1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 14:49:58.52 ID:
8ivxBMrX0れもん
イカ娘「はぁ…」
栄子(ん?)
千鶴「イカ娘ちゃーん?オーダーあがってるわよー」
イカ娘「………」ボー
渚「……あの」
イカ娘「……え?」
渚「オーダーあがってるって千鶴さんが…」
イカ娘「あ、あぁ…今行くでゲソ!」
栄子「………?」
2:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 14:51:03.96 ID:
8ivxBMrX0家
イカ娘「はぁ…」
栄子(まただ)
たける「イカ姉ちゃん、遊びに行かない?」
イカ娘「………」ボー
たける「イカ姉ちゃん?イカ姉ちゃんってば!」ユサユサ
イカ娘「………え?」
たける「外に遊びに行かない?」
イカ娘「……私はいいでゲソ」
たける「そう?じゃあ僕行ってくるね!」
イカ娘「いってらっしゃいでゲソ…」
栄子(ふーむ…)
5:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 14:53:54.50 ID:
8ivxBMrX0栄子 部屋
イカ娘「はぁ…」
栄子(やっぱりおかしいな。ため息ばかりついて…)
栄子(………しょうがねーな)
栄子「おい、イカ娘」
イカ娘「……」ボー
栄子「おい」
イカ娘「………」ボーーー
栄子「おいって!」バシッ
イカ娘「ゲソッ!?」ビクッ
イカ娘「きゅ、急になにするでゲソ!びっくりするじゃなイカ!」
栄子「お前が声かけてるのに無視するからだろう」
イカ娘「え…?そうだったのでゲソか…すまないでゲソ…」シュン
栄子「い、いや…別に謝らなくてもいいが…」
栄子(おかしい…絶対おかしいぞ…)
7:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 14:55:58.76 ID:
8ivxBMrX0栄子「お前…なにかあったのか?」
イカ娘「……な、なにもないでゲソ」
栄子「嘘付け(明らかになんかありましたって返事だろ、それ)」
イカ娘「う、嘘なんかつかないでゲソ!失礼じゃなイカ!」
栄子「黙って私のゲームやったのか?それともタケルのおもちゃ壊したのか?」
イカ娘「違うでゲソ…」フルフル
栄子「まさか姉貴を怒らすようなことしたんじゃないだろうな…?姉貴相手はさすがに庇いきれんぞ…」
イカ娘「そんな恐ろしいことできないでゲソ…」フルフル
栄子「(本当に違うっぽいな…)じゃあどうしたんだよ?」
イカ娘「だから…なんでもないでゲソ…」
栄子「なんでもないって顔じゃないだろ」
イカ娘「………」
栄子(本当にどうしたんだこいつは…こいつが元気ないと静かなんだがなんか調子狂うんだよなぁ…)
栄子(……ん?静かと言えば最近早苗来ないな)
9:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 14:58:18.92 ID:
8ivxBMrX0栄子「……………」
栄子「!」ハッ
栄子(そういえば…イカ娘が元気なくなったのって一週間前に早苗の家に行ってからじゃないか…?)
栄子(そうだ。そうだよ。早苗の家から帰ってきたときからおかしかったんだ)
栄子(その日はてっきり早苗の相手に疲れて元気ないだけかと思ってたんだが…)
栄子(ま、まさか…)ゾクッ
栄子(い、いやいや!友を信じなくてどうする!いくら早苗でも無理矢理なんてことは…)
栄子(無理矢理…なんてことは…)
栄子「……………」
10:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:01:21.88 ID:
8ivxBMrX0早苗『イカちゃん!イカちゃあああああああああああん!』ガバッ
イカ娘『な、なにするでゲソ!?』
早苗『イカちゃん!イカちゃん!』ハァハァクンカクンカ!
イカ娘『やめなイカ!気持ち悪いでゲソ!』ジタバタ
早苗『イカちゃん!かわいいわイカちゃん!』ペロペロ
イカ娘『ひっ!いい加減に…するでゲソー!』グッ
イカ娘『………ゲソ?』
早苗『ふっ。イカちゃん、悪いけど触手なら使えなくしたわ』キリッ
イカ娘『!?』
早苗『シンディさんが一日だけ触手が使えなくなる薬を開発してくれたの。それをさっきイカちゃんが飲んだジュースにこっそり…ね』
イカ娘『そんなバカな!私の触手が人間如きに封じられるなんて有り得ないでゲソ!』
早苗『現に触手は動かないでしょう?』
イカ娘『うっ…』
早苗『でも…ごめんね、イカちゃん…一つだけ謝らなければいけないことがあるの…』
11:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:04:02.22 ID:
8ivxBMrX0早苗『実はその薬のお代としてね…イカちゃんと私の愛の交わりをビデオに撮ってシンディさんに渡さなくちゃいけないの…』
イカ娘『交わり?』
早苗『交尾のことよっ☆』
イカ娘『』
イカ娘『あ、頭おかしいんじゃなイカ!?私はメスで、お前もメスじゃなイカ!?』
早苗『うふふ…大丈夫。女の子同士でもちゃんとやり方があるのよ…?』
イカ娘『!』ゾクッ
早苗『だからごめんね…私とイカちゃんの初めてをシンディさんに見せることになってしまって…』
イカ娘『お前が謝らなくちゃいけないことはそれ以外にもたくさんあるでゲソ!』
早苗『さてと』
イカ娘『無視されたでゲソ!?』ガーン
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:06:08.08 ID:
8ivxBMrX0早苗『イ・カ・ちゃん…』ナデ
イカ娘『っ…』ピクッ
早苗『たっぷり…楽しみましょう…?』
イカ娘『あ…や、やめ…』プルプル
早苗『イカちゃあああああああああああああん!!!!!!』ガバァッ
イカ娘『ゲソォォォォォォォォォォ!!!!!!!』
栄子(あ、有りうる…)サーッ
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:08:53.53 ID:
8ivxBMrX0栄子「お、おい…イカ娘…」
イカ娘「ゲソ…?」
栄子(この悩ましげな顔…愁いを帯びた瞳…間違いない…早苗に無理矢理…)
栄子「…」グスッ
イカ娘「え、栄子!?どうしたんでゲソ?どこか痛いでゲソか…?」オロオロ
栄子「すまない…すまないイカ娘…」ギュッ
イカ娘「ふぇっ!?」ドキッ
栄子「お前が…お前がそんな辛い目に合ってたのに…気付いてやれなくて…」ボロボロ
イカ娘「???」
栄子「お前だって女の子だもんな…無理矢理そんなことされたら…嫌だよな…」ボロボロ
イカ娘「は、話が見えないでゲソ…」
栄子「いいんだ…無理しなくて…大丈夫!私が今から姉貴と一緒にシンディからビデオを取り返してやる!」グスッ
イカ娘「シンディ?ビデオ?栄子は一体何の話をしてるでゲソ?」
14:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:11:52.96 ID:
8ivxBMrX0栄子「早苗だって…」
イカ娘「…」ピクッ
栄子(可哀相に…名前を出しただけでこんなに怯えて…)
栄子「大丈夫だ、イカ娘。あいつとはもう友達でもなんでもない。お前に無理矢理…そんなことするなんて…私は絶対にあいつを許さない!あんな奴私がぶっ飛ばしてやる!」
イカ娘「?…ケンカでもしたんでゲソか?」
栄子「え?なに言ってんだよ…お前に…その…無理矢理酷いことする奴とはもう友達じゃいられないってことだよ」
イカ娘「無理矢理酷いことって…別に私はそこまでのことをされたとは思ってないでゲソ…」
栄子「なっ!?」
早苗『いいのね!?ここがいいのねイカちゃん!!!?』ハァハァハァハァ!
イカ娘『あぁん♪気持ちいいでゲソー!』
栄子(ってことか!?)ガーン
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:13:53.27 ID:
8ivxBMrX0イカ娘「ただ…びっくりしたというか…どう返事したらいいのか分からないのでゲソ…」
栄子「………返事?」
イカ娘「…」コクン
栄子「返事って…なんの?」
イカ娘「だから…告白のでゲソ…」カァァァ
栄子「告…白…?お前なんの話してるんだ?」
イカ娘「栄子こそさっきから何の話をしてるんでゲソ?」
栄子「だからお前が早苗に…」
イカ娘「私も早苗に告白された話をしてるのでゲソ」
栄子「………はぁ!?じゃあお前が落ち込んでたのって…」
イカ娘「お、落ち込んでたというか…考えてたでゲソ…」
栄子「なんだ…」ハァッ
イカ娘「な、なんだとは何でゲソ!失礼じゃなイカ!」
栄子「告白ってお前…いつもされてるじゃないか。イカちゃん大好きーって。早苗がお前のこと好きなことなんて分かりきってたはずだろう?」
16:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:16:36.04 ID:
8ivxBMrX0イカ娘「そういうんじゃなくて…なんか…すごく真剣だったでゲソ。抱きついてもこなかったし、いつもみたいにハァハァ言ってもなかったでゲソ」
イカ娘「まっすぐ私の目を見て、本当に好きだから私にも早苗のことを好きになってほしいって…」
イカ娘「あんな早苗見たの初めてで…私のことを本気で好きなのも初めて知って…」
イカ娘「返事するまで会わないって言われて…私が早苗のことを嫌いでも会わないって言われて…」
イカ娘「もう…よく分かんないでゲソ…早苗のことは…鬱陶しいと思ってたけど会えなくなると寂しいでゲソ…」グスッ
栄子「イカ娘…」
イカ娘「グスッ…でもっ…早苗が私のことを想ってるみたいに想えるかなんて…分かんないでゲソっ…」
栄子「……」ギュッ
イカ娘「栄子…栄子ぉ…」ギュッ
栄子「……」ナデナデ
栄子(まさか早苗が本気だったなんて…私も知らなかったな…)
栄子(冗談交じりの〝好き〟にあいつはいくつもの思いを隠していたのかな…)
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:19:30.46 ID:
8ivxBMrX0イカ娘「栄子…私はどうすればいいでゲソ…?」
栄子「どうすればって…それはお前が考えるしか…」
イカ娘「でも分からないでゲソ…」グスッ
栄子「あぁっ、泣くな!」
イカ娘「泣いてないでゲソ…」グスッ
栄子(泣いてんじゃねぇか…)
イカ娘「グスッ…栄子ならどうするでゲソ?」
栄子「私なら?」
栄子(私が早苗に告白されたら?)
栄子「………」
栄子(いやいやないだろ。想像もつかん)
栄子(…って別に早苗に限らなくてもいいんだよな。イカ娘が聞いてるのは好きじゃない相手に、って意味だもんな)
栄子「………」
栄子(そういえば告白された経験なんてない…)ズーン
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:22:18.50 ID:
8ivxBMrX0栄子「えーっと…とりあえず一般的にはだな…」
イカ娘「ふむふむ」
栄子「ハッキリ断るか、もう少し保留してもらうか、とりあえず付き合ってみるか、だな」
イカ娘「ハッキリ断るのは…まだできないでゲソ」
栄子「そうだな…それで悩んでるんだもんな」
イカ娘「保留…でも返事するまで会わないって言われたでゲソ。このままの状態で返事できる気がしないでゲソ…」
栄子「だよなぁ…それもハッキリ断れない理由の一つだもんな」
イカ娘「とりあえず付き合ってみる…?」
栄子「お試しってことだ」
イカ娘「そんないい加減なことしていいのでゲソか?」
栄子「まぁ…世間では少なくない方法だと思うが…」
イカ娘「ゲソ…」ウーン
栄子「………」
栄子(イカ娘と早苗が付き合ったら…)
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:25:50.81 ID:
8ivxBMrX0栄子『イカ娘ーゲーム一緒にやるか?』
イカ娘『今日は早苗とデートでゲソ』
栄子『あ…あぁ。そうか』
イカ娘『すまないでゲソ…』
栄子『いや気にすんな。やっぱり恋人が一番だもんな』
イカ娘『い、いやぁ…』エヘヘ
栄子「…」ムカッ
栄子「……………ん?(なんだ今のは?)」
21:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:28:32.11 ID:
8ivxBMrX0栄子『おーい!イカむす…』ピタッ
早苗『イカちゃん…愛してる…』ギュッ
イカ娘『さ、早苗…』ドキッ
早苗『イカちゃんは私のこと愛してる?』
イカ娘『……当たり前じゃなイカ』カァッ
栄子「…」イラァッ
栄子「………んん!?(な、なんだこの気持ち…)」
栄子(ま、待て落ち着け栄子!これは…あれだな。自分のペットが自分よりも何故か友達に懐いてることに腹が立つのと同じような…)
22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:30:57.01 ID:
8ivxBMrX0イカ娘『栄子、今日から私は早苗の家で暮らすでゲソ』
栄子『はぁ!?お前いきなりなに言ってんだよ!』
イカ娘『?当然じゃないか。私と早苗は付き合ってるのでゲソからね。いつまでも他の女の家でお世話になってると早苗がヤキモチを妬くでゲソ』
イカ娘『心配しなくてもれもんには早苗の家から通うでゲソ。じゃあもう行くでゲソ』
栄子『ま、待てよイカ娘!』
早苗『イカちゃぁん!』タッタッタッ
イカ娘『早苗!』パァッ
早苗『ねぇ今栄子となに話したの?』
イカ娘『最後の挨拶でゲソ』
早苗『イヤ!私以外の女となんて会話しないでイカちゃん!』
イカ娘『早苗はヤキモチ妬きでゲソねぇ』ハッハッハッ
早苗『だって私イカちゃんが大好きなんだもん!』
イカ娘『私だって早苗が大好きでゲソ!』
23:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:33:11.87 ID:
8ivxBMrX0早苗『栄子よりも?』
イカ娘『当たり前じゃなイカ!早苗が宇宙一好きでゲソ!』
早苗『イカちゃあああああああああああん!!!!!!』
イカ娘『早苗えええええええええええええ!!!!!!』
イチャイチャ!
栄子「…」ブチィッ
栄子「だああああああああああああああああ!!!!!!!」
イカ娘「!?」ビクッ
イカ娘「なんでゲソ急に!?びっくりするじゃなイカ!?」
栄子「イカ娘!」ガシッ
イカ娘「な、なんでゲソ?」ビクッ
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:35:46.38 ID:
8ivxBMrX0栄子「ぉ…」
イカ娘「え?」
栄子「お…」
イカ娘「お?」
栄子(お前のことが…!)
イカ娘「栄子?」
栄子「……………」
栄子「……やっぱり、とりあえずで付き合うのはよくないんじゃないか?」
イカ娘「?でも栄子が…」
栄子「いや、うん。私が間違ってた。そういうのはよくない。うん」
イカ娘「やっぱりそうでゲソか?」
栄子「そうでゲソ」
イカ娘「真似するんじゃないでゲソ!」
栄子「すまん…」
イカ娘「でもじゃあどうすれば…」
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:38:27.31 ID:
8ivxBMrX0栄子「………そのままを言えばいいんじゃないか?」
イカ娘「え?」
栄子「お前の…イカ娘の素直な気持ちをさ」
イカ娘「素直な…気持ち…」
栄子「告白されてびっくりしたのも、どう返事したらいいのか分からないのも、会えなくて寂しいのも…全部、素直にさ」
イカ娘「でも…それじゃ返事になってないでゲソ」
栄子「いいんだよ。まだお前の中で返事が全然決まってないんだろ?」
イカ娘「…」コクン
栄子「じゃあそのまま、有りのままを言えばいいよ。早苗だってきっと分かってくれるよ」
イカ娘「いいのでゲソ?こんな…中途半端な返事で?」
栄子「大丈夫。早苗がお前のこと本気で好きなら…その答えでも十分嬉しいはずだよ」
イカ娘「そうでゲソか…」
栄子「あぁ」
イカ娘「…………分かったでゲソ!早苗に思ったこと全部言ってくるでゲソ!」
栄子「あぁ!言って来い!」
28:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:41:11.51 ID:
8ivxBMrX0イカ娘「ありがとうでゲソ、栄子!行ってくるでゲソ!」
栄子「行って来い!」
イカ娘「…い、行ってくるでゲソ!」
栄子「おう!」
イカ娘「………」
栄子「どうした?」
イカ娘「や、やっぱり栄子も一緒に来てくれなイカ…?一人じゃ不安でゲソ…」
栄子「お前なぁ…」ハァ
イカ娘「ダメでゲソか…?」ウルッ
栄子「……いや、いいよ。私も丁度早苗に言っておきたいことあったし」
イカ娘「本当でゲソか!」パァッ
栄子「あぁ。行くぞ」
イカ娘「ありがとうでゲソ!」
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:45:53.88 ID:
8ivxBMrX0~早苗家~
ピンポーン
早苗「はい…」ガチャ
栄子「よっ」
早苗「栄子…」ゲソッ
栄子(やつれてんなぁー…)
早苗「どうしたの…?」
栄子「ほれ、イカ娘」
早苗「えっ!?」
イカ娘「…」モジモジ
早苗「い、イカちゃん…」
栄子「ほら、後ろに隠れてないで。出て来い」グイッ
イカ娘「あうっ!」
イカ娘「あ…えと…ひ、久しぶりでゲソね…」カァッ
早苗「う、うん…久しぶり…」
31:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:49:27.23 ID:
8ivxBMrX0イカ娘「えっと…その…」
早苗「うん…」
イカ娘「………」
早苗「………」
栄子「…ほれ」バシッ
イカ娘「い、痛いじゃなイカ!?」
早苗「乱暴はやめて栄子!」
栄子「ちゃんと言うんだろ?」
イカ娘「……ゲソ」コクン
栄子「がんばれ」ナデナデ
イカ娘「!」
イカ娘「………」コクンッ
イカ娘「早苗!聞いてほしいでゲソ!」
…
……
………
32:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:51:53.92 ID:
8ivxBMrX0イカ娘「……こんな返事じゃダメでゲソ?」
早苗「ううん…ううん!」フルフル
早苗「嬉しい…イカちゃんがそんなに真剣に考えてくれただけで嬉しい…!」グスッ
早苗「ごめんね…いっぱい悩ませちゃって…」
早苗「それと…ありがとう」
イカ娘「…」ニコッ
早苗「イカちゃああああああああああん!!!!」ガバッ
イカ娘「ゲソッ!?」
早苗「イカちゃんに好きになってもらえるようにこれからは今まで以上に猛アタックしていくわ!」スリスリスリスリ
イカ娘「今まで以上…?」サーッ
イカ娘「ま、待つでゲソ!今までも異常だったのにこれからはもっと異常になっていくでゲソか!?」
早苗「もうイカちゃんたら…字が違うぞっ☆」
イカ娘「むしろ私のほうが正しいんじゃなイカ!?」
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:54:48.53 ID:
8ivxBMrX0早苗「あぁん!イカちゃんのすべすべお肌久しぶりぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」スリスリスリスリ
イカ娘「やめなイカ!放すでゲソ!」ジタバタ
早苗「イカちゃああああああああああああん!!!!!!」
イカ娘「ゲソーーーーーーー!!!!!!」
栄子「はい、ストップ」グイッ
早苗「えっ?」
イカ娘「え、栄子!助かったでゲソ!」パァッ
早苗「何よ栄子!邪魔する気?」
栄子「悪いな早苗。イカ娘は…お前にはやれん」ギュッ
イカ娘「ふぇっ!?」ドキッ
早苗「ふっ…そう。気付いてしまったのね。自分自身の気持ちに…」
栄子「お前まさか知ってたのか…?」
早苗「もちろんよ。大体こんな可愛い子、近くにいて好きにならないわけがないわ!」バァン!
34:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:57:50.06 ID:
8ivxBMrX0イカ娘(またアホなこと言ってるでゲソ…)
栄子「………確かにな」
イカ娘「ゲソーーーーーーーー!!!?」
栄子「早苗、さっきイカ娘に抱きついても我慢したのは罪無き友人を脳内とはいえ犯罪者にしてしまったことに対するほんの罪滅ぼしだ。これからはイカ娘に変なことはさせん」
早苗「何の話をしてるのか分からないけど、あなたが今イカちゃんの肩を抱いていることのほうが余程大罪よ」ギリッ
栄子「私はいいんだ。家族だからな」
早苗「ずるいわ!そうやっていつもいつも無意識のうちからイカちゃんを独占して!許せない…!」
栄子「お前こそいつもいつもイカ娘に好き好き言ってるじゃねぇか!」
早苗「好きだなんていつでも言えるじゃない!」
栄子「言えるか!!!」
早苗「あら…言ってないの?」
栄子「うっ…」ギクッ
36:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 16:00:12.36 ID:
8ivxBMrX0早苗「片腹痛いわね栄子!好きも言ってないでイカちゃんに愛されると思って!?」
栄子「……い、イカ娘!」クルッ
イカ娘「げ、ゲソッ!?」ビクッ
栄子「……ぅ」ドキドキ
イカ娘「……」ドキドキ
栄子「…………す…好き…だ」カァァァァァァァッ
イカ娘「げ、ゲソォ…」カァァァァァァァァッ
早苗「いやーーーーーーーーーー!!!!!!」ドンッ
栄子「ぶふぅっ!?」
イカ娘「え、栄子!?」
37:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 16:02:39.48 ID:
8ivxBMrX0早苗「どういうこと!?どういうことなのイカちゃん!?なんで私の告白より栄子の時のが顔赤いの!?」
イカ娘「し、知らないでゲソッ!」プイッ
早苗「ダメよイカちゃん!栄子のが私よりも長い時間一緒だからちょっと…そう、ち・よ・つ・と勘違いしちゃってるのよ!今日からは私の家に住みましょう!そうすれば栄子と同等…いえそれ以上に私を好きになるはずだわ!」ギュッ
栄子「そんなことさせるか!」ゲシッ
早苗「きゃあっ!?」
栄子「帰るぞイカ娘!もう用は済んだだろ!」ギュッ
イカ娘「あ…」カァッ
栄子「え…?あ…」パッ
イカ娘「……」カァァァ
栄子「……」カァッ
早苗「いやああああああああああああああ!!!!!!!!」
エビ終マイ
38:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 16:04:10.22 ID:
8ivxBMrX0イカ栄流行れえええええええええええええ!!!!!!!!
早苗ももっとがんばれ!!!!
あばよ!
40:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 16:29:20.69 ID:jozD2yWhO
よかった24:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 15:35:17.80 ID:8aYgeozv0
あれ、栄子がかわいい41:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 16:34:16.41 ID:7NilUfmM0
イカ娘あんまり知らんがいいノリだ43:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/30(水) 16:55:46.16 ID:AUWwSeq7O
まあイカちゃんなら仕方無いな
乙
- 関連記事
-
Amazonの新着おすすめ
おすすめサイトの最新記事