1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 20:34:06.00 ID:gsfmQ+a00
2:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 20:36:14.75 ID:VzJ46nHIi
プロローグはいいからはやく
4:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 20:40:14.58 ID:oAHHW0GA0
なんだ夢か
6:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 20:46:54.99 ID:
/k0+3Sp20
ラボ
フェイリス(うー、なんで今朝はあんな夢を見たのニャ……)
フェイリス「……」チラッ
岡部「くっ!助手の分際でまた俺に指図するか!?」
紅莉栖「だから助手じゃないと言っとるだろーが!」
まゆり「もう、二人とも喧嘩はダメだよ~」
フェイリス(凶真にはクーニャンとマユシィがいるのに……)
フェイリス「はあ……」
7:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 20:51:57.00 ID:
/k0+3Sp20
岡部「うん?どうしたか、フェイリス」
フェイリス「うにゃ?」
岡部「お前がため息を吐くなんて珍しいな」
フェイリス「ニャ、ニャンでもないニャン♪フェイリスはいつも元気だニャン」
ダル「せっかくフェイリスたんが暇を見つけてラボに来てくれたのに、牧瀬氏とオカリンのいつもの痴話喧嘩を見せられたら誰だってため息くらい吐きたくなるお」
岡部「はあ!?」
紅莉栖「だ、誰が痴話喧嘩なんか!」
ダル「ほら息ぴったりだし」
フェイリス「……」
10:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 20:57:41.46 ID:
/k0+3Sp20
フェイリス「にゃふふ、ダルニャンの言うとおりだニャン♪」
岡部「な、なに!?」
フェイリス「クーニャンと凶真のかもしだす二人の絶対領域には流石のフェイリスも耐えきれなかったのニャ」
紅莉栖「ま、またこの子はワケの分からない事を……」
フェイリス「そうだ!クーニャン、フェイリスの目を見るニャン!」
紅莉栖「えっ?な、なんで?」
フェイリス「フェイリスがクーニャンに秘められた内なる力を見極める為だニャン」
紅莉栖「に、日本語でおk……」
フェイリス「いいからいいから♪」グイッ
紅莉栖「ちょっ、何を……!」
フェイリス「……」ジー
11:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 21:03:22.38 ID:
/k0+3Sp20
紅莉栖「そ、そんなに見ないで……」
フェイリス「………」ジー
フェイリス「やっぱり……」ボソ
紅莉栖「ふぇ?」
フェイリス「クーニャンに秘められた内なる力、よく見えたニャン!」
岡部「ほう、助手に秘められた内なる力か。現在こいつに判明ドジっこ属性と腐属性の二大属性だ。フェイリスよ、他に何が見えた?」
紅莉栖「だ、誰が腐属性だ!?そんな属性持ってねーよ!」
フェイリス「クーニャンに秘められた内なる力、それは……」
まゆり「それは~?」
フェイリス「凶真への一途ラブだニャン♪」
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 21:08:30.27 ID:
/k0+3Sp20
岡部「はっ?」
まゆり「ほえ~」
ダル「要はただのツンデレですね、分かりますん」
紅莉栖「はあああああああ!?だ、誰が一途なラブ()よ!?わ、私がおおおお岡部に、そんな訳!」
岡部「く、紅莉栖?」
紅莉栖「そ、そんな訳あるかああああああああああああ!!!」ダッ
岡部「あっ、おい!」
バタン
フェイリス「うにゃーちょっとからかい過ぎたのニャン」
まゆり「もう、ダメだよフェリスちゃん。紅莉栖ちゃん、恥ずかしがりやさんなんだから~」
ダル「なんというツンデレのテンプレ」
フェイリス「にゃふふ、ごめんニャさい」
フェイリス(……やっぱり、クーニャンは凶真の事)
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 21:16:51.22 ID:
/k0+3Sp20
まゆり「あっ、もうこんな時間だ。まゆしぃ、今日はシフトが入ってるからそろそろ帰るね」
岡部「むっ、そうか。バイト、頑張れよ」
ダル「僕も今日はこれからオフ会があるから帰るお。せっかくフェイリスたんがラボにまで来てくれたのに残念だお……」
フェイリス「ラボにはまた今度必ず遊びに行くニャン♪その時にはダルニャンにお料理をご馳走してあげるから、元気だすニャン」
ダル「うっひょおおお!フェイリスたんの手料理ktks!楽しみにしてるお!」
フェイリス「うんっ、楽しみにしておくニャン!」
まゆり「それじゃあ、オカリン、フェリスちゃんまたね~トゥットゥルー♪」
岡部「ああ」
フェイリス「頑張ってね、マユシィ」
バタン
ダル「オカリン、フェイリスたんと二人きりだからって手を出すなよ?」
岡部「出さんわ馬鹿者!」
ダル「んじゃ、フェイリスたん、まただお~」
バタン
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 21:22:52.89 ID:
/k0+3Sp20
岡部「二人とも行ったか……」
フェイリス「ニャニャ!?ま、まさか凶真、この時を狙ってフェイリスを襲おうと……」
岡部「ないから安心しろ」
フェイリス「うにゃー、凶真、ノリが悪いニャ」
岡部「ふん、狂気のマッドサイエンティストが猫娘などにうつつを抜かす事などあり得んのだ」プイッ
フェイリス「えー」
岡部「えー、じゃない。まったく……」
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 21:29:15.25 ID:
/k0+3Sp20
岡部「なあ、フェイリス」
フェイリス「ニャ~に、凶真」
岡部「お前は帰らないのか?」
フェイリス「……ひどい、凶真は、フェイリスに帰ってほしいのニャ?」グスッ
岡部「なっ!そ、そうではない!ただ、今日はもう誰も来ないと思うぞ?助手も今日は多分、戻っては来ないだろう」
フェイリス「フェイリスは凶真と二人で一緒に居たいニャン……」
ムギュ
岡部「こ、こら!抱き付くでない!」
フェイリス「……フェイリスがここにいたら、ダメ?」
岡部「………勝手にしろ。ただし、帰りは黒木さんにちゃんと送ってもらえよ」
フェイリス「ニャフフ、凶真は優しさのニャ~ン♪」ギュー
岡部「だ、だから抱き付くなと言っとろーが!」
フェイリス(凶真と二人きり……えへへ)
22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 21:36:40.84 ID:
/k0+3Sp20
岡部「しかし、二人で何をする?」
フェイリス「雷ネットとかはどうニャ?」
岡部「……またGback作戦をしろと言うのか」
フェイリス「うにゃ?」
岡部「いや、何でもない。ただ雷ネットはやらんぞ」
フェイリス「どうしてニャ?」
岡部「フッ、マッドサイエンティストは常に勝機のある勝負しかしないのだ!フゥーハハハ!」
23:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 21:41:07.84 ID:+FGXRkiU0
いつも助手だからたまにはフェイリスで…
24:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 21:45:59.02 ID:e2Lgl7h00
支援
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 21:50:52.74 ID:
/k0+3Sp20
フェイリス「うーん、でも雷ネットがダメならニャニをするの?」
岡部「ふむ、そうだな……」
フェイリス(でも、フェイリスは凶真と二人きりで居れるなら、ニャンでもいいニャン)
岡部「二人でやる事、か……難しいな」
フェイリス(クーニャンは凶真の事が好き。きっと本当に大好きなんだ。クーニャンが凶真を見る目は凶真への想いが籠められてる)
岡部「そもそもフェイリスと二人きりになるなんて滅多にないし……ふうむ」
フェイリス(マユシィも、凶真の事を愛してる。凶真は、マユシィの事を幼馴染みや妹みたいに見てるみたいだけど、マユシィは、凶真の事をちゃんと異性とし見てる……)
フェイリス(ねえ、凶真。クーニャンとマユシィの想いに気付かない、ううん、気付かないフリをしてるあなたに、フェイリスの……私の想いは届くのかな)
岡部「……」
31:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 21:58:18.04 ID:
/k0+3Sp20
岡部「……フェイリス?」
フェイリス「んにゃ?」
岡部「どうしたのだ、さっきからぼーっとして」
フェイリス「ニャニャ?そ、そうかニャ?」
岡部「……さっきのため息といい、少し疲れているのではないか?」スッ
フェイリス「ふにゃ!?きょ、凶真!?」
岡部「こら、ジッとしていろ……熱は、ないようだな」
フェイリス(きょ、凶真の顔が、ち、近い……はぅ)
フェイリス「ね、熱を計るならせめて体温計を使ってほしいニャン……マッドサイエンティストのくせにアナログ方式で計るニャンて、科学者失格だニャン……」
岡部「あっ、す、すまん!……こっちの方が手慣れているから手っ取り早いからつい」
34:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 22:07:48.47 ID:
/k0+3Sp20
フェイリス「手慣れてるって、凶真は女の子にいつもこんな事をしてるの?」
岡部「ち、違う!これはまゆりが子供の時にしてただけで、他の女になどしとらん!」
フェイリス「凶真は女の子にちょっかい出しすぎだニャン」
岡部「だ、出しとらんわ!」
フェイリス「うにゃー凶真のせいでなんだか本当に熱が出てきた気がするニャ」
岡部「な、なに?さっき触った時はそんなに熱くなかったが」
フェイリス「だから凶真は責任を取ってフェイリスを看病するニャン!」ゴロン
岡部「勝手に人の膝を枕にするな!」
フェイリス「にゃふふー中々の寝心地だニャン♪」ゴロゴロ
36:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 22:14:30.41 ID:
/k0+3Sp20
岡部「ええい!膝は貸してやるから転がるのはよせ!」ガシッ
フェイリス「ふにゅ」
岡部「……まったく」
フェイリス「……ねえ、凶真」
岡部「なんだ?」
フェイリス「猫耳、取ってもらっていい?」
岡部「なに?」
フェイリス「このままだと膝枕、しにくいと思うから」
岡部「……わかった」スッ
フェイリス「……んっ」
岡部「これでいいか?留未穂」
留未穂「……うん、ありがと」
39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 22:23:23.64 ID:
/k0+3Sp20
岡部「……」
留未穂「……」
岡部「……何か、あったのか?」
留未穂「えっ?」
岡部「何となく、今日のお前は様子がおかしい気がする。体調不良ではないとなると……何か悩みでもあるのか?」
留未穂「悩み、か……うん。あるよ、悩み」
岡部「やはりな」
留未穂「聞いてもらっても、いい?」
岡部「ああ、無論だ。俺はラボのリーダーで、お前はラボメンだからな。断る理由なんてない」
42:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 22:34:21.46 ID:
/k0+3Sp20
――――
――
岡部「……なるほど、恋煩いか」
留未穂「意外だった、って顔してるね」
岡部「まあ、な。お前は余りそういうのとは距離を置くタイプだと思っていた」
留未穂「女の子は誰だって恋をするんだよ?」
岡部「マッドサイエンティストに恋愛云々を説くなどナンセンスだな」
留未穂「ふふっ、本当は分かってるくせに」
岡部「……なんの事だ?」
留未穂「凶真は、気付いてるんでしょ?クーニャンとマユシィの二人の想いに」
岡部「………」
46:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 22:52:04.71 ID:
/k0+3Sp20
岡部「……俺にとって椎名まゆりも牧瀬紅莉栖も掛け替えのない大切な人だ」
留未穂「……」
岡部「俺はもう、二人のどちらかを選びたくなどない、どちらかを天秤に掛けるような真似はしたくないんだ」
留未穂「そこの二択が、三択になっても、凶真は誰も選ばないつもりなの?」
岡部「……留未穂」
留未穂「でも、やっぱり私じゃダメだよね」
岡部「なに……?」
留未穂「私じゃ、クーニャンにもマユシィにも適わないから、だから」
岡部「違う」
50:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 23:04:42.16 ID:
/k0+3Sp20
留未穂「凶真?」
岡部「確かに紅莉栖もまゆりも大切な人だ……だが!」
ギュッ
留未穂「…っ!」
岡部「あの世界線で、まゆりの為に自分の想いを!大切な人を犠牲にしたお前を!大事に思わない訳がないだろ!」
留未穂「凶真……」
岡部「……でも、結局は誰かを選ぶ事は、今はできない。すまない」
留未穂「ううん、そんな事ないよ」
岡部「留未穂?」
留未穂「私も、クーニャンやマユシィと同じように凶真に、岡部さんに大事にされている。愛されてるって、知れたから満足だよ」
53:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 23:15:31.19 ID:
/k0+3Sp20
岡部「あ、愛ぃ!?か、勘違いするな!お前は、その……大切な人だと言っただけで、別にに愛など」
留未穂「岡部さん」
岡部「な、なんだ?」
留未穂「私の目を見て」
岡部「な、なぜ」
留未穂「いいから、ほら」ムニッ
岡部「お、押し付けるなっ」
留未穂「岡部さんは、クーニャンとマユシィとはキス、したの?」
岡部「は、はああ!?ば、馬鹿を言うでない!き、キスだとお!マッドサイエンティストがそんな下らない事を」
留未穂「……二人とも、したんだ」
55:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 23:24:19.60 ID:
/k0+3Sp20
岡部「ちょ、おまっ……」
留未穂「マユシィは予想してたけど、クーニャンともしてたのはちょっと意外かな」ズイ
岡部「お、おいっ、これ以上近付くと顔が当たっ」
ちゅっ
留未穂「んっ……」
岡部「んむっ!?」
留未穂「あむっ、んっ……ぷはっ」
岡部「あっ、あっ、……」
留未穂「ふふっ、ファーストキスはドクペの味かあ。悪くないよね」
59:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 23:30:57.61 ID:
/k0+3Sp20
岡部「お、おま、おまえ……」パクパク
留未穂「……」スッ
フェイリス「にゃふふっ、隙ありだニャン」
ちゅっ
岡部「んむぅ!!?」
フェイリス「あむっ、んにゅ、んっ」クチュ、レロ
岡部「っ!、はあ、はあ、に、二回も……やるか?普通」
フェイリス「二回じゃないニャン!フェイリスは今のがファーストキスだったのニャン♪」
岡部「くっ、減らず口を!」
62:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 23:41:23.32 ID:
/k0+3Sp20
フェイリス「ふふっ、じゃあフェイリスと本当に二回目もする?」
岡部「だ、誰がするか!」
フェイリス「もう、冗談だニャ~凶真ってば赤くなっちゃってかわいいニャ~♪」
岡部「お、お前だって顔が真っ赤じゃないか!」
フェイリス「当たり前だニャン」スッ
留未穂「大好きな人と、キスできたんだから……恥ずかしくて赤くなるよ」
岡部「だ、大好きって……」
フェイリス「そーだニャン♪フェイリスは凶真の事が大好きだニャン♪」
岡部「だ、だから抱き付くなー!」
フェイリス(クーニャン、マユシィ……フェイリスは、負けないニャン)
留未穂(私が、秋葉留未穂が、必ず岡部さんを振り向かせてみせるから)
終わり
63:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 23:42:26.80 ID:
/k0+3Sp20
駆け足気味だし、書き溜ないから遅くてごめんね
読んでくれた人、ありがとニャンニャン
64:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 23:42:40.22 ID:e2Lgl7h00
乙だにゃん
65:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 23:44:45.03 ID:PTHdh8wZP
乙!
留未穂可愛すぎるわ…
66:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/10(日) 23:47:11.04 ID:FWeEDZKB0
乙
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