1 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 21:44:15.86 ID:KL3sn1Xw0
コロコロコロ
澪「……」
紬「……」
律「……」
梓(誰かなんか言えよ!)
律「4つだな」
紬「4つね」
澪「4つか…」
唯「あ、ごめーん!うっかりしてたぁ」
梓「……」
2 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 21:48:39.49 ID:KL3sn1Xw0
梓「あ、じゃあ私はいいですよ」
律「それはエゴだよ…中野」
梓「……意味わかって使ってます?」
唯「えええ!?あずにゃんいらないの?アメちゃん」
梓「別にいりませんって。子供じゃあるまいし」
紬「今日は私お菓子持ってきてないのよ!?」
梓「それじゃあさっさと練習しましょう」3 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 21:52:51.66 ID:KL3sn1Xw0
唯「口の中でふんわ~りとろけて…アメちゃんおいしいのになあ」
律「アメちゃんを笑うものはアメちゃんに泣く!これマメな」
紬「祇園精舎の鐘の声、諸行無常のアメちゃん」
澪「アメちゃんのおいしさがわからないなんて梓、お前は甘ちゃんだな!」
律「そうだ!この甘ちゃん野郎!」
唯「あめにゃん!!」
梓「なんなんですかさっきから!4つしかないなら遠慮せざるをえないじゃないですか」4 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 21:58:17.82 ID:KL3sn1Xw0
律「つうか唯はいらないだろ、持ってきた本人なんだから」
律「つまりは梓、お前がこのアメちゃんを受け取る権利がある」
唯「それはやだよ!!」
梓「そらきた…だから私はいらないです」
律「あっそ、じゃいっか。私らでもらいますか、アメちゃん」
紬「私この沢庵色の包み紙のがいいで~す♪」
澪「じゃあ私はこのピンクので」
梓「むむむ…」6 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:04:05.40 ID:KL3sn1Xw0
律「あれあれ?やっぱり欲しいんじゃないのか?、梓ちゅあん?」ニカッ
梓「べ、別に欲しくなんかないです!!それより早く練習しましょうよ!」
唯「アメちゃんの包み紙開けちゃうよ?いいの?後悔しない?」ニカッ
澪「アメちゃん…もう少し待って、やさしく丁寧に剥いてあげるからね?」ウフフ
紬「私、アメちゃんを皆と食べるのが夢だったの~」ピカピカ
梓「くっ!!」8 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:08:43.10 ID:KL3sn1Xw0
梓「やっぱり私も欲しいです…」
唯「なんだあ、最初からそう言えばいいのに~はい!」ポイ
律「素直じゃないなあ、梓は」ポイ
澪「さらば、アメちゃん。待た会う日まで」ポイ
紬「私、後輩にアメちゃんをプレゼントするのが夢だったの~」ポイ
唯 (ムギちゃんのアメちゃんじゃないんだけどさ)ムカッ
梓「!?い、いや、全部はいらないんですけど」9 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:13:20.90 ID:KL3sn1Xw0
律「はあ!?なんだよ、ワガママなやつだなお前は」
唯「今までどんな教育を受けてきたの?」プンプン
澪「梓はアメちゃんに対する礼儀がなってない!やっぱりこれは渡せない!」ググイ
紬「これがゆとり教育の弊害なのね!」
梓「いやいやいやいやいやいや」
唯「六回だよ!」
律「じゃあどうしろってんだよ、んじゃめんどくさい。あたしが全部もらうわ」10 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:17:43.31 ID:KL3sn1Xw0
唯「それは駄目だよぉ~りっちゃんなんかにあげるために持ってきたんじゃないもん」
律「りっちゃんなんかってなんだ、なんかって」
梓「もう……このさいジャンケンにしません?」
澪「ジャ、ジャンケン!?」
紬「ですって!?」
梓「いちいちでかいリアクションとらないでください。扱いに困ります」
律「いいだろう。ただし、負けたやつは今後いっさいアメちゃんを口にするなよ」11 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:24:04.76 ID:KL3sn1Xw0
梓「なんですかその理不尽なルール!そもそもそういう話の流れじゃなかったでしょ!」
紬澪律唯「え?」
梓「"え"ってなんですか"え"って」
紬澪律唯「お?」
梓「そういうことじゃねえよ!!」
紬「じゃあどういうことなんだよ!!説明しろよ!!このぉ!」グイグイ
梓「いきなりキャラ崩壊しないでください扱いに困ります。後、苦しいんで離してください」12 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:30:55.17 ID:KL3sn1Xw0
梓「……はあ」
唯「あずにゃんがアメちゃんの味を想像してでてきた唾液の匂いが入り混じったため息クンカ」
澪「クンカクンカ!」
律「クンカクンカクンカ!!」
紬「クンカクンカクンカクンカ!!!」
唯「クン○」
ビシ
梓「それは駄目だ絶対駄目だなんとしても言わせねえ」13 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:40:40.50 ID:KL3sn1Xw0
梓「もう疲れたんでぱぱっと決めましょう、ぱぱっと」
律「おい、梓が今パパって言ったぞ!!」
梓「言ったけど…言ってません!(あれ?ト○ロでこんなのなかった?)」
唯「おお!!あずにゃんさんはファザコンさんだったんだねぇ」
澪「やーいやーい、ふぁ・ざ・こ・ん!」
梓「澪先輩に言われると腹立つなあ…」
紬「じゃんけんポン!」
梓 グー 紬 パー 唯 パー 律 パー 澪 パー
梓「あ」14 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:54:52.26 ID:KL3sn1Xw0
梓「ちょちょちょちょちょちょっと待ってください!いきなりはずるいでしょ!」
律「何もずるくない。何も間違っちゃいない」
紬「ええ。じゃんけんを提案したのは梓ちゃんだものね♪」
澪「日頃の丹念の賜物だよ。日々精進することだな、梓」
唯「あずにゃんじゃんけんよわ~い!」ベロベロバ
梓「ぜったい打ち合わせしてたでしょあんたら!!」ムカ
アメちゃん「……」15 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:57:27.08 ID:KL3sn1Xw0
律「仕方ない。哀れな乞食ゴキブリ野郎のお前にもう一度チャンスを与えよう」
梓「なんか知らんがひどい言われようなんですけど」
紬「ワンモアチャンス!ワ~ンモアチャンス!」
唯「私もう食べっちゃってるんですけどね、にはは」
律「吐き出せやこらぁ!!」
ヂュクシ
唯「ぐえ!!!」ポロ
澪「お~う…唯の口の中に入ったアメちゃん……唯の唾液まみれのアメちゃん」17 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:02:17.75 ID:KL3sn1Xw0
梓「これは…ゴクリ」
律「何がなんでも負けられなくなったな」
紬「ウフフ♪」ゴゴゴ
澪「////」
唯「へ?」
梓律紬澪「じゃんけんポン!!!」
梓律紬澪「あいこでしょ!あいこでしょ!あいこでしょ!あいこでしょ!」18 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:03:55.77 ID:i+zNJxipO
何ぞこれww
19 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:06:10.01 ID:KL3sn1Xw0
律「き、決まらねえ…」ハアハア
梓「もうしばらくはじゃんけんなんてしたくないです」ハアハア
澪「みんな唯が大好きなんだ!!」
紬「澪ちゃんたらここで愛の告白?」
唯「一方私は2つ目のアメちゃんに手を掛けようとしていたのであった」
梓「おいコラ」
律「ん、まあ…しゃーない。こいつは争いの種になるから唯、口の中に戻せ」
紬「リバース!」
唯「えええ!?ばっちいよぉ」20 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:10:22.25 ID:KL3sn1Xw0
※回りまわってトンちゃんの水槽に入れました
律「と、言うわけで残るアメちゃんは3つだ」
唯「私が持ってきたのにいつの間にかりっちゃんに主導権握られてるし…」
梓「あれからどんだけ時間経ったんですか…たかがアメちゃんで」
澪「たかがぁ!?」
紬「ですってええ!?」
梓「そのノリつまんないんで、はい」
紬「ねえ、梓ちゃん?」
梓「はい」
紬「私のお尻を舐めてちょうだい」21 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:13:56.19 ID:KL3sn1Xw0
梓「はいわかりました!さっさとその汚い尻をむけやがれですこのムギ豚!!」
梓「ペロっ!おうおうこいつはすごいです!まるでアメちゃんみたいに甘くてちょっぴり大人の味がします!」
梓「……とでも言うと思いました?ねえ言うと思ったんですか?ねえねえどうなんですか?早く答えてくださいよ!?」
紬「わたしが悪かったわ…」シュン
律「まあそう怒るなよ梓。頭に糖分の回ってないお前を思っての発言だぞきっと」
紬(純粋な性的欲求なのだけれど…)
唯「それじゃあ私が舐める!!」
澪「いやいや私が」
律「お前らにまかせられるか、私が舐めるよ」
唯澪律「……」ジロ
梓「言いませんよ!?」22 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:17:29.11 ID:KL3sn1Xw0
紬「斉藤!」
シュタ
斉藤「は!」ペロペロ
シュビン
紬「あひん///」
梓「う、うわぁ…」
ガチャ
?「ちゃーす」
一同「!!!」
?「ちゃっちゃちゃーす」
一同「……」
?「あれあれ?みなさんそんな驚いちゃってどったの?どったの?」23 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:20:57.90 ID:KL3sn1Xw0
律「えっと…田中さんで合ってるっけ?」
田中?「そうそう!学校のご近所に住んでるたな……田中じゃねえよ!」
梓「え?」
田中?「田中じゃねえよ!」
紬「大事なことなので」
田中?「てか梓、"え"ってなんだよ"え"って。同じクラスでしょ!?親友でしょ!?」
梓「中田…何しに来たの」
中田?「中田じゃねえよ!田中だよ!あ、あれ?」
唯「この人バカだ!」
律「ばっさりだー!」26 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:25:07.33 ID:KL3sn1Xw0
梓「純…何しに来たの」
純「えっとですねはい!私、今更ながら軽音部に入りたいなあ、と思いまして」ハハハ
律「帰れよ…」
純「はい?」
律「帰れって言ったのが聞こえなかったのかよおおお!!!」
純「ひいいいいいい!!!」ガクブル
律「佐藤さんとやら…悪いがあんたの分のアメちゃんは用意できねえんだ。だから帰ってくれよ」
純「おっしゃってることがよくわからな…って佐藤じゃねえよ!」
梓「まじ?」
純「佐藤じゃねえよ!アメちゃんだけに砂糖ってか?考えが甘いんだよ!ってやかましいわ!」
紬「やだ…この人たくましい!」キラキラ27 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:26:29.47 ID:i+zNJxipO
純ェ…
28 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:29:22.82 ID:KL3sn1Xw0
梓「純…ここは帰ろうよ。話がややこしくなるからさ」
純「い、いやだ!私寂しかったんだもん!軽音部に入らなくて本当に後悔してるんです!」
紬「バン!」
純「グハ!」ブシュー
律「さようなら、鈴木さん…」
純「嘘、でしょ?なんで、こんなところで…」
純「わた、しは…まだ、死にたく、ない、のに…」
純「結局、わた、しは、なに、ひと、つ、あの子に、残せな、かった…」
澪「生まれ変わったらさ…今度は一緒にバンドやろう!」
純「澪先輩!」パア
梓「おいなんだよこの茶番」29 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:33:31.61 ID:KL3sn1Xw0
唯「純ちゃんとやら!」
純「はい!」
唯「シゲキックスあげるから今日のところは帰ってください!」ビシ
純「はい!それでは帰ります!みなさんさようなら!」ビシ
梓「あっさり引き下がったなあ…」
澪「今日は早い方だったな」
紬「いつまで執着し続けるつもりかしら…」
律「軽音部は…私ら5人以外考えられねえよ…」
唯「りっちゃんかっこいい!」
律「よせやい、照れるじゃねえか」
トンちゃん「……」30 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:36:18.24 ID:KL3sn1Xw0
律「本題に戻ろうや。残るアメちゃんはなんと3つ」
紬「たったの3つ」
澪「もしかすると3つ」
律紬澪「……」ジロ
梓「……期待に答えられそうにないのでパスでいいですか?」
唯「まあ、実は私がもいっこ開封して食べちゃったんですけどもね。にしし」
梓「おいコラ」31 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:39:24.84 ID:KL3sn1Xw0
残るアメちゃんは2つ…
律「もうこうなりゃ実力行使しかないんじゃないのか?」
澪「バトル漫画展開にシフトするというわけだな」
唯「裏不無!」
梓「それだけはぜってえ駄目です。グダグダになります」
律「ほんじゃエロだなエロ。エロ方面なら文句はないだろ」
唯「よーし!あずにゃんのおまんこにアメちゃんいれちゃうよー!」ピョーン
紬「えー!?私のおしりの穴にいれてくれないの?VC3000のど飴…」シュン
梓「舐めたらあかんです!」32 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:43:20.41 ID:KL3sn1Xw0
律「これから大人会議を始めます。パイ○ンの方はすみやかに席をお立ちください」
唯澪「……」ヌギヌギチラ
紬「……」フンスッ!
梓「……」ガタッ
律「中野……フッ」
梓「なんですかその含み笑い……」
梓「すみません……私はもうここにいては行けないのでしょうか」
紬「残念だけれども……ここからは大人のアメちゃん時間なの」
律「今までご苦労だったな。せめてもの送り物として、お前にはこれをやろう」
カラン
梓「サクマ式ドロップス……だと」33 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:47:34.17 ID:KL3sn1Xw0
梓「ペロッ…これはハッカ味!!」
梓「うまい!」テッテレー
梓「んなわけあるかあああああ!!!!ポイ
ガシャン
梓「はあっはあっはあっはあっ」
律唯紬澪「……」
梓「……」
律唯紬澪「……」
梓「……」
律唯紬澪「……」
梓「……ってぇいつまで見せつけるんですかあああ!いじめですかそうですか…」シュン35 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:54:04.66 ID:KL3sn1Xw0
澪「うう…みおみお、アメちゃん欲しいなぁ」クネクネ
梓(本日いまいち空気な澪先輩自らがうごいた!?)
律「み、澪…可愛い子ぶったって駄目なものは駄目なんだぜ」
律「私がお前だけのアメちゃんになってあげるからさ。それでいいだろ?な?」
澪「り、りつぅ!」
律「み、みおぉ!」
ダキ!!ペロペロ
梓「あんたらどっかいけよ暑苦しい」
唯「あずにゃああん!私達もやろ~よぉ~あずにゃんアメペロペロペロ♪」
梓「ふっ残念。そいつは残像さ、子猫ちゃん」36 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:58:26.89 ID:KL3sn1Xw0
律「アメちゃんの破壊力について…私は真面目に考察したいと思う」
梓「はぁ?」
澪「そうだな…アメちゃんは一説によると核兵器並みの破壊力があると聞く!」
律「いや、それは流石にねえよ」
紬「うわあ……」
唯「澪ちゃん……」
澪「え?へ?」キョロキョロ
澪「へ?」ジロ
梓「私の方を向かないでください…」37 名前:
1[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:01:56.99 ID:2ZZYm9An0
律「絶交だな澪、今後あたしの目の前に二度と現れるなよ」
唯「澪ちゃん…軽蔑したよ正直。アメちゃんをそんな目で見てたなんて」グス
澪「え?へ?やだ!なんで!?どうしてこうなった!」
澪「……どうしてこうなった!!」ジロ
梓「私の方を向かないでください…」
紬「おわかれね…澪ちゃん」カチャ
澪「ひいいいいいい!やめて!撃たないで!」ガバッ
カラン
澪「サクマ式、ドロップス……」ペロ38 名前:
1[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:06:07.29 ID:2ZZYm9An0
ガシ
紬「フフフ」ニコ
タッタッタ
律「あ!ムギがアメちゃんを持って逃走したぞ!おえ!おうんだ梓!」
梓「え?まじ?ラッキー。丁度ツッコミ疲れてたんで今日はこのまま帰りますね」
ガチャ
和「その必要はないわ」
律「わ、わ!!!」
和「驚いているのか、人の名前を呼んでいるのかはっきりしてちょうだい」
紬「ん~離して!この変態!!」ドシドシ
和「変態はどっちよ。まったく…全裸で校内を奇声あげながら走り回るなんて」
梓「…今のいままでつっこまなかったんですが、なんで今日のムギ先輩は全裸だったんですか?」40 名前:
1[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:11:24.79 ID:2ZZYm9An0
紬「そ、それは…」
梓「それに今日お菓子も持ってき忘れただなんて、何かあったんですか?」
紬「実は私…りっちゃんに昨日の夜電話で脅されてて」グスン
梓「え?」
律「おいおい、言いがかりはよそうぜムギ」
紬「言いがかりって何よ!りっちゃんが命令したんじゃない!」
紬「明日は全裸で学校にきてお菓子も持ってこないことって!」
紬「そうすれば、後で私のおしり舐めてくれるって…そう言ったじゃない!」
唯「りっちゃん…」
梓「もういい…もうしゃべらなくていいんですよ…腐れ沢庵」41 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:13:48.20 ID:2ZZYm9An0
ひとまず和ちゃんのジャージに着替えたムギちゃん
紬「わ!わ!いいにおい!」ピョンピョン
和「ふむふむなるほどね…唯の持ってきたアメちゃんを誰がもらうかでもめていると」
和「そりゃあ私が全部貰えば解決じゃない。幼なじみ権限ということで、それじゃ」
律「それだけは勘弁してくだせえ!!」
和「なぜ」
律「それを持っていかれたら…話が終わっちまう」
梓「いいじゃないですかもう。そろそろグダグダになってきましたよ」
律「しー!しー!」
和「言っておくけど、アメちゃんというのはあなた達が考えているほど甘いものじゃないのよ」
唯「そうだよりっちゃん!アメちゃんはそれはそれは恐ろしいんだからね!」42 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:16:55.53 ID:2ZZYm9An0
和「アメちゃんが夜中にこっそりとあなたの寝床に…」ボソボソ
澪「ひいいいいい!アメちゃん怖いアメちゃん怖い!」
和「ほい、一人脱落。これで5人で争えるというわけね」
律「何お前もカウントしてやがんだよ!これは軽音部内のアメちゃん大戦争なんだぞ!死人もでるぞ!」
梓「物騒なこと言わないでください…」
和「何言ってるのよ。軽音部は全部で6人じゃない。ほら、いち、に、さん、し、ご、ろく」
律澪唯紬「え?」
梓「なんか雲行きが怪しくなってきたなあ…」44 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:19:22.85 ID:2ZZYm9An0
律「う、嘘だろ!?いち、に、さん、し、ご、ろく…本当に6人いる」
梓「もしかして、トンちゃん数えてたりします?」
律「いや違う…あいつはそもそも匹だろ匹」
和「ん?…」ジロ
澪「ブクブクブクブク」バタン
唯「なんか怖くなってきたよぉ~」ブルブル
?「いやぁほんとほんと。誰なんでしょーね、6人目の軽音部」チョッキン
律「お、お前は!!」45 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:22:20.17 ID:2ZZYm9An0
律「き、気のせいさ!何も見えなかったし聞こえなかった。軽音部は私達5人だけ…数え間違えだったみたいだ」
?「えええええええ!?」チョッキン
梓(純…いつの間に帰ってきてたの)
唯「澪ちゃん!しっかりして!」
澪「アメちゃん怖いのどかちゃん怖い田中さん怖い」ミエナイキコエナイ
純「田中じゃねえよ!ってか澪先輩さっき目ぇ合いましたよね?」
紬「ひ、閃いた!!」ピコン
和「どうしたの?ムギ」
紬「お、お歌を歌えばいいんじゃないかしら?」46 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:25:36.42 ID:2ZZYm9An0
律「はい?」
紬「ほら!クリスマスとかにプレゼント交換でやるでしょ?」
和「なるほど…歌に合わせてアメちゃんをみんなで回していくというわけね」
梓「珍しくまともな展開に!!それなら軽音部らしく楽器の演奏もしましょう」
唯「それって楽器を演奏してる人はこの争いから抜けるってこと?」
梓「はっ!?しまったばれた!」
律「中野ェ……」
澪「アメちゃん怖いあずさちゃん怖い中田さん怖い」ミエナイキコエナイ
純「てか澪先輩私に気づいてますよね!?うわぁなんかいるよ的な視線送ってきましたよね?」チョッキン47 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:29:25.97 ID:2ZZYm9An0
律「アメちゃん怖いアメちゃん怖い」ヨイショ
唯「アメちゃん怖いアメちゃん怖い」ヨイサッ
紬「アメちゃん怖いアメちゃん怖い」ヨッコラセックス
和「アメちゃん怖いアメちゃん怖い」ヨッコラショ
梓「それで回すんですか…」ヨイショ
純「あ、どもっす!(このままちょろまかそう!)」サワサワ
純「あ、しまった。ポケットがどこにもない…」
梓(純…服も着てなければ軽音部でもないのに…なんかもういろいろかっこいいわ)48 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:33:07.27 ID:2ZZYm9An0
唯「あ!!私のところで全部止まっちゃったじゃん」
律「なんだったんだよさっきの時間は!集団オナニーかよ」
紬「オ、オナニーだなんて///りっちゃんの不潔!変態!おしりの穴は貫通済み!」
梓「それはあんただけだ」
純「私もなんだけどさ…」ポリポリ
梓「学校に全裸で来るようなやつはみんなそうなのかよ!」
澪「ごめん梓…実は私もなんだ」
梓「へ?」
唯律「私達も」
和「あら、私なんて昨日はじめてアナルに挑戦したわ」
梓「え?何?女子高生なら当たり前的な?私変な子なの?え?やばい?どうしよ…う、うわああああああああああああ」49 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:37:06.89 ID:2ZZYm9An0
梓「やさしくしてくださいよ…」ヌギヌギ
唯「可愛いお尻だね、あずにゃん♪」
律「まさかこんな形でアメちゃんが処理されるとは夢にも思わなかったぜ…」
紬「カメラ準備オッケーで~す!」
和「で、誰がいれるのかしら…」
梓「あれ?やさしくしてくださいなんて言いましたけど、オナニーするながれじゃなかったですか?」
律「よーし!ここはあれで決めようあれで」50 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:40:41.00 ID:2ZZYm9An0
律紬唯澪和「カバディカバディカバディカバディ」
純「え!?ちょっと待って!?みんな動き速い!」
梓「カ、カバディ…だと?」
律紬唯澪和「カバディカバディカバディカバディ」
梓「……」
律「タッチ」
純「いやん♪」
梓「すみません…風邪ひきそうなんで早く決着つけてください」51 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:43:15.02 ID:2ZZYm9An0
梓「それで、誰が勝ったんですか…というかカバディって何を持って勝ちなんですか」
唯「私が勝ったよぉ~♪」
梓「唯先輩ですか…(け、ちょっと嬉しい私しね!)」ドスドス
紬「王道カプね!」フンスッ
唯「と、見せかけての?」キュ
梓「え?」
憂「私だ」
梓「なんだ、お前だったのか」52 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:45:30.28 ID:2ZZYm9An0
梓「いつ入れ替わった…今日はたしかに唯先輩だったはず!抱きつかれた時のにおいとかにおいとかにおいとか」
律「梓、悪いな。唯は…唯はな」
澪「不幸な事件だったな…」
憂「お姉ちゃん…」
梓「え?」
律「平沢唯は……私だ」ベリベリ
梓「なんだ、お前だったのか」53 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:46:43.90 ID:2ZZYm9An0
梓「一体何がどうなってるんですか!?律先輩が唯先輩で唯先輩が憂で…」
梓「あれ?それじゃあ律先輩は?…律先輩はどうしたんですか!?」
紬「私だ」ベリベリ
梓「ええええええ!?ム、ムギ先輩が律先輩だったなんて!?それじゃあ全裸で登校してきたのも律先輩ってことに…」
律「お前にもいつかわかる…全裸登校の素晴らしさが…しり責めの素晴らしさが!」
梓「一生わかりたくないわ!」
梓「聞きたくないけど聞く流れなんですよね…これ。あの、ムギ先輩は」
純「私だ」ベリベリ
梓「結局ムギ先輩も変態だったのかよ!」54 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:47:48.60 ID:2ZZYm9An0
唯律紬「ふははははは」
梓「どうしてこうなった……もはやアメちゃん蚊帳の外!?」
アメちゃん「にゃ~」
梓「……」ジロ
澪「ん?」
梓「……」ジロ
和「…何?」
梓「もうこの際どうしてこうなったかは置いておくとして、残るは純と澪先輩と和先輩…それに憂」
梓「今までに伏線らしい伏線なんて何ひとつ張られていなかった…どうする梓!」
律「おい、梓…」
梓「……え?」
律「お前は…誰だ?」55 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:48:54.63 ID:2ZZYm9An0
梓「な、何言ってるんですか!?私は中野梓そのものですよ!」
律「嘘を付け!お前は梓なんかじゃない!」
律「なぜならば、今日のお前は……ツインテールではないからだ」
律「そしてこのアメちゃんの結び目を見てみろ!そう…これはまるでツインテールのようだ」
唯「つ、つまり」ゴクリ
純(梓っていうより私の髪型に似てますよねぶっちゃけ…)
梓「……」
アメちゃん「そこに気づくとは…やはり天才か」
一同「え?」
アメちゃん「そう…私が中野梓です」ベリベリ
梓「んなわけあるかああああああああああああ!!!!!」
唯「アメちゃん大好きいいいいいい!」
も う お わ れ56 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:50:13.11 ID:2ZZYm9An0
存在しえないエピローグ↓57 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:51:32.85 ID:2ZZYm9An0
あれから長い月日が過ぎた・・・・・
――――――
梓「はあ…今日も授業疲れたなあ」
純「あ~ずさ!早く音楽室行こうよ」
そうそう、先輩達が卒業してやっとこさ軽音部入れたんだよね、純。
こんなお馬鹿でもいないよりはまし…かな。純のおかげで新入部員も早く見つかったし。
純「今日のお菓子当番は梓だっけ?」
梓「ああ!?また忘れた!?やばいどうしよう…」ズーン
ムギ先輩がいなくなってからもとんでもなく規模は小さくなりましたが、お茶会は続いています。
今日は私がお菓子を持ってくる日だったようです。
梓(先週は偶然にもムギ先輩が、さわ子先生に会いに来たついでに持ってきたものを拝借したんだっけか)
純「また?もう!部長が決めたルールなのに部長が忘れてどうする!」58 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:52:32.29 ID:2ZZYm9An0
ガチャ
梓「ちわ~す」
純「おっす!後輩ちゃん達」
後輩ちゃん「あ、先輩達遅かったですね!お腹空きましたよ」
後輩ちゃん2「部長ぉ~今日のお菓子はなんですか!?」キラキラ
後輩ちゃん3「先週はたしか高級チョコケーキでしたよね?流石部長ですよね!」キラキラ
純「おまえら食い意地張り過ぎのところ悪いけど今日は…ね」チラ
後輩ちゃんズ「え!?もしかして忘れたんですか!?」ウルウル
梓「うっ!」
梓「し、仕方ない…こうなったら」ガサゴソ60 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:53:27.38 ID:2ZZYm9An0
私の先輩がくれた始めてのアメちゃん
それは人に擬態するという特殊な習性を持つアメちゃんで、私は16才でした。
その味は甘くてちょっぴり大人の味がして、こんな素晴らしいアメちゃんをもらえる私は、
きっと特別な存在なのだと感じました。
今では、私が先輩。後輩にあげるのはもちろんアメちゃん。
なぜなら、
彼女もまた、特別な存在だからです
梓「アメちゃん持ってきたよ~」
お し ま い 61 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:54:26.22 ID:2ZZYm9An0
>>1乙!
どうしてこうなった
寝る
62 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:56:48.67 ID:BaTi6+awO
>>61
カバディーしてから寝ろよ
63 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:58:23.34 ID:fUC/v8ALO
おまえはよくやった
精神力だけは褒めてやる
66 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 02:10:21.70 ID:pNCRuX/rO
乙
いい狂いっぷりだ
67 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 04:33:35.10 ID:GOpuIrZjO
最高におもしろかったよ!
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