1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/01(月) 10:59:36.99
ID:Uc5Vffoho
※毎朝再放送でやってるのを見てるだけなので誰がどのシリーズとか曖昧
のさばる悪をなんとする
天の裁きは待ってはおれぬ
この世の正義もあてにはならぬ
闇に捌いて仕置する
南無阿弥陀仏……
2:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/01(月) 11:00:19.06
ID:Uc5Vffoho
神通「姉さん! また夜中にどこかに出かけましたね!」」
那珂「ちょっと~ 夜にうるさいと那珂ちゃんのところに苦情が来るんだけどー」
川内「あー ごめんごめん」
神通「ごめんではありません! まったく姉としてもっとしっかり」クドクドクド
那珂「そうだよー 徹夜はお肌のダメージが2倍出るんだよー」クドクドクド
川内「徹夜はしてないからさー」
神通「徹夜でなければいいと言うものでは」
那珂「アイドルも忍者も他の人に迷惑かけちゃいけないんだよー」
川内「……はいはい」
3:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/01(月) 11:00:46.76
ID:Uc5Vffoho
普段は妹に説教される 大体いつも次女に間違われる女 川内
しかしその正体は……
ザシュ グチャ ボキッ
川内「ふぅ…」
川内「おっと返り血が 服も黒くしようかな?」
はらせぬ恨みを金で解決する秘密組織。
闇の仕事人の一員だったのである…
4:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/01(月) 11:02:21.37
ID:Uc5Vffoho
時雨「相変わらずいい夜戦だね川内さん」
不知火「まぁまぁというところでしょうか」
綾波「さすがでーす♪」
川内「…おや、3人も雁首揃えてどうしたのさ」
伝説の仕事人扶桑姉妹から受け継いだ髪飾りを武器とする時雨
鋼糸で作られたリボンを武器とする不知火
その特徴的な髪の毛を伸ばしたり針のように硬くしたりして戦う綾波
彼女らも闇の仕事人の一味
5:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/01(月) 11:03:11.57
ID:Uc5Vffoho
時雨「元締めが呼んでいるよ」
川内「おっ 仕事?
不知火「会の時です」
川内「お呼びがかかっちゃしょーがない」
綾波「今日もお仕事が頂ける。感謝ですね~」
6:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/01(月) 11:05:05.48
ID:Uc5Vffoho
赤城「揃いましたか」
元締めが競りの合図をする
頼み人の願いを聞き、いくらで引き受けるかを競い合う。
闇の世界の決まりごとである。
川内が周囲を見渡すと
念仏の霧島
何でも屋の青葉
花屋の夕立
他にもエレキテルを使う夕張や鋳掛屋を営む江風等々そうそうたる闇のメンツ
はたしてこれほどの大仕事とは…
7:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/01(月) 11:06:29.85
ID:Uc5Vffoho
赤城「頼み人 前へ」
「はい」
そう言って歩み出てきたのは……なんと提督。
提督「お願いいたします。どうか どうか私の頼みをお聞きいれください」
提督「あの羅針盤娘たちとエラー猫のおかげて私の鎮守府の資材は…」
提督「どうか どうかこの最後に残った資材でこの頼みを…」
泣き崩れる提督が差し出したのはかろうじて4桁程度の弾薬とポーキ
赤城「ポーキは闇の世界の住民には不要のもの」ムシャムシャ
赤城「この弾薬1000で引き受ける者はいますか?」
8:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/01(月) 11:09:46.48
ID:Uc5Vffoho
ガヤガヤガヤ
あの大物相手にこの程度の資材で…?
場は騒然となる。そして
響「残念だかが縁がなかったね」
漣「対価が釣り合っていませんよ」
菊月「悪いが乗れない話だ」
名うての仕事人が次々と辞退していく
提督「お願いいたします どうか どうか私の毛根を守るために… どうか」
しかし、この悲痛な叫びに答えるものが居た。
川内「よろこんでお受けしちゃうよ」
9:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/01(月) 11:10:48.72
ID:Uc5Vffoho
時雨「川内さんがやるというのなら僕も動かざるをえないかな」
不知火「やらせていただきます」
綾波「少しだけなら夜も自信があります!」
川内「ありがとね これで4人 敵は5人 あと一人お願いできれば」
川内「霧島さんあんたがいてくれれば心強い」
霧島「割に合わない仕事は致しません」
川内「じゃ龍田さん、貴方の腕なら安心だよ」
龍田「うーん 私も同じかなぁ~」
川内「それでは…」
吹雪「私にやらせていただけませんか?」
川内「吹雪?」
10:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/01(月) 11:11:41.84
ID:Uc5Vffoho
吹雪「私、司令官のお気持ちがよくわかるんです」
吹雪「精一杯頑張ります」
吹雪「だから…」
まだ実力不足だとは思ったが その熱意に押され……
しかしその判断が一度目の間違い
川内「じゃ吹雪 提督を鎮守府まで送ってくれ」
吹雪「はい!」
4人で作戦会議をするために依頼人を未熟な彼女に預けてしまった
思い返せばこれが二回目の失策
11:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/01(月) 11:13:04.71
ID:Uc5Vffoho
川内「吹雪…」
綾波「こんなのってないです… 判断ミスと言うしか…」
送る途中。羅針盤娘たちに襲われ提督は死亡
吹雪ちゃんも重傷を負いました
不知火「ふっ、頼み人がやられてしまったのではこれでおしま…あイタッ」
不知火「いきなり叩くとはなにか落ち度でも?」
時雨「まさかまだやる気かい? 冗談だろ?
川内「金を貰ったものはきちんとやる 是が流儀だ」
川内「違うか」
不知火「………はい」
時雨「……ああ」
綾波「吹雪ちゃんの仇です。や~り~ま~し~ょ~!」
12:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/01(月) 11:15:35.01
ID:Uc5Vffoho
羅針盤娘(茶髪)「ふふふ 提督を除けばこれ以上の侵攻は不可能」
エラー猫「ニャーニャー!」
羅針盤娘(魔女風)「私たちの手のひらで踊るカス共が」
羅針盤(緑髪)「これで毎日毎日延々と回さなくてもよくなる」
羅針盤娘(ヒヨコ)「ヒャッハー」
「「「「うわーっはっはっ」」」」
魔女風「うん? 電気が消えた?」
13:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/01(月) 11:18:47.50
ID:Uc5Vffoho
ヒヨコ「ギャー!」グサッ
茶髪「……ひも? がぁああ」
緑髪「グゥッ 髪の毛が刺さ…」
羅針盤娘(魔女風)「な、なんだこれは」
羅針盤娘(魔女風)「や、やられたのか? だ、誰か。誰かいないか?」
川内「こっちです早く!!」
魔女風「ああ あんたは艦娘のあのバカ。助かった…まっ、待てなんでこんなところに まさか?」
「あんたの思ったとおりだよ。羅針盤娘さん。」
14:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/01(月) 11:19:26.75
ID:Uc5Vffoho
不知火「一人弾薬200づつ……安い仕事ですね」
時雨「はい 吹雪ちゃんの取り分だよ」
吹雪「……いただけません 司令官も守り切れず」
綾波「分け前はちゃんと貰わないといけないんですよー」
川内「金を頂かなくてはただの殺人鬼だから フッフッフッ」
エラー猫「ニャーニャー」
川内「おーよしよし お前は悪くないもんねー 吊るしたりしないからねー」
川内「……ところで次の仕事の依頼が来てるんだけど受ける気はあるかな?」
不知火・時雨・綾波・吹雪「ほう 次はどこのどいつを殺ってくれと仰るんで?」
おしまい
15:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/01(月) 11:28:16.16 ID:lDEwZokoO
乙
続きまってる
17:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/01(月) 11:45:05.51 ID:dpJUmZNeo
赤城さんは眉ひとつ動かさず人を殺せそう
18:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/01(月) 12:03:47.90 ID:NCDuWHpSO
もっともらしいことを言ってボーキを食う赤城さん
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470016776/
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