1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:01:11.97 ID:
U0hM3c6h0
男「は?」
サキュ「妊娠した」
男「冗談はよせ。俺の部屋で何を言ってやがる。ついに頭が狂ったか?」
サキュ「嘘じゃないって。最近、生理来てないなぁ~って思って、調べたらさ。妊娠してた」
男「いやいやいや。お前、アレだろ? いや、アレでしょ? アレですね?」
サキュ「勿論、アレ。女だから」
男「それは分かってる!! そもそも、お前が女じゃなかったら、俺は何に童貞、奪われたんだよ!!」
サキュ「男……?」
りりむキッス 1 (1) ジャンプコミックス
5:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:04:00.39 ID:U7NB5bD90
あれかリリムキッスか
4:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:02:41.25 ID:GfWpXqmW0
興味深い
7:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:06:21.68 ID:
U0hM3c6h0
男「そうだけど……いや、そうじゃなくて!! お前、サキュバスだろ!? エッチな妖怪だろ!? だったら、妊娠とかダメじゃね!?」
サキュ「ステレオタイプだよ、その考え方。今の世の中、妊娠できない妖怪は脆弱だし。戦いなどという、非生産的な事実を作り続ける脳筋妖怪は今や劣等だから」
男「いきなり、語るな。つーか、お前…………マジで妊娠したのか?」
サキュ「あっ、真剣な顔。その顔、全然似合わないね。ふふっ」
男「……はぁ、なんだよ。心配して、損した」
サキュ「なんで、嘘って決めつけてるの? 妊娠は本当だよ」
8:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:14:45.15 ID:
U0hM3c6h0
男「ハイハイ。つーか、早く部屋に戻れよ。嘘ならいくらでも聞いてやるからさ」
サキュ「えー面倒」
男「面倒って、同じアパートの隣の部屋だろ」
サキュ「でもさぁ…………。あっ、今日は、ズッコンバッコンやらないのッ!?」
男「自称妊婦とは激しいことはできません。俺の倫理観が許さない」
サキュ「じゃあ、ここで……オナ……ニィしていい? 声を出してさ」
男「俺を誘ってるのか?」
サキュ「イエス」
11:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:22:18.48 ID:
U0hM3c6h0
男「はぁ、昨日もやったろ。昨日は泣いたくせに。もうやめて下さいってさ」
サキュ「だって、虐めるんだもん」
男「うるせぇ。お前を見てると、虐めたくなるんだよ」
サキュ「自分でSって言う人って、なんかムカつくよねぇ~」
男「あ~、寝れないから、早く帰れよッ!! 明日、いくらでもやってやるから。公園のトイレでも何処でもさぁ」
サキュ「え、ホントッ!?」
男「ああ。約束してやる。だから、帰ってくれ」
サキュ「じゃあ、約束ねッ!!」
男「おう」
サキュ「じゃあね。お休み。また、明日」
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:30:30.11 ID:
U0hM3c6h0
バタンッ――――ガチャ
男「何か言い忘れたことがあったのか?」
サキュ「えっと、約束だよ」
男「ああ、お休み。良く寝ろよ」
サキュ「お兄ちゃんみたいだね。なんか」
男「じゃあ、俺たち、近親相姦だな」
サキュ「ふふっ。じゃあね、男」
バタンッ
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:40:49.00 ID:
U0hM3c6h0
翌日。大学
友「うっす、男」
男「おっす」
友「朝から授業って怠いな?」
男「いつ来たって、授業は面倒なものだろ。今に限ったことじゃない」
友「確かにな」
男「ああ」
友「…………」
男「…………」
16:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:43:06.55 ID:rtbSWNBh0
友の性別が気になるところだ
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:48:36.27 ID:
U0hM3c6h0
>>16
友は男です。
友「話が途切れたぞ。おい」
男「毎日、顔を合わせたら話すこともなくなるだろ。年中、アニメの話してる訳にもいかないだろ」
友「これって、もしかして、倦怠期ってやつ?」
男「強ち間違ってはないけど、なんつーか、お前に言われるとキモイ。粟立つわ」
友「酷い。酷過ぎるよ、男!! お前の友人を何年やってきたって言うんだ!!」
男「一年ちょっと。しかも、俺は浪人でお前は現役。もう少し、年上への配慮はないのか? ほらっ、敬語で良いぞ」
友「じゃあ、男先輩。僕をもう少し丁寧に扱ってください」
「――――二人で不毛な争いしてるわねぇー。いつも」
22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 11:53:39.17 ID:
U0hM3c6h0
男「あ?」
女「だから、同じ会話してるわねって」
友「なんだ、女か」
女「なんだ、女かって。オタク二人組に話しかけてやってるのに、感謝とかないの?」
男「いや、特には。というか、感謝を強要するとか……」
女「ちょっと、私、結構モテるのよ? そんな私が折角、話しかけてるんだから、ほらっ!!」
友「ツンデレとかリアルでやられても、その、困ります。しかも、お嬢様系とか」
女「――――ッ」
バンッ
友「いたッ!! 叩くなよ」
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 12:03:07.51 ID:
U0hM3c6h0
女「馬鹿にしないでよ……。別に、ツンデレとかそんなじゃないんだから」
友「ご、ゴメン」
男(あ~始まったよ。どうせ、女が、一緒に遊べるように誘うんだろ)
女「じゃあ、謝るんなら、この後、お前の家で勉強教えろッ」
友「え~。勉強なら、男の方が出来るじゃん」
男「俺は、彼女と待ち合わせがある」
友「なんだと……サキュさんと、イチャつくのかッ!? 俺は女と勉強なのにッ!!」
男(…………全然、劣等感が感じられない言葉だな。珍しいぐらいに)
女「うるさいわね。男はサキュさんとデートなんだから仕方ないでしょ」
友「でもさぁ~。勉強は嫌なのさ」
男「俺はデートなの」
友「羨ましいな。僕もあんな美少女と……」
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 12:09:45.83 ID:
U0hM3c6h0
女「友じゃ釣り合わないわよ、どうせ」
男「おっ。俺のことを褒めてるのか?」
女「別に男が釣り合ってるとは言ってないわよ。勘違いも甚だしいわね。そこまで間違えられる根性は認めてあげるわ」
男「なんだそれ。別段、俺も、アイツとは釣り合ってるとは思ってねぇーよ。大体さ……」
男(釣り合う云々の話にも至ってねぇーしな)
友「なんだ。自覚あるのか」
男「お前に言われると腹立つな。呑気な顔しやがって」
友「呑気はいいことじゃないか」
男「そういう意味じゃねーよ」
友「は?」
男「じっくり、女と考えろ、楽観主義者」
友「どういうこと?」
27:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 12:18:35.67 ID:
U0hM3c6h0
デパート一階。
サキュ「ねぇねぇ!? 見て、男ッ!! このメダカすごいよ!!」
男「俺は、さんまの方が好きだがな。色んな意味で」
サキュ「こんな時まで食い意地、張るんだね」
男「じゃあ、なんでペットショップで熱帯魚を見ようなんて言うんだよ。水族館に行けばいいじゃん」
サキュ「だって、可愛いじゃん!! あのニモッ!!」
男「クマノミな。つーか、チョイスが古い」
サキュ「文句しか言えないの、この口はぁー」
男「文句しか言ってないからそう聞こえるだけ。文句以外も言えるぞ」
サキュ「減らず口って、男の口のことを言うんだね」
28:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 12:21:20.54 ID:LG/n1fgj0
さっきゅんええな
29:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 12:28:33.27 ID:
U0hM3c6h0
男「減らず口と褒めてくれて、ありがとう」
サキュ「褒めてません。怒ってるんです」
男「怒ってるんなら、それなりの表情をした方が賢明だと思うけど」
サキュ「もう、怒る」
男「どうぞ」
サキュ「そうやって、人のことを馬鹿にしてると、友達居なくなるよ」
男「それは、大丈夫だろ」
サキュ「なんで、そう言い切れるの? 未来なんてどうなるか分からないでしょ?」
男「よく考えろよ。だってさ、俺って、お前のことを馬鹿にしてるんだろ?」
サキュ「うん。事あるごとに」
男「でも、こうしてお前と居るじゃん」
サキュ「え?」
男「だから、俺に馬鹿にされても、お前は俺と一緒にいるだろ?」
32:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 12:36:51.81 ID:
U0hM3c6h0
サキュ(い、いきなり、そんなこと)
男「なんだよ。突然、黙って」
サキュ「べ、別に……。と、というか、お腹減った」
男「人のこと、言えないぐらいに食い意地張ってるな。メダカでも食うのか?」
サキュ「いいの!! だって、私、生きてるし!!」
男「俺もよろしく生きてるけどな。ゾンビって訳じゃねぇーし」
サキュ「うるさいッ!! そんなの知ってるッ!!」
男「なんで、怒ってるんだよ」
サキュ「怒ってない!!」
男「さっきから、口調と表情がちぐはぐだぞ」
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 12:44:21.88 ID:
U0hM3c6h0
道。
サキュ「あ~お腹いっぱい」
男「俺は、財布が小銭でいっぱいだよ」
サキュ「でも、おいしかったね」
男(デパートのフードコーナーなのに、おいしかったって……。いや、)
男「そうかもな」
サキュ「ねぇねぇ、次は、どうしようっか?」
男「もう夜だし、帰らないか?」
サキュ「私、悪魔だし。夜の方が活発って……それもいいかもね。なんか、眠いし」
男「じゃあ、帰るか」
サキュ「でも、」
男「なんだよ」
35:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 12:50:44.39 ID:
U0hM3c6h0
サキュ「その……やらないの?」
男「何を」
サキュ「その……野外プレイ。アナルをずっぽし」
男「よくそんなことを言えるな」
サキュ「私は、一応、エッチな悪魔なんだから」
男「じゃあ、そこのトイレで」
サキュ「性欲の化身」
男「お前に言われたくないわ。大体、お前に言われたら、誰も否定できないだろ」
サキュ「じゃあ、やろぉー!! we are kesin」
38:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 12:59:19.31 ID:
U0hM3c6h0
男「…………嫌だ」
サキュ「なんで!?」
男「いや、やっぱりトイレはないわ」
サキュ「私的にはいいよッ」
男「やりたいのか?」
サキュ「男がどうしてもって言うなら」
男「じゃあ、帰ろうぜ」
サキュ「本当に良いの?」
男「だから、良いって言っての。早く帰ろうぜ」
サキュ「う、うん」
39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 13:04:40.94 ID:
U0hM3c6h0
アパート前
男「じゃあ、また明日。明日は腰振りあおうぜ」
サキュ「台詞、おかしい」
男「サキュバスと話してるんだから、こんなもんだろ」
サキュ「そっかなぁ?」
男「そうだよ。まぁ、また明日」
サキュ「うん。また、明日」
――――ガチャ、バタン
サキュ(今日も言えなかった。赤ちゃんのこと。でも、嬉しい。体を求められないことは)
サキュバスは手を下腹部にやる。
幾分、弛んだように思える腹部には、小さな命が宿っているのであった。
サキュ(また、明日って……)
40:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 13:13:08.55 ID:
U0hM3c6h0
翌日。大学。
男「おっす、友」
友「いつもその挨拶だな。変わり映えしない」
男「グーテン モルゲン」
友「どうした男。もしかして闇の魔法を詠唱したのか? 僕を……殺すの?」
男「まぁ、死んだら、自業自得だな」
友「なんで? 僕に恨みでもあるの?」
男「ああ。日常的に痴話喧嘩を見てたらな。アンパンチをアッパーカット気味にぶち込みたくなる」
友「カレーパンマンのゲロ攻撃よりマシかな。というか、痴話喧嘩って僕のこと?」
42:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 13:17:10.63 ID:
U0hM3c6h0
男「……なんでもない」
友「そう。ああ、というか、ザーメン出して死んだ事件知ってる?」
男「え? ラーメン食べて死んだ事件? 窒息死じゃね、それ?」
友「ちがうよ!! 精液を尿管からビュルビュル出して、死んだ!!」
ヒソヒソ……
男「てめぇ、アホじゃねぇーの!? 下ネタを叫ぶな!!」
友「いいじゃん。いいじゃん。僕たち、男子学生だぜ?」
女「――――それでも、学食で叫ぶことじゃないと思う」
男・友「「なっ、女!?」」
女「な、何よ。綺麗にハモって」
男「俺たち CDデビューしようと思ってな。って、そうじゃなくて、お前、さっきの聞いてた?」
女「ええ。……よっこらしょ」
44:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 13:24:28.71 ID:
U0hM3c6h0
友「なんで、僕の隣、座るんだよ」
女「いいじゃない別に。というか、その事件のことで」
男「ん? その事件? ちゃんと言えよ」
女「……きを尿管から……ビュルビュル出して、死んだ事件」
男「何だって?」
女「精液を尿管から出したやつよ!!」
男「よくそんなことを大声で……痴女だな」
女「アンタが言わせたんでしょ!! まぁ、っでその事件なんだけどさ」
友「歩道で死んでたんだよね。精液をぶちまけてさ」
女「そ、そうよ」
男「まさか、路上でテクノブレイクかよ。ついに事件までに。まさに珍事件だな」
47:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 13:31:41.89 ID:
U0hM3c6h0
友「そうじゃないって。殺されたんだって」
男「殺された?」
友「そうですよ。殺されたんですよ」
女「結構、大学でも噂になってるけど」
男「聞かないけど」
友「男の顔が狭いからだよ」
男「顔が小さいってことか」
女「違う!!」
男(まぁ、でも、本当にテクノブレイクじゃないとしたら…………サキュ)
女「どうしたの? 珍しく真剣な顔をして」
男「いや、なんでも」
48:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 13:38:04.87 ID:Kl4LzYPT0
>サキュ(今日も言えなかった。赤ちゃんのこと。
どゆこと?
49:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 13:40:36.50 ID:iz34mxA90
>>48
妊娠したのは冗談じゃない、本当のことって言えなかったってことだろ
53:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 13:42:20.33 ID:
U0hM3c6h0
>>48
サキュは妊娠中
アパート
男「お~い、サキュ」
ドタドタドタ。ガチャ
サキュ「男ッ!!」
男「お、おう。まるで犬だな」
サキュ「だって、バイトもないし、暇なんだもんッ!!」
男「そうか」
54:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 13:50:32.17 ID:
U0hM3c6h0
サキュ「っで、どうしたの?」
男「いや、昨日の夜さ」
サキュ「ジー」
男(そんな見つめられると、言えなくなる)
サキュ「何?」
男「昨日、あれから外に出たか?」
サキュ「出てないよ。どうしたの? もしかして、私のことを心配して」
男「ちげぇーよ。昨日、精液をぶちまけて、死んだ死体が出てな」
サキュ「私を疑ってるの?」
55:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 13:54:19.40 ID:
U0hM3c6h0
男「まぁ、悪魔だし」
サキュ「酷い。私を疑うなんて。」
男「いや、一応。こういうのはさ」
サキュ「なんでそんなこと、聞くの?」
男「いや、一応……」
サキュ「わ、私のセフレは男だけだよ!! 私は男のチンポしか……」
バタンッ!!
男「お、おいッ!!」
男(…………サキュ)
57:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 13:59:45.62 ID:
U0hM3c6h0
大学から自宅へ。
男(また、死体が出たよ。でも、サキュじゃないとすると、くっそ)
友「黙るなよぉ~。また、サキュさんのこと考えてるのか?」
男「あ、いや、別に」
女「考えてるでしょ」
男「うるさい。……俺、こっちだから、えっと、またな」
友「あ、うん。さようならぁ~」ブンブン
女「なんか、おかしいわね、男」
友「そう? いつもミステリアスな雰囲気あるじゃん」
58:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 14:06:44.19 ID:
U0hM3c6h0
………………
男「ったく、なんでザーメン垂れ流して、死んでるんだよ。アホじゃねーの。どれだけ溜まってるんだよ」
?「そう思うか?」
男「あ?」クルッ
?「そう思うか、少年?」
男(誰だ、この髭男)
髭男「性欲とは根源的なものだとは思わないか?」
男「…………」
髭男「どうした? 反論しないのか?」
男「いきなり、他人に性欲をどうこう言われても、反論はできませんよ」
60:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 14:16:16.36 ID:
U0hM3c6h0
中二かもしれないから、ご了承を。
髭男「では、端的に述べよう。君は悪魔と接触してるね」
男「!?」
髭男「いや、それを咎める訳ではない。己の身を滅ぼそうが、君からすればそれも一興かもしれない」
男「アンタなんなんだ?」
髭男「気を付けろと言ってるんだ。君の視界外で事件は起こってることにな」
男「アンタは、サキュが犯人だと言うのかよ?」
髭男「サキュ? ああ、名前か。覚えておこう」
男「名前って……アンタ」
61:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 14:26:00.11 ID:
U0hM3c6h0
髭男「そう怒るな。まぁ、忠告をしておこう。君は危ない橋を渡っている。
このまま渡りきるか、それとも戻るか考えるんだ
ものを愛することはリスクを負う。それが危険であるほど、な」
男「俺は別にアイツのことは……」
髭男「あっ、サキュ」
指さす髭男。
男「えッ?」クルンッ
男「誰もいな……って、アレ? いない」
男(逃げたのか? でも、あの髭男の台詞……)
64:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 14:34:09.85 ID:
U0hM3c6h0
町。
タタタタッ
サキュ(事件を起こしてるの誰なの? もしかして私と男の仲を……女さん?
いや、女さんは友だもん。じゃあ……)
サキュ「ん? この匂い」クンクン
サキュ(この匂い……もしかして)
サキュバスは匂いをたどる。そして、
サキュ「!?」
幼女「結局、男ってこんなも…………あら?」
横たわる男を見下す幼女はゆっくりと振り返る。
幼女「ごきげんよう」
67:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 14:44:58.41 ID:
U0hM3c6h0
>>65
がんばる
サキュ「…………」
幼女「そんな怖い顔しないでよ。同種」
サキュ「同種?」
幼女「ん? もしかしてこの精液の匂いを辿ってきたの?」
幼女は、地面に放たれた白濁の粘液を人差し指で救い上げる。
光沢を含む精液は重力に従って、小さな口から伸びた赤い舌に垂れる。
鮮明な白と赤のコントラストはサキュにもはっきりと認められた。
幼女「ん……」
ゼリー状の白濁したそれは幼女の口内に消える。ソムリエがワインを味わうようにして、幼女は口の中で精液を転がす。
そして、幼女は嚥下し、恍惚の表情を浮かる。彼女の口から婀娜っぽい息が溢れ出た。
サキュ「…………ッ」
68:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 14:53:20.77 ID:
U0hM3c6h0
幼女「どうしたの? あげようか精液?」
サキュ「そんなもの要らないわ」
幼女「ふふっ。貴女の特権を自分自身で捨てるというのかしら?
愚の骨頂ね。まるで私が血を吸わないようなものね」
サキュ「血?」
幼女「もしかして、眷属が一致しているとも? 人間如きに媚を売る貴女達の一族と一緒にしないで」
サキュ「別に媚なんて……売ってないわ」
69:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:00:58.16 ID:
U0hM3c6h0
幼女「果たしてそうかしらね。貴女達の習性を否定する訳ではない。
だけど、人間を要として生きる貴方達は、卑下するべき存在なのよ。私からすれば」
サキュ「あ、貴女だって!!」
幼女「ああ、これ? これは探ってたのよ人間の欠陥を。
おもしろいわよ? 股を開けば、寄ってくる様子はね。まるで蟻よ。
観察した後に、果たして、存在を生かす必要はあるのかしら?」
サキュ「屑ね、貴女」
幼女「淫魔に言われたら、終わりだと思うけど。この、便所が」
サキュ「便所って……私は違う!!」
72:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:08:15.66 ID:
U0hM3c6h0
幼女「よくそんなことを。ぶち殺してあげましょうか?」
サキュ「――――ッ」
幼女「大丈夫よ。殺させない。貴女は私に従うの」
一歩一歩と、幼女はサキュに歩み寄る。
幼女「もしかして、便所だと思われてないと考えているの?」
サキュ「男は思ってない……」
75:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:15:50.34 ID:
U0hM3c6h0
幼女「男ね……覚えておくわ」
サキュ「ダメよ!! 男は私だけなのよ!!」
幼女がサキュの前に立つ。
幼女に心臓を掴まれたようにして、サキュの心拍が狂いだす。
幼女「緊張してるの?」
両足が石像になったかのように動いてくれない。
幼女の手が伸び、サキュの大きな乳房に触れる。
ごめん、遅くて。
77:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:21:43.22 ID:
U0hM3c6h0
幼女「羨ましいわね。この胸」
形が歪む。巨大が故に、指と指の間から乳房がはみ出した。
反射的にサキュの口から吐息が漏れる。
幼女は艶めかし笑みに口元を歪ませた。
その容貌からは予想だにしない圧倒的な力により、サキュは押し倒される。
幼女「良い匂い」
サキュは恐怖した。
この幼女に穢される。それだけで男との連関が崩れ去るような気がして。
粟立った首の肌を幼女の舌が這う。
そして、唇へ。
78:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:22:33.02 ID:4lbJuQnt0
ぅゎょぅι゛ょっょぃ
81:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:27:38.09 ID:
U0hM3c6h0
幼女「ん……チュ」
執拗に絡めようとする幼女の舌を阻むように、サキュは歯を食いしばった。
歯茎の形が舌の動きが、サキュにも己の形をまざまざと認識させた。
唐突に攻撃がやむ。
サキュが力を抜いたその時。
――――口に舌がぬめりと入り込んでくる。
同時にあの脳を蕩けさせる精液の生臭さが襲った。
幼女の唇がサキュのそれを貪る。何回も何回も、唾液の匂いが香ってきそうなほどに。
自分と幼女の境界線がぼやける。
卒爾、幼女が離れる。蜘蛛の糸のように伸びた唾液が二人の口を線で繋ぐが、すぐにプツリと儚く切れた。
幼女「また、会いましょう。次は犯してあげる」
幼女は笑みを湛える。鋭い犬歯が見えた。
84:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:38:20.59 ID:
U0hM3c6h0
幼女「いや、化物に殺されて次は地獄かしら」
口元を涎で汚す幼女は立ち上がり、そう言い残して、空へ飛び立った。
その様子を呆然と見ていたサキュ。
「――――遅かったか」
サキュは声の方に顔を向ける。
髭男「そう、怖がるな。殺す訳ではない」
サキュ「…………アンタが化物」
汚れた口元を拭う。
90:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:57:22.41 ID:
U0hM3c6h0
髭男「悪魔に化物と呼ばれるのは、心地良いな」
サキュ「私、殺すの?」
髭男「ああ、後5秒以内にここに居たら、殺すかな」
サキュ「お前……」
髭男「犯すぞ?」
サキュ「!?」ダダダッ
髭男(ふふっ。俺、超ハードボイルド)
髭男「―――まぁ、追うか。幼女を」
94:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:17:19.65 ID:
U0hM3c6h0
アパート前
男「サキュ……。やっぱり」
ポケットから自宅の鍵を取り出す。
「――――男ッ!!」
男「サキュ!!」
サキュがこちらに向かって、走ってくる。
男はいつも通りの彼女の姿に安心――――唇を奪われる。
男「ん!?」
サキュ「男、男、男。んんっ!! んふーッ!!」
サキュは幼女により汚された口の中を洗浄するように、男の唾液を吸い取る。
出会った時のことを書いた方がいい?
エロパートは、地の文でしか書けないけど。
95:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:21:44.28 ID:HaJ4Hc6R0
書けるなら書いてほしい
あなたの負担にならぬなら
97:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:30:24.97 ID:
U0hM3c6h0
だが、男はそれを阻んだ。肩を掴んで、引き離したのであった。
男「サ、サキュ!! いきなりなんだよ!!」
サキュ「男、男!!」
興奮をするサキュの姿に、男は混乱した。
嫌な予感が脳裏をよぎった。
男「お前、殺したのか?」
サキュ「え?」
男「殺したのかって!!」
サキュは動きを止めた。
男「おい、聞け……」
サキュ「うるさい!!」
涙を目に溜めて、サキュは自分の部屋に入っていた。
99:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:46:22.61 ID:
U0hM3c6h0
TV『――――で男性の死体が発見されました』
男「…………」
咄嗟に部屋を飛び出し、サキュの部屋の前へ立つ。
インターホンを押す。曇った音が部屋の中から聞こえてくる。
しかし、サキュが出てくる様子はない。
男「おい、サキュ!!」
裏切られた。
やはり彼女は殺したのだ。
101:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:52:29.60 ID:
U0hM3c6h0
男「出てこいよ!! なぁ!!」
男「なんで嘘吐いたんだよ!! なんで殺したんだよ!? 殺すことは脆弱なんじゃないのか!?
なんでなんだよ!?」
男「なんで他の奴ッ」
男(…………何を言ってるんだ、俺)
男は自分の言葉を疑った。
彼自身、サキュをセフレだと思っていた。
そう、ただ肉体関係の上に成り立っている絆だと。
男「くっそッ」
逃げ出すように、男は走り出す。
今からエロパート書くんで、少し長くなります。
102:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:54:05.07 ID:HCvnSYna0
よしこい
108:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:22:34.29 ID:
U0hM3c6h0
男「…………くっそ」
町は暗い。
男は空を見た。
その空はあの日と同じような曇り空だった。
サキュとの出会いは、初めてアパートに越して来たあの日。
初めての一人暮らしへの希望と、浪人生と言う劣等感がない交ぜになったあの感情を胸に宿し始めた日であった。
男「な、なんですか!!」
サキュ「私を抱いてください!!」
男「は、な? いや、そんなの突然」
サキュは男の部屋に勝手に入り込み、彼をベッドの上に押した。
ベッドが軋む。
サキュ「貴方のこれを」
サキュの女性らしいしなやかな指が、熱くなり始めた男の股間を撫でる。
114:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:36:35.19 ID:
U0hM3c6h0
男「ちょ、ちょっと!!」
ズボンのジッパーが下ろされる。
男は戸惑い、反抗が出来なかった。
そこから固くなった肉棒が留め金が外れたかのように、勢いよく顔を出す。
皮かむりのそれに、サキュの指が触れる。
その他人から触れられるという未知の感覚に、男は羞恥心と共に大きな好奇心を感じた。
頭頂部だけが現れていた亀頭が白い指により皮をむかれ、赤く充血したその全貌を表す。
むせ返るような臭気が男まで匂った。
サキュ「これが……」
男「そ、その――――うぅ!!」
肉棒に電撃が走る。
見ると、美しい女性が頬膨らませて、自分の息子を咥えてる姿が。
丹念に涎を塗り込むように。ぷっくりとした肉厚の唇によって。
短いけどエロパート。
115:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:37:35.81 ID:4lbJuQnt0
これ回想?
117:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:39:54.61 ID:
U0hM3c6h0
>>115
回想だよ。
分かりにくくてごめん。
118:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:45:48.17 ID:
U0hM3c6h0
サキュ「ちゅぱあぁぁぁッ。じゅるちゅぱあぁぁぁぁ」
サキュの鼻息が陰毛を嫋やかに揺らす。
淫感の強さに、男はビクビクと後ろに反りつつ、
自然と男の手がサキュの頭まで動き、しっかりとそれを固定する。
先ほど間の飴玉の味を確かめるような舌だけの動きは終わり、
首のストロークが舌の責めと同時並行的に行われる。
射精が近い。だが、男は腹筋に力を籠め、耐える。
サキュ「ぬちゅ……ちゅ……はっ……ちゅちゅ」
舌の動きが緩慢な速度になり完全に停止。
だが、それを合図にしたかのようにストロークが深くなる。
サキュの喉奥に男の亀頭がぶち当たり、コツコツと固い音を奏でる。
じゅぽじゅぽと淫靡な音を立て、サキュは口を窄ませ、黙々とフェラチオに専念する。
途端、大きな快感が走り、男は肉棒を突き出してしまう。
意想外の事態にサキュは頭を離そうとしたが、男の手が力強く頭を押さえていた。
深い所に亀頭が突き刺さる。
122:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:54:36.48 ID:
U0hM3c6h0
サキュ「ごふっ……くちゅ。ぷはッ。くちゅ……くちゅ」
男の理性は快感と言う大きな波にさらわれていた。
まるでサキュの頭を簡素な玩具のように動かし、肉棒をしごきあげることにより、男は絶頂へ向かう。
最初の内、男の強制を嫌がっていたサキュであったが、突然現れた彼の加虐性に彼女の下の口も涎を垂らし始めた。
嗚咽交じりのフェラ。男の絶頂はすぐそこであった。ザーメンが陰茎の中腹あたりへ。
男「――――ッ」
サキュ「イクの!?」
男「くっ!!」
サキュは深く肉棒を飲み込んだ。
――――ドクンッ。精液が迸る。
サキュ「ぷっ!?」
男「あぁぁ!!」
サキュ「じゅるぅぅぅ。ごふぅ。じゅるぅ。じゅるぅぅ」
125:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:58:05.68 ID:
U0hM3c6h0
精液はサキュの喉へ直に放出される。
サキュの体はへばり付く精液は払う為に、彼女の知能に咳払いを求めたが、
彼女はそれを拒否し、さらにザーメンを求める。
残った精液を尿管から汲み上げ、喉に通す。
全て吸い終えたかのように、サキュは陰茎から口を離す。
彼女の肉感が良さそうな唇の周りは涎塗れ。サキュはそれを服の袖で拭った。
サキュ「ごちそうさまっ」
サキュは笑顔を浮かべた。
その姿はとても可愛くて、こんな出会い方をしなければ好きになっていたと男は思った。
いや、そう胸に誓った。
体の反応は、正直であったが。
サキュは自分の下半身をチラッと見て、今更ながら顔を赤らめた。
サキュ「二回戦するッ?」
126:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:08:35.50 ID:
U0hM3c6h0
回想終了。
男(もしアイツが犯人なら尿管に精液は残さないはずだ)
――――ドンッ
男「なんだ?」クルンッ
幼女「お兄ちゃん……?」
男「え? お兄ちゃん?」
幼女「お兄ちゃん!!」ダキッ
男「え、は?」
幼女「あっち、行こう!?」グイッ
男「は? ちょっと待てよ!!」
幼女「こっちだよ!!」
131:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:19:39.14 ID:
U0hM3c6h0
公園。
幼女「こっち!!」
男「待て、ここは女子トイレだろ!?」
幼女「じゃあ、男子トイレ?」
男「いや、訳分からねぇーよ!!」
幼女「なんで?」
男「なんでって、一緒にトイレに入る必要性がないだろ」
幼女「あるよ」
幼女はスカートをめくる。
白い素肌が露になり、そして、毛なしの穢れない陰部が。
134:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:27:04.80 ID:
U0hM3c6h0
幼女「入れたくない? お金はいらないよ」
幼女は蟹股気味に腰を落とし、指をその陰部の隙間に滑り込ませる。
ぬっぽりと中指を苦しそうに隙間は咥えた。
中指の出し入れを繰り返していると、その隙間からいやらしい音が立ち始めた。
幼い顔からは想像が出来ない大人っぽい声を上げる幼女。
水あめのような液体が、トイレのタイルに垂れる。
そこで幼女は指を引き抜き、それを衒うかのように男の目の前で軽く振る。
幼女「どう?」
男「そう」
幼女「エッチしない?」
136:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:35:19.25 ID:
U0hM3c6h0
男「嫌だ」
幼女「何を言ってるの?」
男「そういうことは好きな子とやりなさい。お兄さんは疲れてるの」
幼女「え、でも、幼女だよ? 私、幼女だよ? 見るからに処女だよ?」
男「だから、どうした?」
幼女「普通やるでしょ。ほらッ、このマンマンにチンチンをぶちゅうって!!」
幼女は下品というかアホっぽく四股を踏む。
137:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:36:11.97 ID:gfAOfQCA0
公衆便所に初対面の男連れ込んでヤろうとする処女がいるか
139:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:38:00.57 ID:aOrTBIuJ0
普通こんな社会的抹殺爆弾が落ちてても逃げるわ
141:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:45:55.91 ID:
U0hM3c6h0
男「学校で虐められてるの? もし良かったら警察に電話するけど?」
幼女「だから、私を襲えって言ってるの!!」
男は首を傾げた。
確かに童貞であったあの頃であったら襲っていただろうが、
サキュに奪われて以来、一気に性欲が落ちた。
サキュ曰く「性欲も吸っている」らしい。
男「襲えって……どういうことだってばよ」
幼女「っつ。やれよ。私とやれよ!!」
男「俺、帰るから。パンツ買う金いる?」
143:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:48:34.51 ID:lqX9j3iN0
ていうか冷静すぎるだろこの男wwww
144:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:54:58.31 ID:hjyesikdO
賢者タイムすげぇ……
145:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:55:54.53 ID:HaJ4Hc6R0
この男……すごい
146:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:56:57.84 ID:WIqw8WtWO
これが童貞と非童貞の性能の差か…
147:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 19:00:00.28 ID:
U0hM3c6h0
幼女「なんでそんな冷静なのよ」
男「前にもこんなことあったからな。
しかも、自宅に押しかけられて、ほぼ強制的にやったし。
あの時に比べれば、まぁ、別に」
幼女「性欲がないの?」
男「ああ、あんまり」
幼女「不能……。いやもしかして……貴方」
幼女の顔に閃きが現れた。唇の形が歓喜の表情に歪む。
幼女「男!!」
149:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 19:10:16.18 ID:
U0hM3c6h0
男「あ? って、なんで俺の名前……」
幼女「やっぱり、貴方が男」
男「なんでお前が知ってるんだよ」
幼女「淫魔に教わったのよ。快く教えてくれたわ。だって乱交仲間だもの。
でも、処女だよ? 尻穴でしかやったことないから。淫魔の方は何人もの男を咥えてるけどね。
凄いわよ。皆のものを独り占めしてしまうだもの。私にはくれないのよ。
困ったものね。ちゃんと飼育してくれなきゃ」
男「嘘を吐くな」
幼女「あ?」
男「嘘を吐くなって言ってんだよ。淫売野郎」
幼女「これはすごい言い様ね。淫売野郎って。それなら、淫乱の方がマシね」
男「サキュが乱交? はっ、馬鹿にするな。アイツはそんなことをしない」
幼女「理由は? あの子は淫魔でしょ? もしかして違うっていうの?
じゃあ、その理由は? その違うっていう理由は何よ?」
男「何となくだ!!
152:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 19:21:52.35 ID:
U0hM3c6h0
幼女「そんなの理由になる訳ないでしょ。勘違いしないで」
男「俺が信じればそうなるんだよ。事実なんか知らねぇーよ。
俺はサキュが乱交したところなんて見たことないしな」
幼女は、耳障りな渇いた笑い声を上げる。
幼女「はははッ。でも、事実なのよ!! 貴方の愛する純真な淫魔は違う男の上で腰を振ってるわ!!
白馬の王子様だって、目に入ることしか救えないのよ!! そんなものなの世界は!!」
男「だから、俺は、俺が知らないことは何もしないっつてんだろ。とにかくてめぇはパンツを履け」
幼女「ひひひっ。はははははははははっ!!」
155:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 19:33:15.03 ID:
U0hM3c6h0
卒爾、幼女は甲高い笑声を公園の八方へ響かせた。
その笑いは止むことはない。壊れたレコードのように延々と続けられる。
そして、幼女の息も絶え絶えになった砌に、幼女は顔色を一変させた。
幼女「ゴミ。人間はゴミなのよ。ゴミが吸血鬼に何を語ってるのかしら。屑ッ!!」
幼女は真横に腕を振るう。
トイレの壁に拳がぶつかり、クッキーのように簡単に粉砕される。
固い飛沫と乾いた音が男を襲い、尻餅をつく。そして、彼はゆっくりと顔を上げる。
冷酷を化身したかのような幼女の姿に恐怖を覚え、彼は尻餅をついたまま後ずさろうとしたが、
幼女の手に胸倉をつかまれ、阻止される。
幼女「ふざけるな。人間」
投げ飛ばされる。
小さな孤を描き、重力により地面にたたきつけられる。
男「カッ……」
胸が圧迫される。
誰かに肺を掴まれたようであった。
160:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 19:43:23.99 ID:
U0hM3c6h0
女「痛い? 痛いよね? でも、なんで痛いのに声を出さないの?」
呼吸が戻る。
男は上半身を上げる。
幼女が覚束ない歩調でこちらに向かってくる。
常軌を逸している。大盤石の上にあってはならない光景であった。
男(逃げないと)
幼女「逃げる気? 逃がさないわよ。私を見下したんだから。今までと同じように殺す」
男「なんで、こんなこと……」
幼女「忘れた。忘れた。全部忘れた。そう全部忘れた」
「――――男!?」
声。
163:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 19:53:35.97 ID:
U0hM3c6h0
男「!?」
サキュ「男!?」
幼女「淫魔」
サキュがこちらに向かって走ってくる。
男は安心した。
――――その直後だった。
幼女の影が消えた。
同時に、サキュが何かに打たれたように、鈍い音を奏でて吹き飛んだ。
地面を滑り、サキュは動きを止める。
しかし、そのすぐそばには、
幼女「また、会ったわね。予告通り地獄で」
口が三日月状に歪む。
サキュ「…………やめて」
幼女「止めない」
足を上げて、サキュの太ももを踏みつける。
166:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 20:02:51.21 ID:
U0hM3c6h0
太い枝がへし折れる音がした。
それに続き、耳をつんざくサキュの苦痛。
一方の男は動くことはできない。恐怖に足が震えていた。
サキュの胸が大きく波打ち、それを面白そうに幼女は太ももを踏みにじり、眺めていた。
幼女「じゃあ、次はこっちだね」
バキッ
サキュ「――――ッ!!」
唇を噛んで、サキュは堪える。
幼女「やけに反抗的ね。じゃあ、そのお腹を踏んで、はらわたを―――」
サキュ「―――お腹は止めて!!」
幼女「えっ、何?」
腹部を踏みつける。
168:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 20:05:41.08 ID:2n0O3Szo0
うわああああああ
169:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 20:06:02.04 ID:0eb1JeW00
なにこの幼女こわい
170:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 20:11:31.78 ID:
U0hM3c6h0
横隔膜が圧迫され、ふいごのようにサキュの口から空気が噴き出した。
だが、彼女はすぐに分かった手加減がされていたことに。
視線を幼女に向けると、彼女は慈母のように優しげな表情を浮かべていた。
サキュ「…………」
幼女は小声に変わる。
幼女「あなた妊娠してるでしょ? 正直に答えて」
びっくりしつつも、サキュは首を縦に振った。
幼女「やっぱり。ふふっ。男ッ!!」
呆然としていた男は名を呼ばれ、跳ねる。
その姿を嘲るように幼女は笑っていた・
幼女「コイツ、妊娠してるって!! 誰の子かしらねッ!!」
幼女は踏みにじり、彼女の足は腹部にめり込む。
サキュは涙を流し、訴える。
服に血が滲みはじめた。
175:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 20:20:55.54 ID:
U0hM3c6h0
サキュ「止めてよ………止めてよッ!!」
男(妊……娠?)
幼女「ははっ。これじゃ流産ね!! これって人殺し!?」
男(助けないと。アイツを……)
立ち上がろうと、手に力入れる。
傷だらけの肉厚の手が肩に置かれる。
「中途半端にとどまっているから、こんな目に合うんだぞ、少年」
中二展開になるんだがいいか?
176:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 20:22:17.24 ID:JWzfk2TE0
よろしくてよ
177:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 20:23:15.12 ID:I9U+RVk50
今更何を躊躇う
178:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 20:23:19.44 ID:2ae6zRpw0
望むところだ
182:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 20:28:48.39 ID:
U0hM3c6h0
男「アンタ……」
髭男「まぁ、見てろ。渡ってしまった者の末路を」
髭男は悠然と歩き、前で出る。
その姿には妥当な慢心があったように男には思えた。
幼女は存在に気が付いたのか、顔を上げた。
幼女「……ははっ、魔術師か」
髭男「おはよう、吸血鬼」
184:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 20:36:02.81 ID:
U0hM3c6h0
幼女「こんばんわではなくて?」
髭男「折角、お前に合わせてやってるのだから感謝したらどうだ?」
幼女「化物さん、ありがとう」
髭男「何だ、負けを認めてるのか?」
幼女「馬鹿ね。同種ということ」
髭男「そうか。では、そろそろ殺し合おう」
幼女「一方的だと思うけど」
髭男「確かにな」
髭男は腕を振るう。
187:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 20:46:54.33 ID:
U0hM3c6h0
――――真空の刃に幼女の片腕が切り裂かれ、吹き飛んだ。
幼女「なっ!!」
目を剥く隻腕の幼女。
右腕の付け根から血が噴き出す。
しかし、幼女は笑った。
幼女「こんなものに驚くかッ!?」
地面を蹴り上げ、幼女は髭男に迫る。
その間に骨芽が芽吹き、腕の骨が再生され、筋肉が巻きつく。
髭男に至るまでには、右腕の再生は果たしていた。
髭男「流石」
幼女「ありがとう」
髭男に伸びる腕が再び断たれる。
だが、再生。しかし、再び切断。
190:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 20:54:41.70 ID:
U0hM3c6h0
二人の周りに大量の腕が落ち、その腕は赤に変わっていく。
何をやろうと、互いに元の木阿弥。
だが、突然、幼女は顔をしかめた。
飛び退く。最後に切り裂かれた腕が地面に落ちた。
血の水たまりは飛沫を上げる。
疎ましい鉄の匂いが空間を覆っていた。
髭男「どうした?」
幼女「ふざけるな、何をした!!」
髭男「何をしたとは?」
幼女「なんで、こんなに再生能力がッ!!」
194:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 21:03:40.40 ID:
U0hM3c6h0
髭男「ああ。なんで、こんなに再生能力が高いんだって?」
幼女は驚愕したようであった。
髭男「それは、お前に再生魔術をかけているからな」
幼女「なっ!! 元々再生能力にたける吸血鬼に何の得があって再生魔術なんか!!」
髭男「一つ言っておこう。今の俺じゃ吸血鬼は殺せない。殺す道具がないからな」
幼女「じゃあ、なおさら!!」
スパッ。
幼女の上半身が落ちる。
激痛に幼女は声にならない絶叫した。
髭男「痛いよなぁ、生きてるんだから」
幼女「嫌だ……」
髭男は再生を始める幼女に向かって、歩みを始める。
髭男「壊したら? 何回も繰り返し、体を壊したらどうなる?
簡単だよな。何回も痛い目に合うんだよ」
幼女「や、やめて……」
195:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 21:07:31.22 ID:HaJ4Hc6R0
おもしろい
198:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 21:11:01.53 ID:qhrlLJfP0
201:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 21:15:43.48 ID:
U0hM3c6h0
独りよがりな願いは叶えられるはずもない。
髭男は懇願する少女を見下す。
冷酷な瞳は輝きを失っていた。
同時に、肢体すべてが切断される。
芋虫に変わった幼女。
絶叫する。
そして、
幼女「もう許して!! もう駄目なことしないから!! もう良い子でいるから!!
許してよ、パパッ!!」
幼女「もう、止めてよぉぉぉぉぉぉおぉ!!!」
吸血鬼は掌を天にかざす。まるで太陽をその手で掴むかのように
「止めない」
208:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 21:23:31.17 ID:
U0hM3c6h0
絶叫が幾重にもこだまし、その度に血飛沫が待った。
何回と続けられたその『作業』は絶叫が止むことに終焉を迎えた。
髭男の周りには、無機質な人体のパーツが大量にあった。
男の認識がようやく理性と結びつく。
男「なんだよ、コレ」
髭男「こっちが聞きたい。父親だと間違えられるなんて。俺はまだ独身だ」
男「…………」
男はその惨状から目を逸らし、サキュの方へ顔を向けた。
サキュは言葉を失っていた。その惨状を目にしてではない。
自分の腹部を見つめたまま。
男「サキュ!!」
サキュ「おとこ…………」
駆け寄ろうと立ち上がった時、サキュは自分を避けるようにして、立ち上がり走り去った。
男は再び、彼女が居た世界を目に収めた。
213:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 21:31:19.61 ID:
U0hM3c6h0
あれから、二週間が過ぎた。
公園には証拠と呼べるものはなかったが、唯一あったものは、焚火の跡であった。
あの髭男からは何も言われなかったが、一枚の紙を渡された。
そして、精神が崩壊した吸血鬼は髭男が抱えられ、二人して夜の闇に消えて行った。
大学
男「…………」
友「うっす」
男「おう」
友「なんだよ、そんなにショックなのか?」
男「まぁまぁかな」
217:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 21:42:25.64 ID:
U0hM3c6h0
友「サキュさんに逃げられて、まぁまぁってことはないと思うけど」
男「そうか?」
友「俺なら自殺するね」
女「まだ落ち込んでるの?」
男「心配してくれるのか?」
女「う、うん」
友「珍しいね、女が心配なんて」
女「だって、友人が落ち込んでるし」
男「なんか可愛いな」
女「可愛いって言うなッ!!」
221:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 21:55:56.13 ID:
U0hM3c6h0
友「……じゃあ、ラブホ行こう!!」
男「は? お前と二人で? ……掘られる? 俺、目覚める?
いくら傷心の俺だってな」
友「いや、この三人で」
女「はッ!? 意味わからんし!?」
男「俺も同様。3pなんて嫌だし。大体。パイズリができないなど論外」
女「私を貧乳だといってるの!?」
男「パイズリの意味が分かるのか」
女「そ、そんなの分からないわよ。ただちょっと知ってるだけよ。アレでしょ?
ソーセージを擦るやつ。そうすると練乳がさぁ」
友「もうエロトークしてないでさ。行くか行かないかどっちッ!?」
男「行く意味が分からないし、決められない」
友「いや、だってさ――――」
225:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 22:02:29.84 ID:
U0hM3c6h0
ラブホ前。
暖かい陽気に友の頭が狂ったようである。
いや、元々……
女「ここがラブホ……」シミジミ
男「なんかピンクだな」
友「いや、久しぶり。流石、一番いい店だね」
男・女「「え?」」
友「いや、初体験の下見をね」
男「一人で来たのか?」
友「は? 他の男友達とだよぉ~」
男「…………」ブルッ
女「本当に入るの?」
友「ここまで来たんだから、入らなきゃ損々」
男「いやでもさ、嫉妬してくるなんて…………」
背に視線。
227:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 22:05:32.03 ID:XDqkqL110
なぜ断らないのかやはりホモォ・・・
228:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 22:08:05.94 ID:q+m4T8xt0
よくよく読み返したらこいつホモだったのか!
229:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 22:10:33.45 ID:
U0hM3c6h0
振り返ると、
男「サキュ……」
電柱に隠れるサキュの姿。
丸分かりだ。
男は感動の再会に涙を落とせないかった。
その全く隠れていない間抜けな姿に笑ってしまった。
男「何やってるんだよ、サキュッ」
友「え、サキュさん?」
サキュは逃げようとするが、彼が小走りで駆け寄り、それを完全に阻止する。
足が遅かった。いや、それだけではない。
彼女は料理が下手だ。
彼女は歌が下手だ。
彼女は泣くのが下手だ。
男「おう」
サキュ「…………」
サキュは俯いたままで反応はない。
233:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 22:20:13.54 ID:
U0hM3c6h0
男「おい。どうした、熱あるのか?」
サキュの耳が赤くなっている訳を知っている。
彼女は恥ずかしがっているのだ。
この出会い方に。
彼女だけではなく、男の方も。
男「えっと、さ」
男は恥ずかしそうに頬を掻く。
男「ちょっと寒いしさ。そこのラブホ、行かないか?」
友が『彼女と来るならここ』というラブホなのである。
サキュ「……?」
男「まぁ、行こうぜ?」
動こうとしない淫魔の手を引いて、人間である男はラブホテルに入って行く。
手に収まる小さな体温は二人の繋がりのように、男には思えた。
そして、離れないようにぎゅっと力を込めるのであった。
238:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 22:31:01.77 ID:
U0hM3c6h0
そして、残されるは友と女。
友は二人の行方を目で追っていた。
そして、視界から消えたタイミングに、彼は口火を切った。
友「さて、どうなると思う?」
女「何? それを女性に聞く訳? そんなの仲直りするんじゃない?」
友「違うよ」
女「何が違うのよ」
友「僕たちだよ」
女「な、何を言ってるのよ!?」
243:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 22:41:36.30 ID:
U0hM3c6h0
友は女の手を掴む。
友「行こう」
女「だって初めてなんでしょ!?」
友「女だって同じじゃん」
女「私はたまたまだから……。いつ捨ててもいいって思ってたから。
大体、友の初めての人はさ!?」
友「だからだよ。だから、誘ったんだよ。
だって、サキュさんを誘い出すなら、男と二人で来ればいいでしょ?」
友は女の右手を掴んでラブホテルの中に入って行く。
247:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 22:51:15.54 ID:
U0hM3c6h0
ラブホの一室 ベッド。
男「…………」
サキュ「…………」
男「えっと、サキュさん?」
サキュ「」
男「勝手に連れ込んでしまった訳ですけど、その……はい」
サキュ「」
男「その~」
サキュ「……したから」
男「へ?」
260:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 23:16:37.98 ID:
U0hM3c6h0
サキュ「流産したから」
表情は変えていない。
それが逆に彼女の悲しみを物語っているような気がした。
男「お、おう」
サキュ「うん……」
男「…………それって、俺の子だったのか?」
サキュ「……うん」コクンッ
情けない。
自分がとても情けなくなった。
男「最初の時、疑ってゴメンな?」
サキュ「ううん。私が検査薬見せなかったのが悪かったから」
男「……責任取るから」
サキュ「いいよ。だって、私、淫魔だし」
地の文使うと時間が。セリフだけエロってどう書くの?
263:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 23:20:52.82 ID:qhrlLJfP0
これを参考に
265:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 23:25:16.78 ID:
U0hM3c6h0
男「そうじゃない」
男は首を横に振った。
サキュはその簡単な否定に激昂する。
サキュ「私は淫魔なの!! 見たでしょ!? 吸血鬼みたいなやつと私は同じなんだよ!?
足をへし折られても、数日で完治するんだよ!?」
男「…………」
サキュ「私が居なくても男は生きていけるもの!! 私が居なくてもずっと大丈夫だもの!!
楽しそうだったもの!! 私が居なくても!!」
サキュはとても小さく震えていた。
サキュ「私、私、男が好きだから」
男「俺だって好きだぞ」
267:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 23:32:09.43 ID:
U0hM3c6h0
サキュは顔を上げる。
男「つーか、相当好きだ」
サキュ「う、う、う……」
男「泣くなよ。というか、ラブホに連れ込んだ時点で分かってくれよ」
サキュ「だって、やっぱり。エッチする為にって」
男「どんだけ俺は飢えてるんだよ。いや、だから、俺を選んだのか?」
サキュ「ふふっ違うよ。えっと、実は……私ね、男が初めての人なんだ」
男「意外だな」
サキュ「酷い。私、男とは結婚しようと思ってるんだから」
男「そんないきなり言われても」
274:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 23:41:52.22 ID:
U0hM3c6h0
サキュ「ふふっ。っでね、淫魔ってやっぱりエッチなんだよ。
だから、私のお母さんは色んな男の人を家に連れ込んだんだよね。
それが私、すごく嫌だった。お父さんは何にも言わなかった。それが淫魔だって」
サキュバスは照れ臭そうに笑う。
サキュ「だから、結婚しようと思った人とやろうと思ったんだよ。子供が出来た時は嬉しかったよ
今は居ないけどね。ホント、情けないよね、私。赤ちゃん守れないんだもん」
男は、責任を感じた。
赤ちゃんが流産したと聞いても、はっきり言えば罪悪感は薄かった。
そもそも現実味はなかった。
だからこそ、責任があるように思えた。
サキュバスに全部背負わせているような気がしたのであった。
彼女の為に、何をしてやろうと思った。
それは一つしかない。
淫魔としてではなく、彼女を『彼女』として欲する。
それぐらいしか自分にできない。
男「好きだ。子供の分までお前を愛でるッ!!」
サキュ「へ?」
男「トウッ!!」
278:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 23:51:36.03 ID:
U0hM3c6h0
サキュ「ちょっと乱暴!!」
男「2週間溜まってるんだ」
サキュ「待って」
男「お、おう」
ガサガサ
サキュ「男……お願い」クパァ
男「準備オーケーってことか」
サキュバス「うん」コクン
男「じゃあ」グイ
ズプゥ
サキュ「おおきっ」
男「んっ……キツ」
281:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 23:57:08.29 ID:
U0hM3c6h0
ズルルル
サキュ「ッくうう……」
ジュプン
サキュ「アア……」ビクン
グチュグチュ
サキュ「深いぃ!!」
パコンパコン
サキュ「あぁぁぁぁああ――――ッ」ビクビク
男「サキュ!!」
282:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 23:58:07.09 ID:XDqkqL110
パコンパコン
ワロタ
284:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 23:59:53.03 ID:vkdFNFaY0
パコンwwwパコンwwwww
285:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:00:42.88 ID:nc/AW/6M0
パコンパコンwwwwww
287:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:01:59.09 ID:vwxq65JB0
パコンパコンwwwwwwパコンパコンwwwwww
童貞ってことですね
289:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:03:30.34 ID:
KexraS6O0
ペチュンッ!!
グチュグチュ
パンパンッ!!
サキュ「アアァァ―――ヤメテ!!」
男「やめて欲しいの?」
サキュ「ううん。もっとぉぉぉぉ!!」ビクビク
男「ヤバい」
サキュ「イクのッ!? ぁくウッ!!」
男「イジめたい」
ヌポォ
サキュ「や、抜かないでぇ!!」ジンジン
お前ら恥ずかしい。やめてくれ。
290:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:04:15.84 ID:nc/AW/6M0
ペチュンッ!!
292:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:04:57.14 ID:LKTZWHAu0
ペチュンッ!!ペチュンッ!!
293:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:05:01.66 ID:m6hUCNNo0
もう許してやれよ…
ペチュンwwwwww
296:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:05:37.44 ID:U9rzzBAv0
ペチュンッ!!wwwww
できなかったら地の文でええんやで
298:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:05:56.21 ID:xDz1qa9I0
頑張れwwwww
305:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:09:30.68 ID:
KexraS6O0
男「じゃあ、こっちに向かって尻振って?」
サキュ「こ、こう?」フリフリ
男「もう少し」シコシコ
サキュ「なんで、しごいてるのッ!! 私の中でェ!!」フリフリ
男「なんて?」
サキュ「私に男のオチンポ入れてよぉぉぉ!!」
男「じゃあ、マンコを開いておねだりしないと」
サキュ「わ、私の子宮に男の亀頭でキスして? 子種を注いで、あなた?」クパァ
男「もちろんッ!! ヨッコラショ」
サキュ「キャ!! こんな態勢でやるの?」
男「ほら、そこの鏡で良く見えるだろ?」
サキュ「でも――――んぁ!!」ジュポッ
おいおいおい、最後までこの調子だぞ。
306:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:10:37.59 ID:8XJY3d5O0
見ない間にすごく面白いことになってたwwww
307:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:10:53.07 ID:nc/AW/6M0
あかんクシャミ出そう
ペチュンッ!!
309:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:11:30.98 ID:m6hUCNNo0
このまま突っ走っちまえwww
310:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:13:19.19 ID:RhzrHJoy0
なにこの>>1かわいい
312:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:18:41.57 ID:U9rzzBAv0
んあー!wwwwww
313:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:18:43.33 ID:WVpGiITi0
セイヤ!! ペチュンッ!! ヒヒーン!! パコンパコン、パコンパコン…
314:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:19:51.74 ID:
KexraS6O0
ジュポジュポッ!!
サキュ「入って……あ、ウッ。なかぁ…ひびいて……あぁあ」
ゴッ、ゴツッ!!
サキュ「奥ぅ!! ――――ダメェ!! 出るぅ!! シオォッォオ!!」クチュクチュ
プシャァァ……
サキュ「あ、あ、あああ……、噴いてるぅ。潮ぉ、噴いてるぅ――――ウグッ!!」
グポォ
男「もう少しだ」
サキュ「シルがぁー」プシュ…プシュ…
グリグリッ
今季で一番恥ずかしいぞ。地の文で書けばよかった。
321:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:24:04.83 ID:
KexraS6O0
サキュ「深いぃ!! ダメ、ダメェぇぇぇ!! あひぃ!! 」
男「くぅ」
サキュ「イクゥ!! ぁんかいもぉぉぉおぉぉ!! ひっぱい、ひっぱいッ!!」パチュン!!
男「もうッ!!」
サキュ「イクのぉ? イクのぉ? サキュのマンコでイクのぉ!?」
ドクンッ!!
サキュ「あ……ああ、出てるぅぅ。中にぃぃ」ドクドク
グポンッ
ダラァ……
終わったぜ。さて、友と女のエロ……なんでもないです
322:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:24:40.73 ID:VMkXzFGPO
行為の最中を書くときは擬音を控えた方が良いかもなwwwwwww
323:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:24:53.71 ID:h3aW+8AG0
こっちまで恥ずかしくてなってきたwwwww
332:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:38:17.03 ID:
KexraS6O0
友「アレ? 男たちは?」
女「先に行ったんじゃない?」
友「マジ?」
女「だって、私たちスタバで時間潰してじゃん」
友「結局、ですか!! 誘っておいて!!」
女「お前だろ」
337:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 00:50:25.65 ID:
KexraS6O0
アパート前。
サキュ「ホント、ぼろいねこのアパート」
男「そうだな。というか、やりすぎたな」グッタリ
サキュ「そうでもないよ」ツルツル
男「そういえば、友と女はどうなったんだろうな?」
サキュ「もしかして、ホテルじゃない?」
男「そんな訳ないだろ。あの二人が」
サキュ「そうかなぁ? 意外とすぐに」
343:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 01:04:26.85 ID:
KexraS6O0
サキュはいつもの様に微笑んでいる。
男「…………っでさ、流産のことなんだけど」
サキュ「う、うん」
男「俺が悪かったから。俺が目を逸らしてたから」
サキュ「そうだね」
サキュは笑みを食み、嬉しそうにしている。
長い睫が頬に影を作り、艶やかな髪は月光を浴びて更に凛冽に。
素肌は純粋を刷いたかのように白い。悟性を宿す瞳は自分自身の名が刻まれた表札を見つめている。
繋ぐ右手と左手は離れないようにしっかりと握られている。
サキュ「……そうかもね」
男「だよな」
346:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 01:12:31.53 ID:
KexraS6O0
サキュ「じゃあ、あの、着替えてからそっち行くから。その……ちょっとバイバイだね」
男「じゃあ、部屋で待ってるから」
サキュ「うん。鍵閉めないでね」
男「ああ」
サキュ「うん。待っててね」ガチャ
男「大丈夫だよ」
サキュ「うん」
サキュは鍵を開けて、自分の部屋を入って行く。
347:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 01:13:19.28 ID:s9+8VoEy0
まさか・・・まさかな・・・?
349:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 01:23:21.77 ID:
KexraS6O0
男はにやける表情を何とか抑え、小さく息を吐いて、ドアノブを回す。
そして――――この時、一つの疑問が。
男(アレ? 俺、鍵を締めなかったのか?)
記憶ではしっかりと閉めて、確認もしたはずだ。
では、何故あいていたのか?
男(もしかして、空き巣かよッ!?)
嘆息し、彼は自室に入る
351:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 01:30:05.81 ID:
KexraS6O0
――――タタタタッという拙い足音。
半ば反射的に顔を上げる。
男「は?」
幼女「えっと、幼女です」ペコリ
目の前には、黒い首輪を付けたあの幼女が立っていた。
352:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 01:31:19.09 ID:VMkXzFGPO
サキュ堕胎させたんだしフルボッコだろ
353:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 01:31:40.02 ID:ks3tcxNz0
第二部か
354:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 01:36:16.81 ID:
KexraS6O0
幼女は、羞恥に顔を赤らめていた。あの時露呈した悪意は微塵も感じられない。
意想外の光景に当惑し、男は言葉を失っていた。
幼女「そ、その、年齢は10歳です。パパがここに行けって言ったので、来ました。えっと、その」
すると突然、部屋の奥から髭男がいかにも面倒くさそうな顔をして、のそのそと現れた。
よろしく不法侵入者である。
髭男「おうッ。先にやってるぞ」
手には缶ビール。左手にはするめ。
男「…………えっと、アレ? ここ俺ん家ですよね?」
髭男「表札に書いてあるだろ?」
男「いや、そうですけど!!」
髭男「ああ、何故ここに居るか、か?」
358:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 01:41:34.90 ID:
KexraS6O0
クチャクチャと髭男はするめを口にしながら、喋っている。
ものすごい聞きにくい。
一方の幼女は体を縮めて、俯いている。ちら見が非常に激しい。
男「そ、そうですよ」
髭男「それは、ほれコイツ」
するめを口にくわえて、ガシガシと幼女の頭をなでる。
幼女は嫌悪の表情を浮かべたが、それに反抗する様子を見せずに目線を下げるだけであった。
男「どういうことですか?」
髭男「いや、後で処分しようと思ったんだがな、幼児退行してな。
なんか子供を殺すのは胸が痛むだろ? 高慢ちきは苦も無く殺せるんだがな」
話が見えてこない。
男「……それが?」
360:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 01:47:56.79 ID:
KexraS6O0
髭男「実はな、コイツな。元々は吸血鬼じゃないんだよ。人間さ」
愁眉を顰める幼女を見やる。
髭男「実の父親にレイプされて。それで、逃げようとしたところをトラックにバコーンッってな。
偶さかそこを通りかかった吸血鬼が噛み付いて、吸血鬼にしたんだよ。もちろん、吸血鬼は憐れんだ訳ではないわな。
目の前で事故っただけだぞ。背景など知る由もない。だが、おかしみを感じたんだろうよ。そんな一興の為にコイツは噛まれた。
っで、父親への復讐か? まぁ、わざと自分を襲わせて殺すということを繰り返してたんだ。無駄なのにな
おまえけに、折角、純血にも劣らない力を手にしたっていうのによ」
幼女「…………」
髭男「同情しろとも言わないし、許せとも言わない。そこの淫魔ッ」
その声に呼応したかのようにドアノブが回る。
男が少し身を引き、空間を空けてる。ドアが半分ほど開いた。
そして、その隙間から着替えたサキュが入ってくる。
サキュ「…………」
男「サキュ……」
363:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 01:56:07.01 ID:
KexraS6O0
髭男「俺はこのアパート、上の階にな。俺はそこに住む」
突然、声に真剣みが帯びた。
髭男「そして、お前に魔術を教える」
幼女に置かれていた手の人差し指が男に向く。
男「俺?」
髭男「ああ。決めたんだろ、淫魔を守るって?」
男「え、いや」
髭男「否応にも、こっち側に踏み込む訳になるんだよ。もしかして、今更フるのか?」
男「そんな訳ッ!!」
髭男「ふんっ。じゃあ、彼女を守れるぐらいの力が欲しいと思わんのか?」
サキュを守れる力があれば、流産はしなかったはずだ。
男「それは」
髭男「じゃあ、弟子一号だ。っで、淫魔ッ」
368:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 02:00:52.72 ID:
KexraS6O0
サキュ「は、はい」
髭男「お前にはコイツを預ける」
サキュ「え?」
男「それは!!」
あまりにそれは惨い。
堕胎させた相手の面倒を見るなど。
髭男「あの時の記憶はない。吸血鬼になった直後だ。トラックに轢かれたことと噛み付かれたは覚えてるな。
まぁ、それで罪が無に還元されるわけではないがな」
ポンポンと頭を叩かれる幼女。
怒りはある。だが、そのあまりにも寂しそうな瞳を見て、単純に怒鳴りつけることはできなかった。
サキュ「…………」
髭男「もし良かったら、妹辺りにしてくれ。まぁ、嫌だったら別に構わんが」
370:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 02:02:09.68 ID:
KexraS6O0
それを聞き、サキュは足を曲げ幼女に目線の高さを合わせる。
優しい顔をしていた。
髭男は手を退かす。
サキュ「名前は?」
幼女「あ、えっと」
吃音気味に口ごもりながら名前を声に出す幼女。
それを聞いて、更にサキュは白い歯を見せた。
サキュ「良い名前だね」
371:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 02:02:36.37 ID:
KexraS6O0
幼女「あ、その」
サキュ「大丈夫だよ、怖がらなくて」
幼女「わ、わたしぃ」
幼女は目に涙を溜めた。
しかし、泣くことを我慢するように歯を食いしばっている。
頬の筋肉が突っ張っていた。
幼女「パパに泣くなって……」
サキュ「じゃあ、今、お父さんは居ないし、いっぱい泣いちゃおうよ」
この一言に幼女は声を上げて泣き始める。
サキュは腕を広げた。そこに飛び込むかのように幼女は、サキュに抱き付いた。
372:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 02:02:55.72 ID:
KexraS6O0
髭男の視線がこちらに向く。
髭男「まぁ、頼むぞ。弟子よ」
男「……なんで俺に魔術を?」
髭男「だって、そっちの方がカッコいいだろ?」
そんな理由で…………
――――男の胸に爽やかな風が吹いた。
男「そうかもしれませんね」
おわり。
373:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 02:03:13.90 ID:U9rzzBAv0
乙
377:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 02:04:50.11 ID:yQxBZnxo0
良かった乙
378:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 02:05:15.24 ID:s9+8VoEy0
最後駆け足だな乙
380:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 02:05:58.20 ID:
KexraS6O0
長い間お付き合いくださってありがとうございました。
拙い文章力で面目ないです。
382:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 02:08:31.39 ID:Cl4ThS0G0
>>380
で、ペキュンに対するコメントは?
388:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 02:37:53.72 ID:oP8WRDO40
>>380
お疲れ
パコンパコンはしばらく忘れないと思う
385:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 02:10:32.82 ID:
KexraS6O0
SSを書くのが初めてだから、よく分からなかったんだよ。
俺だってな、アレだよ……アレ。
389:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 02:42:49.14 ID:X931Msi10
乙~
パコンパコンからよくまとめた
391:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 02:44:56.40 ID:ks3tcxNz0
爽やかな終わり方だな
390:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 02:43:10.02 ID:itSOFEq9i
面白かったよ
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