1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 17:57:11.77 ID:
FihzuMFv0
れいか「嫌いです」ニコ
みゆき「……え?」
れいか「大嫌いです」ニコ
みゆき「えっ……え?」
れいか「」ニコニコ
みゆき「えっ!?」
初恋構造式 (百合姫コミックス)
2:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 17:57:40.13 ID:jD73UQKG0
やめろ
俺が代わりになるからやめてあげて
9:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 18:00:54.54 ID:
FihzuMFv0
みゆき「れ、れいかちゃん。今なんて?」
れいか「私、みゆきさんのこと嫌いなんです」ニコッ
みゆき「ご、ごめん。き、嫌いってその……」
れいか「そのままの意味ですよ」
みゆき「な、なんで……」
れいか「なんとなく。強いて言うなら、ムカつきます」
みゆき「ひ、ひどいよれいかちゃん……」
れいか「嫌いなんですから仕方ありません」
みゆき「だ、だって……私たち友達だと思ってたのに……プリキュアだって……」
れいか「友達だと思っていたのは、みゆきさんの方だけだったみたいですね」
みゆき「そんな……」ウルッ
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 18:04:10.96 ID:
FihzuMFv0
れいか「プリキュアの方も、あなたは仲間だと思っているようですが、実際戦闘ではあなたは役立たずではないですか」
みゆき「や、役立たず?」
れいか「サニーは炎を利用したパワー溢れる戦いをする、マーチはスピードを活かしアクロバチックに戦う、ピースはあざとい、そして私はみなさんの司令塔……」
れいか「あなたに何ができると言うのですっ!」ビシイッ
みゆき「うっ……」
れいか「プリキュアにあなたがなせる役割はありません!」
みゆき「うう、確かに私はあかねちゃんみたいに力持ちじゃないし。なおちゃんみたいに身軽じゃないし」
みゆき「やよいちゃんみたいにあざとくないし。れいかちゃんみたいに頭良くないけど……」
れいか「けど?」
みゆき「……うう。やっぱりなにもないかも……」シュン
れいか「……」
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 18:08:20.27 ID:
FihzuMFv0
れいか「というよりも、すべてにおいて人並み以下ですよね」
みゆき「う……」
れいか「運動音痴。成績不振。コロネかわいい。おっちょこちょい。落ち着きがない。淫乱」
みゆき「うう……」
れいか「私たちがいなかったら、みゆきさん一人でプリキュアをやっていけたでしょうか?」
みゆき「や、やっていけたよ! ……たぶん」
れいか「無理ですね。私一人にさえ口答えできないようでは、あの悪の三幹部の相手などとてもできません」
みゆき「で、できるよ! 私だってやればできる!」
れいか「そうですか……なら」つスマイルパクト
みゆき「!」
れいか「私一人に負けるはずがありませんよね?」
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 18:12:37.28 ID:
FihzuMFv0
みゆき「ま、まさか変身して戦う気なの……?」
れいか「はい。さすがにみゆきさんでも状況は把握できたようですね」
みゆき「そんな、おかしいよ! プリキュア同士が戦うなんて! もしケガでもしたら……」
れいか「それなら大丈夫ですよ。あなたがいなくても、私たちはプリキュアとして十分やっていけますから」
みゆき「私は、プリキュアじゃないってこと……?」
れいか「言ったでしょう? あなたは役立たずだと」
みゆき「……っ!」
れいか「あなたがいない方が、むしろプリキュアのためになりますよ」
みゆき「……も、もう頭きた!」
れいか「……」
みゆき「いくられいかちゃんだって許さないよ!」プンスカ
みゆき「私も怒る時は怒るんだから!」プンプン
れいか「そうでしょうね」
みゆき「……それに、悲しいんだよ?」
16:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 18:16:18.18 ID:
FihzuMFv0
みゆき「友達だって、仲間だって思ってたのに! そんなこと言うなんて……悲しいよ!!」
れいか「……。ですからそう思ってたのはあなただけだったんです」
みゆき「ウソだよ。れいかちゃんは優しい子だもん! そんなひどいこと、言わない!」
れいか「ふふ……では、あなたの悪口を言う私は私ではないと?」
みゆき「わかんないよ。でも、戦えばなにか分かるかもしれない!」つスマイルパクト
れいか「なるほど……」つスマイルパクト
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 18:22:24.98 ID:
FihzuMFv0
スマイルパクト<カチャ
レディー!
みゆれい「プリキュア、スマイルチャー……」
佐々木「って、授業中になにをやってるのー!!」
れいか「ひゃっ!」ビクッ
みゆき「はい!?」ビクッ
れいか「す、すみません!」ペコリ
みゆき「ご、ごめんなさいごめんなさい!」ペコペコ
佐々木「まったく……」
あかね「いやほんま何やってんねん」
18:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 18:26:09.25 ID:
FihzuMFv0
~職員室
ガララ
シツレイシマシター
みゆき「はあ……」
れいか「こってり叱られてしまいました……」
みゆき「うん、ごめんね。私のせいで」
れいか「いえ、私が先に話したんです」
みゆき「そうだよねー。れいかちゃんが変なこと言うからー。はっぷっぷー」
れいか「す、すみません」ペコリ
みゆき「えへへ、冗談だよ。れいかちゃん叱られ慣れてなさそうだからからかっちゃった」
れいか「……」
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 18:31:19.15 ID:
FihzuMFv0
みゆき「さっきなんて先生が何か言う度にビクビクして、頭下げっぱなしでかわいかったよ」
れいか「かわ、いい……?」
みゆき「うん! れいかちゃんってかわいいよね! もてもてって言われるのも分かるかも~!」
れいか「……」
みゆき「? れいかちゃん?」
れいか「……そういうところがムカつくんです」ボソッ
みゆき「え……?」
れいか「みゆきさんなんか、大嫌いですっ!」タタッ
みゆき「れ、れいかちゃん!」
みゆき「れいかちゃん……」
22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 18:35:03.82 ID:
FihzuMFv0
みゆき「……」グスッ
あかね「みゆきー!」
やよい「先生のお説教長かったねー」
なお「いきなり授業中に二人で話し出すから何事かと思ったよ」
みゆき「みんな……」
やよい「あれ? れいかちゃんは?」
なお「いないね」キョロキョロ
みゆき「うわああ~ん!!」ガバッ
あかね「な、なんやなんや~!?」
23:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 18:39:05.19 ID:
FihzuMFv0
~~
みゆき「うっうっ……」グスグス
あかね「おー、よしよし」
なお「どおどお」
やよい「なでなで」
みゆき「れっ……ちゃんが、ぐすっ。たしを、きら、って、ずびっ」
あかね「うん、何言うてんのか全然わからん」
なお「つまり、れいかがみゆきちゃんを嫌ってるんだね!」
みゆき「う、うえええん!!」
やよい「なおちゃん、直球すぎィ!」
なお「ご、ごめん」
24:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 18:43:21.21 ID:
FihzuMFv0
あかね「でもれいかがみゆきにそないなこと言うなんて、信じられへんなぁ~」
なお「そうだね……」
みゆき「私も最初は冗談だと思ったけど」
あかね「れいかは冗談なんて言わなさそうやしなー」
やよい「じゃあ本心ってこと?」
あかね「わからん」
みゆき「うう……」
やよい「ウソなんてめったに言わないし、絶対本心だよ!」
なお「やよいちゃん私より直球勝負だよね」
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 18:48:08.17 ID:
FihzuMFv0
あかね「ま、何にしてもれいか本人に聞かんとわからへんな」
なお「明日聞いてみようか」
やよい「うん」
みゆき「みんな、ありがとう」
あかね「かまへん。ウチらは友達なんや」
なお「二人には仲良くやってほしいしね」
やよい「うんうん」
みゆき「みんな……」
あかね「とりあえず、今日のところは帰って休み」
みゆき「……うん」
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 18:52:08.38 ID:
FihzuMFv0
~帰り道
あかね「ほな、また明日な」
なお「バイバイ」
やよい「れいかちゃんのことは、私たちに任せて!」
みゆき「うん。みんな、バイバイ」
バイバーイ
みゆき「……」トボトボ
キャンディ「どうしたクル? みゆき、元気ないクル」ヒョコ
みゆき「うん……れいかちゃんと、ちょっとね……」
キャンディ「クルぅ?」
28:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 18:55:55.22 ID:
FihzuMFv0
~みゆ家
みゆき「ただいまー……」ガチャ
育代「おかえりー。ってあら? みゆき、元気なさそうね……何かあった?」
みゆき「え……そ、そう? いつもと変わらないよ! ウルトラハッピー!!」
育代「ならいいけど……」
博司「みゆき、お父さんだぞ~!」
みゆき「あ、うん。おかえり」スタスタ
博司「……? みゆき、何かあったの?」
育代「あれは恋の悩みかしら」フム
博司「えー、お父さんいやだぞー」
29:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 18:59:16.05 ID:
FihzuMFv0
~れい家
れいか「ただいま帰りました」ガララ
静子「おかえりなさい、れいか」
れいか「今から夕御飯の用意ですか? なら私、手伝います」
静子「ううん、いいわ。もう大体終わったから」
れいか「そうですか……ではできたら呼んでください。私は部屋でお勉強をしています」
静子「わかったわ」
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 19:03:16.08 ID:
FihzuMFv0
~れいかルーム
バタン
れいか「……ふう」
れいか「夕御飯までまだ時間がありますし、まず今日の授業の復習をしましょう」
れいか「ええと、xは3ですからyは……」
カキカキ
れいか「……さん」
れいか「みゆきさんっ!」ガタッ
れいか「みゆきさん、みゆきさん! みゆきさん!! みゆきさぁーん!!!」
31:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 19:04:11.83 ID:MRd3Yl8HO
どういう・・・ことだ・・・
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 19:07:35.17 ID:
FihzuMFv0
れいか「みゆきさ……ハッ!」
れいか「いけない。また私……」
れいか「このところおかしいですね。一人で部屋にいると、みゆきさんのことばかり……」
れいか「それにしても今日のみゆきさんは何かこう、くるものがありましたクルぅ~」
れいか「先生に怒られて、泣きそうになっている表情はたまりませんでした!」
れいか「私のこともその、か、かかかわいいと言ってくれました……!」
れいか「みゆきさん! みゆきさん! みゆきさんみゆきさん!! みゆきさぁ~~~ん!!!」
ガチャ
淳之介「れいか、うるさいぞ」
れいか「ひゃっ。す、すみません」
34:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 19:10:29.47 ID:JiTu4fuO0
ヤンデレか・・・・・・
35:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 19:11:35.93 ID:
FihzuMFv0
淳之介「れいか、この頃部屋で独り言が多いみたいだけど。大丈夫かい?」
れいか「は、はいお兄様。大丈夫です。少しお勉強の方に熱中しすぎて……」
淳之介「そうか、なら仕方ないな」
れいか「申し訳ありません、ご心配を……」
淳之介「いいさ。れいかが無事ならそれで。じゃあ、もうすぐでご飯できるみたいだから下りてくるんだよ」
れいか「はい」
バタン
れいか「みゆきさん……みゆきさん、みゆきさん! みゆきさぁんっ!!」
36:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 19:15:49.87 ID:
FihzuMFv0
淳之介「母さん、ちょっと」
静子「なに?」
淳之介「最近れいかがおかしいんだよ。部屋で一人にしておくと、突然誰かの名前を叫びだすし」
静子「それは私も知ってるわ。御祖父様も気にかけていたわよ」
淳之介「……母さん。僕はね、こう思うんだよ」
静子「?」
淳之介「れいかはある病にかかってしまったんだ……」
静子「病、ですって?」
淳之介「恋の病にね!」キラン
37:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 19:18:55.95 ID:
FihzuMFv0
静子「恋……?」
淳之介「そう、恋さ」フフ
静子「まさかれいかに限って……初恋もまだなんじゃないかしら?」
淳之介「れいかだってもう中学二年生なんだ。恋愛のひとつやふたつくらいするよ」
静子「私の初恋は高校二年の秋だったけどね」
淳之介「まあ僕もまだだけどさ」
静子「ああ、だから彼女を連れてこないわけね」
淳之介「うるさいなあ」
静子「男の子は若い頃に遊んでおかないと、しびれるくらい後悔するわよ」
38:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 19:21:34.03 ID:MRd3Yl8HO
(血筋か…)
39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 19:23:17.04 ID:
FihzuMFv0
淳之介「今は僕よりもれいかのことだろう?」
静子「話をそらそうとしても無駄よ。木星に代わってヤキいれてやるわ!」
淳之介「話を脱線させたのは母さんじゃないか!」
静子「それとこれとは話が別よ。青木家の将来のため、あなたの相手を見定めないと」
淳之介「まだ相手もいないのに気が早いんだよ、母さんは」
静子「そんなことないわ! あなたいくつだと思ってるの? そろそろ恋人くらい……最悪こちらで探してもいいのよ?」
淳之介「いやだよ! そんなこと親に決められたくない! 御祖父様が聞いたら絶対反対するよ!!」
曾太郎「呼んだか?」ヌッ
静子・淳之介「わああああっ!?」
40:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 19:27:05.21 ID:
FihzuMFv0
曾太郎「なんだ、人をスライムみたいに」
静子「お、お父様」
曾太郎「一体何事だ。わしの部屋にまで声が響いてきたぞ」
静子「す、すみません……」
淳之介「御祖父様、でも緊急事態なんだよ!」
曾太郎「緊急事態だと?」
淳之介「れいかの様子がおかしいんだ」
静子「最近、自室での独り言が多いのは知っていますよね?」
曾太郎「うむ。お前と話したな」
静子「その原因を、淳之介がこう言うんです」
淳之介「原因は恋だよ!」キラリン
曾太郎「恋……だと…………?」
43:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 19:30:44.83 ID:
FihzuMFv0
曾太郎「れいかに好きな男ができただと!? おじいちゃんは許さんぞぉー!!」
静子「お、落ち着いてください!」
曾太郎「わしの愛しいれいかに手を出した奴はどこのどいつだ! 今すぐ連れて来い!! わしが八つ裂きにしてやる!!」プンスカ
静子「お父様、落ち着いて!」
淳之介「そうだよ! まだ男ができたって決まったわけじゃない!」
淳之介「僕だってそいつを締め上げたいのは同じだけどね!!」
静子「これ以上煽るのはおやめなさい!」
淳之介「ご、ごめん。つい……」
曾太郎「ふむ。少し落ち着こうか」
44:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 19:37:21.03 ID:
FihzuMFv0
曾太郎「実はわしはれいかから相談されたのだ」
淳之介「相談?」
曾太郎「まさしく恋愛相談を受けた」
淳之介「な、なんだってええええ!?」ガーン
曾太郎「残念だが、れいかもそういう年になったということだ……」
静子「いいことではありませんか」
曾太郎「女にはわからん……」シュン
淳之介「うん」シュン
静子「というか相談を受けたならさっきのは何だったんですか……」
46:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 19:45:58.45 ID:
FihzuMFv0
静子「相手はどなたでしょう?」
淳之介「生徒会長の入江くんとか」
曾太郎「……わしが相談を受けた限りでは、恐らくれいかは相手に心底惚れている」
淳之介「そんな……」
曾太郎「だがわしたちが何を言っても意味はない。今は見守ってみようじゃないか」
静子「……そうですね」
曾太郎「じゃがれいかを泣かせた時は、青木家総出でその男を地獄の底まで追いつめる」
淳之介「僕も手伝うよ」
静子「……」
47:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 19:57:27.74 ID:
FihzuMFv0
~みゆルーム
みゆき「はああ……」
キャンディ「みゆき、本当にどうしたクル?」
みゆき「キャンディ、私のこと好き?」
キャンディ「好きクル」
みゆき「私も好きだよ」
キャンディ「クルぅ……//」
みゆき「れいかちゃんは、どうなのかなあ?」
キャンディ「れいかクル?」
みゆき「うん。れいかちゃんは私のこと、その、好きなのかなあって」
48:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 20:01:43.00 ID:
FihzuMFv0
キャンディ「友達だから好きに決まってるクル」
みゆき「そうだよね……。でも、れいかちゃん、私のこと嫌いみたいなの……」
キャンディ「れいかが? そんなわけないクル!」
みゆき「本当に言ったんだよ? 私のこと、大嫌いって……」
キャンディ「クル……。れいかは嘘をついてるかもしれないクル!」
みゆき「私も思ったよ。でも、れいかちゃんの目は嘘なんて言ってる目じゃなかったもん」
キャンディ「そりは……れいかはいい嘘をついてるんだクル!」
みゆき「いい嘘? 嘘にいいも悪いもあるの?」
キャンディ「この世には優しい嘘があるクル! 相手のためにつく嘘……ドラマでやってたクルぅー!」ヤサシイウソナライラナイー
みゆき「そんなの……大嫌いなんて、嘘でも言ってほしくないよ」グスッ
キャンディ「ク、クルぅ……」
50:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 20:08:33.89 ID:
FihzuMFv0
~バッドエンド王国
ウルフルン「ウルッフフ~♪」ヌイヌイ
ウルフルン「俺様ウルフルン~♪」ヌイヌイ
コロコロ グイッ
ブチッ
ウルフルン「よーし! できたぜえー!!」パンパカパーン
アカオーニ「何ができたオニ?」
マジョリーナ「私たちにも見せるだわさ」
ウルフルン「ウルッフッフッフッフ、いいところに来たもんだな」
51:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 20:12:02.87 ID:
FihzuMFv0
ウルフルン「こいつを作ってたんだよ」
アカオーニ「服オニ?」
マジョリーナ「服屋さんにでもなるつもりかい?」
ウルフルン「バーカ。俺がなんで服なんざ売らなきゃならねえんだ」
ウルフルン「こいつはプリキュアを倒すために必要なんだよ」
アカオーニ「プリキュアを~?」
マジョリーナ「あんたも発明品を作っただわさ?」
ウルフルン「ちげえよ。この服はピーターパンって奴のでな……」
52:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 20:16:29.63 ID:
FihzuMFv0
アカオーニ「ピーターパン? 誰オニ?」
マジョリーナ「アカオーニ、知らないだわさ? フックの奴が散々騒いでいただわさ」
アカオーニ「ああ~、ワニに食われた海賊オニ」
ウルフルン「いや知らねえけどよ」
マジョリーナ「ピーターパンは子供のくせに強いという噂だわさ。空を飛べるらしいだわさ」
アカオーニ「俺様なら楽勝オニ!」
マジョリーナ「ひぃーっひぃっひ。私だって空を飛べるしね」
ウルフルン「いや、どうでもいいんだよその話は」
53:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 20:20:03.93 ID:
FihzuMFv0
アカオーニ「それでなんでそのピーターパンの服を作ったオニ?」
ウルフルン「だからプリキュアを倒すためだっての」
マジョリーナ「どうしてその服でプリキュアを倒せるのか言うだわさ」
ウルフルン「言おうとしたらテメエらが勝手に話し出したんだろうが!」
ウルフルン「……まあいい。ウルッフッフッフッフ、実は面白いことを聞いてよお」
アカオーニ「面白いことぉ?」
ウルフルン「アカオーニ、お前も聞いたはずだぜ。プリキュアの秘密を……お笑いコンテストでなぁ」
アカオーニ「プリキュアの、秘密オニ?」
54:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 20:24:21.51 ID:
FihzuMFv0
ウルフルン「いいか? プリキュアのあのピンクはなぁ、ピーターパンが好きなんだよ!!」
マジョリーナ「……はあ?」
アカオーニ「好き? 好きってなんだオニ」
ウルフルン「好き、ってのは恋! ドキドキしたらそれはもう恋でしょおっ!?」
アカオーニ「あのピンクはピーターパンに恋してるってことオニか!」
ウルフルン「ああ、ムカつくことになぁ……だがそこをうまく突く!! この服を着て、ピンクを俺に惚れさせ……ゲフンゲフン、攻撃できないようにさせるのだぁ!!」
アカオーニ「頭いいオニぃー!」
マジョリーナ「あほらしいだわさ……」ヤレヤレ
55:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 20:25:17.16 ID:MRd3Yl8HO
ウルフルンまじウルフルン
56:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 20:29:20.89 ID:
FihzuMFv0
マジョリーナ「まああのピンクもそこまで馬鹿じゃないと思うけどね」
アカオーニ「ウハハハ! あいつはプリキュア一、勉強が出来ん馬鹿オニ!」
ウルフルン「ウルッフッフッフッフ……そう。この作戦は絶対に成功する」
ウルフルン「待ってろ、プリキュアー!!」ダッ
ウルッフゥー!!
アカオーニ「あ。ウルフルン、服忘れてったオニ」
マジョリーナ「私は交番に行くだわさ」
60:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 20:44:19.86 ID:
FihzuMFv0
~翌朝
コンコン
れいか「御祖父様、入ってもよろしいでしょうか。相談があるのです」
曾太郎「……」
曾太郎(また恋愛相談だろうなぁ。いやだなぁ)
れいか「御祖父様?」
曾太郎「う、うむ。入れ」
ガララ
れいか「失礼します」ペコリ
曾太郎(ああ、れいかかわいい)ホッコリ
62:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 20:51:25.74 ID:
FihzuMFv0
曾太郎「れいか、相談とはこの間の?」
れいか「はい……。そ、その……」
曾太郎「恋愛相談だな?」
れいか「れ、恋愛なんて、そんな大仰なものではっ……///」アワワ
曾太郎「恥じることはない。恋愛もひとつの道だ」
れいか「道、ですか……」
曾太郎「そう。誰もが通る道……いずれはれいかもと思ったが、こんな早く来ようとはな」
れいか「ま、まだ決まったわけでは……!」
曾太郎「……」
れいか「この気持ちが、その、こここ恋とは……わ、わかりませんっ!」
曾太郎「……なのだ」
れいか「え……?」
65:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 21:00:42.93 ID:
FihzuMFv0
曾太郎「相手は誰なのだ!!」ダン!
れいか「え、ええっ!?」
曾太郎「お前の惚れてる相手は誰なのだぁあああー!!」ダンダン!
れいか「誰と言われましても、そ、そのぉ…………きゃっ、恥ずかしくて言えないですっ//」
曾太郎「ぬぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」ダンダンダンダン
れいか「お、御祖父様! 落ち着いてください!」
曾太郎「クソッ! クソォー!! どこの馬の骨だぁあああああ!!」ダンダンダンダンダンダンダンダンダン
れいか「お、お母様ー! 御祖父様がご乱心にー!?」
68:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 21:09:24.54 ID:
FihzuMFv0
~みゆ家
みゆき「ちこくちこく~!!」ダダダ
キャンディ「みゆき~、うさぎさんみたいにしてクルぅー」
グイッ
みゆき「ちこくするううううう!!」ダダダ
育代「みゆき、朝ごはんはー?」
みゆき「いらなーい! いってきまーす!!」
キャンディ「クルぅ~!!」
70:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 21:15:48.48 ID:
FihzuMFv0
キーンコーン
みゆき「ふうっ、間に合ったよ~」ドテッ
キャンディ「頭ぼさぼさクルぅ~」
あかね「五連続遅刻はまぬがれたな」
みゆき「さすがにそんなにしてないよ~、はっぷっぷー!」
あかね(なんや、元気そうやん?)
やよい(よかったぁ。やっぱりみゆきちゃんは笑顔が似合うね)
あかね(れいかの方は……なおに任せる)
72:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 21:21:36.44 ID:
FihzuMFv0
なお「れいか、ちょっと」
れいか「なお。何か用?」
なお「ここじゃ話しにくいから、場所を変えようか」
れいか「?」
~屋上
やよい「ふんふふーん♪」カキカキ
タッタッ
やよい「はっ! 誰か来る!?」
やよい「こんな絵を描いてるところを見られたら、大変だよ! 隠れよう!!」
タタッ コケッ タタッ
なお「ここでいいかな」
れいか「はあ」
やよい(なおちゃんとれいかちゃんだ)コソ
73:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 21:23:36.42 ID:MRd3Yl8HO
さすが黄色こんなところでもあざとい
74:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 21:28:33.45 ID:
FihzuMFv0
なお「ここなら人も来ないし」
れいか「人がいたらまずいの?」
なお「うん。だから屋上まで来たんだし」
やよい(なんか危ない雰囲気……)ドキドキ
れいか「それでなお、話って何かしら?」
なお「れいかに聞きたいことがあるんだ」
れいか「聞きたいこと……?」
やよい(告白っ!? 告白なのおおおっ!?)ガサッ
なお「! だ、だれ!?」
やよい(や、やば……)
なお「誰かそこにいるの!?」
やよい(え、ええっと、ええっと……)
やよい「く、くるぅ~」
なお「なんだ、キャンディか」
やよい(危なかった……)ホッ
75:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 21:36:08.71 ID:
FihzuMFv0
やよい(でも本当になんの話だろう……なおれい、なおれい)ウキウキ
なお「こほん、仕切直して……れいか、聞きたいことがあるの」
れいか「はい」
なお「れいか、みゆきちゃんのことどう思ってるの?」
れいか「は、はい!?」
やよい(まさかの三角関係……! って、なおちゃんが話聞くんだったね)
れいか「ど、どどどうとはどう、どうなの?」
なお「みゆきちゃんのことを好きか……嫌いか、ってことだよ」
れいか「す、すすすす!?///」
76:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 21:41:42.24 ID:
FihzuMFv0
なお「みゆきちゃんに言ったそうじゃない。嫌い、って」
れいか「それは……」
なお「私は……ううん、あかねもやよいちゃんも、みゆきちゃんもみんな、れいかがそんなこと言うなんて信じてない」
なお「何か理由があったんだよね?」
れいか「……」
なお「れいか、話して。本当のことを」
やよい(私、聞いてていいのかなあ)
77:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 21:46:59.22 ID:
FihzuMFv0
れいか「……わかったわ。正直に話しましょう」
れいか「なおには、隠し事はできないわね」
なお「当たり前だよ。幼なじみなんだし」
れいか「ふふ、そう。私……みゆきさんのことが……」
なお「……」
れいか「好き、なの」
やよい(百合スイッチオン! 宇宙キターーーーーーーッ!!)
78:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 21:47:33.44 ID:EKHq1Q320
79:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 21:50:25.01 ID:m+msHl8f0
みゆれい!みゆれい!
80:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 21:51:27.52 ID:
FihzuMFv0
れいか「な、なお。誰にも言わないでね。まだなおにしか話してないから……///」
なお「いや、私はわかってたよ」
れいか「えっ?」
なお「長い付き合いだし。れいかの顔を見れば分かるよ」
れいか「わ、私そんなに顔に出ていたかしら!?//」アワワ
なお「ふふ、大丈夫。私しか気づいてない」
れいか「よ、よかったぁ……」
なお「でも私にもわからないんだ。なんでみゆきちゃんのことが好きなのに、あんなことを言ったの?」
81:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 21:55:40.98 ID:
FihzuMFv0
れいか「それも話すわ。あれは……数日前」
~れい家
コンコン
れいか「御祖父様、相談があるのです。入ってもよろしいでしょうか?」
曾太郎「入れ」
ガララ
れいか「失礼します」ペコリ
曾太郎(れいかはかわいいなあ)ホッコリ
れいか「御祖父様?」
曾太郎「う、うむ。なんだ、相談とは」
れいか「それが……」
82:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 22:00:54.38 ID:
FihzuMFv0
曾太郎「ほう、最近胸が苦しいとな?」
れいか「はい。なんなんでしょう、この痛みは……」ギュウ
曾太郎(成長期か。勝手がわからんし、静子にでも頼もう)
曾太郎「れいか、恐らくそれは……」
れいか「御祖父様、痛いんです。私……ある方を見ていると、胸が、きゅっとなって……」
曾太郎「…………なに?」ピクッ
れいか「この痛みはなんなのでしょうか……」ギュウ
曾太郎「……」プルプル
83:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 22:03:10.44 ID:MRd3Yl8HO
ある方……俺か
85:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 22:07:22.67 ID:xBARv1030
いやいや俺だろ
87:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 22:09:25.15 ID:
FihzuMFv0
れいか「この、胸が押さえられているような、熱くなって、苦しくて……」
曾太郎「……」
れいか「私、なにかの病気なのでしょうか……?」ウルウル
曾太郎「……れいかよ」
れいか「はい……」
曾太郎「それはな、病気だ。とても症状が重く、誰でも簡単にかかりうる病気だ……」
れいか「そんな恐ろしい病気が……。それは何と言うのですか?」
曾太郎「恋の病さ」キラン
れいか「恋……?」
88:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 22:14:23.73 ID:m+msHl8f0
キラン
90:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 22:15:05.40 ID:9a++NRmdO
確実に遺伝だなww
91:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 22:16:03.90 ID:
FihzuMFv0
れいか「恋、とはなんですか! 御祖父様!!」
れいか「それほどの病、私は大丈夫なのでしょうかっ!?」
れいか「私、私……もう長くないのでは……」グスッ
曾太郎(恋も知らねえのかよ! キザっぽく言ったわし恥ずかしいじゃん! まあかわいいから許すけどね!!)
れいか「御祖父様、私は……」
曾太郎「大丈夫だ、れいか。何も心配はない。恋とは心の病、身体に影響はない」
れいか「そう、なのですか? では命は……?」
曾太郎「無事だ」
れいか「よかったです……」ホッ
曾太郎(かわいい)
93:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 22:17:55.30 ID:m+msHl8f0
かわいい
95:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 22:20:23.10 ID:xBARv1030
れいかわいい
96:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 22:21:24.09 ID:2WD/w0Sl0
かわいい
97:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 22:23:17.05 ID:IfnKNwYe0
れいか様ペロペロ
99:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 22:24:42.46 ID:
FihzuMFv0
曾太郎「れいか、これを」つ紙辞書
れいか「はい。これで恋をひくのですね」ピラピラ
れいか「……恋、異性に心を寄せること。恋は思案の外、恋は盲目……」
曾太郎「恋とは時に人間の理性やらを奪う」
れいか「すごいですね。恋、恐ろしい病です」フム
曾太郎「出来ればわしはお前にはかかってほしくなかったのだが、今更何を言っても遅いな」
れいか「私は、恋にかかってしまったのですからね……」
曾太郎「うむ。こうなったら、わしはお前の恋をサポートしよう」
れいか「恋をサポート、ですか?」
101:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 22:34:27.57 ID:
FihzuMFv0
曾太郎「かわいい孫のためだ。お前にはその恋を成就してほしい」
れいか「成就……? 御祖父様、恋とは病気ではないのですか? サポートするのは治すためでは……」
曾太郎「ふむ、恋の本質を教えようか。れいか、好きという感情は知っておろう?」
れいか「好き……それは家族や友人などの親しい方に対し、放つ言葉ですよね?」
曾太郎「お前にとってはそうだろう。だが、一般的には好きとはライクとラブに別れる」
れいか「日本語でライクは好き、ラブは愛してる、ですね」
曾太郎「よくできた」ヨシヨシ
れいか「ふふっ」
103:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 22:43:55.52 ID:
FihzuMFv0
曾太郎「ラブ、というのがどのようなものかは分かるな?」
れいか「そ、その。男女がお互いを……お父様とお母様のような……」
曾太郎「うむ。恋とはそのラブが心に生まれたことを言うのだ」
れいか「な、なんと!」
曾太郎「つまりお前は誰かを好きになったということなのだ。その好きはラブの方」
れいか「わ、私が人を好きに……//」
曾太郎「無理もない。初めてだと無意識の場合も多い。いつの間にか好きになっていたということは珍しくない」
れいか「無意識に……」
曾太郎「どうじゃ? 思い当たる節はあるか?」
107:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 22:57:47.81 ID:
FihzuMFv0
『よみきかせ会、楽しみだね! みんな喜んでくれるといいね~!!』
『だって私、青木さんのこと……れいかちゃんのこと大好きなんだもん!』
れいか「……」
曾太郎「思い当たるようだな」
れいか「はい」
れいか「ですが御祖父様、恋とは異性に心を寄せるものとありましたが……」
曾太郎「男は女に、女は男に、そのままだろう。それがなんだ?」
れいか「い、いえ……」
れいか(女性が女性に想いを寄せるのは、おかしいのでしょうか……)
110:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 23:04:31.64 ID:
FihzuMFv0
れいか「御祖父様、私は……」ハッ
『私の好きな人は……ピーターパン!!』
れいか「……」
曾太郎「どうした?」
れいか「相手の方に想い人がいたら、この恋は諦めなければならないのでしょうか」
曾太郎「! 相手に好きな人がいるのか!?」
れいか「……はい」
曾太郎(おのれ! 子供のくせに二股とは……!!)
れいか「御祖父様、私はどうしたら……その人に好きな方がいるのなら……」
曾太郎「……」
112:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 23:13:36.16 ID:
FihzuMFv0
曾太郎「れいかよ、覚えているか。お前が前に道に迷った時に、わしへ相談しに来たことを」
れいか「もちろん覚えています」
曾太郎「なら分かるはずだ。お前はお前の意思で、その人を好きになったのだろう?」
れいか「!」
曾太郎「無意識だったとしても、それはお前の、お前自身の気持ちだ。そうだろう?」
れいか「はい……」
曾太郎「なら答えはひとつだ。その気持ちを貫き通せ、どんな形であろうともその貫き通したもので道ができる。それはお前の道だ」
曾太郎「これ以上は言わなくても分かるな?」
れいか「はい……! 私は、この好きという気持ちを貫き通します!!」
曾太郎「それでよい。そしてもうひとつ、わしからアドバイスだ」
113:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 23:19:22.63 ID:
FihzuMFv0
曾太郎「もし相手を好きでいるのが辛いならば、お前の気持ちに迷いが生じたならば、一度こうすればよい」
曾太郎「相手を嫌いになってみればよい。嫌いになって見えることもあろう」
れいか「……というわけなの」
なお「あ、うん」
やよい(回想なっがい!! ブリーチやワンピース並にながいよっ!!!)ドンッ
115:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 23:25:05.25 ID:
FihzuMFv0
なお(半分くらい聞き流してたけど……)
なお「でもこれで謎が解けたね」
なお「れいかはお祖父さんのアドバイス通りに、みゆきちゃんを嫌いになってたってわけだ」
れいか「ええ。同性どうしの恋愛なんて、いけないものだと……。みゆきさんには好きな人がいるし……」
なお「……」
れいか「なお、おかしいわよね? 女性が女性に恋をするなんて」
なお「……おかしくない」
れいか「え……?」
118:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 23:34:19.94 ID:
FihzuMFv0
なお「おかしくないよッッ!!」
れいか「……!」
なお「女の子が女の子を好きになる? 恋をする? 愛してる? それのどこがおかしいっていうの!」
なお「いいじゃない、同性どうしでも! お互いに愛してるなら!! 誰にも文句は言わせないよ!!!」
なお「好きなら、愛してるなら、相手が誰だろうが、関係ないんだ!! 私だって女の子が好きなんだからぁああ!!!」
れいか「えっ」
なお「えっ」
やよい「そうだー! 百合は最高なのぉー!! 百合はみんなを笑顔にするのぉー!! それってすごく素敵なことなんじゃないかなぁー!?」
れいか「えっ」
なお「えっ」
やよい「……あっ」
119:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 23:36:15.15 ID:kVfahR9d0
腐女子かやよい
120:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 23:36:28.98 ID:MRd3Yl8HO
俺も女の子が好きだよ
121:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 23:37:45.47 ID:l8hiHr/r0
やよいちゃんが好きです
122:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 23:38:36.39 ID:EKHq1Q320
やよいちゃんはどっちかってーとホモのが好きそう
123:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 23:40:05.67 ID:
FihzuMFv0
なお「や、ややややよいちゃん!? どうしてここに!!」
やよい「あわわわ……」バサバサ
れいか「? この絵はなんですか?」
やよい「わあああっ! 見ちゃだめええええええ!!//」
れいか「これは女性同士が抱き合って……//」
なお「いい……」
やよい「でしょでしょ?」
127:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 23:45:52.45 ID:
FihzuMFv0
なお「って、そんなことよりやよいちゃん屋上にいたんだね!」
やよい「え、ええと……」
なお「盗み聞きとは、筋が通ってないよ! 筋が!!」
やよい「ご、ごめんなさい。悪気はなかったんだけど。回想中にみゆれい描いてたわけじゃないんだけど」
なお「……ま、聞いちゃったものは仕方ないか」
れいか「やよいさん。今のことはみゆきさんには内緒で……」
やよい「もっちろん! でもあかねちゃんも心配してたから、あかねちゃんには言ってあげないとね!!」
やよい「れいかちゃんの恋、応援してるよ!」キラキラ
れいか「あ、ありがとうございます」
130:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 23:53:25.37 ID:
FihzuMFv0
~~
あかね「なお、遅いなー。やよいはどこ消えたんやろ」
みゆき「二人とも、私のためにれいかちゃんに話を聞いてるんだよね」
あかね「やよいは知らんけど、せや。感謝せんとな」
みゆき「うん」
キャンディ「クルぅ!」バッ
みゆき「ちょっとキャンディ、教室では出てきちゃダメっていつも言ってるでしょー?」ハプッ
キャンディ「どこかからバッドエナジーが……ウルフルンクルぅ~!!」
みゆき「!」
あかね「なんやて!?」
135:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/02(土) 23:59:39.43 ID:
FihzuMFv0
~屋上
空<ギュワアア
れいか「! これは……」
やよい「大変!」
なお「行こう!!」
~公園
男「なあ、いいじゃないか」
女「いやん。こんなところじゃ恥ずかしい」
ウルフルン「チクショー!! 俺様もピンクとあんなふうに……いやいや。見せ付けてくれるじゃねえか! 人間どもぉ!!」
ウルフルン「カップルって奴かぁ? 見てるだけでイライラしてくるぜぇ。よーし、人間の愛なんて幻想ってことを! 思い知らせてやるぜええええええ!!」
140:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 00:06:23.95 ID:
B/S2tU0N0
ウルフルン「世界よぉー!! 最悪の結末、バッドエンドに染まれええええええ!!!」
ウルフルン「白紙の未来を、黒く塗り潰すのだぁああああ!!!!」
男「うう、愛なんてくだらない……」
女「このへたくそ……」
ウルフルン「ウルッフッフッフッフ……人間どもの発したバッドエナジーがっ! 悪の皇帝ピエーロ様をっ! 蘇らせていくのだぁああああああああああああああああっ!!」
ウルフルン「ウルッフッフッフッフ! 昼間っからいちゃつくバカップルどもが!! これが絶望だ!!!」
「お待ちなさい!」
「世界をバッドエンドになんか、させない!!」
141:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 00:07:56.87 ID:SdofBWX80
へたくそっておいwww
142:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 00:10:30.40 ID:l0wEImPti
オオカミさんかわいい
143:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 00:11:22.57 ID:S7Y26dB50
これ逆にこの光景でハッピーになる男共が居そう
144:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 00:12:33.83 ID:
B/S2tU0N0
みゆき「みんな、変身だよ!」
レディー!
「「プリキュア、スマイルチャージ!!」」
ゴー!
ゴーゴーレッツゴー!
ハッピー「キラキラ輝く未来の光! キュアハッピー!!」ジャン!
サニー「太陽サンサン熱血パワー! キュアサニー!!」ボウウ!
ピース「ぴかぴかピカリン じゃんけんポン♪ キュアピース!」グー!
マーチ「勇気リンリン! 直球勝負! キュアマーチ!!」ビュワウッ
ビューティ「しんしんと降り積もる清き心……キュアビューティ!」キャワワ!
「「五つの光が導く未来! 輝け、スマイルプリキュア!!」」
ウルフルン「出たな、プリキュア!」
145:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 00:18:21.52 ID:
B/S2tU0N0
サニー「まーた懲りずにバッドエナジー集めよってえ!」
ウルフルン「ウルッフッフッフ、これが俺の仕事だぁ! 文句は言わせないぜ?」
ピース「公園でいちゃついてたバカップルがたくさん倒れてる……!」
マーチ「こんなに多くの人たちをよくも! 絶対に許せない!!」
ウルフルン「はっ! 別に許されるつもりはねえ!!」
ビューティ(カップル……、やはり異性同士しかいないのですね……)
148:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 00:25:06.04 ID:
B/S2tU0N0
ウルフルン「ウルッフッフッフッフ……人間の愛なんてくだらない幻想だ。それを分からせてやったのに、なんで責められなくちゃならねえんだ?」
ハッピー「私、愛なんてわからないけど……でも! 人を好きな気持ちっていうのは、くだらなくないってことはわかるよ!」
ウルフルン「けっ、くだらねえ」
ウルフルン(そう言うこいつの気持ちはピーターパンに向いてるんだろ。ムカつくぜ)
ウルフルン「ウルッフッフッフッフ、今日こそお前たちを倒してやるぜ! プリキュア!!」
サニー「なんやて……?」
ウルフルン「俺様にはある作戦があるんだよお! とっておきの作戦がなあ!!」ゴソッ
ウルフルン「…………あれっ?」
149:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 00:26:40.46 ID:S7Y26dB50
ヤキモチ妬くウルフルンさん可愛い
150:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 00:30:29.56 ID:
B/S2tU0N0
ウルフルン「えっ、うそ。あれっ?」ガサゴソ
マーチ「?」
サニー「なんやなんや」
ウルフルン「ねえええええええええええ!! ピーターパンの服忘れたああああああああああああああああああああっ!!!」
マーチ「は、はあ?」
ハッピー「ピーターパンっ!?」キラキラ
ウルフルン「い、いや、なんでもねえ! なんでもねえぞぉ……」
ピース(なるほど……)
151:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 00:30:55.78 ID:axblkb5a0
ウルフルンの気持ちバレちゃいましたね
152:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 00:34:45.87 ID:
B/S2tU0N0
ウルフルン(クッソ、まさか忘れるとは……肝心なところで……)
ウルフルン「ピンクとくっつくチャンスだったのによおおおおっ!!」
マーチ「えっ?」
サニー「ん?」
ハッピー「ふぇ?」
ウルフルン「げっふんゴッホひまわりぃ!!」
ピース(獣が入っての三角関係もいいかも……)カキカキ
153:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 00:35:48.07 ID:xeYrnam9O
ひまわりわろた
155:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 00:37:55.08 ID:Wj2/YbFE0
おいピース
156:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 00:41:14.94 ID:
B/S2tU0N0
サニー「なんでもええから、はよかかってこんかーい」
ウルフルン「ぐっ……仕方ねえ」
ウルフルン「いでよ! アカンベェ!!」
ベンチ<カッ
アカンベェ「あかんべえ!」
ウルフルン「アカッパナだ! やれえええ!!」
アカンベェ「あかんべえ~!!」ダッ
サニー「よっしゃ! ウチが相手したるでえ!!」
マーチ「ちょっと、サニー」
サニー「なんや!」
マーチ「話があるんだけど」
サニー「いやそれどころやあらへんがな!?」
ピース「大事な話なの!」
158:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 00:48:10.29 ID:
B/S2tU0N0
サニー「なに!? ビューティはほんまはハッピーが好きで、嫌いって言うてたのは御祖父様のアドバイスのせいやったって~!?」
マーチ「うん、ビューティは悩んでいた。女の子同士が恋愛関係になるなんておかしいって」
サニー「そんなんおかしないやん! 普通のことや!! 女の子が女の子を好きで、何が悪いんや!!」
ピース「そうだよね! さすがサニー、話わかる!」
マーチ「さすが私のサニー!!」
ウルフルン「テメエら、何の話をしてやがる!」
アカンベェ「あかんべえ~!」
160:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 00:54:03.29 ID:
B/S2tU0N0
アカンベェ「あかんべえー!」ダッ
サニー「つまり!」ボウウ!
サニー「誤解を解けば、ウルトラハッピーやな!!」ドオオン!
アカンベェ「あかんべえ~!?」
マーチ「いや、それがそううまくいかないんだ」
サニー「なんでや?」
ピース「ビューティが悩んでるのはね、他の理由があるの!」
サニー「なんやねん! 愛に理由なんて必要あるんかいな!!」
マーチ「ハッピーは、好きな人がいるって……ビューティはそれでハッピーを好きでいるのを躊躇ってるんだ!」
サニー「ハッピーの好きな人ぉ?」
166:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 00:59:37.28 ID:
B/S2tU0N0
サニー「まさかそれって、ピーターパンやないやろなあっ!?」
マーチ「……」
ピース「……」
サニー「……マジか!」
マーチ「ビューティは本気で悩んでるから!」
ピース「ハッピーも本気で恋してると思うから!」
サニー「いや、もうついていけへん!!」
ウルフルン(なんの話をしてやがる……?)
アカンベェ「きゅー」ピクピク
167:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:05:55.07 ID:
B/S2tU0N0
サニー「色々納得のいかんところはあるけど、とにかく、それウチらは何もしてやれへんやん!」
マーチ「そうだね、私たちは見守るしかないよ、二人を」
ピース「観察はだいすき!」
ウルフルン(ウルッフッフッフッフ……なるほど)
ウルフルン(アカンベェはすっかりのびちまったが、いいことを聞いたぜ)
ウルフルン(まさかプリキュアがプリキュアを、なぁ? あのプリキュアの青がプリキュアのピンクを……あれ、ややこしいな。青がピンクで、ピンクが青を好きなのか? まあいい)
ウルフルン(とにかく! 俺の恋路……~ではなく!! 俺のハッピーエンドを邪魔する奴はすべて始末してやるぜ!!)
ウルフルン「ウルッフッフッフッフ~!!」
ピース(オオカミ必死だね)
168:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:09:24.33 ID:I0f2y0DU0
必死だな
169:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:11:19.61 ID:JfQURSjU0
ピース一回痛い目みたほうがいいwww
170:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:12:17.86 ID:
B/S2tU0N0
ウルフルン(ウルッフッフッフッフ……ようし、まずは……)チラッ
ハッピー「ちょうちょちょうちょ」オイカケ
ビューティ「……//」ポー
ウルフルン(あいつらの仲を引きはがすッッ!!!)
ウルフルン「アカンベェ! いい加減起き上がれ!!」
アカンベェ「あ、かんべえっえ~」ヨロリ
サニー「! まだ立てるんか!」
ウルフルン「オレンジ! お前の相手はしねえよ!! アカンベェ、狙うはピンクと青だああああ!!」
アカンベェ「あかんべえ~!!」
ハッピー・ビューティ「!!」
173:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:17:45.04 ID:
B/S2tU0N0
アカンベェ「あかんべえ~!!」ダッ
ハッピー「あうえへっ、えっと、ええっと……」
ハッピー(ビューティが私のことまだ嫌いなのかわかんないよ~!)
ビューティ「……」スッ
ハッピー「ビューティ?」
ビューティ「ハッピー、私はあなたが嫌いです!!」
ハッピー「ええええ!?」ガーン
ビューティ「あなたと共闘はしたくありません! だから、あなたは下がっていてください!!」
ハッピー(や、やっぱり役立たずって思われてるのかなぁ……)シクシク
174:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:23:13.92 ID:
B/S2tU0N0
ウルフルン(いいぜ、そのまま喧嘩しろ!)
アカンベェ「あかんべえ~!!」ブンッ
ビューティ「く……!」ガシイッ
ハッピー「ビューティ!!」タッ
ビューティ「ハッピー、ダメです……あなたが戦う必要は……」
ハッピー「やだよ! 私だって、プリキュアだもん! 仲間だもん!!」
ビューティ「ハッピー……」
ハッピー「ビューティ、背中を支えてあげる!」グイッ
ビューティ「あんっ」ピクッ
176:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:25:24.40 ID:HojqGVnO0
あんっじゃねーよ!www
177:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:26:10.07 ID:I0f2y0DU0
ド変体が!!!
178:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:28:33.45 ID:Wj2/YbFE0
変態だな
179:
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/06/03(日) 01:29:11.39 ID:9vHTMcf30
青は全身性感帯か
180:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:29:21.66 ID:
B/S2tU0N0
ハッピー「えいえい!」グイグイ
ビューティ「だ、だめです、ハッピー……。背中は……」
ハッピー「え? 聞こえない!」サワサワ
ビューティ「あ、んっ……背骨、触らないでくださ、……んんっ!」
アカンベェ「あかんべえ~!」タッ
ハッピー「あっ! アカンベェが後ろに!」
アカンベェ「あかんべえ~!!」ブンッ
ガシイッ!
ビューティ「く……!?」
ハッピー「反対だから、今度はおっぱいを支えてあげないと!」グイグイ
ビューティ「あんっ……もっと、やさしくっ……」
ピース(ふおおおおおおおおおお!!)
181:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:30:59.69 ID:xeYrnam9O
ぱんつアカンベェになった
184:
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/06/03(日) 01:32:45.86 ID:9vHTMcf30
ほう
185:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:38:39.50 ID:
B/S2tU0N0
ハッピー「ビューティ! ビューティ!」サワサワ
ビューティ「あふんっ、ダメ、です……ハッピー、こんなときっ、に……んっ」
ハッピー「ビューティ」ギュウ
ビューティ「あっ……」
ハッピー「ビューティの身体、あったかい」ギュウ
ビューティ「ハッピー……//」ギュウ
アカンベェ「あかんべえ~……?」オロオロ
ピース「二人とも、今戦闘中だよ!」プンスカ
ウルフルン「な……な……」ガクガク
マーチ「サニー」ピト
サニー「ん?」
ウルフルン「みゆれい…………いいじゃねえか」
サニー「は?」
186:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:39:33.38 ID:KiXd8VtFO
わかってきたじゃねぇか
187:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:40:03.26 ID:zoLBqbL00
こいつら戦闘中に何やってんだ・・・
188:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 01:41:09.25 ID:S7Y26dB50
イチャイチャに決まってるだろ
言わ恥ず
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れいか「私、みゆきさんのこと嫌いです」みゆき「え……?」【後編】
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