1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 13:35:00.19 ID:
xsh5ziOv0
学校
友「男!帰りにマック行こうぜ?ポテトが安いんだってよ!」
女「えーいいな、私も連れてってよ」
男「ごめん、今日用事があるからさ」
友「えーまたかよ…しゃーねーか」
男「今度なら大丈夫だと思う」
友「今度って…いつ行くの!?」
女「今でしょ!!」
男「はは、ばいちゃ!!」
友・女「逃げた!!!」
ないしょのないしょ! 初回限定版
7:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 13:39:31.51 ID:
xsh5ziOv0
河川敷
男(やっぱ今日もいるわ)
幼女「…」
男「よっ!」
幼女「…!知らないお兄ちゃんだ!」ニコー
男「だからそう呼ぶなって言ってんだろうが!」
幼女「あそぼ!!」
男「いょっし!なにして遊ぶ?」
幼女「いしきり!」
男「よーっし、じゃあ石探しだな」
9:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 13:45:38.02 ID:
xsh5ziOv0
しばらく後
幼女「いまのみた!?さんかいいったよ?さんかい!!」
男「すごいな!達人みたいだ」
幼女「たつじん?」
男「すごく上手い人のことだよ」
幼女「じゃあお兄ちゃんもたつじん?」
男「ああ!俺は五回は跳ねるからな!」
幼女「じゃあもっとすごいたつじん?」
男「ほっほっほっ、神様とよびな!」
幼女「いしきりのかみさま?」
男「なんかしょぼそうだからいいや」
11:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 13:50:41.16 ID:
xsh5ziOv0
男「そろそろ帰る時間じゃないか?」
幼女「…まだ」
男「もう5時半だし」
幼女「…帰りたくない」
男「送って行こうか?」
幼女「それはだめ!!」
男「じゃあ、一人で帰れるな?」
幼女「…うん」
男「気を付けて帰れよー?」
幼女「…またね!」
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 13:53:53.82 ID:
xsh5ziOv0
男(こう言えばすぐ帰るなー)
男「やっぱり、怖い人なんだろーなー」
男(そろそろ信用されないかね…)
男「…はぁ」
男(そういや、もう半月か…早いもんだな…)
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 14:02:31.47 ID:
xsh5ziOv0
二週間前/河川敷
男「あー、職員室に呼び出し食らうんだよー!」
男「って…あれ?」
ガキA「こいつーww」
幼女「やめて!いたい!」
ガキB「バカのくせに痛いとかわかるのかよwww」
幼女「ばかじゃないもん!いた!!」
ガキA「うそだー!この前、算数の時間に泣いたくせにwww」
幼女「ないてないもん!ないてない…うわーん」
ガキB「また泣いたwww」
男「くぉら糞ガキィ!!!」
ガキAB「」ビクゥ
14:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 14:07:00.60 ID:
xsh5ziOv0
ガキB「ゆうちゃん…やばいよ」
ガキA「逃げろ!!」
男「おい!逃げてんじゃねー!男だろ!?」
ガキB「逃げろー!!」
ガキA「男だけど子供だもんねー!!」
男「待てー!!」
男「はー、はー、糞ガキが…逃げ足の速い」
幼女「…」
男「はー、はー、大丈夫か?」
幼女「…」コクン
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 14:14:19.13 ID:
xsh5ziOv0
男「ん?顔に傷ついてんじゃん!あの糞ガキめ…」
幼女「…」
男「ちょっと待ってな、キズバンあるから」
幼女「…しらないひとにものをもらっちゃだめって」
男「いいからいいから、ほれピタッと」
幼女「…」ビク
男「あ、ちょっと痛かったか?ごめんな?」
幼女「…」フルフル
男「じゃあ、知らないお兄さんはここで退散するから、早く帰りな?じゃ…」
幼女「…」ガシ
男「…どしたの?」
幼女「遊んで」
男「…捕まりそう」
16:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 14:19:31.68 ID:
xsh5ziOv0
帰り道
男「ただいまー」
姉「おかえりー、また泥だらけにして」
男「悪い悪い」
姉「もう高校生なんだから、子供みたいなことはしないでよね」
男「ねぇさんこそ、いつまでも旦那と家にいるんだよ」
姉「それは言わない」
男「お約束」
姉「ごはん食べる前にお風呂はいっちゃいなさい」
男「はいはい」
18:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 14:25:42.00 ID:
xsh5ziOv0
現在
姉「また、泥だらけにしてー」
男「お世話になります」
姉「まったく!」
義兄「まぁまぁ、男の子なんだからそういうときもあるよ」
男「さっすが義兄さん!話がわかる!」
姉「お風呂沸いてるから」
男「はいはい!」
姉「もう二週間くらい泥だらけで帰ってくるなんて…いじめられてるのかしら」
義兄「まぁ、後で僕からも聞いてみるよ、おまえには心配かけたくないからかもしれないからさ」
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 14:36:13.27 ID:
xsh5ziOv0
次の日/学校
男「さてと…」
友「男!!」
男「うわ!なんだよ大声出して…」
友「今日こそ!遊びに行くぞ!!」
女「男ってばいっつも一人で帰るもんね」
友「だから!今日こそ、一緒に遊ぶぞ!」
男「あー、また今度な」
友「いいや今度こそ連れていく!おまえと俺との友情にこのままいけばヒビ!いや、亀裂がはいってしまい、今まで培ってきた高校の思い出、それらがなくなってしまうなんて考えたくm…」
男「ばいちゃ」
友「そう!ばいちゃなんて言葉一つでおまえと俺が…って、男!?」
女「もういったよ?」
友「……男を尾行しようぜ大作戦!開始!!」
女「了解!」
22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 14:44:07.50 ID:
xsh5ziOv0
河川敷
幼女「知らないお兄ちゃん!」
男「だから、その呼び方で呼ぶなって!」
友「女偵察兵…この状況をどう見る?オーヴァー」
女「男が幼女と戯れています。おーばー」
友「あぁ…男子高校生が幼女と戯れている、これは犯罪の匂いがするなオーヴァー」
女「男に限ってそれはないんじゃないかな?おーばー」
友「いや、ああいう奴に限って…あ」
女「幼女、転びました」
友「あ…あぁ…大丈夫か?あれ」
女「派手に転んだねー」
24:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 14:48:41.83 ID:
xsh5ziOv0
女「幼女、動きません」
友「大丈夫?あれ、動かないよ?倒れたままだよ?」
女「男、おろおろしています」
友「救急車呼んだ方がいいのかな?119だっけ?199だっけ?」
女「幼女、蘇生しました」
友「え?うわ、ほんとだ!男めっちゃ驚いてんじゃん」
女「男、仕返しにくすぐりしはじめました」
友「アウトーーーーーー!!!!」
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 14:54:41.63 ID:
xsh5ziOv0
幼女「あはははは!」
男「こんにゃろ!本気で心配したってのに!」
幼女「ごーめーんーなーさーいーあはは!!」
男「こやつめ!こちょこちょこちょこちょ」
友「こらー!そこの幼女に猥褻行為をしている男!すぐにやめなさい!!」
男「!!いや、これはあの…って友!?」
女「はたから見たら危ない光景にしか見えないぞ?」
男「女!?…は!!まさか、追ってきやがったな!?」
幼女「…」
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 15:00:35.65 ID:
xsh5ziOv0
友「無事、作戦は遂行できたな女偵察兵」
女「バカは置いといて、どうしたのこの子?」
男「あー、二週間前に助けて遊んでた」
女「はぁ?」
男「はぁ?って言われても事実なわけでして」
友「本当なのかいお嬢さん?」
幼女「…」
女「あらら、男の後ろにくっついちゃって…」
友「そんな怖いかな?オレ…」
男「怖い人だってわかるんだろうな、きっと」
友「がーん…ショック」
27:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 15:07:50.22 ID:
xsh5ziOv0
幼女「こわいひと?」
友「そうだぞー?オレ様は怖いのだー!がおー!!」
幼女「…」男の前で両手を広げる
男「お、おい幼女…」
幼女「お兄ちゃんをいじめないで…」
友「はっはっはー、それはどうかな?俺はノンケだって…」
幼女「…」ジ
友「う…」
女「いじめないよ!ね?男?」
男「あぁ、こいつらは学校の友達だ」
幼女「ともだち?」
友「いえーす、まいねーむいずともだ↑ち」
女「ふざけてると殴るよ?」
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 15:15:44.08 ID:
xsh5ziOv0
事情説明中
女「へー、つまりは通りすがりの男子高校生が幼女を助けて竜宮城に連れていかれて」
男「ぼろぼろにしわしわのおじいちゃんに…って違うわ!」
女「まだ竜宮城へは行ってない?」
男「行く予定もねーよ」
女「そのまま二週間遊んで竜宮城へは行ってないと」
男「だからいかねーって」
女「そろそろカメさんの息が続かないのでは?」
男「いつまで俺は浦島太郎だよ、しかも幼女はカメじゃねーよ」
女「そう、でも足の遅さはカメ並みね」
幼女「きゃー」トテトテ
友「まてまてー」トテトテ
男「…それはまぁ、言ってやるな」
31:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 15:21:50.83 ID:
xsh5ziOv0
友「はー!はー!疲れたー!」
幼女「怖い人、おそーい!」
女「幼女ちゃんは速いねー」
幼女「うん!女おねぇちゃん」
男「友、大丈夫か?」ボソ
友「…わざと遅く走るのも疲れるな」ボソ
男「よくやった!グッジョブ!」
友「ありがとう、男…」バタ
女「ほら、幼女ちゃん汗だらだら、ハンカチで拭いてあげる」
幼女「…」ビク
32:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 15:27:41.97 ID:
xsh5ziOv0
女「あ、ごめんね?どこか痛いの?」
幼女「…ううん、ごめんなさい」
女「こんなに汗かいたままだと風邪ひいちゃうからね」
幼女「ありがとう女おねぇちゃん…」
女「よし、まぁこんなもんかな?」
男「幼女ー?そろそろ時間だぞー?」
幼女「…」
男「送ってやろうか?」
幼女「…だめ」
男「じゃあ、帰れるな?」
幼女「…うん、またね」
友「またねー幼女ちゃん」
女「…」
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 15:35:24.35 ID:
xsh5ziOv0
帰り道
友「おまえ、あんな面白いこと独り占めしてたのかよ!」
男「独り占めって、おまえ…しかたねーじゃん」
女「…」
友「あーまじかわいいなー、あんな妹ほしいわ」
男「誰がおまえにやるか」
友「お父さん!娘さんを僕に下さい!!」
男「はん!一昨日きやがれってんだべらんめぇ!」
女「…ねぇ男?」
男「ん?どうした女」
女「幼女ちゃんのお父さんお母さんって見たことある?」
34:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 15:40:12.62 ID:
xsh5ziOv0
男「いや?」
女「この二週間のうちに一度も?」
男「うん」
女「普通じゃなくない?」
友「例えば?」
女「いやいや、おじちゃんと遊んでるなんて聞いたら心配して見に来るでしょ?」
男「おじちゃん言うな、言ってないだけだろ?」
女「いやいや、ちっちゃい子はお母さんに言うよー?たとえ秘密でも」
男「そうなのか?」
友「これは何か秘密がある!」
男「秘密って?」
友「男に恋してしまったとか?」
男「ふざけんな」
35:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 15:46:58.27 ID:
xsh5ziOv0
友「ふざけてねぇよ。可能性のひとつとしてーってやつだよ」
男「それは完全に0%だわ、断言する」
友「おまえの前に立った幼女ちゃんは目力があったからなー」
男「いいこなんだよ、多分」
友「確かにいい子ではあるな」
女「いい子ってだけであんなことするかなー?」
男「だからって惚れてるなんて言われたら捕まっちまうよ」
友「幼女ちゃんに捕まえられるだって!?」
男「おまえは警察に捕まった方がいいな」
女「右に同じー」
36:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 15:58:01.89 ID:
xsh5ziOv0
友「うー、お前らなんてー!お前らなんてー!じゃあなー!!」
男「いつもここで別れるだろうが!じゃあな!」
女「…やーっとお邪魔がいなくなったね?」
男「その言い方気持ち悪いからやめてくんね?」
女「いけずー…って冗談は置いといて、ほんとに一回も両親にあってないんだ」
男「あぁ、ないなぁ。遅くなったから家に送ろうとしたら全力で拒否するし」
女「拒否するの?」
男「その後一人で帰ってるから大丈夫だとは思うんだけど…まぁ、もう習慣みたいなもんだ」
女「…」
男「女?」
女「…明日も幼女ちゃんいるかな?」
男「え、いると思うけど?」
女「…そっか!また明日ね!!」
男「おう、またなー!」
37:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 16:04:30.76 ID:
xsh5ziOv0
男宅
男「ただいまー」
義兄「おかえり」
男「義兄さん、姉ちゃんは?」
義兄「今は買い物だよ、それにしても泥だらけだね」
男「いやいや、まぁ色々ありまして」
義兄「…なにかあれば話くらいだったら聞くよ?」
男「いやいや!なんにもないっすから!んじゃ風呂入ってきまーす!」
義兄「あるんだか…ないんだか…はぁ…」
男(幼女と遊んでたなんて言えねーわな)カポーン
39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 16:11:12.87 ID:
xsh5ziOv0
幼女宅
幼女「…ただいま」
幼女母「あ、おかえり……また泥だらけにして」
幼女「…ごめんなさい」
幼女母「その汚いの早く洗いなさいね?洗濯ぐらい自分でできるでしょ?」
幼女「…はい」
幼女母「カップラーメンがあるから食べてね」
幼女「…おかあさんどこいくの?」
幼女母「あんたには関係ないでしょ!!?」
幼女「…ご、ごめんなさい」
幼女母「まったく、ごはんが食べれるだけでも感謝してもらいたいわ」バタン
幼女「……ごめんなさい」
40:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 16:16:40.98 ID:
xsh5ziOv0
次の日/学校
友「男!!」
男「なんだよ!」
友「幼女!!」
男「せんせー、ここに犯罪者がー」
友「わー!わー!わー!」
女「なにやってるの?」
男「バカと戯れてる」
女「よし、じゃあ幼女ちゃんのとこにいこっか」
男「どうした、嫌にやる気だな?」
女「ふっふー、実はとっておきがあるのだよ!」
42:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 16:23:21.30 ID:
xsh5ziOv0
河川敷
男「それが」
友「これか」
白衣幼女(聴診器付き)
男「かわいいな」
友「こんな医者がいるとこなら毎日行くわ」
女「今日はお医者さんごっこをして遊ぼう!!」
友「よ、よよよ幼女とお医者さんごっこ!!!??大丈夫!!?捕まらない!?」
女「あんたは診察室のドアマンの役ね?」
友「そんな高級な診察室なんてねぇよ!!」
43:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 16:28:49.05 ID:
xsh5ziOv0
男「ごっこ遊びかー、一回もやらなかったな」
女「どうせ鬼ごっことかだけだったんでしょ?」
男「物を使うなんてしなかったな、全部現地調達だったわ」
女「女の子には女の子の遊びがあるの」
男「ほー、考え付かなかったぜ」
女「ローテーション組むからね?」
男「あ?うん?なんの?」
友「男様、先生がお呼びです。診察室の方へ…」
男「あ、はい…っておまえなりきってるな」
友「お早く…」
44:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 16:34:39.17 ID:
xsh5ziOv0
白衣幼女「どこかいたいところはありませんかー?」
男「いえ、とくには…」
白衣幼女「もー、げんきなひとはびょういんにきません!」
男「あぁ、そうか…いててててて、おなかの調子が…」
白衣幼女「おなかがいたいんですか?」
男「はい」
白衣幼女「では、ふくをめくってくださーい」
男「え?」
白衣幼女「?」
男「いや、服の上からでもいいのでは?先生?」
白衣幼女「それじゃあわかりません!脱ぎなさい」
友「ぬーげ!ぬーげ!」
男「うるっせぇぞドアマン!わかりました!脱ぎますよ!」
45:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 16:40:16.86 ID:
xsh5ziOv0
白衣幼女「ふんふん」
ぺた ぺた
男(無心…無心…)
ぺた ぺた
白衣幼女「なるほど」
ぺた ぺた
男(聴診器あてられるなんてなかなかないよなー…)
ぺた ぺた
白衣幼女「はい、おわりです。おくすりをのめばすぐよくなります」
男「そうですか、ありがとうございます。先生」
白衣幼女「つぎのかたー」
女「はーい」
47:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 16:48:55.49 ID:
xsh5ziOv0
友「おつかれー」
男「はー、恥ずかしかった」
友「まぁまぁ、ちっちゃい子だし、役得役得」
男「お前もやられてみろ?」
友「でも橋って言う壁があるんだからみえないだろ?なかなか良心的な方だ」
男「良心的って何だっけ?」
女「え?本当にめくるの?」
白衣幼女「じゃないとわかりません!」
女「いや、今日はもういいんじゃない?」
白衣幼女「だめです」
女「幼女ちゃん?女の子って言うのは…」
白衣幼女「だめです。めくってください」
49:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 16:55:44.20 ID:
xsh5ziOv0
女「…」
友「おつかれー」
女「プニってされた…」
男「プニって?」
女「まだダイエット中なのに…」
男「もしかしておまえも?」
女「…」
友「あぁー見逃した―!!」
女「しね、変態」
友「ひどい!」
白衣幼女「こうたいしよー」
男「よーし交代な」
90:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 20:06:50.17 ID:
xsh5ziOv0
男「なんでおまえが医者役なんだよ」
白衣女「いいでしょ?女医さんだよ?」
男「コスプレとか興味あったのか?」
白衣女「お姉ちゃんのだよ」
男「お前の姉ちゃんにそんな趣味があったとは」
白衣女「大学の白衣だよ!そんなことよりドアマンなんだから幼女ちゃん呼んできて」
男「はいはい」
友「早くしてください!妹が!妹が!!」
幼女「おなかいたいよー」
男「…兄弟設定?」
友「」ドヤァ
男「やめろ、むかついてきた」
92:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 20:11:25.13 ID:
xsh5ziOv0
白衣女「今日はどうしたのかなー?」
幼女「おなかがいたいよー」
友「先生!妹はどうなんですか!?」
白衣女「ドアマン、部外者を外に」
男「かしこまりました」
友「な、おい!何をする!?」
男「はい、外でお待ち下さいねー」
友「幼女ー!!」
白衣女「じゃあ、おなかを見せてもらうからお洋服を脱ぎましょうねー」
幼女「はーい」
94:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 20:16:50.91 ID:
xsh5ziOv0
友「男ー、なんでだよ、女の子の柔肌なんか見れる機会ないってのに」
男「はいはい、おじいちゃん、ごはんは一昨日食べたでしょ?」
友「老人虐待ってやつじゃないか?」
男「どこに幼女のお兄ちゃんが老人なんだよ」
友「あれ?オレじゃないよね?オレ悪くないよね?」
白衣女(やっぱり)
幼女「せんせい、どうですか?」
白衣女「はーい、診察終わり!服を着ましょうねー」
幼女「はーい」
95:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 20:21:18.33 ID:
xsh5ziOv0
幼女「つぎのかたー」
友「はいはいはい!」
男「落ち着け」
友「クラスメイトにオレの肉体美を見せるチャンス!」
男「先生!こいつはもう駄目だ!緊急手術が必要です!」
幼女「きんきゅうしゅじつ!」
友「緊急手術!」
幼女「きんきゅうしゅゆつ!」
友「きんきゅうしゅじつ!」
男「はよいけ」
96:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 20:25:44.04 ID:
xsh5ziOv0
幼女「こわいひとっておもしろいね!」
男「怖くないのか?」
幼女「こわいけどこわくない」
男「そーかぁ、怖いけど怖くないかー」
幼女「…おかあさんのほうがこわい」
男「え?」
幼女「…ううん、なんでもない」
友「先生!体が…体が…」
白衣女「バカに付ける薬、処方しておきますねー」
友「今ここでつけてください!!」ヌギ
白衣女「…!きゃー!なに脱いでんのよ!!」パーン
98:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 20:30:08.66 ID:
xsh5ziOv0
しばらく後
男「幼女?そろそろ帰る時間だよ」
幼女「…もっと遊ぶ」
男「送ろうか?」
幼女「………だめ」
男「じゃあ、一人で帰れるな?」
幼女「…うん」
友「幼女ちゃん、またな!」
幼女「うん、またね」
女「いっちゃったね」
男「…あぁ」
友「なーんか帰るときは元気なくすよなー」
男「…あぁ、帰りたくないのかな?」
99:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 20:36:02.64 ID:
xsh5ziOv0
帰り道
友「じゃあ、オレここで」
男「あぁ、またな」
女「じゃあねー」
女「ねぇ男?」
男「…」
女「男ってば!」
男「…ん、悪い、なに?」
女「幼女ちゃんさ…虐待とか受けてるかも」
男「…そっか」
女「驚かないの?」
男「なんとなく…そうかなって」
101:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 20:44:03.78 ID:
xsh5ziOv0
女「今日のごっこ遊びで見たんだけどさ」
男「あぁ」
女「肩とか、背中に痣があったんだ」
男「…あぁ」
女「男と遊んでる時に転んだりした?」
男「結構転ぶけど…背中とかは打ってないとおもう…」
女「いやでも、助けられた時の痣ならついてても…」
男「あれから二週間は経ってるから…それはないよ」
女「そっか…そうだよね…」
男「あぁ…」
女「とりあえず、そういうことだから…じゃあね」
男「じゃな…」
104:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 20:51:06.00 ID:
xsh5ziOv0
男「…」
(幼女「…おかあさんのほうがこわい」)
男「そんなこと他人に言う子供がいるのか…」
幼女宅
幼女「…ただいま」
幼女母「あぁ、来たの?」
青年「やあ、待ってたよ?」
幼女「」ビク
青年「おびえちゃって」
幼女「だ…だれ?」
幼女母「あんたのお客さんだよ?言うことを聞けばお金をくれるの」
幼女「え?え?」
106:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 21:04:24.95 ID:
xsh5ziOv0
青年「まぁ、おいで?」
幼女「え?…」
幼女母「早く行け!」
幼女「ご…ごめんなさい…」
青年「かわいいなぁ」ナデ
幼女「…」ビク
青年「怖がらないで?」ナデナデ
幼女「…おじt」
青年「喋らなくていいんだよ」バシン
幼女「?…!?う、う」
幼女母「泣くな!!」
幼女「…」ビク
108:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 21:09:53.89 ID:
xsh5ziOv0
青年「あー、かわいい」ナデナデ
幼女「…あの」
青年「喋るな」バシン
幼女「!?…う」
幼女母「ちょっと、顔はやめてよ、これでも世間の目が気になるんだから」
青年「年増はいなくなってよ。目障りだから」
幼女母「はいはい、金は?」
青年「はい」
幼女母「ふふ、ありがとう、それじゃあごゆっくり」
青年「あー、かわいい」ナデナデ
幼女「…」ビクビク
109:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 21:16:51.79 ID:
xsh5ziOv0
男宅
男「…ただいま」
姉「おかえりー…って元気ないわね」
男「色々あって…」
姉「色々って?」
男「姉ちゃんさ…どんな母親になりたい?」
姉「え゛?どうしてあんたが…」
男「なんでもない…風呂…」
姉「…」
義兄「ただいまー」
姉「ちょっと!?あなた男に何言ったの!?」
義兄「え、いや、なにも?」
111:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 21:22:34.81 ID:
xsh5ziOv0
姉「だって、なんで男が子供できたって知ってるのよ!?」
義兄「子供!?男くんに!?」
姉「違う!わたし!」
義兄「お前に!?誰の?」
姉「あなたの!」
義兄「俺の!?」
姉「そうよ?」
義兄「まじで?」
姉「え?し、知らなかったの?」
義兄「え、うん…そうかー、子供かー…ありがと…愛してる」
姉「え、あ…うん、わたしも…」
113:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 21:29:22.72 ID:
xsh5ziOv0
男の部屋
男(幼女が虐待を受けているかも…か)
男(それなら、家に送っていかせたくないのはなんでだ?)
男「俺なら、守ってやれるかもしれないのに…」
男(まだ高校生だけど…)
男(頼りないのかな…)
男「…あ」
(幼女「お兄ちゃんをいじめないで…」)
男「はは、俺、完全に守られてんじゃん」
115:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 21:36:27.87 ID:
xsh5ziOv0
次の日/河川敷
男「あれ、いないな…」
友「ほんとだ」
女「…」
男「…」
友「なんだよ二人して、神妙な顔して」
女「男…もしかしたら…」
男「いや、決めつけるのは…」
女「でも…もし…手遅れになったら?」
男「そんなこと…」
友「なんだよ二人して…」
男「うるさい!」
友「うお!」
男「…すまん」
友「いや、いいけどよ…」
116:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 21:44:26.39 ID:
xsh5ziOv0
事情説明中
友「虐待!?」
女「いや、まだ決まったわけじゃないんだけど…」
友「でも、体に痣があったんだろ?」
女「まぁ…でも、よく考えたらしつけとかかも…」
友「痣ができるまで叩くもんじゃねぇよ…普通は」
男「しかも、お母さんが怖いっても言ってた…」
友「決定的じゃねぇか!なんで黙ってたんだよ!?」
男「いや、幼女のプライバシーを尊重して…」
友「尊重するどころの話じゃねぇよ!行くぞ!」
男「どこにだよ」
友「決まってんだろ?幼女探しだよ!」
117:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 21:45:44.84 ID:emaVvMq40
シリアスなシーンにすまんが
>>友「決まってんだろ?幼女探しだよ!」
にワロタ
119:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 21:52:09.14 ID:
xsh5ziOv0
幼女宅
青年「ほんとにかわいい」ギュ
幼女「…」
青年「壊したいほどに愛おしい」
幼女「…」グゥー
青年「何の音?」
幼女「…おなかs」
青年「黙らせてね」パン
幼女「…!」グゥゥー
青年「黙れって」パン
幼女「…うぐ、ひぐ」
青年「黙れよ、こっちはもう金払ってんだ。俺の言うこと聞けよ」
幼女「…」ブルブル
青年「…いい子だ」ナデナデ
121:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 22:00:32.00 ID:
xsh5ziOv0
帰り道
友「だー!見つかんなかったー!」
男「…幼女、大丈夫かな」
女「…きっと、大丈夫だよ」
友「そうだぜ!?希望を棄てんじゃねぇよ!」
女「…うん、そうだね、諦めたらなんとやらって言うしね」
男「…あぁ」
友「ま、明日探そうぜ?もう今日は見つかんねぇよ」
女「まぁ…いつもなら家に帰してる時間だもんね…」
男「あぁ…」
友「男のやつ…重症だな」ボソ
女「心配なんだよ…とっても」ボソ
136:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 22:19:35.18 ID:
xsh5ziOv0
夜/男の部屋
男(だめだ…寝れない)
男(幼女…大丈夫かな…)
男「はぁー…」
男(もしかして、お母さんと仲直りしたのか?)
男(虐待なんて気のせいで…)
男(俺達の想像が行き過ぎてるだけなんじゃ…)
(幼女「こわいけどこわくない」)
男「…そっか、怖いけど怖くないか」
(幼女「…おかあさんのほうがこわい」)
男「…」
138:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 22:27:28.27 ID:
xsh5ziOv0
深夜/河川敷
男(なんとなく来ちまった…)
男「…いないよな」
…ス…ヒック…
男「…?」
「う…ひっく…」
男「…幼女?」
幼女「…」ビク
男「幼女!」
幼女「おとこ…にいちゃ…」
男「どうした、その顔!誰にやられた!?」
幼女「しらない…おじちゃん…うえぇーん」
男「…大丈夫だ…大丈夫だから」
140:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 22:35:41.22 ID:
xsh5ziOv0
男宅
男「ただいま!」
義兄「こんな夜遅くにどこに行ってたんだ…い?」
姉「あんた…どうしたのその子」
男「後で詳しく話すから!まずは傷の手当てだ!早く!!」
姉「じゃ…じゃあ、まず消毒するからこっちに」
男「傷が残らねぇように頼むぞ!姉ちゃん!」
義兄「男くん」
男「…」
義兄「なにがあったのか…話してくれないか?」
男「…」コクリ
142:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 22:43:52.66 ID:
xsh5ziOv0
事情説明中
義兄「…なるほど」
男「…難しい話だよな」
義兄「あぁ…難しい…とても…」
男「…そんな親がいんのかよ!」
義兄「男くん…」
男「普通、子供ってのは望まれて生まれてくるんじゃないのかよ!?」
義兄「男くん、落ち着いて」
男「自分たちで望んで!それなのにこんなことするのかよ!?」
義兄「…落ち着いて」
男「望まれて生まれたんじゃないんなら…そいつの居場所なんてどこにもねぇじゃねぇかよ…」
義兄「…男くん」
143:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 22:53:27.87 ID:
xsh5ziOv0
姉「あの子…眠ったよ?」
男「大丈夫なのか?」
姉「両頬の腫れがひけば大丈夫、見た目は膨らんで酷いけど、傷はないし…歯も生え変わる前だし」
男「そうか…よかった」
姉「とりあえず、今日はもう寝なさい?」
男「うん…ありがとう…姉ちゃん」
姉「そんな…虐待?」
義兄「かもしれない…けど、ほぼ確実に受けてると思うよ…」
姉「…」
義兄「とりあえずは…家で匿うことにしよう…あんな子を放ってはおけないよ」
146:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 23:00:33.46 ID:
xsh5ziOv0
次の日
幼女「おにちゃ…おはよ…」
男「ん…」
幼女「おきて…」
男「んあ…幼女?」
幼女「おはよ…」
男「おはよう…ほっぺはまだ腫れてるな…姉さんのところに行こう?」
幼女「うん…」
姉「あ、幼女ちゃんおはよう!」
幼女「…」
姉「…あらら、まだ腫れてる、ちょっと待ってね、今準備するから」
男「傷の手当てだってよ」
幼女「…」コクン
149:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 23:13:07.87 ID:
xsh5ziOv0
姉「ちょっと痛いかもだけど…」
幼女「…」ビク
姉「よーしよし我慢してねー…はーいもういいよ」
幼女「…」
姉「うん、じゃあおかゆ作ってあげるから、ちょっと待っててね」
男「姉ちゃん…俺は…」
姉「あんたはさっさと学校に行く!学費払ってんのはあんたじゃないんだから!」
男「それは言わない」
姉「お約束!…幼女ちゃんのことは任せておきなさい。こうみえても母親なんだから」
男「…いってきます」
幼女「…」
男「…」
幼女「…いってらっしゃい」
153:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 23:21:55.26 ID:
xsh5ziOv0
学校
友「幼女を見つけただぁ!?」
女「いつ!?どこで!?」
男「昨日の夜、河川敷で」
女「夜って…私達が探した時はいなかったから」
友「その後に来たってことか…」
男「しかも怪我してた」
女「…どk」友「どこにだよ!?」
男「…姉ちゃんが言うには、大丈夫だってよ」
友「そういうことじゃねぇだろ!?」
男「お前に言ってどうなるって言うんだよ!?」
女「と、友も!男も!落ち着け!!」
友・男「…わるい」
155:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 23:29:15.87 ID:
xsh5ziOv0
男宅
姉「幼女ちゃん、湿布の交換しましょうね?」
幼女「…はい」
姉「よーしよし我慢してねー…はーい、いいこいいこ」
幼女「…」
姉「よし!終わり!」
幼女「…ごめんなさい」
姉「…そんなときはごめんなさいじゃなくて」
幼女「…?」
姉「…ありがとうって言うの」
幼女「…あり…がとう」
姉「はい、どういたしまして!」
157:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 23:36:04.30 ID:
xsh5ziOv0
帰り道
友「男!ちょい、待てって!」
女「そう、だよ…ちょっと、待って」
男「…」
友「…おーい!行っちまいやがった!」
女「ちょ、と、友…私らは、歩いて行こう?」
友「そうだな…でも男のやついつの間にあんな体力を」
女「…幼女ちゃんと遊んでたせい?」
友「…子供の体力ってのは無尽蔵だからな」
男(幼女…幼女…!)
159:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 23:40:40.98 ID:JSyRaN7E0
男が危ない人にしか見えない
160:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 23:45:46.86 ID:
xsh5ziOv0
男宅
姉(ごはんはかきこむようにして食べる)
姉(いつも、私の様子をうかがっている)
姉(触ろうとすると身を震わせる)
姉「いい子すぎるわ…ほんとに」
幼女「…クー」
姉(寝てる時は…驚かないわよね…)ナデナデ
161:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 23:46:55.65 ID:
xsh5ziOv0
男宅
男「ただいま!!」
姉「おかえりー!」
幼女「おかえりー…」
男「幼女!よかった…だいぶ腫れもひいたな!」
姉「ふふん、褒めなさい?敬いなさい?」
男「姉ちゃん…ありがとう」
姉「な、なによ素直になっちゃって」
男「幼女?なにも変なことされてないよな?」
幼女「うん…」
姉「おい」
163:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 23:53:25.75 ID:
xsh5ziOv0
友「はぁ、はぁ、やっと追い付いた!」
女「男、速すぎ…」
男「わるかった」
幼女「…こわいひととおんなおねえちゃん」
友「幼女ちゃん?大丈夫だった!?」
幼女「…」ビク
女「また、男の後ろに…」
友「…はぁーよかった、なんだよたいしたことねぇじゃねえか」
男「だから言ったろ?大丈夫って」
幼女「…ごm」
友「ん?」
166:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 23:57:23.79 ID:
xsh5ziOv0
(姉「…そんなときはごめんなさいじゃなくて…ありがとうって言うの」)
幼女「…ありがとう…しんぱいしてくれて」
友「…お、男!?」
男「どうした」
友「い、いま幼女がオレにお礼を言ったぞ!?こんなときどうしたらいいかわからない!」
女「とりあえず、お礼を言っておけば?」
友「どーいたしましてー!!!」
幼女「…」ニコ
164:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/10(水) 23:53:57.19 ID:gWiOd1pD0
ロリコン乙
169:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 00:02:49.66 ID:eEoIyRjh0
幼女最高にかわいい
172:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 00:10:46.35 ID:
jjljqOfO0
友「まぁ、無事でよかった」
女「うん」
男「帰るのか?」
女「幼女ちゃんはまだ治ってないみたいだし」
友「あんまり無理はさせれないからな」
男「そうか…ありがとな?来てくれて」
友「俺が来たかったか来ただけですぅー」
男「そうか、帰れ」
幼女「またね…」
女「幼女ちゃん、またね」
友「またな、幼女ちゃん」
174:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 00:17:30.85 ID:
jjljqOfO0
姉「あれ?みんな帰ったの?」
男「幼女に無理はさせられないからだって」
幼女「…」
姉「ふーん…そっか、みんな来てくれてよかったわね」
幼女「…」コクン
姉「それじゃ、そろそろご飯にするよー」
男「走ってきたから腹減った」
姉「ふっふっふー、今日はハンバーグだからねー」
男「まじで!?」
幼女「?」
176:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 00:23:08.66 ID:
jjljqOfO0
夕食
はぐはぐ
男「…」ポカーン
もぐもぐ
義兄「…」ポカーン
ごくん
姉「…ふふ」ニコニコ
幼女「…おいしい」
姉「おかわりもあるわよ?」
幼女「ほんとう?」
姉「うん、いっぱい作ったから」
幼女「…」
姉「遠慮しないでいいのよ?」
幼女「…おかわり」
187:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 00:29:09.62 ID:
jjljqOfO0
男「よく食べるなぁ」
幼女「おいしかった」
男「おなかがこんなに大きくなってる」
義兄「食べ過ぎておなかがパンクしたカエルの話は知っているかな?」
幼女「…」ビク
男「義兄さん!?」
義兄「ごめんごめん」
幼女「男兄ちゃん」
男「どうした?」
幼女「こわいから、いっしょにねよ」
男「!あ…あぁいいよ」
姉「幼女ちゃんにへんなことするなよ?」
男「しねーよ!…しねーよ」
190:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 00:34:45.11 ID:
jjljqOfO0
男の部屋
男(無心…無心だ)
幼女「…」
男(こんな年端のいかない子に手なんか出したら…)
幼女「…」
男(…あぁ、でもあったけぇなぁ、やわらけぇなぁ)
幼女「…」
男(無心だ…無心になれ)
幼女「…」
193:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 00:41:05.24 ID:
jjljqOfO0
姉夫婦の部屋
義兄「明日、警察に行くよ」
姉「あの子を引き渡すの?」
義兄「いや、届け出があるかどうかの確認をね」
姉「…出されているかな」
義兄「出されていることを祈ろう」
姉「なんかね、子供ができたせいなのかな?少女ちゃんが気になるの」
義兄「どんなふうに?」
姉「守りたいっていうかな…あの子を幸せにしたいって思っちゃった」
義兄「僕もだよ…それに考えがあるんだ」
姉「どんな?」
義兄「もうちょっとしてから…ね?」
196:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 00:50:32.47 ID:
jjljqOfO0
男の部屋
幼女「…お兄ちゃん」
男「…くかー」
幼女「…ありがとう」
男「…くー」
幼女「…だいすき」
男「…すぴー」
幼女「…ん」チュ
男「…ん」
幼女「…おやすみなさい」
男「…くー」
201:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 01:00:56.31 ID:
jjljqOfO0
次の日
幼女「男お兄ちゃん、起きて」
男「んが…お、幼女…おはよう」
幼女「あさごはんできてるからおきて」
男「あぁ…もうすっかり腫れはひいたみたいだな」
幼女「うん!姉おばさんも、もうだいじょうぶだって」
男「姉おば…おばさんっていって怒られなかったか?」
幼女「うん」
男「へー…なんとまぁ」
202:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 01:05:30.40 ID:
jjljqOfO0
姉「やっと起きたか」
男「おはよう、姉おばさん」
姉「あ゛ぁ!?」
男「おはよう、姉様」
姉「よろしい、幼女ちゃん起こしてきてくれてありがとね」
幼女「どーいたまして!」
男「どういたしまして…だぞ?」
幼女「どーいたままして?」
姉「ま、いいじゃない?どこかの弟よりは素直だし」
204:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 01:10:35.40 ID:
jjljqOfO0
警察署前
義兄「…出ていなかったか」
義兄(やっぱり、幼女ちゃんは虐待…されてるんだろうな)
義兄(早く家に帰って、相談しないと)
義兄「…と、そのまえに役場にもよらなくちゃ」
205:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 01:16:39.29 ID:
jjljqOfO0
幼女「きょうはどこにもいかないの?」
男「ん、あぁ、休みだからな」
幼女「がっこう?」
男「うん」
幼女「がっこう、きらい」
男「なんで?」
幼女「いじめられるから…きらい」
男「…どんなふうに?」
幼女「おかあさんが…よあそびしてるって」
男「…」
幼女「わかないけど、いやなことばってわかるの」
212:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 01:32:11.17 ID:
jjljqOfO0
男「そういえば幼女って何年生なんだ?」
幼女「…にねんせい」
男「二年生!?」
幼女「うん」
男(それにしては小さいな…親の…せいなんだろうな)
幼女「でも、がっこうにあんまりいってない…」
男「…」
幼女「…男お兄ちゃん?」
男「…」ギュ
幼女「あ…」
男「…」ギュ
265:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 08:14:29.37 ID:
jjljqOfO0
友「よーうーじょーちゃーん、あーそびーましょー」
女「遊びに来たよー?」
幼女「あ…」
女「あら、また隠れちゃった」
男「…怖いのか」
幼女「…」
友「はっはっはー!やぁっと我輩の恐ろしさを理解したか!!」
幼女「…こわいひと」
友「そうだ!こわいのだぞー?がうがう!」
幼女「…こわくない」クス
友「あ、あれー?怖いんだぜ?」
女「好かれてるんだからいいじゃない」
266:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 08:20:45.67 ID:
jjljqOfO0
友「がうー」
幼女「がおー!」
友「ひぃ!!」
男「負けてるじゃねぇか」
友「幼女に花を持たせたのだ」
男「そーかい」
女「今日は幼女ちゃんのお見舞いだからね、はいこれ」
男「うわ、懐かしいな」
幼女「くーぴーだ!」
女「これで今日はお絵かきをしましょう」
幼女・友・男「はーい」
269:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 08:28:48.87 ID:
jjljqOfO0
友「…お前下手だな」
男「…おまえもな」
友「ちがうんだよ、クーピーってなんか折れそうだから怖いんだよ」
男「よくわかる、すごくわかる」
友「さすが子供が使うだけのことはある」
男「だから、俺達が下手なのはクーピーのせいである」
友「そのとおり」
女「美術の成績は?」
男「2です」
友「3です」
幼女「これ、なにかいたの?」
271:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 08:36:22.96 ID:
jjljqOfO0
友「サメ」
女「イルカだよね?」
男「猫」
女「なんで猫にタテガミがあるの?」
幼女「らいおん?」
男「すごいぞー幼女、よくわかったな」ナデナデ
幼女「…えへへ」
女「幼女ちゃんはなにを描いたの?」
幼女「男お兄ちゃん!」
男「な、まじで?」
友「なに!?オレは!?」
272:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 08:41:30.56 ID:
jjljqOfO0
女「へー、上手いねー」
幼女「こっちがあたしで、こっちがお兄ちゃんで」
友「俺の姿はないか」
幼女「かわのおそばであそんでるの!」
男「…」
女「男さーん、見て下さいよー幼女と手を握ってますぜ?」
友「くあー!なんだそれ!うらやましい!!」
幼女「男お兄ちゃん?うまい?」
男「…あぁ、とっても」ナデナデ
幼女「えへへ」
女(あらー、赤くなった)
273:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 08:49:37.31 ID:
jjljqOfO0
友「あれ?あれれ?もしかして幼女ちゃんは男のことが好きなん?」
幼女「!すきじゃないもん!!」
男「な、なんだと」
幼女「あ、えっと…その」
女「こらー、困らせないの!幼女ちゃんこっちおいで!」
幼女「うん」
男「嫌われてたのか…」
友「ガチで落ち込むなよ」
女(本当は男のこと、どう思ってるの?)ゴニョゴニョ
幼女(…だいすき)ゴニョゴニョ
276:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 09:06:52.73 ID:
jjljqOfO0
姉部屋
義兄「届は出ていなかったよ」
姉「…そっか」
義兄「そこで…穏便に済ませれたらいいんだけど…」
姉「なにをするの?」
義兄「幼女ちゃんを養子にしようかなと」
姉「…ふふ」
義兄「驚かないの?」
姉「ううん…私たち、考えるのは同じだなーって」
義兄「いいのかい?」
姉「一人も二人もおんなじ…だと思うよ?」
義兄「…じゃあ、明日幼女ちゃんの両親に会わなくちゃね」
姉「…うん」
278:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 09:13:35.35 ID:
jjljqOfO0
幼女宅
幼女母「やっと邪魔ものがいなくなったの…」
中年「へー、捜査願いとか無いの?」
幼女母「出さないわよ」
中年「ははは!ひどい親だ!」
幼女母「いいのよ、どうせどこで野たれしのうと知らなかったって言えばいいんだから」
中年「本当に親なの?」
幼女母「確かめて見せて」
中年「好きものだな」モミ
幼女母「…あん」
280:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 09:26:15.31 ID:
jjljqOfO0
男宅
友「じゃあ、幼女ちゃん、またな?」
女「またね?幼女ちゃん」
幼女「うん、またね!」
男「気を付けて帰れよな」
友「わかってますって」
義兄「ちょっといいかな?」
男「義兄さん、どうしたの」
義兄「家族会議のはじまりです」
姉「幼女ちゃんは重要参考人です」
幼女「じゅーよーさんこんにん」
男「重要参考人な?」
281:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 09:32:03.73 ID:jq/SCMNx0
いとこなら結婚も可
282:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 09:35:17.59 ID:WSrnIC3F0
>>281
やばい胸がときめいた
287:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 10:00:11.46 ID:
jjljqOfO0
義兄「幼女ちゃんにお聞きします」
幼女「はい」
義兄「今日は楽しかったですか?」
幼女「うん!」
義兄「今日みたいな日がずっと続いたらいいですか?」
幼女「うん!」
義兄「今のお母さんに会えなくなるとしても?」
幼女「!?」
男「義兄さん!?」
289:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 10:06:21.27 ID:
jjljqOfO0
姉「男…座って」
男「でも…」
姉「いいから聞いて?」
義兄「いきなり言われても分かんないよね?」
幼女「…」コクン
義兄「簡単に言うとね、僕らの子供になる気はないかな」
幼女「…え」
男「…はぁ?」
姉「私たちが新しいお父さんとお母さんになろうか?っていうこと」
290:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 10:08:25.16 ID:gy0JzYG+0
292:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 10:13:51.89 ID:
jjljqOfO0
幼女「…」
義兄「そうしたら、男はおじちゃんになるのかな?」
男「おじちゃんて…よしてよ、幼女が困ってるだろ」
姉「今のお母さんに、ひどいことされたんでしょ?」
幼女「…」コクン
男「姉さんまで…」
義兄「だから、明日は幼女ちゃんのご両親に会いにいきます」
幼女「!?だめ!それはだめ!!」
義兄「それはどうして?」
294:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 10:21:09.59 ID:
jjljqOfO0
幼女「おかあさん…いえにしらないひとがくると…おこるから…」
義兄「どんなふうに?」
幼女「すごいこえだして…きたひとをおいかえすの」
義兄「それだけ?」
幼女「そのあと、いっつもたたかれるから…」
義兄「じゃあ、そうしないようにお願いしに行ってあげるから」
幼女「ほんとう?」
義兄「うん、ほんとうだよ?」
姉「私も一緒に行くから、あと、男も」
男「…」
幼女「…男お兄ちゃん」
男「…いくよ、心配すんな」
296:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 10:28:44.36 ID:
jjljqOfO0
居間
男「さっきの話って、本当か?」
義兄「まぁね…半分嘘で半分本当…かな?」
男「半分?」
義兄「幼女ちゃんの家に行くのは本当、説得するのも本当」
男「じゃあなにが嘘なんだよ」
義兄「説得の内容かな…」
男「どういうこと?」
義兄「少し強引なんだけど…これを書いてもらえるよう説得かな」
男「これって…」
義兄「そう、特別養子の書類」
297:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 10:35:08.47 ID:
jjljqOfO0
お風呂
姉「幼女ちゃん、肌奇麗だねー」
幼女「…うん」
姉(痣も消えてきたし…子供の回復力ってすごいわ)
幼女「姉おばちゃん…」
姉「ん?なーに」
幼女「おかあさん…おねがいきいてくれるかな?」
姉「それは…神のみぞ知るってやつだね」
幼女「神の味噌汁?」
姉「そう!神の味噌汁ってのは…」
300:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 10:46:11.88 ID:
jjljqOfO0
居間
男「完全に親子の縁を切れさせる!?」
義兄「そっちの方がよさそうなんだ」
男「なんで!?幼女の気持ちを考えてんのかよ!?」
義兄「どんなに幼女が望んでも…親が望んでないなら、子供は生きられない。君だって言ってたよね」
男「あぁ…だから、完全に縁切りなんて…」
義兄「僕だって真剣に考えてこうした…あの子の新しい場所になるための決断だよ」
男「…」
義兄「こっちはもう大人なんだ…そんなに心配されるような兄ではないよ」
男「…義兄(にい)さん」
301:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 10:53:57.89 ID:
jjljqOfO0
姉の部屋
義兄「男くんにも話したよ」
姉「そっか」
義兄「幼女ちゃんは大丈夫そう?」
姉「うん、怪我も治ってきたし」
義兄「よかった…」
姉「お風呂でね…シャンプーした時に目をつむるでしょ?」
義兄「うん?」
姉「その時に触ったらビクって震えるの…あの子」
義兄「…」
姉「明日…あの子の母親にあったら殴るかも…」
義兄「…穏便にね?」
305:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 11:01:07.50 ID:
jjljqOfO0
男の部屋
男「…」
幼女「男お兄ちゃん…」
男「どうした?眠れないのか?」
幼女「…あした、おかあさんにあうの、こわい…」
男「…なんで」
幼女「ぜったいおこられる」
男「その時は…俺が守るから」
幼女「…うん…ありがとう」
男「…絶対に守ってやるから」
310:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 11:15:58.63 ID:
jjljqOfO0
次の日/幼女宅前
義兄「ここかな?幼女ちゃん」
幼女「…」コクリ
男「なんか普通のアパートだな」
姉「…幼女ちゃん大丈夫?」
幼女「…うん」
義兄「じゃあ、早速」
ピンポーン
義兄「…」
ピン ポーン
男「出ないな」
義兄「出かけてるのかな?」
311:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 11:24:08.98 ID:
jjljqOfO0
幼女「ううん…ねてる…」
義兄「そうなの?」
幼女「いつもおひるはねてるから…」
義兄「じゃあ、起きるまでやろうか」
ピンポンピンポーン
「うるさいですよ?」
義兄「あ、申し訳ありません。私、義兄と言います。幼女さんのお母様でいらっしゃいますよね?」
幼女母「…あの子が何か?」
義兄「実は一昨日、河川敷でこの子を保護いたしまして」
幼女母「はぁ?」
315:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 11:44:35.27 ID:
jjljqOfO0
義兄「まぁ、積もる話もあるので中に入れてもらえないでしょうか?」
幼女母「やめてください…警察呼びますよ?」
義兄「それはかまいません。そちらが困るだけなので」
幼女母「はあ?なんなんですかあなた」
義兄「あなたが幼女ちゃんに対して行っていた事を知っているものです。」
幼女母「…どうぞ」ガチャ
姉「こんにちわ」
男「こんにちわ」
幼女「…」
幼女母「…」キッ
幼女「…」ビク
322:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 11:52:46.85 ID:
jjljqOfO0
幼女母「なんですか?大勢でぞろぞろと…」
義兄「実は早速ですが、幼女ちゃんを虐待されていましたね?」
幼女母「…いえ」
義兄「別に口外する気はありません、私どもはその証拠に警察にも届けてはいません」
幼女母「…」
男(美人だな…)
義兄「そこで、お互いのメリットになるようなご提案をしに参りました」
幼女母「メリット?」
義兄「はい、幼女ちゃんを私どもの養子にしていただけないかと」
323:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 11:59:12.99 ID:
jjljqOfO0
幼女「おじさ…」
姉「…しっ」
幼女母「…どういうことですか?」
義兄「幼女ちゃんの養育費などその他もろもろをこちらですべて引き受けるということです」
幼女母「え?それって」
義兄「そのかわり今後、幼女ちゃんにかかわってもらいたくないのです」
幼女母「それは…いいですね」
義兄「わかっていただきありがとうございます」
幼女「…」
男「…」ワナワナ
325:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 12:05:10.04 ID:
jjljqOfO0
義兄「それではこの書類にサインと判子を」
幼女母「えぇ…助かります」
幼女母「後は判子だけですね」
義兄「あ、できれば拇印で」
幼女母「はいはい…それで、あの子をいくらで買うの?」
義兄「いえ、虐待のネタを黙っているという条件で」
幼女母「ふーん…じゃあ、あと押さないわ」
義兄(やっぱり来たか)
339:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 12:37:02.97 ID:
jjljqOfO0
男「…おい、あn」
姉「あんたねぇ!」
幼女母「なによ」
姉「なによじゃないわ!自分の子供をまるで物みたいに扱って!」
幼女母「それのどこが悪いの?私が生んだんだから、私に選ぶ権利があるでしょう?」
義兄「ちょ、ちょっと姉、落ち着いて」
姉「幼女ちゃんの気持ちを考えたことないの!?自分の子供でしょ!!?」
幼女母「自分の子供!?こいつが?これのせいで私の人生はめちゃくちゃになったのよ!?」
姉「そんなの自業自得じゃない!!この子のせいにしないで!!」
幼女母「こいつが生まれてから私の人生は最悪!!」
幼女「…おかあs」
幼女母「あんたなんか生まれてこなければよかった!!!」
342:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 12:45:24.78 ID:
jjljqOfO0
姉「この」ス
幼女「やめて!!!!!」
姉「!」ピタ
幼女「もう…やめて…ごめんなさい…」ポロポロ
幼女母「…」
義兄「…あの子の母親なら、母親という気持ちがあるなら…お願いします」
幼女母「…ふん」ペラ
男「…」
幼女母「…これで二度と顔を見なくていいなら清々するわ」グ
義兄「申し訳ありません。あとで手切れ金を…」
幼女母「いらないわ…」
義兄「え?」
幼女母「早くその目障りなやつを連れて二度と顔を見せないで」
345:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 12:53:13.52 ID:
jjljqOfO0
義兄「お騒がせしました。後日に裁判所で提出したあと、正式に手続きが完了したらお知らせします」
幼女母「いらないですから…そういうの」
義兄「それでは失礼します」
姉「…」
男「…幼女、行こう」
幼女「…」ジ
幼女母「…なによ」
幼女「…ありがとう」
幼女母「…」
義兄「それでは」
バタン
350:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 13:00:54.26 ID:
jjljqOfO0
帰り道
姉「幼女ちゃん大丈夫?」
幼女「…」コクン
義兄「ちょっと、予定とは違ったけど…怖かった」
男「あんな簡単にでいいのかよ…」
義兄「普通の虐待だったら無理だった」
男「?」
義兄「虐待するやつは外に出さない」
男「でも、そうじゃないのもいるでしょ?」
義兄「うん、彼女は世間の目をとても気にしているようだったからね」
359:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 13:11:41.62 ID:
jjljqOfO0
男「どういうこと?」
義兄「まず幼女ちゃんは痩せてはいるけど、飢餓状態になったようには見えない、これは一日に一食以上は与えられていたってこと」
男「あー…そうなの?」
義兄「多分…次に、体の痣が見えないところにつけられていたこと」
男「確かに、女が服をめくってはじめて気付いた」
義兄「最後に、幼女ちゃんがいなくなった日に学校へ休むと連絡がいっていたこと」
男「は?」
義兄「行方不明とか誘拐とかのおおきな事件にしたくなかったんだろうね」
男「なんでそんなのわかるんだよ」
義兄「自分の大事な子供がいなくなって、まわりに助けを求めない…普通ならあわてて警察や学校に連絡するよ」
365:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 13:19:41.31 ID:
jjljqOfO0
義兄「それに、さっきも化粧をきっちりしていたし、郵便受けも空だった」
男「…でも部屋の中は散らかっていたけど」
義兄「そう、周りの目がないところはしていない」
男「外の目が入らないところで発散していたってこと?」
義兄「それは…わからない、でもだからこそ穏便に済ませることに同意した」
男「…結局、自分のためか…」
義兄「…多分ね」
男「最低な母親だな…」
義兄「…」
368:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 13:25:38.90 ID:zL53Sdra0
そう言えば実年齢より幼い見た目だっけ
370:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 13:31:59.23 ID:
jjljqOfO0
幼女「…」
姉「今日はハンバーグにしよっか」
幼女「…」
姉「それともカレーライスがいい?」
幼女「…かっぷらーめん」
姉「え…?」
幼女「かっぷらーめん…がいい」
姉「うーん…そうだね、男ー!カップラーメン買ってきて?」
男「俺かよ!?」
姉「あんたは今回なんにもしてないんだから、少しは役に立ちなさい?」
男「ぐぬぬ、わかったよ、先帰っててくれよ!」
374:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 13:38:38.47 ID:
jjljqOfO0
姉
幼女
義兄
男(こうやってみると、ほんとに親子みたいだな…)
男(まぁ、早く買っていくか)
男(…そういや姉ちゃん達、父さんや母さんに言ったのかな)
376:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 13:46:11.60 ID:
jjljqOfO0
駅のホーム
幼女母「…」
中年「よう、来たか」
幼女母「…」
中年「なんだよ、二人の旅立ちだっていうのに」
幼女母「…いえ、ごめんなさい」
中年「まぁ、これで晴れて自由の身だ、人生楽しもうぜ」
幼女母「ええ、そうね」
(幼女「…ありがとう」)
幼女母「あれも捨ててくれてありがとうって言っていたもの」
中年「…お前に似てるな」ニカ
幼女母「やめてよ、気持ち悪い」
379:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 13:51:51.15 ID:
jjljqOfO0
男宅
男「カップラーメンが食べたいなんて…慎ましいな」
義兄「…」
男「久々に食べた気がする」
義兄「…そうだね」
男「そういえば義兄さん」
義兄「ん?」
男「家の父さんや母さんに養子取るって…伝えた?」
義兄「あ…」
男「あ…って」
義兄「い、今電話してもいいと思う!?」
男「忘れてたのかよ!!」
386:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 14:00:47.17 ID:
jjljqOfO0
お風呂
姉「幼女ちゃんさ」ゴシゴシ
幼女「…なあに」アワアワ
姉「なんでカップラーメンだったの?」
幼女「…おかあさんがいっつもくれたから」
姉「…そっか、…はい体流すよー」
幼女「…」
姉「じゃあ、次は頭ねー、目をつぶって」
幼女「…」ビク
姉「…ゆっくり慣れて行けばいいからね」
幼女「…」コクリ
387:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 14:01:39.75 ID:CP6c0b6a0
うっ!
389:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 14:03:23.53 ID:OuWMYDhr0
ふぅ・・・
390:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 14:04:38.77 ID:zL53Sdra0
お前ら……
391:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 14:07:33.51 ID:
jjljqOfO0
新幹線
中年「しかし、おめぇのガキは捨ててくれてありがとうって言うのかwww」
幼女母「もう私の子供じゃないから」
中年「普通のガキでもそんなことはいわねぇよww」
幼女母「…そうだね」
中年「ふっつうは産んでくれたことに感謝す…うぷ」
幼女母「ちょっと!飲みすぎだから!吐くな!!」
395:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 14:14:40.32 ID:
jjljqOfO0
男の部屋
男「ね、姉さんのとこで寝ないのか?」
幼女「…」
男(気まずい…話題がない)
幼女「…」
男「そ、そういえばあいつになんでありがとうって言ったんだ?」
幼女「……くれて」
男「え…」
幼女「……うんでくれて…ありがとうって…ひっく」
男「……泣いていいんだぞ」ギュ
幼女「……うえぇぇん…ああぁぁぁぁあん」
400:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 14:24:08.98 ID:
jjljqOfO0
それから手続きは滞りなく終わり
幼女は正式に義兄と姉の子供となった
友と女は相当驚いたようで最初の一週間は俺の家に入り浸り
幼女と遊ぶ高校生という危ない光景を作り出していた
もっと驚いたのはあれの両親だった
旅行から帰ってきたら孫がいたのだから当然だ
しかし、事情を聞いたからかたちまちに
いいおじいちゃんとおばあちゃんになっていった
403:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 14:29:18.24 ID:
jjljqOfO0
それから幼女の学校を変えるために
義兄と姉は実家を出て行った
父と母もそれに同意した。
その別れの朝
男「元気でな?」
幼女「…うん」
男「おとうさんとおかあさんに甘えるんだぞ?」
幼女「…男お兄ちゃん!だいすきだよ!」
男「あぁ、俺もだよ、またな!!」
412:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 14:37:33.84 ID:
jjljqOfO0
八年後
学年主任「男先生」
男「あ、○○先生、どうしました?」
俺はあの出来事から子供を守りたいと思い
学校の先生を目指した、しかし、小学校教諭の道は険しく
男(結局、高校教諭…かぁ)
学年主任「……なので、男先生?どうしました?」
男「あ、いえ、すみません、なんでしたっけ」
学年主任「今度、転校してくるこの資料がこちらなので、よろしくお願いしますね」
男「はい、わかりました」
414:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 14:40:15.78 ID:
jjljqOfO0
男「そういえば、その子の名前ってなんでしたっけ?」
学年「えーっと。確か」
幼女(16)「…♪」
おわり
426:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 14:51:28.92 ID:80N91T6A0
面白かったありがとう
472:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 17:37:45.26 ID:hiONjlk/0
感動した。
418:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 14:43:50.68 ID:4IOb2Ate0
エピローグ気になる乙
428:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/11(木) 14:52:44.70 ID:5s+EZT9rO
乙
幼女(16)で噴いた
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