1:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:02:45.18
ID:hmYAELim0
17日なのでシアター17歳組のSS
2:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:03:45.65
ID:hmYAELim0
島原エレナ「寒いヨ〜……」
真壁瑞希「寒いです。……ぶるぶる」
エレナ「エアコン、本当に壊れちゃったんだ……」
瑞希「今日の夜には修理が終わるとPが言っていました。今日だけ我慢しましょう」
エレナ「うん。……でも、寒いヨ〜」
瑞希「……はい、寒いです」
3:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:05:06.39
ID:hmYAELim0
瑞希「何か寒さ対策は……あ、カイロがありました。2つあるので島原さんもどうぞ。脇の下や足の付け根に貼るのがいいそうです」
エレナ「ありがとう! わぁ〜、あったかいネ!」
瑞希「はい。ですが低温やけどになるかもしれませんから、カイロばかりに頼るわけにもいきません」
エレナ「低温やけど?」
瑞希「あまり熱くない物でも、長い時間同じ場所に当て続けるとやけどのような症状が出ることがあるそうです」
エレナ「へぇー! じゃあ、高温やけどはどんなやけど?」
瑞希「それは、普通のやけどです」
4:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:05:44.23
ID:hmYAELim0
瑞希「他に何か、寒さをしのげる物は……」
エレナ「ミサキの机の下にある電気ストーブ、借りちゃう?」
瑞希「それでは、青葉さんが帰って来たときに困ってしまいます」
エレナ「じゃあ、体を動かすしかないヨ! ダンスしようヨ! 劇場の中ならヒナタにも怒られないしネ!」(公式4コマ漫画参照)
瑞希「すみません島原さん。すっかり体が冷えてしまったので、私は島原さんほど動けそうにないです」
エレナ「自分のペースでダイジョーブだヨ!」
5:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:06:30.62
ID:hmYAELim0
横山奈緒「うう〜、寒っ。お疲れ様で〜す……って、何しとるん?」
エレナ「ダンスだヨ!」
奈緒「いや、それは見たらわかるけど……」
エレナ「やっぱり、寒い日にはダンスがイチバンだネ! 体がポカポカになってきたヨ!」
奈緒「エレナは寒くない日も踊っとるやん。……で、瑞希は何を?」
瑞希「私も島原さんと同じです。体を温めるために踊っています」
奈緒「いや『Melty Fantasia』より体を温めるのに向いてる曲はいっぱいあるやろ」
6:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:07:08.93
ID:hmYAELim0
瑞希「横山さんは今日、ロケのお仕事でしたね」
奈緒「せやで。紗代子と一緒にな。楽しかったけど、これがまあ〜寒いのなんのって」
エレナ「そういえば、サヨコは一緒じゃないノ?」
奈緒「途中までは一緒やったけど……」
7:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:07:56.41
ID:hmYAELim0
奈緒『いや〜、ここ最近急に寒うなったな。今朝も布団が恋しくて、なかなか起きれんかったわ』
高山紗代子『朝起きれないのはいつもじゃない? でも、確かに寒いね。弟のクラスで風邪が流行ってるみたいだし、私たちも気を付けないと』
奈緒『そんならあったかいとこであったかいもん食べようや。ほら、あそこにファミレスがあるで』
紗代子『もうっ。さっき商店街の食べ歩きロケしてきたばっかりでしょ? それより、もっと簡単に温まれる方法があるよ』
奈緒『なんや、その方法って?』
紗代子『走り込みだよ!』
8:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:09:12.68
ID:hmYAELim0
奈緒「とか言うから逃げてきたんや。今は劇場の周りをぐるぐる走ってるはずやで」
エレナ「窓からチラチラ見えてたのってサヨコだったんだネ」
瑞希「このあと雪になる予報ですが、高山さんは大丈夫でしょうか」
奈緒「雪が降ったら帰ってくるやろ。……帰ってくるよな?」
9:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:10:05.22
ID:hmYAELim0
宮尾美也「お疲れ様です〜」
白石紬「あの、高山さんが劇場の周りを走っていらしたのですが……」
エレナ「ミヤ、ツムギ! 2人でどこか行ってたの?」
美也「はい〜。紬さんと一緒に公園をお散歩してきたんですよ〜」
奈緒「こんな寒い日によう行くなあ」
美也「防寒はバッチリですからね〜」
瑞希「今日の宮尾さんはまるで羊のようですね。……もこもこ」
10:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:10:40.73
ID:hmYAELim0
瑞希「白石さんは寒くありませんか?」
紬「え、ええ。こちらの冬は金沢に比べれば……」
エレナ「ツムギ、すごいネ!」
紬「いえ、褒めていただく程のことでは……ではなく! み、みなさん! あのままでは高山さんが凍えてしまいます」
奈緒「せやなあ。そろそろ迎えに──」
紗代子「ただいま!!!!!」
奈緒「うわあびっくりした!」
紗代子「あ、汗が冷えて、さ、さ、さ、寒い……」
11:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:11:26.56
ID:hmYAELim0
奈緒「コートはどうしたん!?」
紗代子「は、走るのに邪魔だったから、更衣室に……」
奈緒「もう……アホ!」
紬「高山さんのコートは私が持ってきます」
瑞希「高山さん、よければこのカイロを使ってください」
紗代子「あ、ありがとう……」
美也「私は温かいお茶を淹れてきますね〜」
エレナ「じゃあ、ワタシはハグするネ! ギューッ!」
12:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:12:27.33
ID:hmYAELim0
エレナ「わあっ冷たい!」
奈緒「エレナがハグを拒んだ!? 紗代子、どんだけキンキンに冷えてるんや……」
瑞希「島原さん、次は私に任せてください」
紗代子「む、無理しなくていいからね……」
エレナ「それなら、えーっと……そうだサヨコ、ダンスだヨ!」
紗代子「そ、そっか、体を動かせば……〜♪〜お気に入りのコートはあったかいのに〜♪〜」
奈緒「今踊るべきは『待ちぼうけのLacrima』ではないと思うで!」
13:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:13:19.63
ID:hmYAELim0
紬「高山さん、コートです」
美也「お茶が入りましたよ〜」
紗代子「み、みんな、ありがとう……」
瑞希「高山さん、寝てはいけません」
奈緒「しっかりしいや紗代子!」
紗代子「でも、疲れて、あったかくて、眠くなってきちゃった……」
エレナ「サヨコーーー!!!」
14:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:14:31.78
ID:hmYAELim0
〜数分後〜
紗代子「……ご心配をおかけしました」
奈緒「ええって。しかし、こんなことになるなら私も一緒に走っておけばよかったわ」
紬(その場合、患者がもう1人増えただけのような気が……)
美也(紬さん、それは言わないお約束ですよ〜)
エレナ「あ! 見て見てみんな、雪だヨ!」
紗代子「予報通りだね。電車、大丈夫かな?」
美也「雪はしばらく降り続くそうですよ〜。電車が途中で止まっても大変ですから、ここで止むのを待ちましょ〜」
奈緒「そうは言ってもエアコンが壊れとるしなあ。美也のお茶だけで寒さは誤魔化せへんよ」
紬「高山さんのコートを取りに行った際に、更衣室から電気ストーブを持ってきました。小さいですが、これで少しは温かくなるでしょうか」
エレナ「ツムギ、ありがとー!」
瑞希「……そういえば、エアコンが壊れたのは事務室だけでした。寒さをしのぐなら他の場所に行けばよかったです。……迂闊だったぞ」
15:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:15:39.63
ID:hmYAELim0
美也「さて、電車の時間まで何をしますか〜?」
奈緒「仕事帰りやし、遊べるもんは持ってへんな」
紬「私も、特には……」
瑞希「私はトランプを持っています。ポーカーをしましょう」
紗代子「いいけど、どうしてポーカーなの?」
瑞希「それは──」
16:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:16:42.91
ID:hmYAELim0
瑞希「ポーカーで、体がポカポカになるからです」
17:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:17:27.33
ID:hmYAELim0
エレナ「みんなでダンスしようヨ!」
美也「いいですね〜」
奈緒「動画撮ってブログにアップしようや!」
瑞希「……あれ?」
18:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:18:33.45
ID:hmYAELim0
おしまい
韻を踏んでいなくもないタイトル
19:
◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:34:05.68
ID:hmYAELim0
美咲ちゃんの苗字は青葉じゃなくて青羽です
22:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/19(土) 00:03:08.15 ID:7DUMybDs0
仲の良さが伝わってきて楽しいし面白い
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1608130964/
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