キース「割と暇な訓練教官の日常」

2013-06-27 (木) 12:01  その他二次創作SS 進撃の巨人   0コメント  
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:26:37.00 ID:wLKw92Pv0

──0600 入団式~準備中

同僚A「通過儀礼誰やる~?」

同僚B「やっぱキースさんっしょ?」

キース「何故だ!?去年も俺がやったぞ!?あれ疲れるんだぞ!?喉痛めるんだぞ!?」

同僚A「え~でも、キースさんが一番似合うっつーか迫力あんじゃん?」

座学のメガネ「ここはキースが適任だろう?」

キース「納得いかん!くじ引きだ!くじ引きで決めるぞ!!」

座学メガネ「往生際が悪いな……私は座学担当なんだがな……」

同僚A「くじ作ったっす~。赤いの引いたら通過儀礼な」

同僚B「恨みっこなしっすよ?じゃあ俺これ」

同僚A「じゃあ俺これな」

キース「待て!作った奴は最後に──」

座学メガネ「では私はこれだ……せーので引こう」

キース「お、おい!!」

「「「せーのっ!!」」」


eval.gif進撃の巨人(11)特装版 (進撃の巨人 特装版)





2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:28:16.73 ID:wLKw92Pv0

──0630 入団式

訓練兵A「緊張するなぁ~」

訓練兵B「教官どんな人かな?」

キース「貴様等!!」

訓練兵「「!!」」ビクッ

キース「運悪く貴様等の訓練教官を務めるキース・シャーディスだ!!」

キース(なんで毎年毎年俺がこの役なんだ……あいつらめ……!!)

キース「貴様らを歓迎する気は毛頭ない!!」

キース「今の貴様等はせいぜい巨人の餌になるくらいしかない、ただの家畜!家畜以下の存在だ!」

キース「3年後!貴様らが巨人の前に立った時!ただの餌となるか!?」

キース「あるいは!王を守る名誉ある壁となるか!または巨人を駆逐する栄光ある人類の兵士か!?」

キース「貴様等が決めろ!!」

キース(毎年のようにどこ行けばいいか言いてくる馬鹿が居るんだよな……)



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:29:50.49 ID:bYB7WjNc0

運悪くってそういう意味だったのか



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:29:59.58 ID:wLKw92Pv0

──0645 入団式~通過儀礼

キース「貴様は何者だ!?」

アルミン「シガンシナ区出身!アルミン・アルレルトです!!」

キース(やべっ!シガンシナ区じゃん!……まぁいいか」

キース(ん?こいつ……グリシャんとこの息子の友達か?頭良い子が居るとか言ってたな)

キース「そうか!バカみてぇな名前だな!!何しに来た!?」

アルミン「人類の勝利の役に立つためです!!」

キース(あんまり体力なさそうだが……大丈夫か?防衛大行って幹部目指すべきじゃないのか?)

キース「それは素晴らしいな!貴様は巨人の餌になってもらおう!!」

キース(訓練についてこれるか心配だな……)



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:31:28.94 ID:wLKw92Pv0

座学メガネ「やってるな。お前も最初はああだっただろう?」

座学ネガネ(俺じゃなくてホントよかった……あんなの絶対無理)

同僚B「ええ。あれにはいったい何の意味が?」

同僚B(絶対なんの意味ないだろ)

座学メガネ「通過儀礼だ~(略)。真っ新な~(略)」

座学メガネ(とは言っても効果はほぼ無いと思うが……めんどくせぇ伝統だな)

トーマス「──(略)トーマス・ワグナーです!!」

キース(ん~特に言う事ねぇや)

キース「声が小さい!!もう一度!!」

ミーナ「──(略)ミーナ・カロライナです!!」

キース(とりあえず罵っとけばいいか)

キース「違う!貴様は豚小屋出身──(略)」



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:31:56.56 ID:BVvPYz600

この教官は卒業式で大泣きするタイプ
http://www.amazon.co.jp/dp/B00CPHHH52/




10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:32:59.24 ID:wLKw92Pv0

キース「貴様は何者だ!?」

ジャン「トロスト区出身、ジャン・キルシュタインです!!」

キース「何しにここに来た!?」

ジャン「……憲兵団に入って、内地で暮らす為です」

キース「そうか……貴様は内地に行きたいのか……」

キース(お前みてぇな奴ばっか憲兵に行くから腐るんだよ!!まともな上司なんか居やしねぇ!)ガツン

ジャン「いってぇ!!」ドサッ

キース「誰が座っていいと言った!?この程度でへこたれるものが憲兵団などになれるものか!!」

キース(このクソガキが……)

キース「貴様は何者だ!?」

マルコ「ウォール・ローゼ南区ジナエ町出身、マルコ・ボットです!憲兵団に入り~(略)」

キース(また憲兵か……こいつは真面目っぽいが……)

キース「王はお前の体なんぞ欲しくない……」ゴゴゴゴゴ



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:34:35.95 ID:wLKw92Pv0

キース「貴様は何者だ!?」

コニー「ウォール・ローゼ南区ラガコ村出身、コニー・スプr──」

キース「逆だコニー・スプリンガー……」

キース(出たよ……毎年5人くらい居るんだよこういうバカ……)

キース「最初に教えたハズだ……この敬礼は公に心臓を捧げる決意を──」

蒸かした芋「サクッ」

キース「!?」

サシャ「もぐもぐ」

キース(……え)

キース「おい貴様……何をしている……?」

サシャ「……?もぐもぐ」

キース(無視すんなやゴルアアアアアアア!!!)



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:36:09.14 ID:wLKw92Pv0

キース「貴様だ貴様に言ってるんだ!!何者なんだ貴様!!」

サシャ「ごくん……ウォール・ローゼ南区ダウパー村出身、サシャ・ブラウスです!」

キース(芋持った手で敬礼すんな……公に芋を捧げる気か)

キース「サシャ・ブラウス……貴様が右手に持っているものはなんだ……?」

サシャ「蒸かした芋です!調理場に丁度頃合いのものがあったので、つい!」

キース「貴様……盗んだのか……何故だ……なぜ今、芋を食べだした?」

サシャ「冷めてしまっては元も子もないので、今食べるべきだと判断しました」

キース「……?いや……分からないな……何故貴様は芋を食べた?」

サシャ「……?それは何故、人が芋を食べるのか?という話でしょうか?」

キース「……」

サシャ「……はっ!」

キース(やっと自分の異常性に気付いたのか!?)

サシャ「チッ……半分、どうぞ」

キース(……こいつ馬鹿だ)



13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:37:42.84 ID:wLKw92Pv0

──1200 昼食~教官室

キース「はぁ……」

同僚A「キース!」

キース「……なんだ?」

同僚A「蒸かした芋ですwwww」

キース「てめぇぶっ殺すぞ!!」

同僚A「おい暴れんじゃねぇよwwww」

同僚B「ありゃ何だったんですか?wwww初めて見ましたよwwww」

キース「俺が聞きてぇよ……あれを3年間も面倒見んのかよ……」

座学メガネ「面白そうな子じゃないか」

キース「ここは芸人の養成所じゃねぇ!!」

同僚B「来ちゃったもんは仕方ないし、まぁ頑張って」

キース「あぁ……」

同僚A「芋wwww芋wwww」

キース(こいつうぜぇ……)



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:38:00.17 ID:RdNOWYHX0

公に芋を捧げるにワラタ



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:39:08.31 ID:bYB7WjNc0

同僚うぜぇwwww



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:39:22.98 ID:wLKw92Pv0

──1300 立体機動適性テスト

キース「まずは貴様等の適性を見る!両側の腰にロープを繋いでぶら下がるだけだ!!」



座学メガネ「これはまだまだ初歩の初歩だが──(略)」

同僚B「あの……彼は……?」

座学メガネ「……素質というものだろう。人並み以上に──(略)」



キース「おいエレn……何をやっているエレン・イェーガー!!上体を起こせ!!」

キース(おいおいおい!カルラの言ってた話と違うぞ!?運動神経はいいんじゃないのか!?)

キース(元気すぎて困るくらいお前は元気じゃなかったのか!?)

キース(カルラの仇は誰が取るんだ!!!)

キース「……イェーガー。この後、特別にこの機具の使用を許可する」コソコソ

エレン「い、いいんですか!?」

キース「声が大きい!……後で練習しておけ」コソコソ

エレン「は、はい!!」



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:40:55.37 ID:wLKw92Pv0

──1700 課業終了~教官室

キース「やっと終わった……」

座学メガネ「随分とお疲れだな?ほれ、茶だ」

キース「お、すまんな。訓練兵が何人居ると思っている……疲れもする」

同僚A「芋っ子はどうっすか~?使えそうですか~?」

キース「お前はそいつが気に入ったのか……?適性は問題なかった」

同僚A「問題なかったのか!なら3年間あいつと一緒だなwwww」

キース「そんなにお気に入りか」

キース(そんなに悪い奴ではないと思うんだがな……)

キース「それよりお前。ちょっといいか?」

座学メガネ「ん?どうかしたのか?」

キース「適性テストの時に妙な事がな……」

座学メガネ「……頭ぶつけてた奴か?イェーガー、とか言ったな」

キース「あぁ、君も気付いたか。腰まで浮かしておいて頭をぶつけるなど……」

座学メガネ「ベルトの損傷か金具の破損か……明日、よく見てあげろ」



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:42:26.95 ID:wLKw92Pv0

──0800 最終適性テスト

キース「エレン・イェーガー、覚悟はいいか?」

エレン「はい!!」

キース「……上げろ」

トーマス「は、はい!」

キース(装備の欠陥がどこかにあるハズだ……!)

エレン「やった……できた……!!」

キース(何!?そんなハズは……)

エレン「う、うわぁ!!」ガツン

キース(……!あ、あった!あの金具だ……!)

エレン「まだ……!!」

キース「降ろせ。ワグナー、イェーガーとベルトの交換をしろ」



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:43:57.64 ID:wLKw92Pv0

エレン「な……何で……急に……これは、一体!?」

キース「装備の欠陥だ。貴様が使用していたベルトの金具が破損していた」

キース「ここが破損するなど聞いたことはないが……」

エレン「え?で、では……適性は……?」

キース「問題ない、修練に励め!!」

エレン「やった!やったぞ!!」

キース(グリシャ……今日お前の息子が、兵士になったぞ)

キース(カルラ……きっとお前の仇は息子が取ってくれるだろう)

キース(きっと巨人を駆逐する人類の希望になってくれる)

キース(それまでの間、この子が死なないように俺が責任を持って訓練させる)

キース(だから安心してくれ……)



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:45:28.15 ID:wLKw92Pv0

──1200 昼休み~教官室

座学メガネ「なんとかなったみたいだな」

キース「あぁ。まさかぶっ壊れた装備で上体を起こすとは思わなかったがな」

同僚B「そんなにすごい事なんですか?」

キース「やってみればわかるさ」

同僚A「随分とあのエレンって子にご執着っすね」

キース「別に深い意味はない」

座学メガネ「まぁ目を付けるのは理解できる。中々の逸材かもしれん」

同僚A「そんなもん?」

キース「……そうだな」



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:47:00.00 ID:wLKw92Pv0

──1300 兵站行進

キース「早速だが訓練を始めさせてもらおう!!」

キース「簡単な事だ!この20kgの装備を背負って4時間以内に20km先まで走ればいい!!」

コニー「に、20km!?」

アルミン「い、いきなりそんな……!!」

キース「ん、何だ貴様等?そんなに嫌か?」

アルミン「あ、いえ……そのような事は……」

キース「なんなら装備を貴様等の荷物に変更するか?ゴールは開拓地だ」

アルミン「め、滅相もありません!!」

キース「ならとっとと走れ!隊列を乱すな!一人でも遅れたら連帯責任だ!」

一同「「「サー!イエッサー!!」」」

キース(俺だって初っ端からこれをやることに疑問を感じてはいるのだ……)



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:48:32.20 ID:wLKw92Pv0

──1500 兵站行進~10km地点

キース「ペースが落ちているぞ貴様等!!そんなに巨人の餌になりたいか!?」

エレン「そんなのは嫌です!!」

キース「叫ぶ余裕があるならとっとと走れ!!」

エレン「イェッサー!!」

キース「アルレルト!貴様遅れているぞ!隊列を乱すな!!」

アルミン「はぁ……はぁ……は、はいっ!!」

キース(そこは遅い奴に合わせるんだろうが!時間はたっぷりあるんだぞ!!)

キース「このままでは連帯責任だぞ!全員飯は要らないのか!?」

サシャ「ご、ご飯抜きですか!?」

キース「それが嫌なら黙って走れ!!」

サシャ「皆さん!!走りましょう!!」

ミカサ「ペースを乱さないで」



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:50:07.53 ID:wLKw92Pv0

──1655 兵站行進~20km地点(ゴール)

キース(まだか……?様子を見に行くべきか?)

キース(まさか負傷者が出たのか!?だが、信号弾は確認できん……)

キース(やはり見に行こう……ん?あれは……やっときたか!!)

キース「貴様等!!待ちくたびれたぞ!!早く来い!!」

一同「「「サー!イエッサー!!」」」

キース(よかった……全員無事だ)

エレン「はぁ……はぁっ……きょ、教官!」

キース「時間内に辿り着いた。問題ない」

ジャン「やっと終わった……」

アルミン「ごめん……僕が足を引っ張った……」

ライナー「気にするな!時間内にゴールできただろう?」

エレン「そうだぞアルミン!それに体力なんてこれから鍛えればいい!!」

ミカサ「アルミンは気にし過ぎ。それに、もし遅れたとしてもそれは全員の責任」

キース(いい仲間だな……)



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:51:41.11 ID:wLKw92Pv0

キース「貴様等、喜んでいるところ悪いが……予定変更だ」

エレン「な、なんでしょうか?」

キース「このまま出発地点まで走って帰れ!遅れた者には晩飯はない!」

サシャ「そんな!?」

コニー「話が違うぞ!!」

キース「何か言ったかスプリンガー?私は走れとしか言ってないが?」

アルミン「そ、そんな……!!」

ミカサ「教官。これも訓練でしょうか?」

キース「訓練には含まれないが、明日の座学に間に合わなければ開拓地だ」

ジャン「い、急ぐぞお前ら!!」

エレン「待てジャン!」

ジャン「訓練じゃねぇなら待つ必要ねぇだろ!!」

アニ「全く……なんなんだあいつは」

キース(訓練には含まれないが……採点しないとは言ってないぞキルシュタイン)



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:53:14.54 ID:wLKw92Pv0

──帰り道~残り17km地点

キース(なぜここまで痛めつける必要があるのかは理解できんが……)

キース(ほぅ……もう来たか)

エレン「きょ、教官?なぜここに?」

キース「馬車を用意してある。乗りたい者は乗れ」

コニー「よっしゃー!!」

サシャ「ご飯に間に合いますね!!」

アルミン「よかった……」

ライナー「なるほど、精神を鍛える訓練だったのか」

キース「そういう事だ……ところでキルシュタイン訓練兵が見当たらないが?」

ミカサ「途中で倒れていましたが、放置してきました」

アニ「今頃寝てんじゃないの?」

キース「……そうか」

キース(後で回収してやろう……」



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:54:47.02 ID:wLKw92Pv0

──1900 課業終了~教官室

キース(結局ジャンを探す為に時間を食ってしまった……)

同僚A「おお?キース残業かぁ?ご苦労なこった」

キース「俺は働き者なんでな」

同僚A「はっはっは。ちげぇねぇ」

同僚B「お疲れさん。ほれ、お茶だ」

キース「お、すまんな」

座学メガネ「で、どうだ?今期の訓練兵は?」

キース「まずまずといっところだな。協調性にやや問題があるが」

座学メガネ「喧嘩でもあったのか?」

キース「基本的には仲間思いの奴が多いんだが……1人がな」

同僚A「なんだ?不良でも居たか?」

キース「憲兵狙いのジャンだ。身勝手というか周りを考えないというか」

同僚B「なんで憲兵ってそんなのばっかりなんでしょうね?」

キース「……一応、教官の俺らも憲兵団所属だがな」



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:56:21.68 ID:wLKw92Pv0

──2100 教官室

同僚A「──でよ、最初のほうは俺がずっと勝ってたんだぜ?」

同僚B「最後は全部俺が持っていったけどね!」

同僚A「あ~!!今思い返してもムカつくぜ!!」

座学メガネ「君は流れとかいう非科学的な考え方をするからな」

同僚A「はぁ!?勝負には流れってもんがだな!!」

キース「そんなんだからお前は……もうこんな時間か」

同僚A「なんだ?もう寝るのか?」

キース「1日中叫び続けたからな……もう疲れたよ」

同僚B「分かったよ。お前の分の書類も俺がやっとくから」

キース「悪いな……明日の午前は座学か」

座学メガネ「あぁそうだ。昼まで寝てていいぞ?」

キース「さすがにそれはできん……じゃあな」

同僚A「おう!!」



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:57:52.23 ID:wLKw92Pv0

──0758 座学

座学メガネ「全員居るかね?」

ライナー「ジャンが居ないぞ?コニー、お前同じ部屋だろ?」

コニー「あ!起こすの忘れてた!!」

エレン「何やってんだよコニー」

コニー「悪い悪い」

座学メガネ「ジャン……キルシュタイン訓練兵だったかな?」

アルミン「そうです」

アニ「あいつ昨日ぶっ倒れてたからね」

ミカサ「皆を置いていくほうが悪い」

クリスタ「やっぱりかわいそうだったんじゃ……」

ジャン「遅くなりました!!!」ガラッ

座学メガネ「うむ、一応時間内だ。減点はしないでおこう」

ジャン「ありがとうございます!!」

座学メガネ(加点もしないがな)



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 21:59:21.90 ID:wLKw92Pv0

メガネ「君達が使いこなさなければならないのが、この立体機動装置だ」

エレン「あれが……立体機動装置……」

メガネ「機密事項により、詳しく内部構造を教えるわけにはいかないが……」

コニー「覚えなくていいのか!!」

ジャン「お前は黙ってろバカ」

メガネ「動作原理は簡単だ。アンカー付ワイヤーを射出、巻き取るだけ」

メガネ「では、これの動力源……燃料と聞くべきかな?分かる者は居るかね?」

アルミン「氷爆石と呼ばれるガスです」

メガネ「そうだ。とある採掘場でとれる氷爆石を燃料とし……コニー君?」

コニー「は、はぅい!?」

メガネ「聞いているかね?」

コニー「もちろんです!!」

メガネ「……立体機動装置の燃料は?」

コニー「分かりません!!」

メガネ(……天才か)



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:00:10.78 ID:VY01HYRr0

はぅい!www



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:00:49.30 ID:XyAvGiDQ0

聞いてない奴特有の謎応答。



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:00:53.23 ID:wLKw92Pv0

メガネ「通風・換気状態のよい場所にて保管し、温度は40度以下を保つ」

ネガネ「直射日光を長時間当てるのは問題外だ」

アルミン「屋外にて保管しなければならない場合は、どうすればよいのですか?」

メガネ「その場合は通気を遮断しないよう注意しながら防炎シートなどを被せ対処する」

コニー「ぼーえんシートってなんだ?」

ユミル「バカが質問すると進まないだろうが」

メガネ「いやいい。質問は随時受け付ける。防炎シートというのは──」

コニー「そもそも何の話をしてるんだ?」

ジャン「ガスの保管方法についてだ!!」

コニー「ガスってなんの?」

メガネ「……コニー君。立体機動装置の原動力を覚えているかね?」

コニー「う~ん……ぜんまい?」

サシャ「ゼンマイの旬はもう終わりましたよ!これからはトマトや──」

メガネ(……助けてくれ)



43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:02:34.60 ID:wLKw92Pv0

──0950 休憩時間~教官室

メガネ「まさか座学でここまで疲れるとは……」

同僚A「何があったんすか?」

メガネ「どう説明すればいいのか……天才的なバカが居た……」

キース「天才的なバカ?」

メガネ「教えた事を10秒で忘れていく者に、どう物事を教えればよいのか」

キース「いったい誰だ?」

メガネ「コニー・スプリンガー」

キース「ああ、あのバカか」

メガネ「それとすぐに食べ物の話をしたがる……サシャ・ブラウス」

同僚A「あの芋っ子かwwww元気そうじゃんwwww」

同僚B「ホント好きですね、芋の嬢ちゃん」

キース「訓練兵の間では、芋女と呼ばれているようだ」

同僚A「芋女!!いいねぇ!!芋女ぁ!!」

メガネ「何がいいんだ……?」



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:02:41.60 ID:bYB7WjNc0

学級崩壊レベル



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:02:57.72 ID:XyAvGiDQ0

馬鹿だが愛されるスプリンガー?



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:04:16.93 ID:wLKw92Pv0

──1000 座学

メガネ「では続きといこう。ガスについては先ほど説明した。次はこの刃だ」

メガネ「この刃……聞いてみようかな。この刃の名前を知っている者は?」

アルミン「超硬質スチール製半刃刀身、一般的に超硬質ブレードと呼ばれています」

エレン「すげぇなアルミン!次から次えと……」

ミカサ「エレンでは考えられない」

エレン「悪かったな」

メガネ「そうだ……さては君、始まる前にテキストを読んでいるな?」

アルミン「あ、はい……すみません」

メガネ「謝る必要はない。むしろ良い事だ」

コニー「いいのか?カンニングってやつじゃないのか?」

ジャン「それはテストの話だ」

コニー「ん?これテストじゃないのか?」

メガネ(彼の思考回路はどうなっている……)



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:05:49.32 ID:wLKw92Pv0

──1200 昼休み~教官室

メガネ「3年間やれる自信がない……」

同僚A「なんだ芋女か?」

メガネ「コニーのほうだ……芋ちゃんは寝ていたよ」

同僚B「ま、まぁ……巨人の弱点さえ分かれば戦えますから……」

キース「いや……座学を覚えて貰わんとこちらが困るのだが……」

メガネ「まだ装置の説明終わってない」

キース「何!?最初の2時間で終わる内容だぞ!?巨人の授業は!?」

メガネ「それどころかまだブレードの説明も終わっていない……」

同僚A「そりゃなんか……あれだな、天才だな」

メガネ「君に同情されるとは思わなかったよ」



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:07:22.07 ID:wLKw92Pv0

──1300 座学

エレン「午後は立体機動の実技では……?」

メガネ「本来は実技の時間だったのだが……少々遅れているのでな。時間をもらった」

ユミル「あんたのせいだってよ、バカ」

コニー「お、俺だとは言ってないだろ!!」

クリスタ「や、止めなよ二人とも……」

メガネ「では手短に巨人の生態について説明する」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
省略
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

メガネ「──以上!急いで外に行くんだ」

メガネ(やっと終わった……)



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:08:53.22 ID:wLKw92Pv0

──1330 立体機動訓練

キース「ようやく終わったか……では始める!ベルトの点検は終わったな?」

エレン「はい!異常ありませんでした!」

キース「うむ。ベルトの不具合があったばかりだ。あれが実戦なら整備不良で死んでいた」

キース「点検は怠るな!いいか!!」

一同「「「はい!!」」」

キース「早速だがこれが立体機動装置だ。装着方法は座学で学んでいるな?」

アルミン「はい、先ほど習いました」

キース「では各自装着してみろ。くれぐれも操作はするな、いいか!」

キース(まぁ毎年のように遊び始めるバカが居るがな……)



53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:10:27.72 ID:wLKw92Pv0

コニー「こうでいいのか?」ガチャガチャ

ジャン「バカかお前は……なんで操作装置をガスボンベに繋いでんだ」

コニー「違うのか!?」

サシャ「違うんですか……?」

ジャン「……腰についてる装置に何も繋がってないことに疑問を感じてくれ」

エレン「こうか?」ガチャガチャ

ミカサ「操作装置が左右逆……」ガチャガチャ

アルミン「鞘が意外に重いし邪魔で動きづらいな……」

ジャン「おいエレン!!お前はミカサにやってもらわないと何もできねえのか!?」

エレン「そういうお前はボンベのバルブが緩んでるじゃねぇか」

ジャン「何!?」

キース(黙ってできんのかこいつらは……)



55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:11:59.23 ID:wLKw92Pv0

キース「全員できたようだな。では早速、実際に操作してもらう」

キース「と言ってもアンカーを狙った場所に撃ち込むだけだ。巻き取りは行うな」

キース「では……イェーガー。やってみろ。あの的に向かってアンカーを撃ってみろ」

エレン「は、はい!」

キース「射出装置は全身に張り巡らしてあるベルトに連動している。体を向けるだけでいい」

エレン「了解です!」バシュ...スカッ

エレン「あ、当たらない……」

ジャン「やっとぶら下がれるようになったバカには難しいみてぇだな」

キース「ではキルシュタイン、やってみろ」

ジャン「はい!」バシュ...スカツ

エレン「お前も人の事言えねぇじゃねぇか」

ジャン「う、うるせぇ!!」



57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:13:33.81 ID:wLKw92Pv0

キース「こればかりは感覚の問題だ。ベルトの調整で大まかには弄れるが最終的には感覚だ」

キース「素早く、正確にアンカーを撃てなくては立体機動など不可能だ……分かったか」

エレン「はい!」

ジャン「は、はい」

サシャ「あっ!あれは!!」バシュウウウウ

キース「おい!ブラウス!許可なく撃つな!!」

ライナー「な、何やってんだお前は……」

サシャ「あそこ見てください!!おいしそうな果物が……ゲットです!!便利ですねこれ!!」モシャモシャ

キース「サシャ・ブラウス……巻き取りは行うなと言ったハズだが?」

サシャ「……半分、どうぞ」

キース「……お前は罰として晩飯無し!今から私がいいと言うまで走り続けろ!!」

サシャ「晩ご飯……なし……」

キース「さっさと行け!!」

キース(しかし、いきなり狙った的に撃ち込めるとは……)



59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:15:03.32 ID:wLKw92Pv0

──1700 課業終了~教官室

キース「──という事があった」

同僚A「マジで!?芋女やるじゃねぇか!!」

メガネ「あの子の食に対する欲望は凄まじいからな……」

同僚B「食べ物で釣れば首席も狙えるんじゃないですか?」

キース「ありえそうなのが恐ろしいが……そんな事をしたら何を言われるか分からん」

同僚A「別にいいじゃねぇか」

メガネ「憲兵団に未曾有の食糧危機が起こりそうだな」

同僚B「芋ちゃんは憲兵狙いなんですか?」

メガネ「憲兵団の食事事情を聞けばおそらく飛びつくだろうな」

キース「なぜ優秀なものに限ってこうなのだ……」



62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:16:37.62 ID:wLKw92Pv0

──0800 立体機動訓練

キース「本日から実際に立体機動を行ってもらう!」

エレン「やった!ついに!!」

アルミン「で、できるかな……」

ミカサ「基本通りにやれば上手くいくはず」

キース「貴様等も大分慣れてきたはずだ!姿勢制御と操作を一緒にやるだけだ!」

キース「ではアッカーマン。あの柱の上に移動してみろ」

ミカサ「はい」バシュ...シュタッ

「「「おぉ~!!」」」

キース(さすがだな)

キース「あんな感じにやってみればいい!!ではスプリンガー、やってみろ」

コニー「え!?俺!?やってやるぜ!!」ズガッ

コニー「いってぇ!!!」

キース「くれぐれもこうならないように」



63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:18:09.63 ID:wLKw92Pv0

──1000 立体機動訓練~森林内

キース「──では、今説明した地点まで移動してみろ!」

「「「はっ!!」」」

キース(ふむ……やはりミカサは飲み込みが早いな。既に使いこなしている)

キース(ジャンも理解が早いようだ……ガスの消費を抑える工夫すらしているようにみえる)

キース(不純な動機ながら見事なものだ)

キース(エレンはぎこちないながらも必死に食いついている。見上げた根性だ)

キース(アルミンは無駄のないルートやどこにアンカーを撃てば効率的かを考えているようにみえる)

キース(足りない技量を頭脳で埋めている……さすがた。それに比べ……)

コニー「うわっ!?ワイヤーが絡まった!!」

ライナー「おっおい!!こっち突っ込んでくんな!!」

サシャ「危ないですよ!!」

ダズ「うぎゃあああああああああああああ!!!!」

キース(……なんなのだあれは)



64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:19:52.29 ID:wLKw92Pv0

──1200 昼休み~教官室

キース「なぁメガネ」

メガネ「なんだキース」

キース「バカにどう教育を施せば治せると思う?」

メガネ「コニー君?」

キース「うん」

メガネ「あれは無理」

同僚A「ものすげぇ天才みてぇだな」

キース「どうしたものか……」

同僚B「そんなに使い物にならないんですか?」

キース「いや、小柄な体型を生かした小回りは中々だが……」

メガネ「だが?」

キース「それを有効活用する頭脳がないのだ」

同僚B「……そういうのを使い物にならないって言うんです」



66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:21:23.53 ID:wLKw92Pv0

──1300 対人格闘術

キース「──説明は以上だ!今言ったように、ならず者と兵士に分かれ短刀を奪い合え!」

「「「はっ!!」」」

キース(はやり点数が低いだけあってやる気がないものが多いな……)

キース(憲兵団に行きたい奴ほど必要な技術なのだがな。人を相手するのは憲兵くらいだというのに)

キース(お、あれはエレンとライナーか。実に真面目な2人だ……立派な兵士になってくれるだろう)

キース(エレンは調査兵団志望だったな。実力も努力の成果が表れ始めている)

キース(きっと彼なら……ん?)

キース(あれはアニか、またサボりおって……エレンとライナーが近づいているな)

キース(不真面目な奴に注意までするとは……あ?)

キース(なんだ!?今の格闘術は!?今のアニの技は何だ!?)

キース(あのライナーまで……!やる気はともかく、実力は確かなようだ……)



68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:22:41.77 ID:rsH/06jt0

キースさんエレン君の事大好きだなww



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:23:05.20 ID:wLKw92Pv0

──1650 訓練終了時刻間際

キース「本日の訓練は以上だ!なお、知っているとは思うが明日は休暇とする!」

キース「外出許可が欲しければ本日1800までに申し出るように。以上、解散!!」

ヨッシャーキューカダー
アシタドッカイクー?カラオケイコウゼー

エレン「教官!」

キース「なんだイェーガー……に、アッカーマン、アルレルト。外出許可か?」

エレン「はい」

キース「理由を言ってみろ」

エレン「母さんの墓参りに行くんです」

ミカサ「私も同様です」

アルミン「僕もです」

キース「……そうか」



70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:24:37.70 ID:wLKw92Pv0

キース「許可する。……それとイェーガー」

エレン「なんでしょうか?」

キース「お前の母親……カルラの好きだった花が、食堂裏の花壇に植えてある。持って行ってやれ」

エレン「な……なぜ、母の事を……?」

キース「話は以上だ」

エレン「きょ、教官!!」

キース「……」

キース(たまの休日に墓参りと思ったが……エレンの邪魔をするわけにはいかんな)



73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:26:14.44 ID:wLKw92Pv0

──1700 課業終了~教官室

メガネ「なかなか粋な事をするじゃないか」

キース「なんの話だ?」

メガネ「ふん……まあいい」

同僚A「キース!キース!」

キース「なんだ」

同僚A「俺明日!サシャちゃんと食い倒れデート行くことになったぜ!!」

キース「!?」

メガネ「!?」

同僚B「マズいですよそれ!!」

同僚A「大丈夫大丈夫!!」

キース「貴様……教育者として一番やってはならぬ事をしでかしたな……」

同僚A「お、おい?キース……?や、やめ……うぎゃあああああああ!?」



77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:28:00.45 ID:wLKw92Pv0

──????

キース(まったく……バカは訓練兵だけじゃなかったようだな……)

キース(……)

キース(グリシャ、お前の息子は元気だ)

キース(昔はミカサとアルミンしか仲間が居なかったが、今は大勢の仲間に囲まれている)

キース(エレンは立派に成長している。このままいけば、立派な兵士となってくれるだろう)

キース(いずれ、調査兵団の一員として反撃の糧に……人類の希望となるだろう)

キース(きっとカルラの仇も取ってくれる……それまでは俺が責任を持って預かろう)

キース(だから安心して眠ってくれ……)

おわり



87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:37:08.62 ID:xfRft15p0

キースってまだ生きてるよな?



78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:28:24.60 ID:xq9XNbR/O

サシャは俺のものだ!誰にも渡さねぇ!!



82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:29:50.65 ID:XyAvGiDQ0

この後は原作の流れ通りか……乙



84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:30:46.88 ID:bYB7WjNc0

>>82
報われんな



86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:32:41.40 ID:hQosRjj10

訓練以外の日常でもいいんじゃね



88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:39:10.89 ID:tH3BefAU0

乙 面白かった



85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/19(水) 22:30:55.97 ID:rsH/06jt0

続きを期待してる乙



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