1:
1 2017/03/19(日) 18:41:22.57
ID:a33ErKVXO
響「はいさーい!」ガチャッ
春香「あ、響ちゃんおはよう」
春香「そうだ、響ちゃんもクッキーどうぞ」
響「いいのか!ありがとうだぞ!」サクサク
響「うん、今日も美味しいぞ!」
春香「そう?嬉しいなぁ」
響「…あれ?…なん、か…眠たく…」バタッ
春香「おやすみ、響ちゃん」
ーーーーー
ーーー
ー
2:
1 2017/03/19(日) 18:42:31.04
ID:a33ErKVXO
ーーーーー
ーーー
ー
響「ぅん……こ、ここは…」
春香「私の家だよ、響ちゃん」
響「春香…自分なんでここに」
春香「響ちゃんの食べたクッキーに睡眠薬を入れてね、家まで連れてきたの」
響「な、なんでそんなこと…」
響「…!まさか自分にえ…ぇっちなことするために!」
春香「違うよ」
響「え」
春香「と言うかもう帰っていいよ」
響「え、あ、はい」
3:
1 2017/03/19(日) 18:45:12.78
ID:a33ErKVXO
響「昨日の春香は何だったんだ…?」
千早「あら。おはよう、我那覇さん」
響「ん、おはようだぞ、千早」
千早「我那覇さん、いつもとちょっと声が違うわね」
響「そうかな?自分じゃそんな変わらないと思うけど」
千早「アイドルは喉も気遣わなくてはダメよ、私ののど飴をあげるわ」
響「そう?なんか悪いな」パクッ コロコロ…
響「あれ…また…」ドサッ
千早「…ふふっ」
ーーーーー
ーーー
ー
4:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/19(日) 18:46:27.40 ID:4Y8MbxWO0
響かわいい
5:
1 2017/03/19(日) 18:49:30.05
ID:a33ErKVXO
響「…ぐ…自分なにして…」
千早「目が覚めたかしら」
響「ち、千早…ここは…千早の部屋…!」
千早「ええ。あの飴は溶かしてから睡眠薬を混ぜてまた固めたものなの」
響「千早…自分になにする気なんだ!」
千早「何もしないわ」
響「え」
千早「暗くなる前に帰った方がいいわよ」
響「え、あ、はい」
6:
1 2017/03/19(日) 18:57:07.00
ID:a33ErKVXO
響「春香に続いて千早まで…一体何が目的なんだ」
美希「あ、響!おはようなの!」
響「美希…」
美希「なんか元気ないね?あ、きっと朝ごはん食べなかったんでしょ!」
美希「しょうがないからミキ特製おにぎりをひとつあげるの!」
響「あ…(食べ物か…)」
美希「どうしたの?」
響「(美希は多分大丈夫だよな…)いや、いただくぞ」モグモグ
響「う…」バタッ
美希「…あはっ」
ーーーーー
ーーー
ー
7:
1 2017/03/19(日) 19:04:28.85
ID:a33ErKVXO
ーーーーー
ーーー
ー
響「ぅぐ…もしかして…」
美希「響、よく寝てたの」
響「美希まで…やっぱり美希の部屋だし」
美希「ミキ特製睡眠薬入りおにぎり、美味しかったでしょ?」
響「美希…一体目的は何なんだ!教えて欲しいぞ!」
美希「特にないの」
響「え」
美希「ミキもう寝るから帰ってもいいよ」
響「え、あ、はい」
10:
1 2017/03/19(日) 19:10:53.51
ID:a33ErKVXO
響「これで3人…眠らせるだけで何もされてないのも謎だぞ…」
響「今日は散歩でもするぞ」
真「あ、おーい!」
響「おー、真!おはようだぞ!」
響「もしかして走ってたのか?」
真「そうだよ。響も暇なら走らない?」
響「ちょうど身体を動かしたい気分だったんだ!」
真「じゃあ走る前の水分補給。飲みかけで悪いけど、はい」
響「自分そんな気にしないぞ」ゴクッ
響「…ぁ…」バタッ
真「…へへっ」
ーーーーー
ーーー
ー
11:
1 2017/03/19(日) 19:12:56.79
ID:a33ErKVXO
ーーーーー
ーーー
ー
響「ぅ…ここは、草むらの陰か」
真「あ、響ったら急に倒れるからびっくりしたよ。熱中症じゃない?」
響「違う…きっとあの飲み物に睡眠薬を入れといたんだろ!」
真「…あーあ、バレてるんだ」
響「ひっ!…バレたら、じ、自分をどうするんだ!真!」
真「別に」
響「え」
真「じゃあまた走るから、気を付けて帰りなよ」
響「え、あ、はい」
13:
1 2017/03/19(日) 19:21:05.90
ID:a33ErKVXO
響「ここのところ毎日眠らされてるぞ…ただそれだけって言うのが釈然としないけど」
響「いや、何かされたいわけじゃないけど」
雪歩「響ちゃん、おはよう」
響「おはようだぞ」
雪歩「ちょうどお茶が入ったんだけど良かったらどうぞ」
響「待った!そのお茶、先に雪歩が飲んでみて欲しいぞ!」
雪歩「えっ、い、良いけど」ズズッ
響「……大丈夫みたいだな」
雪歩「?」
響「ごめんな、何でもないぞ」ズズッ
響「うん、美味し…ぃ…」バタッ
雪歩「…響ちゃんって可愛いなぁ」
ーーーーー
ーーー
ー
14:
1 2017/03/19(日) 19:29:55.83
ID:a33ErKVXO
響「ぅ…なんか薄暗いぞ」
雪歩「ここは私の家の地下室だよ」
響「地下室!?と言うか、何であのお茶で」
雪歩「湯呑みの飲み口にね、響ちゃんの側にだけ睡眠薬を塗っておいたの」
響「なんて巧妙な…!これだけ手の込んだことして、何が狙いなんだ!」
雪歩「特には」
響「え」
雪歩「じゃあもう外出ようか」
響「え、あ、はい」
15:
1 2017/03/19(日) 19:37:36.75
ID:a33ErKVXO
響「うぅ~自分もう騙されないぞ!」
伊織「あら、響じゃない」
響「伊織か」
伊織「あんた最近あまり見ないわね。仕事はハム蔵がこなしてるから良いけど」
響「ちょっと色々あったんだ、大丈夫だぞ」
伊織「ふ~ん、まぁ良いわ」
伊織「それよりこの前欲しいって言ってた香水、あったから買ってきたわよ」
響「本当か!」
伊織「この香りので良かったかしら?」プシュゥッ
響「」バタッ
伊織「…にひひっ」
ーーーーー
ーーー
ー
16:
1 2017/03/19(日) 19:43:29.59
ID:a33ErKVXO
ーーーーー
ーーー
ー
響「…ぅぐぅぅ…油断したぞ…」
伊織「あら、お目覚め?」
響「伊織…伊織はこんなことしないと思ってたのに!」
伊織「そう。残念だったわね」
響「こんなことして…何の利点があるって言うんだ!」
伊織「ないわ」
響「え」
伊織「今、新堂に車を出させるわ」
響「え、あ、はい」
17:
1 2017/03/19(日) 19:52:58.10
ID:a33ErKVXO
響「なんか毎日これだと疲れるぞ…」
やよい「うっうー!響さん、おはよーございまーす!」
響「やよい…うぅ、やよいはかわいいなぁ」
やよい「はっ、そうでした!響さんにもこれをどうぞ!」
やよい「最近春香さんに習って作ったミニケーキです!」
響「あ…や、やよいごめんな。今ちょっと食べ物とかは貰えないんだ」
やよい「…そ、そうですよね。私が作ったお菓子なんて不安ですよね。これは仕舞っちゃいまーーー」
響「あーごめんやよい嘘!嘘だぞ!いただきまーす!」パクッ
響「ぐっ!」バタッ
やよい「…響さんって、とーってもちょろ甘かなーって」
ーーーーー
ーーー
ー
18:
1 2017/03/19(日) 19:59:26.99
ID:a33ErKVXO
ーーーーー
ーーー
ー
響「………もう誰も信じられないぞ…」
やよい「あ、目が覚めましたか!」
響「やよいぃ…やよいまでこんなこと…」
響「教えてくれ!自分が何をしたって言うんだ!」
やよい「えーっと、よく分かりません!」
響「え」
やよい「今玄関までお見送りしますね」
響「え、あ、はい」
19:
1 2017/03/19(日) 20:11:36.18
ID:a33ErKVXO
響「なんかだんだん自分が悪いような気がしてきたぞ…」
真美「あ、ひびきん!おはろ→」
亜美「おはおは→」
響「亜美と真美。おはようだぞ」
亜美「おやおや→何やら元気がないですなぁ」
真美「そんなブルーなひびきんにはとびっきりのイタズラをしちゃおっかな→」
響「な、なにを」
真美「えいっ!」プシュゥッ
響「早…い…」バタッ
亜美真美「…んっふっふ→」
ーーーーー
ーーー
ー
20:
1 2017/03/19(日) 20:24:22.56
ID:a33ErKVXO
ーーーーー
ーーー
ー
響「ぅ…完全にやられたぞ…」
亜美「やぁやぁひびきん」
真美「ようやくお目覚めのようだね→」
響「…自分もう帰っていいよね?」
亜美「…亜美たちがわざわざこんなことしておいて」
真美「…簡単に返すとでも思ってるの?」
響「えっ!ま、まさか今度こそ本当に…!」
亜美「ま、返すんだけどね→」
響「え」
真美「ささっ、お帰りはこちらですぜ」
響「え、あ、はい」
21:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/19(日) 21:15:24.38 ID:6hUiW/Udo
一体何が起こっているんだ…
22:
1 2017/03/19(日) 21:35:35.01
ID:a33ErKVXO
響「はぁ…もう何があっても驚かないと思うぞ」テクテク…
響「ん、あのコンビニから出てきたのって」
あずさ「あら~、響ちゃん、こんにちは。この頃暑くなってきたわねぇ」
響「こんにちはだぞ」
あずさ「今そこのコンビニでアイス買ったの。響ちゃんにもあげるわ~」
響「(今買ったものなら…)ありがたくもらうぞ」ペロペロ
あずさ「あらあら響ちゃんったらお鼻にクリームが。私のハンカチで拭いてあげるわ」フキフキ
響「わっぷ……ぅっ…」バタッ
あずさ「…うふふふふふふっ」
ーーーーー
ーーー
ー
23:
1 2017/03/19(日) 21:44:29.61
ID:a33ErKVXO
ーーーーー
ーーー
ー
響「ぁぁ…ハンカチなんて古典的なのに…」
あずさ「うふっ、うふふふふ」
響「あ、あずさ…?」
あずさ「ちょーっと待ってね~」ガサガサ…
響「な、何を出す気なんだ!」
あずさ「うふふふ~」ガサガサ…
響「やめてくれぇ…自分、どうなっちゃうんだ…」
あずさ「はい、タクシー代」
響「え」
あずさ「ここから響ちゃんの家まで遠いでしょ?」
響「え、あ、はい」
24:
1 2017/03/19(日) 22:00:45.90
ID:a33ErKVXO
響「多分このまま全員仕掛けてくるんだろうなぁ」
律子「どうしたの?なんか疲れてるみたいだけど」
響「律子…ちょっとね」
律子「…ちょっと待ってなさい」
律子「はい、コーヒー淹れたから飲んで元気だしなさい」
響「…律子、その律子が持ってる方と交換して欲しいぞ」
律子「え?良いけど私のはブラックだから苦いわよ?」
響「砂糖入れるから大丈夫だぞ(念のために飲み口も拭いて…)」フキフキ
律子「そう?じゃあ、はいこれ、シュガーポット」
響「ありがとう」サラサラ… カチャカチャ ズズッ
響「」バタッ
律子「…甘いわね、響」
ーーーーー
ーーー
ー
25:
1 2017/03/19(日) 22:10:54.47
ID:a33ErKVXO
ーーーーー
ーーー
ー
響「ぐ……あれだけ警戒してもダメかぁ」
律子「薬が入ってたのは砂糖にだけど、ちなみに両方のカップの持ち手とティースプーン自体にも塗っておいたわ」
響「…睡眠薬じゃなかったら最悪今頃この世にはいなさそうだな、自分」
律子「さーてと、じゃあ早速だけど」ガタッ
響「っ!」ビクッ
律子「事務所閉めますかね」
響「え」
律子「いや、もう終業時間だから」
響「え、あ、はい」
26:
1 2017/03/19(日) 22:13:43.62
ID:a33ErKVXO
響「…もしかして貴音もやってくるのかな」
響「そしたらなんかショックだぞ…」
貴音「…」zzZZZ
響「お菓子の包み紙の散乱する中で貴音が寝てる…」
響「貴音ェ…」
27:
1 2017/03/19(日) 22:18:17.32
ID:a33ErKVXO
小鳥「あ、響ちゃーん」
響「ピヨ子、どうしたんだ」
小鳥「ちょっと珍しいお茶が手に入ってね、一緒にどうかなぁって」
響「ピヨ子はなんかガチで危ない気がするから遠慮するぞ!」ダッ
小鳥「」
28:
1 2017/03/19(日) 22:24:29.41
ID:a33ErKVXO
P「ただいま戻りましたー」
響「あ、プロデューサー」
P「ん、響だけか」
響「みんなは出掛けてるぞ」
P「そっか、じゃあはいこれ、外回りついでにケーキ買ってきたから先に食べてもいいぞ」
響「!」
響「プロデューサーも…」
P「ん?」
響「プロデューサーも自分に睡眠薬を飲ませる気なんだ!このケーキに入ってるんだろ!」
P「?!」
響「そして眠った自分に色々と…その…するつもりなんだろ!バカ!この変態!変態プロデューサー!」
P「ありがとうございますっ!」
P「で、睡眠薬ってなんのこと?」
おわり
29:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/19(日) 22:25:28.46 ID:bwMeaHuEO
乙。
危険予知ができるなんて響は完璧だな!!
31:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/19(日) 22:26:40.68 ID:LIU363ik0
え、どういうことなの・・・
30:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/19(日) 22:25:30.81 ID:NFkeqP4wO
乙
普通に不気味で怖い
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1489916482/
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