そらのおとしもの イカロス (1/7スケールPVC塗装済み完成品)1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 00:22:48.00
ID:y2O6v5RuO 朝
イカロス「おはようございます、マスター」
智樹「…」ムク
イカロス「…朝食の準備はできてますので、いつでもお召しになることはできます」
智樹「…」
智樹「ふぁ~あ、今日はいい天気だなぁ」
イカロス「…?」
ニンフ「おはよ、トモキ」
智樹「おはよう、ニンフ」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 00:26:43.44
ID:y2O6v5RuO そはら「智ちゃーん!学校遅刻しちゃうよー!」
智樹「あぁ!わりいわりい!そはら!」
イカロス「いってらっしゃいませ、マスター」
智樹「…」
ニンフ「いってらっしゃい、トモキ」
智樹「あぁ、行ってくるよニンフ…てかお前も行くんだよっ!」
イカロス「…?…?」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 00:28:54.75
ID:y2O6v5RuO イカロス「マスター…元気がない…」
ニンフ「そうかしら?いつもと変わんないわよ?」
イカロス「何か…おかしいの…」
ニンフ「ふ~ん」
イカロス「マスター…」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 00:23:40.89 ID:vkL1BwCA0
期待5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 00:23:48.61 ID:J/00WbGb0
お願いしますやめてください14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 00:32:35.84
ID:y2O6v5RuO 学校
守形「ごきげんよう、諸君。守形だ」
守形「最近、2012年人類滅亡説が蔓延っているが、それにはいくつかの兆候がある」
守形「各地での地震、太陽嵐、そして某国での革命」
守形「これらには、おそらく、新大陸が深く関係している筈だ」
守形「…お前、助手になるか」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 00:37:06.51
ID:y2O6v5RuO 智樹「守形先輩!ちーっす」
守形「智樹か」
イカロス「おはようございます」
そはら「おはようございます」
イカロス「マスター…そういえば、朝から具合が悪いみたいですが、大丈夫ですか?」
智樹「…」
智樹「守形先輩!俺たちを呼び出した理由は?」
守形「あぁ、これを見てくれ」カタカタカタ
イカロス「マス…ター…?あの…」
会長「うふふふ、会長、何か感づいちゃったかもしれないわー」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 00:42:26.44
ID:y2O6v5RuO 守形「…という訳だ、智樹とイカロスは、今示した場所に放課後向かってくれ」
智樹「え~、またっスかー?」
守形「美月と美香子は、文献を調べてくれ、ニンフは俺のサポートを」
イカロス「あの…マスター…?具合が悪いのであれば、私だけでも調査を」
智樹「…」
守形「具合が悪いのか?智樹」
智樹「んな訳ないじゃないっスか!放課後行けばいいんですよね」
会長(桜井くん、鬼畜ね~)
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 00:46:18.49
ID:y2O6v5RuO イカロス「マスター、やっぱりおかしい…」
ニンフ「あいつ、自分でも大丈夫って言ってたじゃない。考えすぎじゃないの?アルファー」
イカロス「…」フリフリ
イカロス「マスターのことだから…きっと無理をして…」
イカロス「マスターが無理しなくてもいいように…私が今から例の場所に調査を…」バサッ
ニンフ「あっ!ちょっとアルファー!」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 00:50:09.00
ID:y2O6v5RuO 放課後
智樹「はぁ…今からあそこに調査かー。守形先輩も毎度無茶言ってくれるなぁ」
イカロス「マスター、調査なら私が昼休みに行いましたが…」
智樹「しかたねー、行くかー」スタスタ
イカロス「あ…」
イカロス「……マスター……」
そはら「智ちゃーん!気をつけてねー!」
智樹「おう!」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 00:54:48.73
ID:y2O6v5RuO 山
智樹「守形先輩が住んでる山とは違うみたいだな…」
イカロス(マスター…)
イカロス(体温…正常…外傷…ナシ…)
イカロス(具合が悪い訳では…では何故マスターは…)
ガササッ
智樹「のわっ!?く、熊か!?」
アストレア「お腹すいたー…」ギュルルル…
智樹「お前かよ…」
アストレア「ム、ムシ!あ、イカロス先輩!」
イカロス「アストレア…」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 00:58:04.33
ID:y2O6v5RuO アストレア「な…なにか…食べ物…」
智樹「仕方ないな、俺、今日は弁当食べてないから、これやるよ」
イカロス(…!)
イカロス(マスターの食欲が…ない…?)
アストレア「あ、ありがと!ふんっだ!」ガツガツガツ
智樹「ハハハ」
イカロス(どうして…動力炉が…痛い…?)
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 01:01:47.31
ID:y2O6v5RuO 智樹「…て訳でさ、アストレアも手伝ってくれないか?」
イカロス「マ、マスター、調査なら私g
智樹「頼むアストレア!お前が頼りなんだ!」
アストレア「そ、そういうことなら仕方ないわね…!」
智樹「サンキュ!アストレア!」
アストレア「…バーカ…///」
イカロス「…」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 01:07:01.26
ID:y2O6v5RuO イカロス(マスターの健康状態は正常…)
イカロス(なのに…まるで…)
イカロス(いいえ、私はマスターのエンジェロイド…タイプα・イカロス…マスターが健在であれば、私はそれで…)
智樹「しっかし、守形先輩が言ってた手掛かりって、ないなー」ガサガサ
イカロス「マスター、ここは崖なので、足元にお気をつけください」
ガララッ
智樹「うぉっ!?」グラッ
イカロス「マスター!!」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 01:11:42.93
ID:y2O6v5RuO 智樹(あぁ…地面が近づいてくる…じいちゃん、俺も今からそっちに…)
ガシッ
智樹「智樹、行きまー…あれ?」
アストレア「なにやってんのよ!ムシ!」バサッ
智樹「アストレア!!助かったぜ!ありがとな!」
アストレア「ふ、フンッ…//」
イカロス(アストレア…)
イカロス(アストレアは私よりスピードが上だから…)
イカロス(マスター…無事でよかった…)
イカロス(…………)
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 01:16:27.40
ID:y2O6v5RuO テント
守形「ご苦労、智樹、イカロス、ん?アストレアもいたのか」
智樹「手掛かりなんてありませんでしたよ先輩…はー疲れた」
守形「そうか、ところで、夕飯はここで皆で済ますことになった。美香子と美月が魚を釣っている。智樹も参加してくれ」
智樹「えー!?」
守形「俺はシナプスへもう少し調査を進める。頼んだ」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 01:19:58.21
ID:y2O6v5RuO 河原
智樹「はー、守形先輩も人づかいが荒いな…」
会長「桜井く~ん」
智樹「はい、なんですか?」
会長「会長、アナタの鬼畜っぷりにはゾクゾクしちゃったわ~」
智樹「へ?」
会長「ダメじゃな~い、シカトなんて、会長別に止めはしないけど~ウフフフ」
智樹「ギク」
会長「会長、アナタに協力しちゃおうかしらぁ?面白そうね~」
智樹「なん…ですと…?」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 01:24:44.34
ID:y2O6v5RuO アストレア「お腹すいたー…」ゴロゴロ
智樹「うるせー!お前も手伝えアストレア!」
智樹「…それで、協力って…?」
会長「楽しみにしておくといいわ~、今回だけは、桜井くんの味方よ~」
智樹「は…はい…」
イカロス(マスター…楽しそうに会話してる…)
イカロス(私も…マスターの声がもっと聞きたい…)
イカロス「……」ズキン
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 01:30:19.10
ID:y2O6v5RuO 「いただきまーす」
智樹「今日は魚いっぱい釣れてよかった!」
そはら「本当、智ちゃんがいっぱい釣ったもん!」
守形「智樹が釣ったのか」
ニンフ「トモキが!?」
アストレア「ム、ムシのくせに、やるじゃない!」ガツガツ
智樹「あはは」
イカロス「マスター、ありがとうご「会長、惚れ惚れしちゃうわ~」
智樹「か、会長まで」
イカロス(…!?…)
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 01:34:14.17
ID:y2O6v5RuO 守形「今日はご苦労だったな、皆、ありがとう」
智樹「それじゃ、また明日ー!」
そはら「さようならー」
イカロス「さようなら…」
イカロス「あの、マス「桜井く~ん、ごきげんよ~う」
智樹「はい!さようならーっス!」
イカロス「…?…?」
イカロス「マスター…」
イカロス(痛い…今までで…一番…動力炉が痛い…)
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 01:40:01.98
ID:y2O6v5RuO 自宅
ニンフ「はー、眠ーい」
智樹「こらこら玄関で寝るな」
ニンフ「ちょっとくらい休憩してもいいでしょっ」
智樹「仕方ないな…ったく…」
イカロス(今度こそ…)
イカロス「マス」
Prrrrrr!
智樹「電話だな」
智樹「はい、桜井です」
会長『ウフフフ、言ったでしょ~?協力してあげるって』
智樹「ど…どうやってタイミングを…」
会長『ウチを若造に張らせてあるわ~アナタのお家』
智樹「怖ぇーー!!」
イカロス「どう…して…?」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 01:44:21.76
ID:y2O6v5RuO 深夜
智樹「Zzz…」
イカロス「マスター…」
イカロス「マスターの声…私も…聞きたいです…」
イカロス(…これは…涙…?どうして…)
イカロス「マス…ター…」グスン
智樹「Zzz…てくれー…」
イカロス「はっはい、マスター!」
智樹「やめてくれー…そはらー…ムニャ」
イカロス「………」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 01:48:17.66
ID:y2O6v5RuO 朝
智樹「ん…朝か…」
イカロス「おはようございます、マスター」
智樹「……」
智樹「はぁ…今日は雨かー」
イカロス「マスター…」
ニンフ「あら、もう起きたの?トモキ」
智樹「おはよう、ニンフ」ニコッ
ニンフ「お、おはよっ」
イカロス「朝食の準備は…今から…」
イカロス「開始…します…」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 01:52:44.13
ID:y2O6v5RuO イカロス「……」トントントン…ジュー…
ニンフ「アンタがこんなに早起きするなんて、どうしたのよ?」
智樹「たまにはいいんじゃないかと思ってな。ニンフこそ、昨日眠いとか言ってたじゃないか」
ニンフ「あれは疲れてただーけ!私たちは眠る必要ないんだから」
イカロス「もう少しで出来上がります、もう少しお待ちください」
智樹「よし!たまにはそはらを俺が迎えに行ってやるか」ガタッ
ニンフ「え?」
イカロス「マ、マスター」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 01:55:22.20
ID:y2O6v5RuO ニンフ「トモキ、行っちゃったわね…」
イカロス「……」
ニンフ「朝ご飯食べなきゃ、人間はぶっ倒れちゃうんでしょ?大丈夫なのかしら」
イカロス「!」
イカロス(マスターがあぶない!)
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 02:01:35.05
ID:y2O6v5RuO 登校中
そはら「まったくもー、智ちゃんたら、傘さしてこないなんて」
智樹「わりいわりい」
イカロス「……」
ニンフ「トモキって、そういうところバカなのよねー」
ニンフ「ところで、アンタ達、それって確か相合い傘って言うんだっけ?」
そはら「あっ…」
智樹「そっ…そうだな」
イカロス「…」
イカロス(3人とも楽しそう…私には、マスターの声…聞けない…)
イカロス(マスターに…無視されてる…)
イカロス(…無視…?)
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 02:08:05.84
ID:y2O6v5RuO イカロス(無視…どうして…?)
イカロス(私がマスターを怒らせたから…?いつ…どこで…?原因は…?)
イカロス(不明…)
イカロス(私は…マスターに…無視…されている…)
イカロス(存在しないものとして…扱われている…?)
ニンフ「相合い傘って…私の傘でもやってみる?トモキ」
そはら「ニ、ニンフちゃん!?」
智樹「な、なんだなんだ!?」
イカロス「マスター、私の…傘に…」
智樹「たくっ…じゃ、柄は俺が持つぞ、ニンフ」
ニンフ「うふふっ」
イカロス「…………」ズキンッ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02 /26(土) 02:12:15.08 ID:Zb4h8W260
俺の動力炉が痛い・・・・・・55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 02:12:33.72
ID:y2O6v5RuO 学校
イカロス「マスター」
智樹「…」
智樹「はー、こりゃ今日一日中雨だな…」
イカロス「…」
イカロス「マスターは、今、怒っていますか?」
イカロス「…私になにか、お気に召さない箇所があれば、なんなりとご命令ください…」
智樹「…」
智樹「さて、トイレにでも行くか」スタスタ
イカロス(マスター…まだ怒って…)
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 02:15:45.22
ID:y2O6v5RuO イカロス(そうだ、今朝、マスターは傘を忘れていた)
イカロス(そして今日は一日中雨…)
イカロス(下校の際にマスターの傘が必要…今から取りに帰らなくては…)バサッ
智樹「そはらー、次の時間割なんだっけ?」
そはら「次は体育だよ、智ちゃん!」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 03:02:32.15 ID:YYK+i6AA0
ここまで胸くそ悪い無視SSは初めてだ
他のキャラならニヤニヤするのに…59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 02:19:11.08 ID:gwKcwM6q0
なぜか勃起がおさまらない60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 02:19:57.77 ID:AN5Kh0Dg0
それはSに目覚めたんだよ62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 02:22:05.87
ID:y2O6v5RuO 体育
「ディフェンスだー!桜井ー!」
智樹「おうっ!任せろ!」キュッキュッ
そはら「男子はバスケットかー。あれ?イカロスさんは?」
ニンフ「そういえば…」
ピピッ
ニンフ「今、家にいるみたいね。なんでかしら?」
そはら「今朝は居たのにね」
智樹「ディーフェン!」
智樹「ディ…」クラ…
智樹「…ぁ…れ…?」バタンッ
「桜井!どうした!」
そはら「智ちゃん!?」
ニンフ「トモキ!?」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 02:25:06.21
ID:y2O6v5RuO イカロス「…」バサッ
イカロス「これで、マスターは帰りに濡れずに済む…」
ニンフ「あっ!アルファー、アンタなにやってたのよ!」
イカロス「マスターの傘を…」
ニンフ「トモキ、大変だったのよ」
イカロス「えっ」
そはら「体育の時間に…倒れちゃって…」
イカロス「!?」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 02:29:19.45
ID:y2O6v5RuO 保健室
そはら「もーっ本当に心配したんだからね」
智樹「うーん」
ニンフ「自業自得よ、朝食とらないと人間は倒れるって本当だったのね」
智樹「早起きしたから調子に乗っちゃってさ」
イカロス「マスター、お体の方は…」
智樹「…」
智樹「二人ともありがとな、運んでくれて」
ニンフ「本当よ、まったく」
そはら「智ちゃんったら」
イカロス(私は…お役に立てなかった…)
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 02:34:22.66
ID:y2O6v5RuO イカロス(マスターが倒れたとき…私は何を…)
イカロス(マスターの健康と安全の確認は私の役目…)
イカロス(私は…それを全うできなかった…)
イカロス(そう、だから私は、マスターのエンジェロイド失格…?)
イカロス(私は…私はマスターに必要とされていないの…?)
イカロス(……マスター……私は…それでもマスターの…)
イカロス(マスター…のエンジェロイドでありたい…けれど…)
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 02:39:51.17
ID:y2O6v5RuO 夜
智樹「Zzz…」
イカロス「マスター…今日は申し訳ございませんでした…」
智樹「ムニャ…」
イカロス「もう二度と、同じ失敗はくり返しません…」グスッ
智樹「う~ん…まかせたぞ…」
イカロス「!」
イカロス(マスターが、私に応えてくれた!)
智樹「ムニャ…まかせた…ニンフゥ…」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 02:47:47.65
ID:y2O6v5RuO 朝
イカロス「朝です、マスター…」
智樹「…」
イカロス「マスター?」
智樹「…」モゾモゾ
イカロス「マスター、朝です、朝食は今朝4時に作っていますので、今すぐお召し上がりに…」
智樹「…」
そはら「こらー!智ちゃんおきなさいってば!遅刻しちゃうよ!」ガラッ
智樹「う~ん、そはら…?おはよう…」ムク
そはら「ほらほら、早く!」
智樹「わかったわかった。今日は体育もないから朝食抜いても問題ないな、いくぞそはら」
イカロス(…またお役に立てなかった…)
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 02:53:00.13
ID:y2O6v5RuO イカロス(もし今日またマスターが倒れたら…?)
イカロス(それ以前に、私はまた役に立てなかった…)
イカロス(どうして…?私は兵器だから…気配りという能力は備わっていないから…?)
イカロス(マスターは前に兵器は嫌だと言っていた…マスターは本当は、兵器である私が嫌いなのでは…)
イカロス(マスターは私が…嫌い…?)
イカロス「…マスター…っ…ぐすっ…」ポロポロ
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 02:59:54.76
ID:y2O6v5RuO イカロス「私は…マスターの嫌いな…兵器…」
イカロス「マスターは言っていた…「平和が一番」と」
イカロス「平和に兵器は不要…私はマスターにとって…邪魔な存在…」
イカロス「もう…二度とご迷惑はおかけしません…ぐすっ…マスター、私、今すぐここで…」
イカロス「今まで…ありがとうござい…ひっく…ました…マスター……」グスン
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 03:04:33.64
ID:y2O6v5RuO ダイダロス「…どうかしら?」
守形「悪趣味だな」
ダイダロス「そんな!だって智ちゃんを私の娘達が勝手に!」
守形「参考までに聞こう、そのシミュレーションゲームは他にバージョンがあるのか?」
ダイダロス「ニンフとアストレアがあるわ」
守形「このゲームにはグッドエンドは用意されているのか?」
ダイダロス「?さっきのがハッピーエンドルートよ?あのあと智ちゃんは私を助けてくれるの!」
守形「わかった。もういい」
おわり
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 03:06:11.61 ID:gaDnXa1q0
ゲームエンドかよっ!
乙87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 03:06:45.27 ID:+xDIXwrr0
これは続きを書くタパーン89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 03:08:51.08 ID:AN5Kh0Dg0
次はニンフをぜひ88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02 /26(土) 03:06:58.63 ID:2stX5rw0O
乙
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