【モバマス】誕生日会場のウラオモテ【SS】

2020-09-04 (金) 18:01  アイドルマスターSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/17(月) 21:20:58.75 ID:pZFl9NMDO

―事務所

ガチャ

関裕美「おはようございます」

裕美「あれ……やっぱり少し早かったかな?」

裕美「12時までに着いててくれって、メールにはあったのに」

裕美「お仕事早く終わっちゃったから……」

裕美「あ、あれ?」

つ【誕生日おめでとうの垂れ幕】

つ【ご馳走の山】

つ【14本ろうそくが立ったケーキ】

裕美「あ、あれ……」

裕美「ひょっとして、サプライズパーティーかな?」

裕美「でも、誰もいないし…………もしかして」



裕美「早く来すぎちゃった?!」




中野攻「墓碑のような夜のビルの前に花束が」 【亜人SS】

2020-09-04 (金) 12:01  その他二次創作SS 亜人   0コメント  
1: ◆8zklXZsAwY 2020/08/16(日) 22:05:11.28 ID:FGITa5EtO

桜井画門『亜人』の二次創作小説です。佐藤との最後の戦いが終わった後の話を中野の一人称で書きました。




2: ◆8zklXZsAwY 2020/08/16(日) 22:06:54.42 ID:FGITa5EtO


 今日、おれははじめて選挙に行った。投票用紙の手触りはとても良かったけど、おれの書いた字は下手くそでこれでほんとに投票できるのかとすこし不安になった。投票用紙に書いたのはいまの与党じゃなくて、べつのところで、そこは亜人の管理法に反対しているところだった。立花っていう女の政治家が亜人だとわかって、亜人に関するもっと厳しい法律を決めようとしていた与党はこの法律をやめるのかと思ったけど、なんかその女の政治家だけ監視されないように法律を変えたらしい。それで他の政治家からめちゃくちゃ文句が出て、ニュースは毎日そればっか報道してた。

 このまえ、会社の食堂で弁当を食いながらニュースを見ていたとき、おれはとくに選挙に行こうという気持ちはなかった。飯を食いながらテレビを見て、ふーんとか、マジかとか、思いながら同じテーブルにいる同僚とてきとうなことを言うのがいつものことでこのときもそうだった。ニュースはもうすぐ選挙があると報道していた。そのとき、目の前の席のマサさんがおれに言った。




夢見りあむ「なんでぼくにインタビューのお仕事がくるのさ!何も語れないよ!!」

2020-09-03 (木) 18:01  アイドルマスターSS   0コメント  
1: ◆5AkoLefT7E 2020/08/17(月) 00:11:05.81 ID:HrU6NXKr0


~事務所~


夢見りあむ「……は?」

P「だから、仕事だよ」

りあむ「いや、そこは聞こえてるけど……ぼくにインタビュー? 何が知りたいの? 乳か? 乳についてか?」

P「むしろ乳について何が語れるんだよお前は」

りあむ「勝手に育っただけだから知らないよう……」

P「ほらまた多方面から怒られそうなことを言う」



~~~~~~~~~~~~~~~

読まなくても大丈夫な前作と前々作

夢見りあむ「なんでぼくにお悩み相談のお仕事がくるのさ!悩んでるのはぼくだよ!!」

夢見りあむ「なんでぼくに食レポのお仕事がくるのさ!味なんてよくわかんないよ!!」




有栖川夏葉「トロピズム」

2020-09-03 (木) 07:01  アイドルマスターSS   0コメント  
1: ◆TOYOUsnVr. 2020/08/16(日) 14:40:58.37 ID:pO5Rz81k0


備え付けられたエアコンが、ごうごうと雄叫びを上げながら冷気を必死に吐き出していた。
窓から射し込んだ陽の光は、その健気な努力を嘲笑うかのように届く範囲の一切をじりじりと焦がす。

そんな、シーソーゲームのただ中に私たちはいた。

「暑いわね……」

もう何度目かもわからなくなったその言葉を吐き出せば、隣の運転席からも何度目かわからなくなった「暑いなぁ」が返ってきた。

全国的に記録的な猛暑となる。
確かに天気予報ではそのようなことを言っていた。
だからこそ、しっかりとした日焼け対策や十分な飲料を持って来たはずだった。

しかし、ここまでとは思っていなかった。

運転席にある車外温度の表示を見やれば、重度の風邪の時でもなければならないような数字が出ていた。

「人間だったら、インフルエンザくらいか」

私の視線に気が付いたのか、運転席の彼、アイドルである私のプロデュースを担当してくれているプロデューサーが冗談めかして言う。

「ええ。そうでなくてもきっと、すごく重症よ」
「夏葉、ちゃんと水分摂ってるか。喉が渇く前に飲むんだぞ」
「アナタこそ、しばらく飲んでないんじゃないかしら」

きゅるきゅると水筒の蓋を回して、彼に手渡す。

「これ、夏葉のだろ」
「アナタの水筒、もう空なんでしょう?」

私の言葉を受けて、プロデューサーは目を真ん丸にする。
どうやら気付かれていないとでも思っていたらしい。

「もらっちゃっていいのか」
「喉、渇いてるんでしょう? 見たらわかるわよ」

申し訳ないなぁ、と彼は呟いて水筒を軽く傾ける。
控えめな量を口に含んで、ごくりと飲み下す様をぼんやり眺めたあとで私は「アナタに倒れられる方が困るもの」と言った。




アスカ「ほとばしるパワアに燃えてしまえ」

2020-09-02 (水) 18:35  エヴァンゲリオンSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/14(金) 15:03:23.98 ID:ew5qvwej0

※このSSでは、アスカとレイはお互いのことを下の名前で呼び合います。

~8月~

シンジ「アスカはクーラーの効いた部屋に籠りっきり、家のことは何もしてくれない……たまにはミサトさんの部屋の片付けもしなくちゃ」

シンジ「ビールの空き缶くらい、床に並べてないで毎回きちんと捨ててほしいよ……。『君主論』、『韓非子』?ずいぶん大袈裟な本だな……床に置いてあると汚れそうだし、押し入れにでも入れておこう」

ゴソゴソ……

シンジ「うわっ埃っぽいな……ん?なんだろう、これ」

シンジ「……SUPER FAMICOM?昔のゲーム機かな」

シンジ「『星のカービィ スーパーデラックス』」




シャニP「今日はふたりきりだな」樋口円香「そうですね」

2020-09-02 (水) 11:35  アイドルマスターSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/16(日) 00:47:39.03 ID:96W+aY5V0

シャニP「……」

円香「……」




2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/16(日) 00:48:14.16 ID:96W+aY5V0

シャニP「……事務所にはづきさんが居ないのは久しぶりだな」

円香「そうですか」

シャニP「……」

円香「……」




幼馴染「ぷろ、ぽーず……?」

2020-08-31 (月) 19:01  オリジナルSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/15(土) 08:31:50.26 ID:QIKbaLZU0

――通学路

幼馴染「ねぇ男くん、歩いてる時はスマホやめた方がいいよ」

男「ちょっと今手が離せないんだ」ポチポチ

幼馴染「むぅ……でも歩きスマホはよくないよ!!」

男「…………」ポチポチ

幼馴染「もー男くんってば!聞いてる??」

男「よし、っと」

幼馴染「なにしてるの??」

男「プロポーズ」

幼馴染「え……?」

男「……」ポチポチ

幼馴染「ぷろ、ぽーず……?」




【ごちうさ】ココア「あーたらしいーよーるがきたー」チノ「何でですか!?」

2020-08-31 (月) 07:01  その他二次創作SS ご注文はうさぎですか?   0コメント  
1: ◆Vysj.4B9aySt 2020/08/15(土) 11:19:39.62 ID:+MPtLTWDO

ココア「それじゃあ、チノちゃん行ってきます!」

千夜「お土産、楽しみにしててね」

リゼ「夜までには戻るからな」

マヤ「早くいこーぜ!」

メグ「えっと、どこへ連れて行ってくれるのかなぁ~」



一同『……』

メグ「あ、あれれ?」

一同『昨日、言ったでしょ!』

メグ「ふぇぇぇっ!」

チノ「オチが見えたようで心配です」

メグ「ひぃん!」




空銀子「竜王の側室にでもなるつもり?」夜叉神天衣「否定はしないわ」

2020-08-30 (日) 19:01  その他二次創作SS りゅうおうのおしごと!   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/14(金) 20:23:33.41 ID:H0ikd4c1O

「銀子ちゃん、待った?」
「遅い」

弟弟子という存在を私は初め、便利な持ち駒に過ぎないと、そう捉えていた。

「ごめんごめん。今日に限ってあいが寝過ごして、俺まで寝坊しちゃってさ」
「そのまま永眠すれば良かったのに」
「酷くないっ!?」

酷くない。酷いのはいつも八一だ。
きっと、桂香さんならわかってくれる。
私はいつでも、いつだって待たされて、置いてけぼりで、もう立っているのすら辛い。

「八一、手」
「へ? ゆ、指とか折らないでよ……?」

恐る恐る差し出される八一の手に触れて、自分の指を彼の指に絡ませると、それだけで大駒一枚、いや二枚分は強くなれた気がした。

「行くわよ」
「あ、うん。あの……手、繋いだまま?」
「デートなんだから当然でしょ?」

私は歩き出す。力強く飛車先を突くように。
昔、よちよち歩きで私の後を追っていた竜の雛の道を、姉弟子として切り拓くように。




【ワートリ】香取葉子の決意【SS】

2020-08-30 (日) 07:01  その他二次創作SS ワールドトリガー   0コメント  
1: ◆cHgGoW87TMyQ 2020/08/12(水) 22:27:55.80 ID:oQgLvJpl0

ワートリの短編SSです。
地の文ありです。




2: ◆cHgGoW87TMyQ 2020/08/12(水) 22:28:35.54 ID:oQgLvJpl0


 ……思えば何時からだろう。
 あの男が、どうしようもなく気になり始めたのは。
 きっかけは分かる。
 アイツの部隊に完敗した事……そして、短いながらもアイツと言葉を交わした事だ。
 でも、最初の感情はこんなものではなかった筈だ。
 ムカつく。
 弱っちい雑魚が、仲間と周囲の環境に恵まれて勝ち続けている。
 自分はせっせと罠を張って、遠くからヒョロヒョロ弾を撃っているだけのくせして。
 お前が強いんじゃない。
 A級でエースを張るレベルのチビと、ブラックトリガー級のトリオンを持つ小娘が強いだけだ。
 それにおんぶに抱っこをしている雑魚眼鏡。
 ムカつく。ムカつく。ムカつく―――!
 と、こんな印象だった筈だ。

 そんなアイツへの印象が変わり始めたのは、玉狛第二のログを見直した辺りからだった。
 特に印象深かったは、私達との試合の、一つ前のログを観た時。
 それは、今シーズンで玉狛第二が唯一敗北した試合。
 ボロ負けしたのは知っていたが、改めて見直すと酷い内容だった。
 隊長であるアイツは何の仕事もできずに序盤で撃破され、チビスケも影浦さんと二宮さんに封じ込まれた。
 完敗。
 私であれば当分は立ち直れない程に散々な内容だった。
 だが、アイツは立ち上がった。
 たった数日でスパイダーという新トリガーを引っ提げて、私達に勝利した。
 思えば、私はこの時初めて感じた。
 この眼鏡はただの雑魚ではないんじゃないか―――と。

 ただ、この時はまだ悪印象が先行していた。
 言ってもただ図太いだけの眼鏡だと。
 そんな気に掛けるような奴じゃないと、言い聞かせるように考えながら、でも気付けばアイツの試合を追っていた。
 B級上位常連の、生駒隊と王子隊とのランク戦。
 実力以上の相手に、見事アイツ等は勝利した。
 前回敗北を喫した東隊、影浦隊、アタッカー4位の村上鋼を有する鈴鳴第一との試合。
 アイツは再び度肝を抜く作戦を立てて来た。
 ここに来て新メンバーを加入させてきたのだ。
 これまたエース級の新人の活躍もあってか、見事勝利を収めた。
 順位はB級3位まで上がり、アイツが目指す遠征選抜の条件『B級2位以上』が、現実味を帯びてきた。

 アイツは、言った。
 ただ自分がそうするべきだと思っているから。だから、遠征部隊入りを目指すのだと。
 初めて言葉を交わしたあの時、迷いもせず、躊躇いもせずに、そう言った。
 そして、言葉の通りアイツはあらゆる手を使って部隊を勝利へと導いた。
 スパイダーを取り入れ、シーズンの半ばに大型新人を加入させ、その目標に手の届く位置まで這い上がった。
 ……アイツの活躍を見る中で、私はふと思った事がある。
 私に同じ事ができるだろうか?
 例えばあのチビスケとトリオンモンスターが仲間だったとして、それでアイツ同様に勝ち続けることができるのだろうか?
 自分がアイツと同じ立場にいて、同じ事ができるのだろうか? という、疑問。
 ……出来る、と思いたかった。
 アイツに出来て、私に出来ないなど―――その事実を認めることなど―――プライドが許さなかった。
 だから、自らを言い聞かせるように思い込む。
 私にだって同じ事はできる。
 ただアイツは環境に恵まれていて、私は恵まれていないだけ。
 それだけがアイツと私の差なんだと、自分を守るように私は考え続けた。
 だけど―――それから少しして、私は知った。
 三雲修の、強さを。
 その一端を表すエピソードを、知った。