1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 10:50:46.52
ID:0kgp7krbO
アーチャー「は?」
イリヤ「だから、おつかいに付き合ってって言ってるの」
アーチャー「急に家に来て、何をしに来たのかと思えば…」
アーチャー「リズとセラはどうした?」
イリヤ「いま家事やってる」
アーチャー「それでも言えばやってくれそうだが」
イリヤ「だからこっち来たのよ」
アーチャー「なるほど…、ならば小僧で良かろう。今なら夕飯を作る前の時間だろう?空いてるんじゃないのか?」
イリヤ「士郎なら、凛と桜とセイバーといっしょに買い物行ってるわ」
2:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 10:57:21.24
ID:0kgp7krbO
アーチャー「凛め、朝からいないと思ったら…」
アーチャー「…バーサーカーはどうだ?」
イリヤ「ランサーが死んでもいいの?」
アーチャー「別にそれは構わんが、確かに破壊跡を片付けるのがめんどくさそうだな」
イリヤ「でしょ?だから行こ」
アーチャー「…他のサーヴァントかマスターに頼むという選択肢は無いのか」
イリヤ「んー…、ないわ。だってアーチャーなら引き受けてくれると思ったもの」
アーチャー「………フゥ」
アーチャー「…しょうがあるまい。小僧と出かけているということは、凛も今日は帰ってこないだろう。いくらでも付き合うさ」
イリヤ「やったー!」ピョンピョン
3:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 11:05:07.05
ID:0kgp7krbO
アーチャー「この姿で外をうろつくわけにもいくまい。着替えて来るから待っててくれ」
イリヤ「わかったわ」
アーチャー「待たせたな」
イリヤ「……」ポカーン
アーチャー「どうした?イリヤ」
イリヤ「う、うぅん!なんでもないわ!」ブンブン
アーチャー「?そうか」
イリヤ(黒のタンクトップにサングラス…
。筋肉質な高身長と黒肌が合間ってヤクザにしか見えない…)
アーチャー「では行こうか」
イリヤ「ん」スッ
アーチャー「ん?なんだ?イリヤは繋がなくては外も歩けないのか?」
イリヤ「ちーがーうー!淑女をエスコートするのは紳士の務めでしょー!」プンプン
アーチャー「ははっ、これは失礼した」ギュ
4:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 11:11:30.36 ID:F6jvPq8CO
期待
ある組の御息女とその護衛のヤクザみたいな感じか……
5:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 11:12:26.71
ID:0kgp7krbO
アーチャー「ここが目的のスーパーか?こんな所にスーパーがあるなんて知らなかったな…」
イリヤ「セラが穴場のスーパーって言ってた。後この時間帯は安いんだって」
アーチャー「ホゥ、それは良いことを聞いたな。今度からは食材はここで買うことにしよう」
イリヤ「でも、争いが必死だからご新規さんはあまり来ないみたい」
アーチャー「争い?」
イリヤ「えぇ、アーチャー。干将莫耶を装備しといた方がいいわ」
アーチャー「なぜ?」
イリヤ「アレって装備すると防御力が上がるんでしょ?鞘と一緒に投影して、腰にでもぶら下げといたら?」
アーチャー「まてまてイリヤ。何故スーパーで防御力を上げる必要がある?」
10:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 11:25:41.66
ID:0kgp7krbO
イリヤ「…じきに解るわ」
アーチャー「まて!君の口から説明したまえ!」
アナウンス「…え〜只今より卵のタイムセールです!一パック10円!早いもの勝ち!滾れ主婦共!」
アーチャー「なに!?卵が10円だと!?それは買うしか……」
主婦共「うぉおおおおおおおおおお!!」ドドドドドドドド
アーチャー「うおっ!?」ビクッ
ジャマダアアアアアアアア!ゴシャア!ドガッ ガスッ!ドガアアアアアアアア
アーチャー「……」ピクピクッ
イリヤ「ね?だから言ったでしょ?」
アーチャー「だから言ったではあるまい!なんだコレは!食材を買うだけで人を再起不能にさせる気か!ココは!」ガバッ
イリヤ「甘い!」
アーチャー「!?」
12:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 11:34:05.34
ID:0kgp7krbO
イリヤ「いい?アーチャー!これは聖杯という名の食材を求めて戦う戦争よ!そう、これは一種の聖杯戦争なのよ!」
アーチャー「ちょっと待てイリヤ、君を何を言っている」
イリヤ「それを三騎士の一人ともあろうものが、命をかけないで戦争に挑む!?笑わせるなーー!」ウガー
イリヤ「主婦にも勝てない筋力だからいつまで経ってもDなのよ!」
アーチャー「」ピキッ
アーチャー「ふ、ふふ……。言ってくれるなイリヤ。いいだろう、コレを戦争とみなし本気で行こうか」
イリヤ「ふん、貴方に聖杯がとれるのかしら?」
アーチャー「侮ってもらっては困るな。この身において、ただの一度も敗走は無い!!」
11:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 11:29:43.00 ID:ia1QggJKo
主婦顔負けの主夫スキル持ちのはずのアーチャーが瞬殺とか冬木怖すぎ
14:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 11:35:18.29 ID:PK4hiyuWO
YAMA育ちの集うスーパーか
15:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 11:41:43.14
ID:0kgp7krbO
アナウンス「はいはい〜大根5円ー!」
弓&主婦共「うぉおおおおおおおおおお!」ドドドドドドドドド
アナウンス「白滝10円〜」
弓&主婦共「うあぁあああああああああ!」ドドドドドドドドド
アナウンス「餅巾着15円〜」
弓&主婦共「だらぁああああああああああ!」ドドドドドドドドド
アーチャー「どう、だ。イリヤ……」ハァハァ
イリヤ「うん、このくらいあれば形にはなるわね。後ははんぺんくらいかしら?」
アナウンス「はんぺん12円〜」
イリヤ「ッ!まずい、距離が遠い!」
16:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 11:48:21.80 ID:MwMTGIDNO
宝具!宝具を使うんだ!
17:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 11:51:09.21
ID:0kgp7krbO
アーチャー「いや、まだだ!あそこに群がる主婦共を私の宝具で蹴散らす!」ブォオオオン
アーチャー「偽・螺旋剣!!」ドヒュウウウウウ!
イリヤ「いっけぇええええ!」
SYUFU「合・体!!」
ドガアアアアアアアアアア!!
アーチャー「なっ…!?群がっている主婦全員の力を合わせて、私の宝具を防いだというのか!」
イリヤ「アレは【全て安き理想郷】!!正当な手段以外で奪いに来る攻撃を無効にする、最強の結界宝具だわ!」
アーチャー「くっ、ここまでか…」ドサッ
イリヤ「げ、元気出してアーチャー!ほ、ほら!いままで買った物でも充分おでんにはなるわ!」
アーチャー「無理だ…。はんぺんのないおでんなど、乖離剣が無い英雄王ではないか……」
18:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 11:51:45.39 ID:7A117VlhO
主婦の軍勢か…
20:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 11:58:16.80
ID:0kgp7krbO
イリヤ「あわわ…」アタフタ
キャスター「…あら?誰かと思えばアインツベルンの娘と」
アーチャー「………」
キャスター「ヤク……んんっ。アーチャーじゃない」
イリヤ「キャスター?なんでここに?」
キャスター「なんでって、私も買い物に来たからに決まってるじゃない。それはそうと貴方達、はんぺんが欲しいのならあげてもいいけど」
イリヤ「ほんと!?」パアアアアア
キャスター「その代わり、今日宗一郎さまが家にいないから、私も夕食お邪魔していいかしら?」
イリヤ「もっちろん!歓迎するわ!」
22:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 12:03:20.15
ID:0kgp7krbO
アーチャー「…キャスター助かった。礼を言おう」
キャスター「いいわよ、礼なんて。私もお邪魔するんだし」
アーチャー「まぁそういうな、コレを受け取ってくれ。投影、開始」
キャスター「こ、コレは…!」
アーチャー「フッ……」
キャスター「セイバーの昼寝姿やバッティングシーン等、激レア物ばかり!」
アーチャー「この前小僧の家に行った時にアルバムを見ててな」
キャスター「ありがとうアーチャー、家宝にするわ……!」
アーチャー「そこまで喜んでもらえてなによりだ」
24:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 12:10:29.10
ID:0kgp7krbO
イリヤ「用はすんだ?じゃあ帰ってご飯にするわよ!」
キャスター「えぇお邪魔します」
アーチャー「イリヤ、帰りは肩車をしてやろう。こっちに来い」
イリヤ「ん!」タッ
アーチャー「よっと」ヒョイ
イリヤ「うわぁ…!」
アーチャー「どうした?いつもはバーサーカーに乗っているんだ、このくらいはそんなに高くもないだろう」
イリヤ「んー、バーサーカーは高すぎて乗り物に乗ってる気分になるの。だから今すっごい懐かしい気分」
アーチャー「フッ、切嗣の固有時制御と私の敏捷。どっちが速いか試してみるか?」
イリヤ「うん!全速前進!!アーチャー号発進!」
アーチャー「任せるがいい…!」ダッ
25:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 12:18:20.79
ID:0kgp7krbO
イリヤ「ただーいま!」
セラ「心配しましたよ!どこに行っていたんですか!」
イリヤ「夜ご飯、今日はおでん食べたくて、買いに行ってきた!」
セラ「一人でですか!?」
アーチャー「そんなわけあるまい」ヌッ
セラ「ヒィ!?ヤク……って、アーチャーさんでしたか」
アーチャー「他に誰がいる」
キャスター「私もいるわよ」ヒョコ
セラ「……なんというか」
リズ「凄い組み合わせ」
セラ「はい…」
26:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 12:25:14.49
ID:0kgp7krbO
イリヤ「んー!出汁がよく出てて美味しい!」
アーチャー「フッ、当然だ」
セラ「ちょっリズ!?私の皿から卵を取らないでください!ていうか貴女いくつ卵を食べるつもりですか!」
リズ「5個目」モグモグ
セラ「半分食べてるじゃないですか!」
キャスター「…ねぇアーチャー、このおでんの作り方、後で教えてもらってもいいかしら?」
アーチャー「あぁ構わんよ」
イリヤ「アーチャーアーチャー」クイクイ
アーチャー「ん?なんだイリヤ」
イリヤ「なんか、すっごく楽しい!」ニパッ
アーチャー「まぁ、こういうのも、たまにはな…」フッ
イリヤ「ふふーん、また付き合ってね!」
27:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 12:26:53.25
ID:0kgp7krbO
終わりです!暇が有ればまた書き込むことにします!何分、弓とイリヤって動かしやすいから書きだめ無しで書ける!
28:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/28(日) 12:34:19.94 ID:mDOtt+yW0
乙!
金弓「書き溜めなしでいけるか期待してるぞ」
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