ルルーシュ「C.C.、お前処女だろう」 C.C.「ち、違う!」

2013-03-22 (金) 12:01  その他二次創作SS コードギアス   3コメント  
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 20:14:16.56 ID:ZG1pga110

ルルーシュ「どうして言葉に詰まったんだ?」

C.C.「馬鹿め、いきなりお前がわけの分からない質問をするからだ。
   私が処女だと? ふん、馬鹿馬鹿しいにも程がある。これだから童貞は嫌なんだ」

ルルーシュ「どうした? いつもと違ってやけに必死じゃないか。
        よっぽど事実を指摘されたのが気に障ったようだな」

C.C.「何だその勝ち誇った顔は? あんまり私を怒らせないほうがいいぞ?
   お前のような童貞坊やにはわからないだろうがな、私が本気を出せば貴様なんぞ…」

ルルーシュ「骨抜きにできるとでも? 処女のお前が? ふっ、冗談にしては切れがない」

C.C.「だ、黙れ! さっきから私を処女だと連呼するんじゃない。
   私は数百年も美少女として生きてきたんだぞ? それはもう百戦錬磨に決まっているだろ」

ルルーシュ「ほほう、しかしそれだとカレンに聞いた話と矛盾が生じるな」

C.C.「…なんの話だ? 今カレンは関係ないだろう」


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18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 20:21:45.29 ID:ZG1pga110

ルルーシュ「いや、確かに関係無かったな…ふふっ」

C.C.「その顔を止めろ。その哀れみを含んだ目で私を見るのは止めろ」

ルルーシュ「さて、お前が処女じゃないと言いはるなら、それなりの証拠はあるんだろうな?」

C.C.「当然だ、お前のような初な童貞が聞いたら下半身が起立して悶々とした一日を過ごすくらいのものはな」

ルルーシュ「それは面白い、ぜひとも話してくれC.C.。
        俺のような童貞坊やが興奮して夜も眠れなくなるようなお前の体験談をな」

C.C.「お前に態々話すとでも思ってるのか? 馬鹿馬鹿しい。
   童貞は童貞らしくインターネットに転がっているエロ同人でも見て一人プレイでもしてろ」

ルルーシュ「話せないのか、まぁ当然だな。何しろ経験がないのだから。
        なんせカレンの話だとゴムの存在すら…」

C.C.「なんの話だ? ゴム? カレン? さっきから意味不明なことをぼそぼそと…」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 20:32:08.73 ID:ZG1pga110

ルルーシュ「ゴムを知らないのか? 百戦錬磨だというのに?」

C.C.「な、なんだゴムのことか、勿論知っている。
   私のような経験豊富な美少女からしたら常識だな」

ルルーシュ「なるほど、だったらC.C.。お前はどんな時にゴムを使うんだ?」

C.C.「それは勿論男と野獣のようにまぐわる時に決まってる。
   ゴムを使わないと色々と興ざめだからな」

ルルーシュ「興ざめという言葉でお茶を濁すんじゃない。
        お前は行為の時どんな状況でゴムを使うのか聞いてるんだが」

C.C.(どんな状況でだと…? ゴムというからには伸縮性のある何かに違いないだろうが…。
   まさか相手を拘束するときに使うのか? いや、経験豊富ならそういうアブノーマルなプレイも要求されるのかもしれない…)

ルルーシュ「答えられないのか? やっぱりお前は」

C.C.「知っているさ、あまり急かすなよルルーシュ。お前が私の体験談を聞きたい気持ちは分かるがな。
   童貞というものはそうやってガツガツするから良くない」



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 20:39:05.27 ID:ZG1pga110

C.C.「ゴムというのは…あれだ、相手を無理やりする時にだな、抵抗できないように拘束するためのものだ。
   時にはそういうアブノーマルなプレイもすることがあったからな」

ルルーシュ「……そうか、よく分かったよC.C.」

C.C.「分かってくれて何よりだ、それで話は終わりか?
   女に性事情を聞くなんぞ野暮な真似は金輪際よすんだな」

ルルーシュ「やっぱりお前は処女だ」

C.C.「っ!」

ルルーシュ「また反応したな? 処女という言葉に」

C.C.「うるさい黙れ」

ルルーシュ「ゴムが拘束具だと? そんなこと中学生でも言わないぞ。
        お前はそういう教育を受けて来なかったから知らなくても無理は無いがな。何しろ処女だ。
        ゴムの存在も用途も知りようがないからな!」



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 20:48:45.75 ID:8kT6W4zJP

ゴムなんて使わずにいつも生なのかもだろ!



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 20:52:46.11 ID:ZG1pga110

C.C.「……」

ルルーシュ「どうした、図星すぎてぐうの音も出ないか。
        それもそうだな、今まで俺を童貞と罵っておきながら、実際のところ立場は同じ。
        いや、数百年物の処女だ、俺よりもはるかに立場は下か」

C.C.「……」

ルルーシュ「それなのに強がって墓穴を掘るとは、最高に滑稽だったぞお前は」

C.C.「勘違いするなよルルーシュ。私はゴムとやらは知らなかった。
   そうさ、それは認めよう。だけどな、私は貴様が生まれるずっと昔から生きてるんだぞ?
   現代人がゴムとか言う道具を作り出す前からだ、ただ最近はご無沙汰だったから知らなかっただけだ」

ルルーシュ「もうその辺にしておけC.C.。これ以上醜態を晒すな」

C.C.「わ、私は誰からも愛されるギアスを持っていたんだぞ!!
   いいか、誰からも愛される、だ! ギアスの効果の程はお前も知ってるだろう?」

C.C.「言うまでもないが、私はそんなもの無くても処女を捨てるに苦労はない。
   だがこんな強力なギアスを持っていて、事実数百年の間多くの男に愛されてきた私が処女であるはずがないだろ」



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 21:02:27.45 ID:ZG1pga110

ルルーシュ「誰からも愛されるギアス、か」

C.C.「そうだ、私がこのギアスを得てから数百年、いったい何人の男に迫られたと思ってる!?
   それはもう両手の指では数えられないほどだな、ふふっ、お前には想像もつかないだろうが」

ルルーシュ「あぁ、想像もつかないよC.C.。 
        多くの男に愛されておきながら一度も夜を共にしたことがない女の気持ちなんてな」

C.C.「私の話を聞いてなかったのか?」

ルルーシュ「聞いていたさ、お前がそういうギアスを持っていたことも前から知っている。
        そしてギアスの持つ恐ろしさも、身にしみて理解しているよ」

C.C.「だったら何でこの期に及んで私が処女だなんて言うんだ」

ルルーシュ「愛するというにも色々ある。男女のまぐわいは勿論、親が子を思う感情も愛だ。
        そして部下が主君を慕う心も愛と呼べるかもしれない。
        そこでだC.C.、お前は果たしてセックスという行為に対して愛を見いだせたのかな?」

C.C.「…何が言いたい?」

ルルーシュ「ギアスの力は行使するものの心に依存するものだ。
        お前はずっと奴隷として一人孤独に暮らしてきて、性行為に愛を見いだせるようにはならないだろう。
        むしろお前は他人に家族のように愛してもらうことを切に願ったんじゃないか? そこに性欲は存在しない。
        あるのは信頼であり、安心だ」
  



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 21:09:45.49 ID:ZG1pga110

ルルーシュ「そういった感情が根底にあって、お前はそういう行為を想像できなかった。
        数百年家族のように愛されることを幸せと思って暮らしてきたんじゃないか?」

C.C.「か、家族でだってセックスくらいすることもあるだろ、お前だってナナリーを異常なほど愛しているじゃないか」

ルルーシュ「あくまで家族としてナナリーを愛しているに過ぎない。
        愛しいナナリーを俺が傷物にするだと? そんなことありえないな」

C.C.「でもそういう家庭だってあるはずだ! 家族を超えた愛情というやつがな!」

ルルーシュ「もういい加減諦めろC.C.。これ以上続けても何も生み出さん。
        ただ事実を受け入れて、俺を童貞だなどと罵るのはやめるんだな。
        ふふふっ、処女が必死で童貞を馬鹿にする、それもそれで面白くはあるが」

C.C.「だったら私が処女だって証拠はあるのか!?
   さっきからお前が言ってることは推測にすぎないだろ、私が処女だって言う明らかな証拠を出せ!!」



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 21:18:17.86 ID:ZG1pga110

ルルーシュ「必死だなC.C.。まぁいい、そこまで言うなら仕方ない。
        こういう手段は取りたくなかったが、お前がここまで強情だとな」

C.C.「な、なんだその顔は? 童貞のくせに私を襲おうっていうのか?
   い、いいさ、やってみろルルーシュ! お前にそんな度胸があるんならな!」

ルルーシュ「声が上ずってるぞ、そんな調子だと証拠もクソもない気がするがな」

C.C.「…く、来るな。無理やりするのは嫌いだ、そう言うのはダメなんだぞ」

ルルーシュ「勘違いするな、俺はこれを見たいだけだ。C.C.、お前のパソコンの履歴をな」

C.C.「!」

ルルーシュ「その顔、焦りを通り越して頭を抱えそうなその表情!
        実によく分かるぞC.C.! お前が俺のパソコンで何を調べているのかをな!」

C.C.「止めろ! プライバシーの侵害だ! 汚いぞルルーシュ!」

ルルーシュ「抵抗しても無駄だ、ほらほら。お前のいつも見ているIEを開いてみるぞ。
        履歴をクリックしてみようか? 一々消さないとは不用心な奴め」



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 21:28:29.72 ID:ZG1pga110

C.C.「分かった! 認める! 認めるからそれを見るのは止めろ!」

ルルーシュ「ふはは! もう遅い、お前の焦った顔を見たらますます履歴に何があるのか気になってきたぞ!
        さぁ何が出るかな? どれだけ痛々しい内容をお前が調べているのか、大体わかっているからな!」

C.C.「止めろ! 止めてくれ!! 私のパソコンに触るなルルーシュ!」

ルルーシュ「これは俺のパソコンだ。それ、出てきたぞ…。
        ほう、一週間より前の履歴は自動で消えるように設定してあるのか。だが考えが甘かったな!」

検索履歴

男性 性欲 高校生
男女 同棲 初めて
男性 奥手 誘う
男性 振り向かせる 方法
彼氏 冷たい 理由
初体験 痛い 

C.C.「……」

ルルーシュ「……」



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 21:29:40.43 ID:JpIn0qdv0

oh



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 21:34:00.13 ID:/vpYsD+y0

うっ…ふぅ



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 21:35:40.00 ID:ZG1pga110

C.C.「…笑え。おかしいだろ?」

ルルーシュ「……いや、なんというか…。すまない」

C.C.「謝るな!! よけい惨めになるだろ!」

ルルーシュ「……見なかったことにしよう。今日のことはなかった、そういうことにする」

C.C.「止めろルルーシュ! そんな保健所の犬を見るような目で私を見るな!」

ルルーシュ「そんなつもりはないぞC.C.」

C.C.「……私がどんな気持ちか分かるか?」

ルルーシュ「布団にくるまって無いで出てこいC.C.! 俺も悪乗りが過ぎた、悪かったよ」

C.C.「ふふっ、もう遅い…。認めるよ、私は処女だ、数百年物のな。ストラディバリウスもびっくりの年代モノだ!
   これで満足だろ! もう童貞坊やなんて言わないから話しかけるな!」

ルルーシュ「C.C.…」

C.C.「うるさい黙れ黙れ! お前なんかきらいだ! どっかに行ってしまえ!」



54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 21:47:37.20 ID:ZG1pga110

ルルーシュ「聞けC.C.! 何も俺は処女が悪いなんて言ってない」

C.C.「うるさいバカ! そうやっていい加減なことを言うのは止めろ!
   お前の話なんか聞きたくない、さっさとナナリーのところにでもいけ!」

ルルーシュ「黙って聞けC.C.。俺はな、前からお前が無理をして経験豊富なふりをしてるのが嫌だったんだ。
        どこで仕入れたか知らんがな、どうして処女であるのを隠す?」

C.C.「…だって恥ずかしいだろ、いい年して…経験もないなんて」

ルルーシュ「その考えが間違ってるんだ。どうして処女が恥ずかしい?
        むしろ安易に自分の身を許さない、堅実な女だと俺は思うぞ」

C.C.「……」

ルルーシュ「女がいろんな男と寝たことを聞いて、男の気分が良くなるとでも思ってるのか?
        まるで逆だC.C.、そんな自慢なんて、多くの男からしたらあばずれにしか思えん。ドン引きもいいところだ」

C.C.「……そうなのか?」

ルルーシュ「やっと顔を出したか」

C.C.「ふん、ただ布団の中が暑かっただけだ」



58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 21:56:27.71 ID:ZG1pga110

ルルーシュ「いろんな男と寝て経験が豊富な女も悪いわけじゃない。
        だけどな、男というものは誰しも一回くらいは自分が初めての男になりたいものなんだよ」

C.C.「…お前もか? ルルーシュ」

ルルーシュ「勿論俺もだ」

C.C.「…でも、いい歳こいて処女なんて恥ずかしい、さっさと捨てたほうがいいって書いてあったぞ」

ルルーシュ「何処の女性雑誌を読んだんだ全く…」

C.C.「…an・an」

ルルーシュ「そんな下らないものを信じるな…全く。
        お前もしかして、それを読んだせいで経験豊富なふりをしてたのか?」

C.C.「……うん」

ルルーシュ「やれやれ…しかもそのふりすら下手くそすぎるだろう」

C.C.「まさかお前、今日気づいたわけじゃないのか?」

ルルーシュ「ずっと前から気づいていたよ。お前が必死だから気づかないふりをしてたんだ」



59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 21:58:10.02 ID:uI6eiRy7O

必死なCC可愛いすぎワロタ
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61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 22:02:33.16 ID:ZG1pga110

C.C.「…死にたいよ、今ほど不死のこの身を呪ったことはない」

ルルーシュ「またそうやって布団にくるまるな」

C.C.「このまま布団の中で窒息死してやる」

ルルーシュ「お前がどれだけ恥ずかしいかは何となく分かる」

C.C.「嘘をつけ、今でも心の中で笑ってるくせに」

ルルーシュ「本当だ。俺も中等部だった頃、経験もないのに非童貞を自称して恥をかいたことがある。
        今思い出しても布団にくるまりたくなるほど俺の黒歴史だ」

C.C.「…お前もそんなことしてたのか?」

ルルーシュ「あぁ…だからお前の下手くそな演技に口をだすのもずっと遠慮してたんだ。
        だが、黒の騎士団に良からぬ噂が流れ始めて、流石に止めさせようと思ったんだよ」

C.C.「…噂ってなんだ? 私は知らないぞ」

ルルーシュ「お前が毎日違う男と夜を共にしているビッチだという噂だ」



63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 22:08:37.59 ID:ZG1pga110

C.C.「っ!」

ルルーシュ「その顔だと知らなかったみたいだな。お前、毎日のように自分が経験豊富だと触れ回っただろう。
        それがどんどん尾を引いて、いつしかC.C.は底抜けのビッチ、誰とでも寝る。とまで言われる始末だぞ。
        実際のお前はセックスの背の字も知らないのにな」

C.C.「…最近やけに変な視線を感じると思ったら…」

ルルーシュ「俺にだけそういうふりをするならまだ良かったが、そんな噂が流れた以上もう限界だ。
        いつ勘違いした男に襲われるか分かったもんじゃないからな。取り敢えず噂の音は潰して事無きを得たが」

C.C.「……じゃあ、もしかして私のことを思ってあんなことを言い出したのか?」

ルルーシュ「俺がお前が処女だからとばかにするとでも思ったか? だとしたら心外だ」

C.C.「でも、私はお前をいつも童貞坊やだと罵っていたんだぞ」

ルルーシュ「処女に言われるなら、むしろご褒美…いやなんでもない」

ルルーシュ「とにかく、お前は金輪際自分に嘘をついて下手くそな演技をするのは止めろ。
        最悪するなら折れの前だけにするんだ、分かったか?」



65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 22:13:55.55 ID:ZG1pga110

C.C.「……その」

ルルーシュ「全く、お前があんなことを吹聴しなければこんなことには」

C.C.「…礼を、ルルーシュ」

ルルーシュ「…あぁなんだ」

C.C.「あ、ありがとう…。多分」

ルルーシュ「…。素直なお前は少し気色が悪いな」

C.C.「な、何だと失礼な! 私がせっかく…」

ルルーシュ「でも悪くない、まぁあんまり多いと食あたりを起こしそうだがな」

C.C.「…なぁ。くだらない話ついでに質問なんだが」

ルルーシュ「聞くだけ聞いてやる」

C.C.「…パソコンの履歴を見て、なにか思わなかったか?」

ルルーシュ「……」

C.C.「黙るな、なんか言え」



66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 22:18:02.82 ID:ZG1pga110

ルルーシュ「…何というか、いい歳こいて馬鹿なことを調べているんだと思ったな」

C.C.「…わ、悪かったな! 暇なんだから仕方ないだろ!」

ルルーシュ「…でも」

C.C.「?」

ルルーシュ「いや、何でもない」

C.C.「なんだよ、気になるじゃないか」

ルルーシュ「彼氏というのは、誰のことなんだC.C.」

C.C.「……。それを私に言わせるのか? 処女の私に?」

ルルーシュ「あぁ、ぜひ教えてくれ、お前の口から聞きたい」

C.C.「……。ちょっと近くに来い。こう言うのは…少し勇気がいるんだ」

ルルーシュ「全く、経験豊富が笑わせるな」



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 22:25:01.92 ID:ZG1pga110

C.C.「…あれはな…」

ルルーシュ「布団から顔くらい出せ」

C.C.「今は無理だ。後30分くらい待て」

ルルーシュ「やれやれ…こんな調子じゃあ処女を失う日も遠いな」

C.C.「うるさい! もう目処はついてるんだ、後は相手の問題だけだ!」

ルルーシュ「それは知らなかったな、さぞかしカッコよくて頭のキレる男なんだろう。
        面食いのお前が選んだくらいだからな」

C.C.「そうさ、責任感が強くて、少しバカだが。その上女性にやさしいんだ。…奥手だけどな」

ルルーシュ「……そうか」

C.C.「…それでだな、名前は…」


終わり



70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 22:26:55.47 ID:4aiTxcFp0

まだ終わらんよ!



75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 22:35:03.91 ID:nQx3uYs5O

素直になったらC.C.は可愛いよな…



85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 23:05:03.34 ID:ZG1pga110

カレン「処女を捨てた!? 誰で!?」

C.C.「ふふっ、秘密だ。相手が言うなというんでな。
   まぁこれで、私は一抜けさせてもらったわけだ、悪いなカレン」

カレン「嘘…信じられない…。あんた、一体どんなチートつかったの!?」

C.C.「そう思いたくなる気持ちはわかるよカレン。でも事実は事実だ。
   お前は万年巨乳の処女。私は何年も美しく咲いていた花弁を散らせた一人前の女。
   この差はいつになったら埋まるんだろうな」

カレン「…あんた自分が処女じゃなくなったからって随分な言い方よね。
     今まではずっと百戦錬磨だって嘘ついて周ってたくせに」

C.C.「うるさいぞ処女め。そんな過去のことはどうでもいいだろ。  
   大切なのは今、今なんだよカレン」

カレン「…あんたのそんな顔見てると突っ込む気も失せるわ…。
    それで、どうだったのよ、初体験は?」

C.C.「聞きたいのか?」

カレン「そりゃあね。あんただってそのつもりで私のとこに来たんでしょ?」



89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 23:10:26.42 ID:ZG1pga110

C.C.「まぁな。処女のお前にも経験というものを教えてやろうと思ってな。
   もしかしたら半分くらい捨てられるかもしれないぞ」

カレン「半処女なんて称号嬉しくもなんともないわよ。
    それで、どういう経緯でその…セックスしたの?」

C.C.「まぁ最初はそんな雰囲気でもなかったんだよ。
   いつも通りの会話をして、いつも通りの受け答え。それでも楽しいんだけど」

カレン「ちょっと惚気んの止めてよ」

C.C.「それで、何というか…、相手が私の目の前で着替えだしたんだよ。
   いつもはトイレで着替えるのにな、久しぶりにアイツの裸を見て…まぁちょっと興奮した」

カレン「へぇ…どうだった? ルルーシュの裸は」

C.C.「な! だ、誰も相手がルルーシュだなんて言ってないぞ!」

カレン「バレバレなのよ、はっきり言うけど。
     それにしてもあんたとルルーシュがねぇ…まぁあたしはC.C.の気持ち知ってたから驚かないけど。
     黒の騎士団に広まったら面倒なんだから、あんまり言っちゃダメよ」



90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 23:15:15.49 ID:ZG1pga110

C.C.「それはアイツにも念を押されたからな、お前が言いふらさなければ広まることはないよ」

カレン「それを聞いて安心したわ」

C.C.「まぁアイツの身体なんて今更見ても、と思っていたんだがな。
   前に見た時よりも、こう、たくましくなってたんだよ、肩のあたりとか特に」

カレン「へぇ、てっきり頭脳労働だけでもやしっ子だと思ってたけど、意外ね」

C.C.「そんな姿を見て、何というか…私も変な気持ちになってな。
   どうにかしてこの想いをアイツに気づかせたくなったんだ、それで」

カレン「それで?」

C.C.「取り敢えず胸のボタンを開けて、これみよがしにシャツを仰いでみせた」

カレン「露骨すぎんでしょそれ」

C.C.「何を言う。ちゃんと今日は暑いな、ってフォローも忘れなかったぞ」

カレン「…。それで、ルルーシュはどんな反応をしたの?」



91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 23:20:22.47 ID:ZG1pga110

C.C.「ガン見」

カレン「あぁ、やっぱり」

C.C.「あいつもやはり男だってことだな。
   服を着替えながらもこっちをチラチラ見ている姿が面白かったぞ」

カレン「結構むっつりな所ありそうだもんねルルーシュって」

C.C.「でもアイツはチラチラ見るだけで何もしようとしないんだ。
   ここ一番で度胸が足りないのも考えものだと思ったよ」

カレン「そりゃあずっと一緒にいるのにいきなり襲いかかるとか無理でしょ」

C.C.「だからここは年上として優しくリードしてやることにしたんだ。
   さり気なくアイツの後ろに回って、背中に胸を密着させてみたんだよ」

カレン「胸あんまりないのに頑張ったわね」

C.C.「ひとこと多いぞ。そしたらアイツうひゃあとか奇声を上げて飛び跳ねたんだ。
   いきなり何をするんだ魔女め! だと、アイツの鈍感さを再認識したよ」



95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 23:30:22.31 ID:ZG1pga110

C.C.「だがここで引いたら今度いつチャンスが来るかもわからん。
   そのままアイツのシャツの袖を引っ張って、上目遣いで見上げたんだ」

カレン「ちょっと私にやってみてよ」

C.C.「いいだろう。こんな感じだったかな」

カレン「…あー、これは悪く無いわね。でもそんな知識どこで仕入れたのよ?」

C.C.「咲世子に教えてもらった。男性を骨抜きにする方法はいくらでも知っているらしいぞ。
   そこで鈍感なアイツも私の気持ちに気づいたらしくてな、後ろ髪をかきむしりながら私の方を向いたよ」

カレン「ごくり…」

C.C.「そのままずっと見つめ合っていたかな、私の中では1時間くらいそうしていた気がする。
   私はアイツの腰に手を回して、アイツは私の両肩に手をおいていたんだ」

カレン「そ、それで?」

C.C.「私の方を掴む力が少し強くなって、私の方に少しずつ、アイツの顔が近づいてきたんだ。
   意外にまつげが長いなとか、唇が少し乾燥してるなとか、いつも見えないアイツの顔がよく見えたよ」



97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 23:36:48.83 ID:ZG1pga110

C.C.「でも同時に不安になったんだ、私はアイツにどう写ってるのかって。
   歯も磨いたはずなのに、口の匂いはしないか、とか気になってしまってな。
   まぁ全部杞憂だったんだが…。そしてアイツの唇が焦点が合わないくらい近づいた所で」

カレン「ところで?」

C.C.「私は目を閉じてアイツを受け入れたんだ」

カレン「ど、どんな感じだったの!? ファーストキッスってやつでしょ!」

C.C.「ふふふ、まぁ…良かったよ。アイツと一緒になった気がしたしな。
   鏡で見なくても分かるくらい頬が赤くなってるのも感じた。多分アイツも同じだったんだろう。
   暫くあいつの唇を感じながら、ゆっくりとまぶたを開いた」

カレン「う、うん…」

C.C.「あいつはずっと私の目を見つめていたよ。凛々しい、いつもとは違う目つきでな。
   それに耐え切れなくなって、私は強引にあいつの身体を抱きしめた」

C.C.「一瞬大きく目が開かれて、そしてふっと笑ったように見えたな。
   最高の時間が流れていったよ…」



101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 23:40:28.53 ID:ZG1pga110

カレン「それで? その後は!?」

C.C.「ん? これで終わりだぞ。こうして私は処女を失ったわけだ。
   この後はいつも通りベッドで寝て、まあ朝顔を合わせるのは少し恥ずかしかったけど」

カレン「は?」

C.C.「なんだ?」

カレン「あんた処女捨てたって言ったわよね? その肝心な部分聞いてないわよ?」

C.C.「何を言ってるんだ? 今ちゃんと話しただろう。私とアイツの赤裸々なキスを一部始終」

カレン「ちょっと待って…。あんた、もしかして何か勘違いしてない?」

C.C.「?」

カレン「C.C.って、キスすれば処女捨てたことになると思ってる?」

C.C.「違うのか?」

カレン「はぁ…期待してたあたしがバカだったのね…。あのねC.C.、処女っていうのは―――」



102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 23:44:32.25 ID:ZG1pga110

C.C.「ルルーシュ!!」

ルルーシュ「どうした、そんな大声を出して」

C.C.「き、貴様、私を謀ったな! 何がキスをしたら処女卒業だバカ!」

ルルーシュ「ふっ、まさか本当に信じるとは思わなかったよC.C.。
        やっぱりお前は処女だな、アイアン・メイデンと呼んでやってもいい」4

C.C.「お、お陰で私は大恥かいたんだぞ! せ、責任取れ!」

ルルーシュ「悪かった、でもお前も流石に知識が足りなすぎるな。
        それで今まで百戦錬磨の強者を自称していたのか」

C.C.「もういい。お前なんかきらいだ、バーカ」

ルルーシュ「今までさんざん童貞坊やと言ってくれたことの、ささやかな仕返しだ」

C.C.「バーカ!」

終わり



103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 23:46:24.73 ID:ilIXXPUe0

おつーしゅ



107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 23:51:44.07 ID:Pv0cY+Qb0





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コメント一覧
32548. 名前 : せんたくばさみ◆YGT8Gkfs 投稿日 : 2013/03/23(土) 01:08 ▼このコメントに返信する
かわいいなぁ
32942. 名前 : 名無し◆- 投稿日 : 2013/04/02(火) 23:20 ▼このコメントに返信する
きれいな落ち
36593. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2013/07/22(月) 15:32 ▼このコメントに返信する
やだかわいい...結婚しろよもう
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