1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 01:15:19.37 ID:
tNrrlIU20
セイバー「これ、おいちい」モグモグ
士郎「ごめん、聞こえなかった。もう一回言って」パクパク
セイバー「……気分が悪くなりました。寝ます」
士郎「あ、ああ。風邪薬飲むか?」
セイバー「結構です」スッ
士郎(苺パンツの時期かな……?)
フェイト/エクストラ CCC (限定版) タイプムーン Virgin White Box
2:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 01:16:02.16 ID:
tNrrlIU20
────
セイバー「……」
セイバー(何故あんなことを……)マクラニカオヲウズメル
セイバー(キャスターは言った)
『赤ちゃん言葉を使えば男は骨抜きになるのよ』
セイバー(話が違う……)ボスッ
セイバー(……)
セイバー「おいちい」
セイバー(……)
セイバー()ボスッボスッボスッボスッ
3:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 01:18:02.89 ID:NckTszPzO
いい加減にしろよ
もっとやれ
6:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 01:28:57.88 ID:4r8vhs6q0
続けたまえ
7:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 01:35:08.47 ID:
x9k38vMQ0
セイバー(いや、先ほどは士郎の耳に届いていなかった)
セイバー(諦めるには早すぎる・・・!)
――――――――――――
セイバー「士郎・・・ん?なにやらいい匂いが」
士郎「ああ、セイバー起きてて大丈夫か?おかゆつくってみたんだけど食べれるか?」
セイバー「士郎・・・」ジーン
セイバー「是非いただきます」
士郎「よかった、食欲はあるみたいだな」
セイバー「・・・お・・・ちぃ・・・」
士郎「ん?なんて?」
セイバー「おいちい!」
士郎「え」
9:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 01:39:59.64 ID:
x9k38vMQ0
セイバー(言った・・・言ってしまった・・・!)
セイバー(シロウの反応は・・・)チラッ
士郎「あ、ああうまいか。そりゃ、うん、作った甲斐があるよ」
セイバー「・・・また気分が悪くなりました、部屋に戻ります」
士郎「え、ちょっと、セイバー・・・」
ピシャッ!
タッタッタ・・・・
―――――――――
セイバー「!!!!」バタバタバタ
10:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 01:49:22.15 ID:
x9k38vMQ0
セイバー(キャスターの言葉に耳など貸した私が馬鹿でした・・・!)
セイバー(きっと今頃私の恥態をみてほくそ笑んでるに違いない・・・!)
士郎『あ、ああうまいか。そりゃ、うん、作った甲斐があるよ』
セイバー「・・・・・・・」
セイバー「~~~~ッ!!!」バタバタ
セイバー(シロウの何とも言えない顔が、困ったような顔が!脳裏に焼きついて離れない!)
―――――――――柳洞寺
キャスター「キャーッ!セイバーの赤ちゃん言葉最ッ高に可愛い!」
キャスター「はぁはぁ・・・録音準備しておいてよかったわ、もう一度・・・」ポチ
セイバー『おいちい!』
キャスター「はぁ~ん・・・いいっ!最強ね!」
一成「女狐の部屋から奇怪な声が・・・うぬぅ、やはりなにかたくらんでおるな・・・!」
11:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 01:56:12.48 ID:
x9k38vMQ0
桜「先輩、今日のお味噌汁どうですか?ダシを変えてみたんですけど」
士郎「うん・・・うん」
桜「あ、あの、この卵焼き先輩ですよね?やっぱりまだ先輩には敵わないです!」
士郎「そう・・・だな」
桜「あの、先輩」
士郎「え、ああ、どうした桜」
桜「先輩さっきから上の空ですけど、具合悪いんですか?」
士郎「いや、そんなことはないさ」
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 02:01:21.11 ID:
x9k38vMQ0
桜「セイバーさんも具合が悪いみたいようですし、風邪がうつったんじゃ・・・」
士郎「大丈夫、俺はなんともないさ、俺は・・・・」
セイバー『おいちい!』
士郎「うん・・・・なんとも・・・・」
桜「それならいいですけど・・・」
士郎「・・・・」ズズズッ・・・
士郎「この味噌汁・・・」
桜「はい、今日はダシを・・・」
士郎「おいちいな・・・」ズズズ・・・
桜「え」
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 02:12:57.54 ID:
x9k38vMQ0
凛「ふわぁ~、おはよう・・・・」
士郎「うん・・・」ズズズ
桜「あの、先輩今」
凛「ん?桜どうしたの固まって?」
桜「先輩が、あの、今・・・な、なんでもないです姉さん」
凛「?ふわぁ・・・・ねむ・・・・」
士郎「うん・・・おいちい・・・・」ズズズ
桜「!」
凛「あぁ~・・・・顔洗ってこよ・・・」
桜「姉さん!今、先輩・・・!」
士郎「・・・・」パクパク
桜「」オロオロ
ライダー「おはようございます・・・・?桜、何をオロオロしているのですか?」
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 02:24:58.96 ID:
x9k38vMQ0
――――――穂群原学園
士郎(セイバー・・・あの時確かに・・・)
慎二「よう衛宮、相変わらず辛気臭いツラしてるな」
士郎「慎二か・・・今考え事してるんだ」
慎二「どうせつまんない事考えてるんだろ。それより明日空いてるか?久々に遊んでやってもいいんだぜ」
士郎「なぁ慎二、赤ちゃん言葉って・・・どう思う?」
慎二「はぁ?」
士郎「いや、聞いてみただけだ気にしないでくれ」
慎二「急になにを・・・!はは~ん、なる程なぁ~」
慎二「衛宮、中々マニアックなプレイをするな」
士郎「プレイ?」
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 02:35:52.13 ID:
x9k38vMQ0
慎二「お前も結構ムッツリなんだな、そりゃ男だしなぁ~、うんうん」
士郎「なんのこといってるんだよ、俺はただ・・・」
慎二「桜に妙なことばっかりやらせるなよ、兄として一応忠告をしておくぜ。じゃあな~」
士郎「いや桜の事じゃなくて・・・行っちまった」
慎二(クククッ、おもしろいネタを手に入れたぞ・・・これをネタに桜をもっとコキ使ってやる・・・!)
――――――
士郎「ただいまー」ガラガラ・・・
ライダー「おかえりなさい士郎」
士郎「ライダー、セイバーの具合どうだ?」
ライダー「こっちが呼びかけてもウンともスンとも、とんだ引き篭り王です」
士郎「うーん、今度はうどんでも作ってもってくか」
ライダー「士郎、あまりセイバーを甘やかさないほうがいいです」
士郎「でも具合が悪いみたいだし今ぐらいは・・・」
ライダー「まったくあれでは赤子同然ですね」
士郎「赤子・・・」
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 02:46:34.65 ID:
x9k38vMQ0
士郎(もしかしてセイバー、俺に甘えたいんじゃないか・・・?)
士郎(せっかく現代で平和な暮らしを手に入れたのに、普段から気を張りすぎてるし・・・)
士郎(騎士王といえど、女の子だもんな・・・俺が気づいてあげなきゃ!)
―――――――――
セイバー「・・・」グスッグス
セイバー(士郎と合わせる顔がありません、騎士王であり、この屋敷の守護者である私が・・)
セイバー(あ、赤ちゃん言葉など!それもおいちいなどと!!)
セイバー「~~~ッ!」バタバタ
士郎「セイバー、入っていいか?」トントン
セイバー「!」ビクッ
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 02:56:21.10 ID:
x9k38vMQ0
士郎「入るぞ、いいな」ガラッ
セイバー「・・・・」もぞもぞ
士郎(布団ダンゴがうごめいている・・・・)
士郎「まだ気分悪いか?うどん作ってきたんだけど食べれるか?」
セイバー「・・・・いただきます」もぞもぞ
士郎(出てきた・・・・)
セイバー「・・・」ズルズル
士郎「・・・」
セイバー(空気が、重い・・・)ズルズル
士郎「どうだ、セイバー」
士郎「おいちいか?」
セイバー「ブホッ!?」
21:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 02:59:07.44 ID:yKOreibC0
セイバーかわいい
22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 03:02:55.94 ID:
x9k38vMQ0
セイバー「ゴホッゴホッ!シ、シロウ、何を・・・!」
士郎「大丈夫かセイバー!?」トントン
セイバー「それよりっゴホ、今のなんと・・・・っ」
士郎「ん?おいちくなかったかうどん」
セイバー「味わう前に吐き出してしまいました!」
士郎「あーあー服も濡れちゃって、ほら脱ぎ脱ぎしてくれ」
セイバー「はぁ!?シロウいったいなにを」
士郎「ほらバンザーイしてくれ」
セイバー「・・・・」プルプル
士郎「ん?」
―――――――――
士郎「追い出されてしまった・・・・」
セイバー「・・・・」ズルズルー
23:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 03:10:20.44 ID:
x9k38vMQ0
士郎「思い違いだったのかな・・・それだったらセイバー大分怒ってるよな・・・」
士郎(でもそれだったらあの時はなんで・・・聞き間違いだったのかな?)
桜「先輩、ご飯できましたよ」
士郎「ああ、今いくよ」
士郎「あれ?遠坂とライダーは?」
桜「姉さんは今日帰ってます。ライダーは・・・バイト先から呼び出しがあって出かけました」
士郎「そうか、セイバーも部屋だし、今日は二人きりだな」
桜「はい、二人きりです」
―――――――――
ライダー「・・・・」気絶中
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 03:15:10.78 ID:FWoh6FjO0
27:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 03:18:19.48 ID:
x9k38vMQ0
桜「先輩、この肉じゃが食べてみてください。自信作なんです」
士郎「ああ、それじゃあ、ん・・・・うん!うまい!もう桜には追い抜かれちまったな」
桜「おいしいですか?」
士郎「うんおいしい」
桜「・・・・おいちいですか?」
士郎「へ?」
セイバー「・・・」ズルズルー
セイバー「ガッ、ゴホゴホ!」
29:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 03:26:00.42 ID:
x9k38vMQ0
桜「ねぇ先輩、おいちいですか?」
士郎「さ、桜何を言って・・・」
桜「私考えて見たんです、今朝なんで先輩があんなこと呟いたのか・・・」
士郎「今朝?なんかいったか俺?」
桜「隠さなくていいんです。先輩は甘えたかったんですよね?」
桜「先輩、いつも頑張ってて、みんなのこと助けてばかりで、バイトもして、休む暇もなくて・・・」
桜「だから、ちょっと甘えたくなっちゃったんですよね?姉さんでも、セイバーさんでもなく、私に」
士郎「いや、桜、ちょっと待ってくれ。桜は俺と同じ勘違いを・・・」
桜「ね?先輩・・・」ズオォ・・・・
士郎「あれ?桜?なんか黒いぞ?」
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 03:37:13.77 ID:
x9k38vMQ0
凛「まったく、私としたことが忘れ物しちゃうなんて」
アーチャー「うっかり癖は早めに直したほうがいいぞ凛」
凛「うるさいわねー、一応気を張ってるのよ。しろー、勝手に上がるわ・・・・」
凛「なにか、いやな雰囲気ね・・・」
アーチャー「異様な感覚だな、これは・・・」
凛「今の方からだけど・・・」ソロソロ
アーチャー「気をつけろ凛、これは聖杯の・・・」
凛・アーチャー 「・・・」チラ
黒桜「せ~んぱい、おいちいですかぁ?」
士郎「う、うんおいちい!」
黒桜「うふふ、かわいい・・・はい、あーん♪」
士郎「・・・あーん」
凛・アーチャー「・・・・」
ライダー「んんむぅ!」(踏んでます!)
31:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 03:44:26.69 ID:
x9k38vMQ0
凛「・・・帰るわよ」スタスタ
アーチャー「ああ、そうした方がいい」スタスタ
ライダー「んん!むももも!もがが!」(私も連れて行ってください!)
凛「あんたああいう趣味あるの?正直引くわよ」スタスタ
アーチャー「私とあの屑を一緒にするな。それに君の妹のほうがノリノリだったぞ。血が繋がっている君にもそしつがあるのでは?」スタスタ
ライダー「むむむも!もがもも!」(無視しないでください!)
黒桜「ライダー・・・・?」
ライダー「!」ビクッ
32:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 03:55:50.17 ID:
x9k38vMQ0
黒桜「今先輩と、とーっても幸せな時間を過ごしてるの、ね、わかる?」
ライダー「!!」コクコク
黒桜「静かにしないと、あなたも真っ黒になっちゃうわよ・・・・?」ニヤ
ライダー「」気絶
黒桜「ふぅ・・・せ~んぱい♪お待たせしました♪」
士郎「う、うん!全然大丈夫だ桜!」
黒桜「あ、先輩ったらお口の周り汚れてますよ~悪い子ですね~、ほらフキフキ」
士郎「ん、むぅ・・・あ、ありがとう桜・・・」
黒桜「フフ、どういたしまして・・・」
士郎「あの、俺もうお腹・・・ポ、ポンポンいっぱいだからさ」
黒桜「あら、それじゃもうオネムの時間ですね」
士郎「は?」
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 04:00:51.89 ID:
x9k38vMQ0
黒桜「さぁ、一緒におねんねしましょうね~今日はどんなお話が聞きたいですか~?」
士郎「いや、あの、桜?」
黒桜「・・・はい?」
士郎「・・うん・・・おねんね・・・・」
黒桜「フフフ♪」
―――――――――
士郎「・・・・」ゲッソリ
桜「先輩、今日はすっごくいい天気ですよ」
士郎「うん・・・そうだな」
桜「昨日はとっても・・・///」ポッ
士郎「いや、ずーっと昔話してただけだから・・・・」
桜「なんだか本当に先輩が赤ちゃんに見えてきちゃって・・・」
桜「ねぇ、先輩・・・?」
桜「赤ちゃんって、いいです・・・・あれ?先輩?」
士郎「・・・」タッタッタ・・・・
36:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 04:15:50.51 ID:
x9k38vMQ0
キーンコーンカーンコーン・・・・
士郎「ふわぁ・・・眠い・・・」
凛「」トコトコ
士郎「あ、遠坂」
凛「・・・・」
凛「」タッタッタ
士郎「え、ちょ、遠坂?どうして逃げるんだ!?」
蒔寺「おお見ろ!衛宮が遠坂に避けられているぞ!」
三枝「なにかあったのかなぁ?」
氷室「どうせ犬も食わぬ喧嘩だろう」
38:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 04:23:49.77 ID:
x9k38vMQ0
士郎「一成、ちょっと頼みがあるんだが・・・」
一成「おう、なんだ衛宮?」
士郎「今日、泊めてくれないか?」
一成「え・・・?」ドキッ
士郎「いやさ、どうも家に帰るのが怖いというか、まぁ色々とさ・・・」
一成「う、うむ、こちらは一向に構わない。しかし、家事のほうはいいのか?」
士郎「ああ、さっきライダーに連絡したから」
一成「そ、そうか・・・」
士郎「一回帰ってから行くから、また連絡するな」
一成「うむ・・・」ドキドキ
41:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 04:31:38.15 ID:
x9k38vMQ0
――――――柳洞寺
士郎「久々だなここ来るの」
一成「衛宮はなにかと忙しいからな」
士郎「ふぅ、なんか落ち着くなー・・・」ゴロン
一成「そうか、暇がある時ならいつでも来てくれればいいさ」
士郎「ふわぁ・・・なんか眠くなってきたな・・・」
一成「大分疲れがたまってるようだな、今布団を敷くから」ゴソゴソ
士郎「あぁ、すまん。その前に便所行ってくるよ」
――――――
士郎(ハァー、やっぱ夜は冷えるな・・・)
・・・!・・・・!!
士郎(ん?なんか騒がしいな?)コソッ
キャスター「あぁ、いいわ!やっぱ最高・・・・!!」
士郎(キャスター?何してんだ・・・・)
43:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 04:37:20.49 ID:
x9k38vMQ0
セイバー『おいちい!』
キャスター「このボイスだけであと一週間はいけるわね!」
士郎(セイバーの声!?ここにいるのか!?)コソコソ
キャスター「坊やももっと頑張って新しい赤ちゃん言葉でも引き出してくれないかしら」
士郎(・・・・あぁ、なるほどな・・・・)
士郎「一成、悪い。俺帰るわ」ガラッ
一成「ど、どうした?まさか女狐に何かされたのか!?」
士郎「半分当たってるけどな・・・すまん、また今度遊びにくる!」ダッ
一成「あ、衛宮!おい!」
一成「・・・・・おのれ女狐・・・・!」
46:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 04:50:33.92 ID:
x9k38vMQ0
ライダー「・・・」ズルズルー
セイバー「・・・」
セイバー「ライダー、あなたの緑のたぬきを少し分けてください」
ライダー「お断りします」ズルズルー
セイバー「うどんには嫌な思い出が出来たのです、少しでいいのでそばを」
ライダー「わがままをいうものではありません」ズルズルー
セイバー「・・・・」ズルズルー
ライダー(結局食べるんじゃないですか・・・・・・ん?)ドタドタドタドタ
士郎「セイバー!」ガラッ
セイバー「ブホッ!」
48:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 04:58:44.45 ID:
x9k38vMQ0
セイバー「ゴホッ!ゴホゴホ・・・ッ」
士郎「セイバー大丈夫か!?」トントン
セイバー「し、シロウ!?今日は柳洞寺に泊まりにいったのでは・・・」
士郎「ああ、急いで帰ってきたんだ。ほら、口汚れてるぞ」フキフキ
セイバー「んむっ、こ、子供ではないのでやめて下さい!」バッ
士郎「あ、ああすまん」
セイバー「まったく・・・シロウは・・・」
士郎「・・・ごめんなセイバー」
セイバー「あ、いえ、私もそんなに怒っては・・」
士郎「いや、そのことじゃなくてさ・・・その」
士郎「あ、赤ちゃん言葉のことなんだけど・・・」
セイバー「!」カアァ///
50:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 05:07:48.20 ID:
x9k38vMQ0
士郎「その、キャスターになんか吹き込まれたんだろ?」
セイバー「な、なぜそのことを?」
士郎「さっき柳洞寺でキャスターが・・・」
セイバー「いえ、いいです、言わないで下さい」
士郎「と、とにかく、俺が謝るってのも変かもしれないけどさ、勘違いしちゃってセイバーに変な口聞いちゃってさ・・・怒っただろ?」
セイバー「いえ、元はと言えば私が悪いのです・・・キャスターにそそのかされ、恥態を晒してしまいました」
士郎「セイバーがそそのかされるなんて、キャスターになんて言われたんだ?」
セイバー「そ、それは・・・っ」モジモジ
――――――
キャスター「キャーッ!いいわよなんだか甘酸っぱい展開じゃない!あぁ・・・モジモジセイバーかわいいわぁ・・・!」
52:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 05:16:16.88 ID:
x9k38vMQ0
キャスター「坊や!押して押して押しまくってセイバーのあられもない姿を・・・ハァハァト・・」ントン
キャスター「もう、こんな時に・・・っはーい?どなた?」
葛木「キャスター、入ってもいいか?」
キャスター「そ、宗一郎様!?ど、どうぞ!」アセアセ
葛木「うむ、では・・・」カラッ
キャスター「ど、どうかいたしましたか?」
キャスター(ギリギリで映像もフィギュアも隠したし・・・大丈夫よね?)
葛木「うむ、実はな苦情が来ているのだ」
キャスター「く、苦情ですか?スプレーの匂いとかミシンの音とかでしょうか?気をつけているのですが」
葛木「いや、どうやら君の自分を慰める声が大きすぎるとのことだ」
キャスター「は?」
55:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 05:29:13.08 ID:
x9k38vMQ0
葛木「ここは寺で、修行僧もいる。そういうことには気を配ってくれないか」
キャスター「え、えぇ!?いや、私そんこなと・・・!!」
葛木「では失礼する」スタスタ
キャスター「そんな!違うんです!待ってください宗一郎様ー!!」ダッ
?「・・・」コソ
一成「安らかに眠れ、女狐よ」南無南無・・・・
――――――
セイバー「・・・」モジモジ
士郎「セイバー?」
セイバー(シ、シロウを篭絡するためなどと、言えるはずありません・・・っ)
士郎「・・言いにくいんだったらいいさ、とにかくこれで仲直りってことでどうだ?」
セイバー「別に、喧嘩はしていません・・・」
士郎「うん、そうだな」なでなで
セイバー「な、なにをするんですか!?」バッ
57:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 05:38:21.40 ID:
x9k38vMQ0
士郎「あ、ごめん」
セイバー「私を子供扱いするなと何度いえば・・・」
士郎「すまん、でもさあのセイバーの、その・・・おいちい、って言った姿思い出すと・・・」
セイバー「も、もうやめて下さい!私の傷をえぐらないでください!」
士郎「その、すごく・・・かわいくてさ、うん、その・・・すごく、かわいかった!」
セイバー「そ、そんなこと・・・!私は、あんな情けない姿を・・・!」
士郎「普段見られないセイバーを見られて、すごく嬉しかった」
士郎「もしかしたらセイバーが甘えてきてくれたのかもって、そう考えたらさ、すごく嬉しくなった」
士郎「って、あー、何言ってんだろ俺、ハハハ・・・」
セイバー「シロウ・・・」
士郎「な、何か食べるか?まだ具合悪いんならうどんが残ってるから・・・」
セイバー「・・・」ギュッ
士郎「!?え、セイバー?」アセアセ
セイバー「うどんは、もういいです・・・」
59:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 05:44:51.51 ID:
x9k38vMQ0
士郎「えーと、それじゃあなにが食べたいんだ?」
セイバー「キャスターに、言われました・・・」
士郎「え?」
セイバー「あ、赤子のように喋れば男性は骨抜きになると・・・」
士郎「へ?そ、それって・・・」
セイバー「効果は一応あったようです・・・」
セイバー「シロウが・・・かわいいといってくれました・・・それだけで・・・・」ギュウゥ・・・
士郎「セイバー・・・」
セイバー「少し・・・甘えてもいいでしょうか?」
士郎「うん、どれだけでも」
セイバー「シロウ・・・」グリグリ
士郎「うん」なでなで
62:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 05:57:10.87 ID:
x9k38vMQ0
セイバー「・・・もう、眠いです」スリスリ
士郎「あぁ、もう寝ようか」なでなで
セイバー「その、ですね・・・・シロウ・・・?」
士郎「ん?なんだセイバー?」
セイバー「いっしょ、に・・・・お・・・」
セイバー「おねんねしませんか///」カァァッ
士郎「・・・・」
セイバー「その、何か言ってくれないと・・・困ります」モジモジ
士郎「行こう、今すぐ行こう」ギュッ
セイバー「あ、シロウ!引っ張らないでください・・・!」
タッタッタ・・・・
ライダー「・・・緑のたぬきは美味しいですね」ズルズルー
63:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 06:07:21.96 ID:
x9k38vMQ0
――――――
桜「先輩ー、あーんして下さい♪」
士郎「桜、やめてくれ・・・」
桜「そんな恥ずかしがらないで下さい、あの時みたいにたっぷり甘えてください♪」
セイバー「・・・」ギュウゥ
桜「セイバーさん・・・?そんなにくっついてたら先輩困っちゃいますよ・・・?」
セイバー「・・・」スリスリ
桜「ねぇ、私の声聞こえてますか?」ゴゴゴゴ・・・
士郎「ちょっ、ストップ桜!」
桜「先輩、なんで私を怒るんですか?セイバーさんはいいんですか?」ゴゴゴゴ・・・・
セイバー「・・・」グリグリ
桜「このっ・・・!」
士郎「桜!」
桜「!」ビクッ
64:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 06:17:21.97 ID:
x9k38vMQ0
士郎「桜、落ち着いてくれ。俺はもう桜と赤ちゃんプレイは・・・」
桜「そう、なんですね・・・・私のことはもう・・・・」
士郎「いやそういうことじゃなくて」
桜「もう私みたいな家事スキルMAX薄幸の美少女はいらないんですね!」ダダッ
士郎「あ、捨て台詞」
セイバー(・・・勝ちました)ペタペタ
――――――間桐邸
桜(まだ、諦めない・・・もっと別の方法でアプローチを・・・!)
臓硯「桜、飯はまだかのぅ?」
桜「棚にレトルトがいっぱいあるのでチンして下さい」
慎二「あ、お~い桜!」
桜「兄さん?なんですか・・・」
慎二「衛宮とはどうでちゅか~?」クスクス
桜「・・・」ピシッ
65:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 06:25:10.50 ID:
x9k38vMQ0
慎二「あんまりマニアックなプレイはどうかとお兄ちゃんは思うぞ~」ニヤニヤ
桜「・・・ねぇ兄さん、兄さんの髪を見てるとなんだか海を思い出すんです・・・」ズズズ・・・
慎二「は?お前何いって」
桜「海に行きましょうか、兄さん」ズズズ・・・
黒桜「大丈夫です、兄さんが浮かんでても誰も気づきませんよ・・・ね?」クスクス
慎二「え、あの、ちょ」
ギャァ―――――――――!!
臓硯「レトルトはどれも同じ味じゃのう・・・」モグモグ
67:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 06:43:14.04 ID:
x9k38vMQ0
――――――遠坂邸
凛「・・・」
凛「・・・」キョロキョロ
凛「スゥー・・・・ハァー・・・」
凛「・・・え・・えみや・・・」
凛「衛宮君・・・い、いっしょにおねんねしよ・・・?」
凛「・・・」
凛「~~~ッ!!」バタバタ
アーチャー「プッ」
凛「!!」
68:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 06:53:31.84 ID:
x9k38vMQ0
士郎「あ、煙上がってる」
セイバー「凛の家の方ですが・・・実験が失敗でもしたのでしょうか?」
士郎「今日はいい天気だな」
セイバー「はい、とても」
セイバー「・・・その・・・シロウ?」
士郎「なんだいセイバー」
セイバー「シロウが、その・・・赤ちゃん言葉を、好むのというのなら、わ、私は・・・時々、使っても・・・」モジモジ
士郎「・・・セイバー」
69:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 07:00:23.31 ID:
x9k38vMQ0
士郎「いいよ、無理しなくて」なでなで
セイバー「・・・シロウになら、なでられてもいいです」
セイバー「むしろ、いい心地です・・・」スリスリ
士郎(セイバーが赤ちゃん言葉を使ってるのがいいんじゃなくて)
士郎(俺のために顔を真っ赤にしながら頑張る姿が最高に可愛いんだよな)
士郎(今だけはキャスターに感謝するか・・・)なでなで
セイバー「はふぅ・・・」スリスリ
――――――――――――
キャスター「キーッ!あんたが変なこと宗一郎様に吹き込んだんでしょうこのホモ坊主!黒焦げにしてやるわ!!」
一成「だまれ女狐!貴様のような不純な輩はこの寺から追い出してやる!!」
おわり
70:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 07:08:56.84 ID:ZTPiu4/F0
乙
萌えた
72:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 07:26:58.89 ID:ZO/6QaJF0
正直たまらんでした
73:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 08:00:12.68 ID:I/7ckUjx0
乙
キュンキュンした
74:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/10(土) 08:20:51.97 ID:aBxlUx4qO
非常に素晴らしかった
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