れいか「私、みゆきさんのこと嫌いです」みゆき「え……?」【後編】

2012-06-08 (金) 21:01  その他二次創作SS プリキュア   3コメント  
前→れいか「私、みゆきさんのこと嫌いです」みゆき「え……?」




195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:50:22.98 ID:B/S2tU0N0

サニー「え? なんて?」

ウルフルン「青いの……いやキュアビューティ! 俺は応援するぞおおお!! ピーターパンなんかに負けんじゃねえ!!」

サニー「なんやなんや!」

ウルフルン「俺のハッピーはくれてやる! 必ず幸せにしろよ!! みゆれい最高ォッ!!」

サニー「なんやこいつ……」

ピース(そこから深く深くはまってくよ)

ウルフルン(俺もサポートをしてえが……そうだ!)

ウルフルン「ウルッフッフッフッフ……アカンベェ、帰るぞ!」

アカンベェ「あかんべえ~!」

ウルフルン<シュンッ

アカンベェ「あっか~ん!」タタッ

サニー「なんやったんや……」



197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:52:39.42 ID:JfQURSjU0

キュアデコル回収できんかったwww



198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:52:56.37 ID:HojqGVnO0

ペニバンデコルちゃんと回収しろよ!



199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:56:48.38 ID:B/S2tU0N0

ビューティ「はあはあっ……」

サニー「大丈夫か? ビューティ」

マーチ「こんなに息切らしちゃって……」

ビューティ「はあはあっ//」

ハッピー「ビューティが一番疲れてる……なんでだろ?」

ピース「」b

キャンディ「とりあえずみんな、お疲れクルぅー」

サニー「いやどこおった自分」



201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 02:04:15.68 ID:B/S2tU0N0

~れい家

れいか「た、ただいま帰りました、んっ//」ガララ

静子「おかえり、れいか。……ってどうかした?」

れいか「ん、い、いえ……別に何も、んっ……// ないですよ?」ハアハア

静子「そ、そう」

れいか(だ、ダメです。後遺症が……)ピクピクッ

れいか「んっ// では、はんっ! 私ぃ……っは、自分の部屋にっ、イキ、ますっね……っ!」

れいか(みゆきさん、責任はとってもらいますよ……///)ハアハア



202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 02:06:57.54 ID:JfQURSjU0

イってどうするwww



203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 02:07:41.40 ID:H1Raf0UOO

おいおい
とんだ淫乱だな!



204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 02:09:30.48 ID:B/S2tU0N0

~翌朝

れいか「ふう……寝たらなんとか収まりましたね」

れいか「……あ、そうでした。今日は早く学校に行って読み聞かせ会について会議をするんでした」イソイソ

淳之介「れいかー、御祖父様が呼んでるぞー」

れいか「? なんでしょうか」

淳之介(寝起きのれいかかわいい)



206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 02:15:24.87 ID:B/S2tU0N0

コンコン

れいか「御祖父様、参りました。入ってもよろしいでしょうか」

曾太郎「入れ」

れいか「失礼します」ガララ

曾太郎(寝起きじゃないのか……残念)

れいか「御祖父様、お話とは?」

曾太郎「うむ。お前の想い人のことだ」

れいか「は、はあ」



208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 02:21:56.48 ID:B/S2tU0N0

曾太郎「最近どうだ? 相手の方とは」

れいか「最近……ですか。昨日はその、お恥ずかしいですが、私の身体のあちこちを触られて……」

曾太郎「」ブチッ

れいか「私も思わずはしたない声を出してしまいました……//」キャッ

曾太郎「ぬぅううおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」ドンガラガッシャーン!

れいか「お、御祖父様ー!?」

曾太郎「許せんっ! よくもおおお!! うおおおおおおおお!!! 今すぐそいつを連れて来い! 血祭りにあげてやるうううっ!!」

れいか「お、お兄様ー!? 御祖父様がご乱心にー!」



209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 02:22:44.81 ID:I0f2y0DU0

一家揃ってこれだからな



210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 02:23:58.45 ID:JfQURSjU0

まず孫にキレろ
溺愛しすぎwww



211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 02:25:33.84 ID:/ejf6SnJO

気持ちはわかる
美人で完璧な良い家系の娘とか
箱入りにしてなにが悪いってレベル



212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 02:32:22.24 ID:B/S2tU0N0

~生徒会室

れいか「す、すみません。遅れました!」タタッ

入江「やあ、青木くん。遅刻なんて珍しいな」

れいか「家の方で少しありまして……」

入江「まあ言及はしないよ」

会計「では副会長も着きましたし、会議を始めましょう」

書記「はい」

入江「読み聞かせ会で、何の話をするかだったね」

れいか「ではみなさんの意見を出し合って決めましょう」

入江「それがいいな。青木くんがいると助かるよ」



213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 02:36:25.74 ID:B/S2tU0N0

れいか「意見がある方は手を挙げてください」

書記「はい! グレムリン!!」

会計「ピーター・パン!!」

入江「白雪姫!!」

れいか「その三つから決めましょうか。白雪姫は前にやったので却下で」

入江「」シュン

書記「グレムリンは!?」

れいか「却下で」

書記「」シュン

れいか「よってピーター・パンに決定です」

会計「わーい」



216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 02:44:02.12 ID:B/S2tU0N0

~教室

あかね「おー、みゆき。今日は早いんやなー」

みゆき「おはよー、あかねちゃん」

やよい「でも目に隈ができてるよ?」

みゆき「えへへ、そう?」

やよい「興奮して眠れなかったとか?」ボソッ

みゆき「こ、興奮? なんでそんなあ~」アハハ

やよい(図星だね)

あかね「なんでもええけど、なおはくっつくのやめ」

なお「あかねぇ」ピト



217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 02:45:40.35 ID:I0f2y0DU0

そのうち押し倒しそうだな



218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 02:50:35.82 ID:B/S2tU0N0

ガララ

れいか「みなさんおはようございます」ペコリ

あかね「おはよーさん」

なお「おはよう」

やよい「おはよぉー」

みゆき「お、おはようれいかちゃん!」ノシ

れいか「みゆき、さん……」

みゆれい「……///」モジモジ

みゆき「れ、れいかちゃん、まだその……私のこと、嫌いなの、かな?」

れいか「えっ? あ、は、はい! す、きらいです!!」

みゆき「そ、そっか……」シュン

あかね(まだ嫌いになる必要はあるんかいな)

やよい(これはこれで)



219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 02:56:47.89 ID:B/S2tU0N0

~バッドエンド王国

ウルフルン「ウルッフフ~♪」ヌイヌイ

ウルフルン「俺様ウルフルン~♪」ヌイヌイ

コロッ グイッ

ブチッ

ウルフルン「できたぜえ~!!」テッテレー

アカオーニ「また何か縫ったオニ?」

ウルフルン「今度も服だ」

マジョリーナ「もうファッションデザイナーになればいいだわさ」



221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 03:02:58.72 ID:B/S2tU0N0

アカオーニ「今度は誰の服オニ?」

マジョリーナ「この赤い服は……フックかい?」

ウルフルン「よく分かったな。ずばり、大正解だ!」

マジョリーナ「まあピーターパンの服作ってたしね」

アカオーニ「でもなんでフックオニ? フックでプリキュアを倒せるオニ?」

ウルフルン「まあ待てよ。まずこいつを観てほしい」ピッ

TV<チャチャーン!

『みゆれい~悲しみの愛の果て~』

アカオーニ「意味わからんオニ」

ウルフルン「黙って観ろ」



223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 03:09:57.13 ID:B/S2tU0N0

~~

アカオーニ「ううっ、ううっ……なんて悲しい話オニ! 泣いたアカオーニより泣けるオニいいっ!!」

マジョリーナ「老体には刺激が強すぎるだわさ……私も涙腺が緩くなったものさね」グスッ

ウルフルン「くっ、何度観てもいい話だぜ……」

ウルフルン「おい、お前ら! こいつをバッドエンドと呼ばずになんと呼ぶ!?」

ウルフルン「この物語をバッドエンドのままにさせていいのか!? ハッピーエンドにしたくないか、この愛の物語をよおおおおっ!!」

アカオーニ「オニ! この二人には幸せになってほしいオニー!!」

マジョリーナ「こんな終わり方、満足できんだわさ!!」



225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 03:15:48.86 ID:B/S2tU0N0

マジョリーナ「みゆきいいいいいいいいいいいい!! れいかああああああああああああ!!」

アカオーニ「ピースたんんんんんんんんんんんんんんんん!!」

ウルフルン「いいぞ! お前たちのハッピーエナジーが、この物語をハッピーエンドへ導くのだあ!!」

アカンベェ「あかんべ、あかんべ!」

ウルフルン「ウルッフッフッフッフ! みゆれい最高ーーーーッッ!!」

アカオーニ「み・ゆ・れ・い!!」

アカンベェ「さいこう!」

マジョリーナ「み・ゆ・れ・い!!」

アカンベェ「さいこう!」


「「み・ゆ・れ・い!!」」


ジョーカー(狂ってやがる……)



227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 03:22:43.07 ID:B/S2tU0N0

~放課後

あかね「ほな、帰ろかー」

なお「私たちは部活でしょ」ヒョイ

あかね「お姫様だっこはだめや!」バタバタ

みゆき「ばいばーい! 二人とも、部活頑張って~!」

れいか「では三人で帰りましょうか」

やよい「あっ! 私家庭科部があったんだったー!」

みゆき「えっ」

やよい「材料も持ってかないと~! えっと、何がいいかな~? あっ、飴でも持ってこう!」ガシッ

みゆき「それキャンディだけど!」

やよい「じゃあ、また明日ねっ!」タタタ クルー!?

みゆき「あ……行っちゃった」



228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 03:22:57.10 ID:kaC/OrR10

わろた



229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 03:24:19.89 ID:/ejf6SnJO

本格的にキャンディ扱いの飴さん



231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 03:27:27.06 ID:B/S2tU0N0

みゆき「……え、えと」

れいか「……」

みゆき「ふ、二人きりになっちゃったね~! もうっ、みんな忙しないんだから~!」アハハ

れいか「……」

みゆき「あはは……」

みゆき(ど、どうしよう~!? 昨日の今日だし、気まずいよお~!!)アセアセ

れいか(な、なにを話せばよいのでしょう? まともに目も合わせられないのですが!)アワアワ



232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 03:35:28.76 ID:B/S2tU0N0

みゆき・れいか「あっ、あの!!」

みゆき「え、えええ~! れいかちゃんからどうぞっ!」

れいか「い、いえっ! みゆきさんから!」

みゆき「わ、私っ!? わ、わわわかった! えっと……とりあえず歩きながら話そう?」

れいか「そ、そうですね。このままでは帰れませんし」

みゆき「うん!」

テクテク

れいか(我ながらぎこちない歩きです……)

みゆき「れいかちゃんと二人で帰るのって、初めてだねー!」

れいか「そ、そうですね。意外と」



236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 03:43:51.99 ID:B/S2tU0N0

みゆき「今日はうれしいなっ。れいかちゃんと一緒に帰れて! いつもは生徒会があるし」

れいか「……そうですね」

れいか(みゆきさん、こんな状況でも私に優しく微笑みかけてくれるのですね。みゆきさんは私があなたを嫌っていると思っているはずなのに……)

れいか(誰にでも分け隔てなく、接してくれる。人への気遣いと思いやりを忘れない……あなたのそんなところを私は好きになったんです)

れいか「みゆきさん……」ギュウ

みゆき「く、くるしいよ、れいかちゃん」

れいか「わ、わああああああっ!?//」



237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 03:49:03.33 ID:B/S2tU0N0

れいか「す、すみません! 私は無意識になんということを……!」

みゆき「む、無意識だったの?」

れいか「あ、えと……」

みゆき「あったかかった? 私の身体!」

れいか「うう、その……//」

みゆき「えへへ、冗談だよ~。そうだ、れいかちゃん。れいかちゃんはさっき私に何を言おうとしてたの?」

れいか「はい、実はみゆきさんにお願いが……」

みゆき「?」



239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 03:54:46.81 ID:B/S2tU0N0

~れい家

ガララ

れいか「ただいま帰りました」

みゆき「こ、ここがれいかちゃんのお家? 大き~い!!」

れいか「みゆきさん、早く中へ……」

みゆき「ああ、ごめんごめん!」

みゆき「お邪魔しまーす!」

静子「れいか、おかえり……ってあら?」

みゆき「あ、お邪魔してます!」

静子「こんにちは。れいかのお友達?」

みゆき「はい! 星空みゆきと言いますです!!」

みゆき(ってなんで緊張してるんだろ、私!)



240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 04:00:13.72 ID:B/S2tU0N0

静子「ああ、れいかがいつも話してる子ね」

みゆき「えっ……」

れいか「お、お母様っ//」

静子「いいじゃない、隠すことじゃないわ」

みゆき(私のこと、話してるんだ)

静子「そうだ。もうすぐ夕御飯なの。みゆきさんも食べていくでしょう?」

みゆき「え、えっとぉ……」

れいか「ぜひ」ニコッ

みゆき「じゃあ、お言葉に甘えて……」

みゆき(れいかちゃんと夕御飯も、初めて!)



244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 04:15:02.37 ID:B/S2tU0N0

~れいルーム

みゆき「れいかちゃんのお部屋だね! ひろ~い!!」

れいか「くつろいでいてください。私は少し用事があるので」

みゆき「わかった~!」

ガララ

みゆき「れいかちゃんが普段使ってるものがいっぱーい! あれ? これは……」


曾太郎(あの文鎮もそろそろ替え時だな……)テクテク

れいか「御祖父様、ちょっとお話が」

曾太郎「む? なんだ、れいか」

れいか「御祖父様が朝おっしゃった通り、連れて来ました」

曾太郎「誰をだ?」

れいか「私の、想い人を!」

曾太郎「何……だと……」



245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 04:24:54.28 ID:B/S2tU0N0

~ディナー

静子「それではみなさんご一緒に!」

イタダキマス!!

みゆき「わあ~! 知らない料理がたくさんある~!!」キラキラ

れいか「すべて和食なんですよ」

みゆき「日本にこんな料理があるんだね~!」モグモグ

みゆき「むぐっ! みぐっ、れいははん、みぐっ!!」

ゴクゴク

れいか「もう。そんなに急いで食べるからですよ」

みゆき「だって~。この肉じゃがが美味しすぎたんだもーん」

れいか「そ、そうですか!」パアアッ

れいか(その肉じゃがは私が作ったものでしたが、喜んでもらえて良かったですっ)



246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 04:31:42.04 ID:B/S2tU0N0

曾太郎「……」モグモグ

淳之介「……」モグモグ

曾太郎「おい、淳之介」

淳之介「なんだい御祖父様」モグモグ

曾太郎「れいかの想い人はどこにいる?」

淳之介「いるじゃないか、目の前に」モグモグ

曾太郎「…………」

淳之介「……」モグモグ

曾太郎「女の子じゃないか!!」

淳之介「偏見はよくないよ、御祖父様」モグモグ

曾太郎「最高じゃないか!!」

淳之介「そうだね」モグモグ



247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 04:32:34.20 ID:lsNbZIUCO

じじいwwwwwww



248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 04:35:46.71 ID:xeYrnam9O

おじいさま→じじ馬鹿
にいさま→シスコン
かあさま→常識人
れいか→百合



249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 04:43:42.48 ID:edwKeAXtO

孫娘が2人になるようなもんだしそりゃ嬉しかろうて



250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 04:48:33.14 ID:B/S2tU0N0

みゆき「ごちそうさまでした~♪」

静子「よく食べるわねえ」

みゆき「えへへ、全部おいしかったから」

れいか「みゆきさん、このままお帰りになりますか?」

みゆき「へ?」

曾太郎「待て、れいか。もう外も暗い。今日は泊まってもらったらどうだ?」

みゆき「え、ええええええええええええ!?」

れいか「お、御祖父様、そそそそれは!」

曾太郎「いいではないか。せっかく来てもらったんだ」

れいか「それは、そうですけど」

曾太郎(女の子同士だから過ちは起こらんだろうしな)



252: 忍法帖【Lv=31,xxxPT】 :2012/06/03(日) 05:03:03.96 ID:x+MV5RL50

それフラグや



253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 05:05:03.12 ID:lsNbZIUCO

起こるんじゃなくて起こす方だよな



254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 05:10:36.06 ID:B/S2tU0N0

静子「ではみゆきさん、お風呂が沸いたので先にどうぞ」

みゆき「わっ、私一番!?」

曾太郎「遠慮はいらんぞ。青木家の名に恥じぬよう、客人をもてなそう」

淳之介「つまり自分の家のようにしてくれってことかな」

みゆき「じゃあ、お先に……」

静子「ええ、ごゆっくり」

みゆき「」タタッ

静子「……いい子を好きになったわね」

れいか「はいっ!」

曾太郎「よきかな」

淳之介「れいか、幸せになるんだよ」



256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 05:16:59.61 ID:B/S2tU0N0

~浴室

みゆき「ふうう~」チャポン

みゆき「ここ、れいかちゃんがいつも入ってるお風呂だねー」

みゆき「……」

みゆき「あれ、なんで私ドキドキしてるんだろう。お友達の、家のお風呂、なのに……」

みゆき「あ、ああ頭洗おう! 二回目だけど!!」ザパッ


ドライヤー<ブオオー

みゆき「あー♪ ドライヤーまで高級な風が吹いてる感じがする~♪」

スンスン

みゆき「……えへへ、れいかちゃんのにおいだ。同じシャンプーだからかな」



259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 05:28:24.09 ID:B/S2tU0N0

~れいルーム

みゆき「れいかちゃーん」バタバタ

れいか「はーい……って、なんでタオル一枚なんですか!?//」

みゆき「だって私、服持ってきてないんだも~ん」

れいか(ああ、いいにおいがします……)スンスン

みゆき「れいかちゃん?」

れいか「な、なんでもないです。え、えと私の寝間着を……」ガサゴソ

みゆき「ありがとう。ごめんね、れいかちゃん」

れいか「いえ。あ、ありました。これを……」つ服

みゆき「ありがとう~!」パサッ

れいか「こ、ここで着替えないでください~!//」



260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 05:38:20.16 ID:B/S2tU0N0

れいか「わ、私はお風呂へ入るので、みゆきさんはくつろいでいてください!」ソソクサ

みゆき「あー、行っちゃった……」

みゆき(どうしてだろう……私、さっきから、胸が熱い……)

みゆき(れいかちゃんといると…………。お風呂のせい、かな……)


チャポン

れいか(……みゆきさん)

れいか(もう、嫌いだなんて、口が裂けても言えません……これだけ接近しておいて……みゆきさん……)

れいか「私はみゆきさんのことが好き……もう、嘘はつきません。私、みゆきさんに本当のことを言います!」

れいか「たとえ、みゆきさんに変に思われても! みゆきさんに好きな方がいても! この気持ちを、伝えたい!!」

れいか「私の、道をっ!!」



262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 05:50:50.97 ID:B/S2tU0N0

ガララ

れいか「みゆきさん、お待たせいたしました」

みゆき「れ、れいかちゃん!? 何故に着物!」

れいか「みゆきさんとおそろいの寝間着もいいと思いましたが、ここは筋を通しておきたいので」

みゆき「す、筋……?」

れいか「私、みゆきさんに伝えたいことがあるんです!」

みゆき「えっ……」

れいか「もう、決めました。迷いはありません。私の心は定まったのです」

みゆき「それ、って……」

れいか「私は……みゆきさんのことが……」

みゆき「わた、しのことが?」

れいか「す……」ドキドキ

みゆき「す?」ドキドキ



263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 05:56:32.24 ID:WtnCY6by0

す?



264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 05:57:59.49 ID:B/S2tU0N0

れいか「す、すすすすす……」プシュウウ

みゆき「れ、れいかちゃん?」

れいか「」バタリ

みゆき「れいかちゃぁ~ん!?」


~~

みゆき「はい」つ濡れタオル

れいか「ありがとうございます……はあ、気持ちいいですね」

みゆき「もう、びっくりしちゃったよ~。いきなり倒れちゃうんだもん」

れいか「のぼせたんでしょうか……」

みゆき「どう、だろ……私ももう少し長く入ってたらのぼせてたかも」

れいか「えっ?」

みゆき「ううん、なんでもない」



266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 06:04:54.70 ID:B/S2tU0N0

みゆき「じゃあ、ゆっくり休んでよ。私が看てるから」

れいか「で、でも」

みゆき「なに~? 私じゃ心配~? はっぷっぷー」

れいか「そういうわけでは……いえ、心配ですかね。心配です」

みゆき「え、ええ!?」

れいか「みゆきさんなら、洗面器のお水を私の顔にかけてしまうかもしれません」

みゆき「そ、そこまでおっちょこちょいじゃないよ!」

れいか「ふふ、今のは冗談ですクルぅ~」

みゆき「あっ、もう! れいかちゃんの意地悪ぅ!」ハプ



267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 06:13:52.03 ID:B/S2tU0N0

みゆき「はっぷっぷー!」

れいか「ふふふっ」

みゆき「でも、れいかちゃんが冗談を言うなんて珍しいね」

れいか「そうですか?」

みゆき「そうだよ」

れいか「……確かに冗談はあまり言ったことがないかもしれません」

みゆき「じゃあれいかちゃんの初めてゲットだねー、えへへ」

れいか「ふふ、ゲットされちゃいました」

みゆき「なにそれ。おかしい~」

れいか「ふふふっ」

みゆき「えへへ」



268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 06:18:06.23 ID:QQSHrR6w0

初めて…とな



269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 06:25:19.64 ID:B/S2tU0N0

れいか「……」スースー

みゆき「疲れて、寝ちゃったみたい」

れいか「……」スースー

みゆき「寝顔かわいい」ツンツン

れいか「んっ……」スースー

みゆき「なでなで」

れいか「ふぅ、ん……」スースー

みゆき「……れいかちゃん」

みゆき「さっき、なんて言おうとしてたの?」

みゆき「言ってよ、ちゃんと。私も好きだよ、れいかちゃんのこと」

みゆき「……言っちゃった。私が先に言ったから、何かしてもらうんだー」

みゆき「私ね、昨日みたいにぎゅーってしたいな。私からでもいいけどね、れいかちゃんからしてほしいな」



270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 06:32:33.25 ID:JfQURSjU0

キマシ



271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 06:34:35.85 ID:B/S2tU0N0

みゆき「れいかちゃんがいいなら、ちゅうもしたいな」

みゆき「一緒に絵本も読みたい。手をつないで、お買い物も行きたい」

みゆき「でもね、今一番れいかちゃんにしてほしいのは、敬語をやめてほしいかも」

みゆき「告白の時はいいよ。でも、普段はなおちゃんと話すみたいにしてほしい」

みゆき「れいかちゃん……だいすき、だよ」

みゆき「……」スースー

れいか「……」スースー



276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 07:00:59.38 ID:B/S2tU0N0

れいか「みゆきさん、みゆきさん。起きてください」ユサユサ

みゆき「んん~、お母さん、あと5分~」ムニャムニャ

れいか(か、かわいい……このまま寝かせておきたい……)

れいか「ですが、これもみゆきさんのため! みゆきさん、みゆきさん」

みゆき「もう、しつこい~……ってあれ? れいかちゃん?」

れいか「もう、忘れてしまったのですか? みゆきさんは私の家に泊まったんですよ」

みゆき「あ、そうだったね」

れいか「では身支度を済ませてください」

みゆき「うん!」



277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 07:07:57.60 ID:B/S2tU0N0

みゆき「れいかちゃん、髪結んで~」

れいか「仕方ないですね」ギュッ

みゆき「えへへ、今日はれいかちゃんのにおいなんだ~♪」

れいか「? なんですか、それは」

みゆき「昨日同じシャンプーを使ったから、同じにおいがするの」

れいか「どれどれ」スンスン

みゆき「きゃー、くすぐったいよおー」

れいか「す、すみません。つい」

みゆき「このー、れいかちゃんのにおいも嗅いであげるもんねー!」スンスン

れいか「くすぐったいですぅ!」キャッ

淳之介「れいか、ご飯できたって」ガララ

みゆき・れいか「あわわわ……っ!//」



279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 07:16:30.98 ID:B/S2tU0N0

ゴチソウサマデシター

みゆき「ちゃんと朝ごはん食べたの久しぶり~」

れいか「毎日しっかり食べないといけませんよ」

みゆき「ごめんなさーい」

れいか「さて、もう登校時間になりますね」

みゆき「も、もう!? 急がないと! 遅刻しちゃうよ!?」

れいか「落ち着いてください、みゆきさん。まだ8時も回っていません」

みゆき「あ、あれ?」

れいか「ゆっくり歩いて行きましょう」

みゆき「うん!」



280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 07:26:16.52 ID:B/S2tU0N0

~生徒会室

ガララ

れいか「みなさん、おはようございます」

会計「おはようございます、副会長」

書記「おはようございます」

入江「おはよう……ってそちらの彼女は誰かな?」

みゆき「お、おはようございます! 星空みゆきです!」ペコリ

壁<ゴン!

みゆき「いたた……」

入江「はは、賑やかな子だね」

会計「あ、星空さんじゃないですか」

書記「星空さん!」

みゆき「久しぶり~」

入江「知り合いなのか? って、前回の読み聞かせ会の準備を手伝ってくれたのが星空みゆきさんたち……やあ、君かあ!」



282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 07:32:13.70 ID:B/S2tU0N0

入江「その節はどうも」

みゆき「い、いえ! れいかちゃんのために当然のことをしたまでです!」

入江「友達思いなんだね」

れいか「それより入江会長、今から会議ですが……みゆきさんがいてもよろしいでしょうか?」

入江「かまわないよ。会議と言っても、読み聞かせ会の打ち合わせだろう?」

みゆき「あっ、読み聞かせ会! 今回はピーター・パンをやるんですよね!」

れいか「みゆきさん、どうしてそれを?」

みゆき「あ……ごめんね、れいかちゃんの部屋で台本を見かけたから」

れいか「もうっ、人のものを勝手に見るのはやめてくださいね?」

みゆき「ごめんね~」



283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 07:36:57.95 ID:B/S2tU0N0

~~

入江「……という感じかな」

みゆき「すごーい! 面白かったー!」パチパチ

れいか「そう言ってもらえると嬉しいです」

書記「当日はこの調子で頑張りましょう!」

会計「絶対成功です!」

入江「僕も風邪をひかないよう、気をつけよう」

みゆき「れいかちゃん! よみきかせ会、楽しみだね! みんな、喜んでくれるといいね!!」

れいか「はいっ!」



285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 07:44:42.63 ID:B/S2tU0N0

~よみきかせ会・当日

あかね「今度はなにやるんー?」

なお「あかねとなら何をみても楽しいよ」

やよい「私も二人をみてると楽しいよ」カキカキ

みゆき「えへへ~、何をやるかは秘密! みてのお楽しみ~」

あかね「なんやそれ! ちゅーか、いつの間にれいかと仲良うなっとんねん!」

なお「驚いたよね、数日であんなラブラブになるなんて」

みゆき「えへへー、れいかちゃんの家に泊まっちゃったりしちゃったよー」

やよい「見たかったなー、二人の濡れ場」

あかね「まぁ、今は読み聞かせ会や! れいかを応援しにいくでー!」



286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 07:51:27.52 ID:B/S2tU0N0

みゆき「えっ! れいかちゃんが風邪で休み!?」

入江「ああ、そうなんだ。数日前から熱があったみたいでね」

会計「リハーサルは毎回顔を出してくれていたんですが……」

書記「本番で倒れるなんて……」

みゆき「そんな……」

あかね「ほな、読み聞かせ会はどないするんですか?」

入江「中止、かな。このままだと」

なお「中止……」

やよい「楽しみにしてくれてる子供たちがいるのに……」

あかね「まあ、仕方ないな……」

みゆき「わ、私やります!」

入江「えっ?」

みゆき「台本、読んだことあるし! リハーサルも何回か見たし! やれると思います!」

みゆき「れいかちゃん、この日を楽しみにしてたんです! れいかちゃんの一生懸命を、無駄にしたくない!!」

入江「…………わかった。お願いする」



288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 07:58:21.53 ID:B/S2tU0N0

入江「ではこれからピーター・パンのよみきかせ会を始めます」

パチパチパチパチ

みゆき「」ドキドキ

みゆき「子供しか住んでいない、夢の国。そこはネバーランド。そこに住んでいる一人の少年……」

ドンッ!

???「ウルッフッフッフッフ……そう! 俺様、ピーターパンだ!!」

みゆき「えっ?」

ワアワア ピーター!

ピーターパン「ウルッフッフッフッフ……」

ピーターパン(プリキュアもいるな)

ピーターパン「ウルッフッフッフッフ! 俺は永遠の少年、ピーターパン! 今日も悪い奴を倒すぜー!!」

フック「そーうは行かないオニ、ピーターパン! 今日こそお前を倒してやるオニ!!」

ピーターパン「お前は、フック船長!」

会計「あの、こんなの台本にありましたっけ?」

入江「まあ子供たちも楽しんでるし、いいんじゃないか」



289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 08:03:45.72 ID:B/S2tU0N0

フック「今日という今日こそは~! お前を倒すために~! こ~んな人質をとったんだオニ~!!」

ティンカーベル(なんで私がティンカーベルだわさ!)パタパタ

ピーターパン「おのれ、フック船長! ティンカーベルを返しやがれ!!」

フック「ウハハハ! いやだオニー!!」

ピーターパン「これでも……喰らえ!!」グサッ

フック「ぐあああっ!?」

キャアアア!!

ピーターパン「はーっはっはっはっ!」グサッ グサッ グサッ

フック「がああっ……」

あかね「な、なんちゅう……」

なお「ひどい……!」

やよい「子供たちも泣いてる!」



290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 08:08:23.67 ID:B/S2tU0N0

みゆき「ピーターパンはあんな残虐じゃない! あんなひどいことをするなんて、絶対に許せない!」


「「プリキュア、スマイルチャージ!!」」


ピーターパン(来たな、プリキュア)

マーチ「キュアマーチ!!」

ピーターパン「ってあれ!? ビューティがいねえじゃねえか!」

ハッピー「えっ?」

フック「これじゃあ意味ないオニ!」

サニー「普通に立ち上がったで」

ティンカーベル「私の恥じらいをどうしてくれるだわさ!」

ピース「しゃべったあああああああああああああああああああ」

マーチ「あんたたち、まさか……!?」



291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 08:13:53.43 ID:B/S2tU0N0

バッ!

ウルフルン「そうだ、俺様たちだよー!!」

アカオーニ「オニー!!」

マジョリーナ「いーっひっひっひ!」

キャンディ「バッドエンド王国の三幹部クルぅ!!」

サニー「だからいつの間におったんや、自分!」

ハッピー「またバッドエナジーを集めにきたんだね!」

ウルフルン「ウルッフッフッフッフ、そうだ」

アカオーニ「世界よ! 最悪の結末、バッドエンドに染まるオニ!」

マジョリーナ「白紙の未来を、黒く塗り潰すだわさぁー!!」

入江「僕が風邪をひけばよかったんだ……」

ウルフルン「ウルッフッフッフッフ! 人間どもの発したバッドエナジーが悪の皇帝ピエーロ様を蘇らせていくのだああああ!!」



293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 08:20:09.92 ID:B/S2tU0N0

ウルフルン「いでよ! アカンベェ!!」

絵本<カッ

アカンベェ「あかんべえ~!」

サニー「ほんまに懲りんやっちゃで!」

マーチ「私たちの愛の力で、やっつけよう!」

ピース「頑張って!」

ハッピー(愛の力……)

アカンベェ「あかんべえ~!」ダッ

サニー「プリキュア・サニー・ファイヤー!!」

マーチ「プリキュア・マーチ・シュートー!!」

アカンベェ「……っ!」

ドオオオンッ!!

サニー「直撃や!」

アカオーニ「そいつはどうオニ?」

サニー「なんやて?」



294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 08:25:12.63 ID:B/S2tU0N0

アカンベェ2「あっかんべえ~!」

サニー「あれは……アオッパナ!?」

アカオーニ「新しいアカンベェを召喚したんだオニ!」

マーチ「アオッパナのアカンベェが必殺技を防いだの……ね……」バタリ

サニー「く……力が……」ガクリ

ハッピー「二人とも!」

マジョリーナ「いーひっひっひ! 今に三体目のアカンベェを召喚してやるだわさ!」

ウルフルン「それでお前らは負けってわけだ」

ハッピー「そんな、こと……!」

ピース「ど、どうしようハッピー!」アワワ

ウルフルン「ウルッフッフッフッフ! 呼べよ、泣き叫べよ!! 救いのヒーローが来るのをなあああ!!」

ハッピー「救いの、ヒーロー……」



296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 08:31:07.11 ID:B/S2tU0N0

ウルフルン「ウルッフッフッフッフ、キュアハッピー! お前の脳裏に浮かぶヒーローはピーターパンってやつなんだろ?」

ウルフルン「笑わせるぜ! 絵本の中のヒーローなんて呼んでどうすんだ! さっきみただろ? 俺様がピーターパンに成り済まして、残虐な行為をしたのを!!」

ウルフルン「絵本のヒーローなんてなあ、現実の世界の勝手な理屈でどうとでも改悪できちまうんだよ!! くだらねえ夢なんか見てないで、現実を見ろ!! 救いのヒーローは、ピーターパンは、存在しねえんだよおおっ!!」

ハッピー「……違う」

ウルフルン「あぁ?」

ハッピー「私の脳裏に浮かんだのは……真っ先に浮かんだのは……」

ガチャン!

「そこまでです!!」



302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 09:15:01.30 ID:B/S2tU0N0

ハッピー「キュアビューティなの!」

ビューティ「キュアビューティ!!」

ウルフルン「! ようやくご登場か……」

ハッピー「ってビューティ!? 風邪は大丈夫なの!?」

ビューティ「まだ完治はしてませんが、ハッピーたちが戦っているのに、私だけ寝ているわけにはいきませんから」

ハッピー「ビューティ……」

ウルフルン「ウルッフッフッフッフ……」



303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 09:21:21.78 ID:B/S2tU0N0

ウルフルン「まあプリキュアが一人増えようが、関係ねえけどなあっ!!」

アカオーニ「そうオニ! それに、キュアサニーとキュアマーチが倒れた今、レインボーヒーリングはできないオニ!!」

マジョリーナ「アオッパナを倒すのは無理だってことだわさ!」

マジョリーナ「いでよ! アカンベェ!!」

アカンベェ3「あっかんべえ~!!」

アカンベェ1「あかんべえ!」サッ

アカンベェ2「あっかんべえ~!」サッ

ビューティ「三体のアカンベェ……!」



305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 09:32:57.89 ID:B/S2tU0N0

アカンベェ2「あっかんべえ!」

アカンベェ3「あっかんべえ!」

サニー「……待ちい」

マーチ「……待て」

アカオーニ「む?」

マジョリーナ「どうしただわさ? やられ損ない」

マーチ「ビューティ、伝えたいことがあって、ここにきたんでしょ? なら、早く伝えないと!」

サニー「ハッピー、ビューティはお前に話があるんや! ちゃんと聞きい!!」

ピース「アカンベェは、私たちが引き付けてる! その間に!!」

ウルフルン「チッ……」

ハッピー「サニー……」

ビューティ「マーチ、ピース……」

ウルフルン「けっ! これじゃあダメだなあ~。アカンベェはプリキュアに抑えられて、あとの二人には攻撃しようがねえぜ~」

ピース「ぷっ、演技下手だね」

ウルフルン「うるせえ」



306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 09:33:22.17 ID:/ejf6SnJO

みゆれいは別にしても本編でやりそうなストーリーだから困る



307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 09:38:56.79 ID:B/S2tU0N0

アカオーニ(生のみゆれいオニ)ドキドキ

マジョリーナ(だわさ)ドキドキ

ハッピー「……」

ビューティ「……」

ハッピー「あ、あの」

ビューティ「……ハッピー。ずるいです、あなたはいつも先に……」

ハッピー「えっ?」

ビューティ「……聞いていました。私が寝ている時にあなたが喋っていたことを……」

ハッピー「えっ、えええ!? 聞いてたのー!?//」

ビューティ「はい……あなたの告白、全部聞いていました」

ハッピー「な、ななななな……//」



308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 09:41:22.58 ID:5V0mZJNj0

寝てる間の告白聞かれるってシチュ萌える



309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 09:43:39.68 ID:/ejf6SnJO

よく反応我慢できたなwww



310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 09:43:45.08 ID:B/S2tU0N0

ビューティ「嬉しかった……本当に、嬉しかった……ハッピー、あなたの気持ちに私の気持ちをぶつけます!」

ハッピー「は、はい!」


ビューティ「ハッピー、好きです! 結婚してください!!」


ハッピー「は、はやいよーっ!?」

ビューティ「へっ?」

ハッピー「そ、そそそういうのは色々やってからさ……!」

ビューティ「そ、それもそうですね……」

ハッピー「じゃあ、どうぞ!//」

ビューティ「はいっ!」



313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 09:57:48.81 ID:B/S2tU0N0

ビューティ「ハッピー、先に言われてしまいましたが、私……ハッピーが好きです」

ビューティ「ハッピーを見ていると、胸が苦しいことに気づきました。胸の真ん中が熱くなっていることに気づきました」

ビューティ「この胸の痛みがなんなのか、最近までわかりませんでした。でも今はわかります。これは……恋の病」

ビューティ「私はハッピーが好きなんです! ハッピーが、みゆきさんが、好き! 好き好き!! 大好き!!」

ビューティ「ハッピーと一緒にショッピングへ行きたいです! ハッピーと一緒に絵本を読みたいです! みゆきさんがいいなら、ちゅうもしたいです!!」

ビューティ「この間のようにぎゅ~っと! 抱擁も! したい!!」

ビューティ「一緒にお風呂に入りたい! 一緒にお勉強をしましょう! また家に来てください!! ご飯も、私が作って差し上げます!! あなたの笑顔が、もっと見たいんです!!」



314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 09:58:05.87 ID:nVj+XRvli

いやっほぉぉおおおおおおおおおおう!!!!!(ガタタッッ



315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 10:00:21.82 ID:/ejf6SnJO

俺はそれを眺めていたい!



316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 10:01:30.62 ID:5V0mZJNj0

素晴らしいと思います



319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 10:05:01.22 ID:B/S2tU0N0

ビューティ「その笑顔を……」フワッ

ハッピー「!」

ビューティ「私のものにさせてください……!」ギュウ

ハッピー「ビューティ……!」

ビューティ「私から、抱きしめてみました……」ギュウウウ

ハッピー「嬉しい……ビューティ……私の、ピーターパン……!!」ギュウウウ

ビューティ「ハッピー、大好きです」

ハッピー「私もビューティが大好き……大好き! 大好き!! ウルトラ大好き!!」

ビューティ「私たちの愛は永久に、ビューティ・ブリザードです……!!」



320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 10:07:06.53 ID:xeYrnam9O

なんかワロタ



321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 10:13:14.09 ID:B/S2tU0N0

アカンベェ達「あかんべえ~~~!!!」

ドオオオンッ!!

サニー「うああっ!?」

マーチ「くっ……!!」

ピース「きゃああっ!?」

ハッピー「! みんな!!」

サニー「アカン、ウチらはもう戦えん……」

マーチ「でもちゃんと伝えれたみたいで、よかったよ」

ピース「あとは、頼んだよ……」

ビューティ「……みなさん、ありがとうございました。本当にっ……!」

ハッピー「アカンベェは、私たちが倒す!」

ハッピー・ビューティ「愛の力で!!」



322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 10:22:15.07 ID:B/S2tU0N0

ウルフルン「愛の力だぁ? くっだらねえ!! 言っただろぉがあああ!! 愛なんて所詮、幻想だってよおおおおおおお!!!」

ウルフルン「おらおらおらおらおらおらァ!! もっともっと、バッドエナジーを吸い出してやるぜええええ!!!」

入江「僕がジョーカーとか……ねえだろ……」

アカンベェ達「あかんべえ~!!」グググ

ウルフルン「ウルッフッフッフッフ! バッドエナジーがアカンベェを強くする!!」

ウルフルン「愛なんていうスッカスカな力なんかで、こいつらに敵うとでも思ってんのかぁ!?」

ハッピー「……スッカスカなんかじゃない」



324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 10:31:57.59 ID:B/S2tU0N0

ハッピー「愛なんて、人それぞれで全部違う」

ハッピー「くっつきあってイチャイチャしたり」

サニー「っ……」

マーチ「う……」

ハッピー「人の愛を観て、興奮したり」

ピース「ひぅ……」

ハッピー「よくわかんなかったり」

キャンディ「クルぅ」

ハッピー「ぎゅ~って抱き合って、お互いの愛を叫んだり!」

ビューティ「……」コク

ハッピー「いろんな愛があるの! すかすかだなんて言わせない!! 愛は素敵な感情がたくさん詰まってるの!!」

ハッピー「愛は人をときに苦しめ、悲しみを生む。でも、その苦痛の先には光があるって信じてる! 愛は勇気をくれる! 私に、力をくれる!!」

ハッピー「世界中のみんなの愛が、私の力! 私の光の源!! ラブラブ惚気る未来の光!! キュアハッピーーーーーー!!!」ピカアアッ



326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 10:40:10.73 ID:B/S2tU0N0

ハッピー「プリキュア・ハッピー・シャワーーーーーー!!!」

ビューティ「プリキュア・ビューティ・ブリザーーーーード!!!」

アカンベェ1「あかんべえ……」シュワアン

アカオーニ「アカンベェが……!?」

マジョリーナ「なんて気迫だわさ!」

ウルフルン「だが残り二体はアオッパナ! 気迫じゃどうにもなんねえぞ!!」

オヒサマミタイニッ テラスワライガオッ!

ビューティ「わかっています。でも、私たちは新たな力を得たのです」

ハッピー「私たちの力は愛だって言ったよね?」

ウルフルン「まさか……!?」

ハッピー「いくよ、ビューティ!」ガシッ

ビューティ「はい、ハッピー!」ギュッ



327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 10:45:54.01 ID:MwrMe+Mn0

おかしいなBGMが聞こえる



328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 10:47:06.87 ID:6XaImK/G0

Gガンダム思い出した



330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 10:50:41.08 ID:B/S2tU0N0

ハッピー・ビューティ「プリキュア・ラブラブ・ヒーリング!!」」ゴオオオッ

アカンベェ達「あっかんべえ~~~!?」シュワアン

アカオーニ「オニいいいい!?」

マジョリーナ「ものすごいパワーだわさ……!」

ウルフルン「くそ……だが、こんなもん! へっちゃらなんだよ!!」

ハッピー「まだだよ! 私たちだけじゃない……みんな、愛を持ってる!!」

ビューティ「みなさん!!」

キャンディ「みんなの力を合わせるクルぅうううううう!!!」

サニー「マーチ!! 最初は戸惑ったけど、ほんまはマーチのこと! 好きやでえええええ!!!」

マーチ「サニー!! ずっと前から好きでしたあああ!! サニーの色々なところをペロペロしたいんだあああああ!!」

ピース「百合最高おおおおおおおおおおおお!!!」

キャンディ「ピース! 愛してるクルぅううううううううううううううううううううう!!!」


「「「「「「プリキュア・ラブラブラブラブ・ヒーリング!!」」」」」」



331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 10:51:18.68 ID:6XaImK/G0

おいキャンディ




おい



332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 10:56:31.40 ID:lsNbZIUCO

飴ェ……



333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 10:56:49.45 ID:B/S2tU0N0

ウルフルン「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!?」

アカオーニ「そうオニ! この力オニぃいい!! これが愛の力オニぃいいいいい!!」

マジョリーナ「みゆれい、あかなお、やよキャン、いいものを見させてもらっただわさあああ!!」

ウルフルン「幸せにっ!! なれよおおおおおおおおお~~~~っ!!!!」

ウルッフー!! オニイー!! ダワサー!!


カガヤイテ スマイルプーリキュアッ!


キラアンッ



337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:03:18.64 ID:B/S2tU0N0

みゆき「やったんだね……」

れいか「はい」

あかね「なお、立てるか?」

なお「ありがとう、愛してるよあかね」

キャンディ「やよい、しっかりするクルぅ!」

やよい「ごめん、キャンディは無理」

入江「もう生徒会長やめようかな……」

会計「ど、どうしたんですか会長!?」

書記「しっかりしてくださーいっ!」

みゆき「なにはともあれ、みんな笑顔でウルトラハッピー!!」

れいか「いえ、ひとつやり残したことが……」

みゆき「?」



341:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:16:23.57 ID:B/S2tU0N0

みゆき「やり残したことって?」

れいか「……ちゅうです」

みゆき「……え?」

れいか「みゆきさんがいいなら……ですけど//」

みゆき「え、待って! 私たちまだ正式に付き合っても……!」

れいか「駄目……ですか?」ウルウル

みゆき「うっ。も、もう当たって砕けろだー!」



343:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:25:09.42 ID:B/S2tU0N0

れいか「んんっ……みゆき、さんん……」

みゆき「私には、んっ。告白以外は、敬語はダメって言ったよね?」ンチュレロッ

れいか「あんっ、そうでした。んんっ// そうだったわ、ね……ううんっ」

みゆき「ありがとう、れいかちゃん。本当の自分をさらけ出してくれたね……」プハッ

れいか「はあっはあ……///」

みゆき「もういっかい……」チュッ

れいか「んはあっ、大好き、よ、みゆきさんっ……」

みゆき「私も、大好き……っ」


あかね「って、ウチとなおの愛の物語はああ!? 掘り下げてくれへんのおおっ!?」

なお「私はあかねが愛してくれてるってことだけで嬉しいよ」

あかね「なお……」 なお「あかね……」

チュッ……

やよい(大丈夫。私が絵にしてるからね)カキカキ

キャンディ「やよいちゃんまじ雷!」

おわり



344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:26:56.92 ID:B/S2tU0N0

付き合ってくれた方、ありがとござましたクル
みゆれいは最高、それが言いたかっただけクルぅ



345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:26:58.95 ID:lsNbZIUCO

乙!



346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:27:09.52 ID:bxsiolPkO

乙だ



347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:28:17.21 ID:xeYrnam9O

もう色々ツッコミ所ありすぎて追いつかんww乙!



349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:33:11.05 ID:JfQURSjU0

やよいが最後までブレなくて面白かった




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コメント一覧
22488. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/06/09(土) 01:20 ▼このコメントに返信する
青木一家が全員かわいい
22493. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/06/09(土) 11:13 ▼このコメントに返信する
公園でいちゃついてたカップルたちのバッドエナジー戻ってないよね?
ざまぁ
27459. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/10/09(火) 16:45 ▼このコメントに返信する
最高!!!
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