1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 07:15:43.48 ID:
CXWb1xZl0
3:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 07:18:26.90 ID:lTFqpCDP0
大好物です
7:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 07:25:03.82 ID:
CXWb1xZl0
兄「…妹ちゃん、朝飯できたよ」
妹「うっせーな、もう出るからな!そんなもんいらねぇ」
兄「…いってらっしゃい」
妹「…っ」
バタン
兄「さてと、こっちも出掛ける準備しますか」
兄「……あ、妹ちゃん弁当忘れてる」
妹「…はぁ」
妹友「おはよー!どした?元気ないね?」
妹「べっにーそんなことないよ」
妹友「ふーん…」
8:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 07:29:56.21 ID:
CXWb1xZl0
HR
妹「ふぁ~…むにゃむにゃ……ん」チラッ
妹「おにいちゃ…兄貴!?」
兄 パタパタ
妹友「ん?あの人なんかこっちに手振ってない?知り合い?」
妹「い、いや…知らない」
妹友「けど明らかにこっちに手を振ってるよ」
妹(あ……弁当か…わざわざ、学校の人たちに見せたくなかったのに…不覚)
妹「ちょっ、ちょっと、トイレ」
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 07:36:22.31 ID:
CXWb1xZl0
兄「気づいたかな?…ん?メール」
妹:校舎裏はやく
校舎裏
妹「なにしに来たんだよ!キモいんだからウチの学校に近づかないでって言ったよね?ら」
兄「ご、ごめんね…朝食食べてないから弁当無しは辛いと思って…持ってきたんだけど…」
妹「…ぁ…っ………あ、あのさ高校には学食があんの!!そんな不味い弁当いらないんだよ!貰うからとりあえずさっさと帰って」
兄「う、うん…それじゃあ」
妹「ふんっ」
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 07:42:42.62 ID:
CXWb1xZl0
教室
妹友「だいじょうぶー?血相変えて教室から出て行っちゃったけど」
妹「あ、う、うん。全然平気!」
妹友「そか、そんなことより次数学だよー、だるーい」
妹「あはは…」
妹「……」
昼食
妹友「つかれたああああ!妹ちゃんごはんたべよっ!」
妹「うん」
パカ
妹「…ぁ」
妹友「ん?どうしたの?…うわっ相変わらずめっちゃうまそーー!」
妹「そ、そうかな…あはは」
妹(私の大好物ばかり………)
妹「………っ…」
18:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 07:51:09.21 ID:
CXWb1xZl0
妹友「妹ちゃんの、お母さんすごいね!」
妹「…そうだよ、自慢の……お母さんなの」
妹友「そういえば妹ちゃんって兄妹いないんだっけ?」
妹「…うん、そうだよ」モグモグ
教室
クラスメイト1「妹さん、帰りヒマ?俺らとカラオケいかない?」
妹「すいません、用事があるので」ニコ
クラスメイト2「また振られてやんのーうぇーい」
妹友「妹ちゃんってモテるよねー…いいな」
妹「そうなの?」
妹友「そうなのって…すごい私妹ちゃんを紹介してくれって頼まれるんだからね!その度苦労してるのにっ」プンプン
妹「あはは、ありがと」
妹友「妹ちゃん………彼氏作らないの?」
妹「…いらない」
妹(おにいちゃんさえいれば…)
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 07:58:47.62 ID:
CXWb1xZl0
妹友「ほんっと男の影がないよねー…こんなに可愛いのに」プニプニ
妹「ちょっ…友ちゃん、やめてってば」
妹友「なーんも噂立たないよね」
妹「興味が湧かないからしょうがないよ」
妹(おにいちゃん以外の男なんて…が変わりたくもない)
放課後
妹「さてと…友ちゃんまたね」
妹友「たまには一緒に帰ろうよ~」
妹「ごめん、用事があるから」
妹友「ぶー」
喫茶店
妹「…いるかな?」チラッ
兄「いらっしゃいませー」
妹「いた…今日はごめんね…姿見れたし帰ろう…」
23:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 08:07:28.87 ID:
CXWb1xZl0
家
妹「ただいま…」
妹「いつもなら……」冷蔵庫パカ
【兄が作った朝食と夕食】
兄 温めてから食べてね
妹「あった……ふふん…いただきます」
モグモグ
妹「今日は遅番だから夜まで帰ってこない…はぁ」
妹「おにいちゃんの部屋にでもいくか…」
兄の部屋
妹「すぅ~…………はぁぁ~」
妹「おにいちゃんの布団…とうっ」バフッ
妹「…いい匂い……zzz」
兄「ただいま~」
73:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:07:38.34 ID:
CXWb1xZl0
兄「あれ?いないのか?」
兄「おーい、妹ちゃん?」
妹「…すぅ…zzz」
兄「あれ部屋間違えた?ってそんなこないよね…ど、どうして僕の布団で…」
兄「お、おーい、妹…おきて」
妹「うーん…zzz…うるちゃい…おにいちゃん…むにゃむにゃ…」
兄「か、かわいい…まるで昔の頃の……寝顔も久しぶりに見たな」
すー… ピト スリスリ
妹「ん?」パチ
兄「あ、起きた」
妹「…ぇ……………はっ……う、うわあああ!おにっ…て、く、糞兄貴な、なに撫でてんだよ///」
兄「ご、ごめん…気持ち良さそうに寝てたから」
妹「さ、さわるんなって…い、いっただろ!!…………ぁ…」
兄「どうして僕の布団で…?」
妹「そ、それは…」
78:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:17:08.98 ID:
CXWb1xZl0
妹「今日はクラスの友達とカラオケいって疲れて……それで…それで…間違えたんだよ…あーくっさ…一生の不覚…」
妹(どうひよ~…言い訳が苦しすぎる…バレたかな?…)
兄「よかった…友達いるんだな…妹ちゃんが友達といるところ見たことないから」
妹(…そっちの心配ね…おにいちゃんらしい)
妹「お、おまえには…関係ない…」
兄「もしかして彼氏でもできたのかな?」
妹「…………」
兄「?」
妹「お前には関係ねーだよ!しねっ!」
バタン
82:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:25:11.29 ID:
CXWb1xZl0
妹部屋
妹「そうだよね…分かってたよ……」
妹「くそっ……おにいちゃんのばーか」
兄「聞いちゃいけなかったか…」
翌朝
妹「………」
【朝食】
兄 おはよう、作って置いたから食べてね
妹「おにいちゃんは朝からもうバイトか…」
妹「休みは…ひまだ」モグモグンシャンシャ
妹「そうだ…」
83:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:26:08.44 ID:RlAYoD1H0
こんな感じの妹欲しいな
声は阿澄で
85:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:31:42.37 ID:
CXWb1xZl0
妹「変装ばっちし……これはバレないわ」
妹「よし…」
喫茶店
妹 ドキドキ
兄「いらっしゃいませー何名様でしょうか?」ニコニコ
妹(お、おおお……おにいちゃんの笑顔…真っ正面からみるとヤバい…)
兄「…?…あのーお客様?」
妹(よ、よしバレてない)
妹「…ひ、ヒトリ」ボソボソ
兄「かしこまりました、お好きな席へどうぞ」
後輩「せんばーい、すいませーん」
兄「ん?どうした?」
後輩「この食器ってどこにありますか?」
妹(だ、だれだよあの女……初めて見た…いつもそんな人いなかったのに…)
87:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:37:50.53 ID:
CXWb1xZl0
妹(ん?…研修バッチ?…なるほど、そういうことか…ぐぬぬ…若い女の人いなくて安心してたのに…)
後輩「先輩!ありがとうございます!!!」
兄「いえいえ、そんな頭下げなくても…」スリスリ
後輩「わ、わわわ…頭を…なにしてるんですか?///」
兄「あ、あぁごめん、つい癖で…」
バン!
後輩「!?」
後輩「ビ、ビックリ…した」
兄「お客様…?どうされました」
妹「……はっ…い、いえ虫がいたので……」
兄「す、すいません、すぐ拭きますので」
89:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:41:01.91 ID:WMIixi0L0
嫉妬しちゃう妹ちゃんかわいい
92:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:46:09.29 ID:
CXWb1xZl0
後輩「だ、大丈夫でしたか?」
兄「うん、大丈夫」
兄「それじゃ次はこれを教えるよ」
後輩「はいっ!」
妹(くそくそくそくそくそくそ糞糞糞……おにいちゃんと会話していいのは私だけなのに…私の方が毎日おにいちゃんのごはん食べられるし…)
ブツブツ
お客(殺気がする……)
家
妹「…ただいま」
妹「はぁぁ~憂鬱だ…あの女とデキたりしないよね…?私が絶対認めない」
93:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:51:16.67 ID:
CXWb1xZl0
兄「ただいま~」
妹「………」
兄「ごめんね…遅くなった。すぐ飯作るよ」
妹「はやくしろよ」
兄「今日は休みだったか…何してたの?」
妹「お、あまえにはか、かんけー…ない」
兄「そっか」ニコニコ
トントン グツグツ
妹(いい匂いがしてきた……エプロン後ろ姿…やばい)
兄「できたよー」
兄「いただきます」
妹「……モグモグ」
95:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:55:22.73 ID:
CXWb1xZl0
妹「そ、そういえば最近バイトどうなんだよ」
兄「ん?あぁ新しい新人が入ってね…フレッシュな女の子だよ。なんかさ店長が若い人も入れようってなって入れたんだ」
妹(余計なことすんな糞店長)
兄「そういえば後輩ちゃん、妹ちゃんと同い年だったかな」
妹「!?」
兄「もしかしたら仲良くなれるんじゃな
妹「絶対ねえから!!!ふん!」
98:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 13:02:59.20 ID:
CXWb1xZl0
兄「そこまで否定しなくても…高校もたしかお前と同じだったぞ」
妹(なに…気がつかなかった…あんな、娘いたっけ?)
妹「ふーん、後輩ちゃん……ね」
翌日
妹(さっそくリサーチしないと…)
妹「ねぇ友ちゃん」
妹友「なにー?」
妹「同じ学年で後輩って子しってる?」
妹友「あら、妹が生徒に興味もつなんて珍しい」
妹「いいから、どうなの?」
妹友「たしか隣のクラスじゃなかったかな?……で、なんで聞いてきたの?」
妹友「いない」
102:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 13:11:06.25 ID:
CXWb1xZl0
隣のクラス
そろ~
妹「えーと、いるかなー」
「お、おいめちゃくちゃかわいい妹さんだぞおい!」
「やべえかわいい」
「どうしてうちのクラスに」
「めずらしーかわいー」
妹「やりづらい…」
イケメン「どうしんだい?君はとなりのクラスの…」
妹(話しかけんな…きも)
後輩
妹(あ、いた…たしかあの娘。本当だったんだ。ひとまず帰るか)
妹「すいません、なんでもないです」ニコ
イケメン「ふっ照れちゃって…」
108:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 13:21:38.31 ID:tvJhwMs60
このイケメンはイケメンじゃない
125:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 14:04:26.93 ID:
CXWb1xZl0
妹(おにいちゃんのこと聞きたいな…けどどうしよう…どうやってアプローチすればいいか…急に聞いてもあれだしなぁ)
妹(後輩ちゃんのあの反応…少なくともおにいちゃんのことすごく頼りにしてたな…いいな……じゃない!…あの女にとられるのはっ…)
妹(もう今更…素直になるのなんて無理だよぉ…)
昔
妹「おにいちゃーん、おかえりー!みてみてテストでこんな…に…」
女「こんにちは!妹ちゃん」
妹「……だれ?」
兄「ただいま、あぁ紹介するよ…新しくできたかの…」
_________
______
__
妹(うわああああああああ、嫌なこと思い出した… )
ガシガシ
妹友「へんな妹ちゃん」
127:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 14:11:19.52 ID:
CXWb1xZl0
放課後
後輩「~~~♪」
そ~っ
妹「……」
喫茶店
後輩「おはようございまーす!今日もよろしくお願いします」
兄「おーよろしくー今日は暇そうだから色々教えるよ」
後輩「はい!ぜひ♪」
妹「……」
妹「うーん、なかで作業してるのか…はぁ…帰ろ…」
137:
兄フリーターかよってツッコミ無しで:2014/02/09(日) 14:37:05.22 ID:
CXWb1xZl0
後輩「先輩ってどうしてここでバイトしてるんですか?」
兄「うーんちょっとね。まぁなんていうか学費が…」
後輩「あれ?大学生でしたっけ?」
兄「いや、妹の学費。うち両親いないからさ」
後輩「あっす、すみません、無神経でした」
兄「いや、全然いーよ。そういえば妹ちゃん知ってる?同じ学年だと思うんだけど」
後輩「妹ちゃんですか…どこかで聞いたことあるような…はっ………えええぇ」
後輩「あの学年一の美少女と名高いあの妹ちゃん!?……ってあれ兄弟いないって噂が」
兄「妹だよ…今度見かけたら仲良くしてやってね。気難しい性格だからあんまし友達いないみたい」
後輩「は、はい!」
兄「さあ、今日店長いないから二人でさっさと後片付けして帰ろうか」
後輩(ふ、ふたりきり///)
139:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 14:39:35.49 ID:Bpuwa9wy0
兄フリーターかよ
140:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 14:41:05.78 ID:
CXWb1xZl0
後輩「せんぱーい、終わりました!」
兄「おっはやいねーよしよし」
後輩「え、えへへ///」
後輩(この、バイト先に入ってよかった…)
妹「おそーい」ゴロゴロ
145:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 14:48:05.12 ID:
CXWb1xZl0
妹「まだかなー?まだかなー?そろそろだと思うんだけどなー」
ソワソワ
ガチャガチャ
妹「帰ってきた!」
兄「ただいまー」
妹「………」
兄「ん?寝てるのか」
兄「今日は妹ちゃんの大好きなハンバーグだからな」
妹(やった…)
兄「寝てりゃかわいいのに…」ジー
妹 ドキドキ
153:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 15:21:23.81 ID:
CXWb1xZl0
兄「おーいおきて、飯できたよ」
妹「ぅ…ぅん……?」パチ
妹(暴言を吐かずおにいちゃんと同じ空間にいられる我ながら完璧な作戦と演技)
妹「……いただきます」
兄「いただきます」
モグモグ
兄「最近学校の調子はどうだ?」
妹「あん?なんでそんなこと言わないといけないんだよ。おにいちゃんには関係ねええだろ」
兄「え?おにいちゃん?」
妹「やべ」
兄「い、今おにいちゃんって…」
妹「いってねえよ!!!!糞アニキ!!!!!ごちそうさま!!!!!」
兄「確かに…言った…よね?」チラッ
米粒ひとつない茶碗と綺麗な皿
兄「まぁいいか、綺麗に食べてくれてるや」
156:
iPhoneの充電切れそうなので離脱:2014/02/09(日) 15:23:57.45 ID:
CXWb1xZl0
妹「うわああああああああああああ」ゴロゴロ
妹「恥ずかしいいいいい…ひ、久しぶりにおにいちゃんにおにいちゃんって言っちゃった」
妹「まぁうまくごまかせたかな」フフン
妹「…ハンバーグおいしかったよぉぉ……」
158:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 15:28:02.70 ID:pvpcXTwt0
妹かわいい
249:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 20:51:49.70 ID:
CXWb1xZl0
妹「ふぁ~…」
兄「おはよう」
妹「うぉおい!?…おにいちゃっ…朝からビックリさせんなよ!…たく」
兄「はいはい…はい、弁当」
妹「………」
兄「ん?」
妹「……ふんっ」バシ
妹(い、言えねー、いつもありがとう、毎日の楽しみだよって言えるわけがねえええ…)
妹「じゃあいってくるわ」バタン
253:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 20:57:25.89 ID:
CXWb1xZl0
妹友「おっはよーん」
妹「はよ~」
妹「今日こそは後輩ちゃんに近づこう、そしてさりげなくおにいちゃんの情報を。確か今日は隣のクラスと合同体育だったはず」
体育
妹「え~っとどこだ?」
後輩「こ、こんにちは」
妹「うおっ!」
後輩「あっすいません、急に声かけて…」
258:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 21:04:55.97 ID:
CXWb1xZl0
妹(知らないふりしよう)
妹「えっと誰ですか?」
後輩「あの…実はバイト先で先輩の妹さんと同じ学年だと聞いたので苗字一緒だしもしかしたらって…」
妹(やっぱバレてるー。惚れられると困るから知り合いには兄の存在隠してたのに…)
妹「あ、あぁ兄貴から聞いてるわ。あんなバカ兄貴冴えなくてごめんね」
後輩「冴えないだなんて…とんでもないです。すごく…その……頼りにしてます…///」
妹(この反応……)
妹「あいつ、私変な目でくるから見た目に騙されないほうがいいよ。後輩ちゃんも気をつけてね」
妹(おにいちゃんごめんねえええ悪くいうつもりじゃないのおお)
後輩「そ、そんなことは…」
妹「いーや、あいつものすごく実は口も悪いしあんまり関わらない方がいいかもね」
後輩「……してください」
妹「え?」
後輩「訂正してください」
263:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 21:11:32.37 ID:
CXWb1xZl0
後輩「先輩はそんなこと絶対に無いです!とても素敵な方です!新人の私に丁寧に教えたくれて優しくて料理と上手でいつも人のこと気にかけて自分なんて二の次ですごい尊敬できる人なんです」
妹(まったくそのとおりだよちくしょう。完璧なおにいちゃんだよ!)
後輩「あっ…すいません、初対面なのに言い過ぎました」
妹「………」
妹「いや、気にしてないよ、そこまで言うならもう言わないよ。それじゃあね」
後輩「……ぁ」
妹「ガキだなぁ…私」
266:
忍法帖【Lv=9,xxxP】(1+0:15) :2014/02/09(日) 21:15:13.81 ID:4gftCnXgP
じゃあ俺は妹友ちゃんをもらうよ
268:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 21:15:59.03 ID:
CXWb1xZl0
妹「ただいま…」
妹「おにいちゃんはバイト」
妹「このままじゃおにいちゃんが後輩さんにとられる…よね」
妹「素直にならなきゃ…いけないよね」
妹「とりあえずエネルギー補給しなきゃ…」
ばふっ
妹「おにいちゃんの匂いで包まれる~ふい~」
274:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 21:24:38.70 ID:
CXWb1xZl0
妹 チラッ
妹「もうこんな時間だ…帰ってくる。布団なおして……よし」
妹「そして居間にもどる」
兄「ただいま~」
妹(す、素直に…素直に…かわいく…)
妹「お…お、おかえり」
兄「え?」
妹「おかえりっつて言ってんだよ!当たり前のこと言っただけだろうが!」
兄「…そうだな」ニコ
妹(ちくしょう)
277:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 21:29:10.15 ID:
CXWb1xZl0
妹「きょ、今日のごはんは?」
兄「今日はなビーフシチューにしようと思うんだけどどうかな?」
妹(やったーおにいちゃんのビーフシチュー大好き)
妹「お、おう」
兄「…?」
妹「い、いいんじゃね?」
兄「お、おう」
278:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 21:32:05.93 ID:feN1zN6J0
おや?妹の様子が…
280:
monacoin:MEwS5BJEaoR1mbZBbNogTxCTUHCGhg42Wq:2014/02/09(日) 21:33:15.03 ID:hCtqjYIV0
282:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 21:37:59.45 ID:
CXWb1xZl0
兄「なにか学校でいいことあったのか?」モグモグ
妹「…別に」モグモグ
妹(この二人きりの瞬間は幸せだよ)
兄「そういえば後輩ちゃんが妹と話したって言ってたぞ」
妹 ビクッ
妹「な、なんて…」
兄「え?いや、なんか気があいそうってそれ以外は特に…」
妹(もしかして、好意もバレてる…後輩ちゃん黙ってくれたんだ…ありがとう)
妹「…いい子だよ」
290:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 21:51:22.11 ID:
CXWb1xZl0
兄(なんか今日は暴言が少ないような…最近はマイルドになったほうだよな)
兄「初めて彼女できた時は酷かったな…」しみじみ
昔
妹「ふ、ふざけんなおにいちゃんをたぶらかせやがって!!!!帰れよ!!!」
兄「お、おい妹ちゃん失礼だぞ」
妹「おにいちゃんだまされてるよ!どいてこいつは家から遠ざけなきゃ!私とおにいちゃんの大事な場所なんだから!!!」
女「な、なに…この子…」
兄「ご、ごめん…こいつちょっと寂しがりやだから…」
妹「おにいちゃん……そいつの肩持つの?……」
妹「………ひっく…っ…んっ…」
妹「死ねクソ兄貴!!!!!!」
________
____
_
兄「あのあとはひどかったなぁ…はは」
トントン ガラッ
妹「は、入るぞ…あ、あのさ…」
兄「どうしたの?」
304:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 22:01:49.19 ID:
CXWb1xZl0
妹「その………」
兄「…?」
妹「…えっと…その」
妹(素直に…素直に…今までの言葉使い謝らなきゃ)
妹「漫画貸してくれよ。兄貴結構持ってたろ」
妹(ちくしょう)
兄「あぁいいよ」
兄「そういやこの漫画、昔妹大好きだったよな」
妹「え?」
兄「いや、昔のこと思い出しててさ」
妹「ばっか…別にすきじゃねえよ///」
兄「そうか?」
妹「じゃ、じゃあこれは借りるからな」
妹(おにいちゃん昔の私も覚えててくれたんだ…ふふ♪)
310:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 22:21:23.22 ID:
CXWb1xZl0
次の日
妹友「うわ~相変わらずうまそ~」
妹「…でしょ」
妹「ひとくち~」
妹「無理」
妹友「妹ちゃんのお母さんの唐揚げ食べたい~」
妹「あのね、実はお母さんいないの…これおにいちゃんが作ったの」
妹友「まじ?」
妹「うん、マジ。自慢の……おにいちゃん」
妹友「今度会わせて~」
妹「無理、惚れたら殺す」
妹友「そんな~」
316:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 22:31:00.04 ID:
CXWb1xZl0
後輩「…あ…」
妹「あ…」
後輩「昨日はごめんなさい、先輩のこと…」
妹「ううん、私の方こそ…おにいちゃんは渡さないから」
後輩(呼び方が…)
後輩「…はい」
妹「もう迷わないぞ…素直に…おにいちゃん…」
436:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 06:33:24.33 ID:
phzwQ1Ey0
妹「…ただいま」
妹「おにいちゃんは今日もバイト」
妹「私が学校通えるのもおにいちゃんのおかげなんだよね…」
妹「………」
妹「ご、ごはんつくってみようかな…ふへへ」
_______
____
_
兄「ただいま~」
妹「き、きたっ」
兄「ん?なんか匂いがする」
438:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 06:38:33.08 ID:
phzwQ1Ey0
兄「え?な、なにこれ?」
妹「な、なにってごはんに決まってるじゃねーか!つ、作ってみたから食べろよな」
兄(め、珍しい…)
妹「ま、まぁそのたまには料理もいいかなって///」
兄「そ、そっか…」
兄(料理?…見た目がすごいんだけど)
兄「い、妹ちゃんが作ってくれたし早速いただくよ」
妹「お、おう」
440:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 06:42:58.45 ID:
phzwQ1Ey0
パクッ
兄(うおおおおおおおお……ま、ま、まっじーーー!なんだこれ?この謎の塊冷蔵庫にあったけ?)
妹「お、おい……味はどうなんだよ…///」
兄「………え?」
兄「う、うん…その、お、美味しい……よ」
妹「ふ、ふーん」
妹(やったあああああおにいちゃんに褒められた。大成功☆)
兄(妹ちゃんがせっかくつくってくれたからな…完食しよ…ぐふっ)
妹 ♪
兄 ゲッソリ
444:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 06:53:10.24 ID:
phzwQ1Ey0
兄「ところでどうして料理を……」ゲッソリ
妹「え?……えっと…別にそういう気分だっんだよ!ふん!」
妹(おにいちゃんへの感謝の気持ちを込めたんだよ)
兄「そっか…」ゲッソリ
兄「じゃあ食べ終わったし片付けるか…よっこらしょ」
カチャカチャ
妹「…あ」
妹「わ、私がやるから兄貴はやらなくていいんだよ」
兄「えっでも…」
妹「いいから!邪魔」
妹(ゆっくり休んで)
兄「ありがとな」
妹「…は?別に感謝されるす、筋合い…な、ないし」
446:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 06:59:13.51 ID:lBlv/gpj0
妹かわいい
447:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 07:00:36.75 ID:
phzwQ1Ey0
妹部屋
妹「やったー…大成功。まぁす、素直になれたほうかな…へへ」
兄「お風呂あがったぞー」
妹「ひゃ!?ひゃい…う、うるせーわかつ!」
妹「あー…一緒に寝たい……///」
妹「ちっさい頃はよく一緒に寝てたっけ。パパとママが死んで…それから毎晩慰めてもらって…いつの間にか…寝なくなって…」
妹「布団であんだけ匂いに包まれるんだから添い寝なんてしたら…」
妹「………」
妹「……ふへへ///」
449:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 07:10:28.46 ID:
phzwQ1Ey0
妹「作戦…寝ぼけて部屋を間違える…これでいこう。正面から一緒に寝ようって言えるわけがない」
深夜
妹「…よ、よし…それでは作戦にうつる」
妹(おにいちゃんの部屋まできた)ドキドキ
ガチャ
兄「…zzz」
妹「…ん…むにゃ……」スタスタ
バサッ
妹「むにゃむにゃ…zzz」スッ
妹(き、きたあああああ…侵入成功!!ヤバイおにいちゃんと添い寝だ!死んじゃう!)
兄「…zzz…んん……ん?」
妹(やべ)
兄「ん?…なんで妹が?…むにゃ…まっいっか」スリスリ
妹(………//////)
453:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 07:20:54.39 ID:
phzwQ1Ey0
妹(……幸せだな…子供の頃もこうやって頭撫でられて…寝かされてたな…)
妹(おにいちゃん…だいすき)
兄「……zzz」
妹「………」
妹「……安心したら眠くなって………戻らな………きゃ……zzz」
朝
兄「ふわぁ…って…え?」
妹「すぅ…すぅ…おに…いちゃ…ん…zzz」
兄「なんで妹が布団の中に……」
兄「寝ぼけて入ってきたのかな」
妹「すぅ…すぅ…zzz」
兄「……よしよし、まぁいっか。ごはんつくろう」
456:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 07:27:29.66 ID:
phzwQ1Ey0
妹「…………はっ!?」
妹「……おにいちゃんがいない」
妹「ってここおにいちゃんの部屋……」
妹「うわあああああ…なんて説明しようかな」アワアワ
兄「おーい」
妹「はっ!?」
兄「起きてる?飯できたよ」
妹「こ、これは違うからな!決して一緒に寝たいからじゃなくて寝ぼけてだからな!!!!!!!勘違いすんじゃねーぞ!」
妹(ごめーんおにいちゃあああん)
458:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 07:33:06.66 ID:
phzwQ1Ey0
妹「はぁ…おにいちゃんらの匂いが染み付いてる」
妹「気がする。…ふふふへへへ」
妹「~~~♪」
妹友「あれ?なんだかご機嫌だね。なんかあったの」
妹「べっつにー」
妹(おにいちゃんと添い寝しちゃいましたああああ)
妹友「い、今までにない位テンション高めで気持ち悪っ!」
妹「ふっふーん」
467:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 08:03:00.48 ID:
phzwQ1Ey0
放課後
妹友「そういえばさぁ…そろそろバレンタインデーだよ」
妹「……」ピク
妹友「どうすんの?」
妹「……///」
妹友「おにいちゃんにあけるの?」ニヤニヤ
妹「…ころす」
妹友「冗談だってば!いやー男の影が無いのってやっぱそういうことなのね」
妹「べ、へつにそんなんじゃ…」
妹友「いいの、いいの!そんじゃチョコの材料買いいこっか」
540:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 14:54:32.15 ID:
phzwQ1Ey0
妹「ちょ、ちょっと待ってよ~。私チョコだなんて作ったことないし、いいよ」
妹友「ふーん…」
妹「……」モジモジ
妹友「きっとお兄さん、チョコたくさんもらうんだろうなぁ」
妹「……」ピク
妹友「それにチョコ貰えなかっら世の中の男性は好意が無いんだって思うらしいよ…ま、あんたがそういうならしょうがないわね」
妹「……」
妹友「帰ろっか」
妹「…友ちゃんいくよ!!!!!ほら!!!!!」
妹友「わかりやっすー…」
547:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 14:58:54.93 ID:
phzwQ1Ey0
兄 後輩「ありがとうございましたー」
兄「ふぅ、今日はこれでおしまい」
後輩「はい♪」
兄「さっさと片付けて帰ろっか」
後輩(もっと一緒にいたいのに…」
後輩「はい……。あ、そ、そういえば先輩って甘いもの好きですか?」
兄「甘いもの?うーん特に嫌いじゃないよ。どっちかというと好きかな」ニコ
後輩「は、はひ…///ありがとうございます」
後輩(チョコは甘めでいこ)
552:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 15:04:37.24 ID:
phzwQ1Ey0
妹「スーパーに来て見たけどチョコって…何から揃えればいいの?カカオとか売ってるのかな?」
妹友「……妹ちゃん」
妹「ん?」
妹友「料理したことある?」
妹「ふふ…あるよ。こないだ初挑戦したけどおにいちゃんに美味しいって言ってもらったのよ!才能あるらしい」ドヤ
妹友(お兄さん…大変ですね…)
妹友「あーそう…とりあえずチョコは既製品の板チョコ買えばいいの」
妹「それじゃ手作りじゃ…」
妹友「世の中の女性みんなこうしてるの!一からチョコ作るなんて一部のバカ!!」
妹「そ、そうなんだ」
555:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 15:11:47.35 ID:
phzwQ1Ey0
妹友「んで、お兄さんって甘いもの好き?それともビターな渋いの?」
妹「甘いの!別にどっちでもいけるけどどっちかというと甘いもの好きかな」
妹友(即答ですか、そうですか)
妹友「それじゃあ、材料はそっちでいこう」
_____
___
_
妹友「こんなもんでいいかな?」
妹「友ちゃんありがと。明日おにいちゃんがいない間に作るよ」
妹友「一緒につくろっか?」
妹「心配無用」
妹友(お兄さんの胃袋が心配だよ)
556:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 15:14:15.11 ID:vybduFjU0
がんばれ妹ちゃんっ
557:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 15:15:56.62 ID:
phzwQ1Ey0
妹「ただいまー…」
兄「おかえりー」
妹「うわっ!!!……ビックリさせんじゃねーよ!!!バ、バイトは?」
兄「今日は早く終わってね……ん?その荷物は?」
妹「あ……な、な、なんでもねーよバカ!いいから見るんじゃねー!!」
兄「はいはい、今日はハンバーグだからな。早く着替えろよ」
妹(わぁい…やった)
妹「ふん!!」
567:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 15:36:55.19 ID:
phzwQ1Ey0
バレンタインデー前日
妹「よし、授業おわりっ。さっさと帰る」
妹友「妹ちゃんがんばってね…いい?ちゃんとレシピどおりにつくるのよ!隠し味とかいらないからね!シンプルが一番!分かった?」
妹「はいはい、任せてよ」
自宅
妹「よし、おにいちゃんが帰る前につくるぞ」
妹「えーと、まずチョコを溶かして……ふむふむ」
妹「……」ペロ
妹「うーん、なんか、普通だな…隠し味に…」
妹「出来た!…あとは片付けて匂いも消して」シューシュー
妹「ラッピングもして…」
妹「完成ー!」
570:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 15:39:24.25 ID:r9iFecS80
匂いってチョコをつくった形跡を消すためだよな?
別に変なもん入れるために何かしたとかじゃないよな?
573:
>>570 イエス:2014/02/10(月) 15:50:03.18 ID:
phzwQ1Ey0
妹「我ながらよくできたかな?」
妹「あとは渡すだけ」
妹「………」
妹「どうやって渡すの?」
妹「………」
妹「うわあああああ無理無理…///」
妹「ただでさえいつも暴言なのに急にチョコ渡すとか……///」
妹「考えてなかった」
妹「あっこの時間おにいちゃん帰ってくる」
兄「ただいまー」
妹「お、おかえりー」
兄(久しぶりに返事が…)
579:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 16:07:39.02 ID:
phzwQ1Ey0
兄「ん、なにかしてたのか?」
妹「な、なんでもねーよ」
兄「まぁいいや夕食夕食」
妹(バレてないかな?)
バレンタインデー当日
妹友「おっすーチョコうまく出来たー?」
妹「おはよーまぁそこは完璧かな」フフン
妹友(あやしーわ~…)
クラスメイト チラッ
クラスメイト ソワソワ
妹 ?
妹「と、友ちゃんなんか異様に見られてる気がするんだけど」
妹友「あんた…めちゃくちゃ可愛いからねー…そりゃあんたから貰いたいだろうねー…」
妹「そういうもんなんだ」
593:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 17:00:59.19 ID:
phzwQ1Ey0
妹(うー視線をすごく感じるきもちわるー)
妹「はやく放課後にならないかなー…」ボソッ
妹(けど渡す方法考えてない…どうしよ)
妹「うわーやっぱ放課後こないでー」
妹友(騒がしいやつ…)
放課後
妹「やばいよやばいよ…ぶつぶつ」
妹友「もう素直に渡せばいいじゃない、はいって感じで」
妹「それができたら苦労しないよおおおおお」
妹友「重症だわこれ…外面いいのに中身がなー」
妹「うるしゃい!!あぁ~…緊張するぅ~」ドキドキ
634:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 19:13:12.49 ID:
phzwQ1Ey0
兄「お疲れさまでしたー」
ガチャ
後輩「……」
兄「うぉっ…後輩ちゃん今日は休みじゃ…」
後輩「先輩…これ受け取ってください」
兄「これは…」
後輩「チョコです!一生懸命つくりました!た、食べてください!」
兄「……ありがと」ニコ
後輩「…その…すっ……す、す…すごい自信作なので食べたら感想教えてくださいね!それじゃ!」
兄「うん、大事にいただくよ」
ビューン
後輩「死ぬかと思った…はぁはぁ…」
635:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 19:15:33.21 ID:wxk4iuoJ0
後輩ちゃん可愛い
637:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 19:16:32.15 ID:
phzwQ1Ey0
妹「後輩ちゃんバイト先で渡してるのかなー…」
妹「負けたくない…」
妹「……」ドキドキ
妹「心臓が飛び出そう…吐きそう…おぇ」
妹「さりげなく…自然に…頑張れ私」
妹「はぁはぁ………おぇ」
兄「ただいまー」
妹「きたっ!」バクバク
643:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 19:21:51.68 ID:
phzwQ1Ey0
兄「ごめん、遅くなった。すぐ晩飯つくるから待っててな」
妹「お、お、おせえよ…ばっか…おなかペコペコだっつうの」
兄(ペコペコって……かわいなぁ)
妹(うんあああああおにいちゃんがこんなに近くに手汗やばい)
妹 ブルブル
_____
___
_
兄「はい、できたぞー…って妹大丈夫か!?」
妹「……へ?だ、だだ大丈夫だから!なんでもねえから!」
兄「熱でもあるんじゃ」おでこピタ
妹「あわわわわわわわ……さ、さわんなーー///」バン
兄「ご、ごめん、体調悪いならすぐお粥でも…」
妹(わたしのばかばか馬鹿…)
648:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 19:30:29.59 ID:
phzwQ1Ey0
妹(しにたい…)
兄「…体調悪いなら…すぐ休もう…」
妹「ぜ、全然平気だから!どうってこないって…」
兄「すごく熱かったぞ…尋常じゃないくらい…熱あるんだって」
妹(それは…おにいちゃんにチョコ渡したいから…)
妹「いいから!!!私のことは気にすんなよ!!……ひっく…ぐす」
兄「馬鹿!ダメだ。休め!おにいちゃんの言う事聞きなさい」
妹「………ぐす」
妹「………うん」
___
__
_
妹(結局渡せなかった……はぁ…)
トントン
兄「入るよ」
649:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 19:32:12.01 ID:1KrerP2J0
渡すなら、いま
651:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 19:33:25.90 ID:HMNSY7di0
いつ渡すか?
652:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 19:34:26.67 ID:Me2TBGel0
いまで(ry
653:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 19:35:03.68 ID:Lvt1uQQi0
いまでしょ
654:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 19:35:59.50 ID:
phzwQ1Ey0
妹 !?
妹「………」
兄「大丈夫か?…お水もってきたぞ」
妹「大丈夫だから…出てって」
妹(うそ…抱きしめてほしいです)
兄「………」
兄「…安静にな。じゃ」
ガラッ
妹「………」
妹「おにいちゃん!」
兄「え?」
妹「あ、その……これ…余ったからあげる………」
兄「………ありがとうな」ニコ
妹「…こちらこそありがと」プイ
658:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 19:43:07.30 ID:
phzwQ1Ey0
妹(いよっしゃああああああ…わ、わたせさひゃ)
妹「……安心したら急に眠気が…マジで熱あるっぽぃ…」
妹「すぅ…すぅ…zzz」
翌日
妹「……」パチリ
兄「おっ目が覚めたか」
妹「うひゃあ!?おにいちゃん!?」
兄「今、水変えてたところだから」
妹「おに…兄貴、バイトは?」
兄「休ませてもらったよ」
妹(わたしのせいだ…)
妹「もう大丈夫だから……よいっしょっと……っておわっ!」 バサッ
兄「危ない!まだ安静にして」ギュ
妹(おにいちゃんに抱きしめられてる…)
妹「ひゃ、ひゃい…///」
666:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 19:49:05.49 ID:
phzwQ1Ey0
妹「……///」ポー
兄「熱上がってるな…うーん」
妹「……///」ポー
兄「…栄養あるものでも食べさすか…買い物いってくるから」
妹「……///」
兄「なにか欲しいものある?」
妹「…おにいちゃん」ポー
兄「え?なんて…?」
妹「ぁ…うわぁあ…桃の缶詰…///」
兄「分かった…いってくる」
676:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 19:57:27.97 ID:
phzwQ1Ey0
妹「幸せ………ふへへへ」
妹「おにいちゃんおにいちゃんおにいちゃん」ゴロゴロ
ガンッ
妹「痛っ…ふへへ」
兄「なんか熱ひいたら昔の妹みたいだったな…さすがに弱ってて威勢は出せないか…ふふ」
兄「ただいま」
兄「桃の缶詰買ってきたぞーあとポカリとバナナも」
妹「ぁ…あり、がと」
683:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 20:05:01.91 ID:
phzwQ1Ey0
ピタ
兄「うーん、ちょっとマシになったか」
妹「……///」
兄「ほら、桃の缶詰…ここに置いとくからなの」
妹「……させて」
兄「え?」
妹「た、食べさせて///」
妹(もう自分でもなにいってるかわからねえ…あばばば)
兄「……あ、ああ。いいよ」ヒョイ
妹 アーン モグモグ
兄「うまいか?なんかこんなに甘えるの久しぶりだな…昔は毎日だったのに」
妹「!?ゲッホゲホ!!……ばっかやろう…う、腕が動かないから仕方なく…不本意だけどな!!!…まったく…」モグモグ
兄(それにしてはよく食べるな)
688:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 20:14:00.12 ID:
phzwQ1Ey0
妹「……すぅ…すぅ…zzz」
兄「食べたら満足して寝ちゃった」
夜
妹「……んん、寝ちゃった」
兄「…zzz」
妹「わっ…おにいちゃん!?…あぁ…ずっと看病してくれてたんだ…」
妹「ありがとう…おにいちゃん…手握っちゃおう」ギュ
妹「素直じゃなくて嫉妬深い妹だけどこれからも仲良くしてね。わたしはずっとおにいちゃんのこと…」
妹「す、す…好きだから…」ギュ
妹「おにいちゃんおやすみ」
チュッ
おわり
714:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 20:46:56.55 ID:qYAnu7ma0
感動した!
690:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 20:15:05.24 ID:vybduFjU0
乙 かわいかった
691:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/10(月) 20:15:17.60 ID:jYLZd1R70
乙 良かった
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