前→同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 11:54:32.78
ID:vIdZBssS0 ――修羅場4日目 21:00 神楽坂作業室
女「ただいまー」
男 カタカタカタカタカタ
男「おかえりー。――あれ? おかえり?」
女「ラーメン食ってきた!」
男「そっか。柴犬?」
男 カタカタカタカタカタ
女「うん。ヘッドクォーター行ってきたんだって?」
男「あー。新人女さんに聞いたの?」
女「うん、そう」
男 カタカタカタカタカタ
男「……」
女「どう?」
男「んー」
男 カタカタカタカタカタ
女「いいずらい?」
男「いや」
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 11:58:25.60
ID:vIdZBssS0 男「言葉を選んでる」
男 カタカタカタカタカタ
女「またまた。言葉選んでも地獄は地獄でしょー。
仕事が減る訳でもないし。お姉さんに言ってみよう」
男「ほい」
女「で? wktk」
男「まぁ、ご想像の通りだよ。残業はしないで、派遣社員を
酷使しないで、でも締め切りは延びないし、仕事は確実に
納期までにあげろってさ」
女「そか」
男「……」
女「……」
男「増員するとは言ってた。来週半ばをめどに5人増員して
もうひと班編制するつもりだって。……でもこれはね」
女「?」
男「――んー。まぁ、いっか」
女「なにさ?」
男「いや。保留。もちっと裏とる」
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 12:01:43.45
ID:vIdZBssS0 女「現行の受注はどうなってんの?」
男「巣鴨のクライアントのは納期伸ばしてもらえるらしいね」
女「お!」
男「二日くらい」
女「意味ねーっ!」
男「無いよりはあった方が、くらいかね」
女「あ。でもでも。二日延びるんならさ。今週末に神楽坂の分
あげてさ。来週の火曜までに池袋の粗変換までかましてさ。
巣鴨の仕事がどれくらいの規模か手をつけてないから判らな
いけれど、締め切りまで10日前後はあるって事じゃない?
そんなら、なんとかなるかも?」
男「まぁ、ね」
女「んー。ノリわるいなぁ。どしたんさ?」
男(たしかに今の受注分は何とかなるんだよね。
でも、池袋チームが壊滅した今、実際の仕事処理能力は
半分になっている訳で。っていうことは会社の受注能力も
半分になってるって事だろ。――それがなぁ。
このまま、いくのか? このまま行って、良いのか?
今回の修羅場は死にものぐるいでやれば勝てるけれど
勝てば、全員体力ぼろぼろなんだぞ……。
いいのか? ここで体力使い切っちゃって平気なのか?)
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 12:04:52.52
ID:vIdZBssS0 男「実は……」
女「うんうん」
男「女先輩が」
女「うち?」
男「トンコツ独り占めしたのが許せなくて」
女「えー!? そっちなん!?」
男 こくり
女「でもしかたないでそ。新人女さんといったんだよ」
男「あー。どうでした? あの娘」
女「びっくりしましたよ。うちは!
ネジ、まき直してあるじゃないですか。仕事になってる!」
男「まーね」
女「あのレベルなら、雑用中心で行くなら問題ないよね」
男「雑用ってのもね。女だしさ」
女「あー。そりゃそうだけど。まぁ、けなげに仕事してたよ。
自分の分はこなそうと頑張ってたね。うちびっくりしたよ!
すごいね、男の調教!」
男「調教とかエロワード禁止」
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 12:08:51.14
ID:vIdZBssS0 女「ぶーぶー」
男「で、池袋どうなんです?」
女「あー。あっちもね。最悪の予想よりは、まだましだった」
男「ふむ」
男 カタカタカタカタカタ
女「C男がねー。思ったよりは意地見せてね」
男「ほほぅ」
女「うちも仕事しながら話そーっと」
男「どぞ」
男 カタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタ
女「編制このままで、池袋3人でいくなら、来週の火曜までに
粗変換はいけると思うな。うちは」
男「それって、先輩無茶する気でしょ?」
女「リトル無茶」
男「なんですそれ?」
女「日常化した無茶のこと」
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 12:14:09.13
ID:vIdZBssS0 男「んー。っと、それはちょっとセーブで」
女「えー?」
男「今週、来週はディフェンス進行でいきます」
女「なんでさー。このまま行けば勝てるのに」
男「まぁ、ほら。ね」
女 カタ
男 カタカタカタカタカタ
女「あ」
男「……」
男 カタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタ
女「うん。判った」
男「ありがたい。今週は、遅くても21時あがり徹底で。
池袋班は特に」
女「うん、判った。B男もC男にも伝えておくよー」
男「おねがいしますー」
女「でも、それならマネジの男も無茶しちゃダメだよ」
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 12:17:37.07
ID:vIdZBssS0 男「――もちろん」
女「うっわ。微妙にラグがあったよ。今の発言」
男 カタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタ
男「通信速度の遅延じゃないですか?」
女「直接対話だってば、空気振動だってば」
男 カタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタ
男「……声が、おく、れて、きこ、える、よ?」
女「それは腹話術だって」
男 カタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタ
女「で、なんかあるの? 男は」
男「今週は結構野暮用が多くてですね。ここ離れなきゃ
ならんのですよー」
女「どしてー?」
男「派遣事務所行ったり」
女「なんかあったの? 還付金の処理とか-?」
男「そんな感じで」
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 12:22:13.00
ID:vIdZBssS0 男「そんなわけで。仕事の遅れは週末に取り返そうかなーとか」
女「休日出勤ですよ、来たこれ」
男「池袋も土曜は出て欲しいかなー」
女「んー。二人に言っておくけれど。二人とも土日両方覚悟
してたから問題ないと思うよ。新人女さんも?」
男 カタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタ
男「いや、さすがに新人は無理でしょ。あの子根性なさそうだし」
女「そうかな」
男 カタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタ
男「なんにせよ、壊しちゃったら元も子もない訳で」
女「んだね。んじゃ、あの子は土日休みで?」
男「そのつもりです」
女「じゃあさ-。ちと提案だけど」
男「はい?」
女「あの子が根性見せたら、残業許可出してあげて」
男「……?」
女「見せたら、で良いから。覚えておいて。
一応うち先輩だし。先輩のコメントって事で」
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 12:25:25.78
ID:vIdZBssS0 ――修羅場5日目 23:00 駅
女「やー。風、涼しいね」
男「やっとね。寒さが抜けてきた感じ」
女「家に帰れるって素晴らしいね!」
男「終電ですけどね」
女「素晴らしいって、いっえっ」
男「痛っ」
女「素晴らしいですよね?」
男「素晴らしいです」
女「今のクライアントって土日休み?」
男「らしいですよ。役所系だから」
女「んじゃ、どっちにしろ土日は状況動かないか」
男「です」
女「んじゃ、金曜ちょっと気合い入れて。土曜は飲み行こうか」
男「なんで?」
女「新人女さんのチーム参加記念」
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 12:28:39.27
ID:vIdZBssS0 男「あー」
女「やろー」
男「必要ですか? それ。修羅場中に」
女「必要か、必要じゃないかで言えば、必要じゃない」
男「ですよね」
女「でもやろう」 男「でもやりますか」
女「……あはははは」
男「……あはははは」
女「んじゃ、そういうノリでひとつ」
男「了解です。上官殿!」
女「マネジは男でしょ」
男「でも、上官は女先輩」
女「えへへへ。偉いぞ」
男「マネジですからねっ」
女「自慢しなければもっと偉いぞ」
男「善処します」にこっ
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 12:33:50.27
ID:vIdZBssS0 ――修羅場5日目 10:00 神楽坂作業室
男 カタカタカタカタカタカタカタカタ
新人女 カタカタ
新人女「……ん」
男「……」
男 カタカタカタカタカタ
新人女 カタカタカ
新人女「セーブ、リロード……」
男 カタカタカタカタカタカタ
新人女 カタカタ
男「……」
男 カタカタカタカタカタ
新人女 カタカタカ
新人女「……これは、変則処理」
男「……」
男 カタカタカタカタカタカタ
新人女 カタカタ
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 12:37:43.23
ID:vIdZBssS0 新人女「あの、マネージャー……さん」
男「男で良いよ」
新人女「――男さん。終わりました」
男「そか。……ん、後半、時間詰めたね」
新人女「ちょっと覚えました」
男「ん。じゃ、見るね。お茶でも飲んでて」
新人女「はい」
男 カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「んーっと、クロスチェックのマクロ走らせる。
そっちはファイルセーブして閉じて」
新人女「はい。――やっぱり、早いなぁ」ボソリ
男「?」
新人女「えと、どうですか?」
男「問題なさそうだよ」
新人女「良かった」ほっ
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 12:38:20.15 ID:MZDbrG3IO
新人女のスキルアップ速度やばす 510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 12:38:43.34 ID:Dc0VFHwBO
スレタイ見て思ったんだが男は死なないよね?
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 12:40:38.19 ID:Ht0CJpsoO
なるほど、職場でのフラグはこう立てるのか。
このスレ見てたら働きたくなった。
昼飯食ったらハローワーク行ってくる。
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 12:40:58.47
ID:vIdZBssS0 男「じゃぁ、報告書とドキュメント書こうか」
新人女「はい」
男「メアドもらってる?」
新人女「はい、もらってます」
男「共有のとこにデキュとか書類とかはテンプレ入ってるんで」
新人女「はい」
男「今回処理したファイルのナンバリングと処理内容を
ここに書いて、この上の部分は諸元ね。日付は西暦で。
時間は24時間表記ね」
新人女「はい」
男「一回やってみせる?」
新人女「お願いし――いえ、一回自分でやります」
男「そか」
新人女 カタ
新人女「……」
新人女 カタ
新人女「…………」
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 12:44:19.77
ID:vIdZBssS0 男 カタカタカタカタカタカタ
新人女 カタ
新人女「……」
男 カタカタカタカタカタカタ
新人女 カタ
新人女「……」
男「新人女さん?」
新人女「はいっ?」かたんっ
男「いや、そんなに緊張しなくても」
新人女「はい……」
男「そろそろお昼だよ?」
新人女「えっと、はい」
男「俺はもうちょいがんばるけど。食べ行って良いからね」
新人女「外出しないんですか?」
男「電話待ちが一件あるんだよね」
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 12:50:18.22
ID:vIdZBssS0 新人女「判りました」
男「それから」
新人女「はい?」
男「ここのキャビネットの、青いファイルね。これ」
新人女「はい」
男「これ、先月と先々月の報告書の控えなんだ。神楽坂の分
だけだけどね。うちのチームの人間が書いた分はそろってる」
新人女「はぁ」
男「午後はこれ読んで良いよ。暇を見つけて読むと良い」
新人女「はい」
男「報告書もクライアントへの質問書も提案書も入ってるから」
新人女「……?」
男「判らないよね。提案書なんて」にこっ
新人女「はい」
男「流してで良いからさ。報告書の書式とか、他の人が何を
書いてるのかとか……。興味を持てば、それだけで
仕事は覚えるよ。好奇心だけ」
新人女「はいっ」
男「では、休憩どうぞ」
新人女「はい……」
男「時間なくなっちゃうよ。良い天気だし。いってらっしゃい」
新人女「いってきます」
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 12:55:43.68
ID:vIdZBssS0 ――修羅場5日目 12:15 神楽坂作業室
――電話中
男「はい。そうです……。頂いた資料には、はい」
男「はい。判りました……。御社の仕様だと、おそらく
40枚強になると思います。ええ、神奈川分ですか?」
男「御社の本拠地は四国でしたよね? あ、いえ。ネットで
拝見させていただいただけです。……はい。 はい。
千葉と、神奈川と。……ええ、判ります。
そうなると関東全域ですね?」
男「それはちょっと自分の方では判断つきかねますね。
いえ、そう言う訳ではなく。……え? はい」
男「申し訳ございません。……はい、週明けにでも営業の者に
連絡を取らせますので。はい、お手数をおかけします」
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 13:00:33.08
ID:vIdZBssS0 男「……そう、ですか。そうなりますと、実際の移行は
夏ですね。ええ、はい。それは問題がありません。
実際のところはデータの傾向と分量を見てみないと。
そう、ですね……はい。はい」
男「私の方の連絡先ですか? こちらは神楽坂の作業事務所に
なりまして。電話番号は、はい……。メールアドレスは、
こちらから送らせていただきます」
男「いえ、こちらこそ。……ご挨拶も出来ずに申しわけありません。
円滑にプロジェクトを進めるためですので、はい。
はい? ――はい。
来週末の検品の時に、お伺いさせていただきます。
その時にご挨拶を。ありがとうございました。
――失礼します」
カチャン
男「……やっぱしなぁ。残りも発注する予定、ってか。
これは地獄じゃ、済まないなー」
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 13:08:13.41
ID:vIdZBssS0 新人女「ただいま帰りましたー」
男「あれ、早かったね」
新人女「はい。あの男さん」
男「?」
新人女「昨日のサンドイッチなんですけど、買ってきたので」
男「あ。ごめん! 気を遣わせちゃったね」
新人女「いえ。あの、ついででしたし」
男「ごめんね。お金いくらだった」
新人女「はい。あ」
はらり
男「うわ、すごいね」
新人女「気がつきませんでした」
男「桜の花びら、一杯だ」
新人女「風ではらはら舞っていたので……」
男「そういう季節だしね」
新人女「どうぞ」
男「ありがとうございます」
新人女「紅茶で良かったですか?」
男「なんでもOKです。生き延びれるなら」
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 13:16:03.26
ID:vIdZBssS0 ――修羅場5日目 20:00 神楽坂作業室
――電話中
女「もしもしー。きいてまーすか」
男「聞こえてますよ、先輩」
女「どうですか? 調子は」
男「普通」
女「なんだか張り合い無いですな」
男「まぁ、トラブルがなかったって事っすよ。とりあえず
今日のところは~。そっちはどう? まだB男もC男も
いるんでしょ」
女「うん、いるよー。進捗は報告書あげたー」
男「あー。メールね。見たよ。これほんと?」
女「ほんとほんと。まじまじ」
男「すごいじゃん」
女「うちがエロいマクロ書いたからね!」
男「エロいのかよっ!」
女「偉くてロマンチックでイかすマクロなのだ!!」
男「……えーっと」
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 13:19:36.70
ID:vIdZBssS0 女「褒めて!」
男「突っ込み希望じゃなかったの?」
女「褒める希望」
男「偉いぞ!」
女「ふふーん」
男「エロイぞ!」
女「ふふふーん♪」
男「じゃ、池袋は間に合いそうなんだ」
女「この調子で行くなら、毎日家に帰っても来週火曜には行けるね」
男「ふむふむ」
女「どうする? 作戦変更する?」
男「いや、このままで」
女「ほーい」
男「あと今後、進捗は個人メアドか、電話による口頭で」
女「うっわ。ねぇねぇ。警戒段階あげてるよ! マネジが!」
B男「わー。ほんとでござるか-?」
C男「もうダメだ。捨てよう」
女「どうしたの?」
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 13:22:05.10 ID:77NzDAnC0
C男のキャラいいなww 531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 13:22:13.29 ID:YYsGdXZiO
捨てんなwwwwwwwwww 532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 13:23:08.47
ID:vIdZBssS0 男「その辺はまた今度で。飲み会ででも」
女「らじゃー。場所はどうしよっか?」
男「いつものあたりでいいんじゃないかな?」
女「はいはい。了解。えーっと、土曜日に仕事あげて
そっちに移動すると、それでいい?」
男「はいはい。時間は17時とかにしとこか」
女「およ。早いね」
男「宴会も早めにきりあげて、帰さないとね。
せっかくの休日だし。新人女さんには言ってある。
彼女は休日に出てくることになるけどねー」
女「残業してった?」
男「粘ってたけど、定時で帰したよ」
女「そか。……マネジの要求はきついなー」
男「なんのこと?」
女「いやいや、こっちの話」
男「じゃ、今週はそんな感じで」
女「了解。もうちょいだけ、がんばりますか!」
B男「おー!」
C男「ファイトー!」
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 13:23:29.30 ID:PLZ6CsbyO
いや、捨てよう
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 13:25:41.78 ID:/Wy95xSLO
なんかB男C男いい味だしてるなw
しえん
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 13:28:14.37 ID:UgCr5x2vO
頑張ってる姿っていいよな
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 13:29:12.80 ID:+hvt8EX40
追いついた
支援
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 13:31:13.57 ID:40sWwfXyO
支援
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 13:32:05.85
ID:vIdZBssS0 支援とかあんがとなー(´∇`)
でも書き貯め、尽きたよ……。
書き休憩してきます。すんません。1時間くらいで戻ります。
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 13:32:48.00 ID:ZQzGOduHO
支援しか出来ない
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 13:35:08.64 ID:40sWwfXyO
エロくないのに続きが気になるな…
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 13:41:13.86 ID:mDx78dSSO
内容ほとんど分かってない俺が支援
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 14:26:28.49 ID:6g+jkcREO
どんどん新人女が可愛く思えてきた。
でも先輩女は俺の嫁
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:01:15.93
ID:vIdZBssS0 ――修羅場5日目、土曜 13:00 神楽坂作業室
男 カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「……」
男 カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「週末だと仕事が進みまくるな。電話ならないし」
男 カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「……八台連結にチャレーンジっ。伝説の大技ですよ」
男 カタカタカタカタカタカタカタカタ。タカタンッ!
男「おお、動くぞ。転送も……いってるな。おけおけ」
男 カタカタカタカタ
ガチャ
男「?」
新人女「こんにちはー」そー
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:06:41.35
ID:vIdZBssS0 男「新人女さん。飲み会は夕方だよ? メールで場所、
行ってなかった?」
新人女「あ、いえ。それはちゃんと」
男「?」
新人女「時間がちょっと空いたので」
男「ちょっと?」
新人女「……えーと」
男「……」
新人女「……その」
男「稼いでいく?」
新人女「はいっ」
男「おけ、んじゃタイムカード押して」
新人女「判りましたっ」
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:09:48.52
ID:vIdZBssS0 男 カタカタカタカタカタカタ
新人女 カタカタ
男「あんまり慣れちゃダメだよ」
新人女「はい?」
男「休日出勤になれると人間性が失せるよ」
新人女「あはは。男さんにそう言われましても」
男 カタカタカタカタカタカタ
新人女 カタカタ
男「そういえばそうか」
男 カタカタカタカタカタカタ
新人女 カタカタ
新人女「はい」
男「……」
男 カタカタカタカタカタカタ
新人女 カタカタ
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:13:50.96
ID:vIdZBssS0 新人女「……男さん。ファイルの46と47がないです」
男「あー。それはただ単純にないんだ。とばして48いって」
新人女「でも、バックアップにはありますよ?」
男「え?」
男 カタカタカタカタカタカタ
男「あー」
新人女「?」
男 カタカタカタカタカタカタ
男「何かあったんだな、これは。事故で消えたのかな」
新人女「え?」
男「まぁいいや。この追跡調査はこっちでするから、
新人女さんは48にいっておいて」
新人女「はい」
男 カタカタカタカタカタカタ
男「少し視界広がったみたいだね」
新人女「?」
男 カタカタカタカタカタカタ
新人女 カタカタ
572 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:15:34.63 ID:TTrYugBxO
紫煙
たまにこういう面白いのがあるからSSスレ見るのやめられん
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 15:17:36.66 ID:V3PvkJPc0
ここまで作り込まれているの見たの始めてかもしれん
シェン
575 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:17:56.64
ID:vIdZBssS0 ――修羅場5日目、土曜 16:30 神楽坂作業室
男「よーっし」
新人女「はいっ?」カタンっ
男「いや、緊張しないでも」
新人女「ええ、はい」
男「そろそろ撤収するよ。17時には店はいりたいし」
新人女「はい」
男「あがった?」
新人女「5つは完成してます」
男「了解。共有に放り込んでおいて」
新人女「はい」
男「じゃ、向かおう~」
新人女「判りました。あ」
男「?」
新人女「タイムカードを」
男「そだね」
がちゃこん がちゃこん
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:22:00.52
ID:vIdZBssS0 ――修羅場5日目、土曜 17:00 居酒屋「
デスマーチ」
女「それでは、新人女さんの歓迎会といたしましてー。
てか、花見もやってないぞこんちくしょーとしまして。
神楽坂班飲み会を開催したいと思いますー!」
B男「飲むでござる~!」
C男「丸かじり!」
新人女 にこにこっ
女「ではわれらがマネジから一言」
男「始めよう」
女「短っ! かんぱ~い!」
「「「「かんぱーい」」」」
男「わかめサラダ、誰?」
B男「拙者でござる」
女「やー。良い天気で良かったね」
新人女「そうですね」
男「引きこもり職業だから関係ないでしょ?」
C男「駄目な人の発言だ。捨てよう」
女「せっかくだから良い天気が良いでしょ。
雨降ったら桜散っちゃうし」
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:23:35.57 ID:Y64JKI/60
名前があかんわwww 582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:24:18.13 ID:77NzDAnC0
C男はメガテン好きなのかw 583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:25:36.30 ID:U0WGHoROO
デスマーチかよwwwww 584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:27:03.29
ID:vIdZBssS0 B男「桜でござるか」
C男「食えないからな、あれ」
女「風情無いね、君たち」
男「今は風情よりも酒と食料」
新人女「あ。唐揚げ来ましたよ」
B男「美味そうでござる!」
C男「食おう、食おう!」
女「うちの唐揚げに手を出すなっ」どんっ
新人女 びくっ!?
しーん
男「食ってください、先輩」
女「唐揚げうまーい♪」
585 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 15:27:53.94 ID:NXXlflpt0
女ww
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:31:11.66
ID:vIdZBssS0 女「新人女さんは、慣れた-?」
新人女「はい、すこし」
B男「神楽坂の方が環境いいでござるか?」
C男「池袋の寝袋は捨てよう」
女「あー。あの寝袋は捨てたいね」
C男「捨てるのは正義だ。捨てよう」
新人女「神楽坂の方が、駅からは近いですね」
男「それはそうかな」
女「池袋は、ちょっと治安悪い感じだよね」
新人女「そうですよね……」
男「あれ? そう?」
B男「どっちも大差ないでござろ」
C男「イラン人を捨てればよくなる」
女「君ら一般社会には不適合だよなぁ。うちはわかるで?
池袋は、一本通り横は飲み屋街と風俗街だもんね。
あれはねー。日が暮れるとおっかないんだ」
新人女「ですよね」
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:34:41.12
ID:vIdZBssS0 女「ウォリアのくせにって言うな!」
男「言ってないじゃん」
女「思うな!」
男「思ってない。思ってません」
B男「『先輩は竜殺しのウォリアなのでヤクザも避けて通る』」
男「俺の心の声を偽造するなっ!」
B男「ふふふ。忍びの技でござる」
新人女「あははっ」
女「男~。本当のところはどうですか?」
男「先輩、酔ってません?」
B男「そりゃ、あのペースで3杯もいくから」
女「これしきの酒などうちの故郷では就学前の
ロリータでも水代わりに飲みますよ」
男「どこの修羅の国だよ」
女「獣を捨て、人捨て、今私は修羅となる!」
C男「それは捨てちゃダメだ。拾おう」
589 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 15:36:04.38 ID:NXXlflpt0
Cいいキャラしてるw
590 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:36:04.85 ID:U0WGHoROO
拾うのかよwwwwwwwwwwwww
591 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:38:41.86 ID:2+Qyb8C0O
C拾えるのか!捨てるだけの男だけだと思ってたぜ
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:40:19.15
ID:vIdZBssS0 女「男。あたしの目を見て」
男「なんで?」
女「目を見ればうち嘘をついてるかどうか判る」
男「揉めば処女かどうか判るんじゃなかったの?」
女「そうそう。でもこれは別の能力で、実は7歳の時に
臨死体験をしてね、高熱でうなされて」
C男「ダメ小話だ。捨てよう」
女「うちの目を見れないのかっ。うちと男の友情は
そんなに脆くはかない物だったのかっ」
男「ぇー。だって目なんか見たら」
B男「石化するでござる」
男「そうそう、指先がこわばって徐々に感覚がね。
ってなんでだよ!」
B男「お、恐ろしいっ! 快癒(マディ)を覚えている仲間
がいないいま、石化だけはなんとしてでも避けなければ
いけないでござるっ。拙者の抵抗では心許ないでござるっ。
暗がりから、暗がりからうなり声がっ」
男「落ち着け」
スコン
593 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:44:55.16 ID:U0WGHoROO
Bのテンションの高さとCの冷静な捨て具合にちょっと濡れた
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 15:54:41.29 ID:V3PvkJPc0
BとCが輝いてるw
すばらしいw
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:45:25.75
ID:vIdZBssS0 新人女「あははっ」にこっ
女「飲んでる-?」
新人女「はい」
女「楽しんでる?」
新人女「はいっ。楽しいですっ」
女「良かった良かった。ごっきゅ、ごっきゅ。ぷはぁ♪」
新人女「……こくん、こくん」
B男「海草は忍びの食い物でござる。何が悪いでござるか!」
男「いや、それはそれでいいから。春巻き食えよ」
C男「ニセ忍者は早く捨てよう」
女「うちの職場は、基本的に男所帯だからさ」
新人女「はい」
女「てか、この業界、どこでも基本は男ばっかだけどね」
新人女「はい」
C男「カニ早く捨てよう。まじで捨てよう」
男「それはおかしいだろ。カニ美味いだろ?」
女「……いや、うちの男は特別に馬鹿ばっかりかな」
新人女「あははっ」
595 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:48:32.42
ID:vIdZBssS0 女「基本、労働環境劣悪だから仕方ないけど。
それでも新人さんが『居心地悪くて』やめちゃうのはね。
それはそれで、ちょっと違うというか」
新人女「いえ、良くしてもらってます。それに定時で
上がらせてもらっちゃってますし……」
女「ああ。それは、うん。うちは基本、残業は全部自由意志だよ。
もちろん建前だけど。今はまだ仕事にそこまで慣れてないから
普通にあがっちゃって良いと思うよ」
新人女「なんだか申し訳ないです」
B男「バクゥなんてのはアッカムの二番煎じでござるよ」
C男「違うよ。全然違うよ。関係ないよ」
女「男連中は基本的にアレなんで、忙しいとか麻痺してるんだよね」
新人女「女さんもですか?」
女「うん、まぁ。うち、ウォリアーだからね」
新人女「ウォリアー?」
女「うーん。『気合い入ってる』とか『覚悟決まっている』
とかゆー感じ? まぁ、何となくで判ってよ」
599 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:53:19.55
ID:vIdZBssS0 新人女「何となく……」
女「判った?」
新人女「はい」
女「悪い連中じゃないんで、そこはうちに免じてさ
勘弁してやってね」
新人女「いえ、そんな全然っ」わたわた
「仕事教えてもらってます。ほんと、ちゃんとしてもらって」
女「やるな。一流の調教師め」
新人女「?」
女「いえいえこっちの話」
新人女「でも、足手まといで申し訳ないです。
あの、こうゆうの、デスマーチっていうんですよね?
ネットで読みました。残業地獄とかですよね」
女「え?」 男「え?」 B男「え?」
600 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:54:37.27 ID:/n9Tf3ju0
俺「え?」 602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:54:41.70 ID:U0WGHoROO
え? 604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:56:32.30 ID:77NzDAnC0
え? 605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 15:56:33.78
ID:vIdZBssS0 新人女「え? え? 違うんですか」
女「ちがうよー」
B男「違うでござるよ~」
男「まぁ、違うかな」
女「デスマってのはさ、こう、もっとさ。うーん。
『ギギギ』……いや。『ギギギガガガ!?』
っていう感じでさ」
B男「それでは判らないでござるよ。拙者が説明するでござる。
そう、たとえばそれはDIOS(治癒)さえも尽きた第7階層、
仲間の半数は灰(アッシュ)となり、繰返されるピットトラップ
帰還さえも望めなく、ただひたすらに化け物に襲われないこと
だけを願いながら、それでもドアを開けないと進めない。
そんな暗闇の底を這いずり回る煉獄でござる」
男「余計に判らないだろ、それじゃ。……つまりね」
女「はい」
男「今の状態は、『仕事が忙しい』状態で、デスマってのは
根本的に違うんだよ」
608 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 16:00:29.72
ID:vIdZBssS0 男「デスマってのは。
……精神的な状況も含めてのデスマだからさ。
仕事が忙しい『だけ』じゃデスマにはならないんだよね。
仕事は忙しくなったり、緩やかになったりするけどさ。
基本的に永遠に続く夜はない訳。こっちにも営業があるし
クライアントにだって締め切りはあるからね。
最悪の場合でも耳と目をふさいで耐え抜けば、
何とか、その嵐の期間は過ぎるんだよ。
そのやり方は、最悪の場合の話だけどね」
新人女「……」
男「それに比べてデスマっていうのは……。
血が凍ってく感じかな。突撃しても死ぬだけで、
なんの意味もないってのが『判って』いるのに、
それでも突撃させられていくような。
くだらないって事が判ってて、価値がないって判っている。
そんなことのために大事な物を削り取られていくって言うか」
女「……」
B男「……」
C男「……」
新人女「……」
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 16:03:09.06 ID:VVNVeecH0
C男で新ジャンル作れそうな気がする
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 16:03:28.66 ID:IMwt4egBO
俺は同僚の命を奪ったデスマを許さない
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 16:03:42.76 ID:KbMp5z54O
捨てようぜ
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 16:05:10.27
ID:vIdZBssS0 男「えーっと。まぁ、そういうのは無いからっ!
『本当の』デスマーチなんて世間の人が噂し合うほど
めったにあるもんじゃないよ。たいがいはただ単純に
忙しいだけ。ちょっと残業が多いだけ。
そんなのは仕事の要領を良くしたり、手を動かすのを
早くしたりすればいいし。
最悪、残業はバックれればいいんだよ」
新人女「はぁ……」
女「うん、そうそう。うちらの班は、デスマは……。
えーっとあんまりない、かな」
B男「もう半年以上ないでござるね。男氏がマネジになってから」
C男「デスマなんて捨てよう」
女「そうそう」こくこく
男「えーっと。脅かしちゃったらごめんね?
ほんと、そういうのは、無いからさ。基本は。
うん……無いから」
新人女「はい……」
617 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 16:17:14.14
ID:vIdZBssS0 男「ちとトイレ」
B男「拙者も行くでござる」
女「あぶなっかしいなぁ。あははっ」
C男「……」
女「どした? 暗いのか? C男は表情読みにくいんだから
そうふさぎこまないで」
C男「……」ニカッ
女「笑わないでいいや」
C男「……俺はデスマしたことないみたい」
女「そだね。まだ半年弱でしょ? 良かったね」
C男「デスマ処女」
女「うん。……ごっきゅ、ごっきゅ」
C男「捨てたい」
女「えー?」
C男「今更膜つき、カコワルイ」
女「そうかなぁ」
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 16:18:55.66 ID:8lA8L1CY0
C男萌えだな
620 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 16:19:35.66 ID:kNqA/RQJ0
女先輩は処女か
処女厨歓喜
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 16:20:06.51 ID:HBfBNF1cO
C男「え?」
がなかった理由把握
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 16:20:38.48 ID:QgHo8n9QO
ついに俺が求めていたC男の時代がきた
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 16:22:10.23
ID:vIdZBssS0 女「あんなもん、経験無ければそれに超したこと無いと思うよ?」
C男「それじゃ一人前っぽくない。捨てたい」
女「そう言われてもなぁ」
C男「女先輩は経験済みだし」
女「あー。それがうちが非処女だという指摘ですかっ」だむだむ
C男「男の場合は童貞なので格好悪さが数倍」
女「まー。それはね」
C男「ウォリアー」
女「?」
C男「ウォリアーが良い」
女「うち? ふはははは。キミは見所あるな!」
C男「ウォリアーになりたい」
女「ってうちじゃないんかっ」
C男「……」
女「でも、そんなの時間の問題だよ。経験積めば強くなる」
C男「時間の問題じゃ、男さんに追いつかない」ボソリ
女「?」
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 16:24:55.09 ID:WyE1ouU0O
C男はやっぱり女を狙ってるのか
それとも単純に男を超えたいのか
どちらにしても面白い
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 16:31:53.68 ID:U0WGHoROO
B×Cだろ
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 16:32:19.19 ID:WyE1ouU0O
>>630
C男「流石にホモは無い、捨てよう。」
628 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 16:28:02.45
ID:vIdZBssS0 ――修羅場5日目、土曜 19:00 居酒屋「デスマーチ」
――トイレ
ジャー
男「あの件、どーかな」
B男「了解でござる」
男「うわ、二つ返事?」
B男「拙者まだ若いですし。ニート慣れしてるでござるし」
男「さわやかに暗いことを」
B男「それに」
男「ん」
B男「暗殺ミッションは忍者の花道でござる」
男「いや、違法行為はやめようぜ」
B男「鉄砲玉は若いときしかできないでござるよ。
拙者、退屈で忙しいのなら、同じ忙しいでも楽しいのが
良いでござる」
男「まぁ、実際は流れ次第と言うことで」
B男「了解でござる」
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 16:31:45.57
ID:vIdZBssS0 ――修羅場5日目、土曜 19:15 居酒屋「デスマーチ」
女「お疲れ様ー。会計済ましておいたよー」
B男「いくらでござるか?」
女「二千円~」
B男「安いでござる」
新人女「本当ですか?」
女「うむ。残りはマネジが払ってくれるそうだよ!」
男「え?」
B男「ごちそうさまでござる」C男「ごちそうさま」
女「ね? 新人女さんも」
新人女「あの……。ごちそうさまです」
女「ねー! マネジ。きゃーかっこいい!」
男「――はい、払わせていただきます」
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 16:34:22.12
ID:vIdZBssS0 ――修羅場5日目、土曜 20:00 駅
女「では、今日は解散と言うことでっ!!」
男「うん」
女「ちょっと時間早いけれど、まぁあそぶひとは遊んで帰る。
自己責任で! でも基本は家で身体を休めた方がよいかなー」
新人女「はい」
B男「了解でござる」
C男 こく
女「新人女ちゃん、ごめんね。簡単で。仕事暇になったら
またごっつい飲み会をしましょうっ」
新人女「いえいえ」
女「では、みんな寝冷えとかしないように。
最後にマネジから一言っ!」
男「女が一緒だと何も言わなくて済むから楽だ」
女「以上。解散っ!」
「「「お疲れ様でしたーっ」」」
637 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 16:38:05.89
ID:vIdZBssS0 ここで案の定書き貯めが尽きました。あばばばば。
夜ご飯の準備も放置して書きまくった(´∇`)
書き貯め休憩してまいります17:30くらい帰還
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 16:40:01.62 ID:U0WGHoROO
乙なんだぜ
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 16:43:54.54 ID:V3PvkJPc0
さーほしゅだほしゅだ
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 16:45:56.49 ID:buk5EfkPO
めちゃ大変そうだけど、すげぇよさそうな仕事仲間に囲まれてるよな。
来年から働くブラック企業はどうだろうか支援
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 16:53:00.44 ID:19Zsi5pSO
追い付いた。
>>1はまきざっぽの人だったのか。
どおりで男と勇者が似てると思った。
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 16:54:15.22 ID:vtYfpB25O
まきざっぽって?
647 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 17:00:46.20 ID:19Zsi5pSO
>>646
ドラクエの(巨乳)女僧侶がスレで意見を取り入れながら冒険を進める話。
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 17:21:00.79
ID:vIdZBssS0 ――修羅場5日目、土曜 20:00 神楽坂作業室
ガチャコン
女「たっだいまー」
男「無人の事務所でただいま言うのってすごく寂しくない?」
女「うちを寂しい人間みたいに言うなっ」
男「すんません」
女「それに、神楽坂作業室久しぶりだし」
男「あー」
女「最近池袋詰めだったからね」
男「そうですな」
女「んー。暖かいうちにコーヒー飲もう」
男「そだね」
ぷしっ
女「お疲れ様」
男「いえいえ、幹事感謝」
女「うちは、だべってただけ」
658 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 17:24:32.48
ID:vIdZBssS0 女「さーって、何から手をつけますか」
男「付き合わないでも良いんですよ? 女先輩は。
つか、ふつーに駅で帰っても良かったのに」
女「そうはいかんのです」
男「?」
女「いや。まぁ……最近は男と二人で仕事ってのも
少なかったし?」
男「それは、まぁ」
女「ちょっと前までは毎晩のように過ごしてたのに」
男「なんか気のせいか」
女「ふと思いだすんよ。うち、夜明けの光を一緒に見た
回数って、男が一番多いんよな……って」
男「無駄に脳が花畑な」
女「不満があるのかー!? 嬉しいと言えー」
男「ぇー」
女「いっえっ」
661 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 17:29:59.13
ID:vIdZBssS0 男 カタカタカタカタ
女 カタカタカタカタ
男「……」
女「えっへっへ」
男 カタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタ
男「どうしたの?」
女「これですよこれ」
男「?」
男 カタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタ
女「うちのタイプと綺麗にそろうタイプっていうのかな。
この速度とリズムが良いのだ」
男「良いのか?」
男 カタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタ
女「たまらないです。飛んじゃいますよ」
男「……平気かな、この人」
663 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 17:34:03.92
ID:vIdZBssS0 男「ドキュ」
女「あがってる。090408_016.doc」
男「あい」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「ディスク」
男「入れ替えた」
女「㌧楠」
男 カタカタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタカタ
男「池袋の報告書どこ」
女「090403to08_ALL.doc」
男「あい」
男 カタカタカタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「この地銀の件ってさ」
女「営業と統括にccメルっといた。電話で読了確認もしてある」
男「ほい」
666 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 17:38:16.68
ID:vIdZBssS0 男「……いくついった?」
女「14セット」
男 カタカタカタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「う。おれ13セット」
女「ふっ」
男 カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「車田マンガの顔が黒い人みたいな笑い方を!?」
女「ゆっくり自分のペースでも良いんやない?」
男「うっわ、上からの目線」
男 カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタダダダ
女 カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「むお。ターボ!? まけん」
男 カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタダダダ
女 カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタダダダ
670 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 17:42:28.64
ID:vIdZBssS0 ――修羅場6日目、日曜 03:00 神楽坂作業室
女「おーい、おとこー」
男「どーしたんですかおんなせんぱい」
男 カタカタカタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「なんかさー」
男「はい」
女「うち、しゃべることばがー」
男「うん」
男 カタカタカタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「ひらがなになってしまった」
男「病気だ」
男 カタカタカタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「ビョウキかなー」
男「不治の病だ」
675 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 17:45:52.35
ID:vIdZBssS0 女「ぐんかくが、ふもうなせんそうをもたらした」
男「先輩でしょ、先に始めたの」
男 カタカタカタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「かこにこだわるな」
男「過去に学ぼうよ」
女「みらいにめをひらけ」
男「未来って言うなら計画を立てよう」
男 カタカタカタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「うー。おとこがつっこみつめたい」
男「そうですか?」
男 カタカタカタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「む、ちょっと休憩」
男「ほい、上官殿」
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 17:51:48.42
ID:vIdZBssS0 女「さてさて……」
男「?」
女「何から話そうか」
男「何を話すんですか。取り立ててなんにもないような」
女「むー」
男「?」
女「まぁ、そうなんだけど。うちウォリアーだから……」
男「はい。そうですね」
女「そこは否定するところでしょ」
男「そうなの? 難しいな」
女「まぁ、別段気にしないけどね」
男「うん」
女「なんかこー。隠してない?」
男「またまた」
女「いや、隠してるね。うちには判る」
男「男の乳揉むと心読めるんですか?」
女「それはないけど」
680 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 17:55:33.95
ID:vIdZBssS0 女「さぁ白状するのだ」
男「えー」
女「……」
男「……」
女「しゃぁないなぁ……。無理に聞かないけどさ」
男「感謝ですよ。ああそうだ」
女「?」
男「申し出があったら断ってくれた方が良いと思います。
まぁ、どうせ断ると思うんですけど」
女「なにそれ?」
男「いや、その場になったら判るんで」
女「今判りたいなー」
683 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 17:59:15.46
ID:vIdZBssS0 女「では、次の白状のコーナーです!」
男「ぇ。まだあんの?」
女「新人女さんはどうですか」
男「あー。何とか一週間持ちましたね」
女「処女ですか?」
男「そんなん判る訳ねぇ」
女「そうかな?」
男「そんなのどうやれば判るんだよ」
女「ねぇ、キミ、処女? って聞く」
男「……」
女「……」
男「先輩、俺のこと虐めてません?」
女「まぁ、うちと男の仲だしっ」ぽむっ
男「戦友ですしねー」
女「うん、それ」
684 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 18:04:08.71
ID:vIdZBssS0 ――修羅場6日目、土曜 04:00 神楽坂作業室
男「んじゃ、自分仮眠します」
女「会議室?」
男「ええ」
女「あそこの床、痛くない?」
男「だって仮眠室のどろどろ畳いやですし」
女「だよねー」
男「段ボール二枚重ねて引けば割と大丈夫」
女「自分の発言のわびしさに自覚を持とう」
男「自覚と自信を持って言っています。いろいろ実験した結果
段ボールがもっともコストパフォーマンスが優秀」
女「自覚を持ってる分、わびしさがパワーアップした!?」
男「まぁ、明日も一日引きこもり仕事の予定なんで」
女「んー」
男「先輩も無理しないでくださいねー」
女「はいはーい」
688 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 18:07:54.56
ID:vIdZBssS0 ――会議室
男「……段ボール。に、ま、いっと」
男「タオルケットだけは持ってきて正解だな……ふわぁ」
男「……睡魔きびしー。もーのーみそシュークリームだよ」
男「ふわふわで、考えるの……だるすぎ……」
女「ちょっとそっち向いとってー」
男「はーい」
女「ん。……んぅ……しょっと」
男「……なにしてんです?」
女「着替え。しわになると困る」
男「そっかー」
女「あせもになるし」
689 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 18:08:01.28 ID:UgCr5x2vO
マネジとウォリアーの距離がもどかしい
690 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 18:08:52.34 ID:GmtLPV9V0
それがいい
691 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 18:10:28.82 ID:4DEOu4yB0
気付いて欲しいのと気付かれたくないのと
気付きたいのと気付いてしまいたくないのと
692 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 18:11:05.77 ID:iDbeJF7r0
>>691
いいこというな
693 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 18:11:19.37
ID:vIdZBssS0 男「……んにぃー」
女「よっし。……かんせー」
男「うわ、ジャージだ。女先輩似合いすぎ」
女「天王寺第三女バスの聖衣や」
男「……なんで着替えたんです?」
女「うちもねる」
男「そか」
女「うん」
男「……」
女「……」
男「そう言う訳にはいかないでしょ」むくっ
女「ええやん? べつに……ふわぁ。あぁ~」
男「だから」
女「別に問題ないしょ」
696 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 18:12:07.10 ID:+Q8W1pTX0
ねる・・・だと?
697 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 18:12:31.60 ID:BoRbH6y40
あーもきゅもきゅする
702 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 18:14:57.22
ID:vIdZBssS0 男「問題ないの?」
女「それともうちの胸にときめいた?」
男「全然」
女「年頃の健康な男子だもん。ときめいてもいいよ?」
男「萎えた」
女「屈辱的だっ」
男「萎えてしまった」
女「丁寧に報告された!?」
男「萎え萎えデスよ。そんなの」
女「じゃ、問題も起きないでしょ。うち、もう、頭重い」
男「それは俺もですけど」
女「そっち、つめて」
男「……えーっと」
女「考えるの、おっくう」もぞもぞ
男「うん」
女「……すぅ」
男「……」
707 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 18:18:55.78
ID:vIdZBssS0 男「――」
女「……んっぅん」くて
男「――」
女「……くすぅ~」
男「――」
女「……んぅー。おっかないオーラ出すな」
男「そんなこと言われても」
女「寝れるよ……」
男「この状況で無茶なことを」
女「……頭重くて、ふわふわしょ?」
男「まぁ」
女「だいじょぶ……」
男「人が近くにいると眠れないです」
女「……すぅ……うちを信用すれば、だいじょぶ」
……くぅー……すぅぅ
男「……もう。……敵わないなぁ」
708 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 18:23:49.71 ID:WSM0XT2dO
たまんね(´д`)712 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 18:27:15.30 ID:eL17sTstO
信頼ではなく信用とな 713 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 18:28:48.73 ID:wHUQvVJlO
信用にどきっとした 714 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 18:28:52.58
ID:vIdZBssS0 追いついたー(´∇`)
じゃねぇや。書き貯め尽きたー(´∇`)ニー
時間的にもちょうどなので、長め休憩。夕食とか!
落ちたらその時はその時で(・ε・)キニシナイ!!
あれば21時頃に戻るであります。
では、支援くれたり突っ込みくれたかたママレードサンドで感謝を!
//
C男が人気でてて笑ったっw
B男がんばれw 出番少ないけどがんばれw
716 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 18:29:57.44 ID:R+2FdQqe0
>>1
乙
717 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 18:30:07.37 ID:8lA8L1CY0
ここでか~
絶対に落とすなよ~
保守保守~~
720 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 18:31:42.77 ID:RygHTQ0j0
ダメだ9時までもたねぇ
捨てよう
721 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 18:32:28.33 ID:3uAc9vao0
眠気を捨てよう
745 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 19:36:10.24 ID:QgHo8n9QO
男と女の距離感とかサッパリした会話が、俺と同期に重なってwktkがとまらん
惚れてまうやろ~
749 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 19:51:15.83 ID:pPT6M0C90
C男が最初ダメ人間に見えてたのに、恐ろしく面白い奴になってるw 783 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 21:07:42.61
ID:vIdZBssS0 ――修羅場6日目、日曜 8:00 神楽坂作業室
男「……すぅ。……んぅ……」
女「――」
男「……くふぅ~。んぅ」
女「――」ちょん
男「……すぅ」
女「――」にこっ
男「すうぅ……。ん……。んぅ……」
女「――」
男「むぅ……」ぼー
女「起きた?」
男「……んぅ」ぼー
女「偉いぞ」ぽむっ「顔洗ってくる」
かちゃん……とてて
男「……」ぼー
785 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 21:08:27.39 ID:T0AVFMle0
そろそろ再開wktk!
784 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 21:08:06.79 ID:EpNT1zsV0
きたあああああああああああああ
789 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 21:12:43.87
ID:vIdZBssS0 男「……んー」
男「寝れちゃったの、か……」
男「絶対無理だと思ってたんだけどな……。そか」
男「良かったような、悪かったような。すげー微妙な
気持ちになるのが割り切れないというか」
男「起きよ」むくっ
男「お。なんか身体、軽い。かも
――よっぽど熟睡できたのかな。うわーかっこわるっ
人前で寝たりして。気まずい~」
偉いぞ ぽむっ
男「じゃないでそ」つっこみ
男「エアつっこみっ。キモっ!!」
男「ファイル消去、と」
792 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 21:17:56.93
ID:vIdZBssS0 男「おはようございます」
女「おひゃよーぐもぐ、もぐ」
男「えーっと」
女「さっきコンビニいってきたん。男の分もあるよ?
パンだけど」
男「ええ、ありがとうございます」
女「いえいえ。今日も頑張ろう~。んぐ、もぎゅ」
ジャージ+ひっつめ+眼鏡
食パン+唐揚げ+マヨ
男「……これ相手に安心して寝顔さらしたのか」
女「?」
男「鬱だ」
女「もぐ?」
男「……なんか納得いかねぇぇ」
女「おお! 戦闘力が上がった!
男くん、燃えてるね!」
795 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 21:22:25.88
ID:vIdZBssS0 ――修羅場6日目、日曜 9:00 神楽坂作業室
女「日曜は良いねー。電話も鳴らない。緊急メールも来ない」
男「はかどりますねー」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「毎日こうなら良いのにね」
男「変な突っ込みもなく、無茶注文もなく」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「太陽はさんさんと」
男「風はそよそよと」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
799 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 21:25:34.80
ID:vIdZBssS0 女「街には家族ずれと恋人達が」
男「手を握りあって映画に行ったりショッピングをしたり」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「たまの休日をゆったりと過ごす」
男「シチューなんかつくっちゃって」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「素晴らしい日曜日」
男「おめでとう祝日」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「呪われてしまえ」
男「まったくです」
802 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 21:29:34.53
ID:vIdZBssS0 女「んー。男~。うちがフィルタ書く? 巣鴨形式の」
男「どうしますかね。見ました?」
女「斜め見してる」
男「どうです」
女「これ、データが相対っぽい作りなの?」
男「ですね」
女「んで、更新を何回やっても、全部履歴残すと。
更新のデータも全部そのまま移植?」
男「そうです」
女「ものすごくやっかいな作りじゃない?」
男「同意」
女「バグ出ても発見に時間かかりそう」
男「その通り」
女「量にもよるけれど、少なければ人海戦術の方が
確実で早いかなぁ」
男「んー」
805 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 21:33:44.96
ID:vIdZBssS0 男「そいつはとりあえず放置で。俺がなんか書きますよ」
女「そうする?」
男「お任せあれ」
女「頼んだー」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「代わりにうちからの贈り物ー!」
男「唐揚げですか?」
女「そうそう。こう、指先から無限に唐揚げがね。
ぽぽぽぽぽ、って出てくるかーっ!」
男「じゃ、なに?」
女「池袋のチームの、報告書とか進捗書類~」
男「あれ? 無かったって言ってなかったっけ?
本部からはそう聞いてるんだけど」
女「HDDの奥の方に、ころがってた」
男「あー」
女「バックアップじゃないかな」
811 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 21:37:30.22
ID:vIdZBssS0 男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「……」
女「~♪」
男 カタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「…――」
女「~♪」
女 カタカタカタカタカタカタ
男「――」
女「……男?」
男「はい?」
女「おっかないオーラ出てるよ?」
男「昨日も言ってましたね」
女「まぁね。新人女ちゃんが、マネジは張り詰めた顔してて
怖いときがあるってゆってた。笑い飛ばしておいたけど
確かに、怖いオーラ出すようになったねー」
男「自覚ないんだけどな」
814 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 21:41:41.04
ID:vIdZBssS0 女「やっかいなファイルだったね」
男「見たんですよね?」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「うん」
男「やっぱ池袋チームの方が、酷い状況だったんだ」
女「うちらより人数多かったのにね」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「あそこはマネージャー、半年で四回も変わりましたしね」
女「端から見てても時間の問題って言う部分も、
なきにしもあらずかなー」
男「営業部と、かなりもめてたみたいですね」
女「……うん」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「ものすごい嫌がらせ受けてる」
女「同じ会社なのにね」
男「社員と派遣じゃ、違うんでしょ」
女「……」
815 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 21:47:40.64
ID:vIdZBssS0 ――修羅場6日目、日曜 16:00 神楽坂作業室
男 カタカタカタカタ
女 カタカタカタカタ
男「むーん」ぼきぼき
女「うわ、背中なってるよ」
男「鳴りもします」
女「うちもー」ぱきゅ
男「ぷくース。変な音」
女「むー、見てろー」
男「?」
女「いっせーのっ――」
ベギュッ
男「お、おい、すげぇ音しましたよ先輩?」
女「あ゛」
男「あ?」
女「あ゛あ゛あ゛あ゛っ」
男「だ、大丈夫?」
女「痛い~」
819 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 21:51:10.42
ID:vIdZBssS0 ――修羅場6日目、日曜 17:00 神楽坂作業室
女「酷い目にあいましたよ」
男「自業自得だ」
女「むぅ」
男 カタカタカタカタ
女 カタカタカタカタ
女「そっちは今、何作業ー?」
男「指示書。作業指示とか」
女「うち? ってか池袋?」
男「それもあるし、新人女さんの分も」
男 カタカタカタカタ
女 カタカタカタカタ
女「なんでまた。口頭でいいじゃない?」
男「いや、文面指示書も慣れておかんとねー」
女「そうかな。二度手間な気もする」
男「まぁまぁ、無駄じゃないって」
822 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 21:55:06.63
ID:vIdZBssS0 男「明日さー。B男をこっちもらって良い?」
女「こっち、人手いる?」
男「午後からくらいで良いんだけど。
もちろん、池袋側の作業進捗のめどが立ってれば、
っていう条件だけどさ。
なんだかんだで忍者、手は動かすでしょ?」
女「うん、組んで判ったけど。結構仕事できるよね」
男「テンションの上下が激しいのが弱点なんだよ。あいつ」
女「C男もね。伸びたよ」
男「そっか。進捗票は確かに伸びてるけど。
なんかあったのかな?」
女「んー。わかんない。……そういえば、こないだ飲み会で
童貞捨てたいとか言ってたよ」
男「風俗資金でも貯めたいのかな?」
女「酔ってたんでうろ覚えだけど。そうかもー」
男「人は見かけによらないなぁ。ふむぅ」
女「最近よく仕事のことで質問される」
男「性欲って人を成長させるんだな」
女「そうだねー。もとから几帳面だったし、
基礎知識はしみてるからやる気でれば、伸びるのは早いよ」
823 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 21:56:05.95 ID:s3pkuQAT0
男C頑張ってるのに・・・w
824 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 21:57:14.38 ID:VLj+CJpu0
C男は誰狙いなのか・・・・
826 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 21:59:08.57 ID:iDbeJF7r0
>>824
Bに決まっておろうが
827 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:01:39.61 ID:U0WGHoROO
このスレに張り付いて24時間経過してんだな……
ここまでの長編だとは思わなかったぜ私怨
828 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:01:57.96
ID:vIdZBssS0 男「と、なると後は新人女さんなんだけどね」
女「んー。もしかしてコンバート?」
男「それも考え中」
女「そうなん? 結構きっちり育ててるから、手元で可愛がる
のかと思ってたよ」
男「直属のマネジの下でしか戦えないのって、戦闘技術訓練
としては三流だ」
女「あー」
男「どこでも実力出せるようにしてあげないとね」
女「……」
男「なので、次はしばらく女先輩に預かってもらおうかと」
女「ん。いいよ。預かる。なに教えればいい?」
男「とりあえず、適当に仕事振ってみて。
で、本人が躓いたり、興味を持った仕事を。
無いとは思うけど、つまづいて立ち止まったり泣き出すようなら
送り返して。反省房で生まれてきたことを後悔させてやるから」
女「優しいのかきついのか、よぉ判らん」
男「優しくもきつくもないよ。マネジの仕事だよ」
女「――そか」
830 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:06:44.92
ID:vIdZBssS0 ――修羅場7日目、月曜 12:00 神楽坂作業室
B男「おはよーござるー!」
男「おっす、お疲れさん。濡れた?」
B男「ああ、結構降ってるでござるよ~」
男「そか。悪いな、移動」
B男「いえいえ、地下鉄でござるし。C男は
女先輩と2ショットできるとか感謝してたし」
男「あいつマゾなのか? そんなにスパルタ教育されたいの?」
B男「マゾ……ああ。マゾでござるね、たぶん」
男「マゾで風俗貯金か。
……ヤツが偉大な男に見えてきたぜ」
B男「……?」
男「いや、いいんだ。俺はこの件は心に秘めるぜ」
B男「新人女さんは?」
男「昼休憩」
B男「ああ」
男「久しぶりにその言葉を聞いた、みたいな顔するな」
B男「久しぶりに聞いたでござる」
831 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 22:06:48.70 ID:VLj+CJpu0
この男マネージメントすげーよ。
ある意味女もきっちり操ってるだろ
835 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:09:43.21 ID:iDbeJF7r0
Cは女狙い確定かー
837 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:10:03.80 ID:+WnRSQaf0
おいついた
男だけが、破滅に向かってるような…
838 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 22:10:34.75 ID:/w8/GMz60
男は一人死地へ
839 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:11:59.41
ID:vIdZBssS0 B男「で、拙者は何をするでござるか?」
男「まずはくつろいで……」
B男「おお。くつろぐでござるか。仕事の少ない優雅な
午後でござるね」
男「この報告書の山全部目を通して」
B男「ひぎぇっ」
男「まぁ、小手調べで」
B男「うううう。拙者書類仕事は苦手でござるのに」
男「書類仕事じゃなく、概要把握ね」
B男「……?」
男「今こっちで受けてた、最初から俺たち全員でやってた仕事。
そろそろ掃討戦の段階なんだわ」
B男「早いでござるなぁ! 四人がかりでやったペースと
さしてかわらないでござるね」
男「休日に飛ばしたからね」
ペラッペラッ
B男「最初の方は拙者が書いた報告書とかもあるので
これなら、あんまり時間をかけずに把握できると思うでござる」
男「把握したら、例外処理で跳ねておいたデータを
プリントして、全部確認依頼書つくって」
B男「了解でござる」
842 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:16:59.27
ID:vIdZBssS0 男 カタカタカタカタカタカタ
B男「……男氏~」
男「どした」
B男「先週木曜のこれは?」
男「たぶんそれは0894-5613が正解。でも、確認して。
そのケースはメールで直接問い合わせでいいや」
B男「了解」
男 カタカタカタカタカタカタ
B男「……男氏~」
男「どした」
B男「こっちはどうするでござる? 破棄でござるか?」
男「うーん。破棄でいいや。でも、破棄専用のフォルダつくって
そっちにまとめておいて。なんかあると怖い」
B男「了解でござる」
男 カタカタカタカタカタカタ
847 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:20:59.26
ID:vIdZBssS0 B男「……男氏~」
男「はいはい。今度はなに?」
B男「あそこ」
男「?」
B男「エレベータホールの下の街路樹で捕まってるの」
男「?」
B男「新人女氏ではござらんかなぁ」
男「え?」
新人女「――」
正社員「――――」
B男「そうでござろ?」
正社員「――――」
新人女「――」
正社員「――――」
新人女「――」に、にこっ
男「だなぁ」
851 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:22:59.06 ID:+WnRSQaf0
正社員は捨てよう。
852 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:23:10.39 ID:6HkzYeq/0
急展開w
支援
853 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 22:24:41.98 ID:/w8/GMz60
食われたりしたら生きていけない
854 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:25:05.86
ID:vIdZBssS0 正社員「――――」
新人女「――」ぺこっ
正社員「――――」
新人女「――」ぺこぺこっ
B男「なんの話でござろね」
男「さぁ」
新人女「――――」
正社員「――?」
新人女「――」
B男「あれは営業の人でござるね。拙者……」
男「?」
B男「愉快な気分ではござらん」
男「押さえろよなー。忍びだろ」
B男「刃の下の心でござるか」
正社員「――? ――?」
新人女「――」ぺこっ
がらがら
男「新人女さーん!」
857 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:29:17.98
ID:vIdZBssS0 新人女「あ、はいっ! 男さんっ」
男「マクロの置換処理、止まってますよー」
新人女「はい? ……あ、はいっ! すみませんっ」
正社員「――」
新人女「――」ぺこっ
たたたたっ
B男「マネジャー氏」
男「ん?」
B男「考えてみたら、拙者、昼食抜きでござった。
コンビニ行ってきたりするでござるけど、
何か入り用でござるか?」
男「ああ……。プリン?」
B男「高いのでござるか?」
男「そうだね」
B男「行ってくるでござる」
がちゃり
新人女「遅れてすいませんでしたっ」
859 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:30:09.12 ID:UDlYwX9m0
B男空気読んだ 861 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:31:06.70 ID:6g+jkcREO
空気読むとはさすが忍者 862 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:31:36.80 ID:1FzpcRQC0
汚いなさすが忍者きたない 863 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 22:31:42.22 ID:VLj+CJpu0
営業を消しにいったんだな 864 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 22:31:56.57 ID:/w8/GMz60
>>863
その発想はなかった 865 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 22:32:34.53 ID:/n9Tf3ju0
>>863
その発想しかなかった 869 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:33:01.80
ID:vIdZBssS0 新人女「あの、遅れてすいませんでした」
男「いや、気にしないで。そんなに焦らなくてもさ」
新人女「は、い」びくびく
男「……午後も続きね。精度あがってるから、仕事が
粗くならないようにだんだん速度を上げていってね」
新人女「はい、あの」
男 カタカタカタカタカタカタ
新人女「あの」おどおど
男 カタカタカタカタカタカタ
新人女「あの、ですね」
男「……うん」
新人女「エレベーターの下で、営業のM野さんに声を
かけられまして」
男「うん、見えた」
879 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:36:50.20
ID:vIdZBssS0 新人女「それで、あの……」
男「ごめんね」
新人女「え?」
男「いや、余計な声をかけた可能性が低くない」
新人女「そんな、とんでもないです。助かりました」
男「そうかな」
新人女「え――」
男「派遣でいたい派遣の人ってあんまりいないよ。
だから余計なお節介かもしれないのは本当」
新人女「……あの」
男「?」
新人女「判りますか……」
男「うん」
新人女「どうしてですか……」
男「M野さんはそう言う人だから」
882 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 22:38:57.51 ID:/w8/GMz60
派遣食いの正社員か
887 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:41:02.14 ID:UpO1x7deO
M野さんって派遣を正社員にできるのか。
889 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:41:44.92 ID:iDbeJF7r0
>>887
その代わりぐへへへ
890 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:41:55.12
ID:vIdZBssS0 >>885
や、ごめんなさい。まじごめんなさい。
全然無理です(T∇T)ノ デヘヘ
おわらねぇよこれー
>>880
お、おわりゃないにょー!? すれおわりゅのに
いっぱいどくどくとみゃらにゃいー
897 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:45:33.55
ID:vIdZBssS0 新人女「……」
男「……」
新人女「あの……」おどおど
男「なに?」
新人女「いえ……」びくっ
男「――――」くるっ
新人女「っ」
男「んっと、ここ座ってください」
新人女「はい……」
男「本来は柄じゃないんだけどね。
余計なお世話かもしれないし。
だから何度も言わないし、面倒くさかったら
聞き流しておいてね」
新人女「……」
男「まずね、俺たちは、野良です」
新人女「野良……」
902 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:49:17.87
ID:vIdZBssS0 男「野良だから、自分の餌は自分でとらないといけません。
野良だから自分の身は自分で守らないといけません。
派遣会社に登録して、労務相談とかあるから
何かに所属して守ってもらえるような錯覚があるけれど、
それは全部嘘。
派遣会社は野良の道具です。
野良の飼い主じゃありません」
新人女「……」
男「でも、本当は派遣社員だから野良って訳じゃないです。
IT系は全部野良。サラリーマンなんて本当はいない。
みんな一時的にプロジェクトで集まってる、会社に所属
してる気分になってる。それだけの業界なんです。
本質は全員、野良なの。
もっと言ってしまえば、今のご時世、公務員か
一部の保守的企業に勤めている人間以外は、
どこかしら野良な部分を抱えて生きて行かなきゃならない。
そういう時代だし、そういう場所です。東京って」
新人女「……」
899 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 22:46:53.34 ID:VLj+CJpu0
こんなに仕事できても野良の業界って・・・・
900 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 22:47:43.45 ID:Lc3FQpuM0
代わりはいくらでもいるからな…
904 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 22:50:45.48 ID:VLj+CJpu0
なんか人が変わったようなこと言い出したな・・・
>>1はパー速に次スレ立てたらきてくれんのかい?
907 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:52:41.11
ID:vIdZBssS0 男「今やってる仕事はね、
スキルなんて本当はほとんどいらない。
そりゃ企業側は、スキルがある人間を欲しがるよ。
でも、座学で覚えたスキルなんて、現場じゃほとんど役に
立たないです。まったくかもしれない。
スキルは、現場で修羅場くぐれば、大抵3ヶ月で覚えます。
それがたとえ難解な言語であってもね。
でも。
野良の生き方は、そうはいかない。
ずっと覚えられない人も、います」
新人女「……ぁ」
男「だから……」
新人女「……」
男「自分で餌をとるのも、野良の仕事だから。
もし、取るのなら、邪魔はしないですし。
邪魔をしてしまったのなら、申し訳ない。
派遣の引き抜きは違法だなんて野暮な事は言いません。
正社員に誘われたでしょうに」
新人女「……あの」
男「言わなくて良いです。あんまり愉快な話でもないでしょ?」
新人女「……」
男「M野さんが人事に顔が利くのは本当ですし」
908 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:53:22.65 ID:NJ8iY/nuO
おー正社員で男みたいな事してる俺への当て付けだな
911 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:56:55.70 ID:UDlYwX9m0
女先輩の明るさが哀しいものに見えてくる
910 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 22:54:47.50 ID:/w8/GMz60
おいらは胸をサクサク刺されるようです
915 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 22:58:06.37
ID:vIdZBssS0 男「野良だから。マネジなんてあてにならないですよ」
新人女「――」
男「いざというとき、マネージャーなんて絶対に自分を
守ってくれないからね? 自分を守れるのは、自分だけ
だからね?」
新人女「……はい」
男「でも、まだ神楽坂班だから」
新人女「はい」
男「今はまだ神楽坂班なので、仕事をしてください」
新人女「はい」
男「神楽坂班でいる限り、野良の生き方を教えるから」
新人女「え?」
男「こんな仕事で身につくスキルなんかしれてるけれど
野良の生き方はどこでも通用するから」
新人女「……はいっ」
がちゃり
B男「買ってきたでござる~♪」
男「お話、お仕舞いっ。
まずは、手近なところで、あの餌でもとるとしよー」
919 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 23:01:15.89 ID:6g+jkcREO
Bの空気読みは完璧だな
922 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 23:02:10.46
ID:vIdZBssS0 ――修羅場7日目、月曜 21:00 神楽坂作業室
――電話
男「ごめん、また予定変更」
女「おー。どないなってるん?」
男「新人女さんだけど、そっちいかせられなくなった」
女「――あらら。むむ。やっぱあれか?
可愛くなったのかなー? 慕ってくれる後輩が
しくしく泣いちゃってるのかなー。
ま、まさか揉んだ!? 揉んだのかっ!?」
男「や、ないない」
女「……そか」
男「M野がくっついてさ」
女「あ……ぅ」
男「そっちに送っても面倒くさくなるだけだ」
女「それは……。うん。だね」
931 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 23:05:43.53
ID:vIdZBssS0 男「女先輩にゃM野は近づけさせられないからなっ」
女「ほんと、ごめん」
男「気にするな。ウォリアー的に」
女「お、おう。ウォリアー的に」
男「……」
女「んっと、新人女さんは?」
男「あー。よく判らん」
女「判らないの?」
男「うん、なんだか畏まってもぐもぐ言ってた」
女「うーん」
男「個人的には、余計なお世話かもなぁ、と思う。
M野は、とりあえず女の子には甘いじゃない?
それで正社員にはなれるわけだしさ。
それはそれで、まぁ処世術かなぁと思うんだよね。
結婚できれば永久就職じゃん」
女「新人女さんは、そっちは行かない気がするな……」
男「そうなん?」
947 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 23:11:30.56
ID:vIdZBssS0 女「まーねー」
男「でも、スイーツ系って言ってたじゃん」
女「本当にスイーツなら、こんな派遣くるかなー」
男「そういうもん?」
女「あははは。もう実家に顔出せないような
親不孝な私と違ってさ-。親元な訳でしょ」
男「らしいね」
女「根性見せちゃうんじゃないのかな」
男「見せちゃうのか」
女「見せちゃうでしょ」
男「そか」
女「……」
男「……」
女「やっぱ、ドンパチやることになるのかね」
男「仕方ないね。処理班はうち一個なんだし
開戦も時間の問題だったともうよ。このままじゃ、
受注が出来ないんだもん。きっかけ程度だよ」
――そして翌週、デスマーチが始まった。
950 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 23:12:05.52 ID:b4dFiw6V0
男かっけーな
936 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 23:07:27.65 ID:U0WGHoROO
女とM野の関係が気になるな
961 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 23:16:40.17
ID:vIdZBssS0 うお、すまねぇ(T∇T)おわんなかった
レスできないのもごめん。猿制限のせいで、
一個レスすると一個書き込みできなくなる(T∇T)
パー速は、じつはまだ落ちてないスレがあったりして
秘密基地状態なので(>_<)
まぁ、今日のところはさくっと落とす感じで! ひとつ。
ママレードで。ご容赦を。
余力があれば、近日中に建ててみたりするin Vip。
保守してくれた人、ありがとうございました!
いずみスーパーおばちゃん特製のシュウマイ(´∇`)やる!
962 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 23:17:30.35 ID:/n9Tf3ju0
>>1乙
待ってるぞ
966 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 23:18:48.79 ID:UgCr5x2vO
乙
相当楽しめた
973 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 23:19:44.25 ID:TTrYugBxO
取り敢えず>>1乙
ここ数ヶ月の中で一番面白かった
ところで、ママレードで思い出したんだけど、カレー好きの男と幼女のSS書いたのも>>1?
989 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 23:22:50.32
ID:vIdZBssS0 >>973
うぃむしゅ、そうです。
すいません、ごめんなさい。がたがた。
次タイトルは
同僚女「やっぱり二人っきりになっちゃったね」
で行こうかと思います。
もちろん萌え成分は皆無の内容で。
994 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 23:23:42.60 ID:9LYpyqYp0
うし!
同僚女 で検索かける毎日が始まる!
ありがとう>>1
995 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 23:23:42.90 ID:Ab48lm4FO
>>1000なら次スレは明日
996 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 23:23:50.87 ID:VLj+CJpu0
1000なら5分後再開
997 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 23:24:00.23 ID:r9KZ4P3qO
>>1000なら捨てよう
999 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 23:24:03.52 ID:T0AVFMle0
>>1000なら捨てよう
1000 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 23:24:08.17 ID:rv60zxx3P
>>1000なら即再開 次→同僚女「やっぱり二人っきりになっちゃったね」
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