前→キャス狐「冬木の聖杯ですってよ、御主人様!」
137:
◆cABJvGmFjs:2012/01/16(月) 01:29:57.53 ID:8DmexLISo
---深山町某所---
白野「さて、出てきたは良いものの何処から調べるか?」
キャス狐「うーん、じゃあ取り敢えず昨日私たちが居たお寺に行きませんか?」
白野「ああ、あの山の上にある?」
キャス狐「はい、色々気になることがありますし、デートの前に憂いは取り除かないといけませんからね☆」
白野「そうだな。それに、あそこに行けば俺たちがこの地へ来た理由がわかるかもしれない」
キャス狐「昼間だから大丈夫だとは思いますけど、念のため注意は怠らないでくださいね?」
白野「大丈夫、わかってるよ」
キャス狐「そうと決まれば出発です!張り切って行きますよ、ご主人様」
白野「テンション高いなー」
138:
◆cABJvGmFjs:2012/01/16(月) 01:30:29.13 ID:8DmexLISo
白野「――徒歩って結構体力使うんだな。あとどれくらいで着くんだ?」
キャス狐「もうちょっとですよ、もうちょっと☆ほら、この道に見覚えがありませんか?」
白野「ああ、昨日来た時は夜だったからよく見えなかったけど、こんな風になってるんだな」
キャス狐「ええ、そうみたいですね。ところで――先程から私たちを覗き見している出歯亀野郎がいるみたいなんですけど?」
白野「っ!?」バッ
キャス狐「隠れていないでいい加減姿を見せたらどうですか?」
???「はっ!雑種の分際でこの我に意見するとは――死にたいのか?」スーッ
白野「金色のサーヴァント!?」
キャス狐「はぁ?雑種とか訳わかんないんですけど?覗き見してた分際で何様のつもりですか?」
???「イレギュラーとは貴様らのことだな?成程――半獣のサーヴァントとは面白い」
キャス狐「半獣とか何言っちゃってるんです?何処からどう見ても可愛い女の子じゃないですか?」
139:
◆cABJvGmFjs:2012/01/16(月) 01:30:58.98 ID:8DmexLISo
???「粋がるなよ雑種。この我が貴様の陳腐な変化を見抜けぬわけがなかろう」
キャス狐「ああ、もうそれでいいです、面倒臭い。要件だけ手短に伝えて帰ってくれますか?私たち暇じゃないんです。あなたみたいな勘違いナルシストに構ってられませんから」
???「貴様――王であるこの我に挑発とは――余程死にたいと見える。気が変わった。いいだろう、我も暇を持て余していたところだ。どれ狐狩りでもしてやるか」
白野「ちょ、ちょっと待てよ!こんな昼間から戦うつもりか?」
???「戦う?そこな雑種よ、貴様の目は節穴か?我がするのは狩り。単なる児戯よ。なぁに心配するなすぐに終わる」
キャス狐「あーもう、ほんっと腹立つ!!お生憎様、私狩られるより狩るほうが得意なんですよ。その鎧売ったらいくらするんでしょうねぇ?」
???「ふん、狐風情が王を狩ろうなど万死に値する。いいだろう手本を見せてやる有り難く思えよ獣」ズズズズ
白野「なっ!?嘘だろ、まさかあれ全部が宝具!?」
キャス狐「これはちょーっとヤバいかもです。ご主人様、絶対に私の側から離れないでくださいね?」
白野「――」コクッ
140:
◆cABJvGmFjs:2012/01/16(月) 01:31:40.75 ID:8DmexLISo
???「さぁ、卑しく地べたを這いずり我を楽しませて見せろ!!王の財宝-ゲート・オブ・バビロン-!!」ヒュン、ヒュン、ヒュン
キャス狐「くっ、呪層・黒天洞!」ガガガガガガガガ
白野「!?キャスター!」
???「ほぅ、獣にしてはやるではないか。狩人を楽しませてこその狐だ。すぐに終わってくれるなよ?」
白野「スピードが上がった!?」
???「そらそらそらそらぁ!!!」ヒュンヒュンヒュンヒュン
キャス狐「駄目――防御が――追いつかな――」ガガガガガガ
???「ふん、この程度か。興ざめだ。だが狐狩りにしては中々楽しめた。褒美として苦しまぬよう殺してやる。ただし――そこの雑種からなぁ!!」ヒュン
白野「――!?」
キャス狐「ご主人様!?駄目ぇ!!」ドスッ
141:
◆cABJvGmFjs:2012/01/16(月) 01:32:24.25 ID:8DmexLISo
白野「キャスター!!」
キャス狐「かっ――あぁ――あ――」ドサッ
???「ふは!ははははははは!!実に愉快だ。さてこの下らぬ茶番もそろそろ幕引きとするか」ズズズズ
キャス狐「ふふっ――まだ――ですよ?」
???「ほぅ、まだ動けるか。だがもう良い興味が失せた」
キャス狐「いざや散れ、常世咲き裂く怨天の花――ヒガンバナセッショウセキ!」カッ
???「何!?かっ――ハッ――!」
キャス狐「今―で―ご主―様―撤―いを―」ガクッ
白野「キャスター!?くっ」ダッ
???「逃がすか!!――なっ、体が――おのれぇ、獣の分際で我に毒とは舐めたマネを――もはや肉片も残らぬと思えよ雑種共!!」ギリ
142:
◆cABJvGmFjs:2012/01/16(月) 01:33:07.15 ID:8DmexLISo
言峰『ギルガメッシュ。遊びすぎだ、そろそろ自重して貰いたいものだがな』
ギル「言峰、よもや貴様、この我に引けと?」
言峰『そうではない、時を選べと言っているのだ。この時間帯にこれ以上目立てば監督役として動かざるを得なくなる。理解してもらいたいものだがな」
ギル「ふん、まぁ良い。気は済まぬがどの道あれでは長くない。我が手を下さずとも直に終わる」
言峰『ふむ。所詮半獣の英霊など危惧する程のことでもなかったか』
ギル「それよりも言峰。あれは手に入ったのだろうな?」
言峰『ああ、問題ない。これなら少しは楽しめそうだ』
ギル「ほぅ。どれ、この我が直々に見てやるとするか」スゥ
143:
◆cABJvGmFjs:2012/01/16(月) 01:36:15.13 ID:8DmexLISo
ほんの少しですが寝る前に投下を。
キャス狐のフィギュア評判が良いみたいですね。予約しておけばよかった――
それではまた明日の夜書けたらいいな。
146:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/01/16(月) 01:39:05.25 ID:C0OIPWz4o
乙
ギル様ってやっぱり反則並みに強いよね
148:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/01/16(月) 19:22:42.34 ID:orSZkc4c0
ギルに対抗出来るのは士郎、エミヤ、イスカンダルだっけか
士郎とエミヤは勝てるみたいなことを聞いたが
149:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/01/16(月) 19:45:00.95 ID:IK9fGXQEo
エミヤは乖離剣を使われなければ勝てる
士郎は色々と足りないからいくつも条件が揃った上で乖離剣なしなら勝てる
イスカンダルは負ける
あとアヴァロンありなら本編で勝ったセイバーさんのことも思い出してあげてください
150:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/01/16(月) 19:48:24.07 ID:ZGXvhVCyo
慢心があれば、みんな勝てる
154:
◆cABJvGmFjs:2012/01/16(月) 22:15:46.17 ID:8DmexLISo
白野「はぁ―はぁ―はぁ―ここまで来れば――」
キャス狐「ごめ――さい、ご―人様、―めんな――」ハァ-ハァ-
白野「タマモ――謝るのは俺の方だ」ギリッ
白野「俺がちゃんとタマモをサポート出来ていれば――いや、今はそれよりもタマモを治療が先だ」
白野「どうする―考えろ――衛宮の家に戻る?いや、ここから衛宮の家までタマモを背負うのは無理がある。仮に戻れたとしても今あそこにはセイバーしかいない」
白野「くそっ、せめて―せめてこの傷だけでも塞ぐことができれば――だけどどうやって?俺は礼装がなければ魔術も碌に使えないんだぞ!?」
???「五月蝿いわねぇ。人の家の前で何騒いでいるのよ――ってあら?その背負っている娘はサーヴァントじゃないの」
白野(しまった―まさかこの女性も聖杯戦争の参加者?)
???「ふーん、そう言うこと。ねぇ、坊や。もし私がサーヴァントだとしたらどうする?」
白野「――――あなたが俺たちを殺す気だと言うのなら――戦います」
???「そう。でもどうやって?坊やのサーヴァントは満身創痍。見たところ坊やも魔術師としてあまり有能ではなさそうだけど――令呪でも使って無理矢理戦わせるのかしら?」
白野「こいつは俺を守って傷ついたんです。そんなサーヴァントを無理矢理戦わすなんて出来ない。だから――俺が戦います」
155:
◆cABJvGmFjs:2012/01/16(月) 22:16:47.83 ID:8DmexLISo
???「ふふっ、面白い子。サーヴァントと一介の魔術師じゃ勝負にならないのは目に見えてるじゃない」
白野「それでもです。もう何もしないのは嫌なんだ。俺はこいつを――俺に仕えてくれるこのサーヴァントを死んでも守ります」
???「ふぅ――仕様の無い子――付いていらっしゃい。どうせ治療する宛なんかないんでしょ」
白野「――なんのつもりですか?」
???「そのサーヴァントを治療してあげるって言ってるの。早くなさい。消えても知らないわよ」
白野「―――」コクリ
???「そっ、素直な子は好きよ」
白野(ここは昨日のお寺――タマモはそこまで考えて――)
???「私はキャスターのサーヴァント。坊やは?」
白野「岸波白野――です。俺のサーヴァントのクラスはあなたと同じキャスターです」
キャスター「そう。同じキャスター同士、仲良く出来たらいいわねぇ」クスクス
156:
◆cABJvGmFjs:2012/01/16(月) 22:18:45.38 ID:8DmexLISo
---夕刻、柳洞寺---
キャス狐「う――うぅん――」
白野「タマモ!!気がついたのか?」
キャス狐「ご主人――様?」
白野「よかった、気がついたんだな」
キャス狐「えっと――ここは――どこですか?」
キャスター「あらあら、やっとお目覚めのようねキツネちゃん」ガラッ
キャス狐「っ――あなたは昨日の」
キャスター「あら、やっぱり知っていたのね。なら話が早いわ。私、この坊やと手を組むことにしたから」
キャス狐「っ!!――ご主人様、その話本当ですか?」
白野「ああ、すまない。タマモを治療する変わりに俺達の素性とタマモの真名を教えろと言われて――」
キャスター「ちょっと、それじゃあ私が悪者みたいじゃないの」
キャス狐「あら違うんですか?」
キャスター「はぁ――そこの坊やには話したけど、あなた達を召喚したのは私なの。自分の宝具を使ってね」
157:
◆cABJvGmFjs:2012/01/16(月) 22:19:18.42 ID:8DmexLISo
キャスター「本当はそこの山門にいるアサシンみたいに適当なサーヴァント呼んで手駒として使うはずだったんだけど、どういう訳かサーヴァントとマスターがセットで来ちゃったわけ」
キャス狐「それで――弱みを握って私たちまで手駒として使おうって考えたわけですか?やり方が姑息ですねぇ」
キャスター「もう――何ピリピリしてるのよ?少し落ち着きなさい。まぁ正直に言うならそう思ってたわ。このお寺の前に満身創痍のあなたたちが居たときは僥倖だと思ったもの」
キャスター「でもね、そこの坊やの話を聞いて考えが変わったわ。だって、女としての喜びを知ったあなたを利用するなんて私には出来ないもの」ポッ
キャス狐「――はい?あ、あのー、ちょーっと話が見えないんですけど――」
158:
◆cABJvGmFjs:2012/01/16(月) 22:22:50.59 ID:8DmexLISo
キャス狐「うぅ、うっうっ――わかる!わかりますよあなたのその気持ち!!自分を救ってくれた男性の為に戦う――何て健気で美しい愛なのでしょう!!」
キャスター「やっぱり!あなたなら分かってくれると思ったわぁ。でもアナタの誰かの為に尽くすその心!それこそ本当に清く美しいものよ!」
キャス狐「メディアさん!!」ガシッ
キャスター「タマモちゃん!」ガシッ
キャス狐「ご主人様!私間違っていました、この同盟こそ真に私たちが結ぶべきものなのです!!」
白野「あの――キャスターさん?」
キャスター「何かしら坊や?」
白野「さっきも言ったけど、俺キャスターさんと組む前から他のマスター達と同盟組んでるんだ」
キャスター「ああ、そのこと。聖杯戦争なんてそっちで好きにやりなさい。私正直そこまで聖杯に興味無いのよ。それより主婦友が出来た方が嬉しいわぁ」
キャス狐「いやーん、主婦友ってもしかして私のことですか、メディアさん?」
キャスター「決まってるじゃない。この世界にきて2番目に嬉しいことよ!あ、1番はもちろん宗一郎様に出会えたこ・と☆」
キャス狐「私も1番はご主人様に出会えたことです。私たち気があいますねぇ」
キャスター「ええ、本当に。――あら嫌だ、もうすぐ宗一郎様が帰ってくるわ。ご飯の支度しなくちゃ」
白野「あ、じゃあ俺たちはこれで。タマモを治してくれて本当にありがとうございました」
キャスター「いいのよ、気にしないで。私なりにあなた達が月に帰れる方法を探してみるから、また来なさいな。これでも責任感じているんだから」
白野「はい!さて――衛宮の家に戻ろう。日も暮れたから、衛宮達が心配しているかもしれない」
159:
◆cABJvGmFjs:2012/01/16(月) 22:23:56.80 ID:8DmexLISo
---同時刻穂群原学園---
桜「はなして!」
ランサー「そうはいかねぇなお嬢ちゃん。マスターからの命令でお嬢ちゃんを連れていかなきゃならねぇんだ」
士郎「おい、お前!桜から手を放せ!!」
ランサー「なんだぁ?昨日のガキじゃねぇか、しぶといねぇっと!」ガスッ
士郎「がっ!!か――はっ――」
桜「先輩!?やめて、先輩に乱暴しないで!!」
ランサー「おいおいお嬢ちゃん、あんまり暴れんなよ?勢い余って腕の一本くらい折れちまうかもしれないぜ?」
士郎「や――めろ、桜には手を出すな!!」
ランサー「おーおー、正義の味方はカッコイイねー。けどよ――お前に何ができるんだ?」
士郎「桜を守れる!来い――セイっ!?がぁ!!」ザシュッ
ランサー「はっ、遅ぇ!!そんな見え見えの手にやられるかよ!?」
桜「先輩に手を出さないで!!」キュイーン――ボン
ランサー「なんだぁ?お嬢ちゃんも魔術師か。だがなぁ、そんなシケた攻撃じゃ傷一つつかねぇよ!」
士郎「そんな――桜が魔術を――?」
ランサー「さてと――長居は無用だ。じゃあなガキ。所詮てめぇじゃ誰も守れやしねぇよ」スーッ
士郎「っ桜!?桜ーーーーー!!!!」
160:
◆cABJvGmFjs:2012/01/16(月) 22:24:27.27 ID:8DmexLISo
---冬木教会---
???「イリ――ヤ――きり―ぐ――」
ギル「ほぅ、これが例の?」
言峰「ああ。前回の聖杯戦争で聖杯だった物だ。人の形はしているが人格など無いに等しい」
ギル「くくっ、敢えて人の形を残すとは言峰、お前も中々趣味が悪いな」
言峰「なに、単なる余興だ」
ギル「して言峰よ。これは問題なく機能するのだろうな?」
言峰「幸いサーヴァントは一騎も脱落していないのだ。これを器として魂をいれたところで問題はあるまいよ」
ランサー「今戻ったぞ、マスター」スーッ
言峰「存外早かったではないか」
ギル「言峰、この小娘は?」
言峰「先程言った足りない最後のパーツだよ。ランサー、ご苦労だった」
ランサー「別に大して苦労はしてねーよ。にしてもこの嬢ちゃん大丈夫かよ?さっきから同じことしか呟かないぜ」
言峰「なに、これくらいの方が見世物としては丁度良い。さてランサーお前に最後の仕事をくれてやろう」
ランサー「あぁん?どういう事だよ」
言峰「その魂、聖杯の為に捧げよ。自害せよ、ランサー」キュイーン
ランサー「なっ、てめぇ!ふ――ざけ――る――ぐっ!」ドスッ
ギル「案ずるな、ランサー。介錯はこの我がしてやる」シュンシュンシュン
ランサー「くっそっがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ドドドドドドドドドド
???「あ――あぁ――あ―きり―ぐ――」
言峰「ふむ、器として機能しているようだな。これなら問題はあるまい。あとは―――」
桜?「先輩に知られた先輩に知られた先輩に知られた先輩に知られた先輩先輩先輩先輩センパイセンパイセンパイセンパイセンパイ」
161:
◆cABJvGmFjs:2012/01/16(月) 22:25:54.00 ID:8DmexLISo
---深山町某所---
キャス狐「―――」トボトボ
白野「タマモ?まだ何処か痛むか」
キャス狐「い、いえ体調はばっちしOK!今からでもあの金ぴかに御礼参りができますよ」
白野「いや、勘弁してくれ。あれは対策が必要だよ」
キャス狐「――ごめんなさい。また私のせいでご主人様を危険な目に合わせてしまいました――」ションボリ
白野「なぁタマモ」
キャス狐「はい――あいたっ」ペチン
キャス狐「何するんですか、いきなり頭叩かないでくださいよー」
白野「お前はよくやってくれたよ。俺が無事なのが何よりの証拠だ。――むしろサポートすら碌に出来ない俺がタマモを怪我させたんだよ」
キャス狐「そんなことありません!なんて言ったってご主人様は私の動力源ですからね!」
白野「何だよそれ」ハハッ
キャス狐「あ、やっと笑ってくれましたね。全くご主人様ったらまた馬鹿なこと考えてウジウジしてるんですから」
白野「馬鹿とは心外だな。それを言うならタマモだって馬鹿なこと考えてウジウジしていたじゃないか。狐の癖に」
キャス狐「狐の癖にってなんですかー!?私はご主人様の身を案じてですね――」
白野「俺だってタマモの事を思って――――はぁ、何だかんだ言っても結局考えていることは一緒か――」
キャス狐「ふふっ、おかしいですね。ねぇご主人様?」
白野「何?」
キャス狐「また――デートに行ってくれますか?今日はアクシデントがあってダメだったから」
白野「ああ、今度は海に行こう。俺、本物の海って見たことがないからさ、一度見てみたいんだ」
キャス狐「ご主人様―――それじゃあ私水着用意しますね!私って脱いだらすごいんですよー」
白野「タマモは脱がなくてもすごいじゃないか――あ、ほら、衛宮の家が見えた。帰るの遅くなったから怒られるかもな」
163:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2012/01/16(月) 22:31:54.18 ID:a88++JrE0
乙
伏見稲荷にキャス狐のフィギュア持って突撃してくる
166:
名無しNIPPER:2012/01/16(月) 22:37:13.38 ID:os+VrHKDO
乙
>>163
ちょっと待て、稲荷神社には狐の神様はいないぞ。
使い魔的なのが狐ってだけで
167:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2012/01/16(月) 22:42:08.86 ID:a88++JrE0
>>166
じゃあ家でどんべえ食べながら眺めることにするわ…
164:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/01/16(月) 22:34:44.27 ID:+itmXdvho
おつかれ
メディアさん可愛い
169:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県):2012/01/16(月) 22:52:40.84 ID:yRlmsasZo
乙
触媒無しの召喚は相性が良いサーヴァントになるっていうがキャス子とキャス狐の相性良すぎだろ・・・
170:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2012/01/16(月) 23:04:35.00 ID:lbIZL0j8o
どっちも良妻だからな
相性悪い訳が無い
171:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/01/17(火) 00:37:27.56 ID:7/SxeIjUo
ランサー悲惨だなー
172:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/01/17(火) 03:26:29.01 ID:eRtrobFN0
白野くんさらっとすごいこと言うね
176:
◆cABJvGmFjs:2012/01/20(金) 00:53:53.10 ID:G5oLJF6qo
---衛宮邸---
白野「ただいま、衛宮」
衛宮「岸波!!何処行ってたんだよ?心配したんだぞ!」
白野「ごめん――ちょっと色々あって」
衛宮「そっか。でも無事でよかった」
白野「ありがとう。ところで遠坂や慎二は?」
衛宮「遠坂も慎二も一度家に帰って準備してから来るってさ」
白野「ふーん、じゃあ皆が集まるまでもう少しかかるのかな」
遠坂「あら、まだ間桐君は来てないのね。ま、彼って準備とかそういうの時間かけそうなタイプだし、しょうがないか」
白野「遠坂!?いつの間に――」
遠坂「今よ、今。何よ、そんなに驚かなくったっていいじゃない」
衛宮「遠坂!!」ダッ
遠坂「ちょっと、衛宮君までどうしたのよ?そんなに慌てて」
衛宮「桜が――ランサーに拐われた――」
遠坂「何よ――それ?」
177:
◆cABJvGmFjs:2012/01/20(金) 00:54:37.39 ID:G5oLJF6qo
遠坂「で――セイバーを喚びそこねたアンタは惨めに帰ってきたってわけ?」
衛宮「すまない」
遠坂「はぁ―――何で衛宮君が謝るのよ?状況的に仕方ないじゃない。それより怪我は大丈夫なの?」
衛宮「ああ、もう殆どふさがってるよ。昔から怪我の治りだけは早くてさ」
遠坂「ウソ――ありえないわよ。いくら何でも早すぎじゃない」
衛宮「ありえないって言われてもな――こればっかりは体質なんだから仕方がないじゃないか」
セイバー「―――」
衛宮「それより――」
遠坂「助けに行くつもり――なんでしょ?」
衛宮「ああ。けど安心してくれ、俺一人で行くつもりだ。遠坂達に迷惑はかけないよ」
遠坂「ふぅん、衛宮君はランサーの居場所がわかるの?」
衛宮「それは――」
遠坂「敵の戦力は?真名は?相手のマスターの力量は?どれか一つでもわかってるの?」
衛宮「何も――」
遠坂「それで助けるですって?まさか街をしらみ潰しに探すつもりじゃないでしょうね?それこそ愚かだわ」
衛宮「じゃあどうしろって言うんだよ!こうしてる間にも桜は――」
遠坂「落ち着きなさい。焦っては駄目、常に優雅であるの。桜がその場で殺されなかったのは、生きている桜が必要だったから」
「恐らくあっちは桜をすぐに殺したりしないわ」
衛宮「だからって―」
遠坂「だから落ち着きなさい。そんな頭に血が上った状態じゃすぐに殺されるのがオチよ。すぐに殺されないってことは私達には考える時間が出来たってこと」
「ねぇ、岸波君?」
白野「え?ああ」
遠坂「あなたならあのランサーのこと何か知ってるんじゃないかしら?」
衛宮「どういうことだよ、遠坂。岸波は記憶を失って――」
遠坂「そんなの嘘に決まってるじゃない。あんなの信じてたの衛宮君くらいよ」
遠坂「悪いけど、岸波君のこと勝手に調べさせてもらったわ」
白野「!?」
遠坂「岸波白野――確かに存在したわ。10年前まではね」
衛宮「10年前って――まさか」
遠坂「そうよ、彼――10年前の災害で亡くなってるの。その災害で亡くなった筈の岸波君がどうしてここにいるのかしら?」
白野「――――そっか、ここでは俺死んじゃってるんだな」
キャス狐「ご主人様――」
遠坂「ごめんなさい、あなたを疑いたいわけじゃないの。ただあなたが何者なのか確かめなくちゃいけないと思って――」
白野「いや、いいよ。俺もいつかは話さなければって思ってたから」
180:
◆cABJvGmFjs:2012/01/20(金) 01:02:41.66 ID:G5oLJF6qo
キャス狐「ご主人様――よろしいんですか?」
白野「ああ、話すよ。いいかい?」
キャス狐「私はご主人様の決めたことに従いますから」
白野「――ありがとう。さて、どうやって話せばいいかな――」
178:
◆cABJvGmFjs:2012/01/20(金) 00:55:29.23 ID:G5oLJF6qo
遠坂「―――」ポカーン
白野「さすがに信じられないかな?」
遠坂「いくら何でも荒唐無稽よ――だけど嘘を吐いてるって感じでも無さそうだし、そもそも嘘吐くならもっとマシな嘘選ぶわよね」
衛宮「俺は信じるよ。魔術があるんだからパラレルワールドがあってもおかしくないさ」
遠坂「わ、わわ私だって信じないなんて言ってないんじゃない!でもパラレルワールド―平行世界か。それならありえない話じゃないわね」
白野「何か知ってるのか?」
遠坂「あなた達魔法の存在は知ってるわよね。その内の一つに「平行世界の運営」というものがあるの」
「だから岸波君とキャスターがこの世界に飛ばされたのもその魔法が少なからず関わっていると見て間違いないわ」
白野「魔法――誰が何の為に――」
遠坂「岸波君のことは分かったけど、分からないことも増えたわね」
白野「ああ、だけどそれは後回しだ。今は桜のことを考えないと」
遠坂「そうね。何はともあれあのランサーの真名が分かったのは収穫だわ」
衛宮「あとは奴のマスターと居場所が分かれば――」
179:
◆cABJvGmFjs:2012/01/20(金) 00:56:12.19 ID:G5oLJF6qo
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
遠坂「何、地震!?」
慎二「はぁはぁはぁ、た、助けて、桜が――桜が!!」バッサバッサ
衛宮「慎二!?桜がどうしたんだよ!」
慎二「桜がうちに帰ってきたと思ったらいきなり御爺様を殺して、僕のサーヴァントを寄越せって言ってきたんだ!」
遠坂「――桜が?間桐君嘘じゃないでしょうね?」
慎二「本当だって、信じてくれよ!!あいつ、いつもと雰囲気違くて、このままじゃ僕まで殺されるって思ったからライダーの宝具を使って逃げてきたんだ」
衛宮「桜が――どうして!?」
慎二「僕が知る訳無いだろ!!おい、岸波!!やっぱりあいつは僕を殺す気だったじゃないか!この嘘吐き!!」
衛宮「!?今はそんなこと言っている場合じゃないだろ!慎二、桜は間桐家に居るんだな?」
慎二「あ、あぁ。移動していなければまだいるんじゃないか」
衛宮「わかった。行くぞ、セイバー!」ダッ
セイバー「はい!」
遠坂「衛宮君!?ちょっと待ちなさい!」ダッ
白野「衛宮、遠坂!?俺たちも行こう、慎二!」
慎二「はぁ?行くわけないだろ。あいつ御爺様を殺したんだぞ。それどころかこの僕まで。そんな奴が居るところに行くなんて僕はゴメンだね」
白野「慎二!―――わかった、行ってくる」ダッ
ライダー「慎二、行かせてしまって良かったのですか?」
慎二「―――ふん」
181:
◆cABJvGmFjs:2012/01/20(金) 01:03:29.80 ID:G5oLJF6qo
---間桐邸---
衛宮「桜!!」
遠坂「ちょっと落ち着きなさい!!どう見ても桜が居る雰囲気じゃないわよ」
キャス狐「うわー、本当にここに家があったのか疑いたくなりますねぇ。爆心地みたいになってますよ」
言峰「おや、誰かと思えば凛と衛宮士郎そしてザビエル君ではないか。まさかとは思うがこの騒ぎはお前達の仕業か?」
遠坂「んなわけ無いでしょ。その冗談笑えないわよ」
言峰「ほう、先程この付近で大きな魔力を感じたのでな、もしやと思ったが」
遠坂「あんた、何か知ってるんじゃないでしょうね?」
言峰「何故――そう思う?」
遠坂「いくら何でもここに来るのが早すぎるわ。予め知っていたとしか思えないくらいにね」
言峰「この私が何か企てごとを?」
遠坂「違うのかしら?」
182:
◆cABJvGmFjs:2012/01/20(金) 01:03:57.47 ID:G5oLJF6qo
言峰「私は聖杯戦争の監督役として魔術の秘匿に普請しているだけだよ。魔術が外部に漏れてしまう可能性があったからここに来ただけだ」
遠坂「そう、まぁいいわ。今ここであなたと問答をしていても意味がないし。それより桜を見てない?」
言峰「ふむ、間桐桜のことかね?それなら先程柳洞寺の方へ向かうのを見かけたがそれが何か?」
遠坂「――嘘じゃないでしょうね?」
言峰「疑うのは君の勝手だが私は神父だ。嘘は言わんよ」
衛宮「柳洞寺だな?行くぞ、セイバー!」ダッ
セイバー「はい!」ダッ
遠坂「岸波君、私たちも急ぐわよ!」ダッ
白野「わかった、行こうタマモ」ダッ
言峰「私だ。ああ、残るはバーサーカーとライダーだ。そちらは任せたぞギルガメッシュ」
195:
◆cABJvGmFjs:2012/01/21(土) 13:36:45.78 ID:/bcvPXGNo
---柳洞寺---
ウネウネウネウネウネウネウネウネ
キャスター「もう!何よこのタコみたいな気持ち悪いの。倒しても倒してもキリが無いじゃない」ドン、ドカン
アサシン「多勢に無勢。こうも数が多くてはさすがの貴様でも殲滅は難しいか?」ザシュッ、ザン!
キャスター「うるっさいわね!いいから口より手を動かしなさい。門番の意味がないじゃない。――あ、宗一郎様?あんまり無理はなさらないで下さいね?」
葛木「問題ない。メディア、お前こそ無理をするなよ」
キャスター「いやーん、流石宗一郎様ったら☆」
アサシン「」フッ
<メディアサーン
キャスター「あら、あの声はタマモちゃんじゃない!」
白野「大丈夫ですか?」タッタッタ
キャスター「今のところわね。でも門の中に入れないようにするのが精一杯。他には手が回らにないわ」
キャス狐「こんばんは、メディアさん。それにしてもエロティックなタコ共ですねぇ。どうしたんですかこれ?」
キャスター「それがわからないのよ。さっき強い魔力を感じたと思ったら、そこの穴からいきなりこいつらが湧き出てきたの」
キャス狐「ってことはあの洞窟の中に入れば原因がわかるんですね。どうします、ご主人様?」
白野「ちょっと気は進まないが、行くしかないだろ」
キャス狐「ですよねぇ。私も嫌ですぅ。だって気持ち悪いじゃないですか。――あぁ、もう鬱陶しい!」ボン!
衛宮「そんなこと言ってる場合か!中に桜が居るかもしれないんだ、行くぞ!うおぉぉぉ!」ガスッ、ガスッ、ガスッ
キャス狐「うわぁ。衛宮さんたら強化した木刀であの触手なぎ倒してますよ。タフですねぇ」
白野「茶化してないで俺たちも行こう。タマモだって桜を助けたいんだろ?」
キャス狐「そりゃあもう。何て言ったって恋する乙女同盟ですからね!」
白野「よし、じゃあ行こう。タマモ!」
キャス狐「はい!炎天よ――はしれ!」ヒュボッ!
遠坂「ああ、もう!先行かれちゃったじゃない!私たちも行くわよ、アーチャー」
アーチャー「了解だマスター。はぁっ!!」ザシュッ!
196:
◆cABJvGmFjs:2012/01/21(土) 13:37:14.13 ID:/bcvPXGNo
白野「寺の下にこんな所があったなんて――」
キャス狐「結構広いんですねぇ」
衛宮「桜!いるんだろう!?応えてくれ、桜!!」
キャス狐「」ピクッ
キャス狐「ご主人様、気を付けてください。この気配、あの金ピカが近くにいますよ」
白野「!?」
???「ふん!遅かったではないか雑種よ。この我を待たせるとは身の程を知らぬと見える」スーッ
セイバー「アーチャー!?」
ギル「ほう、セイバー。お前も一緒か。今尚身の丈にそぐわない大望を抱いているか?」ククッ
セイバー「貴方はまだそのようなことを!!」
衛宮「!?お前が首謀者か!桜を何処にやった!?」
ギル「なんだ?誰の許可を得て喋っている雑種?我とセイバーの再開を邪魔するな。殺すぞ?」
衛宮「黙れ!桜を何処にやったか答えろ!」
ギル「ふん、痴れ者が。貴様の声など聞くに耐えぬわ!!」ヒュン
衛宮「!?」
セイバー「士郎、危ない!!」
197:
◆cABJvGmFjs:2012/01/21(土) 13:38:08.50 ID:/bcvPXGNo
???「バーサーカー!!」
バーサーカー「■■■■」ガキン
???「大丈夫、お兄ちゃん?」
衛宮「お前は――イリヤ!?どうしてここに」
イリヤ「士郎が危ないって聞いたから助けに来んだよ。士郎を殺すのは私なんだから!」
衛宮「イリヤ――」
ギル「ふん、小煩い犬がまた一匹。言峰め、こう煩くてはいくら我でも些か飽きがくるというもの」
キャス狐「そろそろ降りてきたらどうですか?その位置にいられると首が疲れるんですけど」
ギル「降りてこいだと?王とは常に見上げるもの。雑種共が我と同じ位置に立てると思うなよ?」
キャス狐「雑種雑種ってさっきから煩いですねぇ。王様気取りもいい加減にしてくれません?こっちはあなたにデート邪魔されて相当耳にきてるんです」
ギル「王様気取り?ふははははは!この我を指して王様気取りだと?笑えぬ冗談だな狐」
キャス狐「ええ、だって本気ですから。どうやらあなたアーチャークラスらしいですけど、緑ぃのといい金色といいどうして弓兵って気取ってるのが多いんでしょうね?」
アーチャー「」ピクッ
198:
◆cABJvGmFjs:2012/01/21(土) 13:39:23.35 ID:/bcvPXGNo
ギル「狐――貴様王に対する礼儀というものを知らぬようだな。いいだろう、ならばこの我が直々に教えてやろう」ズズズズズズ
イリヤ「ちょっと退いてオバサン!あいつの相手は私なの!バーサーカーあいつをやっちゃえ!」
バーサーカー「■■■■」
ギル「犬が、貴様らは用済みだ。この場から早々に失せろ!!」ヒュンヒュンヒュンヒュン
イリヤ「あっ――」
バーサーカー「■■■■」ドスドスドスドスドスドスドスドス
イリヤ「!?バーサーカー!!」
ギル「はっ!犬は犬なりに主人に対する礼儀を持ってるらしいな。ならそのまま死ね」ヒュン
バーサーカー「■■■■□□□」スーッ
イリヤ「バーサーカー!?いやだ、死なないでよ!消えないで――バーサーカー!!」
ギル「ふはっ!はははははははは!良い、中々愉快な見世物だったぞ。さて次はどんな茶番を見せてくれる?」ズズズズズズズズ
衛宮「貴様ぁ――!!」
キャス狐「もういいです、全殺し決定。ご主人様、宝具を開放しちゃいましょう」
白野「」コクリ
199:
◆cABJvGmFjs:2012/01/21(土) 13:40:15.18 ID:/bcvPXGNo
ギル「さぁ!その死をもってこの我をたのしま――「お腹がくうくうなりました」ズズズズズズゴクン
ギル「貴様、いつの間に!?」ズズズズズズズズ
遠坂「何?あのサーヴァントがいきなり影に飲み込まれた!?」
ギル「おのれ、放せ!くっ、この我が貴様如きに飲み込まれてたまるか!」ズズズズズズズズ
???「大きい飴玉ですね。お腹が空いているので早く食べられてください」
ギル「くっ――おのれ――おぉのぉれぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」ズズズズズズズズゴクン
???「ああ、お腹いっぱいになりました」
衛宮「!?あ、あれは桜?おい、桜!俺だ士郎だ!」
桜「あれぇ、先輩どうしたんですかこんなところで?」
衛宮「桜を助けに来たんだ!帰ろう、桜はこんなことしちゃいけない」
桜「クスクス大丈夫ですよ先輩。だって先輩はもうすぐ私の物になるんですから」
衛宮「桜――何言って――?」
200:
◆cABJvGmFjs:2012/01/21(土) 13:40:46.35 ID:/bcvPXGNo
桜「ねぇ、先輩?何でそこに姉さんがいるんですか?また私の大事なものを盗ろうとするんですね?許せないユルセナイ」ズズズズズズ
遠坂「ちょっと、桜!あなたどうしたっていうのよ?」
桜「うるさい!先輩以外皆いなくなっちゃえばいいんです。私はもうお腹いっぱいですから先輩以外食べたくありません。だから――」
???「ふんぐるい むぐるうなふ」
ウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョ
桜「この人に姉さん達を殺してもらいます」
???「お久しぶりです、聖処女よぉ。あなたのジル・ド・レェで御座います」
セイバー「キャスター!?貴様が何故ここに!?」
桜「私が喚んだんですよ、セイバーさん。この人あなたに会いたがってたから」
セイバー「そんな――どうやって。奴は前回の聖杯戦争の参加者です。桜!あなた一体何をしたのですか!?」
桜「そんなこと考えている暇はないんじゃないですか?」
青髭「さぁ、宴の始まりですよ、ジャンヌゥ。存分にお楽しみ下さい」
ウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョ
201:
◆cABJvGmFjs:2012/01/21(土) 13:41:32.24 ID:/bcvPXGNo
キャス狐「また数が増えたぁ――ご主人様、私魚介類が苦手になりそうです」
遠坂「これじゃあキリが無いわよ。セイバー、何か打開策は無いの?」
セイバー「奴の持っている本、あれが宝具になっています。あれを破壊出来ればこの海魔共も消えるはずです」
遠坂「オッケー。アーチャー、やっちゃいなさい!」
アーチャー「まかせろ!赤原猟犬-フルンディング-!」ヒュバッ
青髭「無駄です」
ウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョ
アーチャー「くっ、海魔が盾となるか」
青髭「さぁさぁ、絶望なさい!恐気なさい!あなた方の悲鳴を持ってこの宴は完成されるのです!」
衛宮「遠坂!岸波!ここは俺とセイバーが食い止める。お前たちは外に出た奴を倒してくれ!」
遠坂「ちょっと何言ってるのよ!あなた達だけでどうにか出来る相手じゃないでしょ!?」
衛宮「街の人が殺されるかもしれないんだぞ!」
遠坂「!?」
白野「わかった。行こう、タマモ」
202:
◆cABJvGmFjs:2012/01/21(土) 13:43:03.77 ID:/bcvPXGNo
遠坂「ちょ、ちょっと岸波君!」
白野「衛宮の思いを無碍にしちゃダメだ。大丈夫、外の奴らを蹴散らしたらすぐに戻ってくればいいんだから」
遠坂「ッ――そうね。こいつらだって限界はあるはずよ。こんなに多くの海魔を出したんだもの。あいつの魔力もそう長くはないわ」
白野「衛宮!すぐに戻ってくる、だから絶対死ぬなよ!」タッタッダ
衛宮「ああ、まかせろ!」
遠坂「アーチャー、イリヤをお願い」
アーチャー「ふっ、相変わらず人使いが荒いな」ヒョイ
イリヤ「あ、こら!レディを扱うときはもっと優しくしなきゃダメじゃない!」ジタジタ
アーチャー「やれやれ、わかったよ、お姫様」ダキッ
遠坂「衛宮君!勝手に死んだら承知しないんだからね!」タッタッタ
衛宮「ごめんな、セイバー。俺のわがままに付き合わせちゃって」
セイバー「いえ、問題ありません。この程度の雑兵、私たちで十分です」チャキッ
衛宮「ああ!行くぞセイバー!」
セイバー「はい!」
桜「クスクス頑張ってくださいね先輩。すぐに死んだら――嫌ですよ?」
204:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/01/21(土) 14:13:12.69 ID:5zPoZMhIO
慢心王の安定感は異常
205:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方):2012/01/21(土) 19:25:06.84 ID:PkrYLBU/0
歴代キャスター総出演とは・・・
206:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州):2012/01/22(日) 01:54:37.30 ID:OUqvYjDAO
>>205
ナーサリーライム「………」
207:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/01/22(日) 02:13:44.58 ID:I7/RFVOwo
>>206
ジャバウォックがチートすぎるから仕方ない
210:
◆cABJvGmFjs:2012/01/23(月) 00:03:38.69 ID:9Su5yi7no
---円蔵山某所---
言峰「ふむ――前回の器に溜まった英霊の残りカスに魔力を込めることで再び限界させるとは――」
「流石というべきか。間桐桜――否アンリマユよ。さて―彼が目覚めきる前に私も行くとしよう。彼の誕生を祝福しに」ダッ
---冬木大橋---
ウネウネウネウネウネウネウネウネ
遠坂「――ちょっと何よこの数――全部あの洞窟から出てきたっていうの?」
イリヤ「街を――埋め尽くしてるの?」
アーチャー「正しくその通りだ。恐らく冬木全体を飲み込む腹づもりだろうな。幸い新都にはまだ行っていないようだな」」
遠坂「だけど、それも時間の問題よ。それにいつ市民に襲いかかるか分からないわ。私たちはこの橋に陣取り奴らを殲滅する。いいわね、アーチャー?」
アーチャー「無論だ!」ダッ
イリヤ「アーチャー!私はバーサーカー居なくなっちゃったから何もできないけど――頑張って!!」
アーチャー「ふっ、凛もこれくらい素直だと嬉しいんだがな」
遠坂「っ!何ですってぇ!?」
アーチャー「ははっ、大丈夫だよ、凛、イリヤ」
遠坂・イリヤ「「――え?」」
アーチャー「一度は諦めたこの夢――今一度信じてみるさ。行くぞ、形状し難き物!英霊エミヤいざ参る!」ヒュンヒュンヒュンヒュン
211:
◆cABJvGmFjs:2012/01/23(月) 00:04:19.65 ID:9Su5yi7no
---穂群原学園---
ウネウネウネウネウネウネウネウネ
キャス狐「いやーん、こっちにも沢山いますよ。よくこんな気持ち悪いの出せますよね?同じキャスターとして品位を疑います!」プンスカ
<ズドドドドドドドチュドーン
白野「遠坂達は始めたみたいだな。俺たちもやろう!」
キャス狐「はい!私たちの新婚生活どころかデートまで邪魔しやがって――その罪、怒り、あなた達で清算させて戴きます!炎天よ――走れ!」ヒュパッ
---衛宮邸---
<ズドドドドドドドチュドーン
<ヒュパッ!ボゥッ!
ライダー「慎二――あなたは行かなくて宜しいのですか?」
慎二「は?何で僕が行かなきゃならないわけ?あいつらとは同盟を組んでいたけど、それとこれとは関係ないだろ?」
ライダー「しかし、桜は!」
慎二「お前、黙ってろよ!マスターである僕に口答えするな!」
ライダー「っ!――はい」
慎二「逆にラッキーじゃないか!これで他のマスターとサーヴァントが全て脱落すれば聖杯は僕たちの物なんだぜ?」
ライダー「――貴方は本当にそれでいいのですか?桜の言葉――聞こえていなかったわけではないでしょう?」
慎二「っ!?――」
212:
◆cABJvGmFjs:2012/01/23(月) 00:05:56.04 ID:9Su5yi7no
---数時間前間桐邸---
グチャッグチャッグチョッ
慎二「桜――お前お爺様に何してるんだよ!?」
桜「あ――兄さんだ。私にいつも怯えて乱暴して怖くてヘタレの兄さんだ。何って御仕置きしてるんですよ?見て分からないんですか?」
「兄さんは本当にダメな人ですね」ズズズズズズズズ
慎二「ひぃっ!来るな!来るなよぅ!」ズリズリズリ
桜「ふふふっ!兄さんたら芋虫みたいに這いずりまわって――かわいいなぁ。ねぇ兄さん、私のライダー返してくださいよ?」
「ねぇ、兄さん?兄さん?兄さん兄さん兄さんにいさんにいさんにいさんニイサンニイサンニイサンニイサン」ズズズズズズズズズ
慎二「ひ、ひぃ!来ないで!僕が悪かった!もう暴力ふるったりしないから許してよぅ!」ズリズリズリ
桜「――兄さん――兄さん――――」ズ ズ ズ ズ ズ
慎二「?――桜?」
桜「逃げて――に―て兄―ん」ズ ズ ズ
慎二「ひぃっ!ライダー!おいライダー!に、にに、逃げるぞ!」
ライダー「慎二、宜しいのですか!桜が――」
慎二「知るかよ!桜が逃げろって言ってるんだから逃げるしかないだろ!早く宝具だせよ!」
ライダー「くっ、桜―」つベルレフォーン
桜「た―けて――助けて――兄さん」グスッ
慎二「っ!?――ほら、早く逃げるぞライダー!衛宮達の所だ!」
ライダー「――わかりました」バッサバッサ
---回想終了---
213:
◆cABJvGmFjs:2012/01/23(月) 00:07:11.35 ID:9Su5yi7no
ライダー「桜はあの時確かに慎二に助けを求めた。あなたはそれに応えないのですか!?」
慎二「う、うう、うるさいうるさい!いいからお前は黙っていろよ!僕には関係の無いことなんだよ!」
ライダー「――はい」ギリッ
慎二「そうだよ。僕には関係の無いことなんだ。僕は聖杯のことだけを考えていればいいんだ――」
『兄貴だろ!それくらいのことしてみせろよ!!』『助けて――兄さん」
慎二「っ――」ギリッ
慎二「――」スクッ
ライダー「どうしましたか、慎二?」
慎二「逃げるぞライダー」
ライダー「――は?」
慎二「もう聖杯戦争なんて知らないから逃げるって言ってるんだよ!」
ライダー「逃げる――何処へです?見てわかりませんか、これだけの数の海魔が柳洞寺から湧き出ています。逃げ場なんてありませんよ」
慎二「はっ!お前って本当バカだよな!逃げる場所って言ったら柳洞寺しかないだろ?あそこなら見晴らしがいいからね」
ライダー「!?――慎二――」
慎二「まぁ、そこにもし不出来な妹がいたりしたら助けてやらないこともないけどね。兄貴として格の違いを教えてあげなきゃ、可哀想だからさ」
ライダー「はい!ありがとうございます、慎二!」
慎二「べ、べべ、別にお前にお礼を言われる筋合いは無いだよね。とにかく早く準備してよね!」
ライダー「はい!騎英の手綱―ベルレフォーン―!!」ヒヒーン
ライダー「さぁ、行きますよ、慎二!」ヒュゴッ
慎二「あわわわわ、早い、早いってぇ!!」
215:
◆cABJvGmFjs:2012/01/23(月) 00:09:27.43 ID:9Su5yi7no
---冬木大橋---
ウネウネウネウネウネウネウネウネ
遠坂「チッ!何よこれ、全然キリがないじゃない!一体いつ終わるのよ!?」
アーチャー「はっ、もう弱音とは情けないな凛」
遠坂「誰がよ!?ちょっと疲れただけよ。こんな雑魚あと1万体はいけるんだから!」
アーチャー「その意気だ。しかしこれ以上時間を稼がれては衛宮士郎達が危ない。そろそろどうにかしなくては――」
遠坂「任せなさい。何の為にこれがあると思ってるのよ。――令呪をもって命ずる。アーチャーよ、この海魔共を殲滅せよ!」
アーチャー「令呪――成程その手があったか。了解だマスター!――――トレース、オン(投影、開始)」
アーチャー「――――トリガー、オフ(投影、装填)セット,ナインライブズブレイドワークス(全工程投影完了――――是、射殺す百頭)
ズドドドドドドドド
キシャー、ピギャー
遠坂「よし!良いわよ、アーチャー!」
イリヤ「――ねぇ、凛。川の上に人が立ってる――」
アーチャー「莫迦な!?何故奴がここに!?」
青髭「ふんぐるい むぐるうなふ」パタン
遠坂「ちょっと!どうしてアンタがここにいるのよ!?」
青髭「おや、貴方方でしたか。今宵の主賓はジャンヌではありませぬ故、あの場には相応しい役者を置いておきました」
アーチャー「役者だと?貴様何を言って――」
青髭「さぁ、龍之介!見ていて下さい!最高のクーーーーーーールを再びご覧にいれましょう!!!」ズズズズズズズズズズ
イリヤ「川が――盛り上がってるよ――」
遠坂「嘘でしょ――あんな召喚魔術見たことないわよ――」
アーチャー「ふぅ――成程――サンデイじゃないか」
遠坂「アーチャー、あれをどうにかするわよ!」
アーチャー「ふっ、無茶を言ってくれる。だがどうにかするしか無いようだな。――トレース、オン!!」ヒュパッ
216:
◆cABJvGmFjs:2012/01/23(月) 00:12:05.88 ID:9Su5yi7no
---穂群原学園---
キャス狐「はぁはぁ、ご主人様。今日のご飯はタコのカルパッチョとたこ焼きどっちがいいですか?」ヒュパッ
白野「どっちも暫く見たくないよ。それより魔力は大丈夫か?」
キャス狐「ええ、任せてください!いざとなったら宝具だってありますから、ご心配無用です!!」
ウネウネウネウネウネウネウネウネ
キャス狐「!?ご主人様!危ない!」
白野「しまっ!?」
???「騎英の――手綱!!」チュドーン!!!!!
???「はっ!無様だねぇ、白野ぉ!」
白野「慎二!ライダー!?どうしてここに?」
慎二「どうしてって――助けに来てやったんだよ!主役は遅れて来るものだからね!」
キャス狐「へぇ、少しはカッコイイ所あるじゃないですか」<エンテン!
ライダー「慎二――」
慎二「ああ、こんな気持ち悪いの早く片付けて、さっさと桜を助けに行くぞ!」
白野「ああ!」
217:
◆cABJvGmFjs:2012/01/23(月) 00:13:13.85 ID:9Su5yi7no
???「ほう、貴様達が来度の聖杯戦争の参加者か。同じライダー同士余と一戦交えてもらおうかのぅ!」
慎二「はぁ?おっさん誰?」
???「余は征服王イスカンダル!来度は聖杯の守り手として再びこの地に蘇った!」
ライダー「っ!慎二、乗ってください!あのサーヴァント――私と戦うつもりです」
イスカンダル「うむ、その意気や良し!本来ならお前たちを我が軍門にすかうとしたいんだがなぁ。マスターがそれを許さん」
「ならば戦うしかないであろう。さぁ行くぞ!神威の車輪!」ヒヒーン
イスカンダル「AAAALaLaLaLaLaie!!」ゴゴゴゴゴゴゴ
慎二「あわわわわ、突っ込んできた!?よ、避けろライダー!!」
イスカンダル「さぁ、今宵の戦、存分に楽しもうぞ!!」
---柳洞寺---
ザシュッ!
宗一郎「!?ぐっ!かはっ――」
キャスター「宗一郎様!?」
宗一郎「心配するな、キャスター」
キャスター「でもお怪我をなさっております。ああ―早く手当を――」
アサシン「後にしろ!今はこの状況を打開するほうが先ではないか?」
キャスター「っ!よくも――よくも――宗一郎様を!!肉片も残らないと思いなさい、暗殺者共!!」
???「ふふふふ、我らは個にして郡。一人や二人仕留めた程度でいい気にならないでもらおう」ヒュン、ヒュン、ヒュン
アサシン「よもや、これ全てがサーヴァントとは――サバーニャの名は伊達ではないということか――」
218:
◆cABJvGmFjs:2012/01/23(月) 00:14:46.01 ID:9Su5yi7no
---円蔵山地下---
???「A――urrrrrrッ!!」ガキン!
セイバー「くっ!貴方は――ランスロット!?何故貴方までここに――」ググググ
士郎「セイバー!!――ガフッ!」ドスッ
???「ふん、人間風情がサーヴァントと剣を交えよう等――」
セイバー「ランサー!あの誇り高き貴方が何故このようなことを!?」
ディル「黙れ!!貴様は俺の誇り、尊厳、願い、全てを踏みにじった!!この俺にも漸くそれを果たす時が来たようだ」チャキッ
ランスロット「A――urrrrrrッ!!」ザッ
ディル「セイバー!!!!」ダッ
セイバー「くっ!二人とも、目を覚まして下さい!!」ガキン、カキン
桜「ふふ、ふふふ、クスクスクス。せーんぱい☆もっと、もーっと弱ってくださいね」
221:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2012/01/23(月) 01:07:24.40 ID:SfogO5rdo
熱い展開でさりげにブロッサム先生ネタが混じってくるのは卑怯だな
222:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州):2012/01/23(月) 09:49:54.60 ID:9gsBakmAO
>アーチャー「ふぅ――成程――サンデイじゃないか」
やめろwwwwww
227:
◆cABJvGmFjs:2012/01/27(金) 19:57:28.26 ID:JOPe7S3ao
---冬木大橋---
ウネウネウネウネウネウネウネウネ
遠坂「!?――ごめんなさい、アーチャー。私もう駄目みたい――」ガクッ
アーチャー「っ!諦めるな!必ず活路はある。この異変に気づいた者達が救援に来る筈だ。それまで持ちこたえろ!」ズドドドドド
遠坂「わがまま言ってばかりでごめんね。短い付き合いだったなぁ――でも、あなたがサーヴァントで私良かった」ドサッ
アーチャー「やめろ!そんな言葉聴きたくはない。さぁ、立て凛。立って私を叱咤してみろ!」
遠坂「ふふっ、あんたの憎まれ口ももう聞けないのね――残念――もう少し一緒に――居たかった――な――」
アーチャー「凛!返事をしろ、凛!!チィッ!」ズドドド
イリヤ「凛?凛!?嘘――アーチャー、凛――息してない――」
アーチャー「――そんな――私は――俺は――また――」ガクッ
ジル「どうです、見ていますか、龍之介!これが絶望の動態、恐怖の胎動!さぁ、より贄を喰らうのです!貪るのです!」
---柳洞寺---
葛木「ガハッ!――すまんなキャスター、私はどうやらお前の望みを叶えることが出来ないようだ」ガクッ
キャスター「いや、いやですわ宗一郎様!私はアナタの妻として、サーヴァントとしてまだ何も恩を返せていないではありませんか」
葛木「ふっ、構わん。これはこれで――良い人生――だっ―」ドサッ
キャスター「宗一郎様!宗一郎様!?いや――いやぁ―いやぁぁぁぁ!!!!」
アサシン「ふん、万事休す――か」ガキンッ!
ハサン「止めだ。せめて最後は苦しまずに殺してやろう」チャキッ
228:
◆cABJvGmFjs:2012/01/27(金) 20:00:09.92 ID:JOPe7S3ao
---深山町某所上空---
イスカンダル「AAAALaLaLaLaLaie!!」ゴゴゴゴゴゴゴ
ライダー「くっ、駄目!避けられな――あぁっ!!」ガキン!ヒューンドサッ
慎二「うぐっ!くそっ、イタタタ――ライダーの奴何落ちて、ひぃ!?何だよこの気持ち悪いタコは――」ズリズリ
イスカンダル「ん?何だ、つまらんのぅ。もうしまいか?ほれほれ、早く飛んで来んか!」ヒヒーン
慎二「嫌だ―嫌だ!死にたくない!何だよこれ、何で僕が死ななきゃならないんだよ!嫌だ――嫌だよぅ」ズリズリ
ウネウネウネウネウネウネウネウネ
慎二「ひぃ!く、来るな!こっちに来るなぁ!ライダ―!早く僕を助けろよ、ライダー!!」
ライダー「っ!?慎二、今―行き―ます――」ハァハァ
イスカンダル「みっともない。最後くらいは華々しく散りたいと思わんのか?」
ピギャー!!キシャー!ドスッ
慎二「――あ?はは、何だよこれ――僕の身体にハハッ、穴が空いてる――ゲホッ、ガハッ!!い――やだ――死―た――ない」ドサッ
ライダー「慎二!?――申し訳ありません、慎二。私にあと少しでも魔力が残っていれば――」
イスカンダル「終わった、か。しかし――実につまらん戦だったのぅ」
---穂群原学園---
ウネウネウネウネウネウネウネウネ
キャス狐「こっちに来ないでください!!」ヒュパッ
ピギャー!!キシャー!
キャス狐「ご主人様!?ご主人様!倒れていないで返事をしてください!!」ユサユサ
白野「――ごめんな、タマモ。俺、お前の足引っ張ってばっかだった――ゲホッ、ゲホッ」
キャス狐「何言ってるんですか!?ご主人様がいたから私は頑張れたんです!ご主人様が居なかったら私――私――」
白野「ありがとう、タマモ。俺はお前のマスターになれて幸せだったよ」ナデリナデリ
キャス狐「私も、私も幸せです!ですから、生きて!この戦いを終えて、一緒にまたデートしましょうよ!――お願い」ポロポロ
白野「ああ、そうだな。また一緒に――デートを――」ガクッ
キャス狐「!?ご主人様?ご主人様!!そんな――私は――また―ごめんなさい――ごめんなさい」
ウネウネウネウネウネウネウネウネ
タマモが自分の横で何か言っている。しかしその言葉はもう耳に入ってこない。
体の感覚が徐々に無くなっていくのがわかる。自分は死ぬのだろうか?このまま何もできず、誰も救うことができずに――。
231:
◆cABJvGmFjs:2012/01/28(土) 03:26:53.50 ID:VYHhJj97o
―――否このままで終わるのは―許されない
恐い―痛みが恐い―感覚の喪失が恐い―そしてタマモの力になれずに只無駄に死ぬのが何より恐い
立たないと―恐いままでいい―痛いままでいい―だってこの手はまだ一度も
自分の力で戦ってすらいないじゃないか――!!!
キラッキラッ
---深山町某所---
キラッキラッ
イスカンダル「む?ほぅ――珍しいことがあるものよのぅ」
ライダー「月が――」
---冬木大橋---
イリヤ「キレイ――」
アーチャー「いったいこれは――」
---柳洞寺---
アサシン「ふっ、不吉なこともあるものだ」
ハサン「月が――煌々と――」
---穂群原学園---
キャス狐「光ってる――まさか」
キュイーン ヒュパッ! チュドーン!!!!
キャス狐「きゃぁ!!」ドサッ
---冬木大橋---
イリヤ「きゃあ!」ズサッ
アーチャー「イリヤ!!」ガシッ
イリヤ「あ、ありがとう。アーチャー」
アーチャー「礼には及ばん。否それよりも月からこの街に一筋の光――あれはレーザー兵器か?」
イリヤ「でも光が落ちた場所って――」
アーチャー「ああ、穂群原学園だ」
イリヤ「それって、あのへんちくりんと狐耳オバサンが居るところじゃない!」
アーチャー「岸波白野――奴め、一体何をした?」
232:
◆cABJvGmFjs:2012/01/28(土) 03:27:21.29 ID:VYHhJj97o
---穂群原学園---
月から放たれた一筋の光が俺とタマモを包み込んだかと思うと、
突然、膨大な情報が頭の回路を焼き付くさんばかりの勢いで流れ込んで来た。
―ムーンセル、聖杯戦争の原点、争いを―くす、ゼ―レ――、―行―界、神霊の現界、七天の聖杯―
その膨大な情報の中で自分とタマモの意識は一体になっていたらしく、お互いの考えていることが手に取るように理解できた。
その時自分とタマモは本当の意味で一つになった――ような気がした。
そしてそれを理解すると同時に自分とタマモがこの世界に招かれた真意を知る。それは――
キャス狐「ご主人様?ご主人様!!」
白野「全て―思い出した――いや理解したよ」ムクッ
キャス狐「ご主人様!良かった――本当に良かったです――」エグッグスッ
白野「ごめん。心配かけたな、でももう大丈夫だ。そうだろ?」
キャス狐「はい!やりましょう、ご主人様!」
白野「」コクッ
白野「ムーンセルの権限を持ってその力を開放する。キャスター、『玉藻御前』を暫定的に英霊の座から神霊の座へと」
「その位階を戻すことをここに命ずる」
233:
◆cABJvGmFjs:2012/01/28(土) 03:28:57.07 ID:VYHhJj97o
それは――自分が月の聖杯に願った物が原因だった。
自分がした願い事を、元々拡大解釈するきらいがあったムーンセルは争いの根絶
ひいてはそれの原因となっている聖杯戦争の根絶と解釈したらしく、その量子コンピュータを使いその方法を検索し始めた。
その結果ムーンセルが導き出した答えは『月の聖杯戦争の勝者を送り地上の聖杯を消滅させる』であった。
ムーンセルにとっては過去どころか平行世界の移動すらも不可能ではないらしい。
まぁそこにはとある魔法使いが関係しているとかなんとか。
斯くしてその願いを叶えるために自分はムーンセルと契約しムーンセルの一部として働くこととなったのだった。
その後自分とタマモはこの地へ送られたのだが、その時に事故があり自分たちは送られた前後の記憶を完全に失念してしまっていた。
所謂データの欠損である。
当初ムーンセルはそれを問題視していなかったそうなのだがムーンセルの一部である自分の瀕死とを知って
急遽月の聖杯はバックアップデータを僕とタマモに送り付けデータの修復に乗りでた。どうやら事の顛末はそういう事らしい。
そして――ムーンセルの一部として力を使うことを許された自分は、
酷く限定的ではあるがタマモを本来の位階にして現界させることも可能になったわけである。
自分がタマモにそう命じると、再び月から一筋の光が今度はタマモを飲み込んだ。
キャス狐「き、キターーー!!ご主人様からの愛を耳に!尻尾に!ビンビン感じますよーー!!」ポン!ポポポポポポポン!
キャス狐「ああ、これがご主人様の愛なのですね――大きい大きすぎて本来の力を取り戻した気分です!」
「魔力も十分、尻尾も9本生えました!もう怖いものなんて何もありませんよご主人様!」フッサフッサ
白野「ああ、行こう。反撃の時間だ!」
234:
◆cABJvGmFjs:2012/01/28(土) 03:30:41.53 ID:VYHhJj97o
すいません、今日はここまでです。
本当は今日中に終わらせる予定だったのですが、あれよあれよと伸びてまだまだ続きそうです。
また投下が不定期になるかもしれませんがもう暫くお付き合い下さい。
235:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/01/28(土) 08:21:00.06 ID:+APKkf2IO
たしか神霊の座ならサーヴァント1000人一捻りなんだよな…
236:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/01/28(土) 09:15:36.95 ID:bpdODR9To
>>235
ほぼ全てのサーヴァントは指先一つでダウンだな
天敵はギル様くらいか?
天の鎖とか完全にアウトだろうし
237:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/01/28(土) 09:49:47.61 ID:9EHllZ2Fo
>>236
どう考えたって使われるまえにやれる
243:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2012/01/30(月) 15:40:43.21 ID:QPkgQNj40
尻尾九本はマジに地球上最強クラスの神霊
250:
◆cABJvGmFjs:2012/01/31(火) 00:39:53.03 ID:skxUlWN/o
キャス狐「それじゃあ行きますよ。しっかりつかまって下さいね。あ、イヤン、そんな所触るなんてご主人様ったら大胆☆」フワッ
白野「うわっ、浮いた!?」
キャス狐「そりゃあ今の私神様ですから、浮きますよ。ご主人様、知りませんか?神様って浮くもんなんですよ!」
キャス狐「本当は中国のアホ猿とかが乗ってる雲とか出せるっちゃあ出せるんですよ?」
「でもぉ、タマモ的にはぁ、もっとご主人様と触れ合いたいって言うか、このまま天空プレイしたいって言うか。えへっ☆」
ウネウネウネウネウネウネウネウネ
キャス狐「むー。それにしても下のタコ共邪魔ですねぇ。景観を損ないます。こんなの全然ロマンチックじゃないです!」
「取り敢えずたこ焼きにでもしちゃいましょうか」ヒュパッ ゴウッ!!!
白野「すごい――校庭を埋め尽くしてた海魔が一瞬で蒸発した――」
キャス狐「えへん!どうですか、ご主人様?これが本来の私です!でもこんなの序の口ですから安心してくださいね?」
白野「ああ、これなら皆を助けられる。ありがとうタマモ」
キャス狐「えへっ、もっと褒めてください。ていうかナデナデしてください!」
白野「――タマモ、宝具の開放は出来る?」
キャス狐「いやーん、無視された。でもそこがご主人様のいい所って言うか」ゴニョゴニョ
251:
◆cABJvGmFjs:2012/01/31(火) 00:41:21.85 ID:skxUlWN/o
白野「おーい、タマモさーん?」
キャス狐「はい?あ、いえ、聞こえてますよご主人様!宝具ですね?いつでも準備OKです!」アセアセ
白野「頼む。衛宮や遠坂、それにメディアさん達も苦戦してると思うから、少しでも助けになればいいけど」
キャス狐「ふふん、ご主人様、ご主人様?今の私のステータス。見てもらえますか?」
白野「?うん、わかった。えっと、これを、こうして―――え?――嘘だろ」
キャス狐「見てくれました?それが今の私の宝具が持つ力です!」ドヤァ
「これを使えば少しの手助けなんてもんじゃありません!一晩ぶっ通しで何回戦だろうと戦える身体になっちゃいます!」
キャス狐「まぁ、ぶっちゃければこの程度今の私とご主人様でどうにでも出来るんですけどね」
「でもそれは御天道様が許しても空気が許してくれないっていうか展開的にどうよ――みたいな?」
白野「また、訳の分からないことを――。とにかく!まずは宝具の開放だ。わかった?」
キャス狐「はーい。さて――と、ちょーっと待ってくださいね。――ふん、ふんふん。成程成程。あちゃー、そいつぁ駄目だ」
白野「タマモ?」
キャス狐「うん、大体の状況判断は終わりました。誰が死んでいて誰が生きているのかも。です。準備はいいですか、ご主人様?」
白野「ああ、頼む」コクッ
キャス狐「」スーッ、ハーッ
キャス狐「出雲に神在り。審美確かに、魂に息吹きを。山河水天に天照す。是、自在にして禊の証。」
「名を玉藻の鎮石。神宝宇迦之鏡也!」キュインキュインキュインパーッ
252:
◆cABJvGmFjs:2012/01/31(火) 00:43:53.73 ID:skxUlWN/o
---冬木大橋---
キュインキュインキュイン
イリヤ「アーチャー!!」
アーチャー「何だこれは――護符に鳥居?」
イリヤ「わー、まるで大きな神社の中に居るみたい!」
遠坂「ん、んん、アーチャー。。。」ピクン
アーチャー「凛!?」
遠坂「ここは――」
イリヤ「凛が生き返った!!」
アーチャー「莫迦な――凛は確かに一度死んだはず。死者が蘇るだと?それにこの力は――」
遠坂「暖かい――ここは――天国?」
アーチャー「ふっ、残念ながら地獄だよ、凛」
253:
◆cABJvGmFjs:2012/01/31(火) 00:44:51.93 ID:skxUlWN/o
---柳洞寺---
キャスター「宗一郎様!?宗一郎様!!ああ、良かった、本当に良かった」ポロポロ
葛木「メディア――私は死んだはずでは?」ムクッ
小次郎「突然現れたこの符と鳥居の力――か?何とも面妖なことがあるものだ。なぁ女狐よ」
キャスター「ええ。たぶん、タマモちゃん達の力だわ。それに――」
小次郎「うむ。この符、死者を蘇らすだけでは無いらしい。ふっ、恐ろしい力よな」
ハサン「ほぅ、何故蘇ったかは知らぬが、それならそれでまた殺すまで」チャキッ
キャスター「馬鹿にしないで頂戴。宗一郎様が生きているなら、私は容赦しないわよ」ゴゴゴゴゴゴゴ
254:
◆cABJvGmFjs:2012/01/31(火) 00:46:06.60 ID:skxUlWN/o
---深山町某所上空---
イスカンダル「何と!?あの小僧死んでなかったのか」
慎二「生きてる?僕生きてる?いやったー!!やったよ、ライダー!!僕死んでない!生きてる、生きてるよー!!!」ピョンピョン
ライダー「」チッ
慎二「ライダー?」
ライダー「良かったですね、慎二。これもこの護符のおかげでしょうか?」
慎二「マジで!?何これ、この護符すごい!ていうか鳥居まである!?神社すごい!僕これから初詣とかちゃんと行くよ!!」
イスカンダル「がははははは!面白い!戦とはこうでなくてはな!さぁ、もっと余を楽しませてみせよ!」
慎二「ライダー。お前、ステータスが――」
ライダー「ええ、どうやらこの護符のもう一つの効果みたいですね。内側から力が湧いてきます!」
「今度はこちらの番ですよ、慎二。先程までと同じとは思わないことですよ、征服王!!」ヒヒーン
イスカンダル「ふむ、よかろう!余の征服、しかとその目に刻むが良い!!ここに顕現せよ、我が盟友達よ!」
ヒュパッ シュゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
255:
◆cABJvGmFjs:2012/01/31(火) 00:46:49.21 ID:skxUlWN/o
慎二「ひぃ!」
ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザ
ライダー「これはまさか――固有結界!?心象風景の具現化だというのですか!」
イスカンダル「そうよ。彼らとの絆こそ我が至宝!我が王道!イスカンダルたる余が誇る最強宝具-『王の軍勢』なり!!」
<ウォォォォォォォォォォォ
イスカンダル「王とは、誰よりも鮮烈に生き、諸人を魅せる姿を指す言葉!」
<シカリ!シカリ!シカリ
イスカンダル「全ての勇者の羨望を束ね、その道標として立つ者こそが王!」
「故に、王とは孤高に非ず、その偉志は全ての臣民の志の総算たるが故に!」
<シカリ!シカリ!シカリ
慎二「あわわわわわ」
ライダー「乗ってください、慎二!早く!!」ヒョイッ
イスカンダル「蹂躙せよぉ!!」
<ウォォォォォォォォォォォ
256:
◆cABJvGmFjs:2012/01/31(火) 00:48:17.23 ID:skxUlWN/o
---穂群原学園---
キャス狐「――なんちゃって☆」テヘペロ
白野「あ、最後のそれもやっぱり言うんだ」
キャス狐「だってぇ、重苦しい空気苦手なんですもん」
キャス狐「さて、私の宝具、漸く冬木全体に行き渡りましたよ、ご主人様!」
白野「ああ、ありがとう。さて――」
キャス狐「次はどうします?一気に本丸攻めちゃいますか?」
白野「いや、その前に増援を喚ぼうと思う」
キャス狐「増援?――ああ、成程!」ミコーン
キャス狐「ご主人様、容赦ないですね」ニヤリ
白野「やられた分は、やり返さないと」ニヤリ
白野「月の聖杯、ムーンセル・オートマトンの名に於いて命ずる。汝等其の身を我に捧げ、我と契約し、この場に集え!そして顕現せよ!」
キュイーン ヒュパッ! チュドーン!!!
257:
◆cABJvGmFjs:2012/01/31(火) 00:49:33.54 ID:skxUlWN/o
???「はっ!報酬はたんまり頂けるんだろうねぇ?坊や」
???「へぇ、小僧にしちゃあ、面白いことやるじゃねぇか」
???「ふふっ、またお兄ちゃんと遊べるの?」
???「―■■■■■!!―」
???「へぇ、地上とは懐かしいねぇ。まっ、暴れられるなら何だっていいぜ!」
???「くはははははははは!!!!滾る滾る!!中々面白い場所に呼んでくれおったわ!」
???「この気配――いる。我が主が!!」
白野「えっと、俺とタマモは聖杯を破壊しに行きます!皆さんは適当にお願いします!!」
キャス狐「ご主人様って結構面倒臭がり屋ですよね――」
???「私ゃ、そのほうが好きだよ!さぁて、派手にぶちかましてやるかねぇ!」
???「今行きます、主よ!」
白野「行こう、タマモ。衛宮と桜の所へ!」
キャス狐「はい!」フワフワフワ
258:
◆cABJvGmFjs:2012/01/31(火) 00:51:30.21 ID:skxUlWN/o
補足
宝具
『真・水天日光天照八野鎮石(しん・すいてんにっこうあまてらすやのしずいし)』
ランク:EX
種別:対界宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:1000人
使用者:神霊・玉藻御前
自信を中心として周囲に無数の鳥居へと形を変えた天照大神の神体を展開。内部を一種の結界として形成する。
結界内にいる人間、又はサーヴァントの魂と生命力を活性化させる。しかしこれは使用者が認めた者に限る。
使用者の認めた人間、サーヴァントは宝具展開から3ターンの間、スキルに不死、魔力の無限供給を付与する。
更にサーヴァントの場合これに全能力値の1ランクアップが追加される。
259:
◆cABJvGmFjs:2012/01/31(火) 00:57:53.52 ID:skxUlWN/o
本日分は以上となります。何とかやりたかったことの半分以上が消化できました。
いやー、嬉しいな。
余裕があればキャス狐の保有スキルとか書いていきたいですけど、チート過ぎワロエナイになるのかなーと。
あと補足というか説明不足だったのですが、白野とキャス狐は浮いている間ずっと抱き合った状態と脳内補完してください
それではまた
260:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/01/31(火) 01:01:17.59 ID:4wmFv2MIO
暑い展開過ぎわろえない
ガウェイン アーサー ランス まさかの円卓が揃うのか…
262:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/01/31(火) 08:38:46.85 ID:5dxBWuaFo
1000人援護とかすげえ
263:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/01/31(火) 09:42:19.96 ID:b5exhFGIO
この展開は熱い
273:
◆cABJvGmFjs:2012/02/04(土) 02:23:01.26 ID:LjBxT6Hfo
---王の軍勢内部---
<ウォォォォォォォォォォォ
慎二「な、なな、何だよこれ、全部サーヴァントだなんて反則じゃないか!」
ライダー「黙っていてください慎二!舌を噛みますよ!」
イスカンダル「何だ、先の威勢は口だけか?只飛んでいるだけでは余は倒せんぞ!」
慎二「そ、そうだよライダー!あんな奴らお前の宝具でさっさとやっちゃえよ!」
ライダー「わかりました。では慎二、少しの間彼らの足止めを頼みます」
慎二「なっ、できるわけないだろそんなこと!僕は人間なんだぞ!」
ライダー「大丈夫です、ちょっと数千回死ぬだけですから」
慎二「それちょっとってレベルじゃないよね!?僕肉片も残らないよね!」
イスカンダル「ふっ、仲が良いのぉ」
慎二「はぁ?どう見たら仲が良く見えるんだよ!?お前ちょっと眼科行ってこいよ!」
ライダー「とにかく少しでも彼らの攻撃を凌げればいいのですが――」
274:
◆cABJvGmFjs:2012/02/04(土) 02:24:05.27 ID:LjBxT6Hfo
???「はっ!ならその役目、アタシがやってやろうじゃない!」ズズズズズズ
慎二「何!?いきなり船が!」
ライダー「しまった、新手ですか!?」
???「砲撃用ォ意!藻屑と消えな!!」チュドンチュドンチュドン
イスカンダル「ぬ!ぬぉぉぉぉぉ!!!!」
???「へぇ、アタシの砲撃を耐えるなんて中々やるじゃないか」
慎二「ライダー、あいつ誰だよ!お前の知り合い?」
ライダー「いえ、ですがどうやら我々と敵対する気はないようです」
???「おい、そこの馬乗り!ちょっと甲鈑まで降りて来な!」クイクイ
ライダー「私たちのことを言ってるようですね。どうしますか慎二」
慎二「どうするもこうするも、降りるしかないだろ。これ以上敵作るなんてゴメンだね!」
ヒュルルルルル、スタッ
???「お!来たな。やーっぱり慎二じゃないか!どうだ、少しはいい男になったか、ん?」ウリウリ
慎二「うわ、何だよ酒臭!!や、やめろ頭撫でるなよ!!」
???「相変わらずだねぇ。んで、あんたが慎二のサーヴァントかい?」
ライダー「はい。この度はライダーのクラスで現界しています」
???「へぇ、アタシと同じクラスじゃないか。この世界でもライダーたぁ、慎二、アンタよっぽどライダーに縁があるみたいだね」
慎二「はぁ、お前何言ってるの?僕はお前みたいな酒臭い女に知り合いなんていないね!」
???「はっ!言ってくれるじゃない。何処行っても慎二は慎二だねぇ。その悪態、久しぶりすぎて涙が出てくるよ!」ウリウリ
慎二「うわっ!だから頭撫でるなって!やーめーろーよ!!」
275:
◆cABJvGmFjs:2012/02/04(土) 02:24:59.14 ID:LjBxT6Hfo
イスカンダル「よっこらせっと。楽しそうだのぅ、余も交ぜてくれぬか?」ヒョイッ
慎二「ひぃ!!乗り込んできた!」
イスカンダル「お主、どうやって余の戦場に入ってきた?ここは固有結界。誰にも邪魔できぬ空間と自負していたんだがのぅ」
???「結界だぁ?いいかい、でか物!その耳の穴かっぽじって良ぉく聞きな!」デン
???「アタシの名前は星の開拓者テメロッソ・エル・ドラゴ!アタシに不可能な航海なんてないんだよ!!」デデン
慎二「エル・ドラゴってあの海賊のフランシス・ドレイク――あれって女だったのかよ!」
エル・ドラゴ「細かいことは気にすんなよ、慎二ィ。禿げるぞ?」
慎二「う、うう、うるさい!僕は禿げないよ!」
イスカンダル「はっ!がははははははは!面白い女だのぉ。同じライダー同士一杯やってみたくなったわい!」
エル・ドラゴ「何なら今からやるかい?酒なら持ってきてるからねぇ」
慎二「何であるんだよ!!」
イスカンダル「そうさのぅ、余がお主らを征服したらゆっくりとさせてもらうわぃ」
エル・ドラゴ「はん!アタシを征服するって?面白いじゃない、ちゃんと満足させられんだろうね?」
イスカンダル「ふははははは、安心せい!今まで余に抱かれて満足しなかった女などいないわ!」
エル・ドラゴ「へぇ、そいつぁ楽しみだ。慎二!派手にやるよ、報酬はたっぷり用意しときな!」チャキッ
慎二「はぁ!僕?巫山戯るなよ、この守銭奴!!ってうわわわ、僕を投げるなよ海賊女!」ヒョイッ
ライダー「」キャッチ
276:
◆cABJvGmFjs:2012/02/04(土) 02:25:36.82 ID:LjBxT6Hfo
エル・ドラゴ「そこの女ぁ!アタシは白野って坊やからあんた達の援護をするよう頼まれてるんだ。共闘といこうじゃないの」
慎二「白野が――?あいつ一体何者なんだよ」
ライダー「わかりました、コチラとしても味方は多いほうが助かります」
エル・ドラゴ「さぁて、派手にぶちかますとするかねぇ!」
イスカンダル「ふぅむ、ここではちと不利か。ならば!神威の車輪!!」ブモー
イスカンダル「さて、征服の続きといざ征かん!!」フワッ
慎二「うわぁ!あいつまた牛に乗って飛びやがった!!」
ライダー「エル・ドラゴ、あなたには下に居るサーヴァント達をお願いします。私はイスカンダルを」ヒヒーン
エル・ドラゴ「へぇ、やられっぱなしは趣味じゃないってかい?」
ライダー「ええ、そんな所です。舐められたままというのも釈ですから」
エル・ドラゴ「はっ!そんな格好してる割には言うじゃない。気に入った!下の連中は私に任せな!」
ライダー「行きますよ、慎二」フワッ
慎二「こ、今度は大丈夫なんだろうな!?」
ライダー「任せて下さい。先のような遅れはとりません。彼女の言葉を借りるなら、一切合切破産させてやります」ヒュパッ
エル・ドラゴ「かかってきな、野郎ども!アタシの歓迎は手荒だよ!!」
<ウォォォォォォォォォォォ ドドドドドドドドドド
277:
◆cABJvGmFjs:2012/02/04(土) 02:28:03.09 ID:LjBxT6Hfo
本日分は以上となります。まさかの慎二パート・・・
ちなみにキャス狐のステですが後々ストーリー進行中に挟み込んで行こうかなと考えております。
それではまた。
280:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/04(土) 04:53:43.55 ID:IgYn83tSO
乙
ドレイク姐マジ男前
281:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/02/04(土) 11:16:27.41 ID:h40apcMfo
固有結界に殴り込みとか星の開拓者すごすぎワロタ
288:
◆cABJvGmFjs:2012/02/11(土) 01:45:58.70 ID:TlKARKoIo
---冬木市上空---
キャス狐「ところでご主人様」フワフワ
白野「ん?」
キャス狐「他のサーヴァントはいいとして、キャスターはどうしてあの娘が現界したんですか?」
白野「うーん、やっぱり気になる?」
キャス狐「そりゃ、まぁ。だってあの娘の真名ってナーサリーライム。マスターの心を映し形作る擬似サーヴァント」
「召喚する人によって姿が変わる珍しいタイプの英霊じゃないですか」
白野「うん、そうだな」
キャス狐「それなのに今のあの娘の姿はタマモ達が月で見た姿と瓜二つ。これっておかしくないですか?」
「はっ!まさかご主人様はロリコry」
白野「断固として否定する!!」ドンッ
キャス狐「キャッ!ちょっとご主人様こんなところで――あっ、いやーん?」
白野「あ、ああ、すまない」
289:
◆cABJvGmFjs:2012/02/11(土) 01:46:36.12 ID:TlKARKoIo
キャス狐「とまぁ、冗談は置いておいて。どうしてなんです?」
白野「うーん、なんて言えばいいんだろう。ナーサリーライムってマスターの夢によって姿を変える謂わばスライムみたいなサーヴァントだろ?」
キャス狐「喩えのセンスは放っておくとして、まぁそうですねぇ。前回のマスターは、物語の主人公になりたいって夢があったから同じ姿になったわけですしね」
白野「そうそう。ただ、俺はムーンセルが作り出した意志を持ったNPCに過ぎないわけだろ。
「この聖杯戦争を止めなきゃ。っていう使命はあるけど明確な夢なんて無いんだよ」
キャス狐「ミコーン!?ご主人様!タマモとの甘ーい新婚生活は夢じゃなかったと申すのですか!?」ヨヨヨヨヨ
白野「だから一体どんな姿のサーヴァントになるのか不安だった。そんな時、不意にあの娘達の姿が頭を過ぎったんだ」スルー
「それでさ、ついもっとあの娘達と遊んで上げれば良かったなって、その時思っちゃったんだよ」
「言い方を変えるなら。あの娘達の楽しそうに遊ぶ姿を夢見たんだ」
キャス狐「そしたら、ナーサリーライムは再びあの娘の姿になった――と?」
白野「うん、恐らくそうだと思う」
290:
◆cABJvGmFjs:2012/02/11(土) 01:48:02.22 ID:TlKARKoIo
キャス狐「んー。ちょーっと待ってください。ご主人様先程、あの娘『達』って言いましたよね?」
白野「」コクリ
キャス狐「ということは――まさか――」
白野「そう、ナーサリーライムは『ありす』と『アリス』。一対のサーヴァントとして顕現したんだ」
キャス狐「な、なんだってー!ってそれアリなんですか?二人組のサーヴァントって結構チートな気もするんですけど」
白野「まぁ、元々一つだったものが二つに分離しているんだから、個々のステータスは相応に低くなってるようだけどさ」
キャス狐「ふーん、そうですか。召喚されたのは『アリス』ではなく『ありすとアリス』。『アリス』であって『アリス』に在らず」
「召喚者によって姿を変えるナーサリーライムにそんな抜け道があったんですねぇ」
白野「と言っても、ナーサリーライムの特性を最大規模まで拡大解釈してるみたいなものだから、恐らく二度目は無いと思う」
キャス狐「でもでもぉ、そんな裏技までしちゃうご主人様流石です!」ギュゥ
白野「うわっ、やめて!そんなに強く抱きしめないでぇ!」
キャス狐「さぁ、柳洞寺はすぐそこです!急ぎますよ、ご主人さ―っやん!そんなところ触るなんてご主人様のらせんえろちかー☆」フヨフヨフヨ
291:
◆cABJvGmFjs:2012/02/11(土) 01:48:30.55 ID:TlKARKoIo
---冬木市某所---
ウネウネウネ ピシャー キシャー
???「ねぇ、アリス。この変な色のタコさんたち食べられるのかな?」
アリス「わからないわ、ありす。でも食べたらお腹痛くしそうな色をしてるの」
ありす「お腹痛くなるのはイヤ!」
アリス「じゃあ、お友達を呼んで助けてもらいましょう」パン
ありす「そうね、アリス。お友達を呼びましょう」パン
ズズズズズズズズ
お友達「――」キョロキョロ
アリス「さぁ。楽しいお茶会の始まりよ」
ありす「言うこと聞かない悪い子は首をちょんぎっちゃうって女王様がいってたの」
アリス「でも心配しないで、ママに貰った針と糸で元通りにしてあげるから!」
お友達「―■■■■―」フォン、グシャッ!
ピギャー!ブチブチブチィ! キュー ウロブチィ!
292:
◆cABJvGmFjs:2012/02/11(土) 01:49:10.28 ID:TlKARKoIo
ありす「ふふふ。これで悪い子はいなくなったわ。次はどこに行こうかしら、アリス」
アリス「そうね、あのお寺なんて楽しそうじゃないかしら」クスクス
ありす「じゃあ決まり!みんなでお寺に行きましょう。きっと賑やかで楽しいお茶会が開けるわ」
アリス「ええ。あのおやまでウサギを追いかけたり、悪い子をブタにしたりするの」クスクス
ありす「じゃあ、あのおやままで鬼ごっこ。捕まった鬼さん達はみーんな首をちょんぎってしまいましょう!」タッタッタ
お友達「―■■■■―」コクコク
293:
◆cABJvGmFjs:2012/02/11(土) 01:52:37.53 ID:TlKARKoIo
---冬木大橋---
ウネウネウネウネウネウネウネウネ
遠坂「あー、もううざい!ちっとも減らないじゃない!ちょっと、アーチャー!アナタサボってるんじゃないでしょうね!?」
アーチャー「ふぅ、生き返ってそうそう八つ当たりとは。元気の良いマスターで私も嬉しいよ」シュバババババ
イリヤ「でも全然減ってないじゃない!アーチャー、もっとしっかりしなさいよね!」
アーチャー「ふっ、四面楚歌とはまさにこのことか。やれやれ、これでも真面目にやっているつもりなのだがね」
「しかしこの状況は些かまずいか。本体を攻撃しようにも、海魔が邪魔をする。いかに無限の魔力を戴こうとも数で圧倒されると――な」
???「へぇ、この世界のアーチャーってのは所詮この程度かよ」
アーチャー「!?誰だ!」
チュドーン!
遠坂「嘘――周辺に居た海魔の殆どが爆散した」
???「まっ、この俺のトラップ技術を使えばざっとこんなもんよ。騎士道も楽しかったけど、こっちの方が性に合ってら」シュタッ
遠坂「ちょ、ちょっとアーチャー、橋の上に緑色の人がいるわよ!?」
アーチャー「成程、これは破壊工作か。そして腕に携えた弓。となれば貴様もアーチャークラスのようだな」
緑茶「はっ、ご明答。ナルシストそうな面構えの割には意外と鋭いねぇ」
遠坂「は?――はぁ!?なんで、アーチャーがもう一人いるのよ、おかしいじゃない!」
アーチャー「落ち着け凛。先程全身金色のアーチャーを見たばかりではないか。それに大方これも岸波白野の仕業だろう」
緑茶「その通り。あの小坊主に言われて仕方なくアンタ等の手助けに来てやったってわけ。感謝して欲しいわけよ」
アーチャー「ふっ、性格は気に入らんが、戦力が増えるのは助かる。精々襤褸雑巾になるまで使ってやろう」
緑茶「はっ!礼儀を知らねぇ、赤色だ。これが終わったらまっ先にアンタを狩ってやるよ!」チャキッ
アーチャー「随分と余裕だな?だが、それもいつまで持つか。実に見ものだ」ヒュパッ
遠坂「ちょ、ちょっと!アナタ味方なんでしょ!?喧嘩は止めなさいよね!」
ジル「その通ォりですよ。ですが其の御陰で私は新たな贄を用意できるのですから、感謝しなくてはなりませんね」
ウネウネウネウネウネウネウネウネ
294:
◆cABJvGmFjs:2012/02/11(土) 01:54:33.94 ID:TlKARKoIo
イリヤ「え?――きゃっ!」
遠坂「イリヤ!」
アーチャー「しまった!イリヤが海魔に飲み込まれた!くっ、私としたことが――緑色!」
緑茶「ちぃ!無理だ、この位置からじゃ矢が届かねぇ!アンタはどうなんだよ!?」
アーチャー「やっている!だが海魔の壁が厚すぎる」ヒュパパパパパパ
ジル「ふは、ははははは!さぁ、ジャンヌよぉ、お受取りください!これがアナタへ捧げる絶望でございます!」
ウネウネウネウネウネウネウネウネ
イリヤ「いやだ――助けて――凛、切嗣、アーチャー、士郎――」
アーチャー「イリヤ!」
イリヤ「助けて、バーサーカー!!!」
295:
◆cABJvGmFjs:2012/02/11(土) 01:55:31.02 ID:TlKARKoIo
???「―■■■■■■■■―」ヒュパッ!チュドーン!
ジル「!?」
遠坂「嘘、イリヤを飲み込んでいた海魔の群れが爆発した!?」
緑茶「げ、あいつもここに来たのか。まぁ、あいつのおかげで助かったけどよぉ」
アーチャー「あの矛を携えた偉丈夫、奴も貴様の知り合いか、アーチャー」
緑茶「まぁ、ね」
???「―■■■■―」ダキッ
イリヤ「ふえっ、アナタ私を助けてくれるの?」
???「―■■■■―」コクリ
イリヤ「ありがとう!」ダキッ
???「―■■■■―」ニヤリ
イリヤ「へー、そう。アナタもバーサーカーのクラスなのね!?」
呂布「―■■■■―」コクリ
ジル「ぐぬぬぬ、己!己!この匹夫めがぁ!!!塵すら残さず消えると思えェェェェ!!」
イリヤ「へーん、そんなの無理よ。だって私にはバーサーカーがいるんだもん。やっちゃえバーサーカー!」
呂布「―■■■■■■■■―」
アーチャー「ふっ、三対一。形成逆転、反撃と行かせてもらおうか」ヒューン、シュパッ
遠坂「ちょっと、私を忘れないでちょうだい!」
緑茶「さぁて、久々に顔のない王の戦い方、シャーウッドの殺戮技巧、存分に堪能してもらいますか!」チャキッ
296:
◆cABJvGmFjs:2012/02/11(土) 02:01:58.92 ID:TlKARKoIo
投下が遅れてしまって申し訳ありません。本日分は以上となります。
本来の予定ではアリス達を出すことはなかったのですが
仲間外れは悲しいもんなってことで急遽出したらプロットを変えの、アリスが姿を変えずに召喚された理由を考えので色々悩まされました
若干無理のある設定の気もしますがご容赦ください。
ああ、早くCCCの続報がみたいな。
それではまた
297:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県):2012/02/11(土) 03:24:54.35 ID:5rmLsqcqo
乙
ウロフ"チィワロタ
298:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/11(土) 03:36:37.72 ID:HtlV7exP0
呂布さんロリコンだったのか
300:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/11(土) 08:03:26.90 ID:YANR8nyIO
巨体バーサーカーのロリコンのはまり役さは異常
次→
キャス狐「冬木の聖杯ですってよ、御主人様!」【後編】
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