1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 17:22:14.44 ID:
CXeV9jwN0~シェリルとランカの合同ライブ後~
シェリル「今日のライブも大盛況だったわね、ランカちゃん!」
ランカ「はいっ、シェリルさん!」
シェリル「大盛況すぎて死人が出ちゃったかしら?」フフン
ランカ「あっ、そういえば興奮しすぎて倒れちゃったってお客さんはいたらしいですよ」
シェリル「えっ!?」
ランカ「まぁ、最近のシェリルさんの歌はますます磨きがかかってますし、興奮しちゃうのもわかりますけどね~」
シェリル「まさか・・・、私の『能力』が・・・?」ボソッ
ランカ「えっ?能力??」
シェリル「・・・!? い、今の聞いちゃった・・・?」
ランカ「え・・・?あ、はい」
シェリル「(なんてことなの・・・。ランカちゃんまで巻き込むことになるなんて・・・)」
シェリル「忘れて、って言っても無理よね・・・?」
ランカ「その能力がお客さんが倒れたことに関係してるんですか?」
シェリル「わかったわ。そんなに知りたいなら教えてあげる・・・。でも、『後戻り』はできないから・・・。覚悟しなさい」
3:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 17:30:13.71 ID:
CXeV9jwN0ランカ「い、一体どういうことなんですか・・・?」
シェリル「V型感染症が治ってから、私の中の『もう一人の人格』が目覚め始めたわ」
ランカ「もう一人の・・・、シェリルさん・・・?」
シェリル「私も抑えようとはしているんだけど・・・」
シェリル「たまに出ちゃうのよ・・・。左手が疼くの」
ランカ「も、もう一人のシェリルさんが出るとどうなるんですか!?」
シェリル「大丈夫よ。今は抑えてあるから・・・」
シェリル「ただ、100%解放されれば銀河が2、3個消し飛ぶわ」
ランカ「えぇ~!!!」
シェリル「しっ!大きな声を出しちゃ駄目」バッ
ランカ「むぐぐ・・・」
シェリル「今も組織のヤツらがマークしているわ」ヒソッ
ランカ「(そ、組織!?)」
シェリル「誰にもこの事は言っちゃ駄目だからね・・・?わかった?」
ランカ「(ど、どうしよう・・・。シェリルさんが狙われてる・・・?)」
4:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 17:35:49.52 ID:
CXeV9jwN0~次の日 駅前~
アルト「・・・・・」イライラ
アルト「(遅いなぁ・・・。シェリルのヤツ・・・)」
アルト「(自分から遊びに誘っておいて、もう1時間も待ち合わせ過ぎてるぞ・・・)」
アルト「ったく・・・・」
シェリル「アルト~!ここよぉ~」
アルト「・・・! やっと来やがった!!」
シェリル「どうしたの?機嫌悪そうだけど」
アルト「悪いに決まってるだろ!時計見てみろよ、時計!!」
シェリル「時計・・・・?」チラッ
シェリル「こ・・・、これは!?」
アルト「ったく、1時間も遅れてなぁ、『ごめんね』の一言も・・・」
シェリル「『時が加速している』わ!!」
アルト「あ?」
5:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 17:45:19.10 ID:
CXeV9jwN0シェリル「気を付けて!どこかに時間操作系の能力者がいるわ!!」
アルト「な、何言ってるんだお前・・・」
シェリル「(能力を持たないアルトにはわからないか・・・)」
シェリル「・・・・・」キョロキョロ
シェリル「どうやら、能力の影響はもうないみたいね・・・」
アルト「おいおい、大丈夫か?」
シェリル「フゥー」
アルト「・・・?」
シェリル「まったく・・・、アルトは何も知らなくて気楽ね」ヤレヤレ
アルト「はぁ!?遅れてきたくせに何だその台詞は!?」
シェリル「はいはい、ごめんね~あるとぉ~」
アルト「ったく・・・、とりあえずファミレスにでも行かないか?待ちくたびれたよ」
シェリル「そうね、昼時には人が集まるし・・・」
7:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 17:47:26.73 ID:r41S/iAAO
やべえかわいい9:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 17:53:27.16 ID:
CXeV9jwN0~ファミレス~
シェリル「・・・・」キョロキョロ
アルト「おいおい、何キョロキョロしてるんだよ」
シェリル「もしかしたら、さっきのヤツが・・・」
アルト「まだ言ってるのかよ・・・」
店員「ではご注文がお決まりになりましたらお呼びください」
アルト「どうも」
シェリル「(メニュー、メニュー・・・)」スッ
シェリル「あっ!」ツルッ
バサバサッ
アルト「あーあ・・・、豪快にメニュー落としたな」
シェリル「うっ!!」
アルト「!?」
シェリル「ひ、左腕が勝手に!!」
11:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 18:01:04.32 ID:
CXeV9jwN0アルト「だ、大丈夫か・・・?」
シェリル「近づかないで!!」
アルト「・・・・!?」ビクッ
シェリル「クッ・・・!静まれ・・・!私の左腕よ・・・・!」プルプル
アルト「と、とりあえずメニュー拾っておくな・・・」ササッ
シェリル「ふぅ・・・。なんとかなったわ」
アルト「そうか、良かったな」
シェリル「もし能力が暴走して、アルトに襲い掛かったらどうしようかと思った」
アルト「そいつは困るな」
シェリル「もし・・・、私の力が抑えきれなくなったら・・・」
アルト「ん?」
シェリル「アルト・・・。あなたが私を殺してね?」
アルト「あぁ、任せとけ」
シェリル「ふふっ・・・。ありがとうアルト・・・・」
アルト「あぁ」
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 18:04:34.96 ID:2ax+hRbf0
アルト引いてないか10:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 17:59:29.02 ID:fxpE93Tp0
これは後で思い返したら死ねる13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 18:09:40.98 ID:
CXeV9jwN0~同日 同時刻 喫茶店~
ブレラ「・・・・」チリンチリン
店員「いらっしゃいませー」
ブレラ「待ち合わせなんだが・・・」
ランカ「あっ!こっちだよ、お兄ちゃん!」
ブレラ「待ったか?」
ランカ「ううん。私こそ急に誘ってごめんね」
ブレラ「相談したいことがあると言っていたが・・・」
ランカ「そうなの。ギャラクシーにいたお兄ちゃんならわかると思って」
ブレラ「フッ・・・(悪いな、オズマ)」
ブレラ「で、相談の内容は?」
ランカ「誰にも話しちゃ駄目だよ?」ヒソヒソ
ブレラ「ランカとの約束は守る」ヒソヒソ
ランカ「シェリルさんのことなんだけど、能力を解放すると銀河が2、3個消し飛んじゃうんだって」
ブレラ「?」
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 18:22:11.14 ID:
CXeV9jwN0ランカ「シェリルさん・・・、V型感染症が治ってから『もう一人の人格』に悩まされてるんだって」
ブレラ「・・・・」
ランカ「そ、それでね!もしこの事が組織にバレたらシェリルさんが・・・・」ウルウル
ブレラ「ちょっと待て。それはシェリル自身の発言なのか?」
ランカ「うん・・・。昨日ね、シェリルさんとのライブで興奮しすぎたお客さんが倒れちゃったんだぁ」
ランカ「それが自分の能力のせい、って・・・・」
ブレラ「具体的にその『能力』とはなんなんだ?」
ランカ「えっ・・とぉ・・・。解放されると銀河が2、3個吹き飛ぶの」
ランカ「・・・そ、そんなことになったら大変だよね!?」
ブレラ「まぁな・・・」
ランカ「お兄ちゃん、この『能力』について何か知らない?」
ブレラ「何故・・・、そんなことを知りたい・・・?」
ランカ「だ、だって・・・。シェリルさんのこと心配だし・・・///」
ブレラ「まぁ・・・、知らないこともないが・・・・」
ランカ「ほ、本当!?」
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 18:30:46.15 ID:
CXeV9jwN0ブレラ「ランカはもうこの件には関わらない方がいい」
ランカ「えっ・・・?どうして・・・?」
ブレラ「関わってはいけない」
ランカ「そ、それじゃあ説明になってないよ!」
ランカ「もしシェリルさんに何かあるのなら助けてあげたいし・・・・」
ブレラ「ランカには解決できないことだ・・・」
ランカ「で、でも!!」
ブレラ「安心しろ、シェリルの身体的な問題ではない」
ランカ「どういうこと?」
ブレラ「・・・とにかく、心配する必要はない。もし何かあれば俺が何とかしてやる」
ランカ「お兄ちゃん・・・」
ランカ「(もしかしたら、私に心配かけないように気遣ってくれて・・・?)」
ランカ「お兄ちゃん!」
ブレラ「ん・・・?」
ランカ「ありがとう。優しいんだね、お兄ちゃんって」
18:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 18:43:11.88 ID:
CXeV9jwN0~次の日 学校~
アルト「ふぅ・・・・・」ドヨーン
ナナセ「どうしたんですか?早乙女君。元気無いみたい・・・」
アルト「いや、ちょっと昨日な・・・」
ナナセ「何かあったんですか?」
アルト「シェリルと出掛けたんだけどさ・・・」
ナナセ「えぇっ!?」
アルト「な、なんだよ」
ナナセ「早乙女君にはランカさんがいるのに~!!」バッ
アルト「ま、まぁ・・・、それはそれ、これはこれってことで・・・・」
アルト「なんか、シェリルの様子がおかしかったんだよ」
ナナセ「おかしい、ってどういう風に?」
アルト「能力がどうとか・・・」
ナナセ「う~ん・・・?今度ゲームの声優さんでもやるのでは?」
アルト「・・・・ランカなら何か知ってるかもな」
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 18:52:00.78 ID:
CXeV9jwN0ランカ「おはよ~」
ナナセ「あっ、ランカさん」
ランカ「おはよ、ナナちゃん」
アルト「ランカ、ちょっと訊きたいことがあるんだが・・・」
ランカ「ん?なぁに?アルトくん」
アルト「シェリルの能力について何か知ってるか?」
ランカ「えっ!?」
ナナセ「知ってるんですか?」
ランカ「あっ!えっとぉ・・・、何も知らないよ!あはは・・・・」アセアセ
アルト「(この反応・・・、何か知ってる・・・・)」
アルト「なぁ、教えてくれよ」ズイッ
ランカ「あ、アルトくんでも駄目だよ!誰にも言うなって言われたもん!」
アルト「ほ~ぅ。誰にも言うなって言われたのかぁ~・・・」
ランカ「あっ!!(しまったぁ・・・)」」
21:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 19:02:39.61 ID:
CXeV9jwN0アルト「なぁ、いいだろ?俺たち3人の仲だろ?教えてくれよ!」
ランカ「言わない言わない!ぜ~ったいに!言わないっ!!」
アルト「仕方ない・・・・」
アルト「おい、ナナセ」
ナナセ「はい?」
アルト「ランカを羽交い絞めにしろ」
ランカ「えぇっ!?」
ナナセ「い、いいんですか・・・?(ランカさんを羽交い絞め・・・・ハァハァ・・・・)」ジトー
ランカ「ナナちゃん・・・?目が怖いよ・・・?」
アルト「思い切り抑えとけ」
ナナセ「す、すみません!ランカさん!」ガシィッ
ランカ「きゃあっ!!」
アルト「よし・・・。動きを封じたところで・・・・やるか」
ランカ「あ、アルトくん、なにをするの!?」
アルト「こちょこちょ」
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 19:14:34.46 ID:
CXeV9jwN0こちょこちょ
ランカ「あひゃひゃっ!ひゃめてぇ!あうとくぅん!!」ジタバタ
アルト「おらっ!言う気になったか!?」コチョコチョ
ナナセ「スーハースーハー(ランカさんの匂い・・・)」
ランカ「じぇ、じぇったいに、ふひゃっ!ひひ、ひわないぃいぃx!」ジタバタ
アルト「ふふふ、それならさらに・・・・」
やめなさい!!
アルト「!?」
ランカ「こ、この声は・・・・!」
シェリル「・・・あなた達、何やってるの!?」
ランカ「しぇ、シェリルさぁん・・・・」ウルウル
アルト「いや、あの・・・、これはだな・・・」
シェリル「2人とも・・・、今すぐ私の視界から消え去ることね・・・。さもないと後悔することになるわ」スッ
ナナセ「(額に手を当てて、カッコイイポーズ付けてる・・・・)」
27:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 19:26:05.77 ID:
CXeV9jwN0アルト「ち、違う!誤解だ!」
シェリル「私にはランカちゃんを襲ってるようにしか見えないわ」
アルト「くっ・・・、ナナセ!行くぞ!」ダッ
ナナセ「(もうちょっと堪能したかったのに・・・)」ダッ
ランカ「シェリルさん、ありがとうございます!」ペコリ
シェリル「いいのよ、ランカちゃんも私の秘密を言わないでくれたんでしょ?」
ランカ「は、はい!(お兄ちゃんには言っちゃったけど・・・)」
シェリル「うっ!」
ランカ「!? どうしたんですか!?シェリルさん!」
シェリル「何でもないわ・・・。左手が・・・疼いただけ・・・」
ランカ「(やっぱり、シェリルさん病気なんだ・・・。凄い苦しそうだし・・・)」
ランカ「保健室行きましょう、シェリルさん!」
シェリル「ふふっ・・・、現代医学で治せたら苦労はしないわ・・・」
ランカ「そ、そんなぁ・・・・」ウルウル
シェリル「もしかしたら限界(リミット)が近いのかも・・・」
28:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 19:27:35.17 ID:y1DqlLcg0
シェリルの脳内再生率が半端ねえwwwwwww
31:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 19:43:10.13 ID:meZhpdLO0
まぁでも本編でも厨二病を若干患ってる感じはあったよな
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 18:50:16.44 ID:n/Hq6a8R0
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 19:34:25.94 ID:
CXeV9jwN0~廊下~
ナナセ「ビックリしましたね・・・」
アルト「どうだった?」
ナナセ「え?」
アルト「シェリルの様子だよ」
ナナセ「う・・・う~ん?確かにカッコ付けたポーズしてましたけど・・・」
ナナセ「アイドルの方は皆あんな感じなんじゃないですか?」
アルト「くっそ~・・・、そうじゃないんだよ!なんて言ったらいいか・・・」
「中二病・・・」
アルト「!?」バッ
ブレラ「あれは邪気眼系の中二病だ・・・」
ナナセ「えっと・・・?ブレラさん?」
アルト「ブレラ!?なんで学校に来てるんだよ!?」
ブレラ「お前には教えておくべきだと思ってな」
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 19:46:11.39 ID:
CXeV9jwN0アルト「中二病・・・?それがシェリルの病気なのか?」
ブレラ「病気・・・という程ではないが、拗らせると面倒な点は似ている」
ナナセ「ど、どういう病気なんですか?」
ブレラ「不思議な力に憧れ、自分には隠された力があると思い込み、そういった設定のキャラ作りをしている。別名、妄想系。(wikipediaより)」
アルト「・・・・?」
ブレラ「今回の場合、妄想に収まらず現実にまで出てきてしまっている」
ナナセ「よ、要するに、『理想の自分』が能力を持っていて・・・」
アルト「それを現実とごっちゃにしているってことか!?」
ブレラ「まぁ、そんなところだ・・・」
アルト「な、なんで急に・・・・」
ブレラ「環境の変化等で精神状態が不安定なのかもしれないな」
ブレラ「もしくは『バジュラに対して自分の歌が有効だった』という他の人間にないという現象を経験したせいかもしれない」
ブレラ「他には・・・・うん?」ピピッ
アルト「ど、どうした?」
ブレラ「いま、シェリルの設定に更新があった」
36:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 19:59:22.62 ID:
CXeV9jwN0アルト「設定・・・?」
ブレラ「シェリルの設定を分析したのだが・・・」
ブレラ「今さっき更新があった」
ナナセ「更新って、どういうことですか?」
ブレラ「厨二病の設定は想い付くたびに変わる」
アルト「おい!そのシェリルの設定、教えてくれよ!」
ブレラ「今現在の設定は・・・・」
ブレラ「“銀河の妖精”シェリル・ノーム
生年月日は不明。(諸説は多々ある) 見た目は17歳。ギャラクシー出身。
両親は幼い時に暗殺され、孤児となったシェリルはスラムにて貧しい生活を送る。
その時の絶望の日々と羨望、復讐心などがシェリルのもう一つの人格と力を生み出してしまう。(その力を解放すると銀河が2、3個消し飛ぶ)
幼いながらに自分の力に恐怖したシェリルは、自分の命と引き換えにもう一つの人格と力を封印する。
この時シェリルは一度死亡するが、謎の女性グレイス・オコナーの力により蘇生させられる。
グレイスに引き取られたシェリルは何一つ不自由のない生活を送り、その才能を生かしてトップシンガーとなる。
しかし、グレイスの目的はシェリルに歌わせることで一度封印された力を覚醒させ自分の物とすることにあった。
この目的のために、シェリルは死に至る病であるV型感染症に罹ってしまう。
グレイスの企みに気づいたシェリルは、フロンティアで出会ったアルトとランカ、そしてSMSの戦士達と共にグレイスと戦い野望を阻止する。
その際、ランカに眠る「能力」によりV型感染症を克服し、再びシェリルは普通の少女として歌えるようになる。(ただし、能力の脅威から常にマークされている)
それから1年、ランカの覚醒に呼応して、シェリルのもう一つの人格が再び目覚めようとしていた。」
ブレラ「わかったか?」
アルト「あ、はい」
37:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 20:02:42.82 ID:uOXMJzoA0
アルトwwwwwww38:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 20:03:12.73 ID:2ax+hRbf0
ひでぇwwww39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 20:15:31.64 ID:
CXeV9jwN0ナナセ「どの辺りが更新されたんですか?」
ブレラ「ランカにも能力が眠っている、ということになっている」
アルト「ら、ランカにも!?」
ブレラ「無論、実際に眠っている能力などない」
ナナセ「あ、ありますよ!」
ナナセ「ランカさんはその内大人の魅力に目覚めます!」
アルト「あー、そうかよ・・・」
ブレラ「むっ!」ピピッ
アルト「また更新か!?」
ブレラ「あぁ、いまシェリルの『死に方』について更新があった」
アルト「死に方まで設定してあるのかよ・・・・」
ブレラ「ランカに眠る能力目的でランカは冥魔王に捕らわれる。
シェリルの全開の力の前には大した敵ではなかったが、『この攻撃をかわせばこの娘の命はない』と冥魔王に言われ、かわすことを捨てる。
ランカ『駄目だよ!シェリルさん!』 シェリル『フッ・・・、私もまだまだ駆け出しね』ドグシャァ ランカ『シェリルさぁぁぁぁん!!』」
ブレラ「『フッ・・・(以下略)』の部分は今後良い台詞が想いつき次第変わりそうだ」
アルト「なんかランカ関係多くね?いま一緒にいるからか?」
41:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 20:24:46.29 ID:
CXeV9jwN0ブレラ「おそらく『いまランカが一緒にいるから』というのは当たりだろうな」
ナナセ「私も設定に追加してもらいたいなぁ」
アルト「おいおい、ナナセまで厨二病かぁ?」
ナナセ「だって・・・、ランカさんヒロインみたいで羨ましいし・・・」
ブレラ「おそらくシェリルの中で現在ランカはヒロイン設定されているのだろう」
アルト「なんだよ、ヒロイン設定って・・・・」
ブレラ「ちなみに、少し前まではお前がヒロイン設定だった」
アルト「はぁ!?お、俺!?」
ナナセ「早乙女君って良くシェリルさんに振り回されてるから・・・」
アルト「えっ・・・?でも・・・・?」
ブレラ「どうした?」
アルト「どうして急にヒロイン設定がランカになったんだよ?」
ブレラ「それはわからない」
ナナセ「もしかして・・・、さっきランカさんにこちょこちょしてたの見られたから?」
アルト「!?」
44:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 20:35:07.12 ID:
CXeV9jwN0ブレラ「なるほど・・・。そんなことが・・・」
ナナセ「関係してますか?」
ブレラ「今までランカは噛ませ役の設定だった・・・」
ブレラ「だが、その1件でランカを助けたら意外と反応が良かった、と言ったところだろう」
アルト「クソッ・・・、じゃあ今度は俺がランカの噛ませかよ・・・!!」
ブレラ「フッ・・・・」
アルト「笑うな!!」
ブレラ「安心しろ。厨二設定なんてころころ変わる。」
ブレラ「お前がちょっと良いところ見せればすぐヒロインに返り咲くはずだ」
アルト「ちょ・・・、ちょっと待て!」
ブレラ「・・・・?」
アルト「治す方法・・・、治す方法はないのか?」
ブレラ「いまのシェリルは嫌、というわけか・・・」
アルト「ま、まぁ、今のシェリルも可愛げはあるけど・・・///や、やっぱ前の方が・・・///」
ブレラ「・・・残念だが、2060年現在、厨二病に対する効果的な療法は存在しない」
46:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 20:49:29.66 ID:
CXeV9jwN0アルト「そ、そんな・・・」
ナナセ「ギャラクシーの技術でも治すことが出来ないなんて・・・」
ブレラ「せいぜい雑魚キャラ扱いされないことだな・・・」フッ
アルト「くっそおおおおお!!」ダッ
ナナセ「早乙女君!?」
ブレラ「アルト・・・?何をするつもりだ?」
アルト「(俺は・・・・俺は雑魚なんかじゃない!!)」タッタッタ
~教室~
ランカ「アーイモ アーイモ♪」
シェリル「うふふ・・・(この平和な時間が永遠に続けばいいのに・・・・)」
アルト「シェリルッ!!ランカッ!!」バァン(教室のドアを開ける音)
ランカ「あ、アルトくん!?」
アルト「ククク・・・、我は早乙女アルトなどではない・・・・」スッ
シェリル「!?」
アルト「我が名は冥魔王フォルテッシモ・・・。貴様ら歌姫の魂を喰らうため現界したのだ・・・」ゴゴゴゴゴ
47:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 20:51:28.89 ID:y1DqlLcg0
アルト姫ご乱心wwwwwwwwwwwwwwwwww49:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 20:59:33.57 ID:UsWBMrZ6O
厨二病が加速する50:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 21:00:14.04 ID:
CXeV9jwN0シェリル「そ、そんな・・・!?早過ぎる!!」
アルト「貴様ら人間どもが遅すぎただけではないか・・・?ククク・・・」
シェリル「(ハッ!?まさか昨日の『時の加速』は・・・!コイツの仕業・・・・!?)」
ランカ「ど、どういうことなの・・・?アルトくんは・・・?本物のアルトくんは・・・?」
シェリル「くっ・・・、アルトはおそらく・・・・」
アルト「フハハハハ!そんな人物はもうこの世にはいない・・・」
ランカ「えぇっ!?」
アルト「我が肉体となったのだからな・・・・」
ランカ「そ・・・・、そんなぁ・・・・」ウルウル
シェリル「ランカちゃん・・・、歌よ!私たちの歌で・・・!!」
ランカ「うぅ・・・アルトくん・・・ひっぐ・・・うぅ・・・・」ポロポロ
アルト「ククク・・・!いいぞ!その絶望の表情!!それを見るためにこの身体を利用したのだから!!」
シェリル「くぅっ・・・・!!」ギリッ
ブレラ「・・・・・・」
ナナセ「・・・・・・」
54:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 21:11:31.85 ID:
CXeV9jwN0シェリル「くっ・・・、ランカちゃんと一緒に歌えれば・・・」
アルト「ほぅ・・・?歌とやらでこの我を倒せると思っているのか・・・?」
シェリル「出来るわ!!私とランカちゃんなら・・・!!」
アルト「面白い・・・。ならば10分待ってやろう・・・・」
シェリル「なんですって・・・!?」
アルト「どうした・・・?10分間何もせず、聴いていてやろうと言うのだ・・・。もっと時間が欲しいか・・・?」
アルト「ならば、その延長料金は貴様らの血で払って貰うことになるが・・・?ククク・・・」
シェリル「(くっ・・・・、舐められてる・・・・!!)」
ランカ「うぅ・・・アルトくん・・・」ポロポロ
シェリル「ランカちゃん、今は悲しんでる場合じゃないわ!歌わなきゃ!!」
ランカ「でもぅ・・・、でもアルトくんがいないと私ぃ・・・・」ポロポロ
ブレラ「アルト・・・。ノリノリだな・・・」
ナナセ「で、でも・・・」
ナナセ「ちょっと楽しそうですね!」
ブレラ「!?」
57:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 21:23:23.56 ID:
CXeV9jwN0アルト「ククク・・・いいのか?残り5分程度だが・・・?『待つ』というのは最も疲れるものだ・・・。早くしろ・・・」
シェリル「くっ、こうなったら、私一人でも歌うわ!!」
アルト「・・・・・」パチ・・・パチ・・・パチ(拍手)
シェリル「アンタ・・・・その余裕面、いつまでできるかしらね!!」
ランカ「(シェリル・・・さん・・・・)」
シェリル「旅の始まりは、もう思い出せない・・・」
シェリル「気づいたら、ここにいた」
ナナセ「ブレラさん!私混ざってきます!」
ブレラ「好きにしろ・・・」
ナナセ「私もいれてくださ~い!」タッタッタ
ブレラ「・・・・・」
ブレラ「(記憶を失いし短剣使い、ブレラ・スターン・・・・)」
ブレラ「(インパクトに欠けるか・・・・)」
~終わり~
58:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 21:24:09.13 ID:Vcq/prZT0
終わったwwwww61:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 21:28:57.25 ID:
CXeV9jwN0ここまで見てくれた人ありがとう
シェリルさんのSQフィギュア欲しい
62:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 21:29:37.03 ID:U54ED0/W0
厨二病は伝染するか……63:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 21:32:21.32 ID:jt1eL+VL0
ブレラって元から厨二うわなにをするやめろ69:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 21:55:40.25 ID:uOXMJzoA0
乙だが続きが気になるなwwww70:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/31(火) 22:00:00.45 ID:XYYOT5Q0O
続きはおまえらの胸の中にあるよ
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