1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:11:01.45 ID:
DIwqR4iT0
妹「という訳で、今日の晩御飯は湯豆腐です」
妹「えへへ、ちょっと奮発しちゃいました」
妹「さ、もういい頃合いなので、席について下さい」
俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 カレンダー2013年
2:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:11:30.77 ID:jQz6K0pqO
期待着席
4:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:14:45.63 ID:
DIwqR4iT0
妹「はい、兄さんの分です。熱いので気をつけて下さいね」
妹「ふふ、今日はお友達からポン酢を分けてもらったんです」
妹「お塩もいいですけど、今日くらいはポン酢で食べたいですね」
8:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:18:37.23 ID:
DIwqR4iT0
妹「どうです? 美味しいですか?」
妹「そんな、褒めすぎですよ。私はただ火にかけただけで」
妹「……でも、兄さんが喜んでくれると、私もとっても嬉しいです」
10:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:20:18.57 ID:
DIwqR4iT0
妹「え、私ですか? もちろん食べますよ」
妹「いただきまーす。あむ……」
妹「ん……おいしい。湯豆腐、おいしいですね」
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:22:44.25 ID:
DIwqR4iT0
妹「え、そんなことありませんよ。おんなじくらいです」
妹「兄さんの思い違いですよ。ちゃんと、半分こしました」
妹「……」
妹「ぅ……そんなに見ないで下さい」
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:25:50.65 ID:
DIwqR4iT0
妹「……だって、兄さんにはいっぱい食べて欲しくて」
妹「!? え、でも、そんな……」
妹「い、いえ、私はこれだけで十分ですから!」
妹「あの、兄さん……その…………」
妹「ぁ……あーん」
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:27:43.85 ID:
DIwqR4iT0
妹「ん…………」
妹「とっても、おいしいです……」
妹「……」
妹「……兄さん」
妹「となり、行ってもいいですか……?」
21:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:29:17.70 ID:
DIwqR4iT0
妹「失礼します……」
妹「ん……」
妹「こうしていると、寒さも紛れますね」
22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:33:03.95 ID:
DIwqR4iT0
妹「冬の足音が聞こえてきますね」
妹「その所為でしょうか。兄さんの温もりを一層強く感じます」
妹「……」
妹「兄さん、あったかい……」
23:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:39:09.38 ID:
DIwqR4iT0
妹「お粗末様でした。また今度、湯豆腐にしましょうね」
妹「次は……雪が街を覆う頃でしょうか」
24:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:43:28.48 ID:
DIwqR4iT0
妹「はぁ…………ふぅ」
妹「あったかいですね。1日の疲れが溶けるようです」
妹「狭いのは仕方ありませんよ。お風呂に入れるだけでも、過ぎた贅沢です」
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:46:27.95 ID:
DIwqR4iT0
妹「兄さんは……その…………」
妹「……やっぱり、なんでもありません」
妹「え、あ……」
妹「わ、私も、兄さんと入るお風呂は全然嫌じゃありません」
27:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:49:38.47 ID:
DIwqR4iT0
妹「こうしてずっと、兄妹仲良くいられたらと、ずっと思っていました」
妹「けど、この歳になって妹と一緒にお風呂なんておかしいかな……って」
妹「でも、よかった。兄さんが、ずっと優しい兄さんでいてくれて、よかった」
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:28:27.04 ID:BA4VDw3p0
あったけえ・・・あったけえよおおおおおおお
28:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:50:02.70 ID:/kbomV0G0
パンツ鍋にぶちこんだ
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:53:19.60 ID:
DIwqR4iT0
妹「…………」
妹「で、でも、ちょっとは恥ずかしいんですよ?」
妹「に、兄さんだから……一緒に入れるのであって……」
妹「………………」
31:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/15(月) 23:54:39.36 ID:
DIwqR4iT0
妹「……」
妹「もしも、生活に余裕ができたら……ですか?」
妹「…………」
32:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/16(火) 00:01:08.47 ID:
TjoNYagl0
妹「……それは、普通の生活を送りますよ」
妹「一緒にお風呂に入る必要も、一丁の湯豆腐を分ける必要も、なくなるんですから……」
妹「……でも」
妹「私はきっと、今日という日の事を、何度も思い出すと思います」
34:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/16(火) 00:04:46.50 ID:
TjoNYagl0
妹「どんなに裕福になっても、どんなに私達が変わっていっても……」
妹「兄さんと過ごした日々は満たされていて、私はずっと、幸せでした」
妹「だから、私達が別の道を歩む時が来ても、私は……」
妹「……グスッ」
35:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/16(火) 00:06:33.19 ID:2sn61xjC0
妹「……す、すみません。突然泣いたりして」
妹「こんなんじゃ、母さん達に笑われますね」
妹「もっとしっかりしないと」
36:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/16(火) 00:08:31.14 ID:
TjoNYagl0
妹「ん……」
妹「そんな、今でも兄さんに甘えっぱなしなのに……」
妹「そんなに……こんなに優しくされると、もっと甘えたくなるじゃないですか」
37:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/16(火) 00:09:51.81 ID:
TjoNYagl0
妹「兄さん……」
妹「これからも、ずっと……」
妹「……」
妹「……ブクブクブク」
39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/16(火) 00:12:32.10 ID:
TjoNYagl0
妹「す、すみません。話に夢中でのぼせるなんて……」
妹「……ふふ。やっぱり私、兄さんがいないと駄目みたいです」
41:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/16(火) 00:14:42.50 ID:
TjoNYagl0
妹「いいじゃないですか。今日くらい一緒の布団でも」
妹「えへへ、ありがとうございます」
妹「おやすみなさい、兄さん」
妹「これからも、ずっと一緒にいて下さい」
おしまい
47:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/16(火) 00:18:14.96 ID:TwDUX/o00
和む
48:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/16(火) 00:18:49.28 ID:
TjoNYagl0
ありがとうございました
お豆腐食べて寝ます
またどこかで
おやすみなさい
49:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/16(火) 00:18:53.07 ID:YJof/kIS0
兄貴としたい
50:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/16(火) 00:21:17.32 ID:224muL8HO
乙!
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