1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:17:13.65 ID:zp3u3Zuu0
岡部「なにってゲームだが……」
萌郁「なんの、ゲーム……?」
岡部「この大きいのを倒すゲームだ。やってみるか?」
萌郁「……」コク
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:18:27.78 ID:rW7qMbpT0
さてはワンダと巨像だな?!
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:23:13.56 ID:z5D6GFD80
できる>>2がいると聞いて
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:21:17.44 ID:zp3u3Zuu0
萌郁「どう……やるの……?」
岡部「こいつの体を登っていって弱点を攻撃するんだ」
萌郁「弱点……どこ……?」
岡部「それを探すのも醍醐味のひとつだ、自分でやってみろ」
萌郁「……」コク
……………………
萌郁「登れ、ない……」
岡部「どれ、貸してみろ」
……………………
萌郁「そこから、だったんだ……」
岡部「ほら、一匹目は練習だ、やってみろ」
萌郁「……」コク
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:21:29.83 ID:sAGNnsrl0
モンハンだろ常考
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:23:16.76 ID:eiY4/c5M0
ワンダっぽいな
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:23:27.38 ID:zp3u3Zuu0
岡部「そうだ、そうやって剣で光をあてて……」
萌郁「こう……?」
岡部「そうだ、そして光が集まっている所を調べるんだ」
萌郁「……」コク
……………………
萌郁「あ……」
岡部「大丈夫だ、もう一度」
萌郁「……」コク
岡部「そうだ、上手いぞ」
萌郁「…………///」
岡部「よし、そこから登るんだ」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:27:05.96 ID:zp3u3Zuu0
萌郁「ここから……どうするの……?」
岡部「ほら、あの光っている紋章があるだろう」
萌郁「……」」コク
岡部「あそこを剣で刺すんだ」
萌郁「どうして、刺すの……?」
岡部「そうしなければ倒せないだろう」
萌郁「……なんで、倒すの……?」
岡部「それは、ほら、女の子を蘇らせるために……」
萌郁「女の子……死んでるの……?」
岡部「ああ……」
萌郁「そう……なんだ……」
岡部「…………」
萌郁「…………」カチカチ
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:29:53.67 ID:zp3u3Zuu0
萌郁「…………ようやく……倒した……」
岡部「うむ、初めてにしてはなかなかだな」
萌郁「これで……いい……?」
岡部「ああ」
萌郁「あ……!」
岡部「ん?」
萌郁「黒いのに……」
岡部「ああ、それは平気だ」
萌郁「平気……なの……?」
岡部「そういう仕様だ」
萌郁「そう……」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:31:45.54 ID:zp3u3Zuu0
萌郁「これ……面白い……?」
岡部「ん? そうだな、なかなか」
萌郁「そう……」
岡部「次に進んでみるといい」
萌郁「……」コク
…………………………
萌郁「牛……?」
岡部「そうだな」
萌郁「この子も……刺すの……?」
岡部「…………ああ」
萌郁「そう……なんだ…………」
岡部「…………」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:34:33.17 ID:zp3u3Zuu0
萌郁「登れない……」
岡部「諦めるでない」
萌郁「踏まれ……」
岡部「危ない!!」
萌郁「!!」
岡部「あ……」
萌郁「死んじゃった……?」
岡部「いや、平気だが、早く逃げなければ」
萌郁「…………」コク
…………………………
萌郁「足……?」
岡部「そのようだな」
萌郁「どう……やるの……?」
岡部「弓矢を使え」
萌郁「弓矢……」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:37:34.50 ID:zp3u3Zuu0
岡部「そうだ、そうやって狙って……」
萌郁「…………」
岡部「大丈夫だ、踏まれる前にやってしまえ」
萌郁「…………」
岡部「どうした、早く撃て」
萌郁「この子……痛くない……?」
岡部「いや、相手は生き物では無いから……」
萌郁「でも……」
岡部「そうしなければこちらが殺られるぞ」
萌郁「………………」
岡部「危ない! 一旦逃げるのだ!」
萌郁「…………」カチカチ
26:>>23最近もなにも萌郁スレは俺しか立ててないけどな:2011/08/28(日) 04:41:08.76 ID:zp3u3Zuu0
岡部「何故撃たなかったのだ」
萌郁「…………」
岡部「まあ良い。次は撃てよ」
萌郁……がんばる…………」
岡部「…………」
萌郁「…………!」カチカチ
岡部(なかなかに熱中してはいるが……)
萌郁「…………」カチカチ
岡部(なかなか攻撃しないな……)
萌郁「………………」フラフラ
岡部(あ、体動いてる……)
萌郁「…………う、撃つ……」
岡部「ああ」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:45:43.90 ID:zp3u3Zuu0
グワー!!
萌郁「!!」
岡部「よし、足から登っていけ!!」」
萌郁「で、でも……」
岡部「早くしなければ起き上がってしまうぞ!」
萌郁「…………」コク
……………………
萌郁「おしり…………刺すの……?」
岡部「おのようだな」
萌郁「痛く……ない……?」
岡部「平気だろ」
萌郁「でも……足撃った時……」
岡部「あれは、そういうものなのだ。ほら、力を溜めて一気に」
萌郁……………………」コク
ザクッ
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:48:28.47 ID:zp3u3Zuu0
萌郁「!!」
岡部「よし、振り落とされるなよ」
萌郁「あの……今、悲鳴…………」
岡部「ほら、チャンスだ!いけ!!」
萌郁「…………」オドオド
岡部「よし!今だ!!」
萌郁「…………!」
ザクッ
グワー!!
萌郁「……やっぱり……痛いんじゃ…………」
岡部「…………」
萌郁「かわいそう……」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:51:53.99 ID:zp3u3Zuu0
岡部「ほら、大丈夫だから次だ!」
萌郁「あれ……弱点……ない…………」
岡部「もう一箇所あるんだろ」
萌郁「また……刺すの……?」
岡部「……そうしなければならないからな」
萌郁「…………そう」カチカチ
……………………
萌郁「あった……」
岡部「よし、このまま刺せ!」
萌郁「でも……」
岡部「大丈夫だ、痛くはない……はずだ…………」
萌郁「頭…………でも……?」
岡部「………………」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:54:16.48 ID:zp3u3Zuu0
岡部「しかしな……やらなければ女の子が……」
萌郁「大切な……人……?」
岡部「そうなのだろうな」
萌郁「…………そう」
岡部「うむ……」
……………………
ザクッ
萌郁「あ…………」
岡部「倒したな」
萌郁「……」コク
岡部「どうした?」
萌郁「やっぱり…………かわいそう……」
岡部「そうかも……しれんな…………」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:57:15.18 ID:zp3u3Zuu0
萌郁「岡部君……続き……」
岡部「ん? そうだな、やるか」
萌郁「……」コク
……………………
萌郁「…………ひよこ……?」
岡部「似ているな」
萌郁「この子達は……悪い子、なの……?」
岡部「………………いや……」
萌郁「それでも……倒す……?」
岡部「……そう……だな…………」
………………
萌郁「大きい、ね……」
岡部「そうだな……」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 04:59:17.96 ID:zp3u3Zuu0
岡部「おっと、よし、ここから登れるな」カチカチ
萌郁「…………」
岡部「よ、ほっ……よし」
萌郁「飲み物……持ってくる…………」
岡部「ああ、頼む」
…………………………
岡部「よし、次は腹だな……」カチカチ
萌郁「…………はい……」
岡部「おお、ありがとう」
萌郁…………」コク
岡部「よ…………ほ……」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 05:03:55.41 ID:zp3u3Zuu0
萌郁「…………」
岡部「……ん? おい、ドクペは……」
萌郁「……無かった、から…………」
岡部「だからといって何故マウンテンデューなのだ」
萌郁「好き……かな、って」
岡部「…………まあ良い」カチカチ
…………………………
萌郁「これ、どれくらい倒すの……?」
岡部「16体だそうだ」
萌郁「そんなに……」
岡部「まあ人を蘇らせるのだからな」
萌郁「…………大変、だね……」
岡部「まあな」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 05:07:25.13 ID:zp3u3Zuu0
萌郁「今日……他の人は……?」
岡部「それぞれ用事があるらしくてな」カチカチ
萌郁「そう……なんだ……」
岡部「まあ、気にせずくつろいでいけ」
萌郁「…………うん」
岡部「ほっ、よし」
萌郁「倒した……?」
岡部「ああ」
萌郁「すごい……」
岡部「そうか?」
萌郁「……」コク
岡部「やるか?」
萌郁「「私は……いい」
岡部「そうか」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 05:12:26.07 ID:zp3u3Zuu0
萌郁「…………」
岡部「…………」カチカチ
萌郁「…………あの……」
岡部「ん?」カチカチ
萌郁「今日は…………ずっと、これ……?」
岡部「なんだ? 退屈になったか?」カチカチ
萌郁「…………そうでも、ない」
岡部「そうか」カチカチ
萌郁「…………」
岡部「お、これだな……」カチカチ
萌郁「………………」
岡部「よし、次は……」カチカチ
萌郁「…………岡部君……楽しそう……」
岡部「ああ、それなりにな」
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 05:14:45.30 ID:zp3u3Zuu0
萌郁「…………」
岡部「……」カチカチ
萌郁「……あ」
岡部「よ」
萌郁「…………」ホッ
岡部「よし、ほっ!」
萌郁「…………すごい」
岡部「それ……」カチカチ
萌郁「………………なんだか……」
岡部「ん?」カチカチ
萌郁「…………幸せ……」
岡部「なっ!!」
岡部「な、何を急に!」
萌郁「なんと、なく……」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 05:16:57.24 ID:zp3u3Zuu0
岡部「…………」
萌郁「…………」
岡部「まったく……」」カチカチ
萌郁「……ごめん、なさい…………」
岡部「………………」
萌郁「……」
………………………………
岡部「さて……」
萌郁「終わり……?」
岡部「ああ、そろそろ疲れてきたしな」
萌郁「そう……」
岡部「なにか別の事でもするか」
萌郁「なに……するの……?」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 05:22:01.34 ID:zp3u3Zuu0
岡部「そうだな……ダル達も居ないし……」
萌郁「……?」
岡部「…………」
萌郁「…………あ、あの……」
岡部「ん?」
萌郁「なに……してるの……?」
岡部「なにって、服を脱いでいるのだが?」
萌郁「どうして……?」
岡部「そんなもの決まっているだろう!!」
萌郁「!!」
岡部「女装するためだ!!」
萌郁「………………?」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 05:24:18.64 ID:zp3u3Zuu0
岡部「…………?」
萌郁「……?」
岡部「あ、いや……冗談なのだが……」
萌郁「あ……そう、だったんだ……」
岡部「いや……すまん……」
萌郁「……」コク
岡部「しかし、何をするか……」
萌郁「これ……は……?」
岡部「ん? 人生ゲームか」
萌郁「これなら、のんびり……」
岡部「そうだな……じゃあするか」
萌郁「…………」コク
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 05:26:46.01 ID:zp3u3Zuu0
岡部「…………」
萌郁「…………」
岡部「あ、保険くれ」
萌郁「……」コク
岡部「…………」
萌郁「……あ、お金……入った……」
岡部「そろそろ家か?」
萌郁「…………」コク
岡部「……俺も早く欲しいな」
萌郁「……がんばって…………」
岡部「お、転職」
萌郁「いいの……なれた?」
岡部「あ、失敗した……」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 05:29:35.80 ID:zp3u3Zuu0
萌郁「アルバイト?」
岡部「ああ」
萌郁「私……弁護士…………」
岡部「なんだ? 自慢か?」
萌郁「…………すこし……」
岡部「ふん! 悔しくなどないぞ!!」
萌郁「…………」コク
岡部「俺様だってそろそろ株でもうける予定なのだ!」
萌郁「……がんばれ…………」
岡部「…………ぐぬぬ」
萌郁「あ、結婚だ…………」
岡部「はあ、ご祝儀か……」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 05:33:34.03 ID:zp3u3Zuu0
岡部「お前は結婚とか考えるのか?」
萌郁「…………まだ、解らない……」
岡部「そうか……恋人とかは欲しくないのか?」
萌郁「………………それは……ほしい……」
岡部「ならば早く良い人を見つけなければな」」
萌郁「………………」コク
岡部「ま、がんばるのだな……よし、保険はだいぶ揃ったぞ」
萌郁「…………」
岡部「ほら、お前の番だ」
萌郁「…………ん」
岡部「……?」
萌郁「…………岡部君は……恋人…………作らないの……?」
岡部「俺か? 俺は科学こそが恋人だ!」
萌郁「………………そう…………………………」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 05:38:01.92 ID:zp3u3Zuu0
萌郁「そろそろ……ゴール……」
岡部「だな、結局お前の勝ちだな」
萌郁「でも……あんまり幸せじゃ……なかった……」
岡部「そうなのか?」
萌郁「……」コク
岡部「十分ではないか、結婚もしていて資産もあって」
萌郁「でも…………好きじゃない人……だから……」
岡部「なんだその妙にリアルな考え方は」
萌郁「人生ゲーム……だから……」
岡部「そんな事を言ったら俺なぞフリーターのままだったぞ」
萌郁「でも……幸せ……みたいだから……」
岡部「…………よく解らんヤツだな」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 05:43:18.34 ID:zp3u3Zuu0
萌郁「楽しかった……」
岡部「そうか、それならば良かった」
萌郁「そろそろ……お昼……?」
岡部「そうだな、何処かへ食べに行くか?」
萌郁「何でも……いい……」
岡部「そうか……じゃあ、どこか適当に行くか」
萌郁「……」コク
………………………………
岡部「適当にとはいったものの……」
萌郁「どこ……いく……?」
岡部「んーどうするか……」
萌郁「…………」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 05:47:31.30 ID:zp3u3Zuu0
フェイリス「にゃにゃ!凶真ぁ!!」
岡部「む、フェイリスか。どうしたのだ、こんな所で」
フェイリス「休憩中だったのにゃ♪ 凶真こそどうしたのにゃ?」
岡部「ああ、俺は昼飯を食いにな」
フェイリス「にゃ!だったらメイクイーンに来るといいにゃ!」
岡部「それもそうだな、お前もいいか?」
萌郁「…………」コク
フェイリス「にゃにゃにゃ!? 今日はまた別の女の子を連れてるのにゃ~」
岡部「人を軽い人間のように言うでない!」
フェイリス「でも事実だにゃ~」
萌郁「事実……」
岡部「…………ぬう……」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 05:52:22.67 ID:zp3u3Zuu0
~メイクイーン~
ダル「オカリン爆発しろぉ!!」
岡部「ダルよ……ここに居たのか……」
ダル「フェイリスたんに同伴されて入店して、さらに桐生氏まで一緒だなんて!!」
岡部「ダルよ取り合えず落ち着いてくれないか……?」
ダル「ここが戦場だったら即射殺ものだお!!クソ!!なんでオカリンばっかり!!」
萌郁「…………」
岡部「ほら、コイツも困っているだろう……」
ダル「くっそー!!カップルみたいなやり取りしやがって!!あーもームカツクー!!」
岡部「おい……ダルよ……人の話を…………」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 05:58:42.43 ID:zp3u3Zuu0
フェイリス「にゃにゃにゃ? ダルニャン嫉妬かにゃ?」
ダル「誰がこんなヤツ!!」
フェイリス「にゃにゃぁ、ツンデレなんだにゃ~」
ダル「べ、別にボクはオカリンのことなんてなんとも……」
フェイリス「にゃにゃにゃ~」
岡部「おい、気持ちの悪い会話はその辺でやめておけ」
フェイリス「凶真はつれなにゃ。はいオムライスおまたせにゃん♪」
岡部「ああ……って。なんだこの文字は……」
フェイリス「サービスだにゃ☆」
岡部「『リア充爆殺』と書いてあるではないか!!」
フェイリス「ちょっと遊んでみただけにゃ♪」
萌郁「…………すごい…………」
ダル「今のオカリンにはちょうどいいお!」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 06:03:15.59 ID:zp3u3Zuu0
岡部「まあいい……食べてしまおう」
萌郁「……」コク
まゆり「あ、オカリンに萌郁さん。来たたんだ~」
岡部「「む、まゆりか、もうバイトか?」
まゆり「今日はちょっと早く来たのです」
岡部「そうか、ご苦労」
まゆり「ゆっくりしていってね~萌郁さん」
萌郁「……」コク
まゆり「萌郁さんは何時見ても綺麗だね~」
萌郁「そんな事……ない……」
まゆり「そんなことあるよ~、今度コス着てもらいたいな~」
萌郁「…………考えて……おく…………」
まゆり「ほんとに~、やった~」
萌郁「……」コク
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 06:07:42.54 ID:zp3u3Zuu0
…………………………
岡部「さて、腹も膨れたしそろそろ帰るか」
萌郁「……」コク
ダル「僕はまだいるお」
岡部「そうか、ならば先に帰っているぞ」
フェイリス「にゃ? 凶真もう帰るのかにゃ?」
岡部「ああ、奥義習得のための特訓で忙しいのでな」
フェイリス「にゃにゃ! 凶真、まだ力を求めるというのにゃ!?」
岡部「ああ、機関打倒のためにはどんな力も利用してみせるさ……」
フェイリス「さすが凶真だにゃ!」
まゆり「じゃあねオカリン、萌郁さん」
萌郁「…………じゃあ、また…………」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 06:11:24.02 ID:zp3u3Zuu0
~帰り道~
岡部「なんだかいろんなヤツに会ったな」
萌郁「…………」コク
ルカ子「あ、凶真さん……」
岡部「ん?ルカ子か、こんな所で会うとは珍しいな」
ルカ子「あ、はい、お父さんに頼まれたものを買いに……」
岡部「そうか、偉いではないか」
ルカ子「そんな……///」
萌郁「…………」
岡部「これからも親を大切にするのだぞ」
ルカ子「はい!」
……………………………………
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 06:16:51.86 ID:zp3u3Zuu0
~ブラウン管工房前~
岡部「暇そうだな、バイト戦士よ」
鈴羽「あ!岡部倫太郎! と、桐生萌郁」
萌郁「…………」
岡部「今日もサボりか?」
鈴羽「違うよー、今は休憩中なの」
岡部「そうだったのか、いつもと通に暇そうだったから解らなかったぞ」
鈴羽「あー、ひっどーい。こう見えても色々と忙しいんだから!」
岡部「そうなのか?」
鈴羽「そうだよー、もう大変でさー」
岡部「まあ、やることがあるのなら、それはそれで良いことではないか」
鈴羽「そんなものかねー?」
岡部「こいつなんて、やることが無くて今日はずっとゲームをしていたのだぞ」
萌郁「……岡部君も…………してた……」
鈴羽「岡部倫太郎の方が暇そうじゃん」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 06:19:58.38 ID:zp3u3Zuu0
岡部「何をいうか!こう見えても俺は色々と忙しいのだ!」
鈴羽「ゲームしてたのに?」
岡部「きょ、今日はたまたまだ!」
鈴羽「はいはーい、そろそろバイトはじめないとだから、じゃーねー」
岡部「な!貴様人の話を!!」
萌郁「じゃあ……」
岡部「お前までも流すというのか!!」
萌郁「忙しい人を、足止めするのは……」
岡部「ぐぬぬ…………まあ、仕方ない…………」
萌郁「………………うん……」
…………………………………………………………
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 06:25:05.65 ID:zp3u3Zuu0
~ラボ~
岡部「ふう、なんだか疲れたな」
助手「あら岡部、それに桐生さんも」
岡部「なんだ助手よ、来ていたのか」
助手「ちょっと調べ物をしにね、すぐ帰るわ。それと、助手じゃないから」
岡部「なんだ、帰るのか」
助手「今日はやらなきゃならない事が色々とあるのよ」
岡部「なんだ、若者のくせに余裕の無いやつだな」
助手「はいはい、そうですよ。所であんた達は何してるのよ?」
岡部「俺はだな、今日こそ世界を我がものにするための実験を」
萌郁「…………ゲーム…………してた…………」
岡部「あ!こら指圧師!!よけいな事を言うでない!!」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 06:29:48.24 ID:zp3u3Zuu0
助手「なんだ、随分と暇なのね、そんなんで世界を手に入れようなんて」
岡部「うるさい!さっさと帰れ!!」
助手「言われなくても帰るわよ」
岡部「さあ帰れ。今すぐ帰れ!!」
助手「うるさいわね!もう帰るわよ!!」
萌郁「忙しそう…………」
助手「ええ、そなのよ、妙にやることが多くて」
岡部「ふん、ちょっと天才だからって忙しぶおって」
助手「はいはい、暇人は黙ってましょうねー。じゃあ、帰るわ。またね桐生さん」
萌郁「……」コク
岡部「な!こら!!助手!!」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 06:32:42.69 ID:zp3u3Zuu0
萌郁「…………」
岡部「……また二人になってしまったな」
萌郁「……」コク
岡部「……むう」
萌郁「………………」
岡部「…………」
萌郁「みんな、忙しそう……」
岡部「そうだな……暇なのは俺たちだけのようだ……」
萌郁「また、ゲーム……する……?」
岡部「そう、だな…………」
萌郁「……」コク
岡部「次は何をするか……」
萌郁「……」
岡部「レースゲームでもするか?」
萌郁「…………やったこと……ないけど、する……」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 06:36:18.57 ID:zp3u3Zuu0
岡部「……」カチカチ
萌郁「…………」フラフラ
岡部「体が動いているぞ」
萌郁「勝手に……」
岡部「まあ、よくあることだ」カチカチ
萌郁「…………」
岡部「…………」
萌郁「……岡部君は、友達……多いね……」
岡部「ん? そうでもないぞ?」
萌郁「お昼食べるだけで……たくさん」
岡部「偶然だ……」
萌郁「私は……ほとんど居ない、から……」
岡部「何を言っている」
萌郁「?」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 06:39:10.12 ID:zp3u3Zuu0
岡部「お前だってラボメンなんだから今日会った奴らは友達だろう」
萌郁「…………そう……なのかな……?」
岡部「当たり前だ」
萌郁「そう……だったら……いいな」
岡部「そうなのだ」
萌郁「そう……なんだ……」
岡部「ああ……」
萌郁「………………ありがとう……」
岡部「何がだ」
萌郁「…………一緒に…………居てくれて……?」
岡部「なぜ聞く」
萌郁「なんとなく……」
岡部「…………」
萌郁「…………」
岡部「一緒にいるさ……仲間だからな」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 06:41:01.07 ID:zp3u3Zuu0
萌郁「…………うん」
岡部「ほら、ぼーっと走っていると穴に落ちるぞ」
萌郁「あ…………」
岡部「まったく……」
萌郁「…………」
岡部「…………」
萌郁「…………ありがとう」
岡部「ああ……」
萌郁「…………」
岡部「………………」
おわり
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 06:43:48.02 ID:h7b86dUq0
乙
リア充マジで爆発しろよ
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 06:50:14.04 ID:64XEBXws0
乙
よかった
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