1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 20:27:56.43 ID:
BjdMx6YR0
エレン「なんだよその合コンってのは」
ジャン「男女が仲良くなるための食事会みたいなもんだ…ってオルオさんが言ってた」
エレン「! オルオさんってあのリヴァイ班の!?」
ジャン「そうだ、あのオルオさんが言うんだから間違いない」
ジャン「だからお前はミカサを含めた面子の方を集めてくれ」
エレン「いや、でも、別に俺は行か」
ジャン「てめぇが来ないとミカサが来ないだろッ!全員分の金は俺が出すから!!頼むッ!!」
エレン「あ、あぁ…分かったよ…」
エレン(なんだよコイツ、気持ち悪いな…)
DVD付き 進撃の巨人(11)限定版 (講談社キャラクターズA)
2:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 20:28:40.34 ID:
BjdMx6YR0
―当日―
ジャン「よし!男子の方は揃ったな!」
ライナー「悪いな、俺達まで誘ってもらって」
ベルトルト「僕なんかで本当にいいのかな…」
アルミン「ベルトルトは背も高くてかっこいいし、何より成績も抜群で人気あるから大丈夫だよ」
ベルトルト「アルミン…」
エレン「お、女子達が来たみたいだぜ」
3:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 20:30:03.99 ID:
BjdMx6YR0
サシャ「今日はお腹いっぱい食べれるんですよね!」
ユミル「しかもお前達の奢りでな」
ジャン(クソッ、てめぇらはミカサのおまけなのに…!)
クリスタ「そういう事言うのやめようよ!」
クリスタ「今日はみんな楽しく、みんなでお金を出し合って食べよう」
アルミン(神様…)
ジャン(女神…)
ライナー(結婚したい…)
ベルトルト(…)
5:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 20:31:14.56 ID:
BjdMx6YR0
ミカサ「エレン、今日は誘ってくれてありがとう」
エレン「あぁ。でもまさかアニまで来てくれるとは思わなかったぜ」
アニ「なに?私がいると不満?」
エレン「いや、そういう意味じゃなくて、アニはみんなで集まるのとか嫌いかなって」
アニ「別に嫌いじゃ」
ミカサ「エレン、もうみんな店に入った。私たちも急ごう」
エレン「ん?おう、分かった」スタスタ
アニ「…」
ミカサ「…」
9:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 20:33:37.58 ID:
BjdMx6YR0
ライナー「俺は天使みたいな子がタイプだな」
エレン「はぁ?ライナーお前何言ってんだ?天使なんてこの世にいるわけないだろ?」
ライナー「何だと!もう一回言ってみろ!!」
アルミン「そうだよエレン!言っていい事と悪い事があるよ!」
ジャン「てめぇ目がちゃんとついてんのか!?」
ベルトルト「もし僕が巨人だったら君の事食べてるところだよ!」
エレン「!?? わ、悪い…」
エレン(なんだこいつら…)
11:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 20:34:28.67 ID:
BjdMx6YR0
アルミン「僕もライナーと同じかな。ジャンは?」
ジャン「お、俺は…そ、その…」
ジャン(ど、どうする!?今言うべきか?みんなの前で?)
ジャン「ぐ…ぐぐ…」
ジャン(やっぱりやめとくか?もっと雰囲気のいいところの方が…)
ジャン「あ、ぅあ…」
ジャン(い、いや!こんなチャンスは滅多にない!今言わないと後悔することに…!)
ジャン「ミ、ミミ…」
ミカサ「エレンの好きなタイプは?」
ジャン「」
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 20:35:23.30 ID:
BjdMx6YR0
エレン「俺?そうだな…」
ミカサ「…」ジー
エレン「…なんで睨むの?」
ミカサ「睨んでなどいない。それより早く答えて」
アニ「…」
エレン(ミカサだけじゃなく何でアニまで睨むんだよ…訳わかんねぇ…)
エレン「やっぱり母さんみたいな人かな」
ジャン「ブッ!ダハハハハ、エレンちゃんはママのおっぱいがだーい好きなマザコンさんでちゅか~?ww」
エレン「!んだと」
ミカサ「ジャン、うるさい。静かにして」
アニ「黙れ」
ジャン「」
14:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 20:38:35.17 ID:ZOa0bYttO
巨人にカーチャン食い殺された奴になんつーことを…
ジャン死んだな
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 20:38:31.98 ID:
BjdMx6YR0
ミカサ「具体的に」
エレン「えっ…?う~ん、叱るときは叱ってくれる人…?」
ミカサ(! これは私の事…つまりプロポーズ!?)
ミカサ「うん、分かったわ」
エレン「?何が?」
ミカサ「大丈夫。エレンは何も心配しなくていい」
エレン「?」
ミカサ「後は全て私に任せて」
エレン「???」
アルミン(なんだろう、急にお腹が痛くなってきた…)
22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 20:45:38.11 ID:
BjdMx6YR0
サシャ「私はご飯くれる人がいいです!」
エレン「お前は飯さえ食わせてもらったら誰でもいいのか?」
サシャ「はい!」
ライナー「…キース軍曹(ハゲ教官)でも?」
サシャ「!?」
サシャ「…」
サシャ「やっぱり格好良くて優しい人がいいです…」
ベルトルト(僕の事か…)
ジャン「…サシャすまん。俺にはすでに心に決めた人がいるんだ」
サシャ「は?」
エレン「何言ってんだお前?」
アルミン(マズい、ジャンが考える事を放棄しはじめてる…考えるのが恐いんだ…)
24:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 20:47:35.68 ID:
BjdMx6YR0
ユミル「私はクリスタが大好きだ!」
ライナー「はいはい、分かったよレズ野郎。んでクリスタは?」
ユミル「ホモの癖に私のクリスタに声かけるんじゃねぇよ」
ライナー「だ、誰がホモだ!誰が!!」
アルミン(本気で怒るって事は…あっ…)
ベルトルト(ライナー…)
エレン「ん?ライナーってホモだったんか?」
アニ「そう。だからあんたも気を付けな」
ミカサ「大丈夫。そんな事は起きない。絶対に起こらない。何があっても起きさせない」
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 20:52:21.17 ID:
BjdMx6YR0
クリスタ「私は守ってくれるような強い人がタイプかな」
ライナー「そうか。んで他には」ムキムキ
クリスタ「え~っと身長は私よりも大きい人で」
ベルトルト「…」セスジピーン
クリスタ「可愛いところもあって」
アルミン「僕、ちょっと眠くなってきちゃった…」ファー
クリスタ「優しい人かな」
ジャン「クリスタってブロッコリー好きだったよな?俺の分食う?」
クリスタ「え?いいの?うん、ありがとう」
アニ「お前らコニーみたいだな」
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 20:54:13.62 ID:a2RB7Rgf0
強いのか可愛いのかどっちだよ・・・
34:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 21:00:52.66 ID:
BjdMx6YR0
エレン「んじゃアニは?」
アニ「私は…あんまタイプとかないな」
アニ「まぁ弱い奴はイヤだけど」
ミカサ「そっか。なら私たちの中にはアニが好きになりそうな人はいないのね」
アニ「は?なんでそうなるの?」
ミカサ「だってみんな私達より弱いじゃない」
アニ「今は弱くても強くなる奴がいるかもしれないだろ?」
ミカサ「でも現時点では弱いでしょ?」
アニ「…」
ミカサ「…」
男性陣「…」
35:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 21:02:28.77 ID:
BjdMx6YR0
ジャン「じゃ、じゃあミカサは!?」
ミカサ「私はタイプとか関係ない」
ジャン「うん?どういう事?」
ミカサ「私の将来はもう決まっている」
ミカサ「だからタイプとかない」
エレン「お前、将来は決まってるって…まさかもうプロポーズされたのか?」
ミカサ「今日された。私はそれに対して『うん』と答えた」
ジャン「な…なんだと…」
アニ「アンタの妄想じゃなけりゃいいけどね」
ミカサ「そんなわけない」ギロッ
エレン(そっかーミカサが結婚かー相手は誰だろうなー)
アルミン(…これ絶対すれ違ってるよね!?)
アルミン(いたた…腹痛が酷く…)
40:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 21:10:59.18 ID:
BjdMx6YR0
エレン「んで次は何すんだ?」
ジャン「お、おう…次はコインゲームでもしよう」
ジャン「まず誰かがみんなにyes、noで答えられる質問をする」
ジャン「それに対してyesなら表側を上に、noなら下にしてこのスカーフの中に入れる」
ジャン「みんなが入れ終わったらスカーフをどかして結果をみる」
ジャン「ちなみに結果に対しての追求はナシだ」
ジャン「以上がコインゲームの説明だ」
エレン(オルオさんすげぇ!こんな遊びを開発していたなんて!)
ジャン「それじゃあ今度はミカサから行こうか」
49:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 21:18:17.78 ID:D6XhlGpP0
中学校ってことは上官達は先生なの?
117:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 22:10:46.12 ID:avuc9Xfy0
>>49
先輩
39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 21:06:07.72 ID:84aN2W8/O
50:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 21:18:23.54 ID:
BjdMx6YR0
ミカサ「この中でエレンに対して特別な感情を持っている人」
一同「えっ…」
ミカサ「?どうしたの?早く入れて」
エレン「な、なぁ今の質問、意味が分からないんだが」
ミカサ「? エレンに対して特べ」
エレン「だからなんで俺限定何だよ!しかも特別って何だよ!!」
ミカサ「特別は特別」
ミカサ「友達や仲間とは違う感情」
ミカサ「…」
ミカサ「みんな早くして」
エレン(俺はどっちむきにしてコインを入れればいいんだよ…)
56:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 21:25:14.48 ID:
BjdMx6YR0
ジャン「じゃあめくるぞ?せーのっ」バッ
表3枚 裏7枚
ミカサ「!!?? 誰!?私の他に後2名!?」
アルミン(ミカサ…自分は表にして入れた事言っちゃってもいいの?)
エレン(俺は裏にして入れた…)
エレン(って事はこの中で3人が俺の事を…?え?)
アニ「おい、これは追求なしのゲームだろ?」
ミカサ「…あなたは表にして入れたの?」
アニ「…答える義務はないね」
ミカサ「…」ギリッ
アニ(としても後一人誰だ?やっぱりライナーか?)
61:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 21:31:41.48 ID:
BjdMx6YR0
ジャン「つ、次は俺だ!」
ジャン「この中で俺の事が好きな人!」
アルミン(ジャン…)
アルミン(もし誰も表にしなかったらジャンは…)
アルミン(よし!僕は表で入れてあげよう!)
ジャン「いいか?せーのっ!」バッ
表1枚 裏9枚
ジャン「い、いあったああああああああああああああああああ!!」
ジャン(ミカサか!?ミカサは俺の事が好きなのか!?)
アルミン「…」
62:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 21:32:45.26 ID:PL3kZNCE0
アルミン良い子すぎる
63:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 21:32:47.26 ID:Hq5XQw8n0
ジャンさん(´;ω;`)
71:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 21:37:36.12 ID:
BjdMx6YR0
アニ「次あたし」
アニ「この中ですでに彼氏彼女がいるやつ」
表2枚 裏8枚
ライナー「えっと…追及はナシなんだよな?」
ジャン「あ、ああ、そうだな…」
アルミン(ミカサ…いくらなんでも嘘は酷いよ…)
アニ(こいつためらいもなく嘘つきやがって…)
ミカサ(私とエレンはすでに夫婦)
ミカサ(彼氏彼女なんて脆い関係じゃない)
ミカサ(だから裏でもいいはず)
エレン「…」
78:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 21:45:20.20 ID:
BjdMx6YR0
―帰り道―
ジャン「…はぁ」
ライナー「…」
ベルトルト「…」
エレン「みんなどうしたんだ?顔が暗いぞ?」
アルミン「エレン…みんな落ち込んでるんだよ」
エレン「どうして?」
アルミン「あの中に1人、彼氏がいたんだよ?」
エレン「ん?2人じゃないの?」
79:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 21:46:48.95 ID:
BjdMx6YR0
アルミン「男性陣のこの表情…間違いなくコインを表にして入れたのは女性陣の2人」
アルミン「そのうち一人は…まぁ…アレだから…」
エレン「アレ?」
アルミン「それで、アニはタイプないって言ってたくらいだし可能性は0に近い」
アルミン「ユミルはクリスタにぞっこん、でももし二人が付き合ってるなら表は3枚になるはず」
アルミン「サシャもタイプをころころ変えてるのをみるといなさそう」
アルミン「ってことは…」
エレン「…クリスタか」
アルミン「うん、そうなるね…」
エレン「…」
73:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 21:39:56.88 ID:fmEbZHdL0
さっきからサシャ喋ってねえぞ
75:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 21:40:59.98 ID:TRgderhk0
>>73
芋食っててそれどころじゃないんだろ
86:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 21:54:16.25 ID:
BjdMx6YR0
―女子―
サシャ「ふー!お腹いっぱい、満足です!」
ユミル「あんたねぇ…」
クリスタ「ふふ、でも楽しかったね」
ユミル「あぁ、私の天使!カワイイ!」
サシャ「ところで彼氏彼女がいる人、2人いましたけど誰なんですかね?」
ユミル「あん?どうせライナーとベルトだろ?」
ミカサ「別に誰でもいい」
アニ「アンタ、嘘ついただろ?」
ミカサ「? 言いがかりはやめて」
ミカサ「あなたこそ、もしかしてエレンが自分の彼氏とか思ってない?」
ミカサ「だとしたらとても愚か」
アニ「」イラッ
クリスタ「…」
100:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 21:59:57.75 ID:
BjdMx6YR0
―次の日の食堂―
エレン「あぁ、昨日の飯はうまかったな!」
アルミン「そう?僕はお腹が痛くてあまり味が分からなかったよ」
ミカサ「エレン、それでいつにしようか?」
エレン「あん?なにが?」
アルミン(イテテ…まただ…)
ミカサ「もちろん結こ」
エレン「あ、まってミカサ、ちょっと用事思い出したわ」
エレン「じゃ!」
ミカサ「あ…エレン…」
アルミン(酷いよエレン!ミカサを僕に押し付けるなんて!イテテ…)
102:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 22:01:02.95 ID:H6y2+eqH0
これは修羅場不可避
104:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 22:03:31.51 ID:VBpXAzTnO
腹痛で悶えるアルミンちゃんかわいいよ
108:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 22:08:27.79 ID:
BjdMx6YR0
ユミル「―――なんだって!」
クリスタ「ふふふ、そうなんだ」
エレン「二人ともおはよう」
ユミル「チッ、二人の時間を邪魔すんなよ」
クリスタ「もう、ユミルったら!おはようエレン」
エレン「おう!んでちょっとクリスタに言いたいことがあるんだけど」
クリスタ「なに?」
エレン「」チョイチョイ
クリスタ「?」フラフラ
エレン「昨日も可愛かったよクリスタ」ボソッ
クリスタ「!?!? もう、エレンったら!!」///
おわり
115:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 22:10:24.40 ID:hG2rX+Ht0
おつおつ
クリスタちゃん大勝利!
125:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/22(月) 22:13:09.89 ID:H6y2+eqH0
修羅場欲しかったが
乙
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