良かったです。お姉ちゃんに怪我はないようです。

ああ…でも私が変なものを買い与えてしまったばっかりに、

お姉ちゃんをこんな痛い目にあわせてしまいました。

私は自責の念にとらわれます。

ナデナデナデナデ

「うい…ひっく…うい~…」グスグス

「うい……あずにゃんは?」グス

「………?!」ハッ

私はお姉ちゃんの言葉に我に返りました。

………転がっているカゴ…。

そのカゴの蓋は、落ちた衝撃で外れていました。




107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 14:58:21.56 ID:Gmw+xom10
バッ

「っ…!どこいっ…!?」キョロキョロ

床、廊下隅、天井、壁、棚のスキマ!

どこにもいません。一体どこに…。

「……………ヤッテヤルデス」

ぞくっ

すごく近い場所から、鳴き声がしました。

カサカサ  カサカサ

ぞわぞわぞわぞわぞわ。

鳥肌、悪寒、筋肉の緊張。すべての反射がいっぺんにきました。

後頭部っ………から……!

カサカサカサカサ

「ひぃぃっ!!」

「う…うい?」




108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:01:24.75 ID:Gmw+xom10
何か小さいものが私の首の辺りを這い回っています。

私の思考はそこで停止しました。

「あが………」カチンコチン

「うい!?ういうい?!う、うい??」

カサカサ  カサカサ…

…ピトッ

「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「ぎゃあああああああぁあああ!!」


私の停止した思考は、その小さな毛のような手のようなモノが、

唇に触った瞬間にまた動き出しました。

あふれるほどの嫌悪感というスイッチで。




110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:05:40.56 ID:Gmw+xom10
「いやあああああああああああ!!!」ブンブンブンブンブン

私は頭を振り回しながら走り出してしまいました。

「きゃふ…!うい~」コテン

ドタドタドタドタ

ガツン!!

「きゃっ」ドテーン

正気を失った私の暴走は、壁に頭をぶつけて止まりました。

後頭部をしたたか打ってしまいました。

「うっうぅうううっ」グスグス

今、もしかして、私の頭でつぶれちゃったんじゃ………

「う…うぇ…ひっく」グスッグスッ

転んだ体勢のまま動けず、涙がこぼれました。

頭は痛いし、お尻も痛いし、気持ち悪いし、

もしかしたらすごく気持ち悪いことになってるかもしれないし。

私は全部全部全部が嫌になりました。




111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:09:30.32 ID:Gmw+xom10
カサカサカサカサ  

「ヤッテヤルデス!」カサカサ

「!!」

「もういやあああああ!!!」ピクピクピク

カサカサ

私の頬を、4本の束ねた髪の毛が這い回っているような感触がしました。

さようなら。私。



ぱちん


「…えっ…?」

お姉ちゃんの手が、私の頬を叩きました。




112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:12:12.50 ID:Gmw+xom10
ムンズ

「ヤッテヤ……」カサカサカサ

「めっ!だよぉ!」プゥ

「あ~~~~ん」

カサカサカサカサカサ

「ヤッテヤルデス!ヤッテヤルデス!ヤッ……」カサカサ

「あむ!」

モゾモゾ  モゾモゾカサカサ

「んむぅんんむぅんむ」モニュモニュモニュ

(……ヤッ……ル……デス……)

ごっくん

「う~~~♪」




113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:16:13.94 ID:Gmw+xom10
「おねえ…ちゃん…?」

私は倒れたまま、その一部始終を見ていました。

お姉ちゃんが、アレを飲み込んだことは間違いないようです。

「うい~♪だいじょうぶ~?」ナデナデ

お姉ちゃんは私を慰めてくれましたが、

私はさっきの光景が目に焼きついて離れなく、ただ小さくカタカタと震えるだけでした。



……お姉ちゃんの唇からはみ出してもぞもぞ動いていた、4本の触手………。




114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:20:10.52 ID:Gmw+xom10
数分後。

お姉ちゃんのお腹から、ひときわ大きく『ヤッテヤルデス!!』という小気味良い音が聞こえて、

あたりに静寂が訪れました。

おねえちゃんは相変わらず、にこにこ笑っていました。


なんてことでしょう。あんなものがお姉ちゃんの大好物になってしまうなんて……。

私は頭を抱えました。

「うい~?」ツン

「ういうい~♪」ツンツン ニコニコ

「…なぁに?お姉ちゃん。」

「うふふ~♪」

「………ヤッテヤルデス!!!」

「かっ……!?!?」

「うふふ。えへ…けぷっ。うふふふふ…♪」

ニコニコ  ニコニコ  ニコニコ

                   番外編 お し ま い 。




115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:24:35.77 ID:Gmw+xom10
駄文に付き合っていただきありがとうございました。

リアルお姉ちゃんと、野良お姉ちゃんの比較は、フィギュアで
8頭身唯とねんどろいど唯を並べてみるとわかりやすいかもしれないです。

それでは、お疲れ様でした。








116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:37:14.73 ID:ykwf4toe0
乙!野良りっちゃん探してくる




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