1:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 00:21:07.70
ID:Fu8fpxyi0
【路地裏】
スキルアウトA「ねぇねぇ彼女、俺たちと遊ばない?絶対後悔させないからさー」
スキルアウトB「まさか拒否なんてしないっしょ?こんな時間に一人でうろついてるわけだし」
凛「…」
スキルアウトC「つか、マジ可愛いねぇ…クールな感じもいいわー」
スキルアウトD「まぁこれからキャラ崩壊しちゃうわけですが…ぐふw」
2:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 00:23:31.44
ID:Fu8fpxyi0
武内P「…あの」
スキルアウトA「あ?誰だよおっさん」
スキルアウトB「もしかしてアンチスキル(警備員)か?」
武内P「…少し、彼女の話を聞いてみては」
スキルアウトC「…は?何言ってんだおめー?」
3:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 00:24:04.07
ID:Fu8fpxyi0
スキルアウトA「あーまぁいいや、とっと失せろや」カチカチ
スキルアウトD「で、でた~あっくんの【氷結操作】!空気中の水分を凍らせて相手に突き刺す無慈悲の刃!!」
スキルアウトE「…終わったな」
武内P「…」
凛「どいて」
武内P「…?」
凛「邪魔だから」
4:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 00:24:56.20
ID:Fu8fpxyi0
<ギャアアアアアアアアアアアア
スキルアウト’S「」チーン
武内P「…」
凛「…まだいたの?」
武内P「申し訳ありません、余計なことをしてしまったようで」
凛「…別に」
武内P「…あの」
凛「?」
5:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 00:25:55.04
ID:Fu8fpxyi0
武内P「私、こういう者ですが…」つ名刺
武内P「…【アイドル】に、興味はありませんか?」
凛「…」
凛「ない」
武内P「…」
凛「なんだ、勧誘の人だったんだ…最初からそれが目的だったわけ?」
武内P「…いえ、そういう訳では」
凛「…悪いけど、アイドルなんてわけわからないもの、興味ないから」
武内P「…」
6:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 00:27:20.30
ID:Fu8fpxyi0
超電磁砲T 面白いですね
もしも学園都市のレベル5(超能力者)が歴代シンデレラだったら…?という妄想
アイドルのレベルの高さは総選挙の過去最高順位に(だいたい)依存
7:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 00:28:27.55
ID:Fu8fpxyi0
【女子寮】
凛「…」
<ガチャッ
乃々「お、お姉様…おかえりなさい」
凛「…乃々、まだ起きてたの?」
乃々「は、はい…お姉様のことが、し、心配で」
凛「…ふーん、乃々は私が心配なんだ」
乃々「あ、いえ!その…あの…もりくぼは…あぅ」
8:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 00:29:47.43
ID:Fu8fpxyi0
凛「…ごめんごめん、いじわるだったね」
乃々「うぅ…」
凛「でも、本当に大丈夫だから…私のこと、乃々が一番知ってるでしょ?」
凛「皆の憧れの、学園都市に7人しかいないレベル5の一人…」
凛「渋谷凛、なんだからさ」
乃々「は、はい…!」
凛「…」
9:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 00:32:21.58
ID:Fu8fpxyi0
凛(…学園都市)
あらゆる教育機関・研究組織の集合体であり、学生が町の人口(230万人)の8割を占める学生の街にして、
外部より数十年進んだ最先端科学技術が研究・運用されている科学の街
また、人為的な超能力開発が実用化され、学生全員に実施されている(参考:wikipedia)
凛(それが、私の住むこの町の概要…)
凛(最先端の技術で豊かな生活を送れて、普通の人には出来ない能力まで使えるようになる)
凛(そんな、夢のような場所に見えるけど…)
凛(その実態は、【レベル】という明確な数字で区別される、超学歴社会に近い場所だ)
凛(…そして私は、そんな学園都市の頂点に位置するレベル5、その第三位…ということになっている)
10:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 00:33:25.84
ID:Fu8fpxyi0
乃々「えっと…寮長には、能力検査の件で遅くなるって…伝えたので」
凛(先ほどからおどおどしていて頼りないように見えるこの子も、【レベル4】の一人…)
凛(なぜか私のことを『お姉様』と呼んで慕っているけど…とても良い子だ)
凛「ありがとう、今度何かおごるよ」
乃々「い、いえ!お姉様のためなら…もりくぼは、何でもしますから…」
凛(…うん、まぁ…悪くはないかな)
11:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 00:35:39.78
ID:Fu8fpxyi0
【翌日/通学路】
「おはようございます、凛ちゃん!」
凛「…」
凛「おはよう、卯月」
卯月「今日もいい天気ですね、なんだかいいことがありそう」
凛「…そうだね」
凛(…この子は島村卯月、私と同じ学校に通う学生で、仲の良い友人…なんだけど)
卯月「ところで、あの話…考えてくれましたか?」
12:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 00:37:09.13
ID:Fu8fpxyi0
凛「…また派閥の話?」
卯月「はい!やっぱり凛ちゃんには私の派閥に入ってほしいんですけど…ダメですか?」
凛「…昨日も言ったけど、私は派閥なんて入るつもりはないし、作るつもりもないから」
卯月「……うーん、そうですか」
<ワイワイガヤガヤ
凛「…?」
卯月「…」
13:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 00:39:46.24
ID:Fu8fpxyi0
「あちらをご覧になって、島村さんと渋谷さんよ」
「わぁ、今日もお二人ともお美しい…」
卯月「…」ニコッ
「「はう!?」」ズキューン
凛「っ!!」ズキッ
凛「…卯月」
卯月「えへへ、ちょっと気になっちゃって」
「「…」」ポー
14:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 00:52:54.81
ID:Fu8fpxyi0
凛「…戻してあげなよ」
卯月「はーい、それにしても…」
卯月「どうして凛ちゃんには効かないんでしょうね」
卯月「私の改竄力」
凛「…」
凛(一見、どこにでもいる普通の女の子に見えるけど、実際は大きく違う)
凛(卯月もまた、私と同じレベル5の第五位…友達だからといって、油断しちゃいけない相手だ)
卯月「…」ニコッ
15:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 00:55:05.82
ID:Fu8fpxyi0
【夕方/通学路】
凛「…」
凛「あのさ、どうしてここにいるの?」
武内P「…」
凛「もしかして、ずっと待ってたとか」
武内P「…いえ、そういうわけでは」
凛「…」
武内P「…【アイドル】に、興味を持って貰えましたか?」
凛「…昨日も言ったけど、アイドルなんて興味ないから」
16:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 00:56:01.20
ID:Fu8fpxyi0
武内P「…では、せめて…名刺だけでも」
凛「…」
武内P「…」
凛「…」スタスタ
武内P「…」
17:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 00:57:04.46
ID:Fu8fpxyi0
【数日後】
「「…」」ヒソヒソ
凛「………」
武内P「…」
凛「…ねぇ、学校でも噂になってるんだけど」
武内P「…せめて、名刺だけでも」
凛「だから…」
アンチスキル「ちょっと君!何をしてるんだ!!」
18:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 01:00:51.18
ID:Fu8fpxyi0
武内P「…」
アンチスキル「あ、怪しいやつめ…ちょっと来てもらおうか!」
凛「え、ちょ…」
武内P「…」
凛「ま、待ってください!この人は…」
20:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 01:09:31.39
ID:Fu8fpxyi0
【喫茶店】
凛「…」
武内P「…申し訳、ありません」
凛「…もういいよ、これで懲りたでしょ?」
武内P「…」
凛「だいたい、なんでそんなに私にこだわるわけ?」
武内P「…」
武内P「…笑顔です」
凛「…は?」
22:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 21:31:54.21
ID:Fu8fpxyi0
>>21
別枠と思って頂ければ、大本は同じです。
23:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 21:34:16.74
ID:Fu8fpxyi0
凛「笑顔って…私、アンタの前で笑ったことあったっけ?」
武内P「…」
凛(【笑顔】なら適任がいるけど、なぜか嫌な予感がする)
凛「…とにかく、もうこれ以上は」
武内P「…渋谷凛さん」
凛「…え?あぁ…さっきの」
武内P「学園都市に7人しかいないレベル5の一人…」
武内P「…とても強い力をお持ちだと、聞いています」
24:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 21:39:05.17
ID:Fu8fpxyi0
凛「…そこまで知ったなら分かるでしょ?」
武内P「…」
凛「私はアイドルなんてものになる時間はないし、他にやるべきことが沢山…」
武内P「…渋谷さんは、今の生活に満足されていますか?」
凛「…?」
武内P「以前、街であなたを見かけた時…寂しそうに見えました」
凛「…」
武内P「…もしも、今とは違う…新しい何かを求めているのなら」
武内P「一歩、踏み出してみませんか?」
25:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 21:41:23.93
ID:Fu8fpxyi0
武内P『お気持ちが変われば、連絡をください』
武内P『…それでは』
凛「…」
凛(…寂しそう、か)
凛(そんなわけない、って否定したかったけど…傍から見ればそう見えるのかな)
凛「…」
凛(…名刺、結局受け取っちゃったな)
乃々「…」
凛「…?」
凛「って乃々!?いつからそこ(机の下)に…」
26:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 21:57:34.75
ID:Fu8fpxyi0
乃々「……ちょっと前からですけど」
凛「そ、そう…座ったら?」
乃々「………いえ、私は用事が出来たので、すぐに出ます」
凛「…乃々?」
乃々「…フフ」シュンッ
凛「あ、乃々!…いない」
凛(…あの顔、まさかあいつを追ったんじゃ…)
凛「…探すしかないか」
27:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 21:58:23.71
ID:Fu8fpxyi0
【何かの物陰】
乃々「……!」
乃々(あの凶悪そうな顔…見つけました、お姉様と一緒にいた男の人)
乃々(どんな経緯でお姉様とお近づきになったのか知りませんが、許せないんですけど…)
乃々(…まずは、ちょっとだけ尾行してあの人の情報を集めてみましょう)
武内P「…」
28:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 22:13:15.31
ID:Fu8fpxyi0
【2時間後】
乃々(…な、なんなんですか…あの人…)
アンチスキルA「ほら、こっちに来なさい!」
武内P「…」
アンチスキルA「先輩!町で見つけた怪しいやつを連れてきました!」
アンチスキルA「さっき声掛け事案とか発生したんですよね?一応話を聞いておこうかと思いまして」
アンチスキルB「…また君かぁ」
武内P「…すみません」
乃々(2時間で3回も任意同行させられているんですけど!?)
32:
◆nvrVoonYD. 2020/02/24(月) 23:24:05.39
ID:Fu8fpxyi0
アンチスキルB「まぁ、なんだ…もう来ないように気を付けて下さいね」
武内P「…はい」
乃々「…」
乃々(一度目は、迷子の女の子に声かけて悲鳴を上げられ…)
乃々(二度目は、喧嘩をしていた能力者同士の争いを止めようとして…)
乃々(三度目は、ただ見た目が怪しいというだけで…)
乃々(…ちょっと、可哀そうになってきました)
33:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 00:01:44.45
ID:mlCM+xxB0
武内P「…」スタスタ
乃々(…そもそもあの人は、どうして何度も捕まってるのに街中を徘徊しているんでしょうか…)
乃々(ここが学園都市でなくても、普通に不審者扱いされてもおかしくないような…)
乃々(…誰かを、探している?)
武内P「…!」
<バァッァァァァァァァァァァァァァァンン
乃々「!?」
34:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 00:27:59.85
ID:mlCM+xxB0
乃々(お店から爆発!?煙でよく見えませんけど…と、とにかくアンチスキルに連絡を…)
武内P「…!」ダッ
乃々「…え?」
乃々(…まさか!?)
乃々「ま、待ってください…!」
武内P「…」
乃々「…な、何をするつもりですか?危ないから…離れて、ください」
武内P「あなたは、風紀委員(ジャッジメント)の方ですか?」
乃々「…一応、そうですけど」
35:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 00:29:20.19
ID:mlCM+xxB0
武内P「…爆発の瞬間、瓦礫の下敷きになる学生を数名見ました」
乃々「!?」
武内P「急がなければ、手遅れになります」
乃々「…で、でも」
武内P「あなたは、周囲の方々の避難と救助の誘導をお願いします」
乃々「…っ!」
36:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 23:18:38.58
ID:mlCM+xxB0
現実的に考えれば、彼の行動は間違いだ
安全の確保が十分に出来ていない場所に、一般人が救助へ向かうべきではない
自身に危険が及ぶのはもちろん、周りの被害を増やす可能性も十分にある
乃々(止めないと…止めないと、いけないのに…)
ましてや、火の手が上がり建物の崩壊もあり得る今回の状況など以ての外だ
そしてそれは、風紀委員である彼女も同じである
風紀委員の仕事は校内のみであり、校外の活動はせいぜい見回りくらいだ
例え彼女がどのような能力を持っていたとしても、この場で出来ることは…
『乃々は、どうして風紀委員になったの?』
乃々「…!」
37:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 23:19:37.05
ID:mlCM+xxB0
乃々「…あの!!」シュンッ
武内P「…!」
乃々「………ここに、いてください」
乃々「…私が、いきます…だから」
乃々「……待っていて、下さい」
武内P「………」
武内P「…」
武内P「分かりました」
武内P「…お願いします」
38:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 23:20:42.83
ID:mlCM+xxB0
【数十分後】
<ワイワイガヤガヤ
凛(…この騒ぎ、近くで爆発事故があったって聞いたけど…)
アンチスキルA「これで全員か?中に負傷者は」
アンチスキルB「先ほど爆発前の防犯カメラのデータを確認しましたが、中にいた学生と店員は全員救出出来ました!」
アンチスキルA「そうか、それで…誰が彼らを外に?」
アンチスキルB「それが…中 学生くらいの少女と男性が救助をしていたとのことですが…詳細は不明です」
凛(…中 学生くらいの少女、それに…)
凛「…」
39:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 23:21:31.33
ID:mlCM+xxB0
乃々「…」
乃々(…あれ、ここは…どこ…?)
乃々(…どうしてもりくぼは、誰かに背負われているのでしょうか?)
乃々「…」
乃々「…!?」
武内P「…気が付かれましたか?」
40:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 23:22:29.07
ID:mlCM+xxB0
乃々「ど、どど…どうして…?」
乃々(と、とにかくどこでもいいから転移を…!?)フラッ
乃々(あ、あれ…演算が…うまく…)
武内P「…その、あの場から離れたがっている様子だったので、勝手ながらお連れしました」
武内P「ご迷惑だったのであれば、すみません」
武内P「…大丈夫ですか?」
乃々「……はい」
乃々(…そういえば、皆さんを助けた後、そんなことを呟いたような)
乃々「…あ、あの…とりあえず、降ろしてもらえませんか?」
41:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 23:25:10.14
ID:mlCM+xxB0
【公園:ベンチ】
乃々「…」グデー
武内P「…どうぞ、お茶です」
乃々「…すみません、ありがとう…ございます」
武内P「調子は…良く無さそうですね、やはり病院へ行った方が良いと思いますが…」
乃々「…大丈夫です」
乃々(…うぅ、本当はあちこち痛いですけど、これ以上心配かけたくないですし…)
42:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 23:32:47.75
ID:mlCM+xxB0
乃々「…あ、あの…今日のことは、その…」
武内P「はい、わかっています」
乃々(…気が引けますけど、八神先輩にばれたら大変ですし…)
乃々「…すみません、手伝ってもらったのに」
武内P「私は何も、あなたがいなければ…全員を助けることは出来なかったかもしれません」
武内P「ありがとうございます」
乃々「…」
乃々(…あぁ、この人はやっぱり…)
43:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 23:34:16.37
ID:mlCM+xxB0
武内P「…空間転移能力者、だったのですね」
乃々「…へ?あ、はい…」
武内P「それも、自身を移動できる程の能力…素晴らしい力です」
乃々「……いえ、それは違います」
武内P「…?」
乃々「…私は、暗い所にしか…移動できないんです」
44:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 23:39:41.47
ID:mlCM+xxB0
武内P「…しかし、先ほどは明るい場所にも転移していたように見えましたが…」
乃々「…それが、不思議なんです」
武内P「…?」
乃々「今まで何回やっても…自分の転移は暗い場所にしか出来なかったのに、今日は…うまくいったんです」
乃々(…もし、何か要因があるとすれば…きっと)
武内P「…それは」
凛「見つけた、ここにいたんだ」
45:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 23:42:22.82
ID:mlCM+xxB0
乃々「お、お姉様…!?」
武内P「…」
凛「…その様子だと、やっぱりそうだったんだね」
乃々「…え?」
凛「さっきの爆発事故、二人の救助者がいたって話だったけど…」
乃々「うっ…その、あの…」
46:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 23:44:46.94
ID:mlCM+xxB0
凛「いいよ、大体事情は察したから肯定も否定もしなくて」
乃々「…すみません」
凛(…でも、そっか…乃々が皆を…)
凛「…頑張ったね、乃々」
乃々「お、お姉様…(泣」
47:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 23:48:52.19
ID:mlCM+xxB0
凛「…アンタも、乃々と一緒に助けてくれたんでしょ?」
武内P「いえ、私は何も…彼女の側にいただけです」
凛「…そっか」
武内P「では、私はこれで」
乃々「…あ、あの!」
武内P「…?」
乃々「…ありがとう、ございました」
武内P「…こちらこそ、ありがとうございました」
48:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 23:50:36.10
ID:mlCM+xxB0
【帰り道】
凛「ところでさ、一つ聞いておきたいんだけど」
凛「…あいつから、何か勧誘されなかった?」
乃々「…?いえ、特には何も…」
凛「……ふーん」
凛「ならいいんだけど」
乃々「………」ジー
49:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 23:51:54.94
ID:mlCM+xxB0
乃々「…」
『以前、街であなたを見かけた時…寂しそうに見えました』
乃々(やっぱり、油断出来そうにないんですけど…)
凛「…どうしたの?」
乃々「いえ、別に…」
50:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 23:55:07.00
ID:mlCM+xxB0
【???】
プルルルルルルル
武内P「はい」
「お疲れ様です。順調ですか?」
武内P「…申し訳ありません。進捗はまだ…」
「大丈夫ですよ、焦らずにゆっくりと進めていきましょう」
51:
◆nvrVoonYD. 2020/02/25(火) 23:59:14.24
ID:mlCM+xxB0
「それより、プロデューサーさんに一つお仕事をお願いしたいのですが…宜しいですか?」
武内P「はい、何でしょうか」
「実は、とある暗部組織に、下部組織構成員として働いて貰いたいんです」
「お仕事については、組織のメンバーにお聞きください」
武内P「…承知致しました」
「では、指定した場所へ向かってください」
「メンバーの写真も一緒に添付しますので、見ておいてください」
「あぁ、それと組織名は…」
「アイテム」
52:
◆nvrVoonYD. 2020/02/26(水) 00:00:51.98 ID:eeEgfoVM0
第一章完
続きは未定
53:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/26(水) 00:02:06.37 ID:hA0pf+XRo
おつおつ
54:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/26(水) 00:34:04.79 ID:fPrtsGq5O
おつ
アイテムってことは、浜面役もするのかな
時系列どの辺なんだろ、妹達編よりは前っぽいけど
55:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/26(水) 01:31:43.51 ID:6fALn0vl0
武内Pで禁書再構成って懐かしいの盛りだくさんって感じ
期待してる
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1582471267/
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