勇者「冒険の書が完結しない」【後編】

2011-07-31 (日) 00:17  魔王・勇者SS ドラクエ   25コメント  
前編→勇者「冒険の書が完結しない」




199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 03:51:44.66 ID:cK6dvDWr0
戦士「出たぞスライムだ!」

勇者「あいよ」

戦士「わらわら出やがってこの! 一撃! この!」

勇者「戦士うしろだ」

戦士「痛っ! この! 跳ね回りやがって! そらカウンターだ!」

勇者(昔はこんなスライム集団にも苦戦させられていたな……)

戦士「勇者! スライムは飛び上がっているときが絶好のチャンスだ! この!」

勇者(そうそう、戦士がそれを教えてくれるまでは、ただがむしゃらに追いかけてたな)

戦士「どりゃ! どりゃ!」

勇者(スライムは飛び上がっているときが無防備だから、その瞬間を見定めれば……)

勇者「…………」

戦士「魔物の群れを! やっつけたぜ! よし次行こうか!」

戦士「ん? どうした勇者! この調子でレベル上げるぞ!」

勇者「戦士」

勇者「お前のおかげで、この世界は救われるかもしれない」



201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 03:54:09.07 ID:cK6dvDWr0
【翌朝・王の間】

――

戦士「だーかーら! 今日は魔王を倒しに行くんじゃなかったのかー!?」

勇者「まー待て。これがうまくいけば魔王は倒しにいくさ」

賢者「勇者さん。その顔は何かつかみましたね」

勇者「ああ」

僧侶「えっ? 賢者さん? えっ?」

勇者「……」

勇者(スライムが一直線にピョンピョン飛び跳ねて、進んでいくイメージ)

勇者(スライムを冒険の書に見立てると、着地ごとに新しい記録を刻んでいく)

勇者(呪縛を解くために、オレはそのスライムを倒さなければならないが、とどまっているスライムをやっつけようとしても)

勇者(直前にいた場所に一歩引っ込められて倒せない。まあ厳密には違うが)

勇者(肝心なのは、スライムを確実に仕留めるには、飛び跳ねている瞬間を攻撃すればいいということ)

勇者「王様」

勇者「冒険の書に記録をお願いします」



204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 03:55:51.03 ID:O1HNB64zP
oi,yamro...



205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 03:56:14.10 ID:cK6dvDWr0
王「そなたらの たびのせいかを この ぼうけんのしょに きろくしても よいかな?」

勇者「はい」

王「 」

勇者「ここだ」

ゆうしゃは メラを となえた! ▼

冒険の書は 跡形もなく燃えつきた!!

王「のわっち!!」

兵士「何をする!!」

勇者「王様。冒険の書を記録をお願いします」

王「ぼ、冒険の書? なんじゃそれは! ワシはそんなものは知らぬぞ!」

勇者「王様、まだ魔王は倒されていないのですよ。冒険の書の記録をお願いします」

王「わ、訳の分からぬことを言うない! それよりいきなりメラを放つとはワシが何かしたか!?」

勇者「……あの時のように世界が狂ったりしない」

勇者「冒険の書という概念が存在しなくなったからだ」

勇者「……多分、これが唯一ループを脱出する方法だったんだ……」



208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 03:56:49.19 ID:hZ4fBaTrO
おいやめろ


セーブ中は大人しくしとけ



211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 03:57:43.29 ID:5hLstwg10
セーブ中のカセット、メモリーカードの抜き差しは御法度だ



214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 03:58:09.58 ID:HyTCpRZZ0
セーブ中になんてことを。。
しえん



216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 03:58:18.85 ID:cK6dvDWr0
――

賢者「勇者さん、つまりどういうなのでしょうか」

勇者「つまり……時の保存書で新たに記録を上書きする瞬間だ」

勇者「最後に記録した時点と、新しく記録する時点の境目ということは、すなわち……」

賢者「なるほど。どこにも時間を保存する点が存在しない可能性がある」

僧侶「宙ぶらりんの状態というわけですね?」

勇者「そこを射抜く。その瞬間もし、賢者の言うとおり時の保存点が存在しなかったとしたら、どうなる?」

賢者「『過去の冒険の書』という存在もありませんから……おそらく因果関係は断ち切られ、完全にこの世から消滅しますね」

勇者「そう、完全に呪縛から解き放たれる。だからあの時みたいに世界がおかしくなったりしなかったんだ」

賢者「あの時?」

勇者「ああいやこっちの話だ。それより、後は魔王を倒しに行くだけだ」

戦士「それ! それだよ! やっと俺にも分かる言葉が出てきた!」

僧侶「ま、魔王を倒しに行くだけ、ですか。私たちはまだ会ったこともないのですが……」

勇者「大丈夫だ、もう何度も戦って勝っている。あとは消化作業みたいなもんさ」

勇者「やっとこれで……平和が訪れる……」



219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 03:59:56.44 ID:oVwY0dk+O
終わりも近いか…?



222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:00:35.92 ID:cK6dvDWr0
――

【魔王の間・扉】

勇者「よしよし、あとは楽勝だ」

賢者「気楽そうですね」

勇者「事前に渡した魔王のデータ、確認したろ? 取るに足らない相手だよ」

僧侶「わあ、頼もしいですっ」

戦士「どんな相手だろうと全力でぶっつぶすのみ!」

勇者「はいはい、魔王への初撃はくれてやるよ」

戦士「この野郎!」

賢者「勇者さんの言うとおりでしたら願ったりの展開ですが……少し気がかりが」

勇者「何がだ?」

賢者「冒険の書はこの世から消えてしまいましたが、もしそのお陰で本来守られている一面があったとしたら」

勇者「大丈夫だって考えすぎだろう」

僧侶「ではこの扉、開けちゃいますよう?」

勇者「よーしやるか! 本当の最終決戦!!」



226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:01:08.72 ID:FgE9mIeP0
これは・・・



231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:03:09.54 ID:cK6dvDWr0
【魔王の間】

魔王『……』

勇者「魔王!」

魔王『……お前は何者だ?』

勇者「えっ? 勇者に決まっているだろう! お前を倒しにきたんだ!」

魔王『勇者……勇者よ。余は何者だ?』

勇者「!? お、お前は魔王じゃないのか?」

魔王『魔王? 余は……魔王……。魔を統べる王……。……そうか……。……』

賢者「勇者さん、どうも様子がおかしくありませんか?」

僧侶「ど、どうなっているのでしょう?」

戦士「魔王め!」

勇者「ま、待て! そうか……冒険の書がなくなった影響か……」

魔王『余は……魔王。魔王。魔王!!』

魔王『そうか。余は魔王なのだな! 余は、魔族の王!! 魔族に仇なす人間共を滅ぼす魔王!!』

勇者「やっぱりこうなる流れか! みんな、戦闘体勢だ!」



240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:05:18.01 ID:cK6dvDWr0
戦士「うおおおおおおおっ!」

戦士の攻撃!
魔王は剣を受け止めた!

勇者「なっ!?」

戦士「く、くそっ、放しやがれ!」

魔王『この漲りゆく力は、人間を滅ぼすためのものか!』

魔王の攻撃!
戦士は衝撃とともに壁に叩きつけられた!

戦士「がっはっ」

僧侶「か、回復を!」

勇者「な、なんだこいつは……! オレの知っている魔王じゃないぞ!」

賢者「勇者さん、指示を!」

勇者「くそっ! 賢者はバイキルト、僧侶は回復を軸にフバーハを! 戦士、立てるか!」

戦士「たりめーだ! こんくらいで!」

勇者「みんな集中しろ! 全力でかかるぞ!」



242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:06:03.37 ID:G3Ot7kKX0
なんだこりゃ
最終形態より上じゃないか



246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:08:01.59 ID:vtTMDYJi0
これ全滅したらやばくね



244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:07:41.22 ID:5hLstwg10
もう生き返ることも出来ない



245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:08:00.98 ID:cK6dvDWr0
僧侶はフバーハをとなえた!
賢者はバイキルトをとなえた!

魔王『余は魔王……余は……』

魔王の指先から凍てつく波動がほとばしった!
魔王は呪文の効力を全て消し去った!

魔王『余の意義を全うするのみ!』

魔王はこごえる吹雪を吐いた!
魔王ははげしい炎を 吐いた!
魔王はイオナズンを唱えた!

戦士「うおおおっ!?」

僧侶「きゃっ!」

賢者「くっ」

勇者「バ……バカな……僧侶、回復はいい、補助を!」

勇者はベホマズンを唱えた!
パーティーの体力が回復した!

勇者(まるで枷が外れたような強さだ……これが本来の魔王の力なのか!?)

勇者「ひるむな! 戦士は攻撃、僧侶は回復、賢者は補助を軸に立ち回れ!!」



253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:10:13.13 ID:cK6dvDWr0
戦士「魔王おおおおおおっ!」

勇者「待て戦士! 今はうかつに飛び込むな!」

魔王『余は魔王……絶対の覇者……』

魔王の攻撃! 戦士はダメージを受けた!
魔王の攻撃! 戦士はダメージを受けた!
魔王の攻撃! 戦士はダメージを受けた!

勇者「戦士!」

戦士「ぐぼっ! こっ、これしきでこの野郎おおおおああああっ!」

戦士の攻撃! 魔王にダメージを与えた!

魔王『ぐおっ!? ……余に……傷がっ……!!』

戦士「みっ見てるか親父! あんたの息子はバカだけど、遺言くらい守れるんだぜ!!」

勇者「戦士」

戦士「ほら勇者お前も加勢しやがれ! 二人で一太刀ずつ浴びせるんだよ!」

勇者「ああっ! 僧侶、回復を頼む!!」

僧侶「は、はいっ!」

勇者(戦士……もしかすると、今やお前の方が勇者なのかもしれないな)



262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:13:57.22 ID:3YprRZb/0
戦士バカカッコイイ



260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:13:00.83 ID:cK6dvDWr0
僧侶はベホマを唱えた!
戦士の傷が回復した!

魔王『癒しの術……あの小娘か!』

魔王の攻撃!

僧侶「あっ……」

勇者「危ない!!」

勇者は僧侶をかばった! 痛恨の一撃!
勇者は大ダメージを受けた!

僧侶「勇者様!」

勇者「ぐっ……下がれ……回復だ……」

僧侶「は、はい! あ、あのっありがとうございます!」

勇者「今はそんなことはいい、早く陣形を整えろ!」 僧侶「は、はい……」

僧侶はベホマを唱えた! 勇者の傷が回復した!

勇者「……なぁ。これで97回目なんだろ?」

僧侶「えっ?」

勇者「行くぞ戦士、援護しろ! 賢者はそのまま補助を徹底! ここから押し返すぞ!!」



264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:14:40.65 ID:dmMT4+0M0
勇者イケメンすぎ濡れた



268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:15:46.49 ID:cK6dvDWr0
魔王『人間共め……人間共めええ!!』

魔王はこごえる吹雪を吐いた!
魔王ははげしい炎を吐いた!
魔王はイオナズンを唱えた!
魔王の攻撃!
魔王の攻撃!

戦士「ぐあああっ!!」

勇者「くそっ規格外の猛攻だ……今まで戦ってきた魔王はなんだったんだ……」

賢者「規格内の魔王だったんですよ。勇者さん視点では、さしずめ冒険の書の亡霊といったところでしょうか」

賢者はベホマラーを唱えた!
パーティーの体力が回復した!

賢者「ですが勇者さん、好機です。いま魔王は攻撃ばかりに専念しており、凍てつく波動を使ってきません」

賢者はバイキルトを唱えた!
勇者の攻撃力が2倍になった!

賢者「勇者さんの知らない未来を勝ち取るのでしょう。後方支援は任せてください」

勇者「賢者」

賢者「大丈夫です。勇者さんには私がついています」

勇者「……ああ! やっぱり賢者は最後まで頼りになる!!」



269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:16:29.50 ID:5hLstwg10
賢者ええ娘や・・・



274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:18:33.23 ID:cK6dvDWr0
――

魔王はこごえる吹雪を吐いた!
魔王はイオナズンを唱えた!
魔王はイオナズンを唱えた!
魔王ははげしい炎を吐いた!
魔王の攻撃! 魔王の攻撃!

僧侶はベホマラーを唱えた!
賢者はベホマラーを唱えた!
勇者の攻撃!
戦士の攻撃!
勇者の攻撃!

――

魔王『おお……おおおお……』

戦士「ハァ……ハァ……見ろ! 魔王のヤツ、息が上がってるぜ!」

僧侶「お、終わりが近いのでしょうか……」

賢者「しかし我々も消耗しています。魔力もアイテムもジリ貧です」

勇者「ここが正念場だ! 今までのペースを崩すな!」

勇者(そう、ここで倒れたら……全滅したら……おそらくもうオレ達に再起の機会はない)

勇者(オレ達も……世界も終わりだ。何としてもこの場で果たし遂げなければならない!!)



282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:21:35.93 ID:cK6dvDWr0
――

勇者「うおおおおおっ!!」

勇者の攻撃!
会心の一撃!!
魔王を倒した!!

魔王『ぐおおおおおおおオオオオオオ!!』

勇者「や、やった!」

僧侶「……終わったのですね。私たち、本当にやりとげたんですね!」

戦士「っしゃあああ! これで世界が救われたぜ!!」

賢者「間違いなく今まで遭った中で最大の強敵でした。しかしこれで」



魔王『グオオオオオオオ! オノレ……ニンゲン……余ハ……余ハ……』

魔王『余ハ……何ノ為ニ……余ハ……』

勇者「!? ま、まずい! 戦士、一緒に追撃だ! 形態が変わる前に――」

魔王『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!』

魔王の姿が変貌していく!!



285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:22:37.91 ID:hZ4fBaTrO
やばい、これはやばい



287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:23:23.68 ID:1Y9fGZ8g0
アイテム無いしやばいだろ
いけるのか



289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:24:00.43 ID:FfCMlGvW0
魔王もループの記憶残ってたのかな。やられては復活しまたやられる理不尽さへの怒り爆発中



291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:24:09.11 ID:i4wp9yiEO
寝れぬ
気になって寝れぬ



293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:25:06.29 ID:cK6dvDWr0
勇者「うわあっ!」  戦士「ぐあっ!」

僧侶「そ、そんな……」

賢者「も。もうほとんどアイテムも残っていません」

*『……人間共め……もはや微塵も容赦はせぬ……』

真・魔王が現れた!!

真魔王『勇者! お前だけは全力で屠ってやろうぞ!!』

真魔王『出でよ我が眷属たち! 全霊をもってかかれ!!』

真魔王は仲間を呼んだ!
魔物の群れが現れた!
魔物の群れが現れた!
魔物の群れが現れた!
魔物の――

戦士「……う、うそだろ……なんつー数だ……」

賢者「勇者さん。どうしますか。勇者さん」

勇者「……馬鹿な……冒険の書は正しかったというのか……」

僧侶「……。…………皆さん」



298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:26:41.26 ID:VJu+mAcr0
やめて僧侶!だめ!初めて唱えちゃだめ!



300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:27:16.30 ID:O1HNB64zP
やめろぉおおおおおおお!!
駄目だ、それだけは使っちゃいけない!!!



303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:27:52.18 ID:cK6dvDWr0
僧侶「皆さん! 少しの間だけでいいです! 時間を作ってください!」

僧侶「私が後ろの扉の結界を破ります!」

戦士「!」

賢者「確かに、一か八かの逃げに賭けるしか!」

勇者「分かった! 僧侶、頼んだぞ! 残った三人は応戦だ!」

真魔王『おおお……力が……力が溢れてくる……来るがよい!!』

戦士「言われなくてもそのつもりなんだよ!」

戦士の攻撃!
真魔王は剣を受けとめ、その刃を折った!

戦士「なーっ!?」

真魔王『くだらぬ……』

真魔王はかがやく息を吐いた!
真魔王の攻撃! 真魔王の攻撃! 真魔王の攻撃!

戦士「げふっ……バカ……強すぎんだろ……」

戦士は死んでしまった!

勇者「戦士! くそおおっ!!」



308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:29:10.75 ID:G3Ot7kKX0
無茶しやがって…



304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:27:53.84 ID:vtTMDYJi0
やめろぉぉぉぉぉぉ!!!!



312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:31:23.76 ID:cK6dvDWr0
魔物の攻撃! 魔物の攻撃! 魔物の攻撃!

賢者「くっ。とてももちません」

勇者「く、くそっ! 僧侶! まだか!?」

僧侶「まだです……いま……私の持ちうる全ての魔力を注いでいます……」

勇者「必ず開けてくれ! 賢者、僧侶の援護はできないのか!」

賢者「負の魔力に満ちた扉です。聖なる力に長けた僧侶さんの方が適しています」

賢者「そう。僧侶さんの方が――つっ」

勇者「賢者! 待ってろ、いまベホマを」

賢者「いりません。勇者さん。伏せてください」

賢者はメガンテを唱えた!
自己犠牲の爆発が 魔物の群れを一掃した!
賢者は死んでしまった!

真魔王『小癪な真似を!!』

勇者「賢者! 賢者! く、くそ、もう世界樹の葉がない!」

僧侶「勇者さん……け……結界が解けました……」

勇者「!!」



314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:32:34.69 ID:VJu+mAcr0
まさか賢者の方にメガンテフラグが建ってたとは思わなかった



316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:33:42.32 ID:FgE9mIeP0
無茶しやがって・・・



317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:33:47.64 ID:cK6dvDWr0
勇者「よくやった僧侶! ここは一旦引くぞ!」

僧侶「私はいいです……もう、疲れました。……勇者様だけでも……勇者様……」

勇者「ふざけるな! 背負ってでも連れていくからな!」

真魔王『勇者よ。どこへ行く』

真魔王『この魔王の間を、この魔王城を、この世界から逃げられると思ってか?』

勇者「くっ……」

真魔王『絶望せよ。お前の長い旅もここで終わりだ。我が魔力によって滅びるがよい』

勇者「う……くそ……」

勇者(今思えば冒険の書のお陰で、魔王はオレ達が打倒し得る強さに抑えられていたんだ……)

勇者(……やはり冒険の書を消し去ったのは間違いだったのか……?)

勇者(オレは延々とループに飲み込まれていた方が正しかったのか……?)

勇者(平和な日々を得たいなんて……高望みだったのか……?)




真魔王『終わりだ。永遠の眠りにつくがよい』

勇者「あ……――」



319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:34:23.53 ID:31DSclbJ0
うわあああああ



321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:35:14.52 ID:GdL894c/O
早く!それでどうなるんだよ!!!!!



324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:36:50.17 ID:cK6dvDWr0
*「おっ開くぞ! 急げ!!」



魔王の間の扉が開かれた!



勇者「!?」



兵団「「うおおおおおおおっ!!」」

兵士の集団がなだれこんできた!
兵士の集団がなだれこんできた!
兵士の集団がなだれこんできた!

兵士「魔王だ! 勇者殿もいるぞ!」

兵士「魔王を倒せ! 勇者殿をお助けしろ!!」

隊長「勇者殿! ご無事ですか!?」

勇者「こ、この軍勢は……」

隊長「我々は王に派遣された者です!」

隊長「我々のみならず世界各地の兵団が、続々と勇者殿の応援へと駆けつけております!」



331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:38:10.53 ID:FgE9mIeP0
なん・・・だと・・・



333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:38:22.38 ID:niluGEdD0
役割を演じる枷が外れて
軍で攻略できるようになったのか



337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:38:54.57 ID:cK6dvDWr0
勇者「な……なぜ……」

兵士「魔王は、地上に住まう全ての人々の仇敵です!」

隊長「『勇者が魔王を討ち果たす』という伝承など、誰のどんな権限で決め付けられたのでしょうか!」

兵士「勇者殿に丸投げするわけにはいきません! 我々も戦います!!」

戦士「勇者!」

賢者「勇者さん!」

僧侶「勇者様っ!」

勇者「みんな! 生き返ったのか!」

隊長「蘇生や魔力回復などの貴重な道具を、数多く持ち寄りました! 優秀な人材も集結しております!」

隊長「さあ勇者殿! まだ力を振り絞れるなら、我々と共に――」

兵士「ぐあああああああっ!」

隊長「!?」



真魔王『何ゆえ……何ゆえにお前達は、己が使命を見出せるのだ……かくも克明に……』

勇者「魔王っ……!」



346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:41:49.74 ID:cK6dvDWr0
真魔王『余は数多の眷属を従える魔王……万物の魔を統べる唯一……』

真魔王は仲間を呼んだ!

魔物の群れが現れた!
魔物の群れが現れた!
魔物の群れが現れた!

隊長「増援だ! 迎えうてーっ!」

\オオオオオオオーッ/

勇者「オレ達は本命を叩くぞ! 仲間を見失うなよ!」

戦士「おおっ!」

僧侶「はいっ!」

賢者「まずは陣形を固めましょう。いったん補助呪文をかけ直します」

勇者(まさかこんな流れになるとは思わなかったが……これで負ける気がしない!)

真魔王『余は倒れる訳にはいかぬ……余という存在ある限り……』

真魔王はベホマを唱えた! 真魔王の傷が回復した!
真魔王は仲間を呼んだ! 魔物の群れが現れた!
真魔王は仲間を呼んだ! 魔物の群れが現れた!

勇者「それがどうした! みんなこれが最後だ、全力で行くぞっ!」



349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:43:00.85 ID:1NyAh9DoO
熱いぜ



351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:43:10.55 ID:gqhslrT30
そりゃあ普通は魔王だってベホマぐらい使うよな



358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:44:29.66 ID:cK6dvDWr0
真魔王は仲間を呼んだ!
魔物の群れが現れた!
  魔物の攻撃!
  兵士の攻撃!
  兵士の攻撃!
勇者の攻撃!
戦士の攻撃!
真魔王の指先から凍てつく波動がほとばしった!
賢者はバイキルトを唱えた!
僧侶はフバーハを唱えた!
  兵士は倒れた!
  魔物を倒した!
  兵士の攻撃!
真魔王はかがやく息を吐いた!
真魔王の攻撃!
真魔王はイオナズンを唱えた!
勇者はベホマズンを唱えた!
  兵士の攻撃!
  魔物の攻撃!
  魔物を倒した!
賢者は祈りの指輪を使った!
僧侶はスクルトを唱えた!
  魔物の攻撃!
  兵士の攻撃!
真魔王はかがやく息を吐いた!
真魔王はかがやく息を吐いた!
戦士の攻撃! 会心の一撃!
賢者はベホマラーを唱えた!
勇者の攻撃! 会心の一撃! 



371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:49:26.35 ID:cK6dvDWr0
――

真魔王『余は……解せぬ。何もかも……』

戦士の攻撃!
戦士の攻撃!

真魔王『余は……何ゆえここに在るのか……』

賢者は○○を唱えた!
賢者は○○を唱えた!

真魔王『我が魂は……永遠に……不滅……なのか……?』

僧侶は○○を唱えた!
僧侶は○○を唱えた!

勇者「うおおおっ!!」

勇者の攻撃!
会心の一撃!!

真魔王『ぐ……愚問か……ふっ……不思議なものだ……何も……』

真魔王『何も感じぬ……感じられぬ…………』



真魔王を倒した!!



379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:52:08.54 ID:FgE9mIeP0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!



382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:52:33.55 ID:cK6dvDWr0
兵士「む……急に魔物どもの動きが鈍くなったぞ」

兵士「見ろ! 魔王が! 勇者殿が魔王を討ちとったんだ!!」

兵士「勝った! 我々は勝ったんだ!!」

\オオオオオオオーッ/



僧侶「……今度こそ、終わったのですね。私たち……今度こそ本当にやりとげたんですね!」

戦士「っしゃあああ! これで本当に世界が救われたぜ!!」

賢者「生涯使うつもりはなかった自己犠牲呪文を私に使わせるほどの難敵でした」

僧侶「勇者様! 勇者様! ああ……本当によかった……」

戦士「っしゃあああ勇者最高! ってどうした勇者! もっと喜べよ!!」

勇者「……賢者」

賢者「はい」

勇者「魔王は……『冒険の書の亡霊』なんかじゃなかったさ」

勇者「魔王もまた『犠牲者』だったんだ。あんな目には遭ったけど、全てが終わった今となっては……」

勇者「世界中の誰もが喜んでも……オレだけはヤツに同情するよ」



398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:56:13.14 ID:cK6dvDWr0
――

【王の間】

王「勇者よ! よくぞ魔王を倒した!」

王「心から……心から礼を言うぞ! そなたこそ真の勇者じゃ!!」

王「そなたのことは、人々の間で永遠に語り継がれてゆくであろう!!」

王「さて、今宵は盛大な祝賀を開こうぞ! 勇者への褒美もすでに考えておる!」

勇者「恐れながら王様」

王「ぬ?」

勇者「この度の褒賞は、わたしの仲間と、魔王城へ攻め入ったすべての兵士に分け与えください」

勇者「わたしめには僭越ながら、たった一つの望みさえ叶えて下されば結構です」

王「な、なんと。申してみよ」

勇者「はい。一日も早く国を発展させ」

勇者「新たな発見を重ね、学術を深め――世の文明を次なる域へと進めてください」

勇者「それが今におけるわたしの、生涯の望みへと繋がります。どうかなにとぞ、お願いします」

王「なんと無欲な! そなたの望み、しかと聞き入れたぞ! 何か困ったことがあればいつでも申すがよい!」



405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:58:23.52 ID:cK6dvDWr0
――

勇者(そうだ。魔王を倒したことで、また新たな目的ができた)

勇者(『冒険の書』)

勇者(結局不透明のままだ。このままオレの中だけの過去に埋もれるのは気に入らない)

勇者(人に役割を与える? いたずらに時間をループさせる?)

勇者(魔王討伐後に共に過ごした、別の未来の仲間たちはどうなった? 魔王の無念は蚊帳の外か?)

勇者(神のつもりか。もしくは神そのものなのか。どちらが相手でも、このまま収まらせる訳にはいかない)

勇者(必ず)

勇者(その正体を暴いてやる)

勇者(たとえ途方もない年月をかけても――)



戦士「あーっ、見つけた! 勇者ーっ!」

僧侶「勇者様!」

賢者「勇者さん」

勇者「みんなっ? もう祝賀会は始まってるはず……」



410以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 05:00:27.41 ID:cK6dvDWr0
僧侶「私決めました! 一生勇者様についていきます!」

勇者「ええっ」

賢者「まだやることが残っているのでしょう。決して邪魔はいたしません、どうか私もお供を」

勇者「ええっ」

戦士「悪いが俺は、これからお袋を助けにゃならんからついていけねえぜ!」

勇者「ええっ……あ、それでいい。それがいい」

戦士「だが、困ったときはいつでも頼ってくれ! 俺たちは生涯の仲間だぜ!」

勇者「ええっ」  戦士「なんでだよ!」

僧侶「勇者様、会場に戻りましょうっ。みんな待っていますよっ」

賢者「私も賛成です。例えば、何かを大衆に伝えるとするなら、今が好機ではないですか?」

勇者「……そうだなぁ」

勇者「とりあえずしばらくは、念願の平和な世界に落ち着くとしようか」





TRUE END



412以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 05:01:24.51 ID:jKrh7gClO

これで寝れる



413以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 05:01:25.94 ID:hZ4fBaTrO
乙!
五時ジャストに終わったな…



428以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 05:02:30.98 ID:G9bpqUYqO

面白かったわ
贅沢言うなら後日談も



429以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 05:02:41.42 ID:FnbTjZ+u0

こういうのってゾクゾクするよね



433以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 05:02:49.54 ID:cK6dvDWr0
明け方までお付き合い頂きありがとうございました
物足りない方もいるでしょうが、これで完結です
無理していた方は体調不良を起こしませんように。では



438以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 05:03:02.36 ID:Sy9NGQT+O
徹夜して見たぜ乙



440以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 05:03:15.83 ID:1NyAh9DoO
>>1乙
怖かったけど楽しかったぜ



442以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 05:03:34.22 ID:qxE2L5Q50
イヤッホオオオオオイ!

>>1乙
久しぶりに面白いSSに出会えたぜ!



445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 05:03:45.29 ID:vtTMDYJi0
おつ

空が明るい
これが朝チュンか



446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 05:03:45.85 ID:c6y4vdA1O

ものすごい解放感だ



458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 05:07:25.13 ID:EsQuChqi0
いつかおまけで僧侶とか賢者とかとのにゃんにゃん展開を期待してる。



462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 05:09:23.48 ID:0kgukGH+0

最高だったぜ。久しぶりに清々しい気分になれた



466以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 05:11:48.89 ID:ssukZ+Gu0
>>>1乙
初めてこういうのリアルタイムで読んだ。
今までこれ系を朝方まで読むのはアホだと思っていたのにな。読んでて止まらなかったさ。超絶乙‼



469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 05:12:07.77 ID:gbgmqxcN0
お前らどんだけ隠れてたんだよ



473以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 05:17:00.72 ID:7HGxEHt40
おもしろかった
バグったところは戦慄した



481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 05:27:23.80 ID:/eMn7wZUO
久しぶりに一気に読めたSSだった
乙乙
しかしこれは勇者にベタ惚れの賢者と僧侶の3人でパーティーか迸るな



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魔王・勇者SS ドラクエ   コメント:25   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
10014. 名前 : 名無しさん@ニュース2ちゃん◆- 投稿日 : 2011/07/31(日) 01:44 ▼このコメントに返信する
よく出来たいい話だった。気になってたのが、賢者は女の子?
10019. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/07/31(日) 03:20 ▼このコメントに返信する
勇者への慕情っぽいものが垣間見えるシーンや
僧侶ちゃんに嫉妬?してるような描写もあるし女の子じゃないか
そうでなければアッー!!
10020. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/07/31(日) 04:17 ▼このコメントに返信する
賢者は男のが燃える。僧侶が紅一点になるし
しかし良い話だったな、次があったら裏ボスと冒険の書をテーマにお願いしたい
10021. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/07/31(日) 04:43 ▼このコメントに返信する
あー面白かった
10022. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/07/31(日) 04:47 ▼このコメントに返信する
こういう話をつくれる人って無条件に尊敬してしまうなぁ
とても面白かった。乙!
10023. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/07/31(日) 05:24 ▼このコメントに返信する
このSSでも結局平和な世の話はされずじまい。
勇者はループを破った話の中でループし続けるわけだ。
大した皮肉だよ。
10025. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/07/31(日) 05:51 ▼このコメントに返信する
※10023
俺達の見えない世界で仲良くやってんじゃない?
少なくとも作者はその意図で作ってはいないと思うんだが、ひねくれた考え方してんなお前
10028. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/07/31(日) 11:44 ▼このコメントに返信する
またループすんのかとおもってドキドキした
10037. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/07/31(日) 20:08 ▼このコメントに返信する
僧侶ルートはないのか・・・
10040. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/07/31(日) 20:55 ▼このコメントに返信する
俺の中では賢者は超絶イケメンになってる
10045. 名前 : 名無しさん◆- 投稿日 : 2011/07/31(日) 23:18 ▼このコメントに返信する
※10014
最初は男だと思ってたけど女っぽく感じる
10058. 名前 : ゲームの主人公の名前はデフォルトか、顔文字を使うタイプ (;´Д`)y-~~◆- 投稿日 : 2011/08/01(月) 02:53 ▼このコメントに返信する
バグ取り&テストプレイのとかの良くある
作品中のバイトのお話かと思ったらそうでもなかったぜ・・・

しかし、おいらの『 冒 険 の 書  』も
大概、ループしてんなぁ・・・ニートルートで・・・v-29v-26v-239

もう、流石にやっぱ人生とか色々と諦めた☆ヽ(^q^)ノシ♪

v-42v-41v-37v-87v-40v-41v-42v-35v-20v-12v-38
10127. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/08/02(火) 22:41 ▼このコメントに返信する
賢者のループ対策の合い言葉聞いた場面で
『ゆうべはおたのしみでしたね』
ってでも言ったのかと思ったのに
14325. 名前 : あ◆- 投稿日 : 2011/11/12(土) 10:45 ▼このコメントに返信する
おちんちんび~む!
14536. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/11/19(土) 12:23 ▼このコメントに返信する
v-37色付きの文字
18312. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/02/20(月) 00:18 ▼このコメントに返信する
かなり面白かった
19010. 名前 : ...◆- 投稿日 : 2012/03/08(木) 01:14 ▼このコメントに返信する
「なにこれすごい」に尽きる
20011. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/03/31(土) 00:58 ▼このコメントに返信する
賢者女の子だったのか……。てっきり賢者×勇者のアッー!展開だと思ってたのに。
22034. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/05/27(日) 01:10 ▼このコメントに返信する
これ読んでてシュタゲかと思ったw
22754. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/06/16(土) 17:38 ▼このコメントに返信する
なに…勇者は神を見つけないの?
22983. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/06/21(木) 21:46 ▼このコメントに返信する

激しく同意
24190. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/07/21(土) 02:14 ▼このコメントに返信する
賢者可愛い
37915. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2013/08/30(金) 09:49 ▼このコメントに返信する
何度読んでも面白い
不朽の名作。
これ映画化しないかなとか本気で思う。
46638. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2016/01/13(水) 20:34 ▼このコメントに返信する
最高だった
47292. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2016/07/24(日) 16:01 ▼このコメントに返信する
この作者はただ者じゃない。
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