1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 20:01:23.41 ID:
X4tmOfip0
幼友「だからそれって好きってことじゃないの?」
幼馴染「え? 男のことは好きだよ?」
幼友「さっき言ってたことと違わない?」
幼友「男くんのことを恋人になりたい相手とかそういう目では見ていないって言ったじゃん」
幼馴染「そういう目では見ていないけど見ることは出来るよってこと」
幼友「それって何か違うの?」
幼馴染「んー、私は別に男と付き合いたいと思ってるわけじゃないってこと」
幼友「???」
フロムエース2 可憐すぎる幼馴染みとホテルに行くんだけど、何か質問ある? (角川ファンタジア文庫)
4:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 20:03:11.86 ID:
X4tmOfip0
幼馴染「もし付き合おうって言われたら付き合うし、エッチさせてって言われたら身体許しちゃうくらい男の事は好きだよ」
幼馴染「長い時間をかけたそれだけの信頼もあるし」
幼馴染「でも、じゃあ私は絶対に男と一緒になりたいか、って聞かれると、そこまでじゃないというか」
幼友「意味がわからないんだけど」
幼馴染「こればっかりは感覚的なものだけどね」
幼馴染「仮に男が誰かと恋愛して結婚しても私と男の関係や距離は変わらないだろうなっていう確信があるの」
幼馴染「逆に私が誰かと恋愛して結婚しても男との付き合い方を変えるつもりはないし変えない自信もあるよ」
幼馴染「加えて言うなら男も同じ事考えている自信もある」
幼友「……いやさー、そこまでわかりあってるなら付き合ってない方が不自然とか思わない?」
6:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 20:08:09.75 ID:
X4tmOfip0
幼馴染「あんまり思わないかな」
幼馴染「それに仮に付き合ったとしても今とそれほど変わらないと思うけど」
幼友「それって既に付き合ってることとイコールじゃない?」
幼馴染「でも付き合ってないし」
幼友「ああああああああ! もうまどろっこしい!」
幼馴染「何怒ってるの?」
幼友「なんかアンタら見ていてイライラするのよ! ほのぼのさせるな!」
幼馴染「幼友、言ってる意味がわからないよ」
幼友「夫婦か! って突っ込めるほどの仲の良さを見せつけておきながら付き合ってさえいないって何よそれ!」
幼友「詐欺よ詐欺! ギルティ決定!」
幼馴染「えー」
8:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 20:13:21.58 ID:
X4tmOfip0
幼馴染「ってことがあってねー」
男「へー」
幼馴染「男はどう思うー?」パタパタ
男「んー、お前と同意見かな。仮にお前と付き合って……いやこの際結婚までいったとして」
男「今と何か劇的に変わるとは思えないなあ、同じ日常のままただ日々を過ごしていく気がする」
幼馴染「そうだよねー」パタパタ
男「幼馴染」
幼馴染「んー?」
男「どうでもいいけど人の部屋の人のベッドの上で靴下脱いでパタパタ足をバタつかせるなよ」
幼馴染「だって穿きっぱなしは蒸れるし」
9:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 20:16:43.87 ID:
X4tmOfip0
男「その辺に靴下なげとくな、って言ってるんだよ。せめて部屋の隅に置くとかだな」ポイ
幼馴染「あー、投げないでよー」
男「全く。俺はお前がよそ様の家でこういうことをしていないか心配だよ」
幼馴染「それなら大丈夫! 男のところでしかやらないから」
男「一応言っておくがここもよそ様の家にカテゴライズされると思うぞ?」
幼馴染「えー? されないでしょ」
男「じゃあここはお前の部屋でもあると?」
幼馴染「うん。だって半部位私の私物あるし」
男「まあ否定できないなあ」
幼馴染「でも私の部屋にはあんまり来ないね男は」
幼馴染「男の物って言ったら漫画くらい?」
男「その辺は弁えてるんです」
10:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 20:20:19.54 ID:
X4tmOfip0
幼馴染「別にいいのにー」
男「親しき仲にも礼儀あり、だ」
幼馴染「ふーん。ところでさ」パタパタ
男「ん?」
幼馴染「さっきからチラチラパンツに視線行ってるの丸わかりだよ?」
男「オマエなあ、わかってるなら足パタパタさせるのやめろよ」
幼馴染「いやー、男になら見られても気にしないし」
男「そういうところ凄いよなお前」
幼馴染「だって今更でしょ?」
男「お前時々ナチュラルに一緒に風呂入ろうとするくらいだもんな」
幼馴染「別に幼馴染なら普通じゃない? 昔は誰だってそうだったんだし」
11:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 20:25:30.72 ID:
X4tmOfip0
男「普通はそうじゃないと思う」
幼馴染「そう言いながら男も普通だったじゃん」
男「まあ慣れたというか。お前だから、だけど。それに今更感は確かにあるしなあ」
男「でも未だにドキドキはしてるんだぞ。お前の体見て」
幼馴染「あ、そーなの? 男は私を女として見てないのかと思ってた」
男「流石にそれはない」
幼馴染「ここで言う女って異性として意識する、って意味だよ?」
男「いやだから……」
幼馴染「だから?」
男「あり? そういやそうかも。女だってわかってるしドキドキもするけど……」
男「妹の裸見ちゃったようなもんか」
幼馴染「えー、そこは姉にしてよー」
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 20:30:59.90 ID:
X4tmOfip0
男「いやー、お前妹だろどうみても」
幼馴染「そうかな? 男の方が弟だよやっぱ。昔怖がりで一人でトイレにいけなかったし」
男「あ、そういうこと言っちゃう? お前なんて未だに服をタンスにしまわないでその辺に投げとくくせに」
男「俺が毎回片づけてるんだぞ。この部屋のお前の服もお前の部屋のお前の服も」
幼馴染「なんかお母さんみたい」
男「オマエなあ、あ、そうだ。お前シャツだいぶ皺皺になってたからアイロンかけといたぞ」
幼馴染「ありがと。お礼に今日は男の好きなもの作るね。おばさん今日も遅いんでしょ?」
男「ってか帰ってこない。ま、いつものことだ」
幼馴染「んー、じゃ今日も泊まっていくね。めんどいし」
男「ん」
14:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 20:37:49.99 ID:
X4tmOfip0
男「ごちそうさま」
幼馴染「おそまつさま。片づけとくからお風呂先入っていいよ」
男「サンキュ、そうするわ」
幼馴染「はーい」
幼馴染「さってと。洗い物洗い物」ワシャワシャ
幼馴染「洗い物終了! すでにどの食器をどこにしまえばいいかまで把握済みなのだぜ」
幼馴染「なんかおばさんよりここの家の勝手に詳しくなってきた気がするなー」
幼馴染「男が上がるまで暇だし宿題でもしてよっと」
幼馴染「ん~」
男「ふい~、お? 宿題?」
幼馴染「ん」
男「後で写させて」
幼馴染「自分でやりなさい」
男「ピノあげるから」
幼馴染「……はい」スッ
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 20:44:30.72 ID:
X4tmOfip0
男「サンキュ……ってお前相変わらず字汚いな、読めないぞこれ」
幼馴染「達筆と言ってよ」
男「無理があるだろ。ってかなんでこんなに字が汚いのにお前成績良いんだよ、おかしいだろ」
幼馴染「字の良し悪しと頭の良し悪しは比例しないのだよ男くん」
男「はいはい。次風呂いいぞ」
幼馴染「ん、行ってくるね」
男「おう」
幼馴染「あ、そうそう男」
男「ん?」
幼馴染「覗いてもいいよー」
男「そこは普通覗くなよ、だろ」
22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 20:49:24.61 ID:
X4tmOfip0
男「んー」カリカリ
幼馴染「上がったよー」
男「おう、丁度こっちも終わったところ……ってお前」
幼馴染「シャツ借りたー」
男「お前いい加減風呂上りに人のシャツ使うなよ」
幼馴染「だって丁度いいんだもん」
男「でもってパンツ上にも何か穿け」
幼馴染「めんどいし」
男「お客さん来たら恥ずかしいぞ」
幼馴染「男だって真夏は上半身裸にパンツで出てくるじゃん」
男「男はいいの」
幼馴染「差別だー」
23:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 20:51:44.88 ID:
X4tmOfip0
幼馴染「ま、いいや。ワイシャツ借りるよー」
男「お前のパジャマならそこにあるだろう」
幼馴染「これがいちばん着やすいんだよね」
男「それ明日俺着るんだぞ」
幼馴染「大丈夫、朝には返すから」
男「まったく。あんまり皺付けるなよ」
幼馴染「あいあい」
男「さてゲームでもしようぜ」
幼馴染「私テレビ見たい」
男「えー」
幼馴染「えー」
男「わかったよ。何みる?」
幼馴染「世界丸見え」
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 20:55:59.10 ID:
X4tmOfip0
テレビ「だが驚くのはまだ早い!」
幼馴染「私いっつも思うんだけどさ」
男「ん?」
幼馴染「驚くのはまだ早い! じゃあっていつ驚けばいいんだろうね」
男「さあ」
幼馴染「おお、わあ!」
男「へえ」
テレビ「だが驚くのはまだ早い!」
幼馴染「あ、まだなの」
男「そうみたいだな」
27:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:00:13.41 ID:
X4tmOfip0
幼馴染「あ、忘れてた」
男「何を?」
幼馴染「ピノ」
男「ああ」
幼馴染「食べる」
男「お前もう眠いだろ」
幼馴染「眠くない」
男「嘘つけ」
幼馴染「食べる」
男「夜にあんま食べると太るぞ」
幼馴染「食べる」
男「はいはい」
幼馴染「……半分こ」
男「りょーかい」
29:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:08:03.01 ID:
X4tmOfip0
幼馴染「ふみゅ、寝る」
男「お前眠くなると急に片言になるよな」
幼馴染「おやすみ」
男「寝るなー、歯をみがけー」
幼馴染「眠い」
男「さっき眠くないって言ったろ」
幼馴染「今、眠い」
男「まったく。ほらこうやって歯ブラシもって! はいゴシゴシ!」
幼馴染「うー」ゴシゴシ
男「よし!」
幼馴染「おやひゅみぃ……」
男「口の中漱いでいけ!」
31:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:13:06.24 ID:
X4tmOfip0
幼馴染「おやしゅみぃ」
男「はいはいおやすみ」
幼馴染「ふみゅぅ」
男「いっつも人のベッド占領しやがって」
男「おかげで俺はいつも床で布団だよ」
男「なのに起きたらまたこいつ人の布団にもぐりこんできてるんだろうなあ」
幼馴染「すぅ、すぅ」
男「やれやれ」
男「ってのが昨日の日常」
友「死ね」
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:19:04.15 ID:
X4tmOfip0
友「何? 自慢? リア充自慢?」
男「お前が聞いたんだろう」
友「うっわーひくわぁ、まじでひくわぁ。なんでお前ら付き合ってないの? ってか結婚しないの?」
男「さっきも言ったろ? しようって言えば多分すると思うけど、そういう気になってないって」
友「いやそのりくつはおかしい」
男「そうかな。なんかもう一緒にいるのが当たり前で変化を求めてないんだよな」
男「仮に何か変化があってもあいつと俺の関係が崩れることはないと思う」
男「まあ彼氏が出来たら多分俺の部屋に来ることは減るんじゃない?」
友「何故だろう無性に腹が立つ。あ、そういやお前の今の話が事実ってことはお前の今着てるワイシャツ……」
男「ああ、昨晩幼馴染が着たやつ。ちなみにやっぱり朝には人の布団にもぐりこんできてた」
友「ファック! しかも聞いてないことまで!」
39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:27:28.43 ID:
X4tmOfip0
友「いやお前らそれで付き合ってないのは不自然すぎるよ」
男「そうかなあ」
友「そうだって。いい加減付き合っちまえよ」
男「んー、なんだろ、どうにもそういう対象として見るのはこう気が進まないんだよな」
友「なんでだよ! 告られたら付き合うって言ってたじゃん!」
男「飽くまでも向こうからな。俺からアクションする気ないし」
友「だからなんでだよ!」
男「うーん……やっぱ兄妹みたいな意識があるんじゃないかな」
男「妹にそんな気にはならないっていうか」
友「世の中には妹萌えなんて腐るほど蔓延ってるぞ」
男「いや、ここでそれを言われても」
女「あ、あの……!」
40:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:30:54.95 ID:
X4tmOfip0
女「男君、幼馴染さんと付き合ってないって本当?」
男「ん? 女さん? ああ、本当だよ」
女「じゃ、じゃあ私と付き合ってください! ずっと前から好きでした!」
男「え?」
友「な、なんだって!? あの女さんが男に告白!?」
友「女さんって言ったら学年でも一、二を争う美少女じゃないか!」
男「えっと」
女「はい」
男「何で俺?」
女「ずっと前から気になっていたんです」
43:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:35:51.44 ID:
X4tmOfip0
男「ずっと前からって、どれくらい?」
女「え? えっと……学校に入学してすぐくらい、かな」
男「そっか」
女「はい」
男「ごめん、少し考えさせてくれる?」
女「えっ」
友「なぁにぃぃぃ!? 女さんの告白を即決しないなんて何考えてるんだ男!?」
男「でも俺彼女のことよく知らないし」
友「可愛いだろ! 可愛いは正義! それに美人で有名じゃないか」
男「んーそうだけどさ」
女「……わかりました。待ちます」
男「ごめんね」
44:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:37:01.30 ID:RYUnOvyB0
エロ展開期待
41:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:32:00.28 ID:FTbLoLQY0
よしよし
45:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:37:24.45 ID:2e6R+M7Z0
これは期待できるか?
48:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:39:30.56 ID:
X4tmOfip0
男「ってことがあってな」
幼馴染「ふぅん、女さんがねえ」
男「どう思う?」
幼馴染「んー、私はオススメしないかなー」
男「なんで?」
幼馴染「彼女は確かに可愛いけど、結構腹黒いってことで女の子達の間では噂されてる」
幼馴染「彼氏キラーとかなんとか。彼女のいる男ばかりと付き合う傾向にあるとか」
幼馴染「結構彼女と付き合ってすぐわかれた男子多いらしいよ」
男「へえそっか。じゃあ止めとこう。まあもともと断ろうと思ってたけど
幼馴染「なんで?」
男「幼馴染より一緒にいたいと思わなかった。あと幼馴染の方が可愛い」
幼馴染「照れるぜ」
男「お、珍しく本当に照れてるな」
52:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:42:24.57 ID:
X4tmOfip0
男「ま、どっちにしろ俺の中の幼馴染ハードルをクリアした相手じゃないとそういうのあんまり考えられないなあ」
幼馴染「そっか。まあ今回はいいとして、でもそれくらいのハードルなら結構すぐ超える人見つかるよ」
男「そっかな」
幼馴染「うん」
男「よし、なんか元気でてきた。とりあえず女さんには明日にでも断りいれとく」
男「相談にのってくれてサンキュな」
幼馴染「んーん。良いよべつに」
53:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:42:34.43 ID:FmoT7UZ90
何だかんだ心の中では無茶苦茶喜んでる幼馴染
57:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:44:46.70 ID:
X4tmOfip0
男「ごめん女さん、僕は君とは付き合わない」
女「……え。そんな、どうしてですか!?」
男「んー幼馴染よりも一緒にいたい、って思えなかったから、かな」
女「でも幼馴染さんとは付き合ってないって」
男「うん、付き合ってないけど……ずっと近くにいるせいか、幼馴染を基準に考えちゃうんだよね」
男「だからごめん」
女「……私なら幼馴染ちゃんより貴方を満足させられますよ」
男「そうかな? 少なくとも俺はそう思えなかった」
女「実際付き合ってみればわかるかも……」
男「じゃあ俺幼馴染待たせてるから、ごめんね」タタタッ
女「……幼馴、染……!」ギリッ
59:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:48:02.66 ID:
X4tmOfip0
女「……」
女「……幼馴染がいなくなれば」
女「」ピポパ
女「あ、もしもしイケメン君?」
女「うん。久しぶり」
女「実は頼みたいことがあって」
女「うん、うん、え? 私の頼みならいつでもなんでも聞いてくれるって? ありがとー♪」
女「実はね……」
女「……見ていなさい、幼馴染……」ギリッ
60:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:49:55.19 ID:r0jCdTkt0
63:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:51:14.99 ID:WOBmCRle0
まだだ、まだわからんよ
64:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:51:47.76 ID:
X4tmOfip0
幼馴染「男、たまにはマックでも寄ってこー」
男「おう、いいいぞ」
幼馴染「でもってバーガー半分食べてね」
男「お前マック好きなのにバーガー一個食べきれないんだもんな」
男「アイスなら馬鹿みたいに食べるのに」
幼馴染「アイスは別腹だよ」フンス
男「はいはい、じゃあ俺頼んでくるから席取っといてくれ」
幼馴染「はーい」
ドンッ
幼馴染「あっと、すいません」
イケメン「痛っ」
幼馴染「あ、大丈夫ですか?」
イケメン「痛たたたた……」
66:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:54:17.56 ID:
X4tmOfip0
イケメン「今ので、体とテーブルに指を挟んじゃったみたいだ。いたたた……」
幼馴染「え、大丈夫ですか?」
イケメン「うん、なんとか。でも痛い……」
幼馴染「ありゃ、すいません……」
イケメン「いいよいいよわざとじゃないだろうし」ニコッ
幼馴染「はぁ、ほんとにすいません」
イケメン「そんなに気にしないで。せっかくの可愛い顔が台無しだよ」
幼馴染「はぁ、どうも」
男「お待たせー」
幼馴染「あ、男」
男「ありゃ、知り合い?」
幼馴染「んーちょっとぶつかっちゃって」
70:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 21:57:44.78 ID:
X4tmOfip0
男「それは……大丈夫ですか」
イケメン「うん。でもちょっと指が痛くてね。テーブルとの間に挟んでしまって」
男「あ、結構腫れてますね」
幼馴染「ごめんなさい……」
イケメン「あはは、まあ気にしないで。痛っ」
イケメン「困ったな、ポテト食べたいけど手が痛くて……」チラッ
幼馴染「?」
イケメン「あのさ、申し訳ないんだけど、良かったら僕のポテト食べさせてくれないかな」
イケメン「この通り手が痛くてね」
幼馴染「え? はあ。まあいいですけど。私が悪かったんですし」
75:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 22:01:15.55 ID:
X4tmOfip0
イケメン「悪いね」アーン
幼馴染「いえ。はいどうぞ」
イケメン「もぐもぐ、ん、うまい」
幼馴染「はい」
イケメン「うん」モグモグ
幼馴染「結構食べるの早いかな、はいっと」
イケメン「あむっ!」
幼馴染「あ」
イケメン「あ、ごめん。君の指までくわえちゃった」
幼馴染「あ、いえ……」
79:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 22:05:45.38 ID:
X4tmOfip0
イケメン「それにしても……君はいいね、こんな可愛い彼女がいて」チラ
男「え? あ、いや恋人じゃないですよ」
イケメン「そうなのかい?」
男「ええ」
イケメン「じゃあ君はフリーなの?」
幼馴染「え? ええまあそうですかね、はい」
イケメン「もったいないなあ、僕ならすぐにアタックするのに」
幼馴染「あはは、ありがとうございます」
幼馴染「でもあなたなら恰好いいから一杯女の子寄ってくるんじゃ」
イケメン「いやいやそんなことないよ。もしそうだとしても君とはお近づきになりたいと思うね」
幼馴染「はぁ」
82:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 22:09:49.26 ID:
X4tmOfip0
イケメン「さてそれじゃ僕はもう行こうかな。よっと……痛っ」
幼馴染「あ」
幼馴染(両手に大きなバッグ。部活かなあ)
幼馴染(さっき痛めた手であれを持つのは大変そう)
イケメン「弱ったな、これを持つのはちょっと骨だ」
イケメン「うーん」チラッ
幼馴染(今こっちを見た?)
幼馴染(あ、私に持ってほしいのか。案外この人ずうずうしいな)
幼馴染(でも悪いの私だし)
幼馴染「私が持ちましょうか?」
イケメン「いいのかい? できれば頼みたいんだけど」
幼馴染「わかりました。男、先に帰っててくれる?」
88:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 22:15:44.73 ID:
X4tmOfip0
男「俺も手伝おうか?」
幼馴染「いいよ、私が悪かったんだし」
イケメン「それじゃあ行こうか」
幼馴染「はい」
幼馴染(さっさと帰って男の夕飯作ろう)
男「……」
男「なあアンタ」
イケメン「なんだい?」
男「余計なことはしないほうがいいぞ?」
イケメン「? なんのことだい?」
男「いや、いい。忠告はしといた」
94:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 22:21:20.37 ID:
X4tmOfip0
イケメン「悪いね。わざわざうちまで来てもらって」
幼馴染「いえ」
イケメン「あがっていってよ。お茶でも出すよ」
幼馴染「いえ、早く帰りたいので」
イケメン「まあそういわずに。ぼくだってわざわざここまでこさせてはいさよならじゃ後味悪いし」
幼馴染「単にこっちが悪かっただけですから」
イケメン「そう? うんわかった。それじゃ気をつけてね」
幼馴染「はい。それでは」
イケメン「……」
97:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 22:25:32.93 ID:
X4tmOfip0
幼馴染「ただいまー」
男「おうおかえり。ってか何か変じゃないかこれ。せめてお前はおじゃましますだろ」
幼馴染「今更じゃない?」
男「まあな」
幼馴染「男」
男「ん?」
幼馴染「ふぅ」ギュッ
男「どした?」
幼馴染「なんでもない。久しぶりに男とこうしたかっただけ」
男「そか」
幼馴染「うん」
103:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 22:29:11.91 ID:
X4tmOfip0
男「先に風呂入るか? もう沸かしてあるぞ」
幼馴染「でも夕飯……」
男「別に遅くなったっていいしカップ麺でもいいぞ」
幼馴染「カップメンはだめ。でも、うん、先にお風呂入るね」
男「ん」
幼馴染「男」
男「ん?」
幼馴染「一緒に入る?」
男「やめとく」
幼馴染「そっか」
男「ん」
104:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 22:30:06.20 ID:
X4tmOfip0
幼馴染「」ゴシゴシ
幼馴染「」ゴシゴシ
幼馴染「」ゴシゴシ
幼馴染「……汚い」ゴシゴシ
幼馴染「」ゴシゴシ
幼馴染「」ゴシゴシ
幼馴染「」ゴシゴシ
幼馴染「っ、擦り切れて血……後で消毒もしとこう……」
幼馴染「」ゴシゴシ ボタボタ
幼馴染「」ゴシゴシ ボタボタ
幼馴染「」ゴシゴシ ボタボタ
107:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 22:30:34.68 ID:FTbLoLQY0
ほほう……
109:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 22:31:20.82 ID:6RiTNaRz0
こ、こええええええええええ
111:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 22:32:08.98 ID:5AEOt5Lw0
どういう状況!?誰か説明プリーズ
112:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 22:33:20.51 ID:o4QdzNlg0
>>111
男以外に触られた部分が汚らわしいんだよ
113:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 22:33:57.97 ID:Je84UtxE0
ああ、洗いすぎて血が出たのね
怪我させられたのかと
119:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 22:41:32.00 ID:
X4tmOfip0
幼馴染「男ーかーえろー」
男「おう」
ザワザワ
男「校門が騒がしいな」
幼馴染「そだねー、あ」
イケメン「やあ」
幼馴染(うわぁ、わざとらしく昨日の指に包帯巻いてる)
男「貴方は確か昨日の」
イケメン「また会ったね。昨日の制服をみてもしや、と思ってね」
幼馴染「どうかしたんですか?」
イケメン「いや、昨日は碌にお礼もできなかったからね。何かお礼をと思って」
124:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 22:47:03.96 ID:
X4tmOfip0
幼馴染「別にいりませんけど。悪かったのはこっちですし」
イケメン「そういうとは思ったけどね。僕もこういうのはちゃんとしとかないと気が済まなくて」
キャーキャー
イケメン「とりあえずここじゃなんだし、どこか場所を移さない?」
カッコイー
幼馴染「……わかりました」
女「男さん!」
男「女さん?」
女「私、どうしても諦めきれなくて……!」
男「いや、だから君とは……」
イケメン「行こう、幼馴染さん」
幼馴染「……男、先に行ってるね」
128:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 22:51:10.99 ID:
X4tmOfip0
イケメン「彼、もてるんだねえ」
幼馴染「……」
イケメン「随分かわいい子にアタックされてたね」
幼馴染「……」
イケメン「どうしたの? 気分でも悪い?」
幼馴染「ええ、まあ」
イケメン「それは……今日はやっぱりやめようか」
幼馴染「そうですね」
イケメン「家まで送るよ」
幼馴染「結構です」
イケメン「でも」
幼馴染「結構です」
イケメン「そう言わずにさ」ギュッ
幼馴染「っ! 離してください!」
134:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 22:54:58.48 ID:
X4tmOfip0
イケメン「あ、ごめん」
幼馴染「……」
イケメン「怒らせるつもりはなかったんだ。本当だよ」
イケメン「ただ心配でね」
幼馴染「……大丈夫なので一人にしてください」
イケメン「……わかったよ、お大事にね」
イケメン「また今度お礼に伺うよ」
幼馴染「結構です」
イケメン「……またね」
幼馴染「……はぁ」
幼馴染「……気持ち悪い」
140:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 23:00:16.27 ID:
X4tmOfip0
男「よっ」
幼馴染「遅いよ男」
男「悪い悪い、女さんが中々介抱してくれなくてな。で、あの人は?」
幼馴染「帰ってもらった」
男「そっか」
幼馴染「帰ろう?」
男「ん」
幼馴染「今日もお風呂、早めでもいい?」
男「いいけど」
幼馴染「ありがと」
男「ん」
141:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 23:00:22.38 ID:r0jCdTkt0
NTRは回避したけど・・・
145:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 23:03:53.39 ID:rs6sYUNd0
男たのむから幼馴染とお風呂入ってあげて
146:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 23:03:57.00 ID:
X4tmOfip0
解放だったorz
男「ただいまー」
幼馴染「おかえりー、ただいまー」
男「おかえりー」
幼馴染「なんかこのやりとりも慣れたねえ」
男「そうだな」
幼馴染「じゃあ私お風呂スイッチ入れてくる」
男「おう」
幼馴染「ねえ男」
男「んー?」
幼馴染「偶には一緒に入ろっか」
男「お前最近よくそれ言うな」
幼馴染「いいでしょー、別に今更なんだし」
男「そうだけど……でも、んー、パス」
幼馴染「……ん、そっか。わかった」
147:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 23:04:55.46 ID:
X4tmOfip0
幼馴染「汚い」ゴシゴシ
幼馴染「気持ち悪い」ゴシゴシ
幼馴染「……」ゴシゴシ
幼馴染「……」ジッ
幼馴染「……」ゾクッ
幼馴染「~っ!」ゴシゴシ
幼馴染「洗わなきゃ……もっと」ゴシゴシ
幼馴染「もっと」ゴシゴシ
幼馴染「……」ゴシゴシ
幼馴染「……」
152:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 23:08:48.22 ID:
X4tmOfip0
幼馴染「上がったよー」
男「んー、じゃあ俺も入ってくるわー」
幼馴染「んー」
男「~♪」
幼馴染「……」
男「~♪」サー
幼馴染「……」
幼馴染「……」
幼馴染「……」ヌギッ
幼馴染「男ー」
男「んー?」
幼馴染「とりゃ」ガラッ
男「おわわわ!? おまっ」
幼馴染「問答無用で侵入!」
153:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 23:09:18.50 ID:rs6sYUNd0
キタ━━━(゚∀゚)━━━━!!
156:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 23:11:53.34 ID:6RiTNaRz0
まってました
157:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 23:13:07.55 ID:h90Vkwaz0
きたあああ
163:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 23:17:45.35 ID:/XKkkojb0
息子が覚醒した
158:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 23:14:50.24 ID:
X4tmOfip0
男「ちょ、おま、さっき上がったばっかりだろ!」
幼馴染「最近ずっと一緒に入ってないんだもん、いいじゃん」
男「お、お前なあ!」
幼馴染「はいはい! いいからいいから! 背中出して、あらったげる」
男「……ったくしょうがないなあ」
男「お前時々こういう無茶するよな」
幼馴染「えへへ」ゴシゴシ
男「褒めてないからな」
幼馴染「お客さん、かゆいところないっすか~」
男「ん、ちょうどいい」
幼馴染「ん」ゴシゴシ
幼馴染「……」
幼馴染「っ」ぺたっ
男「!?」
168:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 23:20:46.12 ID:
X4tmOfip0
幼馴染「おとこ……」
男「今日はどうしたんだ、いつになく甘えん坊だな」
幼馴染「ん……やっぱだめみたい」
男「……そうか」
幼馴染「ごめんね、迷惑かけて」
男「いや、役得くらいに思っとく」
幼馴染「相変わらずだなあ、もう少しこう、感動とかはない? ほら、私のおっぱいで背中擦ってるんだよ?」コスコス
男「いやまあ、正直に言うと勃ってる」
幼馴染「うん、実は見えてた」
男「やっぱり?」
幼馴染「タオル盛り上がってるよ」
男「う」
幼馴染「……男、する?」
280:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 00:16:41.07 ID:
B1VVhDIF0
男「……いや、やめとく」
幼馴染「……そっか」
男「ここではな」ニヤリ
幼馴染「?」
男「だって風呂は、体を洗うところだろ?」ガバッ
幼馴染「あっ」
男「今度は俺が洗ってやるよ、幼馴染」
幼馴染「んっ」
男「胸の下って結構汗かいて汗もできやすいらしいぜ。だから」モミッ
幼馴染「ふみゅっ! んっ!」
男「念入りに洗っとかないとな」モミッモミッ
286:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 00:21:06.30 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「や、おとこぉ……!」
男「反応凄いな、相変わらず」
幼馴染「む、胸ばっかり、らめぇ……」
男「乳首はもう、びんびんだな」クリッ
幼馴染「ひゃうっ」
男「こうやって少しだけ力入れられるのがいいんだっけ?」ギュッ
幼馴染「っっ!」コクコク
男「……ん? お前、腕怪我してるのか?」
幼馴染「あ、えっと……それは……」
男「それは……?」
幼馴染「……な、なんでもない」
男「ふうん……」
289:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 00:25:19.62 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「それより……」
男「わかってる。風呂あがったらベッドに行こう」
幼馴染「……うん」
男「声は暗いのに嬉しそうな顔だな」
幼馴染「何かね、やっぱり変だな私達って思って」
男「そうだな」
幼馴染「いっそのこと本当に付き合っちゃった方がいいのかな」
男「どうなんだろう。でも」
幼馴染「うん……私たちのこの行為は単なる愛情から来るものじゃ、ないから」
男「……それでも、俺はお前と一生一緒でも構わないくらいの覚悟はあるけどな」
幼馴染「おー恰好いいー、惚れちゃう~」
男「棒読みだなあ、このっ」モミッ
幼馴染「あんっ!」
294:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 00:30:16.10 ID:
B1VVhDIF0
男「さて」
幼馴染「うん」
男「えっと、本当にやる?」
幼馴染「やらないの?」
男「いや、風呂に居た時はこう盛り上がっちゃったんだけどさ」
幼馴染「あー、わかる。こうやって落ち着くと、ね」
男「ああ、やっぱやめとくってんなら、な」
幼馴染「いいよ、お互い初めてじゃないし」
男「二回目、か」
男「付き合ってないけど実はエッチしたことありましたーってのは流石に言いづらいよな」
幼馴染「あの時の理由が理由だしね」
男「そういや今回は……」
幼馴染「……」
男「ん、聞かないどく」
幼馴染「ありがとう」
297:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 00:33:30.02 ID:
B1VVhDIF0
男「……ん」
幼馴染「あ、首だめ……」
男「……んんんっ」チュゥ
幼馴染「跡、残るから……んんっ」
男「残してるんだよ」
幼馴染「……ふふっ、ありがと」
男「それともう一か所」
幼馴染「ふぇ?」
男「この怪我、どうせあれだろ?」
幼馴染「っ!」
男「れろっ」
幼馴染「!」
299:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 00:38:50.41 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「やっ、それ、汚い、から……」
男「こうして欲しくてここのところ風呂に誘ってたんだろうが」
幼馴染「やっ、でも……」
男「気にするな」ナデナデ
幼馴染「……ん」
男「よし、じゃあ寝るか」
幼馴染「ん……えっ」
男「おやすみ」
幼馴染「ちょっと」
男「うげ」
幼馴染「それで終わりはないでしょうよ。これでも私だって結構勇気は出したんだよ」
303:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 00:46:28.68 ID:
B1VVhDIF0
男「いいのか?」
幼馴染「良いって言ったでしょ。そもそも誘ったのはこっち」
男「わかったよ」
幼馴染「男がエッチしたかったらいつだって許すよ、それくらいわかってるでしょ? 逆に言えば男もそう。だから今日だってこうやって付き合ってくれてる」
男「まあ、な」
幼馴染「お互い様のようなもんだよ」
男「それでやってしまっていいのかって話なんだけどな」
幼馴染「私は……いいけど。男が嫌ならやめてもいいよ」
男「前にも言ったけどな、俺はお前の体に欲情しないわけじゃないんだぞ」
幼馴染「じゃあ今結構シたいの?」
男「実は」
幼馴染「そっか、そう言われると、悪い気しないね。じゃあ、今度こそはじめよっか」
304:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 00:47:56.90 ID:
B1VVhDIF0
男「いいのか?」
幼馴染「良いって言ったでしょ。そもそも誘ったのはこっち」
男「わかったよ」
幼馴染「男がエッチしたかったらいつだって許すよ、それくらいわかってるでしょ? 逆に言えば男もそう。だから今日だってこうやって付き合ってくれてる」
男「まあ、な」
幼馴染「お互い様のようなもんだよ」
男「それでやってしまっていいのかって話なんだけどな」
幼馴染「私は……いいけど。男が嫌ならやめてもいいよ」
男「前にも言ったけどな、俺はお前の体に欲情しないわけじゃないんだぞ」
幼馴染「じゃあ今結構シたいの?」
男「実は」
幼馴染「そっか、そう言われると、悪い気しないね。じゃあ、今度こそはじめよっか」
308:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 00:53:03.04 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「わっ、ほんとにいきり立ってるよ。お風呂場の時より大きくなってない?」
男「多分」
幼馴染「なんか嬉しいね、それだけ興奮してるってことは私に異性の女としての魅力を感じてるってことか。ちょっと意外だけど」
男「意外じゃないさ、言ったろ。幼馴染は可愛いって」
幼馴染「ここでそれを言うのは反則、タブーです」ギュッ
男「握るな」
幼馴染「じゃ咥える?」
男「慣れないことはしない方がいい。普通にやろう」
幼馴染「そうだね……乗るよ?」
男「おう」
312:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 00:57:05.20 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「んっ、はぁ」
男「うぅ、この時が一番辛い」
幼馴染「しょうがないじゃん、私達愛撫なんてよく知らないし……」
男「胸揉むだけじゃやっぱだめなのか」
幼馴染「悪くないけど……私はあんまり濡れない、からぁ……っ!」
男「だからって俺のでお前の股擦って、しばし濡れるまで……って結構辛い」
幼馴染「重い?」
男「いや、破裂しそう」
幼馴染「出してもいいよ? んっ」
男「痛いくらい脹れてるのはわかるのにこれだけじゃ出ない」
幼馴染「手でしごく?」
男「いいからさっさと動いてください。濡らしてください」
316:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 00:59:55.63 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「んっ、うううんっ、あんっ、あふっ」
男「なあ、前回も思ったんだけどさ」
幼馴染「な、にっ?」
男「俺が手でやるなり舐めるなりはだめなの?」
幼馴染「だって、恥ずかしい、し……」
男「あ、際ですか……ってお前風呂は一緒に入りたがるじゃん」
幼馴染「お風呂とは、ちがう、もん……っ」
男「そこだけはいまいちわからない」
幼馴染「んっ、そろそろ、いいかな……男のもかなりぬるぬるしてきてる」
男「ああ、ぶっちゃけ痛い」
幼馴染「男、来て……!」
男「……ああ」
518:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 20:50:15.57 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「んぅ……っ!」ズププッ
幼馴染「挿入った……?」
男「いや、まだ半分くらい」
幼馴染「う、そ……? 前より、おっきくない?」
男「それだけお前が今良い女だってことだよ」
幼馴染「……嘘、ばっか、り……ううんっ!」グチュッ
男「お、おい無理するなよ?」
幼馴染「だい、じょぶっ! さいごまで、んんんっ、挿入、する、から……!」
男「お、おお……挿入ってく」
520:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 20:51:21.12 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「はぁ、はぁ……っ! ごめ、ちょっと、きゅうけ……んっ」
男「幼馴染の膣内、ぐにゅぐにゅしててやばいぞ」
幼馴染「あんま、動かないで……」
男「それは……かなり難しいな」
幼馴染「どくん、どくん、ってお腹の中脈動してる……」
男「う、先っぽなんか当たってるぞ」
幼馴染「ん……もうちょっとこのまま」
男「あ、ごめん」
幼馴染「え、あ、ちょっ! うごっ、か、ない……でっ!」
523:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 20:51:54.62 ID:
B1VVhDIF0
男「まじで、ごめん!」グチュッ グチョッ
幼馴染「ひゃんっ、あ、だめっ、やんっ ふぁあああああっ!」
男「! 急に、締め付けが強く……」
幼馴染「らめっ、すとっぷ、男、すとっぷ……!」
男「んなこと、言ったって……」
男「お前、腰動かしてる、じゃんか……!」
幼馴染「あふっ、あんっ、らって、これ、前より、良くて……んんっ!」
男「そんな、前後にばかり動かれると、こっちも持たないって」
幼馴染「つ、突き上げるのはらめ、らめ! い、痛いし」
男「でも、もうムズムズして動きたい!」
幼馴染「ひゃああああああああっ!」
525:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 20:55:35.16 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「らめっ、なんか、キちゃう……っ!」
男「おまっ、動くなって……! とりあえず、一回抜こうか……?」
幼馴染「うん……ん、いい。このまま、ゆっくり、横になるから」スッ
男「おお」
幼馴染「抜かずに、体位変えて……来て?」
男「……ああ、行くぞ?」
幼馴染「あんまり、痛くいないでね……?」
男「善処したい、なぁ……」
幼馴染「お腹の下あたり、何か入ってるのわかる……」
男「そろそろ動くからな」パンッ
幼馴染「ふみゅっ! いきなりは、はん、そく……っ! あんっ!」
529:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 21:01:35.94 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「こう、やって……おとこの顔、ちかくにあって、んっ、エッチしてると、ほんとに、あんっ、恋人みたい、っ!」
男「そう、だな……っ!」パンパンッ
幼馴染「奥、優しく、突いてる、ね……」
男「お前の、ご所望だから、な……!」
幼馴染「あ、ん、やぁっ、それでも、なんか、しびれるっ」
男「う、ちょ、やめっ、タイム、、タイム!」ピタッ
グチュッ
幼馴染「あんっ! 奥、深い所に男の挿入したまま……どうしたの?」
男「射精そう……そういやゴム付けてない」
幼馴染「ああ……んっ」
男「このコツッって当たるところ、子宮孔か……?」コツッ
幼馴染「たぶん……そこが一番奥だし……んっ! あんまり、急に突かないで……やんっ!」
533:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 21:07:19.76 ID:
B1VVhDIF0
男「そうは言ってもな……勝手に腰が動いちまう」
幼馴染「やぁぁぁぁっ、しびれるの、キちゃう……!」
男「くっ、根元から、搾られる……っ、い、一回抜くか……!」
幼馴染「ひぃぃぃぃん!」
男「!? お、幼馴染!? 急に痙攣しだして……うおっ! あ、やばっ!」
ビュクッ!
男「射精るッ!」
ズボッ
ビュクゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!
幼馴染「ふぁぁ……」ベチャ
男「はぁ、はぁ……」
535:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 21:10:35.83 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「シちゃったね……」
男「ああ」
幼馴染「いつぶりかな……」
男「一年ちょっと、かな。あの時は流石にゴムつけたけど」
幼馴染「ごめんね、付き合わせて」
男「いいよ。こっちこそごめん。少し中に出ちゃったかも」
幼馴染「大丈夫だよ。今日は。でもここまでしてもさ、やっぱり付き合おうって気にならないのは不思議だね」
男「付き合ってもいい、とは思うけどな。でも積極的に恋人って関係になろうって思わないんだろ?」
幼馴染「うん……」
536:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 21:11:24.85 ID:
B1VVhDIF0
男「まあお前のことはわかってるよ」
幼馴染「ごめんね」
男「いいさ、それに俺も似たようなものだしな」
幼馴染「なんていうか、厄介な性質になっちゃったね私達」
男「しょうがないよ。まあでもいざとなったら最後は本当に結婚しよう」
幼馴染「付き合う過程すっとばしたね」
男「だってもうそれ以上のことしちゃってるし」
男「俺たちはそういう関係になる時はもう最終手段みたいなもんだろ」
男「なら行き着く先の最後までいかないと」
幼馴染「そうだね。うん。そうだ。ね、男」
男「ん?」
幼馴染「卒業したら結婚しよっか」
男「おー……お?」
537:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 21:11:55.52 ID:
B1VVhDIF0
男「俺が言うのも何だけど随分ぶっ飛んだな」
幼馴染「何かもう、色々考えるのも面倒だし煩わしいし」
幼馴染「それなら、いっそもう売約済みになった方が楽かと」
男「そういう考えは感心できないけどなー」
男「っつってもココまでの関係なんだから傍から見たら普通なんだろうなきっと」
幼馴染「そだね」
男「じゃーそーすっかぁ。あれ? でも卒業してすぐ結婚できるんだっけ?」
幼馴染「成人前なら男性は十八、女性は十六から両親の同意があれば出来たと思うよ」
男「それはそれで面倒だなぁ」
幼馴染「男のおばさんとうちのお父さんなら二つ返事でハンコ押しそうだけどね」
男「否定できねぇなぁ」
538:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 21:13:16.64 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「さて、それじゃ御飯作っちゃうね」
男「今日くらい休んでもいいぞ?」
幼馴染「だいじょーぶ。未来の奥さんの手料理にむせび泣きたまへ」
男「ありがた過ぎて涙がちょちょぎれるぜ」
幼馴染「なにそれ」クスッ
男「……久しぶりに笑ったな」
幼馴染「そう?」
男「ああ」
幼馴染「そっか」スクッ バサッ
男「おい、何か着ろ」
540:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 21:16:29.13 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「めんどいし」
男「形の良いお尻が丸見えだ」
幼馴染「今更だし、さっきもたっぷり見てたでしょ」
男「そういう問題か?」
幼馴染「エプロン付ければ油はねも大丈夫だし」
男「いやいやいや。お前着るものにかんしてはいつもとことん面倒臭がるな」
幼馴染「えー」
トロ…
男「あ」
幼馴染「え?」
男「その、お前の膣から、精子垂れてきてる」
幼馴染「あ、ほんとだ」クチュ
男「いや、普通に触るなよ」
546:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 21:21:41.22 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「まずはお風呂の入り直しだね」
男「今度は別々な」
幼馴染「えー」
男「エンドレスになりそうだから」
幼馴染「ほうほう、肉欲には男も勝てないと?」
男「たぶん」
幼馴染「ふむ、じゃあ今夜は一緒のベッドで寝るってことでお風呂は許してあげよう」
男「それなんの解決策にもなってないよ」
男「ってかそんなの毎朝のようなもんだろ」
幼馴染「いつもは私が布団にもぐりこむからね。偶にはあんたがもぐりこんでおいでよ」
549:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 21:26:15.48 ID:
B1VVhDIF0
チュンチュン
男「結局夜はもう1ラウンドしちゃったか」
幼馴染「んー、おはよー」
男「おはよう」
幼馴染「あ~、なんか怠い、股が痛い」
男「そりゃあ昨日慣れてないのにエッチしたからな」
幼馴染「洗濯大変だねー」
男「他人事みたいに言うな、お前も手伝え」
幼馴染「うーい」
男「さて、じゃ着替えて学校行くか」
幼馴染「ん」つワイシャツ
男「ん。って若干湿っぽいな」
555:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 21:32:17.96 ID:
B1VVhDIF0
幼友「あ、おはよー」
幼馴染「おはよー」
幼友「あれ、なんか朝からちょっと疲れてるね」
幼馴染「あーわかるー?」
幼友「まさか昨夜は朝までお楽しみでした、ってヤツ」
幼馴染「そんなわけないでしょー」
幼友「そうだよねぇ、あの幼馴染に限って」
幼馴染「朝までは流石に体力持たないよー」
幼友「……あれ? え?」
561:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 21:39:11.20 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「幼友? どうしたのー?」
幼友「え?あ、いや……っと幼馴染、リボン曲がってるよ」クイッ
幼馴染「ありがとー、男もさすがに疲れてたのかね、珍しいこともあるもんだ」
幼友「なんで男くん?」
幼馴染「だっていっつも制服男に着せてもらってるし」
幼友「あーそこまでですかー。いい加減付き合っちまえよリア充予備軍」
幼馴染「あーそれなんだけどー」
幼友「何?」
幼馴染「卒業したら結婚するー……かも。多分」
幼友「」
565:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 21:45:47.36 ID:
B1VVhDIF0
幼友「ちょちょちょ、まってまってまって!?」
幼馴染「慌て過ぎだよー」
幼友「どういうこと? 説明ム!」
幼馴染「なんか言葉が変だよー?」
幼友「いいから! 確かに夫婦のごとき仲の良さでいい加減付き合えよと思ってたしたきつけたけど過程すっとばして結婚!? なんでそうなるのよ!?」
幼馴染「んー、ノリ?」
幼友「己はノリで結婚するんかい!」
幼馴染「まー男ならいいかなーって」
幼友「これはごちそうさま、というべきのような何か違うような。じゃあやっぱり男くんのことは好きだったでFA?」
幼馴染「だから前に言ったけど男のことは好きだよー?」
幼友「どーにもニュアンスが違うのよねえ」
569:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 21:53:10.89 ID:
B1VVhDIF0
幼友「心境が変わった、とか、進展したってわけじゃないんでしょ?」
幼馴染「んー、取り立てて何かが変わったわけじゃないねー」
幼友「ま、相手が男君だから、ってのは百歩譲ってわかるとして」
幼友「そんなんでいいの? ほんとに」
幼馴染「んー。いいんじゃないかな」
幼友「すっごく投げやりだね」
幼馴染「考えるのめんどいし」
幼友「いや将来の大事なことをめんどいで済ませちゃだめでしょうよ」
幼馴染「ま、男となら間違いだけはないよ、それだけは自信ある」
幼友「信頼してるんだねー。男君のこと」
幼馴染「ん、それはね」
女「……」
572:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 22:03:09.34 ID:
B1VVhDIF0
女「男君」
男「また君か、いい加減しつこいな」
女「幼馴染さんと卒業したら結婚するって本当?」
男「あー……まあ、うん、そのつもり、たぶん」
女「多分って?」
男「本決まりじゃないし、両親の許可もいるし。まああの人達なら許可出すだろうけど」
女「ふぅん。でも幼馴染さんてあのイケメンって男の人と仲良いんじゃない?」
男「それはないと思うけど」
女「そうかしら? 私は男君が傷つくところ見たくないんだけど」
男「何が言いたいんだい?」
女「幼馴染さんとじゃ幸せになれないと思う。あの人、多分もうイケメンと寝てるよ」
男「……」
574:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 22:04:12.63 ID:TFNsmPuV0
ずっと一緒にいるからイケメンと寝る暇無いんじゃ…
576:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 22:05:18.88 ID:AbPTc4Dq0
寝る暇もなく男と一緒に寝てんだろ
580:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 22:09:18.77 ID:
B1VVhDIF0
校門前
幼馴染「男遅いなー」
イケメン「やあ!」
幼馴染「……はぁ」
イケメン「いきなり溜息? 幸せが逃げるよ?」
幼馴染「何の用ですか?」
イケメン「今日は調子良いみたいだね。一緒にお茶でもどうだい?」
幼馴染「結構です、と断ってもしばらくいるんでしょうね」
イケメン「うん」
幼馴染「はぁ……わかりました。ついていきますよ。丁度私も話したいことがありましたし」
イケメン「そう? 奇遇だなあ、僕も君とは一杯『おはなし』したかったんだ」ニコッ
591:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 22:17:54.99 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「……ん」
イケメン「あ、起きた? 思ったよりかなり早いな。量間違ったかも」
幼馴染「ここは……っ」
幼馴染「っ」
イケメン「ここは僕の家だよ。ちなみに君は縛らせてもらってる。って見ればわかるよね」
幼馴染「……どうするつもりか……聞くのは愚問ですか?」チラ
イケメン「へえ、『これ』が何かわかるの? 意外だなあ」
幼馴染「……媚薬ですか」
イケメン「結構強力なんだ。だから気にせず楽しもうよ、ね?」
幼馴染「……はぁ」
600:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 22:22:57.34 ID:
B1VVhDIF0
イケメン「僕としても君の両手両足を縛るのは心苦しいけどさ、女の子達って素直になるまでは暴れやすいからさあ」
幼馴染「……」
イケメン「大丈夫、すぐに良くなってくるよ」
イケメン「そうしたら外してあげる」
幼馴染「……はぁ、これだから……」ブツブツ
イケメン「なに? 独り言? 余裕あるねえ」
イケメン「ま、いいけど。すぐに君からオネダリを始めるだろうし」
幼馴染「この程度の媚薬でその気になるのを期待してるなら、無理でしょうね」
イケメン「……なんだって?」
幼馴染「この程度、なんでもないって言ってるんです。慣れっこですから」
イケメン「……へえ」
604:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 22:26:47.76 ID:
B1VVhDIF0
イケメン「それはつまり君は誰かに開発済み、もしくは媚薬狂いってことかな? 実はとんだ淫乱ビッチちゃん?」
幼馴染「半分正解、なんでしょうか」
幼馴染「あれ、を開発と呼ぶならですけど」
イケメン「興味あるなあその話」
イケメン「もっと詳しく聞かせてよ」サワ
幼馴染「──触るな、汚らわしい」
イケメン「……ふぅん、君、まだ立場ってものを」レロ
幼馴染「聞こえなかったの?」
幼馴染「私は触るな、と命令したのよ クソ野郎」
イケメン「!?」ゾクッ
609:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 22:31:55.10 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「縛り方が甘いし下手糞。跡が残りそう、ああ汚らわしい」グッ
イケメン「え、なんで抜け……ガッ!?」
幼馴染「汚い。自分から触るとか本当ありえない。けど殴っとかないと気もすまないし」
イケメン「お、お前一体……?」
幼馴染「これだから男性って生き物は嫌い、汚らわしい。男以外の男性はホントこの世から消えてなくなればいいのに」
イケメン「???」
幼馴染「縄抜けくらい六歳の時には覚えたわ」
イケメン「は? 六歳? 何をわけのわからない……」
幼馴染「そうでしょうね……普通はそうでしょうよ」
幼馴染「実の父親に延々と性的虐待を受けてきた娘のことを、わかる男性が男以外にいるのなら会ってみたいものね」
イケメン「!?」
615:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 22:34:06.68 ID:S1dB3B2P0
>>609
なんだと・・・?!
623:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 22:37:11.57 ID:
B1VVhDIF0
イケメン「性的、虐待……?」
幼馴染「説明してあげる義理もないから簡単に言うと、私、いろいろあって男性拒絶症なの」
イケメン「へっ?」
幼馴染「もっとも男だけは除かれるんだけど」
幼馴染「ただ男は唯一異性として大丈夫な相手なだけであって、それだけの相手でもある」
幼馴染「他の男性は吐き気がするほど拒絶したい対象でしかない」
幼馴染「アンタ、はっきり言って殺したいほど嫌い」
幼馴染「なんで寄ってくるの?」
幼馴染「せっかく我慢してるのに」
幼馴染「おまけに、あんた男を妙に意識してたし」
イケメン「?」
635:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 22:40:52.43 ID:
B1VVhDIF0
イケメン「なん、で」
幼馴染「なんでわかったかって?」
幼馴染「男は半分ほどは私自身でもあるようなものだからよ」
イケメン「い、意味が……」
幼馴染「これ以上説明してあげる義理はないし、消えて」
グチョッ
イケメン「GYAAAAAAAAAAA!!!!!!」
幼馴染「ああ、汚い」
幼馴染「早く帰ろう、男、今日も一緒にお風呂入ってくれるかな」
イケメン「がああああああああああああああっ!」
637:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 22:40:59.69 ID:PjfztoYV0
この展開を待っていた
680:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 23:19:00.54 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染(私は六歳の頃から父に、男は母親に性的虐待を受ける毎日だった)
幼馴染(お互い片親だったし、幼く他に頼る相手もいない自分たちに、親に抗う術は当時の私たちになかった)
幼馴染(それに、結局当時は子供だった。あんな目に合いながらも親に好かれていたかった)
幼馴染(やがて、その秘密を男と私は共有しだした。お互い同じような目に合っているのだと)
幼馴染(そこら辺から、きっと今みたいになってき始めた)
幼馴染(当時はまだ、男のことを普通に好きだった、と思う)
幼馴染(でも、時が経つにつれて、自分に起きていることを信じたくなくなってきた)
幼馴染(それはやがて、本当に信じないまでになり、秘密の共有者、私の場合は男で男の場合は私に起きていることだと思うようになっていた)
幼馴染(そのうち、考えや意識までもが混濁し始めた。時々私は自分が男じゃないかと思うときさえある)
幼馴染(だから、男は好きだけど恋愛対象として見るのに少しばかりの抵抗があった。まるでナルシストみたい、と自分を好きになるって変じゃない? と)
幼馴染(同時にトラウマのせいで私は男性を、男は女性を極端に拒絶するようになった。最近でこそマシに見えるようになったが、本質は変治っていない)
684:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 23:21:55.85 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染(私が高校に上がるころには、父は私に手を出さなくなった)
幼馴染(元来最低な人なわけではないのだ。時を同じくして男の母も同じになった)
幼馴染(父は少しばかりの罪悪感を持っているようだった。だがかといって父との間に暖かい会話はない)
幼馴染(断っておくとこんなことになっても私は父を極端に嫌ってはいない。育ててもらっているという感謝くらいはしている)
幼馴染(それがわかっているから、父は高校に入った私の勝手を許しているのだろう。男の部屋に入り浸るという、普通なら咎めるようなことを)
幼馴染(男の母も同じだ)
幼馴染(環境的には平穏になったけどだからといって一度おかしくなった私たちはそう簡単に治らなかった)
幼馴染(だから、それが酷くなったある日、私と男は初めてエッチをした)
幼馴染(そうすることで、自分たちの性別、意識を固定した)
幼馴染(自分たちは自分であるという確認作業なのだ。お互い)
幼馴染(無論嫌いではないし、好きではあるけど)
694:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 23:27:45.31 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「ただいま」
男「おかえり」
幼馴染「男」
男「んー?」
幼馴染「例の男の人に監禁されかけた」
男「……そうか」
幼馴染「今の私は、私だよね?」
男「ああ」
幼馴染「お風呂、一緒に入って」
男「……わかった」
幼馴染「ごめん、ありがと」
男「……いいさ」
男「それに多分、もうこれが最後だろうし」
幼馴染「?」
699:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 23:29:48.06 ID:
B1VVhDIF0
prrrrrr
イケメン「っくそ、なんで出ないんだ女!」
イケメン「くそっくそっ!」
prrrrrr
女「……」ジョロロロロ
モブ「あれ?あそこにいるの女さんじゃな……きゃっ!?」
モブB「どうしたの? って女さん!?」
モブC「女さんがおしっこもらして、気を失ってる?」
モブ「一体何があったの……?」
701:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 23:31:12.88 ID:Xx+H9Hzd0
どんだけ長い時間漏らし続けてんだよwwwww
704:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 23:32:25.24 ID:JieuEFVx0
なげーよwwwww
705:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 23:33:08.51 ID:JieuEFVx0
漏らすって何があったんだ
723:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 23:40:56.76 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「ふーん、女さんがねえ」ゴシゴシ
男「ああ、だからもう大丈夫だろ」ゴシゴシ
幼馴染「そっかー、でもよく女さんとそんな話できたね。女性拒絶症なのに」ゴシゴシ
男「あー、まあ、ちょっとやりすぎた感はあるかも」ゴシゴシ
幼馴染「あー、なるほど。女さん可哀相、同じ女として同情を禁じ得ない」ゴシゴシ
男「そういうお前こそ例のあの人にさんざんなことしたんだろ?」ゴシゴシ
幼馴染「たった二撃で済ませてあげたんだから成長したと言ってよ」ゴシゴシ
男「お前のそういうときの二撃は地獄直行コースだろうに。使い物にならなくなってたら可哀相だ。でも忠告はしてあげたのになあ」ゴシゴシ
幼馴染「……ねえ男」ピタッ
男「ん?」ピタッ
幼馴染「私さ、昔は普通に純粋に男のこと好きだったんだ」
男「……俺もだよ」
748:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 23:48:42.94 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「そっか」
男「ああ」
幼馴染「ねえ」
男「ん?」
幼馴染「いつか、さ。昔みたいに戻れる日、来るかな」
男「さあな、でも、来るといいな」
幼馴染「うん」
男「そしたらお前の照れるところもまた見れるかもな」
幼馴染「えー、それはどうだろう。今更だし」
男「それもそうか。よしお前の体洗い終わり」
幼馴染「こっちも男を隅々まで洗ったよー」
766:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 23:53:48.02 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「ねえ男」
男「んー?」
幼馴染「私今日危険日なんだけどさ」
男「んー」
幼馴染「今日もする?」
男「ん……ん?」
幼馴染「そうしたらその日が速く来る気がする」
男「……ん」
幼馴染「よし! じゃあさっそく」ポポイ
男「こらここで全裸になるな、ったく」
幼馴染「えへへ、しよ、男」
男「はいはい」
780:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 23:57:23.08 ID:
B1VVhDIF0
幼友「しっかし幼馴染が結婚まで考えてるなんて」
幼友「万一二人が上手くいかなかったら男君にアタックしようと思ってたのになー」
友「あーあ、男のやつ、結局幼馴染さんと一緒になるのか」
友「女さんが現れた時は男の心変わりを期待したのになー。そしたら俺が幼馴染さんと……」
幼友「ん?」
友「ん?」
幼友・友(なんだろう、何か近いものを感じる)
幼友(もしかしたら)
友(まだチャンスはある!?)
786:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/27(水) 23:59:15.50 ID:
B1VVhDIF0
幼馴染「ハックション!」
男「風邪か? 風呂上りに無茶するからだ」ナデナデ
幼馴染「? おかしいなあ。男は暖かいのに。でも男一杯出したね……ふふ」ナデナデ
幼馴染「子供、できちゃったらどうする?」
男「そん時は……結婚を早めるさ」チュ
幼馴染「あ、キス……///」
男「お? 幼馴染が照れた? これは……」
幼友・友「」ガシッ
幼友「ウフフフ」友「ククク……」
おわり
793:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 00:02:00.87 ID:arrTg72s0
乙
こーゆーのもアリだな
802:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 00:08:29.54 ID:2yIVvS2z0
乙…
女に何したかkwsk
808:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 00:14:36.74 ID:AU2aznNy0
乙
こういうダークなお話もありですね
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