1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 18:52:50.38
ID:K/cjTthi0 ゆさゆさ。ゆさゆさ
女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」
男「んーぅ」
女「起きろー。起きないとHDDの電源を高速で抜き差しするぞ」
男「ごめんなさい!? まじ勘弁してくださいっ」
女「起きたか」
男「ん……。女先輩か。いま何時?」
女「2時回ったトコ。180分で起こせって言ったでしょ」
男「あー。んー。ありがと。
……あれ? 女先輩は帰んなくてイイの? 終電は?」
女「始発で帰る。処理待ちのデータ5セット溜まってるよ」
男「B夫とC次郎は?」
女「あんた寝たら速攻で帰った」
男「しゃぁねぇな、やっちまうか」
女「はいはい」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 18:56:52.46
ID:K/cjTthi0 男「んー。よっこいせ」
女「爺くさい」
男「仕方ないでしょ。もう歳だ」
女「20ちょいで生意気だ」
男「先輩にはかないません」
女「判ればいいのだ」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
男:カタカタカタカタ
女「あ」
男「どした?」
女「うち、年増扱いされた?」
男「うん」
女「そうか」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「そうかで済むかーっ」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 19:00:26.95
ID:K/cjTthi0 男「んー。フィルタこんな感じかね」
女「回しておいて、うちチェックする」
男「はーい」
女「顔洗ってくれば? さっぱりするよ」
男「うーん」
女「どうしたの?」
男「目ヤニ掻きだして洗顔済み扱いにしてる
女に言われても説得力に欠けるな、と」
女「うちはちゃんと顔くらい洗います」
男「ぱんつは?」
女「二日間変えてません」
男「……」
女「……」
男「ちゃっちゃとすませて早く帰ろうか」
女「うん」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 19:03:58.29
ID:K/cjTthi0 男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「なぁなぁ」
男「なんですか?」
女「なんか面白い話をして」
男「なんで?」
女「そうでもしないと眠くなる」
男「俺はもう眠い」
女「うちも負けない」
男「いや俺のほうがもっと眠い」
女「うちは界王拳なみに眠い」
男「何で張り合ってるのさ?」
女「ほら、眠いと視野狭窄にならない?」
男「なるね」
女「ポジティブに視野狭窄を楽しんでるのだ」
男「前向きだね」
女「振り返ると絶望しちゃうからだけどね」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 19:07:03.55
ID:K/cjTthi0 男「ほいさっと、こっちのバグも取れた。
ついでにドキュかいといた」
女「偉いぞ」
男「ふふーん」
女「偉そうだぞ」
男「偉いからね」
女「偉くても偉そうにしないともっと偉いぞ」
男「そうか」
女「うむ、今後留意するように」
男「了解」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
男「二人で漫才寂しいな」
女「そだね」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 19:10:50.84
ID:K/cjTthi0 女「なぁなぁ」
男「なんです?」
女「うち思ったんやけど、うちらのとこ
いわゆるブラック会社じゃ」
男「あーあーあーあーあーあーあーあ」
女「?」
男「さっぱり聞こえませんですネ」
女「聞こえないデスか」
男「聞こえません」
女「仕方ないですね」
男「人生って仕方ないです」
女「うちの人生そればっかし」
男「俺も」
女「基本クソゲー?」
男「ううん。泣きゲー」
女「まじで!?」
男「感動じゃない涙が一杯」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 19:15:52.73
ID:K/cjTthi0 ――コンビニ
男「あーはい。すんません。暖めてください」
女店員「はい! 少々お待ちください」
男「ううう」
女「どした?」
男「なんか、高校生の店員がまぶしい」
女「なんでさ?」
男「俺は汚れた闇のイキモノだから」
女「会社に寝泊まりすると精神が卑屈になるね」
男「うぁ。ごめんなさいごめんなさい」
女「大丈夫! あんなにきらきらした高校生も不況に押されて
確実に何割かはブラック企業に来るからっ」
男「そんな日本にする片棒担いでごめんなさいごめんなさい」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 19:20:01.79
ID:K/cjTthi0 男「買ったー?」
女「うん、買った」
男「なんにしたの?」
女「んっと、唐揚げ弁当とプリンとカントリーマァムと
ドンタコスとまろ茶」
男「おーい」
女「んに?」
男「食い過ぎじゃないですか?」
女「なんかね。ずーっとずーっと会社に閉じこもってると
コンビニに行くのくらいが気分転換じゃない?」
男「うん」
女「すると、つい、買っちゃうって言うか……」
男「あー」
女「良くないよねー」
男「判っちゃいるんだけどね」
女「中途半端な給料も悪いよね。貯金ばんばん出来るほど
じゃないけど、コンビニで買いすぎる程度にはある、みたいな」
男「あー」
//ちとご飯食べてくる。30分くらい残ってたら一晩書く
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /07(火) 19:21:29.84 ID:7tWzoTvVO
期待ンバーグ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 19:29:10.97 ID:pVpzf1/KO
面白い
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /07(火) 19:33:16.09 ID:9UAPbOXM0
「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」のスレ途中まで読んで
このスレを読むのに複雑な気分になってきた
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /07(火) 19:35:40.57 ID:vV+JX7660
>>17
…お疲れ様です
どうぞ、粗茶ですが つ旦
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 19:50:17.95
ID:K/cjTthi0 ――会社
男「たっだいまーっと」
女「返事は無し」
男「だれもいないからね」
女「電気付いてるのこのフロアだけ?」
男「うん、しかもこの部屋だけ」
女「へこむね」
男「へこむね」
女「何で正社員いないのさ?」
男「考えるなっ!」
女「なに!?」
男「考えてはいけない! そのルーチンは無限ループだ。
ブレイク処理が不完全だと電源を落とすしか無くなるぞ」
女「うっは。どんだけ甘アプリ。本当にありがとうございました」
男「ループに突っ込んで良いのは顧客だけ!」
女「いぇーわっかりました、指揮官殿!」
男「……」
女「……」
男「弁当たべよか」
女「そだね」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 19:54:07.65
ID:K/cjTthi0 男「もぐもぐ」
女「もきゅもぐ」
男「んー。もぐもぐ」
女「んんー?」
男「それ、どう?」
女「唐揚げだよ。コンビニ風。そっちは?」
男「あー。混ぜご飯、コンビニ風」
女「京風じゃなかったの?」
男「京都のコンビニ風」
女「雅だね」
男「そんなわけあるかー!」
女「いいじゃんいいじゃん。わたし唐揚げなんだよ!?」
男「何で怒るのさ」
女「ピザったらどうするのっ。ただでさえ運動不足の
座りっぱなしなのにっ」
男「自分で選んだんじゃん。つか唐揚げ好きじゃん」
女「ですよねー」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 19:58:02.32
ID:K/cjTthi0 ――食後
男「でも、先輩ピザってないじゃん?」
女「いやピザってる」
男「そうなの?」
女「そうなの。こう、水面下の潜入作戦が進行中。
もう、全身ピザの兆候が」
男「わかんないけどな」
女「運動してないからね。二の腕、ぷにる」
男「どれどれ」
女「脚なんかも、ほら」ちら
男「……」
女「やばいよね? もうやばいよねっ!?」
男「えーあー」
女「?」
男(うわ、真っ白だ。……やばいやばい。徹夜続きだと
刺激耐性低下しまくるんだな~)
女「どした?」
男「いや、つまめそうだな、と」
女「死ぬか。キミ」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /07(火) 20:00:32.86 ID:vV+JX7660
ピザってる…
ピザでも喰ってろデブ→ピザ だから…
…ゲシュタルト崩壊した26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:01:22.49
ID:K/cjTthi0 男「つかだね! そう簡単に見せるなよ」
女「えー。膝までも見せてないじゃん」
男「それでもなのー。慎みを持ってください、先輩」
女「ぶーぶー」
男「ぶーたれないの。ここは職場なのです」
女「リア充のくせにー」ボソリ
男「え? おれリア充なの?」
女「彼女いるんでしょ」
男「あー。振られた」
女「なんでさ?」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:05:35.76
ID:K/cjTthi0 男:カタカタカタカタ
女「……」
男:カタカタカタカタ
女「……」
男「いやだってね」(ばんばん
女「うん」
男「週に四日も会社に泊まって土日も無いような彼氏、
愛想尽きるでしょ。普通に考えて!」
女「それ以前にそんなやつ彼氏にしないかな」
男「そうか」
女「うん常識」
男「俺ニート以下?」
女「引きこもり」
男「えー、マジで?」
女「会社に引きこもり。日が暮れてから活発に動く」
男「ぐっ」
女「……別れたんだ」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:09:29.80
ID:K/cjTthi0 男「なんかサクサク進むな」
女「そういう時もあるよね」
男「あと2時間ってとこかな」
女「メールで伝票来てるな」
男「みないでBのとこ突っ込もう」
女「了解マネージャー」
男「……なんで後輩の俺がマネなんだかね」
女「さぁねー」
男「女先輩のほうが良くない?」
女「女はね。労働基準がどうとかで使いにくいでしょ」
男「ふーん。先輩ウォリアーなのにね」
女「そんなもんだよ」
男「そんなものかな」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「ウォリアーって云うな」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:13:26.44
ID:K/cjTthi0 男「まー。こんなもん?」
女「うん。うーんっ!」
男「背中バッキバキやね」
女「うん、のびーが気持ちいい~」
男「胸揺らすなよ」
女「揺れるんだから仕方ないでしょ。萌えた?」
男「全然」
女「萌えてもいいんだよ?」
男「萎える」
女「屈辱的だっ」
男「萎えてしまう」
女「丁寧にダメだしされた!?」
男(でかくていい形なんだけど性格がなぁ)
女「まぁ、萌えとか面倒がなくて良いかぁ」
男「そういうことだね」
女「空、焼けてきたね」
男「朝焼けか」
女「いい色だよね。徹夜は嫌いだけど、
朝焼けは好きだな。特にこの薄暗いくらいの色が」
男「ふむ」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:18:31.48
ID:K/cjTthi0 女「街が殆ど無人で、夕焼けみたいな
暗い薔薇色って犯罪的でドキドキするよね」
男「言い方がやらしいな」
女「そうかな」
男「うん」
女「子供のころは目にしちゃだめな景色だったから、かな」
男「そういう意味か」
女「そういう意味ってことにしておこう」
男「あがりますか」
女「あがりましょうか」
男「戸締りOK-」
女「はーい、電気落とすよ」
男「了解」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:22:36.96 ID:LtkS/lDcO
こんな先輩がいたら、まだ働いてたかもしれない
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:22:58.81
ID:K/cjTthi0 ガチャリ
女「寒いね」
男「明け方時間は、まだ冷えるよ」
女「最近どこか遊びに行った?」
男「いやみかよ。もう2ヶ月もデスマで一緒じゃん」
女「ほーっほっほ」
男「そっちも遊んでなんか無いくせに」
女「うちは彼氏いないもーん。だから放置しないし
振られたりしないもーん」
男「くっ」
女「別れ話も切り出せないくらい忙しいのでメールしますね、
とか着信が来て! それがトラウマになったりしないもん」
男「どこからそういう情報を」
女「想像です」
男「どんだけ推理力があるんだよ」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:26:06.63
ID:K/cjTthi0 女「始発までちょい時間あるね」
男「どうする? なんか腹に入れてく?」
女「そだね。牛丼でも」
男「ほい」
がー。がちゃんこ、がちゃんこ。
女「じゃーん! 卵とサラダつきーっ」
男「元気いいね」
女「やけくそだからね」
男「そうか。……じゃーん! おれ豚汁つき!」
女「ど、どうしたの。急に?」
男「俺も付き合ってやけくそになってみた」
女「素晴らしい」
男「自分が惨めです」
女「素晴らしいと、い、えっ」
男「つねらないで」
女「云っえっ」
男「素晴らしいです」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:29:57.63
ID:K/cjTthi0 女「もぐもぐ」
男「もぐもぐ」
女「もぐもぐ」
男「夜明け間際に会社帰りの女と牛丼屋ですよ」
女「素晴らしいよね」
男「泣きたくなるほど惨」
女「……」ちらっ
男「いえ、素晴らしいです」
女「うむ」
女「もぐもぐ」
男「もぐもぐ」
男「出はどうします?」
女「14時からにするつもり」
男「寝れて、5時間くらい?」
女「4時間くらいかな。流石に身支度もお風呂もしたい」
男「女は面倒ですね」
女「うん、面倒くさい。無駄肉あるし」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:33:56.66
ID:K/cjTthi0 女「ごちそーさまぁ♪」
男「――ごちそうさま」
女「……? どうした? 何が気になる?」
男「(ご馳走様の挨拶が子供みたい、とは云えないなぁ)
――いや女先輩は食いっぷりいいですね」
女「一日中監禁されて座り仕事だと、なんか
ストレスのはけ口が食料に向かうよね」
男「判ります」
女「泣きそうなくらい反省しているんだけどね」
男「……」ちらっ
女「いまどこを見た」
男「……いえ、何も?」
女「いまどこを見た」
男「……腹です」
女「始発から山手線とめることになるぞ」
男「申し訳有りません、上官殿っ」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:37:03.45
ID:K/cjTthi0 女「うち、こっちだから」
男「知ってます」
女「んじゃまた今日ねー」
男「はーい、ゆっくり寝てくださいね」
女「お。プロジェクトマネージャっぽい」
男「でも遅刻はしないでね」
女「すごくそれっぽい!?」
男「あー、あっちのホームにちっさく見える」
男「……眠そうだな。表情死んでるな。
俺もそうか。目の下真っ黒だったりして」
男「ふらふらして、あぶなっかしいなぁ。
ったく、増員かけてしらみつぶしにしなきゃ
ならない時期なのに、この戦力じゃ家にも帰せないぞ」
男「当然俺も帰れないし」
男 くんくん
男「うっわ、我ながら汗臭い。最悪の気分だ」
男「もうなんつーかなー。ほんとにあれだ。
もう、辞めたいよ、まじで」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:40:11.12
ID:K/cjTthi0 ――会社
男「4セット終了。中間報告あげてー」
B男「こっち3セット目かけながら例外処理を片付け中でござる」
C男「こっちも3セット目です。ちょいエラー多め~」
女「うちは後15分で4セット目終了。昨日の報告書の
とりまとめは終わってる、ヘッドクォーターにメール済み」
男「あ、俺も欲しい」
女「CCでそっちにも流した。うち出来る子」
男「さんきゅー。BとCもまずまずー。そのペースを維持して、
本件以外の雑用の手を早くするようにして」
B男「判ったでござる」
C男「あいあいさー」
男「この調子で行くと良いね」
女「願いは脆く砕け散るっ」
男「……なんで立ち姿がJoJoなの?」
女「うちが好きだから」
男「……まぁ、いいか。でも不吉なこと言うなよ」
女「不吉じゃないのだ。それがミラーワールドの常識」
男「わかんないな、なんだそりゃ」
女「つまりね」
とるるるる。とるるるる。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:43:55.98
ID:K/cjTthi0 ――電話中
男「あ、はい。……いま進捗で25%ですね。週末を睨んで動いて、
来週頭に中間報告、来週末にパケる感じで。……え、はい」
ドドド
男「え?」
ドドドドド
男「いや、それは数字的に」
ドドドドドドド
男「はい、それはそうです……」
ドドドドドドドドドド
男「いや、物理的に、頭数足りて
――え? はい。相当無茶ですよ。でも……それは」
ドドドドドドドドドドドドドド
男「判りました。話して希望者で編制を進めます。増援の件、
信じてますからね。はい、はい。……お疲れ様です」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:47:06.63 ID:r8fonALAO
┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:47:26.02
ID:K/cjTthi0 女「そして時は動き出すっ」
男「……」
女「この時の男の気持ちを以下のうちから選びなさい。
1)とんでもないことになってしまった。みんなに内緒で
自分一人でこの仕事を背負い込もう。
2)みんなはもう気力も体力も限界だ。ここは能力に満ち
あふれたリーダーである自分が一人で踏ん張るしかない
だろうな。
3)おにいちゃん、そんなに奥ばっかりこすったら
わたし癖になっちゃうよぅ」
すこん
女「ファイルでぶたれました!?」
男「ったりまえだっての!」
女「で、どなの?」
男「……んー」
女「抱え込まないでってば。マネージャだからって
一人でバトったりしてちゃ勝ち目薄いって。
修羅場の数ならうちの方が多いっての。言ってみ?」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:49:15.93 ID:PHmEfkcgO
NOと言えないPMのせいで下が苦労する
変にリアルで怖いよ…
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:51:54.72
ID:K/cjTthi0 男「現場が増える」
女「ふむ」
男「だいたい今回のと似たような手順と規模。どうも池袋の
チームがコケたっぽい」
女「あー。あそこのマネジも表情死んでたもんね」
男「四月あたりは気をつけろーって本部に言っておいたのに」
女「定番なのにね」
男「で、現場が増える。引き継ぎ書類はない」
女「まぁ、しかたないね。こっちが順調なペースだったのが
不幸中の幸いだね。ウチとBかCのどっちかをとばして
二正面作戦で行くんでしょ?」
男「えっと」
女「?」
男「現場が増えたのは、一個じゃなくて、二個」
ビキッ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:56:24.29
ID:K/cjTthi0 女「ニコ?」
男「あっちは連鎖コケでチーム壊滅で」
女「マネジ以外も?」
男「マネジが辞めたら他の負担が増えて全員辞めた」
女「まじで?」
男「まじで。で、クライアントの都合で別件のスケジュールが
前倒しになった」
女「まじで?」
男「まじで」
女「……うわー」
男「どしたん?」
女「人間追い詰められると頭が悪くなって『まじで?』
しか言えなくなるんだねー。うち勉強になったよ!」
男「そこは感心するとこじゃないだろうっ!」
女「あはははは」
男「……」
女「あははははは」
男「あははははは」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 20:59:29.21
ID:K/cjTthi0 B男「どうしたでござるか? 楽しそうでござるね」
男「あははは」
女「あははははは」
B男「あはははは」
C男「あはははは」
男「諸君。ただいまから当部隊は戒厳令下の戦闘に入る」
B男「――」
C男「え? え?」
女「希望者を選抜とか言う戯れ言があるけれど、
戦場には理性も法も通用しないので徴兵制で」
B男「つまり仕事が増えたのでござるか?」
C男「バックれようよ」
男「出来ません。まぁ、引き継ぎの詳しい内容とか来てないので
今日のところはちょっと早いけれど、解散で。
しばらく忙しくなるからゆっくり休んで。
んー。心配な人は着替え持ってくると良いかなー?」
B男「何で疑問系でござるか」ボソリ
女「指示にしちゃうといろいろ問題があるから」にっこり
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:02:39.17
ID:K/cjTthi0 ――会社
男「んにー。……あー。もうこんな時間だな」
女「んだねー。夜ご飯とかどうする? そろそろ引き上げる?」
男「あー」
女「?」
男「今日はちょっとダイエット。先輩はそろそろあがると
良いよ~。俺は切りの良いとこまでやってくから」
女「ふぅん」
男「どしたの?」
女「いや、んだね。終電まで後1時間くらいだし、
こんなもんかなぁ」
男「ういっす! いつも遅くまでお疲れ様であります」
女「いえいえ。マネジの指示のたまものですよ」
男「またまたまた」
女「いえいえいえ」
男「んじゃ、下の給湯室だけ電気消してって」
女「あいさー」
男「また明日ねー」
女「はーい、まったねー」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:06:23.58
ID:K/cjTthi0 男「……さって、と」
男「気合い入れていくか。6台使っちゃおうかな~。
界王拳6倍? オラわくわくしてきたぞー」
男「って、作業速度はそこまであがんないけどな。朝まで
みっちりやって12セット、ってとこかなぁ……」
ガチャコンガチャコン
男「まぁ、今のうちにマージン稼いでおかないとな。
どこでトラブっか判らないし……」
男「俺らまでつぶされちゃ、たまんねっつの」
男「くそ」
男「ぼけが」
男「やらせないっての」
女「ですよねー」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:09:48.80
ID:K/cjTthi0 男「帰ったんじゃないのかよ!?」
女「うちもお泊まり」
男「帰るって言ったでしょ。先輩」
女「うん。気が変わった」
男「……」
女「……」
男「んー」
女「うちも、こっちの6台つかっちゃおっかなー」
男「もう終電終わっちゃうよ、先輩」
女「これ」とん
男「え?」
女「差し入れだよ。時間が遅くてやっぱりコンビニご飯
なんだけどさ。プリンもあるから二人で食べよう」
男「先輩……」
女「なに?」
男「えっと……。何でもないす」
女「うむ」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:14:06.35
ID:K/cjTthi0 男「仕掛け終わりました?」
女「うん、終わってる。回ってる」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
男「即席にしちゃ良いフィルタ書けた感じですね。自動処理で
限界まで削り切れれば、16セットいくかな」
女「二人いるんだよ。30越えなきゃ」
男「あー」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「そもそも、この6台連結教えたのうちだよ?」
男「そうでした」
女「うむ。敬意を忘れなければよろしい」
男「感謝します、上官殿っ」
女「よきにはからえ」
男「えと」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:18:18.77
ID:K/cjTthi0 女「ん?」
男「悪いです。仕事増やして」
女「しゃぁないよ」
男「NO! お断りだ!! って言えば良いんだろうけどさ」
女「んにゃ。……断れば、男がマネジから降格されて、
もっとダメで責任感がないヤツがマネジになって
泥沼の消耗戦になって、一人も生き残れないだけだよ」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「だから男は気にしちゃダメだよ。マネジは下に
気を遣っても良いけれど、顔色をうかがっちゃ、ダメ」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
男「何でこのタイミングでそう言うこと言えちゃうかな」ボソリ
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「うちの才能に気がついた?」
男「わー。プリンうまーっ」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:23:28.62
ID:K/cjTthi0 男「先輩も泊まりでいくの?」
女「何を今更。もう終電ないし」
男「終電切れるの待ってから会社に戻ってきたくせに」ボソリ
女「なんか言った?」
男「いえいえ」
女「うむ」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「どうしょっかね。編制」
男「ですねー」
女「考えてあるんでしょ?」
男「まぁ」
女「聞かせてよ」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:28:13.76
ID:K/cjTthi0 男「池袋のチームが投げ出した現場、進捗不明なんですよ」
女「誰も残ってないの? メンバー」
男「いえ、一人残ってるみたい」
女「ほほう」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
男「なんでも今回の現場が初めての新人で」
女「ああ。それで修羅場の意味もわからないで、
逃げなかったんだ」
男「それもあるかな」
女「ふむ」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
男「でも、新人なんで話も要領を得ないらしいです。こっちの
チームに臨時預かりの形になるってはなしですけれど」
女「ふむふむ」
男「女らしいんですよ」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:31:33.78
ID:K/cjTthi0 女「あー」
男「……」
女「面倒だね」
男「はい」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
男「まぁ、考えても仕方ないでやりますけど。
まず、膿は出させたいので、向こうの現場は放置の予定です」
女「うっわ、思い切るね」
男「多少ヘッドクォーター脅さないと意見通らないですし」
女「ううう。あの純真な少年が黒マネジに」
男「ほっといでください」
女「褒めてるんだよ?」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
男「聞こえません」
女「偉いぞ」にぱ
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:35:38.54
ID:K/cjTthi0 男「……。で、こっちの現場を前倒しして、急ピッチで作業
進めておきます。この場だけの話でお願いしますが」
女「任せて」
男「ここは今週中にあげる感じで」
女「全力投下で?」
男「いや、無理っしょ。本部が二班体制を強要してくると
思いますよ。B男を池袋の現場に貼り付けて、C男と俺の
どっちかがここと池袋をどっちも掛け持つ感じで」
女「自分でやるつもりでしょ?」
男「はぁ。……まぁ」
女「それ、うちがやる」
男「先輩はここの面倒を任せようかと」
女「マネジが動くとろくな事にならないよ。うちがやる。
B男の手綱とるのも、現場で切ったはったも、うちなら出来る」
男「出来るでしょうけど」
女「文句、ある?」
男「ないですけど」
女「うちの言うこと、間違ってる?」
男「間違ってないですけど」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:40:34.32
ID:K/cjTthi0 女「うち、ウォリアーだかんね」
男「ええ、まぁ」
女「……しけた顔しない」とんっ
男「結構修羅場ですからね-。それにほら」
女「?」
男(池袋チームのマネジみたいに、周囲も自分も一緒に
使いつぶすような人間にはなりたくねーんですよ、俺)
女「どしたん?」
男「あ。いえ――。1セット終わったみたいですよ?
R取っ替えますか」
女「ほいきた」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
男「結局は流れ見ながら臨機応変にしかならないですし」
女「それはそだね」
男「出たとこ勝負で」
女「毎回それしかない業界だね」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:44:04.63
ID:K/cjTthi0 ――早朝
男「……んぅ。やばーうとうとしかけた」
女「……」
男「20分くらいか。おーい先輩」
女「すぅー。……くぴぃー」
男「……まぁ、いっか。ディスク変えてマクロ仕掛けよ」
男:カタカタカタカタ
女「くぷぅー……すぅ~」
男:カタカタカタカタ
男「よいせっ」
男:カタカタカタカタ
女「む」
男:カタカタカタカタ
女「起きた」
男「起きた?」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:48:30.55
ID:K/cjTthi0 女「起きました」
男「あんまり起きてないね」
女「完全に起きた」
男「目が死んでるよ?」
女「生死と覚醒は関係ない」
男「よだれ」
女「うう」こしこし「こっちみんな」
男「ほっぺた。キーボードの跡」
女「うぅぅ」ごしごし
男:カタカタカタカタ
女「起こしてくれればいいのに」
男「ま、ね」
女「趣味わるい」
男「役得でしょ」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:51:52.03
ID:K/cjTthi0 女「へ?」
男「顔洗ってきたら?」
女「うん、いってくる」
男:カタカタカタカタ
男「寝顔があんまりマヌケだから起こす気にならなかっただけ」
男:カタカタカタカタ
男「うわ、独り言キモっ」
男:カタカタカタカタ
男「修羅場の空気は知能を低下させるね」
男:カタカタカタカタ
女「ただいまー。ごめんねー。寝ちって」
男「気にしないで」
女「どんなもん?」
男「もう、30セット越えてる」
女「悪くないね」
男「うん」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:55:04.32
ID:K/cjTthi0 判っちゃいたけれど、
あまりの萌え欠如って言うか萎えに
みんな引かせてしまってるな(T∇T)
ゴメンンゴメンネカアチャンゴメンネ
このまま萌え皆無でお送りします。
スンマソン。
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /07(火) 21:57:39.60 ID:yaW6EZ8b0
>>81
とんでもない。大好物です
感想とか書いた方が良いんだろうけど、うまい言葉が出てこないし
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:57:55.77 ID:HkP3e0c5O
嫌いじゃない
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:58:45.84 ID:dNiikMmUP
何か、こう…続きが読みたくなる
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:58:50.67 ID:aVYgzSkx0
悪くない続けろ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 21:59:05.59
ID:K/cjTthi0 ――修羅場開始!
ピコローン♪
B男「メールが来たでござる」
女「読みたくないなー」
男「どこから?」
B男「クライアントのところの本部班から」
C男「捨てよう」
男「なんだってー?」
B男「1.0342bが動かないって」
C男「捨てよう」
男「動かないじゃ判らない。子供じゃないんだから
具体的な状況のレポート出さなきゃ話にならないってくらい
判れっての。仕事しろって。
なんで正社員のくせに仕事しねぇんだ」
C男「とりあえず捨てよう」
男「捨てちゃダメだろ!」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:02:12.60
ID:K/cjTthi0 ――30分後
ピコローン♪
B男「またメールが来たでござる」
女「読みたくない」
男「返事でしょ、読んで」
B男「納品したファイルに欠損が発見されたそうでござる」
C男「捨てよう」
男「うちの分?」
B男「池袋チームの残務だって」
女「そんな気はしてた」
男「俺も」
女「どうしよか」
男「まいるね。……んー」
B男「勘弁するでござるよこの地獄のさなかに」
C男「この会社は俺たちをハンバーガーにしようとしているよ」
男「ミンチになりそうだね、これはこれは」
女「……ん~」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /07(火) 22:03:46.05 ID:yaW6EZ8b0
生々しすぎる話だ、しえん
略してなまなましえん
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:07:15.65
ID:K/cjTthi0 ぽぴっ♪
女tell>>BもCもこれ以上は負荷大きいと思う
男tell>>それはその通り
女tell>>うちが行くよ
男tell>>しゃぁない
女tell>>相談通りでしょ。うち、今日はまだHPたりてるし
男tell>>それは俺も一緒なんだけどな
女tell>>マネジは動いちゃダメ
男tell>>わかった
男tell>>ごめんなさい
男tell>>じゃなくて、お願いします
女tell>>ん。偉いぞ
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:10:40.18
ID:K/cjTthi0 男「ほいほい。んじゃね。女先輩が巣鴨へ今から移動ね。
Bもついてって。Bは現地で作業ひき次いでそのまま穴埋めね。
女先輩は事情把握して、問題なくてもこっちに
報告は定期的にあげて」
女「はーい」
B男「移動でござるか? こっちの作業も進捗なれてきたんで
ござるが、こっち平気でござるか?」
C男「この偽ニンジャも捨てよう」
男「エコを覚えろって。捨ててばっかりじゃ
環境に良くないだろ。
あーBの仕事はCに全部引き継ぎな」
C男「!?」
男「そろそろ界王拳覚えような、Cも」
C男「俺を捨てたい……」
女「準備できた。出られるよ」
男「悪いけれど、頼む。クライアント側からなんかあったら
直接俺のほうに回してもらって」
女「はいほい」
男「ほいじゃみんなでがんばろう~」
女「おー」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:13:44.01
ID:K/cjTthi0 ――14時間経過 深夜04:00
女「ってなわけで、こっちはなんとか
遅延0.5人工くらいかなー」
男「思ったほどじゃないね」
女「うち有能だからねっ」
男「うん」
女「……そこは突っ込み欲しかったり」
男「突っ込みは体力消費上経理部から禁止されてる」
女「そっちは?」
男「BとCは潰れた。さっき仮眠室いった」
女「よくあんなくさいところで寝れるなぁ」
男「俺もダメだな」
女「タバコとカップラーメンで畳みどろどろだもん」
男「もっとダメなもんも染み付いてるような」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:16:51.58
ID:K/cjTthi0 女「こっちは全員返したよ。朝まで粘って、
09:00に引き継いでそっちに移動するよー」
男「了解。俺もそんな感じで。んでっと
例の女新人? は明日から池袋に回してもらえる
手はずになったから。新人でも以前の仕事の進み具合とか
多少は情報判ってるでしょ」
女「はーい」
男「信用して無い?」
女「うん」
男「ですよねー」
女「まぁ、その新人きたら仕切り直しかな」
男「と、いきたい」
女「どんな人?」
男「19とからしいよ。スキルシートでは有能そう」
女「へー」
男「おや無感動。セクハラ発言が足りて無いよ」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:20:48.24
ID:K/cjTthi0 女「じゃぁ揉むか」
男「揉むんですか」
女「部族ノ掟。揉ム、命カケテ」
男「命はいきすぎでしょ」
女「揉ム、暇ツブシデ。……何トナク」
男「それは嫌がらせでしょ」
女「まぁトラブらなきゃいいよね」
男「期待は出来ないけどね」
女「まぁね」
男「女はメンドクセ」
女「誰に言ってるのよ」
男「女先輩だけど?」
女「……」
男「あれれ」
女「キミは教育が必要のようですな」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:16:52.49 ID:sH58N3wLO
俺が昔勤めていた会社を見ているようだ
辞めてよかった
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /07(火) 22:18:35.02 ID:PTLg/Da70
>>97
上原ァ!のやつはかなりヒドかったけどPGとかSEってリアルでそんなにヒドいの? ※ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:21:25.53 ID:3LvNDhZiP
>>98
あれは末期
でも辛さはガチでやばいぞ。 104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:22:31.54 ID:sH58N3wLO
>>98
酷いところはホント酷い
過労で前のめりに倒れた奴
胃に穴があいた奴
鬱寸前まで追い込まれた奴
が一例 105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:23:52.15 ID:3LvNDhZiP
>>104
そうなる前に辞めた俺は勝ち組か 106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /07(火) 22:24:02.03 ID:PTLg/Da70
>>104
それじゃあ金をもらう意味が無いじゃないか 107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:24:15.03
ID:K/cjTthi0 ――25時間経過 朝05:00
ピピピピ。ピピピピピ。
男「うー……。んぅ……」
ピピピピ。ピピピピピ。
男「……。……むぅ」ポチっ
ピピ。……。
男「頭重いけど。起きないと……。ううう、身体痛い。
会議室はこれだからなぁ。へこむなぁ」
女「……んー。始める-?」
男「先輩、何で寝てるのっ」
女「……だって目覚まし一個しかないし。一緒の方が
便利だしさ」
男「そか」
女「……んー」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:28:09.03
ID:K/cjTthi0 女「……。んぅ……」
男「?」
女「ぅんー」
男「どうしたの?」
女「……脳が起動中デス」
男「寝起きダメだっけね」
女「すんませんすんません」
男「いやいいけど」
女「……」
男「なに見てんの?」
女「横に人間がいる目覚めって珍しい」
男「そうだね」
女「ぅんー」
男「顔洗ってきたら」
女「うん」 もそもそ
男(や、やべーっ。朝現象ばれずに済んだっ!)
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:33:04.37
ID:K/cjTthi0 女「ぅー……」
男「気合い入ってきた?」
女「もう、はいった」
男「なんだかな」
女「いやいやいや。もうね。ばっちり。うちウォリアーだから」
男「自分でウォリアーいってるじゃん」
女「汗臭くて済んません」
男「お互い様だし。別にくさくないでしょ」
女「そうかなぁ」くんくん
男「トマトジュース飲む?」
女「うん」
男「どぞ」
女「ん……。んくっ……んくっ」
男 カタカタカタカタ
女「やー。美味っ。朝からおごってもらったし。
男の朝現象も見たしっ!」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:37:06.53
ID:K/cjTthi0 男 カタカタカタカタ
女 ニヤニヤ
男 カタカタカタカタ
女 ニヤニヤ
男 カタカタカタカタ
男「ディスク変えてもらえます?」
女「……ぅお!? 冷静な反応」
男「先輩のセクハラには鍛えられたからね」
女「まね。仕事しないとねー」
男「そうそう」
男 カタカタカタカタ
女 カタカタカタカタ
女「うちの女の魅力の勝利?」
男「いやただ単に生理現象。この修羅場にそんな余裕無い」
女「ですよねー。お見苦しい物見せてすいません」
男「――いや結構お宝的な」ボソ
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:41:26.26
ID:K/cjTthi0 女「?」
男「いやいやいや」
女「??」
男「気のせい。気の迷い。ここは戦場。戦場で死ぬのは
弱いヤツからじゃない。油断して警戒を怠ったヤツからだ」
女「むむ?」
男「そう。ここはジャングル。蒸し暑い熱帯雨林。地獄の
ジャングル。暗闇から現れるブロークンデータ。例外処理。
欠落した顧客情報。どこだ。原因はどこだっ」
女「ふむふむ」
男「良性のトラブルなどこの世には存在しない。どんなに軽い
トラブルでも俺たちを即死させる陰険トラップだと心得よっ」
女「おー!」
男「……」
女「落ち着いた?」
男「おけ」
女「んじゃ、今日もがんばって行きますか~」
男 カタカタカタカタ
女 カタカタカタカタ
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:45:22.81
ID:K/cjTthi0 ――34時間経過 14:00
男「生きてる?」
女「生きてる、動いてる」
男 カタカタカタカタ
女 カタカタカタカタ
C男「マネージャー。こっち終わったっす」
男「おけー。次……ん。いや、ちょい休憩しよう。
C男、悪いけどさ。コンビニでソフドリ買ってきて。
この金でさ」
C男「了解~。ふぁぁー」
ガチャン
女「気を遣うね」
男「マネジだからね」
女「今日は帰す?」
男「いや、だめ。まだ昼過ぎじゃん。休憩終わったら
17まで集中してデータの荒チェック。精査は俺に任せて
先輩とC男は池袋チームのB男のほうへ移動して
ん~。22時まで戦闘ね」
女「うわ。スパルタだ」
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:48:57.30
ID:K/cjTthi0 男「何とでも言って」
女「鬼軍曹だ」
男「好きに言え」
女「このロリコン。歩く性犯罪者。最悪のペドフェリア。
アダルトショップ住み込みの呼吸する大人の玩具野郎。
こっち見ないで、妊娠しちゃうっ」
男「……」
女「好きに言ってみた」
男「いや、俺ロリじゃないし?」
女「知ってるよ?」
男 カタカタカタカタ
女 カタカタカタカタ
男「なんだかなぁ」
女「うへへ」
男「まぁ、いっかぁ」
女「うん。良いのだ」
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /07(火) 22:45:24.65 ID:eh2Nt9bX0
これはエロにはいかないの??
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /07(火) 22:52:22.96
ID:K/cjTthi0 >>123
すまんー。えろえろーんは入れると
修羅場ぬるくなりそうかな、とか(>_<)
えろえろん苦手だけど、えろえろんがよければ↓こちとか
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1224960080/681- ※→女僧侶「皆の力を貸して欲しいのです」で検索すると良いかも? 今日は萎える女先輩を書きたい日。
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:47:05.23 ID:0LsS04to0
>>123
数日風呂に入っていない2人が仮眠室の汚れた畳の上で…
という状況をを妄想して興奮し始めているのは俺だけか? 128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /07(火) 22:56:13.27 ID:4YBdSWLiO
>>124
それはヤバいわー…
マジで興奮する
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 22:56:18.89
ID:K/cjTthi0 男 カタカタカタカタ
女 カタカタカタカタ
女「で、こっちは一人で戦線維持?」
男「うん」
女「いける?」
男「背に腹は代えられないし」
女「3-2のフォーメーションじゃダメなの?」
男「池袋の進捗報告書が気になる」
女「なんかあったの?」
男「なんもない」
女「ふーん」
男「強いて言えば違和感?」
女「どんな?」
男「判らない」
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 23:00:12.76
ID:K/cjTthi0 女「了解」
男「およ。反対も聞き返しもしないんだ?」
男 カタカタカタカタ
女 カタカタカタカタ
女「だって信頼してる」
男「信用された」
女「信用は別だけど、信頼はしてる」
男「そか」
女「見てくれば良いんでしょ。男以外が全部向こうの状況の
方が精査も本部交渉もしやすいのもあるし」
男「そうね」
女「今のペースで行けば、ぎりぎり通るけれど。いっこでも
トラブル増えると全部破綻するね」
男「そうなんだよなー。そう言うときがさ」
女「うん」
男「勝ち目が少しだけあるときの方が、負け戦より
よほど神経使うよな」
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 23:05:16.36
ID:K/cjTthi0 ――40時間経過 20:00
女からの電話……。
女「結果から言うと、大規模なトラブルだね」
男「あー」
女「ちょっとまだ規模が読めないんだけど」
男「やっぱ新人女さん?」
女「うん。見えてたん?」
男「気配は」
女「んー。変換がねー。精査分は全部ダメだね。荒チェック
レベルの出来にしかなってない。っていうか、そもそも
スキル無いね。ディスクの入れ替えレベルの雑用しか
出来てない」
男「ふむ」
女「スキルシートは埋まってるよね?」
男「そんなに当てになったことがないから」
女「まぁね……」
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 23:06:49.05 ID:XAg/Z9JvO
こういうノリの女性と結婚したいな
俺童貞だけど
試演なんだぜ
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 23:08:36.45
ID:K/cjTthi0 男「池袋の連中が教育しないで放棄したって事かな?」
女「いや、なんというか」
男「……」
女「あれは、性格。かな」
男「あー」
女「女の子扱いされなきゃ気分悪くなるって言うか。
仕事の面倒くさいところ、C男に甘えてなすりつけてたみたい。
壊滅した池袋チームでも同じ事やってたね、たぶん。
だから彼女の方の進捗報告上はペースが維持されてた」
男「なるほどね」
女「今日のところは過去分のチェックと調査回っておいたけど
がつんとシめておいたほうがよかった?」
男「いや、シめないで正解。修羅場中に人減らしても仕方ない」
女「……うん」
男「納得いかない気持ちは、マネジにつけておいて」
女「うち、自分で処理できる」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 23:18:28.27
ID:K/cjTthi0 男「おおむね状況は理解できました。で、先輩が見たところの
彼女の戦力評価はどんなもんです?」
女「半人工あれば上等だね」
男「あらあら」
女「あと、彼女が手をつけた仕事部分は、もう一回精査が
必要だと思う。毒が回ってるね。こちらの方が深刻かもしれない」
男「……ですね」
女「ちょっと、うち的にはかちんときてる」
男「検品前でよかったと思おう」
女「――うん」
男「で、明日からのフォーメーションですけど」
女「ん」
男「彼女は池袋から抜いてこっちに回します。先輩は明日は
池袋へ出勤。B男とC男はそのまま池袋の仕事、手をつけて
ない仕事を消化で。先輩は悪いけれど、新人女さんの手をつけた
仕事のチェックとドキュメント関連の整備をおねがいします」
女「まぁ、そうなるよねー」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 23:22:08.29
ID:K/cjTthi0 男「なんかあります?」
女「いえね」
男「?」
女「ちょっと、すごいから」
男「??」
女「や。こう、栗色って言うの? 髪の毛さらさらーで
肩よりちょっと長いくらいのストレートで、春物のカーディ
ガンかなんか着ちゃったりして、もうね。ほそっこいのよ!
ウェストが! ちょっと力を込めて抱き寄せると
腕にすっぽり収まる感じ?」
男「あー」
女「胸なんか、小降りで感度良さそうなのがつんっと
上向きで、顔なんかね。子犬見たいって言うの?
甘えるみたいな黒目がちの瞳がうるっとかしちゃったりして」
男「面倒くさいですね」
女「感動のないマネジだなぁ!」
男「トラブルの種にしか聞こえません」
女「……それはそうか」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 23:27:25.28
ID:K/cjTthi0 男「まぁ、とにかく。明日の朝一でその娘はこっちに
回してください。後の面倒はこっちでみますから」
女「しゃぶらせたり?」
男「先輩レッド」
女「ぅぇー!? 一発退場?」
男「ええ」
女「厳しいよぅ。あ、でも修羅場抜けられてラッキー?」
男「いえ、修羅場にはまだまだ参加です。退場するのは
乙女の常識や倫理観の世界からです」
女「ちぇっ。まぁいいや。うちそこの会員権もってないし」
男「ないんだ?」
女「ないよ? ブラック会社にいるひとは人権無いよ」
男「明るく酷いこと言った!?」
女「えへへへ」
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 23:31:59.25
ID:K/cjTthi0 ――53時間経過 09:00 会社作業室
新人女「あの、おはようございます」
男「おはようございます」
新人女「女さんが、こっちへ移動するようにって」
男「新人女さんだよね? 話は聞いています。本プロジェクトの
統括とマネージャーをやっています。男です。
よろしくお願いしますね」
新人女「はい、よろしくお願いします」ぺこり
男「……」
新人女「どうされました?」
男「いや、作業割り振りをね」
新人女「はい」
男「とりあえず、このディスクは判るよね? 池袋でやってた
物と同じだから」
新人女「はい。これを読み取らせて、顧客名簿と照合するんですね」
男「いや、それはいいから、こっちの段ボールから向こうの
ダンボールに詰め替えて。これがリストで、検品しながらね」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 23:35:21.76
ID:K/cjTthi0 ――作業中
新人女「……」
男 カタカタカタカタ
新人女「……」せっせ
男 カタカタカタカタ
新人女「あの。先輩」
男「はい?」
新人女「お昼とか……」
男「ああ、もちろん。休憩とってください」
新人女「この辺は、どこで食べれば良いんでしょう?
なにかありますか? お勧めの店、とか」
男「んー」カタカタカタ
新人女「一緒に食べませんか?」
男「……了解。行こうか」
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 23:39:27.03
ID:K/cjTthi0 ――駅前のカフェ
新人女「はい、ですね。はい」にこにこ
男「……ん。新人女さんは、おうちはどこ?」
新人女「総武線ですよ~」
男「そか。近くて良いね」
新人女「千葉ですから、田舎ですよー。わたしも、
一人暮らししたいです」
男「いや。実家が楽だよ。いろいろサービス付きだし」
新人女「そうですか?」
男「多少は慣れた?」
新人女「はい」
男「んじゃ、午後からはパソコン使おうか」
新人女「はい」にこにこ
男「嬉しそうだね」
新人女「パソコンの方が手が荒れませんから」
男「ああ。そっか。了解」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /07(火) 23:43:12.96 ID:4YBdSWLiO
先輩女は今頃男と新人女がどうなっているか
内心不安に違いない…
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 23:45:18.77 ID:CdeoKGzwO
先輩好きすぎて新人がウザイ…
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 23:45:40.45
ID:K/cjTthi0 ――午後
男 カタカタカタカタ
新人女 カタカ
新人女「あのぅ先輩」
男「なに?」
新人女「ここの操作なんですけれど」
男「あー。うん。……こう。で、正規表現で置換」
新人女「正規表現?」
男「えっとuni的な言い回しでワイルドカード」
新人女「ワイルドカード?」
男「ふむ」
新人女「難しいです。やって見せてもらって良いですか?」
男「見ててね」
男 カタカタカタカタ ガガガガガガガ タンッ!
男「こんな感じ」
新人女「はぁい」にっこぉ
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 23:49:51.85
ID:K/cjTthi0 男 カタカタカタカタカタ
新人女 カタカ
新人女「……んっと」
男「……」
男 カタカタカタカタカタ
新人女 カタカ
新人女「……ぇーっと」
男 カタカタカタカタカタ
新人女 カタ
男「……」
男 カタカタカタカタカタ
男「……」
男 カタカタカタカタカタ
男 カタカタカタカタカタ
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /07(火) 23:50:05.54 ID:Z1rLsi/j0
女カンバァァァァァァッックゥウ!!!!
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /07(火) 23:50:43.85 ID:JNZ2nB5hO
SEでプロマネやってた頃を思い出すな
もう2度と開発には戻りたくないわ
支援
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 23:53:00.17
ID:K/cjTthi0 男「どうしました?」
新人女「えっと、さっきのが」
男「正規表現?」
新人女「はい」
男「判らない?」
新人女「はい」
男「そか」
新人女「もう一度やってもらって良いですか?」
男「聖闘士は一度見た技を忘れない」ボソリ
新人女「え?」
男「いや。まぁ、一括置換ってのは手早く楽するための技なんだよ。
置換する条件は判る?」
新人女「日付と顧客グループと担当地域の組み合わせですよね」
男「うん、そう」
新人女「それは判ります」
男「じゃ、ファイル先頭から、手作業で打ち直していって」
新人女「!?」
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 23:57:31.50
ID:K/cjTthi0 新人女「だって、ファイル14メガありますよ!?」
男「14メガのが1セットで12個。それが30セットでしょ?」
新人女「あ、はい……。でも、さっきのやってもらえれば、
1分くらいで」
男「大丈夫、まだまだ陽は高いから」
新人女「でも」
男「がんばろうね」にこっ
新人女「え。あの……」
男 カタカタカタカタカタ
新人女 カタカ
新人女「……」
男「……」
男 カタカタカタカタカタ
新人女 カタカ
男 カタカタカタカタカタ
新人女 カタカ
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 23:58:29.24 ID:CdeoKGzwO
先輩早く帰ってくるんだ!男がダメ男になりかけてる…
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /07(火) 23:59:47.92 ID:Zp84HTG80
新人だししょうがないレベルのことではないのか?
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:01:12.01 ID:U0WGHoROO
新人を一蹴した男カッコヨス
スイーツ(笑)ざまぁwwwwwwwwwwww
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:03:25.08
ID:vIdZBssS0 ――61時間経過 18:00 会社作業室
男「お疲れ様」
新人女「え?」
男「もう18時だよ。上がる時間だよ。お疲れ様。
がんばったね。これ、ホットチョコね」
新人女「……ありがとうございます」
男「肩こった? どれくらいいったかな?」
新人女「えっと。…………二つ目のファイルの、
まんなかくらい、です」
男「ん……」
新人女「遅くてすいません」
男「――」
新人女「……」
男「……」
新人女「……」
男「恥ずかしい?」
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:03:49.35 ID:nwh7jMw3O
男カコイイ
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:05:08.85 ID:J/gWqGvD0
羞恥プレイ
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:06:41.55
ID:vIdZBssS0 新人女「はい……」
男「じゃ、早くなるよ。仕事も覚える」にこっ
新人女「え?」
男「これ、あんちょこね」
新人女「あ……はい?」
男「このノートの、オレンジの枠の内側よめば、ずいぶん
仕事覚える。うちのチームの新人ガイダンスに使う資料ね。
ツールの使い方とか、コマンドの詳説とか、Tipsとか
まとめてあるから」
新人女「はい」
男「読んできて覚えろ、とは言わないけれど。
読めば確実に仕事は早く、ミスが減って、上達するよ。
『恥ずかしい気持ち』と『もっと楽をして簡単に仕事を
終わらせたい気持ち』があるなら、ちゃんと上手くなるから」
新人女「はい……」
男「じゃぁ、今日はあがってね」
新人女「でも……わたしの分」
男「新人が仕事進まないのは当たり前です。
計算済みだから心配無用。仕事をあがって、
休養して。ああ、チョコ飲んでね」
新人女「はい。――すみません」
男「また明日ね」にこっ
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:08:03.93 ID:Y64JKI/60
いい男だ…… 170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:08:05.20 ID:iDbeJF7r0
この男にならシリアナ捧げられる 171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:08:16.76 ID:J/gWqGvD0
ガチで惚れた
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 00:08:20.23 ID:DKhXXjRQO
かっけぇ…
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:09:00.34 ID:ncSmt9nAO
なんというイケメン
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 00:09:03.55 ID:V3PvkJPc0
あれ?男がかっこよくみえるな・・・気のせいか
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:09:28.52 ID:9/b4q+cMO
俺はバイトすら足引っ張ってばかりのクズなのに…
男かっけえなあ
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:09:57.03 ID:6g+jkcREO
漢にレベルアップだな
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:10:10.54
ID:vIdZBssS0 ――65時間経過 22:00 会社作業室
女「揉んだ!?」
男「入ってくるなり、第一声がそれですか。先輩」
女「柔らかかった? 処女だった?」
男「揉んだだけで判るかよ」
女「うち判るよ」
男「どんな異能力だよ!?」
女「小さい頃にね」
男「ん?」
女「泉の精霊が『指先から無限に唐揚げが出てくる能力』と
『揉んだだけで処女か非処女か判る能力』のどっちかを
あげるって言ってきて」
男「小話かよ」
女「それで後者を選んだのだ」
男「よりにもよって」
女「あれはうちの人生最大の失敗やったん。正解を選べば
唐揚げが無限に出せたのに……」
男「がっかりした顔してるよ、この人」
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:14:19.88 ID:U0WGHoROO
こんな冗談言いながらも、男が新人に取られてなくて安心してる先輩 182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 00:17:44.54 ID:EyU+St920
これは萌ゆる
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:14:54.43
ID:vIdZBssS0 女「で、どう? 彼女」
男「あー」
女「使い物になる?」
男「さぁ。それは神様仏様の領分だしさ。ただまぁ」
女「?」
男「ウチのチームに突っ込まれたからには、
ぬるいままのうのうと仕事をするのは無いね。
成長して一人前になるか、逃げ出すかのどっちかでしょ」
女「鬼だ!」
男「ただのマネジです」
女「型にはめたの?」
男「言葉悪いなぁ」
女「イわした? 奥歯がたがたイわしたった?」
男「えー」
女「男はけっこう紳士だからなぁ。……へたれとも言う」
男「言いたい放題言われてるなぁ。」
女「そか? 野放しにはしないでしょ?」
男「昔のあんちょこ渡して、きっちり言っておいたよ」
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:18:50.79
ID:vIdZBssS0 女「ふぅん」
男「あ、信用してない?」
女「うん、信頼はしてるけど、信用はしてない」
男「結構へこむね、そう言われると」
女「まぁ、二人きり作業はちょっと心配というか」
男「なにが?」
女「何でもない。……仕事の能率はどう?」
男「新人だし、しかたないんじゃない? あのくらいは。
池袋のチームでは甘やかして放置してたんだと思うよ。
スキルは、まぁ、ないね。でも派遣のスキルシートなんて
基本は嘘八百だしね~」
女「まぁね」
男「普通レベルの仕事は出来るようになるよ。その後の
ハートの強さは、こればっかりは神様お釈迦様だ」
女「ん。ウォリアーは才能だからねっ」
男「先輩、才能あふれてるね」
女「うち褒められた?」にぱぁ
男「たぶん」
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:20:29.96 ID:iDbeJF7r0
さっきも気になったが
信頼と信用って信頼のほうが上じゃないのか?
頼ると用いるだし
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:21:37.03 ID:U0WGHoROO
女「まあ、二人きり作業はちょっと心配というか」
もうだめだ
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:22:38.98
ID:vIdZBssS0 >>184
ああ、そのうち出てくると思うけど、女の脳内では
信頼(=仕事上のこと)で、信用(=下半身や恋愛的な文脈)です。
フヒヒとか笑ってながしてくりゃれ(´∇`)
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:26:49.99 ID:Ab48lm4FO
男としては頼りねーよと…
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:23:36.40 ID:iDbeJF7r0
>>186
把握。がんばれー
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:25:46.75
ID:vIdZBssS0 女「じゃぁ夜食食べ行こ?」
男「なんでそこで『じゃぁ』で接続?」
女「褒めるのは言葉だけでは良くない」
男「え?」
女「ラーメンをおごるべき!」
男「えぇー?」
女「ラーメン、ラーメン♪」
男「はいはい」
女「さー。柴犬にいこー。どうせ今日も泊まるんでしょ?」
男「先輩は帰ってくださいよ」
女「えー」
男「帰らないならラーメン付き合いませんよ」
女「んー。判った。マネジに従う」
男「約束ですよ」
女「ほいほい」
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:26:43.39 ID:6g+jkcREO
……ったく平日にこんなスレ立てやがって。
明日、早番だから寝たいのに寝れないだろ!
クソ、支援すっから最後までやりとげてくれ……
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:28:58.94
ID:vIdZBssS0 ―― 22:30 駅前ラーメン「柴犬」
男「豚骨焦がしネギ入りで」
女「うちもそれー」
男「んー。なんかパソの前を離れると、急に身体が重くなる」
女「疲れたまってるね」
男「まだいける」
女「まだいける、と思えるうちに次の手を打たないと」
男「全くですね」
女「……」
男「なんです?」
女「男は……ちょっと頑張りすぎかな?」
男「先輩に言われたくはないですね」
女「そか。えへへへ」
親父「トンコツ焦がしネギ二丁、お待ち」とんっ!
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:32:29.17
ID:vIdZBssS0 男「美味いっすね……。ずずず」
女「うん、あったかー……ずず」
男「ずず……ん。……んまっ」
女「ずるずる……。香ばしさが良いね」
男「ですねぇ~」
女「ずっず……」
男「ぷはぁ。ごちそうさまっ!」
女「早っ!?」
男「あぁ。先輩はゆっくりで良いですよ。自分のペースで」
女「なんか上からの目線?」
男「考えすぎでしょ。食事ですよ」
女「速度で負けると焦るのはうちも職業病かも」
男「ゆっくりでいいすよ。食事くらい」
女「ずる……そか。……えと、男は……」
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:35:56.23
ID:vIdZBssS0 男「なにさ」
女「仕事してないとき、何してる? 家で、とか」
男「寝てる」
女「うちも」
男「……」
女「……」
男「何の話?」
女「そういう話じゃなくて!」
男「どういう話?」
女「趣味とか? ですよ。ほら、リア充でしょ、男は」
男「ぇー。そんなこと言われても。んー。2chとかかなー」
女「おー、Vipper仲間だっ!」
男「びぷ?」
女「……早まった」
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:38:11.76 ID:U0WGHoROO
女ー!見てるー!? 205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:40:10.26 ID:j6lZ/Ze30
>>203
見てるよー 206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:41:52.77 ID:U0WGHoROO
>>205
見てんのかよwwwwwwwwwwwwww 204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:40:08.05
ID:vIdZBssS0 男「まぁ、2chでレシピ聞いて、シチュー作るのは楽しいな」
女「料理好きなの?」
男「料理って言うか、シチューね」
女「なんでシチュー限定なの?」
男「シチューって時間かかるじゃない。下手すると下煮で
2時間とか言われるんだよ」
女「うん」
男「それってさ、お休みじゃないと出来ない訳じゃない?
大きな鍋をとろ火にかけてさ、ことことしながら
2時間もぼーっとする訳じゃない。
俺の中では、それってすごく贅沢って言うか、
憧れの休日の姿なんですよ」
女「ああ、うん。なんか、判った気がする」
男「そういう気分だよ」
女「うん。いいよね、ゆっくりしたお休みって」
男「まぁ、大半は疲れ切って寝ちゃって終わるんだけどね」
女「目が覚めたら日が暮れてて、建ててたお休み予定
全然出来ないとかね」
男「そうそう。あはは」
女「ははははっ」
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:48:00.64
ID:vIdZBssS0 ――駅前
女「駅まで送ってくれるなんてどういう風の吹き回し?」
男「送ったんじゃなくて監視に来たの」
女「ぇー」
男「そうじゃないと、また終電終わったくらいに
こっそり会社に戻ってきたりするでしょ」
女「ぶーぶー」
男「抗議したってダメ。先輩ウォリアでしょ。
体調管理も仕事のうちですよ。まったく」
女「男は泊まるくせに」
男「俺はマネジなのでいいのです」
女「一人で残業代稼ぐ気だ」
男「ちゃんとラーメンで還元したでしょ? そもそも、
どうせ上限で切られるよ。きっと」
女「それはそっか」
男「んじゃ、また明日ー」
女「男も仮眠はちゃんとね。言ったからには自分の
体調管理もしないとあかんからねー」
男「合点承知~」
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:51:48.50
ID:vIdZBssS0 ――修羅場74時間経過 7:30 会社作業室
新人女「おはようございますっ」
男「おはようございまーす」
新人女「早いですね。あ、もしかして泊まり、ですか?」
男「うん。あ。ごめんね、むさ苦しくて」
新人女「いえ、あの……すみません」
男「? ああ。違うよ。新人女さんのとは、別件だよ」
新人女「ほんとですか?」
男「うん、ほんとほんと。隠してもしょうがないから言うけれど、
今、たまたま三つの現場が重なっちゃってるんだ。
それでちょっと修羅場になってるの。だから新人女さんとは
関係なく忙しいんだよ」
新人女「それって、あの。池袋のこともですか?」
男「池袋のチーム解散ね」
新人女「はい」
男「そだね。そっちの現場もあるからね」
新人女「……すみません」
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:55:01.46
ID:vIdZBssS0 男「入ったばっかりだもん。関係ないって」
新人女「……」
男「それに、大丈夫だよ。新人女さんは、女性だし。
今のこのキチガイ沙汰には巻き込まないようにするから、
ちゃんと定時で上がってもらえるようにするよ」
新人女「あ、はい……。でも申し訳ないです」
男「いまは、得点をたたき出せるプレイよりも、
自分のゾーン守れるディフェンスから身につけよう。
基本が大事だよ。失点無ければ、B男とかC男とか、
女先輩とか得点あげて、仕事減らしてくれるから」
新人女「はい……」
男「じゃ、今日もお願いします」
新人女「はい」
男「んじゃ、どうしようかな」
新人女「昨日の続きで良いですか?」
男「それいこか」
新人女「はい」
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 00:59:08.66
ID:vIdZBssS0 男 カタカタカタカタカタ
新人女 カタカタ
新人女「……んっと」
男「……」
男 カタカタカタカタカタ
新人女 カタカタ
新人女「……32ページ」
男 カタカタカタカタカタ
新人女 カタカタ
男「……」
男 カタカタカタカタカタ
新人女 カタカタ
新人女「……」
男「……」
男 カタカタカタカタカタ
新人女 カタカタ
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:00:57.17 ID:eL17sTstO
さりげに新人女がカタカからカタカタになってんだな
てか今>>1と二人きりか?…/// 228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:01:44.35 ID:U0WGHoROO
新人はスイーツ(笑)からOLに進化した!
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:02:56.66
ID:vIdZBssS0 新人女「あの……」
男「はい。どうしました?」
新人女「1セット、終わりました。見てください」
男「はい、了解」
新人女「……」
男 カタカタカタカタカタ
男「ん。良いみたい。引き続きどうぞ」
新人女「はい……」
男 カタカタカタカタカタ
新人女 カタカタ
男「……」
新人女「……」
男 カタカタカタカタカタ
新人女 カタカタ
男「……」
新人女「……」
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:06:10.63
ID:vIdZBssS0 ――お昼
新人女「あの、先輩」
男「はい?」
新人女「お昼――ですけど」
男「ああ」
新人女「どうしましょう?」
男「えーっと、そんなに緊張しなくて良いよ?
話しかけても急に怒ったりはしないよ」
新人女「はい。それはそうですけど」
男「?」
新人女「お昼とか、どうされますか?」
男「んーっと(俺はカロリーメイトあっから昼食無しで
いけるけど、これはもう一日くらいは
付き合うべきなんだろうな。マネジとしては)」
男「了解。じゃ、サンドイッチ屋さんいこか。
商店街にあるんだよ。ホットサンドが美味しいよ」
新人女「はい、ありがとうございますっ」
男「いえいえ、とんでもない」
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:06:21.92 ID:J/gWqGvD0
2人とも無言になるタイミングが多いのが気にかかる
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:07:25.22 ID:eL17sTstO
仕事なんてそんなもんだ
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:10:45.39
ID:vIdZBssS0 ――お昼 サンドイッチ屋
男「どう?」
新人女「綺麗だし、美味しいですね」
男「割とリーズナブルだしねー」
新人女「はい」にこっ
男「食べれないものとか、あるのかな?」
新人女「ピクルスとか、納豆とか……なまことか?」
男「サンドイッチで危険性があるのは、ピクルスくらいかな」
新人女「そうですね。チーズのは美味しいですよ」
男「ここのはどれも美味しいよ。……桜舞ってるね」
新人女「綺麗ですね~」
男「昼間に外に出るのは久しぶりなんで、
景色白くぼやけすぎだ」
新人女「忙しいのですね」
男「ぼちぼち」
新人女「……もぐもぐ」
男(食う速度、遅いな。つか、これが女性の通常速度か?)
新人女「……もぐ」
男「そういえば」
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:15:05.41
ID:vIdZBssS0 新人女「はい?」
男「マニュアル、読んだみたいだね」
新人女「はいっ」ぱぁっ
男「仕事の速度、すごくあがったよ。午後もあのペースで
行くと良いよ。今の作業は、慣れれば早くなるし」
新人女「はいっ」にこっ
男「……。やっぱり仕事中とか緊張してる?」
新人女「いえ、はい」
男「?」
新人女「その、先輩は、張り詰めた空気ですし。マネージャー
ですし……。その……。仕事、ですし」
男「ああ……、別に怒ってる訳じゃないよ」
新人女「はい……」
男「学生時代バイト経験とかは?」
新人女「あ。それは結構あります」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:17:51.53
ID:vIdZBssS0 男「それでも緊張するもの?」
新人女「いろいろ親切にしてもらうことばっかりだった
気がします。わたしも甘えてばかりで……」
男(まぁ、この娘の容姿だとそうもなるのかなぁ)
新人女「……」
男(あれ? ちやほやしろって暗に言われたのか?
馬鹿いうな。ここは泣く子も気絶する地獄の
ブラック企業Aチームだぞ。釘指すかっ)
男「じゃぁ、今度は自分の守備範囲は守れるように
がんばろうね。仕事は出来るようになると楽しいよ」
新人女「はい、よろしくお願いしますっ」ぺこっ
男「あれ?」
新人女「??」
男「いや……。じゃぁ、午後は午前の続きで。」
新人女「はいっ。……あの、ペース、頑張ってあげますので」
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:20:55.74 ID:9/b4q+cMO
新人も良い子じゃんか
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:21:27.98 ID:j4PyDyjwO
新人はできる
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:22:18.38
ID:vIdZBssS0 おっし、おいらも書き貯め尽きた-。
書き書き休憩してきますー@40分。
皆様用のママレードサンドはここに置くよっ。
残ってたら続きー。落ちたらそのときは打ち切りー。
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:24:40.68 ID:UlxNR5d0O
女先輩カモーン!
新人に負けないでほ支援
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:34:32.66 ID:VNVKVeZ9O
こういうノリのSS好きだわ
支援
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:35:10.90 ID:VOEGJAEl0
>>268
SSって何? 271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 01:36:04.52 ID:mBLC7ncPi
short short 272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:36:30.67 ID:n5KZGnxa0
>>270
しょうもないストーリー
略してSS 273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 01:38:17.07 ID:xLfU5Tq5O
>>270
お子様はねんねの時間だぜ?
ss=ショートストーリーな 274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:39:26.35 ID:eL17sTstO
SS=シュトロハイム・世界一 275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 01:41:33.01
ID:vIdZBssS0 SS=ショタっ子小学校 283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 01:49:57.75 ID:eL17sTstO
保守はニートに任せな 286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 01:52:55.18 ID:GmtLPV9V0
>>283
お前程頼もしいニートはいねぇな。頼んだ
俺は限界
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 01:55:09.90 ID:PJ6qy6Ly0
>>283
おまえ…
なんてかっこいいんだ…
同じニートとは思えない…
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 01:46:15.87 ID:RIkfJeC0O
暇潰しに>>1の前の作品教えてほしい
確認できなかったのが何個かありそうだ…… 296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:04:00.26
ID:vIdZBssS0 >>280
俺の方も、あんまり掌握してないんだ。
いくつかは七×に保管されてる。
侵入女とか、女僧侶とか、式子内親王(今考えると
相当に頭悪いネタだ)とか。
細かいのは即落ちとかもあったから、俺も把握してない。
こないだ嫁のヤツ書いたな。
あと、先週末にパー即にスレうめにえちぃの書いた。
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:00:45.16
ID:vIdZBssS0 ――修羅場81時間経過 17:00 会社作業室
男「はい……。40%ってとこです。はい、はい……。
それはスケジュール的に無理です」
男「現状でチーム全体の残業時間が週平均200時間
越えてるんですよ? ……ですから、200越えです。
援軍を5人よこしてなんとかですよ。2チーム分の労働です。
――はい? それは営業の方で処理してください。
これ以上は逆さに振っても無理です」
男「判りました。できあがってる分も届けるついでで。
いえ、30分くらいでつきます。はい、はい。
――お願いします。出来れば営業の担当の方も」
男「伺いますので、よろしくお願いします」
ガチャン
新人女「……」
男「あー」
新人女 ビクッ
男「そう緊張しないで。ごめんね、予定変更になった。
俺はこれからヘッドクォーターに報告と説明に行かなきゃ
ならないから、今日は切り上げよか」
新人女「あ、いえ。その」
男「ん?」
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:01:47.42 ID:eL17sTstO
っしゃあああぁぁぁああああ
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:02:14.16 ID:vIEAgQU00
待ってた
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:02:54.39 ID:DgtESenkO
上原ァ!でググって鬱になった支援
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:08:29.82
ID:vIdZBssS0 新人女「わたし、定時まで」
男「あぁ。切り上げてOKだよ。一人だと、
判らないこともあるでしょ」
新人女「……あの。やっていきます。あとは、流れ作業ですし。
今忙しいのは判りますから」
男「……」
新人女「……」
男(なんにせよ、メンバーのやる気をそぐのは愚策だよな……)
男「了解。18時だったらこの事務所の人、まだ残ってるはずだから。
挨拶して、タイムカード押してあがれば平気だからね。
ヘッドクォーターは短縮#1だから、何か起きたらそっちに
電話かけて俺を呼び出してね」
新人女「わかりました」
男「では、よろしくお願いします」
新人女「はい」
男「いってきますねー」
新人女「いってらっしゃいませ」
ガチャン
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:12:19.71
ID:vIdZBssS0 新人女「えっと……。がんばろ」
新人女「ファイル出して、マクロは32bで……」
新人女「……」
新人女 カタカタ
新人女「……」
新人女 カタカタ
新人女「……こう、かな」
新人女 カタカタ
新人女「……」
新人女 カタカタ
新人女「……出来た。もういっこ……」
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:16:18.89
ID:vIdZBssS0 ――修羅場82時間経過 18:00 会社作業室
新人女「時間、だけど……もう一個」
新人女 カタカタ
新人女「……もう一個」
ガチャ
女「やぁ、男くん! 元気に揉んでる? 吸ってる?
ま、ま、まさかそれ以上のことまで!? きゃー」
新人女「えっ? あ」
女「あ」
新人女「……」
女「……」
新人女「お、お疲れ様です」
女「お疲れ様です……って。男くんは?」
新人女「ヘッドクォーターに報告と交渉だとかで。えっと
電話がかかってきて」
女「……そか。了解。どう? こっちの仕事は慣れた?」
新人女「ちょっとだけ、はい」
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:21:10.78
ID:vIdZBssS0 女「見て良いかな?」
新人女「はい、お願いします」
女 カタカタカタカタカタ
新人女「……早い」
女「?」
新人女「いえ、あの……。どうでしょう?」
女「このファイルを32bで処理してるんだよね?」
新人女「はい」
女「エラーは? 例外処理でよく止まるでしょう?」
新人女「判る分は、指示通りに処理をたいていは、元データの
入力ミスですよね?」
女「だね。住所が抜けてるとか、郵便番号の不一致とか」
新人女「それは、直して。判らない部分は部分は、こっちに。
データ番号控えて、処理待ちにしてます」
女「おけおけ」にこっ
新人女「はい?」
女「出来てるじゃん! さすが!」
新人女「良かった」にこっ
女(さすが男くんだな。……二日でここまで調教するのかぁ。
うちも今度ばかりは見誤ってたよ~。いや、恐れ入るやん)
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:26:42.83
ID:vIdZBssS0 新人女「緊張しましたー」
女「そう? バックアップとってあるよ。ファイル壊れても、
ある程度は平気な状態で仕事してるでしょ?」
新人女「いえ……」
女「ん?」
新人女「マネージャーさんが」
女「男が?」
新人女「初日に、すごく冷たい顔で。……怖かったので」
女「えー!? 男が~?」
新人女「いえ。その……私が甘えていたりしたので。仕事も
出来なくて。……足手まといなので当たり前なんですけど」
女「でもそれはねー」
新人女「……」
女「新人だから当たり前やん」
新人女「いえ、でも。今、忙しいそうですし。ちゃんと状況も
説明してくれたし……それに」
女「?」
新人女「ちゃんと数えてくれたので……」
女「数?」
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:29:16.74 ID:iDbeJF7r0
女が嫉妬するところを見れるんだろうか・・・
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:29:34.62 ID:j4PyDyjwO
支援
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:29:52.35 ID:YYsGdXZiO
新人女がいい子に見えてきた……!
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:30:21.36
ID:vIdZBssS0 新人女「一人前にはほど遠いんですけど、数のうちというか
戦力として数えてくれたので……」
女(この修羅場だもの。そりゃ猫の手でも借りたいよなー。
死にかけゾンビでもそこにいれば使いたおさないと)
新人女「結構バイトしてるはずなんですけれど、わたし。
ちゃんと戦力として数えてもらったのは初めてというか。
……仕事できないの、こんなに恥ずかしいとは思わなくて」
女「うん」
新人女「なんか、格好悪さに落ち込んだというか。
今までのバイト先でも、本当は笑われてたのかと思うと……。
それで、本当に落ち込んで。今日はずっとぼろを出さないように
緊張してしまって……」
女「そか」
新人女「……」
女「ん。時間だよ」
新人女「あの、はい」ちらっ
女「ん~。覚悟は判ったけれど、残業は許可できないな。
それを許可できるのはマネジの男くんだけだしね」
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:33:58.67
ID:vIdZBssS0 新人女「ですよね」
女「今日は、仰山仕事した?」
新人女「え? あ、はい。手がぱんぱんです」
女「じゃラーメン行こう」
新人女「?」
女「ラーメンだよ。食べに行くんだよ、夜ご飯」
新人女「えっと」
女「判んないかなぁ。一杯頑張って仕事をした人間は
美味しいご飯を食べる権利があるんよ。
働かざる者食うべかざるという言葉は、逆に言えば
ちゃんと働いた子は、おなかいっぱい食べて良いって事なんよ」
新人女「は、はい?」
女「新人さんさ。女の子の同僚とご飯食べた経験少ないでしょ?」
新人女「はい……」
女「うちウォリアだからねっ。男くんの弟子を
もてなすのになんの否やがあろうかっ」
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:38:27.42
ID:vIdZBssS0 女「さ。いくよー」
新人女「はいっ」
女「マニュアルもらった?」
新人女「はい。あれがあって助かりました」
女「あれな」
新人女「?」
女「うちと男くん――マネジでつくったんよ」
新人女「……」
女「そのころ、男もうちもまだ中堅でさ。その時のマネジは
なんかほんとーにどうしようもないヤツでさ。
仕事もしないで、新人いじめばっかりしてさ。
上に無理難題言われてるは判るけどさ。そのいらいらを下とか
新人にぶつけてさ。
それで、人が居着かないでどんどん辞めて行ってさ――」
新人女「……」
女「で、うちらが新人を守ろうって作ったマニュアルなんよ。
だからちょっと古いんだけどね~。そこは勘弁してね」
新人女「いえ。大事なことが大事なこと順に書いてあって
判りやすいです」
女「あははは。普通のマニュアルって、アルファベット順とか
開発者の書きたい順だもんね~」
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:42:02.76
ID:vIdZBssS0 ―― 19:00 駅前ラーメン「柴犬」
女「ここだっ」
新人女「わー」
女「ごめんねー。汚いし狭いんだけどさ。
ここらじゃね。ここのトンコツラーメンが一番美味いんよ」
新人女「はい」
女「豚骨焦がしネギ~。えーっと。一緒で良い?」
新人女「はい」
女「を、ふたつ」
親父「あいよ」ぼそっ
女「愛想もないけどね」
新人女「ですね」くすっ
女「ずっ……♪ んまー」
新人女「ず、ちゅ……」
女「どう?」
新人女「美味しいですよ?」
女「よし、合格」
新人女「?」
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:45:25.78
ID:vIdZBssS0 ―― 19:30 駅
女「んじゃ、お疲れ様!」
新人女「はい。……女さんは?」
女「あー。うちは会社にまだ用事残ってる」
新人女「はい」
女「では、また明日! 明日は池袋に出るんで
あえるかどうかは判らないけれど」
新人女「はいっ」
女「今度、一段落したら飲み会やろー!
歓迎会くらいはちゃんとするよ~」
新人女「ありがとうございます」ぱたぱた
女「……」
女「……」
女「男はあの娘と二人っきりなのかぁ……。なんかなぁ」
女「しかしっ! ウォリアはそう言うことを
感じたり思ったりしないのだっ!!」
女「邪魔なファイルはゴミ箱に捨てて消去っと」
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:46:08.27 ID:DgtESenkO
ラーメンをすする音で抜いた…死にたい 345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:47:54.96 ID:XLFswjh1O
>>344
生㌔
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:50:16.15
ID:vIdZBssS0 みんな次々に落ちてくな。
かくいうおいらも寝ます。テキストが怪しくなってきた。
残ってればちゃんと続き書くよー。支援してくれた人、
ありがとね(´∇`)ママレードサンド、やる。
感想書いてくれたひと、超あんがとね。マーガリンサンドもやる。
あ、あと。よい子のみんなと約束だ!
普通の会社のSEやPGはここまで奴隷じゃないです!!
これはフィクションです。社会は良いところよ?
マジアンシンシテヘイキダヨ。タブン。
ではでは!
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:50:28.71 ID:Cc/GSZ/A0
リアル過ぎて目をつぶりたくなるがなぜか続きを見てしまうwwww
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 02:52:54.43 ID:/9Ci4ESS0
ブラックだとしてもニートの俺には眩しすぎるぜ・・・
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 03:11:46.68 ID:40Ke8DcDO
今日SEの内定貰って浮かれてこのスレ開いたら…
俺の行くところはブラックじゃありませんように
というかブラックは就活する際にどうやって見抜けばいいんだろうか
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 03:13:48.93 ID:ETDp8cJf0
>>369
内定おめでとうw
俺も多分SEに就職すると思うからそれは気になるな
就活の時に参考したい
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 03:15:43.95 ID:3+EBAzs60
>>369
早朝4時に会社に行って会社の前で張ってろ。
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 03:15:57.15 ID:/WMLikuI0
>>369
「ググレカス」だよ、まず社名をググるんだ
IT会社の評判はすぐネットで流れるから、大概は何らかの情報を引っ張れる
まあSE頑張れ、いきなりデスマに参戦しない事を祈ってる
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 10:40:54.74
ID:vIdZBssS0 おはようございます。
みんな、あさごはんくいましたか。俺まだ眠いです。
保守ありがとうございます。
書き貯めないから、書き貯めしてくるお。
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 10:43:07.91 ID:+WnRSQaf0
>>466
wktkして待ってるねー
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 10:53:19.25
ID:vIdZBssS0 暇つぶしに置いておくお。全く読まなくて良い解説(1)
出向先の会社:
男達が派遣されている先の会社。業務用のアプリ開発や
データベースの作成を受注している。
お茶の水に本社(司令部/ヘッドクォーター)、
神楽坂(男+新人女がいる)と池袋(いまは、女+B+C)に
作業事務所あり。そのほか、クライアントの会社で作業をする
ことも。正直かなりブラック。
統括部、営業部、開発部、データ管理部があるが、働いている
人間の半分以上は派遣社員。社長が二代目(つまり創業者の息子)
で、どんぶり勘定+ワンマン経営。
派遣会社A:
男達が所属している会社。実はそんなにブラックじゃない。
男、女、新人女、B男、C男はここの所属。解散した池袋チーム
も他二名はここの所属だった。派遣先のブラック会社は
派遣の人件費を極端に値切っている。そのため、新人女のような
スキルの怪しい新兵を送ってごまかす対応をせざるを得なかった。
派遣会社B:
本編では全く登場しないが、背景としては結構面白い位置の
派遣会社。池袋チームのマネジはここの人間だった。
実はブラックの開発班(プログラマ)は、ほぼ全員B社の派遣。
PGに強い派遣会社なのだ。逆にデータ入力はあまりに派遣先が
派遣社員に酷い扱いをするので、人件費交渉で高い金額をふっか
けて、スタッフを引き上げた。派遣会社にも実は戦略がある。
この作戦が(男達は知るよしもないが)今回の惨劇の原因の
一つとなってしまった。471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04 /08(水) 10:57:04.96
ID:vIdZBssS0 全く読まなくて良い解説(2)
男達の業務内容:
業務用のデータベースを移行する際のデータ処理がメイン。
顧客情報をあるデータベースから別のデータ形式に変換して
再入力している。専門的な開発のスキルは必要ないけれど、
精神的タフネスが要求されるハードな仕事。
変換マクロでさくっとうまくいけば良いけれどデータに欠落が
あったりするとトラブルが発生する。そしてトラブルはほぼ確実
に毎回起きている。一つのクライアントにつきだいたい十日ほど
作業に使っている(規模により様々)
変換作業はチームで動いていて2チーム制だったが池袋チームが
つぶれたので、いまは男達のチームしか動いていない。
以前は変換作業のマネジは正社員がやっていたが、正社員にも
(作業がつらくて)不評だったために、派遣に押しつけている。
そんな事情もあって、男の立場は準正社員的に見られている。
データベースの仕様はクライアントごとに違うために、
一回の受注ごとに最適手順は違う。
そのため、営業部(クライアントから直接話を聞いてるはずで、
仕様に詳しいはず。はずってのも当てにならないけど)や
開発部(実際データベースやアプリをプログラムしている。
本当は変換マクロやツールも開発してくれるはず)と協力して
仕事を進めなくてはならない。
だが実際には、営業部(正社員中心)と開発部(技術畑)の
発言力が強く、データ管理部にしわ寄せをあつめる現状になっている。472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 11:03:35.24 ID:fDguLH3d0
改めて質が高いなと思った
ほしゅ
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 11:20:27.00 ID:5RkigCm0O
そこまで考えて書いてるのか・・・!
かなわんな
マクロが全然使えないデータってどんなんだ?
(´・ω・`)
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 11:29:18.84
ID:vIdZBssS0 >>475
そもそも顧客側の持ってるデータが紙媒体で
その入力(入力は在宅バイトが別経由で処理することが多い)に
不備があってぼろぼろだとか。
顧客側のデータベースが支店ごとに全部違う形式だったとか。
データ移行の際だから、顧客情報のチェックをしようとか
クライアントが言い出してダイレクトメールを顧客に出したら
3割くらい戻ってきたor変更があったとか。
いやそれ以前に開発側の作った新しいデータベースがうんこだとか。
データに問題がないのに1024件ごとに勝手にハングアップする
クソマクロを送ってよこしたとか。
この話において、男も女も開発ではないですが
簡単なマクロやツールなら書けます。
とはいえその技術は現場で独学で身につけた物。
サバイバルの産物。ユーザーインターフェースや仕様書という
意味ではダメなレベルです。
「目の前のトラブルを切り抜ける道具を自分で作る」仕事で
PGとしては非常にアンバランスなスキルを持ってるという設定。
もっとも開発班のPGは見栄えは良くても中の構造がうんこな
データベースを組み立てたりするのですが……。
本来は3倍の給料をもらっていてもおかしくない
現場の戦争豚である男と女の話です。479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 11:32:02.36 ID:EGCNt/7DO
>>476
難しいことはようわからん
だから続きを頼む
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04 /08(水) 11:36:20.47 ID:5RkigCm0O
>>476
こんなアホな質問の為に長文で答えてもらって申し訳ない
°・(ノД`)・°・
成る程良く分かった
特に紙から起こしたデータとか想像すると殺人的だな
次→同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」その2
- 関連記事
-
Amazonの新着おすすめ
おすすめサイトの最新記事