シンジ「深夜にエヴァが勝手に動いてるんだって」【後編】

2012-11-20 (火) 00:01  エヴァンゲリオンSS   11コメント  
前→シンジ「深夜にエヴァが勝手に動いてるんだって」




293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 11:07:49.67 ID:l0DcTo3M0

シンジ「父さん、どうしてそこまで...」

ゲンドウ「何度も言っているだろう。ネルフと世界とためだ」

シンジ「なんだよ...なんだよそれ...」

レイ「...」

青葉「...行きましょう、司令」

ゲンドウ「...じゃあな、シンジ」

ブルル...

シンジ「...くそっ!...トウジを助けなきゃ。おーい!トウジー!大丈...」

トウジ「なんやねんここ!?」

シンジ「うわっ」

トウジ「白い幽霊に襲われたと思ったらなんやねんここ!?え?なんなん?!どないなっとん!?」

シンジ「き、気持ちは分かるけど。トウジ、今はここから逃げないと」



295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 11:16:07.45 ID:l0DcTo3M0

トウジ「逃げる?なにからや」

シンジ「爆だ」

トウジ「あーーーっ!あの幽霊からやな!!あの幽霊共、どこや?!俺が成仏させたる!」

シンジ「いや、だから、違」

トウジ「俺がぶちのめしたるから安心せぇシンジ!俺がぶっちぶちにコロコロ殺したるぞあんな幽霊共!」

シンジ「え、ちょ、幽霊は既に死」

トウジ「というかほんまにここどこなん!?さっきまでネルフ本部の中におったやん!!なんでこないな場所におるん!?」

シンジ「いやそれよりも爆だ」イラッ

トウジ「そーいえば、思い出したぞシンジ!おまえ、俺を騙して囮にしよったな!!よくも裏切ってくれたな!!俺はおまえを殴らなあかん!!」

シンジ「今はそれどころじゃ」イラッイラッ

トウジ「くらえ、シンジ!!」バキッ

シンジ「ぐっ!」ドサッ



296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 11:21:06.46 ID:nnKC60/50

碇父子イライラしやすいなおい



297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 11:26:10.38 ID:l0DcTo3M0

トウジ「ま、これで許しといたろ。友達への情けってやつや。感謝せーよ、シンジ」

シンジ「...」

トウジ「な、なんや、なんか言えやシンジ。そない強く殴ってへんと思うで?」

シンジ「あーもーやってらんないよ!!あぁぁぁぁぁ!!」

トウジ「!?」

シンジ「なんだよもー!!折角助けてやろうとしてるのにさ!わざわざ父さんを見逃してまでさ!!なんなの!?なんなの!?なんなのもー!!」

トウジ「な、なんやねん、逆ギレか!?言うとくけどおまえに逆ギレする資格なんてないぞ!」

シンジ「うっさいなー!!逆ギレでもなんでもどーでもいいんだよ!!それどころじゃないって言ってるだろ!?」

トウジ「じゃあ、どういうことやねん!!言ってみろや!!」

シンジ「爆弾が爆発するんだよ!しかも大きいやつが!」

トウジ「えっ」

シンジ「もーわかった!?だからさっきから言おうとしてるのにさー!人の話を聞きやしないし!なんなの!?腹立つよほんと!」



298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 11:30:27.20 ID:l0DcTo3M0

トウジ「...」

シンジ「なに?どうかした?なんでかたまってるの?」

トウジ「え、センセ、それさ、に、逃げなあかんとちゃうん?」

シンジ「だからそう言ってるでしょ」

トウジ「えっと、ちなみに爆弾ってどこなん?」

シンジ「トウジの足元」

トウジ「...」チラッ

00:00:20

トウジ「...センセ?」

シンジ「ん?」

トウジ「やばいんとちゃう?」

シンジ「うん」

00:00:15

トウジ「逃げなあかんやんけぇぇええええ」ダッ



299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 11:35:34.19 ID:l0DcTo3M0

シンジ「なっ。トウジ、待てよ!僕を置いて行くなよ!」ダッ

トウジ「そない悠長なこと言ってらへんやろシンジ!はよ!はよ!はよ逃げなあかんて!!」

シンジ「わかってるよ、だから何度も言おうとしたのにトウジが」

トウジ「悪かった!それは全面的に俺が悪うござんしたから今は走れシンジ!」

シンジ「なんだよ、謝るなら最初からするなよー」

トウジ「うわぁぁぁぁああまだ死にたないぃぃぃぃぃいいい!!爆弾とかほんまなんでこんなことにいいいいい!!!」

シンジ「ん?爆弾?...あ、爆弾!そーだ爆弾があったんだよ!トウジ、逃げなきゃ!!」

トウジ「だからそう言っとるやん!ぼけてるん?!おたく、ぼけてはるん!?ほんまあんたとはやっとれませんわ!!」



ドオオオォォン



302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 11:40:43.59 ID:l0DcTo3M0

トウジ「...」

シンジ「ごほっ」

トウジ「シンジー、大丈夫かー?」

シンジ「一応」

トウジ「ほんま、おまえとの付き合い方を考えさせられるわ」

シンジ「うん...なにか忘れてるようか気が」

トウジ「なにか?」

シンジ「うーん。大事なようでそうでもないような。なんだったかな」

トウジ「まあ、ほっといたら思い出すんちゃう?今はとりあえず帰ろうで」

シンジ「うーん」

ーーーーーーーーーーー

加持「まさか、シンジくん、俺を...置いて行くなんて、ね」



303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 11:47:40.93 ID:l0DcTo3M0

リツコ「加持くん、無事だったのね!今の爆発は?」

加持「ああ。どうやら司令がやったらしい」

リツコ「よく助かったわね」

加持「まあ俺だからね」

リツコ「?...シンジくんとレイは?」

加持「シンジくんは無事なはずだ。鈴原くんを見つけて一緒に逃げていたよ。レイは...司令たちと共に行ったよ」

リツコ「司令と?」

加持「ああ。最初からグルだったってわけだ」

リツコ「そんな...」

加持「司令は追えてるか?なんならエヴァだって出すところだろう」

リツコ「いえ。司令たちは見失ったわ」

加持「ふむ。さっきの爆発の間にどこかに隠れたのか」

リツコ「追うのは無理ね」



304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 11:51:27.54 ID:l0DcTo3M0

加持「だが地上には上がらないだろう。司令たちの目的はまだはっきりしないが、少なくともエヴァが必要なようだし」

リツコ「そうね。上には行かないはず」

加持「エヴァが狙いなら必ず戻ってくるよ。それも近いうちに」

リツコ「ええ。わかっているわ。対策を講じないとね」

加持「まったく、あの司令には手を焼くな。さて、俺は少し倒れるとしよう」

リツコ「え?」

加持「麻酔、がね。そろそろ限界なんだ」

ドサッ

リツコ「あーあ。...まあいいか」



306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 11:58:31.26 ID:BfKfhRu70

ドゥン、ドゥン、ドゥン、ドゥン、ドゥンドゥン
ドゥン、ドゥン、ドゥン、ドゥン、ドゥンドゥン



307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 12:00:27.81 ID:l0DcTo3M0

ーーーーーーーーーーー
午前8時

シンジ「はぁ。寝不足だ。散々走り回ったし、疲れたよ」

アスカ「...」

シンジ「アスカ?」

アスカ「なによ」ギロッ

シンジ「い、いや、なんでもないよ」

アスカ「ふん」スタスタ

シンジ「あっ、待ってよアスカ。...行っちゃった。どさくさ紛れて忘れてたけど、アスカ昨日のことまだ怒ってるのかな」

トウジ「なんやーシンジ、朝から喧嘩かー?夫婦喧嘩は家でやってくれよ」

シンジ「そんなんじゃないって、トウジ」

トウジ「はいはい。そういうことにしといたろ」

シンジ「ったく。ところで、トウジ。ケンスケは?」

トウジ「知らんで。今日はまだ見てへんな」

シンジ「うーん。どうしたんだろ。警察に絞られても一日8時間までが決まりだから、そろそろ解放されてると思うんだけどなー」

トウジ「センセ、そこまで見越してやっとんたんか。おっそろしいわー」



314:ひゃっはーまたさるくらったー:2012/11/18(日) 12:30:11.10 ID:l0DcTo3M0

シンジ「一応ケンスケにも謝っとかないといけないしね」

トウジ「一応、て。ちゃんと謝っといてやらなあかんで」

シンジ「うーん。考えとくよ」

アスカ「ねぇ」

シンジ「あ、アスカ。どうしたの?」

トウジ「おっ、夫婦そろったな」

アスカ「うるさいわね。べつに話したくて話してるわけじゃないわよ。ヒカリ知らない?まだ見てないのよ」

シンジ「委員長?僕は見てないよ」

トウジ「俺も知らんな」

アスカ「あ、そう」スタスタ

シンジ「あ、ちょ、アスカ。待ってよ。昨日のことだけど」

プルルルッ



315:>>312マジで?もうこのままでいきます:2012/11/18(日) 12:34:37.46 ID:l0DcTo3M0

シンジ「あ、僕のだ。もしもし?」

ケンスケ『...シンジか?』

シンジ「ケンスケ!大丈夫だった?」

ケンスケ『うん。それは、まあ、いいんだけどさ』

シンジ「うん?」

ケンスケ『僕、エヴァが好きだって、さ、前から言ってたじゃん』

シンジ「そうだね。乗ってみたいとか言ってたね」

ケンスケ『うん』

シンジ「?」

ケンスケ『あのさ、エヴァ、くれよ』

シンジ「っ?」

ケンスケ『じゃないと委員長が危ないよ?』

シンジ「なっ」



316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 12:35:43.75 ID:Cg3pfakB0

けんすけー!!



317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 12:39:45.41 ID:FCDK87UQ0

何だよこの急展開



318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 12:40:26.23 ID:l0DcTo3M0

ケンスケ『委員長、まだ学校に来てないでしょ』

シンジ「...ケンスケ、君は」

ケンスケ『おっと余計なことは言わないよ。詮索されたくないし』

シンジ「...」

ケンスケ『で?エヴァくれるの?』

シンジ「あげれるわけないだろ!?」

ケンスケ『べつに僕は構わないよ?ただ委員長が酷い目にあうだけさ』

シンジ「君は今、委員長と一緒にいるのか?」

ケンスケ『いや?怖ーい人たちと一緒さ』

シンジ「いったい僕にどうしろって言うんだ。エヴァがあげられるわけないだろ。僕のものじゃないんだ」

ケンスケ『うーん、それもそうか。じゃあネルフに頼んでみてよ』

シンジ「なっ」

ケンスケ『1時間以内にまた電話するからさ。そのとき、良い知らせを聞かせてくれよ』

プツッツーツー



319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 12:47:25.46 ID:l0DcTo3M0

トウジ「シンジ、今の」

シンジ「ケンスケだ。エヴァをよこせって。委員長を人質に」

トウジ「な、なんやて。あいつ、何を考えてるんや!」

シンジ「...どうしよう」

トウジ「とりあえずミサトさんとかに相談したほうがええんちゃうか。こういうときは大人に頼るべきや。ミサトさん、ネルフの人でエヴァに近いわけやし」

シンジ「うん、そうだね。アスカには...」

トウジ「言わん方がええんとちゃうか。昨日の今日やし」

シンジ「...うん、わかった。無駄な負担はかけたくないよね」

トウジ「そういうこっちゃ。さっさとあのボケを見つけて、委員長を助け出そうで」

シンジ「うん。それにしても、怖い大人たちって言ってたのはまさか...」

トウジ「どないした?はよミサトさんとこ行こうや」

シンジ「なんでもないよ。ミサトさん、この時間ならネルフにいるはずだよ」



322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 12:56:01.15 ID:l0DcTo3M0

ーーーーーーーーーーー
ネルフ

ミサト「相田くんが?」

シンジ「はい。似合いもしない悪人台詞で言ってました」

トウジ「センセ、それはひどいんとちゃう?」

ミサト「それと怖い大人たち、ね。どう考えてもこれは...」

シンジ「父さんたち、ですかね」

トウジ「でも、そない間もないのにどうやって知り合ったって言うんや?」

ミサト「元から結託していたとか?青葉くんとレイみたいに」

シンジ「うーん。そんな様子はなかったですけど」

トウジ「なあ、シンジ。もしかして、おまえのせいちゃうか」

シンジ「僕?」

ミサト「どうして?」

トウジ「昨晩おまえ、ケンスケを囮に利用して、しかもケンスケを見捨てていったやんけ」

ミサト「ああ...恨みがあるわけね」

シンジ「ううっ...」



324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 13:04:22.61 ID:l0DcTo3M0

ミサト「わかった。とりあえずケンスケくんを探してみましょうか。シンジくん、とりあえず逆探知の準備するから電話がかかってきたら教えてね」

シンジ「はい。あと、加持さんは大丈夫ですか?」

トウジ「強い麻酔打たれたんやったっけな」

ミサト「まだ目を覚まさないわ。彼には色々と聞きたいことがあるんだけどね」

冬月「怪談のことについて、だな」

ミサト「副司令!おはようございます」

シンジ「あっ、えっと、どうも」

冬月「ああ。彼はいち早く碇の野望の一部に気づいていたようだからな。まず彼から情報を得たいところだ」

トウジ「それはそうと、なんで、その、副司令はそない顔色が悪いんですか?」

ミサト「た、たしかに顔色が優れませんね、副司令」

冬月「今回の件を色々と、その、上の組織に報告しなければならないのだよ、副司令として。碇の代わりにな」

シンジ「父さんが意味深なことだけ言って部下とエヴァのパイロット連れて失踪した上、本部の横で大爆発起こしましたもんね」

ミサト「顔色も悪くなるか...」



326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 13:09:38.92 ID:l0DcTo3M0

冬月「それと、私は碇の周りを探ってみようと思う」

シンジ「父さんの?」

冬月「ああ。彼の机やパソコンに何か手がかりが残っているかもしれん」

ミサト「なるほど」

冬月「これは他の人間には任せられない仕事だからな。他の諸々は任せたぞ」

ミサト「はい」

冬月「それではな」

トウジ「お大事にー」

ミサト「ほんっと、何から何までわからないわね」

シンジ「はい...」

プルルルッ

シンジ「っ!ケンスケだ!」

ミサト「リツコ、逆探知の準備は?」

リツコ「大丈夫よ」



327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 13:14:57.39 ID:l0DcTo3M0

ミサト「よし、シンジくん。少しでも会話を長引かせるのよ」

シンジ「はい」

ガチャッ

シンジ「ケンスケ?」

ケンスケ『ああ、僕だよ。どうだい?エヴァをくれる準備はできたかい?』

シンジ「いや、やっぱりそれは無理だよ。他のことで手を打ってくれないか?」

ケンスケ『シンジー。僕はエヴァが欲しいんだよ?他のことじゃ無理だよ』

シンジ「それじゃあ委員長をどうするつもりだ?」

ケンスケ『さあ?怖い大人たちに任せてるから知らないよ』

シンジ「...」

ケンスケ『シンジ?どうしたんだよ』

シンジ「ケンスケ、少し...昔話を聞いてくれるかな」

ケンスケ『え?何を言って』

シンジ「それは遠い遠い昔...」

トウジ「なんやなんや、なんか語り始めたでこいつ」



329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 13:22:53.24 ID:l0DcTo3M0

シンジ「おじいさんは山にしばかりに、おばあさんは川に洗濯に行きました」

ケンスケ『シンジ、おまえふざけ』

シンジ「おばあさんが洗濯をしていると、川上から大きな大きな桃が流れてきました」

トウジ「なんで桃太郎語り始めてんの、センセ」

シンジ「おばあさんはその桃を持って帰ることにしました」

ケンスケ『シンジ!おまえ僕の話を』

シンジ「すると途中でおばあさんはあまりの桃の重さに倒れ、腰を打ってしまいました」

トウジ「なんでちょっと改変しとん」

シンジ「可哀想なおばあさん。余りの痛さに立ち上がることができません」

ケンスケ『わかったよ。最後まで聞い』

シンジ「するとそこでメロスが激怒しました」

トウジ「おかしい。何か混ざっとるで」

ミサト「逆探知完了!相田くんの居場所がわかったわ!」

シンジ「こんな昔話ねーよばーか!!ぼーっけぼーっけ!!じゃあなー!ばいばいきーん!!」

ケンスケ『えっ』プツッツーツー



330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 13:27:55.42 ID:l0DcTo3M0

トウジ「おまえ、たまに素でクズやな」

シンジ「え?何が?」

トウジ「...」

リツコ「これは...相田くんの家ね」

ミサト「家?なんでまたそんな見つかりやすそうな場所に」

トウジ「あいつ阿呆やろ」

シンジ「なに考えてるんだろうね」

ーーーーーーーーーーー

ケンスケ「くっそー!なんで見つかったんだ!」

シンジ「逆探知だよ、ケンスケ」

ケンスケ「それで時間稼ぎしてたのか!意味不明な昔話聞かせやがって!」

トウジ「素直に聞くのもどうかと思うけどな」

シンジ「しかも、いたのが家って...」

ケンスケ「うっせーなー!!布団から出るのが面倒だったんだよ!」



331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 13:29:29.88 ID:Ol2geIYN0

これはワロタ



332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 13:31:38.09 ID:eqzQPDCr0

皆単純なんだよ



333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 13:36:42.20 ID:xmMNpLCl0

このシンジなら旧劇でも人類補完なんてさせなかった



334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 13:43:05.88 ID:b3dIYDehO

布団ならしかたない



335:またさるくらったくっそくっそ:2012/11/18(日) 13:44:27.37 ID:l0DcTo3M0

ミサト「それで?相田くんはなんでこんなことを?」

ケンスケ「ふんっ。昨日碇にむちゃくちゃされたからその復讐ですよ」

リツコ「復讐って...」

ミサト「子供ねぇ」

ケンスケ「なっ!?」

トウジ「そないなことはどうでもええねん。ケンスケ、委員長はどこや?」

ケンスケ「知らないよ。何度も言ったろ、怖い大人たちと一緒さ」

シンジ「...それは誰なんだ?」

ケンスケ「それも知らないよ。ただ、僕の復讐に協力してくれるって言うからのったんだ。それだけだよ」

トウジ「じゃあもしかしておまえは...」

ケンスケ「そーだよ!警察から解放されて家に帰って布団に潜ってただけだよ!委員長の誘拐も直接関与してないし、どこにいるかも知らないよ!ただ、あの人たちにエヴァを交渉するように言われただけさ!」

ミサト「そして、あっさり捕まったと」

リツコ「無能ね」



337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 13:50:32.55 ID:l0DcTo3M0

ケンスケ「なんだよもー!みんなよってたかってさー!!俺が悪いってか?ん?!俺が悪いのか!??」

トウジ「せやな」

ケンスケ「あーもー!!なんて世の中だよ!ざっけんなし!!マジファックざっけんなし!!」

シンジ「ミサトさん、とりあえずこいつの相手しても意味無いんでほっときましょう」

ミサト「そうね。頭が痛いわ」

リツコ「とんだ無駄足だったわね」

加持「おや。シンジくん、この時間は学校なんじゃないのかい」

シンジ「加持さん!」

ミサト「もう大丈夫なの?」

加持「一応ね。まだちょっとフラフラするけど」フラッ

トウジ「おっとと。大丈夫やないですよ」

加持「ああ、すまない」

シンジ「加持さん、教えてください。怪談と父さんについて詳しいことを」

加持「...」



340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 14:00:18.38 ID:l0DcTo3M0

加持「俺も、知ってるのはほんの一部だけさ。まあ、君たちをけしかけるには十分だったけどね」

シンジ「...」

加持「まず俺は碇司令の周りでひとつの音声データを入手した」

ミサト「音声データ?」

加持「ああ。5分弱のな」

リツコ「それはなんだったの?会話の録音とか?」

加持「いや、ただのポップミュージックだ。ただし歌無しのな」

トウジ「ふーん」

加持「司令に似つかわしくない物だったんで、とりあえずコピーしておいた。そして、ここまではまだ怪談とは関係ない」

シンジ「...」

加持「それ以降不自然に思って司令を調べてみるとね、どうも半年前より個人の時間を増やしているようだったんだ」

ミサト「プライベートな時間くらい普通じゃないの?」

加持「仮にも司令だ。忙しいものだよ。なのに半年前より明らかに個人の時間が増えている。しかもその間何をやっているのか全くわからないんだ」



342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 14:10:19.66 ID:l0DcTo3M0

リツコ「まあ不自然ね」

加持「そしてついに俺は深夜に司令がエヴァに何かしてるのを知ったんだ」

トウジ「それをシンジに怪談として教えたはったと」

加持「そういうことだ。シンジくんたちをけしかけて俺が動きやすいようにするのが目的だったのさ。それに面白半分なところもあった。シンジくんたちがどこまでするのか興味があったんだ」

シンジ「...加持さん。父さんはエヴァで何をしていたんですか」

加持「わからない。ただ、動かしていたのは確かだ」

ミサト「動かす、か。青葉くんとレイがいれば可能ね」

加持「その段階から2人はこの件に噛んでいたわけか」

プルルルッ

シンジ「あっ、僕です」

トウジ「なんかシンジにしか電話かかってこんくない」



343:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 14:11:58.20 ID:g/jXMxty0

鳴りまくる電話



344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 14:13:32.30 ID:Ol2geIYN0

それはそれでイヤだな



345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 14:15:30.15 ID:l0DcTo3M0

ガチャッ

シンジ「はい」

青葉『やあ、シンジくん。俺だ』

シンジ「青葉さん!今どこにいるんですか!?」

ミサト「青葉くん!?リツコ、逆探知よ!」

リツコ「わかってるわよ」

青葉『ははは。いやー、直球だね。大丈夫、司令とレイは一緒だ』

シンジ「そんなことを聞いてるんじゃありません!今すぐ帰ってきてください!」

青葉『それは無理な相談だ。わかっているだろう、俺がなぜ電話したのか』

シンジ「っ!」

青葉『君のクラスの委員長のことだよ』

シンジ「...やはりあなたたちが」

青葉『ああ。相田くんに近づいたのは俺たちだよ。もっとも、彼は使えなかったがね』



346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 14:22:07.76 ID:l0DcTo3M0

シンジ「まあ、ケンスケは布団の中にいただけですしね」

青葉『ほんと駄目なやつだよ』

シンジ「...何があったもエヴァを渡すわけがない。わかるでしょう?」

青葉『ああ、そうだな。俺もネルフの人間だ、それくらいわかる』

シンジ「誰も傷つけたくないのは青葉さんも同じはずだ。どうするつもりですか?」

青葉『うーん。そうだね、そのとおりだ』

シンジ「じゃあ...!」

青葉『それじゃあ交渉しよう、シンジくん』

シンジ「交渉?」

青葉『ああ。あるプログラムをそちらに送るからそれをエヴァに読み込ませてほしい』

シンジ「エヴァに、ですか」

青葉『そうだ。悪いものじゃない』



349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 14:28:42.41 ID:l0DcTo3M0

加持「シンジくん、青葉くんたちの思惑はわからないがとりあえずそのデータを送らせよう。どんなデータか分かればそれもまた1つの情報になる」

シンジ「...わかりました。送ってください」

青葉『了解。あ、あと、本当にエヴァに読み込ませたかこちらから監視してるからね。余計なことはしないように』

リツコ「ミサト、妨害されて逆探知できないわ」

ミサト「相田くんほど馬鹿じゃないわよね、さすがに」

青葉『よし。送ったよ。赤木博士にやってもらうといい』

シンジ「リツコさん...」

リツコ「ええ。ひとまず安全かどうか確認するわ」

加持「それがいいだろうな」

青葉『あんまり調べてほしくないけど、まあいいか』

シンジ「青葉さん。委員長を返してください」

青葉『もちろん。ちゃんと読み込ませたか確認したらね』



350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 14:34:23.51 ID:l0DcTo3M0

リツコ「これは...何か一連の動きをまとめたものね」

ミサト「動き?」

リツコ「ええ。細かいところまではわからないけど。でも戦闘のために使うものじゃなさそうよ」

加持「なら危害はないんじゃないか?」

リツコ「...」

シンジ「リツコさん!お願いです、それをエヴァに入れてください!委員長を早く助けないと!」

リツコ「わかったわ、やりましょう。マギも安全と判断しているわ」

青葉『ほいきた。さすが赤木博士』

シンジ「青葉さん!委員長を解放してください!」

青葉『ん?ああ、もちろん。君のクラスの委員長は今病院だろう』

シンジ「病院?委員長になにかしたんですか!?」

青葉『なんでも朝から熱が高かったらしくてね。学校に行く前に病院に行くそうだ。じゃあね』プツッツーツー

シンジ「...え?」



352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 14:42:46.41 ID:l0DcTo3M0

トウジ「なんじゃそりゃ!結局委員長はさらわれてすらおらんかったんかい!心配して損したー!」

ミサト「はぁ。今までのはなんだったのよ」

加持「まぁいいじゃないか。無事だったんだから」

リツコ「エヴァに入れたプログラムはロックされてて消せないし、完全にしてやられたわね」

シンジ「...父さん」

冬月「みんな揃っているか」フラッ

ミサト「副司令」

トウジ「さっきより顔色悪くなっとる」

加持「ははは。ゼーレにこってり絞られましたね」

冬月「まあな。それよりまだ途中だが碇のパソコンから大変なものを発見した」

ミサト「なんですか?」

冬月「エヴァ量産型に関する資料だ」



353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 14:48:37.33 ID:l0DcTo3M0

リツコ「!?」

加持「へぇ。量産型についてゼーレと上手くいってたんですね」

シンジ「量産型...」

冬月「ああ。だがそれだけでは大きな問題ではない。これを見てくれ」

ミサト「これは...何体分あるんですか?」

冬月「わからん。まだ私も全貌を把握しているわけではないが、かなりの数の量産型についての資料だ」

加持「こんなに作って...何をするつもりなんですか、碇司令は」

冬月「わからん。私も知らされていなかった」

リツコ「つまり、碇司令の独断ということですか」

シンジ「...綾波と青葉さんも知ってたのかな」

加持「大量の量産型、ねぇ」



358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 15:03:53.25 ID:l0DcTo3M0

ーーーーーーーーーーー

青葉「さて、どうしますか。ほとんどの準備は整いましたよ。あとは司令、あなたがそれを終えるだけだ」

ゲンドウ「ああ。わかっている」

青葉「俺は専門外でわからないから手伝えませんけど、応援してますよ」

ゲンドウ「...」

レイ「司令」

ゲンドウ「レイ...もう少し、もう少しなんだ...!」

レイ「司令。碇くんに...電話していいですか」

ゲンドウ「!?」

青葉「!」

レイ「一言、謝っておきたくて」

ゲンドウ「...ああ。構わない」

青葉「はぁ。これを使うといい。逆探知を防ぐ」

レイ「...」



359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 15:07:25.37 ID:l0DcTo3M0

ゲンドウ「...レイ。シンジと話すのが終わったら、私もかわれ」

レイ「...はい」

青葉「司令?」

ゲンドウ「青葉くん。できた、ついにできたよ」

青葉「そうですか!ついに...」

ゲンドウ「ああ」

青葉「成功間違いなしですよ!」

ゲンドウ「ああ!」

ーーーーーーーーーーー

プルルルッ

トウジ「はいはいどうせシンジシンジ」

シンジ「よくわかったね、トウジ。もしもし?」



361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 15:16:40.37 ID:l0DcTo3M0

レイ『碇くん。私』

シンジ「綾波!?」

トウジ「!」

レイ『碇くん、昨晩のこと...謝っておきたくて』

シンジ「...」

レイ『ごめんなさい』

シンジ「...いいんだ。綾波は悪くない」

レイ『!』

シンジ「それにきっと...父さんも、青葉さんも悪くない」

レイ『...どうしてそう思うの?』

シンジ「わからない。でも、まだ誰も傷ついてない」

レイ『...』

シンジ「そして、多分これからも傷つかない。父さんも、青葉さんも、綾波も、きっと」

レイ『...』



364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 15:20:47.82 ID:l0DcTo3M0

シンジ「だから、綾波。教えてくれないか?君たちが何をするのか、何をしようとしているのか」

レイ『碇くん...』

シンジ「青葉さんは、受け入れられないって言ったけど...受け入れてみせるよ、僕は。知りたいんだ、綾波。全部。全部知りたいんだよ」

レイ『...』

シンジ「ねぇ、綾波!」

ゲンドウ『私だ』

シンジ「うわ、びっくりした!」

ゲンドウ『...』

シンジ「なんだよ、かわるならかわるって言えよ、父さん!」

ゲンドウ『...ああ。次から気をつける』

シンジ「で?なに?」

ゲンドウ『さっきの話、聞いていた』

シンジ「...」



367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 15:27:25.09 ID:l0DcTo3M0

ゲンドウ『おまえは、知りたいと言ったな』

シンジ「...」

ゲンドウ『受け入れてみせる、と』

シンジ「...」

ゲンドウ『その言葉、信じてもいいか』

シンジ「父さん」

ゲンドウ『...』

シンジ「父さん!」

ゲンドウ『...なんだ、シンジ』

シンジ「うぅぅぅぅぅそおおおぉぉぉぉぉじゃあああああああぁぁぁぁぼぉおおけぇええええええええ!!!!!」

ゲンドウ『』

シンジ「綾波の前やからかっこつけただけじゃぶぁあああああああああああかぁぁぁぁぁぁぁあ!!!おまえの計画なんざ知りたないんじゃかすううううう!!」

ゲンドウ『』

シンジ「しね!」



369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 15:31:38.33 ID:l0DcTo3M0

ゲンドウ『』グスッ

シンジ「で?まだ何か用?おまえの計画、おまえごと叩き潰してやるかな!ぼけ!」

ゲンドウ『』ウゥッウッ

シンジ「おいこら、なんとか言ってみろや!!」

青葉『シンジくん、俺だ』

シンジ「青葉さん。どうしたんですか」

青葉『さすがにさっきのは酷くないか』

シンジ「えー?なんとことですかー?」

青葉『...』

シンジ「それで、青葉さんはなんの用なんですか?」

青葉『シンジくん。俺たちの計画は全ての準備を完了した』

シンジ「!」



372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 15:37:48.33 ID:l0DcTo3M0

青葉『どういうことかわかるね?』

シンジ「...エヴァをどうするつもりですか」

青葉『エヴァはただ使徒を倒すためだけのものじゃないということさ』

シンジ「...」

青葉『シンジくん。今夜俺たちはネルフ本部に侵入し、計画を実行する』

シンジ「っ」

青葉『君はどうする?』

シンジ「僕は...あなたたちを止めます」

青葉『だろうな。そう言うと思っていたよ』

シンジ「青葉さん。教えてください。あなたたちの計画を...。あなたたちが何をしようとしているかを!」

青葉『わかった。...教えてよう。俺たちの計画名、それは』



375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 15:42:03.79 ID:l0DcTo3M0

青葉『EVA48だ』

シンジ「きりますね」

青葉『ちょ、ちょちょちょい、待って!?きらないで!?』

シンジ「そんなくだらない嘘やめてください」

青葉『いやマジだから!大マジだから!』

シンジ「...ちょっと意味が分からないんですけど。エヴァ48体で世界征服でもするんですか?」

青葉『...細かいことは秘密だ。それじゃあね』

シンジ「...」

プツッツーツー



379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 15:51:18.61 ID:l0DcTo3M0

ーーーーーーーーーーー

シンジ「ということで、今夜午前0時、父さんたちは本部に来るようです」

ミサト「そして計画名はEVA48。全容はまだ不明」

加持「その為にはここにある零号機、初号機、弐号機のどれかを必要としており」

リツコ「計画名から考えると、量産型を利用するのはほぼ間違いなし」

冬月「計画名通り48体のエヴァが揃えば恐ろしいことになるな」

日向「予想される破壊力は底しれません」

マヤ「それこそサードインパクトよりひどいことになりますよ」

シンジ「父さんたちの...好きにはさせないっ!今夜必ず父さんたちを止めましょう!EVA48なんていう計画、叩き潰してやるんです!!いくぞー!えい、えい、おー!!」

「おお~!!!」

アスカ「...」



381:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 15:55:33.28 ID:l0DcTo3M0

シンジ「アスカ」

アスカ「なによ」

シンジ「まだ怒ってるの?」

アスカ「ふんっ」

シンジ「ごめんよ、アスカ。昨日のことは僕が悪かったよ」

アスカ「うっさいわね、あっち行きなさいよ」

シンジ「...」

ミサト「シンジくん、ちょっといいかしら?」

シンジ「あ、はい。なんですか?」

アスカ「...」

ミサト「ここの所どうする?エヴァに関することだし」

シンジ「うーん。リツコさんにも相談してみましょう」

アスカ「...ちっ」



383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 16:06:07.44 ID:l0DcTo3M0

アスカ「なによ、シンジのやつ。自分たちだけで勝手に話進めて。私だって昨晩は参加したし、なによりネルフの一員なのよ。それなのにあいつときたら...」

プルルルッ

アスカ「なによ、こんなときに空気の読めないやつねー。もしもーし?」

ゲンドウ『私だ』

アスカ「きりますねー」

ゲンドウ『ちょっ、ちょいちょい!ちょい待ち、ちょい待ち!ちょっち待って!お願い!』

アスカ「はぁ。なんですか?あたしに用事なんてないでしょ?用事があるのはどうせ、シンジでしょ?シンジなら今ここにはいませんよー」

ゲンドウ『いや、用事があるのは君だ』

アスカ「えっ。それはそれでキモッ」

ゲンドウ『やめて傷つく』



385:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 16:14:38.52 ID:l0DcTo3M0

アスカ「で。あたしに用事というのはなんですか?」

ゲンドウ『君の力をかしてほしい』

アスカ「は?今、一応敵対してるわけですよ?なんでわざわざ...」

ゲンドウ『自分の知らないところで事が進んでるのは面白くないだろう?』

アスカ「!」

ゲンドウ『私たちはネルフのためを思って行動している。言わばこれはネルフの内戦だ。もちろん、ネルフの1人であるきみにも参加する義務と権利がある』

アスカ「...」

ゲンドウ『そして君にはどちらにつくか選ぶ権利もある』

アスカ「っ」

ゲンドウ『選びたまえ、どちらにつくか。これはネルフのこれからを決める戦いになる。ネルフの一員、そしてエヴァのエースパイロットである君の選択はとても大きなものとなる』

アスカ「...」

ゲンドウ『さあ、どうする?黙ってシンジたちの所て戻り、これからも黙って従うか?私たちと共に反旗を掲げ、自分の意志で戦うか?さあ!選びたまえ!』



388:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 16:23:15.85 ID:l0DcTo3M0

アスカ「あたしは...あたしは...」

ゲンドウ『今すぐ答えを出せとは言わない。自分の意志で決めたまえ』

アスカ「...」

ゲンドウ『それではな』

プツッツーツー

アスカ「...自分の意志で」

ーーーーーーーーーーー

ミサト「ふあーっ。昨晩からバタバタしっぱなしで疲れるわ!」

シンジ「僕もです。でもこのタイミングで使徒が来なくて良かったですね」

ミサト「そうね。使徒が来たらネルフ内で争ってる暇なんてないものね」

シン%



391:あれ、なんかバグった:2012/11/18(日) 16:33:30.16 ID:l0DcTo3M0

シンジ「そうですよ。あ、今回エヴァはどうするんですか?」

ミサト「んー。エヴァを出すことはまずないわよね、人相手だし」

シンジ「エヴァを父さんたちから守るための戦いですしね。父さんたちに怪我させるわけにもいかないし」

ミサト「優しいわねぇ」

シンジ「父さんたち、結局昨晩は誰にも怪我させてませんから」

ミサト「なるほどねー。とりあえずエヴァは一番見つかりにくそうな所に格納しておいたわ、青葉くんはばれてそうだけど」

シンジ「わかりました。あとは今夜午前0
時、父さんたちを捕まえるだけですね」

ミサト「ええ、そうね」

リツコ「シンジくん。ちょっといいかしら?」

シンジ「あ、はい。ミサトさん、またあとで」

ミサト「ええ」



394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 16:46:35.35 ID:smD4ei7a0

ギャグだと思ったらシリアスだと思ったらギャグだった



395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 16:48:18.57 ID:l0DcTo3M0

シンジ「それで、用ってなんなんですか」

リツコ「いや、たいしたことじゃないんだけどね、えーっと」

ドスッ

シンジ「っ!?」ドサッ

リツコ「ごめんなさいね、あの人のためよ」

シンジ「なに、を?リツコさん、あなたは...!」

リツコ「最初からあの人についていってたわけじゃないわ。寝返ったのよ、ついさっきね」

シンジ「なんでそんなこと...!」

リツコ「さて...なんででしょうね。友人まで裏切って、ね。馬鹿よ、大馬鹿よ」

シンジ「くっ...僕に何をしたんですか!?」

リツコ「加持くんがやられたのとおなじみ麻酔よ。もうすぐあなたは意識を失い、しばらくは目覚めるないわ」



396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 16:51:22.68 ID:l0DcTo3M0

シンジ「なんで...そんな...!」

リツコ「あなたを司令の所へ連れて行くわ。すべては計画のためよ」

シンジ「!...EVA48のため?」

リツコ「そうよ。そして今夜、そのために必要なものが行われるわ」

シンジ「...必要なもの?くっ」グラアッ

リツコ「もう意識を保つのが限界のようね。後で会いましょう、シンジくん」

シンジ「待って。...いったい、今夜なにを•••!」

リツコ「それじゃあね」

ーーーーーーーーーーー

ミサト「シンジくんが姿を消した?」

加持「ああ、どこを探してもいないんだ」

ミサト「そんな...」



398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 16:57:45.97 ID:l0DcTo3M0

加持「一番最後にシンジくんを見たのはいつだ?」

ミサト「1時間ほど前よ。たしかリツコと一緒にどこかに行ったはずよ。...リツコ!」

リツコ「聞いてるわよ。私は知らないわよ。彼、エヴァの様子を見に行くといって別れたわ」

加持「まずいな...。どこかで事故にでもあったのか、それとも」

ミサト「司令たちにさらわれたのか」

リツコ「どっちみち良いニュースじゃなさそうね」

アスカ「どうかしたの?」

ミサト「アスカ!シンジくん見てない!?」

アスカ「シンジっ?...!い、いや、知らないわ!」

ミサト「そう...エヴァの方に行ったと聞いたから見てないかと思ったんだけど」

アスカ「そ、そんなに心配しなくていいでしょ!シンジだって一応パイロットでやってきたんだから!」

ミサト「そうかしら...」

アスカ「そうよ!心配しすぎ!見つけたらすぐにミサトに連絡するわよ。じゃあね」



400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 17:02:46.00 ID:l0DcTo3M0

プルルルッ

ガチャッ

ゲンドウ『私だ』

アスカ「あんた、シンジになにしたのよ!?」

ゲンドウ『なんのことだ。私はなにも知らん』

アスカ「しらばっくれるんじゃないわよ!あんたしかいないじゃない!」

ゲンドウ『...』

アスカ「なんとか言いなさいよ!」

ゲンドウ『ああ、そうだ。私がシンジをさらった』

アスカ「っ!...あんたねぇ!」

ゲンドウ『シンジは無事だ。何も心配はいらない』

アスカ「っ...!!」

ゲンドウ『そして、君はどうするつもりだ?』



401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 17:10:09.71 ID:l0DcTo3M0

アスカ「どういう意味よ」

ゲンドウ『このことを誰かに告げるのか?私は構わないぞ』

アスカ「なっ」

ゲンドウ『ただ、その時点で君はもうこちらの陣営に加わるのは不可能となる。こちらから送っているスパイが君の動きを把握しているからな』

アスカ「…そのスパイって誰よ」

ゲンドウ『それは教えられないな』

アスカ「…」

ゲンドウ『どうする?答えは決めてあるのだろう?』

アスカ「私は…そっちに行くわ」

ゲンドウ『そうか。歓迎しよう』

アスカ「でも、約束して。シンジに何もしないって。そして、ここの誰も傷つけないって」

ゲンドウ『約束しよう』



403:もう400いったんかいつ終わるんだ:2012/11/18(日) 17:16:06.37 ID:l0DcTo3M0

アスカ「...」

ゲンドウ『君の仕事はまずスパイとして本部の情報を私たちに送ってもらう』

アスカ「わかったわ」

ゲンドウ『そして次に深夜0時、私たちが本部への侵入を試みる。そのとき君は私たちを誘導してくれ』

アスカ「ええ」

ゲンドウ『そして、最後に。私たちの侵入が成功した後に君にはエヴァに乗ってもらう』

アスカ「エヴァに?何と戦えっていうのよ」

ゲンドウ『いや、戦いはしなくていい』

アスカ「じゃあ何をするのよ」

ゲンドウ『そのときになればわかる。いいか、君の動きは常に他のスパイが見張っている不穏な動きを見せれば...わかっているな?』

アスカ「...ええ」



405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 17:23:35.10 ID:l0DcTo3M0

ゲンドウ『よし、それでは、作戦を開始しろ』

アスカ「...」

プツッツーツー

ーーーーーーーーーーー

青葉「これでパイロット全員がこちらの手に落ちましたね」

ゲンドウ「ああ。シンジには少し乱暴な措置をとったが...仕方ないだろう」

レイ「...」

青葉「いよいよですね...!いよいよ、EVA48が始まる!」

ゲンドウ「...ああ。3人からの情報はどうだ」

青葉「3人とも順調に本部の情報を送ってきてます。エヴァはかなり深いところにしまったようですね」

ゲンドウ「そうか」

青葉「どれだけ抵抗しても無駄だっていうのに」

ゲンドウ「...」



406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 17:24:22.52 ID:P3CYO1Oa0

うわぁ…



407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 17:28:45.72 ID:skv1LD0p0

三人…



408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 17:29:22.61 ID:smD4ei7a0

このゲンドウは間違いなく初号機をゴリ推しするな



409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 17:29:36.64 ID:l0DcTo3M0

レイ「...」

ゲンドウ「レイ。おまえは」

レイ「司令」

ゲンドウ「...」

レイ「私、碇くんの所へ行ってきます」

ゲンドウ「...ああ。わかった」

青葉「...」

ーーーーーーーーーーー

ミサト「シンジくんは不在のままだけど時は近づいているわ。準備はいいわね?」

加持「勿論だ」

リツコ「ええ」

日向「はい」

マヤ「大丈夫です」

アスカ「...」



410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 17:36:03.75 ID:l0DcTo3M0

ミサト「アスカ?どうかした?」

アスカ「え?あー!大丈夫よ!あったりまえじゃない!」

ミサト「ん。そう。わかったわ。副司令、よろしいですね?」

冬月「ああ。碇の頭を冷やしてやろうじゃないか」

ーーーーーーーーーーー

シンジ「...ここは」

レイ「碇くん」

シンジ「うわ、綾波!?」

レイ「ええ」

シンジ「ここは、...どこなの?」

レイ「教えられないわ」

シンジ「...?手錠?」ジャラッ



411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 17:39:33.05 ID:l0DcTo3M0

レイ「ごめんなさい。それは、逃げないためにって」

シンジ「父さんが?いや、青葉さんかな」

レイ「...」

シンジ「綾波は、どうして父さんの方についたの?」

レイ「私は…」

シンジ「父さんのため?それともネルフのため?」

レイ「...」

シンジ「ねぇ、綾波。父さんはいったい何をしようとしてるんだ!?48体ものエヴァで...いったい何を」

ガチャッ

青葉「レイ。時間だ」

レイ「...」ガタッ

シンジ「綾波!待って!」



415:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 17:47:52.75 ID:l0DcTo3M0

レイ「碇くん」

シンジ「っ?」

レイ「大丈夫。誰も傷つかない」

シンジ「綾波ぃー!!」

ガチャンッ

ーーーーーーーーーーー
午前0時 ネルフ本部 司令室

加持「来ない、な」

ミサト「ええ」

リツコ「私たちに必要な分以外の隔壁は全て下ろしてあるし、エヴァの所は何よりも厳重に守ってある。ネズミ一匹入れないわよ」

ミサト「ええ。でも昨夜碇司令たちが使った出入り口の場所がわかっていない以上、
油断は禁物よ」

リツコ「...」



416:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 17:53:45.63 ID:l0DcTo3M0

加持「!っお、おい葛城!あそこのカメラ、外のカメラだ!」

ミサト「あれは...司令!?」

加持「何も持たず、1人で立っているぞ」

ミサト「どう見ても囮ね」

加持「司令自ら囮とはな。怪しい。あの人相も加えてどこからどう見ても怪しい」

リツコ「でもここで捕まえとかないと逃げられるわよ?」

ミサト「そうなのよねー。司令を捕まえれるなら捕まえたいし」

リツコ「ミサト。迷ってる暇はないわ。はやく判断しなさい」

ミサト「あーもう!加持くん、私と2人で司令を捕まえに行くわよ!」

加持「まあそうなるか」



418:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 17:59:57.25 ID:l0DcTo3M0

ミサト「リツコ。もうここにはあなたとマヤしか残ってない。気をつけなさいよ」

リツコ「わかってるわ」

加持「エヴァの方から誰か寄越さなくていいのか?」

ミサト「あっちは日向くんと副司令とアスカと十数人の警備員に張らせてるわ。司令たちの目的がエヴァならそちらの守りを厚くしとかないと」

加持「なるほどね。それにしても司令室の守りが薄くないか?」

ミサト「司令室はいいのよ。大丈夫」

加持「?」

ミサト「さぁ、司令の所へ行くわよ」

加持「ああ」



420:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 18:10:05.71 ID:l0DcTo3M0

ーーーーーーーーーーー
エヴァ格納庫前

日向「...」

アスカ「...」

冬月「...来ないな」

警備員A「こえーなー不安になってきた」

警備員B「落ち着けよ、大丈夫だって」

日向「...青葉」

ガタンッフッ

冬月「!っ停電だと!?やつらが来るぞ!」

日向「っ!...予備電源に切り替わりません!」

冬月「予備電源も既にやられたのか!?」

青葉『違いますよ。ハッキングして電気を落としたんです』

日向「この声は、青葉!だが、本部の電気系統は厳重に管理されているはずだぞ!」



423:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 18:16:32.63 ID:l0DcTo3M0

青葉『そうですよ。だから中から開けてもらったんですよ』

日向「!っまさか」

青葉『そのまさかですよ。開けてもらったんです。赤木博士にね』

日向「くそうっ!」

アスカ「...」

冬月「警備員を含めて全員でかたまれ!バラバラになって混乱するのを防ぐのだ!誰一人通してはならん!」

バタバタ バタバタ

アスカ「...」

警備員A「ひいーどうなってんだよー」

警備員B「俺は知らねーよー」

日向「くそっ。まさか赤木博士が裏切るなんて...!」



426:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 18:23:44.20 ID:l0DcTo3M0

アスカ「...」ドスッ

日向「ぐあっ!?」ドサッ

冬月「日向くん!?今の声は日向くんか!?」

アスカ「そ、そうです。誰かにやられたみたいで...!」

冬月「くそ、この暗闇ではよく見えん!」

警備員A「ぐっ」ドサッ

警備員B「ぐああっ」ドサッ

「うわあっ」ドサッ「ぎゃあぁっ」ドサッ「うっ」ドサッ

冬月「どうなっているんだ!?」

アスカ「...」

ーーーーーーーーーーー
司令室

マヤ「先輩!外部からのハッキングを受けて、格納庫前で停電が起こっています!」



427:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 18:33:56.86 ID:l0DcTo3M0

リツコ「ハッキングを遮断して!」

マヤ「駄目です!できません!」

リツコ「...」

マヤ「でもなんで...電気系統にハッキングするなんていくら青葉くんでも、中から通れるようにでもならない限り...」

リツコ「...そうね、不可能よ」

マヤ「!?」ガタッ

リツコ「私がやったのよ」

マヤ「そんな...先輩。やっぱり先輩だったんですか!?」

リツコ「あら、気づいていたの?」

マヤ「...ミサトさんから、警戒するように」

リツコ「あら、そう。なら話は早いわ。あなには眠っててもらうわ」

マヤ「!」



431:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 18:50:24.40 ID:l0DcTo3M0

リツコ「大丈夫。加持くんに使われたものと一緒よ。目が覚める頃には全てが終わってるわ」

マヤ「そんな、なんで、こんなこと」

リツコ「さあて、なんででしょうね」

マヤ「くっ」

リツコ「ミサトも馬鹿ね。私が怪しいとわかっていながらここを2人にするなんて。なにを考えているのかしら」

マヤ「...それでも、先輩を信じでいたからしわゃないですか?」

リツコ「!」

マヤ「だから、先輩に司令室を任せたんじゃないんですか!?」

リツコ「...そうかもしれないわね。でもね、そうはいかないのよ。マヤ、あなたはここで眠りなさい」スッ

マヤ「っ!」

トウジ「2人やないで」ドスッ

リツコ「なっ...!?」



437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 19:11:32.02 ID:l0DcTo3M0

リツコ「な、なぜ、あなたが!?」

マヤ「鈴原くん!」

トウジ「なんや、おったらあかんかったか?」

リツコ「どうして...」

トウジ「べっつにー。ミサトさんに見張るように頼まれただけや」

マヤ「そうか。ネルフ以外の人間の行動は先輩でも把握できないから...」

リツコ「そう。そういうことね。...ネルフの人間以外が参加することを想定してなかったわ」

トウジ「せやろ?まさか俺がおるとは思わんかったやろ!だからミサトさんに頼まれたんや」

リツコ「自分たちの作戦がつつ抜けだから、そこを...利用したのね、作戦外の人間をつかって」

マヤ「だからわたしも知らなかったのか...」



440:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 19:17:43.73 ID:l0DcTo3M0

リツコ「あい、かわらず、無茶を...するわね、ミサトは」ドサッ

マヤ「先輩!」

トウジ「麻酔がきいたんやな」

マヤ「...先輩」

トウジ「あのー」

マヤ「...わかってるわ、私は私のやるべきことをやる」

ーーーーーーーーーーー
格納庫前

パッ

冬月「電気が点いたっ!」

アスカ「!」

「うぅ」「くっ」「う、わ、ぁ」

冬月「...残っているのは君と私だけ、か。なるほど、これは君がやったのか」

アスカ「っ」



441:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 19:23:56.78 ID:l0DcTo3M0

冬月「これだけの警備員と日向くんを君一人が倒したとは考えにくいが...そういうことなのだろうな」

アスカ「くっ」

冬月「さあ、観念したまえ」

アスカ「なんで...なんで電気がっ!青葉さん!」

青葉『わからない!赤木博士の...司令室の方から遮断されたんだ!』

冬月「なるほど。ということは誰かが赤木博士を倒したのだろう。司令室の攻略はかなわなかったというわけだ」

アスカ「っ...」

青葉『くそっ』

冬月「さあ終わりだ」

日向「終わるのはあなたですよ、副司令」



443:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 19:32:05.13 ID:l0DcTo3M0

冬月「なっ!?日向くん、君はやられたはずじゃ...!」

アスカ「...」

日向「やられた振りですよ」

冬月「なっ...なぜだ?最初から仕組んでいたのか?!」

日向「そうですよ。ここにいる十数人の警備員を倒すための作戦です。暗闇の中、僕が派手に倒れた演技をすれば絶対に混乱が起きる。しかもその時点であなたの中から僕が裏切り者かもしれないという疑惑がなくなるわけですよ」

冬月「くっ...」

日向「暗闇の中混乱が起こってしまえば、僕とアスカくんの2人でも十分なんです。この麻酔を使ってね」

冬月「またその麻酔か...君たちは麻酔が好きだね」

日向「ふふ、そうですね」



445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 19:35:53.89 ID:l0DcTo3M0

冬月「くそ。私もここで終わりか」

日向「ええ。そうです。暴れないでくださいよ」

冬月「くっ...だが何故だ。昨夜の憤慨ぶりから見て君が裏切るとは思えなかったが」

日向「べつに。ネルフのこれからについて少し真面目に考えてみただけですよ」

アスカ「...」

日向「それでは、ごゆっくり」ドスッ

冬月「うっ」

ドサッ

日向「それじゃあ行こうか、エヴァのところへ」

アスカ「...ええ」



446:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 19:41:42.06 ID:l0DcTo3M0

日向「それにしても、君はあまり仕事をする気がないのかな?」

アスカ「...どういうことよ」

日向「青葉から聞いているよ。情報を全く流していなかったって」

青葉『まったくだ。アスカ以外の3人は絶えず情報を送ってきたというのに』

アスカ「...うっさいわね」

日向「やれやれ、反抗的だね。まあいいさ。一応協力してくれたんだから」

アスカ「ふんっ」スタスタ

青葉『日向。あまりアスカを怒らせるなよ。彼女はこれからの方が重要なんだ』

日向「それもそうだね。ところで、君、どこにいるんだい?」

青葉『そろそろ行くよ』



458:うわー保守ありがとう:2012/11/18(日) 20:08:05.70 ID:l0DcTo3M0

ーーーーーーーーーーー
本部前

ミサト「司令、どういうつもりですか」

ゲンドウ「見ればわかるだろう。私自ら囮となっている」

加持「司令、腕を後ろに」ガチャガチャ

ゲンドウ「手錠か」

加持「はい。あなたは油断なりません」

ミサト「加持くん。武器や発信機がないか調べて」

加持「ああ」ゴソゴソ

ゲンドウ「しかし、囮相手に2人で来てよかったのか?」

ミサト「司令室なら心配いりませんよ。リツコへの対策はできています」

ゲンドウ「そうか。それならば司令室の攻略は失敗しているだろうな」

ミサト「...」

加持「ミサト。武器も発信機もないようだ」



463:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 20:15:36.04 ID:l0DcTo3M0

ミサト「ありがとう。司令、あなたを連行します。よろしいですね」

ゲンドウ「ああ」

加持「あー、ちょっと待った、ミサト」

ミサト「え?」

加持「君もここで終わりだ」ドスッ

ミサト「!?なっ...あなた!」

加持「麻酔だよ。司令から貰った、ね」

ミサト「加持くん...あなたっ!あなたはっ、司令を」

加持「そう。俺は司令の周りを調査していた。だが敵対する理由はないんだ」

ミサト「...!」

加持「俺は司令が考えることを素直に面白いと思ったんだ」

ミサト「そんな...!」



465:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 20:16:36.50 ID:QZqY4YjS0

麻酔のバーゲンセールだな



467:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 20:20:09.62 ID:8qxg77V9O

何気に人望あるなこのおっさん



470:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 20:25:14.81 ID:l0DcTo3M0

加持「面白いだろう。今君の陣営は君、マヤちゃん、そして副司令だけなんだ。昨夜から今夜の間に4人が裏切ったわけさ」

ミサト「くっ」グラッ

加持「おっと。大丈夫か?ミサト」

ミサト「くっ...じゃあ、なんで、こんなこと」

加持「そう。本来ならわざわざこんな争いを行う必要はないんだよ。ただ、それじゃ2人が納得しないんでね」

ミサト「...2人?」

加持「シンジくんとアスカだよ」

ミサト「っ」

加持「2人が納得するようにネルフの中で内戦を行ったんだ。アスカには自分で道を選んだという理由が、シンジくんには葛城ミサトという一番信頼する人間が負けたという理由が必要だったんだよ」

ミサト「最初から、全部、そうだったのね」

ゲンドウ「そうだ」



473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 20:32:56.43 ID:l0DcTo3M0

ゲンドウ「最初から全て決まっていた。君たちはステージの上で踊っていただけだ」

ミサト「結局...あなたにとって、大切なのは、...エヴァだけなんですね」

加持「ミサト。そろそろ無理だ。諦めろ」

ミサト「くっ」ドサッ

ゲンドウ「手間をかけたな」

加持「いえいえ。如何にエヴァを使うといってもパイロットあってですからね。とくに今回のことはダミープラグではできないことですし」

ゲンドウ「ああ」

青葉「司令!」

加持「ん?」

加持「レイとシンジくんを連れて来ました。レイの方は準備万端です」

ゲンドウ「そうか。...2人をエヴァに」



475:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 20:43:28.95 ID:l0DcTo3M0

ーーーーーーーーーーー
司令室

日向「アスカくん、準備はいいかい?」

アスカ『ええ』

マヤ「日向さん!やめてください!」

トウジ「せやで!やめるんや!」

日向「ちっ、手足だけじゃなく口も塞いどくんだったな」

アスカ『...』

日向「...アスカくん、本当に大丈夫なんだね?」

アスカ『ええ。...あたしは自分で選んでここに来たのよ』

日向「よし!エヴァンゲリオン弐号機!
発進!!」

ガシュゥゥゥウウ

青葉「まずアスカが出たか」

日向「青葉。シンジくんとレイは?」



478:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 20:48:53.66 ID:l0DcTo3M0

青葉「どちらも準備完了だ。シンジくんは
まだ意識が戻ってないがね」

日向「よし。零号機、エントリープラグ挿入!」

青葉「初号機もエントリープラグ挿入だ」

ーーーーーーーーーーー

シンジ「!...ここは、エントリープラグの中?なんでこんな場所に...」

青葉『やあ、シンジくん』

シンジ「青葉さん!?なんなんですかこれ!」

青葉『悪いね。俺たちの勝ちだよ』

シンジ「そんな...」

青葉『それじゃあね、シンジくん』

シンジ「待って!」

青葉『エヴァ初号機射出!』

ドシュウウウゥゥゥゥ



482:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 20:57:07.85 ID:l0DcTo3M0

ーーーーーーーーーーー

ゲンドウ「揃ったな」

加持「ええ。エヴァ、零号機、初号機、弐号機です」

ゲンドウ「これでEVA48計画がはじまる」

シンジ『なんだよ、これ。アスカ、綾波!...父さん!』

アスカ『...』

レイ『...』

加持「ええ...3人を戦わせて、一番強いパイロットとエヴァを決め、そのデータを量産機にコピーして、より優れた動きを可能にした最強のエヴァ集団EVA48を作るんですね」ゴクリ

ゲンドウ「え。なにそれ」

加持「え」

ゲンドウ「そんなことしないよ?」

加持「え?」



485:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 20:59:18.28 ID:FCDK87UQ0

加地さんが斜め上すぎて



486:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 20:59:44.93 ID:CH+TnTaZ0

加地さんかわいい



490:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:07:24.30 ID:l0DcTo3M0

日向『違いますよ、加持さん。量産機が房総しても礼儀正しくあれるように既存のエヴァ三体でエヴァとしての礼儀作法を作り、それを48体のエヴァに振り分ける計画ですよ』

ゲンドウ「えっ」

日向『えっ』

リツコ『ちがうわよ、日向くん。既存のエヴァ三体でより高度なチームプレーを記録して、48体のエヴァ量産機により円滑な集団行動をさせるのよ』

ゲンドウ「えっ」

リツコ『えっ』

青葉『違いますって、赤木博士。このエヴァ三体に48手を教えて、より世間にむけて有効活用をアピールするためですよ。ネルフはエヴァを使って町を壊してるなんてイメージを失くすために!最近ネルフ反対の声が大きくなってますからね!』

ゲンドウ「えっ」

青葉『えっ』

アスカ『あれでしょ?アンビリカルケーブル無しで48時間戦い続けれるようになるための計画でしょ。量産機はそれができるようになったことを見越して用意してるんでしょ』

ゲンドウ「えっ」

アスカ『えっ』

シンジ『ちょっと待って、頭痛くなってきた』



491:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:08:24.30 ID:BT7RK/Qs0

えっ



492:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:08:34.90 ID:9QRm7ja70

えっ



493:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:08:35.02 ID:R8fhMlO00

えっ



494:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:08:51.55 ID:skv1LD0p0

青山が一番おかしい



495:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:09:28.07 ID:FCDK87UQ0

皆真面目な理由考えててワロタwww



501:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:16:25.59 ID:l0DcTo3M0

シンジ『え?なんなの?!誰も知らないの!?あんなに協力してた青葉さんまで!?』

青葉『ちょ、マジごめん』

シンジ『いや、べつに謝らなくていいですけど』

加持「おかしーなー」

リツコ『あれー?』

日向『うーん』

アスカ『んー?』

シンジ『...みんな、あれでしょ。父さんが意味深なかんじで言うから誤解に誤解を重ねてなんとなく自分で解釈した気になってたんでしょ』

ゲンドウ「...レイ」

レイ『!』ビクッ

ゲンドウ「レイはもちろん知ってくれていたよな?」

レイ『...』オロオロ



502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:18:00.85 ID:9QRm7ja70

無茶振りしてやるなよ



503:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:19:15.98 ID:LTzKL3i40

なんだこの展開



505:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:19:40.39 ID:QZqY4YjS0

あれだな
同じものを見たとしても他者と自分ではまるで別の感じ方や見解をしてしまうっていう現実の縮図だな



509:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:21:26.64 ID:l0DcTo3M0

シンジ『綾波。本当のことを言ったほうが』

レイ『...』

ゲンドウ「...」

シンジ『...』

レイ『え、エヴァで48時間マラソン、的な?』

ゲンドウ「すまなかった、レイ」グスッ

レイ『あっ...』

シンジ『...』

アスカ『...』

加持「...」

シーン

ゲンドウ「...から」

シンジ『?』

ゲンドウ「今から!!EVA48のセンターを!!決める!!!総選挙を!!!!行います!!!!!」



516:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:27:20.85 ID:l0DcTo3M0

加持「う...ううぇーい!」

青葉「い、いえーい!!総選挙ー!」

日向「さ、三体しかいないけど、総選挙ー!う、う、うえーい!」

リツコ「総選挙!はぁい!総選挙!」

アスカ『よ、よっしゃー!頑張るわよ、弐号機!』

レイ『頑張ろうね、零号機』

シンジ『みんなあの空気に耐えきれなくて無理矢理テンション上げる大学生みたいになってる...』



ミサト「な、なんなのこれは」

冬月「どうなってるんだ」

マヤ「意味がわかりませんね」

トウジ「よーわからんけど、頑張れシンジー」



517:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:27:30.76 ID:FCDK87UQ0

目標をセンターに入れてスイッチ
目標をセンターに入れてスイッチ



518:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:28:40.01 ID:QZqY4YjS0

応援する側に回ってしまったかトウジ



519:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:30:00.09 ID:fKwvbX5Y0

三体で選挙やるなら量産型関係ないやないですか



521:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:31:31.37 ID:xmMNpLCl0

量産機にも個性があるんだ!たぶん



522:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:33:59.18 ID:l0DcTo3M0

ゲンドウ「ミュージックスタート!」

~♪

加持「これは、俺が司令の周りで見つけたポップミュージック!」

ゲンドウ「歌詞はこれだ」

青葉「あの時書いてたのは四十八手じゃなくて歌詞だったんですね!」

ゲンドウ「レッツスタートダンシング!」

アスカ『エヴァが勝手に踊りはじめた?!』

リツコ「あの時エヴァに読み込ませたのはこのダンスの動きだったのね」

ゲンドウ「これこそ、歌って踊れる人造人間アイドルユニットEVA48に相応しい!まだメンバーは三体だがこれからどんどん増えるぞ!とりあえず今日はこの中からリーダーを決めよう!」

「イエーイ!!」

シンジ『なんだこれ、なんだよこれ...なにかがおかしいよ!』



528:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:39:40.99 ID:l0DcTo3M0

シンジ『こんなのおかしいよぉぉぉぉおおおおおお!!!』

ドオォォン

ゲンドウ「こ、こら!シンジ!暴れるんじゃない!!」

シンジ『こんなの間違ってるうううううううう!!!』

ドオォォン

加持「シンジくん!やめるんだ!」

シンジ『なにがアイドルユニットだ!!!そんなもの僕が全部ぶっ潰してやる!!!!』

ドオォォン

ミサト「シンジくん!」

シンジ『アイドルなんてものが日本の音楽業界を腐らせていくんだぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!』

ドオォォン

アスカ『シンジ!やめなさいって!』



530:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:40:41.82 ID:Wpx79ePz0

暴走したか



531:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:41:02.18 ID:FCDK87UQ0

あぁ…シンジくんそれなりに音楽好きだったね



534:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:44:35.70 ID:l0DcTo3M0

冬月「碇!上を見ろ!」

ゲンドウ「あ、あれは...量産機!?予定よりかなり早いぞ!」

加持「しかも45体そろってる!」

ゲンドウ「メイドインチャイナも最近は侮れなくなってきたな...!」

ミサト「アスカ!レイ!量産機と強力してシンジくんを止めるのよ!」

アスカ『わかったわ!』

レイ『はい!』

シンジ『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ
ああああああああああ!!!!』

ピューン

サクッ

加持「あれは!」

冬月「ロンギヌスの槍!!」



543:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:49:53.46 ID:l0DcTo3M0

ゲンドウ「ロンギヌスの槍が初号機に...」

青葉「ちょっ、どうなってるんですか!?」

日向「量産機の形状も変化し始めました!」

レイ『でっかくなっちゃった~!』

ミサト「レイが巨大化!?」

トウジ「今、綾波の乳首見えたで!見たったで!」

ゲンドウ「なにが...どうなってるんだ」

シンジ『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ
あああああああ!!!!!!』

アスカ『シンジぃぃいい!』

加持「ふっ...これが、あれか」

ミサト「サードインパクト!」



544:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:50:21.74 ID:59mIoDDN0

でっかくなっちゃったwwwwww



545:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:50:51.70 ID:FCDK87UQ0

急展開ワロタ



546:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:53:38.22 ID:l0DcTo3M0

シンジ『うわあああああああああああああああああああ』



















ユイ「シンジ、性器ヘルペスに気をつけなさい」





シンジ『はい!』

パアアアア...



553:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:58:17.99 ID:R8fhMlO00

何なのだこれは!?どうすればいいのだ!?



554:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 21:59:35.69 ID:P3CYO1Oa0

どうすんだよこれ



557:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:02:08.33 ID:a1EgchIRi

ああ、素晴らしい、素晴らしい。



558:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:02:17.20 ID:l0DcTo3M0

シンジ「これは...」

トウジ「どないしてん、シンジ」

ケンスケ「そうだよ。早く映画見に行こうよ」

シンジ「映画?」

トウジ「なんやー?忘れたんか?今日はエヴァの新劇場版Q見に行くって言うとったやんけ」

ケンスケ「そうだよ。いい席予約したんだから遅刻したくないよ」

アスカ「あら、あんたたち、どこ行くの?」

トウジ「んー?映画行くねん」

アスカ「奇遇ね。私たちもよ。エヴァの新しくやつ。ね、ヒカリ」

ヒカリ「うん」

トウジ「なんや委員値もか」



559:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:02:56.33 ID:QZqY4YjS0

平和な世界くるー?



562:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:07:11.14 ID:d0OvF/ZV0

なんだ。夢か。



563:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:07:56.55 ID:l0DcTo3M0

ケンスケ「もしかして同じ回?2時からの」

ヒカリ「あ、ほんとだわ。一緒ね」

シンジ「...」

トウジ「なんやー、センセ、今日はずっとぼーっとしとるな」

シンジ「あ、うん、そうかな」

トウジ「せやで。んっ、あれは綾波」

シンジ「えっ、どこ?」

トウジ「あほがみーるーぶたのけーつー!」

シンジ「なっ...」

トウジ「ほんま、シンジは綾波のことになると目がないなー」

アスカ「ちょっと!くだらないことやってんじゃないわよ!」

トウジ「はいはい」

シンジ「...あ。綾波だ」

トウジ「いや、だから、嘘やって...ほんまや」

レイ「...」スタスタ



567:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:13:21.38 ID:l0DcTo3M0

シンジ「綾波!」

レイ「あ」

シンジ「どうしたの?ひとりで」

レイ「映画に行こうとおもって」

シンジ「!...それってなんの映画?」

レイ「エヴァQ」

トウジ「オバQみたいやな」

シンジ「そうなんだ!今から僕らみんな行くんだ!一緒に行こうよ!」

レイ「...うん」

シンジ「!」ドキッ

アスカ「なに顔赤くしてんのよあんた」ゲシッ

シンジ「ちょ、痛いよアスカ」

ケンスケ「おーい、置いてくよー」



571:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:26:14.08 ID:l0DcTo3M0

アスカ「ほら、バカシンジ、早く行くわよ」

シンジ「うん、わかってるよ。行こう、綾波」

レイ「うん」


カヲル「ねえ、少しいいかい?」

シンジ「っ?...君は」

レイ「?」

アスカ「シンジー?誰そいつ知り合い?」

トウジ「どないしてん、はよこいやー」

カヲル「君たち、エヴァQを見に行くのかい?」

ケンスケ「そうだよー」

ヒカリ「それがどうかしたの?」

カヲル「実は今から僕も行くところなんだ。ただ、終わった後に語らう仲間がいなくてね。ご一緒してもいいかい?」

トウジ「おー。かまわんで」

カヲル「ありがとう。君も、構わないよね?」

シンジ「ぼ、僕?う、うん。いいんじゃないかな」



572:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:31:24.46 ID:l0DcTo3M0

カヲル「そうか。ありがとう」

シンジ「うん」

アスカ「ちょっとー、あたしは許可してないんですけど~?」

ヒカリ「いいじゃない、アスカ。人は多いほうが楽しいわよ」

アスカ「そ、そう?」

ヒカリ「ええ」

シンジ「...ねぇ、君、名前は?」

カヲル「ん?あぁ、名乗ってなかったね。渚カヲルだよ」

シンジ「僕は碇シンジ」

カヲル「ふふっ。よろしくね」

シンジ「こちらこそ」



573:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:33:40.24 ID:l0DcTo3M0

シンジ「それじゃあ、行こう!映画館に!」

カヲル「ところでシンジくん。性器ヘルペスとアイドルって知ってるかい?」

シンジ「?...いや、知らないかな」












おわり



575:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:35:10.94 ID:lKVFPUL40

大作だった




576:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:35:19.79 ID:xmMNpLCl0

これが人類補完計画か




578:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:35:44.16 ID:ET1Wfi/j0

えっ?



579:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:35:47.61 ID:FCDK87UQ0

何が何だかわからなかった!201レスの長編乙!



593:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:48:22.87 ID:b3dIYDehO

完走乙



582:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:36:58.34 ID:P3CYO1Oa0

つまり…どういうことだってばよ?



584:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:37:18.29 ID:nnPv+ezE0

これがQでいいよもう(逃避)




590:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:42:14.47 ID:CKT2K52mO

>>1には貞本と同じ狂気を感じる



595:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:52:57.40 ID:1a/kRHvTO

久々にとんでもないものを見た気がする



597:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:55:00.32 ID:rQBriYmj0

おつ

なんかすごいものを見てしまった感が残った



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キングレコード 鷺巣詩郎, サントラ 2012/11/28

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コメント一覧
29003. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/11/20(火) 02:17 ▼このコメントに返信する
EVA48の時点でオチついているのに捻らずにgdgdに続けたわけか…
あぁ、それとももしかして麻酔のステマでもやりたかったのか?コレ
29004. 名前 : 名無しなどごめんだ◆- 投稿日 : 2012/11/20(火) 02:48 ▼このコメントに返信する
ちょっ、俺の時間返せw
29005. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/11/20(火) 03:31 ▼このコメントに返信する
マダオにのせられて・・・くそ時間かえせ!
29020. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/11/20(火) 13:00 ▼このコメントに返信する
公式で日常やらないかなー
29021. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/11/20(火) 13:03 ▼このコメントに返信する
テスト一日目に何を見てしまったんだ俺ェ……
29039. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/11/21(水) 01:28 ▼このコメントに返信する
このgdgd感嫌いじゃない
29079. 名前 : う◆- 投稿日 : 2012/11/22(木) 04:34 ▼このコメントに返信する
原作通りの流れだな。
23、24話まで完全再現してやがる…
29348. 名前 : .◆- 投稿日 : 2012/11/30(金) 19:49 ▼このコメントに返信する
誤字多すぎないか?
誤用も多いし・・・・

日本人じゃないのかとんでもない馬鹿なのか池沼なのか。
もう少し日本語勉強して欲しいな
29356. 名前 :  ◆- 投稿日 : 2012/12/01(土) 02:06 ▼このコメントに返信する
>アイドルなんてものが日本の音楽業界を腐らせていくんだぁぁぁぁぁぁぁあああああ

これに関しては概ね同意
40757. 名前 : 名無し◆- 投稿日 : 2014/01/07(火) 00:17 ▼このコメントに返信する
こんな壮大な話なのにネルフの中だけで起こってる事なんだよなぁ〜
42739. 名前 : ゲンドウ◆- 投稿日 : 2014/04/10(木) 18:20 ▼このコメントに返信する
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