1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 16:21:38.81 ID:
ubzVd6t80 セイバー「何か動きが?」
アイリ「わからないわ……今、切嗣が探ってくれてるみたいだけど」
セイバー「ふむ……気になりますね」
アイリ「ええ……不安だわ……」
―遠坂邸―
時臣「いけません!!王よ!!」
アーチャー「何をいう。我の行いに口を挟めるだけの器量など、貴様は持ち合わせてはおらんだろう?」
時臣「それだけは!!どうかそれだけは!!!」
アーチャー「くどいぞ!!我の審美眼を疑うか?」
時臣「ですから……!!」
アーチャー「ふふ……さあ、この宝具がどんな力を持っているのか、見極めてやろう!!」
時臣「あぁぁ……!!!」
「―――だれですか?私の眠りを妨げるのはぁ……?」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 16:25:52.94 ID:
ubzVd6t80 アーチャー「む……?」
「おんやぁ?」
アーチャー「貴様……口が利けるのか?」
「ええ、ええ。そういう貴方はどこの馬の骨で?」
アーチャー「ほう……玩具の癖に言ってくれるな。一度は許すが二度目は無いぞ?」
「あら、怖いですねえ。で、どこの路傍の草ですか?」
アーチャー「……」
時臣「王!!今すぐそのステッキを捨ててください!!この世の害を形にしたようなものです!!」
「酷っ!?」
アーチャー「お前……名はあるのか?最後の言葉として聞いてやらんことも無い」
「ありますよ?でも、あまりに高尚なんで、あなたのような傲慢な人に教えるのは気が引けますねえ」
アーチャー「……」
時臣「うおぉ……?!」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 16:30:42.60 ID:
ubzVd6t80 アーチャー「貴様……我が誰が知らんようだな?」
「貴方も私を知らないでしょう?」
アーチャー「我はこの世の王!!ギルガメッシュなるぞ!!!」
「メインディッシュ?随分とお腹が空きそうな名前ですね」
アーチャー「……」
時臣「王!!早く手放してください!!」
アーチャー「許さん……」
「ん?」
アーチャー「我をここまで弄したこと……死をもってしても償えんぞ!!」
「あら?怒りました?ごめんなさい」
アーチャー「謝罪はおろか命乞いも耳には入らん!!」
「えー?なんて耳の遠いお方なんでしょう。ルビー、困ってしまいます」
アーチャー「死ね!!!玩具がぁぁぁ!!!!」
ドォォォォン!!!
ルビー「あーれー」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 16:32:01.29 ID:bgPUabP8O
ルビー……6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 16:32:57.48 ID:7LeCAUtt0
ロリ凛が適齢でマジカル魔法少女になってしまう…7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 16:34:07.65 ID:S7HMS2Om0
>>6
どこにも問題が見当たらない10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 16:39:43.53 ID:
ubzVd6t80 時臣「くっ……!!」
アーチャー「はぁ……はぁ……時臣!!」
時臣「は、はい……」
アーチャー「あれはなんだ……?」
時臣「あれは……」
ルビー「私は誰かと聞かれたら、答えてあげるが世の情け」
アーチャー「なに!?」
ルビー「第二魔法の応用で作られた破格の性能を持つ魔術礼装。平行世界を超えて行き来する、天上天下、唯我独尊のマジックアイテム……」
アーチャー「な、なぜ壊れない……!?」
ルビー「ちょっと、今は自己紹介してるんですから、黙っててくださいな」
アーチャー「……」
ルビー「愛と正義の魔法ステッキ、マジカルルビーです!!ルビーちゃんとおよび下さい」
アーチャー「……なんだ、この奇怪な物は……」
時臣「あの……その……」
ルビー「それにしてもどちらも私のマスターになるだけの素養はありませんね。チャンジ」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 16:40:40.59 ID:S7HMS2Om0
チャンジ12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 16:40:40.79 ID:IE4Nx48p0
ロリ凛が変身中は体だけ10年後に成長するパターンで一つ14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 16:41:49.26 ID:t7tw3Db10
>>12
なのはのヴィヴィオみたいな感じか15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 16:41:51.91 ID:LCLZ0UKsO
>>12
膨乳シーン下さい16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 16:45:17.83 ID:
ubzVd6t80 アーチャー「……」
時臣「……」
ルビー「……チェンジ」
アーチャー「言い直すな」
ルビー「それよりも。早く私をもっとキューティーな人の下へ連れて行ってもらえませんか?」
アーチャー「貴様……王に懇願するには、少々頭が高いぞ?」
ルビー「すいません。なにぶん、ステッキでして。頭を下げるだけの関節が不足してまして」
アーチャー「……」
時臣「よもや貴様が目覚めるとはな……今一度封印してくれる」
ルビー「やですよぉ。もっと遊び……いやいや、この世界の平和を守らせてくださいな」
時臣「貴様に平和など守れるものか!!」
ルビー「おや。心外。愛と友情に不可能はないんですよ?」
アーチャー「何者だ……こいつは……このような不届き者……見たことが無いぞ」
ルビー「私も貴方みたいに眩しい殿方は初めてです。なんのイルミネーションですか?」
アーチャー「……」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 16:49:06.69 ID:
ubzVd6t80 時臣「と、とにかく封印を……!!」
ルビー「やん。そこは、お尻ですよ?」
時臣「貴様に人体の部位があるはずなかろう!?」
ルビー「えー?ステッキ的にはお尻なんですが」
アーチャー「もうよい、時臣」
時臣「え……」
アーチャー「こんなもの……」ガシッ
ルビー「あれま」
時臣「王!!なにを!!」
アーチャー「とんでけー!!!」
ルビー「きゃぁぁ!!!」
バリーン!!!
時臣「あぁぁぁ!!!!!王!!!なんてことを!!!あれは絶対に外界に解き放ってはいけないものなのですよ!?」
アーチャー「しらん!!」
時臣「な、なんてことだ……!!探さなければ!!!」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 16:52:00.44 ID:
ubzVd6t80 切嗣「舞弥!!」
舞弥「はっ!!」
ルビー「夜空を飛ぶのも魔法少女には必須ですねー」
舞弥「ふっ!!」ガシッ
ルビー「おや?」
舞弥「捕獲、成功です」
切嗣「よし、戻るぞ」
舞弥「わかりました」
ルビー「貴方は?」
舞弥「……」
ルビー「可愛いですねえ?あのー、違う自分に興味あったりしません?」
舞弥「……」
ルビー「だんまりですか。まあ、いいでしょう。時間の問題です」
舞弥(どういう意味……?)
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 16:54:40.53 ID:HCBe+eS+O
これは…20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 16:52:42.50 ID:bgPUabP8O
時臣がよくしゃべるSSなんてあんまりないからいいな26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 16:57:18.99 ID:
ubzVd6t80 アインツベルン城
ルビー「どうです?私と契約しませんか?いつもとは違う自分になれて、新鮮ですよ?」
舞弥「……」
切嗣(遠坂の所有物だ……かならず何かあるはず……)
ルビー「もう、つれないですねえ。今ならもれなく魔法少女にしてあげますのに。もう、ルビーちゃん的には出血大サービスなんですが」
舞弥「……」
アイリ「切嗣!!」
セイバー「おかえりなさい」
切嗣「ただいま。アイリ」
セイバー(目もあわせてくれませんか……)
ルビー「……むむ?」
アイリ「で、どうだった?」
切嗣「遠坂の所有物と思しき物を手に入れた。今から解析する。手伝ってくれるかい?」
アイリ「もちろん」
ルビー(おやおや……粒ぞろいですねえ……ふふふ……)
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:01:48.86 ID:
ubzVd6t80 切嗣「……よし」
ルビー「とう!!」ビシッ
切嗣「!?」
ルビー「全く、乙女の肌に無断で触れるとはなんとまあ、無粋なお方なのでしょう」
切嗣「……」
アイリ「う、ういてる……」
ルビー「どうも。マダム。ご機嫌麗しゅう。私はマジカルルビーというものです」
アイリ「どうも……」
切嗣「君は……?」
ルビー「魔法のステッキです」
切嗣「……?」
ルビー「そんなダンディーに小首を傾げないでくださいな。全く萌えませんし」
アイリ「な、なんなの……?」
セイバー「……」
ルビー「ところで、そこにいる金髪の美少女さん。違う自分に興味はありませんか?」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:03:52.00 ID:bgPUabP8O
いや、小首を傾げる切嗣は萌えだろ30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:05:10.60 ID:t7tw3Db10
そういやこの2人の娘が魔法少女やってるなhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047153508/horiz-22/31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:06:57.67 ID:
ubzVd6t80 セイバー「え……?」
ルビー「ルビーちゃんの目は誤魔化せませんよ?貴方は今、人間関係で悩んでらっしゃいますね?」
セイバー「な……」ドキッ
ルビー「ふふ……図星、ですね?」
セイバー「そ、そのようなことは……」
ルビー「隠さなくてもわかります。それは……身近にいる人ですね?」
セイバー「う……」ドキッ
ルビー(わかりやすくて助かります)
セイバー「違う!!―――アイリスフィール、私は失礼します」
アイリ「あ、セイバー!!」
切嗣「……」
ルビー「あー逃げられちゃいましたか」
切嗣「契約といったな?何ができるんだ?」
ルビー「聞いてびっくり。私は第二魔法が扱えるんです」
アイリ「う、うそ……!?あの平行世界と繋がる……?」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:12:02.90 ID:
ubzVd6t80 ルビー「ええ。他次元の可能性を引き出すことができるわけですね」
切嗣「……」
ルビー「もうそんなに訝しい目で見ないでくださいな」
アイリ「本当ならすごいことだわ」
切嗣「他次元の可能性とは?」
ルビー「平行世界にいるであろう、別の貴方をダウンロードして、マジカルにリリカルに変身できるんです」
舞弥「……」ピクッ
切嗣「つまり……強大な魔力を持っている僕を呼ぶことができると?」
ルビー「それはつまんないですけど、可能ですね」
アイリ「じゃあ……強靭な肉体をもった私も?」
ルビー「はい」
アイリ「……」
切嗣「……わかった。試してみよう」
ルビー「本当ですか?」
切嗣「どうすればいい?」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:13:12.11 ID:dnnXus1C0
切嗣が試すのか・・・・ゴクリ・・・35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:14:21.68 ID:LNZqMarX0
あのふりふりを着た切嗣か…37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:16:39.93 ID:
ubzVd6t80 ルビー「まずは血をください」
切嗣「血?」
ルビー「ブラッドのことです」
切嗣「わかった」
ポタ……
ルビー「……完了……では、私を持ってください」
切嗣「じゃあ……」
アイリ「……」ドキドキ
舞弥「……」ドキドキ
ルビー「……さあ!!!見るがいい!!!男の娘魔法少女の誕生ですよー!!!」
切嗣「え……!?」
ルビー「かわいくしてあげますねー」
切嗣「ちょっと待っ―――」
ルビー「おりゃぁぁぁぁ!!!!」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:17:22.19 ID:/rnkhvuAO
キリツグーッ!!43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:21:30.84 ID:
ubzVd6t80 アイリ「くっ……眩しい……」
舞弥「切嗣……!!」
ルビー「ふっふっふっふ……完成です」
アイリ「え……?」
切嗣「……」
舞弥「切嗣……?!」
アイリ「その服は……!?」
切嗣「何って……魔法少女はこういうフリフリのスカートが定番だろう?」
アイリ「……」
ルビー「きゃー!!切嗣ちゃん、プリティ!!」
切嗣「―――弱きを助け、強きを挫く。天下無敵の魔法少女、マジカル・ガンナー、呼ばれなくても即参上☆」
舞弥「……」
切嗣「さあ、マジカルルビー。悪者を倒しに行こうか」
ルビー「ええ、ええ。そうしましょう」
切嗣「では、世界の平和を待ってくるよ。―――マジカル・ダッシュ!」シュン
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:22:09.72 ID:6hNyMKKD0
うわあああああ変態だああああああああ46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:22:28.61 ID:dnnXus1C0
>>42
なんてこった・・・47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:22:31.52 ID:Qkg19kwY0
うわぁぁぁぁぁぁああぁあぁ!!!!!48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:23:02.57 ID:QdcAc62H0
誰得49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:23:28.30 ID:LNZqMarX0
ノリノリじゃねぇかwwwwww52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:27:01.07 ID:
ubzVd6t80 セイバー「……あの杖……侮れない……私の心中を一目で看破するとは……」
セイバー「本物ということですか……」
セイバー「……変われるなら……切嗣に話しかけてもらえる私に……」
シュン
切嗣「セイバー、ちょっと出かけてくる」
セイバー「切嗣!?なんですか、その格好は!?」
ルビー「男の娘魔法少女ですよぉ」
セイバー「は?」
切嗣「一緒に来るか?」
セイバー「あ……はい!!」
ルビー「魔法少女にはかっこいい王子様は付き物ですからね」
切嗣「その通りだ」
セイバー「マスター……やっと……私のことを……」
切嗣「じゃあ、セイバー。僕についてこれるかな?―――マジカル・ダッシュ☆」シュン
セイバー「ま、待ってください!!」ダダダッ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:28:37.60 ID:t7tw3Db10
こんな初めての会話いやだ56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:29:30.09 ID:jOPdSRQi0
脳内再生ができない59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:30:38.41 ID:I+Q/RjOb0
これには魔術協会も全会一致で封印指定58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:30:04.80 ID:ikZ7zcX70
キリキリ? ツグツグ?62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:33:25.31 ID:
ubzVd6t80 遠坂邸
時臣「―――というわけだ。早急に見つけ出して欲しい」
綺礼「わかりました。アサシン総出で捜索に当たります」
時臣「頼む」
綺礼「ですが、そのような魔法具など捨て置いても別に……」
時臣「だめだ!!」ドンッ
綺礼「!?」
時臣「あれだけはだめだ……下手をすれば真祖の類よりも恐ろしい化け物になる」
綺礼「そうですか」
時臣「聖杯はこの際、後回しで構わない。早く、見つけてほしい」
綺礼「わかりました」
綺礼(そのようなものがどうして外に……?)
アーチャー「……」
綺礼「……」
アーチャー「なんだ?我は何もしてないぞ?」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:38:57.83 ID:
ubzVd6t80 街中
切嗣「さて……悪者はどこだろうか」
セイバー「切嗣?誰と戦うのですか?」
切嗣「この世の悪……全てと……」
セイバー「なんと……流石は我がマスター。その度量の深さにはただただ感銘するばかりです」
ルビー「お!!ルビーちゃんレーダーがビンビンですよぉ!!」
切嗣「どこだ?」
ルビー「向こうから子供の泣き声がします!!」
切嗣「それはまずいな。急ごう」
セイバー「はっ!」
ルビー(これは面白い……)
ルビー(現代に目覚められたことを感謝しなくては……)
ルビー(とはいえ、飽きてきましたね)
ルビー(他に逸材がすぐにでも乗り移りましょう)
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:45:05.04 ID:
ubzVd6t80 龍之介「よし。君に決めた」
青髭「龍之介は本当に清鑑です」
龍之介「そんなことねえって。旦那がいるからこうしてオレも自由な発想ができるんだから」
青髭「そうですか」
子供「んー!!んー!!!」
龍之介「じゃあ、アートに協力してもらいますか……」
青髭「ふふふ」
子供「んー!!!!」
切嗣「―――待て!!」
龍之介「え?!」
青髭「誰です!?」
切嗣「か弱い子供に乱暴を働く不埒な輩め。月光の下に神に代わって断罪する。―――マジカル・ガンナー、参上☆」
セイバー「そして!そのマジカル・ガンナーを傍らで支える正義の騎士、アルトリア、推参!!!」
龍之介「なんだ……?」
青髭「おぉ……!!ジャンヌ!!」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:50:57.69 ID:
ubzVd6t80 ルビー「きゃぁぁ!!お二人ともかっこいいですぅ!!!」
切嗣「その子供を解放しろ」
龍之介「オレが言うのもなんだけど、おたく、変態?」
セイバー「失敬な!!この方は―――」
切嗣「いいんだ。セイバー」
セイバー「マスター……しかし!!」
切嗣「いつでも正義の味方は罵声を浴びせられるものさ」
セイバー「マスター……」
ルビー「うふふ。これがイケメンってやつですねぇ」
青髭「ジャンヌよ……ついに私のもとにきてくださったのですね」
セイバー「何をいう。私は主のためにここまで来た。貴殿のためでは決して無い」
青髭「……」カチーン
龍之介「な、旦那。ちょっと邪魔だし、パパッと片付けてくれよ」
青髭「そうですね……」
切嗣「くるか?僕のリリカルショットで息の根を止めてやる」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:52:20.91 ID:LNZqMarX0
リリカルショットwwwww75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:55:51.48 ID:UFQGgU6fO
駄目だ色々と…76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 17:58:15.96 ID:
ubzVd6t80 青髭「では……」
セイバー「マスター!!気をつけてください!!」
ルビー「ご安心をセイバーさん」
セイバー「え……?」
ルビー「見た目はアレですが、今の切嗣さんは世界トップクラスの魔力を持つ、スーパー魔法少女。並大抵の攻撃では、まずかすり傷すらつけられません」
セイバー「おぉ……!!」
ルビー「さあ、魔法少女キリツグ・マギカ!!その力を存分に見せ付けてやるのです!!」
切嗣「わかっている」カチャ
青髭「ふふ……人間風情が私に勝てるとでも?」
切嗣「信号無視も許さない僕の正義感は、全てを貫く銃弾に変わる」
青髭「さあ、行きなさい!!」シュルルル
セイバー「無駄だ!!」ズバッ
青髭「ジャンヌ……?!」
切嗣「国士無双のマジック・ライフルを……ゼロ距離で発射する。―――マジカル・ダッシュ☆」シュン
青髭「な!?一瞬で懐に―――」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:01:54.95 ID:
ubzVd6t80 切嗣「神に祈れ……リリカル・ショット☆」バァァン
青髭「ごふ!?」
龍之介「だんなぁぁぁぁ!!!!!」
セイバー「悪はこの世に……」
切嗣「栄えない」キリッ
龍之介「あぁ……」
切嗣「……アディオス」
龍之介「うわぁぁ!!」
バァァン
アサシン「―――見つけた」
アサシン「間違いないか?」
アサシン「ああ」
アサシン「よし。報告だ」
ルビー(おやおや……少々、目立ちすぎましたか……)
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:04:05.19 ID:SDNPcnLf0
少々どころか通報モノだろ78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:00:35.29 ID:X2MXLvQL0
マジカル☆マイヤを期待してたらこの仕打ち
どうしてくれる80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:01:11.94 ID:7LeCAUtt0
なんでイリヤや舞弥、アイリにしなかった…86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:04:21.27 ID:5iJj46s60
いずれ切嗣を襲う賢者タイム・・・89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:07:01.54 ID:
ubzVd6t80 港
雁夜「はぁ……はぁ……」
雁夜「ごっほ!!がっは!!」
雁夜「ふぅ……ふぅ……」
雁夜「早く……決着をつけないと」
切嗣「―――今日はここまでにしようか」
セイバー「そうですね。今宵は静かな夜になりそうです」
ルビー「おや!あそこに誰かいますよ?」
切嗣「なに?」
雁夜「あれは……?!」
ルビー「どうやらかなり弱ってらっしゃるみたいです」
切嗣「それは大変だ。助けよう」
セイバー「ですね」
雁夜「こっちにきた……!!―――バーサーカー!!!」
バーサーカー「……」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:11:17.87 ID:
ubzVd6t80 セイバー「あれは!?」
切嗣「なんて禍々しい……絶対に悪者だ」
セイバー「バーサーカーですね」
バーサーカー「……!!」
セイバー「む……?!」
バーサーカー「―――」ズンズン
雁夜「―――ぐあぁぁぁ!!」
ルビー「きゃぁ、こっちにきましたよぉ!?」
切嗣「それはまずい!!―――マジック・ショット☆」バァァン
バーサーカー「―――」サッ
切嗣「よけた!?」
ルビー(逸材の予感!!)
ルビー「切嗣さん!!私に考えがあります!!あの者に向かって私をなげて―――」
切嗣「了解!!せいっ!」ブン
バーサーカー「……」パシッ
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:12:42.08 ID:iAntyIXF0
さて・・・95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:12:55.35 ID:LH6JZ0kT0
マジカル☆バーサーカーの完成ですね97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:15:26.20 ID:
ubzVd6t80 ルビー「どもー!マジカルルビーです。ルビーちゃんとおよびください」
バーサーカー「……?」
切嗣「―――は」
セイバー「切嗣、あの杖はなにを……?」
切嗣「……」
セイバー「切嗣?」
切嗣「……」カチャ
セイバー「切嗣!?銃を咥えてどうするのですか!?」
切嗣「……」ブルブル
セイバー「早まらないでください!!!」
ルビー「さあ、前マスターとの契約は切れました。どんな自分をお望みですか?」
バーサーカー「……」
ルビー「どんな要望にでも応えてあげますよ?」
バーサーカー「……」ポイッ
ルビー「ああん!!捨てるなんて酷い!!」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:19:27.65 ID:
ubzVd6t80 切嗣「……」ポロポロ
セイバー「切嗣?!どうして泣いているのですか!?敵前ですよ!?」
雁夜「な、なんだ……?」
ルビー「ちょっと!!投げ捨てるのはあんまりだと思うんですよ、ルビーちゃん的に」
バーサーカー「……」
ルビー「おっと。通しませんよ?」
バーサーカー「……」ガシッ
ルビー「ほほう……すごい能力をもっていますね。ですが、私の固有結界には敵いません」
バーサーカー「……」ズンズン
ルビー「おや?どこへ?」
雁夜「え……?」
ルビー「誰ですか?この汚らしい男性は?」
バーサーカー「……」アゲル
雁夜「……」
バーサーカー「……」ドウゾ
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:20:43.29 ID:SDNPcnLf0
バーサーカーを可愛いと思った俺は死が近いのでしょうか?100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:21:12.65 ID:WmC8hAcI0
バーサーかわいい102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:23:09.51 ID:
ubzVd6t80 ルビー「なるほど……この方を呪いから救ってあげよう……そういうことですね?」
雁夜「……」
バーサーカー「……」
雁夜「いらないな」
ルビー「なんと!?」
雁夜「なんだお前は?」
ルビー「なんだと聞かれたら……もうめんどくさいので魔法のステッキってことで」
雁夜「……」
雁夜(これを……)
桜『おじさん、ありがとう。これで私も魔法少女になれるね♪』
雁夜「―――お前なら、あの子を救えるか?」
ルビー「もちろん!!」
雁夜「よし。バーサーカー、退却だ」
バーサーカー「……」コク
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:24:44.30 ID:aDV//eu1O
ナイト・オブ・オーナーが通用しないなんて…109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:28:29.97 ID:
ubzVd6t80 セイバー「あ、逃げられます!!切嗣、追いましょう!!」
切嗣「……」ポロポロ
セイバー「切嗣!!先ほどまでの気概はどこへ!?」
アーチャー「―――見つけたぞ」
時臣「……返してもらう」
セイバー「アーチャー……?!」
時臣「さあ、出せ!!あの万物の呪いを具現化した杖を!!」
セイバー「何のことだ?」
時臣「渡せ……あれは誰の手にあっても不幸しか呼ばない……!!」
切嗣「……」
セイバー「どうしますか?」
切嗣「ここにはない」
時臣「なに……?」
切嗣「バーサーカーのマスターが持っていった」
時臣「なんだと……?!」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:30:14.12 ID:n0914La70
>>109
えぐえぐしながらも気丈に振る舞う切嗣△103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:23:26.17 ID:j8Zyh5Hq0
確かにこれは死にたくなるよな・・・・113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:33:03.64 ID:
ubzVd6t80 間桐邸
雁夜「……」
桜「……?」
ルビー「おや。これは薄幸系の少女じゃないですか。かわいいですねえ」
桜「……なにこれ?」
雁夜「君を救ってくれる……」
桜「……」
ルビー「どんな望みでも叶えてあげましょう。何がいいですか?」
桜「……」
雁夜「……」
ルビー「……わかりました。とりあえず、体液をもらえます?」
桜「……たいえき?」
ルビー「おしっことか唾液とか鼻水とか、なんでもいいので私にかけてくれません?」
桜「……」
ルビー「血液が一番なんですけど、まあ、この際どうでもいいです。さ、どうぞ」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:38:48.48 ID:
ubzVd6t80 桜「どんなことでも叶えてくれるの?」
ルビー「ええ。貴方が幸せな家庭を築くとか、純潔だったあの日の貴方とか……なんでも構いません」
桜「……」
雁夜「なんでも言ってみるといい」
桜「……」
ルビー「さあ、早く!!あと100秒待ちます」
桜「……」トテトテ
ルビー「ふふふ……ついに契約のときですね……」
桜「……」ガチャ
ルビー「トイレでします?いいですとも、いいですとも」
桜「……」バタン
ルビー「おしっこですか?かけたあとは拭いてくれるとありがたいです」
桜「……ん」
ルビー「おぉ……これが聖水……」ウットリ
ルビー「―――契約完了……さあ、貴方の望む姿にレッツ・ドレスアップ!!」
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:40:27.15 ID:5NDWuQi50
変態だー!!119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:41:00.55 ID:/KmMyb/w0
魔法非処女リリカル☆さくらの出来上がりか121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:41:12.44 ID:CFQda3Ap0
やっぱりおじさんはロリコンの変態だったんだ122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:41:33.84 ID:K6ivx9fQ0
>桜「……ん」
ペロペロ124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:44:01.68 ID:
ubzVd6t80 時臣「確か……バーサーカーは間桐の……!!」
アーチャー「―――時臣!!とまれ!!」
時臣「!?」
ドォォォォォォン!!!!!
時臣「な……間桐邸が……爆発した……!?」
ルビー「聖水を浴びた私は……まさしく無敵!!!」
桜「ええ……その通りね、マジカルルビー」
時臣「あ、あれは……?!」
アーチャー「気をつけろ……強大な魔力だ……」
桜「―――全てが憎い……全てが敵……全てが闇に包まれる」
ルビー「きゃー!!世界のはめつぅー!!」
時臣「桜か!?」
桜「暗黒魔法少女ダーク・オブ・サクラ……。全てを闇に飲み込んであげる」
アーチャー「あ、なんという邪気だ……」
ルビー「魔王のたんじょうですよー!!」
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:44:44.42 ID:t7tw3Db10
黒桜よりヤバいなwwwwww131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:47:23.75 ID:tMkjFas0O
妖怪も死んだか……?129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:46:39.19 ID:aDV//eu1O
お…おじさああああぁん134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:49:37.08 ID:
ubzVd6t80 時臣「な、なんてことだ……!!」
アーチャー「どうする、時臣!!」
桜「……」
ルビー「なんて素敵な発想ができる女の子なんでしょう!!ルビーちゃん、しびれましたぁー!!」
桜「もうこんな世界なんて……ずっと闇のなかで苦しめばいい……」
アーチャー「くっ……!!時臣、やるぞ!!あれは生かしていいものではない!!」
時臣「桜……」
桜「……」
時臣「……王……お願いします」
アーチャー「ゲート・オブ・バビロン!!」
桜「……」
アーチャー「くらえ!!!」
バーサーカー「―――」キィィン
アーチャー「なに!?」
桜「いい子ね……バーサーカー?」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:52:08.62 ID:UFQGgU6fO
バサカ従えてやがるwwwww
詰んだwwwww138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 18:55:35.97 ID:
ubzVd6t80 バーサーカー「……」
時臣「な、に……?サーヴァントを……従えている……?」
桜「……バーサーカー、お願い」
バーサーカー「……」コク
アーチャー「おのれ……狂犬の分際で我の宝物に触れるか!!」
バーサーカー「……」
アーチャー「死ねぇ!!!」ドンドンドン
バーサーカー「―――」ガキィン
時臣「桜……やめろ……」
桜「……やめろ?私が何度も助けを求めたのに……誰も助けてくれなかった……やめてって何度もいった……喉を裂いても叫んだ」
時臣「それは……」
桜「なのに……みんな助けてくれなかった……なのにあなたはやめろという……」
ルビー「そんな虫のいい話はありませんよねえ」
時臣「黙れ!!玩具め!!」
ルビー「おやおや?いいんですか?そんなことを言われたら、あなたのご息女は私の餌食に……いえいえ、私と契約を結んでもらいますよ?」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 19:00:55.86 ID:
ubzVd6t80 バーサーカー「―――」キィン
アーチャー「おのれ、雑種がぁぁ!!!」ドンドンドン
桜「……」クイッ
アーチャー「な、なんだ!?この影は!?がっ!?やめろ!!」
時臣「な、に……?!」
桜「……」
アーチャー「貴様か……こんな汚物を我に巻きつけるとは……覚悟はいいな?!」
ルビー「その強がりは死ぬまで直りませんか?」
アーチャー「なにを……」
桜「……」ググッ
アーチャー「はっ……!?ごっ……!!!」
ルビー「締め付けが強くなりますよぉ?」
アーチャー「や、め……!!」
時臣「やめろ!!桜!!」
桜「……死ね」ググッ
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 19:05:06.99 ID:
ubzVd6t80 アーチャー「ぁ……ぉ……」
ルビー「ダーク桜ちゃん、つよーい!!」
セイバー「―――英雄王!!!」ズバァ
ルビー「なんと!?」
桜「……」
時臣「あれは……!!」
セイバー「大丈夫ですか?」
アーチャー「……セイバー……か……」
セイバー「申し訳ない……不敬は重々承知の上で助太刀を……」
アーチャー「……ふん。構わん。このたびの無礼は水に流してやろう」
セイバー「さて……あれが……?」
アーチャー「ああ。魔王だ」
桜「……」
ルビー「魔王とは失礼ですよ!!ちょっとだけ暗黒面に足が浸かっただけの女の子なんですよ!!」
セイバー「なんて恐ろしい魔力……」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 19:11:37.11 ID:UFQGgU6fO
どうみても肩まで浸かって十数えてるレベル143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 19:09:55.84 ID:
ubzVd6t80 セイバー「アーチャー……どうだろう……ここは一つ」
アーチャー「セイバー……それが我に物を頼む態度か?」
セイバー「しかし……!!」
アーチャー「貴様が我が軍門に下るというなら考えてやらんこともない」
セイバー「何を言っているのです!!今はそんな悠長なことを―――」
桜「……」クイッ
アーチャー「セイバー!!」
セイバー「はっ!!」ババッ
ルビー「あー、惜しい!!」
桜「……」
セイバー「力を合わせましょう」
アーチャー「我に命令だけはするなよ?」
セイバー「承知」
バーサーカー「……」
アーチャー「ふん……雑種め……先ほどのようにはいかんぞ?」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 19:17:11.65 ID:
ubzVd6t80 時臣「くっ……まさか……こんなことになろうとは……」
切嗣「あの魔装具は?」
時臣「お前……。あれは宝石翁ゼルレッチの制作した魔術礼装カレイドステッキというものだ」
切嗣「ゼルレッチ……」
時臣「平行世界の可能性を引き出すという破格の性能を有しているが……アレに宿る人工精霊が欠陥品なんだ」
切嗣「あの性格だからな」
時臣「私も幼少のころ……奴に唆されたことがある」
切嗣「そのときは?」
時臣「正義の魔法使いとなって近所のガキ大将を半殺しにしてしまった」
切嗣「……そうか」
時臣「それ以来……あれだけは世に出すまいと厳重に封印を施したのだが……」
切嗣「どうすればいい?」
時臣「とにかく桜の手からあれを引き離せば……」
切嗣「……舞弥、聞いたか?」
舞弥「はい。狙撃ポイントを探します」
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 19:22:07.93 ID:
ubzVd6t80 アーチャー「くらえ!!」ドンドンドン
バーサーカー「……」キィン
セイバー「はぁぁ!!!」ブン
バーサーカー「……」ガン
セイバー「ちっ!」
アーチャー「下がれ、セイバー」ジャラ
バーサーカー「……」
アーチャー「この鎖で拘束してやる。光栄に思え!!」
ジャララララ!!
バーサーカー「……」バッ
セイバー「―――空中に逃げるとは、浅はか!!」
アーチャー「ふん……所詮は思考をやめた狂人か」
セイバー「くらえ!!!」ブゥン
バーサーカー「……」ガキィィィン
セイバー「がっ!!―――しまった!!剣が!!」
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 19:28:19.53 ID:
ubzVd6t80 アーチャー「なにをやっている!!」
セイバー「つっ……!!」
バーサーカー「……」グワァ
アーチャー「ちぃ!!―――受け取れ!!騎士王!!」ドン
セイバー「え?―――ふっ!!」パシッ
アーチャー「貴様の剣の原典だ。よもや使いこなせないとは言うまいな?」
セイバー「……私を誰だと思っている?」
バーサーカー「……」ブン
セイバー「甘い!!」キィィン
バーサーカー「!?」
アーチャー「ふん……これ以上、その醜悪な面を我の前にさらすな……!!―――エア!!」
セイバー「……この剣でも……十分にいける……!!」ゴォォ
バーサーカー「……っ」
アーチャー「―――天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)!!」
セイバー「―――約束された勝利の剣(エクスカリバー)!!」
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 19:33:51.63 ID:
ubzVd6t80 ルビー「きゃぁぁぁ!!!すっごいとっぷうぅぅ!!!」
桜「くっ……!!」
舞弥「……いつでも、いけます」
切嗣「よし……」
時臣「桜……」
桜「……っ!?」
切嗣「撃て」
舞弥「……」バァァン
カン!!
ルビー「あーれー」
桜「あ……」
時臣「よし!!杖が吹き飛んだ!!」
切嗣「……?固有時制御」ダダダッ
ルビー「むむ?!」
切嗣「―――捕獲、成功」
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 19:34:28.28 ID:bgPUabP8O
ちょっと目を離したら燃える展開に…158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 19:39:47.82 ID:
ubzVd6t80 ルビー「あーちょっとどこ触ってるんですー?!」
切嗣「しっかり封印しておけ」
時臣「すまない」
ルビー「まだまだ遊びたりな……正義の味方として働いてません!!」
時臣「黙れ……悪魔め」
ルビー「誰が悪魔ですか!!」
セイバー「……アーチャー、ありがとう」
アーチャー「よせ。気の迷いが生じただけの話よ」
セイバー「そうか……」
時臣「では、王よ」
アーチャー「わかっている」
セイバー「……あの崩壊した家は?」
時臣「心配しなくてもすぐに修繕される」
セイバー「そうですか」
桜「……」
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 19:33:13.59 ID:t7tw3Db10
やっぱ慢心捨てた王は強いな160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 19:44:49.97 ID:UFQGgU6fO
普通にしてれば英雄王なのに…159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 19:44:37.88 ID:
ubzVd6t80 遠坂邸
時臣「はぁ……」
アーチャー「ふん……なんとも物騒なものだな」
時臣「ああ……存在自体が悪だ」
綺礼「……」
時臣「これを封印しておいてほしい」
綺礼「はい」
ルビー「……」
時臣「これで聖杯戦争に集中できるな」
アーチャー「あのような下劣な戦いはもう御免だ」
時臣「あんなアクシデントは起こりはしませんよ」
アーチャー「だといいがな」
綺礼「……」
ルビー「……」
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 19:45:56.45 ID:L1hEfqssi
こ、ことみねさん?165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 19:51:54.25 ID:
ubzVd6t80 綺礼「……」
ルビー「……もし?」
綺礼「なんだ?」
ルビー「あなたの望みはなんでしょう?」
綺礼「……望みなどない」
ルビー「嘘嘘、嘘ですよー。そんなことありませんって」
綺礼「……」
ルビー「あなたはズバリ、人間関係で悩んでますね?」
綺礼「いや……」ドキッ
ルビー「大切な人と悲しい別れもしたのでしょう?」
綺礼「……なぜ、わかる?」
ルビー「私がすごいからです。さ、貴方の望みはなんですか?」
綺礼「望みなど……」
ルビー「あるでしょう?」
綺礼「……」
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 19:58:45.58 ID:
ubzVd6t80 アインツベルン城
アイリ「そう……じゃあ、もう大丈夫なのね?」
切嗣「ああ」
セイバー「よかったです」
舞弥「これで聖杯戦争に集中できますね」
切嗣「ああ……」
ルビー「そうはいきません!!カレイド・ビーム!!!」
バリーン!!
セイバー「なにやつ!?」
ルビー「ふっふっふっふ……先ほどはよくもやってくれましたね……」
切嗣「な……!?」
ルビー「復讐のとき、きたれり!!!」
綺礼「この世の生ある者たちに、幸あらんことを願う……シスター・キレイ、見参☆」
セイバー「oh……」
切嗣「……」
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:00:51.89 ID:t7tw3Db10
なぜ脳内再生できてしまうのか…170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:00:57.45 ID:UFQGgU6fO
これは許されない171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:01:47.03 ID:SDNPcnLf0
☆が・・・
シリアス顔でキラッ☆してる絵で再現される173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:04:27.58 ID:GKn1aJtm0
後のアーカード氏であるhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005UTVVRW/horiz-22/174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:04:38.49 ID:3nGuGHiu0
あ、これ夢にでるわ175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:05:01.17 ID:
ubzVd6t80 綺礼「衛宮切嗣……答えを訊きにきた」
切嗣「答え……?」
綺礼「なぜ……戦うのか……人はみな……なぜ苦しみに生きるのか……」
ルビー「哲学ですね……」
セイバー「アイリスフィール!!下がって!!」
アイリ「う、うん……」
切嗣「……」
綺礼「さあ、この世の生に祝福を……」
切嗣(目が据わっている……意識もほとんどないのだろうか?)
ルビー「ふふふ……」
セイバー「くっ……!!」
綺礼「受けろ……シスター・ソード☆」シュッ
セイバー「危ない!!」
綺礼「邪魔するな……」
切嗣(どうする……このままでは……)
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:11:55.75 ID:5NDWuQi50
シスターとは言ってもカレンのはいてないスーツだったらどーすんだよwwww187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:14:51.78 ID:5NDWuQi50
うん、もっこりしてそうだ
どことは言わないが194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:27:07.34 ID:
ubzVd6t80 外
アサシン「すげー、マスターがすごい格好だぜ?」
アサシン「なにあの衣装?半ケツじゃん」
アサシン「しかもパンツ丸見え、背中ももろだし」
アサシン「紅いドレスとか、誰得?」
アサシン「おい、俺にも見せてくれよ」
アサシン「押すなって」
―某所―
ケイネス「どうやら今、セイバー陣営は混乱の中にあるようだ」
ランサー「……」
ケイネス「いくぞ」
ランサー「はっ」
ソラウ「気をつけてね?」
ランサー「はい」
ケイネス「……」
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:28:34.08 ID:gU3XpTUr0
マジで誰得198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:32:47.06 ID:5NDWuQi50
おい赤セイバーの格好かよwwwwwwwww199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:35:29.95 ID:TA71vu8BO
綺礼「悪くない、むしろ良い」200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:35:36.41 ID:
ubzVd6t80 綺礼「さあ……私とともに行こう……衛宮切嗣……」
ルビー「魔法の国へ!!」
切嗣「……」
セイバー「……」
ルビー「どうしてそんな剣呑としているのか……ルビーちゃんには全くもっと理解の外です」
綺礼「なにがいけない?」
切嗣「……」
セイバー「退いてくれ……といっても無駄か……」
ルビー「そうですね。私が退くときはこの人よりも可愛い人が現れたときだけですし」
切嗣(かわいい……?)
舞弥「……」ドキドキ
アイリ「……」ドキドキ
ルビー「さあ、シスター・キレイ?やっちゃいましょう!!あの後ろで変な期待をしているおばさんたちも一緒に、なぎ払えー!!」
綺礼「……シスター・パンチ!!」ドガァ
セイバー「ぐっ!?」
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:38:54.04 ID:6elXbBVy0
おい
アイリちゃんまだ九歳だぞ!204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:39:39.16 ID:
ubzVd6t80 切嗣「……」
綺礼「シスター・キック☆」
セイバー「あぐ!?」
切嗣「……」スタスタ
セイバー「あ、切嗣!!!どこへ!?」
綺礼「シスター・ヒップ☆」ボヨン
セイバー「……不快!!」ザン
ルビー「あははは!!そんな鈍な剣ではシスター・キレイに傷一つつけられません!!」
セイバー「なんてことだ……?!」
アイリ「……」
舞弥「……」
切嗣「―――ルビー、この子でどうだ?」
ルビー「え……?」
イリヤ「なに?」
ルビー「……」
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:41:39.31 ID:K6ivx9fQ0
ペロペロペロペロペロペロペロ206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:41:47.72 ID:QOT7zE9h0
娘を売りやがったwwww208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:45:39.56 ID:
ubzVd6t80 イリヤ「なんなの?」
ルビー「おやおやおやおやおや!!!」
イリヤ「ひっ……」
ルビー「どうも、わたしマジカルルビーと申します。貴方は?」
イリヤ「イリヤスフィール……」
ルビー「そう。イリヤちゃんですね?―――では、友愛の印に私を握ってください」
イリヤ「……」ギュッ
綺礼「は……!?」
切嗣「……」
綺礼「……」
ルビー「これで契約は破棄されました。どうぞ、お望みをききましょうか?」
イリヤ「望み……?」
ルビー「ええ。なんでもいいですよ?ナイスバディになりたいとか、スクール水着をきてみたいとか」
イリヤ「えっと……」
アイリ・舞弥「……」
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:50:35.15 ID:
ubzVd6t80 綺礼「……さらば」スタスタ
切嗣「……」
綺礼「もう会うことはないだろう」
切嗣「そうか」
綺礼「……」バッ
切嗣「……強敵だった」
イリヤ「んー……」
アイリ「ね、ねえ」
イリヤ「え?」
舞弥「もし……その……使わないのでしたら……譲ってほしい……」
ルビー「なんですか!!しっ!しっ!」
イリヤ「あ……じゃあ……」
ルビー「はいはい?」
セイバー「……」
セイバー(む……何者かの気配が……?)
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:52:54.72 ID:I0+FmOJsO
パパのお嫁さん!とか言ったら最強なんだが、切嗣じゃな…213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:54:41.63 ID:MAt9j3Zz0
舞弥……(´;ω;`)215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:55:18.18 ID:
ubzVd6t80 ランサー「……」
ケイネス『セイバーさえマスターから引き離せばこちらのものだ』
ランサー「はい」
ケイネス『失敗は許されんぞ?』
ランサー「はっ」
ランサー「……」スタスタ
セイバー「……」
ランサー「なっ?!」
ランサー(どういうことだ……目視するまで気配に気がつけないとは……)
セイバー「……」
ランサー「セイバー……?」
セイバー「……ランサー?」
ランサー(なんだ……様子が……)
セイバー「―――エクスカリバァ!!!」ドォォン
ランサー「ぐっは?!?」
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:56:05.87 ID:0Y0PtR4yO
ワロタ217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:57:47.63 ID:t7tw3Db10
騎士道どこ行ったwwwww218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:58:07.37 ID:SDNPcnLf0
輝く貌さん・・・219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:59:23.12 ID:/2TCUSct0
話しかけられてやる気出したか220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 20:59:37.41 ID:
ubzVd6t80 ランサー「くっ……!!いきなり宝具を使うとは……!!」
セイバー「すごい!!体が勝手に飛び上がるような感覚!!」
ランサー「え……?」
ルビー「そうでしょう。そうでしょう」
セイバー「これがセイバーなのね」
ルビー「ええ。今のイリヤちゃんは輝いてますよ」
セイバー「そう?」
ランサー「な、なんの話だ……?」
ルビー「さあ、ネズミの駆除と参りましょう」
セイバー「そうね」
ランサー「ちょっと待て……セイバー……!!」
セイバー「エクスカリバァ!!!」ドォォォン
ランサー「はぐぅ!?」
セイバー「エクスカリバァ!!!」ドォォォン
ランサー「はぐぁ!?!?」
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 21:00:42.08 ID:LH6JZ0kT0
ランサーが不憫でならない228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 21:06:55.81 ID:/2TCUSct0
流石のチート魔力226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/02(金) 21:05:06.18 ID:3nGuGHiu0
姉にビーダマンで遊ぼうと誘ったら
絞め撃ちでブーストマグナム連射されたことを思い出した次→
セイバー「アーチャー陣営がおかしいと?」アイリ「ええ。なんか変」【後編】
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