1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:10:20.94 ID:
R75nL76w0
六花「勇太があったかいのは…」
勇太「?」
六花「…身体に封じ込めた黒炎竜のせい?」
勇太「…お前は何を言っているんだ」
六花「んー、あったかい。闇の炎あったかいー」
むぎゅーっ
勇太「…くくくっ、我を舐めるなよ邪王真眼!闇の炎に抱かれて…死ね!」
むぎゅっ!
六花「ぐわー、ダークフレイムマスターの力、これほどとはー」
勇太「ハッハッハッ!後悔してももう遅い、我が闇の炎、とくと味わうが良い!」
ぎゅっぎゅっ、むぎゅっむぎゅっ!
森夏「…あんた達、何やってんのよ」
ババッ
勇太「き、来てたのなら声かけてくれよ!」
六花「///」
ラジオCD「中二病でも恋がしたい! ~闇の炎に抱かれて聴け~」Vol.1
3:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:15:10.21 ID:
R75nL76w0
六花「邪王真眼の力をもってすれば、人の心を読むことなど容易い」
勇太「へぇ、そりゃすごい」
六花「例えば今、勇太は私の事を考えている」
勇太「ふーん」
六花「わ、私の事を抱きしめて、頭をナデナデしたいと考えている…」
勇太「……」
むぎゅっ、なでなで
六花「ふぁ」
勇太「…まさか本当に分かるなんてな。すごいな、邪王真眼」
六花「よ、よゆう」
なでなで、なでなで…
森夏「…あんた達、何やってんのよ」
ババッ
勇太「き、来てたのなら声かけてくれよ!」
六花「///」
4:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:17:47.87 ID:/tEPpzVJ0
そういう流れか
5:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:20:08.86 ID:
R75nL76w0
勇太「この前、俺の事あったかいって言ってたけど…」
六花「?」
むぎゅっ
六花「!」
勇太「…六花だってあったかいじゃん」
六花「じゃ、邪王真眼の力を用いれば、この程度の熱を操ることなど、余裕…」
勇太「ふーん、そうか」
なでなで、むぎゅむぎゅ
六花「あ、あう…」
ぷしゅー
勇太「あはは、本当だ。どんどん熱くなるな」
森夏「…あんた達、何やってんのよ」
ババッ
勇太「き、来てたのなら声かけてくれよ!」
六花「///」
6:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:23:10.48 ID:
R75nL76w0
六花「勇太…」
ぎゅっ…
勇太「ん、どうかしたか?」
六花「……」
くんくん
勇太「り、六花…おい…」
六花「勇太、いいにおい…」
くんくん
勇太「…まったく」
六花「えへへ…」
くんくん
森夏「…あんた達、何やってんのよ」
ババッ
勇太「き、来てたのなら声かけてくれよ!」
六花「///」
7:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:26:50.72 ID:
R75nL76w0
勇太「邪王真眼よ!我が声に従え!」
六花「なっ、体の自由が利かない!?これはレベル7の魔法…!」
勇太「フッフッフ、油断したな邪王真眼。今や貴様は籠の鳥…さあ、こちらに来い!」
六花「くっ、なんてこと…だが、今は従わざるを得ない…!」
テトテト
勇太「……」
ぎゅっ
六花「…ゆ、勇太?」
勇太「…き、貴様は黙って我が声に従っていればいい」
なでなで、もふもふ
六花「…うんっ」
森夏「…あんた達、何やってんのよ」
ババッ
勇太「き、来てたのなら声かけてくれよ!」
六花「///」
8:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:29:29.69 ID:
R75nL76w0
六花「勇太の膝は座り心地が良い」
勇太「そうなのか?」
六花「最高。流石はダークフレイムマスター」
勇太「ダークフレイムマスターは関係ない」
六花「恐ろしいほどの座り心地…これが…闇の力だというのか…」
勇太「どんだけだよ俺の膝、そして座り心地すら変える闇の力」
勇太「…と言うか、女の子なんだから…その、男の膝に軽々しく座るのは、無防備すぎと言うか」
六花「平気」
すり、すり
六花「勇太以外には、こんなことしないから」
勇太「……っ!」
森夏「…あんた達、何やってんのよ」
ババッ
勇太「き、来てたのなら声かけてくれよ!」
六花「///」
10:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:33:17.65 ID:
R75nL76w0
六花「勇太の肌、すべすべ」
すべすべ
勇太「わっ…こ、こら、ほっぺをなでるな」
六花「すべすべ…」
すべすべ
勇太「やめろって、なんか恥ずかしいからっ…やめないなら、こうだ!」
ぷにっ、むにー
六花「はうっ」
勇太「ほらほらー、六花の肌だって、すべすべでもちもちじゃないか」
六花「ゆ、勇太ぁ、ほっぺひっぱらないでー!」
勇太「まだまだ、俺が満足するまでやめてやらんっ」
くみん「二人とも、仲良しさんだねー」
ババッ
勇太「せ、先輩、いつから起きてたんですか!?」
六花「///」
11:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:34:59.92 ID:eJNDFH4z0
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:35:44.46 ID:wTE/KDaP0
六花ちゃん可愛い!!
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:36:02.24 ID:J0s9B4Dz0
良スレ
14:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:37:04.72 ID:
R75nL76w0
勇太「最近、六花とこう…い、いちゃいちゃしているところを皆に見られまくってる気がする」
六花「邪王真眼の周辺探知能力が衰えていると言うのか…!?」
勇太「このままでは、俺達が付き合っているのがばれてしまうかもしれない…」
六花「つ、付き合って…えへへ…」
勇太「にやにやするな」
ベシッ
六花「はうっ」
勇太「まあ、そういうわけだから、せめて部活中はお互いちょっと距離を置く事にしよう」
六花「確かに、私たちが完全契約したことを世に知らしめるのは時期尚早。分かった」
勇太「よし、じゃあさっそく離れるぞ」
六花「早く私の傍から離れろ!制御できな…ぐうう!」
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:40:39.31 ID:
R75nL76w0
六花「…勇太ぁ、さみしい」
ぎゅうっ
勇太「…離れてからまだ10秒くらいしか経ってないぞ」
六花「だってぇ…勇太と一緒がいいんだもん。離れるのなんて、やだ…」
勇太「離れるって言っても、同じ部屋にいるわけだし…」
六花「身体と身体が、ぴたってくっついてるのが、いい」
ぎゅううっ
六花「勇太は、平気なの?私と離れてても…」
…むぎゅっ!
勇太「…平気なわけ、ないだろ…俺だって、こうしてたい」
六花「勇太…」
森夏「…今日は一段と激しいんじゃない?」
ババッ
勇太「は、激しいってなんだよ!」
六花「///」
18:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:43:21.19 ID:
R75nL76w0
勇太「……」
クンカクンカー
六花「…私の頭を嗅ぐのはやめろ、ダークフレイムマスター」
勇太「……」
クンカクンカー
六花「…く、首筋も嗅ぐな!」
勇太「……」
クンカクンカー
六花「…ゆ、勇太…嗅がないでぇ」
勇太(六花…いい匂い…)
クンカクンカー
森夏「…あんた達、何やってんのよ」
ババッ
勇太「き、来てたのなら声かけてくれよ!」
六花「///」
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:46:13.61 ID:
R75nL76w0
六花「んっ」
ちゅう
勇太「…!ちょ、ちょっと六花!学校でキスは無しって約束しただろ!?」
六花「これはキスではない、魔力の補給。だからしてもいい」
勇太「あのなぁ…はぁ、まったく…」
…ぎゅうっ
六花「…校内に闇の眷属の気配を感じた」
勇太「……?」
六花「先ほどまでの状態で闘うのは危険だったため、速やかに魔力を補給する必要があった」
勇太「…そうか、それなら仕方ないな。それじゃあもう少し補給しておくか?」
六花「…うんっ、魔力の補給、するっ」
凸守「…今魔力の補給と聞こえたデスが、どうかしたのデスかマスター?」
ババッ
六花「た、大したことではない、サーヴァントよ」
勇太「///」
21:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:49:46.88 ID:
R75nL76w0
六花「…魔力の補給以外でも、勇太とキスしたい」
勇太「仕方ないだろ、学校じゃ人目があるから…ガマンしろ」
勇太「…俺だって、ガマンしてるんだから」
六花「勇太…うん、分かった…それじゃあ、代わりに」
勇太「……」
六花「勇太」
勇太「ん」
ぎゅううっ
勇太「…これでいいか?」
六花「…うんっ」
勇太(はぁ…うーん、俺も…満足…)
一色「勇太、お前…」
ババッ
勇太「き、来てたのなら声かけてくれよ!」
六花「///」
23:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:53:53.82 ID:
R75nL76w0
勇太「…暗くなってきたし、そろそろ帰るか」
六花「…うん。それじゃあ、勇太」
勇太「…ああ」
…きゅっ
六花「えへへっ、勇太の手、あったかい…」
勇太「別に普通だって」
六花「ううん、あったかい…闇の炎あったかい」
勇太「またそれかよ…」
グイッ
六花「勇太、帰ろっ」
勇太「…ああ」
森夏「手なんか繋いじゃって…二人とも、なんというかまぁ…」
くみん「仲良しさんだねー」
一色「くそぅ、勇太の奴めぇ!俺もいつか…あんな風に…」
凸守「マスター、凸守も一緒に…な、何故ひっぱるデスかニセモリサマー!離すです!」
24:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 20:58:29.12 ID:
R75nL76w0
勇太「ただいまー」
六花「ただいま」
勇太「…当たり前のように俺ん家に帰ってくるな」
ベシッ
六花「はうっ…でも、どうせプリーステスが帰ってくるまで勇太の部屋でいちゃいちゃするんだし…」
勇太「いちゃいちゃ言うな!…だからって、直接俺ん家来たら、俺の家族に見つかっちゃうだろ」
六花「はっ、そう言えば」
勇太「分かったら一旦自分の家に帰れ。それからベランダ伝いで俺の部屋まで来い」
六花「了解した、ダークフレイムマスター」
スタスタ…
勇太「…はぁ、まったく。まあ、誰にも見られないでよかった…」
勇太母「……」
勇太「……」
勇太母「あ、お母さん何も見てないわよー。樟葉にも気を利かせるように言っておくわね」
勇太「……」
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 21:01:51.39 ID:
R75nL76w0
ペラッ…ペラッ…
六花「むぅ…ふむぅ…」
ガチャッ
勇太「おっ、六花もう来てたのか…って」
六花「あっ…」
勇太「うわあああ!か、勝手に人の本読むな!」
バサッ!
六花「ベッドの下に隠してあったから…機密文章かと…そ、そもそも!」
勇太「な、なんだよ」
六花「ゆ、勇太は私と…つ、付き合って…る…だから、こんな本…必要ない…」
勇太「……っ」
31:
保守ありがとうございました:2012/11/30(金) 21:26:15.72 ID:
R75nL76w0
六花「勇太…」
ぐいっ、ふに
勇太「ちょっ、な、何してるんだ六花!やめろ!」
六花「この雑誌の、松田愛みたいに…胸は大きくないけど…」
六花「で、でも、勇太が望むなら…私は…」
勇太「り、六花…」
勇太(六花…くっついた時とか、抱きしめた時も、あんまり感じなかったけど…)
勇太(こうして手で触ってみると…ちゃんと、あるんだな…)
ゴクリ…
六花「勇太ぁ…」
勇太(…やばい、理性が…っ)
樟葉「…あっ…ご、ゴメンねお兄ちゃん」
勇太「えっ…?」
樟葉「お母さんには言われてたけど、こういう事とは思わなかったから…そ、その…ゴメンねっ!」
バタンッ!タッタッタッ…
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 21:29:20.38 ID:
R75nL76w0
勇太「樟葉に見られた…どうしよう…」
ガクッ…
六花「ダークフレイムマスターよ、最早我々に恐れるものは何もない。さあ」
勇太「あんなところ見られちゃった以上、開き直って思いっきりいちゃいちゃしようってことか」
六花「そ、そうとも言う…」
モジモジ
勇太(まったく…でも、もう、それでいいかな…どうせいちゃいちゃはするつもりだったし)
六花「勇太ぁ…」
勇太「…はぁ、まったく」
…ぼすん、ぎしっ
六花「ぁ…」
十花「取り込み中すまないが…六花、ご飯だ」
ババッ
六花「ぷ、プリーステス!?」
勇太「十花さん!?」
34:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 21:32:25.20 ID:
R75nL76w0
勇太「十花さん…今日は、ずいぶん早いお帰りですね…」
十花「うむ、たまにはな…さあ六花、帰るぞ」
六花「ま、まだダークフレイムマスターとの闇の宴は始まったばかり…」
十花「帰るぞ」
六花「はい」
十花「ああ、それから富樫勇太」
勇太「なんですか?」
十花「年頃だから興味があるのは分かるが、まだ高校生なのだから節度をわきまえるように」
勇太「…何の話をしているんですか」
十花「どうしてもと言う時は、きちんと避妊を」
勇太「何の話をしているんですか!」
35:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 21:37:59.40 ID:
R75nL76w0
六花「じゃあ、勇太…今日はもう帰る、けど…」
勇太「…うん、分かってる。明日はちゃんといちゃいちゃしような」
六花「…違う」
勇太「えっ?じゃあ、な…」
ちゅうっ
勇太「!」
六花「明日だけじゃなくて…明後日も、これからも、ずっと」
勇太「……」
六花「じゃあ…またね、勇太っ」
…バタンッ
勇太「…たくっ…六花のやつ、いきなり…」
十花「ふっ…そう言いながら、まんざらでもなさそうだな」
勇太「…って、何普通に見てるんですか!」
十花「お前たちが私が見ているにもかかわらずいちゃついていただけだ」
勇太「そ、そうかもしれませんが…ううっ…」
36:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 21:40:35.69 ID:
R75nL76w0
勇太母「ねえねえ、昨日六花ちゃんと何があったの?」
勇太「…何も無いよ」
勇太母「あー!ごめんなさい、お母さん何も知らないんだったわね!」
樟葉「お母さん、こ、こういう事はプライベートな事だから…」
夢葉「なにかー?」
勇太「樟葉までやめてくれ!…もう、俺学校行くから!」
ガチャッ
勇太母「はい、行ってらっしゃい」
フリフリ
勇太「行ってきます!」
バタンッ
37:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 21:44:38.66 ID:
R75nL76w0
勇太「まったく、母さんはもう…あっ」
六花「…あっ、勇太」
テテテ、テッ
六花「…一緒に学校、行こ?」
勇太「…ああ」
…きゅっ
六花「やっぱり、勇太の手、あったかい」
勇太「ん、そうか?」
六花「そう。勇太は…とってもあったかい」
勇太「……」
ぎゅっ
40:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 21:47:47.95 ID:
R75nL76w0
六花「ダークフレイムマスター!」
勇太「何だ、邪王真眼の使い手よ?」
六花「これから結社の近辺に着くまでの間、私の手を温めておくのだ!」
勇太「フッ…いいだろう。契約もあることだし、な…」
勇太「だが…我が闇の炎に、貴様の手は耐える事ができるかな?」
六花「望むところだ!やれるものなら、やってみろ!」
グイッ!
勇太「…ふふっ」
勇太(こんな感じで、俺と六花の…)
六花「邪王真眼は…最強なのだから!」
勇太(俺達二人の一日が、今日も始まる)
勇太「…まあ、幼稚園バスに乗せるまでは夢葉も一緒なんだけど」
夢葉「じゃおーしんがん!」
六花「ふふ…いずれ夢葉も…我が契約に足る器となれば…」
なでなで
41:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 21:51:38.59 ID:
R75nL76w0
終わりです
楽しんでいただければ幸いです
42:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/30(金) 21:51:54.41 ID:oDm5nXZHi
乙
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