1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 15:12:42.70 ID:5hqjtamc0
兄「なんだよ、台本通りだろ?」
妹「もっと好色そうな笑い方で」
兄「好色?」
妹「エロそうに笑って」
兄「えと、『うへへへへっ、口ではイヤがっても体は素直じゃねえか』」
妹「ばっちぐー。次、私が『いやぁ、そこはらめぇぇぇっ!』」
兄「ちょ、声大きいから!」
妹「このくらい大声で言わなきゃ練習にならないでしょ」
兄「それ以前にこの台本おかしいだろ? これ本当に文化祭でやるのか?」
妹「候補だよ。他にも何本か作ってある」
兄「もう少しまともな台本やろうぜ」
妹「うるさいなー。付き合ってくれるって言ったのは兄でしょ」
兄「そうだけどさー」
7:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 15:17:06.94 ID:5hqjtamc0
妹「いい? 演劇に大事なのはエロスなの! 大衆はエロを望んでるの!」
兄「……俺の思うエロスと、お前の思うエロスには大きな隔たりがあると思うんだ」
妹「聞いてあげる。意見をどうぞ」
兄「もっと爽やかにさー、青春モノな感じでさ。体育着越しの曲線とか、見えるか見えないかのパンチラとか」
妹「刺激が足りない。陵辱よ、時代は陵辱を求めてるの!」
兄「はぁ。何が嬉しくて妹と陵辱劇やらにゃならんのさ」
妹「うるさいな。次、脅迫シーン」
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 15:22:37.48 ID:JWYs5i0b0
期待しよう
11:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 15:20:29.89 ID:DwDHt2LUO
とりあえずパンツ脱いだ
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 15:21:21.99 ID:5hqjtamc0
兄「あー。『このUSBメモリのデータをばら撒かれたくなかったら、俺の言う事を聞くんだな』」
妹「『最低。絶対に、絶対に許さないんだから!』」
兄「こほんっ。『くくくっ。さあ、まずは服を脱いでもらおうか』、ってバカか! こんなもん文化祭でやれるかっ!」
妹「よいしょっ」
兄「そして脱ぐな!」
妹「リアリティが」
兄「そんなリアリティ遠くに投げ捨てろ」
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 15:25:27.98 ID:5hqjtamc0
兄「あのさ、お前は何を書こうとしてるわけ? まさか本当に陵辱するだけの話じゃないだろ?」
妹「恋愛モノ」
兄「は?」
妹「『陵辱から始まる恋もある』がテーマ。斬新でエロくていいかなー、って」
兄「ああ。前々から残念な頭だと思ってたが、本当に手遅れだったんだな」
妹「それは褒めすぎだよ」
兄「お願いだから普通に会話するくらいの機能は残してくれ」
18:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 15:29:59.45 ID:5hqjtamc0
妹「でも斬新でしょ?」
兄「斬新かどうか以前に文化祭で上演できる物を書け。まだこれ誰にも見せてないだろうな?」
妹「うん。兄が初めての人だよ」
兄「……。まあ、とりあえず却下だ」
妹「私を捨てるの? 兄に私の初めてを捧げたのに、酷いよ」
兄「そろそろ怒るぞ」
妹「逆切れはダサいよ」
兄「……他の候補は?」
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 15:33:39.77 ID:5hqjtamc0
妹「はいどーぞ」
兄「どーも」
妹「じゃ、始めるよ。『やめてお義父さんっ、いやぁっ!』」
兄「はいストップ」
妹「何? まだ始まったばかりじゃん」
兄「陵辱から離れろ」
妹「えー。でもこの場面は必要だよ」
兄「一応聞こうか」
21:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 15:38:34.57 ID:5hqjtamc0
妹「この主人公は義理の父親から乱暴されて育つんだけど、すごいイケメンのホストに出会って愛し合って難病に……」
兄「却下」
妹「えー。面白いでしょ?」
兄「合意のない性行為がある時点で全部却下だし、そういうパクリ臭が酷すぎるのはダメだ」
妹「ええええっ! 物語の基本はパクリだよ! パクリこそ創作だよ!」
兄「色々怒られるから黙れ。で、陵辱がないのはどれだ?」
妹「この台本だけしか残らないんだけど」
24:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 15:41:37.59 ID:5hqjtamc0
兄「じゃ、それやるぞ」
妹「……本当に?」
兄「なんだって陵辱よりはいい」
妹「本当の本当に?」
兄「うるさい。いいからやるぞ」
妹「うん」
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 15:47:04.68 ID:5hqjtamc0
兄「こほん。『俺はいつの間にか妹を意識していた』……うん?」
妹「『お兄ちゃん、朝だよ!』」
兄「『うるさいな』」
妹「『何その態度! 起こしてあげてるのに』」
兄「『頼んでない』」
妹「『いいもん、もう起こしてあげないんだからねっ!』」
兄「『……クソ、あんな無防備にベタベタ触りやがって。俺はお前が好きなのに』、って……うわぁあああああっ!!!」
妹「んー?」
兄「なんだっ、これっ!? 無理無理無理無理っ、無理だって! どんな羞恥プレイだよ!」
32:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 15:52:06.39 ID:5hqjtamc0
妹「兄がやりたいって言ったんでしょ?」
兄「あれは消去法だ! こんなのだって知ってたらやるなんて言ってない!」
妹「じゃ、他のやる?」
兄「それは……いや、今から新しい候補作ればいいだろ!」
妹「どれも作るのに結構時間掛かってるんだよ?」
兄「そっ、そうだ。お前以外の奴は台本書いてないのか?」
妹「いない。オリジナルの劇やるのだけ決めて、結局、私に押し付けたんだもん。『お前色々独創的だから大丈夫』だって」
兄(間違ってはないが、こいつは明後日の方向に独創的なんだよ)
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 15:57:25.04 ID:5hqjtamc0
妹「それに、この台本は私にしては珍しく性描写も抑えたやつだし」
兄「うぅぅ」
妹「どうしてもイヤなら別の作るけど」
兄「近親モノなんて上演できないだろ!」
妹「このくらいなら押し通せば行けるって。どーせ学校の文化祭だし」
兄「うぅぅ」
妹「もういいよ。私が少ーし睡眠時間削って普通のつまらない台本考えればいいんだから」
40:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:02:16.46 ID:5hqjtamc0
兄「……わかった。これやろう」
妹「いいの?」
兄「仕方ないだろ。パラパラ飛ばし読みした感じだと一番マシだし、好みは置いておけば、悪くはないと思う」
妹「ずいぶん褒めるね」
兄「お前にしては真面目に書いてるからな。切ない話になってるんじゃないか?」
妹「ふぅーん。兄は近親モノが好きなんだね」
兄「褒めてるんだから素直に受け取れよ。ほら、読み合わせするんだろ」
妹「もちろん」
43:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:07:32.73 ID:5hqjtamc0
兄「『……俺は、お前の事がす、す、すっ』……無理! やっぱ無理!」
妹「照れすぎ。サラッと言いなよ。リピートアフタミー。『好き』」 兄「『す、好き』」
妹「『好き』」 兄「『好き』」 妹「『好き』」 兄「『好き』」 妹「『妹が大好き』」 兄「『い、妹が大好き』」
妹「『俺は妹が大好きだ!』」 カチッ
兄「『お、俺は妹が大好きだ!』」
妹「うん、バッチリ!」
カチッ 『お、俺は妹が大好きだ!』
兄「ぶっ!」
カチッ 『お、俺は妹が大好きだ!』
妹「私も兄が大好きだよ!」
兄「消してぇぇぇぇぇぇっ!!」
妹「アジカンはそこまで好きじゃないかなー」
兄「そんな話してない!」
44:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:09:09.63 ID:bQ/lIYOd0
アジカンwwwww
45:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:09:59.35 ID:IDxJzbg70
リライトしてぇぇぇぇぇぇl
48:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:11:26.78 ID:SE32UCCv0
くだぁらぁない超幻想ぅ!!!
49:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:13:00.55 ID:mkXhqnLz0
起死回生ええええええええええええ!
50:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:13:20.10 ID:5hqjtamc0
兄「…………疲れた」
妹「劇一幕分の構成だからね。最後は二人がキスして終幕」
兄「ベタベタだなー。斬新さはどこに行ったんだよ」
妹「物語の鉄則はハッピーエンドだよ、王道こそナンバーワン! ……『大好きだよ、お兄ちゃん』」
兄「『オレモダヨ』」
妹「感情込めて」
兄「疲れてるんだよ。……『俺もだよ、妹』。これでおしまいだな」
妹「てーいっ!」 どんっ
兄「うぉっ!」 ばたっ
52:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:15:05.98 ID:5hqjtamc0
妹「二人は愛を誓うキスを交わすのでした」
兄「そこまで再現する必要はないだろっ!?」
妹「リアリテー」
兄「そんなリアリテーはどぶ川に投げ捨てろっ!」
妹「いいから、んーっ」
54:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:17:58.88 ID:5hqjtamc0
兄「近い。髪がくすぐったい。どけよ」
妹「まだしてないでしょ? ほら、早く。ね……お兄ちゃん?」
兄「……んっ」 ちゅっ
妹「ふぇ?」
兄「これでいいだろ。早くどけよ」 かぁっ
妹「ばっ、ばっ、ばっ……バカッ!!」 ドンッ
55:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:18:52.62 ID:5hqjtamc0
兄「痛っ! 何すんだよ、バカ!」
妹「ほっ、本当にするなんて、何考えてんのっ!」
兄「お前がしろって言ったんだろ」
妹「あれは兄をからかっただけで、本当にするなんてっ!」
兄「なんだよ。俺が悪いのかよ」
妹「……っ、部屋から出てってよ! 出てけ!!」
兄「言われなくても出てくよ!」 がちゃっ
妹「……うーっ! うぅぅーっ!!」 じたばた
妹「わっ、私が兄の前で取り乱すなんて、一生の恥! 仕返ししてやる、絶対に仕返ししてやるっ!」
60:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:21:51.80 ID:5hqjtamc0
兄「なんだよ。自分がしろって言ったくせに」
兄「……たしかに勢いでキスした感はあるけどさ」
兄「意外と柔らかかったな。女っぽくて」 どぎまぎっ
兄「なっ、なーんてなっ! 長く読みすぎて台本に毒されてるみたいだな、うん!」
兄「さ、寝よ寝よ」
兄(……眠れない。唇の感触が、いや、これは台本のせいであって) もんもん
62:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:24:14.71 ID:5hqjtamc0
妹「……」
兄「ふぁぁ、おはよー」
妹「……」 つーん
兄「おーい。お、は、よ、う!」
妹「お母さん、朝ご飯」
兄「無視かよ」
兄(いつも以上に腹が立つな。ふんっ、なら俺も無視してやるからな)
兄(そんな風に思ってから二週間が経つわけだが)
兄「最近は文化祭の準備で朝からいないし、帰るのも遅いし」
兄「俺も悪かった気がしてきたし。普段うるさい奴が静かだと、なんか物足りないっていうか……」
兄「様子、見に行ってみるかな」
67:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:31:51.96 ID:5hqjtamc0
体育館
妹「はい、追加のシーンの練習行ってみよー! これ物語的にも重要なシーンだからね!」
兄「お、やってるな」
『ねえ、お兄ちゃん。練習に付き合ってくれる?』
兄「ん? こんなの読み合わせの時にはなかったよな」
『お話の最後は二人がキスして終わるの』
『こんな風にか?』
兄「……っ」
妹「ん。あちゃー、兄来てるよ。予定じゃ本番で見せて顔赤くしてやるつもりだったのになー」
妹「兄ー!」
兄「……」 すたすた
妹「あれ? ……すいませーん、ちょっと外しますー。練習はみんなでやっといて」
68:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:36:03.01 ID:54fABvae0
廊下
妹「兄! 観てたんなら感想くらいくれてもいいんじゃない?」
兄「ああ」
妹「何、怒ってるの? いつもはこのくらい笑って済ますじゃん」
兄「別に」
妹「うじうじ気持ち悪いなぁっ! 言いたいことあるならはっきり言えばっ!?」
兄「……お前もあの事を気にしてるんじゃねえかって、勝手に思ってただけだよ」
妹「はあ? 気にしてるから、こうして仕返ししてるんじゃん」
兄「結局は話のネタにできる程度の事なんだろ、お前にとっては。人に触れ回っても平気な事なんだろ?」
妹「そういうわけじゃ」
兄「とにかくさ、あれは俺が悪かったよ。ごめん。劇、頑張ってくれよ。じゃ」 とたとた
妹「こんなの、何も面白くないじゃん」
妹「兄をからかって、兄と遊びたいだけなのに。こんなの全然楽しくないじゃん」
妹「私って、ほんとバカ」
73:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:40:53.06 ID:3Zc2ZB3+0
体育館
妹「ただいまー」
同級生「あれ。妹ちゃん、目赤くない?」
妹「花粉症。放っといて。それよりみんな、ちょっと聞いて! 今から台本に手直し入れるから!」
同級生「今からっ!?」
妹「ごめん。でも、台本作り私一人に押し付けたり、それなりの事はしてるでしょ?」
同級生「う、うん」
妹「すぐに書き換えるから待ってて」
75:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:42:38.62 ID:3Zc2ZB3+0
廊下
兄(あんなにきつく言い返す必要は、なかったよな)
兄「大人げない。強引に謝って逃げ出して、全部あいつのせいにしちまった。俺が勝手に傷付いただけなのに」
兄「……はぁ」
妹「兄!」
兄「うわっ! な、なんだ妹?」
妹「これ、劇のチケット。……もし気が向いたら、観に来て」
兄「うっ、うん」
妹「じゃあね」 とてとて
兄「……」
77:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:44:14.97 ID:3Zc2ZB3+0
文化祭当日
妹「おはよ、兄」
兄「おはよう」
妹「先行くね。劇の段取り確認あるから」 とてとて
兄「……」
兄「いつまでも、いじけてる場合じゃねえよな」
兄「頑張ってあいつが作った舞台だ。観に行こう」
78:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:48:19.87 ID:3Zc2ZB3+0
体育館
兄「……おっ、始まるみたいだな」
『俺はいつの間にか妹を――』
兄「台詞は所々変えてるが、改めて聞くと恥ずかしいな」
兄「今の所、観客の反応はそれなりかな。所詮、お話の中の事だしな」
『……俺はお前の事が――』
兄「ははっ。この場面は恥ずかしくてなかなか言えなくて、しかもあいつが録音して何度も俺に聞かせたっけ」
兄(それにしてもあのシーン、なかなか来ないな)
兄「……あれ、もう終わっちまうぞ」
『それからも二人は兄妹として仲良く暮らしました』
兄「…………」
パチパチパチパチッ
80:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:51:12.91 ID:3Zc2ZB3+0
同級生「おつかれさまー! 受けよかったねー! 脚本弄って正解だったんじゃない?」
妹「かな? そうだといいな」
兄「……」
妹「あ。ごめん、少し外すね」
同級生「はいはーい」
82:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:52:54.43 ID:3Zc2ZB3+0
妹「兄、どうだったかな。劇、面白かった?」
兄「お前はどうなんだ?」
妹「手応えはあったかな。みんな楽しんでくれたと思うよ」
兄「そうじゃねえよ。お前が楽しかったか聞いてるんだ」
妹「私? 私は、みんなが楽しんでくれれば」
兄「……あのシーン、カットしたんだな」
妹「あ、うん。あれは、ない方がいいと思って」
兄「本当にない方がよかったと思うか?」
妹「うん。あれ、気分良くないでしょ」
兄「つまんねえよ」
妹「え?」
84:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:55:28.75 ID:3Zc2ZB3+0
兄「刺激もない、ラストも中途半端。あんな小奇麗なつまんない話、全然面白くねえよ」
妹「でも、みんなは面白いって」
兄「お前が全然楽しそうじゃねんだよっ! そんなのつまんねえだろっ!」
妹「え……」
兄「馬鹿でいい加減で適当で、自分勝手で人の気持ちも考えないしすぐにやり過ぎるけど、でも、いつもすげえ一生懸命で楽しそうで」
ぎゅぅ
妹「あっ……」
兄「だから、一緒にいたくなるんじゃねえか」
妹「でもっ! 兄、怒ってたじゃん!」
兄「あれは、その……二人きりの秘密だと思ってたから、あんな風にされて何か腹が立って」
86:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 16:56:10.69 ID:3Zc2ZB3+0
妹「あ。……ふーん。そっかー。へぇー。なるほどねー」
兄「な、なんだよ」
妹「……兄、私に惚れたでしょ?」
兄「ばばばばばっ、ばか言うなよっ! おっ、俺が妹に惚れるはずないだろっ!」
妹「でも誰が聞いても告白だよね、兄の言葉」
兄「違っ」
妹「いつから? キスの時?」
兄「こ、これは恋とかじゃなくてだなっ!! そ、そう、性欲だ!!」
妹「はぁ?」
88:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 17:00:40.12 ID:zikWBIj+0
これはひどいwwwww
90:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 17:01:42.76 ID:bQ/lIYOd0
兄wwwwwwwwwもてあましすぎwwwwwwww
92:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 17:01:54.65 ID:3Zc2ZB3+0
兄「女に縁がないから身近なお前に性欲を向けてるだけだ!!」
妹「くくくっ、全然言い訳になってないじゃん。……ま、いんじゃない、性欲だったとしてもさー」
兄「え?」
妹「お互い擦り切れるくらいやって、飽きたらフツーの兄妹に戻って、またバカみたいな事して遊ぼうよ」
兄「お前なぁ、少しは真面目に考えろよ」
妹「真面目だよ? 私、いつも私のバカに付き合ってくれる兄が大好きだもん」
兄「うぅ」 かぁっ
妹「うん、これで全部解決!」
兄「してないだろ!」
96:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 17:05:13.70 ID:3Zc2ZB3+0
妹「そして、二人は誓いのキスを交わすのでした」 ちゅぅ
兄「んんっ!? ひっ、ひたがっ! ひたがぁっ!」
妹「んーっ」 くちゅくちゅっ
兄「んーっ!」
妹「……ぷはっ。どう? 気持ち良かった?」
兄「大事なものを奪われた気分だ……」
妹「口では嫌がっても体は」 兄「尻を撫でるなっ!」
98:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 17:07:35.80 ID:3Zc2ZB3+0
同級生「妹ー、打ち上げ始まるよー!」
妹「ごめーん、私これから擦り切れるぐらいセックスしてくるから!」
同級生「せ?」
兄「はいはい妹さん、みんなと楽しんできてくださいねー」
妹「ふーん、クラスの男子と楽しんでこようかなー」
兄「お前なぁ」
妹「この人も打ち上げに参加するってー!」
兄「あっ、おい!」
同級生「えと、誰?」
103:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 17:12:08.27 ID:3Zc2ZB3+0
妹「今回の話のモデル、ずばり兄です」
兄「バっ……あっ、あくまでモデルなんで」
妹「毎日しっぽり決めてます」
兄「何言っても信じないでくれ、こいつ頭が残念なんだ」
同級生「あー、大丈夫ですよ。うちのクラスはみんな慣れてますから」
妹「その言い方何かむかつくなー」
109:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 17:16:22.53 ID:3Zc2ZB3+0
兄「俺がいても場違いだろ? 先帰ってるから」
妹「兄を連れてくと、私と兄の台本プレイが見られるよー!」
兄「そんなの誰も見たく」 同級生「ええーっ! リアル近親プレイが生でっ!?」
兄「妹の同類かっ!?」 妹「生だよ! キスもしちゃうよ、しかもディープ!」
同級生「兄さん、行きましょう!」 妹「ほらほら、早く!」
兄「いやぁぁっ!」
こうして兄を辱めるという当初の目的も叶ったとかなんとか。
112:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 17:19:01.11 ID:3Zc2ZB3+0
続けようと思えばいくらでも続きそうなんで、ここで終わり。体調がやばいんで寝ます
続けたい方いたらどうぞ。いなければ落としてくれれば
121:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 17:27:22.07 ID:vY3vBXqR0
>>112
おつおつ
100:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/10(日) 17:09:42.05 ID:zikWBIj+0
リアルでふひひっていった
妹誰かちょーだい!
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