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【異種族レビュアーズ】レギュラーモブDT「ネクロワイフ異聞」【レビュー付】

2020-05-07 (木) 00:07  その他二次創作SS 異種族レビュアーズ   0コメント  
1: ◆K1k1KYRick 2020/04/22(水) 07:33:13.08 ID:7XcOdoZk0

※アニメ終了時系列です
※アンソロジー本「異種族レビュアーズ~ダークネス~」の田倉まひろ先生作品のネタあり





スタンク「メイドリー、酒のおかわりくれ」

夜の食酒亭でスタンク・ゼル・ブルースは駄弁っていた。

メイドリー「またぁ? もうそろそろ休んだらスタンク」

スタンク「かてぇ事言うなよ。この前新作レビュー貼って繁盛させたじゃねえか」

メイドリー「アンタたちのレビュー目当てで来る客はろくでもな……チュピィッ……」

メイドリーは急にどこか虚ろな目になり、立ったまま動かなくなった。

スタンク「……? どうしたメイドリ―」

彼女は心ここに在らずという様子でテーブルに備え付けていた羽ペンを持つ。

いや、持つというよりそれは彼女の手の平に吸い付いたまま勝手に紙の上を踊り始めた。

それはやがて文章となっていく。




ほたる「白菊ほたるは男の子である」【モバマス】

2020-05-06 (水) 18:01  アイドルマスターSS   0コメント  
1: ◆r5XXOuQGNQ 2020/04/19(日) 23:43:37.30 ID:11uel0hs0

もし白菊ほたるちゃんが男の子だったらというお話

前作
ほたる「白菊ほたるは男の子」【モバマス】




【ミリマスSS】765プロ劇場テレビ会議事情

2020-05-06 (水) 12:01  アイドルマスターSS   0コメント  
1: ◆ivbWs9E0to 2020/04/19(日) 23:52:33.72 ID:v+9Nhbt20

アイドルマスターミリオンライブ!のSSです。
来週まで #ミリオン春の投稿祭 が開催されています。
参加者はタグをつけてpixivに投稿しましょう。




2: ◆ivbWs9E0to 2020/04/19(日) 23:53:45.40 ID:v+9Nhbt20


P「おはようございまーす・・・あぁ、誰もいないんだった」

P「静かすぎるのも逆に気が散るな・・・まぁすぐに慣れるか」

P「ミーティング予定は9時からか・・・よし、それまでに書類を片付けちゃおう!」




泉瑛太「美緒は……鼓動が早いんだな」夏目美緒「全部……瑛太のせいだから」

2020-05-06 (水) 00:07  その他二次創作SS JustBecause!   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/19(日) 22:45:59.00 ID:Mrzn4AAcO

「泉には関係ないじゃんっ!」

そんな瞬間は私の予定にはないと思ってた。

「関係ないんだから黙っててよ!」

中学の頃から随分長いこと片思いをして。
なかなか終わりに出来なくて、拗らせて。
そうやって大人になるのだと思っていた。

「なんだよそれ……」

これは私の問題で、私自身の落ち度だから。
どうして彼が。よりにもよって、泉瑛太が。
こうも食い下がってくるとは思わなかった。

「俺だって、夏目のこと……!」

俺だってと、たしかに彼はそう言った。
この問題は彼の問題でもあると言ったのだ。
それが果たしてどんな意味を持つのか。

気にならないと言えば、きっと嘘になる。

「中学の時から……知ってんだからさ」

言葉は時に不便でその真意は伝わりにくい。

「関係ないは……ないだろ」

ひとは何かを伝えたくても伝わらない時、こんな風に諦めた表情をするのだと知った。




渋谷凛「最後はだいたい、いつもこんな感じ」

2020-05-05 (火) 18:01  アイドルマスターSS   0コメント  
1: ◆TOYOUsnVr. 2020/04/19(日) 22:02:02.59 ID:nO0X6WpI0

 鳴り止まぬ歓声と万雷の拍手に背を向け、私はステージを後にする。
 確かな熱さを感じるほどに眩しいスポットライトは太陽のようで、まだ体が熱を帯びていた。


 当然ではあるが、舞台袖はステージの上と比して暗い。
 その暗さに目が慣れるのを少し待って、段差に気を払いながら通路を進む。
 やがて開けた場所に出れば、たくさんのスタッフの人が控えていてくれて、私の到着を見るや寄ってくる。
 もう幾度となく見た光景ではあるが、いつもカーレースのピットインみたいだ、と思う。
 流れるような手際でピンマイクが外れたと思えば、次の瞬間にはぎゅうぎゅうと私の足を締め付けていたブーツがするりと脱げる緩さになっている。

 ぺたりと素足を下ろすと既に私の背後には椅子があって、第一陣のスタッフさんが去ったと思えば、そのすぐ後ろで待機していたメイクさんたちが今度は汗や時間経過で崩れてしまったお化粧の修正を始める。
 自分で自分にお化粧をするのと、他人にするのとではかなり勝手も違うはずなのに、速さと正確さ、その両方を兼ね備えたメイクさんたちは瞬く間に私を綺麗にしてくれた。

 スタッフさんたちは、私が「ありがとうございます」とお礼を言うと一様に花が咲いたように微笑んで、照れくさそうに会釈をして去っていく。
 たくさんたくさん助けてもらっているのは私の方なのに、お礼を言ったことに対して何故かお礼を言われることもしばしばある。

 やや誤解を招きそうな表現ではあるけれど、お礼の言い甲斐がすごくあった。

 そんな、くすぐったいような気持ちを押し込めるべく頬の内側を甘く噛んで、立ち上がる。

 そのまま、私の衣装替えのために用意されている一室へと入り、これまた驚きの速さで着替えが完了する。
 普段も、これくらいで出かける準備が終わったらいいのに、なんて能天気なことを考えながら再び舞台袖へと戻る私だった。




森久保「Pさんにレ○プされたい……!」

2020-05-05 (火) 12:01  アイドルマスターSS   0コメント  
1: ◆H2v9igCvkY 2020/04/19(日) 12:40:22.91 ID:77J/SGwo0

※タイトルはアレですがR18じゃないです。
えっちなシーンなんて、そんなのむーりぃー……




2: ◆H2v9igCvkY 2020/04/19(日) 12:50:36.44 ID:77J/SGwo0

森久保(もりくぼは、その、お年頃なので、……えっちなことに興味があります)

森久保(なので、慕っている方とそういう事をしたいと思うのも、自然だと思うんです)

森久保(でもプロデューサーさんは、もりくぼのことを全然性的な目で見てくれません。今日も……)

ガチャ

P「おはよう森久保……ってすまん、着替え中だったか。もうちょいスタッフの人と話してくるから、すぐ着替え済ましてくれ」

森久保「あ、はい……」

森久保(下着姿のまま楽屋で待機していたら、顔色を変えずに回れ右されました……)




【デレマス】ほたる「Where is my green door?」

2020-05-05 (火) 00:07  アイドルマスターSS   0コメント  
1: ◆/tUFF3I3JY 2020/04/19(日) 13:08:58.76 ID:dLfyaxd20

pixivに投稿したものと同じ内容になります。
初めてかつ短いですがよろしくお願いいたします。




2: ◆/tUFF3I3JY 2020/04/19(日) 13:09:57.64 ID:dLfyaxd20

ほたる「Pさんは知っていますか?」


P「ええと、何かの小説だったよね?」


ほたる「はい。私も直接読んだわけではないですけど、とある短編小説集のお話です。」




【デレマス】ほたる「Where is my green door?」

2020-05-04 (月) 18:01  アイドルマスターSS   0コメント  
1: ◆/tUFF3I3JY 2020/04/19(日) 13:08:58.76 ID:dLfyaxd20

pixivに投稿したものと同じ内容になります。
初めてかつ短いですがよろしくお願いいたします。




2: ◆/tUFF3I3JY 2020/04/19(日) 13:09:57.64 ID:dLfyaxd20

ほたる「Pさんは知っていますか?」


P「ええと、何かの小説だったよね?」


ほたる「はい。私も直接読んだわけではないですけど、とある短編小説集のお話です。」




【デレマス】ファイアフライに噛み付かれて【シャニマス】

2020-05-04 (月) 12:01  アイドルマスターSS   0コメント  
1: ◆K7qLUv4H.Lbp 2020/04/19(日) 11:19:31.61 ID:hGhIPmoDO

白菊ほたる誕生日記念SSです

(あと、昨日、桑山千雪誕生日でした)

短いですが、よろしくお願いいたします



あと、じゃすらっくに見つかりませんように




緒方智絵里「いいねの数でほたるちゃんに」藤居朋「いろいろなことが起きる?」

2020-05-04 (月) 00:07  アイドルマスターSS   0コメント  
1: ◆5AkoLefT7E 2020/04/19(日) 00:06:50.54 ID:q3qIysPD0


~女子寮:ほたるの部屋~


藤居朋&緒方智絵里「「せーのっ!」」

朋&智絵里「「ほたるちゃん、誕生日おめでとう!」」パーン

白菊ほたる「ふふっ……ありがとうございます……」

智絵里「あっ、今の”パーン”はビンタの音じゃないからねっ、クラッカーだから!」

朋「常識的に考えて祝いながらビンタしたらサイコでしょ」

ほたる(でもちょっとやりそうですね……)

智絵里「?」

ほたる「いいえ、なんでも……」



~~~~~~~~~~~~~~~

前作
藤居朋「新しいアイドルは」緒方智絵里「召使いと」白菊ほたる「吸血鬼?」




藤居朋「新しいアイドルは」緒方智絵里「召使いと」白菊ほたる「吸血鬼?」

2020-05-03 (日) 18:01  アイドルマスターSS   0コメント  
1: ◆5AkoLefT7E 2019/12/16(月) 23:46:54.61 ID:hnf1N7cu0


~事務所~


藤居朋「ーーそろそろ時間かしら?」

白菊ほたる「そうですね、そろそろ向かった方がいいかもしれません……」

緒方智絵里「緊張しますね……!」

朋「でも、任されたんだもの! 頑張らなきゃね!」

智絵里「はいっ……!」

ほたる「ですが、まさか私たちが……」

朋「そうね、あたしたちが新人さんの……」

智絵里「調教係になるなんて……!」

ほたる「教育係です……」

朋「人聞きが悪すぎるのよ」



~~~~~~~~~~~~~~~

前作
緒方智絵里「朋さんは撮影で、ほたるちゃんはワンステップスのイベント……」




緒方智絵里「朋さんは撮影で、ほたるちゃんはワンステップスのイベント……」

2020-05-03 (日) 12:01  アイドルマスターSS   0コメント  
1: ◆5AkoLefT7E 2019/09/24(火) 00:06:17.49 ID:jLyG8Sb/0


~レッスン室~


トレーナー「ーーはい! 今日のレッスンはこの辺りで終わりましょう! お疲れさまでした!」

藤居朋「お疲れさまでした!」ペコリ

白菊ほたる「お疲れ様でした!」ペコリ

緒方智絵里「た!」ペコリ

朋「横着しないの」

トレーナー「ここから3人でのレッスンは少し間が空きますから、ちゃんと復習をしておいてくださいね」

朋「はーい!」

ほたる「はい……!」

智絵里「い!」

朋「いやそれは無理があるでしょ」



~~~~~~~~~~~~~~~

前作
緒方智絵里「徹底検証っ!」白菊ほたる「朋さん、虹色のモノなら何でも嬉しい説」




【モバマス】千枝「サキュバスに取り憑かれちゃいました……♡」

2020-05-03 (日) 00:07  アイドルマスターSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/18(土) 21:38:25.75 ID:9XUrirsq0

キャラ崩壊



千枝「お腹いっぱいになったら、サキュバスさんも出て行ってくれると思うので……♡」

千枝「プロデューサーさんのえっちな気持ち、千枝にいっぱいください……♡」

P「聖刻!」ズバッ

サキュバス「うぎゃあああ」

P「ふぅ……こんなこともあろうかと祓魔師三級取っておいてよかった……危ない所だったな、千枝」

千枝「はい……そうですね……」ショボン




【ミリマスSS】未来「静香ちゃんは饂飩食べるの禁止!」

2020-05-02 (土) 18:01  アイドルマスターSS   0コメント  
2: ◆ivbWs9E0to 2020/04/18(土) 20:05:23.67 ID:BkfirFC60


静香「え?未来、どうしたの?」

未来「とにかく、静香ちゃんは今日から饂飩食べちゃダメだからね!」

静香「そんなこと言っても、今日のお昼ご飯の饂飩を今茹でてるところなんだけど」

未来「また饂飩食べようとしてる! ダメだよ!」

静香「えぇ・・・」




響「林檎の様に、プロジェクト・フェアリー」

2020-05-02 (土) 12:01  アイドルマスターSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/18(土) 18:22:23.96 ID:wxbkEhUW0

「ありがとうございましたー!!」

歓声、なんて言い方は似合わない、埋まりきらない客席からのぱらぱらとした拍手とわざとらしく愉快さ大きく主張するBGM、そして少し離れたジェットコースターのトロッコがレールを走るかたんかたんという足音に包まれながら、自分達が舞台袖に捌けていくその時だった。

ステージの規模だとかお客さんの入りなんてものは置いといて、というより弱小プロダクションの駆け出しアイドルグループにはこれ以上無くお似合いだと思うのだけれども、今回はなんだか上手く踊れて歌えた、そんな単純で上擦った気持ちでどこか足取りの軽い自分と同様に、前を歩く美希も身体をるんるんと揺らして歩いていく。

しかし、それ以上に先頭の貴音は、これまた非常に珍しい様な気もするのだが、どうやら今回のパフォーマンスが至極満足なものであったのだろうか、興奮冷めやらぬ、いや冷めやらぬも何も数十秒前迄舞台上立ったのだから冷ます風が吹き込む余地も無いのだけれど、冷めやらぬといった様子で無性にそわついていた。

そわつくというのは何か、普段の貴音は、自分我那覇響から見る四条貴音なのであるが、やたらゆったりと優雅を気取っていて、気高いだの高貴だのという言葉を信条とするようじいやに教え込まれました、なんて身の運びを満足げに取るのがいつもの貴音であり、それを周りのみんなは、素敵とか流石とか言うから調子に乗って更にしゃなりしゃなりしていく訳なのだが。
話が逸れた。という様に、普段はゆったりとした動き、こういう表し方をすると完全に動物のそれになってしまうのだけども、あんまりそわついたり感情のそれを身体に出そうとはしないのである。に対して今の貴音は先頭で舞台の袖に入るなり、客先から視線が切れる所まではどうにか我慢したのだろう、後ろのこちらを振り向いて手を口元に当てたり握り開きしているのだった。

「美希、響。やりましたね。わたくし達はやりましたね」

珍しく大手を広げて、貴音は白い頬を赤く染めながら言った。




りあむ「加蓮ママ~」  加蓮「ママはやめて!」

2020-05-02 (土) 00:07  アイドルマスターSS   0コメント  
1: ◆tkiF6VoKRk 2020/04/18(土) 12:44:17.41 ID:eol+gvQo0

・本作は第八回シンデレラガール総選挙後の話になります
・書き溜めをどんどん投下していきます
・誤字脱字がありましたらすみません




2: ◆tkiF6VoKRk 2020/04/18(土) 12:45:08.83 ID:eol+gvQo0


~事務所~

加蓮「おはようございまーす・・・って、あれ?」


りあむ「うぅ~っ・・・」ズーン・・・
こずえ「りあむだいじょうぶー?」

加蓮「どうしたの?」

りあむ「また炎上しちゃったよぅ・・・」

加蓮「また~? もーっ、今度は何て書いたの?」スマホ イジイジ



りあむ『気づいちゃった! 意外とアイドルって大したことないんじゃね!?』



加蓮「こりゃ荒れるよ」




荒木比奈・大西由里子「オタクとオタクの会話 ~前作主人公の扱い~」

2020-05-01 (金) 18:01  アイドルマスターSS   0コメント  
1: ◆U.8lOt6xMsuG 2020/04/17(金) 01:49:32.83 ID:K/e6nw6G0


モバマスで壁サーの花イベント(未確定)が告知されたため、お祝いに書きました

二人とプロデューサーが駄弁るだけのお話です




2: ◆U.8lOt6xMsuG 2020/04/17(金) 01:51:25.31 ID:K/e6nw6G0


同い年で、オタクで……アイドルになって、ここまで波長が合うような人がいるとは思わなかった。二人のアイドルは、片方を共にそう評す。

片方は創作型のオタクで、もう片方は腐り型のオタク。荒木比奈と、大西由里子

その二人は、今、レッスン終わりに事務所で

比奈「次回作に前作の主人公が出ると『難しいぞ~』って思っちゃうようになったんスよね」

由里子「強さや成長度合い、次作主人公との扱いがそこらへんをそう思うキッカケだと推理するじぇ」

P「これ仕事部屋でわざわざやる話題?」

ぐだをまいていた





久川凪「チキチキ、はーちゃん萌え萌えシチュエーション妄想対決~」

2020-05-01 (金) 12:01  アイドルマスターSS   0コメント  
1: ◆5AkoLefT7E 2020/04/16(木) 23:49:12.18 ID:LGe/XfQq0


~事務所~


P「……」

久川凪「……」

P「……」

凪「……」

P「……はい?」

凪「おおPよ、こんなところで難聴系主人公になってもロマンスは待っていません。ですがもし、凪という名の美少女に見惚れてのことなら見逃すのはやぶさかでもはやさかでもしらさかでもありません。おーけー?」

P「……」

凪「……」

P「今……何時だと思う?」

凪「凪のスマートフォン、略して凪スマートフォンは朝の6時を指しています。あまり略せていない? この1文字を減らすために凪がどんな苦難を乗り越えてきたかも知らずによく言えたものですね」

P「……」

凪「……」

P「……で、何……?」

凪「こほん」

P「……」

凪「チキチキ、チャーハンパラパラアメージング餃子定食~」

P「さっきと変わってんじゃん」




久城一弥「据え膳?」ヴィクトリカ「喰わぬは男の恥なのだろう?」

2020-05-01 (金) 00:07  その他二次創作SS   2コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/16(木) 23:34:36.71 ID:91TsAL8vO

「久城」
「ん……なんだい、ヴィクトリカ?」

第二次世界大戦終結後。
嵐が過ぎ去り、ヴィクトリカ・ド・ブロアと久城一弥は新大陸で共に暮らしていた。
こじんまりとしたアパートメントでの生活は、一弥はともかくヴィクトリカにとってはさぞこたえるだろうと思われたが、意外にも彼女は順応して快適に過ごしている。

もっとも根っからのお姫様体質であるヴィクトリカが新生活を謳歌しているのは、ひとえに根っからの苦労人であり奴隷体質である一弥の献身によって支えられていることは言うまでもなく明白であり、生活を維持するために記者としての仕事をこなし、毎日くたくたになって帰宅して家事をひと通り終えると、ソファに横たわり泥のように眠っていた。

「よかった。起きていたか」
「いや、寝てたけど……どうしたのさ」

寝ぼけ眼を擦りつつ、一弥が尋ねると。

「知恵の泉が告げているのだ」
「へぇ……なんて?」
「今夜は久城に優しくしてもらえと」

驚きに一弥はパチクリと目をしばたかせた。