銀時「とある科学の……ネオアームス(ry」新八「違います」【後編】

2011-03-19 (土) 19:28  禁書目録SS   11コメント  
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348 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 21:05:59.92 ID:lLpwLUAO
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夜、病院

美琴「………」

木山「思っていたより…早い再会となったな、嬉しい限りだ」

美琴「………」

木山「すまないね、昨日は夜遅くに電話をしてしまって…」

美琴「……私に頼みたいことって?」

木山「いきなり本題だな…… まあいい、率直に言うが君の力を貸してくれないか?」

美琴「私の力…?」



349 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 21:12:26.69 ID:lLpwLUAO
木山「君は……テレスティーナという女を知っているか?」

美琴「!」

木山「……その反応では知っているようだな」

美琴「あの人が……何か?」

木山「……彼女から『置き去り』の子供たちを守ってもらいたい」

美琴「ま…守るって……第一子供たちの居場所なんか…」

木山「……ついてきてくれたまえ、こっちだ」

銀時「はいはい、こっちね」

美琴「いや待ちなさいよアンタ」ガシッ



350 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 21:30:18.20 ID:lLpwLUAO
木山「…君も一緒に来ていたのか?目立たないよう個別に連絡を取るつもりだったが…」

美琴「何でアンタがいるのよ、私は一人でこっそりここに来たんだけど?」

銀時「その…アレだ、ルーラの呪文使ったら何かここにいてだな……」

美琴「……つけてきたのね?」

銀時「……ピカチュー」(銀時裏声)

美琴「ごまかすんじゃない!」バキッ

木山「まあいいさ…二人とも一緒に来るといい」

銀時「ピカチュウみてーな力持ってる奴に殴られるピカチュウってどんな絵面?」

美琴「アンタはピカチュウじゃないでしょ!」



351 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 21:37:18.28 ID:lLpwLUAO
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木山「ここだ…」

美琴「こ…これって……?」

木山「『置き去り』の…私の大切な教え子たちだ……」

美琴「何で…何でこの子達がここの病院に……?」

冥土帰し「僕が集めたんだよ」

銀時「じ、人面ガエル!?」

冥土帰し「ははは、せめてカエル人間と呼んでほしかったね……」

銀時「……うん、何かゴメン、とりあえずゴメン」

冥土帰し「…何故か子供からのウケはやたらと良くてね」

銀時「……分かった、じゃー俺ァアンタのことを敬意を込めて軍曹って呼ぶわ」

美琴「………」



352 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 21:48:33.75 ID:lLpwLUAO
美琴「話を戻すけど…何でこの子達はここにいるの?」

冥土帰し「この子たちが実験で犠牲になったことは僕も知っていてね…」

冥土帰し「医師として……この子達をなんとか目覚めさせたいと思ったんだよ」

冥土帰し「僕は学園都市じゃ顔が効くからね…全員を集めるのはそう難しくなかった」

木山「先生には本当に感謝している…私の保釈にも協力してくれたんだからね」

木山「おかげで治療の目処も立ってきている……だが気になることが一つあってね」

銀時「ああ、それがテレサ…」

木山「いやテレスだ」



353 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 21:52:27.20 ID:lLpwLUAO
美琴「…テレスティーナさんが何かあったの?」

木山「彼女はどういうわけかこの子達を探している…嫌な予感がしてね」

木山「どうあってもこの子達を探し出したい…そんな執念に近いものを私は感じた」

木山「私の保釈がこれほどまでに滞りなく済んだのも…もしかしたら……」

美琴「……あの人が裏で手を回したってこと?」

木山「……可能性は大きいだろうな」

木山「おそらく…彼女は私を泳がせてこの子達の居場所を突き止めるつもりだろう」

美琴「………」



354 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 22:09:37.26 ID:lLpwLUAO
美琴「私……昨日テレスティーナさんと二人きりで話をした」

木山「彼女と……?」

美琴「その話を聞いて私……色々なことであなたのことを疑っていたの」

木山「わ、私のことを…疑う…?」

美琴「でも今の話を聞いたら…もうどうすればいいか… どっちを信じればいいのか…!」

木山「……?」

銀時「オイ…お前一体……」

テレス「そこまでよ」

木山「!?」



355 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 22:16:06.74 ID:lLpwLUAO
木山「なっ…何故ここに……!」

テレス「ごめんなさい御坂さん、あなたの後をつけさせてもらったわ」

美琴「!」

銀時「何だよオイ、ストーカーですかコノヤロー」

冥土帰し(いや君もこっそり後をつけてきたんじゃ……)

木山「何の用でここまで来た!」

テレス「決まっているでしょう?その子達を保護するのよ」

テレス「その子達のことを思うなら…引き渡してくれるわよね?」

木山「……断ると言ったら?」

テレス「残念だけど令状もあるの、拒否は出来ないわ」

冥土帰し「……令状は本物のようだね」

木山「……!」



356 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 22:22:29.28 ID:lLpwLUAO
銀時「……よう、一つ聞かせてくれや」

テレス「何かしら?」

銀時「テメー…御坂に何を吹き込みやがった?」

テレス「吹き込んだなんて心外ね…私はただ自分の意見を伝えただけよ?」

銀時「……?」



357 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 22:23:54.90 ID:lLpwLUAO
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昨晩、某所

テレス「スキルアウトに偽情報を流した目的……それはおそらく、ある実験のためよ」

美琴「実験って…スキルアウトを使ってですか?」

テレス「ええ、しかも…スキルアウトにしか出来ない実験ね…」

美琴「……?」

テレス「キャパシティ・ダウン…と言うものは知ってるかしら?」

美琴「それって……まさかあの演算を阻害する妙な音のことですか?」

テレス「……それ、誰が作ったんだと思う?」

美琴「そんなの全然検討が……ま、まさか…!」

テレス「木山春生…」



358 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 22:30:29.20 ID:lLpwLUAO
美琴「何の根拠があってそんなこと……」

テレス「確かに根拠はないわ……でも考えてみて」

テレス「あなた……能力者の演算を妨害する装置なんて簡単に作れると思う?」

美琴「……思いません」

テレス「演算能力…それを聴覚だけで妨害する装置を作れる人間なんてごく一部よ」

テレス「それに…木山春生は音で能力を上げるレベルアッパーを作ったこともあるわ」

テレス「彼女なら音で能力レベルを下げることだって不可能じゃないはずよ…」

美琴「……!」



359 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 22:37:00.31 ID:lLpwLUAO
美琴「でも…そんなものをスキルアウトに流したとして何の意味が…」

テレス「彼らと能力者を戦わせて…装置が上手く作動するか試したんでしょうね」

美琴「何のためにそんなことを!能力者のレベルを下げるなんて……」

テレス「あなたのせいよ…」

美琴「え…?」

テレス「あなたはレベルアッパー事件の際、木山春生を止めたでしょう?」

テレス「計画を邪魔された彼女は高位の能力者を無力化出来る装置を作った…」

テレス「そして…あわよくばスキルアウトにあなた達を討たせようとした……」

テレス「こう考えれば…全ての辻褄が合うと思わない?」



360 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 22:43:54.36 ID:lLpwLUAO
美琴「でも…私はあの人と約束を…子供たちを助けるのに協力するって……!」

テレス「彼女は…その子たちを助けることにしか目を向けていないの……」

テレス「でも…そんな心理に捕らわれてしまっている彼女も言わば被害者の一人…」

テレス「私は……彼女のためにも子供たちを保護したいのよ」

美琴「………」



361 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 22:59:55.43 ID:lLpwLUAO
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木山「き…貴様……何故そんなデタラメを恥もなく口にすることが出来るんだ…!」

木山「繰り返すけど…私はただ自分の考えを伝えただけ、受け取り方は聞き手次第よ」

美琴「………」

木山「彼女の話は間違っている!私はスキルアウトを使った実験など…」

木山「まして…キャパシティダウンなど作っていない!」

テレス「……これ以上の問題は無駄ね、子供たちは回収するわ…いいわね、御坂さん?」

美琴「……子供たちに絶対危害を加えないって約束…してくれるなら」

木山「……!」

テレス「…保護しろ」



364 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 23:07:58.46 ID:lLpwLUAO
銀時「……待てよ」

テレス「何かしら?」

銀時「経験上…裏でコソコソ動き回るテメーみたいな奴は一番信用ならねェんだよ」

銀時「それに…ガキ連れて行くだけの割にはずいぶん武装した奴らが多いじゃねーか」

銀時「フル装備で武装してるヤローに大切なモンなんざ渡せるか…」

銀時「それに…俺ァ個人的にテメーみたいな野郎は気に食わねェ……!」

テレス「……残念だわ、あなたの理解は得られなかったみたいね」

テレス「でも……あなたの意志なんて関係ないわ、これは命令で確定事項よ?」

銀時「知ったこっちゃねーよ…俺ァどこでもてめーのルールで生きてんだ」



365 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 23:11:14.53 ID:tStZgQAO
ぎ… 天さん!


367 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 23:13:19.38 ID:Tltn5rM0
ストレートパーマと呼ばせてください!



368 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 23:19:26.60 ID:lLpwLUAO
テレス「フ…面白いこと言うのね、でも止めた方がいいわ」

テレス「こんな所で暴れちゃ…子供たちも巻き添えで怪我しちゃうかもしれないしね?」

銀時「………」

木山「頼む…あと少し待ってくれ…あと少しでワクチンソフトが完成するんだ……!」

テレス「無理よ……運び出せ」

部下「了解」



369 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 23:26:06.50 ID:lLpwLUAO
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木山「………」

銀時「……ワリーな、まさか子供らを逆に人質にされるとは思わなくてよ」

木山「……君が気に病むことはない、あそこまで言ってくれてむしろ感謝したいくらいだ」

銀時「……」

木山「だがあと一歩…いつも私はあと一歩で何かに阻まれる……」

木山「これが…私の運命だと言うのか……!」

銀時「まだだ……」

木山「……?」

銀時「乗り掛かった船だ…俺ァ今さら見捨てたりはしねーよ」

木山「………」



372 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 23:31:38.02 ID:lLpwLUAO
木山「だが…もうあの子たちは……」

銀時「……治療する目処が立ったとか言ってたけどよ、そいつぁどんなもんなんだ?」

木山「ワクチンソフトはほぼ完成している…あとは『ファーストサンプル』だけだ」

銀時「『ファーストサンプル』…?」

木山「あの子達が犠牲となった実験の核となる物質だ…それが手に入り解析出来れば…」

木山「あの子たちは…あの子たちは……!」

銀時「……何にしても、やられっぱなしってのは面白くねェよな」

木山「……?」

銀時「次は…こっちからアイツらんとこ乗り込んでやらァ」

木山「!?」



395 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 23:22:59.77 ID:AZ0dG2AO
銀時「テメーにゃ面倒掛けねーよ…何なら俺一人で行ってやる……」

木山「ダメだ…MARに単身で乗り込むなんて正気の沙汰じゃない!」

銀時「……何か他に方法があんのか?」

木山「……明日、私は今までの研究データを持って彼女のところに行くつもりだ」

木山「もし…彼女が本当にあの子たちを救おうとしているのならきっと役に立つ…」

銀時「……なら、そん時は俺も一緒に行かせてもらうぜ」



397 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 23:25:45.69 ID:AZ0dG2AO
木山「……あの子はどうするつもりなんだ?」

銀時「御坂の奴は…来ねーほうが良いだろうな、今のアイツは心が揺れちまってる」

銀時「テメーとあの女…どっちが正しいのか判断が付かねーで迷ってんだ」

木山「………」

銀時「否定しちゃいるがアイツはまだまだガキだ……他人を疑うことを知らねぇ」

銀時「少なくともテレサの奴は本気で子供らを救う気がある…とか考えたんだろ」

木山「いやテレスだ」

銀時「そうだったのか」

木山「また間違えたな」

銀時「全く気が付かなかった」



398 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 23:29:19.76 ID:AZ0dG2AO
木山「それで……君はどうなんだ?」

銀時「?」

木山「君は…あの話を聞いてもほとんど揺らがす私の側に付いてくれたが……」

木山「あの女の話が正しい…そうは思わなかったのか?」

銀時「…俺ァ他人の言うことを簡単に信じられるほどお人好しじゃねーよ」

木山「それだけで…何の根拠もなく私のことを信じたのか……?」

銀時「根拠なんざなくたって構いやしねェ……それに、根拠ならあるじゃねーか」

木山「…?」

銀時「…てめーの魂だよ」



402 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 11:21:26.66 ID:WbYROsAO
木山「……フ」

銀時「笑ってくれるなよオイ、俺ァふざけていったわけじゃねーぞ?」

木山「いや…非科学的だが……そういうのは嫌いではないよ」

銀時「…そーかい、そいつは何よりだ」

木山「彼女を連れていけないとなると…明日は私と君、二人だけか?」

銀時「いや…三人だ」

木山「?」

銀時「俺と御坂以外にもう一人…テメーに協力するってヤツがいただろ?」

木山「……ああ、彼女か」



403 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 11:27:15.56 ID:WbYROsAO
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翌日、MAR拠地

テレス「あら…それでわざわざデータを持ってきてくれたの?」

木山「……」

白井「あの… 『置き去り』の子供たちに会わせていただけません?」

テレス「それは無理ね…あの子達はもっと大きな施設に移すことになったの…」

木山「なっ…!」

銀時「…ずいぶんと手厚く扱うじゃねーか、そんなにあの子供らが大事なのか?」

テレス「あら、患者を大切に扱うのは当然のことでしょう?」

銀時「………」

部下A「木原所長、そろそろお時間です」

テレス「…すぐに行く」



404 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 11:37:15.16 ID:WbYROsAO
木山「木原…?」

テレス「知らなかった?私のミドルネームは木原……」

テレス「テレスティーナ・木原・ライフライン…それが私の本名よ?」

木山「!?」

黒子(木原……?)

木山「……き、貴様ァァァ!!」

テレス「フフッ…」

ガッ!

木山「うぐっ…あ…」

黒子「き、木山先生!」

テレス「残念ね……あなたたちにはもう出て行ってもらうわよ」

銀時「…ちょっと待てや、クリスチーネ・剛田・ジャイ子」



405 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 11:41:33.71 ID:5uuc3g.o
全然ちげえwwwwwwww



406 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 11:50:27.59 ID:WbYROsAO
テレス「あら…ずいぶんと口が悪いのね」

銀時「端からテメーが気に食わなかったけどよ…ようやく尻尾出しやがったな」

テレス「…それで、一体何をするつもりなのかしら?」

銀時「俺たちが探してるガキたちはここにいんだろ?だったら話は早いじゃねーか」

テレス「フフ…無理やりにでも連れて行くつもり?そんなことが出来るとでも?」

銀時「やってみなきゃ分からねェだろ…」

テレス「私が一声でもあげれば…たちまちあなたは武装兵たちに包囲されるのよ?」

銀時「願ったり叶ったりだよ、俺にしてもテメーら総出で来てくれたほうが好都合だ」

銀時「このふざけた実験が二度と出来ねェように…テメーらまとめて潰してやらァ」



407 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 12:00:01.52 ID:WbYROsAO
テレス「あなたって本当にユニークなのね……でも残念」

ズラッ

銀時「!」

テレス「あなた達は最初から囲まれていたのよ……既に私たちの手の中…」

木山「……!」

銀時「…俺がテメーに戦いふっかけることまで予想してたってわけかオイ」

テレス「ずいぶんと余裕ね……このだけの兵から逃げられるとでも?」

銀時「持っててよかったですのーと」

黒子「誰がデスノートですの!」

ヒュン

テレス「テレポート……なるほどね、あのジャッジメントの子か」



409 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 12:29:04.73 ID:0FEifW6o
デスノートワロタwwwwwwww



408 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 12:16:03.37 ID:WbYROsAO
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某所

銀時「いやーなかなかヤバかったなオイ」

黒子「あんな挑発までして無茶しすぎですの!万が一のことがあったら…」

銀時「まままま、とりあえず三人とも助かったわけだし?」

黒子「いやそういう問題では……」

銀時「それよか…ヤローの正体をようやく掴んでやった……」

銀時「これで俺も大っぴらに動けるってもんよ」

黒子「今までも十分大胆に動いてらしたではありませんの……」

銀時「あ、ワリー…テメーら先に戻ってろ」

黒子「あなたは?」

銀時「寄り道しなきゃならなくてな、大した時間は掛からねェよ」

銀時「それと…事の成り行きの説明はテメーからしてやっといてくれや」

黒子「……分かりましたの」



410 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 12:35:18.30 ID:WbYROsAO
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同日、ジャッジメント第177支部

黒子「……というわけですの」

初春「じゃあ…木山先生の子供達は…!」

黒子「……残念ながら取り返せませんでしたわ」

美琴「黒子……もう一度だけ確認させて」

黒子「?」

美琴「テレスティーナは……『敵』だったのね?」

黒子「……ええ」

美琴「……!」



411 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 12:54:36.81 ID:WbYROsAO
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同日、某所

銀時「すいまっせーん、あのー黄泉帰りさんってここにいませんかー?」

黄泉川「黄泉帰りって……」

鉄装「呼ばれてますよ、黄泉帰りさん」

黄泉川「あんたも悪ノリするんじゃない!」ゴンッ

鉄装「痛っ!ぶ、ぶたなくたっていいじゃないですかー…」

黄泉川「はぁ……で、何の用じゃん?」

銀時「……ちっとばっか話でもしようや」

黄泉川「……?」



413 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 13:09:44.29 ID:WbYROsAO
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同日、ジャッジメント第177支部

佐天「そういえば……銀時先生はどうしたんですか?」

黒子「さあ…少し寄り道をすると… この事態に一体何を……」

銀時「ようテメーら、遅くなっちまったな」

初春「先生!今までどこにいたんですか?」

銀時「気にすんな、ちょっとした野暮用で………」

銀時「……オイ、御坂のヤツはいねーのか?」

黒子「お…お姉さま……?」

初春「あれ…そ、そう言えば……」

固法「て、テレスティーナについて調べたりしてたから気付かなかったけど…」

佐天「ま、まさか…責任を感じて一人で…?」

銀時「…あの馬鹿!!」

初春「あっ、銀時先生どこに!」



414 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 13:23:29.33 ID:WbYROsAO
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同日、某所

美琴「………」

テレス「来ると思ってたわよ御坂さん」

美琴「準備万端ってわけ…そんな駆動鎧なんか身に付けちゃって……」

テレス「………」

美琴「一体何が目的なの…木山先生の子供達を集めて…何をしようとしてるの!」

テレス「ク…アハハハハ!」

美琴「!」

テレス「そんなことわざわざ教える奴がいると思ってんのかよ、バァーカ」

美琴「力づくでも聞かせてもらうわよ!!」バチバチ

テレス「フン……」

キィィン

美琴「!?」

美琴(こ、この音…まさか……!)

美琴「き、キャパシティダウン……!」



416 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 13:37:53.75 ID:WbYROsAO
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同日、某所

銀時「はぁ…はぁ…」

婚后(あら?あそこを走っていらっしゃるのは……)

婚后「ちょっとあなた、何をそんなに急いでいらっしゃるのかしら?」

銀時「ワリーが急いでんだ!お前と放課後ティータイムやってる時間なんざねえ!」

婚后「だから!何をそんなに急いでいるのかと聞いているんですのよ!」

銀時「あれだ、ピカチュウがやべえんだよ…!」

婚后「み、御坂さんが!?」

銀時(あれ?ピカチュウで通じた?)

婚后「事情はよくわかりませんが…私も行きますわ、大切な友人の危機でしたら!」



417 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 13:38:45.31 ID:XlCtfpso
通じたwwwwww


418 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 13:40:12.61 ID:yVjnPBY0
通じるなよwwwww



419 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 13:52:17.50 ID:WbYROsAO
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美琴「はぁ…はぁ…」

テレス「あんたが馬鹿正直で正義感が強かったおかげで計画通りに進んだわ…」グッ

美琴「うっ…うあ……」

美琴(い、息が……)

テレス「私はあなたを利用して『置き去り』を見つけようと考えた…でも……」

テレス「木山春生にあなたが協力されると厄介…あなたに嘘を吹き込んだのよ」

テレス「そしてあなたは木山春生に対して疑惑を抱いた…私の思い通りにねぇ」

テレス「今だから教えてあげる…キャパシティダウンを作ったのもそれを流したのも…」

テレス「ぜーんぶ私よ……アハハハハハ!」

美琴「うっ……ぐ…………」

テレス「フン……オイ、面白ェサンプルが手に入った、誰か運んどけ」



420 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 14:01:52.96 ID:WbYROsAO
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美琴「………」

隊員A「こいつか?」

隊員B「ああ、早く運んどこう」

銀時「…ちょっと待てやモビルスーツ」

婚后「その方を私、婚后光子の友人と知っての振る舞いでして?」

隊員A「なっ…何だお前ら!?」

婚后「私は婚后光子、御坂さんの同級生ですわ」

銀時「マサラタウン出身のサトシだ」



422 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 14:07:10.13 ID:WbYROsAO
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病院

美琴「んっ……?」

佐天「あっ!み、御坂さん!大丈夫ですか?」

美琴「私…どうして…」

黒子「あの殿方と婚后光子が気を失ったお姉さまを…」

美琴「そう…あの二人が……今どこにいるの?」

黒子「婚后光子は廊下で自分の活躍ぶりをひけらかしておりましたが…」

佐天「銀さん…御坂さんを病院に運んできたらすぐにどこかに行っちゃったらしくて…」



426 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 15:04:16.59 ID:WbYROsAO
美琴「まさか…アイツ一人で乗り込んだんじゃないでしょうね…!」

黒子「ま、まさか……」

美琴「ううん、アイツならやりかねない!」

銀時「誰が馬鹿だこのウスラバカ」

美琴「あ…アンタ…!」

銀時「一人で突っ込んで行きやがって…猪かテメーは」

黒子(あなたもあまり人のことは言えない気が……)

初春「テレスティーナ・木原について…色々と分かったことがあるんです」

木山「……良い機会だ、私からも詳しく説明しておこう」



427 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 15:07:39.40 ID:WbYROsAO
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黒子「能力体結晶の投与実験……?」

木山「……ああ」

銀時「で、その実験やらかした奴の孫があのヤローってわけか……」

木山「まずい……あの子たちが危険だ!」

美琴「……私のせいよ」

銀時「………」

美琴「私がアイツの話を信じちゃったから…木山先生のことを疑ったから……!」

美琴「……私がやらなきゃいけない、必ず子供達は助ける」

黒子「お、お姉さま!」

美琴「どいて黒子…今回のことは全部私に責任がある!」

銀時「………」



428 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 15:15:51.68 ID:WbYROsAO
銀時「お前…今どこにいるんだ?」

美琴「え……?」

佐天「御坂さん…あなたの目には今、何が見えていますか?」

美琴「それは…佐天さんと……」

銀時「嘘だな」

美琴「……?」

銀時「テメーの目には何も映ってなんかねーよ…」

美琴「………!」



429 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 15:35:02.56 ID:WbYROsAO
銀時「誰もテメーのことを責めてなんかいねェ…一人で抱え込んでんじゃねーよ」

美琴「でも…私が……」

銀時「お前…ガキが一人で何でも出来ると思ってんのか?」

美琴「………」

黒子「お姉さま…私たちはいつだって側におりますの、ですから……」

初春「辛いときや苦しいとき……きっと力になれます!」

佐天「それが…友達じゃないですか」

美琴「……!」



431 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 15:56:58.89 ID:WbYROsAO
銀時「道に迷ったなら戻りゃいい…間違ったんならやり直しゃいい……」

銀時「テメーはテメーなんだからな……いつまでも逃げてるんじゃねーよ」

美琴「……」

銀時「もし…テメーが自分の中に閉じこもって出てこられねぇなら……」

銀時「俺たちが…そこから引きずり出して真っ直ぐ前見て歩けるようにしてやらァ」

美琴「……ごめんみんな…本当に…ごめん…!」

佐天「御坂さん…」

美琴「木山先生も…私、なんて謝ったらいいか……!」

木山「……君が心を痛めることはないさ」

銀時「……さーてこっからだ…行くぜテメーら、ヤローを潰しにな…!」



434 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 16:04:59.53 ID:WbYROsAO
すみません…ちょっとだけ間をあけます、そんなに時間は掛かりませんので


432 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 15:59:37.74 ID:m3a3hMo0
銀魂知らないんだが銀さんが本気出すとどうなるの?


433 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 16:03:45.87 ID:9zCWznk0
>>432
飛んでるヘリコプターと綱引きして墜落させてる。



435 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 16:11:21.77 ID:m3a3hMo0
>>433
ありがとう、すごいんだな銀さん



423 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 14:28:09.76 ID:9J.bqMAO
ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲見てない俺に誰がピカチュウが気絶してる間に何があったか三行で


436 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 16:16:03.55 ID:WbYROsAO
三年Z組ー銀八先生

銀八「えー>>423さんからお便りあったのでお答えします」

銀八「流れとしては…」

美琴、テレサに敗北→テレサ、部下に美琴を回収するよう指示し移動→
しばらくしてから到着した婚后・銀時、部下と交戦して勝利→銀時どこかへ行った

銀八「まーこんな流れなわけですが…描写不足がひどくて情けないですねー、はい」

銀八「この場を借りて先生から謝っときます、すいませんねホント」


分かりにくくなってすみません…描写を省きすぎて独りよがりでした



441 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 17:58:29.87 ID:WbYROsAO
再開します

---
某所

テレス「ブラウンマーブル、そっちの手はずは整ってるか?」

『こちらブラウンマーブル、準備完了しています』

テレス「イエローマーブル、そっちに動きはあったか?」

『イエローマーブルより伝令、敵は青い車とバイクに乗って動き始めました』

テレス「く…ククク……茶番は終わりだ…」



442 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:03:37.62 ID:WbYROsAO
---
高速道路

木山「こっちの道で合ってるのか?」

初春「テレスティーナはこっちへ向かっていました、間違いありません!」

佐天「そう言えば…アンチスキルとかは動いてくれないのかな?」

初春「何度も連絡を取ったんですが…一度も繋がらないんです」

佐天「……私たちだけでやるしかないんだね」

木山「…少し飛ばす、しっかり捕まっているんだ」



443 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:09:42.15 ID:WbYROsAO
銀時「テメーらも捕まってろ、俺ァバイク事故に関しちゃ誰にも負けねェ自信がある」

黒子「それ、全然自慢になりませんの……例えばどんな事故を?」

銀時「忍者はねたりバイクが爆発して地上30メートルから川に落下したり…」

黒子「いやそれはもはや事故というレベルの限界を越えてません!?」

銀時「レベルの限界を超える…あれ、じゃあ俺がレベル6なんじゃね?」

黒子「いやもういいですの、あなたしばらく黙っててくださいな」

美琴「………」

木山(何なんだ、この緊張感のなさは……)



444 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:20:38.25 ID:WbYROsAO
木山「……ん?あ、あれは……?」

駆動兵A「来たぞ!」

木山「待ち伏せ…動きを読まれていたのか……!」

銀時「オイオイ…ずいぶんと豪華なお出迎えじゃねーか、何人いんだよこれ?」

黒子「少なくとも…両手の指だけでは全然足りませんわね」

美琴「マズい…これ全部相手にしてる時間なんか……」



445 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:24:24.09 ID:WbYROsAO
黄泉川「お前ら!下がってるじゃん!」

美琴「え……?」

初春「よ、黄泉川先生!?」

黄泉川「A部隊!突破口を開くぞ!あたしに続け!!」

鉄装「了解です!」

美琴「何で…アンチスキルとは連絡が取れなかったんじゃ…?」

黄泉川「……誰かさんに二回も言い負かされて…黙ってるわけにいかないじゃん?」

佐天「誰かさん…?」



447 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:30:58.12 ID:WbYROsAO
---
遡ること…>>411

銀時「……つーわけだ」

黄泉川「木原が…やっぱりか……」

銀時「知ってたのか?」

黄泉川「確信は持てなかったが…奴の組織が怪しいってことは掴んでたじゃん」

銀時「そいつはラッキーだったな…じゃあ手ェ貸し……」

黄泉川「そういうわけにもいかないんだよ…ウチらにも限界があるじゃん」

黄泉川「確たる証拠と上の許可が降りない限り…動くことは出来ない」

銀時「いいじゃねーか少しくらい…事件は会議室で起きてるんじゃねーんだぞ?」

黄泉川「それは……」

銀時「ま…テメーも立場があんだろうしよ、あんまり無茶は言わねーけどな……」

銀時「テメーらが一番守らなきゃならねーモンは何か…もう一度考えてくれや」

黄泉川「………」



448 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:35:39.24 ID:WbYROsAO
---

佐天「そんなことが…」

黒子「あの時の寄り道とはこの……!」

黄泉川「これが一度目…そして二度目はついさっきさ……」

初春「まさか…御坂さんを病院に運んだ後に…?」

黄泉川「二度目は『テメーらが動かねェなら…俺ァ一人でもアイツら守る』…」

黄泉川「そう啖呵を切られてね…そこまで言われて黙ってるあたしじゃないじゃん!」

初春「じゃあ…全然アンチスキルと連絡が付かなかったのは……?」

黄泉川「多分…上から何か言われたら面倒だから連絡回線を全部ぶった切ったせいじゃん」

初春「そ…そこまでして……」



449 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:41:37.76 ID:WbYROsAO
黄泉川「とにかく!ここはあたしらに任せて早く子供たちを助けに行くじゃん!」

銀時「……お前、立場とか問題ねーのか?」

黄泉川「あたしは立場とあんたらの命を天秤に掛けるような人でなしじゃないじゃん」

銀時「……やるじゃねーかオイ」

黄泉川「その代わり…今度一杯奢りなよ、上手い屋台があるからさ」

銀時「ああ…酒ならいくらでも付き合うぜ…」

木山「……行こう」



450 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:44:32.38 ID:BJshL5E0
銀さん甘党じゃなかったっけ


451 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:51:47.25 ID:isyzN7g0
酒も飲むよ



452 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:57:59.33 ID:WbYROsAO
---
第23学区、研究所入口

駆動兵「来たぞ!ここは通すな!」

美琴「こ、ここにまでこんな……!」

銀時「次から次にワラワラ湧いて来やがって……白アリかよコイツら」

美琴「くっ……」バチバチ

銀時「よせ……ここは俺がやってやる、テメーは力温存しとけ」

美琴「バカ…あんた一人じゃ無理よ…駆動鎧なしのスキルアウトとは違うんだから」

銀時「………」



454 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 19:01:24.02 ID:WbYROsAO
黒子「心配は要りませんわ…」

美琴「黒子?」

黒子「私がこの殿方と共に…それでよろしいでしょう?」

美琴「いや、でも……」

銀時「あーもうごちゃごちゃ言ってねーで早く行け!」

黒子「こうしている間の時間さえ惜しむべきですの……さあ、お姉さま」

美琴「……分かったわ」



457 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 19:13:59.04 ID:WbYROsAO
駆動兵B「止めろ!一人もここを通すな!」

銀時「やるぜ…白井……!」

黒子「ええ…行きますわよ……!」

銀時「ウラアアァァ!」

バキッ!!

駆動兵B「ぐあっ!」

駆動兵C「さ、最新式の駆動鎧を一撃で……!」

銀時「ウオオアアアァァ!!」

バキッ、ドゴガッ!!



458 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 19:22:08.17 ID:WbYROsAO
駆動兵C「ち、調子に乗るな!」

ドドドン!!

銀時「!」

キキィン!

駆動兵D「…… だ、弾丸を木刀で防いだ…?」

駆動兵C「ひ、怯むな!一斉に射撃しろ!」

黒子「!」

ダダダダンッ!

駆動兵C「やったか……?」

黒子「残念でしたわね…!」

駆動兵C「なっ……!」

銀時「ウチのですのーと舐めるんじゃねーよ!」

ドゴッ!

駆動兵C「ぐはっ!」



460 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 19:31:02.87 ID:WbYROsAO
駆動兵D「くっ……」

銀時「はっ…まだまだいやがるな……」

黒子「これは一筋縄では行きませんわね……」

銀時「白井!俺より先にばてるんじゃねーぞ?」

黒子「あらあら、そちらこそ…私の足を引っ張らぬように…」

銀時・黒子「俺(私)の背中…テメー(あなた)に預けたぜ(ますわ)!」

銀時・黒子「ハアアアアァァ!!」



481 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 21:55:37.22 ID:WbYROsAO
---
研究所、中央管制室

木山「どうだ…見つかりそうか?」

初春「待っててください……見つけました!一カ所だけ消費電力が大きい……」

初春「おそらくここの最下層ブロックに子供たちはいます!」

木山「急がなければ…子供たちが!」

佐天「白井さんと銀さん……大丈夫かな?」

美琴「あの二人なら大丈夫……信じましょう」



482 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 21:58:16.74 ID:WbYROsAO
---
最下層フロア、手前

初春「この次です!急ぎましょう!」

美琴「……妙ね、中には待ち伏せが一人もいないなんて」

美琴「そりゃそんなに多くはいないと思ってたけど…見回りくらいはいたって……」

佐天「たしかに変ですよね、何か罠があるんじゃ……」

テレス「何の心配をしてんだぁ?」

美琴「!」



483 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 22:08:40.67 ID:WbYROsAO
---
研究所、入口

駆動兵「………」

黒子「はぁ…はぁ……こ、これほどキツいお仕事も初めての経験でしたわね……」

銀時「………」

黒子「……どうかなさったので?」

銀時「いや…あの…さっき何回もテレポートしたじゃん?お前と一緒に」

黒子「ええ……連続してのテレポートも何度かありましたわね」

銀時「そのせいあれだ…何か浮遊感みてーなのが……そんであんだけ動いたら……」

黒子「動いたら……?」

銀時「き、気持ち悪っ…うっ……」

黒子「………」



484 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 22:11:23.35 ID:9J.bqMAO
おぼろろろろろろろろろろろ


485 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 22:13:22.93 ID:FZTF7UIo
流石だ……
流石銀さんだよ
シリアスなシーンでもところどころギャグはさまないとやってられない性分だ




486 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 22:38:17.45 ID:WbYROsAO
黒子「全くあなたは…本当に……」バタッ

銀時「お、オイどうした!?」

黒子「生命エネルギーを使い果たして…私もあと数分の命ですわね……」

銀時「お…オイ!何とかならねぇのか!い、医者ァァァ!」

黒子「嘘ですの」

銀時「謝れェェェ!全身全霊込めて心配した俺に謝れェェェ!!」



487 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 22:41:40.76 ID:bPlYMeYo
ですのーと余裕あるなぁ



488 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 22:45:34.89 ID:WbYROsAO
黒子「ですが…少々疲れてしまったようですわ」

銀時「………」

黒子「まさかあなたより先にばててしまうとは…私もまだまだですわね」

銀時「へっ……そのひねくれた口が聞けるなら上等だよ、ほら肩貸してやるから」

黒子「肩車ですの?」

銀時「いや逆にその選択肢がお前にあるの?肩車とか俺が恥ずかしいんだけど」

黒子「ですわね」



490 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 22:56:20.46 ID:WbYROsAO
---
研究所、内部

テレス「よくここまで来たじゃねえか、ご苦労さぁん!」

美琴「今度は逃がさないわ……必ず子供たちは返してもらうんだから!」

テレス「……オイお前ら、出てこい」

ズラッ

美琴「今までで一番多い駆動兵……!」

テレス「ハナからテメエらはまとめてここでぶっ殺す予定だったんだよ」

美琴「やれるもんならやって……!」バチバチ

美琴(待って…『最初からここで』私たちを……?)

美琴「ま、まさか……」

キィィン!

美琴「ぐっ……」

初春「うあっ……」

木山「ど、どうしたんだ君たち!」

佐天「まさか…この音が……?」



491 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 23:05:39.72 ID:WbYROsAO
テレス「テメエらのことだ…『研究所の中にいる兵は少人数』とでも思ったんだろ?」

テレス「大切な研究所が壊れちまったら実験どころじゃねえ…ってなぁ!」

美琴「くっ……」

テレス「だから『研究所の中にまでキャパシティ・ダウンが仕掛けられてる』なんざ…」

テレス「馬鹿なテメエらは考えもしなかったんだろ!」バキッ!

美琴「うあっ……!」

木山「や、止めろォ!」

テレス「貧弱な科学者があたしに楯突くんじゃねえよ」ドゴッ

木山「あ……ぐ……!」



492 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 23:13:48.90 ID:WbYROsAO
テレス「フン…このままテメエらがなぶり殺されんのを見るのも面白ぇな……」

テレス「オイお前ら…やれ……」

美琴「!」

木山「や、止めろ……」

銀時「あのーすいまっせーん!俺ァそういうプレイは嫌いなんですけどー」

木山「!?」

銀時「店長よぉ…女が笑って酌してくれなくなるようなことしちゃいけねーだろ?」



493 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 23:26:26.84 ID:WbYROsAO
テレス「何だ…来てやがったのか、てっきり入口の奴らに殺されてたと思ってたよ」

銀時「一緒に歩いてた白井の奴が動けなくなったと思ったら…まーたこの音かよ」

銀時「喧嘩っつーのは小細工なしのサシでやんのが基本じゃねーのか?」

テレス「ならどうするよ… 建物中のスピーカーをぶっ壊すか?」

銀時「………」

初春「き、聞いてください先生…これだけ性能のいい音を出せる装置は巨大です!

初春「それなら…それを制御出来るシステムを置ける場所も限られています!」

初春「この建物内でそれが出来るとするなら…さっき私たちがいた中央管制室!」

テレス「!」



494 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 23:38:43.85 ID:WbYROsAO
テレス「やるじゃないのお嬢ちゃん、お利口ねえ」

銀時「フシギバナ…もといフッシーをバカにされちゃ困るぜ……」

初春(いやフッシーって…フシギバナのニックネーム?)

テレス「けど…どうやってそこまで行くってんだ?ああ?」

テレス「能力者はもちろん…さっき殴られた木山春生も動けねえ」

テレス「動けるのはテメーだけだ…もちろんテメーが止めに管制室に戻りゃ…」

テレス「それまでに…コイツらは全員ぶっ殺されてる……!」

銀時「!」

銀時(コイツ…気付いてねーのか……?)

佐天「………」



496 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 23:50:51.42 ID:WbYROsAO
銀時「……簡単な方法があるじゃねーか」

テレス「あぁ?」

銀時「要するに…俺がテメーら皆殺しにしてからその装置をぶっ壊しゃいいんだろ?」

テレス「皆殺しだ?テメー一人でか!アハハハハハ!面白え冗談言うじゃねーの」

銀時「テメーこそ冗談はその顔だけにしとけ…何その顔芸、夜神月くん気取り?」

テレス「……よっぽどぶっ殺されたいらしいな、テメエ」

佐天(今だ…敵が銀さんに注目してる間に……!)



497 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 23:59:34.55 ID:WbYROsAO
銀時(よし、行ったみてーだな…こっからは俺の勝負だ)

銀時「御託はいい…やるのかやらねーのか、はっきりしやがれ……!」

テレス「バカもそこまで来るとムカつくんだよ……今すぐに目の前から消してやる」

銀時「テメーの言うバカの底力がどんなもんか…試してみるか?」

テレス「…動けるのは無能力者一人だけだ、数で押し潰せ!」

部下「了解!」

銀時「………」



498 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 00:04:58.52 ID:Krt0NwAO
部下A「無能力者でパワードスーツ着た俺たちに挑むなんて…死にたがりの馬鹿…」

バキッ!!

部下A「ぐあっ!」

銀時「よく聞け…もしテメーらがコイツらを…俺の魂を傷つけようってんなら…」

銀時「俺の刀は…鎧だろうとなんだろうと一太刀で斬るぜ…!」

部下「……」ゾクッ

テレス「ビビってんじゃねえよ!相手はたかが無能力者一匹だ!!」

部下「り、了解!」

銀時「ウオオオオオォォ!!」


---その男

---銀色の髪を返り血の雨に濡らし

---悉く敵を薙ぎ倒すその姿はまさしく

---夜叉



507 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 14:38:12.81 ID:Krt0NwAO
---

銀時「はぁ…はぁ…」

テレス「……て、テメエ…本当に人間か?」

銀時「あとは…テメーだけだ……エヴァ初号機みてーな鎧つけやがって…」

銀時「そんなモン俺が乗りたいわ、使徒とは戦いたくねーけどよ……」

テレス「な、舐めやがって……」

銀時「お山の大将よ…次は…テメーが出て来やがれ…ケリつけようじゃねーか……!」

テレス「………」



509 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 14:51:02.53 ID:Krt0NwAO
駆動兵「く…そ……がぁ!」

美琴「あ…危ない!まだ気を失ってない奴が!」

銀時「!」

ドンッ!

銀時「ぐっ!……ルオアアアァァ!!」

バキッ

駆動兵「がっ…!」

銀時「ちっ…足やられちまった……こいつァちっとやべーな……」

テレス「く……アハハハハハ!形勢逆転じゃねえか!」

銀時「何言ってやがる…俺ァまだ負けてねェぞ…」

テレス「立つのもやっとなくせに強がってんじゃねえ…よ!」バキッ

銀時「ぐあっ!」



510 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 15:06:58.76 ID:Krt0NwAO
テレス「もうテメエの刀じゃ誰も守れねぇ、もう刃向かえる刀なんかねぇんだよ!」グッ

銀時「刀ならあるじゃねーか…テメーにゃ見えねえ… とっておきの刀がな……!」

テレス「あぁ?何言ってんだ?」グッ

銀時「がっ…あああ……!」

美琴(あ、あれじゃ息が…このままじゃアイツ本当に……!)

テレス「いくら粋がったって…テメエみてえなクズじゃ誰も守れやしねえよ!」

佐天『そんなことない!!』



511 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 15:22:48.80 ID:Krt0NwAO
テレス「こ、この声……まさか中央管制室から!?まさか…何で動ける!」

銀時「言ったろうが…刀はもう一本あるってよ」

佐天『銀さんは…いつも私たちを守ってくれてた!みんなを…支えてくれてた!』

美琴「佐天さん……!」

佐天『そんな銀さんを…みんなとの思い出を……バカにするなぁ!!』

バギッ!!



512 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 15:42:42.70 ID:Krt0NwAO
テレス「お、音が止まっ……」

ヒュン

黒子「私たちの大切な先生……返していただきますわよ!」

テレス「テメエ!テレポーターの……」

ヒュン

テレス「ちっ!この……!」

美琴「待ちなさい!こっからは私が相手してやるわよ……!」

テレス「レールガン……!」

美琴「アンタ……もう謝ったって絶対に許さないんだから!!」バチバチ



513 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 15:53:37.91 ID:Krt0NwAO
黒子「はぁ…はぁ…せ、先生!しっかりしてくださいな!」

銀時「へっ…テメーらやるじゃねーか……やっぱ…お前らやれば出来る子だな……」

初春「そ、そんなこと言ってる場合じゃないです!撃たれた傷の手当てをしないと!」

木山「弾は貫通しているが……このままでは出血が……!」

銀時「心配すんな…こんなモンベホマ掛けりゃ一発で……」

黒子「いやあなたベホマなんか使えますの?是非見てみたいですわね」

銀時「……やべ、MP足らねえわ」

木山「………」

銀時「何その目!マジだからね!調子が良い時はマヒャドとかガンガン使えるからね!」



515 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 16:06:37.59 ID:Krt0NwAO
テレス「もういいわかったよ……テメーらまとめてぶっ殺してやる!」

美琴「…行くわよ!」

バチバチ!!

テレス「……どうしたぁ、レベル5の力はこんなモンか!」

美琴(電撃が…弾かれた……?)

美琴「……アンタのその鎧、ずいぶんと電撃に対する耐性が強いのね」

テレス「テメーとやり合うことも計算に入れて…対策は万全にしてあっからなあ!」

美琴「じゃあ…これなら……どうかしら!」

キィーン

テレス(レールガン…!)

バシュ!!



516 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 16:10:50.81 ID:Krt0NwAO
美琴(直撃した…これなら……)

テレス「……効かねえっつってんだろ!」

美琴「……!」

黒子「そんな…お姉さまの超電磁砲でも……!」

テレス「キャハハハハ!バンクに登録されたテメエの能力は全部知ってんだよ!」

テレス「この駆動鎧はテメエの能力に対して対策してある特別製だ…アハハハハァ!」

美琴「くっ……!」



526 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 16:30:38.81 ID:Krt0NwAO
初春「そんな…み、御坂さんが押されてるなんて……!」

黒子「私も手を貸したいところですが…能力もロクに使えない今の状態では……」

木山「私たちは彼女に…何もしれやれないのか……!」

銀時「……歌を贈ろう」

黒子「は?」

銀時「傷付いてたぁおれそうな時にぃは~!遠ぉい日の記憶この胸に抱きしめてぇぇ!」

初春「SHOW ME THE WAY~!」

銀時「叫び返せハッ…」

黒子「こんなときにまであなたは一体何をやってますの!」ゲシッ!ゲシッ!

銀時「痛ェ!いやちげーよ、燃えるBGMがあったほうが力出やすいかと思ってだな…」

黒子「もうあなたが燃えて灰になればよろしいでしょう!!」

美琴「………」

テレス「………」



528 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 16:37:53.72 ID:0Uh8eqc0
初春までwwwww



529 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 16:42:42.49 ID:Krt0NwAO
美琴「…まったく、アイツは本当に……バカなんだから!」

テレス「何だテメエ…まだ諦めてなかったのか……?」

美琴「アイツが言ってたでしょ…傷付いて倒れそうな時には遠い日の記憶を思い出せって」

美琴「今までみんなと過ごしてきたこの学園都市は…私の…私だけの……」

美琴「最高の居場所なんだから!」

テレス「!」



530 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 16:55:06.22 ID:Krt0NwAO
美琴「ねえ…確かアンタ、バンクのデータを元にしてその鎧を作ったんでしょ?」

テレス「……?」

美琴「ならバンクにはない…本物の『超電磁砲』を見せてあげるわ……!」

テレス「何が本物のレールガンだ!そんなはったりはいらねえんだよ!」

黒子「ま、まさか…い、いけませんわお姉さま!」

銀時「何だ…ヤローは何を狙ってやがる……?」



531 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 17:02:33.89 ID:Krt0NwAO
黒子「能力測定の際…お姉さまは自分の能力を抑えられておりますの」

黒子「本気で超電磁砲を撃てば計測器が壊れてしまいますから……」

黒子「なおかつ…エネルギーを込めれば込めるほど攻撃の射程は短くなりますの」

初春「媒体になるコインが溶けちゃうから…ですね?」

黒子「ええ…広い屋外で使用することを考えると……せいぜい射程は50mまで」

木山「そうか…ここは狭い屋内……射程が短くなるだけ威力も込められる」

黒子「ええ…ですが、それだけ高エネルギーの超電磁砲を至近距離から撃てば……!」

銀時「御坂のヤローも… 危ねえってことかよ…!」

黒子「………」



538 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 18:18:27.95 ID:Krt0NwAO
テレス「テメエが何企んでるかは知らねえが……コイツで吹っ飛ばしてやるよ!」

美琴「!」

テレス「コイツはバンクにあるテメエのデータを解析して作った疑似『超電磁砲』だ…」

テレス「テメエの『超電磁砲』よりも強力になぁ!!」

美琴「…… へぇ、じゃあ勝負しようじゃない?」

テレス「あぁ?」

美琴「アンタの『超電磁砲』と私の『超電磁砲』……どっちが上なのかを!」ダッ

黒子(走って距離を詰めた…ということはやはりお姉さまは……!)

テレス「キャハハハハァ!面白ェ、やってやろうじゃねーの!」

美琴「喰らいなさい…これが…私の……」

キィィィン

テレス「テメエらまとめて吹っ飛べぇ!!」

美琴「全力よ!」

ズガーン!!



540 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 18:27:41.41 ID:Krt0NwAO
テレス「ぐっ…」バタッ

美琴「はぁ…はぁ…あぐっ…!」

黒子「お…お姉さま!」

美琴「何とか…なったみたいね……おかげで体中が痛いけど……イタタ!」

黒子「こんな無茶をなさって…黒子は寿命が縮まりましたの」

美琴「ハハハ…ごめんね黒子」

木山「凄いな…あれが君の全力か……」

初春「子ども達のいる最下層フロアの一つ手前で良かったですね……」

美琴「うん…巻き添えになっちゃってたかもしれなかったからね……」

銀時「……よくやったじゃねーか」

美琴「……あんたもね」



541 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 18:31:21.26 ID:Krt0NwAO
佐天「す、凄い音がしたけどみんな大丈夫!?」

初春「佐天さん!」

木山「ああ…全員無事だよ、無傷とはいかなかったがね……」

佐天「そう……よ、良かった…みんな…無事で……!」

美琴「佐天さん…ありがとうね!」

銀時「ある意味じゃ…テメーが一番の功労者だな」

佐天「そんな…そんなことないって……みんな頑張ったからですよ!」

美琴「フフ…じゃあそういうことにしとこっか」



542 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 18:39:05.62 ID:Krt0NwAO
---
最下層フロア

木山「見つけた…『ファーストサンプル』だ…!」

初春「子ども達も…全員ここにいます!」

木山「これで…この子たちを目覚めさせるプログラムは完成する……!」

銀時「…ちっとばっか遅い目覚ましになったけどよ、ここらで一発起こしてやろうや」

木山「ああ…解除プログラム…始動!」



543 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 18:50:04.65 ID:Krt0NwAO
枝先「………」

枝先「……先…生?」

木山「!」

枝先「目のしたに…隈、出来てるよ…?」

木山「色々と…い…忙しくてね……」

枝先「泣かないでよ…先生……」

美琴「良かった…みんな……ちゃんと目を覚ました……!」

初春「グスッ…よ、良かったです……」

黒子「ええ…本当に…」

佐天「じゃ…ひとまず、ハッピーエンド…ってことで!」



544 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 19:01:07.19 ID:Krt0NwAO
テレス「……何がハッピーエンドだぁ?あぁ!?」

銀時「!」

美琴「あ、アンタ…まだ……!」

テレス「あーっハはハハハァ!テメエらだけハッピーエンドで終わらせるかよぉ!」

テレス「もうガキどもなんてどうでもいい、研究所ごと…まとめてぶっ潰してやる!!」

美琴「くっ……」

美琴(あたしも黒子も…もうアイツと戦うだけの力は…!)

銀時「………」



545 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 19:10:09.23 ID:Krt0NwAO
銀時「…行けテメーら、コイツは俺が止める」

美琴「ば、馬鹿言ってんじゃないわよ…今のアンタ一人じゃ…」

銀時「全力出し尽くしたテメーに何か出来んのか?…言いたかねーが足手まといだ」

美琴「で…でも…!」

銀時「もう充分テメーはやったろうが…こっからは俺がやってやる…!」

佐天「だ、ダメだよ銀さん!一緒に逃げようよ!」

銀時「逃げるにしてもコイツを止めなきゃ逃げ切れねェ…下手すりゃ全員死ぬぞ」

佐天「ぎ、銀さん……」

銀時「ワリーな佐天…俺ァもう誰かが目の前で死ぬのは見たかねーんだ…」

銀時「こんなくだらねェことで…テメーら死なせたかねーんだよ」

黒子「!」

美琴「あんた…まさか…!」



546 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 19:18:12.79 ID:Krt0NwAO
黒子「……行きましょう、お姉さま」

美琴「ダメ…アイツ絶対に死ぬ気よ!ほっとけるわけ……」

黒子「あの殿方が!…命を賭してまで私たちを救おうとしているのです!」

黒子「それに…悔しいですが今の私たちでは…邪魔になるだけです……!」

美琴「……!」

銀時「ま、俺なら心配ねェよ…テメーらと違って力が有り余ってっからな……」

美琴「………」

美琴(強がってるけど…アイツだって相当無理してるじゃない…!)

美琴(駆動兵との連続した戦い…撃たれた左足……)

美琴(普通はダメージと疲労で動くことだって…ましてやアイツは何の能力も…)



547 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 19:28:09.26 ID:Krt0NwAO
銀時「オラ…モタモタすんじゃねーよ、40秒で支度してとっとと逃げろ」

美琴(会って日も浅い私たちのためにアイツは…アイツは……!)

美琴「……一つだけ約束して」

銀時「?」

美琴「私たちが最初に行った喫茶店…必ず全員でもう一回行くんだからね」

銀時「……テメーらの奢りで頼むぜ」

美琴「……うん」



548 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 20:06:59.51 ID:Krt0NwAO
テレス「ゴチャゴチャ言ってんじゃねえよ!」

銀時「!」

キィン!

銀時「退路は俺が護る!行けェェェ!テメーらァァァ!!」

佐天「ぎ、銀さん…!」

初春「せ、先生…!」

黒子「行きますわ…!」

テレス「逃がすとでも思ってんのかよぉ!」

銀時「テメーの相手は…この俺だァァァ!!」



549 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 20:26:33.82 ID:Krt0NwAO
---

テレス「ちっ…逃がしたかまあいい、まず最初はテメエをぶっ殺してやるよ!」

テレス「テメエの死体を見せられたガキ共の顔を想像すると殺しがいがあるなぁ!」

銀時「……」

銀時「…やり過ぎたな」

テレス「あぁ?」

銀時「テメーは少しやり過ぎたって言ってんだよ……」

テレス「だから何だってんだ、ごめんねって謝ってほしいのか?あぁ!?」

銀時「いや…別に詫びろとは言わねェ…ただ……」

テレス「!」ゾクッ

銀時「テメー…五体満足でお天道さんの光浴びられると思うんじゃねェぞ…!」

テレス(なんだ…今の寒気は……?)



550 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 20:42:46.07 ID:Krt0NwAO
テレス「重傷でボロボロのくせに調子に乗ってんじゃねえぞ!」

銀時「ぐっ…!」

銀時(くそっ…足の踏ん張りが効かねェ!)

テレス「足が痛むかぁ?…とっとと死ね!」

銀時「!」

キィン!

テレス「テメエ…その傷でまだ攻撃を止められんのか……!」

テレス「テメエは体力的にも筋力的にもとっくに限界のはずだ…なのに何で……」

銀時「て…テメーと俺じゃ…背負ってるモンの重さが違ェんだよ……!」



551 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:01:59.68 ID:Krt0NwAO
テレス「背負うモンだと?会って日の浅えあのガキ共のことを言ってるんか?」

銀時「…おかしな話だなオイ、俺ァもう何も背負うつもりなんざなかった……」

銀時「なのに…俺の家族みてーになったアホガキが二人…ババアが一人…」

銀時「常識なんざ欠片もねえロンゲのバカ…他にいる大勢の奴ら…そいつらと同じく…」

銀時「バカ生徒のアイツらとも…いつの間にか背負い合う間柄になっちまったらしい」

テレス「テメエ…何の話を……」



552 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:12:11.62 ID:Krt0NwAO
銀時「俺がアイツら背負うってのはつまり…『護る』ってことだ……」

銀時「アイツらはもう俺の既知のヤツらと何も変わらねー…俺の大切なモンだ」

銀時「今も昔と同じよ…俺の『護る』モンは何一つ…変わっちゃいねぇ!」

銀時「『護る』ために振り下ろす刀の強さ…今テメーに教えてやる……!」

テレス「ほざいてんじゃねえよこのクソ野郎がァァ!」

銀時「ウオオオオォォォ!!」



553 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:25:41.05 ID:Krt0NwAO
ドゴォン!

テレス「ぐっ……!?」

テレス(駆動鎧ごしにここまでの衝撃…こ、コイツ…本当に人間か……?)

テレス「て、テメエみたいな無能力者が……」

ガキィン、キィン!

テレス「このあたしに……」

銀時「ウオアアアアァァ!!」

ガキィン!!

テレス(こ、こいつはもう人間じゃねぇ…お…夜叉だ……!)

銀時「喰らい…やがれェェェ!」

ドゴガッ!!

テレス「そ、装甲が……!」

銀時「これで……シメーだァァァ!!」

バキッ!!

テレス「うぐああぁぁ!!」



556 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:45:45.96 ID:JT8qhLg0
>>553
テレサの「お……夜叉だ…」は
鬼夜叉でいい?



557 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:49:20.70 ID:nm4F/qw0
テレス(こ、こいつはもう人間じゃねえお (^ω^)…夜叉だ……!)


559 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:54:44.30 ID:kSRYKEko
>>556
たぶん夜叉って書いて「おに」って読むんじゃない?




555 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:45:16.87 ID:Krt0NwAO
テレス「………」

銀時「はぁ…はぁ……」

ゴゴゴ

銀時「ん…何だ……?」

テレス「自爆スイッチだ……もうすぐこの研究所全体が崩壊する」

銀時「なっ……?」

テレス「この駆動鎧が破壊されて機能を停止すると同時にスイッチが入る仕掛けだ…」

銀時「さ…最後の最後まで混ぜっ返してくれやがって……」



560 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:55:08.31 ID:Krt0NwAO
テレス「行けよ…あたしはもう疲れた…ここでいっそ死んだほうが後腐れ……」

銀時「馬鹿言ってんじゃねーよ…立ちやがれテメー!」

テレス「!」

銀時「散々やりたい放題やりやがって最後はドッカーン?ふざけてんのかテメー!」

銀時「こんな勝手に死ぬことなんざ俺が絶対に許さねえ!!」

ガッ!

テレス「なっ…何を!」

銀時「まさか…テメーのことも背負うことになるたァ思わなかったぜ……」



561 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:56:24.43 ID:o86d0GEo
男前すぎるから困る



562 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 22:00:47.92 ID:Krt0NwAO
---
研究所、外

美琴「な、何よこれ…建物全体が崩れて……!」

木山「マズい…彼はまだ中に……!」

黒子「私が行ってまいります!あの殿方は私が……!」

美琴「ダメよ!あんたもまだロクに動けないんだから!」

黒子「ですがこのままでは!!」

初春「せ、先生……!」

佐天「………」

銀時『テメーらァァ!聞こえてっかー!?俺ァもうちょいで入口に着く!』

銀時『入口塞がったりしてねーよなァ!?』

初春「せ、先生!」

木山「急ぎたまえ!入口はもういつ崩れてもおかしくない!」

銀時「急げってこの足で無茶言いやがるぜ全く……」



563 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 22:17:18.85 ID:Krt0NwAO
---

美琴「見えたわ!早く外に!」

銀時「慌てんな…全くやれや……」

ガラガラ!

銀時「なっ!?」

美琴「瓦礫が!よ、避けて!」

銀時「ちっ……うぐっ!?」

銀時(足が…こんな時に……!!)

ガラガラ!

黒子「あ…あそこが崩れたらあの方が下敷きに……!」

佐天「銀さん!」

ガラガラ!

銀時「ってオイ、コレやべ……動け、動けェェェェェ!!」

佐天「ダメだよ銀さん…死なないでェェェ!!」

ビュウ!

銀時「!」

ガラガラガラ

初春「せ、先生ェェ!」



564 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 22:28:12.88 ID:Krt0NwAO
---

美琴「そんな…声が聞こえて姿が見えてたのに……!」

初春「うっ…うう…せ、先生……」

黒子「泣いてる場合ではありませんの!瓦礫の中から早く救出しなければ……」

木山「だが…あれだけの瓦礫に潰されずに生きているということは……」

黒子「そんな……!」

佐天「嘘…嘘だよそんなの……!」



565 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 22:30:11.30 ID:Krt0NwAO
ガラッ

美琴「あれ?今…瓦礫が……?」

ガラガラッ!

銀時「……よう」

美琴「あ、アンタ……」

初春「先生……?」

銀時「いや幽霊じゃねーよ、シルフスコープ着けてなくても見えんだろ?」

美琴「いやでも…あれだけの瓦礫に埋められて生きてるなんて……」

銀時「いや……何か変な風が吹いてきてよ、俺の周りにだけ瓦礫が落ちてこなかった」

黒子「風……?」

銀時「あれは自然に起こる風じゃねーな……助かったわ佐天」

佐天「?」

銀時「いやー佐天、お前やっぱやれば出来る子だわ、うんうん」

佐天「え……わ、私?」



567 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 22:34:15.49 ID:JnUO1pso
そう来たか


566 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 22:33:56.38 ID:jcrW3Aco
まさかの佐天、能力覚醒か


570 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 22:35:12.33 ID:lRMW/vYo
第四波動ォォォォォ!!!



569 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 22:35:11.16 ID:Krt0NwAO
美琴「さ、佐天さんが能力を……?」

佐天「や…ヤダな銀さん、私が能力を使えないって知ってるくせに」

銀時「……御坂、一人に2つ以上の能力が使えるようになることなんてあんのか?」

美琴「いや…それは理論上あり得ないけど……」

銀時「御坂が電気、白井がですのーと…じゃねぇテレポート、初春は……」

初春「?」

銀時「初春は……こ、光合成」

初春「何で私だけ光合成なんですか!?違いますからね!?」



571 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 22:43:44.07 ID:Krt0NwAO
木山「私は能力開発は受けていない…『置き去り』の子が能力を使ったとも考えにくい」

銀時「つーことはだ…俺の助けたあの風、一体誰が起こしたと思うよワトソン君」

佐天「わ、私が…能力を……?」

初春「や…やったじゃないですか佐天さん!凄いですよ!」

佐天「し、正直全然実感が湧かないけど…や、やったー…なのかな?」

初春「もっと喜びましょうよ佐天さん!」

佐天「いやだから実感が湧かないんだって……」



572 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 22:47:57.38 ID:Krt0NwAO
黒子「まさかあのタイミングで能力が発現するとは…しかも瓦礫を吹き飛ばす程の…」

美琴「奇跡……いや、必然なんじゃないかな?」

黒子「?」

美琴「佐天さん…強盗事件の日以来、すごく頑張ってたもん」

美琴「レベルアッパーにだって手を出さずに…真面目にずっと……」

美琴「多分その支えになってたのが……」

黒子「あの殿方だった……と?」

美琴「あーあ……これじゃ私も負けてらんないなー!」

黒子「……ですわね」



575 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 23:00:27.68 ID:Krt0NwAO
---
翌日、常盤台中学

美琴「今日はアイツの国語、どんな授業をしでかすのかしらね……」

生徒「あら御坂さん、国語の時間に何かあるんですか?」

美琴「ほら、小説読ませたり歌流したりさ…正直あれもう悪ふざけよ」

美琴「どうせ今日もまたトンデモ授業するんでしょうね…」

生徒「……そんな先生、常盤台にいましたか?」

美琴「……?」



581 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 23:09:22.77 ID:Krt0NwAO
---

美琴「黒子!」

黒子「お姉さま?」

美琴「アンタ!坂田銀時って覚えてるわよね!?」

黒子「え、ええ…というより何を今更……」

美琴「良かった…アンタはちゃんと覚えてるのね……」

黒子「お姉さま……?」

---

黒子「そんな…クラスの方が誰一人として覚えていらっしゃらない!?」

美琴「そうなのよ!さっき職員室でも聞いてみたけど『そんな教師はいない』って…」

黒子「う、初春たちに連絡をしてみますの!」



582 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 23:14:31.49 ID:jcrW3Aco
なん、だと……



583 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 23:18:42.93 ID:Krt0NwAO
---
某所

佐天「そんなことって…何かの間違いじゃないんですか?」

初春「常盤台の人たちのドッキリとか……」

美琴「いや…それは多分……ううん、絶対にないわね」

黒子「とにかく…あの殿方を探しましょう!」

佐天「授業に出てる場合じゃないですね…!」

木山「私も力を貸そう、彼にはまだ十分な礼さえ言えてないからな」

美琴「木山先生!」

初春「さっき私が呼んだんです、人手は多いほうがいいと思って……」



584 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 23:29:38.82 ID:Krt0NwAO
---

佐天「ど、どこにもいない…銀さん…一体どこに……!」

木山「学園都市は人を捜すには広すぎる…彼が行きそうな場所は分からないのか?」

佐天「うーん……」

黒子「あの殿方の行きそうな場所といえば…甘いものがあって…お酒が飲めて…」

美琴「………」

美琴『一つだけ約束して』

美琴「……まさか!」



585 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 23:33:45.01 ID:Krt0NwAO
---
喫茶店

美琴「………!」

銀時「……よぉ、遅かったじゃねーか?先に食っちまってるぜ?」

美琴「馬鹿!それどころじゃないわよ!」

黒子「私たち以外の方たちからあなたに関する記憶が…」

銀時「……そういうオチになってんのか」

佐天「オチって……?」

初春「一体何の……」

銀時「要するに…マサラタウンにサヨナラバイバイする時が来ちまったんだよ」

美琴「サヨナラって…あ、アンタ何言って…?」

銀時「……俺とテメーらここでお別れだ」

美琴「!」



586 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 23:38:48.16 ID:Krt0NwAO
美琴「な…何よそれ……笑えない冗談は止めなさいよ!」

黒子「いつもよりもタチが悪い冗談ですわね…もう少し場を和ませるものにしてくださいな」

銀時「………」

初春「せ…先生……!」

佐天「ほ、本当なんですか…お別れって……」

銀時「……ワリーな」

佐天「……!」



587 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 23:46:16.93 ID:Krt0NwAO
美琴「な、何謝ってるの?意味が分からないわ…」

木山「……何故ここを離れる?ワケを聞かせてくれないか?」

銀時「ワケもなんも…俺ァ元々ここにいちゃならねェんだ……」

木山「……?」

銀時「詳しくはよくわからねェけどよ…俺とテメーらは住んでる世界が違うみてーでな」

銀時「こっちがハッピーエンドになりゃ…そん時に俺ァ消えなきゃならねえらしい」

木山「……?」

銀時「ま…要するにアレよ、俺ァもうお役御免ってわけだ」



588 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 23:50:26.15 ID:Krt0NwAO
美琴「訳分からないこと言わないでよ!そんなことで納得出来るわけ……」

銀時「……もう時間がねェ」

木山「君……す、透けてきていないか!?」

黒子「なっ……!」

銀時「まーあれだ、今は政治も半透明な時代だし半透明な人間がいたっておかしくは…」

美琴「ふざけてる場合じゃないわよ!アンタ…これ!」

銀時「……じゃあ恒例のアレ、やるとすっか」

美琴「あれ……?」

銀時「よーしテメーらァァ!今から出席を取るぞォ!」



589 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 23:53:11.71 ID:kSRYKEko
恒例の出席キタ!



591 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 00:01:11.54 ID:OKoqpMAO
美琴「そ…そんなことしてる場合じゃ……!」

銀時「こんな時だからこそだよ……じゃー行くぞ、初春飾利ー」

初春「は、はい…!」

銀時「いつもご苦労さんだったな…お前がコイツらの頭にいりゃ当分は大丈夫だろ」

初春「先生…ありがとうこざいます!」

銀時「あと……何なのその花、眠りごなとか出んの?花びらの舞とか使えんの?」

初春「ひ、秘密です!黙秘します!」

銀時(つーことは頑張れば使えんのか…?)



592 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 00:10:15.78 ID:OKoqpMAO
銀時「じゃあ次ー佐天涙子ー!」

佐天「う、うん……」

銀時「あそこで能力発動とは恐れ入ったわ、助けてもらって感謝してるぜ」

佐天「あの時は無我夢中で…何が何なのか全然分かってなかったけどね」

佐天「でも…ほら、ちょっとくらいなら能力を自由に使えるようになったよ!」

銀時「葉っぱがクルクル回ってんな…公園掃除に役立ちそうだなオイ」

佐天「アハハ…もうちょっとうまく使いこなせてからね……先生、ありがとう!」



593 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 00:13:13.38 ID:OKoqpMAO
銀時「じゃー次、白井黒子ー」

黒子「はいですの…」

銀時「よくよく考えたらテメーと二人組で行動することは結構多かったな……」

黒子「いちいちあなたの行動に突っ込みを入れる私の身にもなってくださいな」

銀時「ぱっつぁん的ポジションでよくやってくれたじゃねーかオイ」

黒子「いやぱっつぁんって誰ですの」

銀時「まあメガネは置いといて…戦いん時も世話になったな…」

黒子「私の方こそ…感謝してますの、銀時先生!」



594 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 00:25:11.47 ID:OKoqpMAO
銀時「次は…御坂美琴ー!」

美琴「……うん」

銀時「ま……何だ、迷いもしたがテメーは一本心が通ってるよ」

銀時「そいつを大切にしろ…あと、ダチ公のことはもっと頼れ」

銀時「全員…テメーの味方なんだからよ」

美琴「………せい」

銀時「……?」

美琴「銀時『先生』…」

銀時「…初めてじゃねーか?テメーが俺を先生って呼ぶのもよ……」

美琴「銀時先生…ありがとう……!」



595 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 00:37:38.55 ID:OKoqpMAO
銀時「あと……どうすっかな」

木山「何だ…私には何も言ってくれないのか?」

銀時「いやアンタ生徒じゃないし!むしろ先生の立場だろ」

木山「フフ…違いない」

銀時「そういや…子供らは元気でやってんのか?」

木山「ああ…今は療養中で入院しているが……近いうちに退院できるだろうな」

銀時「そうかい……良かったじゃねーか」

木山「あの子たちを助けられたのも…君のおかげだ、ありがとう」



596 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 00:39:21.50 ID:OKoqpMAO
銀時「ま…こんな所だろうな、とりあえずはよ」

銀時「あ、いいもんもんじゃんじょんに奢れなくてワリーって言っといてくれ」

黒子(い、いいもん…どなたですの?)

美琴「あんた…本当にいっちゃうの…?何とかしてここに残れない?」

銀時「ま…無理だろうな、レベル一のスライムがダークドレアムを倒すくらい無理」

美琴「でも…私たちあんたに何もしてない……あんたは私たちのためにあれだけ……」

銀時「いや…俺ァ大切なモンをもう受け取ったよ」



601 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 00:51:03.06 ID:OKoqpMAO
黒子「大切なもの…?」

銀時「俺が探してたモンはもう見つかったよ、テメーらのおかげさんでな……」

美琴「私たちが…アンタの探し物を?そんなの知らな……」

銀時「俺の目の前にあるじゃねーか、あったけェ…大切なモンが…たくさんな」

美琴「……!」



602 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 00:53:19.04 ID:OKoqpMAO
佐天「でも……ひどいよこんなの…私たちせっかく…せっかく銀さんと…」

銀時「……」

銀時「心配すんな…俺ァ死にやしねェ…二度と会えねェわけじゃねーんだ」

初春「先生……」

銀時「それに…俺たちはもう繋がってるじゃねーか…離れたってそれは切れやしねェよ」

佐天「え……?」

銀時「てめーの魂でな……」



603 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 01:01:24.64 ID:OKoqpMAO
銀時「じゃ…世話んなったな…あ、サスケェと金剛君にもよろしく頼むわ」

黒子(サスケェが固法先輩で…金剛君が婚后光子…ですわね…?)

銀時「ゴタゴタしてることも多かったけどよ…嫌いじゃなかったぜ、テメーらといるのは」

初春「私たちも…同じ気持ちです!」

佐天「銀さんと一緒にいた時間…絶対に忘れないから!」

木山「本当に感謝してもしきれないな…他人との別れを惜しいと思うのは初めてだよ」

黒子「いつか…また必ず来てくださいな、私たちいつでも歓迎しますわ」

美琴「約束よ、また…絶対に会うんだからね!」

銀時「ああ…約束だ……!」



604 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 01:08:21.48 ID:OKoqpMAO
---

銀時「………」

新八「銀さん…どんだけ寝相が悪かったらトイレの前まで転がってくるんですか?」

銀時「ぱっつぁんよぉ… ちょっと顔貸せ……」

新八「な、何ですか?」

銀時「ホワッチャアアアアァァ!!」

新八「!?」ビクッ

銀時「……って殴るとこつもりだったけどよ…ま、止めといてやらァ」

新八「いや、僕何かしましたっけ?」

銀時「したよ、鼻から息吸って酸素吸収してんじゃん」

新八「息吸うなってか!それって遠回しに死ねって言ってんだろォォォ!」



605 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 01:16:12.59 ID:OKoqpMAO
---

美琴「アイツ……元気でやってるかな?」

黒子「さぁ…あの殿方のことですからねぇ、また馬鹿なことをしているのでは?」

美琴「確かに…ところで黒子、あんた別れの時泣いてなかった?」

黒子「な…何をおっしゃるやらお姉さまったら、黒子はまったくそのような…」

美琴「……惚れた?」

黒子「」

美琴「いやー良い事よ!アンタもちゃんと異性を意識することが…」

黒子「お姉さま…」

美琴「……あれ?」

黒子「お姉さまが黒子を言葉責めなさるなんて…ああ、何という幸福!」

美琴「ば、馬鹿!違うって!」

黒子「お姉さまー!」

美琴「くっつくなって言ってんでしょうが!」

ゴンッ



606 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 01:21:49.84 ID:OKoqpMAO
---
拘置場

テレス「フ…最後まで食えない男だったな、敵である私を助けるとは」

テレス「背負うものを持った人間の強さ……か」

テレス「私にも…いつか……守りたいと思える物が……」

---

黄泉川「ったくアイツったら奢れっていう約束すっぽかしやがって!」

鉄装「まあまあ、怒らないでください黄泉ガエルさん」

黄泉川「そんなこというのはどの口じゃん!」

鉄装「い、いふぁい!冗談れふ!引っ張らないでくだふぁい!」



607 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 01:24:25.02 ID:OnsEb360
ベアトが改心した!?



608 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 01:26:46.46 ID:OKoqpMAO
---
病院

佐天「初春、枝先さんに何か用事があるの?」

初春「お友達になったんですけど…そろそろ退院するらしいから誘ってみようかと」

佐天「誘うって……何にさ?」

初春「えへへ…」

---

初春「枝先さん!」

枝先「初春さん!また来てくれたんだね!」

初春「うん、枝先さんもそろそろ退院できるだよね!」

枝先「うん!」

初春「それで…退院してからでいいんだけど……」

枝先「?」

初春「一緒にバンド!やってみませんか?」

fin



610 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 01:31:44.92 ID:OKoqpMAO
三年Z組ー銀八先生!

銀八「はい、皆さんどーもお疲れさんでしたー」

銀八「いやーすいまっせーん、何だかんだでこんな時間になっちまいましたわ」

銀八「蛇足的な補足説明をしときたいとこなんですが…今はちょっと無理ですね」

銀八「じゃーひとまず、ここまで読んでくれた人に対して感謝の意を表しときます」

本当にありがとうございました、時間を取らせてすみません


611 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 01:34:49.69 ID:IHSTMMAO
取りあえず乙なんだよ!


612 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 01:47:31.24 ID:ZhZzPmY0
最後、銀さんけいおんフラグ?

乙、面白かった



616 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 04:53:07.91 ID:lBEhQNM0
は……春上さんはどこなの……

でも乙!面白かった!!



633 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 20:50:42.13 ID:OKoqpMAO
三年Z組ー銀八先生!

銀八「じゃー枠が余ったんで蛇足的補足やっときます、鬱陶しけりゃスルーしてください」

銀八「今回のは設定上では禁書とは関係がありません、分かりにくくなるんで」

銀八「それと今回はちょっと色々実験的なことをして書いてたんで出来は悪いです」

銀八「書きためもオチも考えないでフラフラ書くとこういう事態になるんだな、うん」



635 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 21:13:02.95 ID:OKoqpMAO
銀八「あと…春上さんは展開上の都合でスパッと消しました、存在を」

銀八「あと銀さん牛乳は苺牛乳派だから武蔵野牛乳とか言うやつも消しました」

銀八「……あ、武蔵野牛乳VS苺牛乳で口論する展開があっても面白かったかもな」

銀八「それ以外の奴は大体見せ場作れた…ような気がする、多分」

銀八「あ、金剛くんだけはゴメン、どうしても絡ませられなかったわ…キャラ濃くて」



636 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 21:25:22.47 ID:OKoqpMAO
銀八「で…こっからは直接この作品にゃ関係ない話になるんだけど……」

銀八「何だかんだ銀さん結構色々な所に吹っ飛ばされてるわけですが…」

銀八「ぼちぼち絡ませることが出来そうなネタもなくなってきてんなオイ」

銀八「誰か言ってたけどもうウルルン再来訪路線で行ってみるか…?」

銀八「いやーでもよー…悩みどこだなコレ、つか次回があるかすら未定だし」



640 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 21:44:12.57 ID:OKoqpMAO
銀八「そういや…『次はけいおんか』、みてーなことどっかで言われたような…」

銀八「あれと組み合わせって絶対ヤバいよなー…つーか需要あんのか微妙じゃね?」

銀八「試しに1カットくらいやってみるか…前後の流れは適当に補完して下さい」

銀八「じゃ、こんな感じで」



642 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 21:45:43.87 ID:OKoqpMAO
律「ヅラっちは?何か楽器出来んの?」

桂「ヅラっちじゃない桂だ、ラップならば得意分野だが…」

澪「ラップかー…歌の途中に挟んでみるのも面白いかもな!」

桂「………」チラッ

銀時「ん?」

桂「………フ」

銀時「オメーは何で今ちょっと得意気になってこっち見たんだ腹立つなァァ!」

桂「フハハハハ!見苦しいぞ銀時!やはり貴様などより俺のほうが出来る子のようだな!」

銀時「ラップなんざ誰だって出来ますー!『ポケモンいえるかな』もラップだしー!」

銀時「テメーなんかよりイラストも描けるイマクニのほうがずっと凄いしー!」

梓「………」



644 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 21:52:46.73 ID:5L8nesAO
ごめん…俺黙ってたんだが… 既にけいおんと銀魂のクロス見たことあるぜ…



650 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 22:06:29.65 ID:OKoqpMAO
銀時「こんな感じか?」

新八「銀さん、もう似たような作品が既にあるらしいですよ」

銀時「先に言えやこのダメガネがァァ!ちょっと展開考えちゃったじゃねーか!!」

新八「ちょっと僕に言わないでくださいよ!?僕だって今知ったんですからね?」

銀時「へえ…ヅラの奴がけいおんになぁ……やべ、超見てみてーわ」

銀時「あ、関係ないけど今俺らってシンジ君を万事屋ファミリーにして新東京に……」

新八「ちょっとォォ!それ全然違うからね!?僕らが口に出しちゃダメですよ!?」



655 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 22:18:16.32 ID:OKoqpMAO
銀時「で…どうすんだよこのグダグダ感」

新八「いや僕に振られても困るんですけど……じゃあここらで締めたらどうですか?」

銀時「そうすっか、何事も引き際が肝心だしな…」

新八「ていうかいつの間に『銀八』から『銀時』になったんですか?」

銀時「んなこたァどーでもいいんだよ、気にしたら負けだ」

銀時「つーわけで…時間とらせて悪かったなテメーら、参考になったわ」

銀時「また会う機会がありゃそん時はよろしく頼むわ」


参考になる意見をありがとうございました



660 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 22:34:56.36 ID:HqDcVPso
>>1乙

銀さんは半分メタ世界にいるから扱いやすいなw



661 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 23:09:51.59 ID:d3M5VD6o
乙乙

リクエスト可能なら、次回作はクレヨンしんちゃんとかに……



662 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 23:14:42.20 ID:R45g0pYo
けいおん世界にいっても、ひたすら甘いもの食ってるだけだろ


664 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/07(月) 23:42:54.67 ID:FO.KtFwo
>再来訪路線で行ってみるか…?

すげえ見たい



667 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/08(火) 00:06:22.44 ID:Zl.8hMAO
ポケスペ見たいなあ
トレーナー攻撃するのデフォだしww



670 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/08(火) 00:27:39.19 ID:4p9s96Q0
ポケスペは難しいだろ…
範囲がでかすぎる

モンジャラは確定できるけど







721 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 18:05:15.35 ID:B.nik.AO
展開上諦めた小ネタ、シリアスが好きな方はスルーしてください


722 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 18:06:00.24 ID:CzBRC.k0
wktk



723 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 18:06:35.51 ID:B.nik.AO
銀時「あー…くっそ、体中が痛くてしょうがねーな……やれやれだよまったく」

銀時「腹立つから経費使って何かシュワシュワ泡がでるあの入浴剤でも買ってやろうか」

上条「あの…すいません、ちょっとお願いがあるんですけど良いですかね……?」

銀時「えーっと……ああ、斉藤さん?斉藤さんじゃねーか」

上条「いや上条当麻です、あの…初対面の方にこんなこと頼むのもアレなんですけど……」

上条「お金…貸してもらえませんかね……?」

銀時「はあ?」



724 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 18:12:25.34 ID:B.nik.AO
銀時「何それ、新手のたかり?物腰低くしといて上手く金をせびろうとしてんの?」

銀時「それに…ワリーが俺ァ知らねー奴に金貸せるほど金モッチーじゃねーんだわ」スタスタ

上条「いや…本当に困ってて…悪魔が…白い悪魔が……」

銀時「白い悪魔?…ま、まさかそいつは連邦軍の」

上条「ただのシスターなんですけど…」

銀時「帰れ」スタスタ

上条「いや冗談じゃないんですって!本当なんですよ!」



725 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 18:20:01.67 ID:B.nik.AO
銀時「……で、胃袋がブラックホールなガキが食い過ぎて金がヤバいってか?」

上条「まあ…大体そんな感じですね」

銀時「バカかテメー…そういうガキと行けんのは食い放題のバイキングだけだろ」

上条「…いつもモヤシいためだからたまにはと思ったのが失敗でした」

銀時「俺も食いまくるガキが身内にいっから力になってやりてーが…こればっかはな…」

上条「首をくくる覚悟で謝るしかないですかね…」

銀時「まー待て、諦めたらそこで試合終了だよ当麻くんよ」

上条「これ以上はどうにも…こんなときに限って携帯は壊れてやがるし…不幸だ……」

銀時「だーから諦めんなって範馬くん」

上条「いえ、当麻です」



726 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 18:27:04.87 ID:B.nik.AO
銀時「ちょっと待っとけ…アイツらに連絡してから適当なの見つくろってくっから」

上条「は……?」

---

上条「見つくろってくるって…一体何する気なんだ?あの人」

銀時「いやーワリーワリー、遅れたわ」

上条「あの…どこに行って……」

一方通行「何なンですかァ?いきなりワケのわからねェ所に連れて来やがって……」

上条「……すいません、そちらの方はどなたでせう?」

銀時「モヤシいためが好きって言ってたからその辺歩いてた細いもやしっ子をだな…」

上条「いや頼んでませんけど」



727 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 18:29:45.28 ID:CzBRC.k0
一方さんwww



728 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 18:58:35.65 ID:B.nik.AO
一方通行「無理やり引っ張って来やがったと思えばいきなりもやしとかよォ……」

一方通行「ぶっ殺されたいンですかテメェらは?」

銀時「止めとけ、お前さんみたいなもやしっ子は喧嘩なんかするもんじゃねーよ」

一方通行「……オッケェ、じゃあまずはテメェから…」

佐天「あっ、いたいた!銀さーん!」

黒子「まったく…いきなり呼び出すなんてデリカシーのかけらもありませんのね」

初春「そう言ってる割には白井さん、ずいぶん可愛い服を着てきましたね」

黒子「な・に・が・言いたいんですの?私があの殿方を意識しているとでも?」



729 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 19:13:07.83 ID:B.nik.AO
美琴「ほら、二人とも喧嘩しないで…って……」

上条「び……ビリビリ!何でお前が!?」

美琴「あっ…アンタこそ何で…っていうか……」

一方通行「なンだ…『超電磁砲』じゃねェか」

美琴「アンタ……一体なにやってんのよ」バチバチ

一方通行「やンのかァ?いいねいいね…こっちもちょうどイライラしてたとこでなァ」

銀時「いや喧嘩してんじゃねーよ…じゃあテメーら行くぞ」

上条「ど…どこへ?」

銀時「テメーが金払わなきゃならねェ店だよ」

上条「……?」



730 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 20:08:02.17 ID:B.nik.AO
---
ファミレス

銀時「えー皆さん、今日はお集まりいただきましてーお疲れさんです」

佐天「あの…銀さん…一体何を?」

銀時「じゃー今から男4女5の合コンパーティーやりまーす」

黒子「は…ご、合コン……?」

上条「それに男が4って…俺と銀さんにこちらの…名前何でしたっけ」

一方通行「………一方通行」

上条「すいませんわざわざ…で、男は俺と銀さんと一方通行さんの三人だけで……」

ステイル「僕もいるよ」

神裂「………」

上条「……どっから湧いた?」

銀時「つーわけで…4対5で合コンだ」



731 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 20:22:36.09 ID:B.nik.AO
上条『銀さん、話がおかしい…何でお金貸してからこんな流れになったんでせう?』

銀時『合コンで使った金と一緒にテメーが払わなきゃならねェ代金を精算する作戦だ』

銀時『どさくさに紛れて誰かにまとめて払わせちまえばこっちの勝ちモンよ』

上条『だ、大丈夫なんですか?』

銀時『いいか…ただし絶対に幹事だけはやるんじゃねーぞ』

上条『は…はぁ、分かりました……けどファミレスで合コンでどうなんだ?』



736 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 20:43:12.10 ID:B.nik.AO
銀時(幹事になっちまったら立ち回りが色々と面倒だからな…)

銀時(加えて…合コンにおいて女子が金を建て替えることは少ないと言っていい)

銀時(だが…俺とあのツンツン頭が金を払うことだけは避けなきゃならねェ)

銀時(ズバリ…金を払わせるべきターゲットは……)

ステイル「すまない、灰皿頂けないかな?」

一方通行「チッ……なーンでこンな面倒くせェことになってンだァ?」

銀時(コイツらだ!!)



737 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 21:03:29.32 ID:B.nik.AO
銀時「………」

上条「………」

その他「………」

上条(お、重い…空気!空気が重い!)

銀時(つーか当たり前か、御坂たちにゃ何も知らせねーで連れて来ちまったからな…)

ステイル「どうしたんだいみんな、何も頼まないのか?」

銀時「!」

銀時(第一歩を切り込んでいくとはやるじゃねーかバーコード!)



739 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 21:36:28.01 ID:B.nik.AO
黒子「そうですわね…状況は分かりませんが……お姉さまたちは何をお召し上がりに?」

銀時(流れは傾いた、このまま一気に……)

ステイル「じゃあ僕はこのお子さまランチを」

銀時「」

佐天「え……お、お子さまランチですか?」

ステイル「好きなんだよ、君もどうかな?」

佐天「い、いや…私は……」

一同「………」

銀時(テメーは何で真っ先に切り込んでおいて地雷爆発させてんだァァァ!)

銀時(戦いを仕掛けた挙げ句に爆死して仲間の士気を下げたヤムチャと同じじゃねーか!)



740 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 21:40:31.09 ID:CzBRC.k0
14才だもんな



743 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 21:54:03.75 ID:B.nik.AO
銀時(ダメだ…ここは俺が行くしかねェ!)

銀時「俺ァ軽いモンにしとくかな…お姉さーん、このチョコクリームパフェ一つ」

佐天「あ、じゃあ私はストロベリーパフェで!」

初春「私はこの季節限定のレモン風味ショートケーキをお願いしていいですか?」

銀時「いっとけいっとけ、甘いモンならガンガンいっとけ」

佐天「さっすが銀さん!太っ腹だね!」

上条(すげえこの人…女の子が好きそうな甘い物を頼むことで場の空気を良くした…)

銀時(ただこれが出来んのは最初の一発だけだ…あとはお前が何とかしろ!)



744 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 22:06:56.34 ID:B.nik.AO
美琴「…私も何か食べようかしら、黒子はなにが食べたい?」

黒子「私はお姉さまが決めてからで結構ですわ」

美琴「じゃあ… 私はこのデラックスサンデーにしようかしら」

上条「じゃあ俺もお前と同じのにしようかな」

美琴「な…何でアンタが私と同じのを……」

上条「だってお前が選ぶ物だったらおいしいに決まってるだろ?」

美琴「なっ…ば、バカ……!」

上条「お前くらいの奴だといつも良いもん食べてんだろうな…上条さんは羨ましいですよ」

美琴「じゃあ…こ、今度私が何か作りにいってあげようか?」

上条「本当か!御坂…いや美琴先生!是非とも頼みます!」

美琴「み、美琴先生って……」

美琴(そ…そんなに嬉しいんだ……良かった)



745 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 22:12:27.76 ID:B.nik.AO
銀時(やるじゃねーかオイ、何か無意識っぽいのが腹立つけど場の空気が……)

黒子「あ…あの類人猿……」

銀時(し、しまった!ですのーとの御坂に対するストーカー気質を忘れてたァァ!)

一方通行「はッ、サンデーとかクッソ甘ェモン頼みやがって……」

美琴「何か文句でもあるのかしら?」

一方通行「見るだけで胃がもたれそうなンだよ」

美琴「………」イラッ

佐天「あ…あはは……まあまあ……」

銀時(何でだァァ!悉く空気をぶち壊していきやがるんだこの馬鹿どもがァァ!)



746 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 22:25:13.30 ID:oiJ8XUDO
いやいやいやwwwwww
根本的に人選ミスりまクリスティだから銀さんwwwwww
つーか一方通行はたかられポジションなのなwwwwww




747 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 22:27:01.37 ID:B.nik.AO
銀時「つ、つーかアレだなー!そっちの人全然喋ってねーな!」

神裂「す…すみません、成り行きで加わってしまったので勝手が分からず……」

銀時・上条「!」

銀時(チャンスだ…この慣れていない奴を上手く使えれば……)

上条(場の空気が少しは穏やかになる!)

上条「神裂はあんまりこういう席には慣れてないのか?」

神裂「ええ…噂には聞いていたのですが……」

上条「そういや神裂っていくつだったっけ?」

神裂「……当ててみてください?」



750 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 22:44:27.04 ID:B.nik.AO
銀時『上条…間違っても年上に見るんじゃねーぞ、予想年齢-5歳で言っとけ』

上条『ですよね……顔立ち、服のセンス、総合的に考えて…そこから-5歳だと……』

上条「そうだな…25歳くらいじゃ」

神裂「死んでください、上条当麻」

上条「いや何で!?」

銀時『何やってんだテメーはァァ!若く見ろって言っただろうがァァァ!』

上条『見たんですって!結構リアルに予想してそこから5歳若くしましたよ!』



751 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 22:45:52.67 ID:Clf6YkAO
地雷どこらか核発射スイッチ踏んだな


752 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 22:53:07.39 ID:S3XQ8iAo
30歳があんな格好出来ねーよwwwwww



753 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 22:59:05.87 ID:B.nik.AO
神裂「一瞬ですべてを消し飛ばします…『唯閃』を使って……」

銀時「待て、待って!?一旦落ち着こう、な?まだ俺のターンが残ってるしな?」

神裂「…そうですね、ではあなたに問います、私はいくつに見えますか?」

銀時「多分二十歳は越えてる……」

神裂「唯…」チャキ

銀時「はずがないだろうがこの馬鹿!」バシッ

上条「痛っ!」

一方通行(二十歳いってねェのか…俺は22くれェで予想してたンだけどよォ……)



756 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 23:09:08.58 ID:B.nik.AO
銀時(待て待て待て…いやこれで十代とか何の冗談!?)

銀時(いや考えろ…流石に中学生じゃねーはずだ……多分)

銀時(なら高校生か…いや高校生って感じでもねー気が……)

神裂「……どうしたのですか?答えられないのですか?」

銀時「か、かんざきさんはじゅうはっさいくらいかなー」

神裂「………」



759 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 23:21:25.18 ID:B.nik.AO
神裂「……フン、まあいいでしょう」

銀時(の…乗り切った…ここまで神経使うたァ思わなかったぜ……!)

上条「お…お前マジで十代だったの」

銀時「ホワッチャアアアァァァ!!」バキッ

上条「ぐふっ……」バタッ

神裂「今… 上条当麻が何か妙なことを言い掛けませんでしたか?」

銀時「気のせいです、もう全てが気のせいです」

佐天(木山先生と同期くらいかなと思ってた……)

初春(私は黄泉川先生くらいかなと……)



761 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 23:31:05.67 ID:B.nik.AO
店員「お待たせ致しました、ご注文の品です」

銀時「し…じゃーとりあえずみんなで乾杯でもすっか、な?」

佐天「い、良いですね!親交をより深めるためにも…ね、白井さん」

黒子「まあ…そうですわね……」

美琴「そうね…形としてはやっておきましょうか」

一方通行「チッ…このブラック飲み終わったら俺は帰るからな」



762 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 23:33:55.57 ID:B.nik.AO
銀時「まままま、とりあえず…かーんぱー」

ステイル「すまない、お子さまランチのライス部分にに旗が立っていないのだが!」

銀時「」

店員「え…いや…そういう仕様なのですが…」

ステイル「何だって…旗の付いてないお子さまランチなんて……」

上条「か…かんぱ……」

美琴「いや…もういいわよ……」

銀時(ねえ、もういいかな?あの子東京湾に放り込んじゃって良いかな?)

銀時(魚の餌になったほうが世のため人のため魚のためになんじゃねーの?)



763 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 23:38:26.33 ID:Clf6YkAO
一通さんはともかく何でステイルはそんなに空気読めないんだよwwwwwwwwww


764 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 23:39:55.55 ID:uV2MlA20
ヅラを彷彿とさせるなww



765 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 23:43:59.74 ID:B.nik.AO
三年Z組ー銀八先生!

銀八「つーわけでバーコードがバカやった辺りで今日は止めます」

銀八「何かホントすいませんね、終わってるモンにいちいち小ネタとか付け加えて」

銀八「本筋のストーリーが絡まないどこまで馬鹿がやれるか試してみたくなってですね…」

銀八「難しいしクオリティ低いし嫌になるねオイ」

銀八「ま…生ぬるい目で見て流してくれりゃそんで満足です」

銀八「あと、次回作についてのたくさんの意見本当にありがとさんでした」

銀八「先生も思いつかない発想が一杯で感心しちゃったなー、うん」


色々な意見、ありがたかったです、本当にありがとうございます


767 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/13(日) 23:47:20.40 ID:oiJ8XUDO
良いじゃないか、>>1のスレなんだから、思うようにやったって良いじゃない、人間だもの

まだを

ともあれ乙!楽しく読ませて頂いてますよ!



771 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/14(月) 18:27:59.14 ID:TH3KQKw0
ステイルがヅラでしか再生されなくなったわwww



777 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/14(月) 22:16:43.06 ID:bjgkDEAO
一同「………」

上条『銀さんヤバいです、明らかに空気がおかしいです』

銀時『焦るな…これ以上場が白けることはねェ、あとは上がってくだけだ』

上条『しかし…何だアイツは……明らかに狙い澄ましたかのようなタイミングで…』

銀時『だって仕方ないだろ、ステイルだもん』

上条『いや…よく分かりませんけど』

銀時『じゃあハンターハンターが休載になったらお前は何故か疑問に思うか?』

銀時『だって冨樫だし、で済ませるだろ?つまりはそういうわけだ』

上条『……よく分かりました』



778 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/14(月) 22:30:06.94 ID:bjgkDEAO
銀時(しかしこれ以下の状況はねェとは言っても何て切り出しゃいいんだ…)

一方通行「よォ…テメェさっきから鬱陶しいンだよ…」

銀時(お、オメーは黙ってろよォォ!)

ステイル「僕のことかな?」

一方通行「ただでさえムカついてンだよ…これ以上俺をイラつかせンな」

ステイル「気分を害したならすまなかったね…しかし君もまだまだ子供だな……」

一方通行「喧嘩売ってンですかテメェはァ!?」

ステイル「フ…喧嘩か、止めておいたほうがいい…死人が出るよ」

上条『銀さん、この状況が最下層という幻想をこの二人にぶち壊されました』

銀時『……こういうケースもあるというリアリズムだな、うん』



782 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/14(月) 22:55:53.54 ID:bjgkDEAO
佐天「あ、あの!ゲームでもやりませんか?」

美琴「ゲーム…?」

佐天「あるじゃないですか、何かこう…王様ゲームみたいな!」

上条「そ、そうだよなー!せっかくだしやってみないか?」

美琴「私は別にいいけど……」

黒子「いけませんわお姉さま、そのような低俗極まりない……」

銀時「白井、耳貸せ」

黒子「?」

銀時『王様の命令は年上だろうが何だろうが絶対だ…どんな命令にも逆らえねェ』

黒子『それが一体何の……』

銀時『上手くすりゃ御坂の奴とあんなことやこんなことまでだな……』

黒子「やりますわよお姉さま」

銀時(単純って素晴らしいスキルだなオイ)



784 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/14(月) 23:07:25.82 ID:bjgkDEAO
一方通行「チッ…俺にそンなくだらねェことやってる時間はねェんだよ…」

銀時(やべェ!コイツが帰っちまったら元も子もなくなっちまうじゃねーか!)

一方通行「クソ、とンだ時間過ごしちまったなァ…俺ァもう帰……」

ステイル「逃げるのかい?」

一方通行「……はァ?」

ステイル「まあ…勝つ自信がなく逃げたいのなら逃げればいいさ、止めはしないよ」

一方通行「話聞いてなかったンですかァ?俺はただ面倒くせェから……」

ステイル「フ…臆病者の常套句だな、肝試しを怖がる中学生男子のような言い訳だ」

一方通行「……」イラッ

ステイル「君は家に帰り一人ぼっちでマインスイーパーにでも勤しんでいればいい」

一方通行「………」ブチッ



787 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/14(月) 23:24:34.95 ID:bjgkDEAO
一方通行「オイ白髪頭」

銀時「え?俺のこと?」

一方通行「オマエ以外誰がいるってンだ」

銀時「いやお前鏡見てこいよ、服は真っ黒頭は真っ白な名探偵がそこにいるから」

一方通行「どォでもいい…それより、勝者の命令は絶対なンだったか?」

銀時「まあ…基本的にゃそうじゃね?」

一方通行「そォか…なに言っても逆らえねェんだな……面白ェ、俺もやってやるよ」

一方通行(あンのクソバーコードに思い切りぶちかましてやる……!)

銀時「……いいのかこの流れ?」



788 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/15(火) 00:08:53.98 ID:KVWPisAO
初春「じゃ、じゃあやりましょうか!」

佐天「うん、じゃあみんな引いてー!」

銀時(3番か…誰が王様引いたんだ?)

神裂「あの…わ、私が王様…みたいなのですが……?」

銀時(アイツかよ、ノーマークだったな……)

佐天「神裂さん!番号を指定してから何か好きな命令を言っちゃってください!」

神裂「は、はぁ…それでは3番の方が……」

銀時(げっ…俺かよ……まあ一発目だしそんなヤバいのは来るわけ…)

神裂「この食事代を支払ってください」

銀時「何でだァァァァァ!?」



789 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/15(火) 01:02:28.15 ID:wnjKxWw0
さすが聖人


792 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/15(火) 07:29:25.08 ID:c4b0oRwo
やばいねーちん最高すぎるwwwwwwwwwwwwwwww



798 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/15(火) 20:59:19.97 ID:KVWPisAO
神裂「な、何か問題が……?」

銀時「ちょ…金が絡むのはやめね?うん、そういうのって良くないよ」

美琴「そんなに高くないんだから別に良いんじゃない?」

銀時「テメーみたいな輩には庶民の苦しみが分からねーんだよ」

銀時「官僚から転落してダンボールを我が家と呼ぶようになった奴もいる世の中だからね?」

美琴「それ…波瀾万丈な人生にも程があるわよ」



799 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/15(火) 21:17:09.11 ID:KVWPisAO
銀時「オイ上条、お前からも何か言ってやれ」

上条「そうだぞ…銀さんが全部払うなんて……」

上条「………あれ?『銀さんが』全部?」

上条「…………」

銀時「ん?どうしたよ」

上条「………銀さん」

上条「払いましょうよ、全部」

銀時「………」

銀時(う、裏切ったァァァ!?ねえ!このクソヤロー裏切ったんだけどォォォォ!!)



800 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/15(火) 21:20:29.34 ID:6NgvSbEP
ワロタwwwwww


801 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/15(火) 21:24:08.44 ID:UXs6tQAO
うわあwwwwwwwwwwwwwwww



803 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/15(火) 21:36:51.39 ID:KVWPisAO
銀時『上条ォォォ!いやおま…どういうつもりだ!?』

上条『すいません銀さん!あとで必ず!必ず返しますから!!』

銀時『ふざけんなお前ェェ!何しれっと全てを俺に押し付けてんだァァァ!』

上条『ホントに今月ヤバいんです!金に困ってるとかいうレベルじゃないんです!』

銀時『テメーの家の財政事情なんざ知るかァァァァ!』



804 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/15(火) 21:46:11.61 ID:KVWPisAO
佐天「何ですか二人とも…コソコソ内緒話なんかしちゃって……次、やりますよ?」

神裂「じゃあ皆さん、お好きなものを引いてください」

銀時『やべェ!ここで次に移られたら俺が金を払うってことで話が成立しちまう!』

銀時「ち、ちょっと待…まだ引くんじゃ…」

ステイル「じゃあ僕はこれにしよう」

銀時(バーコードォォォォ!!)



806 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/15(火) 22:01:36.28 ID:KVWPisAO
銀時(やべェよ…結局俺が金払うってことになっちまったよ……)

銀時「………」

美琴「ちょっと…早くアンタも引きなさいよ」

銀時「……んじゃこれでいいよ」

美琴「な、何かもう燃え尽きた感があるわね……」

銀時(今回は五番か……)

神裂「ま、また私が王様なのですが……」



807 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/15(火) 22:04:42.42 ID:6Vn33Too
ねーちんは運いいからなww



808 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/15(火) 22:12:48.00 ID:KVWPisAO
佐天「へぇ、神裂さん運がいいねー」

神裂「いえ…幸運に恵まれているというのもあまり嬉しいことではないのです……」

黒子「では指示を…」

神裂「先ほどの状況を見る限り厳しいのは止めたほうが良さそうですね…」

佐天「あ、じゃあ神裂さん……」ゴニョゴニョ

神裂「そ、それは…良いのですか……?」

佐天「これは全然大丈夫ですよ」

銀時(あいつ…何を吹き込んだ?)



809 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/15(火) 22:30:34.78 ID:KVWPisAO
神裂「では四番の方が…そうですね、では七番の方と食べ比べをしてください」

銀時「食べ比べ?」

神裂「こ、これは普通だと言っていたので…ただし箸やスプーンは交換せずに」

銀時「まあ…まともっちゃまともだけどよ、誰だ四番は?」

ステイル「四番は僕だね…」

銀時(あ、ヤバい)

美琴「七番は?」

一方通行「帰る」

銀時(お、オメーが七番かよォォォォ!!)

神裂(わ、私はまた何か間違えたことを…?)



810 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/15(火) 22:48:44.95 ID:KVWPisAO
違えたことを…?)

ステイル「君が七番か…仕方ない、さあ食べてみるといい」

一方通行「お子様ランチ食わせられるとかどンな精神拷問ですかァ?」

ステイル「何…君はお子様ランチの何が気に入らない?」

一方通行「明らかにガキくせェだろォが」

ステイル「君は何も分かっていないな…ハンバーグ、スパゲティ、オムライス……」

ステイル「これら全てを網羅しているメニューが他にあるとでも言うのかい?」

ステイル「つまり…お子様ランチはパーフェクトな料理というわけだよ」

一方通行「………」

銀時(うぜェ…コイツ超うぜェ……)

美琴(お子様ランチ…良いかもしれない……)



811 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/15(火) 22:53:27.33 ID:bcDur3ko
網羅してる分個々のクオリティはガクッと落ちるけどね
トールギスとリーオーみたいなものだね




822 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/16(水) 22:00:51.67 ID:KaJcRsAO
ステイル「まあいい…とりあえず僕は君のブラックとやらを頂こうか」

一方通行「お子様ランチ食ってるよォなヤツはブラックは飲めねェよ」

一方通行「とっとと帰ってママのミルクでもすすってやがれ」

ステイル「フ…僕を甘く見ないほうがいいよ……コーヒーくらいは飲むさ」ゴクッ

一方通行「勝手に飲んでんじゃねェェ!」

ステイル「……」



824 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/16(水) 22:05:30.54 ID:KaJcRsAO
ステイル「………」

銀時「オイお前…固まってっけど大丈夫か?コントローラー挿し間違えたか?」

ステイル「君は一方通行とか言ったね…これがコーヒーだと思っているのかい?」

一方通行「……?」

ステイル「かわいそうに…ただの泥水をコーヒーと勘違いしているとは…」

一方通行「はァ?」

ステイル「ここも酷い店だな…ただの泥水をコーヒーと偽って客に出すとは……」

一方通行「………」

銀時(あれ完全に飲めなかったよね?無理して飲んで確実に自爆したよね?)



825 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/16(水) 22:08:22.45 ID:9go4iy2o
スゥゥゥテイルくゥゥゥゥゥゥゥゥン!!


826 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/16(水) 22:09:45.58 ID:nCRDVWk0
魔術サイドは地雷しか踏まないのかwww



827 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/16(水) 22:16:29.03 ID:KaJcRsAO
ステイル「さて…これは君に返すとしよう」

一方通行「……テメェが口付けたコーヒーなンざ欲しくもねェよ」

一方通行「クッソ…面倒くせェ、また同じの注文すンのかよ……」

ステイル「なっ…君はそんなに泥水が好きなのか……?」

一方通行「コーヒーだバカ」

ステイル「さっきのは甘くなかったじゃないか!液体の石炭を飲んだのかと思ったよ!」

一方通行「だァからブラックだっつってンだろ!甘くねェのが好きなンだよ!」

ステイル「甘くないコーヒー…?そんな物がこの世に存在するのか…?」

一方通行「お前の存在がこの世から消えろ」

銀時(ねえ…コイツら実は結構仲良いんじゃねーの?)



830 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/16(水) 22:28:11.90 ID:KaJcRsAO
佐天「じゃあ…次の回に行こうか?」

神裂「では皆さん、どうぞ」

銀時(今回は三番か……)

佐天「あ!私が王様じゃない!じゃあ初春が……」

初春「ば、番号で言ってくださいよ!」

佐天「あはは、冗談冗談!じゃあ七番の人が…」

黒子「わ、私…?」

銀時(あいつか…じゃあ今回、俺ァ関係……)

佐天「三番の人とポッキーゲーム!」

銀時「何でだァァァァァ!?」



831 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/16(水) 22:31:51.90 ID:KaJcRsAO
佐天「あれ…?」

銀時「あれ?じゃねーよ!一人をふんだり蹴ったりで楽しいかテメーらァァァ!?」

初春「そ、それにそういうのってさすがに止めといたほうが……」

佐天「大丈夫だって!たかがゲームなんだからさ」

銀時「万が一があったらどうすんだテメー!色んな意味で傷つくわ!」

銀時「白井!テメーも嫌だってスパッと断ってやれ!王にクーデター起こして…」

黒子「あなたが…三番ですの?」

銀時「ん?それが何かあったか?」

黒子「………」

黒子「……やりますの」

銀時「」

銀時(白井ィィィィィィ!?)



833 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/16(水) 22:41:24.45 ID:KaJcRsAO
美琴「あ、アンタ本気?万が一…その…き、キスしちゃったら……」

黒子「万に一つも起こりませんわ、それに…万が一の時はしっかり責任を取らせますわ」

銀時「お前ら話聞いてる!?止めようって言ってんだろ!」

ステイル「ポッキーゲーム…知らない遊びだな、是非見てみたいね」

美琴「もう…知らないわよ?」

銀時「俺の話を聞けェェェ!ねえ、誰か拾って!?会話のキャッチボールしようって!」

初春「じゃあ…始めましょうか」

銀時(キャプテンキッドォォ!聞こえるのか!?僕の声、君に届けェェェェ!)



835 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/16(水) 22:54:41.28 ID:KaJcRsAO
---

佐天「セットオーケーっと…じゃあ…始めちゃってください!」

銀時「………」

黒子「………」

美琴「…どっちも動かないわね」

銀時(無責任なこと言うなァァ!動けるわけねーだろォォ!)

黒子「……」サクッ

美琴「あれ?黒子がちょっと食べ始めた……?」

銀時「」

銀時(止めろォォ!待てお前!早まるなァァァ!)



836 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/16(水) 23:01:10.16 ID:KaJcRsAO
ステイル「な、何をやっているんだ君たちは!?」

佐天「え?」

ステイル「こんな食べ方をしていたら最後には相手の唇に噛みついてしまう!危険だ!」

美琴「ちょ…え……?」

ステイル「どくんだ!彼らの命を救うにはこれしかない!」

ステイル「北斗!岩山両斬波ァァ!ホワッタアアァァァァ!」

パキッ

初春「振り下ろされた手刀でポッキーが…二人の真ん中で……」

銀時(キレイに割れた!?)



839 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/16(水) 23:04:31.48 ID:nCRDVWk0
スwwwテwwwイwwwルwww


840 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/16(水) 23:12:54.70 ID:9stllUAO
なんでステイルが北斗わかんだよwwwwww


841 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/16(水) 23:13:33.56 ID:77N1ei6o
世紀末サイド



860 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/17(木) 21:00:54.26 ID:C11.KsAO
ステイル「良かった…二人共無事だったか……」

一同「………」

ステイル「……どうしたんだい?何故そんな目で僕を見るのかな?」

銀時「なんつーか…うん、ハンパねーなって思ってよ」

ステイル「……?」

黒子「………多くは言いませんの、ただ…」

ステイル「どうしたんだい?」

黒子「消えてくださいな」パァン!

ステイル「!?」

一同「……ッ!?」

美琴(素手で殴って…え……吹き飛んだ?)



861 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/17(木) 21:08:18.31 ID:C11.KsAO
その時の様子を教師である坂田銀時氏は後にこう語る

銀時「こう……腕を振りかぶったんですよ、白井の奴が」

銀時「その時… 俺ァアイツが何をやらかすつもりなのか全く分かりませんでしたね……」

銀時「アイツがやったのは何のことはない…ただの平手打ちですよ、ただの…ね……」

銀時「でもその平手打ちが当たった瞬間ね…視界から消えたんですよ、叩かれた男が」

銀時「彼はすぐに見つかりました…ファミレスの窓を破って十メートル離れた所に」

銀時「信じられないでしょ?中学生の女が平手打ちで男をそこまで飛ばしたなんて…」

銀時「でもね…見ちゃったんですよ、この目で確かに……その時俺ァこう思いましたね」

銀時「窓ガラスの弁償代… どうしよう…ってね……」



863 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/17(木) 21:31:21.21 ID:C11.KsAO
ステイル「………」チーン

佐天「え…えーっと……?」

一方通行(あのツインテール…やるじゃねェか……)

初春「これ…大丈夫なんですかね……?」

神裂「ステイルはああ見えて頑丈です、死にはしませんよ…多分」

上条「いやそういう問題では……」

黒子「……はっ、私は一体何を…?」

美琴「あんた…覚えてないの?」

銀時「気にすんな、ちょっと空気を綺麗にしただけだから」

黒子「………?」



864 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/17(木) 21:39:24.84 ID:C11.KsAO
佐天「じゃ…じゃあもう一回やりましょうか!」

銀時「!?」

銀時『オイィィィィ!お前この空気でもう一回やる気か!?』

佐天『だ、だって!こんな沈んだ空気のまま終わったらマズいと思って!』

銀時『俺ァもう知らねーからな!?どうなっても知らないからね!?』

佐天「じ、じゃーみんな!一本ずつ引いてね!」

銀時(今回は…一番かよ、結局最後まで王様引けなかったなオイ)

上条(俺は四番…か……)



865 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/17(木) 21:49:47.21 ID:C11.KsAO
神裂「あの…三度目なのですが……」

初春「何がですか?」

神裂「その…王様です」

佐天「スゴいなー…本当に運がいいんですね……じゃあ最後に何か命令をどうぞ!」

神裂「さ、最後ですか…何を言えば……で、では四番の方が……」

上条(俺か……)

銀時(いいよもう…どーせこの世にゃ神も仏もいや……)

神裂「今まで出た命令を全て引き受けてください」

上条「何でだァァァァァ!?」



868 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/17(木) 22:05:05.89 ID:C11.KsAO
---
深夜、某所

上条「最悪だった…食事代払えなくて一方通行に借金までしちまって……」

上条「窓ガラスも弁償しなきゃならないなんて…はあ、何てこった…」

上条「やっぱり銀さんに全部押し付けようとした罰が下ったんですかね…」

禁書「あ!とうま!」

上条「インデックス!お前家に帰ってたんじゃなかったのか?」

禁書「とうまがあんまり遅いからずっと探してたんだよ!」

上条「悪かったな…」

禁書「それで…その……探してたらお腹すいちゃって……」

上条「インデックスさん…嫌な予感しかしないんですが」

禁書「あそこのファミレスのメニュー…制覇しちゃった」

上条「不幸だァァァァ!!」

完ッッ…?



867 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/17(木) 21:59:38.37 ID:.kKU4wDO
板wwwwww垣wwwwww
しかしですのーとはいい感じに坂田さんに惚れてたんだな。
まぁヅr…ステイルの珍プレーのせいで吹き飛んだっぽいけども。
そして上条wwwwww



869 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/17(木) 22:05:08.46 ID:BI0OGgAO
つまり上条さんは代金払って一通さんと間接チューして黒子とポッキーゲームするのか
金さえあればうらやまけしからんな二番目から俺と変われ



876 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/18(金) 01:29:05.69 ID:cP/eyO20
平手打ちでステイルが吹っ飛んだときにバキではなく
D-LIVEの亜鳥アキラを思い浮かべた俺はきっと異端



877 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/18(金) 01:35:33.20 ID:1y70RsMo
どんな奇抜な発想でも自分が思いついたとき世界に三人は同じことを考えてる奴がいるっていうアレ本当だったんだな


870 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/17(木) 22:06:56.73 ID:vPkWbkoo
さすが上条さんパネェっすwwwwwwwwwwwwww




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禁書目録SS   コメント:11   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
4957. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/03/19(土) 20:01 ▼このコメントに返信する
毎回最高だな
オイ
4960. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/03/19(土) 21:52 ▼このコメントに返信する
この人の作品ってひぐらしの他になにがあったっけ?
すごく面白いから他にも見たいんだけど
4961. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/03/19(土) 22:08 ▼このコメントに返信する
神作!
4962. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/03/19(土) 22:40 ▼このコメントに返信する
良いな 面白かった!
4966. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/03/20(日) 00:44 ▼このコメントに返信する
富樫だからwwww
すているさんじゅうよんさいなにやってんスか

銀魂×けいおん載せてほしいなぁ
4970. 名前 : 名無しさん◆- 投稿日 : 2011/03/20(日) 02:27 ▼このコメントに返信する
この人の作品は毎回面白いな
4971. 名前 : 名無しさん◆- 投稿日 : 2011/03/20(日) 05:43 ▼このコメントに返信する
>>557クソワロタ
24903. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/08/07(火) 03:49 ▼このコメントに返信する
キャプテンwwwキッドwww
くっそワロタ
29127. 名前 : JUM◆- 投稿日 : 2012/11/23(金) 16:12 ▼このコメントに返信する
銀さんカッケェエエエエエ!!
乙なんだよ!!
37924. 名前 : 名無し@禁書好き◆- 投稿日 : 2013/08/30(金) 14:11 ▼このコメントに返信する
序盤クソワロタwwwwww
47464. 名前 : 幻想殺し◆- 投稿日 : 2016/09/23(金) 14:08 ▼このコメントに返信する
面白いSSありがとう。流石銀さん、やるな
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