【デレマス】ピンクカレーサプライズ【ミリマス】

2021-01-24 (日) 13:08  アイドルマスターSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 01:25:23.45 ID:VgzBzJgq0

デレマスとミリマスのクロスSSです

美穂ちゃん誕生日お祝い5割その他最近供給された担当成分いろいろ5割のテンションで作られています。
題名の割に美穂ちゃん以外のP.C.S.の出番少な目。
同名アイドルが登場しています。
該当アイドルは同時に出ている場面のみ名前の後にミリマスは「アイドル名(765)」、デレマスは「アイドル名(346)」表記になります。


【ミリマス】星がチェックに交わって【デレマス】
の続編ですが読まなくても特に問題ありません。
美穂と可奈が以前に接点があるとだけ認識しておいていただければ。





2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 01:28:25.66 ID:VgzBzJgq0

―――346プロ事務所の一室にて

卯月「亜季さんたちすごいね」

響子「誕生日パーティー終わった後にサバゲーをやりにいくなんてびっくりしました」

卯月「サバゲーって夜間でもできるんだね」

響子「炎陣のみなさん、亜季さん以外もノリノリでしたよね。私たちも何年かしたらあんなふうになれるんでしょうか?」

うづきょう「うーん……」

卯月「無理かなあ」

響子「ですよねっ! 私もイメージできませんでした」

卯月「あ、でも絶叫マシーンに乗るときの響子ちゃんならあんなテンションかもっ!」

響子「も~。そんなことないですよ」

卯月「あははっ。冗談だよっ。でもピンクチェックスクール3人で集まれるような関係はずっと続けていきたいな」

響子「大丈夫ですよっ! 私たち3人が目指す未来は一緒なんですから!」

卯月「そうだねっ!」




3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 01:31:27.28 ID:VgzBzJgq0

響子「それにしても美穂ちゃん遅いですね」

卯月「そうだね。それにどうして美穂ちゃんは寮やお店じゃなくて事務所で二次会をやることにしたのかな?」

響子「準備もしないでって言われてたのでどこかのお店に行くんだと思っていました」

卯月「うーん? 何かサプライズでもあるのかな?」

響子「美穂ちゃんの誕生日ですし普通私たちがする側なんですけどね」

卯月「サプライズで思い出したんだけど、この間のシンデレラプロジェクトお祝い放送の美穂ちゃん、実はあれサプライズだったんだよ」

響子「バーチャル出演のあれですか。TVで見ていたけどすごかったですよね! 出演者として発表されてなかったのでびっくりしたんですけど、卯月ちゃんも聞いてなかったんですか!」

卯月「うん。だから本当にびっくりしたよ」

響子「最近はサンタさんのお仕事もありましたよね。恥ずかしがりやの美穂ちゃんがお腹まで出していてびっくりしました」

卯月「少し前からかっこいいお芝居も増えてるし演技の幅がすごく広がってるよね。私も負けないようにしないと。島村卯月頑張ります!」




4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 01:36:47.85 ID:VgzBzJgq0

ガラガラッ

美穂「お待たせ!」

卯月「美穂ちゃん」

響子「待っていましたよ! もう大丈夫なんですか?」

美穂「はいっ! じゃあついてきてね」

響子「あれ? 移動するんですか?」

美穂「うん」

テクテクテク

美穂「ところですごく盛り上がっていたみたいだけど何の話をしてたの?」

卯月「最近美穂ちゃんが大活躍だなって話をしてたんだよ!」

美穂「えへへっ♪ そうかな? 二人にそう言ってもらえるとうれしいな」

響子「前はそんなことないよ~って言ってたのに自信満々になりましたね!」

美穂「私だって頑張ったんだもん! それにプロデューサーさんやスタッフさんも一生懸命協力してくれたから。そこは自信をもたなきゃって。 あっ、とーちゃく、ですっ!」




5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 01:42:48.45 ID:VgzBzJgq0

卯月「食堂室?」

響子「何か、いい臭いがしますけど。これはカレー?」

美穂「正解です。実は二人に食べてもらいたくてプロデューサーさんに貸し切りにしてもらったんです。じゃんっ♪」

響子「えっと、これは」

卯月「ピンク色……?」

美穂「はい、召し上がれ♪」

響子「え、え、え?」

卯月「まさかありすちゃんが!? 響子ちゃんやっぱり今度ありすちゃんにしっかりお料理を教えてあげて!」

美穂「ありすちゃんは関係ないからね」

卯月「じゃあ、美穂ちゃんもイチゴの呪いにかかったの!?」

美穂「違うよっ!? そもそもイチゴは入ってないから!」

響子「ちょっと待ってください。もしかして」パクッ

卯月「え、響子ちゃん?」




6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 01:48:05.83 ID:VgzBzJgq0


響子「やっぱり!」

卯月「だ、大丈夫なの? 倒れない? 変なもの見えてこない?」

美穂「もー! そんなわけないから! ね、響子ちゃん」

響子「はいっ! もしやと思いましたが、これはピンク華〇ですね!」

美穂「やっぱり響子ちゃんは知ってるよね」

響子「ビーツっていう野菜を使って作った鳥取県のカレーなんですっ♪ まさかこれが出てくるなんてびっくりしましたっ!」

美穂「びっくりするのは分かるけどよかったら卯月ちゃんにも食べてほしいな」

卯月「ううう……。えいっ」パクッ

美穂「どうですか?」

卯月「あ。本当においしい! 甘くはないんですね!」

美穂「わたしたちにぴったりなカレーだなって思ったの。いつも二人にはお世話になってるお礼もしたいなって」

卯月「気持ちはうれしいけど本当に驚いたよ。それに」

響子「美穂ちゃんの誕生日なのに逆ですよっ。でもなんでカレー?」

美穂「実はこの間また可奈ちゃんたちと会ってね」




7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 01:51:47.45 ID:VgzBzJgq0

―――数日前

可奈「あれ? 美穂さーん!」

美穂「えっ? あっ! 可奈ちゃん!」

茜「美穂ちゃんのお知り合いですか?」

奈緒「いや、この子は見覚えが」

杏奈「可奈……。待って……」

莉緒「ちょっとー。可奈ちゃん。突然走りださないでよ。ってあら?」

奈緒「思い出した。765プロのカプリコーン!」

莉緒「346プロのユモレスク・ユニティ!」




8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 01:57:36.14 ID:VgzBzJgq0

カクカクシカジカ

奈緒「へー。美穂と矢吹さんは知り合いだったのか」

可奈「あ、可奈でいいですよ!」

奈緒「うちにも『かな』はいるからな。ごっちゃになりそうで」

可奈「そうですか」ショボン

奈緒「あーー。もうわかったわかった。可奈! 努力するから」

可奈「わーい! 可奈は可奈~♪ お名前呼ばれてうれしいな~♪」

奈緒「ってか美穂は紛らわしくならないのか」

美穂「大丈夫だよ。二人一緒にいたらそうなるかもしれないけど」

茜「そうですよ! 可奈ちゃんは可奈ちゃんですし! 加奈ちゃんは加奈ちゃんですから!」

奈緒「茜はさすがパッションだな……」




9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 02:01:25.95 ID:VgzBzJgq0

美穂「ところで荷物がたくさんあるみたいですけど、そんなにどうしたんですか」

杏奈「杏奈……ゲーミングカレー作った」

奈緒「あー。少し前に紗南が買ってたな。ゲームをしながらでも食べられるカレーだっけ」

莉緒「その企画に続編の話があったのよ。カプリコーンみんなでオリジナルカレーを作りましょうって」

可奈「それで試食会をしようって話になったんです! おいしいカレー~♪ みんなそれぞれ違うかな~♪」

茜「カレーの試食会! ですか! いいですね!」

奈緒「どこで作ってるんだ?」

可奈「シアターです。よかったらみなさんもどうですか?」

奈緒「んー。いいのか? 私たちが行っても」

杏奈「いろんな人に食べてもらえてアドバイスもらえるのは……うれしい……です」

茜「それならぜひ! 行きましょう! 実は私も前にポジティブパッションでカレーを作る企画があったんです! 力になりますよ!」

奈緒「茜、待て待て待て。いやそうじゃなくて。部外者が劇場にお邪魔していいのか?」

莉緒「ああそういうこと。ちょっとプロデューサーくんに聞いて見るわ」




10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 02:07:04.97 ID:VgzBzJgq0

モシモシカクカクシカジカ

莉緒「346プロからは一ノ瀬さんや宮本さんがいつも勝手に来てるし協力してくれるならいいって」

奈緒「あいつらは……。まあそういうことなら遠慮なく。私も余所の事務所がどんなのか見てみたいし」

可奈「わーい! 美穂さんたちとー♪ おいしいカレーでパーティータイム~♪」

莉緒「でも一つ困ったことがあるのよね」

美穂「どうしたんですか? やっぱりお邪魔でしたか?」

莉緒「いえ、さっき名前の話あったでしょう」

杏奈「あっ……。今日劇場に奈緒さんも来てる」

茜「ん? 奈緒ちゃんならここにいますよ」

可奈「いえ、私たちの事務所にも茜さんと奈緒さんがいるんです。茜さんは撮影でいないんですが……」

美穂「野々原茜ちゃんと横山奈緒さんですよね」

奈緒「あー、そういうことか。まあもうそこはなるようになれでいいさ。ほら、荷物半分持つよ」

美穂「そうだね。可奈ちゃん」

杏奈「ありがとう……ございます」

可奈「いいんですか! すみません」

茜「はい! 早く戻ってカレーを食べましょう」

莉緒「ちょっと、それ半分じゃなくて全部! というか方向逆だから!」




11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 02:10:35.07 ID:VgzBzJgq0

―――765プロ劇場

海美「みんなおかえりー」

奈緒(765)「遅かったなあ。ってあれ? お客さん?」

カクカクシカジカ

奈緒(765)「なるほどなあ」

美穂「突然お邪魔してすみません」

美奈子「ううん。大歓迎ですよ♪ 人も増えたし張り切ってつくりますよ!」

育「私も作るから楽しみにしててね!」

杏奈「まずは杏奈が……作るね」

美奈子「人数も増えたし私もお手伝いしてきますね!」

莉緒「美奈子ちゃん。3種類作るんだから量はほどほどにね」

美奈子「はーい。大盛にしておきますね!」

奈緒(346)「いや、その流れおかしいだろ!」

奈緒(765)「ん? これは」

育「奈緒さん。どうかしたの?」

奈緒(765)「いや、なんでもないわ」

奈緒(346)「ん? 何がだ? ってそっちか」

育「うう。神谷さん。ごめんなさい。ついいつもの習慣で」

奈緒(346)「仕方ないさ。気にせずいつも通りにしててくれよ」

美穂「でもやっぱり二人いると混ざっちゃいますね」




12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 02:17:17.15 ID:VgzBzJgq0

海美「ここに茜っちがいたらもっと大変だったよね!」

育「茜ちゃんがいなくてよかったね」

茜「こちらにも私と同じ名前の方がいるんでしたね! お会いしてみたかったです!」


―――どこか別の場所

???「くしゅん」

律子「あら。茜? 大丈夫」

茜(765)「シアターで茜ちゃんがすごく不本意な扱いを受けている気がする!」

律子「はあ?」

茜(765)「って茜ちゃんの方だけ(765)がついてるの!? 今すぐシアターに帰らないと! そうすれば向こうにも(346)が付くはず」

律子「わけわからないこと言ってる余裕があるなら大丈夫そうね。ほら、あんたが大量発注した茜ちゃん人形訪問販売キャンペーン再開するわよ」

茜(765)「にゃあああああああ!」

―――茜ちゃん(765)の出番終了  




13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 02:21:23.66 ID:VgzBzJgq0

奈緒(765)「まあ何にせよ区別はつけた方がいいやんな。じゃあうちが奈緒1(ワン)や。それでそっちが」

奈緒(346)「奈緒2(ツー)だな。って誰が2だ!」

奈緒(765)「おおおおおお! やっぱり貴重なツッコミ要員やん! 最近あんまボケられなかったから助かるわ」

奈緒(346)「それもお断りだ! ってかあんたも普段から苦労してるんだな……」

奈緒(765)「まあなあ。ま、楽しいから全部オッケーやけど。そっちもそうやろ」

奈緒(346)「全部オッケーではないけどまあそうだな」

莉緒「でもどうするの? そのままでも多少は流れでどうにかなるとは思うけど」

海美「じゃあじゃあ! 私が決めていい? 神谷さんは奈緒りんで日野さんはあかねん!」

茜「わかりました。海美ちゃん!」

奈緒(346)「うちにも海さんはいるんだが適応早いな茜は。まああたしはあたし宛が分かればいいけどそれだとそっちの奈緒さんは何になるんだ?」

海美「なおーだよ!」

美穂「結局紛らわしいですね……」

奈緒(346)「まあ努力するよ」

可奈「奈緒りんさんと~♪ なおーさんで二人の奈緒さん~♪ 間違えないぞ~覚えるぞ~♪」




14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 02:27:18.50 ID:VgzBzJgq0

茜「ところでカレーはまだですか!」

美穂「カレーはそんなにすぐにはできないよ?」

茜「そうでした! ですがもう我慢ができません! なので少し走ってきます!」

海美「私も行く! うみみんダッシュ!」

莉緒「海美ちゃん! ちゃんと時間までには戻ってきてよね!」

育「二人とも行っちゃった……」

奈緒(765)「ま、あんなに楽しみにしてたしちゃんと戻ってくるやろ」

奈緒(346)「ふと気になったんだがさっきの話だとカプリコーンのみんなだけじゃなくて育もカレーを作るのか」

育「うん! お誕生日にお母さんとカレー作るの。その時にお母さんをびっくりさせるために練習しようかなって!」

可奈「私は番組以外に志保ちゃんの家に持っていきたいから普通のカレーを作りたいし育ちゃんと一緒だとちょうどいいかなって。美奈子さんも教えてくれるって言ってたし」

奈緒(346)「育の誕生日もうすぐなのか。いつなんだ?」

育「12月16日だよ!」

美穂「あれ? 育ちゃんも12月16日誕生日? 実は私もなんだ!」

育「そうなんだ! おそろいだね!」




15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 02:30:49.36 ID:VgzBzJgq0

美奈子「可奈ちゃん、育ちゃん! 杏奈ちゃんの方は後煮込むだけだからそろそろ準備するよ」

可奈「はーい」

育「じゃあ行ってくるね! 小日向さんも神谷さんも楽しみにしててね!」

奈緒(346)「おう。よろしくな!」

美穂「うん!」

奈緒(346)「ああ、行っちまったか」

美穂「ん? どうかしたの?」

奈緒(346)「いや育は『魔法少女トゥインクルリズム』ってのに出ているだろ」

莉緒「ああ、百合子ちゃんと亜利沙と一緒に出ているあのドラマね」

美穂「そういえば毎週見てるって言ってたね」

奈緒(765)「ははーん。何かずっと育のこと気にしてると思ったら番組の裏話とか聞きたかったちゅーわけやな」

奈緒(346)「ああそうだよ。ただ部外者が聞いたら迷惑かなって」

莉緒「そんなことないわ。戻ってきたら聞いてみるといいわよ。絶対に育ちゃん喜ぶから」

奈緒(346)「ん。ならそうさせてもらうか」

美穂「よかったね。奈緒ちゃん」

奈緒(346)「ニヤニヤするなってばあああ」




16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 02:39:37.06 ID:VgzBzJgq0


杏奈「お待たせ……。ゲーミングカレー……です。莉緒さんもそろそろ準備に行って……大丈夫です」

莉緒「あら。できたのね。じゃあ私もそろそろ準備しに行くわね」

美穂「行ってらっしゃい。でも飲むカレーって本当なんですね」

奈緒(346)「カレーは飲み物を実践することになるとは思わなかったけど想像以上に飲みやすいな。これなら確かにゲームをやりながらでも問題なさそうだ」

美穂「不思議な感じ。でも私結構好きかも!」

奈緒(765)「確かに面白いしおいしいけど物足りなさはあるわ。私はやっぱりご飯ほしいわ。そういや美奈子が一緒なのに量が少ないんちゃうか?」

杏奈「他のみんなのカレーも……おいしく食べてもらいたい……。だから控え目にしたよ?」

奈緒(765)「よく美奈子に勝ったなあ……」

美穂「前に聞いてた通りやっぱり美奈子さんって量すごいんだ」

奈緒(765)「いくらでもって言ったら本当にいくらでもでてくるんやで。今度試してみるん?」

美穂「私はいいかな……」




17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 02:43:13.87 ID:VgzBzJgq0

可奈「お待たせしましたー。可奈たちの~♪ カレーで心も体もポカポカに~♪ なってくれたなうれしいな~♪」

美奈子「たーっぷり食べてくださいね! おかわりもたーくさんありますよ!」

育「神谷さんも小日向さんも日野さんもどうぞ!」

美穂「うわあ。すごい大きな鍋……」

奈緒(765)「抑えきれへんかったかあ」

可奈「ゲーミングカレーをあまり作れなかった分美奈子さんが余計発奮しちゃいまして……」

育「でも! とってもおいしくできたんだよ!」

美奈子「ほら、遠慮しないで食べてください!」

奈緒(346)「いや、これは食べきれないだろ! って茜!?」

茜「いただきます! んー!!!!! カレーは最っ高です! おかわりっ!」パクパクパクパク

奈緒(765)「うわっ! びっくりしたわ!」

美穂「あれ? 茜ちゃんいつの間に戻ってきてたの」

茜「少し前に戻ってきましたよ。あ、これがゲーミングカレーですか! こっちもおいしい! です!!!」ゴクゴク

可奈「海美ちゃんと一緒だったんじゃないんですか?」

茜「あれ? いませんね! 一緒に戻ってきたんですが!」

奈緒(765)「なんだか嫌な予感がしてきたんやけど」

奈緒(346)「ん? よくわからないけどせっかくだし暖かいうちに食べようぜ」

美穂「本当におうちで食べてるカレーって感じだけどとってもおいしい。それに何か安心感があるなって」

茜「はいっ!!!! まさにイメージ通りのカレーです!」

奈緒(765)「ほんまに落ち着くわあ。量だけ心配だったけど茜のおかげでどうにかなりそうやんな」

育「やった! みんな喜んでもらえて大成功だね! 可奈ちゃん!」

可奈「うん! これなら志保ちゃんも喜んでくれるはず!」

美奈子「うーん。足らなかったかな。もっと作り直してきます!」

奈緒(765)「ちょい待ちや! 莉緒も作ってるんだからそっちが食べられなくなったらあかんって!」




18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 02:47:22.43 ID:VgzBzJgq0

亜利沙「ふぉおおおおおおおおほおおおおおお! アイドルちゃんたちのカレーを食べようと駆けつけてきたらユモレスク・ユニティのみなさんまでいるなんて!」

可奈「あれ亜利沙さん。今日お仕事だったんじゃ!」

亜利沙「速攻で終わらせてきました! それよりユモレスク・ユニティのみなさん写真撮らせてください!」

美穂「あ、はい」

茜「モグモグモグ」

奈緒「ま、まあ別にいいけど。ってか茜はよくこんな中食い続けられるな」

育「亜利沙さん! よその事務所の人に迷惑かけたらダメでしょ!」

亜利沙「育ちゃんのお叱りいただきました!」

美穂「強烈な人だね」

奈緒(346)「りあむ亜種って感じか」

茜「あ、おかわりお願いします!」

奈緒(765)「少し落ち着けや」ペシッ

亜利沙「あいたっ! はっ。大変失礼しました! よかったら握手もお願いします」

美穂「はいっ!」

杏奈「亜利沙にもう慣れてる……。すごい!」

奈緒(346)「まあうちにも強烈なのはいるからなあ」

奈緒(765)「うちがおかしいのかと疑っていたけどもしかしてアイドル業界全体がおかしかったりするんやろうか……」




19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 02:51:24.78 ID:VgzBzJgq0

莉緒「お待たせ~。私のカレーもできたわよ!」

海美「自信作だよ! じゃーん!」

育「あれ? 海美さんも莉緒さんと一緒に作っていたの?」

奈緒(346)「この色は」

美穂「ピンクの……カレー」

奈緒(765)「嫌な予感が的中したわ……」

可奈「あの、莉緒さん、海美さん。これは?」

莉緒海美「「女子力セクシーカレー(だ)よ! さあ食べて食べて」」

亜利沙「こ、これを食べるのは危険な気がします。ですが海美ちゃんと莉緒さんの手作り料理……。亜利沙、行きます! う、これは」パタン

茜「面白いカレーですね! 頂きます! きゅ~」バタッ

美穂「あ、茜ちゃん!?」

育「亜利沙さん!?」

莉緒「おかしいわね。元気がでるようにエナドリをたっぷり入れたのに」

海美「ジョシタミンαやキャワピタンX、ツルスベミンR-2もあるから女子力もたっぷりなのに!」

莉緒海美「何が原因なのかしら」

W奈緒「「それに決まってるやろ(だろ!)」」

回想終わり




20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 02:58:47.29 ID:VgzBzJgq0

響子「そんなことがあったんですか!?」

卯月「それでよくこのカレーになったね」

美穂「実はその後志希ちゃんとフレデリカちゃんが来てね。不思議な粉を混ぜたらとてもおいしくなったの」

卯月「本当に好きに出入りしてるんだね。あの二人」

美穂「で、何を使ったのか聞いたらビーツの成分を使った調味料だって。後で調べてみたらピンク色のカレーって出てきて。私たちにぴったりだなって」

響子「ビーツにそんな中和能力はないと思いますよ……。でも確かにこのカレーはいいですね! 地元のなのに忘れていました」

卯月「最初見た時はどうなることかと思ったけどとってもおいしかったよ。今度ピンクチェックスクールで出演したときに話してみる?」

美穂「あっ、それいいね!」

卯月「じゃあ、最後にケーキでお祝いしようか」

美穂「あっ。カレーの準備しかしてなかった……」

卯月「えっ!?」

響子「何も準備しないでって言われたからケーキも買っていませんよ!」

美穂「ごめんなさい!」

トゥルルルー

卯月「あれ、電話が鳴ってるよ」

美穂「プロデューサーさん? なんだろう」

響子「とりあえず出ましょうよ!」

美穂「はい、プロデューサーさん? はい! ありがとうございます!」

響子「プロデューサーさんなんだったんですか?」

美穂「冷蔵庫にケーキが入れてあるから3人で食べてくれって」

うづみほきょうこ「「「あははははは!」」」

響子「私たちの失敗も全部お見通しですね!」

卯月「いつも助けられてばかりだね」

美穂「絶対トップアイドルになって恩返ししようね」

うづきょう「「はい!」」

卯月「改めまして。美穂ちゃん! お誕生日!」

響子「おめでとうございまーす!」

美穂「二人ともありがとう!」フウウウウ




21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 03:02:52.20 ID:VgzBzJgq0

卯月「ケーキおいしかったね」

美穂「どこで買ってきたんだろうね」

響子「今度プロデューサーさんに聞いてみましょう」

卯月「さて食事も終わったし最後に美穂ちゃんにプレゼントです!」

美穂「え!? もう1次会でみんなからってもらったはずだよね」

卯月「あれは事務所みんなでのプレゼント」

響子「そういうことです! これが私からのプレゼントです!」

美穂「わああああ。可愛い手袋!」

卯月「それでこれが私からっ!」

美穂「素敵なマフラー! とってもあったかそう」

卯月「響子ちゃんに教わって私も作りました。あんまり上手くできなかったけど」

美穂「ううん! とってもうれしいよ!」

卯月「美穂ちゃん、最近とても寒そうにしてたから」

響子「暖かそうな素材を選んで作りました!」

美穂「二人とも本当にありがとう!」




22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 03:07:19.08 ID:VgzBzJgq0

卯月「今年ももうすぐ終わりだけどちゃんと私たちはトップアイドルに向かって進めたかな?」

美穂「大丈夫だよきっと。みんな新しいお仕事もできたし」

響子「もし間違っていたらプロデューサーさんが必ず連れ戻してくれてますから」

美穂「だから私たちが夢を見ている限りそれがチャンスをくれるよ」

響子「大好きを全部叶えるんですからね!」

卯月「そうですね!じゃああれで締めましょう!」

みほきょう「はいっ!」

「「「ピンクチェックスクール イエ~イ!」」」




23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/16(水) 03:18:15.63 ID:VgzBzJgq0

終わりです。お読みいただきありがとうございました。

美穂、育ちゃん、亜季さん誕生日おめでとうございます。

12月になってからカレーイベで可奈、記念放送のバーチャルやSSRで美穂と担当過剰供給を受けました。
本当はカレーイベと美穂の誕生日でクロスせずそれぞれ書くつもりだったのですが美穂天井、カレーアナザー狙い、Grooveスコアタ苦戦などが重なった結果1本にまとめることになりました。
クロス自体はいつかまた書きたいなとは思っていたのと女子力カレーだけで終わるはずのものがつながったので結果オーライにしたい。

補足ですがピンク華〇は商品名なので一応伏字にさせていただきました。
ピンク色のカレーで検索してきたら見つけただけなので食べたことはありません。
ビーツはあくまで実際のピンク色のカレーに使われているだけで実際の女子力メニューの味を中和するほどの効果はおそらくありません。




元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1608049523/

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