まどか「顔殴るぞ!」ほむら「ひっ」

2011-04-18 (月) 12:17  まどか☆マギカSS   0コメント  
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 16:32:05.87 ID:9N5LDhkU0

ほむら「か、顔はやめて…」

まどか「じゃあわかってるよね?」

ほむら「え、あ、あの…」

まどか「さっさと焼きそばパン買ってこいや」

ほむら「は、はいいいいい!!」スタコラ




8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 16:37:28.88 ID:9N5LDhkU0

さやか「おーまどか。今日もえげつないねえ」

まどか「いや~本当転校生は人間扱いしちゃダメだよね。犬かなんかだと思って躾けないと」

さやか「ははっ。こえーwwwマジこえーwwwww」

まどか「ちょっと保健室連れて行くとすーぐ付け上がって友達とか思われちゃうからさぁ。甘やかすの禁物だよ」

さやか「きっつwwwwwwww性格きっつwwwwwwwww」



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 16:39:37.56 ID:WHlxSQeFi

さやかさんマジ腰巾着



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 16:39:53.24 ID:1bzAqs7H0

ちょっとぼくにはハードすぎるすれ



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 16:43:16.92 ID:9N5LDhkU0

ほむら「買ってきました…」ゼーハー

まどか「ほむらちゃんありがとー♪」ナデナデ

ほむら「えへへ……」ゼーハー

さやか「ほんと犬だねコイツ」

まどか「ところでさっきからゼーハーうるさいよ?」

ほむら「あっ、私心臓の病気だから走ったりするとこうなっちゃうんです……」

まどか「あーそういやそうだっけ。じゃあ今度は牛乳買って来てー」

ほむら「えっ」

まどか「何?」

ほむら「いや……これ以上運動すると心臓が……その……」

まどか「顔殴るぞ!」

ほむら「ひい!」

さやか「wwwwwwwwwwwwwwww」



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 16:51:53.60 ID:9N5LDhkU0

ほむら「かっかかかかかか買ってきますっ!」ピュー

さやか「ウケるわー」




ほむら「はぁ、はぁ、はぁ」タタタ

ほむら「あった、牛乳だ…」ゼーハー

ほむら「これ下さい」チャリーン

シュウ「あいよ」

ほむら「はぁ、はぁ……早く戻らなきゃ……」タタタ

ほむら「はぁ…はぁ…はぁ…」タタタ

ほむら「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…
     はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ
     はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁうぐっはぁはぁはぁはぁはぁはオェッ
     ひぃはぁひぃはぁひぃはぁひぃはぁひぃはぁひぃはぁひぃはぁひぃはぁひぃはぁゲホッゲホ
     ゼエハアゼエハアゼエハアゼエハアゼエハア……」タタタタタタ

ほむら「ウグォッ!?」ドクン



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 16:57:48.09 ID:9N5LDhkU0

ほむら「がッ……は……」

ほむら「し、心…臓…が……」

ほむら「うぐぐ…ぅ」フラフラ

ほむら「ほ…ほむ~…」バタン

ほむら「……」

ほむら(意識が遠のいていく…)

ほむら(私、このまま死んじゃうんだ……)

ほむら(まぁいいや…どうせ…生きてても…)

ほむら(……)

QB「やぁ」

ほむら「!?」



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 17:05:39.72 ID:9N5LDhkU0

ほむら「な…何…?あなたは一体…」

QB「キミの願いを叶えにきたんだ」

ほむら「私の…願い…?」

QB「ボクはキミの願いを叶える。そのかわり魔法少ry」

ほむら「魔法少女……」

ほむら「よくわかんないけど、魔法少女になれば願いを叶えてくれるの…?」

QB「そう。どんな願いでもね。キミは今にも死んでしまいそうだし、悪い話じゃないと思うんだけど」

ほむら「わかったわ…。私の願いを叶えて…」

QB「うん!じゃあ願い事を言ってごらん?」

ほむら「この牛乳を鹿目さんに届けて」

QB「お安い御……えっ」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 17:06:17.84 ID:hV8EycZ40

えっ



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 17:07:35.69 ID:yQdK3anT0

なにそれ



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 17:09:19.62 ID:9N5LDhkU0

ほむら「さぁ、早く!……げほ!げほげほ!」ゲホゲホムラ

QB「あ、いや、わかってるのかい?キミは今死にそうなんだよ?」

ほむら「そんなの関係ないわ!牛乳持っていかないと顔殴られちゃうんだから!」

QB「顔殴られるより死んだほうが人間にとってはよくないことだと思うけど」

ほむら「顔よ!?顔を殴られるのよ!?そんなの…そんなの怖い!絶対嫌っ!」

QB「わけがわからないよ」



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 17:22:07.70 ID:9N5LDhkU0

ほむら「さあ早く!早くこのおいしいおいしい牛乳を鹿目さんのところに!」

QB「暁美ほむら。ボクは本来キミ達の願い事の内容に関してあれこれ言うことはないんだけど、その願い事はあまりオススメしないよ」

ほむら「どうして!?」

QB「これはこっちの都合なんだけど、キミの願い事を叶えても魔法少女になる前にキミが死んじゃったらあまり意味がないんだ」

ほむら「……?」

QB「キミが魔法少女になる際、願い事を叶えることでエネルギーを別のものに変換することになるんだけど、
   もし願い事だけ叶えてキミが魔法少女にならずに死んじゃったら願い事ぶんのエントロピーが変換と同時に消えてしまうかもしれないんだ
   普通の人間のままキミ自身のエネルギーを使い果たしても魔女にはならな…あーいやこの話はいいや忘れて。
   とにかくそうなると願い事を叶えるボクのメリットがなくなるどころかデメリットでしかなくてうんたらかんたら」

ほむら「じゃあどうしたら……」

QB「いや、普通ここは問題の根本、つまり牛乳を持っていくことではなくて、今のキミを苦しめている状況を解決して、それからキミが自分で牛乳を持っていくのがベストな選択だと思うよ」

ほむら「なるほど…」

ほむら「じゃあ鹿目さんに顔を殴られないようにして!」

QB「わけがわからないよ」



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 17:30:19.34 ID:9N5LDhkU0

ほむら「なんなの…。願い事を叶えてくれるとか言って全然じゃない…」

QB「いいかい?キミは今死にそうなんだよ?」

ほむら「そんなのわかってるわ。だって心臓がすっごく痛いもの。アイタタタ」

QB「死なないようにする、顔を殴られないようにする、牛乳を持っていく…これらの優先順位を冷静に考えてみなよ」

ほむら「……」ウーン

ほむ

ほむ

ほむ

チーン!

ほむら「わかったわ!」

QB「それは良かった。じゃあ願い事を…」

ほむら「鹿目さんを牛乳嫌いにして!」

QB「…」



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 17:41:43.71 ID:9N5LDhkU0

QB「人間の思考がよくわからないとは思っていたけど、キミほど理解に苦しむ個体は初めて見たよ」

ほむら「じゃあ一体どうしたら……」

QB「まず、キミにとって最悪の状況とその原因はなんだい?」

ほむら「もちろん、鹿目さんに牛乳を持っていけないことよ」

QB「いや、ちょっと違うんじゃないかな」

ほむら「あ、そうか、顔を殴られること!」

QB「そう。顔を殴られるのは、牛乳を持っていかなかった場合で、だからキミは牛乳を持っていきたい」

ほむら「そうよ」

QB「だからといって、キミの言うように願い事で牛乳を持っていくというのは安易だし早計なんじゃないかな」

ほむら「…??どうして?」

QB「キミが今、牛乳を持っていけない理由はなんだい?」

ほむら「死にそうだから」

QB「その通りだ。ここまで言えば、キミが願うべきことはなんなのかもうわかるよね」

ほむら「鹿目さんにここに来てもらって牛乳を持っていってもらうこと」

QB「……」



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 17:47:34.26 ID:9N5LDhkU0

QB「暁美ほむら。どうやらキミは死の淵で冷静な思考を失っているみたいだね」

ほむら「そうかもしれないわ。心臓痛い」ズキズキ

QB「ちょっと深呼吸して冷静になってみようか」

ほむら「わかったわ」

ほむら「スーハー」

ほむら「あ、走ったから喉が渇いちゃった」ゴクゴク

ほむら「プハァ」

QB「冷静になったかい?」

ほむら「うん」

QB「じゃあ願い事を言ってごらん?」

ほむら「今牛乳全部飲んじゃったから新しい牛乳をちょうだい」

QB「……」



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 17:51:47.22 ID:9dkgvQAw0

このQBには同情してやるwwww



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 17:57:48.92 ID:9N5LDhkU0

ほむら「お願い、早くして。鹿目さんに顔殴られちゃう」

QB「いや、ボクが今ここでキミに牛乳を用意したところで、どうやって鹿目まどかのところに持っていくんだい?何度も言うけどキミは今死にそうなんだよ?」

ほむら「あ……そうね、死んじゃったら牛乳持っていけない……」

QB「その通りだ。でももしキミが死ななければ、自分で新しい牛乳を買って、持っていくこともできる」

ほむら「確かにそうね…。どうしよう、私、死にたくない…死んだら牛乳持っていけない…」

QB「そこでボクの出番というわけだよ。ボクならキミの願い事を何でも叶えてあげられる」

ほむら「そうなの?」

QB「最初からずっとそう言ってるじゃないか」

ほむら「でも私、死んじゃうから願い事を叶えてもらっても意味がないわ」

QB「……」

QB「…うん?あ、いや、だからボクなら何でも叶えられるんだよ?」

ほむら「そう、すごいわ。でも私はもう死んじゃうから……」

QB「もう一度言うよ。ボクは『何でも』叶えられるんだよ?」

ほむら「今の私には関係のない話よ」

QB「……」



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 18:09:10.29 ID:9N5LDhkU0

QB「キミはどうやら心臓も頭も悪いみたいだね」

ほむら「うん。勉強は苦手…」

QB「まったく、どうしたものか…」

ほむら「あ、じゃあ私の頭を良くしてくれる?」

QB「出来るものならボクもそうしたいのだけど、でもそれじゃあ牛乳はどうするんだい?」

ほむら「頭が良くなれば、いい案も浮かぶはずよ!」

QB「今ここでキミの頭をよくする事は簡単だが、その瞬間キミは自分の愚かな選択に後悔することになると思うよ」

ほむら「大丈夫よ。頭が良くなっても死んじゃうんだから」

QB「……死んじゃったら、いい案が浮かんでも牛乳は持っていけないよね?」

ほむら「……確かに。もうダメだわ…。私は鹿目さんに顔を殴られるしかないのね……」

QB「さすがに死体の顔を殴ったりはしないんじゃないかな」

ほむら「!!」

ほむら「そうだ!死体になればいいのよ!それなら殴られないかも!
     決めたわ、私を死体にs」

QB「どうしてそうなるのかな」



54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 18:25:12.98 ID:9N5LDhkU0

ほむら「お願い、早く私を死体にして」

QB「正直言ってボクもそうしてしまいたいんだけど、別にボクがそうしなくて、このまま放っておけばキミは勝手に死体になってしまうよ?」

ほむら「あ、確かにそうね」

QB「でもボクとしてはやっぱりそれは都合が悪いんだ。だからキミをこのまま死なせるわけにはいかない」

ほむら「放っておいて。私はこのまま死体になりたいんだから」

QB「さっきキミは、死にたくないって言ってなかったかい?」

ほむら「……すっかり忘れていた」

QB「いいかい?簡単なことなんだよ。キミのその死にたくないって気持ちを、そのまま願いにすればいいんだ」

ほむら「うーん…」

ほむら「はっ!わかったわ!」

QB「……」

ほむら「私が死にそうになる前の、鹿目さんに脅されてた頃に私を戻して!」

QB「いや、暁美ほむら。それじゃなんの解決にもなら…」

QB「…ん?あ、いや、それはそれで解決するのかな…」



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 18:32:09.88 ID:9N5LDhkU0

QB「わかったよ暁美ほむら。キミの願いを叶えてあげる。キミが鹿目まどかに脅されていた瞬間に戻してあげるよ」

ほむら「やった。今度は急ぎすぎて倒れないようにするわ」

QB「そうだね。無事に牛乳を届けられることを願ってるよ」

ほむら「うん」

QB「契約成立だ」

ほむら「うっ!」キュイーン

QB「魔法少女になったようだね。じゃあキミを過去に戻すよ」



びゅいーーーん



57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 18:38:25.43 ID:9N5LDhkU0

◆過去◆

まどか「顔殴るぞ!」

ほむら「……!?」

ほむら「あっ……本当に過去に戻ってる」

まどか「は?ほむらちゃん何言ってるの?」

ほむら「あっ!?ひ、ひい!顔は殴らないで!顔は……」ぶるぶる

まどか「じゃあさっさと買ってきてよ」

ほむら「はいっ!今すぐに!急がず慌てずに心臓に気をつけて買ってきます!」ピュー

~10分後~

ほむら「はぁ、はぁ、買ってきました!はい!牛乳!」

まどか「……なにこれ。私、焼きそばパン買ってきてって言ったんだけど」

ほむら「え?あっ……」

まどか「この役立たずがッッ!!」ドゴォ

ほむら「ほむうううううううううううう!!!!!」






68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 19:21:51.06 ID:wY2bhAlA0

いい小話だ



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 19:28:35.57 ID:VbwKBXyH0

面白かった
乙っちまどまど!



62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 18:54:37.78 ID:2JJHy7dQ0

これはひどい



55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 18:30:36.81 ID:ufm3doDs0

無限ループって怖くね?



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