1:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 20:03:08
ID:1BeHT8y2
マウス「ご主人様。電池がそろそろ切れそうです。」
男「あぁ、すまん。すぐ換えるよ。単三だったな、えーっとエネループっと・・・・」
男「えぇっとどうやってあけるんだったっけ・・・」カチャカチャ
マウス「ひぅっ!ちょ、ちょっとご主人様!もうちょっと丁寧にお願いします!」
男「悪い悪い、でどうやるんだっけ?」
マウス「下の方に爪を入れて、ゆっくり上に押し上げてもらえれば・・・・///」
カチャカチャッ・・・カチャッ
男「開いた開いた。いやぁ助かったよ。えぇっと電池を外さなきゃな」じろじろ
マウス「あ、あんまり見ないでもらえませんか・・・・・///」
マウス「は、恥かしいので・・・・///」
男「ん~、じゃあ有線のに乗り換えようかなぁ~?」右手がとまらない僕と、新人ナースDVDPG
2:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 20:07:53
ID:1BeHT8y2
マウス「そ、それは嫌です!私だけを使ってください!浮気なんて絶対許しませんからね!」
男「冗談冗談、じゃあ電池かえるから、電源切るぞ。」
マウス「はい、どうぞ・・・・・」プツッ
カチカチ・・・カチャッ・・・・・プツン
男「終わったぞ。おい、起きろ。」
マウス「あぁ、あれ・・・そういえば電池の交換でしたね。記憶がちょっと途切れるんですよ。えへへ」
男「機械だからな、仕方無い。さて、じゃあネットするぞ。」
マウス「はい!任せてください!!」
男「・・・・・・」かちっかちっ・・・
マウス「男さんの手って大きいですよねぇ。私を包み込んでくれてるみたいです・・・。」
3:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 20:13:09
ID:1BeHT8y2
男「そうか?ん、スクロールしなきゃな・・・」ぐりぐりぐりぐり
マウス「ひゃ、ひゃうぅうううぅぅうっ!!」赤外線ランプチカチカ
男「だ、大丈夫か?」
マウス「は、はい・・・・ちょ、ちょっと激しかった・・・・もので・・・・・・///」
男「悪いな、もう少し優しくするよ。」
マウス「お、男さん・・・・・・・///」
男「・・・・・」かちかち・・・・かちかち・・・・・
男「あっ、そういえばM-1のDVD借りてきたんだよ、一緒に見ようぜ。」
マウス「い、いいんですか?!私、マウスしないといけないのに・・・・」
男「・・・・? 動画なんだから勝手に動いてくれるだろ?マウスは一時休憩だ。」
マウス「男さん、ありがとうございます・・・・えへへへ」
4:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 20:19:08
ID:1BeHT8y2
男「ふぁわ~・・・・眠くなってきたな。」
マウス「そろそろ寝ます?今・・・午前0時過ぎたところですね。」
男「そうだな、そろそろ寝るとするか。」
マウス「はい♪では暖かくして寝てくださいね。」
男「・・・・お前は寒くないのか?」
マウス「え?温度なんか感じませんけど?マウスですし」
男「そうか。でも、こうすると?」ぐりぐりぐりぐりぐりぐり
マウス「ひぐぅぅうううううう!はっはっぅぅううううううう!!」チカチカチカチカ
男「感覚はあるんだな。」
マウス「男さんのバカぁ・・・・はぁはぁ・・・・電気消して寝てください!もう知りませんからね!!」ぷいっ
男「ごめんごめん、じゃあ寝るよ。お休み・・・・。」かちゃっ
マウス「はい。お休みなさい・・・・・」スリープモードへ自動移行
8:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 20:37:10
ID:1BeHT8y2
マウス「朝ですよー、男さん起きてくださいー」
男「ん、ん~むにゃむにゃ」
マウス「あ・さ・で・す・よぉぉおおおお!!」
男「んがー・・・・起きた。」
マウス「おはようございます♪」
男「おはよう・・・・・眠い」
マウス「そろそろ会社に行く仕度をしてください。」
男「うむ、ではシャワーを浴びてくるとするか。」ぬぎぬぎ
マウス「・・・・・・・」ジー
男「・・・あっちむいててくれ。」
マウス「見てませんよぉ~私男さんの乳首がピンクとか、見てませんよぉ~♪」
男「見てんじゃん。」
9:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 20:40:43
ID:1BeHT8y2
男「よし、仕度完了だ。んじゃ行ってくるわ。」
マウス「はい、いってらっしゃ~い♪」スリープモードへ移行
午後8時
ガチャッ
男「ただいまぁ」
マウス「お帰りなさい、あ・な・た♪ 」
マウス「ネットにします?それともPC設定変更?それとも・・・・わ・た・し?」
男「いや、全部お前じゃん。」
マウス「・・・野暮な突っ込みはなしです!嫌いになりますよ!」
男「・・・・・・とりあえず飯にするわ。」
10:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 20:43:14
ID:1BeHT8y2
ガツガツ・・・ムシャムシャ・・・ゴクゴク・・・
男「ふぅ・・・・」
マウス「またコンビニ弁当ですか。太りますよ?」
男「いいんだよ。俺は太らない体質なの。」
マウス「まぁそれは毎朝見てますから分かってま・・・・あっ」
男「やっぱ見てたのか。」
マウス「ごめんなさい・・・・・///」チカチカチカ
マウス「そ、それで・・・・今からなにをするんですか?」
男「今日はゲームだ。FPSゲーム。」
マウス「え、えっと・・・・あれ、苦手なんですけど・・・・・・。」
男「俺は好きだからな。それにヘッドホンしてるし、しーらない。」
11:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 20:46:42
ID:1BeHT8y2
ぐりぐりぐりぐり・・・・・かちかちかちかちかち・・・・
ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐり・・・・・・・・
マウス「ひぐうううううううう!!ら、らめぇぇえええええ!!」
マウス「や、やぁああ激しいです、男さんダメッダメッえッ!!」
男「・・・・・・・」
ぐりぐりぐりぐり・・・・・
マウス「ぐりぐりはぁ~!だめぇぇぇええひゃうううう!!」
マウス「イ、イっちゃうううぅううう!」
マウス「カーソルが右上に飛んじゃいましゅぅうう!!」
マウス「ン――――!!」チカチカチカッ
男「あれ?」
マウス「はぁはぁ・・・はぁはぁ・・・・・」
12:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 20:50:07
ID:1BeHT8y2
男「今日は結構がんばったほうじゃないか?」
マウス「は、はい・・・・はぁはぁ・・・・男さん、毎回激しいです」
男「しかしなぁ・・・オンラインは白熱しちゃうからさぁ・・・。」
マウス「それは分かりますけど・・・・///」
マウス「よく2年も同じゲームされますね」
男「無料だし、人多いしな。それに折角磨いた腕前も捨てがたい。」
マウス「はぁ・・・・そういうものなんですかぁ・・・(あ、あれ・・・・なんか変な感じ?」
13:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 20:52:30
ID:1BeHT8y2
2週間後
ぐりぐりぐりぐりぐりぐり・・・・・
カチカチカチカチカチ・・・・
マウス「きょ、今日はいつもよりいいいい!!激しいでしゅううう!!」びくびく
マウス「ら、らめぇえぇえええええ!ま、また飛んじゃうぅうううう!!」
男「ん~、FPSきついか?」
マウス「だ、大丈夫・・・・ですよ・・・・・はぁはぁ・・・・・・///」
男「(なんか、最近反応が鈍いな。どうしたんだろう。)」
マウス「(最近からだの調子が変・・・・男さんに知られちゃまずい・・・がんばらなきゃ!)」
14:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 20:55:04
ID:1BeHT8y2
3週間後
マウス「お・・・・おとこさん・・・朝です・・・よ・・・・・」
男「おい、大丈夫か?なんか変だぞ、お前」
マウス「だいじょうぶ・・・ですよ・・・・・(こ、声がすごく出しにくい・・・・」
男「そうか、じゃあ今日も会社行ってくるよ。」
マウス「はい・・・・・」スリープモードへ移行・・・・
男「ただいまぁ」
マウス「・・・・・・・・・」
男「おい、どうした?大丈夫か?」
マウス「・・・・・・・(声が出ない!?」
15:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 20:58:30
ID:1BeHT8y2
男「喋れなくなったのか?」
男「・・・・・カーソルが動かない。」
マウス「(完全に故障しちゃった・・・・どうしよう)」
男「とりあえずキーボードで代用して・・・・サポートページだな。」
マウス「(よかった、私を修理に出してくれるんだ!)」
男「・・・・・・サポート終了してやがる。」
マウス「(・・・・・・)」
男「どうすっか・・・・」ちらっ
マウス「(私・・・・捨てられちゃうの?)」
男「とりあえずこのままじゃ不便だから新しいの買うか。」
16:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 21:01:32
ID:1BeHT8y2
新マウス「・・・・・・・」
男「こいつは喋らないのか。とりあえずこれで代用して・・・・」
男「問題はこっちだな。」
マウス「(私捨てられちゃうんだ・・・・きっと捨てられちゃうんだ・・・・)」
男「とりあえず・・・・電池抜くか。」
マウス「(や、やめて・・・・私、意識もなくなっちゃう、男さんやめてぇ・・・・)」
カチャカチャッ
マウス「(やめてぇ!男さ・・・・・・・)」
男「・・・・・・」
17:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 21:05:27
ID:1BeHT8y2
カチャッカチャッ
『くそっ!』
マウス「(あれ、なんか声が・・・・・)」ぷつっ
カチャカチャ
『これでどうだ』
マウス「(男さんの・・・声がしたような気が・・・・・)」ぷつっ
カチャカチャッ
『これで・・・・もう何回目だ・・・・・・』
マウス「(また、意識が戻る度に男さんの声・・・・)」ぷつっ
18:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 21:08:11
ID:1BeHT8y2
カチャカチャッ
男「これでいけるはずだ。」
マウス「あっ、あれ・・・・?声が出る!男さん!!」
男「おおおおっ!やったか!やっと直ったか」
マウス「はい!体が軽いです!!」
マウス「って、あれ?なんか部屋が変わってません?」
男「あぁ・・・・まぁ、いろいろあってな。」
マウス「何があったんですか?」
マウス「それに、机の上に散乱してるものとか・・・・?」
19:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 21:12:33
ID:1BeHT8y2
男「その・・・お前が壊れてから・・・・・転職したんだよ。」
マウス「そうなんですか!良い転職先ですか?」
男「・・・・いや、給料は下がったよ。」
マウス「えっ、じゃあどうして・・・・・」
男「俺はな、お前を治す為に色々走り回ったんだ。」
男「図書館の電子工学系の本も読み漁った、専門学校にも通った。」
男「なんとかお前を治そうとしたんだが、失敗続きだった・・・・。」
マウス「意識が一時的に回復したりしたのは、テストの為に電池を入れてくれたんですね。」
男「なんだ、意識はあったのか。」
マウス「はい♪」
男「まぁ、それで失敗続きでな・・・・・こうなったら転職して専門知識をつけようと、PC周辺機器メーカーの下請けに転職したんだ。」
20:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 21:16:46
ID:1BeHT8y2
男「確かに給料は下がったけど、お前を治すことができた。」
男「会社の機材を使ったり、この半田ごてとかな?」
マウス「お、男さん・・・・もしかして何年も・・・・・・・・」
男「あぁ、あの日から8年経ってる。」
マウス「8年ですか!?」
男「8年だ。済まないな、待たせちまって。」
マウス「8年も・・・・私のために男さんの人生を・・・・・・・」
マウス「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・・・」
男「気にするな。それに、次壊れたとしてもすぐに治せる。」
男「そのための8年だったと考えれば、安いもんだよ。」
マウス「男さん・・・・・」うるうる
21:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 21:20:31
ID:1BeHT8y2
マウス「男さん・・・・本当にありがとうございます。私なんかのために・・・。」
男「いいっていいって、それよりさ・・・・・。」
マウス「はい?」
男「俺、お前を治そうとする度に、何度も分解して体中隅々まで凝視してたんだぞ?」ふふふ
マウス「!?」
マウス「お、男さんのバカぁあああああ・・・・・・////」
マウス「で、でも・・・・・今回は許してあげます・・・・・・////」
男「そうしてもらえると助かるよ」
マウス「男さん・・・・・。」
男「ん?」
マウス「これからもよろしくお願いします♪」
男「あぁ、もちろんだ。」
おわり
25:
以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/16(月) 12:55:01 ID:lwk5CEKI
こんなマウスが欲しい
乙
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