マリ「シンジくんの事、好きなんでしょ?お姫様」アスカ「なっ////」

2012-11-21 (水) 00:01  エヴァンゲリオンSS   11コメント  
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:56:17.43 ID:VKJKlyU40

マリ「告白しちゃいなって~」コノコノー

アスカ「ち、ちがうわよ!!好きじゃないわよ!あんなガキ!」

マリ「早くしないと綾波レイくんにとられちゃうよ~?」

アスカ「ふ、ふん!べつにか、構わないわよ!」

マリ「ほんとに?」ジーッ

アスカ「///んもう!うるさい!コネメガネ!」



eval.gifヱヴァンゲリヲン新劇場版 カレンダー2013年




7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:00:45.95 ID:VKJKlyU40



トボトボ

シンジ「ふぁあ…」ムニャニャ

アスカ「朝からヨレヨレじゃない。しゃきっとしろ!しゃきっと!」

シンジ「そんな事言われても眠いんだもん……」

アスカ「はぁ…、男のくせに情けないわね」

シンジ「だったら!アスカが早起きしてお弁当つくってよ」

アスカ「嫌よ!めんどうくさい」

シンジ「」イラッ



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:05:22.66 ID:VKJKlyU40

学校

昼休み

シンジ「」パクパク

アスカ「」スタスタ

シンジ「なに?」

アスカ「卵焼き、焦げてる」

シンジ「あ、あぁ。それ、今日少し失敗しちゃって」

シンジ「でも、アスカの方にはできるだけ焦げ目の少ないやつを」

アスカ「あんたバカァ?こんなのたべられないわよ!」

シンジ「そんな……」ショボーン

アスカ「うっ…」(少し言い過ぎたかな…)

アスカ「まぁ、今日のところはちゃんと食べてあげるわ。ふん!」スタスタ



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:11:55.88 ID:VKJKlyU40

シンジ「くっ…」


マリ「今のはちょっと言い過ぎじゃない?」

アスカ「いいのよ。あのバカにはこれくらいが丁度いいの」

マリ「まぁ、話す口実としては悪くは無かったと思うけど♪」

マリ「もうちょっと優しくしてあげれば会話もはずだかもしれないのににゃぁ~」

アスカ「優しく…」

マリ「おっと、やっと素直になったかな?姫様」

アスカ「うるさい!違う!」



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:19:33.77 ID:VKJKlyU40

シンジ「なんだよ……僕だって頑張ってるのに」パクパク

レイ「怒りくん」

シンジ「あぁ、綾波。どうしたの?」

レイ「これ、飲んでほしい」コトン

シンジ「これって」

レイ「お味噌汁。作ったの」

シンジ「ありがとう!綾波!早速いただくよ」

ズズズ

シンジ「美味しい!綾波って料理できるんだ」

レイ「練習、したから」

シンジ「そうなんだ。このお味噌汁、暖かくて本当においしいよ」



13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:22:19.86 ID:VKJKlyU40

マリ「あちゃー……先にやられた」

アスカ「ふん、私には関係ないわよ」

マリ「顔が膨れてるよ~?」

アスカ「膨れてなんかないっ!」

マリ「でも、前にも言ったけど本当にシンジくん、とられるよ?」

アスカ「……」



106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:52:10.59 ID:ADyJO7CY0

良スレの予感



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:25:24.46 ID:VKJKlyU40

帰り道

シンジ「」トボトボ

アスカ「」トボトボ

『でも、前にも言ったけど本当にシンジくん、とられるよ?』

アスカ(このままじゃ……)

アスカ「……」チラッ

シンジ「」トボトボ

アスカ「ね、ねぇ。バカシンジ」

シンジ「なに?」

アスカ「明日、お弁当私が作ろうか?」

シンジ「いいよ、別に。アスカは料理できないだろうし」



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:30:43.37 ID:VKJKlyU40

アスカ「なっ……できるわよ!それくらい!」

シンジ「それじゃぁ、僕は自分の分だけ作るから」

シンジ「アスカも自分でお弁当作って」

アスカ「はぁ?それだと!!」

アスカ(バカシンジのお弁当をつくらなくちゃ意味ないじゃない…)

シンジ「なに?」

アスカ「いいわよ……やっぱりアンタが私の分も作って」

シンジ「?どうしたの?何か変だよ?」

アスカ「もういい!先に帰る!!このバカシンジ!!」プイッ

シンジ「なんだよ……何なんだよアスカ…」

シンジ「……嫌いだ」



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:35:32.25 ID:VKJKlyU40

学校

シンジ「はい、お弁当。朝、渡しそびれたから」

アスカ「全く、今日はお弁当抜きかと思ったわ」

トウジ「お、やっぱり碇夫婦は仲ええなぁ~」

アスカ「なっ///」

アスカ シンジ「仲良くなんかない!」

アスカ「バカシンジ!アンタが学校でこういうことするから誤解されるんじゃない!」

シンジ「で、でも……お弁当は」

アスカ「明日からちゃんとすぐに作って私に渡して!!」

シンジ「わかったよ……」



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:37:38.49 ID:VKJKlyU40

シンジ「」イライライラ

カヲル「やぁ、シンジくん」

シンジ「カヲルくん!」

カヲル「なんだか今日の君、いつもと違うみたいだけど」

シンジ「話、聞いてくれる?」

カヲル「もちろん」ニコッ



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:41:36.29 ID:VKJKlyU40

カヲル「そう、セカンドが原因で君はとても嫌な思いをしているのか」

シンジ「そうだよ……。僕はアスカのために頑張ってるのに」

シンジ「アスカは僕をいじめてばかりで…」

シンジ「もう嫌なんだよ……つかれるんだ」

カヲル「だったら、彼女と少し距離を置けばいい」

シンジ「むりだよ…一緒に住んでいるのに」

カヲル「無理やりでも突き放すしかないね。そうでもしないと彼女から開放されるのは難しい」

シンジ「つき…離す」

カヲル「どうしたんだい?」

シンジ「そうだ!カヲル君!手伝ってよ!!」

カヲル「?」



29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:42:53.16 ID:VKJKlyU40

学校

カヲル「やぁ」ニコッ

アスカ「なによ…。あんたから絡んでくるのなんて珍しいじゃない」

カヲル「お昼ごはん一緒にどう?」

アスカ「はぁ?嫌よ!なんであんたと一緒にお昼ごはんを食べなきゃいけないのよ!」

カヲル「いいじゃないか。たまには、ね?」



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:43:34.64 ID:VKJKlyU40

屋上

カヲル「屋上はいいね。風が気持ちいい」

アスカ「で?そろそろ本題に入ってもらえない?」

カヲル「本題?」

アスカ「そうよ!ご飯に誘ったのも何か理由があるんでしょ?」

カヲル「…」ウーン

カヲル「」スタッ

アスカ「ちょ、ちょっと近い…」

カヲル「君と二人きりになりたかった…じゃ、駄目かな?」

アスカ「へ?あ、ははぁ!?ば//ばかじゃいの?」

アスカ「わ、私のこと//からかってるつもり!?」



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:44:14.96 ID:VKJKlyU40

カヲル「ふふ、顔が赤い」ニコッ

アスカ「////」カーッ

アスカ「ま、いいわ。さっさと食べないとお昼休み終わっちゃうわよ」

カヲル「そうだね」

アスカ(な、なに?こいつもしかして…私に惚れた?いや、惚れたに違いないわね……)



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:44:46.36 ID:VKJKlyU40

授業中

アスカ(あ、アイツ……実は私のこと好きだったなんて……今まで気づかなかった)

アスカ「」チラッ

カヲル「?」

カヲル「」ニコッ

アスカ「//////」カーッ

アスカ(な、なんで目があっただけでドキドキしてんのよ……)

アスカ「はぁ……」(なんだか今日はつかれるな)



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:46:49.47 ID:VKJKlyU40

シンジ「」(アスカの顔、赤くなってる……)

シンジ「」(女の子の顔だ……)

シンジ「ぶっふ」

トウジ「なんや?せんせ」

シンジ「え?いや、なんでもない」クスクス



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:47:28.38 ID:VKJKlyU40

帰り道

トボトボ

シンジ「」

アスカ「バカシンジ」

シンジ「なに?」

アスカ「これ」

シンジ「え?」

アスカ「かばん」

シンジ「嫌だよ。アスカが自分でもてばいいじゃないか」

アスカ「はぁあ?今日は気分が悪いのよ!全く」

シンジ「」イラッ



43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:51:13.75 ID:VKJKlyU40

アスカ「何よ……少しは持ってくれてもいいじゃない」

シンジ「」スーハー

シンジ「わかったよ。それより気分が悪いってどういうこと?大丈夫?」

アスカ(バカシンジが私の体調を気にしてくれてる!?)

アスカ「//////」カーッ

シンジ「熱でもあるのかな?」

アスカ「だ、大丈夫。熱はないと思う」

シンジ「そう、よかった」ニコッ

アスカ「うぅ…////」(もうっ!今日の私、何かおかしい!!)

シンジ「」チラッ

シンジ(カヲルくんの言った通り)ニヤリッ



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:54:24.96 ID:VKJKlyU40

学校

アスカ「あぁ…つかれるぅ」

マリ「どうしたの?朝、ランニングでもしてきたの?健康だね~」

アスカ「違うわよ、コネメガネ…」

マリ「じゃぁなにかにゃ?」

アスカ「あいつよ、あいつ!」

マリ「渚、カヲルくん?」

アスカ「あいつ、私に惚れてるみたいなのよ~」

マリ「は?」



52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:58:11.90 ID:VKJKlyU40

マリ「ないない~♪ないよーだ」

アスカ「どうしてよ」

マリ「だって、あの子は女の子に興味ないみたいなんだもん」

アスカ「うげ、それってホモとか?」

マリ「違う違う、単純に恋愛に興味なし、みたいなね♪」

アスカ「いいや!絶対惚れてる!」



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:03:06.60 ID:VKJKlyU40

アスカ「だって!今日の朝だって!」



アスカ シンジ「行ってきまーす!」ガチャリッ

カヲル「おはよう。二人共」ニコッ

シンジ「カヲル!どうしたの?」

カヲル「君たちと一緒に登校したくて」



62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:07:46.03 ID:VKJKlyU40

シンジ「へ~。今度僕にも教えてほしいな~」

カヲル「いいよ。いつでも僕のところにおいでよ」

アスカ「むむむ…」(どうして、わざわざ家まで来るのよ……)

アスカ(やっぱり、私に惚れてるんじゃない。いや、でもバカシンジと通いたいだけなのかも)

カヲル「君も今度どうだい?」

アスカ「へ?」

カヲル「ピアノ、僕といっしょにどう?」

アスカ「へ?い、いや!そんな//ふたりきりなんて!」アセアセ

カヲル「シンジくんを抜かないでくれるかな?」ニコッ

アスカ「あ、////」(も、もう!しっかりしなさいよ!アスカ!)



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:12:47.21 ID:VKJKlyU40

―――
――

マリ「…惚れてるわね」グヌヌ

アスカ「もう、だから困ってるのよ」

マリ「お姫様にはシンジくんがいるもんね」

アスカ「うぅ……」

マリ「でも、いいんじゃない?渚カヲルくんでも」

アスカ「え?」

マリ「だって、シンジくんの気持ちはわからないじゃん」

マリ「でも、渚カヲル君は姫様の事、凄く想ってるんでしょ?」

マリ「おまけに性格も顔も良いし、完璧じゃない」

アスカ「そ、そう?」



73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:17:18.23 ID:VKJKlyU40

放課後

アスカ「バカシンジ帰るわよって…」

アスカ「あれ?いない?」キョロキョロ

カヲル「シンジくんなら先に帰ったよ」

アスカ「なっ!バカシンジのやつ!」

カヲル「ふふ、あんまり彼を責めないであげて」

カヲル「そうだ!この間の話」

アスカ「?」

カヲル「ピアノ、どう?」

アスカ「え?きょ、今日?」

カヲル「折角、二人なんだから、ね?」ニコッ



77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:20:39.00 ID:VKJKlyU40

音楽室

カヲル「さぁ、座って」

アスカ「」コクリッ

アスカ「でも、私ピアノとか弾いたことないんだけど」

カヲル「隣、座るよ」

アスカ「へ?あぁどうぞ//」

カヲル「大丈夫、君は君が出したいと思う音を出せばいい」

カヲル「僕が合わせるから」

アスカ「」コクリッ

カヲル「はじめるよ」

ダーン

タララララララララ♪



79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:23:41.13 ID:VKJKlyU40

タラララララ♪

アスカ(心地いい……心が安らぐ)

アスカ「」チラッ

カヲル「~♪」

アスカ(とても、楽しそう。私が隣にいるから?)

カヲル「君の奏でるメロディと僕の奏でるメロディが互いに交差しあう」

カヲル「とても、心地いいね」ニコッ

アスカ「////」



82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:28:10.08 ID:VKJKlyU40

帰り道

カヲル「今日はありがとう。とても良い時間を過ごせた」

アスカ「ま、まぁ。私ならいつでも相手してあげるから」

カヲル「そう言ってもらえると嬉しいよ。また、君とピアノを弾きたいと思っているからね」ニコッ

カヲル「おや、どうやらお迎えが来ているみたいだね」

アスカ「え?」

カヲル「それじゃぁね」

アスカ「ちょっと」


シンジ「アースカー!」



84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:30:35.69 ID:VKJKlyU40

アスカ「ば、バカシンジ」

シンジ「はぁはぁ…もう!どこ行ってたんだよ!探したじゃないか!」

アスカ「え?だってアンタが先にかえるから」

シンジ「校門でずっと待ってたんだよぉ…」

アスカ「////////」ズキュン

アスカ「そ、そう?バカシンジにしては気が利くじゃない」

シンジ「さぁ、かえろ?」

アスカ「うん!」



87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:35:57.06 ID:VKJKlyU40

学校

アスカ「あぁ!こんちくしょー!」

マリ「またまた、今日も機嫌がわるそうで」

アスカ「どっちを選べばいいのかわからない」グスン

マリ「あああああ、何?嫌味かにゃ?」

アスカ「真剣よ!」

マリ「悩みに悩みなさいよ~♪お姫様」

アスカ「でも、もし振られたら…」

マリ「渚カヲルくんだと振られる心配はないじゃん」

アスカ「そうだけどぉ」



88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:37:39.55 ID:VKJKlyU40

マリ「はやく決断しないと、向こうも脈なしと思って手をひいちゃうかも」

アスカ「……」

マリ「でも、焦らずにじっくりかんがえればいいとあたしは思うよ」

マリ「お姫様」ニコッ

アスカ「コネメガネ……」



90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:39:52.82 ID:VKJKlyU40

数週間後

アスカ(私は……)

アスカ(よし…、言おう!告白するぞ!!)


カヲル「どうしたの?弾かないのかい?」

アスカ「ねぇ、ちょっといい?」

カヲル「今更、何だい?」クスッ

アスカ「真剣な話!」

カヲル「うん、ちゃんと聞くよ」ニコッ



94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:44:10.74 ID:VKJKlyU40

アスカ「え、えっと…」

アスカ「付き合ってあげてもいいけど//」

カヲル「?」

アスカ「だから!私が彼女になってあげてもいいわよ!!」

カヲル「そう、ありがとう」

アスカ「じゃぁ」

カヲル「でも、僕は彼女、いらないかな」

アスカ「え?」



98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:47:02.22 ID:VKJKlyU40

アスカ「え?どういうこと?」

カヲル「そのままだよ。僕はあまりそういうことに関心がないからね」

アスカ「え?でも、だって…アンタは私のこと好きなんでしょ?」

カヲル「?」

カヲル「なんだか、誤解させちゃったかな?僕は君と友達になりたかったんだよ」

カヲル「こうして、ピアノ連弾を」

アスカ「」タッタッタッッタッタ



カヲル「行ってしまった」

カヲル「これで、いいんだね?――碇シンジくん」



101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:49:55.45 ID:VKJKlyU40

アスカ(私がバカだった!!!)タッタッタ

アスカ(あんな奴!信用するから!!)タッタッタ

アスカ(もう……最低!ッ最低よ!!)タッタッタッタ

アスカ「!?」

アスカ「なんだ、バカシンジ。校門で待ってたのね」

アスカ「おーい!バカシ」



シンジ「それじゃ、行こうか綾波」

綾波「うん」


アスカ「え?」



105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:51:56.94 ID:VKJKlyU40

シンジ「嬉しいな♪綾波がごちそうしてくれるなんて」

綾波「碇くんにぽかぽかしてほしいから」


アスカ「」

アスカ「」ウルウル

アスカ「ちょ、ちょっと……何で泣いてるのよ……私、ばかみたい」シクシク

アスカ「シンジ……」シクシク

アスカ「ばかしんじぃ…」シクシク



109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:56:16.93 ID:VKJKlyU40

数週間前

シンジ「カヲルくんが手伝ってくれればアスカを容易に突き放すことができるはずだよ」

カヲル「君はどうしてセカンドが君をいじめるのかわかるかい?」

カヲル「きっと、セカンドは君に好意を抱いているのさ」

シンジ「好意?」

カヲル「好きってことさ」

シンジ「アスカが?僕を?ありえないよ!」

カヲル「彼女の行為は全て君への愛情の裏返しなんだ」

カヲル「それでも君は彼女を拒絶するかい?」

シンジ「も、もちろん!もういじめられるのは嫌だ!」



114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 23:59:37.73 ID:VKJKlyU40

カヲル「その覚悟は本物のようだね」

シンジ「」ゴクリッ

カヲル「僕の案はかなり残酷なものだよ」

カヲル「結果としてセカンドは心に大きなキズができてしまう」

シンジ「ねぇ!いいからはやくどうすれば突き放せるのか教えてよ!」


カヲル「わかったよ」ニコッ

―――
――




115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:02:05.58 ID:/iq95OEY0



シンジ(これで、アスカを突き放すことができたはず)

アスカ「ただいま」

ミサト「あら、アスカ。遅かったのね~、まさかデート?」

アスカ「違うわ」

ミサト「どうしたの?元気ないみたいだけど」

アスカ「ミサト…」ウルウル

アスカ「うわぁあああああ!」ギュッ

ミサト「ちょっと!どうしたの!?アスカ!?何があったの?」


シンジ「……」



117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:04:08.69 ID:/iq95OEY0

シンジ「アスカは?」

ミサト「泣きつかれて寝ちゃったわ」

ミサト「アスカに一体何があったのかしら?」

ミサト「あの子があんな大泣きするなんて只事じゃないわ……」

ミサト「ねぇ、シンちゃん何かしらないかしら?」

シンジ「僕は…何も知りません」

ミサト「そう」



120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:06:11.80 ID:/iq95OEY0

数日後

シンジ「アスカ、学校だよ」

ミサト「もうずっと部屋にこもりっぱなしじゃない……」

シンジ(僕のせいでアスカが?)

ミサト「アスカ、食事。ここに置いておくからね」

シンジ(違う!悪いのはアスカの方じゃないか!!)



121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:06:42.35 ID:emn/w2tA0

シンジ・・・



122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:07:30.05 ID:AkKd6QWV0

ここでkomm,susser tod.が流れるわけですよ
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000B63DSY/




124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:09:51.70 ID:ipIlEoe40

>>122
まだ首締めてないぞ



123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:09:48.22 ID:/iq95OEY0

学校

シンジ「……」

カヲル「辛いのかい?」

シンジ「まさか……精々してるよ。あんなやつ…」

カヲル「僕は君さえ幸せでいてくれたらそれでいい」

マリ「ちょっと、碇シンジくん~?」

シンジ「何?」

マリ「お姫様が全然学校にこないんだけど?」

シンジ「知らないよ。そんなの」

マリ「ほんと?」

シンジ「知らないって言ってるでしょ!?」

マリ「そ、そんな怒らにゃくても…」

マリ(あたし、何か余計なこといったかな?あのお姫様に)



126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:11:06.67 ID:uuh3AMQM0

カヲルくんはブレなくていいな



127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:12:11.50 ID:/iq95OEY0

ミサト「……」

シンジ「どうしたんですか?ミサトさん」

ミサト「見て、これ」

シンジ「これって、昨日の晩御飯…」

ミサト「食べてないのよ。全く」

シンジ「そんな……」

ミサト「お腹すいたらこっそり、食べてくれると思うけど……」

ミサト「ちと、心配ね」

シンジ「……」



129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:15:05.38 ID:/iq95OEY0

マリ「今日も休みー?」

シンジ「うん……」

マリ「」クルッ

マリ「」タッタッタタ

グイッ

カヲル「どうしたの?」ニコッ

マリ「アンタ、あの子に何した?」

カヲル「何もしていないけど」

マリ「あの子に告白された?」

カヲル「君に教えることはなにもないさ」

マリ「」チッ



132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:17:36.79 ID:/iq95OEY0

数日後

ミサト「アスカ、ドアを開けて」

ミサト「もう、ずっと何も食べていないじゃない?」

ミサト「本当に死ぬわよ!?ねぇ!アスカ!」

シンジ「アスカが……死ぬ?」

シンジ(僕は関係ないよ。アスカが食事しないのはアスカの勝手じゃないか)

シンジ(もう、いじめられることもないしうるさく言われることもない)

シンジ(それでいいじゃないか)



134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:20:07.78 ID:/iq95OEY0

ミサト「シンジくんも何か言って上げて」

シンジ「僕は何も言うこと無いですよ」

ミサト「シンジくん……」

シンジ「遅刻しそうなので、そろそろ学校行きます」


ミサト「」

ミサト「アスカ……お願い。ドアを開けて」ウルウル



136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:23:27.30 ID:/iq95OEY0

学校

シンジ(ミサトさんまで悲しい顔して……)

ヒカリ「ねぇ、碇くん。アスカちゃんのことなんだけど」

シンジ(教室のみんなもだ……)

シンジ(僕のせいでみんな、悲しい思いをしてる)

シンジ(僕のせい?)

マリ「みんなでお見舞いに行こうって話なんだけど~♪」

シンジ「ごめん、そっとしておいてあげてよ」



140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:29:13.40 ID:/iq95OEY0

帰り道

シンジ「」トボトボ

シンジ(なんだろう、いつもの帰り道なのに……)

シンジ(この道、こんなにも広かったっけ?)

シンジ「ねぇ、アスカ。この道って」

シンジ「」

シンジ「何、言ってるんだよ……僕は」

シンジ(いつも隣にアスカがいたから僕が歩道の横に詰めてただけじゃないか)

『朝からヨレヨレじゃない。しゃきっとしろ!しゃきっと!』

シンジ「」

『まぁ、今日のところはちゃんと食べてあげるわ。ふん!』

シンジ「」

『そ、そう?バカシンジにしては気が利くじゃない』

シンジ「」ウルウル



141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:32:58.97 ID:/iq95OEY0

シンジ「アスカ……」ウルウル

『きっと、セカンドは君に好意を抱いているのさ』

シンジ「」タッタッタッタ

ダッダッダッダッダッダ


ガチャリッ

シンジ「ミサトさん!」

ミサト「シンジくん、今からアスカをネルフの医療機関へ搬送しようと」

シンジ「どいてください!」

ミサト「ってシンジくん!?」



144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:34:20.66 ID:/iq95OEY0

ダン!!  ダンダン!

シンジ「開けてよ!!アスカ!!!」

ダンダン!!

シンジ「くそっ!こんな扉!!!」ドガッ!!!

シンジ「アスカ!!!!!」

アスカ「」

シンジ「アスカ!!!!!!!!!!」



149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:37:58.06 ID:/iq95OEY0

シンジ「ごめん……アスカ」ギュッ

アスカ「シン……ジ?」

シンジ「僕のせいで……」ウルウル

アスカ「…何で泣いてるのよ……ガキシンジ」

シンジ「アスカの気持ち……わかってあげられなかった」シクシク

シンジ「でも、今なら!わかるんだ!アスカ!」ギュッ

アスカ「なんの…こと…かさっぱりよ……」

シンジ「好きだ!!!アスカ!!!!」

アスカ「…は?ばかじゃないの?……」



153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:41:15.93 ID:/iq95OEY0

シンジ「アスカがいてくれないと駄目なんだ!!」

シンジ「駄目なんだよ……」

シンジ「だから、死なないで!!」ギュゥ

アスカ「バカシンジ……」

アスカ「」ウルウル

アスカ「ありがと」

ミサト「こっちよ!!急いで!」

ガタガタ

NERV職員「目標を搬送します!!」


シンジ「待ってるから!アスカ!」

アスカ「卵焼き、食べたいな。お腹すいた」

シンジ「うん!作って待ってるよ!」

アスカ「あ……でも、焦がさないでね」

シンジ「うん!」ウルッ



154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:44:46.10 ID:GjhXpEhb0

イイハナシダナー



155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:45:23.87 ID:MLY/GdGg0

目標を搬送します  ←これは言わねえだろ



162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:46:37.77 ID:/iq95OEY0

>>155
言わないね



156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:45:31.61 ID:/iq95OEY0

数週間後

アスカ「行くわよ!バカシンジ!」

シンジ「待ってよ!アスカ!お弁当!!」

アスカ「もう!遅い!」

シンジ「そんなこと言ったって…」

アスカ「あれ?私に歯向かうつもり?」

アスカ「私がいないと駄目なんじゃないの~?」ニヤリッ

シンジ「うぅ…もう!!わかったよ!言い訳しないよぉ!!」

アスカ「ほら!」

シンジ「え?」

アスカ「手!!//」

アスカ「つなぐの!!!」






おわり



157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:45:58.13 ID:lhAPsZfe0

可愛い



160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:46:26.49 ID:9e4Ej/cL0

乙乙!!



169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:48:59.10 ID:/iq95OEY0

最後まで見てくれてありがとう!



161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:46:27.46 ID:WC1T6BNf0

LAS最高や!乙!



172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:52:03.12 ID:EWxR8HXJ0

乙です
おもしろかったよ



173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 00:55:19.56 ID:yySrIlfT0

エヴァを登場キャラ5人位知っているだけで内容は全く知らない俺も楽しめた





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エヴァンゲリオンSS   コメント:11   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
29036. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/11/21(水) 00:34 ▼このコメントに返信する
Qはなんかもう、そんなことやってる場合の世界じゃなくなってたね……
29037. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/11/21(水) 01:09 ▼このコメントに返信する
これシンジ悪くないよな?
アスカの自業自得だよな
可愛い……か?

暴言に暴力、自分勝手で傲慢不遜、おまけにだからって距離を取ったらあてつけのように引きこもってご飯も無駄にするし、あだ名は悪意に満ちてるし、感謝の言葉どころか悪態しかつけないし、男らしさをシンジにどうこう言っといて自分は女らしい振る舞いしないしする努力も簡単に諦めるし、偉そうでわがままで飯を作ってもらうのが当たり前どころかダメ出しまでして完全に召使い扱いだし
こんな女はそのまま餓死しとけばええやないですか

綾波は頑張って料理を勉強したりと素直にシンジと付き合ってるだけやないか
どう考えたって綾波が選ばれる流れやで
あんなキチガイで傲慢な自己愛性人格障害のツンデレ()暴言女には何一つ綾波に勝ってる部分ないやん
正直ラノベやらなんやらも含めてこういうタイプのツンデレは死滅してほしいわ
それを可愛いとか言ってる趣味の悪い豚共もな
29038. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/11/21(水) 01:10 ▼このコメントに返信する
あの流れからの怒りくんにワロタ
29041. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/11/21(水) 02:54 ▼このコメントに返信する
>>29037
「好き」ってのは理屈じゃないんだよ
29042. 名前 :   ◆- 投稿日 : 2012/11/21(水) 03:00 ▼このコメントに返信する
そんな事を長々と打ち込んでるお前もやばいな
29043. 名前 : 名無しさん(笑)@nw2◆- 投稿日 : 2012/11/21(水) 03:03 ▼このコメントに返信する
それでも、人から必要とされる事をシンジくんは幸せに感じていた
彼の生い立ちを考えればどちらも捨てがたい存在
29047. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/11/21(水) 08:20 ▼このコメントに返信する
怒りくんは不意打ちだった
29052. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/11/21(水) 10:15 ▼このコメントに返信する
怒りくんってw 訂正もなしかよwww
29055. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/11/21(水) 13:00 ▼このコメントに返信する
アスカ28歳
29083. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/11/22(木) 09:25 ▼このコメントに返信する
※29037
これ
アスカ
可愛い

まで読んだ
29605. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/12/08(土) 13:50 ▼このコメントに返信する
"Love×2 Asuka Shinji"の頭文字をとったもの。
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