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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/13(金) 00:18:17.49 ID:
ohH9jxBV0 昼下がりのロンドン、聖ジョージ大聖堂。その中庭で神父服の男が紫煙を燻らせていた。
「はぁ……」
煙と共に大きく息を吐く長身赤髪の神父―ステイル=マグヌスに向けて目の前に立つ女が口をとがらせる。
「なぜにそのような溜め息をついたる、ステイル?私の護衛がそれほど気の重くなりたる仕事といいける?」
珍妙にまとめられた、身長のゆうに1.5倍はありそうな銀髪を左右に揺らしながら女はステイルを糾弾する。神々しささえ感じられる美貌にそぐわぬ稚い仕草は、ステイルの拍動を少なからず速める効果があった。のだが。
彼女の美貌は現実逃避の受け入れ口としては悪くないが、そうも言ってはいられない。
「はぁぁぁ………………」
問いかけには答えず、先ほどより更に長く呼気を逃がす。これ見よがしに、である。
「……言いたいことがありけるなら、はっきり言ったらいいと思うにつき!」
「ならば一つ質問があります、最大主教(アークビショップ)……」
ステ「その馬鹿げた口調は、土御門の差し金か!?」
イン「え?ローラが最大主教たるものこの口調でって……」
ステ「(元)最大主教ゥゥーーーッ!!!」