【ワートリ】香取葉子の決意【SS】

2020-08-30 (日) 07:01  その他二次創作SS ワールドトリガー   0コメント  
1: ◆cHgGoW87TMyQ 2020/08/12(水) 22:27:55.80 ID:oQgLvJpl0

ワートリの短編SSです。
地の文ありです。




2: ◆cHgGoW87TMyQ 2020/08/12(水) 22:28:35.54 ID:oQgLvJpl0


 ……思えば何時からだろう。
 あの男が、どうしようもなく気になり始めたのは。
 きっかけは分かる。
 アイツの部隊に完敗した事……そして、短いながらもアイツと言葉を交わした事だ。
 でも、最初の感情はこんなものではなかった筈だ。
 ムカつく。
 弱っちい雑魚が、仲間と周囲の環境に恵まれて勝ち続けている。
 自分はせっせと罠を張って、遠くからヒョロヒョロ弾を撃っているだけのくせして。
 お前が強いんじゃない。
 A級でエースを張るレベルのチビと、ブラックトリガー級のトリオンを持つ小娘が強いだけだ。
 それにおんぶに抱っこをしている雑魚眼鏡。
 ムカつく。ムカつく。ムカつく―――!
 と、こんな印象だった筈だ。

 そんなアイツへの印象が変わり始めたのは、玉狛第二のログを見直した辺りからだった。
 特に印象深かったは、私達との試合の、一つ前のログを観た時。
 それは、今シーズンで玉狛第二が唯一敗北した試合。
 ボロ負けしたのは知っていたが、改めて見直すと酷い内容だった。
 隊長であるアイツは何の仕事もできずに序盤で撃破され、チビスケも影浦さんと二宮さんに封じ込まれた。
 完敗。
 私であれば当分は立ち直れない程に散々な内容だった。
 だが、アイツは立ち上がった。
 たった数日でスパイダーという新トリガーを引っ提げて、私達に勝利した。
 思えば、私はこの時初めて感じた。
 この眼鏡はただの雑魚ではないんじゃないか―――と。

 ただ、この時はまだ悪印象が先行していた。
 言ってもただ図太いだけの眼鏡だと。
 そんな気に掛けるような奴じゃないと、言い聞かせるように考えながら、でも気付けばアイツの試合を追っていた。
 B級上位常連の、生駒隊と王子隊とのランク戦。
 実力以上の相手に、見事アイツ等は勝利した。
 前回敗北を喫した東隊、影浦隊、アタッカー4位の村上鋼を有する鈴鳴第一との試合。
 アイツは再び度肝を抜く作戦を立てて来た。
 ここに来て新メンバーを加入させてきたのだ。
 これまたエース級の新人の活躍もあってか、見事勝利を収めた。
 順位はB級3位まで上がり、アイツが目指す遠征選抜の条件『B級2位以上』が、現実味を帯びてきた。

 アイツは、言った。
 ただ自分がそうするべきだと思っているから。だから、遠征部隊入りを目指すのだと。
 初めて言葉を交わしたあの時、迷いもせず、躊躇いもせずに、そう言った。
 そして、言葉の通りアイツはあらゆる手を使って部隊を勝利へと導いた。
 スパイダーを取り入れ、シーズンの半ばに大型新人を加入させ、その目標に手の届く位置まで這い上がった。
 ……アイツの活躍を見る中で、私はふと思った事がある。
 私に同じ事ができるだろうか?
 例えばあのチビスケとトリオンモンスターが仲間だったとして、それでアイツ同様に勝ち続けることができるのだろうか?
 自分がアイツと同じ立場にいて、同じ事ができるのだろうか? という、疑問。
 ……出来る、と思いたかった。
 アイツに出来て、私に出来ないなど―――その事実を認めることなど―――プライドが許さなかった。
 だから、自らを言い聞かせるように思い込む。
 私にだって同じ事はできる。
 ただアイツは環境に恵まれていて、私は恵まれていないだけ。
 それだけがアイツと私の差なんだと、自分を守るように私は考え続けた。
 だけど―――それから少しして、私は知った。
 三雲修の、強さを。
 その一端を表すエピソードを、知った。






士「ワールドトリガーの世界か…大体分かった」

2017-10-01 (日) 21:01  その他二次創作SS 仮面ライダー ワールドトリガー   0コメント  
1: ◆bfn/Aps7v2 2017/05/18(木) 18:04:45.71 ID:6fyi9AGE0


仮面ライダーディケイド×ワールドトリガーです。




2: ◆bfn/Aps7v2 2017/05/18(木) 18:20:08.52 ID:6fyi9AGE0


士「次の世界はっと…」ガラガラ

夏海「今度の背景は…なんですかこれ?光るキューブ?」

ユウスケ「士の格好は…特に変わってなくね?」

士「いや、ポケットに何か入ってる…」ゴソゴソ

士「これは…」つトリガー

ユウスケ「何だそれ?握れそうだけど」

士「一応持っておく。こいつが、俺がこの世界で何をすべきかを教えてくれるかもしれないからな」

夏海「取りあえず外に出ましょう」







士「特に変わった物は無…あった」

ユウスケ「何だあのでけぇ建物!?」

夏海「あ、すいません、あの建物は何ですか?」

「え、ボーダーを知らないのかい?さては三門市は初めてだね」

「「「ボーダー?」」」

「ボーダーってのは…」

ウー ウー ウー

夏海「何ですか!?このサイレンは!!」

「おっと警報だ。ここ警戒区域の近くだから一応逃げときな」タッタッタ

士「ボーダー…警戒区域…大体分かった。行ってみるか」

ユウスケ「何も分かってないよね!?でも何も分からないままだし…行ってみるか」タッタッタ

夏海「あ!待って下さい!」タッタッタ





【ワールドトリガーSS】香取「――次は負けない」

2016-11-08 (火) 18:01  その他二次創作SS ワールドトリガー   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/07(金) 22:40:04.80 ID:Yo/N732Ho

ワールドトリガーのssです
時系列はROUND3終わった後
玉狛は上位入りして、香取隊は入れ替わりに中位に落ちたところからです




2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/07(金) 22:40:45.86 ID:Yo/N732Ho



2月9日 日曜日

「中位に落ちた?」

一夜明けてランク変動の結果を麓郎から聞かされた。
結果は中位落ちだ。

「どっか上がったの?」

「玉狛第二ってチームみたいだね」

玉狛第二、聞いたことのないチームだ。
話を聞けば今期できあがったばかりのチームらしい。
そんなチームと入れ替わりで降格なんて。

――バン

机に叩きつけた拳が大きな音を鳴らす。
痛みはない。
トリオン体というものは、こういうとき都合が良い。




【ワールドトリガー】ウェン・ソー「あたしが玄界にですか?」

2016-10-14 (金) 21:01  その他二次創作SS ワールドトリガー   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/04(火) 22:25:32.15 ID:rHMlWEU9o


ウェン「あたしが玄界に?」

ガトリン「偵察にいってもらう」

コスケロ「単独の厳しい任務だけど危なくなったら離脱してくれたらいいから」

ウェン「てか、なんであたし?」

ガトリン「おまえが相手した玄界のトリガー使いがいたな」

ウェン「はい」

ウェン(あのお嬢ちゃんたちのことね)

ガトリン「なかなか可愛かったと思わないか?」




【ワールドトリガー】染井華「それでも私は停滞を望む」

2016-10-12 (水) 15:05  その他二次創作SS ワールドトリガー   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 13:21:45.72 ID:uhd5ZUh90

成長する気のない人は前には進めない


それをよく痛感したのは小 学生の頃だったか


私「染井華」が「香取葉子」に対しての恋心を自覚してからだった