1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/02(日) 01:53:55.14
ID:6rBJKJrQ0
2:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/02(日) 02:00:01.71
ID:6rBJKJrQ0
グラン(15)「ついに!ついにこの時が……!」
エッセル「ん……団長、それからみんな。これから、お世話になります」
グラン「エッセルさんようこそ~!!」ドンドンパフパフ
ビィ「いやぁ、突然グランを試すなんて言い出した時はどうなることかと思ったけど、とりあえずよかったぜ!」
ルリア「十狼雷も出来上がりましたし、これでますます強くなれましたね!」
シェロカルテ「エッセルさんのパワーに更に磨きがかかると聞いたときの団長さんは、まるで鬼のようでしたね~」
ビィ「なんたって十天衆だしな!グランとの戦いで強いのもよく分かったしよ!」
エッセル「ん……照れるね。でも力を貸すと決めたからには、君や君の大切な人を守りたい……そう思っているよ」
グラン「ありがとう! それじゃあ、これからよろしくお願いします!」
◇
甲板物陰
アルルメイヤ(29)「って言うのが先日の話なわけだけど」
メーテラ(25)「へぇ……」チラ
3:
修正 2019/06/02(日) 02:01:20.39
ID:6rBJKJrQ0
グラン(15)「ついに!ついにこの時が……!」
エッセル「ん……団長、それからみんな。これから、お世話になります」
グラン「エッセルさんようこそ~!!」ドンドンパフパフ
ビィ「いやぁ、突然グランを試すなんて言い出した時はどうなることかと思ったけど、とりあえずよかったぜ!」
ルリア「十狼雷も出来上がりましたし、これでますます強くなれましたね!」
ビィ「なんたって十天衆だしな!グランとの戦いで強いのもよく分かったしよ!」
エッセル「ん……照れるね。でも力を貸すと決めたからには、君や君の大切な人を守りたい……そう思っているよ」
グラン「ありがとう! それじゃあ、これからよろしくお願いします!」
◇
甲板物陰
アルルメイヤ(29)「って言うのが先日の話なわけだけど」
メーテラ(25)「へぇ……」チラ
4:
修正 2019/06/02(日) 02:04:21.27
ID:6rBJKJrQ0
グラン「エッセルさん!」
エッセル「ん……」
グラン「いろいろ大変だったけど、最終上限解放おめでとう!!」ドンドンパフパフ
エッセル「ん……ごめん。それと、ありがとう、団長。迷惑かけたみたいだし、埋め合わせはこれからしていくつもりだから」
シェロカルテ「エッセルさんのパワーに更に磨きがかかると聞いたときの団長さんは、まるで鬼のようでしたね~」
ビィ「いやぁ、突然十狼雷に操られたなんて聞いた時はどうなることかと思ったけど、とりあえずよかったぜ!」
ルリア「武器集めも結構大変でしたけど、これでますます強くなれましたね!」
エッセル「説明ありがとう」
ビィ「それになんたって十天衆だしな! ブレイクした暁には魔物もズンバラリンだぜ!」
シェロカルテ「剣士ではないんですけどね~」
グラン「武器集めでもこれからもっとお世話になると思うし、よろしくお願いしますエッセルさん!」
エッセル「団長……星屑の街の子たちのこともそうだし、こちらこそお世話になりっぱなしだね。ん……その、よろしく」
5:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/02(日) 02:07:31.65
ID:6rBJKJrQ0
◇
メーテラ「ってことがあってね」
マギサ(??)「そういえば最近はずっと例の銃にご執心だったものね。おかげで周期が乱れちゃったわ」
ゼタ(21)「そうだったんですか? 何か取り憑かれたみたいに『ジュウロウライガー』って強化しててちょっとキモかったんだけど」
ベア(21)「こら! それに団長が武器に取り憑かれてるのはいつものことだろ?(ジュウロウライガーって何だろ……ヒーローか?)」
ゼタ「そのフォローもどうなのよ……。あ、この子(新たな生贄として連れてきた)ベアです。ベアトリクス」
ナルメア(24)「ベアちゃんよろしくね!」
ベア「あ、はい! この集まりが何なのかは知らされてないんだけど……」
シルヴァ(27)「あの銃は遠目から見ても確かにとてつもない代物だったのだが、まさかエッセルさんのために作っていたとは……」
ナルメア「はっ、これもしかして新たなライバル出現!? 噂だと団長ちゃんは『一番最初はエッセルさんに決めてた』らしいの!」
メーテラ「何が? 童貞卒業?」
ベア「ふあっ!?」
ゼタ「アホですか……。どう考えても違うでしょ」
メーテラ「言いたかっただーけ☆」
ベア「(何だこの集まり!?)」
マギサ「迎え入れでしょうね。十天衆は武器に釣られてやってくるらしいわ」
アルル「言い方……。しかしライバルという話だと以前のゼタと同じというオチではないのかい?」
ナルメア「ううん、今回こそホントだと思うの! 団長ちゃんが名前を言及した頻度も約4割増と段違いだったし!」
アルル「彼に対する身辺チェックが凄まじい」
6:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/02(日) 02:13:12.84
ID:6rBJKJrQ0
ゼタ「でも結局、前回もナルメアさんが聞いてみたら団長は顔真っ赤にして『ち、違うよ!!』って否定してたじゃないですか、あの疑惑」
ベア「ああ、団長→ゼタの話かぁ。あれどこから出たんだろーって疑問に思ってたんだ」
ゼタ「周りはどうでもいいでしょうけど言われた側のことも考えて下さいよ。それに全然意識してないからってあんなに必死に否定しなくてもねぇ……」ウンウン
アルル「(ベアトリクスはともかく、ゼタも結構自分のことに対してはアレだね)」
ゼタ「まったく……ちょっと傷ついたんですから」
ナルメア「ご、ごめんね」グスッ
ゼタ「え? いやまぁそんな怒ってはないですよ」
シルヴァ「そういえば、エッセルさんは姉力(?)も凄いとヘルエスが言っていたな。ナルメアの数百倍、とか……」
ナルメア「うぐっ……。悔しいけど、そうなの……ヘルエスさんが言ってたからには間違いないと思う……」
マギサ「(舎弟か何かなのかしら)」
メーテラ「そういえばヘルエスいないの? あとフォルテも」
アルル「今回は別の用事で欠席とのことだ。何でも前回の提案に関することらしいけど」
ナルメア「というわけで、私がヘルエスさんフォルテちゃんから議長代理を仰せつかってます!」
メーテラ「不安ね」
ナルメア「えっ!?」
ゼタ「不安ですね」
ナルメア「ええっ!?」クルッ
ベア「無言で私に同意を求めるなよ!」
シルヴァ「まぁ……うん」
アルル「制御はしやすいのが救いだよ……」
ナルメア「そんなー(´・ω・`)」
マギサ「(やっぱり舎弟か小間使いなのかしら……)」
7:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/02(日) 02:19:52.71
ID:6rBJKJrQ0
ナルメア「もうっ! じゃあ第三回の会議、始めます!」プンプン
メーテラ「あいあい。で、議長サン。議題は?」
ナルメア「んーと、特に何か言われてるわけじゃないし、エッセルさんのことでいいんじゃないかな?」
アルル「井戸端会議か何かかいこれは」
ベア「……違うのか!?」
ゼタ「エッセルさん、団に加わって以来、結構な頻度で戦ってますよねー。アタシたちは常に団にいるわけじゃないんですけど」
メーテラ「火パだと出ずっぱりねぇ」
マギサ「見ない日がないくらい。嫉妬しちゃうわ」ズズ...
シルヴァ「確かにうちでも見るな」
アルル「土でもそうだね」
ナルメア「別属性どころか不利属性も……? これもしかして、ホントに団長ちゃんの推しメンなの……!?」ガーン
ベア「優先して鍛えてるとかじゃないのか? 加わったばっかだし連携の練習とか」
メーテラ「アタシたちはそんなのやった記憶あんま無いし。前ならクソザコ連れてスライム爆破してたけどねぇ」
ベア「爆破???」
シルヴァ「属性の有利差は大きなものだ。それにもかかわらず連れていくというのは大きな理由があって然るべきだが……」
ゼタ「エッセルさんは特別味方の支援に長けているタイプでもないし、どっちかって言うと本人が引っ張っていく方ですよね」
ナルメア「はっ――! や、やっぱり団長ちゃんは……っ! そんなに十天衆がいいの……!?」ガクッ
シルヴァ「うーん、十天衆……十天衆かぁ……」
アルル「二人とも、例のコンプレックスがまた……」
ベア「あの、ところでエッセル――というか十天衆のこと、あたし詳しく知らないんだけどさ」
マギサ「十天衆とは†極めて強力な能力を持ち、世界観的にも格別の地位にある10人のSSRキャラたち、それが十天衆よ」
メーテラ「サンキューwiki団員。要するにめっちゃ強い十人組ね」
ベア「世界観? SSRキャラ?」
ゼタ「アンタ、組織でもこれくらいは教えてもらうでしょ。イルザさんここにいなくてよかったね」
ベア「イルザさんまでこの妙な集まりのメンバーなのか……」
8:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/02(日) 02:24:00.07
ID:6rBJKJrQ0
シルヴァ「しかし――さっき『一番最初はエッセルさんに決めていた』と言っていたな。まさか、その次がソーンだったりするのだろうか……」ワナワナ
メーテラ「あー例の。団長ってば年上好きだし筆頭かもねぇ」
シルヴァ「やはり……。あんなことがあった上に団長までソーンに取られてしまうと私は……狙撃手として……むしろ女として……」ブツブツ
アルル「こら、メーテラ。こういう類いの独り言は、寝言と同じで受け答えしてはいけないんだ」
メーテラ「や、何か面白くてさ?」
ナルメア「あの人がきてしまったら……私が団長ちゃんの役に立ててることの一つの剣の修業とかも……」グスッ
メーテラ「まあ十天衆だからねえ。そういう役割はお役御免かもね」
ナルメア「オアア!!」ボロボロ
アルル「こらっ!」
メーテラ「テヘペロ♪」
ゼタ「この人はほんと……」
マギサ「ほら二人とも。まだ来ると決まったわけじゃないし、あの団長さんがそれくらいであなた達を見捨てたりなんかしないわよ」
ナルメア「ふぇぇ……」
ベア「そ、そうだぞ! 団長はそんな奴じゃない!」
マギサ「だからこそあなた達も好きになったんでしょう? そんなことで見限ってちゃ団長さんにも失礼よ?」
シルヴァ「……あ、ああ。確かにそれはその通りだ」
ナルメア「グスッ……そうだよねっ! お姉さんなりに頑張ってたら前にもちゃんとありがとうって言ってくれたもん! 団長ちゃん!」
マギサ「そうそう」ニコニコ
ゼタ「おお……励ましが凄い」
メーテラ「何か、哀れね」
アルル「こら」
メーテラ「喪女の女子会じみてて」
アルル「こら!!」
9:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/02(日) 02:30:30.74
ID:6rBJKJrQ0
◇
ゼタ「さて。落ち着いたところで、ですけど」
メーテラ「何だかんだ結構ノリいいじゃんアンタ」
ゼタ「さっさと終わらせたいだけです」
ナルメア「やっぱりエッセルさんのこと……団長ちゃんは好きなのかな……」ボソッ
シルヴァ「何でもかんでも恋愛方面で捉えるのもアレだがな……(それに自爆しかねん)」
マギサ「でも、戦闘面での利点は特にないんでしょう? それ以外の理由ってあるのかしら……」
ナルメア「好きな子とは……いつも一緒にいたい……とか……」ズーン
ゼタ「自分で言っといて落ち込まないで下さいよ……」
ベア「他に何か団長達は言ってなかったのか?」
メーテラ「武器集めでも世話になるとか、ブレイクしたらズンバラリンとか」
アルル「……エッセルがいることで武器が手に入りやすくなるとかかな?」
シルヴァ「それはまた宗教じみた……。それに武器集めなんていつものことなんじゃないか?」
アルル「いつものことだからこそエッセル本人にだけ言うのはおかしい。それに武器のためならば属性を選ばないのも説明がつく」
マギサ「確かに……火以外は控えなのもそういうことなのかしら」
メーテラ「説明がつくだけでしょ。見つけやすくするなんてそれこそ運命を変えるとかアンタ達以上の力じゃん」
ナルメア「でも団長ちゃん、毎日武器集め大変そうだし……もしかしたらお守りみたいな感じでそれにもすがりたいくらいなのかな……」
ゼタ「たまたまエッセルさんがいる時に運良く武器が何度も見つかって、それで……とかですかね?」
マギサ「せめてもの験担ぎ……ということかしら」
シルヴァ「……なるほど。ではこれからの課題は団長のメンタルケアということになるな」
メーテラ「古戦場とか特にカリカリしてるもんねー。獣みたいに盛ってるし。てかベルセルクだし」
マギサ「(獣みたいな団長……)」ムラッ
ナルメア「メンタルケアならお姉さんに任せて! ベルセルクな団長ちゃんでも受けとめられるから! ていうか受けとめたいから!」ハァハァ
アルル「ここぞとばかりにだね」
ゼタ「性欲を隠そうとしなさいよ……」
ナルメア「性欲じゃないよ!お世話欲だよ!」
ゼタ「あーはいはい」
10:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/02(日) 02:37:22.64
ID:6rBJKJrQ0
マギサ「まあ、団長さんは団員を足蹴にはしないだろうし……ある意味適任ではあるわね」
シルヴァ「とりあえず当面は団長にやんわりと『運は変えられない』ということを教えねばな。エッセルさんも大変だろうし」
ナルメア「じゃあ、次回までの目標は団長ちゃんのメンタルケアで!」
ゼタ「ま、団長に頼まれると断れなさそうですしねーエッセルさんも」
ベア「……なあ、ちょっといいか?」スッ
ナルメア「はいどーぞベアちゃん!」
メーテラ「ここにきてようやく議長らしいわね」
ベア「何でみんなエッセルのこと『さん』付けするんだ? 団長達と同い年くらいなのに」
シルヴァ「……え?」
ゼタ「……ベア、それマジ?」
ナルメア「エッセルさん、ちゃんっていくつなの!?」
ベア「前に話した時に17歳って言ってたぞ?」
アルル「正確な年齢ではないようだけどね」
メーテラ「知ってたの?」
シルヴァ「だがあれでククルより年下……クラリスたちと同い年くらいなのか。いろいろと凄いな」
マギサ「10代なのにあの落ち着きよう、それにメイクとかもだけど……強さ含めて十天衆っていろいろと変わってるのね」
メーテラ「いいお尻してるしね」
ゼタ「はぇー……ずっと敬語で話してたわ。めちゃくちゃ強いしさ」
ベア「ハロウィンで子ども達と遊んでる時に聞いたんだよ。てか、火パだからもう知ってると思ってた」
ゼタ「あの人あんまり話さないからねー。依頼や戦闘の時とか特に」
ナルメア「あ! じゃあ今度の会議はゲストにエッセルちゃん呼ぼうか!」
アルル「年下と分かると意欲が数倍になるの分かりやすいね」
マギサ「歓迎会自体はいつも通りあったわけだけど、この会で自主的にってことかしら。いいわね」
メーテラ「さんせー。いろいろ気になることもあるし」
ベア「え、歓迎会なんてあるのか! 羨ましいな!」
ゼタ「アタシら結局正式に団員ってわけじゃないからねー」
11:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/02(日) 02:42:12.00
ID:6rBJKJrQ0
シルヴァ「そうだな、メンバーがメンバーなのだし、一度会議の場を宴会に映すのもアリなのかもしれない」
マギサ「そうね、基本お酒は飲める年齢なのだし……フォロー役で団長さんも呼びたいわ。フォロー役でね?(重要)」
ゼタ「地獄絵図じゃないですかそれ」
アルル「うーん、お酒バフ付きのフルメンバー VS 団長という高難度マルチ初見プレイは流石に可哀想な気もするが……」
ベア「……? そうか? すっごい楽しそうな気もするけどな!」
ゼタ「今日は(議論バフ用員の)ヘルエスさんとかいなくて6割くらいしか力出てないから……」
ナルメア「団長ちゃんがお酒飲めるようになったら……お世話したいなぁ」
メーテラ「あんた結局そればっかじゃないの」
シルヴァ(30)(予定)「団長が飲める年齢に、か……」
メーテラ(28)「……」
マギサ(??)「あら……」
ナルメア(27)「酔いつぶれて体重を預けちゃってうっかり足がもつれてお姉さんにのしかかっちゃう団長ちゃん……っ!」
ゼタ(24)「……」
ベア(24)「……?」
アルル(32)「……うん、この話題終わりにしようか」
マギサ「こうなってからはあまり意識してないけど、3年って結構な歳月だものね……」
シルヴァ「私も家に変える度におかみさんの目が……」
メーテラ「年齢(ことわり)の超越したい」
マギサ「ウフフ……あまりおすすめはできないわよ?」
メーテラ「やだやだ! したいったらしたーい!」
ゼタ「きっつ……」
メーテラ「あ?」
ゼタ「いです」
ベア「いや駄目だろ」
アルル「頼むからよう児退行はしないでくれ」
ナルメア「よう児!?」
シルヴァ「(くっ、3年以内にはものにすべきなのか……)」
12:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/02(日) 02:46:23.21
ID:6rBJKJrQ0
◇
ナルメア「というわけで今回はそんな感じでした!」
ゼタ「え? 何でしたっけ」
マギサ「団長さんのメンタルケアかしら。毎回議題も何もなく今後の方針が決まってるけど……」
ナルメア「あと次回はエッセルちゃんも参加ね! 姉力のことも聞きたいし!」
ゼタ「あのー、欠席って」
メーテラ「イルザが許すならいいんじゃない?」
ゼタ「……あ゛ー!!」
シルヴァ「姉力か……。姉……年上……包容力……大人の余裕……うーん……」
ベア「(エッセルにはその時に船から降りておくよう言っておこう……)」
メーテラ「んー……でもあんまり人数増やしてもグダグダになっちゃうし、別にいいんじゃない? 呼ばなくても」
アルル「そうだね。いいアイディアは会議室では生まれないとも言うし、今の人数くらいがリラックスできてちょうどいいよ」
マギサ「あら、リラックスできてるの」
アルル「できていると言いたいなぁ……(遠い目)」
ナルメア「あと次回はちゃんとヘルエスさんがいるはずだから、もうちょっとまとまりがある議論になると思うの」
ゼタ「ひどい議論なりにね?」
ベア「まとまった上でバフがかかるのか……」
ナルメア「ごめんね? こんな情けない議長代理でごめんね……?」グスグス
ベア「えっ? あ、あたしのせいか!?」
マギサ「あらあら……今日は一層ナルメアの方にケアが必要みたいね」
メーテラ「あーもうめんどくさ」
シルヴァ「無視し切れない年の差……身重での旅……世間体……ショタコン呼ばわり……うーん……」
ゼタ「解散ー!!」
アルル「やはり会議のある日はよく眠れそうだよ」
13:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/02(日) 02:51:02.91
ID:6rBJKJrQ0
――――――――――――――
同時刻
グランサイファー内 貨物仮置場
ヘルエス「さて」
フォルテ「うむ」
ヘルエス「今日から搬入物の検閲の任を任されているわけですが――セルエル! ノイシュ!」
ノイシュ「は! しかしお言葉ですがヘルエス様。これまで搬入については問題なく行われていたのですし、今更というのも……」
セルエル「ノイシュ」
ノイシュ「す、すみません」
セルエル「いえ、そうではなく。どうせこれは姉上のいつもの発作ですから、放っておけば治ります」
ヘルエス「あら、随分な言い様ですね。それにこれはグランサイファーのPTAにおける決定です。民意は捨て置くべきではないということも母国で学んだはずですよ」
ノイシュ「グランサイファーにおける民意とは……」
セルエル「まあ、PTAという名の公安監視団体なわけですが」
ヘルエス「それに私を軽んじるのは結構ですが、この議決を軽んじることはその場にいたフォルテ殿を始めとした団員をも貶めることになるのではないのですか?」フフン
フォルテ「まあ、そうなるな」
セルエル「それは――まあ、その通りですが」
ノイシュ「(セルエル様……相変わらず理論武装に弱いのですね……)」シミジミ
セルエル「ノイシュ……そのような目で私を見ないで下さい」
14:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/02(日) 03:00:48.49
ID:6rBJKJrQ0
ヘルエス「分かっていただけたならば結構です」
フォルテ「ああ。前置きが長くなったが始めようか。何、後世に語り継がれるような良制度も初めは悪法だと罵られるのが世の常だ」スッ
ヘルエス「ええ、全くもってその通り」ペラ
セルエル「全くもって分かっていませんが……仕方ありませんね」ペラ
ノイシュ「はい――うわっ……話には聞いていましたがこのような婦女を凌辱する絵巻物が流通しているとは……」ペラ
フォルテ「……むっ、これは規制対象だ! 腹ボコなど乱暴に過ぎる!」ペラペラペラ
ヘルエス「寝取られですか。ふむ――政略的な意味ではよくある話ではありますが、我が団には必要ない概念ですね。規制」ペラ
ノイシュ「(線引きがどこからセーフなのかが分からない……)」ペラ
セルエル「ふむ」
ヘルエス「おや、手が止まっていますよ。どうしました、セルエル。規制」ペラ
セルエル「いえ、姉上。私どもはどうもこの手の知識に疎いようで――マニュアルがないことには今後全く作業が出来ません。お手上げです」ニヤ
ノイシュ「(おお……流石です、セルエル様!)」
フォルテ「何だそんなことか。それならば――おい、先生!」
ノイシュ「先生……?」
ルナール「イケメン騎士に性教育できると聞いてッ!!」バンッ
ノイシュ「ルナール殿!? これは……」
ヘルエス「その道のプロフェッショナルということで、ルナール殿をお呼びしました。何とも心強いでしょう?」
セルエル「……やられましたね」
フォルテ「これを見越しての協力依頼だったとは……姉とは常に弟の一歩先を行くものなのだな」ウンウン
ヘルエス「では――二人は今日のところは別室でお勉強ということで」ニコリ
ルナール「ぐへへ……」
――――――――――――――
クラリス「こっち! こっちです!!」
???「確かに――秩序の乱れを感じますね……」
つづく
20:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/02(日) 03:44:00.49
ID:6rBJKJrQ0
あ、追記なのですが一年前のキャラとか基準に下書き書いてたので最近のキャラおりません……済まぬ
次回以降ということでお願いし申す
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1559408034/
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