【異種族レビュアーズ】レギュラーモブDT「ネクロワイフ異聞」【レビュー付】

2020-05-07 (木) 00:07  その他二次創作SS 異種族レビュアーズ   0コメント  
1: ◆K1k1KYRick 2020/04/22(水) 07:33:13.08 ID:7XcOdoZk0

※アニメ終了時系列です
※アンソロジー本「異種族レビュアーズ~ダークネス~」の田倉まひろ先生作品のネタあり





スタンク「メイドリー、酒のおかわりくれ」

夜の食酒亭でスタンク・ゼル・ブルースは駄弁っていた。

メイドリー「またぁ? もうそろそろ休んだらスタンク」

スタンク「かてぇ事言うなよ。この前新作レビュー貼って繁盛させたじゃねえか」

メイドリー「アンタたちのレビュー目当てで来る客はろくでもな……チュピィッ……」

メイドリーは急にどこか虚ろな目になり、立ったまま動かなくなった。

スタンク「……? どうしたメイドリ―」

彼女は心ここに在らずという様子でテーブルに備え付けていた羽ペンを持つ。

いや、持つというよりそれは彼女の手の平に吸い付いたまま勝手に紙の上を踊り始めた。

それはやがて文章となっていく。




【異種族レビュアーズ】デミア・デュオデクテット「モーツァルトより愛をこめて」

2020-04-02 (木) 18:01  その他二次創作SS 異種族レビュアーズ   0コメント  
1: ◆K1k1KYRick 2020/03/28(土) 13:06:40.19 ID:U4w5g7l00

地方都市の魔道士である吾輩は、長旅の末にようやくこの魔法都市に辿り着いた。

ここに来た理由は他でもない、大魔道士デミアの店を訪れるためだ。

あのレビュー記事が頒布されて以来、彼女のサキュバス店は巷を騒がせている。

特にエルフの若者がレビューしていた内容は衝撃的だった。

旅費を考慮しても最高レベルの魔道の講義を受けられるのは目から鱗だった。

研究分野こそ多少異なるとはいえ、その根底にある魔道には共通点も少なくない。

市内はどこもかしこも様々な種族で溢れ返っている。しかも男性の多い事と言ったらない。

そしてほとんど例外なく件のデコイを侍らせて歩いている。

やや無軌道な印象は残るが、政治に一切関与していない吾輩がそれ咎めても仕方あるまい。

「あのレビューが出回ってから観光客が大分増えたんですよ」

かくいう吾輩もデコイを受け取り、雑談しながら腕を組んで歩いている。

ふむ……なるほど、確かに噂に違わぬ素晴らしい佳人だ。

眩しいその肌色の面積の多さには、見ているこっちが気恥ずかしくなる。

とはいえそんな反応をしているのは吾輩くらいだ。

まあこの三日間で慣れるしかあるまい。




【異種族レビュアーズ】メイドリー「あんた達にお客よー」

2019-12-25 (水) 00:07  その他二次創作SS グランブルーファンタジー 異種族レビュアーズ   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/30(土) 23:28:25.04 ID:S3QR01Ep0

クロスオーバーものです、一応。最新話のネタバレあり、注意
直接的な描写は原作程ないからこっちでも大丈夫……のはず




2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/30(土) 23:29:27.01 ID:S3QR01Ep0

スタンク「客だぁ?あのインキュバスロード退院したのか?」

ゼル「それにしちゃ怒ってねーから別だろ」

クリム「単眼店の時みたいなレビュー依頼とかですかね?」



侍「…………」ペコリ

カンチャル「知り合い?」

スタンク「いんにゃ」

ゼル「で、俺達に何の用で?」

侍「お初にお目にかかり申す。某、名乗る程のものではござらぬ流浪の侍。そなたらのレビュー記事を拝見して一言申し上げたく参上いたした」

スタンク「は、はぁ」

侍「なかなかに面白きものではござるが……如何せん、人選が偏っているのではなかろうかと思いましてな」

スタンク「そーか?最初はエルフと人間の評価から入ったけど割と好みがバラバラだったけどな」

侍「否否、種族的な好みは確かに様々でござるが……気質は然程似通ってござろう?」

ゼル「と言うと?」

侍「そう、そなたらはクリムヴェール殿を除き皆攻め気質!被虐の悦びに関するレビューがござらぬのだ!」

スタンク「なんだMなのかよあんた」

侍「Mではござらぬ!ただちょっと女性に踏まれたり罵られたりする方が好みだというだけでござる!!」

カンチャル「それをMって言うんだよ!」

侍「クリムヴェール殿は受け傾向ではござるがそれはどちらかと言えば経験の浅さからくるが故……某どもの領域とはまた異なるもの……」

クリム「そ、そうですか……」(まぁ、乱暴にされると女の子の方が反応しちゃうからなんですけど……)

侍「クリム殿、皆まで言わずとも結構にござる!そう、男子とて女性に踏まれたり罵られて気持ちよくなりたい時もある……それは恥ずかしいことでは決してござらぬのだよ」ニッコリ

スタンク・ゼル・カンチャル(こ、こいつ……なんて澄んだ目をしてやがる)

侍「と、言うことで某もいくつかレビューを持ってきたでござる」

カンチャル「あ、それは前と同じパターンなのね」