前→同僚女「やっぱり二人っきりになっちゃったね」はじめから→同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」16 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 09:55:46.03
ID:lUbUVC+k0 ――5/5、火曜 20:30 神楽坂作業室
――メッセンジャー
男>>状況はどうですか
B>>最悪の一個上でござるね
男>>ふむ
B>>残った一人の女の方から事情は聞いたでござるが、
仕事は教えないで、ただノルマだけ重くして縛ってた
みたいでござるね。M野のハーレム計画が無くても、
作業量でつぶされてたと思うでござる。
男>>神楽坂の半分だよね?
B>>半分でも致死量でござろ
男>>そっか
B>>どこまで手を貸すべきか悩むでござる
男>>それはちょっと様子見をしながら、だね
17 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 09:59:36.81
ID:lUbUVC+k0 男>>で、どの辺が「マシ」なの?
B>>M野が出社してないでござる
男>>へぇ
B>>さすがに釈明がつらいのか、体調不良だそうでござるよ
男>>ほうほう
B>>太平楽でござるね
男>>……1人残ってるんだよね?
B>>ええ、まぁ、そうでござるね。ちょっと話を聞いてみた
でござるけど、他の派遣先を待って待機するのもつらい
という状況だということらしいでござる。
男>>……。
B>>このへんも、派遣の弱みでござろうね。
男>>うん
B>>拙者はしばらくこっちにいることになりそうでござるね
男>>ありがたい
B>>M野がいなければ、十分耐えられるでござるよ
男>>手を抜きながらやって
B>>了解でござる
18 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:03:43.35
ID:lUbUVC+k0 ――5/6、水曜 6:00 神楽坂作業室
かちゃ
新人女「おはよーございます……」そぅっ
男「おはようございます」
新人女「やっぱりやってますね」
男 カタカタカタカタカタカタ
男「たまたま」
新人女「えっと、プリン買ってきましたよ。
朝ご飯食べましたか? プリン食べませんか?」
男 カタカタカタカタカタカタ
新人女「……前におごってもらったので」
男「そういえばそだね。……いただきます」
ぱきゅ
新人女「いただきます」
19 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:07:45.62
ID:lUbUVC+k0 新人女「えーっと、緊張しますねっ」
男「そう?」
新人女「はぁ。職場で2ショットプリンは」
男「異性慣れしてるかと思った」
新人女「いろいろ向こうから話しかけてきてくれてたので」
男「うわ。さすがリア充」
新人女「ニコニコしてるだけで、なんか間が持ってたんですよ」
男「さすがに言うこと違うな。後光が差して見えるよ」
新人女「男さんは、どうですか?」
男「へ? もぐ」
新人女「彼女さんとか?」
男「こんな生活でいる訳無いじゃないですか」
新人女「そうですか? じゃ奥さんとか」
男「どう思われてるんだ、俺」
20 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:10:31.30
ID:lUbUVC+k0 新人女「落ち着いているので」
男「落ち着いてません」
新人女「場慣れれしているというか」
男「慣れたくて慣れた訳じゃないです」
新人女「えへへ」
男「……会話のリズムに合わせてきましたね」
新人女「もうじき二ヶ月になりますし」
男「慣れてきましたか」
新人女「はい。仕事も、思ったように出来ると、
気分がよいですね」
男「ん。……思ったようにするのが、難しいんだけどね」
新人女「……」
男「しがらみとか、面倒くさいねー」
新人女「……」
21 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:13:08.99
ID:lUbUVC+k0 新人女「あの」
男「ん?」
新人女「わたしは恩に着ていますので」
男「へ?」
新人女「助けてもらったと思ってますから」
男「大げさだなー」
新人女「勝手に恩に着てますので」
男「……うん」
新人女「……」おろおろ
男「……もぐ」
新人女「……」そわそわ
男「挙動不審だよ」にこっ
新人女「慣れないことをするものじゃないですねっ」
男「あんがとね」
22 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:14:35.61
ID:lUbUVC+k0 ――5/8、水曜 13:00 神楽坂作業室
新人女「とうとう憧れの休日出勤デビューですねっ」
女「やったね! これでウォリアーロードを一歩進んだ!」
C男「上るべき男坂」
男「ダメ人間の台詞だ」
新人女「本日は何をしましょうか? 手持ちの分の
報告書は、昨日全部書きましたよ」
女「どうしよっかね、男ー」
男「んーっと。じゃ、保険屋いってみよか」
新人女「はいっ」
男「C男がやってるマクロをもらって、やり方教えてもらって」
C男「もうちょいで終わる。一人の方が早いけど?」
男「教えてあげて。何でも出来ないとね」
新人女「はい」
C男「了解」
女「うちは?」
23 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:15:40.07
ID:lUbUVC+k0 男「女先輩はー」
女「うんうん」
男「俺とタイプ競争かなー」
女「やるかっ? がちんこかっ!?」
新人女「女さんは、勝負好きですね」ボソボソ
C男「階級別とか性別別という概念を捨ててる」ボソボソ
男「んじゃ、共有の処理待ち案件で、クライアントに
問い合わせ表を書く勝負ね」
女「やる! 男をいわす!」
男:カタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタ
男「やるな、先輩。界王拳かっ!」
女「ちがうもんね!」
男:カタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタガガガガ!
男「!?」 女「早いっ!!」
女「これがうちの卍解だぁ!」
C男「それは本気で捨てよう」
24 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:16:38.32
ID:lUbUVC+k0 ――5/8、水曜 19:00 神楽坂作業室
男「おーし、みんなー」
新人女「はーい」 女「ほい」 C男「ん」
男「進捗報告ー」
新人女「5つめですー」
女「うちと男で19勝、12敗」
C男「あと2時間で区切る」
男「おけー。……ん~。体力残量はどう?」
新人女「まだいけます」
女「うちに聞くべき言葉じゃないぜボーイ」
C男「退路は捨てた」
男「……ふむ。では、夜ご飯。なんかとろう」
女「おお! でた! マネジ48の殺人技の1つ『おごりピザ』!」
新人女「おごり決定なんですか?」
C男 こくこく
女「男が自分で『とろう』なんて言い出すときは、
おごるつもりがある時だ」
男「くっ。どこまで手の内裸だよ、俺」
新人女「そうなんですか! いいなぁ」
C男「サイトだす。サイトで注文しよう」
25 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:17:36.73
ID:lUbUVC+k0 男「んー。L2枚とサイドメニューで良いかな」
女「うち、チキン」
C男「ワンパターン」
女「チキンを愚弄するな」べちっ
C男「ぐっ。暴力教官」
女「新人女ちゃんなんにする?」
新人女「え」
女「?」
新人女「いえ」おろおろ
男「?」
女「何がいい? BBQガーリックチキン? ラザニアーノ?」
新人女「てへへ。ラザニアーノ美味しそうですね」
C男「ぅー」
女「ほら、C男はどくの。新人女ちゃんにくっつかない」
新人女「え? あ、いえいえいえ。
ここはC男さんの席じゃないですか」
女「いいのいいの。選ぼう! うっれしいなぁ、ピザピザ!」
男「だからピザる」
女「なんか言うた?」ギロン
26 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:18:37.07
ID:lUbUVC+k0 女「おーし! 頼んだった! あと45分でくる!」
C男「頼んだのは俺なのに」
男「メシのあとはちょい休憩するか、
仕上げて解散かその時点で判断するので、
ピザくるまで45分はスパートかけて。
タイムアタックのつもりで仕事ねー!」
新人女「はーい」
女「うちはいつでもタイムアタック!」
男「女先輩はなぁ~」
女「なにさっ」
男:カタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタ
C男「ウォリアだってこと」
男「そうそう」
C男:カタカタカタカタカタ
新人女:カタカタカ
女「ご飯がいままさにこっち向かってるかと思うと!
気合いが乗るのだっ、タッチタイプにっ」
C男「ウォリアじゃなくて食欲魔神だったのかな?」
男「それもまたよし」
27 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:19:37.11
ID:lUbUVC+k0 ――5/8、水曜 20:00 神楽坂作業室
女「来たぞー! ほら、場所空けて!」
C男「間に合わなかった。もうちょいで終わったのに」
新人女「でも、もう一息です」
女「仕事はどうでも良いから、ピザ食べよう!」
C男「どの口で言う」
男「ピザって、時たま無性に食いたくなるよな」
新人女「気持ちはわかります」
女「いー匂い!」
C男「遠慮を捨てよう」
女「おお、C男! 良いことを言った!」
男「そうか?」
C男「かぶりつこう。野生の獣のように」
女「おお、食おう、食おう、無料飯だし」
男「いや、ちょと待とうぜ? いまさ……」
女「待ったなし! いっただきまーっす!」
C男「頂きます」 新人女「あの、いただきますねっ」
がちゃり
B男「おぬしら、それは冷たいでござる!」
28 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:20:36.24
ID:lUbUVC+k0 男「お、やっときた」
新人女「あ、お帰りなさいです!」
女「おひゃふりー。なんれいふのぐもぐ?」
C男「忍者を捨てて取り分を増やそう」
B男「ピザとったから、食べに来ないかって男氏に
誘われたんでござるよ。池袋から駆けつけたでござる」
新人女「あ、これコーラですけど」
B男「ありがとうでござる。やっぱりピザは炭酸飲料で
ござるよね~」
C男「やっぱりニセ忍者だ」
女「……池袋どう?」がっふがっふ
男「女先輩、チキンスティックの箱を標準装備しなくても」
男「どう? B男」
B男「ダメでござるね。決まりかと」
男「そか……」
新人女「?」
男「しゃぁない」
29 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:21:41.55
ID:lUbUVC+k0 女「どしたの? もぐもぐ」
男「んー。池袋は絶望的だって話だ」
C男「――」
新人女「えっと」おろおろ
女「そか……」
B男「説明するでござるよ、拙者」
男「あ、俺がする」
C男「……」
男「M野が復帰してな。んでま、部長会議に直訴したんだわ。
神楽坂班が仕事さぼって池袋をつぶしたって」
女「は?」 C男「捨てる」
男「仕事配分がおかしいと」
新人女「なんで」
女「おかしいよ。そりゃおかしいって、うちら池袋の2倍仕事
やってるんだよ! 最初からおかしいじゃん」
B男「頭がおかしいという意味ならおかしいでござる」
男「まぁまぁ。んで説明の続きを行く」
30 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:22:36.65
ID:lUbUVC+k0 男「……と思ったけど、実はないな。会議は紛糾、以上」
女「は?」
男「つまり、紛糾してて結論が出ない。
池袋班は実質機能停止。――させる気はないけど。
とにかく、目の前の仕事が増える」
C男「捨てよう」
B男「今回ばかりはC男に賛成でござる」
男「……」
新人女「やっぱり……私も、おかしいと思います」
女「おかしいね。そりゃ、仕事はすべきだよ。
うちも割り振られた保険屋の仕事はすべきだと思う。
それだって2倍の量があるんだよ?
でもさ、M野の後始末する義理はないよ」
男「……そか」
新人女「……」
女「……」
C男「捨てる以外にない」
B男「……」
男「ん。ほいじゃ、うちはうちの仕事を続行で、
ただ、悪いけれどB男は戻せない」
女「池袋は開店休業でしょ? 戻しても良いんじゃない?」
31 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:23:36.55
ID:lUbUVC+k0 男「そうも行かない。連絡つかない現場1つ作るのは
さすがにまずい。爆弾がどんどんふくらむのを
監視なしで放置するのは自殺行為だ」
C男「それは連中の作った爆弾だ」
男「誰が作ったかは関係なく、自分たちが巻き込まれる
危険があるか無いかの方が重要だと考える」
新人女「……はぅ」おろおろ
女「……くっ」
B男「けたくそは、わるいでござる。ござるけど」
男「あっちは何も知らない素人一人残ってる」
B男「見捨てて放置するのは、寝覚めが悪いでござるよ。
拙者、残ると思ってござった」
男「野良だから、最後は見捨てるように」
C男「それが捨てすぎだって」いらっ
新人女「……でも」
女「C男も、新人女ちゃんも。……しゃぁないよ。
いけるところまではそのフォーメーションでつっぱろ」
34 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:26:36.53
ID:lUbUVC+k0 ――5/13、月曜 15:00 神楽坂作業室
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「――」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
新人女「……えっと、と」
女「おとこー?」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「――はい」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「新人女ちゃんが、声かけたそうにしてるぞー」
新人女「あの、すいません」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「了解」
男:カタッ
男「なにかな?」
35 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:27:36.47
ID:lUbUVC+k0 新人女「b系列の処理なんですけれど、指示のところまで
終わりまして……」
男「んじゃ、次はcだね」
新人女「cも手をつけてみました。でも、判らないところが
あって、それで……」
男「あー。ごめんなさい。……まだ説明してないんだから
判らなくって当たり前だよね。それは、c用のマクロと
書式使うんだけど」
新人女「あ。はい。それは共有アーカイブからもらいました」
男「共有アーカイブ、覚えた?」
新人女「いろいろありました」
男「暇なとき……なんて無いけど、見ておくと良いよ」
新人女「がんばります……あの」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「――?」
新人女「c系列、がんばります」
男「よろしくね」
36 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:28:36.40
ID:lUbUVC+k0 ――5/13、月曜 23:00 神楽坂作業室
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「――ん」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「――」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「――んんぅー」ごきっ、ごきっ
男「ん、こうかなっ」
男:タタン
女「肩、重そうだね」
男「まぁねぇーって、わぁっ!?」
女「なんやねー!?」
男「いや、近くにいたからびっくりした」
37 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:29:36.75
ID:lUbUVC+k0 女「いや、いやいや。びっくりされても」
男「あれ? えっと。もう23時じゃん! 女先輩、
帰んなきゃ!」
女「ん。あー」
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「もうちょい、切りの良いとこまで」
男「だって、もうさ」
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「まぁまぁ」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「――」
女「男さー」
男「はい」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「返事せんでも、ええよー」
38 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:30:36.07
ID:lUbUVC+k0 女「男さ、結局、池袋の仕事、一人でかぶってるでしょ」
男「――」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「みんなの前では、判りました。なんて頷いておいて
ホントは全然判ってない意地っ張りでしょ」
男「それは……」
女「だから、返事しないでええって」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「――」
女「男、土日も出てたしょ?」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「神楽坂の仕事だって、そりゃ相当に厳しいけどさ。
男の担当分はオンタイム進行でしょ。
C男とか新人女ちゃんは気づいてないみたいだけどさ
神楽坂の仕事だけで、男はそんなにぼろぼろになんないよね」
39 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:31:36.53
ID:lUbUVC+k0 男「――」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「うちはいまでも池袋の仕事まで面倒見るの、
反対だからね。そういうんとは違うんだけどさ」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「必要なんだ?」
男「……うん」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「んじゃ、うちが男の神楽坂の分は、持つ」
男「それは、無理でしょ。スケジュール的に」
女「いける」
男「無理っ」 どんっ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「うち、ウォリアーやし」
男「もういい加減長いつきあいでしょ。先輩がウォリアーでも
無理なものは無理っ。キャパシティってもんがあるっ」
40 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:32:36.56
ID:lUbUVC+k0 女「じゃ、男は神楽坂と池袋と両方抱えていけんの?
そのキャパシティとやらはさ」
男「……」
女「あんまり周り舐めるのもいい加減にしといたがいいよ?
まだ3ヶ月の新人女ちゃんでも男の気配が
変なのにくらい気がついてるって。
声かけるの躊躇わせるほど黒オーラだしてさ」
男「そか……」
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「そだよ」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「……」
女「だから、うちが男の神楽坂の分は、持つ」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「それはキャパ的に無茶があるって」
女「返事しなくて良いし。むしろ、返事を許した覚えはないし」
男「なんですか、それって」
41 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:33:36.67
ID:lUbUVC+k0 女「問答無用ってこと」
男「言葉の使い方間違えてるよ」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「これで、いいのっ! うへへ」
男「笑い事じゃなくて」
女「おとこ。うちの云うこと聞くのいや?」
男「いや、嫌とか嫌じゃないとかでなく」
つかつかつか
女「いうこと、聞きなさい」
男「女先輩、論理が曲がって」
女「き・き・な・さ・い」
男「……」
女「一人で行かないでうちにも一緒に走らせなさい」
男「……」
女「ぐーでぶつよ?」
男「もう……。俺、一生女先輩に勝てないのかよ」
42 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 10:34:36.59
ID:lUbUVC+k0 女「偉いぞっ」にこっ
男「偉くない」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「?」
男「ちっとも偉くない」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「んー? そうかなぁ」
男「あきれ果てる」
女「ま、仕方ないよ」
男「え?」
女「ブラックだしね」
男「そっか」
女「ブラックだもん。そういうことも、あるよ」
男「ブラックだから、か」
51 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 11:33:27.06
ID:ZyrkDBLnP ――5/14、火曜 16:00 神楽坂作業室
男:カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
新人女「今日は男さんも女さんもすごいですね」
女「そう?」
男「そんなことないっしょ」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
新人女「すごい勢いですよ」
C男「遅さを捨ててる」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
男「――」
女「おとこ、張り詰めてる」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
新人女「?」
男「はいはい。先輩。判ってますよーって」タタン!
53 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 11:37:19.66
ID:ZyrkDBLnP C男「……」
女「うちが見張ってるから、平気」
男「――この程度じゃ、つぶれない」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
C男「――俺もそこに行く」
新人女「……」
C男:カタカタカタカタカタ
新人女:カタカタカ
男「――」
女「おお♪ 良いリズム! みんな早くなってきたなぁ」
C男「まだだ」
新人女「わたしは一杯一杯です……」
C男:カタカタカタカタカタ
新人女:カタカタカタ
男「無理はしないで」
女「……む」
男「でも、がんばって」
54 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 11:41:01.97
ID:ZyrkDBLnP 新人女「はいっ」
女「うう。うちも頑張るぞぅ!」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
C男「セット6消去、セット7消去」
男「お。C男やるなぁ」
C男「捨てる。進捗表を捨てる。終わった順から捨てまくる」
女「ウォリアーくさい顔するようになったじゃん」
C男「……」ニカッ
女「いや、あんた笑わないでいいや」
C男:カタカタカタカタカタ
新人女:カタカタカタ
男「風俗貯金ってすごいな。見習うべきかな」
新人女「はい?」
男「いやいやいやいや。何も言ってませんよ?」
新人女「?」
男「何でもありませんよ。ほんと」
59 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 11:52:08.24
ID:ZyrkDBLnP ――5/17、金曜 20:00 神楽坂作業室
男「――二週間か」
女「うぉぉぉ! か・ら・あ・げ~!」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカ
女「――っ」
男「……」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカ
男「女先輩」
女「からあげ~」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカ
男「女先輩っ!」
女「む。おとこ、どうした? メシの時間?」
男「メシはさっき食ったでしょ」
女「じゃ、からあげ?」
63 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 11:58:58.70
ID:ZyrkDBLnP 男「違います。今日は切り上げて帰りますよ。帰ってください」
女「やだ」
女:カタカタカタカ
男「先輩も、ぼろぼろでしょ」
女「男にゆわれたくないし。男見張らないと暴走するし」
女:カタカタカタカ
男「俺も帰りますから。ってか、今日は全員解散! 明日は休み。
全員オフで休養日っ。みんな撤収準備で」
C男「……ふっ。勤務を捨てる」ふらっ
新人女「あ、は、はい」ふらぁっ
女「……むぅ」
男「ふくれてもダメですよ。ほら、先輩、帰る支度」
女「はいはい、わかりましたよーっだ。マネジのケチ」
男「ケチで云ってる訳じゃないです」
男「10分くらいで撤収するよー」
新人女「はい、はーい」もたもた
男(新人女さんも、体力限界だよな……)
65 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 12:06:53.79
ID:ZyrkDBLnP ――女性トイレ
女「……顔、洗わんと」
女「わぁ、うち。かなり死んでる。死んだ魚の目。
アーカムもびっくり! ……あはは」
女「……あはは」
ばしゃばしゃ
女「はぁ……。ん。呼吸整えて、髪の毛整えて」
かちゃん
新人女「あ」
女「お?」
新人女「あの、そろそろ退出するって、男さんが」
女「おけおけー。ちょいまってね~」
新人女「あの、女さん?」
女「ほい?」
71 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 12:19:04.85
ID:ZyrkDBLnP 新人女「大丈夫ですか? お顔、真っ青ですよ」
女「美白?」
新人女「そうじゃなくて」
女「室内系おとなし清純娘路線?」
新人女「じゃなくってっ」
女「えへへ」
新人女「……」
女「だいじょうぶ、だいじょうぶ。新人女ちゃんは
ちょっとびっくりしてるだけ。うちウォリアーだから
こんなの日常茶飯事。ブレックファーストの前に
ベビーのハンドをサブミッション」
新人女「でも」
女「唐揚げ食べれば治るよ」
新人女「女さん、私の倍もタイムカード埋まってますよ」
女「大げさな~」
新人女「やっぱり、私、男さんに言って何とかしてもらいます」
女「新人女ちゃん」
73 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 12:27:28.89
ID:ZyrkDBLnP 新人女「――っ」
女「うちから、ウォリアー取っちゃダメだよ」
新人女「……え?」
女「他の何をとっても良いけど、ウォリアーはだめ」
新人女「え? え?」
女「なんちて。えへへ」
新人女「……」
女「そんな顔しないで、だいじょぶだって!
最近新人女ちゃんも早くなってきたな、ありがたいなーって。
男とも話してるんだからさ。確かに鬼忙しいけど
みんなでがんばれば、ぎりぎりしのげるって」
新人女「はい……」
女「いろいろ負けないよ! うちはっ」
新人女「あの」
女「?」
新人女「私もがんばりますので」
女「おうっ♪」
74 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 12:36:34.86
ID:ZyrkDBLnP ――5/18、土曜 12:00 神楽坂作業室
女「えへへ~」
男「なにが『えへへー』ですか、先輩」
女「いやぁ。男と休日お昼ご飯だし、
おごりを要求しようかと」
男「何がおごりですか。そんな顔色で」
女「えへへ~」へろっ
男「っ!」
女「おお。よろけた。ごめん、ごめん」
男「帰りましょうよ。先輩」
女「水島ぁ一緒に日本に帰ろう~」
男「なんでビルマの竪琴の物まねなんですか」
女「なんかこう……敗残兵気分を盛り上げるため?」
男「やですよ。敗残兵なんて。縁起でもないっ」
女「まぁまぁ。ちょっとさ」
男「?」
女「たんま」
男「どうして?」
女「胸が高鳴っちゃってさ」
男「どんな乙女ですか」
75 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 12:41:45.72
ID:ZyrkDBLnP 女「ただの動悸だって」
男「……」
女「もう平気。でも、お昼ご飯はいいや。もうちょい後で」
男「なんでですか」
女「18番ファイルだけ、処理しちゃいたい」
男「もう……」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカ
女「……」
男「……」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカ
女「――おし。もちょい」
男「……」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカ
女「――」
男「……。……っ」
77 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 12:45:32.19
ID:ZyrkDBLnP ――5/18、土曜 13:00 神楽坂作業室
女「おっし、仕上げたよ」
男「はい、お疲れ様です」
女「まぁね、うち偉いからね」
男「――」
女「ほ? どした?」
男「偉いです、女先輩」
女「変な顔して。またまた」
男「……いえ」
女「んじゃ、ご飯にしようか」
男「俺買ってくるんで。女先輩は休憩で」
女「おー。レディなんとかのサービス?」
男「いえ、年長者を敬うようなサービスで」
女「……」
男「……」
女「うち、いま突っ込む気力無いから無理にぼけなくても良いよ?」
男「いや、ぼけじゃないんですけど」
女「なぬ!?」
78 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 12:51:15.95
ID:lUbUVC+k0 男がレベルアップしたのか
女がさがってるのか・・・・怖いわ
支援79 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 12:51:43.46
ID:ZyrkDBLnP 男「とにかく。行ってきますから。コンビニで良いですよね?」
女「うちプリン~。出来ればカボチャプリン」
男「はいはい」
女「あと、おにぎり。シーチキン」
男「了解」
がちゃん。たっ、たっ。
女「……ふはぁ」
女「うー。ちょっとつらいかなぁ。目が、きついや」
女「アイマスク、あったっけかな。
ロッカーに入れといたような……。目薬もか」
女「ま、いっか……。取りに行かないでも」とさっ
女「ちょっとくたびれちったな。
座り仕事なのに、息が、きれるとはね。あはは~」
女「休憩しよ」かたん
女「男が帰ってくるまで、ちこっとだけ」
女「まだまだ、こんなもんじゃないかんね。うちは」
83 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 13:04:49.34
ID:ZyrkDBLnP ――5/18、土曜 13:20 神楽坂作業室
男「ただいまぁ、買ってきましたよ」
女「ご苦労! おとこ! 輜重部隊の任務は重要である」
男「女先輩の分は、シーチキンと、おかかと、カボチャプリンと
煮物と野菜ジュース。それからジャスミン茶で」
女「あんがと!」にこっ
男「で、こっちは俺の分っと」
女「ふむ」じーっ
男「なんですか?」
女「男のおにぎり、なんなの?」
男「俺のは昆布と高菜ですよ。それからおひたし」
女「なんか、男は」
男「へ?」
女「お総菜のこの身が、下町のおばさんみたい」
男「っ!?」
女「世話好きの献立というか」
男「なんかショックなんすけど」
女「別にけなしてないってば」
84 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 13:09:59.34
ID:ZyrkDBLnP ――コンビニ食事
男「なんか納得行かないすな」
女「まぁまぁ。シーチキン美味いしもぐ、もぐ……」
男「……」
女「ん? どしたん?」
男「やっぱ、体調つらそうですね。食べるペース、落ちてる」
女「そ、そんなことないよ? うちだって女じゃない?
ほらね。やっぱ、小さな口で小鳥みたいにね。
ちょこっとずつ食べる訳ですよ」
男「『カーネルの首は私が取る』って両手にチキンドラム
装備して交互に食ってたじゃないですか」
女「それは、ほら。宴会芸ですよ!
うちのサービス精神って云うかっ」
男「……」じーっ
女「えへへ。あはは~」
男「先輩、飯食ったら帰ってくださいね」
85 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 13:15:01.21
ID:ZyrkDBLnP 女「やだ」
男「ヤダじゃないでしょ」
女「やだもん」
男「『もん』とかつけたって可愛くなりませんよ」
女「うがっ!!??」
男「口を四角く開けてると、ロボみたいですよ」
女「ギギ……うち、イヤだぽん。拒否スル」
男「どんなロボですか」
女「コレジャナイロボ?」
男「訳判りませんよ。だいたいっ」
女「――」
男「ぼけたってダメですよ。息粗いじゃないですか。
運動なんてちっともしてないのに。
動悸してるじゃないですか。
それ、心因性過呼吸ですから」
女「真・淫世過去級」
男「へんな読み替えしたってちっとも解決しないですから」
女「あはは~」
86 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 13:19:44.54
ID:ZyrkDBLnP 男「笑ってる場合じゃないですよ」
女「笑ってる場合なんだって」
男「いつも冗談ばっか」
ぽむんっ
男「先輩?」
女「おし、止まった」
男「止まりもしますよっ。いきなりっ!!」
女「いいやん。得したやん。うちの胸ぎゅむっ! って」
男「損しました」
女「酷っ!」
男「萎えます」
女「無残だっ!」
男「萎えてしまいます」
女「あははは~。汗臭いしなぁ……。ま、おとこもさ。ほら」
男「?」
87 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 13:24:34.12
ID:ZyrkDBLnP 女「仕事席ついて」
女:カタカタカタカタカタカ
男「――そんな話を」
女「ごまかす気なんて、無いってば」
女:カタカタカタカタカタカ
女「ちょっとでも、手元を遊ばせていたくないんだってば」
男「――」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカ
女「そうそう。こうやってるとさ」
男「――」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカ
女「なんだか、ずーっと昔からデスマーチしてる気分だね♪」
男「うっわ、最悪の返しだ!」
90 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 13:28:06.67
ID:ZyrkDBLnP 女「まぁまぁ。お話を聞かなきゃ、男」
男「まぁ、聞きますけど」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカ
女「仕事が忙しくなると」
男「……」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカ
女「何もかんも、煩わしくなるでしょ。最初は、会議とか
打ち合わせとか、電話とか」
男「――」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカ
女「で、携帯が煩わしくなって、メール見るのも面倒になって。
食事が面倒になって……。
そのうち、周りから質問されるのも煩わしくなる」
男「――」
92 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 13:31:32.13
ID:ZyrkDBLnP 女「休憩の暇も痛いくらいに仕事がぎっちり詰まってるとさ」
男「――」
男:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカ
女「話すのも、笑うのも煩わしくなるでしょ」
男「――」
男:カタ――
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
男「――」
女「それじゃ、だめなんだってば」
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「人間、仕事がきつくて身体はこわしたとしてもさ
気持ちはそう簡単に折れたりしないんよ。笑えてれば」
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「でも、笑えなくなったら、デスマは
本当にデスマになっちゃうよ」
93 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 13:36:32.86
ID:ZyrkDBLnP 男「――」
女「だから、笑い事なんだよ。笑い事じゃなきゃダメなんだよ」
女:カタカタカタカタカタカタカタカタ
女「笑ってないと、みんなで笑ってないと。
誰も欠けないで笑ってないと、本当にブラックになっちゃうよ」
男「……」
女「ほら、男も、手を動かすのだ」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
男「なんか俺、先輩にいろいろ言われてばっかりな気がします」
女「ま、うちはウォリアーやしね! 先輩やしっ」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
男「へこむって云ったら信じます?」
女「信じない」
男「うわ、信用無いなぁ」
女「信用なんかしてないんやってば」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
94 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 13:40:00.19
ID:ZyrkDBLnP 女「大丈夫。男は、センスあるから」
男「――」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
女「男の引くスケジュールは、センスあるもん。
男の戦力把握はうちよりずっと正確だし、
男の読みはうちよりずっと遠くまで見えてる。
――見えすぎて責任感で身動きできないときもあるくらい」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
女「うち、男のこと、信頼してるって。
うわ、めっちゃ恥ずいやん? 信頼って。えへへ」
男「そりゃ、もう」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
女「?」
男「救われちゃってます。悔しいことに」
女「ん。偉いぞ。――あとは、勝つだけやん」
97 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 13:53:08.76
ID:ZyrkDBLnP ――5/19、日曜 7:00 神楽坂作業室
がちゃり
C男「捨てよう」
男「あー。おはよ。朝から不法投棄か-?」
C男 こくり
男:カタカタカタカタカタカタカタ
男「どしたんだ? こんな日曜の朝早くから事務所来て。
私生活が寂しいヤツみたいに見えちゃうぞ」
C男「自己批判を捨てよう」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
男「まったくだ」
C男「俺もやる」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
C男:カタカタカタカタカタ
男「立ち上がりも、手際も早くなったね」
C男 こくり
98 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 13:56:22.46
ID:ZyrkDBLnP 男:カタカタカタカタカタカタカタ
C男:カタカタカタカタカタ
C男「先輩は?」
男「女先輩?」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
C男:カタカタカタカタカタ
C男 こくり
男「会議室で爆眠」
C男「観てくる」
男「んー。おい、あれでも一応女性だし」
かちゃ
男「まぁ、いいか」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
102 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 14:01:56.46
ID:ZyrkDBLnP ――会議室
女「すぅ……。くぅ……」
C男「……」
女「くふぅ……。すぅ……」くてん
C男「……」
女「と、……ちょい……。くふぅ……」
C男「――」
C男「ぼろぼろだ」
C男「ミントコンディションにはほど遠い」
C男「要メーカー修理」
C男「……やっぱり。足りて、無い」
104 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 14:06:41.58
ID:ZyrkDBLnP ――作業室
かちゃり
男「寝てたでしょ?」
C男 こくり
男:カタカタカタカタカタカタカタ
C男:カタカタカタカタカタ
C男「ぼろぼろ」
男「先輩?」
C男「うん」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
C男:カタカタカタカタカタ
男「だね」
C男「捨てよう」
男「いやいや、捨てちゃダメだろ。先輩だし」
C男「足手まとい」
男「んなこといってもなぁ」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
C男:カタカタカタカタカタ
106 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 14:09:56.96
ID:ZyrkDBLnP 男「そんなこと云ってもさ。ボロってきても
先輩の戦闘力って頭1つ抜けてるんだよな。
俺としても悔しい訳なんだけどさ」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
C男:カタカタカタカタカタ
C男「捨てよう」
男「だからさ」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
C男:カタカタカタカタカタガガガガ
C男「あんなポンコツ女は、すぐに廃棄すべき」
男「お!」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
C男:カタカタカタカタカタガガガガ
C男「捨てても、問題ない」
男「なんだなんだ。化けたな」
C男「ふふんっ」
C男:カタカタカタカタカタガガガガ
男「風俗パワーか?」
C男「っ!?」
107 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 14:12:19.03 ID:B8mzFnknO
C男wwwwww108 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 14:16:19.46
ID:ZyrkDBLnP 男:カタカタカタカタカタカタカタ
C男:カタカタカタカタカタガガガガ
男「すげぇな、予想以上だ。鶯谷とかか?」
C男「その妄想を捨てろ」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
C男:カタカタカタカタカタガガガガ
男「ペースあがってるわ。いつの間にか育つもんだな」
C男「鍛えた」
男「そっか」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
C男:カタカタカタカタカタガガガガ
C男「俺が作業持てる」
男「――」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
C男:カタカタカタカタカタガガガガ
C男「先輩を捨てよう」
男「C男さ」
112 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 14:19:12.23
ID:ZyrkDBLnP 男「気を遣ってるの?」
C男「違う」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
C男:カタカタカタカタカタガガガガ
C男「俺も童貞捨てる」
男「ふむ。ソープはまだか」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
C男:カタカタカタカタカタガガガガ
C男「俺もデスマに侵入って、童貞を、捨てる」
男「――」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
C男:カタカタカタカタカタガガガガ
男「そか」
C男「ウォリアーに、なる」
女「風俗ウォリアーが、うちのことを
捨てる捨てるいうなーっ!」 ボカッ!!
C男「!?」
114 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 14:26:22.02
ID:ZyrkDBLnP ――5/19、日曜 8:00 神楽坂作業室
女「ごちそーさまでしたっ♪」
男「ごちそーさま。たまに食うと朝マックうまいな」
C男「俺が買ってきたのに」
女「なんか云った?」
C男「……」
男「えーっと」
女「いや、ひどいよ。男。これはゆゆしき事態ですよ?
うちさ、これでもやっぱり先輩としてさ?
C男を、うちなりにちゃんと育ててきた訳ですよ。
この表情の読めない廃棄星人をですよ」
C男「……」
女「それを事もあろうに、こやつ、私を捨てようと
してた訳ですよっ! 下克上ですよっ!
最近妙に修行チックで腕を上げてきたなと思えばこれですよ
先輩を追い落としてその地位を
簒奪するつもりだった訳ですよっ」
117 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 14:34:49.18
ID:ZyrkDBLnP C男「捨てたい……」
男「いや、女先輩? それはちょっと違うんじゃないかな」
女「どこが違うんですかっ?
うちは捨てられようとしてた訳ですよ。
うわ、、むかつくっ! なんか付き合ってもいないヤツに
フラれたような気分をなんでうちが感じなきゃいけないっ!?
捨てるってなんか酷い言葉ですよ、まったくっ」
男「えーっと、そう言うんじゃなくて、C男としては」
女「謀反ですよ、本能寺ですよ。
じゃーんじゃーん孔明の策略だ。
呂不様がまた裏切ったぞーですよ。竜騎士カインですよ」
男「えーっと」
C男「俺を捨てたい」
男「女先輩、女先輩ちょっと」
女「なに? おとこ。いっとくけど、
うちの心は深く深く傷ついてるんよ? 繊細なハートに
茨のようなひびが入ってるんよ?」
男「C男がパーティーバーレルおごるそうですよ」
女「よし許す」
118 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 14:37:29.91 ID:xrp5CsRLO
女wwwwwwww
シエスタ119 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 14:39:00.16
ID:ZyrkDBLnP ほどよい場所なので、ちっと休憩します。
申し訳ない。家事と仕事してきます。
残ってれば続きがんばるよ。
みんなも、ジャムサンド食え~。
120 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 14:39:27.78
ID:lUbUVC+k0 廃棄星人wwwww121 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 14:39:28.07 ID:P9D5J5dz0
乙
123 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 14:42:23.77 ID:QBe1LsTn0
女先輩の萌えキャラっぷりがパネェ
124 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 14:50:38.87 ID:KDZV1kN5O
逆にウザイだろ
実際行ける行ける言って倒れるだの死なれたらそれこそ大迷惑なんだよな
162 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 19:09:36.17 ID:sk0Lz3J7O
これ見てたらブラック企業で働きたくなった
163 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 19:15:04.75 ID:aMptFXXxO
>>162の人生を捨てよう
164 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 19:15:13.79
ID:lUbUVC+k0 >>162
女先輩と新人女はいないぞw
165 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 19:17:14.54 ID:0NegEDfi0
後の上原である
172 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 20:02:28.02
ID:ZyrkDBLnP ――5/22、水曜日 18:00 神楽坂作業室
男「んっと。おーい野郎どもー。進捗確認」
新人女「予定より先行で、んっと半日くらいです。
ファイルは48」
女「う~。遅延~。一日くらい」
C男「ファイル24。ちょうど」
男「で、俺がぎりぎりオンタイムっと。女先輩が遅延か」
女「面目ない」
新人女「割り振りが大きかったですから」
C男 こくり
男「うん、まだ許容できるんで、後で辻褄あわせましょう」
新人女「はい」
C男「了解」
女「がんばる~」
176 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 20:07:04.44
ID:ZyrkDBLnP 男「んで、もうそろそろ良い時間なので、本日は解散気味で」
新人女「はい。さすがにちょっとへこたれました」
C男「勤務を捨てよう」ふらり
男「はいはい、おつかれー」
新人女「えっと、男さんは?」
男「俺は、もう一息。後始末してあがります」
新人女「私も残りましょうか?」
C男「妖怪マネジは捨てよう」
男「いや、みんなも体力レッドランプでしょ。そろそろ
大変だよ。俺も後始末だけやったらあがるからさ」
女「うん、早くあがって休むのも仕事のうちだよ~」
新人女「はい……。ではお言葉に甘えて」
C男 こくり
新人女「では、お先します~」
C男「また明日」こくり
178 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 20:10:44.48
ID:ZyrkDBLnP ――5/22、水曜日 22:30 神楽坂作業室
男「――なんてね。そんな話してると」
女「こんな時間になる訳だ」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
男「うっし、もうちょい。もう一息」
女「その台詞、1時間くらい前にも聞いた」
男「う~」
女「リアクションが薄いぞ~」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
男「先輩だって突っ込みぬるいですよ」
女「やっぱ体力切れると鈍るね」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
男「帰る時間になるとさ」
179 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 20:15:24.75
ID:ZyrkDBLnP 女「ん?」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
男「なんかこう、考えちゃうでしょ。ああ、いま会社を出たら
家に着くのは午前様で、7時に出なきゃならないから4時間
しか寝れないなぁ、とか」
女「あー、あるねー」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
男「そーなるともう、いっそ泊まった方が楽かもみたいな」
女「なるなる。その方が寝られるじゃん。みたいなね」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
男「実際には、同じ時間寝ても会社だと回復しないんだけど」
女「やっぱりどろどろ畳とか、会議室の段ボールとか、
机の下とか、そういうのだとね~」
181 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 20:20:11.73
ID:ZyrkDBLnP 女「うはは。相当に惨めな話してるね、うちら」
男「まったくだよ」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
女「うちなんかさ。やっぱ女だし。毎日同じ服って訳にも
いかないしさ。会社に着替え持ち込んじゃったよ」
男「あー。やっぱし。そんな気配してた」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
女「ばれてた?」
男「そりゃ、四六時中一緒だから。……やっぱり給湯室?」
女「うんうん。給湯室で、洗面器にお湯張って身体だけ拭く」
男「わー」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
男「合コンじゃ絶対に言えない話題だね」
女「うち、そんなの出たこと無いから平気!」
男「平気なのかなぁ、それ」
女「ま、他所様に言える話じゃないよね」
183 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 20:25:25.32
ID:ZyrkDBLnP 男「先輩。先輩~」
女「なにー? おとこー」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
男「先輩、そろそろ終電じゃない?」
女「あー」
男「?」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
女「男は泊まるつもりでしょ? いいよ、うちもそうする」
男「帰らないと、回復しないよ」
女「だって、面倒くさい……」
男「面倒じゃないでしょ。そんな負け犬台詞」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
女「聞いてよ、男」
男「あー。はいはい?」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
185 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 20:29:55.23
ID:ZyrkDBLnP 女「うちね、うちねっ」
男「はぁ?」
女「もう、2月からゴミ捨ててない」
男「へ?」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
女「だって生活不規則だし。ゴミの曜日なんて覚えてられんし。
――夜中にだすと五月蠅いしね。うちの部屋、ポリ袋あるん」
男「えーっと」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
女「あ。別に量は多くないんよ? 3つだけで、カピカピで。
汚い訳でもなくて、そもそも家で出るゴミってコンビニの
袋だけだしね……ってそういう話じゃないんじゃーっ」
男「いや、自己切れされても」
女「別に、困る訳でもないんやけどね。なんてぇかね」
男「ふむ」
女「駅から家まで、歩くじゃないですか?」
男「はぁ」
186 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 20:34:15.42 ID:SCsJuM90O
ゴクリ…187 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 20:35:06.19
ID:ZyrkDBLnP 女「そん時、何とも言えない気分なるんよ。
『うちゴミ部屋に帰る女なんやな……』って。
判る? その切なさ、むなしさっ?」
男「ゴミ捨てなよ」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
女「彼氏が待ってたり子いぬが待ってたりとか、
そんなささやかな夢を追いかけてる訳じゃないんやけどね。
それでも年頃の女として、家で待っててくれてるのが
ポリ袋ってのはやっぱりね」
男「いや、だからゴミの日にだせばいいじゃない」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
女「いっそゴミ袋達に名前つけようとも思うん。
アルファ、ブラボー、チャーリーって
そうしたらこのささくれた気持ちにも潤いが戻る気がする」
男「なんで特殊部隊のABCネームなんですか」
女「そうしたら会社に行くときもお見送りしてもらえてさ」
男「俺にはむなしさ倍増計画に聞こえるんだけど」
188 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 20:39:44.09
ID:ZyrkDBLnP 女「ぐはぁ! 男はそれでもマネジですか!」
男「は、はいっ!?」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
女「もっとこう、部下の気持ちを盛り上げて。
能力を引き出す戦い方をですね」
男「そんなこと云われても、いまの話題って
励ませる要素が微塵もないじゃないですかっ」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
女「まぁ、そんな部屋で待つ三人のことを考えると」
男「スルーだよ」
女「会社に泊まっちゃうのも悪くないよなとか
思えて来ちゃうんだよ。青春って怖いね」
男「青春と接続!?」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
女「だからうちも、泊まるよ」
189 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 20:45:40.70
ID:ZyrkDBLnP 男「だーめ。女先輩も限界近いんだから」
女「むー。男の方が一杯仕事してる」
男「それは体力の問題でしょ。女先輩の武器は
集中力なんだから、自分で自分の武器鈍らせて
どうするんです」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
女「そんなこと云ったって、現に池袋の分は二人合わせても
四日分遅延してるよ。ううん、シビアに見積もれば
一週間分くらい遅延してるかも」
男「週末どうにかしますよ」
男:カタカタカタカタカタカタカタ
女:カタカタカタカタカタカカタ
女「そんな無茶な。うちも泊まってやってく」
男「ダメです。今日のところは」
女「たんま」
203 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 21:16:58.44
ID:ZyrkDBLnP 男「強制仕切り直しってことで」
女「それ『最後の弾薬を再配分せよ』みたいだなぁ」
男「仕事の指示もだしたっと。撤収しますよ、女先輩」
女「んー」
男「どうしたんです」
女「いいのかなぁ。まだまだ仕事終わってないのに。
佳境モードなのにさ」
男「んな二ヶ月も続く佳境なんかありますか。
こんな地獄はただの日常ですってば」
女「うはは。余計に救われないね」
男「イイから帰りますよ。駅までちゃんと連行しますからね」
女「うーん」
男「乗り気じゃないですね」
女「ほら、やはり三人の留守番が」
男「だからゴミくらいだそうよ」
205 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 21:22:06.43
ID:ZyrkDBLnP 女「結局4時間くらいだし、睡眠」
男「先輩、家遠いんでしたっけ」
女「結構ね。駅から徒歩15分。その分ちょっと広い」
男「この生活だと広くてもね」
女「まぁね。うちよりアルファとブラボートチャーリーの
方が家にいる時間長いくらいだしね」
男「そいつら24時間引きこもりじゃないですか」
女「女は何かと身支度とか時間かかって
面倒くさくてやんなっちゃうね~」
男「そっか。そういうのもあるかぁ」
女「電気けしたよー」
男「了解-。んじゃ撤収しますよ」
ガチャリ
207 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 21:27:30.00
ID:ZyrkDBLnP ――駅への路上
女「明日は暑くなるってね」
男「そろそろ夏の気配だね。梅雨っぽいのはさっぱりだ」
女「うっわぁ、ラッシュ電車で出社も萎えるな」
男「そーなるね」
女「男、すごいイヤそうな顔」
男「いやだもん」
女「うちもだけどさ」
男「どこか寄る? 終電まではあと30分くらいだから
牛丼屋くらいならいけるよ?」
女「んー。アイス食いたい」
男「真夜中にアイス!?」
女「だってやけくそっぽい気持ちでしょ?」
男「まぁ、そういう気分の時もあるけどね」
女「あーーー!」
男「へ?」
女「ああああーーー!!」
男「?」
女「アイス食おう! うん、そうしよう」にこーっ
209 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 21:33:34.36
ID:ZyrkDBLnP コンビニ店員「ありがとうございましたー」
女「テイクアウト~」にこっ
男「何で上機嫌かな」
女「ナイスなアイデアがあるから」
男「なんです?」
女「なんと8時間寝れる孔明の策」
男「マジでっ!?」
女「はい」
男「――だまし?」
女「騙してません」
男「――びっくり?」
女「ヘッドロココより誠実」
男「なんだかなぁ」
女「こっちこっち」
男「へいへい」
女「ここを曲がる」
男「え? ええ!?」
211 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 21:34:42.68 ID:22C9a0/Y0
なんというホテルフラグ212 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 21:36:52.11 ID:t+uXbqnTO
らぶ…ほ…だと!!213 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 21:37:06.51 ID:/rixeXHY0
wktk214 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 21:38:15.17 ID:QBe1LsTn0
新宿横の風俗街、だっけ215 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 21:40:21.52
ID:ZyrkDBLnP ――5/22、水曜日 23:30 いわゆるそんなホテル
女「ワリカンだからね。一人4000円くらいね」
男「えええー!?」
女「移動距離15分! トイレ浴室完備!」
男「おーい正気残ってますかー」
女「眠るためならうちは正気なんて悪魔に売りわたす」
男「いや。売っちゃダメだよ」
女「ふわーっはっはっは」わきわき
男「――そのポーズ、何?」
女「ドクター・ヘルの地球侵略の笑い」
男「ある意味安心するなぁ。女先輩といると」
女「さ、入ろ」
男「う。うう~」
女「なんですか男。初心者でもあるまいし」
男「女先輩。流石にこういうのは」
女「部屋選ばせてあげるよ?」
217 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 21:46:01.34
ID:ZyrkDBLnP 男「……えーっと」
女「選んで良いぞ? お部屋。マニアックなのでもうちは良いぞ?」
男「えー」
女「往生際が悪いなぁ。寝るだけだよ。
もしかしてなんか意識してるのか? うちを」
男「イヤ全然。さっぱり。ラブホの前でマジンガーに
殴られるあしゅら男爵の小芝居出来る人間には
萌えられません」
女「――っ。……でしょでしょ?
ざばーっと風呂に入って、アイスとおにぎり食べて、
ぱりっとシーツですぱっと寝るだけ。
電車で移動しないで済むから8時間睡眠。ばっちり!」
男「……」
女「足を伸ばせる風呂はいいよ? うちも男もアパートだし
ユニットでしょ。ゆったりつかると、疲れが取れるよ」
男「えーっと」
女「ちょっと魅力あるしょ?」
男「確かに」
221 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 21:51:35.95
ID:ZyrkDBLnP 女「それに、あれだ」
男「?」
女「男が彼女もちなら、絶対に何にも無いとは言え
彼女さんに悪いから誘わないけどさ。
いまはいないって話だし、迷惑もかからないし。
っていうか話してたらだんだん腹が立ってきた。
うちの睡眠欲をなんだと心得る。
これでも天王寺第三で知られたわがままボディなんだぞ。
覚悟を決めてさっさと半額払いなさい。
むしろ払え。うちの快適睡眠のために」
男「ぇー。そう云われると逆らいたく」
女「払っえっ。うちはこのままじゃ
満足にお風呂にも入れない三日ぱんつの女として
花のような青春をくさいという評価で過ごす羽目になる。
それはぜんぶマネジの責任っ。
だからお風呂をワリカンするのは当然っ」
224 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 21:55:22.52 ID:t+uXbqnTO
わがままボディ…ゴクリ。226 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 21:57:21.41
ID:ZyrkDBLnP 男「そうかなぁ。なんか論理が歪んでるような」
女「は、ら、えっ」ぎりぎり
男「痛っ。――りょ、了解」
女「うんっ。偉いぞっ」にこっ
男「――かなわんなぁ」
女「選んでいいぞ?」
男「あー、もう。これで」
女「2、0、3っと」
がちゃこん
女「よし、さっさといこう!」
男「はいはい」
女「早くしないと、アイス溶ける」
228 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 21:59:40.15 ID:abGAHKqfO
これだけ忙しくて疲弊してると
性欲なんか消えてしまいそうだけどな229 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:01:05.84 ID:PgFvautL0
>>228
極限のふとした瞬間が
一番性欲が高くなる
生存本能的意味で
231 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:03:27.74 ID:IZJr+jB1O
>>229
そうそう、なんか性欲強くなるよな
232 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:03:51.29 ID:wmN8tXHo0
>>228
お前は疲れマラの存在を忘れたのか!
まだ会社だけどパンツ脱いだ
>>1よ期待している
233 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:04:01.68
ID:ZyrkDBLnP ――5/22、水曜日 23:30 存外おとなしめの部屋
女「おー。思ったより広い」
男「ほんとだー」
女「空調効いてるし、これは良いね」
男「たしかに。その辺は認めざるを得ないですね」
女「――とりあえず、お風呂張ろう」
男「あー。いいですいいです。俺がやりますから。
女先輩はアイス溶けるんで食っててください」
女「む。いいの? 普通は女がやったりしない?」
男「何いってんですか、今更。
変に手間取るのだるいでしょ。
二人とも眠すぎて頭痛始まってるのに」
女「それもそっか。マネジ了解。アイス食べてます」
男「んーっと。捻るだけね。……うっわ。装備満載だな。
……えーっと。隠しておこう。はしゃがれても、困る」
234 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:09:24.29
ID:ZyrkDBLnP 女「もぐもぐ」
男「……」
女「もっぐもっぐ」
男「えーっと、先輩? なんで正座して食べてるんです?」
女「ぬっ! ――いや、うちの部屋、布団だから。
なんかボヨンボヨンのベッドスプリングに、
思わず正座をしてしまった」
男「はぁ……。まぁ、おにぎり食いますか」
女「うん、食べよう~」
男「いっただきます」
女「いただきまーっす」
男「……もぐもぐ。ん」
女「もぐ……」
男「割といけますよ、新作」
女「野沢菜らっけ?」
男「はい……もぐ」
236 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:13:57.03 ID:QBe1LsTn0
エロスな流れにはならないんだろうけどつい期待してしまう俺ばかん238 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:14:36.89
ID:ZyrkDBLnP 女「なんか二人で向かい合って」
男「?」
女「ベッドの上で正座でおにぎりってシュールだ」
男「足を崩せば?」
女「崩したところでシュールさはもはや薄れない」
男「つまり手遅れって事ですね」
女「んだね。疲れてるとき煮物食べると、スゴイ視野狭窄だ。
手元しか見えない感じ。周辺真っ暗」
男「それ、末期症状だよ」
女「幻聴とか聞こえたり?」
男「それは薬がきまってる」
女「んっ。っと」ぺろっ
男「指舐めたりしないの」
女「だって、ご飯粒着いてた」
男「はしたない」
女「いいじゃん。自分の指くらい」
240 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:17:00.56 ID:QBe1LsTn0
何もしなくて良いから同衾して欲しい
体温で癒されても良いじゃないか ウォリアーだもの
247 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:24:38.03 ID:Dtw/UTtg0
男はソファーか床だろjk
くそっ!
こんな現場行った事ねぇよ!
デスマは死ねるだけ経験してるのに・・・242 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:19:42.93
ID:ZyrkDBLnP 男「先輩はそういうところはお子様だ」
女「いいの。うちにはうちの流儀があるのっ。
ごちそーさまでしたっ!」
男「ごちそうさまでした」
女「男だって、自分がご飯食べ終わってても、相手が
食べ終わるまで待ってからごちそうさまするじゃない。
それも絶対に」
男「うん。そうだけど?」
女「だれでも流儀というものがあるのです」
男「そんな大層な話じゃないよ。全然。あ、そういや」
女「?」
男「もうお風呂は入れるよ?」
女「へ? まだ10分くらいだよ?」
男「こういうところはセントラルで沸かして
いきなりお湯で張るからね。早いんだよ」
女「すごい慣れてない?」
男「普通だよ」
女「またまたぁ!」
248 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:24:56.86
ID:ZyrkDBLnP 男「いや、そういう親父的な微笑みとか突っ込みは良いから」
女「一応、礼儀かなぁと」
男「いいからお風呂入ってきてくださいよ。女先輩」
女「うち先!?」
男「何びっくりしてるの」
女「い、いや。てっきり男が先に入るのかと」
男「なんで?」
女「え。いや……。理由は別にないけど」
男「ま。先輩お先にどうぞ。一応女性だし。さくっと入って
さくっと寝ちゃうと良いですよ。せっかく睡眠時間確保
する作戦なんだから」
女「そ、それはそうだけど」
男「?」
女「や。うん……おっし」ばしばし!
男「気合い入れてかかるほどのことか?」
女「い、行きますっ!」
252 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:30:23.42
ID:ZyrkDBLnP ――5/22、水曜日 深夜 むやみにゆったりした風呂
女「……。ん。ん」
女「普段とシャンプー違うと、なんか変な気分」
女「……でも、広いなぁ。
ユニットバスと比べると雲泥やね。つか、ユニットバスは
シャワールームって名前変えるべきやと思うわ、うち」
女「……♪ ……♪」にへらっ
女「む。うち、いま、顔ゆるんでなかった?
ゆるんでなかったか? いかん。
そんな甘いことではなめられてまう。
ここは毅然とした態度で睡眠をっ」
女「ま、そのまえにリンスもね」
女「……♪ ……♪」にへらっ
女「い、いかんいかん。うちにも先輩の威厳がっ」
257 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:35:26.78
ID:ZyrkDBLnP ぶくぶくぶくぶくっ!!
女「お、おおっ!? 泡が出るっ」
女「お、おとこー。おとこー」
男「なんですかー。ったく」
女「あわっ……えっと、なんでもなーい」
男「はーい」
女「浮かれすぎだ。私」
ちゃぷん。ちゃぷん。
女「小娘でもあるまいし。たかがこの程度で
はしゃぐなんてアホだ。デスマの最中だって」
女「だいたい、男はうちと、そう言うんじゃない。
そんなのじゃないんやしっ」
女「うち、ウォリアーなんやし」
258 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:36:27.39 ID:92ooXOAhO
俺の中で女がどんど可愛くなってく260 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:38:52.24 ID:QBe1LsTn0
これが……萌えだというのか……っ!
261 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:39:02.28 ID:abGAHKqfO
>>257
可愛いなあ262 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:39:10.43 ID:xrp5CsRLO
>>258
女は昔からかわいかったぜ264 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:41:28.76
ID:ZyrkDBLnP ――5/22、水曜日 深夜 未経験なほどでかいベッド
女「お風呂有りがとさんっ」
男「あがりました?」
女「うん、広くてよかったよー。さっぱりした」
男「んじゃ俺も行ってこようかな」
女「行っておいでー」
男「先輩、気にしないで寝ちゃって良いですからね?
手前の方の端っこあけといてくれれば」
女「うわ。ここは、ほら。ソファで寝るとか床で寝るとか
譲り合いというか、騎士道精神というかでぐだぐだする
場面ちがうの?」
男「ヤですよ。半額払ったのに。そもそもなんでここに
来たかって手足伸ばして寝るためでしょうが」
女「正論だ」
男「寝ちゃってて良いですよ」
女「うち、髪の毛乾かさないと眠れんし」
男「ああ、そか」
269 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:46:51.42
ID:ZyrkDBLnP がー。ががおー。がー。
女「こんなもんかなっ。わ。枝毛だ」
女「美容室もいってないもんなー。そら枝毛もあるかー」
女「ま。そのキャラはしゃぁない。うちは、無理やね。
そういうのはちっこくて、目が大きくて、
栗色の髪でふわーっとした感じのさ」
(一人前にはほど遠いんですけど、数のうちというか
戦力として数えてくれたので……)
女「……うん、担当。違うんよね」
女「その辺は適性無いからしかたない。
うちは、うちの担当分を確実にこなす。
おけー。ばっちり!」
女「……担当分が寂しいとか、考えちゃいけません」
女「よし。布団入ろう。男が上がってくると、恥ずかしいし」
277 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:52:05.20
ID:ZyrkDBLnP もそもそ
女「うっわぁ。シーツぱりっとしてて、さわさわってしてて」
女「これは大正解じゃないですか? 慧眼ですよ。
すごく贅沢気分ですよ。わー、脚とか、すべすべだ」
もそもそ
女「やー。いいな。メイド萌えとか判るよなー。
毎日ご飯作ってもらって、こんなシーツの
ベッド用意されてたら、普通に惚れるわ。
かなりマジで。勉強になるなぁ。
人間生理的欲求には勝てないや」もぞもぞ
ざーっ。ざざーっ。
女「――おとこのお風呂の音だ。む?」
ぶくぶくぶく。
女「ふふふ。男も泡に気づいたな」
女「泡はいいなー。背中に当たって、肩こりのとこが
ほぐれて軽くなって」うっとり
280 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 22:58:03.80
ID:ZyrkDBLnP ざーっ。ざざーっ。
女「そろそろ、あがりかな」
女「……なんだかな」
女「うち緊張してるんか?」
女「え? ええっ? まじでっ? 緊張?」
女「というか、むしろ照れてるのか」かぁーっ
男「お風呂あがりましたよー」
女「そんなわけあるかーっ。
うちは北斗ウォリアー拳目録の腕じゃーっ」
男「は、はいっ」
女「……」
男「……」
女「いえ、すいません。興奮してました」
282 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:00:13.15 ID:kyqcGb+UO
何故か丁寧語ww286 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:04:05.65
ID:ZyrkDBLnP 男「ほら、そっちいって」
女「うん」
もそもそ
男「なんか、風呂入ったらすげー眠くなって来ちゃいましたよ」
女「あー、身体が温まって、血液が疲労物質を
洗い流し始めてるんだよ」
男「そうなの?」
女「よく判らないけど」
男「わぁ」
女「な? な? ちょっと感動するでしょ?」
男「かなりね」
女「風呂上がりで、ぱりっとしたシーツにすべりこむとさ、
シーツが素肌をくすぐるんよ。贅沢でしょ」
男「うん」
女「ほら、こっちこっち」もぞもぞ
女「ここも、すべすべだから、ちょっと来てみ?」
男「ん」
女「ほらな?」
男「って乗せられるかっ」
287 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:06:10.41 ID:QBe1LsTn0
~イチャイチャパラダイス中ですがなんら問題ありません~293 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:12:25.43
ID:ZyrkDBLnP 男「ったく。女先輩は、はしゃぎすぎ」ぺち
女「む、やったな」ぺちっ
男「おでこはないでしょ」ぺちぺちっ
女「二回すること無いでしょ」ぺちぺちっ
男「ったく。眠くてまぶたくっつきそうなくせに」
女「男だってそうでしょ。眠そうな顔して」
男「先輩ほどじゃないです」
女「そうさ。眠いさ。眠くて何が悪いのさっ」
男「開き直ったよ。この人」
女「ああ。眠いさ。眠いとも。
高さは東京タワーにして四本分、量にいたっては
後楽園ドーム18杯を埋め尽くすほど眠いさっ。
なんか文句があるのかねっ」
男「全く無意味な場面で格好良いなぁ。女先輩」
女「眠いぞぅ!」
男「それは判りましたから」
289 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:09:02.05 ID:abGAHKqfO
どんな格好で寝てるんだろ
290 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:10:53.59 ID:RvcHzQ0KO
>>289
スーツかな?
ホテルによってはネグリジェ付いてるトコあった気がしたが…。
294 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:13:23.09 ID:abGAHKqfO
>>290
スーツしわしわになるよ…
ネグリジェなんてあるんだ!
旅館の浴衣、ビジホの謎のガウンしか経験ないや
295 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:13:28.47 ID:aMptFXXxO
>>289
普通に考えりゃホテルに備え付けのバスローブ(ガウン?)じゃないのか
女先輩がマイパジャマだったら萌え死ねる
296 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:14:23.43 ID:Dtw/UTtg0
>>295
ジャージがあるだろ。
いやジャージしかないだろ。297 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:15:22.07 ID:/7ywHlWgO
いや、寝るときに服なんて着ないだろ。298 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:15:44.25 ID:QBe1LsTn0
備え付けバスローブ装着した恋人同士で無い男女が同じベッドでイチャイチャパラダイス299 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:15:52.35 ID:abGAHKqfO
>>296
それがあったかw
でもぱりっとしたシーツに素肌が、ってのは…301 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:17:38.37 ID:MUcOiu9j0
お前ら、そこは各自で妄想してハァハァするところだぜ304 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:18:06.97 ID:Dtw/UTtg0
着替え持ち込んでるんじゃなかったっけ?
まぁパンツ三日目宣言は見た希ガス。
というか、考えるんじゃない。
感じるんだ。305 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:18:30.00
ID:ZyrkDBLnP 女「寝るから」
男「はいはい、お休みなさい」
女「ん……」きゅ
男「先輩?」
女「……人見知りの男でも、うちとなら寝れるのしってる」
男「……」
女「うち、身内に入れてもらっとるもんね。
警戒心の内側だから」にぱ
男「……別にそんなに神経質じゃないです」
女「安心して寝て良いよ。うちは、男に悪いこと、しない」
男「……」
女「……噛まないから、安心しろ?」
男「そんなこと。コタツの猫みたいな顔で云われても」
女「むー。気むずかしいなぁ」
男「……」
306 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:20:36.18 ID:bChf4xO0O
ああああなんかこの位の微妙な距離感たまんねぇぇぇぇ女嫁にほしいぃぃぇぁ!
支援307 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:20:45.35 ID:QBe1LsTn0
甘噛みフラグかそれとも背中に引っかき傷か
ネコってえろいよね
312 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:24:46.63 ID:B8mzFnknO
>>307
今まさに寝子だしな314 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:24:51.52
ID:ZyrkDBLnP 女「後頭部撫でてあげるから」
男「なんですかそれ」
女「これすると、くつろぐ」
男「そうなの?」
女「うちが」
男「意味ないじゃないですかっ。つか、いいですよ。
触わったりするのはNGですからね……。
ったく。眠いってのに……ふわぁあ」
女「……ほら、男も、もう眠い」
男「そら……」
女「感染したでしょ……。ん?」
男「これは感染じゃなくて、最初から眠いの……」
女「偉いぞ……。すぅ……」
男「意味通ってないですよ……」
女「おやすみ……」
男「おやすみなさい……」
315 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:26:14.23 ID:B8mzFnknO
しかしここで少しでもエロい展開になると仕事に支障が出て大変だよな……
316 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:26:25.49 ID:5CPKvChcO
何もしない…だと!?
俺が男なら我慢できない…
318 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:32:06.69
ID:ZyrkDBLnP うっす、区切り良いとこまで来ました。
おいらも男並みにねむねむっす、
ちょこっと仮眠取ってきます。
観てくれた人、ありがとうございました。
支援と保守も感謝。ママレードサンドのお礼です。
残ってたら明日も出来ます。
おやすみなさい。
でも、こいつは唐揚げ女。萌えナッシング。
戦場豚の悲鳴が聞こえるぜ。ハンバーガーヒルだぜ。
319 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:32:35.58 ID:B8mzFnknO
ラブホテルに行きなれてる……
男は百戦錬磨の強者なのか、
それともデリヘル利用者なのか
それが問題だ
320 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:33:14.53 ID:Dtw/UTtg0
>>318
乙。
だが、萌える。
それが戦場で俺が学んだただひとつの真実だ。
321 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:34:29.56 ID:B8mzFnknO
>>318
乙
>でも、こいつは唐揚げ女。萌えナッシング。 何言ってんの?
だったら俺の胸の中にあるトキメキは何なの?323 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:35:29.62 ID:xrp5CsRLO
>>319
なによりも問題なのは、明らかに作者がラブホテルに行き慣れてるという事実324 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:36:40.53 ID:abGAHKqfO
乙。
男は本当に草食だな。
女は自称肉食だが肉食じゃないな…
325 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/21(火) 23:37:48.66 ID:X81k0u180
あっちと思ったらこっちか!
フフフこの俺を行ったり来たりさせるとは悪よのうそちもククク337 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/22(水) 00:24:30.91 ID:yEWPUAmI0
先読みはしないが先走りはちょっとでた354 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/22(水) 02:12:00.16 ID:NPSEn8BJO
朝起きると、お互いがお互いをガッシリ抱き締めてる保守
364 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/22(水) 03:40:20.26 ID:NPSEn8BJO
少なからずお互いに意識しあってるのに、よく我慢できるよな保守365 :
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/04/22(水) 03:57:40.49 ID:rYG7bqmi0
だがそれがいい次→同僚女「お前ら喜べ!」その2
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