1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:22:14.88 ID:
kJHs6FqDO
2:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:22:40.56 ID:mOmAi+vo0
俺「えっ」
4:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:23:36.58 ID:
kJHs6FqDO
女エルフ「やめるの?」
女騎士「うん」
女エルフ「なんで?」
女騎士「いや」
女騎士「ほら」
女騎士「私たちってさ」
女エルフ「うん」
女騎士「よくひどい目に会うでしょ」
女エルフ「まあな」
8:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:25:11.41 ID:
kJHs6FqDO
女騎士「マワされるなんてしょっちゅうというか」
女騎士「日常茶飯事」
女エルフ「うむ」
11:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:26:40.20 ID:
kJHs6FqDO
女騎士「人間だけならまだしも」
女騎士「オークとか触手とかガーゴイルにゴブリンやオーガ、トロル」
女騎士「サキュバスなどなどになぶられいじくられ」
女騎士「犬や豚、馬やら虫やらに凌辱され」
女騎士「あげく」
女騎士「針や蝋燭を基本とした拷問から始まり」
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:26:46.71 ID:EPcj9Uyp0
ほう
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:27:24.38 ID:YPjP3/C30
丈夫っすなぁ…
14:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:28:12.14 ID:
kJHs6FqDO
女騎士「浣腸によるスカ○ロを軸にしたア○ル開発の数々」
女騎士「肉体改造によるふたなり化、超乳化、ニプルファック」
女騎士「媚薬なども用いた調教の果てのトロ顔、アヘ顔、失禁失神」
女エルフ「そら」
女エルフ「やめたくも」
女エルフ「なるな」
女騎士「わかってくれて嬉しい」
16:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:29:16.43 ID:nYmqWwiy0
女エルフの受け答えがなんか男前なんだが
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:29:36.08 ID:
kJHs6FqDO
女騎士「だからね」
女エルフ「うん」
女騎士「騎士をやめようと思う」
女エルフ「ずるい」
女騎士「えっ」
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:30:43.42 ID:
kJHs6FqDO
女騎士「ずるい?」
女エルフ「ずるいよ」
女エルフ「だって騎士はやめれるけど」
女エルフ「エルフやめられないもん」
女騎士「あー」
女エルフ「生まれつきだもん」
女騎士「ごめん。でももう決めたから」
女騎士「今から隊長のとこいってやめてくる」
女エルフ「う~…」
24:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:32:09.44 ID:
kJHs6FqDO
女騎士「今日から普通の女になる」
女騎士「もうあんな凄惨な目にはあわない」
女騎士「普通の女の子」
女エルフ「いいなぁ…」
女騎士「行ってくる」
女エルフ「行ってらっしゃい……」
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:32:58.79 ID:s3CYOZX30
お前ら二人羽織りであつあつおでん食ってくれ
28:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:33:22.40 ID:
kJHs6FqDO
―――
――
女騎士「隊長。第三騎馬隊女騎士です」
隊長「ん?……ああ、お前か。どうしたんだ?今日は非番だろう」
女騎士「…申し訳ありません。実は……騎士を、やめたいと思っています」
隊長「……ふむ」
隊長「理由を聞こうか」
隊長「ワケもなく、そんなことを言い出すお前でないことぐらいは知っている」
女騎士「……」
29:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:34:43.68 ID:
kJHs6FqDO
女騎士「……恥ずかしながら」
女騎士「度重なる凌辱を受けたこの身……もはや限界なのです」
女騎士「一頃の純粋な想いすら、いまはもう思い出すこと叶いません」
女騎士「騎士の誇りが我が唯一の拠り所と自覚はしても、寝床につくたび、悪夢に魘される」
女騎士「女人の道は捨てた身なれど……つろうございます…」ジワッ
女騎士「ただただ辛いのです…」ポロポロ
女騎士「うぅ……う」
隊長「………」
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:36:02.88 ID:
kJHs6FqDO
隊長「わかった。すまないな……お前にはいつも過酷な任務を与えた」
隊長「わかった。やめたいのならばとめない」
隊長「だが……女騎士よ。もし何か思うところがあればいつでも帰ってこい」
隊長「私たち騎士団はいつでもお前を歓迎しよう」ニコッ
女騎士「隊長……」
女騎士「隊長……!ぅう……ありがとう、ございます…………」ポロポロ
―――
――
女エルフ「どうだった」
女「やめたった」
女エルフ「あー……本当にやめてる……」
31:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:36:15.29 ID:s3CYOZX30
なんて事だ!
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:36:39.96 ID:k73jmPwk0
女になったww
34:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:37:12.49 ID:
kJHs6FqDO
女「これでわたしはもう」
女「無理やりおっぱい揉まれることもなくなる」
女「街娘Aになった」
女エルフ「いいなあ」
女「うむ。ところで」
女エルフ「うん?」
女「後輩連れてきた」
女騎士(B)「えっと…あ、あの」
女騎士「はじむまして」
女エルフ(噛んだ)
女(可愛い)
38:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:38:56.15 ID:
kJHs6FqDO
女騎士「あの!」
女騎士「女エルフさんのご活躍!先輩から聞いております!」
エルフ「お?」
女「お」
女騎士「ときには悪略巡らす人間たちや」
女騎士「オーガやトロル、オークやルーパーに魔族や妖魔」
女騎士「あらゆる悪鬼に立ち向かってきた偉大な魔法使いだと!」
女エルフ「あながち間違ってはいないな」
女「穴だけにな」
女エルフ「なにが(笑」
女騎士(下ネタかな///)カァッ
40:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:40:38.80 ID:
kJHs6FqDO
女騎士「しかし先輩」
女「ん~?」
女騎士「なぜ急に騎士をおやめになったのですか」
女騎士「わたしは先輩ほど美しく気高く…」
女騎士「天賦の才に満ちた剣技を見たことがありません」
女エルフ「えらい言われようだな」
女「よせやい照れるぜ」
女騎士(軽い)
42:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:44:15.67 ID:
kJHs6FqDO
女エルフ「そんな強かったのか」
女「まあな」
女エルフ「なんですぐ捕まるん?」
女「こっちが聞きたい」
女エルフ「そうか」
女「お前もなんですぐ捕まるん?」
女エルフ「こっちが聞きたい」
女「だろ」
45:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:45:08.05 ID:
kJHs6FqDO
女エルフ「それにしても、なんだ」
女騎士「?」たゆんっ
女エルフ「おっぱいデカいなオマエ」
女「わたしに負けず劣らずだな」
女騎士「っ///」
女エルフ「む」
女「どうした?」
女エルフ「女騎士」
女騎士「はいっ」
女エルフ「いまの反応」
女エルフ「キサマ」
女エルフ「…処女だな」
女騎士「なっ///」カァッ
47:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:46:36.67 ID:
kJHs6FqDO
女「ほう。生娘か」
女騎士「や、やめてください!!」
女「どうなんだ」
女騎士「け、剣の道一筋なわたしには男など不要でゴニョゴニョ」
女「まじかー」
女エルフ「初々しいな」
女「わたしも以前こんなんだった気がするわ」
女エルフ「まじか」
女「以前はな」
女エルフ「わたしもだな」
女「でもこいつあした森に魔物退治に行くらしい」
女エルフ「初めは痛いけど慣れるから頑張ってな」
女騎士「え?」
48:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:46:38.61 ID:sAm3wrr30
傭兵共がアップを始めました
50:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:48:17.60 ID:SfCmKdP50
百合かとおもたら
52:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:48:32.19 ID:
kJHs6FqDO
女「ところでさ」
女エルフ「どうした」
女騎士(今のどういう意味なんだろ(´・ω・))
女「騎士やめたはいいんだけど」
女エルフ「うん?」
女「なにすればいいんだ」
女「なんだかんださ」
女「騎士道一筋だったせいかな」
女「普通の女がするようなこととか」
女「わからない」
女エルフ「うーん」
54:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:50:10.52 ID:
kJHs6FqDO
女エルフ「やっぱ」
女エルフ「まずは」
女「恋人?」
女エルフ「いや」
女エルフ「仕事(笑」
女「確かに(笑」
55:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:51:03.18 ID:
kJHs6FqDO
女「ていうか今まで」
女「宿舎も騎士団のだったから、家もないわ」
女エルフ「後先考えて行動しなよ」
女「住み込みで働けるとこでも探すとするかな」
女エルフ「うむ」
女「とりあえず城下町で探してくる」
女エルフ「いてらー」
女騎士「お気をつけて」
女「うい~」
57:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:51:15.99 ID:nPC9UEA40
山賊ーッ!早く来てくれーッ!
59:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:53:09.05 ID:
kJHs6FqDO
―――
――
女「というわけで就いたるは宿屋のウェイトレス」
女「日常に欲望が交わる、この世の光と影…」
主人「おーい、バイト」
女「あ、はい」
主人「三番テーブルに食事運んで」
女「承知しました」
61:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:55:01.22 ID:
kJHs6FqDO
女「……」トテトテ
女「お待たせしました」ニコッ
青年「ありがとうございま――」ッ
女「ごゆっくりお召し上がりくださいませ」
青年「!ま、待ってください!」
女「はい?」
青年「あ、あの……」
―――
――
63:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:55:58.20 ID:
kJHs6FqDO
―――
――
女「やっほ」
女エルフ「お」
女「お待たせ」
女エルフ「一人?」
女「女騎士B」
女「誘おうとしたけど」
女「こないだ魔物退治にいってから行方不明らしい」
女エルフ「なる(笑
女「しばらくしたら帰ってくるだろ」
女エルフ「うむ」
67:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 21:58:32.75 ID:
kJHs6FqDO
女「ところでさ」
女エルフ「ん?」
女「デートに誘われた」
女エルフ「え?」
女「デートに誘われた」
女エルフ「ごめんもっかいお願い」
女「デートに誘われた」
女エルフ「ごめんもっかいお願い」
女「デートに誘われた」
女エルフ「FUCK」
女「優越感」
69:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:00:13.87 ID:
kJHs6FqDO
女エルフ「いいな」
女「やはりこのあふれでる美貌は」
女「すぐ男を虜にしてしまうらしい」
女エルフ「おっぱい大きいと得だな」
女「よせやい恥ずかしい」
72:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:01:57.11 ID:
kJHs6FqDO
女「…思えば騎士としての誇りを胸に生きた日々」
女「デートとかまじ初めてなんでドキドキです」
女「普通の恋愛まで、あと一歩」
女エルフ「いいないいな」
女「では、これから」
女「デート行ってくる」
女エルフ「いてらー」
女「いってくる!」
78:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:03:44.59 ID:
kJHs6FqDO
~レストラン~
青年「……で、その騎士がまた…」
女「へえ……素敵。兵隊さんなんですね」
青年「……つまらないですよね」
女「?ふふっ、そんなことありませんよ」
女「こうして男性のかたとお話したりすること自体、あまりなかったので…」
女「楽しいです」ニコッ
青年「そうなんですか?」
青年「その……実はお誘い自体、迷惑でなかったかと心配してたんです」
女「いえいえ」
青年「……」ジッ
女「……?どうかされました?
青年「…本当にお綺麗だなと」
女「あ…」
80:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:05:22.92 ID:
kJHs6FqDO
女「あ、ありがとう…ございます……///」
青年「あ、あはは…」
女「えへへ…」
青年「あ、話の続きなんですが!」
女「はい……」
―――
――
女「みたいなデートを早くも数回」
女エルフ「告白は?」
女「された」
女エルフ「おお」
女「二つ返事だな」
女エルフ「素敵だ素敵。いいないいな」
83:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:06:37.50 ID:
kJHs6FqDO
女「しかし悩みがある」
女エルフ「ん?」
女「いまだキスすらないのだよ」
女エルフ「誠実でいいじゃない」
女「しかしだね。そろそろ何か進展があってもいい頃ではないか」
女エルフ「恋愛ぽくていいじゃない」
女「しかしやきもきです」
女エルフ「やきもきか」
女「オークなら出会って数秒で襲ってくるのに…」
女エルフ「基準がおかしいけどね…」
87:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:08:55.37 ID:
kJHs6FqDO
女エルフ「…じゃあ」
女エルフ「今度、部屋に誘ってみたらいいじゃない」
女「恥ずかしい」
女エルフ「気にするな」
女エルフ「いまどきの男なんて軽いもんだ」
女「でも私、心は処女だし……///」
女エルフ「心は処女(笑
女「笑うなー!」
89:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:11:09.39 ID:
kJHs6FqDO
女エルフ「御馳走様」
女エルフ「……あ」
女エルフ「もうこんな時間だ」
女「ん?」
女「用事?」
女エルフ「うん」
女エルフ「最近」
女エルフ「エルフ狩りが流行ってるらしくて警備に」
女「ほう」
女「一方」
女「わたしは」
女「またデートです」
女エルフ「平和だー」
91:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:11:54.04 ID:s3CYOZX30
女エルフ自らフラグぶったててないか?
92:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:12:30.67 ID:6oU+aPVg0
94:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:14:54.35 ID:
kJHs6FqDO
女「気をつけてな」
女エルフ「へーき」
女エルフ「じゃ、また」
女「またなー」
―――
――
女エルフ「くっ!!まさかこの私が捕まるなど!」
兵士A「へっへっへ。こいつはたまんねえな」
兵士B「エルフの中でもこりゃあ上玉だぜ!」
兵士C「たっぷり可愛がってやるから覚悟しろよ」
女エルフ「や、やめろ…そんなもの近づけるな、い、いやああああ!!」
―――
――
103:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:20:08.55 ID:
kJHs6FqDO
女「ん?」
青年「どうかしました?」
女「いえ…友人の悲鳴が聞こえた気がしたので」
青年「悲鳴ですか?」
女「気のせいだと思います、ふふっ」
108:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:25:05.74 ID:
kJHs6FqDO
~夜~
女「今日もありがとうございました。楽しかったです」ペコリ
青年「いえ、こちらこそいつも…はは」
女「……」
青年「……」
女「そ、それじゃあ帰りますね…」
青年「あ、は、はい…」
女「……」
青年「……」
女「………」ペコリ
青年「っ、あ、あの!」
女「!」
111:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:30:33.28 ID:
kJHs6FqDO
女「は、はいっ」
青年「その……」
女「…」ドキドキ
青年「……実は、ぼくはそろそろこの国を離れることになったんです」
女「……え…」
青年「その…それで……無理を承知でお願いがあるのです」
女「……」
青年「ぼくと一緒に、国に帰ってはいただけないでしょうか」
女「!」
青年「……すみません、急にこんな…」
女「い、いえ…」
115:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:36:44.44 ID:
kJHs6FqDO
青年「ぼくは帝国の人間なんです」
女「!」
青年「…この王国とは、敵対関係にありますね」
青年「最初にお話したときに、騎士をしていると言いましたが…」
青年「ぼくは帝国騎士の隊長をしています」
女「そ、そうだったのですか…てっきり、王国の方……かと」
青年「……」
117:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:41:52.02 ID:
kJHs6FqDO
女「……」
青年「急な申し出とはわかっています。しかし、ぼくは…」
女「…ごめんなさい」
青年「!」
女「…貴方と一緒に行くことは出来ません」
青年「女さん…」
女「……わたしも黙っていたことがあるんです」
女「わたしは、この王国の騎士です」
青年「……!?」
女「…」
119:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:46:13.86 ID:
kJHs6FqDO
女「元、ですが。……しかし騎士をやめた身の上だからとて」
女「我が誇りと忠誠は我が王に。……帝国に行くことは出来ません」
青年「………」
女「……どうかわたしのことはお忘れください」
青年「女さん!」
女「……サヨナラっ!」タッ
青年「女さん――女さーーん!」
―――
――
121:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:47:43.59 ID:
kJHs6FqDO
女エルフ「久しぶり~」
女「……久しぶり」
女エルフ「どうした?テンション低いぞ」
女エルフ「例の男とはどうなった?」
女「それについては」
女「話したくない…」
女エルフ「そうか…」
122:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:52:23.47 ID:6oU+aPVg0
女エルフ余裕綽々だな
123:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:54:48.46 ID:
kJHs6FqDO
女「そっちは?」
女エルフ「調教されてた」
女「おおう…」
女エルフ「ほんと奴ら、容赦ないわ」
女エルフ「久しぶりに」
女エルフ「おなか」
女エルフ・女「「ボコォッ!!」」
女エルフ「ないない(笑」
女「ないか…」
女エルフ「ノリは悪くないがテンション低いよ……元気だせよ…」
女「ごめん…」
124:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:57:41.79 ID:
kJHs6FqDO
―――
女エルフ「そうか……そんなことが」
女エルフ「あったのか……」
女「悲しい」
女エルフ「だね…」
女エルフ「ただ、悲しいとこ悪いけど」
女「?」
女エルフ「わたし」
女エルフ「彼氏できたわ」
女「は?」
125:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 22:59:35.94 ID:
kJHs6FqDO
女「ごめん」
女「ちょっと」
女「なに言ってるのか」
女「わからない」
女エルフ「いやさ」
女エルフ「わたし」
女エルフ「捕まってたじゃん?」
女「うん」
128:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 23:03:28.13 ID:
kJHs6FqDO
女エルフ「エルフ狩りしてたの」
女エルフ「帝国の兵士だったんだけどさ」
女「うむ…」
女エルフ「そこにね」
女エルフ「帝国の騎士さんが助けに来てくれたわけだ」
女「ほー」
135:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 23:06:54.25 ID:
kJHs6FqDO
女エルフ「それがまあ、なかなか素敵な男で」
女「ふむ」
女エルフ「ぐっちょんぐっちょんでグッタリしてたわたしを介抱して」
女エルフ「温かいスープをくれたりな…」
女エルフ「そりゃもう」
女エルフ「落ちるよ」
女「ロマンス」
女エルフ「ロマンス」
136:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 23:07:49.76 ID:cCxH7TFW0
これは・・・
138:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 23:11:02.07 ID:
kJHs6FqDO
女「だいたい」
女「読めたぞ」
女エルフ「ふふふ」
女「そいつか」
女エルフ「そいつだ」
女「アプローチは」
女エルフ「お礼と称して」
女エルフ「逆レイプ」
女「積極的」
女エルフ「童貞なんてチョロいもんですよ」
女「童貞だったのか…」
140:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 23:18:08.52 ID:
kJHs6FqDO
女「名前」
女「なんていうの?」
女エルフ「青年」
女「うん?」
女エルフ「青年だよ」
女「……うん?」
女エルフ「帝国騎士の青年くん」
女「またまた」
女「ご冗談を」カタカタカタカタ
女エルフ「手が震えてるけどどうした」
141:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 23:22:26.33 ID:
kJHs6FqDO
女「…なんでもない…」
女エルフ「?」
女「そうか…童貞だったのか……」
女エルフ「うむ」
女「そうか……」グスッ
女エルフ「な、な、なんで泣いてるの?」
女「なんでだろうな…」グスグスッ
女「ごめん」
女「今日は」
女「帰るよ…」グスッ
女エルフ「う、うん」
女「またね……」
女エルフ「ま、またね……」
女「うん…」グスッ
142:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 23:23:49.70 ID:QE9jVF360
え、なにこの気持ち・・・
143:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 23:27:54.28 ID:
kJHs6FqDO
~自室~
女「……」ゴロゴロ
女「………はぁ」
女「なんか急に疲れちゃったな……」
女「……」
女「………」グスンッ
女「ふぅ…」
――コンコン
女「ん?」
女「ノック」
女「誰だ……?」
145:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 23:31:07.71 ID:
kJHs6FqDO
女「はーい」トテトテ
女「どなたですか?」
女騎士「わたしです、先輩!」
女「女騎士B?」ガチャッ
女騎士「先輩……!お久しぶりです!」
女「おお、ほんとにお前か。久しぶりだな、元気にしてたか」
149:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 23:35:32.23 ID:
kJHs6FqDO
女「よくここがわかったな」
女騎士「えへへ…隊長さんから聞きました」
女「隊長かー」
女騎士「?なんだか元気がないですね?」
女「色々あってな」
女騎士「そうなんですか…」
女「まあ、立ち話もなんだ。あがっていけ」
女騎士「え、いいんですか?」
女「いいさ。ちょうど誰かと話したいなと思ってたとこだ」
151:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 23:41:38.66 ID:
kJHs6FqDO
―――
――
女「……まあ、実らない恋だったというわけさ」
女騎士「そうだったんですか……それは」
女騎士「おつらかったですね…」
女「ふふっ。お前に話したら少し楽になったよ」
女騎士「そんな…わたしなんかでよければ、いつでも」
女「そう言ってくれると助かるよ」
153:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/19(月) 23:47:42.48 ID:
kJHs6FqDO
女「ところでお前は今までどうしていた?」
女騎士「はい?」
女「魔物退治に行ってから行方不明だと聞いていたんだが」
女騎士「ああ……はい、まあ、そうですね」
女騎士「……色々ありました」
女「そうか…お前も色々あったんだな」
女騎士「はい……先輩に捧げる前に危うく貞操を失うところでした…」
女「そうか…」
女「……」
女「ん?」
165:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/20(火) 00:04:47.50 ID:
PAx8CHJbO
女騎士「先輩…」ズイッ
女「え、なにやだ怖い。なんで顔近づけるの」
女騎士「私…わかったんです」
女「えっ」
女騎士「魔物に操を奪われそうになったとき」
女騎士「誰より何より」
女騎士「先輩の顔が浮かびました」
女「えっ」
女騎士「そこで確信したんです!わたしは…先輩が…先輩のことが…」グイグイッ
女「え、待ってわたしそっち方面はあんまり経験ないっていうか興味な、んぐっ!?」チュッ
女騎士「ちゅ……ちゅぱ…ちゅ…」
女「んっ、ふあ…」チュプッ
女「ま、待って…ん」チュッ
女騎士「…ぷあっ。………うふふ。先輩……か、可愛い。どっちが処女かわかりませんね」ハァハァ
女「待て待て待て待て、お前最初とキャラちが」
<センパイッ!<キャアアアアア
171:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/20(火) 00:13:09.31 ID:
PAx8CHJbO
―――
――
女騎士(A)「はい」
女エルフ「はいじゃないが」
女エルフ「え、なに?騎士に戻ったの?」
女騎士(A)「うん」
女エルフ「なんで?」
女騎士(A)「……ちょっと、守るべき相手が出来てしまってな…」
女エルフ「ほう」
女エルフ「よくわかんないけど」
女エルフ「ちょっと元気出たみたいで何より」
女騎士(A)「うむ。普通の恋愛は諦めた」
女エルフ「そうなのか。……はあ」
女騎士(A)「そっちはどう?」
女エルフ「ん?」
174:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/20(火) 00:23:02.73 ID:
PAx8CHJbO
女エルフ「なにが?」
女騎士(A)「青年さん」
女エルフ「あ」
女騎士(A)「浮かない顔してるな」
女エルフ「いや、うん」
女エルフ「…」
女エルフ「あのさ…」
女騎士(A)「ん?」
女エルフ「いや……そのさ、えとね」
女エルフ「なんか、知らなかったとはいえ」
女エルフ「ごめんね」
女騎士(A)「あれ、もしかして」
女エルフ「ん。聞いた」
175:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/20(火) 00:29:26.39 ID:
PAx8CHJbO
女騎士(A)「よせやい気にするな照れるぜ」
女エルフ「とはいえ、ねえ?」
女騎士(A)「後悔はしてないさ」
女騎士(A)「わたしには国を捨てられなかった。そういう意味では」
女騎士(A)「国のしがらみがないエルフが羨ましいな。ふふっ」
女エルフ「むう…」
女騎士(A)「まあ騎士もエルフも大変だけど」
女エルフ「うん」
女騎士(A)「……やめることはないなと判っただけで、良かったよ」
女エルフ「……うん」
女騎士(A)「ふふっ」
女エルフ「あはっ」
178:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/20(火) 00:34:06.18 ID:
PAx8CHJbO
女騎士(A)「さて……そろそろ任務に戻るかな」
女エルフ「あ」
女エルフ「もうこんな時間か」
女騎士(A)「お前も何かあるのか?」
女エルフ「うん」
女エルフ「ちょっと」
女エルフ「侵入してくるトロル退治に」ニコッ
女騎士(A)「そうか」
女騎士(A)「わたしは」
女騎士(A)「北の山をねぐらにしている山賊を退治に行くところさ」
女エルフ「気をつけてね」
女騎士(A)「お互いね」
女エルフ「じゃあ」
女騎士(A)「またー」
女エルフ「またねー」
179:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/20(火) 00:34:30.26 ID:p5jjgThN0
ああ…
182:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/20(火) 00:35:34.27 ID:YFtH3RE+0
クッ不覚…
183:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/20(火) 00:38:35.87 ID:8h43aNRw0
ちんぽなんかに負けない
185:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/20(火) 00:43:18.66 ID:
PAx8CHJbO
――こうして彼女たちはそれぞれの道に戻っていった――
――行く先々に待ち受ける困難と恥辱は――
――しかし彼女たちをより強く成長させてくれるであろう
女エルフ「くっ!離せ!わ、わたしがこんな奴らに!!」
――なぜなら、彼女たちは――
女騎士A「や、やめろ!そいつに手を出すな!……わ、わたしが代わりになる!」
――誇り高き
女騎士B「先輩!いけません――ひぃ、んっ!」
――騎士とエルフなのだから!――
Fin☆ミ
186:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/20(火) 00:44:15.13 ID:VcQTo9xeO
乙
192:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/20(火) 00:45:57.87 ID:p5jjgThN0
一乙
またいつか続編書いてくれ
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