咲耶「やはり、歯磨き粉はいちご味だな」

2021-07-10 (土) 12:01  アイドルマスターSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/27(日) 21:33:29.64 ID:uctYBanDO



ピーッ

あ、父さんかい?私だよ。咲耶

うん、ありがとう。父さんからは言葉だけで充分だよ

ん?あぁ、みんなからもお祝いしてもらったよ

いつものメンバーだけでなく事務所の他のユニットのメンバーからもね



もちろん、プロデューサーからも





2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/27(日) 21:35:28.68 ID:uctYBanDO

シャニマス白瀬咲耶誕生日SSです

短いです

こちら独自の内容がありますのでよろしくお願いします




3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/27(日) 21:43:01.28 ID:uctYBanDO

―昼過ぎ

―喫茶店

「あ──────っ、と……うぅ、腰が痛たたた」

「ふぅ、やっとお昼を越えましたか」

「最近、だんだん腰が痛くなって……」

「あんまり無理はしないでくださいね。若くないんですから」

「な、ナナは17歳ですから!」

「はいはい」

カランカラーン

『いらっしゃいませーっ』

咲耶「やぁ、お持ち帰りだけどいいかな?」

「あ、咲耶ちゃん」

「いらっしゃいませーっ」




4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/27(日) 21:46:02.56 ID:uctYBanDO

「あ、そうだ。誕生日おめでとうございます!」

咲耶「おや、知っていたのかな?」

「アイドルの白瀬咲耶といえば、今や世間を騒がすビッグネームですからね」

咲耶「ありがとう…今日もいつものを貰えるかい?」

「はい、ありがとうございます」

「あと、夏の新作の試作品を入れておきますね」

咲耶「おや、困ったな。楽しみが増えてしまったではないか」

「嬉しいことは沢山あった方がいいと思いますよ。ましてや誕生日なんですから」

「そうですよ。さ、事務所へ行くなら早い方が」

咲耶「そうだね。また来るから、その時は美しいお姉さんを是非テイクアウトで」

「はいはい」

「ありがとうございました!」

カランカラーン

「……咲耶ちゃん、とっても嬉しそうでしたね」

「本当に。ナナも思わず腰の痛いのを忘れて頑張れちゃいますよ」

「あー、はいはい」




5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/27(日) 21:49:02.83 ID:uctYBanDO

―事務所

咲耶「おはようございます」

はづき「あ、おはようございます」

咲耶「やぁ、はづきさん。今日も綺麗だね。よかったら今夜は……」

はづき「そうそう、今日誕生日でしたね」

咲耶「……つれないね」

はづき「ふふっ、簡単に釣られませんよ」

はづき「で、事務所の他のユニットのみんなからプレゼントを預かってますよ」

咲耶「へぇ、みんなからか」




6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/27(日) 21:55:39.43 ID:uctYBanDO

はづき「まずはイルミネのみんなは手帳ですね」

咲耶「これは結構な……かなりいいものって見てわかるよ」

はづき「アルストロメリアからはタイピン。ストレイライトからはチョーカー」

咲耶「どれも素晴らしい物だね。選んだ人の感性がえりすぐれているのがわかるよ」

はづき「放クラからは釘バット、ノクチルからはアマゾソの商品券、シーズからは……現金です」

咲耶「…………ありがたく受け取っておいた方がよさそうだね」

はづき「……最後の。うちの妹の発案だそうです」

咲耶「なるほど。現実的な選択肢を選んだわけか」

咲耶「なら、今度妹さんと二人っきりで夜の街をさ迷うとしよう」

はづき「あまりたぶらかさないで下さいね」




7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/27(日) 21:58:44.57 ID:uctYBanDO

咲耶「さて、と……うちのメンバーは揃っているよね?」

はづき「あ、はい。隣で……あ」

咲耶「ん?」チラッ



摩美々「……」

咲耶「……」

摩美々「……」

サッ



咲耶「……あまり待たせてはいけないようだね」

はづき「はい、頑張ってください」




8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/27(日) 22:00:31.01 ID:uctYBanDO

ガチャ

咲耶「やぁ、みんな…」



結華「せーの!」

『ハッピーバースデー!咲耶(さくやん)(咲耶ちゃん)!』

パンパパーン

咲耶「ははっ、ありがとう!」




9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/27(日) 22:03:31.91 ID:uctYBanDO

摩美々「とりあえず、咲耶はここに座るー」ヒョイヒョイ

咲耶「つまり、何かイタズラが仕掛けてあるわけ……と」

摩美々「うわー、ふーひょーひがいー」

結華「まみみん、日頃の行いってやつだよ」

霧子「あ、あの……大丈夫……だから……」

咲耶「そうかい、霧子が言うなら安全だね」

摩美々「ぶー」

恋鐘「とりあえず、咲耶。はっぴーばーすでーたい!」

咲耶「ありがとう、恋鐘」




10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/27(日) 22:08:39.34 ID:uctYBanDO

結華「じゃあ、まずはケーキのろうそくに火をつけるね」

摩美々「花火にもつけるよー」

パチパチパチ

霧子「わぁ……綺麗……」

恋鐘「うんうん。さ、咲耶はこれを一息で消すばい」

咲耶「待ってくれ。さすがに17本は……」

結華「ふっふっふっ」

摩美々「今ならちゃーんす」

霧子「え、えっと……い、今ならみんなで……一緒に消して……」

咲耶「なるほど、そういう趣旨か」

咲耶「じゃあ、みんな。よろしくお願いするよ」

恋鐘「それじゃあ」

『ふーっ!』×5




11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/27(日) 22:16:02.16 ID:uctYBanDO

結華「それじゃあ、ろうそくも消したしプレゼントの」

ガチャ

シャニP(以下P)「やぁ、楽しくやってるかな?」

結華「あ、ちょっとPたん。今からプレゼント進呈のイベントなのに!」

P「そうか、すまんすまん」

結華「じゃあ、三峰からはパンプスだよ」

咲耶「これは……なかなか、素敵だね」

結華「へっへっへっ、さくやんから褒められると照れるね」

摩美々「うわー、おっさんくさい笑い方……」

結華「おっさんくさいってひどいな!」

摩美々「おっさんはほっといて……はい」

咲耶「このショッパーは……前に話した化粧品のかい?」

摩美々「偶然……偶然だからね…………」

咲耶「ふふっ、ありがとう」

結華「まみみんのデレ、いただきっ!」パシャパシャ

恋鐘「珍しか表情ばい!」パシャパシャ

摩美々「やーめーてー!」




12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/27(日) 22:22:37.08 ID:uctYBanDO

霧子「わ、私からは……このケーキを……」

咲耶「そういえば、いつになく豪華なケーキだね」

霧子「前に……病院で一緒になった人の奥さんがパティシェで……」

咲耶「そうか。人の縁とは素晴らしいものを持っている霧子が羨ましいよ」

霧子「えへへ……っ」

恋鐘「トリはうちばい!」

咲耶「やぁ、恋鐘。察するに、ここに並んでいる素晴らしい料理すべてかい?」

恋鐘「ふふーん、さすが咲耶はわかってるたい!」

咲耶「いつもみんなに色々やってくれて……改めて感謝するよ」

咲耶「それから、素晴らしい仲間を持つことが出来たこともすべてだね」

咲耶「ありがとう、みんな」

結華「さくやん……」ジーン

摩美々「……(///)」

霧子「えへへ……」

恋鐘「なんか……照れるばい」




13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/27(日) 22:30:59.81 ID:uctYBanDO

結華「そういえば、Pたんからは何かないの?」

P「俺か?あまり個人的なのは贔屓があるみたいで嫌かと思ったが……」

摩美々「そう言いながらその手の袋はー?」ニヤニヤ

咲耶「ふふっ、無理をさせてしまったかな?」

P「ま、あまり金をかけてないって意味でも期待しないでくれよ」ゴソゴソ

咲耶「これは……」

P「誕生日おめでとう、咲耶」





咲耶「……」

咲耶「ふふっ、こんな時にだなんて粋な演出だね……」

咲耶「ありがとう」

咲耶(そして……)



咲耶(大好きだ……一人の男性として)




14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/27(日) 22:31:55.10 ID:uctYBanDO

~~~~~~~~~~~~

あー、うん。というわけだから

うん、ありがとう。父さんも元気で

プツッ




15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/27(日) 22:35:49.53 ID:uctYBanDO

父親との電話を終えて、一人黄昏れてみる

「そういえば……」

霧子のケーキも、恋鐘の料理も……あまり味がしなかったな

多分、あの人が隣にいたから……だろうか



「いつから……かな……」

あの人が近くで……目に届くところにいると、食べているものの味が余りしなくなったのは

「これは……もう、病気だな」

責任を取ってもらうよ……P

いつか、必ず……





それまでは、みんなのプロデューサーとして頑張ってもらわないとな

楽しみだよ




16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/27(日) 22:38:25.52 ID:uctYBanDO

―いつか

―私の帰る場所が

―あなたの隣になるように願って……



GOOD NIGHT PRODUCER




17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/27(日) 22:39:24.63 ID:uctYBanDO



以上になります

さくやんの口調が変かもしれませんが、作者の勉強不足ということでお願いします

ではありがとうございました




元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1624797209/

関連記事

アイドルマスターSS   コメント:0   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
コメントの投稿