1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 18:09:47.04 ID:
TVI9dMTJ0
2:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 18:11:27.46 ID:V0aXpFkn0
学園都市なら琴浦さんも埋もれちゃうな
3:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 18:12:42.61 ID:
TVI9dMTJ0
琴浦「はぁ~付いたぁ。ここが学園都市かぁ」
琴浦「……」
琴浦「どうせまた同じなんだろうな…」
4:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 18:13:19.09 ID:7nE1J8O8P
無差別サイコメトリーってレベルどれぐらいだろう?
レベル3か4?
8:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 18:16:10.67 ID:
TVI9dMTJ0
琴浦「えとたしかここで…あの…」
係員「こちらにIDをかざしてください」
琴浦「はひぃ!」ピッ
係員「琴浦春香さんですね。お待ちしておりました。早速ですがシステムスキャンの準備をお願いします」
琴浦「は、はい!(なんだろう、この人無心だ…)」
9:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 18:17:13.25 ID:pR84J0JQ0
係員やるじゃん
10:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 18:21:56.32 ID:
TVI9dMTJ0
琴浦「えと…システムスキャンってたしか…」
係員「はい、学園都市では能力値のレベル0~レベル5まで六段階で評価されます。」
琴浦「はい…」
係員「本来ならまず能力開発をするのが先なのですが」
琴浦「ですが?」
係員「琴浦春香さんは能力開発する前から既に能力を持っている、つまり『原石』なのです」
琴浦「原石…?」
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 18:26:44.62 ID:
TVI9dMTJ0
係員「はい。彼方は世界でも希少な力をお持ちしています。学園都市では彼方方のような原石の能力開発にも人員と設備と環境を整えております」
琴浦「…(なんだろう…人間扱いされてる気がしない)」
係員「着きました。続きはこちらで」
琴浦「あっ、はい!ありが「では失礼します」
琴浦「あ…」
14:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 18:36:40.95 ID:
TVI9dMTJ0
…
琴浦「はぁ…(疲れた)」
科学者「よぁ、実験動物。スキャン終わったからさっさとそこに座れ」
琴浦「!?はひぃ!?」
科学者「あーテメェはレベル2だな」
琴浦「はい!?」
科学者「あぁ?もしかしてテメェは自分がレベル5とかおもっちゃったわけかあ?」
琴浦「い、いえそんなめっそうもない!」
科学者「テメェみたいな心読めます~なんてなんの使い物にもならねぇ能力者なんて腐る程いるんだよ」
琴浦「……(こ、こわい…)」
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 18:37:24.02 ID:Wf5V5xP70
メンタルアウトがいるし
18:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 18:42:22.96 ID:0PYQ0/P00
心読める能力って実際使えないよな
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 18:44:32.28 ID:2oRcQNgh0
この科学者刺青入れてる人ですかね
21:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 18:44:46.74 ID:
TVI9dMTJ0
科学者「この街で認めて欲しければちっとは有能になることだ」
琴浦「あ、あの!」
科学者「あぁ?」
琴浦「こ、こ、この能…力?を使える人達ってどれくらいいるんです…か?」
科学者「…お前さ…もしかして自分で自分をすげー特別な人間だと思っちゃってるわけぇ?」
琴浦「ち、違います!」
科学者「…はぁ…いいかテメェみてぇな精神系の能力者はこの街ではメジャーな能力だ。いくら原石だからってそんな廃産型の能力なんてこちらとしたらいらないわけ
分かってくれたかな?マゾヒストちゃン?」
琴浦「…(は、廃…産型…)」
23:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 18:51:49.54 ID:
TVI9dMTJ0
琴浦「あ、あの!」
科学者「…(いやぁ…殺したいわ…こいつマジ殺したいわ…)」ギロッ
琴浦「ひぃ!」
科学者「あー、心読まれたか。いやーテメェみたいな精神系の能力者前にしてるときは心読まれねぇようにしてんだけどなー失敗失敗」
琴浦「…(そ、そんなこと出来るんだ…)」
科学者「どうも『表』の仕事してる時は気が抜けて仕方ねぇ、テメェもそう思うだろ?ハハハハ!」
琴浦「ははは…(表の仕事ってなに…)」
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 19:00:00.82 ID:
TVI9dMTJ0
研究員「木原さん。ちょっと」
科学者(木原)「あぁ?…あーもうこんな時間か。と、言うことでお別れだ実験動物ちゃン?いやー感動的なわかれだねえ!」
琴浦「え?あの…」
木原「んー?なにかなぁ?」
琴浦「いえ…何も(能力名聞いてない…)」
木原「…あっ。一つ言い忘れてたわ。『木原ならこういうときスカートたくし上げてさよーなら』っていうだぜ?」
琴浦「えぇ!?」
木原「ハハハハ!…さて行きますか」
琴浦「…あっありがとうございました!(目付きが変わった)」
木原「…」ヒラヒラ
バタン
琴浦「はぁ…」
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 19:00:54.44 ID:2oRcQNgh0
これは驚いた
木原ルートか
27:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 19:01:44.60 ID:jf1Bw13U0
木ィィィィ原くゥゥゥン
28:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 19:08:24.27 ID:
TVI9dMTJ0
琴浦「はぁ…散々だったなあ…」
琴浦「…(ここでの生活…本当に大丈夫なのかな…)」
??「だー!不幸だー!」
??「待ちなさいって言ってんでしょうがー!無視すんなやゴラアアアアアアアアア!!」ビリビリ
??「ちょっと待てビリビリ!だからお前が先に絡まれてたから助けてやっただけだろうが!」そげぶ
??「アンタ私があんな連中にからまれても大丈夫だって分かっててわざとつっこんできたんでしょうが!」
??「だからですね!上条さんはですね!その哀れなナンパ野郎達を助けるためにですね!」
??「今度は悪者扱いか!」
ギャーギャー
琴浦「で…電気が出てる…?」
29:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 19:14:51.90 ID:
qWYA+Rgz0
ギャー!ギャー!
琴浦「…(すごい…本当に能力者の街なんだ…)」
琴浦「…(なんだろうあの二人心が読めない…?)」
琴浦「さっきの科学者さんみたいに読めないようにしてるのかな…?」
??「オィ!!クソガキ!!引っ張るンじゃねェ!!」
琴浦「?」
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 19:24:00.98 ID:
qWYA+Rgz0
??「わーい!ってミサカはミサカはあなたと買い物出来てはしゃいでみたり!(買い物出来てはしゃいでみたり!)」
琴浦「…(声に出てるよアホ毛ちゃん…)」
??「アァ!?だから引っ張ンじゃねェつってンのわかんねェのかクソガキ!なンで俺がクソガキの買い物付き合わなきゃならねェンだよ…」
琴浦「…(こっちのしましま白い人は心が読めない…)」
キャーキャーギャーギャー
琴浦「…くすっ(色んな変わった人がいるんだなあ…学園都市)」
36:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 19:36:51.54 ID:
qWYA+Rgz0
琴浦「あっ!(あっちから車が!)」
琴浦「あのアホ毛ちゃん気付いてない!!あぶ…」
一方「…」ピッ
キューン
琴浦「…え?」
一方「なンだ?なンです?なンですかァ!?青信号に突っ込ンでくる不審な車はァ!?」
琴浦「…(なに…あれ…車が弾き飛んだ…)」
一方「アギャハァ!最ッ高に飛ンじまったよこのクソ野郎がァ!!」
運転手「ひぃ!!」
琴浦「ひっ…」
打止「待って!アクセラレータ!この運転手さんただの居眠り運転だよ!ってミサカはミサカは推測してみたり!」
一方「アァ?…紛らわしいンだよォこのスクラップ野郎が」
…
琴浦「…(す…すごい街だな…学園都市…)」
32:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 19:26:17.08 ID:2goSLjio0
ミサカのも読めないんだ
41:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 19:43:27.28 ID:
WcLNbU2A0
>>32
第三位さんは精神系の能力効かないので第五位さんがつまらなそうにしてます
琴浦「はぁ…きたばっかりなのに色々あったなあ…」
琴浦「…(もしかしてこの街なら…私って普通なのかな?)」
琴浦「…だめだ(誰かに心開いたらまた傷つけることになる…)」
琴浦「…真鍋くん…」
…
琴浦「あった。ここのアパートかな?」ピンポーン
??「はいはーい。新聞屋さんはおことわりなのですよー」
48:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 19:53:40.11 ID:
ZTk2WU9I0
琴浦「あっあの!◯◯から来ました琴浦春香と申します!月読小萌さんの御宅でしょうか?」
小萌「はいはーい小萌先生なのですよー。ようこそなのですよー」
琴浦「あの…こちらと…」
小萌「不備があってまだ寮の設備完了してないのでしばらく先生のお家で御厄介になるって話ですね?お待ちしていたのです!」
琴浦「はっはい!少しの間ですがよろしくお願いします!(ん?先生…?)」
小萌「豪華絢爛焼肉セットでお持て成しするですよ!」
52:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 20:02:34.69 ID:
ZTk2WU9I0
琴浦「ご馳走様でした…(おいしかったあ)」
小萌「お粗末様なのです。ところで琴浦ちゃん。先ほど寮の責任者の方から連絡あったのですが一週間ほどかかるそうなのです」
琴浦「え…(一週間も…?」
小萌「精神系能力者、琴浦ちゃんの場合はテレパスみたいなものですからねー。プライベート的な問題もありますし。隣人などに能力が届かぬような設備ですよー」
琴浦「な、なるほど。それはうれしいです」
小萌「琴浦ちゃんも心など除きたくなくても覗いてしまう。そして精神系の能力者の精神自体が病んでしまう。
そういうのを防ぐための設備でもあるのです」
琴浦「…(理解ある街だなぁ…)」
55:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 20:15:08.04 ID:
ZTk2WU9I0
琴浦「あの…月読先生」
小萌「小萌先生でいいのですよー」
琴浦「あ…小萌先生…小萌先生は私みたいに…私みたいな人と一緒に暮らしても大丈夫なんですか?」
小萌「なんでですか?」
琴浦「なんでって!」
小萌「舐めてもらっちゃあ困るのです!」ドヤ
琴浦「!?」
小萌「先生はパイロキネシス(発火能力)選考の先生なのですが心理学者でもあるのです!琴浦ちゃんのような生徒と何度も何度も接して来ました!」ドヤァ
琴浦「…」ポカーン
小萌「琴浦ちゃん、今日から琴浦ちゃんは先生の生徒なのです。教師が生徒と一緒にいたくないなんて思うわけないじゃないですか」
琴浦「…(ウソ…じゃない…考えてることと一緒だ…)」
56:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 20:18:20.10 ID:AA4A2dKrO
理想的な環境かもな
58:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 20:20:09.05 ID:akLe8ojm0
小萌は安定してるな……
60:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 20:21:27.63 ID:
ZTk2WU9I0
小萌「だから大船にのった気持ちでいるのです!」ドーン
琴浦「ぷっ…」
小萌「ほえ?」
琴浦「プハハハハ」
小萌「な、なにがおかしいのですかー!」
琴浦「だって子どもに慰められてるみたいで」プププ
小萌「むきー!先生は先生なのですよ!(琴浦ちゃん笑ったの初めてみたのです)」
琴浦「…(先生…先生…こんな人いままでいなかったなあ)」
…
翌日
61:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 20:24:57.63 ID:fP23APNS0
今気付いたけど部長の立場ねーなこれ
65:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 20:33:14.73 ID:gOycYp1+0
>>61
ワロタ
62:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 20:26:21.93 ID:ipVKKWG30
小萌先生となら一生一緒に住んでてもいい
63:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 20:31:35.81 ID:
ZTk2WU9I0
とある高校
小萌「野郎どもー!かわいい転校生がきたのですよー!!」
生徒「「「うおー!!!」」」
廊下
琴浦「はわわ…(小萌先生煽らないで~!」
小萌「(さあ、琴浦ちゃん!かもーんなのです!)」
琴浦「(うー先生ずるい…)…ふぅ…」ドキドキ
ガラガラ
スタスタ
(なんやー!デラベッピンやないかー!)
(メイド服が似合いそうだにゃー)
(謎の転校生。ライバル。)
67:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 20:38:08.96 ID:
ZTk2WU9I0
琴浦「…(うーなんか危険な眼差しが…」ピタッ
琴浦「…スー……こ、琴浦春香です!よろしくお願いします!」
生徒「「「うおー!」」」
吹寄「ええい!男子うるさい!静かにしなさい!(怯えてるでしょ全く)」
琴浦「(おっぱいでかー!)」
小萌「琴浦ちゃんをイジメやがった人にはスケスケみるみるの刑なのですよー!」
琴浦「(すけすけみるみる?)」
青ピ「小萌ちゃんの刑ならなんでも受けるでー!(踏まれたいんやー!)」
琴浦「…(この人…ちょっと…似てる…)」
72:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 20:46:08.32 ID:
ZTk2WU9I0
生徒「よろしくねー(この子かわいい)」
琴浦「よ、よろしくおねがいします」
白カチュ「よろしくね(色白でいいなー)」
琴浦「よ、よろしくです」
上条「よろしくなー」
琴浦「よ、よろしく…(あれ…この人昨日…)」
土御門「よろしくにゃー(メイド服、堕天使エロメイド…うーむ)」
琴浦「よ、ろしくにゃー?(エロメイド?)」
75:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 20:53:29.77 ID:
ZTk2WU9I0
……昼休み
青ピ「なあなあ、琴…」
ドゴン!!
青ピ「ご、ごがああああああああ!!」
吹寄「ねえ琴浦さん、いっしょにご飯食べない?」
琴浦「は、はひ…(窓の外まで吹っ飛んだ…)」
上条「青髪いいいいいいいいいいいいいいい!!!」
土御門「アホだにゃー」
姫神「アホ。」
78:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 20:59:18.09 ID:
ZTk2WU9I0
吹寄「へー琴浦さん自炊してるんだ(美味しそうね)」
琴浦「う、うん。食べ…る?」
吹寄「いいの?ありがとうね…パク…ほいひい(美味しい)」
琴浦「あ…うん…えへへ」
姫神「じー。」
琴浦「うひ!?」
姫神「料理なら。負けない。(負けない)」
琴浦「う、うん。食べ…比べ?」
姫神「コクコク」
琴浦、姫神「「…(美味しい)」」モグモグ
79:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 20:59:43.02 ID:fP23APNS0
素晴らしいなこのSS
姫神にちゃんと出番がある
80:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 21:00:19.09 ID:lngWhnnV0
インデックスの魔道書読んだら廃人になりそうだな
82:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 21:03:37.32 ID:RmtQJKN90
>>80
心の中を覗くんじゃなくて心の表面を読み取るだから魔導書を思い出してない限り大丈夫でしょ
103:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 21:42:32.94 ID:gS/ZWZ680
>>80
あれは心じゃなくて記憶だから大丈夫
85:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 21:06:16.41 ID:
ZTk2WU9I0
姫神「今日のところは。引き分け。また明日。」
琴浦「また明日?」
姫神「また明日。勝負。」
琴浦「う、うん!(またあした…えへへ…)」
吹寄「…(溶け込めそうでよかったわ)」
琴浦「…ありがとう」ボソッ
青ピ「たまらんなー!美少女同士の食べ比べ!そして箸が両方の花のようなくちび…」
ガンギンゴングチャ!!
青ピ「…ご…こほうびや…」ガク
吹寄「全く…」
琴浦「あははは…」
86:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 21:08:20.64 ID:cCc+FuTq0
しかし問題解決し過ぎて話が繋がらない気もするな
90:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 21:09:58.07 ID:vLijo3f90
>>86
恐るべし学園都市
93:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 21:20:54.30 ID:
ZTk2WU9I0
放課後
琴浦「ふぅ…(よかった…この学校はみんないい人ばっかり…馴染めそう…でも…)」
姫神「…」
琴浦「ひえー!!」ガタン
姫神「いっしょに。帰る。」
琴浦「え?」
姫神「帰る。」
琴浦「えー!?ちょ、ちょっとまってー!」
姫神「カエル?(ガマカエル妄想)」
琴浦「いやー!変な妄想しないでー!!」
姫神「ふっ。(勝った)」
琴浦「何が勝ちなのよー!」
94:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 21:22:38.24 ID:
ZTk2WU9I0
青ピ「なかええなー」
土御門「これでメイド服着てれば最高なんだけどにゃー」
上条「なんでそこでメイド服なんだ…さて帰る…」
小萌「上条ちゃんはバカなので補修ですよー」
上条「不幸だ…」
帰り道
琴浦「…」テクテク
姫神「…」スタスタ
95:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 21:27:34.68 ID:
ZTk2WU9I0
琴浦「あの…」
姫神「なに。」
琴浦「ふ、吹寄さんは?」
姫神「学校。色々。世話焼き。」
琴浦「そうなんだ…(彼女らしいな…)」
…
琴浦「…(なにか話題…話題…あ)」
98:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 21:33:11.28 ID:
ZTk2WU9I0
琴浦「姫神さんの能力ってなんなの…かなーって」アハハ
姫神「吸血殺し」
琴浦「え?」
姫神「吸血殺し(ディープブラッド)」
琴浦「吸血…殺し…?」
姫神「そう。吸血鬼を殺す能力。」
琴浦「吸血鬼…なんているわけないよ…ね…あはは」
姫神「いる。」
琴浦「えっ?」
99:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 21:38:26.48 ID:
ZTk2WU9I0
姫神「いる。私は。その人達を何人も殺した。」
琴浦「なにいって…」
姫神「自分では抑えきれない能力。」
琴浦「!?」
姫神「こんな能力いらなかった。」
琴浦「…」
姫神「誰も。傷つけたく無かった。」
琴浦「……」
姫神「私さえ。いなければ。と思った。」
琴浦「………」
100:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 21:39:50.91 ID:+NRSB1Wt0
この2人、境遇が似てるもんな
101:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 21:42:20.24 ID:jdfN0Hm90
小さい頃の上条さんや一方さんも境遇似てるな
102:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 21:42:29.86 ID:FkOJpAuy0
姫神の能力って、強そうな能力なのに出番ねえよなぁ・・・
104:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 21:45:15.33 ID:
ZTk2WU9I0
姫神「私の力を。利用しようとする。人も現れた。」
琴浦「…………」
姫神「でも彼も。大事な人を。助けたい一心だったから憎んではいない。」
琴浦「もう…」
姫神「でも。こんなこと続けるなら。私の居場所はここにはない。とも思った。」
琴浦「もうやめ!」
姫神「でも。彼が何もかもぶち壊して。私を救ってくれた。」
107:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 21:51:26.23 ID:
ZTk2WU9I0
琴浦「!?」
姫神「私の居場所を。作ってくれた。」
琴浦「…」
姫神「他にも私を。救ってくれた彼と。今の居場所で。待っててくれてる。彼女達と。」
琴浦「…ッ」
姫神「私の。私達の。知らないところで。戦ってる…上条くん。とてもたいせつな人。」
琴浦「……なんで…こんな話するの…」
109:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 21:56:58.72 ID:
ZTk2WU9I0
姫神「ごめんなさい。琴浦さんの。原石というとと。小萌から。私と似たような境遇の子なんじゃないか。と言われた。」
琴浦「……」
姫神「私と。前の私と同じような目をしていたから。」
姫神「……(だからほっとけなかった。力になりたかった)……謝罪する。」
琴浦「……」ダッ
姫神「あっ…」
110:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 22:05:31.11 ID:
ZTk2WU9I0
琴浦「ハァハァ…なんで逃げたんだろ…」
琴浦「…(私よりもっとすごい力をもって…私よりもっとひどい境遇の中を乗り越えた人達が)」
琴浦「この街にはい…【嗚呼!お姉様!麗しきお姉様!!早く会いたいですの!!】る…」
??「初春!ちゃっちと仕事終わらせますわよ!(早く終わらせていとしのお姉様のもとなへ~グヘヘ)」」
??「待ってください~白井さ~ん(白井さん、絶対御坂さんにナニか漁るつもりだ…)」
琴浦「い、いるんだなぁ…」
112:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 22:16:17.98 ID:
ZTk2WU9I0
琴浦「はぁ…(姫神さんにあんな態度とっちゃったから帰りづらいな…小萌先生にも伝わってるだろうし…)」
琴浦「大切な…人か…」
159:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/29(火) 23:58:32.11 ID:
sMOmmeQu0
夜 とある公園
琴浦「はぁ…(どうしよう…帰りづらいなぁ…)」トボトボ
琴浦「……(一人でもやって行けるって思ったのにあれ以来一人が心細くて仕方ない…)」
琴浦「…真鍋くん…」
琴浦「さみ…「だーかーらぁ!」
琴浦「ひぃ!」
??「私は人探ししてて忙しいって言ってんでしょうが!」
??「あらぁ?私は御坂さんがさみしそうに(体系)にしてるから構ってあげてるんじゃなあぃ☆」
??「(体系)ってつけるな!大体アンタの目の星はなんだって言ってんのよ!」
??「なっ!?だからぁ!これは生まれつきっていったでしょぉ!?人の体悪く言っちゃダメだぞ☆ってこの前いったでしょぉ!?」
??「アンタがゆーな!」
ギャー!ギャー!
琴浦「…(か、関わらないでおこう…)」
160:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 00:01:35.77 ID:
/N2MkBy20
??「大体レベル5第三位ともあろう方がそんな幼児体系じゃ…ねぇ☆」プププ
??「ほほぅ…レベル5第五位とあろう方が運動音痴とはね。レベル5()ね」
琴浦「!?」
??「!?ハーッ!!ハーッ!?この前もうそれは内緒って約束したでしょうぉ!?」
??「アンタが先にもう言わないって言ったんでしょうがー!」
琴浦「レベル5…第五位…たしか昨日小萌先生が…」
『琴浦ちゃんの能力最上位にいるのはレベル5第五位の食蜂ちゃんですよー』
琴浦「って言ってたような…」
161:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 00:04:52.71 ID:
/N2MkBy20
食蜂「…ネズミが一匹ぃ、盗み聞きしてるみたいだゾ☆」チラッ
御坂「はぁ?ああ、レーダーに引っかかってはいたけど…」クルッ
琴浦「ひっ!(殺される…)」
食蜂「やぁねぇ。そんな御坂さんみないなことはしないわよぉ」
琴浦「え?(なんで?)」
御坂「よくわからないけど…すごい悪意感じるんですけど…」
食蜂「何でって?私のことしらないのぉ?レベル第五位食蜂操折ちゃんだゾ☆」
御坂「誰もアンタのことなんて知らないわよ」
163:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 00:05:58.91 ID:
/N2MkBy20
食蜂「…御坂さぁんちょっと黙ってようかぉ」ピッ
バチッ
御坂「いたっ、このぉ~!」
琴浦「あ、あの!」
御坂食蜂「「なによ(ぉ)?」」
琴浦「けけけけんかはよよよくな…いです」
御坂食蜂「「…フン!」」
琴浦「あ、あははは…(仲がいいんだかわるいんだか…)」
食蜂「よくないわよぉ!」
琴浦「はひぃ!」
御坂「?」
164:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 00:07:02.01 ID:
/N2MkBy20
…
食蜂「そういえば御坂さん。人探ししてたんじゃなかったのぉ?」
御坂「え?…ああ!あのバカに頼まれてたの忘れてた!」
食蜂「おバカねぇ…」
御坂「うっさい!アンタが邪魔するからでしょうが!こっちは行方不明の子探してんのよ…」
琴浦「…え(事件かな…その人大丈夫かな…)」
御坂「どこにもいなくて何時間も帰ってこないらしいのよ。なんか友達と喧嘩したみたいで…」
琴浦「…(ん…?)」
食蜂「…」
165:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 00:08:27.76 ID:
/N2MkBy20
御坂「各自知り合いに片っ端から連絡して探してるみたいなんだけどね…中々見つからないみたいなのよ
この街に来たばっかりみたいだから夜の街の危険さ知らないみたいだしね…」
食蜂「御坂さんの方が…「うっさい」
琴浦「…(それってもしかして…)」
食蜂「ねぇ御坂さん、その子の特徴はぁ?」
御坂「えと、小柄でオレンジ?ぽい髪の毛に肩ぐらいまでの髪型で可愛らしくって小動物みたいで…とある高校のせいふ…あっ~!」
琴浦「!?」ビクッ
食蜂「気付くの遅いわよぉ」
168:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 00:09:36.80 ID:
/N2MkBy20
御坂「なんでアンタ言わないのよ!」
食蜂「だって御坂さん特徴とか行方不明とか言わなかったじゃなぁい。相変わらず肝心なとこ抜けてるわねぇ…」
御坂「ぐぬぬ…それより早く連絡を…」
琴浦「待ってください!」
御坂「え?」
琴浦「待ってください…」
御坂「…何かあるの…?」
琴浦「………」
169:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 00:10:15.77 ID:
/N2MkBy20
食蜂「喋らないならアナタ操って喋らすだけだけどぉ?」
琴浦「!?」
御坂「ちょっとアンタねえ!関係ないんだから黙ってなさいよ」
食蜂「御坂さんだって事情知らないんでしょぉ?それにここまで聞かされちゃったからには私も当事者よぉ?」
御坂「…」
琴浦「…あの…その…」
食蜂「はぁ…なんかぁアレだからエクレア20個早食いにチャレンジして貰おうかしらぁ?」
琴浦「…しゃ!しゃべる!喋ります!」
御坂「悪魔め…」
食蜂「ふふーん?きこえなぁーい☆」
170:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 00:11:45.78 ID:
/N2MkBy20
…
琴浦「…とういうことです…」
御坂「そう…」
食蜂「…」ふぁー
琴浦「…(あくび…)」
御坂「アンタねぇ…」
食蜂「だってぇ、退屈なんだもん☆」
琴浦「ッ!」
御坂「アンタ!」
食蜂「だってぇ、御坂さんならおめおめ逃げたりしないでしょお?私だって回り操ってでも言うこと聞かせるわよぉ?」
琴浦「私は…そんな力持ってないです…ただ人の心の声が聞こえる能力があるだけです…」
171:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 00:18:02.82 ID:
/N2MkBy20
琴浦さんの時系列はアニメ三話後です
食蜂「ふーん。でも『外』の世界の人間はアナタみたいな能力者他にいないんでしょぉ?」
琴浦「…知ってる限りではもう一人…もう亡くなってる見たいですけど…」
食蜂「ならアナタがぁそこでは一番優れてる人間なのよぉ?何も恐れることはないじゃなぁい?」
琴浦「そんなこと…ないです…」
食蜂「あーめんどくさーい☆御坂さんパス☆」
御坂「ええ!?…こ、根性で乗り切る…?」グッ
食蜂「…どこぞの根性馬鹿じゃないんだからぁ…」
御坂「すいません…」
173:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 00:24:51.86 ID:
/N2MkBy20
琴浦「……」
食蜂「…琴浦さぁん?同じ精神能力者として一つだけアドバイスしてあげてもいいわよぉ?」
琴浦「…はい」
食蜂「私はねぇ…何考えてるかわからない人なんて信用できないの。だから生きていくために周りの記憶改ざん、操作、記憶消去なんでもやるわぁ
そこにいるビリビリさんには通用しないけどねぇ」
御坂「……」
琴浦「そんな…」
176:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 00:34:02.01 ID:
/N2MkBy20
食蜂「アナタだって何度も何度も出る杭は打たれてきたんでしょぉ?私達もそうやってやられてきたわよぉ?『化物』ってねぇ☆
ねぇ御坂さん?」
御坂「……」
琴浦「……(同じだ…)」
食蜂「アナタはやられっぱなしでしょ?それでも守ってるくれる人はいたんでしょぉ?私にはそんな人はいなかったゾ☆」
琴浦「……(真鍋くん…)」
食蜂「それを戦わないでこの街に逃げてきて更に信用出来そうな人も出来たのにそこからまた逃げるのぉ?」
食蜂「それはアクビも出るわよぉ」
琴浦「……」ギュッ
178:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 00:41:05.75 ID:
/N2MkBy20
御坂「珍しいわね」
食蜂「何がぁ?」
御坂「アンタがそこまで他人に興味持ってムキになって多弁になるのも」
食蜂「…べっつにぃ☆暇だからぁ…」
御坂「そう」クスッ
琴浦「私は…どうすれば…いいんですか…」
食蜂「そうねぇ、まずは敵の弱み握ってぇ…」
御坂「おいこら」
180:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 00:47:03.74 ID:
/N2MkBy20
御坂「琴浦さん、まずは探してる人達を安心させてあげるのが先じゃない?」
琴浦「あ…(みんな…)」
食蜂「たった一日の付き合いでぇそこまで必死になる連中も頭おかしいわねぇ…」
御坂「…アイツがそういうやつだからね。周りの友達もそういう人達なんじゃないかしら」
琴浦「…(本当にいい人達ばっかりだった…)」
食蜂「ふーん…」
181:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 00:56:43.88 ID:
9UAISjZZ0
…
御坂「よし!とりあえず探してる人達全員に行き渡ったみたい。私とアンタが家まで送り届けることになったらみんな安心した見たいよ」
食蜂「えぇ!?なんでぇ私がぁー!門限あるしぃ」
御坂「もうとっくに門限すぎてるじゃない」
食蜂「ぐぬぬ…」
琴浦「あ、あの私一人でも…」
御坂「いいからいいから。さっいきましょ」
食蜂「ブーブー」
琴浦「あ、ありがとうございます(この人達もいい人…)」
食蜂「(いい人じゃなぁーい!)」
琴浦「ほぇ!?」
御坂「?」
182:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 01:04:08.96 ID:/WcnrRmd0
みさきちかわいい
183:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 01:05:21.18 ID:
9UAISjZZ0
スタスタ
琴浦「…(なんだろう…昨日今日で色んなことがありすぎて頭がパンクしそうだ…)」
琴浦「……(でも一つだけわかったことはこの街の人達は自分の能力から…自分から逃げないんだ…)」
食蜂「…((それはどうかしらねぇ?))」
琴浦「……(私はあの場所からあの人達から…あの人の優しさから逃げたんだ…)」ギリッ
食蜂「…((青春ねぇ…))」
184:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 01:12:24.62 ID:
9UAISjZZ0
御坂「ねぇ琴浦さん」
琴浦「は、はい!」
御坂「そのさっき話してくれた大事な人ってどんな人なの?」
琴浦「それはもう!だらしなくて、エッチいことばっか考えてて!どうしようもなくて…(それでも)」
食蜂「……」
琴浦「私のこと守ってくれて……エロスの塊で…頼りになって……(会いたい…)」
御坂「…そっか」
食蜂「……((あまぁーい))」
186:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 01:18:30.51 ID:
9UAISjZZ0
琴浦「…ウッ」ヒクッ
食蜂「あー御坂さん泣かせたぁいけないんだぁ」
御坂「うぅい!?そのあのごめんね?琴浦さん!そのあの大事な人側にいたいとかその人が守ってくれるなら私も守りたいとか思うかな?なんてアハハ」
食蜂「御坂さぁん余計なくわよぁ?」
琴浦「うわー!!」ボロボロ
御坂「ふぐぁ!?ちょ、ごめんね?あのその泣かないで!ほら飴ですよー?」
食蜂「御坂さん…子供じゃないんだからぁ…」
ギャーギャー
190:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 01:37:18.42 ID:
9UAISjZZ0
………
……
…
御坂「本当にごめんなさい」
琴浦「いえ、泣くだけ泣いたらスッキリしました」
食蜂「…ねぇ、まだなのぉー?もう疲れたんだけどぉ?」
琴浦「あっ、あそこです。ここまでで大丈夫です!色々ありがとうございました!」
御坂「いやー私何もしてないし」
食蜂「本当よねぇ、終いには泣かせるしぃ?」
御坂「うっさい!」
191:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 01:38:08.93 ID:
9UAISjZZ0
琴浦「いえ!「大事な人が守ってくれるなら私もその人を守りたい!」ってすごい響きました!」
御坂「あ、ちょ、あんまり大声で言わないで…」
食蜂「……」ピッ
御坂「何録音してんのよアンタ!」
食蜂「弱みぃ?」
御坂「後でぶっ壊す…」
琴浦「ふふふ本当にありがとう!」タッタッタ
食蜂「(最後に一つだけぇ)」
琴浦「(?)」
食蜂「(対等な立場の人間ってのはいいものかもねぇ…敵にも味方にもなるけどねぇ)」
琴浦「(???)」
食蜂「(何かあったら御坂さんに連絡すればぁ?彼女アホだけどぉ私が居たときはぁ…ひ、暇だった相談乗ってあげてもいいわよぉ?暇だったらねぇ)」
琴浦「…クスッ(うん!ありがとう!)」
194:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 01:46:09.78 ID:
9UAISjZZ0
食蜂「フンッ」
御坂「わらうとかわいいわねぇ…あの子」
食蜂「そぁ?私の方が百倍綺麗だしぃ?」
御坂「はいはい、じゃあね」
食蜂「さよーならぁ(うまくやれるかしらぁ?あの子)」
…
琴浦「…(玄関前まできたものの緊張する…)」
琴浦「…(だめだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ)」
琴浦「すぅ…よし!」ピンポーン
195:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 01:57:08.99 ID:
9UAISjZZ0
ドドドドドド
バタン!
琴浦「」ビクッ!
姫神「琴浦さん!」
琴浦「姫神さん!」
姫神「ごめん。ごめんなさい…私が余計なことを言ったばっかりに…」
小萌「姫神ちゃんはずっと探し回って、協力者さん達から連絡くるまでずっと待ってたんですよー」
琴浦「…私の方こそ心配かけてごめんなさい…」
吹寄「これにて一件落着ですね(無事でよかった…)」
琴浦「みんな…ありがとう…そしてごめんなさい…」
196:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 02:06:02.87 ID:
9UAISjZZ0
一方その頃…
上条「だー!不幸だー!!」
魔術師「ふはははは!待て幻想殺し!今日こそは貴様を亡き者にしてやる!」
上条「ちきしょう!御坂から無事に琴浦見つかったって連絡入ったから小萌先生のアパート行こうとしたのにー!なんだこいつはああああああ!!」ダダダダダ
土御門「にゃー。どこの宗派にも所属してない魔術師みたいだから最近上やん魔術界で知名度上がって来てるから打ち取って名を上げようとしてる馬鹿な魔術師じゃないかにゃー?」
上条「なんだそりゃー!知るかそんなもん!」
土御門「まあ琴浦がこんなやつと遭遇しなかっただけ不幸中の幸いだぜい?」
上条「…そうだな…ってインデックスの食事作るの忘れた!?やっぱり不幸だー!」
……
199:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 02:18:25.01 ID:
9UAISjZZ0
更に一方その頃…
青ピ「違うんやー!」
黒子「またこの殿方ですの…」
初春「これで31回目の職質ですね」
青ピ「今回は琴浦ちゃんを捜索してただけなんやー!」
固法「今回は?」
青ピ「あはー!でも美少女ジャッジメントに職質されるプレイもたまらんでー!」
佐天「こんばんわー!うーいはーる!差し入れもってきたよーん!」
青ピ「なはーッ!これまた美少女やでー!ハーレムルートきたでー!」
黒子「だめだこいつ…ですの」
初春「なんともなりませんね」
固法「はぁ…」
………
……
201:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 02:34:35.75 ID:
Ic0jHfHS0
戻って小萌アパート
小萌「今日は琴浦ちゃん歓迎会!&無事でよかったのです!会なのですよー!」
一同「いえーい!」
琴浦「あはは…」
姫神「琴浦さん。」
琴浦「うん?」
姫神「歓迎と。友達の。盃。」トクトク
琴浦「うん…(友達…えへへ)」グイッ
琴浦「ぐえっ!?(なにこれ!?」
姫神「いちごおでん。ジュース」ニヤッ
琴浦「なんてもの飲ませるのよ!これ姫神さん飲みなさい!」ガッ
姫神「ちょ。待って。ゴボガボ。」
小萌「(こ、琴浦ちゃんも馴染んで…馴染みすぎ?)」
ギャーギャーわーわー
203:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 02:38:28.60 ID:
Ic0jHfHS0
……
…
小萌「はい、皆さーん。御開きの時間なのですよー?」
一同「うーい!」
小萌「明日も学校ですからねー!遅刻しやがったらスケスケみるみるなのですよー?」
一同「はーい!」
琴浦「あの!」
小萌「?どうしたのですかー?琴浦ちゃん?
琴浦「お話があります」
………
……
204:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 02:42:32.10 ID:
Ic0jHfHS0
翌日 とある高校
青ピ「なんでやー!!」
土御門「さっきからうるさいぜよ」
青ピ「なんできたばっかで転校するんやー!シクシク」
姫神「……」
吹寄「大丈夫?姫神さん」
姫神「うん。琴浦さんが決めたこと。彼女の意識は。固い。」
吹寄「そうね…」
205:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 02:49:20.29 ID:
Ic0jHfHS0
上条「はぁ…不幸だ…」
吹寄「さっきから不幸だ不幸だうるさいわよ上条!」
上条「だって折角の美少女転校生ですよ!折角の出会いのチャンスですよ!?それがろくに会話もしてない内から転校とか不幸すぎるでせう?」
青ピ「上やん…久しぶりにキレてもうたわ…屋上行こうで…」
土御門「上やんが言うと嫌味にしかきこえないにゃー」パキパキ
上条「え…なんでふたりともマジキレしてるんですか?」
生徒1「俺もキレちまったぜ…」
生徒2「上条てめぇ…」
吹寄「はぁ…」
206:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 02:57:04.35 ID:avJThFle0
212:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 03:19:59.60 ID:6UCKJOne0
>>206
トラックの運転手読心可能だから相当範囲広いよ
207:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 03:02:09.78 ID:
Ic0jHfHS0
姫神「……」
『私、もう一度大切な人とあの場所に向き合ってみたいと思います。今度は絶対逃げない』
姫神「…がんばって。」ボソッ
………
……
某研究場
木原「あぁ?一昨日の実験動物が『外』に帰るだぁ?」
モブ「はい、どうしますか?」
木原「おい、お前」
モブ「はい?」
木原「テメェらはクズの集まりだ。上からなんの指令も出てないのにテメェが勝手に動いたらどうなる?」
モブ「は、はい?」
208:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 03:07:55.76 ID:
Ic0jHfHS0
木原「はぁ…わかねぇかなぁ?テメェ一回死んだぞ?もう一回だけチャンスをやる。
実験動物が外に出る。上から指令こない。テメェらは何をする?」
モブ「な…何もしません」
木原「よーし。わかればいいんだ。くだらねぇJKのケツおかっかけてねぇで与えられた仕事に戻れ、な?」
モブ「は、はい!」
木原「…はっ!大体よぉ、俺にそんな決定権ねーんだよクソが」
木原「さぁて、お仕事しますかぁ」
………
……
210:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 03:16:51.59 ID:
Ic0jHfHS0
上条「そういや、土御門…」ボロボロ
土御門「にゃー?」
上条「よく能力者を外に出したな。普通一度ここに来たら外には出られないんだろ?」
土御門「普通はにゃー。しかし琴浦は原石。能力開発を行なった能力者とは違うから外に出ても問題ないと思うにゃー。ていうか上やんこそ外に出まくりだから人の事言えないにゃー」
上条「う…まあなんにしろ外でもうまくやれるといいな、琴浦」
土御門「にゃー」
………
窓のないビル
エイワス「なぜ許可を?」
アレイスター「……愛は法なり」
エイワス「お、おう…」
213:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 03:23:52.03 ID:
Ic0jHfHS0
常盤台中学
御坂「食蜂ォー!昨日の録音貸しなさい…っていない?」
御坂「そっか…琴浦さん今日帰るってメール来てたから…」
御坂「あいつもいいとこあるんじゃないの」
御坂「(うまくいくといいなー)」
黒子「骨ェ鯖!」抱きつき
御坂「…はぁ」
………
……
214:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 03:33:49.80 ID:oE3wjZaY0
学園都市入口
琴浦「ふぅ…(たった3日…それだけで色んな事…色々な人に会ったなぁ…)」
琴浦「(それだけの時間で友達もいっぱいできた…何かあったらすぐ駆けつけるって言ってくれる人もいっぱいいた…)」
琴浦「(こんな体験初めてだった…)」
琴浦「(真鍋くん…怒ってるかな…(怒ってるでしょうねぇ)先輩達また受け入れてくれるかな?(一度にげたんだから無理じゃなぁい?)
…そうだよね…)ふぇ!?」
食蜂「はぁーい☆」
琴浦「人の考え事に勝手に割り込まないでください!」
食蜂「えー?だってぇ、まだウジウジしてるからぁ」
琴浦「ぐっ」
215:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 03:40:27.68 ID:oE3wjZaY0
琴浦「見送りに…きてくれたんですか…?」
食蜂「べっつにぃ?アナタ御坂さん並にからかいがいがあるしぃ?」
琴浦「ぐぬぬ…」
食蜂「まぁ…せっかく出来たオモチャがすぐいなくなっちゃうのは…ねぇ?」
琴浦「あはは……(私は食蜂さんと会えてよかった)」
食蜂「……(気持ち悪い事言わないでくれるぅ?)」
琴浦「言ってませんよ?」ニヤッ
食蜂「むー…」
216:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 03:47:20.82 ID:
R9y3Z1Os0
琴浦「……」
食蜂「……あーもう!調子狂うわぁ」
琴浦「ふふふ、またいつか遊びに来ますね」
食蜂「こなくていいわよぉ」
琴浦「あはっ、じゃ!また!」
食蜂「……((何かあったら…あぁもう!らしくないわねぇ))」ヒラヒラ
218:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 03:49:30.22 ID:Eqqrt3lu0
テレパス同士の会話いいな
219:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 03:51:17.57 ID:
R9y3Z1Os0
またいつかここにこよう
今度は後悔とか後ろめたさとか逃げるためじゃなくて
みんなに胸を張って会いに!
琴浦「またね!学園都市!」
終われ
220:
忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) :2013/01/30(水) 03:52:35.32 ID:EwlS2d0N0
乙でした
221:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 03:53:20.99 ID:
R9y3Z1Os0
まさか丸半日近くかかるとは思わなかった…
最後まで付き合ってくれた方達、保守してくれた方達ありがとうございました
琴浦さんprpr
225:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/30(水) 04:02:20.44 ID:P6Yajatj0
( ;∀;) イイハナシダナー
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