1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:36:19.60 ID:
znUTyhID0
~夜 葛城家 リビングにて~
アスカ「ミサト! 何なのよこいつは!」
ミサト「何なのって、今日から一緒に住む事になったマリよ」
マリ「初めまして、エヴァンゲリヲン・パイロットの真希波・マリ・イラストリアスです」
シンジ「あっ!?」
マリ「やぁ、わんこ君に会うのは二度目だね」
アスカ「『わんこ君』? 一体どういう事よバカシンジ!」
シンジ「ど、どういう事って言われても……」
マリ「あれェ? もしかして気になっちゃう?」
アスカ「バカな事言ってんじゃないわよ! このメガネ!」
マリ「うっわ!? メガネって……そのまんまじゃない。もうちょっとひねって欲しいなぁ」
シンジ「ちょっと、やめなよアスカ……」
ミサト「あら、もう皆仲良くなったみたいね♪」
アスカ「全然っ仲良くなってないわよ!!」
マリ「にゃはははは♪」
2:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:36:42.10 ID:
znUTyhID0
ミサト「あぁ、そうそう。マリはアスカと同じでユーロからの預かりだから」
アスカ「ユーロぉ? あたしはこんな奴、知らないわよ」
マリ「そりゃそうですよ。支部の全員の名前なんて、知ってる訳ないんですから」
ミサト「まぁ、それはそうよね。私だって本部の全員の名前を知ってる訳じゃないし」
マリ「それに、私は大尉さんみたいに、表舞台で活躍してた訳じゃないですから」
シンジ(あれ? 『大尉さん』ってアスカの事だよね?)
シンジ(マリさんはアスカの事を知っているって事……かな?)
ミサト「どうかした、シンちゃん?」
シンジ「あ、いえ。なんでもありません……」
アスカ「ふん! それはわかったけど、何でここに住まなきゃいけない訳?」
ミサト「幾らなんでも、知らない土地でいきなり一人暮らしさせる訳にもいかないでしょ?」
シンジ「……確かにそうですね」
アスカ「でも、別にここじゃなくてもいい訳でしょ!?」
ミサト「二人も三人も似たようなものだしさ。人数が多いほうが楽しくていいじゃない?」
アスカ「……それで、このメガネの部屋はどうするつもりなの?」
4:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:38:51.57 ID:
znUTyhID0
ミサト「う~ん、それなんだけどね……アスカ?」
アスカ「……何よ?」
ミサト「同じユーロ同士って事で、一緒の部屋にっていうのは……」
アスカ「バカ言わないで! あたしはイヤよ!?」
マリ「ちェ~ キラわれてるなぁ」
ミサト「えっと、どうしても?」
アスカ「どうしてもに決まってるでしょ! 相部屋なんてあたしはイヤ!」
ミサト「……ここ、一応私の家なんだけど」
アスカ「だったら、あたしがここから出て行くわよ!」
シンジ「あ、アスカ……何もそこまで言わなくても」
アスカ「うっさいわね!」
ミサト「しょうがない。それじゃ、シンちゃんと一緒に……」
シンジ「そ、そんな、困るよ!?」
アスカ「ミサト、あんたそれ本気で言ってる訳?」
ミサト「まぁ、やっぱダメよね~」
6:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:42:06.56 ID:
znUTyhID0
マリ「……私はそれでもいいよ」
シンジ&アスカ&ミサト「「「へっ!?」」」
マリ「わんこ君がいいンなら、私はそれでもいいよ」
アスカ「あんた、一体何考えてる訳? そんな事が許される訳ないじゃないの!?」
マリ「別に許してもらう必要はないと思うな~」
アスカ「はぁ?」
マリ「なら、大尉さんがわんこ君と同じ部屋で寝る?」
アスカ「なっ!? 寝る訳ないでしょ!!」
マリ「にゃはは♪」
ミサト「えっと……マリはああ言ってるけど。どうする、シンちゃん?」
アスカ「ミサト!?」
シンジ「え、えっと……」
マリ「わんこ君は私の一緒の部屋……イヤ?」
シンジ「い、イヤとかそういう問題じゃなくて……」
マリ「うん?」
7:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:45:55.14 ID:
znUTyhID0
アスカ「そんなのダメに決まってるでしょ!」
ミサト「まぁ……普通に考えたらダメよね」
マリ「なぁんだ、残念♪」
アスカ「当たり前でしょ!? バカシンジも何デレデレしてんのよ!」
シンジ「べ、別にデレデレなんかしてないよ!?」
ミサト「そんなに怒らなくてもいいじゃない」
シンジ(えっと……どうしたら……?)
シンジ「あの……」
ミサト「何?」
シンジ「僕、リビングに布団を敷いて寝ますから、マリさんは僕の部屋で寝てください」
アスカ「……ふん、まぁそれが妥当ね」
マリ「うーん、別に一緒の布団で寝る訳じゃないんだから、気にしなくていいのに」
アスカ「……ミサト、このエロメガネを今すぐ叩き出して!」
ミサト「……それは難しい相談ね」
アスカ「どうしてよ!?」
8:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:50:02.91 ID:
znUTyhID0
ミサト「詳しい話はまだ聞いてないんだけど、彼女がユーロから来たのにも理由があるみたいだから」
アスカ「だからって、ここに住む必要はないでしょ!」
ミサト「それについては、さっき説明したと思うけど」
マリ「私、大尉さんに嫌われるような事したっけ?」
アスカ「あんたは黙ってなさいよ!」
ミサト「それに碇司令の指示でもあるの」
シンジ「……父さんの?」
ミサト「そう。だから彼女をここで預かるのは決定事項」
アスカ「そんな……」
ミサト「制限された状況に対応するのも、優秀なパイロットには必要な資質よ」
マリ「優秀かそうでないかを判断するのは第三者なんだけどね~」
アスカ「なんなの……こいつ」
ミサト「……そういう訳だから、マリはしばらくの間この家で暮らす。わかった?」
シンジ「は、はい」
アスカ「ふん。勝手にして!」
9:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:54:03.52 ID:
znUTyhID0
ミサト「あと、シンちゃん?」
シンジ「はい」
ミサト「あなたは大事なエヴァのパイロットなの」
シンジ「エヴァの……ですか?」
ミサト「だから、リビングなんかで寝て風邪でもひかれたら、私の監督責任になるわ」
シンジ「…………」
ミサト「……まぁ、それは建前なんだけど、ぶっちゃけシンちゃんがいないと家は食事が壊滅的でしょ?」
アスカ「あ、あたしだって少しぐらいなら出来るわよ!」
ミサト「マリはどうなの?」
アスカ「ミサト! 何、無視してんのよ!」
マリ「ん~私は食べられればそれでいいかなぁ」
ミサト「要するにマリも料理は不得手って事ね」
マリ「えへへへ~」
ミサト「仕方ない……シンちゃん、ちょっと手伝ってくれる?」
シンジ「は、はい」
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:58:05.70 ID:
znUTyhID0
~夜 シンジの部屋にて~
ミサト「……こうやって、使ってないカーテンで部屋を仕切って」
アスカ「ミサト、あんた本気でこれでいいと思ってる訳?」
ミサト「何もしないよりはマシじゃない?」
シンジ「まぁ、確かにそうですけど……」
ミサト「それに、シンちゃんがわざわざカーテンをめくって、マリのスペースを覗くなんて考えられないし」
シンジ「そんな絶対に事しませんよ!」
マリ「しないの? 覗きたくならない? 私って魅力ないのかなぁ?」
シンジ「そ、そういう意味じゃなくて!?///」
アスカ「エロメガネ……あんたいい加減にしなさいよ!」
マリ「お~怖い怖い♪」
ミサト「ほら、じゃれるのはそれぐらいにして」
アスカ「じゃれてないわよ!」
ミサト「ほら、シンちゃんは今のうちに必要な荷物を自分のスペースに運んでね」
シンジ「……はい」
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:03:11.86 ID:
znUTyhID0
…………
マリ「はぁ~久しぶりのお風呂、気っ持ち良かったぁ♪」
シンジ「あ……もう少しで荷物の移動、終わりますから」
マリ「そんなの気にしなくていいよ。元々はわんこ君の部屋なんだから」
シンジ「でも……」
マリ「必要なら、好きな時にこっちに入ってくればいいって」クンクン
シンジ「な、何か臭いますか?」
マリ「ん~この部屋、わんこ君のニオイがするね~」
シンジ「そ、そうですか?///」
マリ「うん。わんこ君とL.C.Lのいいニオイ……」クンクン
シンジ「は、恥ずかしいからやめてください///」
マリ「私は好きだよ、このニオイ♪」
シンジ「ぼ、僕もお風呂に入ってきます///」ダッ
マリ「にゃはは♪ 照れちゃってカワイイなぁ~」
14:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:07:57.26 ID:
znUTyhID0
~夜 バスルームにて~
シンジ「ふぅ……これから一体どうなるんだろ……」
アスカ「……ねぇ?」
シンジ「あ、アスカ!? 入ってるよ!?」
アスカ「そんな事わかってるわよ」
シンジ「そ、そう……だったらいいんだけど……」
アスカ「あんたって、ああいうのが好みな訳?」
シンジ「ああいうのって?」
アスカ「あのエロメガネの事よ! デレデレと鼻の下を伸ばして、みっともない!」
シンジ「別に鼻の下なんて伸ばしてないよ!」
アスカ「伸ばしてたじゃない!」
シンジ「……別に伸びてたってアスカには関係ないだろ!」
アスカ「……っ!?」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:11:45.68 ID:
znUTyhID0
アスカ「あんなのと……」
シンジ「えっ?」
アスカ「あんなのと一緒の部屋なんて、何考えてんのよ!」
シンジ「……だってしょうがないじゃないか」
アスカ「何がしょうがないのよ!」
シンジ「だったら、アスカがマリさんと一緒の部屋になればいいだろ!」
アスカ「あたしはイヤよ! あ、あんたとだったら少しは考えてやらないでもないけど……」
シンジ「えっ!?」
アスカ「なっ、何でもないわよ!///」
シンジ「そ、そう?」
アスカ「と、とにかく、この家で変な事したら許さないからね!」
シンジ「変な事って何なんだよ……一体」
アスカ「わかったの!」
シンジ「わかってるよ!」
アスカ「それだけよ!」タタッ
16:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:16:37.14 ID:
znUTyhID0
~夜 シンジの部屋にて~
シンジ「……マリさん??」
マリ「すぅ……すぅ……」
シンジ「もう寝ちゃったのか……お風呂も久しぶりって言ってたし、疲れてたのかな?」
シンジ「……電気、消しますよ」パチッ
ごそごそ
シンジ(はぁ……何だか急に色んな事があって疲れたなぁ……)
シンジ(明日のお弁当どうしよう? マリさんの分も必要なのかな?)
シンジ(…………)
シンジ(さっきのアスカ、一体何を言いたかったんだろう?)
シンジ(…………)
シンジ(何だかいいニオイがする……)
シンジ(マリさんの……ニオイなのかな?)
シンジ(…………)
シンジ「すぅ……すぅ……」
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:20:42.07 ID:
znUTyhID0
…………
シンジ「んっ……」
??「ァッ……ンッ……」
シンジ(……ん?)
??「ッ……んンッ……」
シンジ(……な、何の声だろう?)モゾ
??「あっ……あっあっ……っ……」
シンジ(ま、マリさん!? これって……)
マリ「んっ、あっあっアッ……んくっ……」
シンジ(……な、何が……)
マリ「んッ……わん、こ君……いいニオイ…・・・あン」
シンジ(……!?)ビクッ
マリ「あっ……ンン……っ……あっあっアッァん」
シンジ(はぁ……はぁ……)シコシコ
18:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:23:25.44 ID:
znUTyhID0
マリ「んっ……あっアッ……ンっ……」
シンジ(ぼ、僕は……)シコシコ
マリ「アっ……ンッ……っ……ん」
シンジ(やめなきゃ……マリさんに気づかれたら……)シコシコ
マリ「わん、こ君……そこ……ァッ、あッッ…・・・アッ」
シンジ(!?)シコシコ
マリ「もっ、と……んッ……あっアン……」
シンジ(はぁ……はぁ……)シコシコ
マリ「あっ……あっアッアッアッァアァ……あんっ」
シンジ(も、もう……はぁ……はぁ……)シコシコ
マリ「……んンっ!?」
シンジ(……うっ!?)
マリ「はぁ……はぁ……はぁ……」
シンジ(さ、最低だ……僕は……)グッタリ
マリ「…………」クンクン
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:26:20.70 ID:
znUTyhID0
~朝 シンジの部屋にて~
PiPiPiPiPi♪
シンジ「んっ……」
シンジ「朝、か……」
シンジ(昨日……あのまま寝ちゃったのか……)
シンジ(僕は、一体何をやってるんだ……)
シンジ「……マリさん?」
…………
シンジ「マリさん、朝ですよ?」
…………
シンジ「……入りますよ?」ソーッ
シンジ「……いない」
シンジ「…………」
シンジ「……朝ごはん、作らなきゃ」
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:31:08.24 ID:
znUTyhID0
~朝 キッチンにて~
シンジ(マリさん、リビングにもいなかった……)
シンジ(一体どこにいっちゃったんだろう?)
シンジ(もしかして、昨夜の事が……)
シンジ(……どうしよう)
ミサト「ふあぁ~おはよぉ……」
シンジ「おはようございます、ミサトさん。ご飯出来てますよ」
ミサト「いっつも悪いわねぇ、シンちゃん」
シンジ「……もう慣れましたから」
ミサト「ふぁ~アスカとマリを起こしてきて」
シンジ「マリさん、部屋というか家にいないみたいです」
ミサト「いない!? いないってどういう事?」
シンジ「僕が起きた時に声を掛けたら、もう……」
ミサト「こんな朝早くからどこに行ったのかしら? この辺りの土地勘はないはずだけど……」
マリ「たっだいま~」ガチャッ
21:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:36:10.57 ID:
znUTyhID0
ミサト「あなた、こんな朝っぱらからどこに行ってたの?」
マリ「え~っと、朝に走ると気持ちいいじゃないですか?」
ミサト「走ってたの?」
マリ「まぁ、クセというか習慣ですね~」
シンジ(そっか……)ホッ
マリ「ん~いいニオイ♪ これ、わんこ君が作ったの?」
シンジ「はい。良かったら先に食べていてください。僕はアスカを起こしてきますから」
マリ「うっひゃ~ ホッカホカの白いご飯♪ 久し振りだなぁ」
ミサト「あなた、日本食は大丈夫なの?」
マリ「はい。どっちかっていうと、こっちの方が馴染み深いです」
ミサト「そう。だったら良かったわ」
マリ「この味噌汁もちゃんとダシが効いてて美味しいなぁ♪ わんこ君、いい主夫になれるよ」モグモグ
シンジ「あ、アスカを起こしてきます///」タッ
ミサト「朝から凄い食欲ね……」
マリ「ほら、やっぱり食べられる時に食べとかないと」ムシャムシャ
22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:41:54.83 ID:
znUTyhID0
~朝 アスカの部屋の前にて~
シンジ「アスカ、もう朝ごはん出来てるよ?」コンコン
アスカ「……うぅ~ん」
シンジ「……学校に遅れちゃうよ」コンコン
アスカ「うっさいわねぇ……今起きるわよ……」ゴソゴソ
シンジ「先に食べてるからね」
アスカ「……わかった、すぐに行くわ」ゴソゴソ
シンジ「うん、冷めないうちにね」
アスカ「……ねぇ?」
シンジ「なに?」
アスカ「…………」
シンジ「……うん?」
アスカ「……なんでもないわよ」
シンジ「えっ?」
アスカ「何でもないって言ったのよ!」
23:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:46:37.99 ID:
znUTyhID0
~朝 リビングにて~
アスカ「ちょっと! どうしてエロメガネがあたしの席に座っている訳?」
マリ「ありゃ? ここって座る場所とか決まってるの?」
シンジ「決まってるというか……何となくだけど」
ミサト「そうね、別に決まってる訳じゃないけど……何となくよね」
マリ「そっか、そんじゃこっちの席で……」
アスカ「そこはバカシンジの席よ!」
シンジ「ぼ、僕はどこでもいいから……」
マリ「……う~ん。もしかして、私ってケンカ売られてたりする?」モグモグ
アスカ「何よ、あんたやる気?」
ミサト「ちょっと二人共やめなさい!」
アスカ「ミサトは黙ってて!」
マリ「せっかく、わんこ君が作ってくれたご飯を美味しく食べてるのに……」ムシャムシャ
ミサト「アスカ、あなたマリの何が気に入らないの?」
アスカ「何って全部に決まってるでしょ!」
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:51:36.93 ID:
znUTyhID0
ミサト「あのね、全部じゃわからないでしょ」
アスカ「あたしの席に勝手に座ったり! バカシンジに色目を使ったり!」
マリ「ん~もしかしてヤキモチ、かにゃ?」ニヤニヤ
アスカ「……コイツ、殺す!」ギリッ
シンジ「あ、アスカ!?」
ミサト「やめなさいアスカ! マリもアスカを煽らないの!」
マリ「は~い」
アスカ「とにかく! あたしの生活リズムを乱されるのがガマンならないのよ!」
ミサト「あなた達、私が昨日言った事憶えてるわよね?」
アスカ「…………」
ミサト「もう一度言うけど、これは碇司令の命令でもあるの」
マリ「私は寝泊りが出来れば、どこだっていいんだけどな~」
ミサト「仲良くしろとは言わないけど、せめてケンカだけはしないでちょうだい」
マリ「は~い」
アスカ「…………」
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:55:18.75 ID:
znUTyhID0
ミサト「アスカ?」
アスカ「……わかったわよ」
ミサト「そう? わかってくれたのなら良かったわ」
シンジ「ま、マリさんは今日はどうするんです? 一応お弁当も作ったんですけど……」
マリ「お弁当まで作ってくれたの? 至れり尽くせりだなぁ♪」
ミサト「マリは本部でテストがあるわ」
シンジ「テスト、ですか?」
マリ「そそ、新参者は色々と大変なんだよね~」
アスカ「…………」
シンジ「……アスカ、食べないの?」
アスカ「……いらない、先に学校に行くわ」
シンジ「ぼ、僕も一緒に行くよ。これアスカの分のお弁当」
アスカ「……ありがと」
ミサト「はぁ……アスカも困ったもんね。シンちゃんが上手くフォローしてくれればいいんだけど」
マリ「わんこ君も大変だなぁ♪」
24:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:46:50.04 ID:XnvEho/Oi
イイネッ
27:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:57:00.64 ID:Vi0teREoO
マリはQでどうなるんだろ
28:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:01:09.91 ID:
znUTyhID0
~午前 NERV本部にて~
リツコ「それじゃあ、テストのスケジュールはこの用紙の通りだから」
マリ「うわ~ こんなにあるの?」
ミサト「大変だと思うけど我慢して。あなたの適性や能力を見たいのよ」
マリ「う~ん、しょうがないかぁ」
リツコ「……まずは適性診断からだけど、日本語は大丈夫ね?」
マリ「あ、はい。問題ないです」
…………
冬月「大丈夫なのか、あれは?」
ゲンドウ「その為のテストだ」
冬月「確かにそうだが……」
ゲンドウ「エヴァの所有に制限がある以上……」
冬月「ふむ……」
ゲンドウ「使えるコマは多いに越した事はない」
冬月「そうだな……」
31:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:06:35.31 ID:
znUTyhID0
~放課後 第壱中学校2年A組にて~
トウジ「センセ、式波の奴どないかしたんか?」
シンジ「えっ!?」
ケンスケ「うん、普段も不機嫌そうにしてるけど、今日は一段とイヤーンな感じ」
シンジ「う、うん……実は……」
…………
トウジ「なにぃ!? 式波とメガネ女子がセンセを取り合って喧嘩やてぇ!?」
アスカ「…………」ギロッ
ケンスケ「あわわわ」
シンジ「さっきの説明で、どうしてそうなるんだよ!」アセアセ
トウジ「軽いジョークやないか、ジョーク」
シンジ「家に帰ったら、僕が当たられるんだから勘弁してよ……」
ケンスケ「でも、その新しく来たって子のせいなんだろ、イヤーンな感じなのは?」
シンジ「うん。何だかリズムが乱されるのが気に入らないみたい」
トウジ「モテる男はツラいなぁ……センセぇ」
32:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:11:18.62 ID:
znUTyhID0
シンジ「はぁ……」
トウジ「そんで……どうやった?」
シンジ「どうって?」
ケンスケ「同じ部屋で寝たんだろ、何にもなかったのかよ?」
シンジ「な、何もある訳ないだろ!?///」
トウジ「なぁ」ニヤリ
ケンスケ「あぁ」ニヤリ
シンジ「な、何だよ……///」
トウジ「その面が何でもないって面かいな、このこの」ゲシゲシ
ケンスケ「そっかぁ……碇は俺達より先に大人の階段を登ったんだな……」
アスカ「…………」ガタンッ
シンジ「あっ……」
アスカ「……帰る」
シンジ「ま、待ってよアスカ!」
レイ「…………」
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:17:09.15 ID:
znUTyhID0
~午後 NERV本部にて~
ミサト「ねぇ……」
リツコ「何かしら?」
ミサト「さっきから変じゃない?」
リツコ「そうね、ワザとだと思うわ」
ミサト「ワザと?」
リツコ「そう。ワザと直撃を受けて機体の損耗率を上げてるのよ」
ミサト「何の為にそんな事を?」
リツコ「さぁ? 午前中の適性もワザとおかしな回答をしているみたいだったわ」
加持「……さすがはリッちゃん、気づいてるみたいだね」
リツコ「……加持君?」
ミサト「何であなたがここにいるのよ!?」
加持「そりゃぁ、マリは僕の判断でこっちに連れて来たからね」
リツコ「あら、加持君の差し金だったのね」
加持「データ、見せてもらえるかな?」
35:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:22:34.87 ID:
znUTyhID0
リツコ「はい、どうぞ」
加持「……ふむ、ヒドイなこれは」
ミサト「ヒドイって、あなたが連れてきたんでしょ!」
加持「まぁ、そうなんだけどさ」
ミサト「……それで、ワザとってどういう事なの?」
加持「マリの性格だよ。どうも彼女は物事を面白くしようとするクセがあってね」
リツコ「……面白く?」
加持「例えばこれ……射撃テストの時、マリはどっちの手を使ってた?」
リツコ「……左よ」
ミサト「彼女は左利きなの?」
加持「彼女、利き手も利き目も右なんだよ」
ミサト「はぁ?」
加持「要するに、ワザと利き手じゃない方でこのスコアを出してるんだよ」
ミサト「なんの為にそんな事をするのよ?」
加持「だから、面白くする為だよ。そっちの方が難しいって判断したんだろう」
37:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:28:24.73 ID:
znUTyhID0
リツコ「そういえば……」
ミサト「何?」
リツコ「彼女、戦闘シミュレーションの前に、テスト中止の機体損耗率を確認していたわ」
加持「一回目は全く攻撃をせずに、時間一杯敵の攻撃を避けてばかり……」ペラッ
リツコ「二回目は……遠距離兵装を一切使ってないわね」
マヤ「今回は近接戦闘用の兵装を一度も使用していません」
ミサト「……呆れた。遊びじゃないのよ」
加持「マリにとっては遊びみたいなもんさ」
ミサト「それじゃ、今日のテストなんて無意味じゃないの」
加持「……しょうがないな。ちょっといいかな?」
マヤ「え? は、はい」
加持「よぉ、やってるな」
マリ『あ、加持さーん。加持さんもこっちに来たの?』
加持「あぁ、遅ればせながらね。で、調子はどうだい?」
マリ『ん~『た・い・く・つ』かな』
39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:33:27.34 ID:
znUTyhID0
加持「まぁ、そう言うなよ。そうだ……」
マリ『何?』
加持「マリの為に新型のプラグスーツの準備をしているんだ」
マリ『えっ、それってホント?』
加持「あぁ、間もなくこちらに届くと思う。だからさっさと本気を出して、テストも終わらせちまえ」
マリ『そっかぁ~ 新型のプラグスーツかぁ~ 楽しみだ、にゃっ♪』
マヤ「……えっ!?」
リツコ「どうしたの、マヤ?」
マヤ「反応速度、18%上がりました!?」
リツコ「18%!? 何かの間違いじゃないの?」
ミサト「ちょっと……さっきまでと全く動きが違うじゃない!?」
マヤ「他のデータも……先程までと比べ物にならない位に上がっています!?」
マリ『はい、これでお終いっと♪』
マヤ「……凄いです。レイやアスカの戦闘データを上回っています」
加持「……これが彼女の実力だよ」
40:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:40:00.01 ID:
znUTyhID0
冬月「使えそうじゃないか」
ゲンドウ「あぁ……」
冬月「扱いは少し難しそうだが」
ゲンドウ「今に始まった事ではない」
冬月「それはそうだが……どうして葛城一佐に預けたんだ?」
ゲンドウ「…………」
冬月「加持君かね?」
ゲンドウ「あぁ……」
冬月「確かに、何かあるだろうとは思うが……」
ゲンドウ「監視をするのには都合がいいからな」
冬月「ふぅ……」
ゲンドウ「どうした、冬月?」
冬月「いや、厄介事を招き入れる結果にならなければいいと思ってな」
ゲンドウ「それを含めてのコマだ」
冬月「そうだな」
41:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:46:38.92 ID:
znUTyhID0
~放課後 第三新東京市 通学路にて~
シンジ「待ってよ!」
アスカ「…………」スタスタ
シンジ「待ってったら、アスカ!」
アスカ「…………」スタスタ
シンジ「ねぇ、ってば!」
アスカ「…………」ピタッ
シンジ「はぁ……はぁ……どうして、そんなに怒ってるんだよ」
アスカ「うっさい、エロシンジ」スタスタ
シンジ「え、エロってどういう事だよ!?」
アスカ「ついてこないで」
シンジ「僕が一体何をしたっていうんだよ」
アスカ「…………」スタスタ
シンジ「黙ってちゃわからないよ。言いたい事があるなら言ってよ」
アスカ「……なら言ってあげるわ!」
46:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:51:13.86 ID:
znUTyhID0
アスカ「あのエロメガネも気に入らないけど……」
シンジ「…………」
アスカ「何事もないように、あいつを受け入れてるあんた達も気に入らないのよ!」
シンジ「そんな……」
アスカ「そういう事よ、わかった?」
シンジ「そんな事言ったら、アスカが来た時だって……」
アスカ「あたしは特別なの!!」
シンジ「…………」ビクッ
アスカ「あたしは特別なのよ!! あんなエロメガネと一緒にしないで!」
シンジ「……そんなのおかしいよ」
アスカ「何がおかしいのよ」
シンジ「確かにアスカはエリートで特別かもしれないけど、マリさんだって仲間じゃないか!」
アスカ「あんな奴、仲間なんかじゃない」
シンジ「そんな事を言うアスカは嫌いだ」ダッ
アスカ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
47:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:56:11.62 ID:
znUTyhID0
~夕方 NERV本部 更衣室にて~
マリ「ん~ふ~ん、ふふふん~ん~♪」ゴソゴソ
マリ「新型のプラグスーツ早く来ないかな~」ゴソゴソ
マリ「今のはちょっと胸がキツいんだよね~」ゴソゴソ
ガチャッ
レイ「…………」
マリ「やっ、こんにちは♪」
レイ「……誰?」
マリ「私? 真希波・マリ・イラストリアス。エヴァのパイロットだね」
レイ「……あなたがエヴァの新しいパイロット?」
マリ「そそ。で、あなたは?」
レイ「……綾波レイ」
マリ「あぁ、あなたが零号機のパイロットさん?」
レイ「……そう」
マリ「なんか暗い子だなぁ」
48:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:01:41.28 ID:
znUTyhID0
レイ「…………」ゴソゴソ
マリ「今から訓練?」
レイ「……そう」ゴソゴソ
マリ「ふ~ん」
レイ「……何?」ピタッ
マリ「うん、わんこ君は両手に花だったんだな~って思ってさ♪」
レイ「……わんこ君?」
マリ「初号機パイロットの碇シンジ君」
レイ「……?」
マリ「両手どころか、ここでも家でも周り中がお花畑かぁ♪」
レイ「…………」ピタッ
マリ「ここじゃあなたと大尉さん。まぁ、他にもいっぱいいるよね」
レイ「…………」
マリ「家じゃ大尉さんと葛城さん、それにわ・た・し♪」
レイ「……何が言いたいの?」ジィーッ
51:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:06:54.78 ID:
znUTyhID0
マリ「べっつに~♪」
レイ「…………」
マリ「その割にはウブでカワイイよね~わんこ君は♪」
レイ「…………」ゴソゴソ
マリ「ねぇねぇ?」
レイ「……何?」ピタッ
マリ「あなたはワンコ君の事、どう思ってるの?」
レイ「……あなたには関係ない」
マリ「大尉さんもワンコ君の事、気に入ってるみたいだよね~?」
レイ「……そう」
マリ「一緒に暮らしている分、大尉さんの方が有利なのかなぁ?」
レイ「…………」ゴソゴソ
マリ「それとも一緒の部屋で寝ている分、私の方が有利なのかなぁ?」
レイ「…………」ピクッ
マリ「じゃ、私は帰ろっと♪ わんこ君のご飯が待ってるし。あっ、訓練頑張ってね~」
53:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:11:21.54 ID:
znUTyhID0
~夜 葛城家にて~
ミサト「ただいまぁ~ あぁ~今日も疲れたわ」
マリ「お腹空いたぁ~ ご飯ご飯♪」
ミサト「……って誰もいないの? シンちゃん? アスカ~?」
マリ「……ご飯の準備、出来てないね」
ミサト「二人共、靴はあるから帰ってきてるんだろうけど……もしかして、今度はシンちゃんとアスカなの?」
マリ「う~ん、ご飯……お預けかなぁ……」
ミサト「情けない声出さないの」
マリ「だってぇ~」
ミサト「しょうがない……確かここに……」ゴソゴソ
マリ「お腹空いたよぉ……ぐすん」
ミサト「あったあった♪ カップ麺だけど食べるでしょ?」
マリ「何もないよりはマシかぁ……」
ミサト「それじゃお湯を沸かすから、荷物を置いてきなさい」
マリ「は~い」
55:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:17:31.66 ID:
znUTyhID0
~夜 シンジとマリの部屋にて~
マリ「たっだいま~って、電気も点けないで何やってるのさ?」
シンジ「…………」シャカシャカシャカシャカ
マリ「わんこ君?」チョイチョイ
シンジ「……マリさん?」
マリ「わんこ君はご機嫌ナナメみたいだね」
シンジ「おかえり、なさい……」
マリ「もしかして、大尉さんとケンカでもした?」
シンジ「アスカなんて……知りません」
マリ「えっと、もしかしなくても私のせいだったりしちゃう?」
シンジ「マリさんは悪くありませんよ。アスカが自分勝手な事ばかり言うから……」
ミサト「マリ~お湯が沸いたわよ~」
シンジ「……お湯?」
マリ「にゃはは。晩ご飯がないからさ、カップ麺で空腹を満たそうかと♪」
シンジ「…………」
58:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:22:55.71 ID:
znUTyhID0
~夜 リビングにて~
ミサト「あら、シンちゃん?」
シンジ「……ごめんなさい。晩ご飯の準備してなくて」
ミサト「まぁ、そういう気分の時もあるわよ」
マリ「葛城さ~ん、早くカップ麺にお湯入れちゃおうよ」
シンジ「ちょっと待っててください」ゴソゴソ
ミサト「何々?」
シンジ「カップでじゃなくて、この麺は鍋で煮ましょう」
ミサト「カップ麺じゃないの?」
シンジ「はい。余りのベーコンを細かく刻んで、少量のオリーブオイルで炒めて……」トントンジャーッ
マリ「うわぁ~いいニオイ♪」
シンジ「炒めたベーコンを白髪ねぎにラー油と一緒に絡めて……」トントンカシャカシャ
シンジ「煮込んだ麺を器に移して、スープの粉を入れて……さっきの白髪ねぎを乗せて……」
シンジ「……はい、ただのカップ麺よりはマシだと思います」
ミサト「うん、ちょっちビール取ってくる♪」
59:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:25:14.66 ID:V9BpXHGs0
スペックたけー
60:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:25:21.68 ID:/DO9P1X10
62:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:27:34.34 ID:
znUTyhID0
マリ「ネギのシャキシャキ感がたまんない♪」ズルズルムシャムシャ
ミサト「ぷっはー♪ ラー油の辛さでビールが進むわ」ゴクゴク
シンジ「良かった。前にトウジ達とラーメンを食べた時に、これなら家でも出来るかなって思って……」
マリ「ホーントいい主夫になるよ、わんこ君♪」
ミサト「シンちゃ~ん、私のところに永久就職しない?」グビグビ
シンジ「からかわないでください。もう酔っ払ってるんですか、ミサトさん///」
マリ「葛城さんってそういう趣味だったんだ~ 意外意外」ズルズルパクパク
ミサト「私だっていい歳だからって……何言わせるのよ」カシュッゴクゴク
マリ「……あれ、何やってんの?」
シンジ「はい、アスカにも何か作ってあげようと思って……」
マリ「優しいねぇ、わんこ君は」
ミサト「……アスカと何かあった?」
シンジ「……ちょっと」
ミサト「んまぁ、シンちゃんがその調子なら大丈夫そうね……」グビグビ
シンジ「…………」
63:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:32:21.19 ID:
znUTyhID0
~夜 アスカの部屋の前にて~
シンジ「アスカ……」
シンジ「今日は……ゴメン」
…………
シンジ「お腹……空いてない?」
シンジ「……サンドウィッチ作ったから、良かったら食べて」
…………
シンジ「……アスカがマリさんの事、キライなのは仕方ないかもしれないけど」
シンジ「それでも、エヴァのパイロットなんだし、やっぱり仲間だと思うんだ」
…………
シンジ「……マリさんも悪気はないと思うし」
シンジ「アスカもそれはわかってるんだよね?」
…………
シンジ「勝手にしゃべってゴメンね」
シンジ「それじゃ……」
65:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:37:13.59 ID:
znUTyhID0
~夜 アスカの部屋にて~
アスカ(どうして……)
アスカ(どうして、バカシンジが謝るのよ……)
アスカ(…………)
アスカ(……わかってるわよ、あたしのワガママだって)
アスカ(それでも……)
アスカ(あんな奴より)
アスカ(あたしの味方をしてよ……)
アスカ(…………)グゥ……
アスカ「お腹……空いたな……」
アスカ「…………」ガラッ
アスカ「…………」モグモグ
アスカ「これ、あたしの好きな……」
アスカ「……美味しい」モグモグ
67:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:42:29.38 ID:
znUTyhID0
~深夜 シンジとマリの部屋にて~
マリ「わんこ君起きてる?」
シンジ「……はい」
マリ「良かったぁ、何だか眠れなくてさ」
シンジ「どうか……したんですか?」
マリ「どうもしないよ~ たださ、私専用の新しいプラグスーツが楽しみでさ♪」
シンジ「プラグスーツ、ですか?」
マリ「うんうん、今まで着ていたやつはちょっと胸がキツくてね~」
シンジ「あ、は、はぁ///」
マリ「そういえばさ」
シンジ「はい?」
マリ「わんこ君はどうしてエヴァに乗ってるの?」
シンジ「どうしてって……」
マリ「何か目的とかさ、やりたい事でもあったりする訳?」
シンジ「…………」
68:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:47:35.61 ID:
znUTyhID0
シンジ「理由なんてありませんよ……」
マリ「ふ~ん」
シンジ「父さんが……乗れって言うから乗っているだけです……」
マリ「エヴァのパイロットってさ、やりたくて出来るもんじゃないんだよ?」
シンジ「……そう、みたいですね」
マリ「いわゆるエリート、富と権力も自由自在……って流石にそれは言いすぎか」
シンジ「…………」
マリ「ま、それなりの待遇はしてもらえるんだけど、いつ死んでもおかしくない」
シンジ「っ!?」
マリ「わんこ君はいつ死んでもおかしくないモノに、自分の意思じゃなく乗ってるんだ?」
シンジ「……僕の意思ですよ」
マリ「そうなの?」
シンジ「父さんに乗れと言われたけど、乗っているのは……僕の意思です」
マリ「へぇ~、そっかぁ……」
シンジ「マリさんは、マリさんはどうしてエヴァに乗っているんですか?」
69:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:52:16.29 ID:
znUTyhID0
マリ「私? ナイショ♪」
シンジ「えっ?」
マリ「まぁ、詳しい事は言えないけどさ。楽しいからってのもあるかな~」
シンジ「……楽しい? エヴァに乗るのがですか?」
マリ「そうそう、どうせ一度きりしかない人生だしさ。楽しんだ者勝ちじゃない?」
シンジ「それは、そうかもしれませんけど……」
マリ「わんこ君はエヴァに乗っていて楽しくない?」
シンジ「……僕は楽しくありませんよ」
マリ「ふ~ん」
シンジ「マリさんだって言ったじゃないですか。いつ死んでもおかしくないって!」
マリ「うん、言ったね」
シンジ「それなのに楽しいなんて、おかしいですよ」
マリ「そうかな? スリルがあっていいじゃない?」
シンジ「そんなの……おかしいですよ……」
マリ「それじゃ……楽しい事、する?」
73:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:57:26.09 ID:
znUTyhID0
シンジ「えっ?」
マリ「いつ死んでもおかしくないエヴァに乗ってて楽しくないならさ……」ゴソゴソ
シンジ「え、ま、マリさん!?」
マリ「乗ってない時に、楽しんだ方がいいんじゃないかにゃ?」
シンジ「ちょ、ちょっと……どうしてこっちに来るんですか!?」
マリ「昨日……」
シンジ「…………」ビクッ
マリ「……シてたよね?」
シンジ「えっ!?」
マリ「隠さなくていいよ。私のしてるの聞いて……君もシたでしょ?」
シンジ「な、何の事……///」
マリ「わんこ君のニオイが濃くなったからさ……すぐにわかったよ?」
シンジ「ぼ、僕は……」
マリ「いいんだって。キモチ良かったんでしょ、わんこ君も?」
シンジ「ぅ……ぁ……///」
74:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:58:49.73 ID:oN2cxGDd0
( ゚д゚ ) ガタッ
.r ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
76:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:02:06.48 ID:
k6hYt3p+0
マリ「ねぇねぇ、誰の事思ってシたの?」
シンジ「や、やめて……ください……」
マリ「やっぱり私?」
シンジ「ま、マリさん……冗談、ですよね」
マリ「冗談でこーいう事はしないと思うなぁ♪ 私じゃなかったら大尉さん?」
シンジ「ち、違い、ます……」
マリ「もしかして葛城さんとか?」
シンジ「ホントに止めてください……」
マリ「だって、こんなに硬くなってるじゃない? じゃぁ、零号機のパイロットさん?」
シンジ「っ!?」ピクッ
マリ「うわ~ショックだなぁ。私が側にいたっていうのに」
シンジ「うぁ……や、やめて……くだ、さい」
マリ「私はわんこ君の事思ってシたんだよ?」
シンジ「ぼ、僕……を?」
80:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:07:06.68 ID:
k6hYt3p+0
マリ「そう。それなのに悔しいなぁ?」
シンジ「ぁ……っ……」
マリ「悔しいからイジメちゃおう♪」
シンジ「んっ……っ……はぁ……はぁ……」
マリ「イヤなら逃げてもいいんだよ?」
シンジ「……くぅっ」ピクッ
マリ「逃げられる訳ないよね。ここはこんなに硬くなってるんだもん♪」
シンジ「ぁっ……」
マリ「……キス、しょっか?」チュッ
シンジ「!?」
マリ「んっ……っ……ちゅっ……」
シンジ「っ……ちゅっ……ぅっ……(す、凄くやわらかい……)」
マリ「はぁ……ちゅっ……ちゅっ……ちゅぱっ」
シンジ「ぁっ……んっ……んんっ!?」ゴクン
マリ「にゃはは♪」
81:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:09:08.39 ID:vWt+E3cz0
ハンツ爆ぜた
82:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:10:03.25 ID:VvYj52oo0
綾波視点からみると見事なNTRだな
83:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:11:16.31 ID:
k6hYt3p+0
シンジ「はぁ……はぁ……い、今一体何を?」
マリ「今わんこ君が飲んだのはね、キモチ良くなるおクスリ♪」
シンジ「えっ!?」
マリ「あぁ、体に悪いモノは入ってないから大丈夫だよ。ほら、私も……」ゴクン
シンジ「あっ……」
マリ「……んっ。ね?」ニコッ
シンジ「は、はい……」
マリ「まぁ、おまじないみたいなもんだよ。さっ、続きしよ……んんっ……」
シンジ「はぁっ……ちゅっ……」
マリ「おいし……ペロッ……ちゅっちゅっ……んっ」
シンジ「んんっ……や、やっ……ぱり……ちゅっ……こん、な……事……」
マリ「そんな事……んっ……言う口は……こうしちゃおう♪ ちゅっ……ちゅぷっ……」
シンジ「んんっ!?(し、舌が……!?)」
マリ「ちゅぱっ……ちゅっ……くちゅっ……んんっ」
シンジ「ぅっ……んっ……ちゅっ……ちゅぱっ……(あ、頭がしびれて……)」
84:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:16:16.08 ID:
k6hYt3p+0
マリ「はぁ……わんこ君は……ちゅっ……こういう事は……初めて?」
シンジ「はぁ……はぁ……はぁ……」
マリ「気持ち良くて……ボーっとして来ちゃったかにゃ?」
シンジ「…………(さっきの……薬のせい?)」コクコク
マリ「そっかそっか。それじゃあそのままでいいからね……」ゴソゴソ
シンジ「!? な、何するんですか!?」
マリ「何って……窮屈そうだよ……ここ?」
シンジ「あっ!?///」
マリ「おぉ~顔に似合わず立派だね♪」
シンジ「ぁ……///」
マリ「ピクピクして元気だね~ ちゅっ♪」
シンジ「ぅぁ!?」
マリ「ジッとしててね……ペロッ……ちゅっ……」
シンジ「あっ……ぁぁっ!?」
マリ「ちゅくっ……ちゅぱっちゅぱっ……」
87:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:23:26.21 ID:
k6hYt3p+0
マリ「んふふ、さっきから声を出しちゃって、カワイイなぁ」
シンジ「そ、そんな事……言ったって……あっ……」
マリ「んっ……勝手に出ちゃうって?」
シンジ「は、はい……んぁっ!?」
マリ「ちゅっ……ペロペロ」
シンジ(す、スゴイ……こんなにキモチいいの?)
シンジ(うぅ……部屋が薄暗いから、ハッキリと見えないけど……)
シンジ(……マリさんが……んんっ……僕の顔を見てる気がする///)
マリ「ふわ……どうかした?」
シンジ「い、いえ……何でも、ありません」
マリ「今は他の事考えちゃダメだよ?」
シンジ「ご、ゴメンなさい」
マリ「じゃ、仕上げいこうかにゃ……ちゅっ」
シンジ「うわっ!? そ、そんなに……激しく……あっ……」
…………
88:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:27:07.14 ID:
k6hYt3p+0
マリ「うわ~いっぱい出たね~♪」
シンジ「はぁ……はぁ……はぁ……」
マリ「メガネもベトベト……うん……わんこ君のニオイ……」クンクン
シンジ「ご、ごめんなさい……」
マリ「何で謝るのさ。キモチ良かったんでしょ?」
シンジ「は、はい……///」
マリ「イク前にちゃんと言ってくれたら、全部飲んであげたんだけどね~」ペロッ
シンジ「そ、そんな///」
マリ「キレイにしちゃおっか……じゅるっ……ちゅぱっ……」
シンジ「うぁ……」
マリ「うわぁ、出てくる出てくる……」
シンジ「うっ……ぁぅ……くっ……」
マリ「んんっ……」ゴクリ
シンジ(ぜ、全部……飲んで……喉が……)ブルッ
マリ「んっ……イッた後だと敏感になってるから、刺激が強かったかな?
90:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:31:40.78 ID:
k6hYt3p+0
マリ「わんこ君ばっかりキモチ良くなるのはズルイから……」
シンジ「は、はい……」
マリ「今度は私をキモチ良くして?」
シンジ「で、でも……どうしたらいいか……」
マリ「えっとだね……この手を私の胸に……」
シンジ「こ、こうですか?」
マリ「そうそう。ゆっくりと下から包み込むように……そう優しく」
シンジ「はい……」
マリ「んっ……その調子……ほら、勃ってきたでしょ……ここ」
シンジ「…………」
マリ「ここを……んっ……押したり、摘んだり……あァっ……」
シンジ「こ、こうですか?」
マリ「そう……っ……力を入れないで……くっ……ゆっくりと……」
シンジ「はぁ……はぁ……」
マリ「あっ……キモチいいよ……わんこ君……」
93:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:36:30.90 ID:
k6hYt3p+0
マリ「あン……反対の胸も……お口で……ね?」
シンジ「は、はい……」
マリ「歯を立てないで……そう、唇と舌で好きなように……んんっ」
シンジ(スゴく……やわらかくて……いいニオイがする……)
マリ「キモチ、いいよ……わんこ君っ……」
シンジ(こ、こ……かな?)
マリ「んっ!?……それ……コリコリされるの……スゴくキモチいい……」
シンジ(こう……ここを……)
マリ「はぁっ!? ちょ、ちょっと……スゴいよ……」
シンジ(よ、よし……もっと……もっと……)
マリ「あっあっあっ……んンっ……」ギュッ
シンジ(あ、頭を抱きかかえられて……んっ)
マリ「ふぁ……もっと……もっとコリコリして……」
シンジ(マリさん……感じてくれてるんだ……)
…………
94:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:41:08.04 ID:
k6hYt3p+0
マリ「はぁ……はぁ……」
シンジ「だ、大丈夫ですか?」
マリ「もぅ……わんこ君、ホントに初めてなの?」
シンジ「は、はい……」
マリ「わんこ君のせいで、下がスゴい事になっちゃってるよ?」
シンジ「え、えっと……///」
マリ「見て……みる?」
シンジ「…………」コクコク
マリ「それじゃ……こっち……」
シンジ「……はいっ」
マリ「手を貸して……うん。ここ……わかる?」
シンジ「うゎ……スゴい……」
マリ「もう溢れちゃってるでしょ? わんこ君がこんなにしたんだよ」
シンジ「僕が……」
マリ「そう、わんこ君が上手だったから、すっごく濡れちゃった」
95:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:46:18.84 ID:
k6hYt3p+0
マリ「あとは……ここ」
シンジ「こ、ここ……ですか?」
マリ「んンッ!?」ビクッ
シンジ「ま、マリさん!?」
マリ「もう……いきなり触っちゃだめだよ……」
シンジ「ご、ごめなさい……」
マリ「ここが女の子の一番大事なトコロだよ」
シンジ「ここが……?」
マリ「ここを触られると、勝手に声が出たり体が反応しちゃうの」
シンジ「は、はい……」
マリ「ね、私がさっきわんこ君にしてあげたように……わんこ君のお口で、して?」
シンジ「口で……」ゴクリ
マリ「歯を立てないのは胸と一緒……優しく、ね?」
シンジ(優しく……優しく……)
マリ「んっ……」
98:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:50:13.68 ID:
k6hYt3p+0
マリ「そ、そうっ……吸ったり……アッ……舐めたり……くっ……」
シンジ(スゴい……どんどん中から溢れてくる……)
マリ「あアンっ……あっあっあっ……んぁっ……」
シンジ(これって……L.C.Lのニオイ……?)
マリ「だ、大事な……んンっ……トコロも……はァっ……」
シンジ(マリさんの大事なトコロ……ここを……)チュッ
マリ「ンあっ!?」ビクッ
シンジ(ゆっくり……優しく……)
マリ「あっあっあっ……んんっ!?」
シンジ(吸って……舐めて……)
マリ「はぁっ……いいよ……もっとぉ!?」
シンジ(と、止まらない……)
マリ「そ、そこばっかり……ああっ!? もう……あっあっあっ!?」
シンジ(はぁ……はぁ……マリさんのニオイで頭が蕩けそう……)
マリ「あっ……も、もうっ……あっあァっ……アァァッ!?」ビクビクッ
99:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:55:10.84 ID:
k6hYt3p+0
シンジ「はぁ……はぁ……はぁ……」
マリ「はぁ……はぁ……はぁ……」
シンジ「……ま、マリさん?」
マリ「もぅ……わんこ君のエッチ」
シンジ「っ!?///」
マリ「まさか、わんこ君にイカされるとは思わなかったにゃ♪」
シンジ「えっ? 今のって……」
マリ「そう。今のがイッたの……」
シンジ「そうなんですか……良かった」
マリ「……良かった?」
シンジ「はい。マリさんにもキモチ良くなってもらって良かったなって」
マリ「も~カワイイなぁ~わんこ君は♪」グリグリ
シンジ「や、やめてください///」
マリ「いや~でも予定が狂っちゃったよ」
シンジ「……予定、ですか?」
101:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:00:01.92 ID:
k6hYt3p+0
マリ「そっ。ホントはね、程々にキモチ良くしてもらった後に……」
シンジ「はい」
マリ「わんこ君と一緒にキモチ良くなろうかな~って考えてたの」
シンジ「一緒に……ですか?」
マリ「そそ、わんこ君の元気になってるモノを、私の中に挿れてもらってね」
シンジ「あっ……///」
マリ「でもね~ ほら、イッちゃったから、こんなになってるでしょ?」
シンジ「あっ……手が震えて……」
マリ「うん、体に力が入んなくなっちゃって……ゴメンね」
シンジ「大丈夫なんですか?」
マリ「大丈夫大丈夫♪ 少し休憩したら治ると思うからさ」
シンジ「そ、そうですか……」ホッ
マリ「休憩がてら、ちょっとお話しない?」
シンジ「いいですよ?」
マリ「わんこ君、大尉さんとケンカしてるんだよね?」
102:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:06:37.47 ID:
k6hYt3p+0
シンジ「……えっ?」
マリ「大尉さんと仲直りしたくない?」
シンジ「それは……したいですけど。でも、アスカが……」
マリ「大丈夫だよ。大尉さんはわんこ君の事好きみたいだから」
シンジ「あ、アスカが!? 僕の事をですか?」
マリ「ありゃ、やっぱり気づいてなかったか」
シンジ「だっていっつも怒ってばっかりなんですよ、アスカは」
マリ「これは、多分なんだけどね……」
シンジ「……はい」
マリ「わんこ君にはワガママを言っても大丈夫、って考えてるからだと思うよ」
シンジ「僕には、ですか?」
マリ「そう。わんこ君だからワガママを言いたいんだよ。他の人に対してはどう?」
シンジ「えっと……」
マリ「あの子、わんこ君に言うみたいに、他の人にもワガママ言ってる?」
シンジ「……文句は言ったり怒ったりはするけど、ワガママは言ってないかもしれません」
103:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:11:35.11 ID:
k6hYt3p+0
マリ「うん、決まりだね」
シンジ「でも……」
マリ「仲直りする方法、教えてあげよっか?」
シンジ「……はい」
マリ「今、私達がしたみたいにすればいいよ」
シンジ「えっ!?」
マリ「ほら、私とわんこ君、急に仲良くなった感じがするでしょ?」
シンジ「は、はい……でも、そんな事したら……」
マリ「お互いに触れ合って、キモチ良くなって、お互いの事を愛しく思って……」
シンジ「…………」
マリ「お互いの事をわからないと、私達みたいに仲良くなれないよ?」
シンジ「でも……」
マリ「そうだ♪」ゴソゴソ
シンジ「……?」
マリ「はい、これ♪」
105:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:16:36.86 ID:
k6hYt3p+0
シンジ「これは……さっきの?」
マリ「うん、さっき私達が飲んだキモチ良くなるおクスリ」
シンジ「…………」
マリ「最初にこれを飲ませちゃえば大丈夫だよ」
シンジ「でも……」
マリ「最初は抵抗されるかもしれないけどさ、それは驚いてるだけだから」
シンジ「驚いてる……だけ」
マリ「誰だって、好きな人に触れられたいって思うもんだよ。わんこ君だってそうでしょ?」
シンジ「それは……そうですけど」
マリ「私はここで休憩してるから、今から行ってきなよ」
シンジ「い、今からですか?」
マリ「仲直りするなら、早い方がいいじゃない?」
シンジ「…………」
マリ「別に無理強いしてる訳じゃないよ?」
シンジ「はい……」
106:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:20:46.16 ID:
k6hYt3p+0
マリ「わんこ君がイヤなら止めておけばいいと思うよ?」
シンジ「…………」
マリ「仲直り……したいよね?」ボソッ
シンジ「はい……」
マリ「あの子もそれを望んでると思うなぁ?」
シンジ「アスカが……」
マリ「やり方はさっきのでわかったでしょ?」
シンジ「は、はい……」
マリ「最後はね……さっきの場所にわんこ君のを挿れるだけ」
シンジ「挿れるだけ……」
マリ「そしたら……さっきより、もーっとキモチ良くなって、仲直り出来るよ?」
マリ「あとは……って囁いてあげたら、大人しくなると思うな。ほら、行ってきなよ?」
シンジ「はい……」コクリ
…………
マリ「あはは。チョロイなぁ、わんこ君は♪」
107:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:26:16.21 ID:qeq2ptoL0
わっふるわっふる
108:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:27:00.50 ID:
k6hYt3p+0
~深夜 アスカの部屋にて~
アスカ「んんっ!?」ゴクリ
アスカ(な、何っ!?)
アスカ「げほっ!? げほっ!?」
シンジ「アスカ……」
アスカ「バカシンジ? 何の真似よ、一体! それに今何を飲ませたの!?」
シンジ「ご、ごめん……アスカと仲直りしたくて……」
アスカ「こんな事されて、仲直りなんて出来る訳ないでしょ!? ばっかじゃないのあんた!!」
シンジ「でも……」
アスカ「どきなさいよ!?」
シンジ「……アスカ、好きなんだ」
アスカ「……えっ!? あ、あんた何を……」
シンジ「好きだよ、アスカ……ちゅっ」
アスカ「んんっ!?」
109:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:31:49.32 ID:
k6hYt3p+0
アスカ(い、今……一体何て言ったの!?)
シンジ「ちゅっ……んんっ……」
アスカ「あっ……んんっ……や、やめて、よ」
シンジ「アスカがさっき飲んだの……キモチ良くなるクスリなんだって」
アスカ「ちょ、ちょっと……どういう……んんっ!?」
シンジ「ちゅっ……ちゅぱっ……」
アスカ(な、何これ? 何がどうなってるの!?)
シンジ「アスカ……ちゅっ……カワイイよ……んっ」
アスカ(……えっ!? か、カワイイって……)
シンジ「アスカ……アスカ……ちゅっ……んンっ」
アスカ「んぁっ……ちゅっ……ンン」
シンジ「ペロッ……ちゅぱっ……ちゅっ……」
アスカ(バカシンジがあたしの事を……好き? カワイイ?)
シンジ(マリさんの言った通りだ……『好き』って言った途端にアスカが大人しく……)
110:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:37:12.96 ID:
k6hYt3p+0
シンジ「ねぇ……アスカ……」
アスカ「な、なに……よ?」
シンジ「僕、イヤなんだよ。アスカとケンカしてるのって……」
アスカ「だ、だからって……こんな、事……」
シンジ「こんな事かもしれないけど、アスカに触れられて……スゴく嬉しいんだ」
アスカ「ぁっ……///」
シンジ「昨日は……ホントにゴメン……ちゅっ……」
アスカ「んんっ!? ず、ズルいわよ……///」
シンジ「ズルくてもいいよ。ケンカしてるより……ちゅっ……んっ……」
アスカ「んンっ……バカ……シンジ……」
シンジ「うん?」
アスカ「さ、さっきあんたが言ったのって……本気なの?」
シンジ「さっき?」
アスカ「あ、あたしの事を『カワイイ』とか……『す、好き』とか……」
シンジ「うん……」
111:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:41:59.95 ID:
k6hYt3p+0
シンジ「うん、嘘じゃない……」
アスカ「そ、そう……///」
シンジ「ね、ねぇ、アスカ?」
アスカ「何よ?」
シンジ「顔が赤いけ……」ドスッ
アスカ「あ、あんた、もうちょっとデリカシーってもんがない訳!?」
シンジ「うぅ……ご、ごめん……」
アスカ「全く……どうしてこんなヤツを……」
シンジ「……僕が、どうかしたの?」
アスカ「な、何でもないわよ!?///」
シンジ「……ねぇ?」
アスカ「な、何よ!?///」
シンジ「アスカは……僕の事、キライ、かな?///」
アスカ「……あんた、そういう聞き方はズルいんじゃないの!?///」
シンジ「それじゃぁ……」
112:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:46:32.57 ID:
k6hYt3p+0
…………
アスカ「んっ……あっあっあっ……」
シンジ「アスカ……キモチいいっ……はぁ……はぁ……」
アスカ「シンジ……っ……もっと……んンっ!」
シンジ「はぁ……はぁ……ここ?」
アスカ「そこっ……そこ、キモチいい……っ!?」
シンジ「はぁ……はぁ……ぼ、僕……もぅ……」
アスカ「あたしも……アッ……あたしも……あっあっアッっ……」
シンジ「……っ!? も、ダメっ!?」
アスカ「やぁっ!? あぁぁぁぁっ!?」
シンジ「ぅぁ……うっ……うぅっ……」
アスカ「し、シンジのが……中に……」
シンジ「はぁ……はぁ……はぁ……」
アスカ「温かい……」
シンジ「アスカの中も……温かい……」
113:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:50:03.22 ID:
k6hYt3p+0
~明け方 アスカの部屋の前~
アスカ「いるんでしょ?」
マリ「ありゃ、もう終わり?」
アスカ「……寝ちゃったわよ、疲れて」
マリ「そっかぁ、随分長い事シてたもんねぇ~」
アスカ「あんたでしょ、シンジをけしかけたのは?」
マリ「そうだけど?」
アスカ「……隠すつもりもないのね」
マリ「隠したって仕方ないからね~」
アスカ「……どういうつもり?」
マリ「う~ん、どういうつもりって言われてもなぁ」
アスカ「…………」
マリ「なぁんかさ、キライなんだよね~ 零号機のあの根暗ちゃん」
アスカ「……それで?」
114:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:53:06.70 ID:
k6hYt3p+0
マリ「あの子もわんこ君の事、気に入ってるでしょ?」
アスカ「……そうみたいね」
マリ「大尉さんもわんこ君の事、キライじゃないよね?」
アスカ「…………」
マリ「で、わんこ君はあの根暗ちゃんの事を気に入っている?」
アスカ「……そう、ね」
マリ「だったら、大尉さんとわんこ君がくっついた方が面白いかな~って♪」
アスカ「……それだけじゃないでしょ?」
マリ「そうだね」
アスカ「……ふん」
マリ「何かあった時に、私の事を手伝って欲しいな~なんて?」
アスカ「何かって何よ?」
マリ「それはその時のお楽しみ♪」
アスカ「食えない女ね」
マリ「にゃはは♪」
115:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:57:05.57 ID:
k6hYt3p+0
マリ「大尉さんの方がイロイロと話がわかりやすそうだしさ。あ、勿論イヤなら別にいいんだけどね」
アスカ「……やってやるわよ」
マリ「ありゃ? いいの?」
アスカ「あんたが何をする気か知らないけど、知らないトコロで引っ掻き回されるのだけはゴメンよ!」
マリ「そっかそっか~ それは助かるなぁ♪ あ、そうそう……」
アスカ「何?」
マリ「さっき、スる前におクスリ飲んだんじゃない?」
アスカ「飲まされたわよ。『キモチ良くなるクスリ』って」
マリ「あれ、ただの栄養剤だから♪」
アスカ「…………」
マリ「ほら、クスリのせいにしちゃえば、ココロの壁も取り払いやすいでしょ?」
アスカ「そうね、クスリにせいにしちゃえば確かに楽よね」
マリ「だから、大尉さんが腰を振ってたのは、クスリのせいじゃ……」ゲシッ
アスカ「あんた死にたいの?」
マリ「うわ~怖いなぁ」
117:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:02:14.68 ID:
k6hYt3p+0
マリ「あ!? 最後にあと一つ」
アスカ「……まだあるの?」
マリ「私とわんこ君だけどね、最後の一線は越えてないから」
アスカ「はぁ?」
マリ「だから、わんこ君の初めては大尉さんだよ♪」
アスカ「だからなんだっていうのよ? あと……その『大尉さん』っていうのはヤメて」
マリ「じゃあ、何て呼べばいい?」
アスカ「……アスカ、でいいわ」
マリ「アスカね。じゃあ私もマリでいいよ」
アスカ「ふん。あんたなんかエロメガネでじゅうぶんよ」
マリ「にゃはは♪ ま、共犯者って事でヨロシクね」
アスカ「……ふんっ」
おわり
118:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:04:14.60 ID:p3NXD1g10
乙
126:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:52:15.35 ID:PLVICfzw0
素晴らしいと思ったら終わってた
121:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:10:38.52 ID:
k6hYt3p+0
多少なりとも見てくれた人がいたんだね、感謝です
お疲れさまでした
122:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:12:41.69 ID:AdxX8y+r0
おつ!
125:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:42:56.57 ID:qA6HhZpTO
マリでいってほしかった
119:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:04:40.46 ID:6h5x/TW+0
完走したか。これで寝れる
乙でした
127:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 03:11:22.35 ID:hv6O/NxG0
おつー
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