湊友希那「ねとられ」

2019-08-17 (土) 12:01  その他二次創作SS バンドリ!   0コメント  
120: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/01/01(火) 18:08:05.49 ID:XMsLd2FV0


湊友希那「ねとられ」

※キャラ崩壊してます。
 NTR要素はまったくないです。




121: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/01/01(火) 18:09:19.64 ID:XMsLd2FV0


――CiRCLE スタジオ――

今井リサ「ねとられ?」

湊友希那「ええ」

リサ「何それ?」

友希那「さっき、まりなさんがスタッフさんと話していたのよ。やけに雄弁に語っているから、ちょっと興味が出て聞いてみたの。それはどんなものなんですか、って」

リサ「そしたら?」

友希那「身近な人と離れ離れになることで新しい境地を見出すもの……らしいわ」

リサ「へぇ~。まりなさんって物知りだねぇ」

友希那「ええ。伊達に大人じゃないわね」

リサ「それで、そのねとられ? がどうしたの?」

友希那「折角だから私もそれを体験してみて、作曲の幅を広げようかと思うの」

リサ「あーなるほどね」

友希那「だから、リサ。少し協力してくれないかしら?」

リサ「友希那の頼みだもん。断る理由がないよ」

友希那「ありがとう。それじゃあ早速なんだけど、明日からちょっとアフターグロウに出向してもらえるかしら」

リサ「本当に早速だね……蘭たちはオッケーしてくれるかな?」

友希那「誠心誠意お願いすればきっと平気よ。美竹さんとはライバルだから」

リサ「ライバルってこの件に関係あるかなぁ……?」

友希那「大丈夫。私に任せて」

リサ「ん、分かったよ。……ちょっと不安だけど」


……………………




氷川紗夜「ドブネズミ」

2019-08-16 (金) 12:01  その他二次創作SS バンドリ!   0コメント  
95: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/12/28(金) 06:32:09.97 ID:1n+w9pkM0


 家族で冬の山へ出かけた。そこは東京の外れにある山で、ロープウェイから山頂に登って、そこにある神社にて高校の合格祈願をした。

「わー、東京にもこんな山があるんだね!」

「こらこら、日菜。ちゃんと合格出来るようにお願いをしなさい」

「ダイジョーブだって! もう羽丘の模試なんて何回やったって満点取れるし!」

「……まぁ、日菜ならそうか」

 神頼み。そんな迷信じみたものを信じる気にはあまりなれない私の横ではしゃぐ日菜と、それを諫めるお父さんの会話を聞いて、また私の心に何か小さな棘が刺さったような気がした。

 私だって……という口からは出さない妹への対抗心が胸の中に沸き起こる。だけど、花咲川女子学園の入試に合格点は取れるだろうけど、満点を取ることは出来ないだろうな、と思って、それもすぐに暗い気持ちに変わっていった。

「ねーねーおねーちゃん! 見て見て、鳥が飛んでるよ!」

 そんな私の心の機微など知らず、日菜が無邪気な声で空を指さした。

「鳥くらいどこにでもいるでしょう」……と思いながらそちらへ視線を送ると、四羽の鳥が冬の青空に翼を広げていた。

 そのうちの一羽は東の方へ逸れ、他の三羽は南の空へと羽ばたいていった。

 それに妙な寂しさを覚えて、わけもなく突然一人ぼっちになったような気がした。




山吹沙綾「似た者同士のクリスマス」

2019-08-15 (木) 12:01  その他二次創作SS バンドリ!   0コメント  
72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/12/25(火) 09:31:18.10 ID:p6yzGh750


――商店街――

山吹沙綾「はぁ……やっぱりクリスマスが近いとお店も忙しいなぁ」

沙綾「もう外も真っ暗だし……ん?」

羽沢つぐみ「はぁー……忙しかったなぁ、今日……」

沙綾「つぐみだ。つぐみもなんだか疲れた顔してるなぁ……おーい!」

つぐみ「うん? あ、沙綾ちゃん」

沙綾「こんばんは」

つぐみ「うん、こんばんは」

沙綾「どうしたの? ため息吐いてたけど」

つぐみ「あ、あはは……見られちゃってた? クリスマスが近いとウチが忙しくって……」

沙綾「あー、やっぱりつぐみのとこもそうなんだね」

つぐみ「うん。沙綾ちゃんのとこも忙しそうだね」

沙綾「ケーキとか、クリスマス限定のパンもあるからちょっとね。羽沢珈琲店もお客さんが多いんだ?」

つぐみ「そうだね。ウチもやっぱりクリスマスケーキとか作ってるから……それと、この時期だとカップルのお客さんが多いかな」




青葉モカ「雲と幽霊」

2019-08-14 (水) 12:01  その他二次創作SS バンドリ!   0コメント  
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/12/23(日) 12:09:41.03 ID:DMTbxYQb0


 お盆も過ぎた夏のころ。あたしはベンチに座って空を見上げる。

 青々と広がる大空には入道雲があって、きっとあの中には昔映画で見たみたいなお城があるんじゃないか……って考えるんだろうな、なんてことを薄ぼんやりと考えていた。




山吹沙綾「ただ君に晴れ」

2019-08-13 (火) 12:01  その他二次創作SS バンドリ!   0コメント  
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/12/16(日) 22:00:13.06 ID:p7hexEOn0


 冷たい風が頬を刺す。木枯らしの風だった。

 自宅から外に出た山吹沙綾は、巻いたマフラーに首をすくめる。そして手にした車のキーを配達用の軽アルミバンに差し込み、それを回す。

 キュルル、とセルが回る。いつもよりも少し長くその音が聞こえ、それからエンジンが始動した。

 冬の朝だった。太陽はまだ東の空にも顔を出さず、街は夜の帳の中で眠っていた。

 エンジンを暖気させながら、沙綾はフロントガラスにかけたカバーを外して、車庫の隅に折りたたんで置いておく。それから助手席に載せた伝票を手に取り、アルミのサイドパネルを開けて、前日に積んでおいたパンの検品をする。

「……ん、オッケーかな」

 白い息とともに言葉を吐き出して、サイドパネルを閉じる。しっかりと錠が下りているのを確認してから、運転席に乗り込む。

 一年半前に買い替えた軽のアルミバン。比較的新しい作りのメーターの外気温計に目を通すと、0℃という数字が表示されていた。

 もうすっかり冬なんだな。そう呟いて、暖房が弱くかかり始めるくらいにエンジンが温まってから、沙綾はクラッチを踏み込んだ。




有咲「あいつの言う『好き』の意味」 香澄「好き! 好きっ! だーいすきっ!」

2019-08-08 (木) 12:01  その他二次創作SS バンドリ!   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/19(金) 01:53:30.53 ID:fKmes0AE0

有咲と香澄の百合です。
アニメ一期の世界観。




2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/19(金) 01:54:17.52 ID:fKmes0AE0

~昼休み~

有咲(香澄って……)

香澄「有咲、有咲~♪ えへへ、大好き!」

有咲(女が好きなのか?)

香澄「有咲、ほっぺにご飯粒ついちゃってるよ? 動かないでね……ぺろっ♪」

有咲「んなっ……!? は、ハンカチ使えよな!?」

有咲(レズ、なのかもしれない。けど──)

香澄「あっ、りみりん、今日はチョココロネじゃないんだ?」

りみ「そうなの! 今日はね、新作のパンが出てたから買ってみたんだ~♪ 香澄ちゃんも食べてみる?」

香澄「いいのっ!? やったぁ~♪ りみりん好きー!」

ムギューッ

りみ「わっ……! えへへ、急に抱きついたら危ないよ~♪」

有咲(香澄は誰にだってこの調子だし、こいつが言う『好き』に意味なんて特にないのかも)

りみ「有咲ちゃんも一口食べてみない? めっちゃおいしいよ♪」

有咲「あ、あぁ。じゃあ一口……はむっ」

香澄「どう? どう? すっごくおいしいよね!」

有咲「ん……あ、おいしい」

香澄「でしょー!? 今度私も買ってみよ~♪」

有咲「なんで香澄が得意げなんだよ……。りみ、私のもあげる。パンじゃないけど」




戸山香澄 美竹蘭「「ボーカルシャッフル?」」

2019-07-16 (火) 12:01  その他二次創作SS バンドリ!   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/29(土) 01:19:46.73 ID:KEO4D+uv0

※初のバンドリ! ガールズバンドパーティ!のSSです。

※個人的な解釈、妄想含みます。

※時系列は一応「ツナグ、ソラモヨウ」「有咲の悪くない休日」より後ですが、
各キャラの関係、呼称、一人称などに違和感を感じるかもしれません。

※香澄がネガティブ気味です。

※ギスギスしてると感じるかもしれない描写があります。

※かす蘭、たえかす、少しだけモカ蘭要素がありますが
一応百合SSではありません。

※このSSを読み不愉快な思いをしても>>1は一切責任をとりません。


以上のことが納得できる人のみお進みください。




ライブハウス CiRCLE ロビー


かすらん「「ボーカルシャッフル?」」


月島まりな「うん。Poppin'PartyとAfterglowでね」


戸山香澄「それってつまり・・・私がAfterglowのギターボーカルをやって
 
     蘭ちゃんがポピパのギターボーカルをやるってことですか!?」


まりな「そういうこと♪」


香澄「すごいすごーい!楽しそう!」ピョンピョン


美竹蘭「ちょ、香澄!落ち着いて!・・・詳しく聞かせてください」




【バンドリ】マスキング「ケーキを焼く」

2019-04-15 (月) 18:01  その他二次創作SS バンドリ!   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/04/02(火) 22:36:57.00 ID:uhYHnDO90


※RAISE A SUILENのキャラクターを把握しきれていませんが、キャラ崩壊していると思います。

 口調や呼称に違和感があったらごめんなさい。




2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/04/02(火) 22:37:52.59 ID:uhYHnDO90


――チュチュのスタジオ――

チュチュ「Why!? なんで!? どうしてどいつもこいつも私のスカウトに靡かないの!!」

パレオ「チュチュさまー、そんなに暴れてたらスカート捲れちゃいますよ?」

チュチュ「あーもう悔しいっ! あんな演奏力で感動させられるし、もうなんなのよー!!」

パレオ「仕方ありません、チュチュ様のスカートは私がお守りしますね! さぁ好きなだけ暴れてください!」ガシッ

チュチュ「そんなのいらないわよ! はーなーれーなーさーいー!」

レイヤ「主催ライブの花ちゃん……楽しそうでよかった……」

マスキング「…………」




【バンドリ】白鷺千聖「フィクション」

2019-04-02 (火) 00:07  その他二次創作SS バンドリ!   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/03/19(火) 18:05:22.35 ID:9ZUEfJgu0


 この物語はフィクションであり、実在する事件、団体、人物とはいかなる関係もありません。

 また、人によって嫌悪感を抱いたり、既存のイメージを著しく損なう可能性のある表現が含まれています。




【バンドリ】氷川日菜「おねーちゃんの様子がおかしい」

2019-01-22 (火) 12:01  その他二次創作SS バンドリ!   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/01/16(水) 01:21:45.34 ID:JySeXl1VO


※キャラ崩壊してます。




2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/01/16(水) 01:22:45.30 ID:M4jexkrI0


氷川紗夜(嫌な夢を見ていた。真っ暗な夢だった)

紗夜(辺りを見回しても何も見えない、光の射さない暗闇の中を彷徨い続けていた)

紗夜(救いの声も響かず、自分が伸ばした手さえも見えない。そこにあったのは空虚な自分の輪郭を曖昧に撫でまわす寂寥の闇だけだった)

紗夜(やがて闇は私の中をじわじわと侵食してきた。堪らなくなって、走り出した)

紗夜(何でもいい、誰でもいいから、どうか私に光を与えて)

紗夜(そう願いながら走り続けると、やがて目の前に一条の光が射した)

紗夜(是非もなくそこへ飛び込んだ)

紗夜(私を待ち受けていたのは空だった)

紗夜(落ちる。そう思った時には、私は地面に向かって真っ逆さまに落ちていた)

紗夜(死ぬのかな。だけど、あの暗闇にいるよりはマシかもしれない)

紗夜(そう思ったところで、夢から醒めた)

紗夜(枕が濡れていた。どうやら私は泣いていたようだ)

紗夜(高校生にもなって嫌な夢を見て泣くなんて情けない、と思った)

紗夜(でも、とすぐに思い直した)

紗夜(私が今、何でもなく歩んでいる日常。ロゼリアというバンドがあって、頼れる仲間がいて、バンドを通じて知り合った友人たちがいて、妹を大切な家族だと心の底から思えるようになった日常)

紗夜(これも、何か一つでも踏み違えれば、あの夢のように奈落の底へと滑落していたのかもしれない)

紗夜(それなら今の私はこれ以上ない幸福に恵まれているのだろう。それならもっと素直に、私に色々なものを与えてくれた人たちに感謝を伝えるべきだと思った)


……………………